JP2019190936A - 検査装置、回転補助具、検査システム、検査方法及びプログラム - Google Patents

検査装置、回転補助具、検査システム、検査方法及びプログラム Download PDF

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【課題】回転可能な被検体内における検査部位の位置を示すことができる検査装置を提供する。【解決手段】検査装置としての内視鏡装置2は、回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査する検査装置であって、複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成して出力するプロセッサ23を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、検査装置、回転補助具、検査システム、検査方法及びプログラムに関し、特に、回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査する検査装置、回転補助具、検査システム、検査方法及びプログラムに関する。
従来より、発電所内に設置された蒸気タービン等の回転可能な被検体に対する検査が行わる。回転可能な被検体の検査では、例えば、内視鏡の細長の挿入部の先端部を被検体内に挿入し、その被検体を回転させつつ、その被検体内の検査部位を検査するような検査手法が用いられる場合がある。内視鏡画像は表示装置に表示され、検査者は、その内視鏡画像を見て、被検体内を検査することができる。例えば、特開2007−113412号公報には、このような検査手法に係る技術が開示されている。被検体は、ターニングツールなどの回転補助具により回転される
特開2007−113412号公報
しかし、被検体が回転補助具により回転されるため、検査者は、被検体のどの部位を検査しているのが分かりづらい。例えば、蒸気タービンのブレードは複数あり、蒸気タービンが回転されると、検査者は、現時点でどのブレードを検査しているのか、あるいはどのブレードまで検査が終わったのかが分かりづらい。例えば、表示装置に表示される各ブレードは、略同じ形状であり、蒸気タービンの複数のブレードは、互いに区別できない。
そこで、本発明は、回転可能な被検体内における検査部位の位置を示すことができる検査装置、回転補助具、検査システム、検査方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の検査装置は、回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査する検査装置であって、前記複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、前記複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成して出力するプロセッサを有する。
本発明の一態様の回転補助具は、回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を回転させる回転補助具であって、前記複数の検査部位についての検査部位情報を記憶する記憶装置と、外部装置からの要求に応じて、前記検査部位情報を前記外部装置へ送信する送信部と、を有する。
本発明の一態様の検査システムは、回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査する検査装置と、前記被検体を回転させる回転補助具とを有する検査システムであって、前記検査装置は、前記複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、前記複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成して出力するプロセッサを有し、前記回転補助具は、前記検査装置からの回転指示に応じて前記被検体を回転させる回転機構を有する。
本発明の一態様の検査方法は、回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査する検査装置と、前記被検体を回転させる回転補助具とを用いて前記被検体を検査する検査方法であって、前記検査装置により、前記複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、前記複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成して、表示装置に表示し、前記回転補助具により、前記検査装置からの回転指示に応じて前記被検体を回転させる。
本発明の一態様のプログラムは、回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査するためのプログラムであって、前記検査装置により、前記複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、前記複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成する機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムである。
本発明によれば、回転可能な被検体内における検査部位の位置を示すことができる検査装置、回転補助具、検査システム、検査方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係わる検査システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる、検査のときにおける内視鏡装置のプロセッサの処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係わる表示用画像の例を示す情報である。 