本明細書に記載されている例は特定の実施形態を示しており、これらの例は限定的とは一切解釈されないものとする。
以下の説明と図面は、当業者が本明細書に記載されているシステムと方法を十分に実施できるようにするための具体的な実施形態を示している。他の実施形態は、構造面、論理面、工程面、及びその他の変更を加えることができる。例は単に考えうる変化形の代表例を示しているにすぎない。個々のコンポーネントと機能は、必要であると明記されていないかぎり、概して任意選択によるものであり、動作の順序は違っていてもよい。いくつかの実施形態の中の一部や特徴は、他のそれらに含められても、又はそれと置き換えられてもよい。
一般に、本発明は、特定のユーザに向けられたパーソナルケア情報、製品、及びサービスを提供するように構成されたモジュール型ハードウェアを利用するパーソナルケアシステムを含む。本案は、処理及び通信能力を有し、複数の接続点を有するように構成されたミラーを含む装置の形態をとってもよく、接続点によりパーソナルケアモジュールをデバイスに接続できる。その他の機能は、中央又は主要ハードウェアコンポーネントの中のミラーに設けられてもよい。このようにして、個人は自分のパーソナルケアのニーズを満たすように構成可能なデバイスを家、職場、又は他のどこにでも置いておくことができる。
システムは、ユーザが近所に出かけたり遠出をしたりする際にも携帯し、基本デバイスに接続して、ユーザが所望の情報を記録し、後にその情報を基本拠点に提供できるようにするポータブルデバイスを含んでいてもよい。
さらに、本システムは、通信ネットワークを含んでいてもよく、これはサーバベースでもクラウドベースでもよく、ユーザはパーソナルケア情報を保存し、ユーザ特定のアドバイス等のパーソナルケア情報を取得し、リマインダの送信スケジュールを決定し、これを受け取り、及びその他を行うことができる。
図1は、本案のシステムの概要である。図1からわかるように、ネットワーク100は処理及び保存サイト101を含み、これらは、本明細書においてリモートデバイスシステムとも呼ばれ、パーソナルケアデバイス102a〜hと通信し、そこから通信を受け取るように構成される。通信は、処理及び保存サイト101とパーソナルケアデバイス102a〜hとの間で、既知のいずれの利用可能な方法で実行されてもよく、これには例えば有線、無線(802.11a/b/n/g、Wifi)、セルラー、及び/又はその他の通信手段が含まれるが、これらに限定されない。単独の処理及び保存サイト101が示されているが、複数のこのようなサイトを利用でき、複数のこのようなサイトが本明細書において開示されている機能のいくつかを実行できると理解するべきである。
一般に、個人のパーソナルケアに関する情報は、パーソナルケアデバイス、例えばパーソナルケアデバイス102bで取得でき、この情報は処理及び保存サイト101に通信されてもよい。パーソナルケアに関する情報は一般に、5つのカテゴリに分類されるが、その他のカテゴリを利用し、又は提供してもよく、5つのカテゴリは、健康、フィットネス/ウェルネス、ファッション、美容、医薬品である。パーソナルケアデバイス102bは、このような機能を提供してもよいが、ユーザは必ずしもすべてのカテゴリを使用しなくてもよい。ユーザは、健康を目的として本案を利用したいと思ってもよい。取得された情報は、ユーザが手作業で入力しても、デバイスで取得された一連の読取値又は情報を使って取得されてもよく、及び/又は情報は、処理及び保存サイトからパーソナルケアデバイス102bに提供されてもよい。一例として、ユーザがパーソナルケアデバイスを使って血圧の読取を行ってもよく、この血圧情報はパーソナルケアデバイス102bから処理及び保存サイト101に供給され、処理及び保存サイト101は、アドバイスをユーザに戻すことができ、これは時には、「血圧が少し高くなりました。しばらくは次のような献立がおすすめです。」等の当たり障りのないものであってもよい。当然のことながら、ユーザ、ユーザデバイス102b、処理及び保存サイト101の間の対話の種類は希望に応じてどのような種類であってもよく、例えば、ユーザの体形を判断し、ユーザに衣服を提案すること、肌のトーンを判断して、特定のスキンケア及び/又は化粧品の購入に関す提案を行う、等である。
本願の設計の1つの実施形態が図2Aに示されている。デバイス200は、中央の要素201を含み、これは一般には表示スクリーンとしても機能するミラーである。このようなデバイスは例えばOx−Home(ox−home.com)又はSamsungから入手可能であり、Samsung製品はLEDミラーTVと呼ばれる。縁要素202は、あらゆる適当な材料から提供され、作製されてもよく、図2Aには、カメラ203a〜l、マイクロフォン204a及び204b、スピーカ205a〜d、及びセンサ、音声又は指紋リーダ206が示されている。センサは、何れの種類のセンサ(生体、熱、又はその他)であってもよく、音声認識コンポーネントがあってもよく、別々に動作するか、マイクロフォン204a及び204bを音声認識ソフトウェアと共に使用する。また、この図には、任意選択による錠剤ディスペンサトレイ207も示されている。図2Aには特定の数のコンポーネントが示されているが、いくつのコンポーネントを使用してもよく、本発明はそのように限定されないと理解するべきである。
ユーザは、デバイス200の前に立ち、自分の姿を見てもよい。ユーザは、指紋リーダ206を使って本人確認を行ってもよく、指紋リーダ206は、後述のようにプロセッサに接続されてもよく、ユーザの本人確認を行うことができてもよい。デバイス200は、カメラ203a〜lのうちの1つ又はいくつかを使って、ユーザの写真を撮るか、視覚的に記録してもよい。ユーザは言葉を話してもよく、これはマイクロフォン204a及び204bによって受信され、デバイス200はスピーカ205a〜dを使って言葉を発し、又は音声情報を提供してもよい。
図2Aではデバイス内に一連の接続スロットが示されていないが、一般に、図2Aの実施形態では、デバイスの外縁に位置付けられる。接続スロットにより、ユーザはパーソナルケアを容易にするために、特殊化された機能を有するモジュールをデバイスに接続できる。ユーザは、ある時点で1つ又は複数のモジュールをデバイスに差し込み、所望の機能を得ることができ、これは例えば、血圧を測定するため、体重を測定するため(例えば、体重計と接続)、血糖値を測定するため、及び/又は身体活動を追跡するため、及びその他の機能のモジュールである。デバイス内の接続スロットの1つの例はUSB(Universal Serial Bus)接続であるが、何れの種類のコネクタを提供してもよい。例えば、デバイス200は受信機又はトランシーバを含み、その一方でリモートデバイス又はモジュールは送信機又はトランシーバを含んでいてもよく、あるいはデバイス200は受信機又はトランシーバ用の接続スロットを有ししていても、又はデバイス200は送信機又はトランシーバの接続スロットを有していてもよく、デバイス200との接続はスロット、例えばUSBスロットを介して提供される。
