JP2019197433A - 触感提供装置、及び、触感提供方法 - Google Patents

触感提供装置、及び、触感提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な触感を提供できる触感提供装置、及び、触感提供方法を提供する。【解決手段】触感提供装置は、本体部と、前記本体部に取り付けられる振動子と、前記振動子を駆動信号で駆動する駆動制御部とを含み、前記駆動信号は、第1位相で第1周波数の第1駆動信号と、第2位相で前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号である。【選択図】図1

Description

本発明は、触感提供装置、及び、触感提供方法に関する。
従来より、触力覚提示装置が、前記物体により及び又は物体への刺激を提示し、そして操作者の操作に合わせて物体に印加される刺激を制御して触力覚を生成する、触力覚情報提供システムがある。物体に振幅、変位、変形の少なくとも1つを提示する。導感覚の感覚を合成する感覚合成・誘導装置であり、感覚合成・誘導装置は、前記物体にスウィープ変位を備える変位により圧覚、力覚、錯覚の少なくとも1つを生成する(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−073101号公報
人間の手のひら等にある感覚器には、約150Hz〜約400Hzの周波数帯域の振動に対する感度が高いパチニ小体と、約1Hz〜約150Hzの周波数帯域の振動に対する感度が高いマイスナー小体とがある。
パチニ小体では、振動の方向を感じ取ることはできないが、マイスナー小体では、振動の方向を感じ取ることができる。
このため、振動の方向を利用して触感を提供する場合に、触感をより良好なものにするには、パチニ小体が感度を有する周波数帯域を避けて、マイスナー小体が感度を有する周波数帯域の振動を生じさせることが好ましい。
ところで、従来の触力覚情報提供システムは、触力覚(触感又は力覚、以下では触感と称す)を生成する際に、アクチュエータ(振動子)を駆動してタッチパネルに生じる振動モードを制限していないため、高調波成分が無限に生成され、振動子を駆動する周波数よりも何倍も高い周波数の振動がタッチパネルに生じうる。
振動の方向を利用した触感を提供しようとする場合に、従来の触力覚情報提供システムのように振動モードを制限しない方式で振動子を駆動すると、マイスナー小体によって振動の方向が感じ取られる一方で、パチニ小体によって方向は分からないが振動していることが感じ取られるため、触感が良好ではなくなる。
そこで、良好な触感を提供できる触感提供装置、及び、触感提供方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の触感提供装置は、本体部と、前記本体部に取り付けられる振動子と、前記振動子を駆動信号で駆動する駆動制御部とを含み、前記駆動信号は、第1位相で第1周波数の第1駆動信号と、第2位相で前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号である。
良好な触感を提供できる触感提供装置、及び、触感提供方法を提供することができる。
実施の形態の触感提供装置100を示す図である。 実施の形態の触感提供装置100を示す図である。 触感提供装置100の駆動制御部140が振動子120の駆動に用いる駆動信号と、比較用の駆動信号を示す図である。 駆動信号で振動子120を駆動した場合に振動子120及び本体部110に生じる振動の周波数に対する加速度の関係と、周波数に対する位相の遅れの関係とを示す図である。 周波数f1の駆動信号と周波数f2の駆動信号との加速度の比率Rと、位相の遅れの差Δφとを説明する図である。 駆動制御部140が内部メモリに保持する合成した駆動信号を表すデータを示す図である。 実施の形態の変形例の触感提供装置100Mを示す図である。
以下、本発明の触感提供装置、及び、触感提供方法を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1及び図2は、実施の形態の触感提供装置100を示す図である。ここでは、直交座標系の一例であるXYZ座標系を用いて説明する。
触感提供装置100は、本体部110、振動子120、及び駆動制御部140を含む。図1には触感提供装置100の全体構成を示し、図2には振動子120と駆動制御部140の内部構成とを示す。
本体部110は、触感提供装置100の筐体であり、触感提供装置100の利用者が手で持つ部分である。一例として、本体部110は、直方体状の箱状の部材であり、駆動制御部140を収容する。
本体部110には、振動子120が固定される。図1には、一例として、本体部110が直方体状の樹脂等で作製された部材であり、本体部110の外表面に振動子120が固定される形態を示すが、振動子120は、本体部110の内部に設けられていてもよく、一部が本体部110の内部に配置される構成であってもよい。
