JP2019184423A - Storage container and integrated body - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、キャスクを収納する収納容器、及び、収納容器を集積した集積体に関する。 The present disclosure relates to a storage container that stores a cask and an integrated body in which the storage containers are integrated.
従来、使用済み核燃料集合体を収納するキャスクがある。特許文献1は、このようなキャスクを収納可能とする収納容器を開示している。
Conventionally, there is a cask for storing spent nuclear fuel assemblies.
特許文献1に示されている収納容器では、キャスクは、収納容器の底部にある基台上に載置されている。このとき、例えば、収納容器に高レベルの地震力が加わると、地震の慣性力が基台からキャスクに伝わり、その結果、大きな慣性力が収納容器全体に負荷されることも考えられる。このような突発的な外力に起因した慣性力は、収納容器に損傷を与えるおそれがあるため、対策が望まれる。
In the storage container shown in
そこで、本開示は、外力に対する耐久性の向上に有利な収納容器及び集積体を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present disclosure is to provide a storage container and an assembly that are advantageous in improving durability against external force.
本開示の一態様に係る収納容器は、キャスクを収納する収納容器であって、キャスクに面する内側面を有する筒状体と、筒状体の鉛直方向上部の開口部に、移動可能に取り付けられた蓋体と、筒状体に設けられ、蓋体の移動範囲を拘束する拘束部と、を備える。 A storage container according to an aspect of the present disclosure is a storage container that stores a cask and is movably attached to a cylindrical body having an inner surface facing the cask and an opening in an upper part in the vertical direction of the cylindrical body. And a restraining portion that is provided on the tubular body and restrains the movement range of the lid.
また、上記の収納容器において、拘束部は、蓋体と係合しているものとしてもよい。拘束部は、筒状体又は蓋体の一方に取り付けられ、かつ、筒状体又は蓋体の他方の側に向けて突出する基準体を備え、筒状体又は蓋体の他方は、基準体の突出した部分を内面で囲った範囲に収容する穴部を有するものとしてもよい。筒状体又は蓋体の他方は、穴部に設置される金属管を備え、基準体と接触する穴部の内面は、金属管の内面であるものとしてもよい。筒状体は、回転体を介して、蓋体を支持するものとしてもよい。筒状体の材質は、コンクリートであり、筒状体は、金属板を介して、蓋体を支持するものとしてもよい。蓋体の水平面上の外形の大きさは、筒状体の水平面上の外形の大きさよりも小さく、蓋体の移動範囲は、筒状体の水平面上の外形の範囲内にあるものとしてもよい。筒状体の水平面上の外形、及び、蓋体の水平面上の外形は、6角形であり、回転体は、6角形の中心を通る3つの対角線上に、6角形の中心を基準として120°間隔で、1つずつあるものとしてもよい。筒状体の水平面上の外形、及び、蓋体の水平面上の外形は、6角形であり、拘束部は、6角形の中心を通る3つの対角線上に、6角形の中心を基準として回転体とは60°ずれた120°間隔で、それぞれ1つずつあるものとしてもよい。また、上記の収納容器は、筒状体の内側面に一端が接続され、蓋体の下面に他端が接続される連結部を備えるものとしてもよい。 Further, in the above storage container, the restraining portion may be engaged with the lid. The restraining portion includes a reference body that is attached to one of the cylindrical body or the lid and protrudes toward the other side of the cylindrical body or the lid, and the other of the cylindrical body or the lid is the reference body It is good also as a thing which has a hole part which accommodates in the range which surrounded the part which protruded by the inner surface. The other of the cylindrical body or the lid may include a metal tube installed in the hole, and the inner surface of the hole contacting the reference body may be the inner surface of the metal tube. A cylindrical body is good also as what supports a cover body via a rotary body. The material of the cylindrical body may be concrete, and the cylindrical body may support the lid through a metal plate. The size of the outer shape of the lid on the horizontal plane is smaller than the size of the outer shape of the cylindrical body on the horizontal plane, and the movement range of the lid may be within the range of the outer shape of the cylindrical body on the horizontal plane. . The outer shape of the cylindrical body on the horizontal plane and the outer shape of the lid body on the horizontal plane are hexagonal, and the rotating body is 120 ° with respect to the center of the hexagon on three diagonal lines passing through the center of the hexagon. There may be one each at intervals. The outer shape of the cylindrical body on the horizontal plane and the outer shape of the lid body on the horizontal plane are hexagonal, and the restraining portion is a rotating body on the three diagonal lines passing through the center of the hexagon and with the hexagonal center as a reference. May be one each at 120 ° intervals that are 60 ° apart. In addition, the storage container may include a connecting portion having one end connected to the inner surface of the cylindrical body and the other end connected to the lower surface of the lid.