デバイス200は、無線又は有線接続を提供してもよく、これには無線信号の受信又は無線信号の送信を含み、当業界で知られているように、リモートコンピューティングデバイスとの既知のあらゆる種類のコネクタも提供できる。
図2Bは、デバイスの代替的な実施形態を示している。図2Bの実施形態のデバイス250は楕円形状であり、これもまた、中央のスクリーン251を有し、これはミラー兼ディスプレイである。縁要素252が提供され、何れの適当な材料から作製されてもよく、カメラ253a〜f、マイクロフォン、254a及び254b、スピーカ255a〜d、センサ、音声、又は指紋リーダ256が提供される。また、この実施形態には、2つのモジュール257及び258が示されており、各々が本明細書に記載されているような機能を提供する。概して長方形及び概して楕円形のデバイスが図2A及び2Bに示されているが、本明細書に記載の機能を提供する何れの形態又は種類のデバイスでも提供できる。
図2A及び2Bにおいては一体的なデバイスとして示されているが、当然のことながら、本案はまた、変換キットを含んでいてもよく、これは中央のスクリーンに取り付けることのできる外側フレームを含むプラズマ又はLCD/LEDテレビを利用してもよく、またカメラ、USBアウトレット、及びプロセッサ、ストレージ、インターネットコネクタ等のハードウェア、及び/又はその他の関連する機能的構成要素を含んでいてもよい。ユーザのテレビが本明細書中に記載の方法で動作できるようにするプログラムが提供されてもよい。さらに、このデバイスは、家具又は壁に、若しくはその他のあらゆる種類の装置に、図2A及び2Bに示されている実施形態のようなフルデバイスを使って、又は上記のキット又はキットの一部として組み込まれてもよい。デバイスは、各種の例において、当業界で知られているマウント用ハードウェアを使って壁に取り付けられてもよい。
本案で使用される電子機器の概略図が図3に示されている。図3からわかるよう、デバイス200は、記憶デバイス、例えばメモリデバイス302に接続されたプロセッサを含み、ディスプレイ201に接続される。デバイスは、図303として示される有線又は無線コネクタを含んでいてもよい。無線信号は、デバイスにより送受信されて、プロセッサ301に供給されてもよい。コネクタは、複数の接続スロット、ここでは接続スロット304a〜gとして示されている複数の接続スロットに提供される。接続スロットはいくつ設けてもよく、これらはUSBスロット又は、モジュールとの、当業界で入手可能などのような種類の接続であってもよい。
デバイス200又は250等のデバイスは、第三者がこのデバイスと連動可能なモジュール又はモジュールコンポーネントを製造できるという意味で、オープンソースであってもよい。モジュールが生産され、所望の機能のデバイス及びそのコンポーネントと共に提供されるような標準が提供されてもよい。さらに、モジュールは、すでに入手可能なデバイスで使用されてもよく、これは例えば既存の血圧計カフ又はその他の血圧測定器具と共に使用される血圧モジュールである。
図4Aは、図2Aに示されているものと同様のデバイスの側面図を示しており、その中で、デバイス400はUSBポート402a〜e等の様々な開口又はポートを含む。図4Bは、ある実施形態のデバイス450の背面図であり、これは電気コネクタ451と錠剤ディスペンサ452を含む。錠剤ディスペンサは取り外し可能な機能特徴物であり、ある時点で錠剤を取り出すことができるように構成されてもよく、いくつの、どの種類の錠剤が提供されたかに関する情報がプロセッサに提供され、錠剤の排出はプロセッサによって命じられてよい。ハンドル453が設けられ、所有者又はそれ以外の人物がディスペンサを取り外し、又はディスペンサを引き出し、ディスペンサへの補充を行うことができる。トレイ454が設けられ、それによって排出される錠剤又は薬剤をデバイスの正面に向かって提供して、ユーザにとってより手が届きやすくすることができる。
図5A〜5Cは、デバイスに設けられるレセプタクル又はスロットの代わりに、又はそれに加えて提供可能な、別々のUSBレセプタクルの集合を含む装置を示している。図5Aの装置501と図5B及びCに示される残りの装置502及び503は、デバイスから分離されていても、及び/又はデバイスに有線又は無線通信を介して接続されてもよい。図5Aの装置501は、4つのポート又はスロットを含み、図5Bの装置502は8つのポート又はスロットを含み、図5Cの装置503は12のポート又はスロットを含んでいてもよい。処理機能が装置501、502又は503に提供されてもよく、ユーザは機能モジュールをそこに設けられたスロットに挿入してもよい。挿入されるモジュールに基づいて、データが収集されてもよく、又はデータが収集されて、図2のデバイス200等のデバイスに送信されて、処理され、及び/又はさらに処理されてもよい。図5Aの底面図に示されているように、スロット504は、電源装置501のために設けられてもよい。後述の別のハンドヘルドユニットは、図5A〜5Cに示されるものと同様のポート配置を含んでいてもよく、装置にはハンドル505又はその他の取っ手の特徴物が設けられてもよい。
当然のことながら、機能的パーソナルケアモジュールはいくつ提供されてもよい。例えば、心拍数、血圧、体温、及びその他を測定するデバイスが提供されてもよく、各々が、デバイス、例えばデバイス200に再び接続できる。図6は、拡大カメラ600の一例を示しており、これは、様々な用途のために提供されていてもよく、これには例えば、肌の領域の検査、口内の検査、又はその他が含まれるが、これらに限定されない。拡大カメラ600は、開放領域601と、拡大カメラの内部の周辺に沿った照明、例えばLED(発光ダイオード)照明602の集合と、写真要素603と、を含む。底面図は、ポートコネクタ604、例えばUSBコネクタを示している。
デバイスには、バーコードを読みとる機能を有するモジュール(複数の場合もある)が提供されてもよく、これには、拡大カメラ600等のカメラが含まれるが、これに限定されない。バーコード又はQRコード(登録商標)、又は当業界で知られているその他のコードの何れの種類のものが使用されてもよく、読み取られてもよい。このようなスキャニング機能により、デバイスは様々な機能を果たすことができ、これには例えば、投薬瓶の読取り、医療用製品の読取り、衣類のタグやラベルの読取り、化粧品の読取り、ビタミンの容器の読取り、その他が含まれるが、これらに限定されない。
