JP2019200755A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用性の高い画像処理装置を提供する。【解決手段】所定の画像に対して指定領域を設定する設定部と、所定の画像に歪みを付加した歪み付加画像を生成するための処理対象の画素が、指定領域の範囲内にあるか否かを判定する判定部と、判定部により処理対象の画素が指定領域の範囲内にあると判定された場合、処理対象の画素と同じ位置の画素を所定の画像から取り出し、判定部により処理対象の画素が指定領域の範囲内にないと判定された場合、指定領域から処理対象の画素が離れるほど歪みが強くなるように、より遠くに位置する画素を所定の画像から取り出し、取り出した画素に基づいて歪み付加画像を生成する生成部と、を設けるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は画像処理装置および画像処理方法に関し、例えば歪みのない画像に対して画像処理を行う画像処理装置および画像処理方法に適用して好適なものである。
カメラの撮像画像は、カメラが持つ光学レンズにより歪みが生じる。この歪みを補正し、平面化して歪みによる違和感を低減する撮像画像の変換方法が開示されている(特許文献1参照)。この撮像画像の変換方法によれば、重要性の高い中心部を透視射影に近く、周辺部を適度に歪ませながら広い画角をとることができるため、監視カメラなどに適用して、重要性の高い中心部で対象を正確に認識するとともに、周辺部での事象を見逃す危険性を小さくすることができる。
特許第5215097号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、画像の中心から歪み量が増していくために、中心部付近であっても、歪みが生じてしまう問題がある。また、例えば、施設を広域かつ死角が無く、監視カメラにて監視するシステムにおいて、監視カメラの設置場所の制約により、取得画像の重要性の高い部分が、中心部でなく左右上下、多少偏った位置である場合、特許文献1に記載の技術では、重要性の高い部分が歪んでしまう問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、重要性の高い部分については歪みによる違和感をなくし、かつ、画像全体を把握することができるように画像処理を行う画像処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、所定の画像に対して画像処理を行う画像処理装置であって、前記所定の画像に対して指定領域を設定する設定部と、前記所定の画像に歪みを付加した歪み付加画像を生成するための処理対象の画素が、前記指定領域の範囲内にあるか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にあると判定された場合、前記処理対象の画素と同じ位置の画素を前記所定の画像から取り出し、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にないと判定された場合、前記指定領域から前記処理対象の画素が離れるほど歪みが強くなるように、より遠くに位置する画素を前記所定の画像から取り出し、取り出した画素に基づいて前記歪み付加画像を生成する生成部と、を設けるようにした。
また本発明においては、所定の画像に対して画像処理を行う画像処理方法であって、設定部が、前記所定の画像に対して指定領域を設定する第1のステップと、判定部が、前記所定の画像に歪みを付加した歪み付加画像を生成するための処理対象の画素が、前記指定領域の範囲内にあるか否かを判定する第2のステップと、生成部が、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にあると判定された場合、前記処理対象の画素と同じ位置の画素を前記所定の画像から取り出し、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にないと判定された場合、前記指定領域から前記処理対象の画素が離れるほど歪みが強くなるように、より遠くに位置する画素を前記所定の画像から取り出し、取り出した画素に基づいて前記歪み付加画像を生成する第3のステップと、を設けるようにした。
上記構成によれば、指定領域でない領域において歪みが付加されるので、例えば、重要性の高い部分については歪みによる違和感をなくし、かつ、画像全体を表す歪み付加画像を生成することができる。
本発明によれば、汎用性の高い画像処理装置を実現することができる。
