JP2019190397A - Purge control valve - Google Patents
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Abstract
Description
この明細書における開示は、エンジンに向けて蒸発燃料が流通する蒸発燃料通路に設けられたパージ制御弁に関する。 The disclosure in this specification relates to a purge control valve provided in an evaporated fuel passage through which evaporated fuel flows toward an engine.
特許文献1には、燃料タンクからキャニスタを経由してエンジン吸気管に向けて延びる蒸発燃料通路に、ソレノイドを内蔵したパージバルブを設置することが記載されている。このパージ制御弁は、ソレノイドコイルを内蔵したカバーと、入力ポートと出力ポートを有したハウジングとを連結させた構成を備えている。このハウジングの内部には、弁体が開閉する通路と出力ポートとの間にチャンバ室が設けられている。 Patent Document 1 describes that a purge valve having a built-in solenoid is installed in an evaporative fuel passage extending from a fuel tank via a canister toward an engine intake pipe. This purge control valve has a structure in which a cover having a solenoid coil incorporated therein is connected to a housing having an input port and an output port. Inside the housing, a chamber chamber is provided between a passage for opening and closing the valve body and the output port.
特許文献1のパージ制御弁は、製品への様々な要求仕様や様々な車両環境に対応できるように、チャンバ容積の変更や設定を行う上で制限を受けやすいという課題がある。 The purge control valve of Patent Document 1 has a problem that it is easily restricted in changing or setting the chamber volume so that it can cope with various required specifications for products and various vehicle environments.
この明細書における開示の目的は、チャンバ室の容積設定に関して高い自由度を有するパージ制御弁を提供することである。 The purpose of the disclosure in this specification is to provide a purge control valve that has a high degree of freedom with respect to chamber chamber volume setting.
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。 A plurality of aspects disclosed in this specification adopt different technical means to achieve each purpose. Further, the reference numerals in parentheses described in the claims and in this section are examples showing the correspondence with specific means described in the embodiments described later as one aspect, and limit the technical scope. is not.
開示されたパージ制御弁の一つは、キャニスタ(16)から脱離された蒸発燃料がエンジン(22)に向けて流通する蒸発燃料通路に設置されるパージ制御弁(4;104;204)であって、キャニスタ側から流入する蒸発燃料が流通する流入通路(50a)が形成された流入部(50)を有する流入用ハウジング(5;105)と、ハウジング内通路(401a)を開閉する弁体(43)を駆動する電磁コイル部(42)を内蔵して、流入用ハウジングが連結されている本体ハウジング(40;140;240)とを備え、
流入用ハウジングは、流入通路よりも通路横断面積が大きく、流入通路よりも本体ハウジング寄りの内部に設けられた第1チャンバ室(51a)を有し、本体ハウジングは、弁体よりも流入用ハウジング寄りの内部に設けられた第2チャンバ室(400a)を有する。
One of the disclosed purge control valves is a purge control valve (4; 104; 204) installed in an evaporated fuel passage through which evaporated fuel desorbed from the canister (16) flows toward the engine (22). An inflow housing (5; 105) having an inflow portion (50) in which an inflow passage (50a) through which evaporated fuel flowing from the canister flows is formed, and a valve body for opening and closing the in-housing passage (401a) A main body housing (40; 140; 240) having a built-in electromagnetic coil portion (42) for driving (43) and connected to an inflow housing;
The inflow housing has a passage cross-sectional area larger than that of the inflow passage, and has a first chamber chamber (51a) provided closer to the main body housing than the inflow passage, and the main body housing is more inflow than the valve body. It has the 2nd chamber room (400a) provided in the near side.
このパージ制御弁によれば、流入用ハウジングにおける第1チャンバ室と本体ハウジングにおける第2チャンバ室とのそれぞれの容積を設定することによって、弁体よりも上流におけるチャンバ室の容積を幅広い範囲で選択することができる。これにより、製品への様々な要求仕様や様々な車両環境に対応できるチャンバ容積を有するパージ制御弁が得られる。以上より、チャンバ室の容積設定に関して高い自由度を有するパージ制御弁を提供できる。 According to this purge control valve, by setting the respective volumes of the first chamber chamber in the inflow housing and the second chamber chamber in the main body housing, the volume of the chamber chamber upstream from the valve body can be selected in a wide range. can do. As a result, a purge control valve having a chamber volume that can cope with various required specifications for products and various vehicle environments can be obtained. As described above, it is possible to provide a purge control valve having a high degree of freedom with respect to the chamber chamber volume setting.
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。 Hereinafter, a plurality of modes for carrying out the present disclosure will be described with reference to the drawings. In each embodiment, parts corresponding to the matters described in the preceding embodiment may be denoted by the same reference numerals, and redundant description may be omitted. When only a part of the configuration is described in each mode, the other modes described above can be applied to the other parts of the configuration. Not only combinations of parts that clearly show that combinations are possible in each embodiment, but also combinations of the embodiments even if they are not specified, unless there is a particular problem with the combination. Is also possible.
