JP2019016222A - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】弊害が抑制された鮮鋭化処理を可能とする。【解決手段】画像処理装置は、入力画像に対して鮮鋭化処理を実行して補正画像を生成する画像処理手段と、補正画像を出力する出力装置の能力情報を取得する取得手段と、能力情報に基づいて鮮鋭化処理における補正強度を決定する決定手段と、を有する。能力情報は、出力装置が画像処理装置とは独立して出力サイズを変更可能であるか否かを示す可否情報を含み、決定手段は、可否情報に基づいて補正強度を決定する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像の鮮鋭化処理に関するものである。
レンズ等の光学系により撮像素子の撮像面上に被写体像を結像すると、光学系の収差の影響によって画質が劣化する。このとき、被写体像の強度分布gは、元の物体の輝度分布fと光学系の結像性能を表す点像強度分布(PSF:Point Spread Function)hとの畳み込みにノイズnを加えたものとして表される。すなわちg=f*h+n(*は畳み込み積分)として表される。したがって、被写体像の強度分布g、点像強度分布hがわかれば、元の物体の輝度分布fを求めることができる。これを利用して光学系の収差の影響が軽減された画像を得る画像処理は、回復処理、鮮鋭化処理などと呼ばれている。
ただし、回復処理は、撮像素子によって生じるノイズnも併せて増幅させるため、撮影条件によっては、ノイズが目立った画像となってしまう場合がある。特許文献1では、撮像装置の特性情報や撮影条件を利用して補正強度を決定することにより、ノイズ増幅が抑制された補正画像を得る技術を開示している。
特開2013−61925号公報
一般的に、画像を拡大出力するとノイズなどの画像弊害が目立ちやすくなる。すなわち、出力サイズに依存して好適な回復設定は異なる。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、撮像装置の特性情報や撮影条件を利用して補正強度を決定しているため、プリンタやディスプレイなどの出力装置に応じた回復処理は出来ない。そのため、出力サイズを変更可能な出力装置を利用する場合においては、画像弊害が抑制された適切な補正画像が得られない場合がある。
本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであり、画像弊害が抑制された鮮鋭化処理を可能とする技術を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、本発明に係る画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、画像処理装置は、入力画像に対して鮮鋭化処理を実行して補正画像を生成する画像処理手段と、前記補正画像を出力する出力装置の能力情報を取得する取得手段と、前記能力情報に基づいて前記鮮鋭化処理における補正強度を決定する決定手段と、を有し、前記能力情報は、前記出力装置が前記画像処理装置とは独立して出力サイズを変更可能であるか否かを示す可否情報を含み、前記決定手段は、前記可否情報に基づいて前記補正強度を決定する。
本発明によれば、画像弊害が抑制された鮮鋭化処理を可能とする技術を提供することができる。
第1実施形態における画像処理システムのシステム構成を示す図である。 第1実施形態における画像処理を説明するフローチャートである。 出力サイズを変更可能な出力装置に提供する画像に対する回復処理を説明する図である。 出力サイズを変更不能な出力装置に提供する画像に対する回復処理を説明する図である。 出力装置ごとに観察されるノイズ特性の例を示す図である。 ノイズを考慮した補正強度Rn(u,v)の算出を説明するフローチャートである。 ノイズ量算出チャートの一例を示す図である。 ノイズを考慮した補正強度rn(u,v)の算出を説明するフローチャートである。 リンギングを考慮した補正強度rl(u,v)の算出を説明するフローチャートである。 リンギング量算出チャートの一例を示す図である。 リンギング量の算出方法を説明する図である。 変形例2における画像処理を説明するフローチャートである。
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態の一例を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、撮像装置により取得された撮像画像に対して鮮鋭化処理を施し出力装置(画像形成装置、画像表示装置)に補正画像を提供する画像処理システムを例に挙げて以下に説明する。
<概要>
