JP2019197677A - 積層型電池 - Google Patents

積層型電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2019197677A
JP2019197677A JP2018091560A JP2018091560A JP2019197677A JP 2019197677 A JP2019197677 A JP 2019197677A JP 2018091560 A JP2018091560 A JP 2018091560A JP 2018091560 A JP2018091560 A JP 2018091560A JP 2019197677 A JP2019197677 A JP 2019197677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode plate
active material
electrode
material layer
insulating tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018091560A
Other languages
English (en)
Inventor
文樹 後藤
Fumiki Goto
文樹 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2018091560A priority Critical patent/JP2019197677A/ja
Publication of JP2019197677A publication Critical patent/JP2019197677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

【課題】本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、第1電極板と第2電極板との短絡を防止して信頼性を向上させることができる積層型電池を提供する。【解決手段】積層型電池1は、接続領域a1及び有効領域b1を含む第1電極集電体11と、有効領域b1に設けられた第1電極活物質層12と、を有する複数の第1電極板10と、第1電極板10と積層方向dLに交互に積層された複数の第2電極板20と、第1電極板10に接合された絶縁テープ40と、を備えている。第1電極板10は、第1電極活物質層12の第2電極板20の側の面に設けられた第1絶縁体30を有している。第1電極活物質層12は、接続領域a1の側に設けられた、第1絶縁体30から露出する接続領域側端縁13を含んでいる。絶縁テープ40は、第1電極活物質層12の接続領域側端縁13を覆っている。【選択図】図4

Description

本発明は、積層型電池に関する。
例えば特許文献1で提案されているように、正極板と負極板とを交互に積層してなる積層型電池が広く普及している。積層型電池の一例として、リチウムイオン二次電池が例示され得る。リチウムイオン二次電池は、他の形式の積層型電池と比較して大容量であることを特徴の一つとしている。このような特徴を有するリチウムイオン二次電池は、今般、車載用途や定置住宅用途等の種々の用途での更なる普及を期待されている。
積層型電池は、通常、交互に積層される正極板(第1電極板)及び負極板(第2電極板)を含む積層体を備えている。このうち正極板は、正極集電体と、正極集電体上に設けられた正極活物質層と、を有している。正極集電体は、正極活物質層が設けられる有効領域と、正極活物質層が設けられない接続領域と、を含んでいる。接続領域は、正極板同士を接合したり、積層型電池の電気的な接続をするためのタブを接合したりするための領域になっている。
特開2017−41346号公報
しかしながら、積層型電池内へ異物が混入したり、積層型電池に衝撃が付加されたりすると、正極活物質層の接続領域の側の端縁が負極板に接触して、正極板と負極板が短絡する可能性が考えられる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、第1電極板と第2電極板との短絡を防止して信頼性を向上させることができる積層型電池を提供することを目的とする。
本発明は、第1の解決手段として、
接続領域及び前記接続領域に隣接する有効領域を含む第1電極集電体と、前記有効領域に設けられた第1電極活物質層と、を有する複数の第1電極板と、
前記第1電極集電体の前記有効領域に重なるよう前記第1電極板と積層方向に交互に積層された複数の第2電極板と、
前記第1電極板の前記第2電極板の側に設けられ、前記第1電極板に接合された絶縁テープと、を備え、
前記第1電極板は、前記第1電極活物質層の前記第2電極板の側の面に設けられた第1絶縁体を有し、
前記第1電極活物質層は、前記接続領域の側に設けられた、前記第1絶縁体から露出する接続領域側端縁を含み、
前記絶縁テープは、前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁を覆っている、積層型電池、
を提供する。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
前記絶縁テープは、前記第1絶縁体から前記第1電極集電体の前記接続領域にわたって前記第1電極板に接合されている、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