本発明の実施の形態に係わる位置表示部を有する検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる検査用表示画面の表示処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係わる、所定の位置表示部を有する検査用表示画面の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる、検査処理中に実行される、タービン本体の回転に伴うブレードの位置を表示する処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係わる、開始位置が設定された後の検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる、検査中の検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる、記憶媒体に記録されている表示用画像を用いた検査中の検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例1に関わる位置表示部を有する検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例2に関わる位置表示部を有する検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例3に関わる位置表示部を有する検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例3に関わる位置表示部の他の例を有する検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例4に関わる位置表示部を有する検査用表示画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態の本変形例4に関わるに関わる位置表示部を有する検査用表示画面の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(構成)
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態の検査システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る検査システムの全体構成を示す図である。
検査システム1は、内視鏡装置2と、回転補助具3とを含んで構成される。回転補助具3は、被検体である蒸気タービンのタービン本体VTを回転させる装置である。
検査装置としての内視鏡装置2は、挿入部11と、挿入部11の基端部に接続された本体部12と、を有して構成されている。挿入部11は、タービン本体VTのケーシング内に挿入可能な細長な形状を有する。回転補助具3は、ケーブル3aにより本体部12と接続可能に構成されている。
挿入部11の先端部には、撮像部13が設けられている。撮像部13は、蒸気タービンのケーシング内に設けられた被検体であるタービン本体VTの各タービンブレード(以降、ブレードと略記する)Bを撮像することができるように構成されている。また、挿入部11の内部には、ライトガイド14が設けられている。ライトガイド14は、本体部12から供給される照明光を挿入部11の先端部に導光して検査部位であるブレードBへ出射するように構成されている。
タービン本体VTは、複数のブレードBと、タービン回転軸RSと、を具備して構成されている。タービン本体VTは、回転可能であって複数の検査部位を有する被検体である。
複数のブレードBは、タービン本体VTの外周部に等間隔に配置され固定されている。各ブレードBは、タービン本体VTのタービン回転軸RSから外径方向に突出するように、タービン本体VTに取り付けられている。
また、タービン本体VTは、回転補助具3を接続することにより、タービン回転軸RSの回転に応じて複数のブレードBを回転移動させることができるように構成されている。
撮像部13は、対物レンズユニット13Aと、撮像素子13Bと、を有して構成されている。
対物レンズユニット13Aは、ライトガイド14を経て出射される照明光により照明された被写体からの反射光を結像するための1つ以上のレンズを具備して構成されている。
撮像素子13Bは、例えば、カラーCCDイメージセンサまたはカラーCMOSイメージセンサを具備して構成されている。また、撮像素子13Bは、本体部12から出力される撮像素子駆動信号に応じて駆動するように構成されている。また、撮像素子13Bは、対物レンズユニット13Aにより結像された反射光を撮像して撮像信号を生成するとともに、当該生成した撮像信号を本体部12へ出力するように構成されている。
本体部12は、光源部15と、光源駆動部16と、撮像素子駆動部17と、撮像信号処理部18と、表示部19と、記憶部20と、入力インターフェース部(以下、入力I/F部と略す)21と、回転補助具制御部22と、プロセッサ23と、を有して構成されている。
光源部15は、例えば、発行ダイオード(LED)またはランプを具備して構成されている。また、光源部15は、光源駆動部16から出力される光源駆動信号に応じて点灯または消灯するように構成されている。また、光源部15は、例えば、光源駆動部16から出力される光源駆動信号に応じた光量の白色光を照明光としてライトガイド14に供給するように構成されている。
光源駆動部16は、例えば、光源駆動回路を具備して構成されている。また、光源駆動部16は、プロセッサ23の制御に応じ、光源部15を駆動させるための光源駆動信号を生成して出力するように構成されている。
撮像素子駆動部17は、例えば、撮像素子駆動回路を具備して構成されている。また、撮像素子駆動部17は、プロセッサ23の制御の下、撮像素子13Bを駆動させるための撮像素子駆動信号を生成して出力するように構成されている。
撮像信号処理部18は、例えば、信号処理回路を具備して構成されている。また、撮像信号処理部18は、プロセッサ23の制御の下、撮像素子13Bから出力される撮像信号に対して所定の信号処理を施すことにより内視鏡画像データを生成するとともに、当該生成した内視鏡画像データをプロセッサ23へ順次出力するように構成されている。すなわち、撮像信号処理部18は、撮像部13により撮像されたタービン本体VTの画像を生成して順次出力する画像生成部としての機能を具備して構成されている。
表示部19は、液晶パネルなどの表示装置を具備して構成されている。また、表示部19は、画像を表示する表示画面を有する。表示部19は、プロセッサ23から出力される画像データに応じた画像を表示画面に表示する。画像データは、内視鏡画像データを含む。すなわち、表示部19には、撮像素子13Bにより撮像して得られた検査部位画像が表示される。
また、表示部19は、タッチパネル19Aを有して構成されている。タッチパネル19Aは、表示画面に表示されるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)ボタン等に対するタッチ操作を検出するとともに、当該検出したタッチ操作のタッチ位置情報をプロセッサ23へ出力する。
