JP2019190988A - 排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法 - Google Patents

排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法 Download PDF

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Kenichi Ando
賢一 安藤
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幸司 桝永
毅 清水
Takeshi Shimizu
毅 清水
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Tomotaka Sakata
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Abstract

【課題】 ISO規格を準拠することが可能な排ガス放射線モニタリングシステムを提供する。【解決手段】 気体廃棄物を排気する排気筒1から気体廃棄物をサンプリングするためのノズル2によってサンプリングされた気体廃棄物をガスサンプラ4まで輸送するサンプリング配管3と、サンプリング配管3の輸送経路中の少なくとも2か所以上で気体廃棄物の放射線を計数する少なくとも2つ以上の放射線モニタ6A,6Bと、少なくとも2つ以上の放射線モニタ6A,6Bの測定値から、サンプリング配管3の輸送経路での気体廃棄物の濃度の偏差を求めるとともに偏差から放射性物質の捕集効率を求め、捕集効率が所定値未満であるか否かを判断する演算器7と、を備えた。【選択図】 図3

Description

本発明は、排ガス中の放射線のモニタリングに用いる排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法に関する。
サンプルガスの放射能濃度が高い状況であっても、安全に試料採取容器にサンプルガスを採取することができる試料採取装置及び試料採取方法の一例として、特許文献1には、放射能濃度を計測するための配管から採取用のサンプルガスを取り込むための配管系統と、配管系統に設けられ試料採取容器が着脱されるカプラーと、配管系統に設けられた複数の開閉弁と、配管系統を真空引きする真空ポンプと、試料採取容器がカプラーに取り付けられた状態で真空ポンプによる配管系統内の減圧と開閉弁を介しての大気導入とを制御して試料採取容器内のサンプルガス濃度を希釈させる制御ユニットと、を備えることが記載されている。
特開2017−78578号公報
原子力発電所等の原子炉施設では、通常運転時および異常状態において、原子炉施設の周辺環境に対する放射性物質の放出経路を適切にモニタリングすることが要求されている。
中でも原子力発電所の平常運転時において、環境に放出される気体廃棄物の放射性物質の量を測定する標準的な方法は、原子力委員会指針「発電用軽水型原子炉施設における放出放射性物質の測定に関する指針(11−03−01−09)」にて定められている。
原子力発電所から放出される気体廃棄物は、排気筒に設置された試料採取装置(サンプリング装置)のサンプリングノズルにて採取され、サンプリング配管を通して測定容器(ガスサンプラ)に連続的に導かれ、採取された気体を検出器により直接計測する方式を用いて放射線量が評価されている。
ガスサンプラに導入された気体廃棄物は、シンチレーション検出器により気体内部に含まれる核種や放射線量が詳細に分析される。測定後の気体廃棄物は、サンプリング装置の配管を通して排気筒に戻され、排気筒より外部に放出される。
ここで、気体廃棄物の中には希ガスや放射性物質の微小な粒子が存在している。このような状況で、サンプリングノズルで採取した気体廃棄物がガスサンプラに導入されるまでの間のサンプリング配管に希ガス・放射性物質が沈着することにより放射線量が低下し、排気筒内の気体廃棄物の正確な放射線量を測定できなくなる懸念があった。
この懸念に対し、上記の放射性物質の測定に関する指針では「試料採取配管は放射性物質の配管への沈着を避けるため、できるだけ短く、また急激な屈曲部を少なくし、且つ沈着が少ない材質とする」と規定されており、日本国内の既設プラントではサンプリング配管の設計により放射性物質の沈着を避けることとしていた。
しかしながら、環境に放出される気体廃棄物の放射性物質の量を測定する国際規格であるISO2889「Sampling airborne radioactive materials from the stacks and ducts of nuclear facilities」では、「気体廃棄物の補集効率は50%以上を確保する」ことが求められている。