第1実施形態では、出力装置の特性に応じて補正強度を変更することで、ノイズが好適に低減された画像(形成画像、表示画像)を出力可能とする形態について説明する。具体的には、画像処理装置が出力装置に補正画像を提供した後に、当該出力装置が回復画像の出力(表示・形成)サイズを変更可能か否かに基づいて補正強度を変える。サイズ変更不能な出力装置で出力する場合には、実出力サイズに応じた補正強度r(u,v)で回復処理をおこなう。一方で、サイズ変更可能な出力装置で出力する場合には、最大出力サイズに応じた補正強度R(u,v)で補正をおこなう。
なお、以下の説明では、サイズ変更不能な出力装置の例として画像形成装置(プリンタ)、サイズ変更可能な出力装置の例として画像表示装置(ディスプレイ)を挙げているが、逆の形態もあり得る。
<画像処理システムの構成>
図1は、第1実施形態における画像処理システムのシステム構成を示す図である。撮像装置1と画像処理装置2はインターフェイスまたは回路によって接続されている。また、画像処理装置2は、画像表示装置3および画像形成装置4ともインターフェイスまたは回路によって接続されている。
撮像部101は、レンズ、光学LPF、メカニカルシャッター、撮像素子(CCD/CMOS)などから構成され、被写体を撮影し撮像データを生成する。また、撮像装置1は、撮像UI部102を備え、撮像装置101における撮像条件Sc(シャッタースピード、ISO値、絞り値や焦点距離)について、ユーザの指示を受けることができる。撮像部101によって撮像された画像Iは、撮像画像処理部102によってホワイトバランス処理やγ処理された後、撮影条件Scとともに画像データiとして、撮像データ記憶部に保存される。たとえば、撮像条件Scを含むRaw形式もしくは、Tiff形式で画像データは保存される。なお、撮影条件Scには、撮像装置1に対応する光学伝達関数OTF(Optical Transfer Function)とノイズ、リンギングなどの弊害特性を一意に特定するのに十分な情報が含まれる。たとえば、前述のシャッタースピード等の条件に加え、レンズやカメラの種類を特定できるシリアル番号や型番などを含んでいればよい。
画像処理装置2は、データI/O部201、画像回復処理部202、回復処理パラメータ部203、処理データ記憶部204、UI部205を含む。画像処理装置2は、背景技術で説明した撮像装置1に起因する画質劣化を補償するための回復処理を実行する。具体的には、画像処理装置2は、UI部205を介したユーザの操作入力に基づき、入力画像である画像データiに回復処理を実施し、回復後の画像(補正画像)である画像データi’を生成する。
画像処理装置2は、データI/O部201から、インターフェイスまたは回路によって撮像装置1にアクセスし、画像データiと撮影条件Scの取得が可能である。同様に、画像表示装置3あるいは画像形成装置4に対して、UI部205を介したユーザの指示入力に基づき、出力条件Ocと回復処理後の画像データi’の送信が可能である。なお、図1においては、画像処理装置2を独立した装置として記述しているが、撮像装置1、画像表示装置3あるいは画像形成装置4が、画像処理装置2を含む構成であってもよい。
画像回復処理部202では、画像データiに対して、撮影条件Sc、出力条件Ocに基づく回復処理をおこなう。Ocについては後述する。また、回復処理パラメータ保持部203には、回復処理に必要なパラメータが格納される。回復処理の詳細な内容については後述する。また、処理データ記憶部204は、処理前の画像データiの保持、および回復処理後の画像データi’の保持に用いられる。
UI部205では、タッチパネルやマウス、ダイヤルなどのユーザーインターフェイス(UI)により、出力条件Ocについて、ユーザの指示を受け取ることができる。出力条件Ocは、出力装置(画像表示装置3、画像形成装置4)の能力情報を含む。能力情報は、少なくとも出力画像のサイズ変更の可否情報Pを含む。さらに好ましくは、画像の出力サイズに関する情報Sも含む。出力サイズに関する情報Sは、サイズ変更の可否情報Pが、可である場合には、出力装置が出力に利用可能な「最大出力サイズ」を意味する。一方、サイズ変更の可否情報Sが、否である場合には、出力装置による画像の「実出力サイズ」を意味する。
ここで、出力装置の最大出力サイズは拡大倍率に相当するものであり、画像表示装置3の画面サイズあるいはプリント用紙の用紙サイズとは必ずしも一致しない。たとえば、最大32倍(=3200%)で拡大表示可能な100ppiの画像表示装置3で250[px]×250[px]の画像を表示する場合を考える。32倍で画像全体を表示するには2032[mm]×2032[mm]の物理的な画面サイズが必要となる。すなわち、画像表示装置3の画面サイズが2032[mm]×2032[mm]に満たない場合、画像表示装置3には、画像の一部のみが切り抜かれて表示される。なお、出力サイズに関する情報Sが得られない場合には、サイズ変更の可否情報Pから、出力サイズに関する情報Sを推測して決定してもよい。