記憶部20は、例えば、書き換え可能で不揮発性のフラッシュメモリ等の記憶装置を具備して構成されている。また、記憶部20は、撮像信号処理部18により生成された内視鏡画像データに基づく、静止画像データ及び動画像データを格納することができるように構成されている。
また、記憶部20には、プロセッサ23による内視鏡装置2の各種機能のための各種プログラムが格納されている。また、記憶部20には、プロセッサ23の動作に応じて生成されたデータ等が適宜格納されるように構成されている。
入力I/F部21は、ユーザの入力操作に応じた指示信号をプロセッサ23に入力可能なスイッチ等を具備して構成されている。
また、入力I/F部21は、ユーザの操作に応じ、プロセッサ23による回転補助具3の制御のためのコマンドを入力するための複数のボタンを有している。例えば、現時点で表示されているブレードの1つ先のブレードを観察する、1つ前のブレードを観察する、などの観察部位の変更を指示するための各種ボタンが、入力I/F部21に設けられている。
なお、ここでは、回転補助具3へのコマンドは、入力I/F部21において入力されるが、タッチパネル19Aを有する表示部19においても入力できるようになっている。表示部19に表示されるGUIなどに対してユーザがタッチすることにより、回転補助具3へのコマンドを、プロセッサ23に入力可能となっている。
回転補助具制御部22は、例えば、制御回路及び駆動回路を具備して構成されている。また、回転補助具制御部22は、プロセッサ23の制御に応じ、回転補助具3の設定及び制御を行うための回転補助具制御信号を生成して出力するように構成されている。また、回転補助具制御部22は、回転補助具3から送信される回転角度情報RAを受信するとともに、当該受信した回転角度情報RAをプロセッサ23へ出力するように構成されている。
プロセッサ23は、中央処理装置(以下、CPU(Central Processing Unit)と略す)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access memory)、DSP(Digital Signal Processor)、およびGPU(Graphics Processing Unit)、などのハードウエア回路を含むプロセッサを有して構成されている。
なお、プロセッサ23は、CPUに代えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウエア回路で実現してもよい。
プロセッサ23は、タッチパネル19Aのタッチ操作に応じてなされた指示及び/または入力I/F部21の操作に応じてなされた指示に基づき、光源駆動部16、撮像素子駆動部17、撮像信号処理部18及び記憶部20に対する制御を行うように構成されている。
また、プロセッサ23は、入力I/F部21あるいはタッチパネル19Aへの操作に応じて入力された回転制御情報と、回転補助具制御部22から出力される回転角度情報RAと、に基づき、複数のブレードBの回転移動に係る設定及び制御を回転補助具制御部22に対して行うように構成されている。
また、プロセッサ23は、撮像信号処理部18から出力される内視鏡画像データ等の画像データに対してGUIボタン等を重畳した画像データを生成する。プロセッサ23は、画像データを含む各種表示画面の画像情報を生成して表示部19へ出力するように構成されている。
さらにまた、プロセッサ23は、撮像信号処理部18から出力される内視鏡画像データをJPEG等の静止画像データ、及び、MPEG4等の動画像データにエンコードして記憶部20に格納させることができるように構成されている。
また、プロセッサ23は、タッチパネル19Aへの操作に応じてなされた指示に基づき、記憶部20に格納された画像データ(静止画像データ及び動画像データ)を読み込むとともに、当該読み込んだ画像データを再生して表示部19へ出力することができるように構成されている。
プロセッサ23は、内視鏡検査に必要な検査処理と表示処理のためのプログラムを記憶部20から読み出して実行する。検査処理プログラムは、撮像信号処理部18から出力される内視鏡画像データ等の画像データに対して画像認識処理を施すことにより、当該画像データに含まれるブレードBにおける傷及び/または欠陥等の発生箇所である異常箇所を検出する処理のためのプログラムである。表示処理プログラムは、検出したブレードBの異常箇所を示す視覚情報を画像データに重畳した画像データを生成して表示部19へ出力する処理のためのプログラムである。
また、プロセッサ23は、表示部19へ出力する画像データに対して色空間変換、インターレース/プログレッシブ変換及びガンマ補正等の所定の画像処理を施すように構成されている。
さらに、プロセッサ23は、後述する表示部19に表示しているブレードの位置を示す位置情報表示処理のためのプログラム(以下、位置情報表示プログラムという)を、記憶部20から読み出して実行する。
回転補助具3は、ケーブル3aを介し、本体部12の回転補助具制御部22に接続することができるように構成されている。また、回転補助具3は、回転機構31と、駆動制御部32とを有して構成されている。回転補助具3には、メモリカードなどの記憶媒体33が、着脱可能となっている。
記憶媒体33は、被検体である蒸気タービンの情報、すなわち被検体情報SIを記憶している。被検体情報SIは、タービン本体VTに設けられたブレードBの数、ブレードBの外径及び表示用画像PG、等を含む検査部位情報である。複数のブレードBは、被検体の複数の検査部位である。よって、被検体情報SIは、複数の検査部位の数の情報を含む複数の検査部位についての検査部位情報である。記憶媒体33は、複数の検査部位についての検査部位情報を記憶する記憶装置である。
また、回転補助具3は、回転機構31を介してタービン本体VTのタービン回転軸RSに接続することができるように構成されている。回転機構31は、検査装置である内視鏡装置2からの回転指示に応じて被検体を回転させる。
回転機構31は、例えば、モータ及びギア等を具備して構成されている。
駆動制御部32は、本体部12からの回転補助具制御信号DSに応じ、回転機構31のモータの駆動を制御する制御回路を含む。
回転機構31は、本体部12から出力される回転補助具駆動信号DSに応じて回転することにより回転力を発生するとともに、当該発生した回転力をタービン回転軸RSに供給することにより複数のブレードBを回転移動させることができるように構成されている。
駆動制御部32は、例えば、回転機構31の回転状態を監視し、回転機構31により回転されるタービン本体VTの回転量を示す回転角度情報RAを、本体部12へ送信する回路も有している。
