JP2019200309A - 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置の焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を可能にすることを課題とする。【解決手段】表示制御装置は、表示装置(23)に近接したユーザが存在することを検知する検知手段(24)と、前記検知手段(24)による検知の結果に基づいて、前記表示装置(23)に表示する画像の表示位置を制御する制御手段(51)とを有する。【選択図】図5
Description
本発明は、画像を表示する表示装置の制御技術に関する。
従来、画像を表示する表示装置において最大画像サイズよりも大きな表示領域を持たせておき、表示する位置を適切に移動させることにより、表示装置の焼き付きを防止する技術が知られている。表示する位置を移動させるのは、表示される位置を分散させることで表示装置の劣化が一カ所に集中することを防ぐために行われる。例えば、特許文献1には、画像を表示する位置を周期的あるいはランダムに変更して焼き付きを防止する技術が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献に開示された技術では、ユーザが表示装置の画像を見ている時に表示位置が移動するため、ユーザは違和感を覚えることがある。
そこで、本発明は、表示装置の焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を可能にすることを目的とする。
そこで、本発明は、表示装置の焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を可能にすることを目的とする。
本発明の表示制御装置は、表示装置に近接したユーザが存在することを検知する検知手段と、前記検知手段による検知の結果に基づいて、前記表示装置に表示する画像の表示位置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、表示装置の焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示が可能となる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<カメラの概略外観>
図1(a)、図1(b)は、本実施形態の表示制御装置および表示装置を搭載しているデジタルカメラ(以下、カメラ11とする。)の概略的な外観図である。図1(a)はカメラ11を正面側(レンズ側)から見た図であり、図1(b)はカメラ11を背面側(ディスプレイ側)から見た図である。本実施形態のカメラ11は、背面筐体上の所定位置に設けられた背面表示装置22と、カメラファインダの内部に設けられたファインダ内表示装置23との二つの表示装置を備えている。これら背面表示装置22とファインダ内表示装置23の表示面は、いずれも略々同じ方向を向くように配置されている。なお背面表示装置22とファインダ内表示装置23は、液晶パネルや有機ELパネル等により構成されている。背面表示装置22は、ある程度大きな画面を備えており、例えばユーザが撮影時の構図の確認や撮影した写真の出来栄えの確認、カメラの設定などの際に使用される。そして、背面表示装置22の表示画像を見る場合、ユーザは、眼からカメラ11をある程度離すようにして持つことになる。一方、ファインダ内表示装置23は、一般的には背面表示装置22よりも小さい画面である。ユーザは、例えば撮影時の構図を確認する際などに、眼を近づけてファインダ内表示装置23を覗くようにしてカメラ11を構えることが多い。
<カメラの概略外観>
図1(a)、図1(b)は、本実施形態の表示制御装置および表示装置を搭載しているデジタルカメラ(以下、カメラ11とする。)の概略的な外観図である。図1(a)はカメラ11を正面側(レンズ側)から見た図であり、図1(b)はカメラ11を背面側(ディスプレイ側)から見た図である。本実施形態のカメラ11は、背面筐体上の所定位置に設けられた背面表示装置22と、カメラファインダの内部に設けられたファインダ内表示装置23との二つの表示装置を備えている。これら背面表示装置22とファインダ内表示装置23の表示面は、いずれも略々同じ方向を向くように配置されている。なお背面表示装置22とファインダ内表示装置23は、液晶パネルや有機ELパネル等により構成されている。背面表示装置22は、ある程度大きな画面を備えており、例えばユーザが撮影時の構図の確認や撮影した写真の出来栄えの確認、カメラの設定などの際に使用される。そして、背面表示装置22の表示画像を見る場合、ユーザは、眼からカメラ11をある程度離すようにして持つことになる。一方、ファインダ内表示装置23は、一般的には背面表示装置22よりも小さい画面である。ユーザは、例えば撮影時の構図を確認する際などに、眼を近づけてファインダ内表示装置23を覗くようにしてカメラ11を構えることが多い。
また本実施形態のカメラ11は、ユーザがファインダ内表示装置23と背面表示装置22のどちらを見ているかを検出するための構成として、近接検知センサ24を備えている。近接検知センサ24は、カメラ11に近接してユーザが存在しているか否かを検知するためのセンサである。本実施形態のカメラ11の場合、近接検知センサ24は例えばファインダ近辺に設けられている。近接検知センサ24としては数々な方式のものがあるが、一例として、図2には反射光方式の近接検知センサの構成例を示す。図2に示した近接検知センサは、発光ダイオード31の発光部とフォトトランジスタ34の受光部が略々同じ側に配されて構成されている。例えば、近接した物体32が存在している場合、発光ダイオード31から出射された光が物体32により反射され、その反射光33がフォトトランジスタ34にて受光されることにより、センサ出力35はLow(ロー)になる。一方、近接した物体32が存在しない場合や、発光ダイオード31から出射された光が物体32で反射されず透過36等する場合、フォトトランジスタ34では光を受光できないため、センサ出力35はHi(ハイ:High)になる。