本体部110の質量は、一例として、振動子120の質量の約10倍から約100倍程度である。このため、固有の共振モードを有する振動子120を駆動すると、本体部110は、振動子120の共振に近い状態で共振する。
本体部110は、利用者の親指Aと人差し指Bによって把持される。このように、親指Aと人差し指Bとによって本体部110のY軸正方向側の側面とY軸負方向側の側面とが把持されることによって、触感提供装置100は、利用者によって保持される。なお、ここでは本体部110の両側面を親指Aと人差し指Bで把持する形態について説明するが、利用者は、本体部110を親指Aと人差し指B以外の指で把持してもよい。また、例えば、両手の手のひら等で本体部110の両側面を把持してもよい。
振動子120は、筐体121、ばね122、永久磁石123、ダンパ124、及び電磁コイル125を有する。振動子120は、固有の共振状態で駆動される。
筐体121は、一例として、円筒型の金属製又は樹脂製の中空の部材である。筐体121の内部には、ばね122、永久磁石123、ダンパ124、及び電磁コイル125が配設される。
ばね122は、一方の端部が筐体121の内壁に固定され、他方の端部が永久磁石123に固定される。ばね122の内壁に固定される端部は固定端であり、反対側の永久磁石123に固定される端部は自由端である。
永久磁石123は、ばね122の端部(自由端)に取り付けられている。一例として、S極がばね122側に位置し、N極がばね122とは反対側(電磁コイル125に近い側)に位置する。
ダンパ124は、ばね122と並列に、筐体121の内壁と永久磁石123との間に設けられている。ダンパ124の両端は、それぞれ筐体121の内壁と永久磁石123とに固定されており、ばね122の振動を減衰する。ダンパ124には、例えば、オイルダンパ又はガス封入式のダンパを用いることができる。
電磁コイル125は、図示しない駆動制御部から電流が供給(オン)されると、永久磁石123をX軸正方向に吸引する。この状態で、ばね122は、X軸正方向に引き延ばされる。電磁コイル125に電流が供給されない状態(オフの状態)では、永久磁石123は、ばね122の収縮力によってX軸負方向に引き戻される。このため、電磁コイル125に所定の周波数で断続的に電流を流すことにより、永久磁石123をX軸方向に往復運動させることができる。
駆動制御部140は、アンプ150を介して振動子120に接続されており、本体部110の内部に収容されている。駆動制御部140は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含むコンピュータによって実現される。駆動制御部140は、振動子120を駆動し、本体部110にX軸方向の往復運動を生じさせる。駆動制御部140は、振動子120を固有の共振状態で駆動する。
次に、振動子120を駆動することによって利用者の指先に触感を提供する原理について説明する。
人間の皮膚のマイスナー小体は、皮膚に剪断方向(皮膚の表面に平行な方向)の往復振動が与えられる際に、往方向の振動の速度が、復方向の振動の速度よりも大きいと、往方向に引っ張られている触感を感じ取る。また、復方向の振動の速度が、往方向の振動の速度よりも大きいと、復方向に引っ張られている触感を感じ取る。
また、利用者が親指Aと人差し指Bとによって本体部110の両側面を把持しているときに、振動子120を駆動してX方向に往復運動させると、親指Aと人差し指Bの皮膚の剪断方向は、X軸方向になる。
このため、振動子120をX軸方向に往復運動させる際に、X軸正方向に振動する速度がX軸負方向に振動する速度よりも高い駆動パターンで振動子120を駆動すると、利用者は、親指Aと人差し指BがX軸正方向に引っ張られる触感を得る。
また、これとは逆に、振動子120をX軸方向に往復運動させる際に、X軸負方向に振動する速度がX軸正方向に振動する速度よりも高い駆動パターンで振動子120を駆動すると、利用者は、親指Aと人差し指BがX軸負方向に引っ張られる触感を得る。
このように、往復運動における運動方向(ここではX軸方向)において、往方向の速度と復方向の速度とが異なるようにするには、往方向の加速度と、復方向の加速度とが異なるようにすればよい。往方向の加速度と、復方向の加速度とが異なる加速度は、偏加速度である。
触感提供装置100は、偏加速度を実現する所定の駆動信号で振動子120を駆動することにより、利用者の親指Aと人差し指BにX軸正方向に引っ張られる触感、又は、X軸負方向に引っ張られる触感を提供する。
なお、この場合に、X軸正方向は、第1方向の一例であり、X軸正方向の振動の速度は、第1速度の一例である。また、X軸負方向は、第2方向の一例であり、X軸負方向の振動の速度は、第2速度の一例である。