第1の実施の形態による画像処理装置に係る構成(画像処理システム)の一例を示す図である。 第1の実施の形態による画像処理に係る処理手順の一例を示す図である。 第1の実施の形態による歪み付加処理を説明するための図である。 第1の実施の形態による歪み付加処理における現在点と参照点との関係を示す図である。 第2の実施の形態による歪み付加処理を説明するための図である。 第3の実施の形態による歪み付加処理を説明するための図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体として第1の実施の形態による画像処理装置を示す。
画像処理装置1は、所定の画像に対して、所定の領域(以下では、指定領域と称する。)と指定領域でない領域(以下では、指定外領域と称する。)とで異なる画像処理を行って出力する装置である。
画像処理装置1は、計算機、コンピュータ等であり、図示は省略する制御装置、記憶装置、通信装置などを含んで構成される。制御装置は、各種の処理を行うプロセッサ、CPU(Central Processing Unit)等である。記憶装置は、各種の情報を記憶するRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。通信装置は、外部との通信を行うためのインターフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Card)である。
画像処理装置1の機能(入力部101、処理部102、出力部103など)は、例えば、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路などのハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、画像処理装置1の機能の一部は、画像処理装置1と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
より具体的には、画像処理装置1は、外部接続されるカメラ121からの映像(画像)の入力、キーボード、ポインティングデバイス等の入力装置122を介してユーザからの指示の入力などを受け付ける入力部101と、入力部101で受け付けられた入力に基づいて画像処理を行う処理部102と、処理部102で画像処理された映像(画像)を、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置123に出力する出力部103とを備える。ここで、「映像」とは、動画像を指し、「画像」とは、静止画像を指す。例えば、1秒間の映像は、30枚の画像により構成される。付言するならば、画像処理装置1へのカメラ121からの入力は、映像であってもよいし、画像であってもよい。また、画像処理装置1からの出力は、映像であってもよいし、画像であってもよい。
処理部102は、レンズ歪み補正処理部104と、視点変換処理部105と、歪み付加処理部106とを含んで構成される。
レンズ歪み補正処理部104は、カメラ121で撮影された映像の画像に対して、カメラ121のレンズが持つ歪みを補正する。視点変換処理部105は、レンズ歪み補正処理部104で補正された画像の視点を変換する。歪み付加処理部106は、設定部107と、判定部108と、生成部109と、変更部110とを含んで構成され、視点変換処理部105で変換された視点の画像に対して歪みを付加した歪み付加画像を生成する。
設定部107は、画像に対して指定領域を設定する設定処理を行う。
判定部108は、画像に歪みを付加した歪み付加画像を生成するための処理対象の画素が、設定部107により設定された指定領域の範囲内にあるか否かを判定する判定処理を行う。
生成部109は、判定部108により処理対象の画素が指定領域の範囲内にあると判定された場合、処理対象の画素と同じ位置の画素を画像から取り出す。生成部109は、判定部108により処理対象の画素が指定領域の範囲内にないと判定された場合、指定領域から処理対象の画素が離れるほど歪みが強くなるように、より遠くに位置する画素を画像から取り出す。生成部109は、取り出した画素に基づいて歪み付加画像を生成する。換言するならば、生成部109は、歪み付加画像を生成する生成処理を行う。
変更部110は、記憶装置(記憶部の一例)に記憶されている、歪みの強弱を決定するための歪み係数を変更する変更処理を行う。なお、歪み係数については、後述する。
図2は、処理部102が実行する画像処理に係る処理手順の一例を示す図である。
ステップS201では、レンズ歪み補正処理部104は、カメラ121で撮影された映像である撮影画像(イメージ画像211)に対して、カメラ121のレンズが持つ歪みを補正するためのレンズ歪み補正処理を実行する。なお、レンズ歪み補正処理については、公知の技術を適宜に採用可能である。例えば、レンズ歪み補正処理部104は、記憶装置に予め記憶されている計算パラメータ(例えば、Look up Table)を用いてレンズ歪み補正処理を実行する。レンズ歪み補正処理によれば、レンズ歪みによる画像周囲の違和感が軽減される。