そして、本実施形態のカメラ11は、センサ出力35がLowである場合、ユーザが眼をファインダ内表示装置23に近づけ、そのファインダ内表示装置23の画面を見ている可能性が高いと判断する。一方、センサ出力35がHiである場合、本実施形態のカメラ11は、ユーザが眼をカメラ11から遠ざけていて、ファインダ内表示装置23を覗いておらず、背面表示装置22の画面を見ている可能性があると判断する。図3は、近接検知センサ24のセンサ出力と、ユーザが背面表示装置22とファインダ内表示装置23のいずれかを見ている状態との対応関係を示した図である。図3に示すように、センサ出力がHiの場合、ユーザは背面表示装置22を見ている状態37であると考えられ、センサ出力がLowの場合、ユーザはファインダ内表示装置23を見ている状態38であると考えられる。
また、本実施形態のカメラ11は、近接検知センサ24のセンサ出力を基に、ユーザがファインダ内表示装置23の画面を見ていないと判断した場合には当該ファインダ内表示装置23を消灯し、背面表示装置22を点灯するように制御する。一方、カメラ11は、近接検知センサ24のセンサ出力を基に、ユーザがファインダ内表示装置23を覗いていると判断した場合には背面表示装置22を消灯し、ファインダ内表示装置23を点灯するように制御する。これにより、カメラ11の消費電力の低減が可能となる。
ここで、ファインダ内表示装置23を見る時のユーザは、直ぐにでも撮影を行いたい状況である可能性が高いと考えられる。このため、近接検知センサ24によってユーザの近接が検知された場合、カメラ11では、即座にファインダ内表示装置23が点灯されることが望ましい。一方で、近接検知センサ24がユーザを検知している状態から検知しない状態に変化した場合にファインダ内表示装置23を即座に消灯すると、ユーザは、ファインダ内表示装置23の表示を見たいのに消えてしまったと感じてしまうこともあると考えられる。このため、近接検知センサ24がユーザを検知していた状態から検知しない状態に変化した場合には、その変化が検知されたタイミングから、ある程度の時間をおいてファインダ内表示装置23を消灯することが望ましい。
図4は、近接検知センサ24のセンサ出力と、ファインダ内表示装置23および背面表示装置22の点灯/消灯のタイミングとの関係を示した図である。カメラ11は、図4に示すように、センサ出力がHiからLowに変化した場合には、その変化のタイミングから所定の短い時間T1内でファインダ内表示装置23を点灯すると共に背面表示装置22を消灯する。一方、カメラ11は、センサ出力がLowからHiに変化した場合には、その変化のタイミングから所定の長い時間T2(T2>T1)後にファインダ内表示装置23を消灯すると共に背面表示装置22を点灯する。
図5は、本実施形態のカメラ11の内部構成のうち、特に、近接検知センサ24のセンサ出力に基づいて、背面表示装置22とファインダ内表示装置23の点灯/消灯制御、および、後述する表示位置を移動させる表示制御を行うための構成例を示した図である。なお図5では図示を省略するが、本実施形態のカメラ11は、レンズ系およびその駆動回路と撮像素子等からなる撮像系デバイス、撮像系デバイスからの撮像データに各種画像処理を施す画像処理回路系、ユーザにより操作される操作系デバイス等をも有している。これら撮像系デバイス、画像処理回路系、操作系デバイス等は、一般的なデジタルカメラが備えているものと同様であるため、それらの詳細な説明については省略する。
CPU51は、本実施形態のカメラ11の全体を制御する。VRAM56は画像メモリであり、画像処理回路系による画像処理で生成された画像データを記憶する。このVRAM56に記憶されている画像データは、背面表示装置22やファインダ内表示装置23に表示される画像のデータである。VCONT55は表示制御部であり、CPU51による制御の下、VRAM56に展開されている画像データを読み出して、背面表示装置22またはファインダ内表示装置23に送って表示させる。ROM52は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、CPU51が実行する本実施形態に係るプログラムや各種設定値を格納している。
またCPU51は、背面表示装置22とファインダ内表示装置23の点灯/消灯の制御も行う。本実施形態の場合、CPU51は、近接検知センサ24からのセンサ出力を基に、ユーザが背面表示装置22とファインダ内表示装置23のいずれの表示装置を見ているのかを判断し、その判断結果に応じてVCONT55を制御する。例えばCPU51は、ユーザがファインダ内表示装置23を見ていると判断した場合、VCONT55を通じて、VRAM56に収められた画像データをファインダ内表示装置23に送って表示させると共に、背面表示装置22を消灯させる。また、CPU51は、ユーザがファインダ内表示装置23を見ていないと判断した場合、VCONT55を通じて、VRAM56に収められた画像データを背面表示装置22に送って表示させると共に、ファインダ内表示装置23を消灯させる。
ここで、本実施形態のカメラ11は、背面表示装置22やファインダ内表示装置23の焼き付きを防止する機能も備えている。本実施形態のカメラ11は、背面表示装置22やファインダ内表示装置23に表示される画像の位置を移動させる表示制御を行い、同じ表示位置に画像が長い時間描画されないように画像の描画領域を分散させることによって焼き付きを防止する。
<第一の実施形態>
以下、表示装置の焼き付きを防止する表示制御を実現する第一の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、特に背面表示装置22とファインダ内表示装置23の区別が必要な場合を除き、それらをまとめて「表示装置」とのみ記載する。
以下、表示装置の焼き付きを防止する表示制御を実現する第一の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、特に背面表示装置22とファインダ内表示装置23の区別が必要な場合を除き、それらをまとめて「表示装置」とのみ記載する。
画像の表示位置を移動させるような表示を行う場合、表示装置における表示可能なサイズおよびVRAM56の必要サイズは、実際に表示する画像サイズに、その画像を移動可能にするための移動代(動かし代)を加えたサイズとなる。なお、画像の表示位置を動かすときには、移動のレベルに応じて画像を描き始めるタイミングを調整する方法もあるが、近年はVRAMを潤沢に利用できるようになってきたため、VRAM上で画像の位置を動かした方が容易に実現できる。