(第1実施形態)
第1実施形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。図1に示す蒸発燃料処理システムは、キャニスタ16に吸着した燃料中のHCガス等をエンジン22の吸気通路に供給するものであり、燃料タンク14からの蒸発燃料が大気に放出されることを防止するシステムでもある。この蒸発燃料処理システムは、蒸発燃料通路における所定の位置に、吸気通路に供給される蒸発燃料の流量を調整可能なパージ制御弁4を備えている。パージ制御弁4は、電磁コイル部42を内蔵する本体ハウジング40と、本体ハウジング40と結合する流入用ハウジング5と、本体ハウジング40と結合する流出用部材6とを少なくとも備えている。本体ハウジング40、流入用ハウジング5、流出用部材6のそれぞれは、樹脂材料により形成されている。
(First embodiment)
A first embodiment will be described with reference to FIGS. The evaporative fuel processing system shown in FIG. 1 supplies HC gas or the like in the fuel adsorbed by the
エンジン22の吸気系1に導入された蒸発燃料は、インジェクタ等からエンジン22に供給される燃焼用燃料と混合されてエンジン22のシリンダ内で燃焼される。エンジン22の吸気系1は、エンジン22の吸気マニホールド20にスロットルバルブ21を介して吸気管10の一端側が接続され、さらに吸気管10の途中にフィルタ13が設けられて構成されている。蒸発燃料パージ系2は、燃料タンク14、キャニスタ16が、配管15、配管17、配管19、配管18を介して吸気マニホールド20に接続されて形成されている。
The evaporated fuel introduced into the intake system 1 of the
フィルタ13は、吸気管10の最上流部に設けられ、吸気中の塵や埃等を捕捉する。スロットルバルブ21は、アクセルペダルと連動して吸気マニホールド20の入口部における開度を調節して、吸気マニホールド20内に流入される吸気量を調節する吸気量調節弁である。吸気は、フィルタ13、スロットルバルブ21を順に通過して吸気マニホールド20内に流入し、インジェクタ等から噴射される燃焼用燃料と所定の空燃比となるように混合されてシリンダ内で燃焼される。
The
燃料タンク14は、ガソリン等の燃料を貯留する容器である。燃料タンク14は、配管15によってキャニスタ16の流入部16aに接続されている。キャニスタ16は、内部に活性炭等の吸着材が封入された容器であり、燃料タンク14内で発生する蒸発燃料を、配管15を介して流入部16aから取り入れ、吸着材に一時的に吸着する。キャニスタ16には、外部の新鮮な空気を吸入するための吸入部16bが設けられている。キャニスタ16が吸入部16bを備えることにより、キャニスタ16内には大気圧が作用する。キャニスタ16は、吸入された新鮮な空気によって吸着材に吸着した蒸発燃料を容易に離脱することができる。
The
吸入部16bには、例えばバルブモジュールが一体に設けられている。バルブモジュールは、外部の新鮮な空気を吸入するための吸入部を開閉するキャニスタクローズバルブと、大気に対してガスを放出したり大気を吸入したりすることが可能な内部ポンプとを内蔵している。キャニスタ16がキャニスタクローズバルブを備えることによれば、キャニスタ16内に大気圧を作用させることができる。キャニスタ16は、吸入された新鮮な空気によって吸着材に吸着した蒸発燃料を容易に脱離可能、すなわちパージすることができる。
For example, a valve module is integrally provided in the
キャニスタ16には、吸着材から離脱された蒸発燃料が流出される流出部16cが設けられている。流出部16cには配管17の一端側が接続される。配管17の他端側は、パージ制御弁4の流入部に接続されている。ここで、配管17内の通路は、パージ制御弁4に対して燃料が流入する燃料流入通路とも称する。パージ制御弁4と逆止弁装置3は、配管19によって接続される構成により連通している。逆止弁装置3の流出側は、配管18の一端側に接続されている。ここで、配管18内の通路は、パージ制御弁4から流出した燃料が通る燃料流出通路とも称する。配管18の他端側は吸気マニホールド20の流入部に接続されている。
The
パージ制御弁4は、蒸発燃料通路を開閉する開閉手段であり、キャニスタ16から流出する蒸発燃料をエンジン22へ供給することを許可および阻止できる。パージ制御弁4は、図4に示すように、弁体43と、コイル部420、スプリング424等を含む電磁コイル部42とを備えている。パージ制御弁4は、コイル部420に通電されたときに発生する電磁力とスプリング424の付勢力とのバランスに応じて弁体43を駆動することによって、ハウジング内通路401aを開閉する。
The
パージ制御弁4は、ハウジング内通路401aを形成する本体ハウジング40を備える。パージ制御弁4は、通常は蒸発燃料通路をなすハウジング内通路を閉じた状態を維持し、コイル部に通電が行われると、電磁力がスプリング424の弾性力に打ち勝って、弁体43が弁座63から離間してハウジング内通路を開いた状態にする。制御装置は、通電のオン時間とオフ時間とによって形成される1周期の時間に対するオン時間の比率、すなわちデューティ比を制御してコイル部に通電を行う。パージ制御弁4は、デューティコントロールバルブともいう。この通電制御により、ハウジング内通路を流通する蒸発燃料の流量は調節される。
