JP2019189154A - Seat rail device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用のシートを前後にスライドさせるためのシートレール装置に関するものである。 The present invention relates to a seat rail device for sliding a vehicle seat back and forth.
従来、車両用のシートを前後にスライドさせるためのシートレール装置として、例えば、下記特許文献1に開示されるシートレール装置が知られている。このシートレール装置は、アッパーレールを構成する第1アッパーレール及び第2アッパーレールのそれぞれに設けられるローラーがロアレールの案内部により案内されるようにして、アッパーレールがロアレールに対してスライドする。これにより、アッパーレールが固定される車両用のシートを、ロアレールが固定される車両用フロアに対して前後方向にスライド可能に支持している。
Conventionally, as a seat rail device for sliding a vehicle seat back and forth, for example, a seat rail device disclosed in
上述のようにローラーが案内部により案内される構成では、スライド時にがたつく場合があり、低スライド荷重を実現しつつがたつきを抑制するため、案内部により案内されるサイドローラーを追加する案内構造が考えられる。すなわち、アッパーレールに支持されるローラーが案内部に対して上下方向にて転がり接触する際に、サイドローラーが上下方向に直交する左右方向にて案内部に転がり接触するようにアッパーレールに支持されることで、がたつきを抑制することができる。 As described above, in the configuration in which the roller is guided by the guide unit, there is a case where the roller is rattled at the time of sliding, and a guide structure in which a side roller guided by the guide unit is added to suppress rattling while realizing a low slide load. Can be considered. That is, when the roller supported by the upper rail makes rolling contact with the guide portion in the vertical direction, the side roller is supported by the upper rail so as to make rolling contact with the guide portion in the left-right direction perpendicular to the vertical direction. By doing so, rattling can be suppressed.
ところで、ローラーとサイドローラーとを互いに直交する方向にて案内部に転がり接触させるためには、例えば、図12に例示するように、ローラー111が支持されるアッパーレール100の外壁101の一部を切り倒して形成される支持部102にサイドローラー112を支持させる支持構造が考えられる。しかしながら、上述のように外壁101の一部を切り倒して支持部102を形成すると、アッパーレール100の剛性が低下してしまうという問題がある。
By the way, in order to make a roller and a side roller roll and contact a guide part in the direction orthogonal to each other, for example, as illustrated in FIG. 12, a part of the
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、アッパーレールの剛性を低下させることなくがたつき抑制及び低スライド荷重化を図り得る構成を提供することにある。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a configuration capable of suppressing rattling and reducing a slide load without reducing the rigidity of the upper rail. There is.
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の発明は、
車体に固定されるロアレール(20)とシートに固定されるアッパーレール(30)とを有し、前記アッパーレールに支持されるローラー(61)が前記ロアレールに設けられる案内部(22a,22b)に案内されることで前記アッパーレールが前記ロアレールに対してスライド可能に組み付けられるシートレール装置(10)であって、
前記アッパーレールに固定されて、前記案内部に案内される第2ローラー(62)が支持されるブラケット(40a〜40d,50a,50b)を備え、
前記案内部には、対向するように配置されて前記ローラーが転がり接触する第1面(23)及び第2面(24)と、前記第1面及び前記第2面を連結する連結面(25)とが形成され、
前記第2ローラーは、前記案内部内に入り込む前記ブラケットの支持片(42,54)に支持されて、前記連結面に転がり接触することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
In order to achieve the above object, the invention of
A lower rail (20) fixed to the vehicle body and an upper rail (30) fixed to the seat, and a roller (61) supported by the upper rail is provided on guide portions (22a, 22b) provided on the lower rail. A seat rail device (10) in which the upper rail is slidably assembled to the lower rail by being guided,
A bracket (40a to 40d, 50a, 50b) that is fixed to the upper rail and that supports the second roller (62) guided by the guide portion;
A first surface (23) and a second surface (24), which are arranged so as to face each other and are in rolling contact with the guide portion, and a connection surface (25) for connecting the first surface and the second surface. ) And formed,
The second roller is supported by the bracket support pieces (42, 54) that enter the guide portion, and is in rolling contact with the connection surface.
