JP2019187152A - インバータ装置 - Google Patents

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佳宏 貝沼
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Abstract

【課題】インバータ装置本体を保持する保持体の少なくとも一部が溶融又は分断された場合であっても、その異常を検出し、負荷の駆動を停止又はインバータ装置本体の運転を停止できるようにしたインバータ装置を提供する。【解決手段】一実施形態は、負荷を駆動するインバータ装置本体を保持し少なくとも一部が溶融又は分断可能な材料により構成された保持体、及び、保持体に一体に構成されると共に電気的に導通可能であり保持体の少なくとも一部が溶融又は分断すると断線するパターン、を備える成形回路部品と、パターンの断線を電気的に検出する検出部と、断線が検出されると成形回路部品の異常と判断する判断部と、異常と判断されると負荷の駆動又はインバータ装置本体の運転を停止する停止部と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、インバータ装置に関する。
一般に、インバータ装置は、その筐体としてプラスチックを成形して用いることがある。プラスチック筐体は、機械油等を原因として亀裂、クラックを生じると、インバータ装置の内部部品が、設置個所から脱落してしまう虞がある。また、インバータ装置の内部部品が異常発熱すると、筐体が溶融してしまうことになる。このような場合、インバータ装置が、負荷を駆動し続けたり、インバータ装置本体を運転し続けると好ましくない。本願に関連する立体回路基板、成形回路部品にかかる技術が、特許文献1、2に開示されているが、これらの技術を適用したとしても前述の課題を解決することはできない。
特開2016−86068号公報 国際公開2016/158117号公報
インバータ装置本体を保持する保持体の少なくとも一部が溶融又は分断された場合であっても、その異常を検出し、負荷の駆動を停止又はインバータ装置本体の運転を停止できるようにしたインバータ装置を提供する。
実施形態のインバータ装置は、負荷を駆動するインバータ装置本体を保持するもので、少なくとも一部が溶融又は分断可能な材料により構成された保持体、及び、保持体に一体に構成されると共に電気的に導通可能であり、保持体の少なくとも一部が溶融又は分断すると断線するパターン、を備える成形回路部品と、パターンの断線を電気的に検出する検出部と、断線が検出されると成形回路部品の異常と判断する判断部と、異常と判断されると負荷の駆動又はインバータ装置本体の運転を停止する停止部と、を含む。
第1実施形態について示すインバータ装置の電気的構成図 第1実施形態にかかるインバータ装置の筐体内部における構成部品の設置例を示す図 第1実施形態について筐体内部の横断面図を示すもので構成部品の設置例を示す図 第1実施形態について示す要部の構成図 第1実施形態においてパターン断線時の検出処理の説明図 第2実施形態において成形回路部品に構成されたパターンの経路図 第2実施形態について示す通常時の等価回路 第2実施形態について示す断線異常時の等価回路のその1 第2実施形態について示す断線異常時の等価回路のその2 第2実施形態について示す断線異常時の等価回路のその3 第3実施形態において成形回路部品に構成されたパターンの経路図 第3実施形態について示す通常時の等価回路 第3実施形態について示す断線異常時の等価回路のその1 第3実施形態について示す断線異常時の等価回路のその2 第3実施形態について示す断線異常時の等価回路のその3 第3実施形態について示す断線異常時の等価回路のその4 第3実施形態について示す断線異常時の等価回路のその5 第3実施形態について示す断線異常時の等価回路のその6 第3実施形態について示す断線異常時の等価回路のその7 第4実施形態について示すインバータ装置の電気的構成図
以下、インバータ装置の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図5を参照して説明する。図1はインバータ装置1の電気的構成図を示し、図2はインバータ装置(インバータ装置本体相当)1の筐体内部における電気的構成部品の設置例を示しており、図3は上面側から見た横断面図を示している。
図1に示すように、インバータ装置1は、電源回路2、EMC(Electro Magnetic Compatibility)フィルタ3、コンバータ部4、主回路コンデンサ4a、インバータ部5、検出部としての検出回路6、パターン7、CPU8、及びメモリ9を主に備える。このインバータ装置1は、三相交流電源10から三相交流電圧を入力し、負荷としてのモータ11を駆動する。