図7は、本案によるモジュールに使用可能なセンサブレスレット700の一例を示している。センサ機能は、脈拍、温度、及び/又はその他の、個人に関連する測定を行うために提供されてもよい。例えば、センサブレスレット700は、歯のようなロック可能な構成部品を含んでいてもよく、これによってセンサブレスレット700のサイズを調節できる。センサブレスレットはまた、デバイスがブレスレットの位置、したがってユーザの腕の位置を感知できるようにする反射コーティング又はその他のマーカも含んでいてよい。このようなセンサ機能は、デバイスが運動パフォーマンス及びその他の関連情報を判断する機能を向上させることができる。図8は、メジャー800を示しており、これは、固定反射ビード801と、調節可能な反射ビード802と、反射位置ストッパ803と、を含み、それによって何らかのものを測定でき、これらには例えば体の一部、衣類、毛髪、足が離れたこと、その他が含まれるがこれらに限定されない。図7及び8はモジュール又は主要デバイスとの接続を含んでいないが、当然のことながら、これらのコンポーネントは別々のもであっても、有線又は無線(ブルートゥース(登録商標)その他)により、場合に応じてデバイス又はモジュールに接続されてもよい。特定の例において、接続はほとんど、又は全く提供されていなくてもよく、例えば、物理的接続はないが、デバイスがマイクロフォン、カメラ、その他を介して特定のコンポーネントの位置を判断できるようにされていてもよい。例えば、図8において、メジャー800は、有線又は無線でモジュール又はデバイスに接続されているかもしれないが、デバイスは、カメラを利用して固定反射ビード801、調節可能な反射ビード802、及び/又は反射位置ストッパ803の位置を測定し、測定結果を使って所望の対象物(複数の場合もある)の大きさを判断する。
図9は、反射バンド又はストラップ901を示しており、これは頭部のパラメータ、例えば体温、EEG、発汗状態、及びその他を測定するために使用でき、また、マッサージビードを含んでいてもよい。線や点の反射性測定マーカが設けられていてもよい。図10はスパイロメータ1000、マウスピース1001、ボトル又は容器1002を示しており、これらには測定用マーキング、一般的には反射性のマーキングが表示され、測定ボール1003を含んでおり、これもまた一般的には反射性である。図11は、適用可能な品目の重量を測定するために使用されるポータブルスケール1100を示している。図12は錠剤ディスペンサ1200を示しており、これは使用制限薬剤のためのロック付きコンパートメント1201を含み、錠剤の排出を制御するように構成されたプログラム可能な排出窓1202a〜g、トレイ又はホルダ1203、手動式錠剤排出ボタン1204、指紋セキュリティリーダ1205を含むように構成されている。錠剤ディスペンサ1201は、デバイスから取り外して、薬剤師又は薬剤師助手等の有資格者のところに持って行ってもよく、その人物がそのユーザが使用するために錠剤及び/又は使用制限薬剤を提供できる。十分なセキュリティ手段が設けられ、これは例えば、指紋セキュリティリーダ1205又はその他のデバイス(センサ、音声認識その他)の使用、及び手動式錠剤排出ボタン1204、及びプログラム可能な排出窓等があり、この場合、10のこのようなプログラム可能排出窓が図12に示されており、プログラム可能排出窓1202aと1202lは同じである。この構成において、ユーザが、及びそのユーザ又はそのユーザの担当者と特定された人物だけが、必要な錠剤及び/又は薬剤を取得できる。錠剤ディスペンサとして示されているが、その他の形態によってボトルが供給されるようになっていてもよく、検出手段を伴う開閉可能ドア及び/又はその他の適当な格納容器と供給ハードウェアであってもよい。錠剤供給により、デバイスは錠剤ディスペンサ1200の中に挿入される錠剤のバーコードラベルを読み取ってもよく、デバイスは錠剤の数、投与量、警告、及び関連する表示を受け取り、及び/又は提供できる。
図13は、代表的なカリパス1300を示しており、これは反射先端1301aと1301bと、結合要素1303と結合される伸縮アーム1302a及び1302bを含んでいる。代替的なカリパスは1304として示されている。反射点が設けられている。
図14は、ハンドヘルドユニット1400を示している。ハンドヘルドユニットは、ユーザ又はその他の適切な人物が各種の目的のため、例えば、これらに限定されないが、遠隔地、例えばジム等でデータを収集し、及び/又はデータを遠隔地、例えば第三者のコンピューティングデバイス等に転送することが含まれる。処理機能は一般に、携帯ユニット1400の中に提供され、携帯ユニット1400は一般に、スマートフォン又はその他適当な携帯デバイスの形をとる。図14に示されているように、携帯ユニット1400は、マイクロフォン1401a及び1401b、サーマルカメラ1402、3Dカメラ1403、及び生体カメラ1404と、このデバイスのようなミラースクリーンであってもなくてもよいスクリーン1405と、スピーカ1406a及び1406bと、を含む。携帯ユニット1400の裏面には、スタンド4107が設けられていてもよい。デバイスのセンサと同様のセンサ(図示せず)が、認証目的(指紋、音声、生体情報等)に、又はスクリーン1405が認証用センサとして使用されてもよい。
インターネット、携帯電話サービス、又はその他の通信サービスの何れかと無線又は有線で接続する携帯ユニット1400の能力は示されておらず、提供される機能としては、ユーザデータを収集し、ユーザデータをデバイスに報告し、及び/又はユーザデータをデバイス及び/又はリモートサーバ又はリモートシステムから取得し、この情報をユーザに伝え、又はこの情報を他第三者に提供する能力が含まれていてもよい。データは収集され、後でデバイス例えばデバイス200との通信接続可能範囲内に入ったときにダウンロードされてもよい。特定のモジュールが、例えばポート又はコネクタを介して提供されてもよい。
携帯ユニット1400は、既存のデバイス、例えば自動車部品(アームレスト、ヘッドレスト、ダッシュボード、コンソール、その他)、又は飛行機部品(アームレスト、ヘッドレスト、その他)又はその他のあらゆる種類のデバイスに組み込まれてもよい。携帯ユニット1400は、ジムバッグ、財布等の道具、衣類(コート等)、さらには家具がその他の装置に組み込まれてもよい。
これに加えて、上述の例には示されていないが、ハードウェア又はソフトウェアのいずれかを問わないキーボードをデバイス200等のデバイス又は携帯ユニット1400に設けてもよく、それによってユーザは情報を入力し、処理を要求し、情報のアップロード又はダウンロードを要求し、又はその他を行うことができる。
提供されるモジュールは、一般的にパーソナルケア用とされるデバイス及び/又は機能の以下のような、及び/又はその他のあらゆる組み合わせのうちの1つ又は複数を含んでいてもよい。モジュールとしては、ユーザのアバタ又は仮想アバタを作成できる3Dカメラによるユーザ認識、三次元カメラ又は複数のカメラ(3D、プラナ、ホログラフィック)を使用したユーザ認識、ユーザの体熱のほか、温度に関係するユーザの動きと健康状態を検出するように構成されたサーマルカメラモジュール、生体カメラモジュール、ユーザの体重、脂肪、内臓脂肪、水分及び筋肉量を測定するための、図11に示されているようなスケール、ユーザの心拍とECGを測定、提供するように、運動中のユーザの活動及び心拍数の変化を追跡するように、及び/又は医学的注意喚起を目的として構成された心臓モニタモジュールが含まれていてもよい。その他のモジュールとしては、血糖値を測定してユーザの血糖値を追跡し、医学的注意も喚起してよい血糖測定器、ユーザの酸素レベルをモニタし、これもまた医学的注意も喚起してよいオキシメータ(複数の場合もある)、血圧を測定し、ユーザの血圧を追跡して、医学的注意も喚起してよい血圧モジュールが含まれてもよい。本案では、デバイス、例えばデバイス200との接続手段が提供され、モジュールはあらゆる形態をとることができ、例えば小型電子コンポーネントが有線もしくは無線で、又はその他のあらゆる機能的接続によってデバイスに接続され、例えば、血圧モニタの場合は血圧カフ及び加圧器と、カフが必要なレベルまで加圧されたところで血圧を感知するセンサに接続される。