The
逆止弁装置3は、キャニスタ16から吸気管10に至る蒸発燃料通路であって、パージ制御弁4と吸気マニホールド20との間に設置された逆流防止用の弁である。逆止弁装置3は、蒸発燃料通路において、燃料流入通路(配管19内の通路)から燃料流出通路(配管18内の通路)への蒸発燃料の本来の流通を許容し、燃料流出通路から燃料流入通路への蒸発燃料の逆流を阻止する。逆止弁装置3は、蒸発燃料の本来の流通に伴って流路を開き、蒸発燃料の逆流に伴って流路を閉じるように動作する弁体を備える。
The
車両の走行時に、制御装置によってパージ制御弁4が開弁状態になると、ピストンの吸入作用によって発生する吸気マニホールド20内の負圧とキャニスタ16にかかる大気圧との差が生じる。この圧力差によって、キャニスタ16内に吸着された蒸気燃料は、燃料流入通路、パージ制御弁4、逆止弁装置3、燃料流出通路を流れ、吸気マニホールド20内に吸引される。
When the
吸気マニホールド20内に吸引された蒸発燃料は、インジェクタ等からエンジン22に供給される本来の燃焼用燃料と混合されて、エンジン22のシリンダ内で燃焼される。また、エンジン22のシリンダ内においては、燃焼用燃料と吸気との混合割合である空燃比が予め定めた所定の空燃比となるように制御される。制御装置は、パージ制御弁4の開弁時間と閉弁時間をデューティ制御することで、蒸発燃料をパージしても、所定の空燃比が維持されるように蒸発燃料のパージ量を調節する。
The evaporated fuel sucked into the
図2〜図4に示すように、パージ制御弁4は、流入用ハウジング5と、流出用部材6と、流入用ハウジング5と流出用部材6とが連結されている本体ハウジング40とを備えている。流入用ハウジング5は、配管17と本体ハウジング40とを連通させる部材である。流出用部材6は本体ハウジング40と配管19とを連通させる部材である。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
流入用ハウジング5は、キャニスタ16側からの蒸発燃料が流入する流入管状部50と、第1チャンバ室51aを形成するチャンバ室形成部51と、溶着または接着によって本体ハウジング40に固定されるフランジ部52とを備えている。流入管状部50は、内部に流入通路50aを有する流入部である。流入管状部50は、第1チャンバ室51aへ流出する蒸発燃料が流通する流入通路50aを形成している。流入管状部50は、蒸発燃料処理システムにおいて蒸発燃料通路を形成する配管17に接続されており、配管17を介してキャニスタ16に連通している。
The
チャンバ室形成部51は、上流端に位置する環状壁部に流入管状部50が一体に設けられ、下流端に位置する開口部の外周縁に放射状に突出するフランジ部52が形成されている筒状部である。フランジ部52は、本体ハウジング40のフランジ部400bに接合される部分である。フランジ部52は、フランジ部400bに重ね合わされた状態で一体に接合されている。
The chamber
チャンバ室形成部51は、直方体状、立方体状、円柱体状などの内部空間である第1チャンバ室51aを形成している。第1チャンバ室51aは、上流端において第1チャンバ室51aよりも通路横断面積が小さい流入通路50aに連通し、下流端において本体ハウジング40内の第2チャンバ室400aに連通している。第1チャンバ室51aの通路横断面積は、第1チャンバ室51aが形成する通路の中心軸に対して直交する平面によって第1チャンバ室51aを切断した場合の断面積である。流入通路50aの通路横断面積は、流入通路50aの中心軸に対して直交する平面によって流入通路50aを切断した場合の断面積である。したがって、蒸発燃料通路は、流入通路50aから第1チャンバ室51aに進んだところで通路横断面積が急激に増加するようになっている。第1チャンバ室51aは、パージ制御弁4において発生する脈動の低減効果を奏するチャンバ容積を提供している。
The chamber
本体ハウジング40は、一方端側に底部を有し、一方端側とは反対側である他方端側に下流側開口部を有し、さらに底部に対して側方であって下流側開口部に対して交差する方向に開口する上流側開口部を有する。本体ハウジング40は、ハウジング内通路401aを開閉するための弁体43と、弁体43を駆動するための電磁コイル部42とを収容している。電磁コイル部42は、本体ハウジング40における底部に一体に設置されている。
The
下流側開口部、上流側開口部は円形状である。下流側開口部の全周には、径外方向に放射状に突出するフランジ部401bが設けられている。上流側開口部の全周には、径外方向に放射状に突出するフランジ部400bが設けられている。フランジ部400bは、流入用ハウジング5のフランジ部52に接合される部分である。
The downstream opening and the upstream opening are circular. A
本体ハウジング40は、チャンバ室形成部400と、チャンバ室形成部400に対して交差する方向に延びる形状であって流出用部材6に連結されている流出側筒状部401とを有している。チャンバ室形成部400と流出側筒状部401とは、互いに直交する方向に、延びる通路および開口する開口部を形成している。チャンバ室形成部400は、上流端に位置する開口部の外周縁に放射状に突出するフランジ部400bが形成され、開口部よりも下流に第2チャンバ室400aを形成する筒状部である。第2チャンバ室400aは、パージ制御弁4において発生する脈動の低減効果を奏するチャンバ容積を提供している。第2チャンバ室400aは、上流端において第2チャンバ室400aよりも容積が大きい第1チャンバ室51aに連通し、下流端において第2チャンバ室400aよりも通路横断面積が小さい本体内部絞り通路402aに連通している。第2チャンバ室400aの通路横断面積は、第2チャンバ室400aが形成する通路の中心軸に対して直交する平面によって第2チャンバ室400aを切断した場合の断面積である。本体内部絞り通路402aの通路横断面積は、本体内部絞り通路402aの中心軸に対して直交する平面によって本体内部絞り通路402aを切断した場合の断面積である。