ステップS202では、視点変換処理部105は、レンズ歪み補正処理部104でレンズ歪み補正処理が行われた画像に対して、予め指定した任意の視点を示す仮想視点から地表を見下ろした俯瞰画像を生成するための視点変換処理を実行する。なお、視点変換処理については、公知の技術を適宜に採用可能である。例えば、視点変換処理部105は、記憶装置に予め記憶されている計算パラメータ(例えば、Look up Table)を用いて視点変換処理を実行する。視点変換処理によれば、あたかも被写体の上空から撮影したような俯瞰画像(イメージ画像212)を生成することができる。
以下では、ステップS201およびステップS202の処理により、歪みが低減された画像または歪みのない画像(以下では、平面画像と称する。)として生成された俯瞰画像に対して歪み付加処理を実行するケースについて説明する。ただし、歪み付加処理の処理対象については、ステップS201およびステップS202の処理により生成された俯瞰画像に限られるものではなく、所定の平面画像を採用可能である。
ステップS203では、歪み付加処理部106は、入力装置122を介してユーザが指定した領域(指定領域)と指定領域からの距離とに基づいて、俯瞰画像に対して、指定領域において歪みによる違和感を与えることがなく、指定外領域において広範囲を表すための歪み付加処理を実行する。なお、ステップS203では、設定処理、判定処理、生成処理などが行われる。付言するならば、変更処理については、行われてもよいし、行われなくてもよい。
ここで、歪み付加処理では、ユーザは、入力装置122を介して、所望の指定領域を設定することができる。以下では、指定領域を特定するための次の2つの項目(円形)についてユーザが指定する場合を例に挙げて説明する。設定方法については、特に限られるものではなく、GUI(Graphical User Interface)を介して、ドラッグアンドドロップにより設定する構成であってもよいし、予め指定されたファイルを読み込むことにより設定する構成であってもよいし、その他の設定方法であってもよい。
(第1の項目)指定領域の中心の座標
(第2の項目)指定領域の半径
歪み付加処理部106は、俯瞰画像に対して歪み付加処理を行い、指定領域については平面画像とし、指定外領域については遠方に位置するものほど歪みを大きく(強く)した歪みのある画像とした歪み付加画像(イメージ画像213)を生成する。
図3は、歪み付加処理を説明するための図である。歪み付加処理では、出力装置123における表示領域300と指定領域311との関係から、場合分けが行われ、付加する歪みに係る計算が行われる。図3の(A)は、指定領域311に係る計算を説明するためのイメージ図を示し、図3の(B)は、指定外領域313に係る計算を説明するためのイメージ図を示す。
また、図3において、画素301は、歪み付加処理で参照する画素(ピクセル)を示し、参照点を示す。画素302は、歪み付加処理での処理対象の画素を示し、現在点を示す。なお、図3における記号は、下記の通りである。
x:画像のx軸方向の座標
y:画像のy軸方向の座標
a:指定領域311の中心312から現在点(画素302)までの距離
b:指定領域311の中心312から参照点(画素301)までの距離
c:指定領域311と指定外領域313との境界から現在点(画素302)までの距離
r:指定領域311の半径(指定領域311の中心312から、指定領域311と指定外領域313との境界までの距離)
歪み付加処理部106は、表示領域300内の画素を左上から読み込んでいき、現在計算を行う画素302(現在点)が指定領域311の範囲内にあるか否かを判定する。
(A)指定領域311に係る計算
歪み付加処理部106は、現在計算を行う画素302(現在点)が指定領域311の範囲内にあると判定した場合、歪みは付加しない。つまり、歪み付加処理部106は、歪み付加処理前の画像(俯瞰画像)上から持ってくる参照点は、現在点と同じ座標(位置)の画素とする。例えば、指定領域311の中心312から参照点(画素301)までの距離は、次式により算出される。
b=a・・・(式1)
(B)指定外領域313に係る計算
歪み付加処理部106は、現在計算を行う画素302(現在点)が指定領域311の範囲内にないと判定した場合、歪みを付加する。つまり、歪み付加処理部106は、歪み付加処理前の画像(俯瞰画像)上から持ってくる参照点は、中心312(より広義には、最も近い境界上の点)と画素302とを結ぶ直線の延長上の画素であって、現在点よりも更に指定領域311の中心312から離れた座標の画素とする。指定領域311の中心312から参照点(画素301)までの距離は、指定領域311の中心312から現在点が離れるほど、参照点もより遠くの画素を持ってくるようにするための歪み曲線により算出される。歪み曲線は、例えば、次式のようになる。
