JP2019190956A - ワーク外観検査装置 - Google Patents

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広昭 鍋島
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将福 三浦
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Abstract

【課題】生産性に優れるとともに高精度の観察が可能な外観観察装置を提供する。【解決手段】ワークを受け取るワーク受取位置P1とワークを排出するワーク排出位置P2との間のワーク保持シャトル1A,1Bのシャトル搬送を行う搬送機構を備える。搬送機構は、ワーク保持シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するリニアガイドを備える。リニアガイドは、ワーク保持シャトルのワーク保持用テーブル部の上方及び下方に位置しないように配置され、ワーク受取位置とワーク排出位置との間のカメラ機構2A,2Bによるワークの観察範囲におけるワーク保持シャトルの搬送速度を、ワーク受取位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク排出位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とする。【選択図】図4

Description

本発明は、ワーク外観検査装置に関する。
クレジットカード、キャッシュード、ICカード等の製造工程においては、傷や欠陥等の有無についての検査工程が含まれる。検査工程を行う外観検査装置としては、一般的には、検査すべきカード等のワークを搬送し、その搬送中(移動中)または所定位置で停止させて、その停止中にカメラにてワークを観察するものである。
搬送手段として、従来にはベルトコンベア等のコンベアを用いるもの(特許文献1及び特許文献2)、インデックステーブル部を用いるもの(特許文献3及び特許文献4)がある。コンベアを用いるものでは、ラインセンサカメラ(ラインスキャンカメラ)等を用いて搬送中にワークの外観観察を行い、インデックステーブル部を用いるものでは、エリアセンサカメラ等を用いて、インデックステーブル部を所定位置で停止させて、その停止した状態でワークを観察するものである。
特開平10−197231号公報 特開2005−147739号公報 特開平11−258166号公報 特開2001−13112号公報
コンベアを用いたものでは、観察中にコンベアを停止させることなく連続搬送が可能であるので、生産性に優れる。しかしながら、コンベアがベルトコンベア等であれば、搬送中にベルトがスリップしたり、振動したりする。スリップした場合、ワークの搬送速度とラインセンサカメラの走査速度とを同期させることができず、精度のよい観察が行えなかった。また、振動が生じた場合も同様に精度のよい観察が行えなかった。
さらに、コンベアを用いた場合、ワークはコンベア上に配置されるものであり、観察は、コンベアよりも上方位置に設けられるカメラにて行われ、コンベアよりも下方位置に設けられるカメラにて観察を行うことができなかった。
インデックステーブル部を用いた場合、観察時にはテーブルの回転を停止させる必要があり、生産性に劣っていた。
本発明は、上記課題に鑑みて、生産性に優れるとともに高精度の観察が可能な外観観察装置の提供、又はワークの表面側及び裏面側の観察を高精度に行うことが可能な外観観察装置を提供する。
本発明の第1の外観検査装置は、ワークを保持するワーク保持シャトルと、このワーク保持シャトルに保持されているワークを観察するカメラ機構とを備えたワーク外観検査装置であって、ワークを受け取るワーク受取位置とワークを排出するワーク排出位置との間のワーク保持シャトルのシャトル搬送を行う搬送機構と、搬送機構のワーク保持シャトルの搬送速度を制御する制御手段とを備え、前記搬送機構は、ワーク保持シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するシャトル用のリニアガイドを備えるとともに、前記リニアガイドは、前記ワーク保持シャトルの保持用テーブル部の上方及び下方に位置しないように配置され、前記制御手段は、ワーク受取位置とワーク排出位置との間の前記カメラ機構によるワークの観察範囲におけるワーク保持シャトルの搬送速度を、ワーク受取位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク排出位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とするものである。
本発明の第1のワーク外観検査装置は、ワーク保持シャトルが走行案内(支持)されるリニアガイドは、ワーク保持シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するものであるので、シャトルに保持されているワークは安定した状態で搬送される。しかも、観察範囲においては、シャトルは一定速度で搬送されているので、ワークの搬送速度とカメラ機構側の走査速度との同期性の精度向上を達成できる。また、リニアガイドは、ワーク保持シャトルのワーク保持用テーブル部の上方および下方位置には配置されないので、ワーク観察の妨げとならない。