また、本開示の一態様に係る集積体は、第1キャスクを収納する第1収納容器と、第2キャスクを収納する第2収納容器と、第3キャスクを収納する第3収納容器と、を含み、第1収納容器、第2収納容器及び第3収納容器は、それぞれ、上記の収納容器であり、第1収納容器が備える筒状体、第2収納容器が備える筒状体、及び、第3収納容器が備える筒状体は、それぞれ、6角柱状であり、他の2つの筒状体に対面し、ハニカム状に配置される。 In addition, an integrated body according to one aspect of the present disclosure includes a first storage container that stores a first cask, a second storage container that stores a second cask, and a third storage container that stores a third cask. The first storage container, the second storage container, and the third storage container are the above-mentioned storage containers, respectively, the cylindrical body provided in the first storage container, the cylindrical body provided in the second storage container, and the first Each of the cylindrical bodies included in the three storage containers has a hexagonal columnar shape, faces the other two cylindrical bodies, and is arranged in a honeycomb shape.
本開示によれば、外力に対する耐久性の向上に有利な収納容器及び集積体を提供することができる。 According to the present disclosure, it is possible to provide a storage container and an assembly that are advantageous in improving durability against external force.
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ここで、実施形態に示す寸法、材料、その他、具体的な数値等は、例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。また、実質的に同一の機能及び構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、本開示に直接関係のない要素については、図示を省略する。更に、以下の各図では、鉛直方向にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内において、X軸と、X軸に垂直な方向にY軸とを取る。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings. Here, the dimensions, materials, and other specific numerical values shown in the embodiments are merely examples, and the present disclosure is not limited unless otherwise specified. Further, elements having substantially the same function and configuration are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted. Elements that are not directly related to the present disclosure are not illustrated. Further, in the following drawings, the Z axis is taken in the vertical direction, and the X axis and the Y axis are taken in the direction perpendicular to the X axis in a plane perpendicular to the Z axis.
(収納容器)
図1は、一実施形態に係る収納容器10の構成を示す斜視図である。図2は、収納容器10の鉛直方向の断面図である。図3は、収納容器10の水平方向の断面図であり、基台16の上面27側に向かう鉛直方向で見た図である。収納容器10は、キャスクCを収納する。
(Storage container)
FIG. 1 is a perspective view illustrating a configuration of a
キャスクCは、例えば、使用済み核燃料集合体を収納する金属製の乾式キャスクである。ここで、使用済み核燃料集合体とは、原子炉での反応を終えた複数の使用済み核燃料棒を連結した集合体をいう。なお、各図では、使用済み核燃料集合体を収納しているキャスクCの外形を、概略的に全長LC及び外径DCの円柱で示している。 The cask C is, for example, a metal dry cask that houses a spent nuclear fuel assembly. Here, the spent nuclear fuel assembly refers to an assembly in which a plurality of spent nuclear fuel rods that have been reacted in the nuclear reactor are connected. In each figure, the outer shape of the cask C housing the spent nuclear fuel assembly is schematically shown as a cylinder having a full length LC and an outer diameter DC.