EMCフィルタ3は、三相交流電源10とコンバータ部4との間に構成され、インバータ装置1の本体内部で生じるノイズ電流が三相交流電源10に回り込むことを抑制するために設けられる。このEMCフィルタ3は、後述の図2に示すコモンモードチョークコイル(以下、コイルと略す)12、及びフィルムコンデンサ(以下、コンデンサと略す)13を用いてローパスフィルタとして構成されている。コンバータ部4は、例えば三相ダイオードブリッジを用いて構成され、三相交流電源10からEMCフィルタ3を通じて入力された三相交流電圧を全波整流し、主回路コンデンサ4aに出力する。主回路コンデンサ4aは、全波整流された電圧を平滑化し、インバータ部5及び電源回路2に出力する。電源回路2は、例えばDC/DCコンバータにより構成され、コンバータ部4から主回路コンデンサ4aを通じて入力された直流電圧を用いて所定の直流電源電圧(例えば5V、3.3V等)を生成し、主にパターン7、CPU8及びメモリ9などの各ブロックに直流電源電圧を供給する。
CPU8は、メモリ9に記憶されたプログラムに基づいてインバータ部5を制御することで、インバータ部5が主回路コンデンサ4aが保持した直流電圧を三相交流電圧に変換しモータ11に出力する。モータ11はこの三相交流電圧により駆動される。またCPU8は、メモリ9に記憶されたプログラムを実行することで判断部、特定部及び停止部としての機能を実現する。
図2に示すように、筐体14は、例えばプラスチック樹脂による非導電性材料を用いて構成される。この筐体14は、射出成形技術により内部に空間を有する立方体状の箱に成形されている。この筐体14は、インバータ装置1の本体を保持する保持体として構成される。筐体14の構造は、内部に空間を備えた立方体状の箱に限られるものではなく、内部に空間を備えた直方体状の箱であっても良い。筐体14が、例えばポリカーボネートにより構成されているときには、その融点は約270℃〜300℃である。
筐体14の内部の空間には、複数枚の回路基板15、16が搭載されている。これらの回路基板15、16は、例えばフィルタ回路基板15及び主回路基板16である。なお図2には、インバータ装置1を構成する前述の電気的構成(例えば2〜9)のうち、主要な電気的構成を図示している。
フィルタ回路基板15には、EMCフィルタ3が搭載されている。また主回路基板16には、EMCフィルタ3以外の電気的構成ブロック(例えば2、4〜9)が搭載されている。この図2には、インバータ部5及び検出回路6を図示している。なお、検出回路6は、フィルタ回路基板15に搭載されていても良い。インバータ部5は、三相上下アーム接続されたIGBT又はMOSFETによるスイッチング素子を備えたパワーモジュールにより構成される。CPU8が、このインバータ部5のスイッチング素子をオン、オフ制御することで、パワーモジュールはスイッチング素子のスイッチング損失および導通損失により発熱する。
またヒートシンク17が、インバータ部5のパワーモジュールに接触するように設置されており、パワーモジュールの発熱を放熱する。ヒートシンク17は、パワーモジュールに接触して設置された基材18とこの基材18に一体に構成され複数の薄板状の放熱板19とを備える。ヒートシンク17の近傍、例えば下方にはファン20が設置されている。筐体14の下部には、ファン20の吸気口(符号なし)が設けられている。また筐体14の上部には、このファン20による風の排気口(符号なし)が設けられている。ファン20は、筐体14の下部の吸気口から冷却用の空気を吸い込み、ヒートシンク17の複数の放熱板19の間を通過して筐体14の上部の排気口に抜ける風を送り出す。
このインバータ装置1は、通常壁面に設置して使用されることが多い。このため、固定用の脚部21、22が、プラスチック樹脂により筐体14の外面に一体に設けられている。これらの脚部21、22は、それぞれ筐体14の上部背面両端部に一体構成されている。この脚部21、22の中央には、それぞれ、ねじの挿通孔21a、22aが設けられており、ねじ(図示せず)がこのねじの挿通孔21a、22aを通じて外部から締付けられる。これにより、インバータ装置1を壁面に固定できる。
このように、インバータ装置1の本体は、電源回路2、EMCフィルタ3、コンバータ部4、主回路コンデンサ4a、インバータ部5、検出回路6、パターン7、CPU8、メモリ9による主な電気的構成と共に、その筐体14の内部に、ヒートシンク17、ファン20を内蔵し、さらに筐体14の外面に脚部21、22を備える。
図4は、筐体14の一部を示すと共に要部の電気的構成を示している。この図4に示すように、筐体14の少なくとも一部には、パターン7が一体に構成されている。筐体14及びパターン7が、成形回路部品(Molded Interconnect Device (MID))G1を構成する。この成形回路部品G1は、筐体14にパターン7を組込み形成した部品である。