前記絶縁テープは、前記接続領域側端縁が延びる方向において、前記第1電極板よりも外側に突出する突出部を有している、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
前記第1電極板の両側に設けられた一対の前記絶縁テープを備え、
前記第1電極集電体の両側に前記第1電極活物質層が設けられ、
各々の前記第1電極活物質層の対面する前記第2電極板の側の面に前記第1絶縁体が設けられ、
一方の前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁が一方の前記絶縁テープで覆われ、他方の前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁が他方の前記絶縁テープで覆われている、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
前記絶縁テープは、前記接続領域側端縁が延びる方向において、対応する前記第1電極板よりも外側に突出する突出部を有している、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
一方の前記絶縁テープの前記突出部と、他方の前記絶縁テープの前記突出部とが、互いに接合されている、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
前記第1電極板と前記第2電極板との間に介在された第2絶縁体を更に備える、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
前記第1絶縁体は、アルミナを含む、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
前記第1電極活物質層は、黒鉛又はアセチレンブラックを含む、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池において、
前記絶縁テープが、前記第1絶縁体の色とは異なる色を有している、
ようにしてもよい。
また、本発明は、第2の解決手段として、
接続領域及び前記接続領域に隣接する有効領域を含む第1電極集電体と、前記第1電極集電体の両側であって前記有効領域に設けられた第1電極活物質層と、を有する複数の第1電極板と、
前記第1電極集電体の前記有効領域に重なるよう前記第1電極板と積層方向に交互に積層された複数の第2電極板と、
前記第1電極板の両側に設けられ、前記第1電極板に接合された一対の絶縁テープと、を備え、
前記第1電極活物質層は、前記接続領域の側に設けられた接続領域側端縁を含み、
一方の前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁が一方の前記絶縁テープで覆われ、他方の前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁が他方の前記絶縁テープで覆われ、
前記絶縁テープは、前記接続領域側端縁が延びる方向において、対応する前記第1電極板よりも外側に突出する突出部を有し、
一方の前記絶縁テープの前記突出部と、他方の前記絶縁テープの前記突出部とが、互いに接合されている、積層型電池
を提供する。
本発明の第1の解決手段または第2の解決手段による積層型電池において、
前記接続領域側端縁が延びる方向における前記絶縁テープの前記突出部の寸法は、1mm以上である、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段または第2の解決手段による積層型電池において、
前記絶縁テープの厚さは、20μm以下である、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段または第2の解決手段による積層型電池において、
前記第1電極板及び前記第2電極板を収容する外装体を更に備え、
前記外装体は、支持基材と、前記支持基材に積層された接着層と、を有している、
ようにしてもよい。
本発明の第2の解決手段による積層型電池において、
前記絶縁テープが、前記第1電極活物質層の色とは異なる色を有している、
ようにしてもよい。
本発明の積層型電池によれば、第1電極板と第2電極板との短絡を防止して信頼性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、積層型電池を示す斜視図である。 図2は、図1の積層型電池に含まれる膜電極接合体を示す平面図である。 図3は、図1の積層型電池を示す断面図である。 図4は、図2のA−A線断面図である。絶縁テープ 図5は、図2の膜電極接合体の一部の分解斜視図である。 図6は、図4の絶縁テープを示す拡大断面図である。 図7は、図5のB−B線断面図である。 図8は、図2のA−A線断面の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図8は、本発明による積層型電池を説明するための図である。このうち図1及び図2は、それぞれ、積層型電池の一具体例を示す斜視図及び平面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態による積層型電池1は、外装体2と、外装体2内に収容された膜電極接合体5と、膜電極接合体5に接続された一対のタブ3と、を備えている。外装体2は、その内部に膜電極接合体5を収容している。タブ3は、外装体2の内部から外部へと延び出している。電気自動車などの自動車の分野においては、複数の積層型電池1を組み合わせることにより構成されるモジュールが自動車に搭載される。複数の積層型電池1の間の電気的な接続は、タブ3を介して実現される。