本実施形態に係る収納容器10は、全体として、鉛直軸AXを中心軸とした略6角柱状の外形を有する。収納容器10は、内部に形成されている収納空間S1にキャスクCを縦置きに収納する。なお、各図では、収納容器10の外形を、全長L1、並びに、水平面上の6角形の寸法である二面幅W1及び対角距離W2の略6角柱で示している。
The
キャスクCを収納した収納容器10は、例えば、屋外の地盤上に設置される。収納容器10を略6角柱状としているため、地盤上への設置時に、複数の収納容器10を外側面同士で近接あるいは締結させて、いわゆるハニカム構造で集積配置させることができる。
The
収納容器10は、筒状体12と、蓋体14と、基台16と、載置板30とを備える。ここで、キャスクC内の使用済み核燃料集合体からは、微量の中性子線等の放射線が漏出することも懸念される。ただし、微量の放射線の漏出に短期的に暴露されることが問題になることはない。しかし、キャスクCの周辺では、長期的に暴露されることもあり得ることから、キャスクCを収納する容器の材質をコンクリートとする場合がある。そこで、本実施形態では、筒状体12、蓋体14及び基台16を構成する主材料は、コンクリートである。収納容器10は、全体としてコンクリート製となることから、コンクリートオーバパック(COP)とも表現される。
The
筒状体12は、内側の空間を収納空間S1とする6角柱状である。筒状体12は、6角柱の6つの側面からなる外側面12aと、円筒状の内側面12bとを有する。なお、各図では、収納空間S1の形状を、全長L2及び内径D2の円筒で示している。筒状体12の全長L2は、収納空間S1の全長に相当する。キャスクCが筒状体12に対して同軸状に収納空間S1内に配置されているとすると、キャスクCの外壁面と、筒状体12の内側面12bとの間に、間隔Gの隙間空間が生じる。
The
また、筒状体12は、外側面12aを構成する6つの側面上のそれぞれに、水平方向の中央部で鉛直方向に沿って伸びる溝部12cを有する。溝部12cは、複数の収納容器10を上記のようにハニカム構造で集積配置した際に、隣り合う収納容器10同士で互いに向かい合うことで、空気の流路となり得る。つまり、収納容器10をハニカム構造に集積配置した場合、溝部12cは、対面する別の収納容器10の側面に設けられた溝部12cと対向する。
Moreover, the
蓋体14は、筒状体12の鉛直方向上部の開口部を覆う平板である。蓋体14の平面形状は、筒状体12の外側面12aに合わせた6角形である。蓋体14の平面形状の大きさ、及び、筒状体12の上部における蓋体14の支持構造については、以下で詳説する。
The
また、蓋体14は、第1開口部として、収納空間S1を流れる空気を収納容器10の外部に排出するための複数の排出口14aを有する。本実施形態の排出口14aは、それぞれ、蓋体14の6つの側面上で、水平方向の中央部で鉛直方向に切り欠かれた切り欠き部である。更なる第1開口部として、筒状体12の上端には、蓋体14の排出口14aと連続する切り欠き部12dを有してもよい。なお、排出口14aは、このような切り欠き部で構成されるものではなく、蓋体14の外周部近傍で鉛直方向に沿って貫通する貫通孔で構成されるものでもよい。又は、蓋体14に排出口14aを設けることに代えて、筒状体12の上端部に形成された切り欠き部等の排出口だけが存在するものとしてもよい。
Moreover, the
また、排出口14aや切り欠き部12dが上記例示した位置に設けられている場合、筒状体12の外側面12aに形成されている複数の溝部12cは、それぞれ、排出口14aや切り欠き部12dと連続するものとしてもよい。これにより、収納容器10の外部と収納空間S1との間で、空気の流通経路が形成されやすくなる。
Moreover, when the
基台16は、筒状体12の下方に配置され、筒状体12を支持する部材である。基台16の全体形状は、筒状体12の外形に合わせた略6角柱である。筒状体12は、不図示のボルト等により、基台16の上面27に取り付けられる。
The
また、基台16は、収納空間S1と外部とに連通する第2開口部を有する。第2開口部の形状に基づいて、基台16は、例えば、鉛直方向の長さがL4の第1積層部16aと、鉛直方向の長さがL5の第2積層部16bとの2つの積層部が鉛直方向に積層された部材であると考えることができる。この場合、基台16の全長L3は、長さL4と長さL5とを加えたものとなる。第1積層部16aの上面は、基台16の上面27に相当する。第1積層部16aの下面は、第2積層部16bの上面と一体化されている。第2積層部16bの下面は、基台16の底面すなわち収納容器10の底面に相当する。
The
第1積層部16aは、鉛直方向に貫通した、第1貫通孔20aと、6つの第2貫通孔21a〜26aとの2種類の貫通孔を有する。第1貫通孔20aは、図3中の破線円で示すように、鉛直軸AXと同軸に形成され、開口径D3を有する。開口径D3は、キャスクCの外径DCよりも小さい。第2貫通孔21a〜26aは、それぞれ、鉛直軸AXから同一距離で、かつ、鉛直軸AXを基準として等間隔で形成され、開口径D4を有する。本実施形態では、第2貫通孔21a〜26aは、それぞれ、鉛直軸AXから基台16の各外側面に向かう方向に合わせて、60°間隔で形成されている。なお、第2貫通孔21a〜26aの個数や位置は、上記例示に限らず、適宜変更しても構わない。
The 1st lamination | stacking