図3は、触感提供装置100の駆動制御部140が振動子120の駆動に用いる駆動信号と、比較用の駆動信号を示す図である。
図3(A)に示す駆動信号は、周波数f1の正弦波状の駆動信号と、周波数f1の2倍の周波数f2の正弦波状の駆動信号とを合成して得る合成駆動信号である。周波数f1の正弦波状の駆動信号は、第1駆動信号の一例であり、周波数f1は第1周波数の一例である。また、周波数f2の正弦波状の駆動信号は、第2駆動信号の一例であり、周波数f2は第2周波数の一例である。
周波数f1の正弦波状の駆動信号と、周波数f2の正弦波状の駆動信号とを合成すると、図3(A)に示すように、振幅が負側から正側に立ち上がる区間P1と、振幅が正側から負側に立ち下がる区間P2との加速度の大きさが異なる駆動信号が得られる。
絶対値で比べると、区間P1における加速度は、区間P2における加速度よりも小さい。このため、区間P2における振動の速度は、区間P1における振動の速度よりも速くなる。
また、図3(B)には、比較用に鋸波状の駆動信号を示す。図3(B)に示す鋸波状の駆動信号の周波数は、図3(A)に示す駆動信号の周波数と等しい。鋸波状の駆動信号は、負側から正側への立ち上がりの加速度が、正側から負側への立ち下がりの加速度よりも小さい。この点においては、図3(A)に示す駆動信号と同様である。
しかしながら、図3(B)に示す鋸波状の駆動信号で振動子120を駆動すると、無限の次数の高調波成分の振動が振動子120及び本体部110に生じる。例えば、鋸波状の駆動信号の周波数が40Hzである場合には、4倍波の160Hz、5倍波の200Hz、・・・、10倍波の400Hzの振動が生じ、これらの周波数は、パチニ小体が感度を有する周波数帯域(約150Hz〜約400Hz)に含まれる。
パチニ小体が感度を有する周波数帯域の振動は、人間が方向を感知できないので、マイスナー小体によって感じ取られる基本波(40Hz)から3倍波(120Hz)の往復振動の方向による触感に、パチニ小体によって感じ取られる方向の分からない触感が加わり、触感が悪化する。特に、パチニ小体は、マイスナー小体よりも感度が高く、微小な振動を感じ取ることができるため、4倍波から10倍波のように高次で振幅が小さい振動でも、敏感に感じ取ることになり、触感が悪化する。
また、人間の聴覚では、約200Hz以上の音を聴くことができるので、5倍波以上の高調波成分による振動は、聴覚で聴き取れるノイズになり得る。
ここで、鋸波状の駆動信号をフーリエ級数展開すると、次式(1)で表すことができる。式(1)では、4次以上の高調波成分を省略するが、鋸波状の駆動信号は、無限に続く次元の正弦波状の高調波成分を合成することによって表されることを示している。
Figure 2019197433
このように、鋸波状の駆動信号は、無限に続く次元の正弦波状の高調波成分を含むため、パチニ小体が感度を有する周波数帯域(約150Hz〜約400Hz)に含まれる成分を有し、また、聴覚で聴き取れるノイズを生じ得る。
そこで、触感提供装置100では、聴覚で聴き取れるノイズの発生を抑制するとともに、パチニ小体よりも低い周波数帯域に感度を有するマイスナー小体を利用して触感を提供するために、振動の周波数を一例として約150Hz以下に制限する。マイスナー小体が感度を有する周波数帯域は、約1Hz〜約150Hzである。約150Hz以下の周波数帯域は、パチニ小体で感じ取れる最低の周波数よりも低い周波数を上限とする周波数帯域である。
また、一般に、駆動信号の波形に不連続点があると、意図しない高調波成分の振動が生じ得る。意図しない高調波成分の振動は、約150Hzよりも高く、聴覚で聴き取れるノイズになるおそれがあるため、不連続点を含まない正弦波状の駆動信号を用いる。
また、一定の周波数での往復運動を実現するために、正弦波状の基本波の駆動信号と、基本波の整数倍の周波数を有する正弦波状の駆動信号とを合成した合成駆動信号で振動子120を駆動する。
このような観点から、触感提供装置100では、周波数が整数倍の関係にある複数の正弦波状の駆動信号を合成することにより、連続的な波形を有する駆動信号で振動子120を駆動し、振動子120及び本体部110に生じる振動の周波数を約150Hz以下に制限する。
これは、別な観点から見れば、触感提供装置100では、基本の周波数の正弦波状の駆動信号と、比較的次数の低い高調波成分を表す複数の正弦波状の駆動信号とを合成することを意味する。換言すれば、式(1)における1次及び2次、1次から3次、又は1次から4次くらいまでの正弦波状の駆動信号とを合成することによって、合成駆動信号を生成する。
具体的には、例えば、図3(A)に示すように、周波数f1の正弦波状の駆動信号(基本波)と、周波数f1の2倍の周波数f2の正弦波状の駆動信号(2倍波又は2次高調波)とを合成して得る合成駆動信号の周波数が約150Hz以下になるように、周波数f1を40Hzとして、2倍波成分の周波数f2を80Hzに設定する。