パターン7は、例えば電気的に導通可能な金属導線により構成されている。このパターン7は、電解メッキ又は無電解メッキによるメッキ技術を用いて形成されている。環境温度が、通常動作温度(例えば25℃)よりも高くなり、パターン7がある所定の温度環境に晒されると当該パターン7は断線する。
図1及び図4に示すように、検出回路6は、パターン7の導通/断線の状態を電気的に検出してCPU8に出力する。図4には、パターン7及び検出回路6の具体例も示している。この図4に示すように、パターン7の一端が電源回路2の5V直流電源電圧の出力端子に接続されており、パターン7の他端には検出回路6が接続されている。検出回路6は、パターン7の断線を電気的に検出するために設けられ、例えばパターン7の他端とグランドとの間にプルダウン接続したプルダウン抵抗Rdにより構成される。
検出回路6は、プルダウン抵抗Rdに限られず、これに代えて第2実施形態以降の検出回路106に示すようにプルアップ抵抗Rpを用いても良い。この検出回路6の検出結果はCPU8のデジタル入力ポートに入力される。CPU8は、デジタル入力ポートに入力された検出回路6の検出結果を読み出すことで成形回路部品G1の正常/異常を判断する。例えば、CPU8は、パターン7の他端の電圧が電源回路2の出力電圧と同等レベル(例えば5V)となるか否かを判定することでパターン7の導通/断線を判定し、パターン7の断線と検出されると成形回路部品G1の異常と判断する。
上記の構成のうち特徴的な作用、動作を説明する。通常、インバータ装置1内では、CPU8が、インバータ部5を制御することでモータ11を駆動するが、このときインバータ部5のパワーモジュールが発熱する。インバータ部5が発熱すると、この熱はヒートシンク17に伝導する。ファン20が、ヒートシンク17に風を供給しているためインバータ部5の発熱を抑制できる。
図4に示すように、通常時には、電源回路2が、筐体14に構成されたパターン7を通じて通電する。パターン7の抵抗値は数Ω未満となり無視できるため、検出回路6は、この電源回路2の出力電圧と同等レベルの電圧(例えば5V)を検出し、CPU8のデジタル入力ポートに出力する。するとCPU8のレジスタにはデジタル入力ポートの状態が書き込まれる。このとき例えば5Vに対応したHighレベルを示す値がCPU8のレジスタに記憶されることになる。このためCPU8は、この検出回路6の検出結果を入力し、動作正常であると判断する。
筐体14は、前述した内部搭載部品(例えば、コイル12)の異常発熱の影響により少なくとも一部が溶融してしまうことがある。また筐体14は、インバータ装置1の本体周辺で使用される機械油の影響によりクラック、すなわち亀裂を発生し、その少なくとも一部が分断されてしまうことがある。このような異常時には、図5に模式的に表したように、パターン7が断線する。パターン7が断線すると、検出回路6は電源回路2の出力電圧と同等レベルの電圧を検出できず、これにより、検出回路6はパターン7の断線を電気的に検出できる。このときCPU8は、デジタル入力ポートに0Vを入力し、CPU8のレジスタにはLowレベルを示す値が記憶され、CPU8は、成形回路部品G1の異常と判断する。CPU8は、この成形回路部品G1の異常と判断すると、インバータ部5の制御動作を停止することで、モータ11の駆動を停止する。例えば、CPU8が、インバータ部5のスイッチング素子を全相オフすることで、モータ11の駆動を停止できる。
本実施形態によれば、検出回路6が成形回路部品G1のパターン7の断線を電気的に検出すると、CPU8は成形回路部品G1の異常と判断しモータ11の駆動を停止する。このため、筐体14が溶融したり筐体14にクラックを生じたとしても、CPU8は、成形回路部品G1の異常と判断しモータ11の駆動を停止できる。
(第2実施形態)
図6から図10は、第2実施形態の追加説明図を示している。本実施形態においては、パターン7の具体的な引き回し方法を説明する。本実施形態では、検出回路6に代えて、プルアップ抵抗Rpを用いた検出回路106を適用した形態を図示して説明する。
図6に示すように、筐体14は、内部に空間を備えた多面体により構成され、この多面体が複数のエリアA1〜A3に区画されている。この図6には、筐体14の内面が、前面エリアA1、上面エリアA2、側面エリアA3に区画されている例を示している。パターンP1〜P3が、これらの複数のエリアA1〜A3に渡って成形回路技術を用いて構成されている。これらのパターンP1〜P3は、筐体14の箱の内面に沿って構成されている。
これらのパターンP1〜P3は、それぞれ、検出回路106から例えば2本の並行導線を伸長して構成されるパターンであり、複数の区画されたエリアA1〜A3を渡って配線されている。本実施形態では、これらのパターンP1〜P3が2本の並行導線により構成されているため、外部ノイズを受信することによる悪影響を極力排除できる。また本実施形態では、パターンP1〜P3を2本の並行導線により構成した形態を示したが、必ずしも、導線を並行に伸長しなくても良い。この場合、導線の往路と復路とで別の経路で配線できるようになる。