医学的注意喚起及び家庭用注意喚起機能は、デバイスが「助けて(HELP)」又は「119(911)」等のトリガとなる単語を聞いて提供されてもよい。デバイスはまた、携帯型緊急ボタンを提供し、又はそれに接続されてもよい。
提供される機能とモジュールにはまた、ユーザの本人認証を可能にし、目の健康と変化をモニタする網膜スキャナ及び、セキュリティ機能として使用でき、temperate測定とその他の健康スクリーニングテストを行う指紋リーダが含まれてもよい。
モジュールは、何れの形態をとることもできるが、例えば、最近の自動車用キーモジュール程度の大きさであってもよく、また、充電及びデータ伝送の両方を目的として、USBコネクタのほかに、リチウム又はその他の適当なバッテリを有していてもよい。
動作中、本案は、デバイス及び/又は携帯ユニットのビデオスクリーンを使って、モジュールから収集され、及び/又はデバイスに関係するグラフィカル情報、注意、データを表示し、リマインダ、さらにはコマーシャルの形態の情報を提供してもよい。デバイスはまた、3Dレーザスキャニングを用いた赤外線リフレクトグラフィを利用して、異なる強度の赤外線又はレーザの反射の何れかによる、体の異なる部位(顔面、筋肉、乳房、足、手、歯、その他)の3Dトポグラフィマップを作ることもできる。体の部位の違い、例えば皮膚表面の凹みやこぶ、傾斜角度の違い、関節運動範囲の違い、その他には、異なる測定値や異なるアルゴリズムを使用できる。
モジュールは、ユーザの選択により、デバイス、モジュールへの入力の組み合わせを通じて、手作業又は自動で更新されてもよい。デバイスは、顔認証機能を提供してもよく、第三者(家族、介護人、ペット)を認識するために使用されてよく、おそらくは、侵入者の感知にも利用できる。デバイスはコンピューティング及び/又は通信デバイスの属性と機能を引き受けてもよく、スリープモードにして、音声操作又はその他の聴覚的通信、例えば指を鳴らすこと、手をたたくこと、さらにはボタンで復帰させてもよい。デバイスは、眼球の動きを追跡する、及び/又は体の特定の部分に焦点を絞るために提供されたカメラを利用することができ、また、体の一部を拡大するか、それを特定の運動範囲内で動かしてもよい。ファッションの分野では、ユーザはある服を試着してもよく、デバイスのスクリーンがユーザに対し、その場で回るように指示してもよく、その服の後ろ姿をユーザに示してもよい。美容の分野では、カメラは、ユーザが異なる化粧品を比べられるようにするために、一般的な皮膚領域について、ユーザがその領域に異なる化粧品を使ったところで、複数のバージョンを記録してもよい。
デバイスは一般に、データ入力と受信を統合するオープンプラットフォームを、そのデバイスのために特別に設計されたアプリケーションと共に使用して動作する。携帯ユニット1400を使用する際、ユーザは、食べる場合は血糖測定モジュール、又はジムに行く場合はフィットネスモジュール(心拍数、運動、その他を測定)等の1つ又は複数のモジュールを運ぶための携帯アクセサリを利用できる。
動作中、ユーザのデバイス及び/又はモジュールとのやりとりにより、データが収集されてこれがデバイス内に保持されてもよく、データはWiFi、ブルートゥースを介して、又はUSB接続を通じて、又は当業界で知られるその他のいずれかの手段によってモジュールからデバイスに提供される。デバイスのプロセッサは、デバイスのフォーミュラ及び/又はアプリケーションを使ってデータを処理してもよく、データをグラフ、チャート、略図、仮想アシスタント、及びその他の形式にフォーマットして、例えばデバイス(2D、3D又はホログラフィック)スクリーンを介してユーザに対して表示されるようにしてもよい。データ及び/又は情報は、ユーザによって管理されてもよく、デバイス200等のデバイスから遠隔地、すなわち仮想「クラウド」へと送られてもよく、そで情報が収集され、分析され、及び/又は保存されてもよい。リモートデバイスに送られると、ユーザ情報は、保持、分析されてもよく、ユーザ特定のアドバイスや情報がそのユーザに戻されてもよい。現在構成されているように、様々なレベルのサービスが提供されてよい。一例として、ゴールド/シルバー/ブロンズレベルのサービスが提供されてもよく、この場合、ブロンズは単純にリモートサイトでデータを保持し、シルバーはデータを分析して助言を行い、ゴールドはコンシェルジェ型サービスであり、ユーザは担当者(医師、薬剤師、個人的買い物代理人、美容専門員、検眼士、歯科医等)と接触でき、特定のニーズが満たされる。別の、又は代替的なサービスレベルが提供されてもよい。
当然のことながら、本明細書に記載されているデバイス/モジュール構成を使用すれば、事実上、あらゆる種類の情報を収集及び/又は提供できる。ユーザが具体的なニーズや希望を、キーボードやおそらくはマウスを使って明示でき、デバイスが情報を表示し、かつ鏡として機能できることによって、事実上、無限の機能が提供される。特定のユーザは服装の助言を受けたいと思うかもしれず、その皮膚のトーンや髪の色を判断してもらい、また服の色に関する助言を受けたいかもしれない。体形が判断されてもよく、年齢が入力され、遠隔地から提供された分析結果に基づいて、年齢に適したワードローブの選択が表示されてもよい。他のユーザは、血糖値に問題があるかもしれず、その血糖がモニタ、追跡されてもよく、本人の経過や希望に基づいて、何を食べ、及び/又はいつ食べるべきかに関する助言がデバイス及び/又は携帯ユニット1400に提供されてもよい。他のユーザは、自分の減量プログラムの進行具合を追跡することに加えて、株価や野球のスコアをモニタしたいかもしれない。株価や野球のスコアを提供することは、厳格にはパーソナルケアの機能ではないものの、本発明の設計は、コンピューティングデバイス及び/又はタブレット及び/又はスマートフォンにより提供されるあらゆる種類の機能を提供できる。それゆえ、ユーザは、携帯ユニット1400でその進み具合、すなわちランニングマシン上で運動した経過時間を追跡しながら運動してもよく、その間にデバイスは株価又は野球のスコアを表示してもよい。ユーザは、トレーニングの終わりに、スケールモジュールを使って体重を測ってもよく、また、デバイスを通じて、食事の助言及び/又は自分の運動の進行状況や体重のグラフを受け取ってもよい。それゆえ、リモートデバイスシステムで提供される機能に加えて、利用可能な機能、用途、及び計算のほか、ユーザのニーズや希望に基づいて、1つ又は複数の機能や判断を提供し、又は下すことができる。
