JP2019199662A - パンティ部を有する靴下類の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パンティストッキング等であってパンティ部の縫製工程を不要とする製造方法を提供する。【解決手段】丸編みされた2本の筒状生地1、2をそれぞれ互いに突合可能な2枚の薄肉水平な突出治具の外側に被せるように並べ、両筒状生地の後にウエスト部分から直角方向に所定深さの股部までの設計上の所定長さに切り開くべき両突出治具の突合個所の前側、後側及び股部となる部分の表裏一方面に所定幅の熱接着性の高ストレッチテープ9を加熱加圧して貼着して、該テープが後にパンティ部の腹側の縦中心から股部を通ってヒップ側の縦中心まで一直線状となるように両筒状生地どうしを接合し、一方の筒状生地の中側から上記両突出治具によりできる両筒状生地の繋がり部分のテープ貼着位置よりわずか下側を股部からウエスト部分まで上記接合部分に沿って両筒状生地を同時にローラカッター15で切り開き、ウエスト部から股部までの所定深さのパンティ部を形成する。【選択図】図4
Description
本発明は、伸縮性のある編物である通常縫製が必要なパンティストッキングやタイツ、レギンス等のパンティ部とレッグ部とを備えた靴下類であって、縫製工程を全く不要としたパンティ部を有する靴下類の製造方法に関するものである。
体の動きに合わせてフィットさせる目的で伸縮性のある生地を使用して衣料を成形する場合、生地を接合する部分にも当然伸縮性が求められる。この場合、一般には針と糸を用いて手縫いしたり、ミシンを使用して縫製される。
そして、接合する生地どうしはほつれを防ぐため、縫い代を重ねて縫い合わせる必要があるので、縫製部が嵩高となり、また、ほつれを防ぐために糸を引き締めると伸びが悪くなる。
上記縫い代は見栄えが良くないことから、衣料の内側にもって来ると、生地内面に凹凸が生じて着用感が悪くなる。
そこで、無縫製で行う場合には、通常は裁断した後、のり代面を貼り合わせることが多く、この場合、裁断時のほつれを防止するために、特殊な編み方としなければならず、収縮性が低下してしまう。また、伸縮性の高い編地は貼り合わせる前に縮んでしまうため、原形を保つことが困難で、貼り合わせがし難く、適さない。
例えば、パンティストッキングやタイツ、レギンス等のパンティ部とレッグ部とを有する靴下類で、パンティ部を成形する場合には、添付の図6(イ)〜(ハ)に示す通り、まず丸編機で2本の伸縮性のある筒状生地1,2を同時に編成してから、それぞれまずその上端ウエスト部5,5の上辺の1個所からカッターで垂直方向(筒状生地1,2の長さ方向)に所定の長さで切込み3,4を入れ(図6(イ)〜(ロ)参照)、この切込み3,4の切り開いた端部3a,3b及び4a,4bの対向する左右同側どうし3a,4aならびに3b,4bの表側を重ね合わせた状態で、上記切開き端部どうし(例えば3aと4a、ならびに3bと4b)を互いにミシンにより縫い合せて縫目部分50を設け、切開き端部の余計な縫い代部分は切除し、この縫目部分50(3a,4aならびに3b,4b)を内側にしてパンティ部Pを形成している(図6(ハ)参照)。
これにより、パンティ部Pの内面には腹側の縦中心から股部を通って臀部側の縦中心まで一直線の縫目50が設けられることになる。
しかし、これを着用したときには、このパンティ部Pの縦方向の縫目50は、見栄えの点から内側とするので、この縫目50が凹凸となって肌側に突出するため、ごろついて着用感が悪くなるばかりでなく、縫目部分50自体の伸縮性が低下し、しかもこの縫目部分50が肌に食い込んで腹部や臀部に上下方向の跡が残ったり、かゆみが生じることがあり、切除した縫い代部分の生地も無駄となっていた。