本発明の第2のワーク外観検査装置は、ワークを受け取る供給側シャトルと、ワークを排出する排出側シャトルとを備えたワーク外観検査装置であって、ワークを受け取るワーク受取位置と供給側シャトルから排出側シャトルへワークを受け渡すワーク受渡位置との供給側シャトルのシャトル搬送を行うワーク供給側搬送機構と、ワークを排出するワーク排出位置と前記ワーク受渡位置との排出側シャトルのシャトル搬送を行うワーク排出側搬送機構と、供給側シャトルにて支持されているワークの表面と裏面のいずれかの観察面の観察を行う供給側カメラ機構と、ワーク供給側搬送機構から受け取って排出側シャトルにて支持されているワークの前記観察面と反対面の観察を行う排出側カメラ機構とを備えたものである。
本発明の第2のワーク外観検査装置によれば、供給側シャトルをワーク受渡位置へ搬送中に、ワークの表面と裏面のいずれかの観察面の観察を行うことができ、排出側シャトルをワーク排出位置へ搬送中に、ワークの前記観察面の反対面の観察を行うことができる。
前記第2のワーク外観検査装置において、前記供給側シャトルの搬送速度を制御する供給側制御手段と、前記排出側シャトルの搬送速度を制御する排出側制御手段とを備え、前記供給側制御手段は、ワーク受取位置とワーク渡し位置との間の供給側カメラ機構によるワークの観察範囲における供給側シャトルの搬送速度を、ワーク受取位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク渡し位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とし、前記排出側制御手段は、ワーク渡し位置からワーク排出位置との間の排出側カメラ機構によるワークの観察範囲における排出側シャトルの搬送速度を、ワーク渡し位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク排出位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とするように構成できる。
このように構成することによって、観察範囲においては、各シャトルは低速の一定速度で搬送されているので、ワークの搬送速度とカメラ機構側の走査速度との同期性の精度向上を達成できる。
また、前記第2のワーク外観検査装置において、供給側搬送機構及び排出側搬送機構は、それぞれ、シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するシャトル用のリニアガイドを備えるとともに、前記リニアガイドは、前記ワーク保持シャトルのワーク保持用テーブル部の上方及び下方に位置しないように配置されないように構成できる。
このように構成することによって、各シャトルが走行案内(支持)されるリニアガイドは、シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するものであるので、シャトルに保持されているワークは安定した状態で搬送され、また、リニアガイドは、ワーク保持シャトルのワーク保持用テーブル部の上方および下方位置には配置されないので、ワーク観察の妨げとならない。
一の本発明では、ワーク保持シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせないので、シャトルに保持されているワークは安定した状態で搬送され、しかも、ワークの搬送速度とカメラ機構側の走査速度との同期性の精度向上を達成できる。このため、高精度の観察が可能となり、しかも、観測範囲のみ低速でよいので、この観測範囲外の範囲において、シャトル搬送の高速化を達成でき、生産性の向上を図ることができる。
また、他の発明では、供給側シャトルで受けたワークを排出側シャトルを介して排出する間に、ワークの表面と裏面とを観察することができ、ワークの外観検査の精度の向上を図ることができる。
本発明の第1のワーク外観検査装置の簡略構成図である。 第1のワーク外観検査装置の要部簡略平面図である。 第1のワーク外観検査装置の側面図である。 第1のワーク外観検査装置の動作を示し、(a)はワーク保持シャトルにワークを供給する状態の簡略図であり、(b)はワークの観察状態を示す簡略図であり、(c)はワークを排出する状態の簡略図である。 第1のワーク外観検査装置のカメラ機構の簡略図である。 第1のワーク外観検査装置のワーク保持シャトルの時間と速度の関係を示すグラフ図である。 第1のワーク外観検査装置の変形例を示す簡略平面図である。 第1のワーク外観検査装置の変形例を示す簡略側面図である。 第1のワーク外観検査装置の変形例の動作を示し、(a)はワーク保持シャトルにワークを供給する状態の簡略図であり、(b)はワークの観察状態を示す簡略図であり、(c)はワークを排出する状態の簡略図である。 第1のワーク外観検査装置の変形例に用いられるカメラ機構の簡略図である。 第2のワーク外観検査装置の簡略構成図である。 第2のワーク外観検査装置の簡略平面図である。 第2のワーク外観検査装置の側面平面図である 第2のワーク外観検査装置の動作を示し、(a)は供給側シャトルにワークを供給する状態の簡略図であり、(b)はワーク下面の観察状態を示す簡略図であり、(c)は供給側シャトルから排出側シャトルへワークを受け渡す状態を示す簡略図である。 第2のワーク外観検査装置の動作を示し、(a)はワーク上面の観察状態を示す簡略図であり、(b)は排出側シャトルへワークを排出する状態の簡略図であり、(c)は待機状態を示す簡略図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図15に基づいて説明する。図1は本発明に係るワーク外観検査装置の構成図である。すなわち、このワーク外観検査装置は、ワークW(図3等参照)を保持するワーク保持シャトル1と、このワーク保持シャトル1に保持されているワークWを観察するカメラ機構2とを備える。この場合のワークWとしては、クレジットカード、キャッシュカード、ICカード等のカードであるが、このようなカードに限るものではなく、このワーク保持シャトル1に保持されて搬送が可能なものであればよい。