また、例えば、周波数f1が40Hzである場合に、2倍波成分の周波数f2(80Hz)と、3倍波成分(3次高調波)の周波数f3(120Hz)とを合成した合成駆動信号を用いても、振動子120及び本体部110に生じる振動の周波数を約150Hz以下に制限することができる。周波数f3は、第3周波数の一例である。
また、例えば、周波数f1が30Hzである場合に、2倍波成分の周波数f2(60Hz)と、3倍波成分の周波数f3(90Hz)と、4倍波成分(4次高調波)の周波数f4(120Hz)とを合成した合成駆動信号を用いても、振動子120及び本体部110に生じる振動の周波数を約150Hz以下に制限することができる。周波数f4は、第4周波数の一例である。
また、さらに、5倍波以上の成分を追加してもよいが、振動子120及び本体部110に生じる振動の周波数を約150Hz以下にするためには、次数を増やすことが利点になるとは限らない。このため、基本の周波数との関係、及び/又は、合成される駆動信号による偏加速度の特性等に応じて、最も高い次数を決定すればよい。
図4は、駆動信号で振動子120を駆動した場合に振動子120及び本体部110に生じる振動の周波数に対する加速度の関係と、周波数に対する位相の遅れの関係とを示す図である。
ここで、振動子120及び本体部110に生じる振動の周波数は、振動子120の駆動に用いる駆動信号の周波数に等しい。また、位相の遅れは、駆動信号の位相に対する振動子120及び本体部110に生じる振動の位相の遅れである。
図4(A)に示すように、振動子120及び本体部110に生じる振動の共振周波数がfrである場合に、駆動信号の周波数を共振周波数frよりも低い動作点から上昇させて振動子120及び本体部110に生じる振動が上昇すると、振動子120及び本体部110に生じる加速度(応答加速度)も増大する。
しかしながら、駆動信号の周波数をさらに上昇させると、共振周波数frを境にして加速度は低下する傾向を示す。
また、図4(B)に示すように、駆動信号の周波数が共振周波数frであるときの位相の遅れを0度とすると、駆動信号の周波数は共振周波数frよりも低いときは位相の遅れは負の値を取り、駆動信号の周波数を低下させると、位相の遅れは絶対値が増加する形で低下する。また、駆動信号の周波数は共振周波数frよりも高いときは位相の遅れは正の値を取り、駆動信号の周波数を上昇させると、位相の遅れは絶対値が増加する形で増大する。
このように、振動子120及び本体部110に生じる振動の周波数に対する加速度は、共振周波数frの前後で大きく変化するため、周波数が異なる複数の駆動信号を合成して偏加速度を実現する駆動信号を得るためには、複数の駆動信号の振幅を調整することが望ましい。
また、共振周波数fr及びその前後の周波数帯域では、駆動信号の位相に対する位相の遅れは、駆動信号の周波数に応じて変動するため、周波数が異なる複数の駆動信号を合成して偏加速度を実現する駆動信号を得るためには、複数の駆動信号の位相の遅れを調整することが望ましい。
図5は、周波数f1の駆動信号と周波数f2の駆動信号との加速度の比率Rと、位相の遅れの差Δφとを説明する図である。図6は、駆動制御部140が内部メモリに保持する合成駆動信号を表すデータを示す図である。
図5(A)に示すように、周波数f1のときの加速度をA、周波数f2のときの加速度をAとすると、周波数f2の駆動信号の加速度に対する周波数f1の駆動信号の加速度の比率Rは、R=A/Aで表すことができる。
ここで、加速度A、Aを積分すると速度に変換でき、さらに速度を積分すれば、変位(振幅)に変換することができるため、縦軸の加速度は、駆動信号の速度又は振幅として取り扱うことができる値である。
また、図5(B)に示すように、周波数f1のときの位相の遅れをφ、周波数f2のときの位相の遅れをφとすると、周波数f2の駆動信号の位相の遅れφに対する周波数f1の駆動信号の位相の遅れの差Δφは、Δφ=φ−φで表すことができる。
触感提供装置100は、加速度の比率Rと位相の遅れの差Δφを用いて、次のようにして合成駆動信号を生成する。
Figure 2019197433
すなわち、周波数f2の駆動信号の振幅には、比率Rを乗じてあり、周波数f2の駆動信号の位相は、位相の遅れの差Δφを減算した値にしてある。
このように、2倍波成分の加速度と位相の遅れの差Δφとを補正(補償)して基本波成分に合わせれば、基本波成分と2倍波成分の加速度と位相の遅れの周波数の違いによるずれ(図4、5参照)を補正した状態で合成駆動信号を生成することができる。
一例として、周波数f1が40Hzで周波数f2が80Hzであれば、合成駆動信号の周波数は、80Hz以下であるため、マイスナー小体で感じ取られ、パチニ小体では感じ取られない往復振動を実現することができる。