また、本出願人が先に特開2017−218703号公開公報で、例えばパンティストッキングのパンティ部を形成する場合に、2本の筒状の編物生地の接合すべき対向する切断縁どうしを、超音波又はレーザーにより直線状に熱溶断すると同時に、その熱でこの切断縁どうしを線状に融着接合し、該接合部の片側面(パンティ部の内面又は外面)には熱接着性の高ストレッチ性テープを貼り付け、その後に上記切断縁どうしの線状融着接合部を高ストレッチ性テープと共にその長さ方向全体にわたって強制的に手動又は機械的に引っ張って、パンティ部に線状の融着接合部が部分的に接合している部分と接合していない部分とを形成し、これによりパンティ部の腹側の縦中心から股部を通って臀部側の縦中心までのテープのストレッチ性を発揮させるようにしたものを提案した。
しかし、この方法では、線状の融着接合部の部分的に接合している部分が硬くなってしまうと、テープをパンティ部外面に貼着したときには、上記の硬くなった部分が肌に当たり、肌を傷付けたり、かゆみを生じさせることもあり、またテープをパンティ部内面に貼着したときには、融着接合部の部分的に接合している部分と接合していない部分とが外部に露出して、体裁も良くない。
なし
本発明は、このような従来のパンティストッキング等のパンティ部を有する靴下類の製造上の問題点に鑑み、全く無縫製で、しかも上記のように、例えばパンティストッキングのパンティ部を形成する場合に、2本の筒状の編物生地の接合すべき対向する切断縁どうしを超音波又はレーザーを使用して直線状に溶断すると同時にこの切断縁どうしを線状に融着接合し、その後に該接合部に上から熱接着性の高ストレッチ性テープを貼り付けるようにするものではなく、この熱接着性の高ストレッチ性テープを使用して、より簡単に2本の筒状の編物生地の接合すべき対向する切断縁どうしを接合することができて、該接合部には伸縮性も充分得られる、従来法とは全く異なる新規な靴下類とその製造法を提案するものである。
例えば、パンティストッキングのパンティ部を形成する場合には、
丸編みされた2本の筒状編み生地をそれぞれ互いに突合可能な2枚の薄肉水平な突出治具の外側に被せるように横に並べ、後でウエスト部分から直角方向に所定深さの股部までの設計上の所定の長さに切り開くべき個所の全長(又はそれ以上の長さ)にわたって、まず前側(腹側)と後側(ヒップ側)の表面(あるいは裏面)に所定幅の熱接着性の高ストレッチ性のテープを加熱加圧して貼着して、両筒状編み生地どうしを接合する。これにより、後にパンティ部の腹側の縦中心から股部を通って臀部側の縦中心までに至る一直線状のテープが貼着されることとなる。
丸編みされた2本の筒状編み生地をそれぞれ互いに突合可能な2枚の薄肉水平な突出治具の外側に被せるように横に並べ、後でウエスト部分から直角方向に所定深さの股部までの設計上の所定の長さに切り開くべき個所の全長(又はそれ以上の長さ)にわたって、まず前側(腹側)と後側(ヒップ側)の表面(あるいは裏面)に所定幅の熱接着性の高ストレッチ性のテープを加熱加圧して貼着して、両筒状編み生地どうしを接合する。これにより、後にパンティ部の腹側の縦中心から股部を通って臀部側の縦中心までに至る一直線状のテープが貼着されることとなる。
しかる後、一方の筒状編み生地の中側から上記両突出治具により挟まれてできる両筒状生地の突出治具の肉厚分の繋がり部分の中央部を、股部からウエスト部分に向って(あるいはその逆方向に)上記接合個所に沿って両生地を同時にカッター刃で切り開いて行く。これにより、ウエスト部から股部まで所定深さのパンティ部が形成されるのである。
上記高ストレッチテープの長さは、例えば股部側の前側(腹側)と背側(ヒップ側)とも所定長さ延長し、両テープが股部で互いに重合できるようにして、股部を広げて前側(腹側)と背側(ヒップ側)を重合した状態で加熱加圧してこの重合テープを股部生地に貼着接合する。
あるいは、股部側の高ストレッチテープの長さを、股部までの長さより若干短くして、前後両テープを生地に加熱接着したした後(この状態では、股部は切り開かれたスリットが存在している)、前後両テープの股部側端部間に差し渡し可能なもう1本の他の高ストレッチテープ(その幅を前後両テープの幅より若干大きくした方が良い)を使用し、このテープを前後両テープの股部側端部間に差し渡すように重合して、その長さ全体にわたって股部生地に加熱重合接着するようにすることもできる。また、股部生地の内側にも、上記した若干テープ幅の広いテープを熱接着して股部を補強するようにしても良い。