さらに、駆動制御部32は、記憶媒体33に記憶されたデータを読み出して、本体部12へ送信することも可能となっている。すなわち、駆動制御部32は、外部装置である内視鏡装置2からの要求に応じて、検査部位情報である被検体情報SIを内視鏡装置2へ送信する送信部を構成する。
検査者は、上述した検査システム1を用いて、被検体である蒸気タービンを検査することができる。
(作用)
次に、検査システム1の動作について説明する。
図2は、検査のときにおける内視鏡装置2のプロセッサ23の処理の流れの例を示すフローチャートである。
プロセッサ23は、電源がオンされると、回転補助具3の検出、すなわち回転補助具3が本体部12に接続されているかをチェックする(ステップ(以下、Sと略す)1)。
プロセッサ23は、例えば、回転補助具制御部22が回転補助具3と通信可能かをチェックすることにより、回転補助具3が本体部12に接続されているかをチェックすることができる。
プロセッサ23は、S1の後、回転補助具3が検出されたかを判定する(S2)。回転補助具3が検出されなければ(S2:NO)、処理は、S1に戻る。
回転補助具3が検出されると(S2:YES)、プロセッサ23は、回転補助具3が接続されていることをユーザに告知するための告知処理を行う(S3)。プロセッサ23は、表示部19に、所定のメッセージ、例えば「ターニングツールが接続されています。」というメッセージを生成して、表示部19に表示するための画像信号を表示部19に出力する。
S3の後、プロセッサ23は、検査対象の情報を取得する(S4)。ここでは、プロセッサ23は、回転補助具制御部22を介して回転補助具3から、被検体情報SIすなわち検査対象の情報を取得する。被検体情報SIは、上述したように、記憶媒体33に記録されている。よって、プロセッサ23は、回転補助具3の駆動制御部32に対して、被検体情報SIを要求することによって、被検体情報SIを取得する。
ブレードBの外径は、タービン本体VTの外周部に配置されたブレードBの長さ情報である。
表示用画像PGは、後述するように、表示部19に表示されているブレードBの位置を示すために用いられる画像データである。
以上のように、プロセッサ23は、被検体を回転させる回転補助具3の接続を検知し、検査部位情報を回転補助具3から取得する。
図3は、表示用画像PGの例を示す情報である。図3は、説明を簡単にするために、ブレードBが10枚の場合の表示用画像PGを示している。
表示用画像PGは、例えば、タービン回転軸RSに沿ってタービン本体VTの前方からタービン本体VTをみたときの各ブレードBの配置状態を示す画像データである。表示用画像PGは、例えば、ユーザにより用意される。
ここでは、各ブレードBの画像BIが、タービン回転軸RSの周りに、実際の各ブレードBの位置に対応する位置に配置されている。
図2に戻り、プロセッサ23は、S4の処理において被検体情報SIを取得できたかを判定する(S5)。
例えば、記憶媒体33が回転補助具3に装着されていない、被検体情報SIが記憶媒体33に記憶されていない、等の場合は、検査対象の情報が取得できなかったと判定される(S5:NO)。
S4の処理において被検体情報SIを取得できたとき(S5:YES)、プロセッサ23は、被検体情報SIに基づいて検査用表示画面を生成して表示部19に表示する(S6)。
図4は、位置表示部を有する検査用表示画面の例を示す図である。
表示部19の検査用表示画面Gは、内視鏡画像を表示する領域である内視鏡画像表示領域R1と、位置表示部A2とを含む。
内視鏡画像表示領域R1は、撮像素子13Bにより撮像して得られた被検体の画像である内視鏡画像を表示する領域である。内視鏡画像表示領域R1に表示される内視鏡画像は、リアルタイムの画像、すなわちライブ画像である。
位置表示部A2には、後述するように、内視鏡画像表示領域R1に表示されている画像が被検体のどの位置の画像であるかを示す画像が表示される。
位置表示部A2は、記憶媒体33から読み出された表示用画像PGを表示している。さらに、図4において点線で示すように、現時点の位置を示す枠PFが表示用画像PGに重畳して表示されている。
なお、枠PFを特定の色で着色するようにして、ユーザが枠PFを識別し易いようにしてもよい。
S6の後、プロセッサ23は、内視鏡検査が可能状態となるので、検査処理が実行される(S7)。
検査処理では、ユーザは、入力I/F部21に、回転補助具3の回転を指示するコマンドを入力することにより、タービン本体VTを所望の方向に、所望の角度だけ回転させることができる。よって、ユーザは、タービン本体VTの回転と停止を繰り返しながら、複数のブレードBの検査を行う。
ここで、S6の検査用表示画面の表示処理について説明する。
図5は、検査用表示画面Gの表示処理の流れの例を示すフローチャートである。
プロセッサ23は、被検体情報SIとして取得した情報から、ブレード1枚分の回転角度を算出する(S11)。すなわち、プロセッサ23は、被検体情報SIに含まれる数の情報に基づいて、ブレード1枚当たりの回転補助具3の回転角度を算出する。
例えば、ブレードBの枚数が、100であるとき、ブレード1枚分の回転角度は、3.6度である。プロセッサ23は、このブレード1枚分の回転角度の情報を、RAMなどに記憶する。
このブレード1枚分の回転角度の情報は、検査中にユーザの回転指示があったときに使用される。
プロセッサ23は、表示用画像PGを取得したかを判定する(S12)。記憶媒体33に記録された表示用画像PGを取得できたとき(S12:YES)、プロセッサ23は、取得した表示用画像PGを含む検査用表示画面Gを生成する(S13)。
プロセッサ23は、S13の後、生成した検査用表示画面Gの画像データを表示部19に出力し、検査用表示画面Gを表示部19に表示する(S14)。その結果、図4で示すような検査用表示画面Gが表示部19に表示される。
記憶媒体33に表示用画像PGが記録されていないなどにより表示用画像PGが取得できないとき(S12:NO)、プロセッサ23は、所定の検査用表示画面を生成する(S15)。
図6は、所定の位置表示部を有する検査用表示画面の他の例を示す図である。
図6に示す検査用表示画面は、被検体情報SIに表示用画像PGが含まれていないため、プロセッサ23により生成される。
図6に示す検査用表示画面では、内視鏡画像表示領域R1とは別の領域に、位置表示部A3が表示される。位置表示部A3は、細長のバーBAと、数字を含む。位置表示部A3は、プロセッサ23により生成される。
バーBAは、複数のブレードBの全体を示す全体表示部を構成し、枠PFは、複数のブレードBの全体に対する位置を示す位置表示部を構成する。