The
フランジ部400bは、流入用ハウジング5のフランジ部52に接合される部分である。流出側筒状部401は、下流端に位置する開口部の外周縁に放射状に突出するフランジ部401bが形成され、開口部よりも上流に柱状空間を形成する筒状部である。フランジ部401bは、流出用部材6のフランジ部61に接合される部分である。
The
本体ハウジング40は、チャンバ室形成部400と流出側筒状部401とがつながっている連絡壁部402を備えている。連絡壁部402は、本体ハウジング40において、交差するチャンバ室形成部400と流出側筒状部401とを連結する壁部である。本体ハウジング40は、連絡壁部402と電磁コイル部42との間に形成されている本体内部絞り通路402aを内部に有している。本体内部絞り通路402aは、第2チャンバ室400aよりも通路横断面積が小さい通路である。本体内部絞り通路402aの通路横断面積は、本体内部絞り通路402aが形成する通路の中心軸に対して直交する平面によって本体内部絞り通路402aを切断した場合の断面積である。したがって、流入通路50aと本体内部絞り通路402aは、第1チャンバ室51aおよび第2チャンバ室400aに対して上流側および下流側において通路横断面積を小さくしている通路である。
The
パージ制御弁4は、弁体43、可動コア422、電磁コイル部42等を備えて構成される。パージ制御弁4は、例えば、本体ハウジング40に埋め込まれたナットに螺合するボルトによって車両側の部材に固定されている。可動コア422は磁気を通す材質、例えば磁性材料で構成されている。筒状体である可動コア422は、開口端から内挿された状態のシャフト部材425およびスプリング424を取り囲んでいる。弁体43は、ゴム等の弾性変形可能な材質で形成されている。弁体43は、基部と弁部とで可動コア422の頭部を両側から挟むようにして可動コア422に装着されて可動コア422と一体になっている。
The
固定コア423は、電磁力によってスプリング424の付勢力に抗して軸方向に移動する可動コア422を摺動可能に支持する。スプリング424は、固定コア423に固定されているシャフト部材425に軸方向の一端部が接触し可動コア422の頭部に軸方向の他端部が接触した状態で可動コア422の筒状部の内側に設けられている。したがって、スプリング424は、可動コア422を弁座63側へ移動させようとする付勢力を提供している。固定コア423は、シャフト部材425を固定するとともに、外嵌めされるボビン421に組み付けられている。固定コア423、シャフト部材425、可動コア422、弁体43は、軸心が同軸をなすように設置されている。シャフト部材425は、例えばポリブチレンテレフタラート、ガラス繊維を含有して強化されたポリブチレンテレフタラートによって形成されている。固定コア423、可動コア422は磁気を通す材質で構成されている。固定コア423は、例えば冷間圧造用炭素鋼線によって形成されている。可動コア422は、鋼板にフッ素系樹脂を被覆した金属構成部と、低温領域でもゴム弾性を維持できる低温フッ素ゴムによるゴム構成部とを含んでいる。
The fixed
本体ハウジング40の内部には、ハウジング内通路401aの上流側においてフィルタを設けるように構成してもよい。
A filter may be provided in the
図2〜図4に示すように、本体ハウジング40は、電磁コイル部42が設置されている一方端側の底部において外方に延びるコネクタ403を備えている。コネクタ403は、コイル部420に通電するためのターミナル403aを内蔵する。コネクタ403は、本体ハウジング40の内部から底部を貫通して外部に突出するターミナル403aを支持する樹脂成形部である。ターミナル403aはコイル部420と電気的に接続されている通電用端子である。コネクタ403には、電源部や電流制御装置からの電力を供給するための電源側コネクタが接続される。コネクタ403と電源側コネクタとが接続されてターミナル403aが電流制御装置等に電気的に接続されると、パージ制御弁4はコイル部420に通電する電流を制御できる。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
流出用部材6は、溶着または接着によって本体ハウジング40に固定されるフランジ部61と、フランジ部61に対して直交するよう方向にフランジ部61から突出する流出管状部60とを備えている。流出管状部60は、内部に流出通路60aを有する流出部である。流出管状部60は、ハウジング内通路401aから流出した蒸発燃料が流通する流出通路60aを形成している。流出管状部60は、蒸発燃料処理システムにおいて蒸発燃料通路を形成する配管19に接続されて、配管19を介して逆止弁装置3に連通している。
The
流出用部材6は、フランジ部61において流出管状部60とは反対側に突出する筒状部62をさらに備えている。筒状部62は、先端側に、弁体43が接触する弁座63を有している。筒状部62は、フランジ部401bの開口部を通じて本体ハウジング40の内側に突出する形状であり、弁体43が開弁状態であるときにハウジング内通路401aから流出した蒸発燃料が流通する内部通路62aを内部に有する。