また、ウエスト側の前後両高ストレッチテープの長さも、ウエスト部の幅分だけ延長して、これをウエスト部裏側へ折り返して裏側ウエスト部に加熱接着する。これにより、ウエスト部の切り開き個所は確実に高ストレッチテープで接合される共に、該ウエスト部の切り開きカットによる糸のほつれも防止される。
このように、縫製工程を一切不要とした本発明による無縫製のパンティ部を有する靴下類の製造方法によれば、パンティ部の接合個所を従来のようにミシンによって縫合した場合のように、その縫目が突出するようなことが無く、特に、パンティストッキングのような極細糸により編成される極く薄手の衣類の場合には、従来は腹部から股部を通って臀部までの縦中心線に沿って縫合せ個所が大きく突出するので、腹部や臀部の肌面に食い込んで跡が付いたり、その部分がかゆくなるようなこともあったが、本発明では、そのような縫目はなく、従来縫合していた接合個所は、その表側面(又は内側面)に熱融着性の高ストレッチテープが熱接着されていて、凹凸部分が生じないから、肌に対して平坦でやさしく接して、肌に食い込むようなことがなく、着用感も良好であり、またほつれも生じることが無く、しかも縫い合わせのための所定幅の縫い代を設定する必要もないから、縫合後の余った縫い代部分を切除する必要も無く、生地を無駄に使用することもない。
以下、本発明の実施例として、パンティストッキングの製造法を一例に挙げて、添付の図1〜5に基づき、説明する。
例えば、パンティストッキングを製造する場合、丸編機で左右2本の伸縮性のある筒状生地1,2を同時に編成することまでは、従来と同じである。
本発明では、まず図1(イ)に示すように、上下に若干の間隔を開けた2本の腕状の支持杆6,7と、下側支持杆7に片持ち固定されて突出するプラスチック製の薄板状突出治具8(厚さ3〜5mm程度)とから構成される同形の2つの支持治具A,Bを2つ準備し、この2つの支持治具A,Bの外側にそれぞれ上記筒状生地1,2をウエスト5側となる部分側からレッグ部Lとなる上方部分まで履かせて、各筒状生地1,2を正面から見ると略三角形状となるようにする。
上記支持治具A,B全体の長さは、少なくとも突出治具8を除き予め設定したウエスト部から股部までの深さよりも長く、また各筒状生地1,2をそれぞれ支持治具A,Bの外側に履かせたときに、各筒状生地1,2がその円周方向や長さ方向に伸びないような間隔構成として、少なくとも生地1,2にシワが生じないようにする。
そこで、上記のようにそれぞれ外側に筒状生地1,2を履かせた状態の対向する2つの支持治具A,Bの各突出治具8の先端部どうしを接近させて互いに突き合わせるように支持治具A,Bを水平移動させる(図1(ロ)参照)。
次に、外側に筒状生地1,2を履かせた支持治具A,Bの上記両突出治具8,8の突出した先端部どうしを突き合わせる(図1(イ),(ロ)参照)。
そして、両筒状生地1,2の直線状の接触部上面に沿って所定幅(例えば1〜2cm)の熱接着性の高ストレッチテープ9を上方に配置されて上下動自在の上記テープ9とほぼ同幅のヒータ板10をウエスト5側(あるいは股部側)へ向ってスライド移動させながら加熱加圧して直線状の接触部の片面(上面)に貼着し(図2参照)、両筒状編み生地1,2どうしを接合する。
なお、ヒータ板10によるテープ9の両筒状編み生地1,2への熱圧着の際には、両筒状編み生地1,2の接合個所を下側から支持できる細幅の支持板(図示せず)がスライド移動するように構成することが考えられる。
貼着される上記高ストレッチテープ9の長さは、パンティ部の股部(股座)となる奥部側は、例えば若干(1〜2cm程度)短くしておく。