図6では、バーBAの左端に現時点の位置を示す枠PFが表示され、かつ枠PF内に数字、ここでは「1」が表示されている。「1」は、検査の開始位置を示す。
S15の後、プロセッサ23は、生成した検査用表示画面を表示部19に表示する(S14)。
図2に戻り、S6の後、プロセッサ23は、検査の動作モードになり、検査処理を実行する(S7)。
検査モードでは、図4又は図6の表示画面の内視鏡画像表示領域R1に、内視鏡画像がリアルタイムで表示され、ユーザは、ブレードBの検査を行うことができる。ユーザは、検査中、画像の記録及び再生などを行うことができる。
次に、検査処理におけるタービン本体VTの回転に伴うブレードの位置を表示する処理について説明する。
検査処理中、タービン本体VTは、ユーザが入力I/F部21あるいはタッチパネル19Aを操作して、タービン本体VTの回転指示を与える。
図7は、検査処理中に実行される、タービン本体VTの回転に伴うブレードの位置を表示する処理の流れの例を示すフローチャートである。図7は、表示部19に表示しているブレードの位置を示す位置情報表示プログラムの処理を示す。
プロセッサ23は、最初に、開始位置の設定処理を実行する(S21)。プロセッサ23は、開始位置の設定指示メッセージを表示部19に表示し、ユーザがその表示に対応してタッチパネル19A等から所定の入力をすると、プロセッサ23は、その時のタービン本体VTのタービン回転軸RS周りにおける回転位置を開始位置とする。
例えば、ユーザは、回転補助具3を駆動して、ブレードBが表示画面の内視鏡画像表示領域R1の中央部に位置させてから、所定の入力をすることによって、その時のタービン本体VTの回転位置が開始位置となる。
図8は、開始位置が設定された後の検査用表示画面Gの例を示す図である。図8の内視鏡画像表示領域R1の略中央部には、開始位置におけるブレードBの画像が表示される。
さらに、図8の検査用表示画面Gは、1枚先のブレードBを内視鏡画像表示領域R1に表示させるための送りボタンFBと、1枚前のブレードBを内視鏡画像表示領域R1に表示させるための戻りボタンBBとを有している。図8では、開始位置が設定された直後なので、枠PFには1が表示されている。送りボタンFBと戻りボタンBBは、回転操作指示のための操作部である。
図7に戻り、プロセッサ23は、回転操作があったか否かを判定する(S22)。例えば、ユーザにより送りボタンFB又は戻りボタンBBがタッチされたかが判定される。
回転操作がなければ(S22:NO)、処理は、何もしない。回転操作があると(S22:YES)、プロセッサ23は、回転動作を指示する(S23)。
例えば、送りボタンFBが1回タッチされると、プロセッサ23は、S11において算出されたブレードBの1枚分の回転角度だけタービン本体VTを回転させるように、回転補助具制御部22にコマンドを出力する。
送りボタンFBが1回タッチされると、図8において、ブレードBの1枚分の回転角度αだけ、矢印Aの方向にタービン本体VTは回転する。
また、戻りボタンBBが1回タッチされると、プロセッサ23は、S11において算出されたブレードBの1枚分の回転角度だけタービン本体VTを逆回転させるように、回転補助具制御部22にコマンドを出力する。
なお、送りボタンFB及び戻りボタンBBは、ユーザがタッチしている間、回転のためのコマンドを出力するものであってもよい。この場合、S23では、プロセッサ23は、コマンドを出力し続ける。
従って、ユーザは、送りボタンFB等の操作ボタンを操作することにより、タービン本体VTを回転させて、所望のブレードBの検査を行うことができる。
S23の後、プロセッサ23は、内視鏡画像表示領域R1に表示されているブレードBの位置を表示する位置表示処理を行う(S24)。
位置表示処理は、位置表示部A3の表示状態を変更する処理である。プロセッサ23は、回転動作の指示に応じて、現時点において内視鏡画像表示領域R1に表示されているブレードBの位置が、開始位置からどれだけ離れているかを算出することができる。
よって、プロセッサ23は、累積された回転操作の指示に基づいて、複数のブレードB全体に対する内視鏡画像表示領域R1に表示されているブレードBの位置を判定し、その判定された位置を示す位置表示部A3の画像を生成して表示部19に表示する。
図9は、検査中の検査用表示画面Gの例を示す図である。
図9の検査用表示画面Gは、現時点の位置を示す枠PFが、バーBAの途中の位置に有り、数字の「5」が枠PF内に表示されている。
これは、ユーザが、送りボタンFBを4回タッチして、プロセッサ23がブレードBの4枚分の回転角度だけタービン本体VTを回転させた結果、プロセッサ23は、内視鏡画像表示領域R1に表示されているブレードBは、開始位置から5番目のブレードであることが、枠PFの位置と数字の「5」により示している。
プロセッサ23は、操作ボタンへの操作に応じてコマンドを出力すると共に、タービン本体VTからの回転角度情報RAを受信するため、内視鏡画像表示領域R1に表示されているブレードBの位置を判定することができる。
ユーザが、送りボタンFB等の操作ボタンを操作することにより、タービン本体VTを回転させると、枠PFの位置が移動する。
すなわち、プロセッサ23は、検査部位情報である被検体情報SIに基づいて、複数の検査部位全体に対する複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成して表示部19に出力する。
撮像素子13Bは、被検体の複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位を撮像可能である。位置表示部A3には、撮像素子13Bにより撮像されている少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報が、枠PFの位置又は数字の「5」によって表示部19に表示される。特に、位置表示部A3では、バーBAの長さを複数のブレードBの全枚数としたとき、バーBA上の枠PFの位置は、複数の検査部位の全体に対する位置を示す。
図10は、記憶媒体33に記録されている表示用画像PGを用いた検査中の検査用表示画面Gの例を示す図である。
図10の検査用表示画面Gは、現時点の位置を示す枠PFが、位置表示部A2の表示用画像PG上の位置に表示されている。
表示用画像PGは、複数のブレードBの全体を示す全体表示部を構成し、枠PFは、複数のブレードBの全体に対する位置を示す位置表示部を構成する。すなわち、プロセッサ23は、表示用画像PGの画像データを用いて全体表示部の画像を生成する。