The
フランジ部61は、筒状部62と流出管状部60とがつながっている連結部分の全周において径外方向に放射状に突出する部分である。フランジ部61は、本体ハウジング40のフランジ部401bに接合される部分である。フランジ部61は、フランジ部401bに重ね合わされた状態で一体に接合されている。
The
次に、第1実施形態のパージ制御弁4がもたらす作用効果について説明する。パージ制御弁4は、キャニスタ16から脱離された蒸発燃料がエンジン22に向けて流通する蒸発燃料通路に設置される流量制御弁である。パージ制御弁4は、キャニスタ16側から流入する蒸発燃料が流通する流入通路50aが形成された流入管状部50を有する流入用ハウジング5と、流入用ハウジング5が連結されている本体ハウジング40とを備える。本体ハウジング40は、ハウジング内通路401aを開閉する弁体43を駆動する電磁コイル部42を内蔵している。流入用ハウジング5は、流入通路50aよりも通路横断面積が大きく、流入通路50aよりも本体ハウジング40寄りの内部に設けられた第1チャンバ室51aを有している。本体ハウジング40は、弁体43よりも流入用ハウジング5寄りの内部に設けられた第2チャンバ室400aを有している。
Next, the effect which the
このパージ制御弁4によれば、第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aとのそれぞれの容積を設定することによって、弁体43よりも上流におけるチャンバ室の容積を幅広い範囲で選択することができる。弁体43の上流側におけるチャンバ容積を確保するために、例えば、第2チャンバ室400aの容積を変更しないで第1チャンバ室51aの容積のみを調整することにより、流入用ハウジング5のみを新規に製造したパージ制御弁4を提供できる。また、例えば、第1チャンバ室51aの容積を変更しないで第2チャンバ室400aの容積のみを調整することにより、本体ハウジング40のみを新規に製造したパージ制御弁4を提供できる。また、例えば、第1チャンバ室51aの容積と第2チャンバ室400aの容積との両方を調整することにより、弁体43の上流側におけるチャンバ容積を確保するパージ制御弁4を提供できる。このように、両方のハウジングにチャンバ室を備えることにより、製品への様々な要求仕様や様々な車両環境に対応できるチャンバ容積を有するパージ制御弁4を提供できる。パージ制御弁4は、チャンバ室の容積設定に関して高い自由度を有している。
According to the
本体ハウジング40は、第2チャンバ室400aを形成するチャンバ室形成部400と、チャンバ室形成部400に対して交差する方向に延びる形状であって流出用部材6に連結されている流出側筒状部401とを有する。本体ハウジング40の内部には、チャンバ室形成部400と流出側筒状部401とがつながっている連絡壁部402と電磁コイル部42との間に形成されている本体内部絞り通路402aが設けられている。流入用ハウジング5の流入通路50aと本体内部絞り通路402aは、第1チャンバ室51aおよび第2チャンバ室400aに対して上流側と下流側において通路横断面積を小さくしている。
The
この構成によれば、閉弁状態において上流側に伝搬する脈動流に対して、本体内部絞り通路402aによって圧力損失を与え、両方のチャンバ室において拡散させ、流入通路50aによって再び圧力損失を与えることができる。これにより、脈動流が上流に向けて強制的に収縮、拡散、収縮する流れになるため、脈動を効果的に減衰することに寄与するパージ制御弁4を提供できる。
According to this configuration, a pressure loss is imparted to the pulsating flow propagating upstream in the valve-closed state by the main body
第2チャンバ室400aは第1チャンバ室51aよりも容積が大きいことが好ましい。この構成によれば、流入用ハウジング5の体格を抑えることができるとともに、本体ハウジング40のサイズを大きく設定することによってパージ制御弁4の上流側におけるチャンバ容積の広い範囲において拡大できる。また、本体ハウジング40のサイズを大きく設定することによれば、本体ハウジング40内において電磁コイル部42を高い自由度で設置することができる。
The
また、第1チャンバ室51aは第2チャンバ室400aよりも容積が大きいことが好ましい。この構成によれば、本体ハウジング40の体格を抑えることができるとともに、流入用ハウジング5のサイズを大きく設定することによってパージ制御弁4の上流側におけるチャンバ容積の広い範囲において拡大できる。
The
(第2実施形態)
第2実施形態について図5を参照して説明する。第2実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
(Second Embodiment)
A second embodiment will be described with reference to FIG. The configuration, operation, and effects not particularly described in the second embodiment are the same as those in the first embodiment, and only differences from the first embodiment will be described below.