パターンP3は、側面エリアA3においてファン20とヒートシンク17の側面に沿って通過するように構成されている。パターンP2は、上面エリアA2において脚部21,22の下部、ヒートシンク17及び主回路コンデンサ4aの上面に沿って通過するように構成されている。パターンP1は、前面エリアA1において、コンデンサ13及びコイル12の設置領域の脇を通過するように構成されている。成形回路部品G2は、筐体14とこれらのパターンP1〜P3とを用いて構成される。
また抵抗R3が、隣接する側面エリアA3及び上面エリアA2を跨ぐ領域に位置して2本の並行導線の間に構成されている。そして、さらに抵抗R2が、2つの上面エリアA2及び前面エリアA1を跨ぐ領域に位置して2本の並行導線の間に構成されている。さらに抵抗R1は、前面エリアA1の中の並行導線の先端に位置して構成される。これらの抵抗R1〜R3は、例えば5kΩのチップ抵抗部品により構成される。
図7は、図6に示したパターンP1〜P3を用いた電気的な等価回路を示している。図6に示した検出回路106は、図7に示すようにプルアップ抵抗Rpを用いて構成される。この検出回路106は、2本の並行導線のうち一方の導線にプルアップ抵抗Rpを通じて電源回路2の5V電源電圧を入力すると共に、他方の導線をグランドに接続して構成される。検出回路106は、この2本の並行導線に生じる電圧を検出した検出結果を、CPU8のアナログ入力ポートに入力させる。これにより、検出回路106は、パターンP1〜P3及び抵抗R1〜R3に印加された電圧に対応して変化する電圧を検出でき、CPU8は、この2本の並行導線の間の電圧値を入力できる。この際、CPU8は、検出回路106の検出電圧値から抵抗値を算出、導出できる。
ここでは、検出回路106がプルアップ抵抗Rpを用いて構成されている例を示しているが、第1実施形態に示したプルダウン抵抗Rdを用いて構成しても良い。プルダウン抵抗Rdを用いるときには、抵抗R1〜R3を電源回路2の5V出力端子とCPU8のアナログ入力ポートとの間に接続すると良い。
図6及び図7に示すように、抵抗R1が前面エリアA1に延びる並行導線の先端に接続されると共に、抵抗R2が前面エリアA1と上面エリアA2との間、抵抗R3が上面エリアA2と側面エリアA3との間、にそれぞれ位置して並列接続されている。
この場合、5kΩの抵抗R1〜R3が並列接続されることになるため、通常時には検出回路106から見た抵抗R1〜R3の合成抵抗値は1.7kΩとなる。この結果、電源回路2が、5V電源電圧を検出回路106のプルアップ抵抗Rpを通じてパターンP1〜P3に通電すると、CPU8の入力電圧は3.1Vとなる。
上記構成の断線時における検出処理について図8から図10を参照しながら説明する。例えば、EMCフィルタ3のコイル12が異常発熱すると、筐体14にその熱が伝達される。特に、この熱はコイル12の付近の筐体14の前面エリアA1に影響する。このため、筐体14の前面エリアA1に熱が集中することになり、筐体14の前面エリアA1が溶融し、パターンP1が断線する。
また同様に、主回路コンデンサ4aが異常発熱したときには、筐体14の上面エリアA2が溶融することになりパターンP2が断線する。またインバータ装置1は、機械油を原因として、挿通孔21a、22aの周辺の脚部21、22にクラックを発生させてしまうことがある。クラックが脚部21、22に発生すると、パターンP2が断線する。同様に、インバータ装置1は、その筐体14の側面エリアA3に機械油を原因としたクラックを生じることがある。クラックが側面エリアA3に生じると、側面エリアA3のパターンP3が断線する。このような場合、検出回路106は、パターンP1〜P3及び抵抗R1〜R3に印加された電圧に対応して変化する電圧を検出し、CPU8は、検出回路106の検出電圧により、複数のエリアA1〜A3のうち何れの1又は複数のエリアのパターンP1〜P3が断線したかを特定し、モータ11の駆動を停止する。
以下では、断線異常を生じたエリアA1〜A3の特定方法を説明する。
<理論値の説明>
図8から図10は、各エリアA1〜A3の断線異常時における等価回路を示す。図8に示すように、前面エリアA1のパターンP1が断線すると、検出回路106から抵抗R1〜R3を見た合成抵抗値は、5kΩの抵抗を2並列接続した合成抵抗値になるため、2.5kΩになる。このため、検出回路106の検出電圧は3.6Vとなり、通常時の電圧3.1Vに比較して上昇変化する。