図4は、第2積層部16bの水平方向の断面図である。第2積層部16bは、鉛直方向に切られた、それぞれ第1連通空間S2を形成する6つの第1開口溝21b〜26bと、第2連通空間S3を形成する第2開口溝20bとの2種類の開口溝を有する。第1開口溝21b〜26bは、それぞれ、鉛直軸AXから基台16の各外側面に向かう方向に形成され、間隔W3を有する。間隔W3は、例えば、第1積層部16aに形成されている第2貫通孔21a〜26aの開口径D4と同一である。つまり、第1開口溝21b〜26bは、それぞれ、第2貫通孔21a〜26aに連通する。第2開口溝20bは、鉛直軸AXと同軸に形成される。つまり、第2開口溝20bは、第1貫通孔20aに連通する。また、第2開口溝20bは、水平方向で、第1開口溝21b〜26bのぞれぞれと連通する。すなわち、第2積層部16bには、中心側に形成された第2連通空間S3と、第2連通空間S3から径方向に外側面まで延伸する第1連通空間S2とが形成されている。
FIG. 4 is a horizontal cross-sectional view of the second
このような基台16の形状によれば、図2を参照すると、6つの第1開口溝21b〜26bの外部に面する開口から流入した空気は、第1連通空間S2を通過して、そのうち一方の空気は、第2貫通孔21a〜26aに導かれて、収納空間S1内に流入する。また、第1連通空間S2を通過したうちの他方の空気は、更に第2連通空間S3を通過して第1貫通孔20aに導かれて、収納空間S1内に流入する。つまり、第2開口部とは、第1貫通孔20a、第2貫通孔21a〜26a、第1開口溝21b〜26b及び第2開口溝20bを含む一連の開口部をいう。
According to such a shape of the
載置板30は、収納空間S1に面する基台16の上面27に、脚部34を介して設置されている。載置板30の上面30aには、キャスクCが載置される。載置板30は、金属製の円板状部材である。載置板30の外径D5は、キャスクCの外径DCよりも大きく、筒状体12の内径D2よりも小さい。なお、載置板30は、基台16に対して略同軸に設置されるものとする。また、キャスクCは、載置板30に対して略同軸に載置されるものとする。載置板30の厚さTは、キャスクCの荷重に耐え得る寸法を有する。
The mounting
脚部34は、例えば、載置板30の下面30bの外周部に、鉛直軸AXを基準として等間隔で配置される部材である。つまり、脚部34は、複数ある。なお、本実施形態では、脚部34は、6つある。本実施形態では、脚部34は、載置板30が基台16の上面27上に設置された際には、それぞれ、基台16に形成されている第2貫通孔21a〜26aの位置を避けて、上面27と接触する。また、脚部34が存在することにより、載置板30が基台16の上面27上に設置された際には、載置板30の上面30aは、基台16の上面27から高さHの位置となる。高さHを、載置板30の厚さTよりも大きく設定することにより、載置板30の下面30bと基台16の上面27との間には、隙間が生じる。また、脚部34の長手方向の幅W4は、例えば、キャスクCの荷重に耐え得ることや、第2貫通孔21a〜26aの開口を塞がないことなどを条件として決定される。
The
ここで、図2を参照すると、外部から第1連通空間S2を通過して第2貫通孔21a〜26aに導かれた空気は、収納空間S1に流入する。収納空間S1内の空気は、キャスクCの外壁面に沿いながら、収納空間S1内の隙間空間を下方から上方に通過し、最終的に蓋体14に形成されている排出口14a、又は、筒状体12に形成されている切り欠き部12dから外部に排出される。したがって、キャスクCから放出された熱は、収納空間S1内のこのような空気の流れに沿って、収納空間S1の外部に放熱される。
Here, referring to FIG. 2, the air that has passed through the first communication space S <b> 2 from the outside and is guided to the second through
一方、外部から第2連通空間S3を通過して第1貫通孔20aに導かれた空気は、載置板30の下面30bと基台16の上面27との間の隙間を通過して、収納空間S1内の隙間空間を下方から上方に通過する空気の流れに合流する。したがって、キャスクCの底面近傍から放出された熱も、収納空間S1内の空気の流れに沿って、収納空間S1の外部に放熱される。
On the other hand, the air guided from the outside through the second communication space S3 to the first through
次に、筒状体12の上部における蓋体14の支持構造について説明する。図5は、収納容器10の上部の構成を示す平面図である。図6は、収納容器10の外形の6角形の対角距離で切断した一部断面図である。
Next, the support structure of the
収納容器10は、蓋体14の支持構造として、例えば、筒状体12に支持され、かつ、蓋体14の面側に回転面を接触させて、筒状体12に対して蓋体14を移動可能とする回転体42を備える。回転体42は、ボールローラー等の回転機構40に含まれ、同じく回転機構40に含まれる本体部44に回転可能に支持されている。蓋体14が筒状体12に支持されている状態では、筒状体12の鉛直方向上部の上端面12eの少なくとも一部と、蓋体14の下面14bの外周端近傍の領域とが対向する。そこで、本体部44は、蓋体14が筒状体12に支持されているときに、筒状体12と蓋体14とが非接触で、かつ、回転体42が蓋体14の下面14bに接触するように、筒状体12の上端面12e側に固定される。このとき、例えば、外部から収納空間S1内への異物の混入を抑えるために、筒状体12の上端面12eと蓋体14の下面14bとの間の隙間は小さいことが望ましい。そこで、本体部44は、回転体42の一部が筒状体12の上端面12eから突出するように、上端面12e側に埋め込まれる。
The
また、本実施形態の収納容器10には、3つの回転体42が設置されている。本実施形態の筒状体12の水平面上の外形、及び、蓋体14の水平面上の外形は、それぞれ6角形である。すなわち、3つの回転体42は、図5に示すように、6角形の中心である鉛直軸AXを通る3つの対角線上に、鉛直軸AXを基準として120°間隔で、1つずつ設置してある。