第2実施形態は、第1実施形態に対して、第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aとを連通させている通路の構成が相違している。図5に示すように、パージ制御弁104は、流入用ハウジング5と、流出用部材6と、流入用ハウジング5と流出用部材6とが連結されている本体ハウジング140とを備えている。流入用ハウジング5は、配管17と本体ハウジング140とを連通させる部材である。流出用部材6は本体ハウジング140と配管19とを連通させる部材である。
The second embodiment is different from the first embodiment in the configuration of a passage that allows the
本体ハウジング140が備えるチャンバ室形成部400は、上流端において内壁面から第2チャンバ室400aの上流端に突出する環状壁部44を有している。本体ハウジング140は、環状壁部44の中央に形成された貫通穴である接続通路44aを備えている。接続通路44aは、第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aとを連通する通路である。接続通路44aは、第1チャンバ室51aや第2チャンバ室400aよりも通路横断面積が小さい通路であり、流体に対して流通抵抗となる。接続通路44aの通路横断面積は、接続通路44aの中心軸に対して直交する平面によって接続通路44aを切断した場合の断面積である。このように接続通路44aよりも上流側と下流側とには、接続通路44aに対して流通抵抗が緩和される、第1チャンバ室51aや第2チャンバ室400aが設けられている。
The chamber
第2実施形態によれば、パージ制御弁104は第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aのそれぞれよりも通路横断面積が小さく、第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aとを連通させている接続通路44aを備えている。この構成によれば、閉弁状態において上流側に伝搬する脈動流に対して、第2チャンバ室400aにおいて拡散させてから接続通路44aによって圧力損失を与え、さらに第2チャンバ室400aにおいて拡散させて流入通路50aによって再び圧力損失を与える。これにより、脈動流が上流に向けて強制的に拡散、収縮、拡散、収縮する流れになるため、脈動を効果的に減衰することに寄与するパージ制御弁104を提供できる。
According to the second embodiment, the
(第3実施形態)
第3実施形態について図6を参照して説明する。第3実施形態で特に説明しない構成、作用、効果については、第1実施形態と同様であり、以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
(Third embodiment)
A third embodiment will be described with reference to FIG. The configuration, operation, and effects not particularly described in the third embodiment are the same as those in the first embodiment, and only differences from the first embodiment will be described below.
第3実施形態は、第1実施形態に対して、第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aとを連通させている通路の構成が相違している。図6に示すように、パージ制御弁204は、流入用ハウジング105と、流出用部材6と、流入用ハウジング105と流出用部材6とが連結されている本体ハウジング240とを備えている。流入用ハウジング105は、配管17と本体ハウジング240とを連通させる部材である。流出用部材6は本体ハウジング240と配管19とを連通させる部材である。
The third embodiment is different from the first embodiment in the configuration of the passage that allows the
流入用ハウジング105が備えるチャンバ室形成部51は、上流端に位置する環状壁部とフランジ部52との間に、内壁面から第1チャンバ室51aに突出する上流側突出壁53を有している。上流側突出壁53は、チャンバ室形成部51において、電磁コイル部42が設けられている側に位置する内壁面から突出しているため、上流側突出壁53の先端とチャンバ室形成部51の内壁面との間には第1絞り通路53aが形成されている。第1絞り通路53aは、第1チャンバ室51aよりも通路横断面積が小さい通路であり、流体に対して流通抵抗となる。第1絞り通路53aの通路横断面積は、第1絞り通路53aの中心軸に対して直交する平面によって第1絞り通路53aを切断した場合の断面積である。このように第1チャンバ室51aにおいて第1絞り通路53aよりも上流側と下流側とには、第1絞り通路53aに対して流通抵抗が緩和される通路が設けられている。
The chamber
上流側突出壁53は、流入通路50aよりも下流において、流入通路50aの通路中心軸の延長線に交わるように設けられている。これによれば、流入通路50aから第1チャンバ室51aに流下した蒸発燃料は、上流側突出壁53に衝突してから上流側突出壁53の先端を乗り越えて第1絞り通路53aを流下するようなる。また、閉弁状態において上流へ流れる脈動流は、上流側突出壁53の下流側から上流側突出壁53を沿うように流れて第1絞り通路53aで流通抵抗を受け、流入通路50aに流れる前に流通抵抗が緩和されてから流入通路50aで再び流通抵抗を受けるようになる。
The upstream protruding
本体ハウジング240が備えるチャンバ室形成部400は、上流端において内壁面から第2チャンバ室400aの上流端に突出する下流側突出壁45を有している。下流側突出壁45は、チャンバ室形成部400において、電磁コイル部42が設けられている側とは反対側に位置する部位から突出しているため、下流側突出壁45の先端とチャンバ室形成部400の内壁面との間には第2絞り通路45aが形成されている。第2絞り通路45aは、第1チャンバ室51aや第2チャンバ室400aよりも通路横断面積が小さい通路であり、流体に対して流通抵抗となる。第2絞り通路45aの通路横断面積は、第2絞り通路45aの中心軸に対して直交する平面によって第2絞り通路45aを切断した場合の断面積である。このように第2チャンバ室400aにおいて第2絞り通路45aよりも上流側と下流側とには、第2絞り通路45aに対して流通抵抗が緩和される、第1チャンバ室51aや第2チャンバ室400aが設けられている。第2絞り通路45aは、第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aとを連通させている接続通路である。
The chamber