また図9に示すように、パターンP2の上面エリアA2が断線すると、検出回路106から抵抗R1〜R3を見た合成抵抗値は、抵抗R3の5kΩに一致することになる。この結果、検出回路106の検出電圧は4.2Vとなり、通常時の電圧3.1Vに比較して上昇変化する。
さらに図10に示すように、パターンP3の側面エリアA3が断線すると、検出回路106から抵抗R1〜R3を見た場合、全ての抵抗R1〜R3に至る通電経路が断線していることから、合成抵抗値は∞Ωとなる。このため、検出回路106の検出電圧は5.0Vとなり、この場合も通常時の電圧3.1Vに比較して上昇変化する。
<断線異常を生じたエリアの特定方法の説明(その1)>
CPU8は、検出回路106により検出された電圧により、断線異常の有無を判定する。例えばCPU8は、前述した通常時の検出回路106の検出電圧3.1Vを標準電圧値と見做し、検出電圧が標準電圧値から許容範囲内の電圧値(例えば、2.9〜3.3V)であるときには正常と判断し、この許容範囲を外れているときには断線異常、すなわち成形回路部品G2の異常と判断する。
またCPU8は、検出回路106により検出された電圧により、何れのエリアA1〜A3のパターンP1〜P3が断線したかを特定する。例えばCPU8は、前述した前面エリアA1のパターンP1が断線しているときの理論上の検出回路106の検出電圧3.6Vを中心値とし、検出電圧がこの中心値から所定範囲内の電圧値(例えば、3.4〜3.8V)であると判定したときには、前面エリアA1のパターンP1が断線していると特定する。
例えばCPU8は、前述した上面エリアA2のパターンP2が断線しているときの理論上の検出回路106の検出電圧4.2Vを中心値とし、検出電圧がこの中心値から所定範囲内の電圧値(例えば、4.0〜4.4V)であると判定したときには、少なくとも上面エリアA2のパターンP2が断線していると特定する。また例えばCPU8は、検出電圧が5.0V(すなわち、パターンP3の断線時の理論上の検出電圧)と見做せるときには、少なくとも側面エリアA3のパターンP3が断線していると特定する。
<エリア特定方法の説明(その2)>
また別の方法として、CPU8が、検出回路106の検出電圧から合成抵抗値を算出し、この合成抵抗値により異常の有無を判定したり、何れのエリアのパターンが断線したかを特定しても良い。
例えばCPU8は、前述した通常時の合成抵抗値1.7kΩを標準の合計抵抗値と見做し、検出回路106の検出電圧から合成抵抗値を算出し、この算出される合成抵抗値が、標準の合計抵抗値から許容範囲内の合計抵抗値(例えば、1.4〜2.0kΩ)であるときには正常と判断し、この許容範囲を外れているときには異常と判断する。
CPU8は、検出回路106の検出電圧から算出される合成抵抗値により、前面エリアA1、上面エリアA2、側面エリアA3のうち何れのエリアのパターンが断線したかを特定する。例えばCPU8は、前述した前面エリアA1のパターンP1が断線しているときの理論上の合成抵抗値2.5kΩを中心値とする。そして、CPU8は、検出回路106の検出電圧から算出される合成抵抗値が、この中心値から所定範囲内の抵抗値(例えば、2.1〜2.9kΩ)であるときには、前面エリアA1のパターンP1が断線していると特定する。
例えばCPU8は、上面エリアA2のパターンP2が断線しているときの理論上の合成抵抗値5.0kΩを中心値とする。そして、CPU8は、検出回路106の検出電圧から算出される合成抵抗値が、この中心値から所定範囲内の抵抗値(例えば、4.6〜5.4kΩ)であるときには、少なくとも上面エリアA2のパターンP2が断線していると特定する。
同様に、CPU8は、検出回路106の検出電圧から算出される合成抵抗値が∞Ω(側面エリアA3のパターンP3の断線時の理論上合成抵抗値)となるときには、少なくとも側面エリアA3のパターンP3が断線していると特定する。CPU8は、前面エリアA1、上面エリアA2、側面エリアA3のうち少なくとも一つ以上のエリアのパターン(P1〜P3の何れか)が断線していると特定したときには、インバータ部5を制御することでモータ11の駆動を停止する。例えば、CPU8が、インバータ部5の上下アームのスイッチング素子を全相オフすることでモータ11の駆動を停止できる。
本実施形態によれば、検出回路106は、パターンP1〜P3及び抵抗R1〜R3に印加された電圧に対応して変化する電圧を検出してCPU8に出力する。そして、CPU8は、検出回路106により検出された電圧により、前面エリアA1、上面エリアA2、側面エリアA3のうち何れのエリアのパターンP1〜P3が断線したかを特定する。これにより、これらのエリアA1〜A3のうち何れのエリアのパターンP1〜P3が断線しているかを特定でき、断線しているときには、モータ11の駆動を停止できる。また前述したように、CPU8は、検出回路106の検出電圧に代えて、この検出電圧から算出される合計抵抗値を用いて何れのエリアA1〜A3のパターンP1〜P3が断線しているか特定しても良い。