以下、VRAM上で画像の位置を動かす例について、図6を参照しながら説明する。図6は、VRAM67に展開された画像の一例を表した図である。ここで、図6内の「A」は画像の一例を表しており、図中の破線で示す領域61は表示可能な画像の最大サイズを表しているとする。また、図中のそれぞれ破線で示した領域62,63,64,64は、画像「A」をVRAM67内で動かした場合のそれぞれ移動後の最大画像サイズおよび画像位置を表しているとする。つまり、それら領域62,63,64,64は、表示装置の焼き付き防止のために、VRAM67内で画像「A」を上下左右方向に最大限動かした場合のそれぞれの位置を表している。このため、VRAM67は、それら各位置で画像「A」を表示できるだけの容量を有している。また、表示装置も同様に、VRAM67上の各位置の画像「A」を表示できるだけの画面サイズを有しているとする。これにより、表示装置上で画像「A」を動かしたいときには、VRAM67に画像「A」を書き込む位置を移動させるのみ、例えば領域61から領域62に移動させるのみで、それ以降の制御を変更することなく表示位置を移動させることができる。
しかしながら、例えばユーザが表示装置の画像を見ている時に表示位置を変更すると、ユーザはその動きに違和感を覚えることになる。特に、ファインダ内表示装置23の場合、ユーザはその表示画面を注視しているため、表示位置の移動による画像の動きが眼につき易く、違和感を覚えることになる。図7(a)は、ユーザ70がファインダ内表示装置23を覗くようにカメラを構えている状態を表しており、そのときファインダ内表示装置に表示される画像72,73の一例を示した図である。図7(a)において、画像73は、画像72に対して表示位置が例えば垂直方向に移動量V1だけ動かされた場合の例を示している。このようにファインダ内表示装置23を覗いている際に画像72から画像73のように表示位置が移動すると、ユーザ70は、違和感を覚えることになる。
このため、第一の実施形態のカメラ11は、ユーザがファインダ内表示装置23を覗いていない場合に、例えば垂直方向に移動量V2だけ表示位置を移動させるように制御する。図7(b)は、ユーザ74がファインダ内表示装置23を覗いていない状態を表しており、そのときのファインダ内表示装置23内における画像の表示位置の一例を示した図である。図7(b)において、画像76は、画像75に対して表示位置が例えば垂直方向に移動量V2だけ動かされた状態の例を示している。なお、図7(b)で示した移動量V2は、図7(a)で示した移動量V1と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
この図7(b)の例のように、ユーザ74がファインダ内表示装置23を覗いていない場合に画像の位置を移動させたとしても、この時のユーザ74はファインダ内の画像を見ていないため、違和感を持つことはない。すなわち本実施形態のカメラ11は、近接検知センサ24のセンサ出力から、ユーザがファインダ内表示装置23から目を離したと判断できた場合に、ファインダ内表示装置23における画像の表示位置を移動させるようにする。このため、例えばユーザが再びファインダ内表示装置23を覗いた時、そのファインダ内表示装置23には既に表示位置が移動した後の画像が表示されるため、ユーザが違和感を覚えることはない。
また本実施形態において、このような表示制御は、背面表示装置22についても同様に行われる。つまり、本実施形態のカメラ11は、近接検知センサの出力から、ユーザがファインダ内表示装置23を覗いておらず、背面表示装置22を見ている状態であると判断した場合には、背面表示装置22に対する表示位置の移動制御を行わない。そして、カメラ11は、ユーザがファインダ内表示装置23を覗いたことが検知された時、つまり背面表示装置22を見ていないと判断された場合に、背面表示装置22における画像の表示位置を移動させる。これにより、ユーザが再び背面表示装置22を見た時、背面表示装置22には表示位置が移動した後の画像が表示された状態になっているため、ユーザが違和感を覚えることはない。
なお、表示装置の画像表示位置を移動させる制御は、その表示装置における積算稼動時間等を基に実行することが望ましい。すなわち、表示装置における積算稼動時間が長い場合には、例えば近接検知センサのセンサ出力が変化するごとに表示位置を移動させるようにして焼き付きを防止するようにする。また例えば、表示装置における積算稼動時間が短く、焼き付きの虞が少ない場合には、例えば近接検知センサのセンサ出力が何度か変化(例えば設定した回数分だけ変化)したときに表示位置を移動させるようにしてもよい。
図8(a)と図8(b)には、第一の実施形態における焼き付き防止のための表示制御のフローチャートを示す。図8(a)はファインダ内表示装置23に対する表示制御のフローチャートを、図8(b)は背面表示装置22に対する表示制御のフローチャートを示している。これら図8(a)と図8(b)のフローチャートの処理は、例えばCPU51がROM52に格納されているプログラムを実行することにより実現される。CPU51が実行するプログラムは、ROM52に予め格納されている場合だけでなく、不図示の外部メモリ等の記録媒体から取得されてもよく、或いは不図示のネットワーク等を介して取得されてもよい。また、これらのフローチャートの処理は、CPU51が実行するプログラムによるソフトウェア構成だけでなく、ハードウェア構成により実現されてもよく、一部がハードウェア構成で残りがソフトウェア構成により実現されてもよい。以下の説明では、各処理のステップS81〜ステップS86をS81〜S86と略記する。これらのことは後述する他のフローチャートにおいても同様であるとする。
先ず図8(a)を参照してファインダ内表示装置23に対する表示制御から説明する。
S81において、CPU51は、近接検知センサ24からのセンサ出力を基に、ユーザの近接を検知しているか否かを判定する。そして、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力により、ユーザが近接していると判定した場合にはS82に処理を進め、一方、ユーザが近接していないと判定した場合にはS83に処理を進める。
S81において、CPU51は、近接検知センサ24からのセンサ出力を基に、ユーザの近接を検知しているか否かを判定する。そして、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力により、ユーザが近接していると判定した場合にはS82に処理を進め、一方、ユーザが近接していないと判定した場合にはS83に処理を進める。