画像表示装置3は、表示データ記憶部301、画像表示部302を備える。画像表示装置3は、画像処理装置2から送信された回復処理後の画像データi’を、液晶パネルやCRT、有機ELなどの画像表示部302に表示出力する。画像表示装置3には、たとえばディスプレイやプロジェクタなどの画像を一時的に表示する装置を用いることができる。表示データ記憶部301には、回復処理後の画像データi’および出力条件Ocが一時的に保持される。
画像形成装置4は、形成データ記憶部401、画像形成部402を備える。画像形成装置4は、プリンタヘッドなどを含む画像形成部402により、印刷用紙などの記録媒体に画像を形成出力する。画像形成装置には、たとえばインクジェットプリンタやレーザプリンタなど、画像形成後にユーザが出力画像を変更できない装置を用いることができる。形成データ記憶部401には、回復処理後の画像データi’および出力条件Ocが一時的に保持される。
なお、上述の説明では、出力条件Ocは、画像処理装置2がUI部205を介して取得する構成とした。しかし、画像表示装置3あるいは画像形成装置4がそれぞれUIを備え、出力条件Ocの一部あるいは全てを記憶、取得してもよい。その場合、画像処理装置2は、インターフェイスあるいは回路を通じて、画像表示装置3あるいは、画像形成装置4にアクセスし、必要な出力条件Ocを取得する。
<装置の動作>
図2は、第1実施形態における画像処理を説明するフローチャートである。具体的には、画像処理装置2における回復処理の制御動作のフローチャートである。
S201では、画像回復処理部202は、データI/O部201を通して撮像装置1にアクセスし、画像データi(x,y)および撮像条件Scを取得し、処理データ記憶部204へ格納する。
S202では、画像回復処理部202は、画像データi(x,y)にフーリエ変換を実施し、I(u,v)を算出し、処理データ記憶部204へ格納する。なお、ここでは、撮像画像をフーリエ変換し周波数空間で回復処理をおこなっているが、後述する補正強度を逆フーリエ変換することによって得られる空間フィルタを用いて回復処理をおこなってもよい。
S203では、画像回復処理部202は、回復処理パラメータ保持部203、処理データ記憶部204にアクセスし、撮像条件Scに対応する撮像装置1の光学伝達関数OTF(u,v)を取得する。通常、OTFの値は、0≦OTF≦1を満たす。
S204では、画像回復処理部202は、UI部205を介して出力条件Ocを取得する。S205では、画像回復処理部202は、出力条件Ocに含まれる出力サイズ変更の可否情報Pからサイズ変更の可否を判断する。画像サイズを変更できる出力装置(ここでは、画像表示装置3)であると判断した場合には、S206へと進む。画像サイズを変更できない出力装置(ここでは、画像形成装置4)であると判断した場合には、S208へと進む。
S206では、画像回復処理部202は、処理データ記憶部204から最大出力サイズの情報を取得する。さらに回復処理パラメータ保持部203から、最大出力サイズにおいても弊害が目立ちにくい補正強度R(u,v)を取得する。
S207では、画像回復処理部202は、補正強度R(u,v)、光学伝達関数OTF(u,v)に従い、以下の数式(1)によって撮像画像I(u,v)から、回復後画像I’(u,v)を生成する。なお。補正強度R(u,v)は、1≦R(u,v)≦1/|OTF(u,v)|を満たす。u=0,v=0に対しては適用しない。
I’(u,v)=I(u,v)×R(u,v) ・・・(1)
S208では、画像回復処理部202は、実出力サイズSに基づいて回復処理パラメータ保持部203から、実出力サイズにおいても弊害が目立たない補正強度r(u,v)を取得する。
S209では、画像回復処理部202は、補正強度r(u,v)、光学伝達関数OTF(u,v)に従い、以下の数式(2)によって撮像画像I(u,v)から、回復後画像I’(u,v)を生成する。なお。補正強度r(u,v)は、1≦r(u,v)≦1/|OTF(u,v)|を満たす。u=0,v=0に対しては適用しない。
I’(u,v)=I(u,v)×r(u,v) ・・・(2)
S210では、画像回復処理部202は、回復後画像I’(u,v)に対して逆フーリエ変換を実行し、実空間における回復処理後の画像データi’(x,y)を算出し、処理データ記憶部204へ格納する。
上述のように、画像サイズを変更できる出力装置に出力する場合は、最大出力サイズでも弊害が目立たない補正強度R(u,v)で回復処理をおこなう。一方、画像サイズを変更できない出力装置に出力する場合は、実出力サイズで弊害が目立たない補正強度r(u,v)で補正処理をおこなう。