In addition, the code | symbol in each said parenthesis shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
請求項1の発明では、アッパーレールに支持されるローラーがロアレールに設けられる案内部に案内されることでアッパーレールがロアレールに対してスライド可能に組み付けられ、案内部には、対向するように配置されてローラーが転がり接触する第1面及び第2面と、第1面及び第2面を連結する連結面とが形成される。そして、アッパーレールに固定されて、案内部に案内される第2ローラーが支持されるブラケットが設けられており、第2ローラーは、案内部内に入り込むブラケットの支持片に支持されて、連結面に転がり接触する。 According to the first aspect of the present invention, the roller supported by the upper rail is guided by the guide portion provided on the lower rail, so that the upper rail is slidably assembled to the lower rail, and is arranged so as to face the guide portion. Thus, the first surface and the second surface where the roller is in rolling contact with each other, and the connection surface connecting the first surface and the second surface are formed. And the bracket fixed to the upper rail and supporting the second roller guided by the guide part is provided, and the second roller is supported by the support piece of the bracket that enters the guide part, and is connected to the connecting surface. Rolling contact.
これにより、案内部の第1面及び第2面にはローラーが転がり接触し、案内部の連結面には第2ローラーが転がり接触するため、スライド時の低スライド荷重を実現しつつ、スライド時のがたつきを抑制することができる。特に、第2ローラーは、ブラケットを介してアッパーレールに支持されるため、アッパーレールの一部を切り倒す必要もないので、アッパーレールの剛性が低下することもない。したがって、アッパーレールの剛性を低下させることなくがたつき抑制及び低スライド荷重化を図ることができる。 As a result, the roller is in rolling contact with the first and second surfaces of the guide portion, and the second roller is in rolling contact with the connecting surface of the guide portion. Shaking can be suppressed. In particular, since the second roller is supported by the upper rail via the bracket, it is not necessary to cut down a part of the upper rail, so that the rigidity of the upper rail does not decrease. Therefore, it is possible to suppress rattling and reduce the slide load without reducing the rigidity of the upper rail.
請求項2の発明では、支持片には、アッパーレールに溶接固定される位置と第2ローラーが支持される位置との間に細幅部が形成される。このため、第2ローラーが案内部の連結面に転がり接触する際、支持片が細幅部を起点に弾性変形し易くなるので、第2ローラーが連結面に対して必要以上に押し付けられることもない。これにより、さらなる低スライド荷重化を図ることができる。 In the invention of claim 2, the support piece is formed with a narrow portion between a position where the second roller is supported by welding and a position where the second roller is supported. For this reason, when the second roller is brought into rolling contact with the connecting surface of the guide portion, the support piece is easily elastically deformed starting from the narrow width portion, so that the second roller may be pressed more than necessary against the connecting surface. Absent. Thereby, the further low slide load can be achieved.
