JP2019191347A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線通信機能を有する撮像装置において、無線通信時における他の制御部からのノイズの影響を低減する。【解決手段】 開口を有する筐体と、レンズ及び撮像素子を備え、筐体内に配置されて開口から外部の被写体を撮像するカメラ部と、カメラ部を制御する制御基板と、制御基板が配置される面からカメラ部の光軸方向において開口側にずれた位置に設けられる突出部と、突出部に固定され、カメラ部の光軸方向視におけるカメラ部と開口の内縁との隙間に、少なくとも一部が配置される通信用アンテナと、を備える。【選択図】 図6

Description

本発明は撮像装置に関し、詳細には無線通信機能を有する撮像装置に関する。
撮像装置には、撮影された映像を、機器の配線を伴う有線通信機能ではなく無線通信機能によって簡易に画像閲覧用の媒体に転送するものがある。そのような撮像装置は、撮像に関する構成の制御を行うメイン基板と、画像等のデータを無線通信するための無線通信基板とを備えている。
無線通信用のアンテナを備えた撮像装置として、例えば特許文献1に記載の無線通信機能を有するカメラがある。特許文献1の記載によれば、このカメラでは、金属カバー内に、無線通信回路と接地型のアンテナとが実装された無線通信基板を配置し、金属カバーを介してアンテナの接地を図っている。この金属カバーの所定面には、アンテナ突出用の開口が形成されている。そして、液晶モニタ、閃光装置発光部等の制御を行うメイン基板は、コネクタを介して無線通信回路と電気的に接続されている。また、特許文献1に記載される従来構成では、金属カバー内のスペースの制約等から無線通信アンテナはメイン基板と隣接して配置されている。
特開2007−60237号公報
しかしながら、特許文献1に記載される従来構成では、無線通信アンテナはメイン基板と隣接して配置されているため、例えば閃光装置発光部を作動させる際に発するノイズ等は、無線通信アンテナに伝わってデータの通信に影響を及ぼす可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みたものであって、無線通信時における他の制御部からのノイズの影響を低減した撮像装置の提供を目的とする。
上記の課題を鑑みて、本発明の一態様にかかる撮像装置は、
開口を有する筐体と、
レンズ及び撮像素子を備え、前記筐体内に配置されて前記開口から外部の被写体を撮像するカメラ部と、
前記カメラ部を制御する制御基板と、
前記制御基板が配置される面から前記カメラ部の光軸方向において前記開口側にずれた位置に設けられる突出部と、
前記突出部に固定され、前記カメラ部の光軸方向視における前記カメラ部と前記開口の内縁との隙間に、少なくとも一部が配置される通信用アンテナと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線通信時における他の制御部からのノイズの影響を低減した撮像装置を提供できる。
本発明の一実施形態にかかる撮像装置の外観斜視図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置の分解斜視図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置のカメラ部の分解斜視図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置のカメラ部の斜視図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置の無線通信部の斜視図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置の下側筐体ユニットの斜視図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置のカメラ部が回転した場合の上側筐体ユニットを除く撮像装置の上面図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置の断面図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置の上側筐体ユニットの分解斜視図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置のカメラ部以外の非金属部品を除いた場合の撮像装置の上面図
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明される寸法、材料、及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、同一であるか又は機能的に類似している要素を示す場合は、図面間で同じ参照符号を用いる。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態にかかる撮像装置の全体構成について説明する。なお、図1はこの撮像装置の外観斜視図であり、図2は分解斜視図である。本発明の一実施形態にかかる撮像装置100は、下側筐体ユニット400と上側筐体ユニット500とを組み付けて構成されており、不図示の設置用部品を介して建物の天井や壁面に設置される。下側筐体ユニット400には、後述するカメラ部200と無線通信部300とが組み付けられる。これら下側筐体ユニット400に組み付けられた構成については、以下で詳述する。