Moreover, the three
また、収納容器10は、3つの回転体42の回転面がそれぞれ接触する蓋体14の下面14bの3カ所に、それぞれ金属板46を備えるものとしてもよい。この場合、回転体42の回転面は、金属板46の表面に接触する。つまり、回転体42は、金属板46を介して蓋体14の下面14bを支持する。1つの金属板46の平面は、少なくとも、蓋体14が水平面上のいずれの方向に移動しても、対応する回転体42の回転面が金属板46に接触し続ける領域を含む。また、金属板46は、上記と同様、筒状体12の上端面12eと蓋体14の下面14bとの間の隙間を小さくするために、蓋体14の下面14b側に埋め込まれる。
Further, the
なお、上記説明では、回転体42が、筒状体12に支持され、蓋体14の下面14b側に回転面を接触させるものとしたが、これとは反対に、蓋体14に支持され、筒状体12の上端面12e側に回転面を接触させるものとしてもよい。ただし、回転体42の回転面を上端面12e側に接触させる場合には、対応する金属板46は、上端面12e側に埋め込まれることになる。
In the above description, the rotating
また、収納容器10は、筒状体12に設けられ、蓋体14の移動範囲を拘束する拘束部54を備える。本実施形態の拘束部54は、筒状体12に対する蓋体14の移動範囲を規定する基準体50を備える。基準体50は、例えば、筒状体12に取り付けられ、かつ、蓋体14の側に向けて突出する。本実施形態では、基準体50は、鉛直方向を延伸方向とし、一端が上端面12eから下方に埋め込まれ、他端が上端面12eから上方へ突出する金属製の円柱状の棒体である。更に、拘束部54を構成する部分として、蓋体14は、基準体50の上端面12eから突出した部分を内面14dで囲った範囲に収容する穴部14cを有する。穴部14cは、鉛直方向に沿って円柱状に掘られている。なお、穴部14cは、蓋体14を貫通しない。また、穴部14cは、筒状体12上に蓋体14を支持させているときに、基準体50の先端が穴部14cに接触しない程度の深さを有する。このような構成によれば、基準体50の上端面12eから突出した部分の側面は、水平方向において、穴部14cの内面14dに対向する。したがって、蓋体14は、水平方向に移動したときには、基準体50が内面14dに接触したところでそれ以上の移動が規制される。
The
ここで、図5に示すように、筒状体12の水平面上の6角形の中心と、蓋体14の水平面上の6角形の中心とが、鉛直軸AXで互いに一致している状態では、基準体50の軸中心と、穴部14cの軸中心とが、おおよそ一致しているものとする。以下、この状態にある蓋体14の位置を「標準位置」という。このとき、基準体50の側面と、対向する穴部14cの内面14dとの間の距離L6で示される範囲が、蓋体14の標準位置からの移動範囲となる。つまり、水平方向の一方向、例えばX方向では、蓋体14は、標準位置からX方向プラス側に距離L6、かつ、標準位置からX方向マイナス側に距離L6の範囲で移動可能である。したがって、予め距離L6を所望の寸法値に設定しておくことで、穴部14cの内面14dと、基準体50とが接触する範囲で、蓋体14の移動範囲が所望の範囲に規定される。
Here, as shown in FIG. 5, in a state where the center of the hexagon on the horizontal plane of the
また、基準体50と、それに対応する穴部14cとの組が設置される場合、収納容器10には、少なくとも1つの組が設置される必要がある。ここで、上記のとおり、筒状体12の水平面上の外形、及び、蓋体14の水平面上の外形は、本実施形態の収納容器10では、基準体50と穴部14cとの組の設置数を3つとしている。3つの組は、図5に示すように、6角形の中心である鉛直軸AXを通る3つの対角線上に、鉛直軸AXを基準として、それぞれ隣り合う回転体42とは60°ずれた120°間隔で、1つずつある。
Further, when a set of the
また、収納容器10では、蓋体14の水平面上の外形の大きさは、筒状体12の水平面上の外形の大きさよりも小さい。図5を参照すると、蓋体14の水平面上の外形は、筒状体12の水平面上の外形と同様に6角形である。しかし、蓋体14の二面幅W5は、筒状体12の二面幅W1よりも小さい。また、蓋体14の対角距離W6は、筒状体12の対角距離W2よりも小さい。ここで、蓋体14の二面幅W5は、基準体50と穴部14cとの組における距離L6を用いると、筒状体12の二面幅W1よりも距離L6の2つ分だけ小さい。同様に、蓋体14の対角距離W6は、筒状体12の対角距離W2よりも距離L7(L7>L6)の2つ分だけ小さい。また、蓋体14が標準位置にある状態では、6角形の対角距離で考えた場合、図6に示すように、筒状体12の頂点と蓋体14の頂点との間の距離は、基準体50と穴部14cとの組における距離L6とおおよそ合う。
In the
図7は、筒状体12と蓋体14とのそれぞれの形状が上記のような関係にある場合に、蓋体14が、一例としてX方向プラス側に移動した状態を示す平面図である。図7では、筒状体12の水平面上の6角形の中心軸をAX1と表記し、蓋体14の水平面上の6角形の中心軸をAX2と表記している。なお、筒状体12に係る中心軸AX1は、各図における鉛直軸AXと同位置である。
FIG. 7 is a plan view showing a state in which the
図7において、蓋体14は、標準位置からX方向のプラス側に向けて、基準体50と穴部14cとの組により規定された移動可能な最大距離である距離L6分移動している。ここで、蓋体14の対角距離W6は、上記のとおり、予め筒状体12の対角距離W2よりも距離L7の2つ分だけ小さく設定されている。ここで、距離L7は、二面幅でいう距離L6よりも大きい。そのため、蓋体14は、X方向プラス側へ最大距離移動したとしても、標準位置から距離L6の地点で移動が規制される。つまり、本実施形態の蓋体14は、図7に示すように、筒状体12の水平面上の6角形の範囲内で移動することになる。
In FIG. 7, the