そこで、両筒状生地1,2の直線状の接触部の例えば前側(腹側)となる片面(上面)に高ストレッチテープ9が貼着されたら、図2の状態から筒状生地1,2が支持治具A,Bによって突き合わせられた状態のまま、上記支持治具A,B全体を上下方向に180度反転させ、両筒状生地1,2の直線状の接触部の例えばヒップ側となるもう片面(下面)を上に向けて、上記と同様に高ストレッチテープ9を貼着する。
上記支持治具A,Bの両突出治具8,8の奥端部で両者を突き合わせた位置がパンティ部の股部(股座)位置となる。なお、両突出治具8,8を突き合わせたときの奥端部(先端部)の全体形状は、平面から見て直線的か、あるいは図3(イ),(ロ)のようにやや丸みを帯びている。
そして、上記のようにストレッチテープ9の長さをパンティ部の股部(股座)となる位置より若干短くしたときには、上記両突出治具8,8を突き合わせたときの奥端部の形状に合致するような形状の他のヒータ板12を前進駆動させることにより、前後(腹側とヒップ側)に貼着した両ストレッチテープ9下端間に差し渡し可能な長さ(3〜5cm程度)の他の熱接着性高ストレッチテープ11を加熱圧着する。この場合、股部に使用するテープ11は前後に貼着したテープ9より幅広(2〜3cm程度)とするとよい(図3(イ)参照)。
また、必要により、上記幅広テープ11は、両筒状編み生地1,2を裏返して、更にもう1枚上記股部の内側のほぼ同位置に圧熱貼着するようにしても良い。
また、上記前後の高ストレッチテープ9の股部側の長さを、それぞれパンティ部の股部(股座)となる部分までよりも長くして(例えば3〜4cm程度長く)、その先端の前後(腹側及びヒップ側)両端部が互いに重合できるようにしたときには、前記した他のテープ11は不要で、両テープ9の先端重合部9aを圧接面が円弧状に形成された前記他のヒータ板12により、編み生地1,2の股部の接合線上に同時に加熱圧着することができる。また、必要により、両筒状編み生地1,2を裏返して、上記股部の裏側に表側の上記両テープ9の先端重合部9aと同位置にテープ9と同幅あるいはやや広幅の他のテープ11を圧熱貼着して補強するようにしても良い(図3(ロ)参照)。
一方、上記両高ストレッチテープ9のウエスト部5側の長さは、ウエスト部分5の幅とほぼ同長分だけ長くとり、その部分9bをウエスト部分5の内側に折り返して該ウエスト部分5内側に加熱圧着する。これにより、ウエスト部分5の接合部からの糸のほつれが防止される。
次に、外側に両筒状編み生地1,2を履かせた支持治具A,Bから互いに突き合わせていた前記両突出治具8,8をスライドさせるようにして抜き出す。該両突出治具8,8を取り去っても、両筒状編み生地1,2の前後両側(腹側及びヒップ側)には、その接合線上に高ストレッチテープ9がそれぞれ貼着され、かつ奥端部(股部)には他のテープ11(あるいはテープ9の両延長部による重合接着)が接着されているので、両筒状編み生地1,2はその両側の突出治具8によって挟持されて、その厚さ分(3〜5mm程度)だけの生地1a,2aで繋がっており、両筒状編み生地1,2どうしは互いに離隔することなく、両突出治具8,8がなくとも図1(ロ)の状態を保持している。
そこで、次に、両突出治具8,8を取り去った支持治具A,B内の一方(例えば支持治具A)には、前記した突出治具8の厚さ(3〜5mm程度)とほぼ同程度の肉厚で前後方向の長さが支持治具Aと同程度の長さのプラスチック製の当て板13が挟持杆14に水平に挟持されて、該当て板13先端は両筒状編み生地1,2の前記した一方の繋がり部1aに接している。
また、他方の支持治具B内には、ローラカッター15を備えて前後方向にスライド可能な支持金物(図示せず)が設けられている。そこで、フリー回転するローラカッター15を支持治具B内の筒状編み生地2の前記した繋がり部(1b)側から両繋がり部1a、1bの両筒状編み生地1,2の接合線上に貼着された高ストレッチテープ9よりやや下側(2〜3mm程度)に当てて、該テープ9に沿って、先端股部(股座)からウエスト部5上端まで(あるいはその逆方向)両筒状編み生地1,2を切り開いて行くのである。