S82に進んだ場合、CPU51は、ファインダ内表示装置23における画像の表示位置の移動を許可しないようにして、VCONT55を制御し、その後、S81に処理を戻す。一方、S83に進んだ場合、CPU51は、ファインダ内表示装置23における画像の表示位置の移動を許可して、VCONT55を制御し、その後、S81に処理を戻す。
次に、図8(b)を参照して背面表示装置22に対する表示制御について説明する。
S81の判定処理は、図8(a)のS81の判定処理と同様である。S81において、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力により、ユーザが近接していると判定した場合にはS86に処理を進め、一方、ユーザが近接していないと判定した場合にはS87に処理を進める。
S81の判定処理は、図8(a)のS81の判定処理と同様である。S81において、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力により、ユーザが近接していると判定した場合にはS86に処理を進め、一方、ユーザが近接していないと判定した場合にはS87に処理を進める。
S87に進んだ場合、CPU51は、背面表示装置22における画像の表示位置の移動を許可しないようにして、VCONT55を制御し、その後、S81に処理を戻す。一方、S86に進んだ場合、CPU51は、背面表示装置22における画像の表示位置の移動を許可するようにして、VCONT55を制御し、その後、S81に処理を戻す。
図8(a)と図8(b)のフローチャートは別々の処理として示しているが、CPU51は、これら両方の表示制御を行う。すなわち、CPU51は、ユーザが近接していると判定した場合にはファインダ内表示装置23における画像の表示位置の移動を許可せず、一方、背面表示装置22では表示位置の移動を許可するようにして、VCONT55を制御する。また、CPU51は、ユーザが近接していないと判定した場合には背面表示装置22における画像の表示位置の移動を許可せず、一方、ファインダ内表示装置23では表示位置の移動を許可するようにして、VCONT55を制御する。
前述したように第一の実施形態によれば、ユーザが表示装置を見ていない時に、その表示装置に表示する画像の表示位置を移動させる表示制御を行うことで、表示装置の焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を実現できる。
<第二の実施形態>
以下、表示装置の焼き付きを防止する表示制御を実現する第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、焼き付き防止のために画像を移動させる表示制御の際に、表示装置の画素ピッチおよび画素配列に応じた制御を行う。
ここで、表示装置の画素ピッチおよび画素配列は、基準とする方向に対して同一になるように設定されている。基準とする方向は、一般的には縦横方向であるが、後述するデルタ配列の画素配列のように斜め方向となる場合もある。
以下、表示装置の焼き付きを防止する表示制御を実現する第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、焼き付き防止のために画像を移動させる表示制御の際に、表示装置の画素ピッチおよび画素配列に応じた制御を行う。
ここで、表示装置の画素ピッチおよび画素配列は、基準とする方向に対して同一になるように設定されている。基準とする方向は、一般的には縦横方向であるが、後述するデルタ配列の画素配列のように斜め方向となる場合もある。
図9(a)は、いわゆるストライプ配列と呼ばれる画素配列を示した例であり、三原色のR,G,Bに対応した各画素90がそれぞれ長方形となされている。ストライプ配列の場合、基準とする方向は縦横方向である。図9(a)に示したストライプ配列の場合、R,G,Bの各画素90のサイズは横の長さに対して縦の長さが概ね三倍になされており、縦方向および横方向の画素ピッチは同一である。図9(a)の例において、図中の矢印91,92はR画素の画素ピッチを表しており、縦方向の矢印91で示す画素ピッチと横方向の矢印92で示す画素ピッチは概ね長さが同じであり、縦横の同色画素ピッチが略々同じになっている。
図9(b)は、いわゆるデルタ配列と呼ばれる画素配列を示した例であり、R,G,Bの各画素93がそれぞれ6角形となされている。このデルタ配列の場合、各画素93が直交する方向に配列されていないので、図9(a)のストライプ配列の場合とは同色の画素が並ぶ方向が異なるが、同色の画素ピッチは同じである。図9(b)の例において、図中の矢印94,95はR画素の画素ピッチを表しており、下方向の矢印94で表される画素ピッチと斜め下方向の矢印95で表される画素ピッチとは概ね長さが同じであり、これら同色画素ピッチは略々同じになっている。
図9(c)は、方向によって画素ピッチが異なる画素配置、つまり画素配列の配列方向によって画素ピッチが異なっている例を示しており、R,G,Bの各画素96がそれぞれ略々正方形となされている。この図9(c)の画素配列において、図中の矢印97,98はR画素の画素ピッチを表している。図9(c)の画素配列の場合、図9(a)のストライプ配列の各画素とは異なり、画素サイズが正方形に近いため、縦方向の矢印97で示す画素ピッチと横方向の矢印98で示す画素ピッチが異なる(矢印の長さが異なる)。この図9(c)の例のように画素が並んでいる方向によって画素ピッチが異なると、最小の単位で画像を動かす場合に、方向によって画像の移動量が異なることになる。すなわち図9(c)の例の場合、縦方向について最小の単位で画像を移動させた時の移動量は1画素ピッチ分であるが、横方向について最小の単位で画像を移動させた時の移動量は3画素ピッチ分となる。このため、図9(c)の画素配列の場合、縦方向に画像を移動させた場合にユーザが覚える違和感と、横方向に画像を移動させた場合にユーザが覚える違和感とは異なるようになる。