また、ワーク外観検査装置は、ワークWを受け取るワーク受取位置P1(図4参照)とワークWを排出するワーク排出位置P2(図4参照)との間のワーク保持シャトル1のシャトル搬送を行う搬送機構3と、搬送機構3のワーク保持シャトル1の搬送速度を制御する制御手段4とを備える。
カメラ機構2は、図5に示すように、カメラ5と照明器6等で構成される。この場合、カメラ5としては、CCDイメージセンサ素子やCMOSイメージセンサ素子等を有するラインセンサカメラ(ラインスキャンカメラ)にて構成され、照明器6としてそれに対応するライン照明で構成される。そして、この実施形態では、例えば照明角度θを相違するカメラ機構2を一対備えている。具体的には、第1のカメラ機構2(2A)では、照明角度θを例えば、60°とし、第2の第1のカメラ機構2(2A)では、照明角度θを例えば、100°としている。このように照明角度θを相違させることによって、種々の傷や欠陥を観察することができる。すなわち、例えば、照明角度θが60°では観察しにくい傷や欠陥等を有する場合に、照明角度θが100°で観察しやすい場合があり、逆に、照明角度θが100°では観察しにくい傷や欠陥等を有する場合に、照明角度θが60°で観察しやすい場合があので、このように、照明角度θが相違するカメラ機構2を備えていれば、観察精度の向上を図ることができる。
この実施形態では、ワーク保持シャトル1を一対備えたものであり、このため、搬送機構3としても一対設けられている。各搬送機構3(3A,3B)は、図2と図3に示すように、搬送方向に沿って(水平方向に沿って)延びるリニアガイド8と、このリニアガイド8にスライド自在に嵌合するスライダ9を備える。なお、この場合、スライダ9は、リニアガイド8の長手方向(水平方向)に沿って往復動する水平方向スライド部と、この水平方向スライド部に対して上下方向(鉛直方向)に沿って往復動する鉛直方向スライド部とを備える。この場合、図示省略の駆動手段にて、スライダ9の水平方向スライド部及び鉛直方向スライド部が往復動する。駆動手段としては、駆動用モータやシリンダ機構等を用いることができる。各リニアガイド8は、ワーク保持シャトル1A,1Bの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有する。
ワーク保持シャトル1(1A,1B)は、各スライダ9に付設されるものであって、ワークWが保持されるテーブル部1aを有する。テーブル部1aとしては、吸着機構や静電チャック機構等が設けられ、これらの機構にて、図3に示すように、テーブル部1aの下面にワークWが吸着される。また、各リニアガイド8、8は、テーブル部1aの上方及び下方に位置しないように配置されている。すなわち、水平方向に沿って配設される一対のリニアガイド8、8は所定間隔をもって平行に配設され、各ワーク保持シャトル1A,1Bのテーブル部1a、1aは、対向する相手側のリニアガイド側に向かって水平に延びている。リニアガイド8、8の高さ位置としては、同一であっても、相違するものであってもよい。また、剛性を考えた場合、各リニアガイド8、8を一つのベース部材に固定されて一体化されるのが好ましいが、それぞれ、別のベース部材に一体化されるものであってもよい。
制御手段4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を中心としてROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に接続されたマイクロコンピュータである。この制御手段4には、記憶装置が接続される。記憶装置は、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)ドライブ、CD−R(Compact Disc-Recordable)ドライブ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)等からなる。なお、ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。
ところで、ワーク受取位置P1(図4参照)とワークWを排出するワーク排出位置P2(図4参照)との間の下方において、カメラ機構2A、2Bが配設され、この範囲を検査範囲(観察範囲)Sと呼ぶことができる。なお、制御手段4として、一方のシャトル1A側の制御手段4Aと、他方のシャトル1B側に制御手段4Bを備えたものであっても、一つの制御手段にて構成してもよい。
次に図4に用いて、このワーク外観検査装置を用いたワークの外観検査を説明する。まず、一方のシャトル1Aをワーク受取位置P1に対応させ、他方のシャトル1Aをワーク排出位置P2に対応させる。そして、ワーク受取位置P1には、検査すべきワークW(クレジットカード等)が供給装置10(例えば、搬送コンベア等)を介して搬送されている。この場合、供給装置10にて搬送されて来たワークWの上方位置に、シャトル1Aのテーブル部1aの下面が対応する状態となる。その後、テーブル部1aを下降させて、ワークWを受け取る。なお、この場合、シャトル1Bはワーク排出位置P2にてワークWを排出装置11(例えば、搬送コンベア等)に受け渡して、ワークWを保持していない状態である。