これはサンプリング配管にて放射性物質が沈着し、排気筒内部の気体廃棄物の放射線量とサンプリング装置内検出器での気体廃棄物の測定値が相違することを避けるために求められる要求である。
具体的には、排気筒内の気体廃棄物の濃度とサンプリング装置による測定後の気体廃棄物の濃度の比率(捕集効率)が運転中常時50%以上であることを求めている。
従来のサンプリングシステムの設計では、上記の捕集効率を測定する手段が存在しないことから、海外での原子力発電所の建設や国内規格の改訂等、ISO規格の準拠が求められる際には新たな設計が必要となる。
上述の特許文献1では、排ガスサンプリング装置において、放射線濃度が高い気体廃棄物を排気筒内から採取し、試料採取容器内に導入した後に、大気と混合して気体廃棄物を希釈することにより、作業者の被ばくを低減することができるサンプリング装置が記載されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、サンプリング配管での放射性物質の沈着による捕集効率を確認すること、捕集効率が低下した際に改善を行うことは不可能である。
このように、原子力発電所等の排気筒から放出される気体廃棄物について、サンプリングノズルで採取した気体廃棄物を計測器まで伝送するサンプリング配管において、気体廃棄物に含まれる放射性物質が配管に沈着することで適切な放射線量が計測できなくなる可能性がある、との問題を解決する手段が望まれている。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであって、ISO規格を準拠することが可能な排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、放射性物質を含む気体廃棄物中の放射性物質をモニタリングするための排ガス放射線モニタリングシステムであって、前記気体廃棄物を排気する排気筒から前記気体廃棄物をサンプリングするためのノズルと、前記ノズルでサンプリングされた前記気体廃棄物を一時的に収容する測定容器と、前記測定容器中の前記気体廃棄物に含まれる放射性物質を特定する計測装置と、前記ノズルでサンプリングされた前記気体廃棄物を前記測定容器まで輸送するサンプリング配管と、前記サンプリング配管の輸送経路中の少なくとも2か所以上で前記気体廃棄物の放射線を計数する少なくとも2つ以上の放射線モニタと、前記少なくとも2つ以上の放射線モニタの測定値から、前記サンプリング配管の輸送経路での前記気体廃棄物の濃度の偏差を求めるとともに前記偏差から前記気体廃棄物の捕集効率を求め、前記捕集効率が所定値未満であるか否かを判断する演算装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ISO規格をより容易に準拠することが可能となる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1の原子力発電所および排ガス放射線モニタリングシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施例1を構成する放射線モニタの配管への設置例を示す図である。 本発明の実施例2の原子力発電所および排ガス放射線モニタリングシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施例3の原子力発電所および排ガス放射線モニタリングシステムの構成例を示す図である。
最初に本発明の概要について簡単に説明する。
本発明者らは、環境に放出される気体廃棄物の放射性物質の量を測定する国際規格を満たすために以下のような構成を採用することを発想した。
環境に放出される気体廃棄物の放射性物質の量を測定するモニタリングシステムにおいて、システムの入口となる、気体廃棄物を排気筒からサンプリングするためのサンプリングノズル近傍の気体廃棄物に含まれる希ガス・放射性物質の濃度と、放射線物質の量を測定するためのガスサンプラの近傍の気体廃棄物に含まれる希ガス・放射性物質の濃度と、を比較することで、システム内での捕集効率を確認することを発想した。
また、国際規格では運転中常時50%以上の捕集効率を要求していることから、サンプリング配管内での沈着により捕集効率が低下していることが判明した場合に、配管を清掃する等により捕集効率を改善する施策をとることが望まれる。そこで、捕集効率が規定値を下回った場合には、発電所内の運転員に注意喚起を行い、適切なメンテナンスを行う指示を行うことが望まれる。