図10(a)と図10(b)は、例えばファインダ内表示装置23が図9(c)に示したように縦方向と横方向の画素ピッチが異なる画素配列を有する場合において、画像を縦方向または横方向に移動させた時の画像を説明する図である。図9(c)に示した画素配列を有するファインダ内表示装置23の場合、縦方向と横方向の画素ピッチが異なるため、前述したように最小単位で画像の位置を動かした時、縦方向と横方向とで移動量が異なる。図10(a)は、ユーザ100がファインダ内表示装置23を覗いている状態で、画像101の表示位置を、縦方向に移動させた場合の画像102と横方向に移動させた場合の画像103とを示した図である。すなわち表示位置を縦方向に移動させた場合の画像101と画像102と間の縦方向の移動量V3に対し、表示位置を横方向に移動させた場合の画像101と画像103と間の横方向の移動量H1とを比較すると、横方向の移動量H1の方が大きくなっている。このため、ユーザ100がファインダ内表示装置23を覗いている状態で、図10(a)に示すように画像101の表示位置を縦方向や横方向に移動させた場合、ユーザ100は、移動の方向によって異なる違和感を覚えることになる。また、表示位置を縦方向に移動させた場合にユーザが覚える違和感は相対的に少なく、一方、表示位置を横方向に移動させた場合にユーザが覚える違和感は相対的に大きくなる。
第二の実施形態では、このような移動の方向によって異なる違和感を軽減するために、画像を移動表示させる場合には、ユーザがいずれの表示装置を見ているかの判断結果を基に、画像を移動させる方向を切り替えるような表示制御を行う。図10(b)は、例えばユーザ105がファインダ内表示装置23を覗いていない時に、画像101を画像107のように横方向に移動量H2だけ移動させる表示制御を行った例を示している。なお、図10(a)の移動量H1と図10(b)の移動量H2とは同じ移動量であってもよいし、異なっていてもよい。また例えば図10(a)に示すようにユーザ100がファインダ内表示装置23を覗いている際に、焼き付き防止のために画像を移動させる制御が必要になった場合には、ユーザ100にとって違和感が少ない縦方向への移動を行うようにする。
このように、例えばユーザがファインダ内表示装置23を見ているかどうかの判断結果を基に、画像を移動させる方向を切り替える表示制御を行うことで、焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を実現できる。
また、図10(c)に示した画素配列の場合、縦横方向で移動量が異なることによってユーザが違和感を持つことになるため、ユーザがファインダ内表示装置23を見ているか否かにより移動量を変更してもよいし、移動方向によらず、同一の移動量としてもよい。このように、ユーザがファインダ内表示装置23を見ているかの判断結果を基に、画像の移動量を変更する表示制御を行うことでも、焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を実現できる。
図11(a)と図11(b)には、第二の実施形態における焼き付き防止の際の表示制御のフローチャートを示す。図11(a)は近接検知センサ24のセンサ出力に応じて画像を移動する方向を決める表示制御のフローチャートを、図11(b)は近接検知センサ24のセンサ出力に応じて画像の移動量を変更する表示制御のフローチャートを示している。なお、図11(a)と図11(b)の説明では、ファインダ内表示装置23に対する表示制御を例に挙げる。
先ず図11(a)を参照して画像を移動する方向を決める表示制御から説明する。
S111において、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力を基に、ユーザの近接を検知しているか否かを判定する。そして、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力からユーザがファインダ内表示装置23に近接していると判定した場合にはS112に処理を進め、一方、ユーザがファインダ内表示装置23から離れたと判定した場合にはS113に処理を進める。
S111において、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力を基に、ユーザの近接を検知しているか否かを判定する。そして、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力からユーザがファインダ内表示装置23に近接していると判定した場合にはS112に処理を進め、一方、ユーザがファインダ内表示装置23から離れたと判定した場合にはS113に処理を進める。
S112に進んだ場合、CPU51は、ファインダ内表示装置23において画像を移動する場合には第一の方向へ移動させるようにVCONT55を制御し、その後、S111に処理を戻す。ここでS112において画像を移動させる第一の方向は、例えば図10(a)で説明した縦方向となる。
一方、S113に進んだ場合、CPU51は、ファインダ内表示装置23において画像を移動する場合には第二の方向に移動させるようにVCONT55を制御し、その後、S111に処理を戻す。ここでS113において画像を移動させる第二の方向は、例えば図10(b)で説明した横方向となる。
次に図11(b)を参照して画像の移動量を変更する表示制御について説明する。
図11(b)のS111では、図11(a)のS111と同様の判定処理が行われる。S111において、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力により、ユーザがファインダ内表示装置23に近接していると判定した場合にはS114に処理を進める。一方、CPU51は、ユーザがファインダ内表示装置23から離れたと判定した場合にはS115に処理を進める。
図11(b)のS111では、図11(a)のS111と同様の判定処理が行われる。S111において、CPU51は、近接検知センサ24のセンサ出力により、ユーザがファインダ内表示装置23に近接していると判定した場合にはS114に処理を進める。一方、CPU51は、ユーザがファインダ内表示装置23から離れたと判定した場合にはS115に処理を進める。
S114に進んだ場合、CPU51は、ファインダ内表示装置23において画像を移動する場合には第一の移動量で移動させるようにVCONT55を制御し、その後、S111に処理を戻す。ここでS114において画像を移動させる第一の移動量は、例えば図10(a)で説明した移動量V3となる。
一方、S115に進んだ場合、CPU51は、ファインダ内表示装置23において画像を移動する場合には第二の移動量で移動させるようにVCONT55を制御し、その後、S111に処理を戻す。ここでS115において画像を移動させる第二の移動量は、例えば図10(b)で説明した移動量H2となる。