シャトル1AはワークWを受け取った後、再度テーブル部1aを上昇させる。この上昇位置としては、ワークWの下面がカメラ機構2A、2Bによる観察可能面M(図5参照)の高さ位置である。その後は、ワーク保持シャトル1Aを図4(a)の矢印Aに示すように、ワーク排出位置P2へ移動させる。この場合、制御手段4(4A)にて、搬送速度が制御される。すなわち、図6に示すように、加速していって所定の高速に達した後は、減速していって観察範囲Sに入れば、一定速度とし、観察範囲Sを出れば、再度加速していって所定の高速に達した後は、減速していってワーク排出位置P2に達するようにする。すなわち、ワーク受取位置P1とワーク排出位置P2との間のカメラ機構2A、2BによるワークWの観察範囲Sにおけるワーク保持シャトル1(1A,1B)の搬送速度を、ワーク受取位置P1から観察範囲Sまでの最高搬送速度及び観察範囲Sからワーク排出位置P2までの最高搬送速度よりも低速の一定速度としている。
一定速度の観察範囲Sでは、図4(b)に示すように、カメラ機構2A、2Bにて観察が行われる。すなわち、一定速度で搬送されているワークWを、カメラ5,5が走査しながら観察する。そして、図4(c)に示すように、ワーク排出位置P2に達すれば、ワークWの移動を停止して、この観察が終わったワークWを排出装置11(例えば、搬送コンベア等)に受け渡す。この場合、テーブル部1aを下降させて、排出装置11へ受け渡す。その後は、テーブル部1aを矢印Bのように所定の位置まで上昇させた後、矢印Cのように水平方向に沿ってワーク受取位置P1まで搬送して、その後、矢印Dのように下降させて、図4(a)の状態に戻す。
一方のシャトル1Aが図4(c)のようにワーク排出位置P2に対応した位置から図4(a)に示すように、ワーク排出位置P2において上昇させた状態としたときに、他方のシャトル1Bは、図4(a)の矢印C方向に搬送された後、矢印D方向に下降されて、ワーク受取位置P1に対応させた状態となっている。
他方のシャトル1Bが図4(a)のシャトル1Aの位置に位置した後は、シャトル1Bは、他方の搬送装置8Bが制御手段4Bに制御されて、シャトル1Aと同様の動作を行うことになる。また、一方のシャトル1Aが図4(a)のシャトル1Bの位置に位置した後は、シャトル1Aは、一方の搬送装置8Aが制御手段4Aに制御されて、シャトル1Bと同様の動作を行うことになる。
この工程を順次繰り返すことにより、供給装置10にてワーク受取位置P1に搬送されてきたワークWの外見検査を行って、排出装置11に順次排出していくことができる。なお、一方のシャトル1Aが矢印C方向に搬送される場合や他方のシャトル1Bが矢印C方向に搬送される場合、図6に示すような速度制御を行っても行わなくてもよい。
ワーク保持シャトル1が走行案内(支持)されるリニアガイド8は、ワーク保持シャトル1の搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するものであるので、シャトル1に保持されているワークWは安定した状態で搬送され、しかも、観察範囲Sにおいては、シャトル1は一定速度で搬送されているので、ワークWの搬送速度とカメラ機構2側の走査速度との同期性の精度向上を達成できる。このため、高精度の観察が可能となり、しかも、観測範囲のみ低速でよいので、この観測範囲外の範囲において、シャトル搬送の高速化を達成でき、生産性の向上を図ることができる。また、リニアガイド8は、ワーク保持シャトル1にテーブル部1aの上方および下方位置には配置されないので、ワーク観察の妨げとならない。
前記ワーク外観検査装置では、ワークWの下面側(下面がチップが埋め込まれた表面の場合やチップが埋め込め込まれていない裏面の場合もある)のみの観察が可能であったが、図7および図8では、ワークWの上面側のみの観察を可能としている。この場合、シャトル1A、1Bのテーブル部1aの上面にワークWが保持できる構成となっている。
このため、ワーク受取位置P1(図2参照)とワークWを排出するワーク排出位置P2との間の上方において、図10に示すように、3つのカメラ機構2(2C、2D、2E)が配設され、図7に示す範囲は検査可能範囲Sとなっている。また、カメラ機構2Cの照明角度θを例えば、100°とし、カメラ機構2(2D)の照明角度θを例えば、60°とし、カメラ機構2Eの照明角度θを例えば、40°としている。
なお、他の構成は、前記ワーク外観検査装置と同様の構成であるので、これについては、同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図7および図8に示すワーク外観検査装置ワークの外観検査を説明する。まず、図9に示すように、一方のシャトル1Aをワーク受取位置P1に対応させ、他方のシャトル1Aをワーク排出位置P2に対応させる。そして、ワーク受取位置P1には、検査すべきワークW(クレジットカード等)が供給装置10(例えば、搬送コンベア等)を介して搬送されている。この場合、供給装置10にて搬送されて来たワークWの下方位置に、シャトル1Aのテーブル部1aの上面が対応する状態となる。その後、テーブル部1aを上昇させて、ワークWを受け取る。なお、シャトル1Bはワーク排出位置にてワークを排出装置11(例えば、搬送コンベア等)に受け渡して、ワークを保持していない状態である。