なお、図7は、6角形の対角距離に沿ったX方向についての例であるが、例えば、6角形の二面幅に沿ったY方向についても同様である。蓋体14の二面幅W5は、上記のとおり、予め筒状体12の二面幅W1よりも距離L6の2つ分だけ小さく設定されている。そのため、蓋体14は、Y方向プラス側又はマイナス側のいずれの方向へ最大距離移動したとしても、標準位置から距離L6の地点で移動が規制されるので、それ以上外側に移動することができない。したがって、蓋体14が、標準位置にある状態から水平方向のいずれの方向へ移動したとしても、蓋体14の一部が、筒状体12の水平面上の6角形を超えて外側に突出することがない。つまり、蓋体14の移動範囲は、筒状体12の水平面上の外形の範囲内にある。
FIG. 7 shows an example of the X direction along the hexagonal diagonal distance, but the same applies to the Y direction along the hexagonal dihedral width, for example. As described above, the two-surface width W5 of the
また、蓋体14は、それぞれの穴部14cに、金属管52を備えるものとしてもよい。金属管52は、穴部14cの内面14dに外周面を合わせる形で設置される。そのため、金属管52が穴部14cに設置される場合、基準体50と接触する穴部14cの内面14dは、図6に示すように、金属管52の内面に相当する。このような構成によれば、蓋体14の移動により基準体50と穴部14cとが接触するとき、基準体50の側面が実際に接触するのは、蓋体14を形成するコンクリート部分ではなく、金属管52となる。
Further, the
なお、上記説明では、基準体50が、筒状体12に取り付けられ、蓋体14の側に向けて突出するものとし、それに伴い、穴部14cが、基準体50に形成されるものとした。しかし、これとは反対に、基準体50が、蓋体14に取り付けられ、筒状体12の側に向けて突出するものとし、それに伴い、穴部14cが、筒状体12の上端面12eに形成されるものとしてもよい。ただし、穴部14cが筒状体12側に形成される場合には、対応する金属管52は、筒状体12側に設置されることになる。
In the above description, it is assumed that the
また、収納容器10は、筒状体12の内側面12bに一端が接続され、蓋体14の下面14bに他端が接続される連結部60を備える。図5及び図6では、一例として、4つの連結部60が、鉛直軸AXを基準として90°間隔で設置されている。1つの連結部60は、1つのワイヤーロープ62と、2つのシャックル64と、2つのアイボルト66とを含む。ワイヤーロープ62の一端は、1つの可動のシャックル64を介して、筒状体12の内側面12bに締結されている1つのアイボルト66に接続されている。一方、ワイヤーロープ62の他端は、残り1つの可動のシャックル64を介して、蓋体14の下面14bに締結されている残り1つのアイボルト66に接続されている。ワイヤーロープ62は、蓋体14が移動範囲内で移動する限りは、両端から引張力を受けないように、予め弛みを持たせて取り付けられている。一方、蓋体14が何らかの原因で移動範囲を超えて移動した場合には、その直後に、ワイヤーロープ62が両端からの引張力を受けることで、連結部60は、蓋体14のそれ以上の移動を抑制する。ここで、ワイヤーロープ62が両端から引張力を受けるときは、蓋体14が、筒状体12上に支持されている状態、すなわち筒状体12上から未だ落下していない状態にあるときである。
In addition, the
なお、上記のように、4つの連結部60を水平面上の四方にそれぞれ設置することは、蓋体14がいずれの方向に移動しても、それぞれ分担して引張力を受けることができるので、1つの連結部60に係る負荷を減らす点で好適である。ただし、例えば、収納容器10の構造上、蓋体14の重量が比較的軽い場合や、想定される外力の大きさが更に大きい場合などには、連結部60の設置数又は設置位置を適宜変更してもよい。
In addition, as described above, since the four connecting
また、ワイヤーロープ62を用いる連結部60に代えて、図8に示すようなチェーン72を用いる連結部70を採用してもよい。1つの連結部70は、1つのチェーン72と、2つのシャックル74と、2つのブラケット76とを含む。チェーン72の一端は、1つの可動のシャックル74を介して、筒状体12の内側面12bに固定されている1つのブラケット76に接続されている。一方、チェーン72の他端は、残り1つの可動のシャックル74を介して、蓋体14の下面14bに固定されている残り1つのブラケット76に接続されている。チェーン72は、ワイヤーロープ62よりも強度が高いので、例えば、蓋体14の重量が比較的重い場合には、規定の移動範囲以上の蓋体14の移動を抑制させる信頼度を向上させる。
Moreover, it may replace with the
次に、本実施形態による作用及び効果について説明する。 Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
本実施形態に係るキャスクCを収納する収納容器10は、キャスクCに面する内側面12bを有する筒状体12と、筒状体12の鉛直方向上部の開口部に、移動可能に取り付けられた蓋体14とを備える。また、収納容器10は、筒状体12に設けられ、蓋体14の移動範囲を拘束する拘束部54を備える。
The
このような収納容器10によれば、蓋体14が筒状体12に対して移動可能に支持されているので、地震力のような突発的な外力が収納容器10に加わった場合、蓋体14は、筒状体12と位相をずらして振動する。そのため、収納容器10全体では、蓋体14が動吸振器として作用し、キャスクCの荷重を受ける基台16に支持されている筒状体12の振動が抑えられる。したがって、このような外力が加わった場合の収納容器10全体に係る慣性力の増大を抑制することができ、その結果、外力に対する耐久性を向上させることができる。