これらの発想に基づき、本発明者らは、排気筒から気体廃棄物を捕集し、サンプリング配管を通してガスサンプラに伝送する際に、上流側と下流側の放射線モニタにて測定した放射線量を演算器に伝送し、予め定義された計算式を用いて捕集効率を算出すること、また用いる計算式として気体廃棄物における希ガス・放射性物質の濃度と放射線量の相関関係を事前に評価することで作成した式を用い、捕集効率が規定値を逸脱したか否かを判定するシステムを着想した。
また、捕集効率が規定値を逸脱した場合には、運転員に警報を発すると共に、上記の制御装置に予備配管への切り替えを指示することを着想した。
更に、捕集効率が規定値を逸脱した場合に、演算器からの指示を受けてサンプリング配管や予備配管に設けた弁を操作し、気体廃棄物の伝送をサンプリング配管から予備配管に自動的に切り替えることを着想した。
更に、サンプリング配管や予備配管には、運転員による配管内の清掃を行うため、配管内にブロー用の空気を注入することができる弁を設けて、運転員が警報による指示を受けた際に、サンプリング配管内にブロー用の空気を注入し、サンプリング配管内に付着した放射性物質を洗い流すことで配管の清掃を行えるようにすることを着想した。
以下、上述の着想の具体例である、本発明の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法の実施例を、図面を用いて説明する。
以下の各実施例では、本発明の排ガス放射線モニタリングシステムが設置される設備として原子力発電所を例に説明するが、原子力発電所は、改良型を含む沸騰水型や加圧水型のいずれでもよく、特に限定されない。
また、設置される設備は原子力発電所に限られず、放射性物質を取扱う施設に広く設置することが可能である。例えば、放射性廃棄物を処理する施設等が挙げられる。
<実施例1>
本発明の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法の実施例1について図1および図2を用いて説明する。
図1は、本実施例1の原子力発電所および排ガス放射線モニタリングシステムの構成例を示す図である。図2は、放射線モニタの配管への設置例を示す図である。
図1において、放射性物質取扱施設の一例である原子力発電所では、原子炉建屋50内の原子炉52で生成した蒸気をタービン建屋60内のタービン62に主蒸気系を介して送り、タービン62を駆動して発電機63をまわすことで電力を発生させている。あるいは、原子炉建屋50内の原子炉52で生成した高温高圧水を蒸気発生器に送り、そこで、別の系統を流れている水を加熱して蒸気を生成し、その蒸気をタービン建屋60内のタービン62に送り、発電機63をまわすことで電力を発生させている。
このような原子力発電所の原子炉建屋50やタービン建屋60からの気体廃棄物には微量の放射性物質が含まれている。そこで、これらの気体廃棄物を発電所の外に廃棄する際には、フィルタ54,64を通した後に排気筒1から排出している。
更には、放射性物質を含む気体廃棄物を捕集し、その中の放射性物質をモニタリングする排ガス放射線モニタリングシステム70を排気筒1に接続し、気体廃棄物中の放射性物質の量などをモニタリングしている。
この排ガス放射線モニタリングシステム70は、ノズル2、ガスサンプラ4、シンチレーション5、サンプリング配管3、戻し配管3A、放射線モニタ6A,6B、演算器7、表示器9、予備配管11、切替弁12A,12B、制御装置10等を備えている。
ノズル2は、排気筒1から気体廃棄物を捕集するための筒などであり、その形状などは特に限定されない。
ガスサンプラ4は、シンチレーション5で放射性物質を特定する際にノズル2でサンプリングされた気体廃棄物を一時的に収容する容器であり、その仕様などは特に限定されるものではない。
シンチレーション5は、ガスサンプラ4中の気体廃棄物に含まれる放射性物質を特定する検出器であり、例えばNaI(Tl)シンチレーション検出器が挙げられる。なお、シンチレーション5には、NaI(Tl)シンチレーション検出器の他に、GM計数管やプラスチックシンチレーション検出器、通気型電離箱式ガスモニタ等の他の放射線検出器を用いることができる。
サンプリング配管3は、ノズル2によって排気筒1からサンプリングされた気体廃棄物をガスサンプラ4まで伝送するための配管である。このサンプリング配管3は、その中で極力捕集効率の低下を抑制する仕様であることが望まれ、例えば極力、曲線や突起、窪み、断面積の変化を設けないことが望ましい。また、その配設距離も必要以上に長くないことが望ましい。材質としては例えばSUSが挙げられる。
戻し配管3Aは、ガスサンプラ4から気体廃棄物を排気筒1に伝送するための配管であり、その仕様や配設の仕方は特に限定されないが、サンプリング配管3と同様の仕様、配設の仕方とすることが望ましい。