スケールモジュールの使用の単純な機能例が図15に示されている。図15の中において、ステップ1501でデバイス、より具体的にはデバイスの上にカメラ又は指紋リーダやその他のデバイスコンポーネントがユーザの存在を検出する(例えば、接続されたキーボードのキーが押されたこと等)。ステップ1502で、デバイス、例えばデバイス200が起動し、場合に応じてスリープ又は休止状態から復帰されてもよい。ステップ1503で、ユーザはデバイスにアクションを求めてもよく、この場合、スケールを使用した所望の項目の重さをチェックする。デバイスは、適当なモジュール、ここでは携帯型スケールモジュールが接続されているか、又は利用可能であるか否かを判断する。それがなければ、デバイスはユーザに対し、そのモジュールをデバイスに接続するよう促し、ステップ1504で示されているように、スケールモジュールの機能が起動される。重量情報は、デバイスのスクリーン上に提供された具体的な情報、すなわち広告、助言、時間に伴う体重のグラフ、最新の体重、及び/又はその他の情報が提供されてよい。
ステップ1505において、ユーザは所望の項目の計量を行い、その結果の重量をデバイス、より詳しくはデバイスのプロセッサに入力する。デバイスのスクリーンに、現在の重量と追跡された重量がグラフ又は数字の何れかで表示される。任意選択によるステップ1506で、デバイス、例えばデバイス200は、情報をリモートデバイス装置に送信して、さらに処理が行われるように、例えば、そのユーザの年齢とそのユーザと同じ状況にある男性に対する助言が決定されるようにしてもよい。ステップ1507で、リモートデバイス装置はユーザ特定の情報をデバイス、例えばデバイス200に送り返し、ユーザがそれを閲覧し、検討できるようにしてもよい。リモートデバイスシステムで下された決定をユーザに知らせるために、電子メール、テキストメッセージ、電話メッセージ、及び/又はユーザが選択するその他の通信方法が使用されてもよい。特定の情報はリモートデバイスシステムからデバイスに提供されて、作業、例えばリモートデバイスシステムにおいて決定された特定のユーザに対する助言をローカルで保存されてもよい。デバイスはこのステップにおいて、休止又はスリープモードにされるか、希望に応じて動作を継続してもよい。
機能は何が求められているかによって異なっていてもよく、当然のことながら、あらなる機能群を、様々な要素、例えば、ただしこれらに限定されないが、機能の人気度、ユーザが表現するニーズや希望、使用パターン、アプリケーションと機能に伴う費用、その他に応じて変更、改良、削除、又はその他の方法で改変してもよい。特定の機能は、ローカルでも、すなわちそのデバイスでも、又はリモートでも、すなわちリモートデバイスシステムでも、又はその両方でも提供されてよい。一般に、システムは、デバイスとリモートデバイスシステムを含め、情報とクエリを受け取り、そこから生じるパーソナルケアの問題に適切に応答する。
下される決定と提供される機能の例を以下に挙げる。健康の分野では、肺の健康状態が維持され、モニタされもかもしれず、デバイスは、呼吸数(RR)、CO2レベル、肺容量、パルスオキシメトリ、呼吸の特徴、頸静脈怒張(jugular vein distension)(JVD)、圧痕性浮腫及び/又は体内pHレベルを測定してもよい。デバイスは、それに対して、低酸素の程度、同年齢と性別の人と比較したユーザの肺容量のグラフ、及び圧痕性浮腫のスコアを含むチャートを返してもよい。心臓の健康状態の分野では、デバイスは、脈拍/心拍数、血圧、心臓リズム、及びEKG値を適当なモジュールで収集してもよい。デバイスは、グラフ、生データ、及び/又はパーセンタイルデータのほか、アドバイスを決定し、及び/又はレポートしてもよい。副鼻腔の健康状態の分野では、デバイス、携帯デバイス、適当なモジュール、及び/又はリモートデバイスシステムを含むシステムは、鼻の形状の違い及び/又は色、鼻孔の広がり、鼻汁、鼻閉塞を分析してもよい。システムは次に、生データ、副鼻腔のデジタルモデル、を提示し、パーセンタイル、スコア、及び/又はチャートを提示してもよい。眼の健康状態の分野では、システムは強膜の色、視力、周辺視野を評価又は測定し、瞳孔、虹彩、強膜、その他を分析、眼圧、充血又は乾燥、まつげの均一性、を分析してもよく、システムは眼のデジタルモデル、周辺視野等の数値、スコア生データ、パーセンタイル値、チャート、及びチャート又はグラフを提供してもよい。
健康関連の評価の、全部ではなくとも多くにおいて、スコア、生データ、パーセンタイル、特定部位の健康状態のチャート又はグラフを組み合わせたものが結果として得られる。当然のことながら、これら及びその他の関連情報(アドバイス、警告、写真その他)が状況に応じて測定、提供されてもよいが、このような測定結果はすべて、健康パラメータの評価に際して行われ、提供されてもよい。
耳の健康状態の分野において、システムは、同様にデバイス、携帯ユニット、適当なモジュール及び/又はリモートデバイスシステムを含め、外耳、中耳、及び/又は内耳を含めた耳の内部を評価し、外耳(耳介)を分析し、聴覚喪失の程度を測定し、骨伝導評価(ウェーバ/リンネ試験)を行ってもよい。歯科又は口腔衛生では、口唇、内腔頬粘膜、舌、口腔底、歯及び歯茎、硬口蓋及び軟口蓋、唾液腺、扁桃腺の評価が含まれていてもよい。ここに記載の評価の多くは、カメラ又は記録装置を使って行われてもよいが、その他は、その作業に専用のモジュールが必要かもしれない。消化器の健康状態に関しては、食物摂取、検便、BMI(肥満度指数)、体重の評価が行われてもよい。肝臓の健康状態に関しては、皮膚の色、強膜の色、尿中アンモニア濃度、意識レベル、腹部膨満、体重、体内総水分、皮膚炎、活動レベル、及び/又は便色を用いて評価されてもよい。全体のホルモンバランスは、ホルモン像、活動レベル、体重増加、EKG、心拍数、気分、不安レベル、頭痛、よび/又は睡眠パターンによって評価されてもよい。腎臓の健康状態は、日常排尿量、血圧、血糖値、及び/又は浮腫の程度に従って評価されてもよい。筋肉の健康状態は、筋力、筋緊張、金繊維の大きさ、対称性、繊維束攣縮、筋肉震戦、腕周り/脚周り、及び運動耐性によって評価されてもよい。
本案において、ユーザは、モジュールを使ってモニタされてもよく、またユーザに直接質問されても、又は求められた情報が提供されてもよい。例えば、ユーザには、「先週、筋肉震戦がありましたか」と質問されてもよく、ユーザは「いいえ」と答えるかもしれない。あるいは、ユーザには、「最終日はどの程度活動しましたか?」と質問され、ユーザに選択肢(まったくなし、軽度の運動、中度の運動、重度の運動、又はランニング20分間当の数量)が与えられてもよい。必要な情報を得ることに関する各種の選択肢が、必要な健康上の情報を含め、提供されてもよい。ユーザが情報を提供しなければならないということはなく、すなわち、情報は、第三者(介護人、配偶者その他)により提供されてもよい。