図10によっても、ユーザは、送りボタンFBを4回タッチして、プロセッサ23がブレードBの4枚分の回転角度だけタービン本体VTを回転させた結果、内視鏡画像表示領域R1に表示されているブレードBは、開始位置から5番目のブレードであることを簡単に知ることができる。
プロセッサ23は、ユーザの操作に応じて、表示用画像PGの中心点の回りに枠PFを回転させる角度を算出して、算出した角度だけ枠PFの位置を移動する。
すなわち、ユーザが、送りボタンFB等の操作ボタンを操作することにより、タービン本体VTを回転させると、枠PFの位置が移動する。
よって、検査中、タービン本体VTが回転しても、その回転に応じて、内視鏡画像表示領域R1に表示されているブレードBの位置が表示されるので、ユーザは、タービン本体VTのどの位置を検査しているのかを簡単に確認することができる。
図7に戻り、S24の後、プロセッサ23は、回転動作の指示に応じたタービン本体VTの回転動作が終了したか否かを判定する(S25)。
回転動作が終了すると(S25:YES)、処理はS22に戻る。終了する。回転動作が終了しなければ(S25:NO)、処理はS24に戻る。
なお、図2において、被検体情報SIを取得できないとき(S5:NO)、プロセッサ23は、上述したような位置表示部A2,A3が表示されない。
以上のように、上述した実施の形態によれば、回転可能な被検体内における検査部位の位置を示すことができる検査装置、回転補助具、検査システム、検査方法及びプログラムを提供することができる。
以下、変形例について説明する。
(変形例1)
上述した実施の形態の位置表示部A3は、複数のブレードBをバーBAにより全体表示部を示しているが、複数のブレードBを互いに分離して表示するようにしてもよい。本変形例1の位置表示部も、プロセッサ23により生成されるが、被検体情報SIに含まれていてもよい。
図11は、変形例1に関わる位置表示部A4を有する検査用表示画面Gの例を示す図である。
図11において、図6あるいは図9と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は、省略する。
図11に示す検査用表示画面では、内視鏡画像表示領域A1とは別の領域に、位置表示部A4が表示される。位置表示部A4は、ブレードBの枚数分の所定のマークMを含む。
図11は、説明を簡単にするために、ブレードBが10枚であるときの位置表示部A4の例を示す。図11では、被検体情報SIに含まれるブレードBの枚数の情報に基づき、10個のマークMが並んで配置されている。ここでは、10個のマークMが、複数の検査部位の前記全体を示す全体表示部を構成する。
現時点の位置を示す枠PFが、5の数字と共に、左から5番目のマークMに重畳して表示されている。これは、内視鏡画像表示領域A1の中央部に表示されているブレードBが、開始位置から5番目のブレードであることを示している。
なお、ここでは、数字が枠PFと関連付けて表示されているが、枠PFだけを表示し、数字は表示しなくてもよい。
よって、本変形例1の位置表示部A4によっても、ユーザは、被検体内における検査部位の位置を簡単に把握することができる。
(変形例2)
上述した実施の形態の位置表示部A3は、複数のブレードBをバーBAで示しているが、数字で表示するようにしてもよい。本変形例2の位置表示部は、プロセッサ23により生成されるが、被検体情報SIに含まれていてもよい。
図12は、変形例2に関わる位置表示部A5を有する検査用表示画面Gの例を示す図である。
図12において、図6あるいは図9と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は、省略する。
位置表示部A5は、2つの数字を含む。位置表示部A5では、図12に示すように、分数を表示する形式で、2つの数字が表示される。
分母の数字は、被検体情報SIに含まれるブレードBの枚数の情報に基づく複数のブレードBの全枚数を示し、分子の数字は、内視鏡画像表示領域A1の中央部に表示されているブレードBの位置を示す。図12では、内視鏡画像表示領域A1の中央部に表示されているブレードBは、開始位置から5番目のブレードであることを示している。
すなわち、分母の数字が、複数のブレードBの全体を示す全体表示部を構成し、分子の数字は、複数のブレードBの全体に対する位置を示す位置表示部を構成する。
よって、本変形例2の位置表示部A5によっても、ユーザは、被検体内における検査部位の位置を簡単に把握することができる。
(変形例3)
上述した実施の形態の位置表示部A3は、複数のブレードBをバーBAで示しているが、数字とグラフィックで表示するようにしてもよい。本変形例3の位置表示部は、プロセッサ23により生成されるが、被検体情報SIに含まれていてもよい。
図13は、変形例3に関わる位置表示部A6を有する検査用表示画面Gの例を示す図である。
図13において、図6あるいは図9と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は、省略する。
位置表示部A6は、1つの数字を含む。位置表示部A6の数字は、斜線で示すように、レベルを示すグラフィック画像が重畳されている。図13では、太い数字には、水が満たされるように、斜線の領域が重畳される。図13では、被検体情報SIに含まれるブレードBの枚数の情報と、表示されているブレードBの位置の情報に基づき、斜線の領域の上下方向の位置が決定される。
図13では、ちょうど、白い文字の半分が黒色に塗りつぶされている。これは、全部で10枚のブレードの5枚目が内視鏡画像表示領域A1の中央部に表示されていることを示している。よって、ユーザは、全体の真ん中の位置のブレードを検査していることを直感的に把握することができる。
なお、図14のような表示でもよい。図14は、変形例3に関わる位置表示部の他の例を有する検査用表示画面の例を示す図である。
図14の位置表示部A7では、文字を囲む図形、ここでは円の中が、水が満たされるように、斜線の図形が重畳される。
図14を見れば、ユーザは、全体の真ん中の位置のブレードを検査していることを直感的に把握することができる。
すなわち、数字あるいは図形の高さが、複数のブレードBの全体を示す全体表示部を構成し、数字は、複数のブレードBの全体に対する位置を示す位置表示部を構成する。
なお、図13と図14では、数字と一緒に水面のようなレベルが変化するグラフィック図形が表示されるが、文字自体の色の濃淡、あるいは異なる色によって、内視鏡画像表示領域A1の中央部に表示されているブレードBの全体に対する位置を示すようにしてもよい。
よって、本変形例3の位置表示部A6、A7によっても、ユーザは、被検体内における検査部位の位置を簡単に把握することができる。
(変形例4)
