JP2019199390A - オゾン発生装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に、本実施例のオゾン発生装置1の上面模式図を示す。図2に、図1のII−II線における模式的断面図を示す。図2に示すように、オゾン発生装置1は、第1誘電体11、第2誘電体12、第3誘電体13を備えている。第1誘電体11は、下面に第1面31を備えた板状の部材である。第1誘電体11は、複数の第1電極21を内部に備えている。また、第1面31に垂直な第1貫通孔41を複数備えている。第2誘電体12は、上面に第2面32を備えるとともに、第2面32の反対側の下面に第3面33を備えた板状の部材である。第2誘電体12は、第2面32の近傍に配置されている複数の第2電極22を内部に備えている。また、第3面33の近傍に配置されている複数の第3電極23を内部に備えている。第2誘電体12は、第2面32に垂直な第2貫通孔42を複数備えている。第3誘電体13は、上面に第4面34を備えた板状の部材である。第3誘電体13は、複数の第4電極24を内部に備えている。また、第4面34に垂直な第3貫通孔43を複数備えている。
図3(A)〜図3(D)に、第1電極21〜第4電極24の各々に印加される電位の波形図を示す。正極である第1電極21に印加される高電位V1Hと、負極である第2電極22に印加される低電位V1Lによって、第1電圧V1が規定される。同様に、正極である第3電極23に印加される高電位V2Hと、負極である第4電極24に印加される低電位V2Lによって、第2電圧V2が規定される。
本実施例に係るオゾン発生装置1の効果を、図4および図5を用いて説明する。図4は、比較例における原料ガスの流路の部分拡大図である。比較例は、屈曲していないガス流路P2を備えている。図5は、本実施例における原料ガスの流路の部分拡大図である。本実施例は、屈曲したガス流路P1を備えている。発明者らは、放電時に生成されるオゾンの濃度分布を、プラズマ・ガス反応・流れのマルチフィジックス連成解析によって厳密に計算した。その結果、図5に示すように、生成されるオゾンは負極(第2電極22)側の第2誘電体12の第2面32の表面付近(領域R1)で最も濃度が高いことを見出した。また、放電空間E1の中央部(領域R2)は比較的オゾン濃度が低いことを見出した。
図5に示すように、放電空間E1における第1貫通孔41から第2貫通孔42までの長さを流路長Wとする。また第1面31と第2面32との距離をDとする。第1面31から「距離D/10」の位置A1における流速を、上側流速VfHとする。第2面32から「距離D/10」の位置A2における流速を、下側流速VfLとする。また、図4に示すような屈曲していないガス流路における、誘電体表面から「距離D/10」の位置A0における流速を、基準流速Vf0とする。位置A1における上側流速VfHが、基準流速Vf0に対して増加する割合dVfH[%]は、下式(1)で示される。
dVfH=(VfH−Vf0)/Vf0×100 ・・・式(1)
また、位置A2における下側流速VfLが、基準流速Vf0に対して増加する割合dVfL[%]は、下式(2)で示される。
dVfL=(VfL−Vf0)/Vf0×100 ・・・式(2)
貫通孔の形状は、図1に示すような円形に限られない。例えば図7に示すオゾン発生装置1aのように、スリット形状の複数の第1貫通孔41a、および、スリット形状の複数の第2貫通孔42aを備えていてもよい。複数の第1貫通孔41aおよび複数の第2貫通孔42aの位置は、オゾン発生装置1aの上面視において、互いに重ならないように配置されている。これにより、ガス流路を屈曲させることができる。
Claims (4)
- 第1電極を内部に備えるとともに第1面を備えた第1誘電体であって、前記第1面に垂直な第1貫通孔を備えた前記第1誘電体と、
第2電極を内部に備えるとともに第2面を備えた第2誘電体であって、前記第2面に垂直な第2貫通孔を備えた前記第2誘電体と、
を備えたオゾン発生装置であって、
前記第1面と前記第2面とが対向するように前記第1誘電体および前記第2誘電体が配置されており、
前記第1面または前記第2面の垂直方向から前記オゾン発生装置を見た場合に、前記第1貫通孔の位置と前記第2貫通孔の位置が重ならないように、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔が配置されており、
前記第1貫通孔、前記第1面と前記第2面との隙間、および前記第2貫通孔によってオゾンの原料ガスの流路が形成されており、
前記第1貫通孔によって前記原料ガスの流入口が形成されるとともに、前記第2貫通孔によって前記原料ガスの排出口が形成されている、オゾン発生装置。 - 前記第1電極には、前記第2電極よりも高電位の電圧が印加される、請求項1に記載のオゾン発生装置。
- 前記第2誘電体は、前記第2面の反対側に第3面を備えており、
前記第2誘電体は、第3電極を内部にさらに備えており、
前記第2電極は前記第2面の近傍に配置されており、前記第3電極は前記第3面の近傍に配置されており、
前記オゾン発生装置は、
第4電極を内部に備えるとともに第4面を備えた第3誘電体であって、前記第4面に垂直な第3貫通孔を備えた前記第3誘電体と、
前記第1電極と前記第2電極との間に第1電圧を印加し、前記第3電極と前記第4電極との間に第2電圧を印加する電圧印加部と、
をさらに備えており、
前記第3面と前記第4面とが対向するように前記第2誘電体および前記第3誘電体が配置されており、
前記第3面または前記第4面の垂直方向から前記オゾン発生装置を見た場合に、前記第2貫通孔の位置と前記第3貫通孔との位置が重ならないように、前記第2貫通孔および前記第3貫通孔が配置されており、
前記第1貫通孔、前記第1面と前記第2面との隙間、前記第2貫通孔、前記第3面と前記第4面との隙間、前記第3貫通孔によってオゾンの原料ガスの流路が形成されており、
前記電圧印加部は、前記第1電圧を印加する期間と前記第2電圧を印加する期間とを重複させない、請求項1または2に記載のオゾン発生装置。 - 前記第1面と前記第2面との隙間における前記第1貫通孔から前記第2貫通孔までの長さをWとし、前記第1面と前記第2面との距離をDとした場合に、長さWを距離Dで除した値の範囲が5以上30以下である、請求項1〜3の何れか1項に記載のオゾン発生装置。
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JP2023007606A (ja) * | 2021-07-02 | 2023-01-19 | 日本特殊陶業株式会社 | オゾン発生体及びオゾン発生器 |
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