爪に関する健康状態もまた評価されてよく、湾曲曲率、すなわち爪と爪床との間の角度が分析され、ユーザに提供される他のレポート及び/又は情報に加えて、爪床の形状と角度に基づく、ばち指の程度(正常、早期、又は後期)のグラフを受け取るかもしれない。精巣の健康状態は、痛みのスケール、新たなしこり、陰嚢内の重さ、及び/又は陰嚢の腫れによって評価されてもよい。産科系の健康状態は、例えば体重、心拍数、血圧、携帯型超音波装置の結果、胎児心拍数評価及び分析、食物摂取により評価されてもよい。骨の健康状態は、骨密度、カルシウム濃度、活動レベル、痛みスケール、膨張、栄養摂取、骨密度計スコアにより評価されてもよい。精神的な健康状態は、尿中黄体形成ホルモン(LH)サージの測定、子宮頚管粘液一貫性及び/又は基礎体温(BBT)の分析により評価されてもよい。提供されるその他の健康関連情報(生データ、グラフ、チャート等)に加えて、排卵に関する分析結果にデジタルカレンダ又は最良の排卵時期の記録を含めてもよい。
脊柱の健康状態は、構造又は変形、熱、腫れ、可動域(ROM)、脊柱側弯症の有無、歩き方により評価されてもよい。頭髪の健康状態は、発毛の分布、発毛密度、色、水分含有量、乾燥の程度、テクスチャ、及び感染及び/又は繁殖の有無にしたがって評価されてもよい。乳房の健康状態は、乳房及び腋窩周囲の腫れ、痛みの程度、乳頭の変化、分泌物、しこりの兆候、及び/又は月経周期以上、により評価されてもよい。乳房の健康状態に関して提供される情報は、さらに、適正な乳房検診のビデオ、及び同じく検診を目的としたユーザの乳房又は仮想的乳房のデジタルモデルを含んでいてもよい。
足の健康状態は、感染、色、体毛分布、皮膚の圧痕し又は浮腫の兆候を収集することによって判断されもよい。他の報告データに加えて、システムは、データ及び下肢のデジタルモデルを提供してもよい。ユーザに関する総合的パラメータ収集が行われてもよくこれには心拍数(HR)、体温(T)、基礎体温(BGT)、心拍数(RR)、SsO2、パルスオキシメトリ、CO2、収縮期血圧(SBP)、拡張期血圧(DBP)、尿化学分析、乾式血液検査、関節可動域、脊柱柔軟性、筋力、BMI、年齢と性別に関する体内総水分量(体重に対するパーセンテージ)心電図(EKG)、肺容量(TV、TLC、VC、FRC、RV)、身長体重、血中pHレベルが含まれるが、これらに限定されない。これら及びその他の関連する数値は、継続的に収集、報告され、及び/又は対処されてもよい。
フィットネスとウェルネスの健康状態の分野では、モジュールごとの別のやりとりが行われ、データはシステム(デバイス、携帯ユニット、リモートデバイスシステム、モジュール)によって受け取られ、特定の情報が評価、提供される。フィットネスの分野では、システムはユーザの目標、減量の数値(現状又は希望の数値)、全身のフィットネス、スポーツの大会のための準備、筋肉増強、傷害からのリハビリに関する情報を収集又は受信してもよい。出力としては、個人化されたフィットネスプログラムのほか、グラフ、チャート、アドバイスが含まれていてもよい。ボディビルディング、身長、体重、頸部、胸部、上腕、腰、臀部、及びその他の関連する領域が測定されてもよく、体脂肪率のほか体の測定値の変化に関する情報が提供される。発汗状態に関して、デバイスには、ユーザの発汗状態を分析し、全体的な有利アミノ酸、アンモニア、たんぱく質の濃度、ユーザの窒素バランスに関する情報を提供し、負の窒素バランスを検出し、食事に関する助言を行い、トレーニングの回復時の食事に関するアドバイスを行い、食事とサプリメントのプランを推奨するモジュールが提供される。トレーニングのパフォーマンスに関して、システムと、おそらくはシステムの中のモジュールは、体の外見、運動中の関節の相対的角度、又は感熱赤外線カメラを通じた体熱を測定することによって、運動中の身体力学を分析する。デバイスは、運動中の正しい身体力学に基づく是正のためのユーザフィードバックを提供する。栄養学の分野では、ユーザは毎日の食物摂取を写真、バーコードスキャナで入力してもよく、あるいは食べた物をプルダウンメニューから選択してもよい。また、総摂取カロリー、たんぱく質、炭水化物、脂質、繊維も提供又は計算され。システムは、フィットネス目標に向けた食生活の変更を助言してもよく、チャートやグラフを提供してもよい。
運動の分野では、システムはユーザから送られたトレーニング器具(家庭又はジム)の写真を収集又は受信し、A1パーソナルトレーナとの対話を可能にしてもよく、この場合、ユーザはA1パーソナルトレーナとリアルタイムで通信し、セット間の休止時間、呼吸数、ウェイトの重さ、肩から腰及び足までの角度による体の姿勢を伝えることができ、システムは、利用可能な器具を認識し、運動プログラムを作成してもよい。トレーナは、トレーニング中のユーザを観察し、リアルタイムで方法に関するフィードバックを提供してもよい。システムは、動機付けのためのインストラクションを与えてもよい。A1パーソナルトレーナによる助言は、ユーザのトレーニング結果を最適化することができる。仕事中の身体的健康状態は、代表的な職場でデバイスと携帯ユニットが利用できるもの仮定して、座っているときと働いているときの体の角度を計算することによって評価されてもよい。システムはまた、机、椅子、キーボード、マウスの高さを計算できる。システムは、是正のための姿勢、人間工学的な是正を職場に提案してもよい。傷害を負ったときの身体的な健康状態も評価され、提供者又はユーザあるいは、その他の適当な個人が、ユーザの怪我の情報を入力してもよい。デバイスはすると、ユーザのニーズと具体的な怪我に基づいて、トレーニングメニューを作ってもよい。
寝室での健康状態の分野では、システムは、室温、室内照明の量、騒音、を測定し、ユーザの就寝/起床周期及び睡眠中の運動量を追跡してもよい。システムは、寝室の変化を助言してもよい。変更を追跡し、ユーザにとって最適な睡眠要求を保存する。システムはまた、月経についても対応し、月経周期の初日、出血の期間、出血量、日常の体温を判断し、食生活の変更の助言を提供してもよい。
ファッションに関して、システムは体形の測定、すなわち生体の各地点、体の形状を評価してもよく、4つの別々の点、すなわち両肩と両臀部を「X」状に測定してもよい。システムは、リモートデバイスシステムを含め、服装のスタイル、カットに関する助言を行い、「ボディブロッキング」を実施して、計算に基づき、そのユーザの「仮想3Dマネキン」を提供してもよい。ユーザは、仮想マネキンで様々なスタイル/カット/色の服を「試着」できる。マネキンのサイズに基づき、小売店はユーザの具体的な衣服に関するニーズと希望についてよりよい情報が得られる。システムはまた、二次的なサイズ測定を評価してもよく、身長、体重、BMI、腕の長さ、腕周り、腿周り、座高(長い、短い、平均的)、バストサイズ、靴のサイズ/幅を測定する。これらの二次的な身体測定値から、システムは詳細な体の構成を判断し、服装、スタイル、及びアクセサリに関する具体的な提案を、デバイスから、及び小売店から提供し、「仮想マネキン」の作成により、ユーザの体のイメージをユーザと小売店の両方に対してより詳しく知らせることができる。システムはまた、ボディサイズの変化を判断し、妊娠による体重の小幅な、及び大幅な変化、体形の変化を評価し、衣服のスタイル、サイズ、色、カットの変更又は変更の可能性を知らせ、提案することができる。