なお、前述の例では、ファインダ内表示装置23に対する表示制御を例に挙げたが、第二の本実施形態における表示制御は、ファインダ内表示装置23だけでなく背面表示装置22に対しても同様に適用可能である。
また、図11(a)と図11(b)のフローチャートは別々の処理として示しているが、これら両方の表示制御を行うことも可能であり、またファインダ内表示装置23と背面表示装置22に対しても同様に両方の表示制御を行うことも可能である。すなわち、CPU51は、ユーザが近接していると判定した場合にはファインダ内表示装置23における画像の移動方向と移動量を前述したように制御する。一方、ユーザが近接していないと判定した場合には、背面表示装置22における画像の移動方向と移動量を前述したように制御する。
また、第二の実施形態においても、前述した第一の実施形態で説明したのと同様に、表示装置に対して画像の表示位置を移動させる制御は、その表示装置における積算稼動時間等を基に実行することが望ましい。
前述したように第二の実施形態によれば、表示装置で画像の表示位置を移動させる場合に、ユーザがいずれの表示装置を見ているかにより、移動の方向と移動量の少なくともいずれかを、変更するような表示制御を行う。これにより、第二の実施形態においては、表示装置の焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を実現できる。
前述した第一、第二の実施形態ではカメラ11の表示装置を例に挙げて説明してきたが、近接検知センサ、焼き付き防止のための前述した表示制御を行う機能を備えた表示装置であればどのようなものにも適用可能である。図12(a)〜図12(c)は、映像を表示するテレビジョン受像機120に第一、第二の実施形態を適用した場合の例を示した図である。図12(a)に示すようにテレビジョン受像機120は、映像が表示される表示パネル121と、前述同様に焼き付き防止のための表示制御を行う機能と、近接検知センサ122とを備えている。この例の場合の近接検知センサ122は、例えば図12(b)と図12(c)に示すように、近接検知センサ122の検知エリア125内にユーザが居るかどうかを検知可能なセンサである。そして、例えば図12(b)に示すように、近接検知センサ122の検知エリア125内でユーザが検知されている場合、テレビジョン受像機120は、ユーザがテレビジョン映像を見ていると判断する。一方、例えば図12(c)に示すように、近接検知センサ122の検知エリア125内でユーザが検知されない場合、テレビジョン受像機120は、ユーザがテレビジョン映像を見ていないと判断する。そして、ユーザがテレビジョン受像機120を見ているか否かの判断結果を基に、前述した第一、第二の実施形態で説明したような表示制御を行うことで、テレビジョン受像機120の焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を実現できる。
<第三の実施形態>
前述したように焼き付き防止のために表示装置に表示する画像を移動させる場合において、例えば表示装置に表示している画像に動きが見られないときに表示位置が動くと、その動きが特に目立つと考えられる。例えば静止画撮影を行っている場合において、被写体にピントが合っていて、これから撮影しようとしたときに画像の表示位置が動くと、ピント位置に意識を集中しているユーザにとって、その画像の移動が非常に目立ち、大きな違和感を受けると考えられる。
前述したように焼き付き防止のために表示装置に表示する画像を移動させる場合において、例えば表示装置に表示している画像に動きが見られないときに表示位置が動くと、その動きが特に目立つと考えられる。例えば静止画撮影を行っている場合において、被写体にピントが合っていて、これから撮影しようとしたときに画像の表示位置が動くと、ピント位置に意識を集中しているユーザにとって、その画像の移動が非常に目立ち、大きな違和感を受けると考えられる。
第三の実施形態では、このような違和感を無くすために、ピントが合った場合には画像の表示位置を変更しないような表示制御を行う。以下、第三の実施形態の表示制御について図13(a)と図13(b)を参照しながら説明する。図13(a)はユーザ130がファインダ内表示装置23を覗いている状態で、ユーザに見える画像133,134,135の例を示している。
図13(a)と図13(b)の例では、ユーザ130がカメラ11のファインダ内表示装置23を見ながら、例えば画角を広げるようなワイド操作を行い、その画像の中央の人物像にピントを合わせようとしているとする。ワイド操作の最中は画角が変化し、画像133から画像134のように表示画像そのものが変化するため、例えば表示制御によって画像の表示位置を移動量V4だけ移動させたとしても、ユーザ130はさほど違和感を受けないと考えられる。これに対し、例えば画像135のように、ピント位置136においてピントが合った状態の時に画像の表示位置が移動すると、ユーザ130は大きな違和感を受けることになる。
このため、第三の実施形態のカメラ11は、画像135のようにピントが合った状態では、画像の表示位置を変更することを許可しないような表示制御を行う。そしてカメラ11は、例えば撮影が終了し、図13(b)のようにユーザ131がファインダ内表示装置23を見ていない時や、再び構図を決めるためにピントが合っている状態が解消された時に、画像137のように表示位置の移動を許可する。なお図13(b)において、画像の移動量V5は、図13(a)の移動量V4と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図14には、第三の実施形態における焼き付き防止の際の表示制御のフローチャートを示す。
図14のS141において、CPU51は、例えば、撮像系デバイスから合焦の結果を表す情報である合焦信号、あるいは画像処理回路系から画像のコントラストに基づく合焦信号を取得し、その合焦信号を基にピントが合ったか否かを判定する。そして、CPU51は、ピントが合っていないと判定した場合にはS143に処理を進め、一方、ピントが合ったと判定した場合にはS142に処理を進める。