以下、積層型電池1の各構成要素について説明する。
(外装体)
外装体2は、膜電極接合体5を封止するための包装材である。外装体2は、フレキシブル性を有していてもよい。外装体2は、一例として、図3に示すように、支持基材2aと、この支持基材2aに積層された接着層2bと、を有する。図3は、積層型電池1の幅方向(後述する第2方向d2)の断面図である。支持基材2aは、高ガスバリア性と成形加工性を有することが好ましい。このような支持基材2aとして、アルミニウム箔やステンレス箔を用いることができる。接着層2bは、支持基材2aの内面に位置し、支持基材2aを接合するためのシール層として機能する。接着層2bは、接着性に加え、絶縁性、耐薬品性、熱可塑性等を有していることが好ましい。このような接着層2bとして、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、低密度ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニルを用いることができる。本実施の形態では、一対の支持基材2aの間に膜電極接合体5が配置され、ラミネート加工される。すなわち、膜電極接合体5の周囲に、各々の内面に形成された接着層2bが熱溶着することでシール部が形成されている。このようにして、支持基材2a同士が接合されて、外装体2の内部を封止している。
(膜電極接合体)
図1及び図2に示すように、膜電極接合体5は、交互に積層された第1電極板10及び第2電極板20を有している。本実施の形態においては、膜電極接合体5がリチウムイオン二次電池を構成する例について説明する。この例において、第1電極板10は正極板10Xを構成し、第2電極板20は負極板20Yを構成するものとする。ただし、以下に説明する作用効果の記載からも理解され得るように、ここで説明する一実施の形態は、リチウムイオン二次電池に限定されることなく、第1電極板10及び第2電極板20を交互に積層してなる膜電極接合体5に広く適用され得る。
図4は、後述する第1方向d1に沿う膜電極接合体5の断面図である。図1〜図4に示すように、膜電極接合体5は、複数の正極板10X(第1電極板10)及び複数の負極板20Y(第2電極板20)を有している。正極板10X及び負極板20Yは、積層方向dL(図4参照)に沿って交互に配列されて積層されている。膜電極接合体5及び積層型電池1は、全体的に偏平形状を有し、積層方向dLへの厚さが薄く、積層方向dLに直交する方向d1,d2に広がっている。
図示された非限定的な例において、正極板10X及び負極板20Yは、長方形形状の外輪郭を有している。正極板10X及び負極板20Yは、積層方向dLに直交するとともにタブ3が延びる(あるいは一対のタブ3が配列される)方向である第1方向d1に長手方向を有し、積層方向dL及び第1方向d1の両方に直交する第2方向d2に短手方向(幅方向)を有している。正極板10X及び負極板20Yは、第1方向d1にずらして配置されている。より具体的には、複数の正極板10Xは、第1方向d1における一側(図2の右側)に寄って配置され、複数の負極板20Yは、第1方向d1における他側(図2の左側)に寄って配置されている。正極板10X及び負極板20Yは、第1方向d1における中央(後述する第1有効領域b1及び第2有効領域b2)において、積層方向dLに重なり合っている。
正極板10X(第1電極板10)は、図示するように、シート状の外形状を有している。正極板10X(第1電極板10)は、正極集電体11X(第1電極集電体11)と、正極集電体11X上に設けられた正極活物質層12X(第1電極活物質層12)と、を有している。正極活物質層12Xは、長方形形状の外輪郭を有している。リチウムイオン二次電池において、正極板10Xは、放電時にリチウムイオンを放出し、充電時にリチウムイオンを吸蔵する。
正極集電体11Xは、互い反対側に位置する第1面11a及び第2面11bを主面として有している。正極活物質層12Xは、正極集電体11Xの第1面11a及び第2面11bの少なくとも一方の面上に形成される。後述する負極集電体21Yの第1面21a又は第2面21bが、膜電極接合体5のうちの積層方向dLにおける最外面を形成する場合、積層型電池1に含まれる複数の正極板10Xは、正極集電体11Xの両側に設けられた一対の正極活物質層12Xを有するものとして、互いに同一に構成され得る。
正極集電体11X及び正極活物質層12Xは、積層型電池1(リチウムイオン二次電池)に適用され得る種々の材料を用いて種々の製法により、作製され得る。一例として、正極集電体11Xは、アルミニウム箔によって形成され得る。正極活物質層12Xは、例えば、正極活物質、導電助剤、バインダーとなる結着剤を含んでいる。正極活物質層12Xは、正極活物質、導電助剤及び結着剤を溶媒に分散させてなる正極用スラリーを、正極集電体11Xをなす材料上に塗工して固化させることで、作製され得る。正極活物質として、例えば、一般式LiM(ただし、Mは金属であり、x及びyは金属Mと酸素Oの組成比である)で表される金属酸リチウム化合物が用いられる。金属酸リチウム化合物の具体例として、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム等が例示され得る。導電助剤としては、黒鉛粉末やアセチレンブラック等が用いられ得る。結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン等が用いられ得る。