放射線モニタ6A,6Bは、サンプリング配管3内を輸送されている気体廃棄物の放射線を計数するモニタである。放射線モニタ6Aはサンプリング配管3のうちノズル2の直後に設置されており、放射線モニタ6Bはサンプリング配管3のうちガスサンプラ4の直前に設置されている。
これら放射線モニタ6A,6Bは、それぞれの検出値の比較を行うために設置されるものであるため、放射線の検出原理は同じであることが望ましいが、異なる検出原理であっても良い。
また、放射線モニタ6A,6Bは、気体廃棄物中に含まれる放射性物質の分析は必要ではないことから、放射線量のみを測定することを目的として、例えば、図2に示すように、ガンマ線計測器等をサンプリング配管3の外壁上に設置することとする。この場合、放射線モニタ6A,6Bはが設置される箇所のサンプリング配管3の厚さは同じとすることが望ましい。
なお、図2に示すように外壁上に設置する場合に限られず、サンプリング配管3に穴をあけて気体廃棄物中に含まれる放射線量を直接検出してもよい。しかしながら、穴には希ガスや放射性物質が沈着しやすいため捕集効率が低下する憾みがある。このため、図2に示すように穴を設けることなく、サンプリング配管3の外壁側に設置することが望ましい。
予備配管11は、サンプリング配管3に対して平行に設置されており、サンプリング配管3の捕集効率が50%未満であると判断されたときに、排ガスのモニタリングを継続するために気体廃棄物をノズル2からガスサンプラ4に伝送するための配管である。
この予備配管11の仕様や配設の仕方についても特に限定されるものではないが、極力、サンプリング配管3と同様の仕様、配設の仕方とすることが望ましい。
切替弁12A,12Bは、サンプリング配管3と予備配管11との接続部分に設置された弁であり、気体廃棄物のガスサンプラ4への伝送をサンプリング配管3と予備配管11との何れで行うかを切り替える。
演算器7は、2つの放射線モニタ6A,6Bの測定値から、サンプリング配管3、あるいは予備配管11の輸送経路での気体廃棄物の濃度の偏差を求める。また、演算器7は、この求めた偏差から、サンプリング配管3、あるいは予備配管11の気体廃棄物の捕集効率を求める。
放射線モニタ6A,6Bの測定値からの捕集効率は、予め登録された計算式やテーブルデータ、リスト等の換算手段を用いて求めることが望ましい。上記の計算式やテーブルデータ等は、気体廃棄物における放射性物質の濃度と放射線量の相関関係について、サンプリング配管3や予備配管11の仕様や配設を模擬した系で事前に机上検討や模擬試験等を行い、評価することで作成することが望ましい。
例えば、最初に、放射線モニタ6A,6Bで測定された放射線の検出値が演算器7に伝送され、演算器7は放射線モニタ6Aの設置箇所、あるいは放射線モニタ6Bの設置箇所における気体廃棄物の放射性物質の濃度に変換する。その後、演算器7は、変換された上流側と下流側での2箇所での放射性物質の濃度の比率から、サンプリング配管3、あるいは予備配管11の輸送経路での気体廃棄物の捕集効率を求めることができる。
なお、演算器7での捕集効率の求め方はこの手順に限定されるものではない。
更に、演算器7は、求めた捕集効率が所定値(50%)未満であるか否かを判断し、捕集効率が50%未満であると判断されたときには中央制御室8の表示器9に対して警告発報信号を出力して、中央制御室8等の運転員に対してサンプリング配管3のメンテナンスを行う必要があることを警告する制御を実行する。
なお、捕集効率の判定基準値を50%に設定した場合について説明したが、判定基準値は50%に設定する場合に限られず、ISO規格を確実に満たすことを目的として、例えば60%や70%等の50%以上の値を採用することができる。
また、演算器7は、捕集効率が50%以上であると判断されたときは、特に何も行わなくても良いが、求めた捕集効率の数値を運転員に対して表示させる制御を実行してもよい。
また、演算器7は、求めた捕集効率が50%未満であると判断されたときには制御装置10に対して切替弁12A,12Bの切り替え指示信号を出力する。
制御装置10は、予備配管11を介して気体廃棄物をガスサンプラ4に供給するために切替弁12A,12Bの開度を切り替えさせる制御を実行する処理装置である。
更に、演算器7は切替弁12A,12Bの切り替え指示信号の出力後も予備配管11の捕集効率も計算を行い、捕集効率が規定値を逸脱(捕集効率が50%以下)すると判断される場合には、警告発砲信号を中央制御室8の表示器9に対して出力したり、制御装置10に対して予備配管11からサンプリング配管3に切り替える指示信号を出力してもよい。
表示器9は、中央制御室8に設けられたディスプレイや警告ランプ等であり、運転員に警報を伝える各種表示装置である。例えは、「捕集効率が低下」した旨の表示や、警告ランプの点灯、切替弁12A,12Bの切り替えを求める表示、清掃を求める表示などがある。