すなわち、一般に、拡大出力により高周波な画質弊害が視感度の高い低周波へとシフトする。そのため、出力サイズ(出力倍率)が大きいほど、画質弊害が視認されやすい。そこで、画像形成装置4と画像表示装置3のノイズ特性が等しく、かつ、画像形成装置4の実出力サイズが画像表示装置3の最大出力サイズ以下の場合には、補正強度r(u,v),R(u,v)を用いる。ここで、r(u,v)≧R(u,v)となるよう設定される。特に、R(u,v)は、少なくとも所定の周波数より高い周波数の領域についてr(u,v)より補正強度が弱く設定される。
<効果>
画像処理装置2における回復処理の効果について、図3〜図5を用いて説明する。なお、実際にはuv空間上の2次元特性に対して処理が行われるが、簡潔な説明のため、図3〜図5にはu軸上の1次元の特性を示している。
図3は、出力サイズを変更可能な出力装置に提供する画像に対する回復処理を説明する図である。ここでは、画像表示装置に出力する場合(S207)における回復処理の特性を示している。具体的には、上述の数式(1)に従う回復処理を適用した場合の特性変化を例示的に示している。
図3(a)は、撮像装置の周波数特性に対して、補正強度R(u,v)を乗算し、高い周波数における劣化が補償された特性を示している。なお、補正対象となる全てのu、vに対して、補正強度R(u,v)=1/|OTF(u,v)|とすることで、回復特性は撮像装置の周波数特性の逆特性となり、回復処理後の周波数特性|OTF(u,v)|’=1へ回復することができる。
図3(b)は、撮像装置のノイズ特性に対して、同様に補正強度R(u,v)を乗算した状態を示している。図3(b)から理解されるように、回復処理により高い周波数成分のノイズが強調されてしまう。そこで、撮影条件に応じて補正強度R(u,v)を1/|OTF(u,v)|より小さな値とするとよい。これにより、回復特性を抑制し、|OTF(u,v)|’を1へ回復する処理に比べて、ノイズを目立ちにくくすることができる。なお、R(u,v)=1とした場合には、補正は行われずノイズ強調も生じない。なお、ノイズ特性は撮像条件によって変化するため、撮像条件によって異なる補正強度R(u,v)を回復処理パラメータ保持部203は保持するのが好適である。
図4は、出力サイズを変更不能な出力装置に提供する画像に対する回復処理を説明する図である。ここでは、画像形成装置4に出力する場合(S209)における回復処理の特性を示している。図4(a)は、撮像装置の周波数特性に対して、補正強度r(u,v)を乗算し、高い周波数における劣化が補償された特性を示している。図4(b)は、撮像装置のノイズ特性に対して、同様に補正強度r(u,v)を乗算した状態を示している。
ここで、画像処理装置2が、回復処理後の補正画像を、画像表示装置3と画像形成装置4に出力するとする。特に、画像表示装置3の最大出力サイズよりも小さなサイズで出力する状況を想定する。
画像表示装置3は、補正画像を拡大して出力可能であるため、図3(b)に示すように、特に撮像装置1の周波数劣化が大きい高周波部分において逆特性1/|OTF(u,v)|に比べて、Rの値を小さくする必要がある。一方、画像形成装置4は、補正画像の出力画像サイズを変更できない。そのため、図4(b)に示すように、図3における回復特性に比較して高周波部分において補正強度を大きく設定した回復特性による回復処理をおこなう。
図5は、出力装置ごとに観察されるノイズ特性の例を示す図である。図5(a)は、画像表示装置3(ディスプレイ)に出力する場合のノイズ特性を示している。図5(b)は、画像形成装置4(プリンタ)に出力する場合のノイズ特性を示している。
画像表示装置3が回復処理後の画像を最大出力倍率a倍(たとえば32倍)で出力する場合、画像の周波数特性は低周波側にシフトする(周波数が1/32倍になる)。その結果、視覚系の伝達関数(VTF:Visual Transfer Function)を考慮すると、観察されるノイズ特性は図5(a)の最も右の図に示されるものとなる。画像表示装置3に出力する場合、最初の出力倍率がいくつであるかにかかわらず、ユーザが最大サイズまで拡大して確認することができる。そのため、ここでは、出力倍率にかかわらず、最大表示倍率で観察されるノイズ特性上で、ノイズを評価することを想定するが、他の評価方法を用いてもよい。
一方、画像形成装置4で出力する場合には、画像サイズの変更はできない。そのため、出力されるサイズでVTFを考慮し、観察されるノイズが目立たなければよい。そこで、ここでは、回復処理後のノイズ特性ではなく、観察されるノイズ特性でノイズを評価することを想定するが、他の評価方法を用いてもよい。
<補正強度R(u,v)の算出>