図3及び図4を参照して、前述したカメラ部200の構成を説明する。なお、図3はカメラ部200の分解斜視図であり、図4はカメラ部200単体の斜視図である。撮影光学系を含むカメラ部200は、被写体を撮影して映像信号を生成する。カメラ部200は、鏡筒部210、ホルダー部材220、鏡筒部カバー部材230、第1の電気通信部材240、及び第2の電気通信部材250を備える。ホルダー部材220は、鏡筒部210を固定、支持する。鏡筒部カバー部材230は、鏡筒部210を覆うようにホルダー部材220に固定される。
鏡筒部210は、不図示の複数の固定レンズを含み、電動制御の絞りユニット(不図示)、撮像素子211、撮像素子基板212、撮像素子基板保持部材213等を備える。撮像素子211には、CMOSセンサー等が用いられる。撮像素子基板212には撮像素子211が実装され、撮像素子基板212は撮像素子基板保持部材213に固定される。なお、図3において、複数の固定レンズ、絞りユニット、撮像素子基板212、及び撮像素子基板保持部材213の鏡筒部210への組み付け方法については、一部を図示していない。また、本実施形態において、鏡筒部210は固定レンズのみを含むこととしているが、含まれるレンズの種類はこれに限るものではない。例えば、ズーム調整やフォーカス調整を行う可動レンズ或いは可動レンズ群を含んでもよい。
ホルダー部材220は、上述した鏡筒部210を固定するボスを形成した略円筒形状の部材であり、鏡筒部210を保持する。このホルダー部材220は、更に複数の摺動面221a,221b、及び間隙221cを備えるように形成されたフランジ部221を備える。また、略円筒形状における鏡筒部210側の端面には、円筒外径側に突出し、底面にSR凸形状部222aを備える複数のボス222が設けられる。なお、本実施形態においては、複数のボス222の底面にはSR凸形状部が形成されているが、ボス222の底面形状はこれに限られず例えば凸形状を有さない面でもよい。
鏡筒部カバー部材230は、鏡筒部210とホルダー部材220とが挿通され、鏡筒部210の前玉レンズを露出する為の開口を備えた略円筒形状の部材である。鏡筒部カバー部材230は外径側に突出したフランジ部231を有し、このフランジ部231にはクランプ形状部231a,231b及びボスピン231cが形成される。
第1の電気通信部材240は、鏡筒部210の電動制御のための信号、例えば絞りユニット等の制御のための電気信号を伝送する。本実施形態において、第1の電気通信部材240は、例えばFPC(フレキシブルプリント基板)として構成される。この第1の電気通信部材240は、不図示の遊端部、固定端部241、及び舌辺部242を備える。遊端部は、電動制御の絞りユニット等に固定接続される。また、舌辺部242は複数存在し、遊端部から固定端部241の間においてこれら部分の基板幅(フレキシブルプリント基板の幅)よりも突出するように形成される。
第1の電気通信部材240は、鏡筒部210とホルダー部材220、鏡筒部カバー部材230の外径側に突出するように絞りユニット等に固定接続されて組み付けられる。その後、第1の電気通信部材240は、鏡筒部カバー部材230のフランジ部231に沿うように這い回され、舌辺部242が鏡筒部カバー部材230のクランプ形状部231aにクランプされる。このように組み付けられることで、第1の電気通信部材240は、その幅方向と鏡筒部カバー部材230の軸方向とが略一致するように折り曲げられる。
第2の電気通信部材250は、撮像素子211が取得した映像信号を伝送する。本実施形態において、第2の電気通信部材250は、例えばFPC(フレキシブルプリント基板)として構成される。この第2の電気通信部材250は、遊端部251、固定端部252及び複数の舌辺部253a,253bを備える。舌辺部253a,253bは、遊端部251から固定端部252の間においてこれら部分の基板幅(フレキシブルプリント基板の幅)よりも突出するように形成される。舌辺部253bには、係合孔253cが形成されている。
第2の電気通信部材250は、撮像素子基板212に実装された不図示のコネクタに遊端部251が接続され、まず、ホルダー部材220の内面に沿うように這いまわされる。その後、鏡筒部210とホルダー部材220、及び鏡筒部カバー部材230の外径側に突き出され、鏡筒部カバー部材230のフランジ部231に沿うように組み付けられる。舌辺部253bは鏡筒部カバー部材230のクランプ形状部231bにクランプされ、係合孔253cが鏡筒部カバー部材230のボスピン231cと係合する。このように組み付けられることで、第2の電気通信部材250は、その幅方向と鏡筒部カバー部材230の軸方向とが略一致するように折り曲げられる。