次に、上述した排ガス放射線モニタリングシステムが好適に用いられる、本実施例に係る気体廃棄物中の放射性物質のモニタリング方法について簡単に説明する。
上述した原子力発電所において、排気筒1を流れる気体廃棄物を、ノズル2により捕集し、サンプリング配管3を通して発電所内に設置されたガスサンプラ4に伝送する(輸送工程)。
その後、ガスサンプラ4まで伝送された気体廃棄物に含まれる放射性物質をシンチレーション5によって放射線量と気中に含まれる放射性物質(核種)の分析を行う(計測工程)。
またこの輸送工程や計測工程に平行して、サンプリング配管3の輸送経路の2か所で気体廃棄物の放射線を放射線モニタ6A,6Bによって計数し(計数工程)、測定値からサンプリング配管3の輸送経路での気体廃棄物の濃度の偏差、およびサンプリング配管3における気体廃棄物の捕集効率を求め、捕集効率が50%未満になっているか否かを判断し(演算工程)、捕集効率が50%未満であると判断されるときは中央制御室8の運転員に対して警告を出力したり、サンプリング配管3から予備配管11に切り替える、などの対処を取る。
次に、本実施例の効果について説明する。
上述した本発明の実施例1の排ガス放射線モニタリングシステムは、気体廃棄物を排気する排気筒1から気体廃棄物をサンプリングするためのノズル2と、ノズル2でサンプリングされた気体廃棄物を一時的に収容するガスサンプラ4と、ガスサンプラ4中の気体廃棄物に含まれる放射性物質を特定するシンチレーション5と、ノズル2でサンプリングされた気体廃棄物をガスサンプラ4まで輸送するサンプリング配管3と、サンプリング配管3の輸送経路中の少なくとも2か所以上で気体廃棄物の放射線を計数する少なくとも2つ以上の放射線モニタ6A,6Bと、少なくとも2つ以上の放射線モニタ6A,6Bの測定値から、サンプリング配管3の輸送経路での気体廃棄物の濃度の偏差を求めるとともに偏差から気体廃棄物の捕集効率を求め、捕集効率が所定値未満であるか否かを判断する演算器7と、を備えている。
これによって、運転中を含めてサンプリング配管3の気体廃棄物の捕集効率を常時監視することが可能となり、例えば運転員に自動的に警報を発する等の対処によってサンプリング配管3のメンテナンスが必要であることを運転員に伝えることができる。従って、捕集効率がISO規格をより容易に準拠することができる。
また、運転員に警報を発する表示器9を更に備え、演算器7は、捕集効率が所定値未満であると判断されたときに表示器9に対して警告発報信号を出力するため、捕集効率が所定値を逸脱した場合に、運転員は警報に基づいてサンプリング配管3を速やかにメンテナンスすることができ、適切な放射線量のモニタリングを継続することが可能となる。
更に、サンプリング配管3に対して平行に設置された予備配管11と、サンプリング配管3と予備配管11との接続部分に設置された切替弁12A,12Bを更に備えている。サンプリング配管3への捕集効率が低下する場合に、サンプリング配管3内を清掃し、沈着物を洗い流すことで捕集効率を向上させる必要があるが、サンプリング配管3に予備配管11を設けて、捕集効率の低下に伴い予備配管11への切り替えを行うことにより、気体廃棄物の常時監視を妨げることなく、サンプリング配管3の清掃を行って、捕集効率が規定値内となるように機能を維持することが可能となる。
また、演算器7において捕集効率が所定値未満であると判断されたときに、予備配管11を介して気体廃棄物をガスサンプラ4に供給するために切替弁12A,12Bを切り替える制御装置10を更に備えたことで、捕集効率が低下した状態でモニタリングが継続されることを抑制することができ、効果的なモニタリングを実現することができる。
更に、放射線モニタ6A,6Bは、放射線の検出原理が同じであることにより、捕集効率を求めるために必要な演算処理が容易となるとともに、捕集効率の演算の際に誤差の要因となる要素を減らすことができ、より正確な捕集効率の算出が可能となる。
また、放射線モニタ6A,6Bのうち、上流側に設けられた放射線モニタ6Aがノズル2の直後に、また下流側に設けられた放射線モニタ6Bがガスサンプラ4の直前に設置されたことにより、サンプリング配管3内の捕集効率の監視の範囲を極力長く確保することができ、捕集効率の演算精度を高く保つことが可能となる。
なお、予備配管11を経由したモニタリングは、サンプリング配管3の製造が終了した時点で終えてもよく、清掃後に速やかにサンプリング配管3によるサンプリングを再開するべく切替弁12A,12Bを切り替えてもよい。
<実施例2>