第1実施形態では、S206で用いる補正強度R(u,v)を、回復後のノイズ量が所与の閾値tnを超えない最大値とすることにより、ノイズ弊害が目立ちにくい回復処理を実現する。
図6は、ノイズを考慮した補正強度Rn(u,v)の算出を説明するフローチャートである。
S601では、撮像装置1は、ノイズ量算出チャートを撮影する。ノイズ量算出チャートには、たとえば図7に示す均一な濃度パッチを利用できる。図7には単一のパッチしか用意していないが、濃度のノイズ量算出チャートを用意し、その平均値を求めてもよい。また、平均濃度ごとに異なる補正強度R(u,v)を用意してもよい。
S602では、画像処理装置2は、撮影したノイズチャート画像in(x,y)にフーリエ変換を実行し、フーリエ変換後のノイズチャート画像In(u,v)を算出する。
S603では、画像処理装置2は、In(u,v)を以下の数式(3)に従って画像表示装置3の最大出力サイズへと拡大した画像In’(u,v)を取得する。ただし、撮像画像から最大出力サイズへの拡大率をa、撮像装置のナイキスト周波数をfqとする。
In’(u,v)=In(u/a,v/a) u/a≦fq,u/a≦fq
In’(u,v)=0 u/a>fq,u/a>fq ・・・(3)
S604では、画像処理装置2は、以下の数式(4)に従って、VTFを考慮したノイズ量N(u,v)を算出する。
N(u,v)=|In’(u,v)|×VTF(u,v) ・・・(4)
S605では、画像処理装置2は、数式(5)により、回復後のノイズ量が所与の閾値tnを超えない最大の補正強度R(u,v)を算出する。ただし、N(u,v)=0または、R(u,v)<1の場合には、R(u,v)=1とする。また、R(u,v)>1/|OTF(u,v)|である大きい場合、R(u,v)=1/|OTF(u,v)|とする。
R(u,v)=tn/N(u,v) ・・・(5)
想定される全撮影条件について、S601〜S605に従って補正強度R(u,v)を算出し、回復処理パラメータ保持部203に格納しておくことで、S207における回復処理を実施する。
<補正強度r(u,v)の算出>
図8に、第1実施形態における補正強度r(u,v)の算出フローを示す。S801〜S802、S804〜S805の動作は、図6に示す補正強度R(u,v)の算出フローと同様である。
ただし、S803では、画像処理装置2は、複数の倍率で拡大・縮小処理(拡縮処理)をおこなう。前述の通り、画像形成装置4では画像サイズの変更はできない。そのため、出力先が画像形成装置4である場合には、S209において観察されるノイズが目立たない補正強度r(u,v)を用いて回復処理をおこなう。したがって、S209における処理では、出力サイズに応じて異なる補正強度r(u,v)が必要となる。
そこで、S803では、例えば、一定の拡大倍率の間隔(たとえば拡大率10%から10%刻み)で出力装置の最大出力サイズまで、拡大・縮小処理した複数の画像を生成する。そして、画像毎にS801〜S805を実施する。
また、N(u,v)は撮影条件Scによって変化する。そこで、想定される全撮影条件について、補正強度r(u,v)を算出し、回復処理パラメータ保持部203に格納しておくことで、S209における回復処理を実施する。
以上説明したとおり第1実施形態によれば、出力装置が画像処理装置とは独立して出力サイズを変更可能であるか否かに基づいて、鮮鋭化処理における補正強度を決定する。特に、出力装置が出力サイズを変更可能である場合には第1のパラメータであるR(u,v)を補正強度として決定する。一方、出力装置が出力サイズを変更不能である場合には第2のパラメータであるr(u,v)を補正強度として決定する。この構成により、出力装置に応じて画像弊害が抑制された鮮鋭化処理を行うことが可能となる。
なお、上述の説明においては、撮像装置の周波数特性およびノイズ特性と、出力サイズから回復強度R(u,v),r(u,v)を算出している。ただし、更に、出力装置のノイズ特性や周波数特性を考慮して回復強度R(u,v),r(u,v)を算出してもよい。
(変形例1)
変形例1では、ノイズの量Nとリンギングの量Lの両方を弊害として考慮し、出力画像上で弊害の目立たない補正強度r(u,v)または補正強度R(u,v)で処理する画像処理システムについて説明する。なお、リンギングとは、画像内の高コントラスト部分(エッジ部)において不自然な輪郭が発生する現象である。
すなわち、上述の第1実施形態では、回復処理によるノイズの発生(強調)のみを弊害として扱った。そして出力手段の種別に応じて、出力画像上で弊害の目立たない補正強度r(u,v)または補正強度R(u,v)で処理した。