また本実施形態によれば、パターンP1〜P3が複数のエリアA1〜A3に渡って配線されているため、断線したエリアのパターンを1又は複数に絞ることができる。
(第3実施形態)
図11から図19は、第3実施形態の追加説明図を示す。本実施形態が、第2実施形態と異なるところは、パターンの引き回し方法にある。前述の特に第2実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
図11に示すように、パターンP11〜P13は、複数のエリアA1〜A3にそれぞれ構成されている。これらのパターンP11〜P13は、成形回路技術を用いて構成されている。これらのパターンP11〜P13は、筐体14の箱の内面に沿って構成されている。パターンP11〜P13は、検出回路106からエリアA1〜A3に沿ってそれぞれ独立して独自の経路で延設され、複数のエリアA1〜A3に対しそれぞれ異なる経路で延設されている。成形回路部品G3は、筐体14及びパターンP11〜P13により構成される。
パターンP13は、筐体14の側面エリアA3に構成されており、パターンP12は、筐体14の上面エリアA2に構成されている。またパターンP11は、筐体14の前面エリアA1に構成されている。これらのパターンP11〜P13の先端には、それぞれ抵抗R11〜R13が設置されている。
抵抗R11は、前面エリアA1に沿って伸設されたパターンP11の並行導線の先端に設置されるもので、例えば2kΩのチップ抵抗部品である。抵抗R12は、上面エリアA2に沿って伸設されたパターンP12の並行導線の先端に設置されており、例えば1.5kΩのチップ抵抗部品である。抵抗R13は、側面エリアA3に沿って平行に延設された並行導線の先端に設置されており、例えば1kΩのチップ抵抗部品である。その他の構成、例えば検出回路106の構成は、前述した第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図12は、等価回路を示している。この図12に示すように、検出回路106の側から抵抗R11〜R13を見ると、各エリアA1〜A3の各抵抗R11〜R13は、並列接続されていることになる。このとき合成抵抗値は0.46kΩとなる。この結果、電源回路2が、プルアップ抵抗Rpを通じてパターンP11〜P13に通電すると、検出回路106の検出電圧は1.6Vとなり、この電圧1.6VがCPU8に入力される。
図13から図15は、各エリアA1〜A3のパターンP11〜P13がそれぞれ断線したときの等価回路を示している。図13に示すように、前面エリアA1のパターンP11が断線すると、検出回路106から抵抗R11〜R13を見たときの合成抵抗値は、抵抗R12及びR13の並列抵抗値0.6kΩとなる。このため、CPU8の入力電圧は、1.9Vとなり、通常時の電圧1.6Vに比較して上昇する。
また図14に示すように、上面エリアA2のパターンP12が断線すると、検出回路106から抵抗R11〜R13を見たときの合成抵抗値は、前面エリアA1及び側面エリアA3の各抵抗R11及びR13の並列接続抵抗値となり、0.67kΩとなる。このため、CPU8の入力電圧は、2.0Vとなり、通常時の電圧1.6Vに比較して上昇する。
さらに図15に示すように、側面エリアA3のパターンP13が断線すると、検出回路106から見た抵抗R11〜R13の合成抵抗値は、前面エリアA1及び上面エリアA2の各抵抗R11及びR12の並列接続抵抗値となり、0.86kΩとなる。このため、CPU8の入力電圧は、2.3Vとなり、この場合も通常時の電圧1.6Vに比較して上昇する。
図16から図18は、エリアA1〜A3のうち2エリアのパターンが断線したときの等価回路を示し、図19は、全てのエリアA1〜A3のパターンが断線したときの等価回路を示している。
図16から図18に示すように、2エリアのパターンが断線したときには、断線していないエリアに設けられた抵抗の抵抗値が、検出回路106から見た合成抵抗値となる。このため、検出回路106は、プルアップ抵抗Rpと、断線していないエリアの抵抗とにより5V電源電圧を分圧した分圧電圧を検出し、CPU8はこの検出電圧を入力する。
例えば図16に示すように、前面エリアA1と上面エリアA2のパターンP11及びP12が共に断線したときには、合成抵抗値は、抵抗R13の抵抗値1.00kΩである。したがって、検出回路106は、プルアップ抵抗Rpと側面エリアA3の抵抗R13とにより5V電源電圧を分圧した2.5Vを検出し、CPU8はこの2.5Vを入力する。
同様に、例えば図17に示すように、前面エリアA1と側面エリアA3のパターンP11及びP13が共に断線したときには、合成抵抗値は、抵抗R12の抵抗値1.50kΩである。したがって検出回路106は、プルアップ抵抗Rpと上面エリアA2の抵抗R12とにより5V電源電圧を分圧した3.0Vを検出し、CPU8はこの3.0Vを入力する。