本発明の実施例2の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法について図3を用いて説明する。実施例1と同じ構成には同一の符号を示し、説明は省略する。以下の実施例においても同様とする。
図3は、本実施例2の原子力発電所および排ガス放射線モニタリングシステムの構成例を示す図である。
図3に示すように、本実施例の排ガス放射線モニタリングシステム70Aは、実施例1の排ガス放射線モニタリングシステム70のサンプリング配管3にブロー弁13Aを、予備配管11にブロー弁13Bを更に設けたものである。
上述のように、サンプリング配管3、あるいは予備配管11の捕集効率が規定値を逸脱する場合、その内部を清掃する必要がある。ブロー弁13Aはサンプリング配管3の清掃を行うために、ブロー弁13Bは予備配管11の清掃を行うために設けられている。
実施例1において説明したように、排ガス放射線モニタリングシステムでは、好適には、制御装置10によりサンプリング配管3から予備配管11に自動的に切り替えられる。
運転員は表示器9に表示された警報を受け、上記の自動切り替えが行われた後に、サンプリング配管3に設置されたブロー弁13Aを用いてサンプリング配管3内に空気を注入することで、サンプリング配管3の内壁に付着した放射性物質を洗い流すことができ、清掃を効率的に行うことが可能となる。
また、予備配管11を使用している際にも、演算器7により予備配管11の捕集効率を計算し、捕集効率が規定値を逸脱する場合には、好適には制御装置10により予備配管11からサンプリング配管3に自動的に切り替えを行うと共に、運転員は警報を受けて、予備配管11に設置されたブロー弁13Bを用いて予備配管11内に空気を注入し、予備配管11の内壁に付着した放射性物質を洗い流すことで、清掃を行うことができる。
その他の構成・動作は前述した実施例1の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法と略同じ構成・動作であり、詳細は省略する。
本発明の実施例2の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法においても、前述した実施例1の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法とほぼ同様な効果が得られる。
また、サンプリング配管3の清掃を行うためのブロー弁13Aをサンプリング配管3に、予備配管11の清掃を行うためのブロー弁13Bを予備配管11に設けたことで、運転員はそれぞれの配管内の清掃を容易に行うことができ、捕集効率の低下を速やかに解消することができる。また、配管を分解する必要がないことから、運転員の被ばく低減を図ることができる。更に、排気筒1の上部にてメンテナンス作業を行う必要がなくなることから、運転員の安全を確保することができる。
なお、本実施例では、サンプリング配管3や予備配管11の清掃に空気を用いる場合について説明したが、空気以外の気体や水等の液体を用いることも可能である。例えば水を用いる場合は、ガスサンプラ4内に水が入り込まないように弁等をガスサンプラ4の手前に設けることが望ましい。また水を排出するドレン設備を設けることが望ましい。
<実施例3>
本発明の実施例3の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法について図4を用いて説明する。
図4は、本実施例3の原子力発電所および排ガス放射線モニタリングシステムの構成例を示す図である。
図4に示すように、本実施例の排ガス放射線モニタリングシステム70Bは、実施例2の排ガス放射線モニタリングシステム70Aに加えて、ブロー弁13A,13Bに接続された圧縮空気ボンベ15と、圧縮空気ボンベ15からの圧縮空気の供給の有無を調整する制御装置14を更に備えたものである。
制御装置14は、圧縮空気ボンベ15から圧縮空気を供給する指示を運転員が入力するための入力部14aを有している。
本実施例では、運転員は表示器9による警報を受けて、制御装置14の入力部14aを操作することにより、ブロー弁13Aを通して圧縮空気ボンベ15から圧縮空気をサンプリング配管3内に、あるいはブロー弁13Bを通して圧縮空気ボンベ15から圧縮空気を予備配管11内に導入することで、配管内の放射性物質を洗い流して、配管の清掃を行うことができる。
その他の構成・動作は前述した実施例1の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法と略同じ構成・動作であり、詳細は省略する。
本発明の実施例3の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法においても、前述した実施例1の排ガス放射線モニタリングシステムおよび放射性物質取扱施設、ならびに排ガス放射線モニタリング方法とほぼ同様な効果が得られる。