下流側突出壁45は、チャンバ室形成部400において、上流側突出壁53とは反対側に位置する部位から突出している。下流側突出壁45は、本体内部絞り通路402aよりも上流において本体内部絞り通路402aに重なるように設けられている。下流側突出壁45は、上流側突出壁53よりも下流において、上流側突出壁53と先端同士が重なるように設けられている。つまり、下流側突出壁45と上流側突出壁53とは、互いに反対向きに突出する壁部であり、先端同士が離間してかつ上流側と下流側とで重なるように設けられている。これによれば、第1絞り通路53aを通って第1チャンバ室51aを流下した蒸発燃料は、下流側突出壁45に衝突してから下流側突出壁45の先端を乗り越えて第2絞り通路45aを流下するようになる。また、閉弁状態において上流へ流れる脈動流は、本体内部絞り通路402aから下流側突出壁45に衝突し、下流側突出壁45の先端を乗り越えて第2絞り通路45aを流下するようになる。この脈動流は、下流側突出壁45の下流側から下流側突出壁45を沿うように流れて第2絞り通路45aで流通抵抗を受け、第1絞り通路53aに流れる前に流通抵抗が緩和されてから第1絞り通路53aで再び流通抵抗を受けるようになる。
The downstream
第3実施形態によれば、パージ制御弁204は、第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aのそれぞれよりも通路横断面積が小さく、第1チャンバ室51aと第2チャンバ室400aとを連通させている接続通路を備えている。この構成によれば、閉弁状態において上流側に伝搬する脈動流に対して、第2チャンバ室400aにおいて拡散させてから第2絞り通路45aによって圧力損失を与え、さらに第2チャンバ室400aにおいて拡散させて流入通路50aによって再び圧力損失を与える。これにより、脈動流が上流に向けて強制的に拡散、収縮、拡散、収縮する流れになるため、脈動を効果的に減衰することに寄与するパージ制御弁204を提供できる。
According to the third embodiment, the
流入用ハウジング105は、第1チャンバ室51aに対して通路を狭めるように突出する上流側突出壁53を備える。本体ハウジング240は、第2チャンバ室400aに対して通路を狭めるように突出する下流側突出壁45を備えている。これによれば、上流側突出壁53によって第1チャンバ室51aにおいて通路横断面積が絞られた第1絞り通路53aが形成され、下流側突出壁45によって第2チャンバ室400aにおいて通路横断面積が絞られた第2絞り通路45aが形成されている。これらの絞り通路により、閉弁状態で第1チャンバ室51aにおいて上流に向けて脈動流の拡散、収縮、拡散を順に行え、第2チャンバ室400aにおいて上流に向けて脈動流の拡散、収縮、拡散を順に行うことができる。したがって、脈動流が各チャンバ室において上流に向けて強制的に拡散、収縮、拡散する流れになるため、脈動を効果的に減衰することに寄与するパージ制御弁204を提供できる。
The
下流側突出壁45は、上流側突出壁53が突出する流入用ハウジング105における部位とは反対側において本体ハウジング240から突出している。この構成によれば、閉弁状態において上流側に伝搬する脈動流は、第2チャンバ室400aから第1チャンバ室51aにかけて、蛇行するように流動させることができる。これにより、脈動流が下流側突出壁45や上流側突出壁53を避けるように流下するので、脈動流に流通抵抗を与え、脈動を効果的に減衰することに寄与するパージ制御弁204を提供できる。
The downstream protruding
さらに下流側突出壁45は、弁体43が弁座63に対して離間する方向に本体ハウジング240から突出している。この構成によれば、下流側突出壁45は弁体43が開弁する際に移動する方向に突出している形状であるので、弁体43によって閉弁されたハウジング内通路401aから上流側に伝搬する脈動流が下流側突出壁45に衝突しやすい位置に設けられている。これにより、上流側に伝搬する脈動流は下流側突出壁45に衝突することで圧力損失を受けるため、脈動を減衰する効果が得られる。
Further, the downstream projecting
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、一つの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
(Other embodiments)
The disclosure of this specification is not limited to the illustrated embodiments. The disclosure encompasses the illustrated embodiments and variations by those skilled in the art based thereon. For example, the disclosure is not limited to the combination of components and elements shown in the embodiments, and various modifications can be made. The disclosure can be implemented in various combinations. The disclosure may have additional parts that can be added to the embodiments. The disclosure includes those in which the components and elements of the embodiment are omitted. The disclosure encompasses parts, element replacements, or combinations between one embodiment and another. The technical scope disclosed is not limited to the description of the embodiments. The technical scope disclosed is indicated by the description of the scope of claims, and should be understood to include all modifications within the meaning and scope equivalent to the description of the scope of claims.
明細書に開示の目的を達成可能なパージ制御弁は、前述の実施形態において開示した蒸発燃料処理システムに限定して適用される流量調整装置ではない。このパージ制御弁は、例えば、パージ制御弁を通過した蒸発燃料を過給機よりも上流の通路に導入することができ、過給時パージを行えるシステムに適用することもできる。 The purge control valve that can achieve the object disclosed in the specification is not a flow rate adjusting device that is applied only to the evaporated fuel processing system disclosed in the above-described embodiment. For example, the purge control valve can be applied to a system in which the evaporated fuel that has passed through the purge control valve can be introduced into a passage upstream of the supercharger, and purge at the time of supercharging can be performed.