システムはまた、年齢、人種、住んでいる場所、職業、収入、教育、婚姻状態、子供の数等、人口統計学的情報も評価してよい。この情報から、システムはそのユーザのために特にカスタマイズされたプレゼンテーションを行い、スタイルの提案、価格帯、季節、温度、降雨に関する服装を判断し、小売店に、具体的な消費者プロフィールに的を絞らせる。システムはさらに、服の着用を、おそらくユーザの服の中に取り付けたセンサを用いて判断し、着用日、着用回数、着用頻度を判断できる。
美容に関して、システムは手首の周囲の主静脈の色に基づいて肌のアンダートーンを判断することによって、また白を背景とした青、黄、赤の成分によってトーンと色素沈着を評価してもよい。判断された結果には、3Dグラフ、毛髪のための個人的カラーホイール、メイクアップのための個人的カラーホイール、スキンケアの処方提案、店頭でのスキンケアの助言、ピーリングの提案、レーザによる皮膚の若返りの選択肢、及び継続的な最新情報と提案が含まれていてもよい。皮膚の分類が評価されてもよく、これには消費者からの情報、皮膚の油分、皮膚の艶特性の測定が含まれ、油性肌か乾燥肌かを示すグラフ、保湿、クレンジングクリームの推奨を提供する。システムはまた、毛穴の評価を行ってもよく、1平方センチメートル当たりの数による分布と広がり、毛穴の色と大きさの測定によって評価されてもよい。この情報から、システムはグラフ、チャート、最新情報と提案、マイクロクリスタルピーリング、ケミカルピーリング、洗顔料、クリームを含む情報を提供する。
ニキビは、1平方センチメートルあたりの数、毛穴の色と大きさ、ユーザの顔のトポグラフィマップによるニキビの位置、深さと高さ、嚢胞と黒ニキビにより評価されてもよい。提供され、報告される情報は、グラフ、チャート、トポグラフィ、最新情報と助言、マイクロクリスタルピーリング、ケミカルピール、洗顔料、クリーム、レーザによる肌の若返り、と、皮膚科専門医に関する、又はそれによる情報が含まれていてもよい。瘢痕も、退色、大きさ、位置、深さ、高さに基づいて評価されてもよい、再び、これに基づいて、システムはグラフ、チャート、トポグラフィ、最新情報と助言、マイクロクリスタルピーリング、ケミカルピーリング、洗顔料、クリーム、レーザによる肌若返り、及び皮膚科専門医に関する、又はそれからの情報又は提案を行うことができる。皮膚の弾力性は、皮膚の張り、筋肉と皮膚の弛緩、及びほうれい線の測定に基づいて評価されてもよい。ユーザには、皮膚の弾力性、引き締め用製品、及び/又はレーザ引き締め術に関するグラフ、トポグラフィ、チャート、最新情報と提案が提供されてもよい。
しわは、目じりのしわ、特定の領域のしわ、眉間のしわ、額のしわ、口の周りのしわの長さ、深さ、量に基づいて評価されてもよく、すべてのしわは1平方インチあたりのしわの数に基づいて評価されてもよい。システムは、グラフ、チャート、トポグラフィ、最新情報と助言、化粧品級のスキンケア、医療品によるスキンケア、ボトックス治療、フィラ、ケミカルピーリング、及び/又は専用のレーザ治療を判断し、提供してもよい。当然のことながら、これら以外のいくつかの皮膚の問題にも、その他の助言、処置、製品、及び/又は治療が必要となるかもしれない。
顔の産毛もまた、1平方インチ当たりの毛包の数、濃さ、長さ、太さ、色、及び/又は位置を測定することによって評価されてもよく、システムは、グラフ、チャート、最新情報、ワックス脱毛、医療用クリームとレーザによる脱毛に関する助言を行ってもよい。顔面属性も評価されてもよく、助言又は情報が提供される。評価される顔面属性には、形状、目に関する眉の位置、眉の中心から眼角までの距離、眉尻から外眼角までの距離、外眼角から内眼角までの距離、1平方ミリメートルあたりの毛の範囲と分布、毛の長さと太さ、眼の形状と輪郭、虹彩の直径、眉、鼻梁、額/髪の生え際の距離、瞼の幅、様々な位置における上瞼から下瞼まで距離、三原色の赤、青、黄により測定される目の色、強膜の色と退色、1平方ミリメートルあたりの毛包により測定されるまつげ、1本の毛の長さと太さにより測定される粗さ、が含まれ、提供される情報には、形状、メイクアップ、薬剤、ボトックス及び、さらには手術に関するグラフ、チャート、トポロジ、最新情報と助言、を含む情報が提供される。
頭髪の顔面対称性が評価され、額の長さと前額頭髪の生え際の正中点から眉間までの距離が測定される。システムは、顔面頭髪プロファイルについて助言し、グラフ、チャート、最新情報を提供してもよい。全体的な顔面形状が評価され、これには前額頭髪生え際の正中点からメントン、耳垂間、頭髪生え際の正中点から眉間までの距離、頭髪生え際の正中点から眉弓までの距離、鼻のinfratipからメントン、メントンから下顎(mandible)、下顎からpre auricular点、及び/又はfiltrumの長さが測定される。提供される結果には、グラフ、チャート、トポロジ(本明細書において、トポロジはマップ及び/又は特定の特徴物又は領域のトポロジに関するデータを含む)、髪、メイクアップ、宝石に関する最新情報と助言が含まれていてもよい。
特定の特徴物の測定は、例えば、鼻、口唇、頬、顎の線、顎、首が含まれるが、これらに限定されず、評価はカメラ及びその他の適当なデバイス又はモジュールを使って行わる。グラフ、チャート、トポロジ及び最新情報、特徴物に関する、メイクアップ、外科的処置、メイクアップ、フィラ、保湿、治療(例えばボトックス)及びその他も提供されてよい。
歯もまた、歯の大きさ、歯の隙間、歯の角度、色又はくすみ、及び/又は歯茎の色(白を背景とした赤、青、黄により測定)に基づいて評価されてもよい。この美容分野において、他の外的要素、例えば、現在の投薬及び/又は現在の診断が評価されてもよい。システムは、このような現在の投薬と診断に基づく皮膚の健康状態に関する特殊の助言を行ってもよく、皮膚の健康状態を保つためのサプリメント及び/又は食品について助言を行うことができる。
特定の個性の要素が測定されてもよく、これは例えば、日中又は夜間の見た目の好み、年齢、性別、住んでいる場所、所得及び/又は職業等である。このことから、システムは、グラフやチャートを作成し、色パレットや適用に関する説明を含む提案を行ってもよい。