シャトル1AはワークWを受け取った後、再度テーブル部1aを上昇させる。この上昇位置としては、ワークWの上面がカメラ機構2C、2D,2Eによる観察可能面Mの高さ位置である。その後は、ワーク保持シャトル1Aを図9(a)の矢印Eに示すように、ワーク排出位置P2へ移動させる。この場合、制御手段4Aにて、搬送速度が制御される。すなわち、図6に示すように、加速していって所定の高速に達した後は、減速していって観察範囲Sに入れば、一定速度とし、観察範囲Sを出れば、再度加速していって所定の高速に達した後は、減速していってワーク排出位置P2に達するようにする。この場合も、ワーク受取位置P1とワーク排出位置P2との間のカメラ機構2C、2D,2EによるワークWの観察範囲Sにおけるワーク保持シャトル1(1A,1B)の搬送速度を、ワーク受取位置P1から観察範囲Sまでの最高搬送速度及び観察範囲Sからワーク排出位置P2までの最高搬送速度よりも低速の一定速度としている。
一定速度の観察範囲Sでは、図9(b)に示すように、カメラ機構2C、2D,2Eに観察が行われる。すなわち、一定速度で搬送されているワークWを、カメラが走査しながら観察する。そして、図9(c)に示すように、ワーク排出位置P2に達すれば、ワークWの移動を停止して、この観察が終わったワークWを排出装置11(例えば、搬送コンベア等)に受け渡す。この場合、テーブル部1aを上昇させて、排出装置11へ受け渡す。その後は、テーブル部1aを矢印Fのように所定の位置まで下降させた後、矢印Gのように水平方向に沿ってワーク受取位置P1まで搬送して、その後、矢印Hのように上昇させて、図9(a)の状態に戻す。
一方のシャトル1Aが図9(c)のようにワーク排出位置P2に対応した位置から図9(a)に示すように、ワーク排出位置P2において下降させた状態としたときに、他方のシャトル1Bは、図9(a)の矢印G方向に搬送された後、矢印H方向に上昇されて、ワーク受取位置P1に対応させた状態となっている。
他方のシャトル1Bが図9(a)のシャトル1Aの位置に位置した後は、シャトル1Bは、他方の搬送装置8Bが制御手段4Bに制御されて、シャトル1Aと同様の動作を行うことになる。また、一方のシャトル1Aが図9(a)のシャトル1Bの位置した後は、シャトル1Aは、一方の搬送装置8Aが制御手段4Aに制御されて、シャトル1Bと同様の動作を行うことになる。
この工程を順次繰り返すことにより、供給装置10にてワーク受取位置P1に搬送されてきたワークを、外見検査を行って、排出装置11に順次排出していくことができる。なお、一方のシャトル1Aが矢印G方向に搬送される場合や他方のシャトル1Bが矢印G方向に搬送される場合、図6に示すような速度制御を行っても行わなくてもよい。
図7及び図8に示すワーク外観検査装置も、前記図1〜図3に示すワーク外観検査装置と同様の作用効果を奏する。
前記各実施形態では、ワークWのいずれか一方の面の観察しか行えなかったが、図11に示すワーク外観検査装置はワークWの両面の観察を可能としている。この場合のワーク外観検査装置は、ワークWを受け取る供給側シャトル21と、ワークWを排出する排出側シャトル22とを備えたものである。このため、ワークWを受け取るワーク受取位置P1と供給側シャトルから排出側シャトルへワークを受け渡すワーク受渡位置P3(図12参照)との供給側シャトルのシャトル搬送を行うワーク供給側搬送機構25と、ワークWを排出するワーク排出位置P2(図12参照)とワーク受渡位置P3(図12参照)との排出側シャトル22のシャトル搬送を行うワーク排出側搬送機構26と、供給側シャトル21にて支持されているワークWの表面と裏面のいずれかの観察面の観察を行う供給側カメラ機構27とワーク供給側搬送機構25から受け取って排出側シャトル22にて支持されているワークWの観察面と反対面の観察を行う排出側カメラ機構28とを備える。
この場合、供給側シャトル21を図2および図3に示すシャトル1Aにて構成でき、このため、ワーク供給側搬送機構25を図2および図3に示す搬送機構3Aにて構成でき、供給側カメラ機構27として、図5に示すカメラ機構2A,2Bにて構成できる。また、排出側シャトル22は、図7および図6に示すシャトル1Bにて構成でき、ワーク排出側搬送機構26を図7および図8に示す搬送機構3Bにて構成でき、排出側カメラ機構28として、図10に示すカメラ機構2C、2D、2Eにて構成できる。
また、このワーク外観検査装置は、供給側シャトル21の搬送速度を制御する供給側制御手段29と、排出側シャトル22の搬送速度を制御する排出側制御手段30とを備える。供給側制御手段29としては、図1に示す制御手段4Aにて構成でき、排出側制御手段30としては、図1に示す制御手段4Bにて構成できる。
図11〜図13に示すワーク外観検査装置を用いたワークWの外観検査を説明する。まず、図14(a)に示すように、供給側シャトル21をワーク受取位置P1に対応させ、排出側シャトル22を供出側の観察範囲に対応させる。そして、ワーク受取位置P1には、検査すべきワークW(クレジットカード等)が供給装置10(例えば、搬送コンベア等)を介して搬送されている。この場合、供給装置10にて搬送されて来たワークWの上方位置に、シャトル1Aのテーブル部1aの下面が対応する状態となる。その後、テーブル部1aを下降させて、ワークWを受け取る。なお、シャトル1Bはワーク排出位置P2にてワークを排出装置11(例えば、搬送コンベア等)に受け渡して、ワークWを保持していない状態である。