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係るシートレール装置について図を参照して説明する。
本実施形態に係るシートレール装置10は、車両用シート(図示略)を前後スライド可能に車両フロア(図示略)に固定する装置である。このシートレール装置10は、図1〜図4に示すように、主に、車両フロアに固定されるロアレール20と、車両用シートに固定されるアッパーレール30と、ロアレール20とアッパーレール30とを相対移動不能に固定(ロック)可能なロック部材70と、ロック状態でのがたつきを防止するがたつき防止部材80と、をそれぞれ左右一対備えるように構成されている。また、シートレール装置10は、一対のロック部材70によるロアレール20とアッパーレール30とのロック状態とそのロック状態を解除するロック解除状態とを切り替えるために操作される操作部(図示略)を備えている。以下、シートレール装置10の長手方向を前後方向として、シートレール装置10を構成する各要素について詳述する。なお、図1では、一方のロアレール20及びアッパーレール30等を図示しており、他方のロアレール20及びアッパーレール30等は、便宜上、図示を省略している。
[First Embodiment]
Hereinafter, a seat rail device according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
The
ロアレール20は、長尺のレール状に形成されており、図1及び図2に示すように、車両フロアに固定される底面部21と、この底面部21の両側にそれぞれ設けられる案内部22a,22bとを有するように形成される。案内部22a,22bは、後述するローラー61及びサイドローラー62を囲うようにして案内するもので、案内部22a,22bには、対向するように配置されてローラー61が転がり接触する上面23及び底面24と、上面23及び底面24を連結する連結面25とがそれぞれ形成されている。また、案内部22a,22bには、それぞれ上面23の端部から垂下するように内面部26が連なっている。なお、上面23及び底面24は、「第1面」及び「第2面」の一例に相当し得る。
The
案内部22aに連なる内面部26には、ロック部材70のロック片71aと嵌合する複数のロック部材嵌合用孔(図示略)が長手方向に沿って形成されている。また、案内部22bに連なる内面部26には、がたつき防止部材80の押圧部81aが挿入可能な複数の押圧部材用溝(図示略)が長手方向に沿って形成されている。
A plurality of lock member fitting holes (not shown) for fitting with the
アッパーレール30は、左右一対として配置される第1アッパーレール31及び第2アッパーレール32と、第1アッパーレール31及び第2アッパーレール32に対して前後方向から組み付けられる連結部33,34とを備えるように構成されている。
The
図2(A)に示すように、第1アッパーレール31は、案内部22a内に入り込む支持部31aを備え、この支持部31aには、ロアレール20との組み付け時に案内部22aの上面23及び底面24に対して転がり接触するローラー61が前側及び後側の2箇所にて回転自在に支持されている。同様に、第2アッパーレール32は、案内部22b内に入り込む支持部32aを備え、この支持部32aには、ロアレール20との組み付け時に案内部22bの上面23及び底面24に対して転がり接触するローラー61が前側及び後側の2箇所にて回転自在に支持されている。
As shown in FIG. 2A, the first
図4に示すように、第1アッパーレール31の前側及び後側には、それぞれ補強用の前側ブラケット40a及び後側ブラケット50aが溶接固定されている。同様に、第2アッパーレール32の前側及び後側には、それぞれ補強用の前側ブラケット40b及び後側ブラケット50bが溶接固定されている。
As shown in FIG. 4, the
前側ブラケット40a及び前側ブラケット40bは、図5に示すように、対象形状であるため、前側ブラケット40aを例に、図2(B)及び図6を参照して詳細形状について説明する。
図2(B)及び図6に示すように、前側ブラケット40aは、第1アッパーレール31の前方内側に溶接固定される固定部41と先端側が案内部22a内に入り込む支持片42とが略直角に連なるように形成されている。支持片42は、その先端側に案内部22aの連結面25に転がり接触する第2ローラーとしてサイドローラー62が回転自在に支持されている。また、支持片42には、固定部41側に対して先端側を弾性変形しやすくするため、固定部41とサイドローラー62が支持される位置との間に細幅部42aが形成されている。
Since the
As shown in FIGS. 2B and 6, the
前側ブラケット40bも同様に、固定部41と細幅部42aが形成される支持片42とを備え、支持片42の先端側に案内部22bの連結面25に転がり接触するサイドローラー62が回転自在に支持されるように形成されている。
Similarly, the
サイドローラー62は、細幅部42aを起点とする支持片42の弾性変形を利用して、連結面25に対して内側に押し込まれて転がり接触するように支持片42に組み付けられている。すなわち、図7に示すように、案内部22aの連結面25と案内部22bの連結面25との距離をロアレール幅W、転がり接触する前の前側ブラケット40aのサイドローラー62の外側面と前側ブラケット40bのサイドローラー62の外側面との距離をローラーピッチPとするとき、サイドローラー62は、ローラーピッチPがロアレール幅Wよりもわずかに長くなるように支持片42に組み付けられる。このため、サイドローラー62が連結面25に転がり接触する際、支持片42が細幅部42aを起点として図7の矢印F方向に弾性変形するため、サイドローラー62が適切な押圧力にて連結面25に対して押し付けられる。