明細書に開示の目的を達成可能なパージ制御弁は、別部品である本体ハウジングと流出用部材とが一体に結合された構成の装置だけでなく、本体ハウジングと流出用部材とが一つの部品によって構成されている装置も含むものである。 The purge control valve that can achieve the object disclosed in the specification is not only a device in which the main body housing and the outflow member, which are separate parts, are integrally coupled, but also the main body housing and the outflow member are a single part. The apparatus comprised by these is also included.
明細書に開示の目的を達成可能なパージ制御弁は、前述の実施形態において示した例に限定されるものではない。また、パージ制御弁に連結される構成部品についても、前述の実施形態において示した例に限定されるものではない。 The purge control valve that can achieve the object disclosed in the specification is not limited to the examples shown in the above-described embodiments. Further, the components connected to the purge control valve are not limited to the examples shown in the above-described embodiment.
4,104,204…パージ制御弁、 5,105…流入用ハウジング
6…流出用部材、 16…キャニスタ、 22…エンジン
40,140,240…本体ハウジング、 42…電磁コイル部
43…弁体、 44a…接続通路、 45…下流側突出壁
45a…第2絞り通路(接続通路)、 50…流入管状部(流入部)
50a…流入通路、 51a…第1チャンバ室
53…上流側突出壁、 60…流出管状部(流出部)、 60a…流出通路
63…弁座、 400…チャンバ室形成部、 400a…第2チャンバ室
401…流出側筒状部、 401a…ハウジング内通路、 402…連絡壁部
402a…本体内部絞り通路
4, 104, 204 ... purge control valve, 5, 105 ...
50a ... Inflow passage, 51a ...
Claims (7)
前記キャニスタ側から流入する蒸発燃料が流通する流入通路(50a)が形成された流入部(50)を有する流入用ハウジング(5;105)と、
ハウジング内通路(401a)を開閉する弁体(43)を駆動する電磁コイル部(42)を内蔵して、前記流入用ハウジングが連結されている本体ハウジング(40;140;240)と、
を備え、
前記流入用ハウジングは、前記流入通路よりも通路横断面積が大きく、前記流入通路よりも前記本体ハウジング寄りの内部に設けられた第1チャンバ室(51a)を有し、
前記本体ハウジングは、前記弁体よりも前記流入用ハウジング寄りの内部に設けられた第2チャンバ室(400a)を有するパージ制御弁。 A purge control valve (4; 104; 204) installed in an evaporated fuel passage through which evaporated fuel desorbed from the canister (16) flows toward the engine (22);
An inflow housing (5; 105) having an inflow portion (50) formed with an inflow passage (50a) through which evaporated fuel flowing from the canister side flows;
A main body housing (40; 140; 240) having a built-in electromagnetic coil portion (42) for driving a valve body (43) for opening and closing the in-housing passage (401a) and connected to the inflow housing;
With
The inflow housing has a first chamber chamber (51a) that has a larger passage cross-sectional area than the inflow passage and is provided closer to the main body housing than the inflow passage,
The main body housing is a purge control valve having a second chamber chamber (400a) provided closer to the inflow housing than the valve body.
前記本体ハウジングは、前記第2チャンバ室を形成するチャンバ室形成部(400)と、前記チャンバ室形成部に対して交差する方向に延びる形状であって前記流出用部材に連結されている流出側筒状部(401)とを有し
前記本体ハウジングの内部には、前記チャンバ室形成部と前記流出側筒状部とがつながっている連絡壁部(402)と前記電磁コイル部との間に形成されている本体内部絞り通路(402a)が設けられており、
前記流入通路と前記本体内部絞り通路は、前記第1チャンバ室および前記第2チャンバ室に対して上流側および下流側において通路横断面積を小さくしている請求項1に記載のパージ制御弁。 An outflow member (6) having an outflow passage (60) in which an outflow passage (60a) through which the evaporated fuel flowing out from the in-housing passage flows is formed and connected to the main body housing;
The body housing has a chamber chamber forming portion (400) that forms the second chamber chamber, and an outflow side that extends in a direction intersecting the chamber chamber forming portion and is connected to the outflow member. A tubular portion (401), and the inside of the main body housing, between the electromagnetic coil portion and the communication wall portion (402) connecting the chamber chamber forming portion and the outflow side tubular portion. A main body internal throttle passage (402a) is provided,
2. The purge control valve according to claim 1, wherein the inflow passage and the main body internal throttle passage have a passage cross-sectional area that is smaller on the upstream side and the downstream side than the first chamber chamber and the second chamber chamber.
前記本体ハウジングは、前記第2チャンバ室に対して通路を狭めるように突出する下流側突出壁(45)を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパージ制御弁。 The inflow housing includes an upstream projecting wall (53) projecting so as to narrow a passage with respect to the first chamber chamber,
The purge control valve according to any one of claims 1 to 3, wherein the main body housing includes a downstream-side protruding wall (45) protruding so as to narrow a passage with respect to the second chamber chamber.
Priority Applications (1)
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JP2018085238A JP2019190397A (en) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | Purge control valve |
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JP2018085238A JP2019190397A (en) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | Purge control valve |
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JP2018085238A Pending JP2019190397A (en) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | Purge control valve |
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2018
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