しかし、回復処理の弊害はノイズの強調だけではなく、他の評価値を用いてもよい。さらに、いくつかの評価項目を組み合わせて回復強度を決定してもよい。他の評価値とは、たとえば、リンギングの量、明るさの変動量、クリッピングによる黒つぶれや白飛びの量などを用いることができる。
なお、ノイズ量を考慮した補正強度rn(u,v)、および補正強度Rn(u,v)の算出については、第1実施形態における補正強度R(u,v)または補正強度r(u,v)の算出法と同様であるため、説明を省略する。
図9は、リンギングを考慮した補正強度rl(u,v)の算出を説明するフローチャートである。
S901では、撮像装置1は、リンギング量算出チャートlを撮像し、画像データil(x,y)を取得する。リンギング量算出チャートlには、たとえば図10に示す矩形波チャートを用いることができる。図10に示す矩形波チャートでは、x方向に周期的に濃度変動し、それと直交するy方向については、一定濃度である。図10には単一パッチしか用意していないが、濃度変化の方向が異なるパッチや、変動周期の異なるパッチを用意し、それぞれについてリンギング量を算出し、平均値や代表値を用いてもよい。
S902では、画像処理装置2は、以下の数式(6)により、rlの値を1〜1/|OTF|の範囲で変化させる。
rl(u,v,a)=(1/|OTF(u,v)|−1)a+1 ・・・(6)
たとえば、変化強度aを0から1まで、0.1刻みで変化させることで、1〜1/|OTF|の範囲で変化させた10点のrl(u,v,a)の値を取得できる。
S903では、画像処理装置2は、S902において取得したrl(u,v,a)に対して、逆フーリエ変換を行い、実空間上のフィルタf(x,y,a)を算出する。
S904では、画像処理装置2は、画像データil(x,y)に対して、f(x,y,a)を畳み込み処理することで、回復画像である画像データil’(x,y,a)を算出する。
S905では、画像処理装置2は、回復画像il’(x,y,a)を出力装置2の出力サイズへ拡大、縮小処理し、画像データil’’(x,y,a)を算出する。拡大縮小には、公知の技術であるニアレストネイバー法や、バイキュービック法を用いることができる。
S906では、画像処理装置2は、画像データil’’(x,y,a)に対して、たとえば、100mmの距離で観察する場合のVTFに相当するフィルタを畳み込み処理する。これにより、視感度を考慮した回復画像である画像データiv(x,y,a)を算出する。
S907では、画像処理装置2は、画像データiv(x,y,a)から、リンギング量L(a)を算出する。リンギング量は、以下の数式(7)にしたがって算出する。ここで、撮像画像上のチャートの横幅をw[px]、高さをh[px]とする。
数式(7)中、iv(x,a)は、iv(x,y,a)から得られる1次元の画素値データである。たとえばy=h/2についての輝度断面でもよいし、2次元の輝度分布をy方向に平均処理した1次元の輝度分布であってもよい。また、is(x,a)は、iv(x,a)から予想される矩形波パターンである。
S908では、画像処理装置2は、S907で算出されるリンギング量L(a)が、所与の閾値tlを超えない最大の強度変数aを求め、対応するrl(u,v,a)をS401の撮影条件における補正強度rl(u,v)とする。
想定される全撮影条件について、補正強度rl(u,v)を算出し、同条件におけるノイズ量を考慮した補正強度rn(u,v)と比較をおこなう。rl(u,v)≦rn(u,v)であれば、rl(u,v)をr(u,v)として回復処理パラメータ保持部203に格納する。また、rl(u,v)≧rn(u,v)であれば、rn(u,v)をr(u,v)として回復処理パラメータ保持部203に格納する。
このようなr(u,v)をS209で用いることで、ノイズの量nとリンギングの量lの両方の弊害が低減された補正画像を生成することが可能となる。
また、補正強度R(u,v)については、S905における拡大を出力装置の最大出力サイズへ拡大し、Rn(u,v)およびRl(u,v)を算出し、同様の比較を行う。Rl(u,v)≦Rn(u,v)であれば、Rl(u,v)をR(u,v)として回復処理パラメータ保持部203に格納する。また、Rl(u,v)≧Rn(u,v)であれば、Rn(u,v)をR(u,v)として回復処理パラメータ保持部203に格納する。
このようなR(u,v)をS209で用いることで、ノイズの量nとリンギングの量lの両方の弊害が低減された補正画像を生成することが可能となる。
図11は、リンギング量の算出方法を説明する図である。図11(a)は、リンギング量算出チャートl上のx方向の輝度分布l(x)の一部を示している。図11(b)は、S901において撮像されたリンギング量算出チャートの画素値il(x,y)上のx方向の画素値分布il(x)の一部を示している。