According to such a
また、収納容器10によれば、突発的な外力が加えられたことで蓋体14が移動しても、拘束部54により蓋体14の移動範囲が拘束されるので、蓋体14が移動し過ぎて動吸振器としての作用しなくなることを抑制することができる。
Further, according to the
また、本実施形態に係る収納容器10では、拘束部54は、蓋体14と係合しているものとしてもよい。
Further, in the
このような収納容器10によれば、拘束部54は、筒状体12に設けられていることに加えて、蓋体14と係合するので、拘束部54が設置される具体的位置を、例えば、筒状体12の上端面12eと蓋体14の下面14bとが対向する位置とすることができる。すなわち、拘束部54を、すでに存在する構成要素内に収容することができるので、収納容器10の大型化を抑制することができる。
According to such a
また、本実施形態に係る収納容器10では、拘束部54は、筒状体12又は蓋体14の一方に取り付けられ、かつ、筒状体12又は蓋体14の他方の側に向けて突出する基準体50を備えるものとしてもよい。また、筒状体12又は蓋体14の他方は、基準体50の突出した部分を内面14dで囲った範囲に収容する穴部14cを有するものとしてもよい。
In the
このような収納容器10によれば、突発的な外力が加えられたときの蓋体14の移動範囲を、基準体50と、穴部14cの内面14dとが接触するまでの範囲として規定することができる。
According to such a
また、本実施形態に係る収納容器10では、筒状体12又は蓋体14の他方は、穴部14cに設置される金属管52を備えるものとしてもよい。この場合、基準体50と接触する穴部14cの内面14dは、金属管52の内面である。
Moreover, in the
ここで、蓋体14が例えばコンクリート製であると、穴部14cが蓋体14に形成された穴のみでは、蓋体14の側突荷重によっては、基準体50から受ける力が内面14dの一部に集中し、蓋体14に損傷を与えるおそれもある。これに対して、収納容器10によれば、金属管52は、コンクリートよりも強度が高く、基準体50から受ける荷重を管全体に分散させることができるので、基準体50の接触から穴部14cを保護し、蓋体14のコンクリート部分の破損を抑制することができる。
Here, if the
また、本実施形態に係る収納容器10では、筒状体12は、回転体42を介して、蓋体14を支持するものとしてもよい。
In the
このような収納容器10によれば、回転体42の回転面と、回転体42の回転面が接触する面との間の摩擦力を低下させることができるので、蓋体14が筒状体12に対して水平方向に振動しやすくなる。したがって、収納容器10に外力が加わった場合には、蓋体14は、動吸振器としての作用をより発揮しやすくなる。
According to such a
また、本実施形態に係る収納容器10では、筒状体12の材質は、コンクリートであり、筒状体12は、金属板46を介して、蓋体14を支持するものとしてもよい。
In the
このような収納容器10によれば、回転体42は、金属板46に接触し、蓋体14を形成しているコンクリート材には直接的に接触しないので、蓋体14の荷重に起因した、回転体42との接触部分への損傷の発生を抑えることができる。
According to such a
また、本実施形態に係る収納容器10では、蓋体14の水平面上の外形の大きさは、筒状体12の水平面上の外形の大きさよりも小さい。ここで、蓋体14の移動範囲は、筒状体12の水平面上の外形の範囲内にあるものとしてもよい。
Further, in the
ここで、収納容器10の地盤上への設置の際には、例えば、以下の集積体に関する実施形態で説明するように、複数の収納容器10は、ハニカム構造で集積配置されることが多い。このような集積体では、隣り合う収納容器10の蓋体14同士が近接する。そのため、収納容器10に外力が加わった場合に、蓋体14が筒状体12の水平面上の外形の範囲を超えて移動してしまうと、隣り合う収納容器10の蓋体14同士が接触するおそれがある。これに対して、収納容器10によれば、蓋体14の移動範囲が筒状体12の水平面上の外形の範囲を超えないので、収納容器10に外力が加わった場合でも、隣り合う収納容器10の蓋体14同士が接触するおそれがない。したがって、蓋体14の振動時の損傷が抑制される。
Here, when the
また、本実施形態に係る収納容器10では、筒状体12の水平面上の外形、及び、蓋体14の水平面上の外形は、6角形である。ここで、回転体42は、6角形の中心を通る3つの対角線上に、6角形の中心を基準として120°間隔で、1つずつあるものとしてもよい。
Moreover, in the
このような収納容器10によれば、筒状体12の水平面上の外形、及び、蓋体14の水平面上の外形が特に6角形である場合には、回転体42の設置数を、筒状体12上に蓋体14を水平に支持することが可能な最小限の数とすることができる。
According to such a
また、本実施形態に係る収納容器10では、拘束部54は、6角形の中心を通る3つの対角線上に、6角形の中心を基準として回転体42とは60°ずれた120°間隔で、それぞれ1つずつあるものとしてもよい。
Further, in the
このような収納容器10によれば、基準体50と穴部14cとの組の設置数が3つとなり、かつ、それらの組が3つの回転体42に対して等間隔で設置されることになる。したがって、それらの3つの組は、水平方向のいずれの方向から移動してきた蓋体14の側突荷重を受けても、それぞれに側突荷重を分散させることができるので、強度上、より耐え得るものとなる。
According to such a
また、本実施形態に係る収納容器10では、筒状体12の内側面12bに一端が接続され、蓋体14の下面14bに他端が接続される連結部60,70を備えるものとしてもよい。
In addition, the
このような収納容器10によれば、突発的な外力が非常に大きいために基準体50が破損したような場合でも、筒状体12からの蓋体14の脱落等を抑制することができる。