上述した実施の形態では、現時点の位置を示す枠PFが表示されているが、開始位置及び目標位置などを示す枠も合わせて表示するようにしてもよい。
図15は、本変形例4に関わる位置表示部A8を有する検査用表示画面Gの例を示す図である。
図15において、図6あるいは図9と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は、省略する。
図15の位置表示部A8では、図11に示すブレード毎のマークMが複数並んで、現時点で内視鏡画像表示領域A1の中央部に表示されているブレードBの位置を、枠PFで示すと共に、開始位置のブレードBの位置を示す枠SFと、目標とするブレードBの位置を示す枠TFが合わせて表示されている。
例えば、ユーザが開始位置を設定したときの位置にあるブレードBを示すマークMに枠SFが表示される。
また、回転指示を与えるときに、送りボタンFB及び戻りボタンBBに代えて、表示させたいブレードを直接指定できるようにしたとき、その指定した目標位置のブレードBを示す枠TFが表示される。
なお、枠SF,PF、TFに、識別できるように互いに異なる色で着色するようにしてもよい。
例えば、図15に示すように、8番目の数字を直接指定すると、プロセッサ23は、現時点から目標のブレードまでの回転角度だけタービン本体VTを回転させるコマンドを回転補助具制御部22に出力する。
図15に示すように、枠TFが8番目のマークMに表示され、プロセッサ23は、その枠TFで示されたブレードBが表示部19に表示されるように、回転補助具3を駆動する。
その結果、ユーザが、所定のコマンドを用いて、8番目のマークMに枠TFを設定すると、枠PFは、2点鎖線で示すように、8番目のマークMまで、タービン本体VTの回転に応じて移動する。枠PFが枠TFに重なると、枠TFは消える。
以上のように、プロセッサ23は、全体表示部上で指定された位置に応じて、回転補助具3の回転を制御する。全体表示部上で指定された位置は、全体表示部上で指定されていない他の検査部位の位置とは、枠TFにより識別可能に表示される。そして、位置情報である枠PFの位置は、指定された位置である枠TFまで移動するように回転補助具3の回転を制御する間、変化する。
よって、ユーザは、位置表示部A8を用いて、検査したいブレードBの指定ができると共に、タービン本体VTの回転に応じて、内視鏡画像表示領域A1の中央部に表示されているブレードBの位置を簡単に確認することができる。
なお、枠TFは、検査の対象の最後のブレードを指示するために用いられてもよい。例えば、最初のブレードBである番号1のブレードから最後の検査対象として指定された番号8のブレードまでの間の複数のブレードBだけを検査する場合、枠TFの存在により、ユーザは、最初から最後のブレードまでの間における位置を枠PFによって簡単に知ることができる。
以上のように、位置表示部A8は、全体表示部である複数のマークM上での検査の開始及び最後の少なくとも1つの位置も示すようにしてもよい。
図16は、本変形例に関わるに関わる位置表示部A6を有する検査用表示画面Gの他の例を示す図である。
図16において、図6あるいは図9と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は、省略する。
図16の位置表示部A9では、図4に示す記憶媒体33から読み出された表示用画像PGが含まれている。
位置表示部A9では、現時点で内視鏡画像表示領域A1の中央部に表示されているブレードBの位置を、枠PFで示すと共に、開始位置のブレードBの位置を示す枠SFと、目標とするブレードBの位置を示す枠TFが合わせて表示されている。
よって、図15と同様に、ユーザは、位置表示部A9を用いて、表示させたいブレードを直接指定できるようにしたとき、その指定した目標位置のブレードBを示す枠TFが表示される。
例えば、プロセッサ23が、ユーザによって、目標位置のブレードBの指定されたときに、現時点の枠PFのあるブレードBとの角度差と、ブレード1枚当たりの回転角度とから、回転補助具3の必要な回転角度量を算出し、その回転角度量だけ回転補助具3を回転させる。
例えば、図16に示すように、8番目のブレードを直接検査したいブレードとして指定すると、プロセッサ23は、現時点から目標のブレードまでの回転角度だけタービン本体VTを回転させるコマンドを回転補助具制御部22に出力する。
その結果、ユーザが、所定のコマンドを用いて、8番目のブレードを指定すると、枠PFは、2点鎖線で示すように、8番目のブレードまで、タービン本体VTの回転に応じて移動する。
すなわち、プロセッサ23は、全体表示部上で、枠TFで指定された位置に応じて、回転補助具3の回転を制御する。
よって、本変形例4の位置表示部A8,A9によっても、ユーザは、被検体内における検査部位の位置を簡単に把握することができる。
さらに、位置表示部A8,A9を利用して、検査したいブレードBを指定して、回転補助具3を駆動できるようにすることもできる。
(変形例5)
上述した実施の形態及び各変形例では、プロセッサ23は、被検体情報SIを回転補助具3から取得しているが、記憶部20に予め記録しておいてもよい。
例えば、被検体の型式などの情報に応じて、枚数などの被検体情報SIを記憶部20に予め記録しておく。ユーザが、その被検体の型式などを本体部12に入力することによって、プロセッサ23が記憶部20から対応する被検体情報SIを読み出すようにしてもよい。
さらに、被検体情報SIは、インターネットなどのネットワーク上のサーバに格納されており、本体部12からあるいは回転補助具3が、そのサーバに型式などに基づいて問い合わせて、被検体情報SIを取得するようにしてもよい。
図1において、一点鎖線で示すサーバSが被検体情報SIを有し、本体部12あるいは回転補助具3は、インターネットINを介してサーバSと通信する通信部Cを有する。本体部12あるいは回転補助具3は、通信部Cを介してサーバSから被検体情報SIを取得する。
すなわち、プロセッサ23は、被検体を回転させる回転補助具3の接続を検知し、ネットワークであるインターネットINを介して外部装置であるサーバSから被検体情報SIを取得する。
よって、本変形例によっても、上述した実施の形態及び各変形例と同様の効果を得ることができる。
以上のように、上述した実施の形態及び各変形例によれば、回転可能な被検体内における検査部位の位置を示すことができる検査装置、回転補助具、検査システム、検査方法及びプログラムを提供することができる。