なお、比率Rと位相の遅れの差Δφとを予め実験又はシミュレーション等で求めておき、図6に示すように、合成駆動信号yを表すデータを駆動制御部140の内部メモリに格納しておけばよい。駆動制御部140が内部メモリから合成駆動信号yを表すデータを読み出して、振動子120を駆動すればよい。
また、比率Rは、偏加速度による触感を決定する要因になるため、実験等で値を調整してもよい。
また、基本波成分、2倍波成分、及び3倍波成分を合成する場合には、次のようにすればよい。3倍波成分について、周波数f1の3倍の周波数f3のときの加速度をA、周波数f3のときの位相の遅れをφとする。この場合に、3倍波成分を表す振幅をA/A倍するとともに、位相の遅れの差Δφをφに設定して、基本波成分、2倍波成分、及び3倍波成分を合成すればよい。
なお、駆動制御部140は、上述のようにコンピュータによって実現される構成に限らず、ハードウェア的に実現してもよい。例えば、駆動制御部140は、鋸波を発生する鋸波ジェネレータと、鋸波ジェネレータによって発生される鋸波状の信号の150Hzよりも周波数が高い成分を除去するローパスフィルタと、ローパスフィルタから出力される150Hz以下の信号成分に対して、位相を補償する位相補償フィルタとを含む構成であってもよい。
以上のように、触感提供装置100は、基本周波数の正弦波状の駆動信号と、2倍波の正弦波状の駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、マイスナー小体で感じ取られ、パチニ小体では感じ取られない周波数の駆動信号で振動子120を駆動し、往復振動を発生させる。合成駆動信号は、往方向と復方向とで振動の速度が異なる。
したがって、このように合成駆動信号で振動子120を駆動することにより、往方向又は復方向に引っ張られる良好な触感を提供することができる。
また、触感提供装置100は、基本波成分と2倍波成分の加速度と位相の遅れの差との周波数の違いにずれを補正した状態で合成駆動信号を生成する。
このため、基本波成分と2倍波成分との加速度と位相の遅れの差によるずれの影響が振動に生じることを抑制でき、ずれによる影響を抑制した偏加速度による触感を利用者の手等に提供することができる。
また、振動の周波数をパチニ小体では感じ取られない150Hz以下に制限できるので、人間の聴覚で聴き取ることができるノイズの発生を抑制した触感提供装置100、及び、触感提供方法を提供することができる。
なお、以上では、触感提供装置100が本体部110を含み、本体部110が直方体状の箱状の部材である形態について説明したが、本体部110は、利用者が手で保持できればよいため、直方体状の箱状の部材に限らず、例えば棒状等、どのような形状のものであってもよい。また、駆動制御部140は、本体部110の内部に収容される形態に限られず、本体部110の外部にあってもよい。
また、以上では、振動子120が筐体121、ばね122、永久磁石123、ダンパ124、及び電磁コイル125を有する構成である形態について説明したが、振動子120は、往復振動を発生できるものであれば、どのような振動子であってもよい。
また、以上では、周波数f1の駆動信号と周波数f2の駆動信号との加速度の比率Rと、位相の遅れの差Δφとを用いて、基本波成分と2倍波成分の加速度と位相の遅れの周波数の違いによるずれを補正する形態について説明した。しかしながら、これらの補正を行わなくても触感の提供に影響が生じないような場合には、補正を行わなくてもよい。また、加速度と位相の遅れのいずれか一方のみを補正してもよい。
また、以上では、振動子120が1個の形態について説明したが、複数の振動子120を含んでもよい。
図7は、実施の形態の変形例の触感提供装置100Mを示す図である。
触感提供装置100Mは、本体部110M、振動子120A、120B、及び駆動制御部140Mを含む。触感提供装置100Mは、2個の振動子120A、120Bを駆動制御部140Mで駆動するものである。
本体部110Mは、形状が異なるだけで、図1に示す本体部110と同様である。本体部110Mは、直方体状の箱状の部材であり、駆動制御部140Mを収容する。
振動子120A、120Bは、互いに同様であり、図1に示す振動子120と同様の構成を有し、筐体121、ばね122、永久磁石123、ダンパ124、及び電磁コイル125を有する。駆動制御部140Mは、2個の振動子120A、120Bの駆動制御を行う点が図1に示す駆動制御部140と異なるが、同様の構成を有する。
ここで、振動子120AをV1=sin(2πft)の駆動信号で駆動した場合に、X軸方向の振幅A11の加速度が観測され、位相がφ11であったとする。同様に、振動子120AをV2=sin(2π(2f)t)の駆動信号で駆動した場合に、X軸方向の振幅A12の加速度が観測され、位相がφ12であったとする。