シャトル21はワークWを受け取った後、再度テーブル部1aを上昇させる。この上昇位置としては、ワークWの下面がカメラ機構2A、2Bによる観察可能面Mの高さ位置である。その後は、シャトル21を図14(a)の矢印A1に示すように、ワーク受渡位置P3へ移動させる。この場合、制御手段29にて、搬送速度が制御される。すなわち、図6に示すように、加速していって所定の高速に達した後は、減速していって観察範囲Sに入れば、一定速度とし、観察範囲Sを出れば、再度加速していって所定の高速に達した後は、減速していってワーク受渡位置P3に達するようにする。この場合、ワーク受取位置P1とワーク受渡位置P3との間のカメラ機構2A、2BによるワークWの観察範囲Sにおけるワーク保持シャトル21の搬送速度を、ワーク受取位置P1から観察範囲Sまでの最高搬送速度及び観察範囲Sからワーク受渡位置P3までの最高搬送速度よりも低速の一定速度としている。
一定速度の観察範囲Sでは、図14(b)に示すように、カメラ機構2A、2Aにて観察が行われる。すなわち、一定速度で搬送されているワークWを、カメラ5,5が走査しながら観察する。そして、ワーク受渡位置P3に達すれば、ワークWの移動を停止する。この場合、排出側シャトル22は図14(a)に示す状態から矢印G1方向に移動して、図14(b)に示すように、排出側シャトル22がワーク受渡位置P3に達した状態となる。また、図14(c)に示すように、供給側シャトル21がワーク受渡位置P3に達すれば、排出側シャトル22が矢印H1のように上昇して、供給側シャトル21のテーブル部1aの下面と排出側シャトル22のテーブル部1aの上面とが相対面する状態となる。
このように、供給側シャトル21のテーブル部21aの下面と排出側シャトル22のテーブル部22aの上面とが相対面する状態になれば、供給側シャトル21のワークWが排出側シャトル22に受け渡される。なお、この受渡動作として、供給側シャトル21のテーブル部21aと排出側シャトル22のテーブル部22aとの相対的な接近であるので、供給側シャトル21を下降させても、排出側シャトル22を上昇させても、供給側シャトル21を下降させるとともに、排出側シャトル22を上昇させてもよい。
このように、ワークWの受け渡しが終了した後は、排出側シャトル22が図15(a)の矢印E1に示すように、ワーク排出位置P2へ搬送される。排出側制御手段30にて、搬送速度が制御される。すなわち、図6に示すように、加速していって所定の高速に達した後は、減速していって観察範囲Sに入れば、一定速度とし、観察範囲Sを出れば、再度加速していって所定の高速に達した後は、減速していってワーク排出位置P2に達するようにする。この場合、ワーク受渡位置P3とワーク排出位置P2との間のカメラ機構2C、2D,2EによるワークWの観察範囲Sにおけるワーク保持シャトル22の搬送速度を、ワーク受渡位置P3から観察範囲Sまでの最高搬送速度及び観察範囲Sからワーク排出位置P2までの最高搬送速度よりも低速の一定速度としている。
図15(b)に示すように、排出用シャトル22がワーク排出位置P2に達すれば、ワークWの移動を停止して、この観察が終わったワークWを排出装置11(例えば、搬送コンベア等)に受け渡す。この場合、テーブル部1aを上昇させて、排出装置11へ受け渡す。
また、ワークWの受け渡しが終了した後は、供給側シャトル21は、図15(a)に示すように、矢印B1のように上昇した後、矢印C1方向に図15(b)〜図15(c)に示すように、ワーク受取位置P1に対応する位置に戻る(この場合、テーブル部1aは供給装置10に対して離間した状態となっている)。このように、ワーク受取位置P1に供給側シャトル21が戻れば、排出側シャトル22は、矢印F1のように下降して、そのテーブル部1aは排出装置11に対して離間した状態となっている。
この図15(c)に示す状態からは、供給側シャトル21が矢印D1のように下降するとともに、排出側シャトル22は矢印G1方向に移動して、図14(a)の状態に戻る。このため、図14(a)から図15(c)に示す工程を繰り返すことによって、ワークの両面の観察を行うことができる。なお、供給側シャトル21が矢印C1方向に搬送される場合や排出側シャトル22が矢印G1方向に搬送される場合、図6に示すような速度制御を行っても行わなくてもよい。
供給側シャトル21をワーク受渡位置P3へ搬送中に、ワークWの表面と裏面のいずれかの観察面の観察を行うことができ、排出側シャトル22をワーク排出位置へ搬送中に、ワークWの前記観察面の反対面の観察を行うことができる。このため、供給側シャトル21で受けたワークWを排出側シャトル22を介して排出する間に、ワークWの表面と裏面とを観察することができ、ワークWの外観検査の精度の向上を図ることができる。
また、図11に示すワーク外観検査装置においても、搬送手段25,26のリニアガイド8,8がシャトル21,22の搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するので、シャトル21,22に保持されているワークWは安定した状態で搬送され、しかも、ワークWの搬送速度とカメラ機構側の走査速度との同期性の精度向上を達成できる。このため、高精度の観察が可能となり、しかも、観測範囲のみ低速でよいので、この観測範囲外の範囲において、シャトル搬送の高速化を達成でき、生産性の向上を図ることができる。