次に、図5を参照して、無線通信部300について説明する。無線通信部300は、通信用アンテナ310、通信用基板320、無線通信部保持部材330を備える。通信用アンテナ310は、無線電波を放射するために用いられる。通信用基板320には通信用アンテナ310が実装され、無線通信部保持部材330は通信用基板320を保持する。
通信用アンテナ310は、給電点311と主アンテナ範囲312とから構成され、使用無線帯域に合わせたアンテナ長を有する。通信用基板320は、不図示のフレキシブルプリント基板等により、他の電気基板と電気的に接続される。無線通信部保持部材330は板金部材であり、平面部331と該平面部331から延出した曲げ部332とを備える。なお、本実施形態において、無線通信部保持部材330は板金部材であるが、その態様はこれに限るものではない。例えば、金属製の成形部材より構成し、これに平面部及び曲げ部を設けてもよい。
通信用基板320は、不図示のビスにより無線通信部保持部材330に固定される。その際、通信用アンテナ310は、給電点311の直下に無線通信部保持部材330の平面部331が位置するように配置される。また、主アンテナ範囲312は、その直下に無線通信部保持部材330の平面部331が位置しないように、配置される。無線通信部保持部材330の曲げ部332は、その先端(曲げ部先端332a)が電気グランドに接続される。この曲げ部332は、無線通信部300の構成状態で、通信用アンテナ310の給電点311から曲げ部先端332aの電気グランド接続点までの長さが、無線電波長の4分の1より大きくなるような曲げ長さで形成されている。
次に、図6を参照して、下側筐体ユニット400について説明する。下側筐体ユニット400は、下側筐体410、制御基板420、ベース部材430、ガイド部材440、間接付勢部材450(図2参照)、及び付勢部材460(図2参照)を備える。この下側筐体ユニット400には、上述したようにカメラ部200と無線通信部300とが組み付けられる。
下側筐体410は、電磁遮蔽性部材、例えばアルミやマグネシウム等の金属製の成形部材からなる略円筒形状の部品として構成される。この円筒形状において、上側筐体ユニット500側の面は開放されており、側面もしくは底面には装置外部からの電源や通信用のケーブルを通過させる為の小径開口が形成される。底面内側には、上述した無線通信部保持部材330の曲げ部先端332aを電気グランドに接続させる為のボス411を含む、各種部品を取り付ける為の複数のボスが形成される。
制御基板420は、映像処理部、装置の各種システムの制御部、及び電源回路部を有し、下側筐体410に不図示のビス等の締結部材で固定される。また、この制御基板420のグランド部は、この締結部材によって下側筐体410に電気的に接続される。制御基板420は、例えば、取得した映像信号に対して圧縮符号化処理を施し、装置外部の各種制御装置へ配信するためのデータを生成する。なお、本実施形態における制御基板420は、1枚の基板で構成されているものとするが、これに限るものではない。例えば、2枚以上の基板で制御基板420を構成するようにしてもよい。
ベース部材430は、制御基板420を覆うように、下側筐体410に不図示のビスで固定される、平面状の部材である。ベース部材430の略中央には、先端に複数の係止部431aを備える円筒部431が形成されており、円筒部431の周囲には複数のリブ431b及び嵌合孔431cが形成されている。また、円筒部431の軸方向視で円筒部431の外側に、第1の延出部432と第2の延出部433とが、円筒部431を挟んで略対向するように形成されている。この第1の延出部432は、下側筐体410に固定される制御基板420が延在する平面に対して、カメラ部200の光軸方向において開口側にずれて平行な平面を規定する。後述するように通信用アンテナ310及び通信用基板320は、この第1の延出部432が突出部として規定する平面上に固定される。
第1の延出部432の高さは、無線通信部保持部材330の曲げ部332の高さよりも高くなるように設定される。第2の延出部433は、円筒部431と同心円を構成する側面433aを備える。また、第1の延出部432の根本の平面部には、下側筐体410のボス411を挿通させる為の開口434が形成される。更に、第2の延出部433の根本の平面部には、リブ435が設けられ、該リブ435の上面には円筒部431の同心円の一部を構成するリブ437,438が形成される。
ガイド部材440は、側面440aがベース部材430の側面433aと略一致するような円弧状の側面を備えた箱形状を有する。ガイド部材440の上面には、円筒部431の同心円の一部を構成するリブ441とリブ442が、各々ベース部材430のリブ437とリブ438と略一致するように形成されている。また、ガイド部材440には、ベース部材430のリブ435と内径嵌合する円筒部443が形成されている。このガイド部材440は、ベース部材430の円筒部443にベース部材430のリブ435が嵌合した状態で、不図示のビス、もしくはスナップフィット結合等の公知の締結手段によって組み付けられる。