また、振動子120BをV1=sin(2πft)の駆動信号で駆動した場合に、X軸方向の振幅A21の加速度が観測され、位相がφ21であったとする。同様に、振動子120BをV2=sin(2π(2f)t)の駆動信号で駆動した場合に、X軸方向の振幅A22の加速度が観測され、位相がφ22であったとする。
なお、振幅A11、A12、A21、A22を積分すると速度に変換でき、さらに速度を微分すれば、加速度に変換することができるため、縦軸の振幅は、駆動信号の速度又は加速度として取り扱うことができる値である。
このような場合に、振幅A11、A12、A21、A22の差を補正するとともに、位相φ11、φ12、φ21、φ22の差を補正して振動子120A、120Bを駆動するには、次式(3)で振動子120Aを駆動するとともに、次式(4)で振動子120Bを駆動すればよい。
Figure 2019197433
Figure 2019197433
なお、式(3)、(4)におけるAは、所定の振幅を表す値である。
式(3)、(4)で振動子120A、120Bをそれぞれ駆動すれば、往方向又は復方向に引っ張られる良好な触感を提供することができる。
また、振動子120A、120Bの個体差を考慮して、基本波成分と2倍波成分の加速度と位相の遅れの周波数の違いによる差を補正した状態で合成駆動信号Va、Vbで振動子120A、120Bを駆動できる。
このように合成駆動信号Va、Vbで振動子120A、120Bを駆動すれば、振動子120A、120Bの個体差を考慮した上で、基本波成分と2倍波成分とのずれの影響を抑制した偏加速度による触感を利用者の手等に提供することができる。
また、振動の周波数をパチニ小体では感じ取られない150Hz以下に制限できるので、人間の聴覚で聴き取ることができるノイズの発生を抑制した触感提供装置100M、及び、触感提供方法を提供することができる。
なお、本体部110Mが箱状の部材である形態について説明したが、本体部110Mは、このような形状の部材に限られない。本体部110Mは、例えば、棒状の部材であってもよく、両端に振動子120A、120Bが取り付けられた構成であってもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の触感提供装置、及び、触感提供方法について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
本体部と、
前記本体部に取り付けられる振動子と、
前記振動子を駆動信号で駆動する駆動制御部と
を含み、
前記駆動信号は、第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号である、触感提供装置。
(付記2)
前記合成駆動信号は、前記第1速度を微分した第1加速度と、前記第2速度を微分した第2加速度との前記第1駆動信号と前記第2駆動信号の周波数の違いによる差、又は、前記第1駆動信号の第1位相と前記第2駆動信号の第2位相との前記第1周波数及び前記第2周波数の違いによる差を補正した合成駆動信号である、付記1記載の触感提供装置。
(付記3)
前記第2周波数は、150Hz以下である、付記1又は2記載の触感提供装置。
(付記4)
前記第2周波数は、パチニ小体で感じ取れる最低の周波数よりも低い周波数である、付記1乃至3記載の触感提供装置。
(付記5)
本体部と、
前記本体部に取り付けられる振動子と、
前記振動子を駆動信号で駆動する駆動制御部と
を含み、
前記駆動信号は、第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号と、前記第1周波数の3倍の第3周波数の第3駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号である、触感提供装置。
(付記6)
本体部と、
前記本体部に取り付けられる振動子と、
前記振動子を駆動信号で駆動する駆動制御部と
を含み、
前記駆動信号は、第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号と、前記第1周波数の3倍の第3周波数の第3駆動信号と、前記第1周波数の4倍の第4周波数の第4駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号である、触感提供装置。
(付記7)
本体部と、
前記本体部に取り付けられる振動子と
を含む触感提供装置における触感提供方法であって、
第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号で前記振動子を駆動する、触感提供方法。
(付記8)
本体部と、
前記本体部に取り付けられる振動子と
を含む触感提供装置における触感提供方法であって、