図11(c1)は、il(x,y)に対し、リンギングが発生する回復フィルタfy(x,y,a)を用い、S904〜S906の処理を行った場合の、画素値ivy(x,a)の一部を示す。図11(c2)は、リンギングが発生しない回復フィルタfn(x,y,a)で回復処理を行った場合の画素値ivn(x,a)の一部を示す。
図11(d1)の黒で塗りつぶされた部分が、数式(7)により算出されるivy(x,a)のリンギング量Ly(a)である。塗りつぶし部分は、ivy(x,a)と、ivy(x,a)から予想される矩形波is(fq,Ave,Am)に囲まれた領域である。ただし、矩形波isの空間周波数をfq、平均値をAve、振幅をAmとする。矩形波isの変数であるfq、Ave、Amを最適化し、最も誤差が小さい矩形波is(fq,Ave,Am)をivy(x,a)から予想される矩形波isとする。最適化には、たとえば最小二乗法などの公知の手法を用いることができる。
図11(c2)(d2)に示すように、ノイズの少ない好適な環境下で、リンギングが発生しない回復フィルタfn(x,y,a)で回復処理を行った場合には、リンギング量は0に近くなる。
なお、リンギング、ノイズ量以外に、クリッピングによる黒潰れ白飛びの量を考慮して回復処理をおこなってもよい。その場合には、フィルタリング前後で最大画素値、最小画素値となった画素の面積率を黒潰れ白飛びの量として用いることができる。たとえば256階調(8bit)画像にフィルタリングする場合、フィルタリング後に画素値が0または255となる画素数Caを取得する。さらに、Caから、フィルタリング前から0または255であった画素数Cbから、以下の数式(8)によって黒潰れ白飛び量Cを算出する。ただし、x、yはそれぞれ画像の高さ[px]と横幅[px]とする。
C=(Ca−Cb)/(x×y) ・・・(8)
さらに、明るさの変動量を考慮して、回復処理を行ってもよい。明るさの変動量には、補正前の画像全体の画素平均値と、補正後の画素平均値の差の絶対値を用いることができる。
なお、黒潰れ及び白飛びの量、明るさの変動量の算出には、たとえば図10に示したリンギング量算出チャートを用いることができる。画像回復処理には、ノイズ量、リンギング量、黒潰れ白飛び量、明るさ低下量、がそれぞれ所与の閾値以下となる補正強度r(u,v)およびR(u,v)を用いることができる。
(変形例2)
変形例2では、出力装置から出力条件Ocを不完全にしか取得できない場合の好適な処理について述べる。
第1実施形態におけるフローチャート(図2)では、出力条件Ocを出力装置から取得可能であるとした。しかしながら、必ずしも出力条件Ocを取得できるとは限らない。特に、補正後の画像をただちに出力せずに画像ファイルとして記憶媒体に保存する場合、出力条件Ocを取得できない場合がある。また、通信障害や出力条件Ocをやり取りできない出力機器をシステムに組み込む場合にも、出力条件Ocを取得できない場合がある。
図12は、変形例2における画像処理を説明するフローチャートである。第1実施形態(図2)と同様の処理については詳細な説明を省略する。S1201〜1204については、S201〜204と同様である。
S1205では、画像処理装置2は、出力条件Ocとして出力後の画像サイズの変更可否に関する情報Pを取得できたかどうかを判断する。変更可否情報を取得可能である場合、S1206へ進み、S205と同様に変更可否情報Pに基づいて処理を変える。一方、取得不可能である場合、S1206をスキップし、S1210へと進む。
S1206では、画像処理装置2は、変更可否情報Pに基づき、サイズ変更不可能である場合にはS1207に進む。一方、サイズ変更可能である場合には、S1210へ進む。
S1207では、画像処理装置2は、S1204において出力条件Ocとして画像の「実出力サイズ」の情報を取得できたかどうかを判断する。実出力サイズを取得できた場合、第1実施形態におけるS208およびS209と同様に、取得した実出力サイズで弊害が目立ちにくい補正強度r(u,v)を取得し、補正処理を実行する。一方、実出力サイズを取得不可能と判断された場合、S1210に進む。
S1210では、画像処理装置2は、S1204において出力条件Ocとして出力装置2における画像の「最大出力サイズ」の情報を取得できたかどうかを判断する。最大出力サイズを取得できた場合、S1211、S1212に進み、S206、S207と同様に、最大出力サイズで弊害が目立ちにくい補正強度R(u,v)を取得し、補正処理を実行する。一方、S1210において、最大出力サイズを取得できない場合には、S1213に進む。
S1213では、画像処理装置2は、弊害の評価値が最も大きい周波数帯が、VTFが最も高い周波数帯と一致する出力サイズで弊害が目立ちにくい補正強度R’(u,v)を取得し、S1014において補正強度R’(u,v)で補正処理を実行する。なお、S1213、1214は必ずしも実施する必要はなく、S1210において最大出力サイズを取得不可能である場合には、回復処理を行わない構成としてもよい。