図2に示すように、正極集電体11X(第1電極集電体11)は、第1接続領域a1及び第1接続領域a1に隣接する第1有効領域b1を有している。正極活物質層12X(第1電極活物質層12)は、正極集電体11Xの第1有効領域b1のみに配置されている。第1有効領域b1は、長方形形状の外輪郭を有しており、全体的に正極活物質層12Xが設けられた領域になっている。第1接続領域a1及び第1有効領域b1は、正極板10Xの第1方向d1に配列されている。第1接続領域a1は、第1有効領域b1よりも正極板10Xの第1方向d1における外側(図2における右側)に位置している。
正極活物質層12Xは、第1接続領域a1の側に設けられた接続領域側端縁13を含んでいる。この接続領域側端縁13は、積層方向dLで見たときに第1接続領域a1と第1有効領域b1との境界に位置している。すなわち、接続領域側端縁13は、第2方向d2に直線状に延び、正極集電体11Xの幅方向全体にわたって形成されている。また、接続領域側端縁13は、後述する機能層30Aから露出している。
複数の正極集電体11Xは、第1接続領域a1において、抵抗溶接や超音波溶接、テープによる貼着、融着等によって接合され、電気的に接続している。一方、第1有効領域b1は、負極板20Yの後述する負極活物質層22Yに対面する領域内に位置している。このような第1有効領域b1の配置により、正極活物質層12Xからのリチウムの析出を防止することができる。
次に、負極板20Y(第2電極板20)について説明する。負極板20Yも、正極板10Xと同様に、シート状の外形状を有している。負極板20Y(第2電極板20)は、負極集電体21Y(第2電極集電体21)と、負極集電体21Y上に設けられた負極活物質層22Y(第2電極活物質層22)と、を有している。負極活物質層22Yは、長方形形状の外輪郭を有している。リチウムイオン二次電池において、負極板20Yは、放電時にリチウムイオンを吸蔵し、充電時にリチウムイオンを放出する。
負極集電体21Yは、互い反対側に位置する第1面21a及び第2面21bを主面として有している。負極活物質層22Yは、負極集電体21Yの第1面21a及び第2面21bの少なくとも一方の面上に形成される。具体的には、負極集電体21Yの第1面21a又は第2面21bが、膜電極接合体5のうちの積層方向dLにおける最外面を形成する場合、負極集電体21Yの当該面には負極活物質層22Yが設けられない。この最外面を構成する負極集電体21Yを除き、積層型電池1に含まれる複数の負極板20Yは、負極集電体21Yの両側に負極活物質層22Yを有し、互いに同一に構成され得る。
負極集電体21Y及び負極活物質層22Yは、積層型電池1(リチウムイオン二次電池)に適用され得る種々の材料を用いて種々の製法により、作製され得る。一例として、負極集電体21Yは、例えば銅箔によって形成される。負極活物質層22Yは、例えば、炭素材料からなる負極活物質、及び、バインダーとして機能する結着剤を含んでいる。負極活物質層22Yは、例えば、炭素粉末や黒鉛粉末等からなる負極活物質とポリフッ化ビニリデンのような結着剤とを溶媒に分散させてなる負極用スラリーを、負極集電体21Yをなす材料上に塗工して固化することで、作製され得る。
図2に示すように、負極集電体21Y(第2電極集電体21)は、第2接続領域a2及び第2接続領域a2に隣接する第2有効領域b2を有している。負極活物質層22Y(第2電極活物質層22)は、負極集電体21Yの第2有効領域b2のみに配置されている。第2有効領域b2は、長方形形状の外輪郭を有しており、全体的に負極活物質層22Yが設けられた領域になっている。第2接続領域a2及び第2有効領域b2は、負極板20Yの第1方向d1に配列されている。第2接続領域a2は、第2有効領域b2よりも負極板20Yの第1方向d1における外側(図2における左側)に位置している。複数の負極集電体21Yは、第2接続領域a2において、抵抗溶接や超音波溶接、テープによる貼着、融着等によって接合され、電気的に接続している。一方、第2有効領域b2は、正極板10Xの正極活物質層12Xに対面する領域に広がっている。
図4及び図5に示すように、正極板10X(第1電極板10)及び負極板20Y(第2電極板20)の少なくとも一方が、機能層30A(第1絶縁体30)を有していてもよい。ここで、図5は、膜電極接合体5の分解斜視図である。図5においては、図面を明瞭にするために絶縁テープ40の後述する突出部43は省略している。機能層30Aは、正極板10X及び負極板20Yの短絡を防止する。図示された例においては、正極板10Xが機能層30Aを有している。機能層30Aは、正極活物質層12Xの負極板20Yの側の面(負極板20Yに対面する面)に設けられている。すなわち、各正極活物質層12Xの対面する負極板20Yの側の面に機能層30Aが設けられている。各正極活物質層12Xの当該面は、機能層30Aにより覆われている。そして、正極板10Xは、負極板20Yの負極活物質層22Yと積層方向dLに対面する面を、機能層30Aによって形成されている。ただし、図示された機能層30Aに加えて、各負極板20Yに含まれる一対の負極活物質層22Yを覆う第1絶縁体30を設置することも可能である。