さらに同様に、例えば図18に示すように、前面エリアA1と上面エリアA2のパターンP11及びP12が共に断線したときには、合成抵抗値は、抵抗R11の抵抗値2.00kΩである。したがって検出回路106は、プルアップ抵抗Rpと前面エリアA1の抵抗R11とにより5V電源を分圧した3.3Vを検出し、CPU8はこの3.3Vを入力する。
これらを見ても明らかなように、2エリアのパターンが断線したときの検出回路106の検出電圧は、1エリアのパターンが断線したときの検出回路106の検出電圧に比較して大きくなるように変化する。
これにより検出回路106が、1エリアのパターンが断線したときの検出電圧に比較して大きく変化した電圧を検出することで、CPU8は、成形回路部品G3の異常範囲が広範囲に渡っているということを特定できる。またCPU8は、これらの異常範囲が異なっているときには、それぞれ検出回路106の検出電圧が異なることになり、この検出電圧値により、エリアA1〜A3のうち何れのエリアのパターン(P11〜P13の何れか)が断線したかを特定できる。
また図19に示すように、全てのエリアA1〜A3のパターンP11〜P13が断線したときには、検出回路106から抵抗R11〜R13の側を見た合成抵抗値は、∞Ωになることから、検出回路106は、プルアップ抵抗Rpを通じて5.0Vを検出し、CPU8はこの5.0Vを入力する。
3つのエリアA1〜A3のパターンP11〜P13が断線すると、検出回路106は、2エリアのパターンが断線したときの検出電圧に比較して、さらに大きく変化した電圧5.0Vを検出し、CPU8がこの電圧5.0Vを入力することになる。この場合、CPU8は、1エリア又は2エリアのパターンが断線しているときに比較して、異常範囲がさらに広範囲に渡っているということを特定できる。
このように、CPU8は、複数のエリアA1〜A3のうち何れのエリアのパターンP11〜P13が断線したかを特定できる。異常を生じていれば、CPU8は、インバータ部5を制御することでモータ11の駆動を停止できる。例えば、CPU8が、インバータ部5の上下アームのスイッチング素子を全相オフすることでモータ11の駆動を停止できる。
第3実施形態においても、CPU8は、検出回路106の検出電圧又は合計抵抗値の何れにより異常の有無を判定しても良く、また何れのエリアA1〜A3のパターンP11〜P13が断線しているかを特定しても良い。本実施形態によっても前述実施形態と同様の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、パターンP11〜P13が複数のエリアA1〜A3に対しそれぞれ異なる経路で延設されているため、どのエリアA1〜A3に断線があっても断線箇所を判別、特定できる。
(第4実施形態)
図20は、第4実施形態の追加説明図を示している。本実施形態では、前述実施形態で示したように成形回路部品の異常と判断したときに、インバータ装置201の本体の運転を停止する形態を示す。前述実施形態と同一構成については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分を中心に説明する。インバータ装置1に代わるインバータ装置201は、電源回路2に代わる電源回路202と、リレー27とを備える。
図20に示すように、配線用遮断器23、及び電磁接触器24が、三相交流電源10とインバータ装置201の交流入力端子との間に縦続接続されている。配線用遮断器23は、いわゆるブレーカであり、当該配線用遮断器23の二次側に所定以上の負荷電流が流れたときに当該二次側への出力を遮断する機器である。また電磁接触器24は、操作コイル25を備え、当該操作コイル25に電源が通電されている間、三相交流電源10をインバータ装置201の内部に通電オンする接触器である。
電源回路202は、例えばAC/DCコンバータにより構成され、配線用遮断器23と電磁接触器24との間に三相交流電源10から出力される三相のうち二相の交流電圧を入力し、所定の電源電圧(例えば、24V)を生成する。この電源回路202は、CPU8及びメモリ9等を備えた制御回路26に電源供給する。リレー27は、ノーマルクローズ型であり、通常時にはクローズされている。
前述したように、筐体14が溶融するとパターン7が断線し、制御回路26のCPU8が検出回路6の検出結果により成形回路部品G1の異常と判断する。このとき、制御回路26のCPU8は、リレー27をオフ制御することで電磁接触器24を通電オフ制御する。これにより、電磁接触器24はインバータ装置201への通電を遮断する。
この場合、配線用遮断器23は、三相交流電源10の出力をその二次側に遮断しないため、交流電圧が電源回路202に供給され続ける。したがって、電源回路202は、制御回路26に制御用電源を供給し続けることができる。