図14のS141において、CPU51は、例えば、撮像系デバイスから合焦の結果を表す情報である合焦信号、あるいは画像処理回路系から画像のコントラストに基づく合焦信号を取得し、その合焦信号を基にピントが合ったか否かを判定する。そして、CPU51は、ピントが合っていないと判定した場合にはS143に処理を進め、一方、ピントが合ったと判定した場合にはS142に処理を進める。
S142に進んだ場合、CPU51は、ファインダ内表示装置23における画像の表示位置の移動を許可しないようにVCONT55を制御し、その後、S141に処理を戻す。一方、S143に進んだ場合、CPU51は、ファインダ内表示装置23における画像の表示位置の移動を許可するようにVCONT55を制御し、その後、S141に処理を戻す。
第三の実施形態によれば、ピントが合った状態か否かの判定結果を基に、表示装置に対して画像の表示位置の移動を許可するかどうかを決定する。これにより、第三の実施形態においても、表示装置の焼き付きを防止しつつ、ユーザに違和感を与えない表示を実現できる。
前述した第一から第三の実施形態では、ファインダ内表示装置23と背面表示装置22の二つの表示装置を例に挙げたが、例えば三つ以上の複数の表示装置が存在する場合にも本発明は適用可能である。例えば、それら複数の表示装置を、近接検知センサが近辺に配された第一の表示装置とそれ以外の第二の表示装置とに分け、近接検知センサが配された表示装置にユーザの近接検知の結果に基づいて、各表示装置に対する表示制御を前述同様に行ってもよい。また、それぞれの表示装置に対応した近接検知センサを設けて、ユーザの近接が検知された表示装置と、ユーザの近接が検知されていない表示装置とに分けて、前述同様の表示制御を行ってもよい。
本発明に係る信号処理における1以上の機能を実現するプログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給可能であり、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサーにより読出し実行されることで実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
前述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11:カメラ、22:背面表示装置、23:ファインダ内表示装置、24:近接検知センサ、51:CPU、55:VCONT、56:VRAM
Claims (20)
- 表示装置に近接したユーザが存在することを検知する検知手段と、
前記検知手段による検知の結果に基づいて、前記表示装置に表示する画像の表示位置を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする表示制御装置。 - 前記制御手段は、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されている場合、前記画像の表示位置の変更を許可しないように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記制御手段は、前記検知手段により前記近接したユーザの存在が検知されていない場合、前記画像の表示位置の変更を許可しないように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記表示装置は第一の表示装置と第二の表示装置の少なくとも二つの表示装置を含み、
前記検知手段は前記第一の表示装置に近接したユーザが存在することを検知し、
前記制御手段は、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されている場合、前記第一の表示装置について前記画像の表示位置の変更を許可しないように制御し、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていない場合、前記第二の表示装置について前記画像の表示位置の変更を許可しないように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記表示装置は、前記画像の表示位置を第一の方向と第二の方向とに移動可能な表示装置であり、
前記制御手段は、前記画像の表示位置を移動させる場合、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されているときには前記第一の方向へ移動させるように制御し、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていないときには前記第二の方向に移動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記表示装置は、前記画像の表示位置を第一の方向と第二の方向とに移動可能な表示装置であり、
前記制御手段は、前記画像の表示位置を移動させる場合、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていないときには前記第一の方向へ移動させるように制御し、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されているときには前記第二の方向に移動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記表示装置は、前記画像の表示位置を第一の方向と第二の方向とに移動可能な、第一の表示装置と第二の表示装置との少なくとも二つの表示装置を含み、
前記検知手段は前記第一の表示装置に近接したユーザが存在することを検知し、
前記制御手段は、前記画像の表示位置を移動させる場合、
前記第一の表示装置について、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されているときには前記第一の方向へ移動させ、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていないときには前記第二の方向に移動させるように制御し、
前記第二の表示装置について、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されているときには前記第二の方向へ移動させ、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていないときには前記第一の方向に移動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記表示装置は画素配列の画素ピッチが配列方向により異なった表示装置であり、