b=r+Ac・・・(式2)
ここで、A,Bは、歪みの強弱を決定するための歪み係数であり、任意の係数である。なお、歪み係数A,Bについては、ユーザにより指定されてもよいし、システム管理者によって指定されてもよい。
図4は、歪み付加処理における現在点と参照点との関係を示す図である。図4では、指定領域では、(式1)に基づいて参照点が求められ、指定外領域では、(式2)に基づいて参照点が求められることが示されている。
また、本実施の形態では、(式2)の歪み係数A,Bを変更することにより、歪み曲線を変更することができる。例えば、歪み曲線402の歪みが強くなるように歪み係数A,Bを設定すると、歪み曲線401となり、歪み曲線402の歪みが弱くなるように歪み係数A,Bを設定すると、歪み曲線403となる。
かかる歪み曲線の設定によれば、指定外領域において、所望の歪みを付加できるようになるので、表示範囲を任意に決めることができるようになる。
上述した構成によれば、指定領域において歪みによる違和感を与えることがなく、指定外領域において広範囲(例えば、画像全体)を表す歪み付加画像を生成できるようになる。
(2)第2の実施の形態
近年、上下水道、交通といった社会インフラ施設、工場施設などの広域・多拠点施設向けに、俯瞰技術により施設全体を上から見下ろす映像をモニターに表示することで、直感的に施設環境が把握しやすくするための技術が開示されている(“広域施設管理ソリューションとは”、[online]、株式会社 日立産業制御ソリューションズ、[2018年4月16日検索]、インターネット〈URL: http://info.hitachi-ics.co.jp/product/kouiki/index.html〉)。
また、かかる技術において、複数のカメラ、複数のカメラの映像を合成処理し、仮想的に航空写真のような俯瞰映像を生成する装置(以下、平面監視装置)等を現地に搬入後、俯瞰映像の俯瞰の程度を目視で確認しながら、視点変換調整および映像合成調整(キャリブレーション)が行われる。しかしながら、キャリブレーション後に、表示して確認をしたい対象(重要度の高い部分)が中央部でない事態が生じ得る。
つまり、通常、表示領域の中央部に所望の被写体が表示されれば問題ないが、状況によっては、表示したい箇所(表示箇所)が被写体の周辺に位置することがある。このような場合、表示箇所を表示領域の中央部に表示するようにすると、全体が表示されなくなり、他の個所と併せて表示箇所を確認できなくなってしまう問題がある。また、複数のカメラを移動して表示箇所が表示領域の中央部に表示され、かつ、併せて確認したい他の個所も表示されるようにすることも考え得るが、複数のカメラの移動、設定などに手間がかかってしまう問題がある。
本実施の形態では、所定の被写体を複数のカメラで撮影した映像の合成画像に歪み付加処理を行うことで、このような事態を回避することができる。なお、第1の実施の形態と同じ構成については同じ符号を用いてその説明を適宜省略する。
より具体的には、所定の被写体500が撮影されるように、カメラA〜カメラDが設置され、図5に示すように、カメラAで撮影された映像の画像501と、カメラBで撮影された映像の画像502と、カメラCで撮影された映像の画像503と、カメラDで撮影された映像の画像504とが合成され、被写体500が中央部に位置するように俯瞰画像505が生成される。
本実施の形態では、俯瞰画像505に対して歪み付加処理が行われる。より具体的には、設定部107は、入力装置122からの指示に応じて、俯瞰画像505に対して指定領域506を設定する。判定部108は、俯瞰画像505に歪みを付加した歪み付加画像を生成するための処理対象の画素が、指定領域506の範囲内にあるか否かを判定する。生成部109は、判定部108により処理対象の画素が指定領域506の範囲内にあると判定された場合、処理対象の画素と同じ位置の画素を俯瞰画像505から取り出し、判定部108により処理対象の画素が指定領域506の範囲内にないと判定された場合、指定領域506から処理対象の画素が離れるほど歪みが強くなるように、より遠くに位置する画素を俯瞰画像505から取り出し、取り出した画素に基づいて歪み付加画像を生成する。
ここで、歪み付加処理部106は、更に、ディスプレイなどの表示装置(出力装置123の一例)における表示領域に画像を配置する配置部507を備える。配置処理において、配置部507は、表示領域の中央部に指定領域506が表示されるように、歪み付加処理により生成された歪み付加画像を表示領域に配置する。