なお、以上説明した動作を実行するプログラムは、コンピュータプログラム製品として、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬媒体や、ハードディスク等の記憶媒体に、その全体あるいは一部が記録され、あるいは記憶されている。そのプログラムがコンピュータにより読み取られて、動作の全部あるいは一部が実行される。あるいは、そのプログラムの全体あるいは一部を通信ネットワークを介して流通または提供することができる。利用者は、通信ネットワークを介してそのプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記録媒体からコンピュータにインストールすることで、容易に本発明の検査システムを実現することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1 検査システム、2 内視鏡装置、3 回転補助具、3a ケーブル、11 挿入部、12 本体部、13 撮像部、13A 対物レンズユニット、13B 撮像素子、14 ライトガイド、15 光源部、16 光源駆動部、17 撮像素子駆動部、18 撮像信号処理部、19 表示部、19A タッチパネル、20 記憶部、21 入力インターフェース部、22 回転補助具制御部、23 プロセッサ、31 回転機構、32 駆動制御部、33 記憶媒体。

Claims (18)

  1. 回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査する検査装置であって、
    前記複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、前記複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成して出力するプロセッサを有する、検査装置。
  2. 前記被検体の前記複数の検査部位の前記少なくとも1つの検査部位を撮像可能な撮像素子を有し、
    前記位置情報は、前記撮像素子により撮像されている前記少なくとも1つの検査部位の位置を示す情報である、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記撮像素子により撮像して得られた検査部位画像を表示する表示部を有し、
    前記位置情報は、前記表示部を表示される、請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記位置情報は、前記複数の検査部位の全体に対する位置を示す、請求項1に記載の検査装置。
  5. 前記位置情報は、前記複数の検査部位の前記全体を示す全体表示部と、前記全体に対する位置を示す位置表示部とを有する、請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記位置表示部は、前記全体表示部上での検査の開始及び最後の少なくとも1つの位置も示す、請求項5に記載の検査装置。
  7. 前記検査部位情報は、画像データを含み、
    前記プロセッサは、前記画像データを用いて、前記全体表示部の画像を生成する、請求項6に記載の検査装置。
  8. 前記プロセッサは、前記被検体を回転させる回転補助具の接続を検知し、前記検査部位情報を前記回転補助具から取得する、請求項1から7のいずれか1つに記載の検査装置。
  9. 前記検査部位情報は、前記複数の検査部位の数の情報を含み、
    前記プロセッサは、前記数の情報に基づいて、前記回転補助具の回転角度を算出する、請求項8に記載の検査装置。
  10. 前記プロセッサは、前記被検体を回転させる回転補助具の接続を検知し、ネットワークを介して外部装置から前記検査部位情報を取得する、請求項1から7のいずれか1つに記載の検査装置。
  11. 前記検査部位情報は、前記複数の検査部位の数の情報を含み、
    前記プロセッサは、前記数の情報に基づいて、前記回転補助具の回転角度を算出する、請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記プロセッサは、前記全体表示部上で指定された位置に応じて、前記回転補助具の回転を制御する、請求項5に記載の検査装置。
  13. 前記指定された位置は、前記全体表示部上で指定されていない他の検査部位の位置とは識別可能に表示される、請求項12に記載の検査装置。
  14. 前記位置情報は、前記指定された位置まで前記回転補助具の回転を制御する間、変化する、請求項13に記載の検査装置。
  15. 回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を回転させる回転補助具であって、
    前記複数の検査部位についての検査部位情報を記憶する記憶装置と、
    外部装置からの要求に応じて、前記検査部位情報を前記外部装置へ送信する送信部と、
    を有する、回転補助具。
  16. 回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査する検査装置と、前記被検体を回転させる回転補助具とを有する検査システムであって、
    前記検査装置は、前記複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、前記複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成して出力するプロセッサを有し、
    前記回転補助具は、前記検査装置からの回転指示に応じて前記被検体を回転させる回転機構を有する、検査システム。
  17. 回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査する検査装置と、前記被検体を回転させる回転補助具とを用いて前記被検体を検査する検査方法であって、
    前記検査装置により、前記複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、前記複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成して、表示装置に表示し、
    前記回転補助具により、前記検査装置からの回転指示に応じて前記被検体を回転させる、検査方法。
  18. 回転可能であって複数の検査部位を有する被検体を検査するためのプログラムであって、
    前記検査装置により、前記複数の検査部位についての検査部位情報に基づいて、前記複数の検査部位の少なくとも1つの検査部位の位置を示す位置情報を表示する画像データを生成する機能を、
    コンピュータに実現させるためのプログラム。
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