これにより、制御回路26のCPU8が、リレー27のオフ状態を保持し続けることができる。したがって、たとえコンバータ部4及びインバータ部5への通電が遮断されたとしても、リレー27がクローズすることはなく、制御回路26は動作し続けることができ、この結果、制御回路26はリレー27をオープンに保持し続けることができる。制御回路26がリレー27をオープンに保持し続ければ、インバータ装置201の本体の運転を停止し続けることができる。
したがって、筐体14の少なくとも一部が溶融又は分断された場合であっても、制御回路26のCPU8が成形回路部品G1の異常と判断したときに、インバータ装置201の本体の運転を停止できる。
(他の実施形態)
前述実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形又は拡張が可能である。
脚部21、22は金属製であっても良い。脚部21、22が金属により構成されている場合には、金属製の脚部21、22と筐体14とを固定する部分にパターンP2、P12を構成することが望ましい。成形回路部品G1、G2、G3が、樹脂製の筐体14にパターンP1〜P3、P11〜P13をメッキ技術により施して構成される形態を示したが、特に、メッキ技術により構成しなくても良く蒸着技術を用いて構成しても良い。
第1実施形態では、CPU8が検出回路6の検出結果をデジタル入力ポートに入力した形態を示したが、アナログ入力ポートに入力するようにしても良い。CPU8は、アナログ入力ポートに入力されたアナログ電圧が、複数の範囲の何れの範囲内に属しているか否かを判定することで、パターン7が導通しているか断線しているか、すなわち成形回路部品G1が正常であるか異常であるかを判断できる。
前述の実施形態では、筐体14が、内部に空間を有する立方箱状に構成されている形態を示したが、必ずしも立方箱状に構成されていなくても良いし、各種の成形技術により多面体に構成されていれば良い。このような場合であっても、筐体14の全面にパターンP1〜P3、P11〜P13を構成しなくても良い。
前述の実施形態では、1つのエリア(例えば、前面エリアA1)に対して1つの抵抗(例えば、抵抗R1)を設置した形態を示しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、1つのエリアに2つの抵抗を接続しても良いし、その数は限られない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、各実施形態1〜4に示した構成、条件に限定されることはなく、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1はインバータ装置(インバータ装置本体)、6、106は検出回路(検出部)、7、P1〜P3、P11〜P13はパターン、8はCPU(判断部、停止部)、14は筐体(保持体)、R1〜R3、R11〜R13は抵抗、A1は前面エリア(エリア)、A2は上面エリア(エリア)、A3は側面エリア(エリア)、G1、G2、G3は成形回路部品、を示す。

Claims (4)

  1. 負荷を駆動するインバータ装置本体を保持するもので、少なくとも一部が溶融又は分断可能な材料により構成された保持体、及び、前記保持体に一体に構成されると共に電気的に導通可能であり、前記保持体の少なくとも一部が溶融又は分断すると断線するパターン、を備える成形回路部品と、
    前記パターンの断線を電気的に検出する検出部と、
    前記断線が検出されると前記成形回路部品の異常と判断する判断部と、
    前記異常と判断されると前記負荷の駆動又は前記インバータ装置本体の運転を停止する停止部と、
    を備えるインバータ装置。
  2. 前記成形回路部品は、複数のエリアに区画された多面体により構成され、前記複数のエリアのうち少なくとも一つ以上のエリアに前記パターンを備え、
    前記パターンに接続される1又は複数の抵抗と、
    前記パターン及び前記抵抗に印加された電圧に対応して変化する電圧を検出する検出回路と、
    前記検出された電圧、又は、この検出電圧により算出される前記パターン及び前記抵抗を含む合成抵抗値、により、前記複数のエリアのうち何れの1又は複数のエリアの前記パターンが断線したかを特定する特定部と、
    を備える請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記成形回路部品のパターンは、前記複数のエリアに渡って配線されている請求項2記載のインバータ装置。
  4. 前記成形回路部品のパターンは、前記複数のエリアに対しそれぞれ異なる経路で延設されている請求項2記載のインバータ装置。
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