機能層30Aは、正極活物質層12Xよりも高い空孔率を有していてもよい。また、機能層30Aは、優れた耐熱性を有していることが好ましい。このような機能層30Aの材料には、例えば、無機材料を用いてもよい。無機材料は、高い空孔率とともに優れた耐熱性、例えば150℃以上の耐熱性を機能層30Aに付与することができる。このような無機材料としては、アルミナ、セルロース及びその変成体、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、アラミド、ポリアミドイミド、ポリイミド等の繊維状物や粒子状物が挙げられる。機能層30Aは、アルミナで形成する場合には、正極活物質層12X上に塗工して固化させることで、作製され得る。このような機能層30Aは、FLS(Functional Layer for Safety)層と呼ばれることもある。
図4〜図6に示すように、正極板10X(第1電極板10)の負極板20Y(第2電極板20)の側に絶縁テープ40が設けられている。ここで図6は、絶縁テープ40の拡大断面図である。絶縁テープ40は、正極活物質層12Xの接続領域側端縁13を覆い、正極板10Xに接合されている。絶縁テープ40は、機能層30Aから正極集電体11Xの第1接続領域a1にわたって接合されている。より具体的には、絶縁テープ40は、機能層30Aの負極板20Yの側の面30Aa、30Abに接合されているとともに、第1接続領域a1の負極板20Yの側の面(第1面11a、第2面11b)に接合されている。絶縁テープ40は、接続領域側端縁13が延びる方向(第2方向d2)に、接続領域側端縁13に沿って延びており、接続領域側端縁13の全体を覆っている。
図6に示すように、絶縁テープ40は、テープ基材層41と、テープ基材層41に積層され、機能層30A及び第1接続領域a1に粘着(接合)した粘着層42と、を含んでいる。テープ基材層41を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンなどを用いることができる。粘着層42を構成する材料としては、例えば、アクリル樹脂を用いることができる。
絶縁テープ40は、任意の色とすることができるが、所望の色に着色されていてもよい。このことにより、検査時に絶縁テープ40の貼り付けの有無を容易に確認することが可能になる。このため、絶縁テープ40は、機能層30Aの色とは異なる色を有し、絶縁テープ40を機能層30Aから容易に識別することが可能であることが好ましい。例えば、機能層30Aがアルミナで形成され、正極活物質層12Xが黒鉛またはアセチレンブラックを含む場合、機能層30Aが灰色に見える場合がある。この場合、絶縁テープ40を灰色とは異なる不透明の色に着色することで、絶縁テープ40の視認性を向上させることができる。例えば、入手性の良好な顔料を用いて、絶縁テープ40を緑、青、赤又は黄に着色してもよい。このような顔料は、テープ基材層41に含ませてもよい。あるいはテープ基材層41を透明にする場合には、粘着層42に含ませてもよい。
絶縁テープ40の厚さは、40μm以下、好ましくは20μm以下、より好ましくは、9μm以下である。このことにより、膜電極接合体5の厚さ、すなわち積層型電池1の厚さの増大を抑制できる。また、絶縁テープ40の厚さは、絶縁性を確保するとともに貼付け作業時に破断することを防止可能な強度を持たせるために、5μm以上であってもよい。このような厚さの絶縁テープ40を構成するためには、テープ基材層41の厚さは、例えば、2μm〜14μmである。粘着層42の厚さは、例えば、3μm〜20μmである。
本実施の形態では、図4及び図5に示すように、正極板10Xの両側に絶縁テープ40がそれぞれ設けられている。すなわち、正極集電体11Xの両側(第1面11aの側及び第2面11bの側)に、一対の絶縁テープ40が設けられている。第1面11aの側に設けられた絶縁テープ40は、第1面11aの側の第1絶縁体30及び正極集電体11Xの第1接続領域a1に貼り付けられ、第1面11aの側の正極活物質層12Xの接続領域側端縁13を覆っている。第2面11bの側に設けられた絶縁テープ40は、第2面11bの側の第1絶縁体30及び正極集電体11Xの第1接続領域a1に貼り付けられ、第2面11bの側の正極活物質層12Xの接続領域側端縁13を覆っている。
図7に示すように、各絶縁テープ40は、正極活物質層12Xの接続領域側端縁13が延びる方向(第2方向d2)において、正極板10Xよりも外側に突出する一対の突出部43を有している。ここで、図6は、図5のB−B線断面図である。正極板10Xは、第2方向d2における外縁を画定する一対の幅方向端縁14を含んでいる。一方(例えば図7における左側)の幅方向端縁14から外側(図7における左側)に一方の突出部43が突出し、他方(例えば図7における右側)の幅方向端縁14から外側(図7における右側)に他方の突出部43が突出している。正極板10Xの一側(第1面11aの側、図7における上側)に設けられた絶縁テープ40の突出部43と、他側(第2面11bの側、図7における下側)に設けられた絶縁テープ40の突出部43とが、互いに貼り付けられている。
正極活物質層12Xの接続領域側端縁13が延びる方向における突出部43の寸法d(第2方向d2における寸法)は、0mmよりも大きくかつ2mm以下の範囲内(0mm<d≦2mm)にしてもよい。このことにより、正極板10Xの両側の絶縁テープ40同士を良好に貼り付けることができるとともに、積層型電池1の体積が大きくなることを抑制できる。寸法dの最大値は、積層型電池1の外装体2の幅寸法が過大にならない程度であることが好ましく、例えば、2mmである。