本実施の形態の構成によれば、ユーザが表示したい表示箇所が中央部にない場合であっても、ユーザにより設定された指定領域506に基づいて歪み付加処理を行うことで、表示箇所を表示領域の中央部に表示でき、かつ、全体(併せて確認したい他の個所も含む)を表示できるようになる。
(3)第3の実施の形態
本実施の形態では、歪み付加画像について、ユーザにより設定された指定領域を表示領域の中央部にセットし、拡大処理を行う構成について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成については同じ符号を用いてその説明を適宜省略する。
図6は、歪み付加画像の拡大処理を説明するための図である。
図6に示すように、所定の画像が表示される表示領域600において指定領域601がユーザにより設定されると、歪み付加処理部106は、所定の画像に対して歪み付加処理を実行し、歪み付加画像を生成する。なお、歪み付加画像では、指定領域601の画素はそのままで、指定外領域602の画素については、歪みが付加される(画素が間引かれる)ので、歪み付加画像は、所定の画像よりも画像サイズが小さくなる。
ここで、本実施の形態では、歪み付加処理部106は、歪み付加画像を拡大する拡大処理を行う拡大部603を備える。
拡大部603は、画像サイズが小さくなった割合(指定領域と表示領域と歪みの強さと)に基づいて、表示領域に表示可能な所定のサイズに(例えば、最大のサイズまで)拡大されるように、歪み付加画像を拡大処理する。その際、拡大部603は、指定領域601の中心が拡大画像を表示領域600の中央に表示されるように位置を調整する。付言するならば、歪みの強さは、上述したように、より具体的には、歪み曲線(歪み係数)に基づいて決定されるものである。
なお、拡大処理については、ニアレストネイバー法、バイリニア法、バイキュービック法、Lanczos(n)法など、公知の画像補間法による拡大技術を適宜に採用することができる。例えば、指定領域601と指定外領域602とで、同じ画像補間法を用いてもよいし、異なる画像補間法を用いてもよい。
異なる画像補間法を用いる場合は、例えば、指定領域601については、鮮鋭な画像(例えば、自動車を撮影し、画像を拡大する際、輪郭などをはっきりと表現する高画質な画像)を得るために、第1の画像補間処理(バイキュービック法、Lanczos(n)法など)を用いてもよい。他方、指定外領域602については、情報量を押えるために、第2の画像補間処理(例えば、ニアレストネイバー法)を用いてもよい。
また、例えば、異なる画像補間法を用いる場合は、指定領域601については、処理時間の短縮のために、第1の補間処理(例えば、バイリニア法)を用いてもよい。他方、指定外領域602については、高画質の画像を得るために、第2の画像補間処理(例えば、Lanczos(n)法)を用いてもよいし、歪み付加処理で間引かれた画素を用いて画像補間処理を行ってもよい。
本実施の形態の構成によれば、ユーザにより設定された指定領域601を拡大して表示でき、かつ、全体(併せて確認したい他の個所も含む)を表示できるようになる。
上述した構成によれば、汎用性の高い画像処理装置を提供できる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明を画像処理装置1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムに広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、歪み付加画像を出力装置123に表示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歪み付加画像を紙などの媒体に印刷するようにしてもよいし、歪み付加画像を電子メールに添付して所定の電子メールアドレスに送信するようにしてもよいし、歪み付加画像を他のコンピュータに送信するようにしてもよいし、歪み付加画像をファイルとして出力してもよいし、その他の出力としてもよい。
また上述の実施の形態においては、歪み付加画像について、指定領域を表示領域の中央部にセットし、拡大処理を行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歪み付加画像について、拡大処理を行い、指定領域を表示領域の中央部にセットするようにしてもよい。