本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、図1〜図3に示すワーク外観検査装置や図7及び図8に示すワーク外観検査装置において、シャトル1A,1Bとして、いずれか一方のみであってもよい。また、図11〜図13に示すワーク外観検査装置において、供給側シャトル21を一対設けても、排出側シャトル22を一対設けてもよい。また、1つのシャトル1A,1B、21,22に保持されるワークWの数が任意であって、テーブル部1a、21a、22aの大きさ、ワークWの大きさや形状等によって種々変更が可能である。ワーク受取位置P1において、ワークWをシャトル1A,1B、21へ供給する際、前記実施例では、シャトル側を供給装置10側に接近させていたが、逆に供給装置10側をシャトルに接近させても、シャトル側および供給装置10側をそれぞれ接近させてもよい。また、ワーク排出位置P2において、ワークWをシャトル1A,1B、22へ排出する際、前記実施例では、シャトル側を排出装置11側に接近させていたが、逆に排出装置11側をシャトル1A,1B、22に接近させても、シャトル側および排出装置11側をそれぞれ接近させてもよい。
ワークWの下方に配設されるカメラ機構2としては、実施形態では、2機使用し、ワークWの下方に配設されるカメラ機構2としては、実施形態では、3機使用しているが、これらに限るものではなく、ワークWの下方に配設されるカメラ機構2として、3機使用し、ワークWの上方に配設されるカメラ機構2としては、2機使用してもよく、さらには、それぞれ1機ずつであってもよく、4機以上であっても、増減は任意である。また、各カメラ機構2の照明角度としてワークW等に応じて種々変更できる。
また、図11に示すワーク外観検査装置では、制御手段として、供給側制御手段29と排出側制御手段30とを備えていたが、共通の制御手段で構成してもよい。各実施形態において、観察範囲Sの前では加速していって減速し、観察範囲Sの後でも加速していって減速するように制御しているが、加速して行って所定の最高速域を所定範囲設けるようにしてもよい。
1、1A、1B ワーク保持シャトル
2.2A、2B、2C、2D,2E カメラ機構
3,3A,3B 搬送機構
4,4A,4B 制御手段
8 リニアガイド
21 供給側シャトル
22 排出側シャトル
25 ワーク供給側搬送機構
26 ワーク排出側搬送機構
27 供給側カメラ機構
28 排出側カメラ機構
29 供給側制御手段
30 排出側制御手段
S 観察範囲
P1 ワーク受取位置
P2 ワーク排出位置
P3 ワーク受渡位置
W ワーク
本発明外観検査装置は、ワークを保持するワーク保持シャトルと、このワーク保持シャトルに保持されているワークを観察するカメラ機構とを備えたワーク外観検査装置であって、ワークを受け取るワーク受取位置とワークを排出するワーク排出位置との間のワーク保持シャトルのシャトル搬送を行う搬送機構と、搬送機構のワーク保持シャトルの搬送速度を制御する制御手段とを備え、前記搬送機構は、ワーク保持シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するシャトル用のリニアガイドを備えるとともに、前記リニアガイドは、前記ワーク保持シャトルの保持用テーブル部の上方及び下方に位置しないように配置され、前記制御手段は、ワーク受取位置とワーク排出位置との間の前記カメラ機構によるワークの観察範囲におけるワーク保持シャトルの搬送速度を、ワーク受取位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク排出位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とするものであり、前記ワーク保持シャトルは、ワーク受取位置側に対応する供給側シャトルと、ワーク排出位置側に対応する排出側シャトルとを有し、前記搬送機構は、ワークを受け取るワーク受取位置と供給側シャトルから排出側シャトルへワークを受け渡すワーク受渡位置との供給側シャトルのシャトル搬送を行うワーク供給側搬送機構と、ワークを排出するワーク排出位置と前記ワーク受渡位置との排出側シャトルのシャトル搬送を行うワーク排出側搬送機構とを有し、前記カメラ機構は、供給側シャトルにて支持されているワークの表面と裏面のいずれかの観察面の観察を行う供給側カメラ機構と、供給側シャトルにて支持されているワークの表面と裏面のいずれかの観察面の観察を行う供給側カメラ機構と、ワーク供給側搬送機構から受け取って排出側シャトルにて支持されているワークの前記観察面と反対面の観察を行う排出側カメラ機構とを備えたものである。
本発明の外観検査装置によれば、ワーク保持シャトルが走行案内(支持)されるリニアガイドは、ワーク保持シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するものであるので、シャトルに保持されているワークは安定した状態で搬送される。しかも、観察範囲においては、シャトルは一定速度で搬送されているので、ワークの搬送速度とカメラ機構側の走査速度との同期性の精度向上を達成できる。また、リニアガイドは、ワーク保持シャトルのワーク保持用テーブル部の上方および下方位置には配置されないので、ワーク観察の妨げとならない。また、供給側シャトルをワーク受渡位置へ搬送中に、ワークの表面と裏面のいずれかの観察面の観察を行うことができ、排出側シャトルをワーク排出位置へ搬送中に、ワークの前記観察面の反対面の観察を行うことができる。