また、ブロー弁13A,13Bに接続された圧縮空気ボンベ15や、その圧縮空気ボンベ15からの圧縮空気の供給の有無を調整する制御装置14を更に備えたことで、運転員はそれぞれの配管内の清掃を更に容易に行うことができ、捕集効率の低下をより速やかに解消することができる。また、配管を分解する必要がなくなることから、運転員の被ばく低減を図ることができる。更に、排気筒1の上部にてメンテナンス作業を行う必要がなくなることから、運転員の安全を確保することができる。
なお、入力部14aの操作によって圧縮空気を導入するマニュアル操作の場合について説明したが、制御装置14は、演算器7からの信号を受けて自動で圧縮空気ボンベ15から圧縮空気をそれぞれの配管内に導入するように制御することができる。
<その他>
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
例えば、上述の実施例では、サンプリング配管3に設ける放射線モニタ6A,6Bの数が2つの場合について説明したが、設ける放射線モニタの数は2つに限られず、3つ以上を設けることができる。
また、放射線モニタ6Aがサンプリング配管3の最上流の位置に設置され、また放射線モニタ6Bがサンプリング配管3の最下流の位置に設置されている場合について説明したが、放射線モニタの設置箇所はノズル2の直後の最上流部やガスサンプラ4の直前の最下流部に限られず、サンプリング配管3の何れかの箇所に少なくとも2か所設置されていればよい。演算器7での気体廃棄物の濃度の偏差を求める演算処理は、放射線モニタの設置位置に応じたものとすることが望ましい。
また、サンプリング配管3中の捕集効率を演算する要素として単位時間当たりの放射線の計数を用いる場合について説明したが、放射線の計数に加えて、収集したサンプリング気体中の微粒子やその流量等を捕集効率の演算要素として用いることが可能である。例えば、サンプリング気体中に微粒子収集用の回収機構を2箇所以上設置して、上流側と下流側とでの単位時間当たりの微粒子数を目視などの手法で確認し、その差分についても考慮して捕集効率を求めることができる。
また、制御装置10に対して切替弁12A,12Bの切り替え信号を出力し、自動で切替弁12A,12Bを切り替える場合について説明したが、自動で切り替える場合に限られず、中央制御室8の表示器9に対して警告を行い、運転員に対してサンプリング配管3の洗浄を行うことを求めるのみや、切替弁12A,12Bの切り替えを求める表示を行うのみでも良い。また、警告を行わずに、自動で切替弁12A,12Bを切り替えても良い。
1…排気筒
2…ノズル
3…サンプリング配管
4…ガスサンプラ(測定容器)
5…シンチレーション(計測装置)
6A,6B…放射線モニタ
7…演算器(演算装置)
8…中央制御室
9…表示器(表示装置)
10…制御装置
11…予備配管
12A,12B…切替弁
13A,13B…ブロー弁
14…制御装置
14a…入力部
15…圧縮空気ボンベ
70,70A,70B…排ガス放射線モニタリングシステム

Claims (13)

  1. 放射性物質を含む気体廃棄物中の放射性物質をモニタリングするための排ガス放射線モニタリングシステムであって、
    前記気体廃棄物を排気する排気筒から前記気体廃棄物をサンプリングするためのノズルと、
    前記ノズルでサンプリングされた前記気体廃棄物を一時的に収容する測定容器と、
    前記測定容器中の前記気体廃棄物に含まれる放射性物質を特定する計測装置と、
    前記ノズルでサンプリングされた前記気体廃棄物を前記測定容器まで輸送するサンプリング配管と、
    前記サンプリング配管の輸送経路中の少なくとも2か所以上で前記気体廃棄物の放射線を計数する少なくとも2つ以上の放射線モニタと、
    前記少なくとも2つ以上の放射線モニタの測定値から、前記サンプリング配管の輸送経路での前記気体廃棄物の濃度の偏差を求めるとともに前記偏差から前記気体廃棄物の捕集効率を求め、前記捕集効率が所定値未満であるか否かを判断する演算装置と、を備えた
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  2. 請求項1に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    運転員に警報を発する表示装置を更に備え、
    前記演算装置は、前記捕集効率が所定値未満であると判断されたときに前記表示装置に対して警告発報信号を出力する