また、上記の説明において各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また上述した構成については、本発明の要旨を超えない範囲において、適宜に、変更したり、組み替えたり、組み合わせたり、省略したりしてもよい。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1……画像処理装置、106……歪み付加処理部、107……設定部、108……判定部、109……生成部、110……変更部、507……配置部、603……拡大部。

Claims (5)

  1. 所定の画像に対して画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記所定の画像に対して指定領域を設定する設定部と、
    前記所定の画像に歪みを付加した歪み付加画像を生成するための処理対象の画素が、前記指定領域の範囲内にあるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にあると判定された場合、前記処理対象の画素と同じ位置の画素を前記所定の画像から取り出し、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にないと判定された場合、前記指定領域から前記処理対象の画素が離れるほど歪みが強くなるように、より遠くに位置する画素を前記所定の画像から取り出し、取り出した画素に基づいて前記歪み付加画像を生成する生成部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記歪みの強弱を決定するための歪み係数を記憶する記憶部と、
    前記歪み係数を変更可能な変更部と、を備え、
    前記生成部は、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にないと判定された場合、前記歪み係数に基づいて、前記所定の画像から取り出す画素を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 表示装置における表示領域に画像を配置する配置部を備え、
    前記所定の画像は、予め設置された複数のカメラにより撮影された複数の画像に基づいて生成された俯瞰画像であり、
    前記設定部は、入力装置からの指示に応じて、前記俯瞰画像に対して前記指定領域を設定し、
    前記判定部は、前記俯瞰画像に歪みを付加した歪み付加画像を生成するための処理対象の画素が、前記指定領域の範囲内にあるか否かを判定し、
    前記生成部は、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にあると判定された場合、前記処理対象の画素と同じ位置の画素を前記俯瞰画像から取り出し、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にないと判定された場合、前記指定領域から前記処理対象の画素が離れるほど歪みが強くなるように、より遠くに位置する画素を前記俯瞰画像から取り出し、取り出した画素に基づいて前記歪み付加画像を生成し、
    前記配置部は、前記表示領域の中央部に前記指定領域が表示されるように、前記表示領域に前記歪み付加画像を配置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記歪み付加画像を拡大する拡大部と、を備え、
    前記設定部は、入力装置からの指示に応じて、前記所定の画像に対して指定領域を設定し、
    前記拡大部は、前記指定領域と表示装置における表示領域と前記歪みの強さとに基づいて、前記歪み付加画像を拡大する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 所定の画像に対して画像処理を行う画像処理方法であって、
    設定部が、前記所定の画像に対して指定領域を設定する第1のステップと、
    判定部が、前記所定の画像に歪みを付加した歪み付加画像を生成するための処理対象の画素が、前記指定領域の範囲内にあるか否かを判定する第2のステップと、
    生成部が、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にあると判定された場合、前記処理対象の画素と同じ位置の画素を前記所定の画像から取り出し、前記判定部により前記処理対象の画素が前記指定領域の範囲内にないと判定された場合、前記指定領域から前記処理対象の画素が離れるほど歪みが強くなるように、より遠くに位置する画素を前記所定の画像から取り出し、取り出した画素に基づいて前記歪み付加画像を生成する第3のステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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