S1215では、画像処理装置2は、S210と同様に逆フーリエ変換により、補正後の実画像i’を取得する
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 撮像装置; 2 画像処理装置; 3 画像表示装置; 4 画像形成装置; 202 画像回復処理部

Claims (11)

  1. 画像処理装置であって、
    入力画像に対して鮮鋭化処理を実行して補正画像を生成する画像処理手段と、
    前記補正画像を出力する出力装置の能力情報を取得する取得手段と、
    前記能力情報に基づいて前記鮮鋭化処理における補正強度を決定する決定手段と、
    を有し、
    前記能力情報は、前記出力装置が前記画像処理装置とは独立して出力サイズを変更可能であるか否かを示す可否情報を含み、
    前記決定手段は、前記可否情報に基づいて前記補正強度を決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記可否情報が、前記出力装置が出力サイズを変更可能であることを示す場合には第1のパラメータを前記補正強度として決定し、前記可否情報が、前記出力装置が出力サイズを変更不能であることを示す場合には第2のパラメータを前記補正強度として決定し、
    前記第1のパラメータは、少なくとも所定の周波数より高い周波数の領域について前記第2のパラメータより補正強度が弱い
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記可否情報が利用できない場合、前記第1のパラメータを前記補正強度として決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記能力情報として、前記出力装置が画像を出力する際の実出力サイズに関する情報を更に取得し、
    前記決定手段は、前記第2のパラメータを、前記実出力サイズで出力した場合における前記鮮鋭化処理による所定の弊害が所与の閾値を超えないように決定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記能力情報として、前記出力装置が画像の出力に利用可能な最大出力サイズに関する情報を更に取得し、
    前記決定手段は、前記第1のパラメータを、前記最大出力サイズで出力した場合における前記鮮鋭化処理による所定の弊害が所与の閾値を超えないように決定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  6. 前記所定の弊害は、前記補正画像におけるノイズ量、前記補正画像におけるリンギング量、前記補正画像における黒潰れ及び白飛びの量、前記補正画像における前記入力画像からの明るさ変動量、の1以上を含む
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記取得手段は、ユーザからの操作入力を介して前記能力情報を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記入力画像は、撮像装置により撮像された撮像画像であり、
    前記鮮鋭化処理は、前記撮像装置に起因する画質劣化を補償するための回復処理を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記出力装置は、記録媒体に画像を形成出力する画像形成装置、又は、表示部に画像を表示出力する画像表示装置である
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 入力画像に対して鮮鋭化処理を実行して補正画像を生成する画像処理部を有する画像処理装置における制御方法であって、
    前記補正画像を出力する出力装置の能力情報を取得する取得工程と、
    前記能力情報に基づいて前記鮮鋭化処理における補正強度を決定する決定工程と、
    前記決定された補正強度に基づく前記画像処理部による鮮鋭化処理により得られた前記補正画像を前記出力装置に提供する提供工程と、
    を含み、
    前記能力情報は、前記出力装置が前記画像処理装置とは独立して出力サイズを変更可能であるか否かを示す可否情報を含み、
    前記決定工程では、前記可否情報に基づいて前記補正強度を決定する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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