このように本実施の形態によれば、正極活物質層12Xの第1接続領域a1の側に設けられて機能層30Aから露出する接続領域側端縁13が、絶縁テープ40で覆われている。このことにより、正極活物質層12Xの接続領域側端縁13が、対応する負極板20Yの負極集電体21Yに接触することを防止できる。このため、正極板10Xと負極板20Yとが短絡することを防止でき、積層型電池1の信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、正極板10Xの正極活物質層12Xにおける負極板20Yの側の面に設けられた機能層30Aから、正極集電体11Xの第1接続領域a1にわたって絶縁テープ40が貼り付けられている。このことにより、正極活物質層12Xの第1接続領域a1の側に設けられて機能層30Aから露出する接続領域側端縁13を、絶縁テープ40で覆うことができる。このため、正極活物質層12Xの接続領域側端縁13が、対応する負極板20Yの負極集電体21Yに接触することを防止できる。
また、本実施の形態によれば、絶縁テープ40は、接続領域側端縁13が延びる方向において、正極板10Xよりも外側に突出する突出部43を有している。このことにより、絶縁テープ40を貼り付ける際に、第2方向d2にある程度の位置ずれが生じた場合であっても、接続領域側端縁13の全体を覆うことができる。このため、第2方向d2における位置ずれを許容することができる。このため、正極活物質層12Xの接続領域側端縁13を容易に覆うことができ、正極板10Xと負極板20Yとの接触を効果的に防止することができる。また、絶縁テープ40の貼り付け時の位置ずれを許容することができ、作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、正極板10Xの両側に、上述した絶縁テープ40が貼り付けられている。このことにより、当該正極板10Xが、積層方向dLにおける一側に位置する負極板20Yに短絡することを防止できるとともに、他側に位置する負極板20Yに短絡することを防止できる。このため、積層型電池1の信頼性をより一層向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、正極板10Xの一側に設けられた絶縁テープ40の突出部43と、他側に設けられた絶縁テープ40の突出部43とが、互いに貼り付けられている。このことにより、正極板10Xの両側の絶縁テープ40同士を貼り付けることができ、絶縁テープ40が正極板10Xから剥がれることを効果的に防止できる。このため、絶縁テープ40の厚さ(とりわけ粘着層42の厚さ)が薄い場合であっても、絶縁テープ40が正極板10Xから剥がれることを効果的に防止することができる。すなわち、絶縁テープ40が正極板10Xから剥がれることを防止しながら、絶縁テープ40の厚さ(とりわけ粘着層42の厚さ)を薄くすることができる。このため、積層型電池1の積層方向dLにおける厚さを薄くすることができる。この場合、積層型電池1の体積に対する積層型電池1の電池容量の比の値で決まるエネルギー効率を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、正極板10X及び負極板20Yを収容する外装体2が、支持基材2aと、支持基材2aに積層された接着層2bと、を有している。このことにより、外装体2をラミネート加工によって形成することができる。このような外装体2は、絶縁テープ40を設けることによる厚さの影響を受けやすく、積層型電池1の体積が大きくなりやすい。しかしながら、上述したように絶縁テープ40の厚さを20μm以下にして薄くすることにより、ラミネート加工によって形成された外装体2であっても、積層型電池1の体積が大きくなることを抑制できる。
以上において、具体例を参照しながら一実施の形態を説明してきたが、上述した具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明及び以下の説明で用いる図面では、上述した具体例と同様に構成され得る部分について、上述の具体例における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
(第1の変形例)
上述した説明において、正極板10X及び負極板20Yの少なくとも一方が、第1絶縁体30を有する例を示した。しかしながら、図8に示すように、正極板10X及び負極板20Yの少なくとも一方が第1絶縁体30を含むことに加えて、正極板10X及び負極板20Yの間に、正極板10X及び負極板20Yとは別部材として構成された第2絶縁体50(絶縁層)が配置されるようにしてもよい。ここで、図8は、図4の変形例を示す断面図である。この場合、第2絶縁体50は、正極板10Xと負極板20Yとの間に介在されて、セパレータとして機能する。図8に示す例では、第2絶縁体50は、正極板10Xの機能層30Aと負極板20Yの負極活物質層22Yとの間に配置される。このような第2絶縁体50は、例えば、不織布や多孔質材から形成され得る。この例において、外装体2内に収容された電解液又はゲル状電解液が、第2絶縁体50に含浸して保持される。この例に用いられる第2絶縁体50や電解液は、特に限定されることなく、積層型電池1、とりわけリチウムイオン二次電池に適用され得る種々の絶縁体や電解液を用いることができる。
図8に示す変形例によれば、正極板10Xと負極板20Yとの間に第2絶縁体50を介在させることにより、正極板10Xと負極板20Yとが短絡することをより一層防止することができる。例えば、第1絶縁体30および第2絶縁体50のうちの一方が、位置ずれなどをした場合であっても、正極板10Xと負極板Yとの間の絶縁性を確保することができる。