前記第一の方向は前記表示装置の前記画素ピッチが小さい方の配列方向に対応し、
前記第二の方向は前記表示装置の前記画素ピッチが大きい方の配列方向に対応することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 前記制御手段は、前記画像の表示位置を移動させる場合、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されているときには前記画像の表示位置を第一の移動量で移動させるように制御し、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていないときには前記画像の表示位置を第二の移動量で移動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記制御手段は、前記画像の表示位置を移動させる場合、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていないときには前記画像の表示位置を第一の移動量で移動させるように制御し、
前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されているときには前記画像の表示位置を第二の移動量で移動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記表示装置は第一の表示装置と第二の表示装置の少なくとも二つの表示装置を含み、
前記検知手段は前記第一の表示装置に近接したユーザが存在することを検知し、
前記制御手段は、前記画像の表示位置を移動させる場合、
前記第一の表示装置について、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されているときには前記画像の表示位置を第一の移動量で移動させ、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていないときには前記画像の表示位置を前記第二の移動量で移動させるように制御し、
前記第二の表示装置について、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されているときには前記画像の表示位置を第二の移動量で移動させ、前記検知手段によって前記近接したユーザの存在が検知されていないときには前記画像の表示位置を前記第一の移動量で移動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記表示装置は画素配列の画素ピッチが配列方向により異なった表示装置であり、
前記第一の移動量は前記表示装置の前記画素ピッチが小さい配列方向への移動量であり、
前記第二の移動量は前記表示装置の前記画素ピッチが大きい配列方向への移動量であることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - カメラによる合焦の結果を表す情報を取得する取得手段を有し、
前記制御手段は、前記検知手段による検知の結果と前記合焦の結果とに基づいて、前記表示装置に表示する画像の表示位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記制御手段は、前記合焦の結果が前記合焦していることを示す場合、前記画像の表示位置の変更を許可しないように制御することを特徴とする請求項13に記載の表示制御装置。
- 前記表示装置はカメラのファインダ内に搭載された表示装置であり、
前記検知手段は前記カメラのファインダに近接したユーザが存在することを検知する近接検知センサであることを特徴とする請求項2、5、9、13、14のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 前記表示装置はカメラの背面筐体に設けられた表示装置であり、
前記検知手段は前記カメラのファインダに近接したユーザが存在することを検知する近接検知センサであることを特徴とする請求項3、6、10、13、14のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 前記第一の表示装置はカメラのファインダ内に搭載された表示装置であり、
前記第二の表示装置はカメラの背面筐体に設けられた表示装置であり、
前記検知手段は前記カメラのファインダに近接したユーザが存在することを検知する近接検知センサであることを特徴とする請求項4、7、11のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 請求項1から17のいずれか1項に記載の表示制御装置を有することを特徴とするカメラ。
- 表示装置に近接したユーザが存在することを検知する検知工程と、
前記検知工程による検知の結果に基づいて、前記表示装置に表示する画像の表示位置を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする表示制御方法。 - コンピュータを、請求項1から17のいずれか1項に記載の表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2018094707A JP2019200309A (ja) | 2018-05-16 | 2018-05-16 | 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム |
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WO2024089785A1 (ja) * | 2022-10-26 | 2024-05-02 | シャープディスプレイテクノロジー株式会社 | 表示デバイス、表示デバイスの制御方法 |
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2018
- 2018-05-16 JP JP2018094707A patent/JP2019200309A/ja active Pending
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