The
後側ブラケット50a及び後側ブラケット50bは、図8に示すように、対象形状であるため、後側ブラケット50aを例に、図9を参照して詳細形状について説明する。
後側ブラケット50aは、第1アッパーレール31の後方内側に溶接固定される第1固定部51と、後方外側に溶接固定される第2固定部52と、第1固定部51と第2固定部52とを連結する連結部53と、先端側が案内部22a内に入り込む支持片54とを備えるように形成されている。第2固定部52には、溶接用の開口52aが2つ形成されている。支持片54は、その先端側に案内部22aの連結面25に転がり接触する第2ローラーとしてサイドローラー62が回転自在に支持されている。この支持片54には、連結部53側に対して先端側を弾性変形しやすくするため、連結部53とサイドローラー62が支持される位置との間に細幅部54aが形成されている。
Since the
The
後側ブラケット50bも同様に、第1固定部51、第2固定部52及び連結部53と、細幅部54aが形成される支持片54とを備え、支持片54の先端側に案内部22bの連結面25に転がり接触するサイドローラー62が回転自在に支持されるように形成されている。
Similarly, the
後側ブラケット50a及び後側ブラケット50bにおけるサイドローラー62は、細幅部54aを起点とする支持片54の弾性変形を利用して、連結面25に対して内側に押し込まれて転がり接触するように支持片54に組み付けられている。すなわち、前側ブラケット40a及び前側ブラケット40bにおけるサイドローラー62と同様に、後側ブラケット50a及び後側ブラケット50bにおけるサイドローラー62は、ローラーピッチがロアレール幅よりもわずかに長くなるように支持片54に組み付けられる。このため、サイドローラー62が連結面25に転がり接触する際、支持片54が細幅部54aを起点として上記支持片42と同様に弾性変形するため、サイドローラー62が適切な押圧力にて連結面25に対して押し付けられる。
The
なお、第1アッパーレール31の支持部31aには、溶接固定された前側ブラケット40aのサイドローラー62や溶接固定された後側ブラケット50aのサイドローラー62との干渉をさけるために、2つの開口31bが形成されている。同様に、第2アッパーレール32の支持部32aには、溶接固定された前側ブラケット40bのサイドローラー62や溶接固定された後側ブラケット50bのサイドローラー62との干渉をさけるために、2つの開口32bが形成されている。
The
また、第1アッパーレール31及び第2アッパーレール32には、連結部33,34を利用した組み付け時に面接触する連結片31d〜31g及び連結片32d〜32gがそれぞれ設けられている。
In addition, the first
連結部33には、車両用シートを固定するための固定部33aと、面接触した連結片31d及び連結片32dが嵌まり込む係合穴33bと、面接触した連結片31e及び連結片32eが嵌まり込む係合穴33cとが形成されている。また、連結部34には、車両用シートを固定するための固定部34aと、面接触した連結片31f及び連結片32fが嵌まり込む係合穴34bと、面接触した連結片31g及び連結片32gが嵌まり込む係合穴34cとが形成されている。
The connecting
ロック部材70は、図4に示すように、複数のロック片71aを有するロック片部材71と、このロック片部材71を可動させるための可動部材72と、第1アッパーレール31に支持されてロック片部材71及び可動部材72を回動可能に支持する固定部材73と、を備えている。このロック部材70は、操作部が操作されない状態では、各ロック片71aがそれぞれロック部材嵌合用孔に嵌合することで、ロアレール20とアッパーレール30とをスライド不能にロックするように機能する。そして、ロック部材70は、操作部の操作に応じて可動部材72が回動して各ロック片71aとロック部材嵌合用孔との嵌合が解除されることで、アッパーレール30をロアレール20に対して前後にスライド可能な状態とするように機能する。
As shown in FIG. 4, the
がたつき防止部材80は、図4に示すように、ロアレール20の押圧部材用溝の上辺に押圧してがたつきを防止する押圧部材81と、この押圧部材81の上下の位置をコントロールする回動板部材82と、この回動板部材82を第2アッパーレール32に対して回動可能に支持する軸支部材83とを、前後一対備えている。このがたつき防止部材80は、操作部が操作されない状態では、回動板部材82から押圧を受ける押圧部材81の押圧部81aが押圧部材用溝に強く押し付けられることで、ロアレール20に対するアッパーレール30のがたつきを抑制するように機能する。そして、がたつき防止部材80は、操作部の操作に応じて回動板部材82により押圧部材81が押し下げられて押圧部材用溝への押圧が解除されることで、スライド可能状態でのロアレール20に対するアッパーレール30のがたつき抑制を解除するように機能する。
As shown in FIG. 4, the rattling
次に、シートレール装置10の製造工程について説明する。