(第2の変形例)
上述した説明において、正極板10X及び負極板20Yの少なくとも一方が、第1絶縁体30を有する例を示した。しかしながら、正極板10X及び負極板20Yのいずれもが、第1絶縁体30を有さずに、正極板10X及び負極板20Yの間に、図8に示す第2絶縁体50(絶縁層)が配置されるようにしてもよい。この場合においても、正極活物質層12Xの第1接続領域a1の側に設けられた接続領域側端縁13(及び接続領域側端縁13の近傍の部分)が、絶縁テープ40で覆われて、対応する負極板20Yの負極集電体21Yに接触することを防止できる。このため、正極板10Xと負極板20Yとが短絡することを防止でき、積層型電池1の信頼性を向上させることができる。なお、第2の変形例においては、絶縁テープ40は、識別性を考慮して、正極活物質層12Xの色とは異なる色を有していることが好ましい。
(第3の変形例)
また、上述した説明において、第1電極板10が正極板10Xを構成し、第2電極板20が負極板20Yを構成する例を示した。しかしながら、第1電極板10が負極板20Yを構成し、第2電極板20が正極板10Xを構成してもよい。この場合、負極板20Yが機能層30A(第1絶縁体30)を有するようになり、絶縁テープ40は、負極板20Yに接合されて、負極板20Yの機能層30Aから露出する負極活物質層22Yの端縁を覆うようになる。この場合においても、正極板10Xと負極板20Yとの短絡を防止することができ、積層型電池1の信頼性を向上させることができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 積層型電池
2 外装体
3 タブ
5 膜電極接合体
10 第1電極板
10X 正極板
11 第1電極集電体
11X 正極集電体
11a 第1面
11b 第2面
12 第1電極活物質層
12X 正極活物質層
13 接続領域側端縁
14 幅方向端縁
20 第2電極板
20Y 負極板
21 第2電極集電体
21Y 負極集電体
21a 第1面
21b 第2面
22 第2電極活物質層
22Y 負極活物質層
30 第1絶縁体
30A 機能層
40 絶縁テープ
41 テープ基材層
42 粘着層
43 突出部
50 第2絶縁体
a1 第1接続領域
a2 第2接続領域
b1 第1有効領域
b2 第2有効領域

Claims (15)

  1. 接続領域及び前記接続領域に隣接する有効領域を含む第1電極集電体と、前記有効領域に設けられた第1電極活物質層と、を有する複数の第1電極板と、
    前記第1電極集電体の前記有効領域に重なるよう前記第1電極板と積層方向に交互に積層された複数の第2電極板と、
    前記第1電極板の前記第2電極板の側に設けられ、前記第1電極板に接合された絶縁テープと、を備え、
    前記第1電極板は、前記第1電極活物質層の前記第2電極板の側の面に設けられた第1絶縁体を有し、
    前記第1電極活物質層は、前記接続領域の側に設けられた、前記第1絶縁体から露出する接続領域側端縁を含み、
    前記絶縁テープは、前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁を覆っている、積層型電池。
  2. 前記絶縁テープは、前記第1絶縁体から前記第1電極集電体の前記接続領域にわたって前記第1電極板に接合されている、請求項1に記載の積層型電池。
  3. 前記絶縁テープは、前記接続領域側端縁が延びる方向において、前記第1電極板よりも外側に突出する突出部を有している、請求項1または2に記載の積層型電池。
  4. 前記第1電極板の両側に設けられた一対の前記絶縁テープを備え、
    前記第1電極集電体の両側に前記第1電極活物質層が設けられ、
    各々の前記第1電極活物質層の対面する前記第2電極板の側の面に前記第1絶縁体が設けられ、
    一方の前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁が一方の前記絶縁テープで覆われ、他方の前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁が他方の前記絶縁テープで覆われている、請求項1に記載の積層型電池。
  5. 前記絶縁テープは、前記接続領域側端縁が延びる方向において、対応する前記第1電極板よりも外側に突出する突出部を有している、請求項4に記載の積層型電池。
  6. 一方の前記絶縁テープの前記突出部と、他方の前記絶縁テープの前記突出部とが、互いに接合されている、請求項5に記載の積層型電池。
  7. 前記第1電極板と前記第2電極板との間に介在された第2絶縁体を更に備えた、請求項1〜6いずれか一項に記載の積層型電池。
  8. 前記第1絶縁体は、アルミナを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の積層型電池。
  9. 前記第1電極活物質層は、黒鉛又はアセチレンブラックを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の積層型電池。
  10. 前記絶縁テープが、前記第1絶縁体の色とは異なる色を有している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の積層型電池。
  11. 接続領域及び前記接続領域に隣接する有効領域を含む第1電極集電体と、前記第1電極集電体の両側であって前記有効領域に設けられた第1電極活物質層と、を有する複数の第1電極板と、