本ワーク外観検査装置において、前記供給側シャトルの搬送速度を制御する供給側制御手段と、前記排出側シャトルの搬送速度を制御する排出側制御手段とを備え、前記供給側制御手段は、ワーク受取位置とワーク渡し位置との間の供給側カメラ機構によるワークの観察範囲における供給側シャトルの搬送速度を、ワーク受取位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク渡し位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とし、前記排出側制御手段は、ワーク渡し位置からワーク排出位置との間の排出側カメラ機構によるワークの観察範囲における排出側シャトルの搬送速度を、ワーク渡し位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク排出位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とするように構成できる。
また、本ワーク外観検査装置において、供給側搬送機構及び排出側搬送機構は、それぞれ、シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するシャトル用のリニアガイドを備えるとともに、前記リニアガイドは、前記ワーク保持シャトルのワーク保持用テーブル部の上方及び下方に位置しないように配置されないように構成できる。
本発明では、ワーク保持シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせないので、シャトルに保持されているワークは安定した状態で搬送され、しかも、ワークの搬送速度とカメラ機構側の走査速度との同期性の精度向上を達成できる。このため、高精度の観察が可能となり、しかも、観測範囲のみ低速でよいので、この観測範囲外の範囲において、シャトル搬送の高速化を達成でき、生産性の向上を図ることができる。
本発明では、供給側シャトルで受けたワークを排出側シャトルを介して排出する間に、ワークの表面と裏面とを観察することができ、ワークの外観検査の精度の向上を図ることができる。

Claims (4)

  1. ワークを保持するワーク保持シャトルと、このワーク保持シャトルに保持されているワークを観察するカメラ機構とを備えたワーク外観検査装置であって、
    ワークを受け取るワーク受取位置とワークを排出するワーク排出位置との間のワーク保持シャトルのシャトル搬送を行う搬送機構と、
    搬送機構のワーク保持シャトルの搬送速度を制御する制御手段とを備え、
    前記搬送機構は、ワーク保持シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するシャトル用のリニアガイドを備えるとともに、前記リニアガイドは、前記ワーク保持シャトルのワーク保持用テーブル部の上方及び下方に位置しないように配置され、前記制御手段は、ワーク受取位置とワーク排出位置との間の前記カメラ機構によるワークの観察範囲におけるワーク保持シャトルの搬送速度を、ワーク受取位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク排出位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とすることを特徴とするワーク外観検査装置。
  2. ワークを受け取る供給側シャトルと、ワークを排出する排出側シャトルとを備えたワーク外観検査装置であって、
    ワークを受け取るワーク受取位置と供給側シャトルから排出側シャトルへワークを受け渡すワーク受渡位置との供給側シャトルのシャトル搬送を行うワーク供給側搬送機構と、
    ワークを排出するワーク排出位置と前記ワーク受渡位置との排出側シャトルのシャトル搬送を行うワーク排出側搬送機構と、
    供給側シャトルにて支持されているワークの表面と裏面のいずれかの観察面の観察を行う供給側カメラ機構と
    ワーク供給側搬送機構から受け取って排出側シャトルにて支持されているワークの前記観察面と反対面の観察を行う排出側カメラ機構とを備えたことを特徴とするワーク外観検査装置。
  3. 前記供給側シャトルの搬送速度を制御する供給側制御手段と、前記排出側シャトルの搬送速度を制御する排出側制御手段とを備え、
    前記供給側制御手段は、ワーク受取位置とワーク渡し位置との間の供給側カメラ機構によるワークの観察範囲における供給側シャトルの搬送速度を、ワーク受取位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク渡し位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度とし、前記排出側制御手段は、ワーク渡し位置からワーク排出位置との間の排出側カメラ機構によるワークの観察範囲における排出側シャトルの搬送速度を、ワーク渡し位置から観察範囲までの最高搬送速度及び観察範囲からワーク排出位置までの最高搬送速度よりも低速の一定速度としたことを特徴とする請求項2に記載のワーク外観検査装置。
  4. 供給側搬送機構及び排出側搬送機構は、それぞれ、シャトルの搬送中の振動および変形を生じさせない範囲の剛性を有するシャトル用のリニアガイドを備えるとともに、前記リニアガイドは、前記ワーク保持シャトルのワーク保持用テーブル部の上方及び下方に位置しないように配置されないことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のワーク外観検査装置。
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