このカッターの操作により、一気にパンティ部Pが切り開かれて形成され、前側(腹側)、股部(股座)、後側(ヒップ側)の縦中心線に沿って高ストレッチテープ9(及び股部の他の幅広テープ)が一直線状に貼着されたパンティ部Pが得られるのである(図5参照)。
なお、この実施例図では、熱接着性高ストレッチテープ9を見栄えの点から両筒状編み生地1,2の所定接合線上の表側に貼着したが、両筒状編み生地1,2を裏返して、所定接合線の裏側に貼着するようにしても良い。
1−筒状編み生地
2−筒状編み生地
3−切込み
4−切込み
5−ウエスト部
6−支持杆
7−支持杆
8−突出治具
9−熱接着性高ストレッチテープ
10−ヒータ
11−他の熱接着性高ストレッチテープ
12−ヒータ
13−当て板
14−挟持杆
15−ローラカッター
50−ミシンによる縫目部分
A−支持治具
B−支持治具
P−パンティ部
L−レッグ部
2−筒状編み生地
3−切込み
4−切込み
5−ウエスト部
6−支持杆
7−支持杆
8−突出治具
9−熱接着性高ストレッチテープ
10−ヒータ
11−他の熱接着性高ストレッチテープ
12−ヒータ
13−当て板
14−挟持杆
15−ローラカッター
50−ミシンによる縫目部分
A−支持治具
B−支持治具
P−パンティ部
L−レッグ部
Claims (6)
- 丸編みされた2本の筒状生地をそれぞれ互いに突合可能な2枚の薄肉水平な突出治具の外側に被せるように並べ、両筒状生地の後にウエスト部分から直角方向に所定深さの股部までの設計上の所定長さに切り開くべき両突出治具の突合個所の腹側となる前側、ヒップ側となる後側及び股部となる部分の表裏一方面に所定幅の熱接着性の高ストレッチテープを加熱加圧して貼着して、該テープが後にパンティ部の腹側の縦中心から股部を通ってヒップ側の縦中心まで一直線状となるように両筒状生地どうしを接合し、しかる後、一方の筒状生地の中側から上記両突出治具によりできる両筒状生地の繋がり部分の上記テープよりわずか下側を股部からウエスト部分まで上記接合部分に沿って両筒状生地を同時にカッターで切り開くことにより、ウエスト部から股部までの所定深さのパンティ部を形成することを特徴とするパンティ部を有する靴下類の製造方法。
- 前記股部側の熱接着性高ストレッチテープの長さを、股部までの長さより若干短くして、前後両テープを両筒状生地に加熱接着したした後、前後両テープの股部側端部間に差し渡し可能な若干幅広なもう1本の他の高ストレッチテープを前後両テープの股部側端部間に差し渡すように重合して、その長さ全体にわたって股部生地に加熱重合接着するようにするようにしてなる請求項1記載のパンティ部を有する靴下類の製造方法。
- 前記股部生地の内側にも、前記したテープ幅の広い他の熱接着性高ストレッチテープを熱接着して股部を補強するようにしてなる請求項2記載のパンティ部を有する靴下類の製造方法。
- 前記股部側の熱接着性高ストレッチテープの長さを、股部側の前側(腹側)と後側(ヒップ側)とも所定長さ延長し、両ストレッチテープが股部において互いに重合できるようにして加熱加圧し、この重合テープを股部生地に貼着接合するようにしてなる請求項1記載のパンティ部を有する靴下類の製造方法。
- 前記ウエスト側の前後両熱接着性高ストレッチテープの長さを、ウエスト部の幅分だけ延長し、これをウエスト部裏側へ折り返して裏側ウエスト部に加熱加圧接着して、ウエスト部分の切り開きカットによる糸のほつれを防止するようにした請求項1記載のパンティ部を有する靴下類の製造方法。
- 前記パンティ部を有する靴下類は、パンティストッキング、タイツ、あるいはレギンスである請求項1〜5のいずれかに記載のパンティ部を有する靴下類の製造方法。
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JP2018094636A JP2019199662A (ja) | 2018-05-16 | 2018-05-16 | パンティ部を有する靴下類の製造方法 |
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