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  3. 請求項1に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記サンプリング配管に対して平行に設置された予備配管と、
    前記サンプリング配管と前記予備配管との接続部分に設置された切替弁と、を更に備えた
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  4. 請求項3に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記演算装置において前記捕集効率が所定値未満であると判断されたときに、前記予備配管を介して前記気体廃棄物を前記測定容器に供給するために前記切替弁を切り替える制御装置を更に備えた
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  5. 請求項1の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記サンプリング配管に設けられ、前記サンプリング配管の清掃を行うためのブロー弁を更に備えた
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  6. 請求項3に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記予備配管に設けられ、前記予備配管の清掃を行うためのブロー弁を更に備えた
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  7. 請求項5または6に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記ブロー弁に接続された圧縮空気ボンベを更に備えた
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  8. 請求項7に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記圧縮空気ボンベからの圧縮空気の供給の有無を調整する制御装置を更に備えた
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  9. 請求項1に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記少なくとも2つ以上の放射線モニタは、放射線の検出原理が全て同じである
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  10. 請求項1に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記少なくとも2つ以上の放射線モニタのうち最も上流側に設けられた放射線モニタは、前記ノズルの直後に設置された
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  11. 請求項1に記載の排ガス放射線モニタリングシステムにおいて、
    前記少なくとも2つ以上の放射線モニタのうち最も下流側に設けられた放射線モニタは、前記測定容器の直前に設置された
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリングシステム。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の排ガス放射線モニタリングシステムを備えたことを特徴とする放射性物質取扱施設。
  13. 放射性物質を含む気体廃棄物中の放射性物質をモニタリングする方法であって、
    前記気体廃棄物を排気する排気筒から前記気体廃棄物をサンプリングしてサンプリング配管を介して測定容器まで輸送する輸送工程と、
    前記輸送工程により前記測定容器まで輸送された前記気体廃棄物に含まれる放射性物質を特定する計測工程と、
    前記輸送工程において、前記サンプリング配管の輸送経路の少なくとも2か所以上で前記気体廃棄物の放射線を少なくとも2つ以上の放射線モニタによって計数する計数工程と、
    前記計数工程における前記少なくとも2つ以上の放射線モニタの測定値から、前記サンプリング配管の輸送経路での前記気体廃棄物の濃度の偏差を求めるとともに、前記偏差から前記気体廃棄物の捕集効率を求め、前記捕集効率が所定値未満であるか否かを判断する演算工程と、を有する
    ことを特徴とする排ガス放射線モニタリング方法。
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