まず、図4に示すように、第1アッパーレール31に対して前側ブラケット40a及び後側ブラケット50aを溶接固定するとともに、第2アッパーレール32に対して前側ブラケット40b及び後側ブラケット50bを溶接固定する。この溶接は、アッパーレール30の剛性を高めるためのものであり、具体的には、サイドローラー62が組み付けられた前側ブラケット40aは固定部41にて第1アッパーレール31の前方内側にスポット溶接等を利用して溶接固定され、サイドローラー62が組み付けられた前側ブラケット40bは固定部41にて第2アッパーレール32の前方内側にスポット溶接等を利用して溶接固定される。また、サイドローラー62が組み付けられた後側ブラケット50aは、第1固定部51が第1アッパーレール31の後方内側にてスポット溶接され、第2固定部52が第1アッパーレール31の後方外側にて2箇所の開口52aを利用して溶接されることで、第1アッパーレール31に溶接固定される。また、サイドローラー62が組み付けられた後側ブラケット50bは、第1固定部51が第2アッパーレール32の後方内側にてスポット溶接され、第2固定部52が第2アッパーレール32の後方外側にて2箇所の開口52aを利用して溶接されることで、第2アッパーレール32に溶接固定される。
Next, a manufacturing process of the
First, as shown in FIG. 4, the
その後、前側ブラケット40aや後側ブラケット50aが溶接固定された第1アッパーレール31に対して、2つのローラー61とロック部材70とが組み付けられ、前側ブラケット40bや後側ブラケット50bが溶接固定された第2アッパーレール32に対して、2つのローラー61とがたつき防止部材80とが組み付けられる。
Thereafter, the two
そして、ロック部材70等を組み付けた第1アッパーレール31の連結片31d〜31gと、がたつき防止部材80等が組み付けられた第2アッパーレール32の連結片32d〜32gとを面接触させた状態で、連結部33及び連結部34を組み付ける。そして、係合穴33bから飛び出る連結片31d及び連結片32d、係合穴33cから飛び出る連結片31e及び連結片32e、係合穴34bから飛び出る連結片31f及び連結片32f、係合穴34cから飛び出る連結片31g及び連結片32gをそれぞれ溶着する(図3のハッチング領域参照)。
Then, the connecting
これにより、図3に示すように、各ブラケット40a,40b,50a,50bやロック部材70及びがたつき防止部材80等が組み付けられた状態のアッパーレール30が組み立てられる。この状態で、ローラー61及びサイドローラー62をロアレール20の案内部22a,22bに案内させるように組み付けることで、ロアレール20に対するアッパーレール30の組み付けが完了する。
Thereby, as shown in FIG. 3, the
このように構成されるシートレール装置10では、案内部22aの前後方向2箇所にて上面23及び底面24に対してローラー61が転がり接触し、案内部22bの前後方向2箇所にて上面23及び底面24に対してローラー61が転がり接触する。また、案内部22aの前後方向2箇所にて連結面25に対してサイドローラー62が転がり接触し、案内部22bの前後方向2箇所にて連結面25に対してサイドローラー62が転がり接触する。このような転がり接触によりスライド時の低スライド荷重を実現しつつ、スライド時のがたつきが抑制される。
In the
以上説明したように、本実施形態に係るシートレール装置10では、アッパーレール30に支持されるローラー61がロアレール20に設けられる案内部22a,22bに案内されることでアッパーレール30がロアレール20に対してスライド可能に組み付けられ、案内部22a,22bには、対向するように配置されてローラー61が転がり接触する上面23及び底面24と、上面23及び底面24を連結する連結面25とが形成される。そして、アッパーレール30に固定されて、案内部22a,22bに案内されるサイドローラー62が支持される前側ブラケット40a,40b及び後側ブラケット50a,50bが設けられており、サイドローラー62は、案内部22a,22b内に入り込む支持片42,54に支持されて、連結面25に転がり接触する。
As described above, in the
これにより、案内部22a,22bの上面23及び底面24にはローラー61が転がり接触し、案内部22a,22bの連結面25にはサイドローラー62が転がり接触するため、スライド時の低スライド荷重を実現しつつ、スライド時のがたつきを抑制することができる。特に、サイドローラー62は、ブラケット40a,40b,50a,50bを介してアッパーレール30に支持されるため、アッパーレール30の一部を切り倒す必要もないので、アッパーレール30の剛性が低下することもない。したがって、アッパーレール30の剛性を低下させることなくがたつき抑制及び低スライド荷重化を図ることができる。
As a result, the
特に、支持片42には、アッパーレール30に溶接固定される位置とサイドローラー62が支持される位置との間に細幅部42aが形成され、支持片54には、アッパーレール30に溶接固定される位置とサイドローラー62が支持される位置との間に細幅部54aが形成される。このため、サイドローラー62が案内部22a,22bの連結面25に転がり接触する際、支持片42,54が細幅部42a,54aを起点に弾性変形し易くなるので、サイドローラー62が連結面25に対して必要以上に押し付けられることもない。これにより、さらなる低スライド荷重化を図ることができる。
In particular, the
[他の実施形態]