    前記第1電極集電体の前記有効領域に重なるよう前記第1電極板と積層方向に交互に積層された複数の第2電極板と、
    前記第1電極板の両側に設けられ、前記第1電極板に接合された一対の絶縁テープと、を備え、
    前記第1電極活物質層は、前記接続領域の側に設けられた接続領域側端縁を含み、
    一方の前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁が一方の前記絶縁テープで覆われ、他方の前記第1電極活物質層の前記接続領域側端縁が他方の前記絶縁テープで覆われ、
    前記絶縁テープは、前記接続領域側端縁が延びる方向において、対応する前記第1電極板よりも外側に突出する突出部を有し、
    一方の前記絶縁テープの前記突出部と、他方の前記絶縁テープの前記突出部とが、互いに接合されている、積層型電池。
  12. 前記接続領域側端縁が延びる方向における前記絶縁テープの前記突出部の寸法は、1mm以上である、請求項3、5、6及び11のうちのいずれか一項に記載の積層型電池。
  13. 前記絶縁テープの厚さは、20μm以下である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の積層型電池。
  14. 前記第1電極板及び前記第2電極板を収容する外装体を更に備え、
    前記外装体は、支持基材と、前記支持基材に積層された接着層と、を有している、請求項1〜13のいずれか一項に記載の積層型電池。
  15. 前記絶縁テープが、前記第1電極活物質層の色とは異なる色を有している、請求項11に記載の積層型電池。
JP2018091560A 2018-05-10 2018-05-10 積層型電池 Pending JP2019197677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018091560A JP2019197677A (ja) 2018-05-10 2018-05-10 積層型電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018091560A JP2019197677A (ja) 2018-05-10 2018-05-10 積層型電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019197677A true JP2019197677A (ja) 2019-11-14

Family

ID=68537673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018091560A Pending JP2019197677A (ja) 2018-05-10 2018-05-10 積層型電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019197677A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021112330A (ja) * 2020-01-17 2021-08-05 株式会社三共 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021112330A (ja) * 2020-01-17 2021-08-05 株式会社三共 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017138584A1 (ja) 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法
JP5377411B2 (ja) 二次電池
KR102488346B1 (ko) 조전지
KR20160126870A (ko) 축전 디바이스용 외장체 및 축전 디바이스
KR20140024463A (ko) 적층형 전지 및 그 제조 방법
WO2013002058A1 (ja) 蓄電デバイス
JP4182856B2 (ja) 二次電池、組電池、複合組電池、車輌、及び、二次電池の製造方法
WO2020066520A1 (ja) 蓄電素子、蓄電素子の製造方法
JP2019194946A (ja) 積層型電池および積層型電池の製造方法
WO2017204064A1 (ja) 二次電池
JP2020095907A (ja) 積層型電池および積層型電池の製造方法
JP2019197677A (ja) 積層型電池
WO2023132181A1 (ja) 蓄電モジュール
JP2020030899A (ja) 二次電池
TWI719050B (zh) 蓄電裝置
WO2020067226A1 (ja) ラミネート型二次電池及びその製造方法
JP2018073518A (ja) 二次電池モジュール
JP6832477B2 (ja) 積層型電池および積層型電池の製造方法
JP2020170636A (ja) 積層型電池
JP2020057485A (ja) ラミネート型二次電池およびその製造方法
JP2017073209A (ja) 蓄電デバイス
JP2021057137A (ja) 積層型電池の製造方法
JP2021051935A (ja) 積層型電池の製造方法
JP2020144996A (ja) 蓄電素子および蓄電素子の製造方法
JP2021051932A (ja) 積層型電池