次に、図2、図6、図7及び図8を参照して、下側筐体ユニット400に対するカメラ部200と無線通信部300の組み付けについて説明する。カメラ部200は、間接付勢部材450と付勢部材460を介して、下側筐体ユニット400に対して該カメラ部200の光軸周りに回動自在(可能)に組み付けられる。
間接付勢部材450は、複数の舌辺部451が設けられて軸部452が加締め固定されたリング状の板金部材からなる。付勢部材460(例えば、圧縮コイルスプリング)は、ベース部材430の円筒部431の周囲に設けられたリブ部431bに対して圧入して組み付けられる。間接付勢部材450は、付勢部材460が間接付勢部材450の舌辺部451と当接するように、軸部452をベース部材430の嵌合孔431cに挿入することで、下側筐体ユニット400に組み付けられる。
カメラ部200の組み付けに際して、ホルダー部材220のボス222のSR凸形状部222aを間接付勢部材450の平面部に当接させる。その際、ホルダー部材220のフランジ部221の間隙221cと、ベース部材430の円筒部431先端の係止部431aとの位相が一致する回転位相とする。そして、円筒部431の内周面に対してホルダー部材220の摺動面221bが摺動するように、該ホルダー部材220を円筒部431に挿入する。挿入後、ベース部材430の係止部431aの底面とホルダー部材220の摺動面221aとが摺動する位相までカメラ部200を回転させる。これにより、カメラ部200は、その鏡筒部210がベース部材430によって回動可能に支持される。
第1の電気通信部材240は、鏡筒部カバー部材230のクランプ形状部231aから延出した部分が存在する。この部分は、ベース部材430のリブ437とガイド部材440のリブ441、ベース部材430のリブ438とガイド部材440のリブ442で挟まれた空間に導かれる。そして、カメラ部200の回動方向に沿って、折り曲げ部243を形成するように折り曲げて配置される。第1の電気通信部材240における固定端部241は、制御基板420の不図示のコネクタに接続される。これにより、鏡筒部210を電気制御する各構成のグランド部も、制御基板420のグランド部に接続される。
第2の電気通信部材250は、鏡筒部カバー部材230のクランプ形状部231bから延出した部分が存在する。この部分は、ベース部材430の円筒部431の外周側面とガイド部440の側面440aとで挟まれた空間に導かれる。そして、カメラ部200の回動方向に沿って、折り曲げ部254を形成するように、折り曲げて配置される。第2の電気通信部材250の固定端部252は、制御基板420の不図示のコネクタに接続される。これにより、撮像素子211等の制御する各構成のグランド部も、制御基板420のグランド部に接続される。
このように構成することで、カメラ部200と下側筐体ユニット400を電気的に接続した状態であっても、カメラ部200を下側筐体ユニット400に対して回動自在とすることができる。なお、本実施例では、カメラ部200の回動に対しては、必要以上に回動しないようにこの回動駆動の端部を規定する不図示の部材(駆動端部材)が、下側筐体ユニット400に設けられている。また、第1の電気通信部材240及び第2の電気通信部材250の長さも、この駆動端部材に併せて設定されている。具体的には、折り曲げ部243,254は、カメラ部200が駆動端部材まで回動した場合に、それぞれが鏡筒部カバー部材230のクランプ形状部231a,231bを、固定端部241,252側へ超えないように長さや曲げ位置が設定される。
無線通信部300は、通信用アンテナ310がベース部材430の円筒部431の方向を向くように配置されることが望ましい。よってこの向きとなるように、ベース部材430の第1の延出部432の上面に無線通信部保持部材330の平面部331を載置し、この状態で無線通信部300はベース部材430に不図示のビスで固定される。また、無線通信部保持部材330の曲げ部先端332aは、下側筐体410のボス411に不図示のビスで固定される。これにより、通信用アンテナ310の給電点311が装置の電気グランドに接続される。
カメラ部200は、例えば撮像装置100の設置後に画角調整等のために上述した回動操作がなされる。この場合、例えばカメラ部200は、回動方向の正方向の端部位置(図7a)、負方向の端部位置(図7c)、及びこれらの間の回動位置(例えば、中間位置(図7b))の位置を取りえる。
図7に示すように、本実施例によれば、カメラ部200の回動軸方向視で、両電気通信部材240,250各々の折り曲げ部243,254は、鏡筒部210を挟んで通信用アンテナ310と略対向する配置となる。従って、第1の電気通信部材240及び第2の電気通信部材250と通信用アンテナ310とを十分に離間させることが可能となる。その結果、無線通信部300に及ぼす第1の電気通信部材240と第2の電気通信部材250のノイズ等の影響を軽減することが可能となる。また、無線通信部300がベース部材430の第1の延出部432に固定されている為、制御基板420と通信用アンテナ310とを十分に離間させることが可能となる。その結果、無線通信部300に及ぼす制御基板420のノイズ等の影響も軽減することが可能となる。