第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号と、前記第1周波数の3倍の第3周波数の第3駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号で前記振動子を駆動する、触感提供方法。
(付記9)
本体部と、
前記本体部に取り付けられる振動子と、
を含む触感提供装置における触感提供方法であって、
第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号と、前記第1周波数の3倍の第3周波数の第3駆動信号と、前記第1周波数の4倍の第4周波数の第4駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号で前記振動子を駆動する、触感提供方法。
100、100M 触感提供装置
110、110M 本体部
120、120A、120B 振動子
140、140M 駆動制御部
121 筐体
122 ばね
123 永久磁石
124 ダンパ
125 電磁コイル

Claims (8)

  1. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられる振動子と、
    前記振動子を駆動信号で駆動する駆動制御部と
    を含み、
    前記駆動信号は、第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号である、触感提供装置。
  2. 前記合成駆動信号は、前記第1速度を微分した第1加速度と、前記第2速度を微分した第2加速度との前記第1駆動信号と前記第2駆動信号の周波数の違いによる差、又は、前記第1駆動信号の第1位相と前記第2駆動信号の第2位相との前記第1周波数及び前記第2周波数の違いによる差を補正した合成駆動信号である、請求項1記載の触感提供装置。
  3. 前記第2周波数は、150Hz以下である、請求項1又は2記載の触感提供装置。
  4. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられる振動子と、
    前記振動子を駆動信号で駆動する駆動制御部と
    を含み、
    前記駆動信号は、第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号と、前記第1周波数の3倍の第3周波数の第3駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号である、触感提供装置。
  5. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられる振動子と、
    前記振動子を駆動信号で駆動する駆動制御部と
    を含み、
    前記駆動信号は、第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号と、前記第1周波数の3倍の第3周波数の第3駆動信号と、前記第1周波数の4倍の第4周波数の第4駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号である、触感提供装置。
  6. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられる振動子と
    を含む触感提供装置における触感提供方法であって、
    第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号で前記振動子を駆動する、触感提供方法。
  7. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられる振動子と
    を含む触感提供装置における触感提供方法であって、
    第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号と、前記第1周波数の3倍の第3周波数の第3駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号で前記振動子を駆動する、触感提供方法。
  8. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられる振動子と、
    を含む触感提供装置における触感提供方法であって、
    第1周波数の第1駆動信号と、前記第1周波数の2倍の第2周波数の第2駆動信号と、前記第1周波数の3倍の第3周波数の第3駆動信号と、前記第1周波数の4倍の第4周波数の第4駆動信号とを合成した合成駆動信号であって、第1方向における第1速度と、前記第1方向の逆の第2方向における第2速度とが異なる往復振動を前記本体部に生じさせる合成駆動信号で前記振動子を駆動する、触感提供方法。
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