医薬品の分野において、本発明のシステムは、追加の評価を行い、ユーザによる自分のパーソナルケアを支援する助言を決定し、そのような情報を提供してもよい。1つの分野は、薬剤の処方であり、システムは、ユーザの氏名、数量、投薬量、投与薬剤、使用期間、詰め替え、副作用、特定の人口グループにおける使用、過剰摂取の症状、過剰摂取の兆候、処方者の氏名、処方者の住所、処方者の電話番号、薬局の名称、薬局の住所、薬局の電話番号、管理薬品に関するスケジュール(該当する場合)、単価、医薬品使用期限等、特定の情報は、第三者の情報源から状況に応じて入手されてもよく、システムはその他の機能も実行する。例えば、薬剤がわかっている場合、システムは、副作用を探すクエリを発行してもよく、薬剤師がわかれば、システムはその薬剤師の住所と電話番号をオンライン情報源から探すことができる。当然のことながら、このような特殊化された機能は、システムに設置しなければならず、すなわち、特定のサイトから情報を探し、必要な具体的な情報を探し、情報を取得する。デバイスは、この機能を実行してもよく、このような機能はリモートデバイスシステム又はリモートデバイスシステムと関連付けられている人物によって実行されてもよい。
システムにより提供される情報には、薬剤相互作用警告、詰め替え警告、代替的投薬の選択、ジェネリック医薬品の選択、現在の薬剤リストをデバイスのクラウドへの電子的データ更新、錠剤ディスペンサの補充、該当する場合は薬剤用引き出しへの補充のロック、他のサプライヤからの代替的な売価単価に関する情報の提供、消費期限に関する警告、クラウドベースシステムを通じた次回の投薬に関する警告が含まれていてもよい。
市販のサプリメントと生活必需品についても評価され、情報提供される。評価は、名称、数量、投薬量、投薬経路、使用期間、補充、副作用、特殊な人口群における使用、過剰摂取の症状、過剰摂取の兆候、処方者の氏名、処方者の住所、処方者の電話番号、店舗名、店舗の住所、電話番号、単価、及び/又は使用期限が含まれていてもよい。ユーザに対して提供される情報には、サプリメントの相互作用計画、詰め替えの警告、代替的な差フリントに関する選択し、現在の薬品リストの電子的更新、ディスペンサの補充、別のサプライヤからの代替的な売価単価、及び/又はサプライヤからのクーポンの選択肢が含まれていてもよい。
医療従事者もまた評価されてよい、評価される情報には、特定の薬品の効能(アレルギー等)、心拍数、体温、呼吸数、パルスオキシメトリ、収縮期血圧、拡張期血圧、尿分析血液分析、呼吸分析、体重、体内pHレベル、強膜の色、瞳孔の大きさ、口唇の色の分析、皮膚の色の分析、ミニメンタルステート検査、痛みスケール、心電図、及び/又はBMIが含まれる。システムは、これらの入力情報を取得し、例えばスコア、データ、パーセンタイル、チャート、又はグラフ、薬剤又はサプリメントに対する身体的又は精神的反応、関連する薬剤又はサプリメントの過剰摂取の症状に関する警告、及び考えられる薬剤又はサプリメントの過剰摂取の兆候に関する警告等、関係する判断を下す。
処方薬の供給が評価され、情報が提供される。評価対象には、名称、量投与量、投与内容、使用期間、補充が含まれる。システムは、薬剤の名称、薬剤の残量、薬剤の投与量、投与決定経路、許容されている補充、及び/又は薬剤の使用期限のうちの1つ又は複数の視覚的表示を提供してもよい。
本案は、様々な状況で使用でき、人間のパーソナルケアに加え、ペットや動物のほか、植物にも使用でき、これらに限定されない。ペットの場合、デバイスは、ペットをモニタし、例えば文モジュールを使ってペットの体温をモニタし、及び/又はGPSコンポーネント又はその他の測位装置を備えたカラーを使ってペットの居場所を特定できる。園芸の分野においては、例えば、植物の状態をモニタし、必要に応じて植物に対するケアを施してもよい。一例において、デバイスは、樹木に利用できる水の量を測定してもよく、不足していれば、人や会社に植物への水やりを行うように知らせてもよく、又はスプリンクラ又は散水装置のスイッチを自動的に入れてもよい。
それゆえ、本案は、ユーザのパーソナルケアを容易にするように構成されたハードウェアとデバイスを含んでいてもよい。パーソナルケアとその他機能は、例えば、健康、フィットネス、ウェルネス、ファッション、美容、及び/又は医薬品の分野で提供されてもよい。システムは、個人の健康に関するモジュールを受けるように構成され、これは交換可能であり、コンピューティングデバイスのディスプレイとして機能するミラー又は反射面を有するデバイスを含んでいてもよい。デバイスは、処理及びデータ保存機能を含んでいてもよく、ユーザは希望に応じて自由にパーソナルケアモジュールを差し替えることができる。デバイスは、情報を収集し、情報をリモートデバイスシステム、たとえば「インターネットクラウド」に提供してもよく、受け取った情報を処理してもよい。例えば、所望の体重目標に関する情報を提供してもよく、そのデバイスとユーザに対して、リモートデバイスシステムから健康に関するアドバイスが送信されてもよい。情報を受け取り、おそらくその情報を処理するように構成された携帯ユニットが提供されてもよく、それによってユーザは携帯デバイスを離れた場所に持って行くことができる。複数のデバイスの情報をリモートデバイスシステムに保持してもよく、異なるレベルのサービスを提供できる。
それゆえ、1つの実施形態によれば、ディスプレイ/ミラーと、各々がユーザのパーソナルケアを容易にするように構成されたパーソナルケアモジュールとリモートデバイスシステムを受けるように構成された複数の接続ポートを有するデバイスが提供される。デバイスは、リモートデバイスシステムに対し、ユーザのパーソナルケア情報を提供し、そこからユーザのパーソナルケア情報を受け取るように構成され、デバイスは、ユーザが自由にパーソナルケアモジュールを差し替えることができるように構成されている。
第二の実施形態によれば、ユーザのパーソナルケアを容易にする方法が提供される。この方法は、リモートデバイスシステムにおいて、ユーザのパーソナルケアコンピューティングデバイスにより送信されたユーザのパーソナルケアデータを受信するステップと、リモートデバイスシステムにおいて、受け取ったユーザパーソナルケアデータに基づいて、そのユーザのためのユーザパーソナルケアアドバイスを決定するステップと、ユーザパーソナルケアアドバイスをユーザパーソナルケアコンピューティングデバイスに送信するステップと、を含む。
他の実施形態によれば、パーソナルケアデバイスが提供され、これは、ミラーであるパーソナルケアコンピューティングデバイスディスプレイと、ミラーとして動作するコンピューティングデバイスディスプレイを取り囲む筐体とを含み、筐体はパーソナルケアを容易にするように構成されたパーソナルケアモジュールを受けるように構成された複数の接続ポートを含む。筐体は、カメラ、マイクロフォン、スピーカ、センサ、及び指紋リーダからなる群より選択される1つを含む。
具体的な実施形態に関する上記の説明は、他人が、現時点での知識を用いて、一般的概念から逸脱することなく、システムと方法を様々な用途のために容易に改良し、及び/又は調整できるのに十分に本開示の一般的な性格を明らかにしている。したがって、このような調整や改良は開示されている実施形態の意味と均等物の範囲内に含まれる。本明細書で使用されている語句又は用語は、説明を目的としており、限定のためではない。