図9及び図10を参照して、上側筐体ユニット500の構成について説明する。なお、上側筐体ユニット500の構造を理解容易とするために、上下を逆にして示している。上側筐体ユニット500は、上側筐体510、ドームカバー520、及び保持部材530を備える。上側筐体510は、電磁遮蔽性部材、例えばアルミやマグネシウム等の金属製の成形部材からなる略円筒形状部品である。下側筐体ユニット400に向かう円筒形状の下面は開放されており、上面には導光用の円形の開口511が設けられており、カメラ部200が取り付けられた下側筐体410に対して該カメラ部200を覆うように固定されている。上側筐体510の開口511の内径は、無線通信部300の無線電波長の半波長よりも大きく設定されている。また、この内径は、上側筐体ユニット500と下側筐体ユニット400の組み付け状態で、カメラ部200の回動軸方向視において、無線通信部300の通信用アンテナ310の一部が視認できるように設定されている。
ドームカバー520は透明、または半透明の樹脂部材等の非電磁遮蔽性の材料で形成される。ドームカバー520は、球状曲面の凸部521及びフランジ部522を備える。保持部材530はリング状の部材であり、例えば板金等で形成され、内径側に切欠き531を備える。切欠き531は、上側筐体ユニット500と下側筐体ユニット400の組み付け状態で、カメラ部200の回動軸方向視において、無線通信部300の通信用アンテナ310が視認可能なようにその配置及び大きさが定められている。保持部材530は、上側筐体510との間でドームカバー520を狭持し、上側筐体510に対して不図示のビス等の締結部材で固定される。
このように構成することで、無線通信部300の通信用アンテナ310を下側筐体ユニット400、及び上側筐体ユニット500の外形から突出させることなく、無線電波を外部に放射することが可能となる。従って、例えば特許文献1に例示された従来構成のように金属製の外装筐体から無線通信用のアンテナを突出させる形態とせずとも、カメラ部200の周囲に設けられた開口511との隙間により十分な無線通信機能も確保できる。よって、本実施形態にかかる撮像装置によれば、無線通信時における他の制御部からのノイズの影響を低減できるだけでなく、併せて、無線通信機能を持たせるためのアンテナ専用の外装カバーも不要とできる。よって、アンテナの配置を考慮せずに装置内部の構成の配置の好適化を図ることができ、所望の無線通信機能を得るための機器の大型化や部品点数の増加を防止できる。
以上に述べたように、本発明の一実施形態にかかる撮像装置は、開口511を有する筐体(410,510)と、カメラ部200と、電気通信部材(240,250)と、通信用アンテナ310と、を備える。筐体は電磁遮蔽性を有しており、本実施形態では上側筐体510と下側筐体410とに分離しているが、該筐体の内に収容される各構成要素を収容可能であれば、単体から構成しても更なる数の構成に分離してもよい。また、本実施形態では、筐体の素材として金属材料を用いているが、耐候性、加工性、コスト等の観点から樹脂等の公知の他の素材を用いて該筐体を構成してもよい。本実施形態の如く上下に分離した場合、下側筐体410には制御基板420が固定され、カメラ部200が該カメラ部200の光軸周りに回動可能に設置されるとよい。また、この場合、上側筐体510は、カメラ部200を覆うように下側筐体410に固定され、開口511が設けられるとよい。また、この開口511は、レンズ等のカメラ部200の保護の観点と電波の送信の観点とから、透光性を有し且つ電磁遮蔽性を有さないカバー部材(520)にて覆われるとよい。なお、以上の説明において、分割された筐体各々を上側及び下側として区別しているが、この上下は便宜上の区別であって特定の配置を意図するものではない。従って、これら構成は、各々第1の筐体及び第2の筐体として把握されることが望ましい。
また、本実施形態において、カメラ部200はレンズ(単体或いは複数)と撮像素子211を備え、該カメラ部200の光軸周りに回動可能となるように下側筐体410に配置されて、開口511から外部の被写体を撮像する。また、電気通信部材として、第1の電気通信部材240及び第2の電気通信部材250が本実施形態では例示されている。しかし、電気通信部材はこれらに限定されず、カメラ部200を制御する制御基板420とカメラ部200の撮像素子211を接続する電気通信部材を少なくとも含む種々の電気通信部材が含まれる。なお、本実施形態においてカメラ部200は光軸周りに回動可能としているが、組み付け時の自由度、使用目的等に応じて、回動しない構成とすることもできる。