なお、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)サイドローラー62を支持する構成として一対の前側ブラケット40a及び前側ブラケット40bを採用することに限らず、前側ブラケット40aと前側ブラケット40bとを一体とした補強用ブラケットを採用してもよい。例えば、本実施形態の第1変形例として、図10に示す補強用のブラケット40cのように、細幅部42aの先端側にそれぞれサイドローラー62が支持される2つの支持片42と、第1アッパーレール31及び第2アッパーレール32の双方に溶接固定される1つの固定部44とを備えるような補強用ブラケットが採用されてもよい。また、例えば、本実施形態の第2変形例として、図11に示す補強用のブラケット40dのように、補強用のブラケット40cに対して細幅部42aの長さを長くした補強用ブラケットが採用されてもよい。同様に、サイドローラー62を支持する構成として一対の後側ブラケット50a及び後側ブラケット50bを採用することに限らず、ブラケット40cやブラケット40dのように、後側ブラケット50aと後側ブラケット50bとを一体とした補強用ブラケットを採用してもよい。
[Other Embodiments]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment etc., For example, you may actualize as follows.
(1) The configuration for supporting the
(2)サイドローラー62は、前側ブラケット40a及び前側ブラケット40bのように、1つのブラケットに対して1つ設けられることに限らず、1つのブラケットに対して複数設けられてもよい。同様に、サイドローラー62は、後側ブラケット50a及び後側ブラケット50bのように、1つのブラケットに対して1つ設けられることに限らず、1つのブラケットに対して複数設けられてもよい。
(2) As with the
10…シートレール装置
20…ロアレール
22a,22b…案内部
23…上面(第1面)
24…底面(第2面)
25…連結面
30…アッパーレール
31…第1アッパーレール
32…第2アッパーレール
40a,40b…前側ブラケット(ブラケット)
40c,40d…ブラケット
42…支持片
50a,50b…後側ブラケット(ブラケット)
54…支持片
61…ローラー
62…サイドローラー(第2ローラー)
DESCRIPTION OF
24 ... Bottom (second surface)
25 ... Connecting
40c, 40d ...
54 ...
Claims (2)
前記アッパーレールに固定されて、前記案内部に案内される第2ローラーが支持されるブラケットを備え、
前記案内部には、対向するように配置されて前記ローラーが転がり接触する第1面及び第2面と、前記第1面及び前記第2面を連結する連結面とが形成され、
前記第2ローラーは、前記案内部内に入り込む前記ブラケットの支持片に支持されて、前記連結面に転がり接触することを特徴とするシートレール装置。 A lower rail fixed to the vehicle body and an upper rail fixed to the seat, and a roller supported by the upper rail is guided by a guide portion provided on the lower rail so that the upper rail is in relation to the lower rail A seat rail device that is slidably assembled,
A bracket fixed to the upper rail and supported by a second roller guided by the guide;
The guide portion is formed with a first surface and a second surface that are arranged so as to face each other and the roller is in rolling contact, and a connection surface that connects the first surface and the second surface,
The seat roller device according to claim 1, wherein the second roller is supported by a support piece of the bracket that enters the guide portion, and makes rolling contact with the connection surface.
前記支持片には、前記アッパーレールに溶接固定される位置と前記第2ローラーが支持される位置との間に細幅部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のシートレール装置。 The bracket is fixed to the upper rail by welding,
2. The seat rail device according to claim 1, wherein a narrow width portion is formed on the support piece between a position where the second roller is supported and a position where the second roller is supported by welding. .
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JP2018086702A JP7235945B2 (en) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | seat rail device |
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