また、本実施形態において、通信用アンテナ310は、下側筐体内において、第1の延出部に配置される。これにより、上述したように、無線通信時における他の制御部からのノイズの影響を低減できる。また、該通信用アンテナ310は、少なくともその一部が、カメラ部200の光軸方向視におけるカメラ部200と開口511の内縁との隙間に配置される。通信用アンテナ310をこのように配置することにより、電磁遮蔽性の部材が存在しない領域であって且つレンズ等を保護する非電磁遮蔽性の部材が配された領域から通信を行うことが可能となる。
上述したベース部材430は、本実施形態で突出部(432)を備えており、該突出部(432)は、制御基板420が配置される平面からカメラ部200の光軸方向にずれた平面を規定する。通信用基板320及び通信用アンテナ310はこの突出部(432)に固定される。これにより、通信用の各部材は筐体(400,500)内において光軸方向視のみならず、光軸方向においても十分に制御基板420と隔離されることとなり、無線通信時における他の制御部からのノイズの影響を更に低減できる。
上述したように、通信用基板320のグランド部は、無線通信部保持部材330の曲げ部先端332aは、不図示のビス等によって下側筐体410のボス411に固定されている。これにより通信用アンテナ310の給電点311は、通信用基板320のグランド部として、撮像装置の電気グランド、即ち下側筐体410に電気的に接続される。下側筐体410には制御基板420を介して撮像素子基板212のグランド部も電気的に接続されており、これにより、通信用基板320のグランド部は筐体(400,500)及び撮像素子基板212の各々と電気的に接続される。
また、上述したように、開口511は、通信用アンテナ310より送信される電波の半波長以上の開口径を有する円形状であるとよい。開口511をこのように構成することにより、より望ましい通信機能を確保することができる。また、同様の理由から、通信用アンテナ310上の点から開口511までを結ぶ領域についても、考慮されることが望ましい。即ち、当該領域のうち、電磁遮蔽性を有する部材を含まない領域において、カメラ部200の光軸方向と直交する断面の少なくとも一部は、通信用アンテナ310より送信される電波の半波長以上の長さとするとよい。
以上、本発明をその好適な実施形態を参照して詳述したが,本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明等の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述した実施形態は、その趣旨に反しない範囲で一部を適宜組み合わせてもよい。
200 カメラ部
210 鏡筒部
240 第1の電気通信部材
250 第2の電気通信部材
310 通信用アンテナ
320 通信用基板
330 無線通信部保持部材
410 下側筐体
420 制御基板
430 ベース部材
432 第1の延出部(突出部)
510 上側筐体
511 開口

Claims (7)

  1. 開口を有する筐体と、
    レンズ及び撮像素子を備え、前記筐体内に配置されて前記開口から外部の被写体を撮像するカメラ部と、
    前記カメラ部を制御する制御基板と、
    前記制御基板が配置される面から前記カメラ部の光軸方向において前記開口側にずれた位置に設けられる突出部と、
    前記突出部に固定され、前記カメラ部の光軸方向視における前記カメラ部と前記開口の内縁との隙間に、少なくとも一部が配置される通信用アンテナと、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記通信用アンテナが配置される通信用基板と、
    前記通信用基板を保持する保持部材と、を備え、
    前記通信用アンテナは、前記保持部材を介して、前記突出部に固定されることを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記保持部材は、前記通信用基板の一部を保持することを特徴とする、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記通信用基板のグランド部は、前記筐体及び撮像素子基板の各々に電気的に接続されることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記カメラ部は、光軸周りに回動可能であり、
    前記筐体は、前記制御基板が固定され、前記カメラ部が前記光軸周りに回動可能に設置される第1の筐体と、
    前記カメラ部を覆うように前記第1の筐体に固定され、前記開口が設けられる第2の筐体と、を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記開口は、前記通信用アンテナより送信される電波の半波長以上の開口径を有する円形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記開口は、透光性のカバー部材にて覆われることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
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