According to such a
(集積体)
次に、一実施形態に係る集積体について説明する。図9は、本実施形態に係る集積体100の構成を示す斜視図である。
(Aggregate)
Next, an integrated body according to an embodiment will be described. FIG. 9 is a perspective view showing the configuration of the
集積体100は、上記実施形態に係る複数の収納容器10を地盤上に集積して配置した収納容器群である。例えば、集積体100は、互いに隣り合う、第1キャスクを収納する第1収納容器10aと、第2キャスクを収納する第2収納容器10bと、第3キャスクを収納する第3収納容器10cとを含むものとする。第1収納容器10a、第2収納容器10b及び第3収納容器10cは、全体形状が略6角柱状である。そのため、集積体100では、第1収納容器10aが備える筒状体12、第2収納容器10bが備える筒状体12、及び、第3収納容器10cが備える筒状体12は、それぞれ、他の2つの筒状体12に対面し、ハニカム状に配置される。
The
上記のとおり、収納容器10において、蓋体14は複数の排出口14aを有し、筒状体12は外側面12aに溝部12cを有する。そのため、複数の収納容器10が、図9に示すように互いに近接して集積配置された場合でも、隣り合う収納容器10同士の溝部12cが互いに対向し、空気の流路FPが形成される。
As described above, in the
このような集積体100によれば、複数の収納容器10を外側面同士で近接させて、ハニカム構造で集積配置させることができるので、より少ない占有スペースで多くの収納容器10を配置することができる。
According to such an
また、集積体100によれば、外力に対する耐久性の向上に有利な収納容器10を集積するので、集積体100全体として複数の収納容器10を集積させても、外力に対する耐久性を向上させるのに有利となり得る。
Further, according to the
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。 Although the embodiments of the present disclosure have been described above, the present disclosure is not limited to these embodiments, and various modifications and changes can be made within the scope of the gist.
例えば、上記の実施形態に係る収納容器10では、筒状体12が回転体42を介して蓋体14を支持するものとした。しかし、本開示の収納容器10は、回転体42を用いる構造とせずに、筒状体12と蓋体14とのずれが生じる構造を有するものであればよい。例えば、接触する部材に対して摺動性を有する部材を介するなど、筒状体12と蓋体14との接触面の摩擦力を低減してもよい。
For example, in the
また、上記の実施形態に係る収納容器10では、複数の基準体50を用いているが、基準体50は単数でも構わない。また、基準体50と穴部14cとの間に弾性材料を設けたり、又は、基準体50に代えて、筒状体12と蓋体14とを弾性体を用いて接続したりすることも可能である。
In the
10 収納容器
12 筒状体
12b 内側面
14 蓋体
14b 下面
14c 穴部
14d 内面
42 回転体
46 金属板
50 基準体
52 金属管
54 拘束部
60,70 連結部
C キャスク
DESCRIPTION OF
Claims (11)
前記キャスクに面する内側面を有する筒状体と、
前記筒状体の鉛直方向上部の開口部に、移動可能に取り付けられた蓋体と、
前記筒状体に設けられ、前記蓋体の移動範囲を拘束する拘束部と、
を備える、収納容器。 A storage container for storing a cask,
A cylindrical body having an inner surface facing the cask;
A lid attached movably to the opening in the upper part of the cylindrical body in the vertical direction;
A restraining portion that is provided on the cylindrical body and restrains a movement range of the lid;
A storage container.
前記筒状体又は前記蓋体の他方は、前記基準体の突出した部分を内面で囲った範囲に収容する穴部を有する、
請求項2に記載の収納容器。 The restraint portion includes a reference body that is attached to one of the cylindrical body or the lid and projects toward the other side of the cylindrical body or the lid,
The other of the cylindrical body or the lid body has a hole portion that accommodates the protruding portion of the reference body in an area surrounded by an inner surface.
The storage container according to claim 2.
前記基準体と接触する前記穴部の前記内面は、前記金属管の内面である、
請求項3に記載の収納容器。 The other of the cylindrical body or the lid includes a metal tube installed in the hole,
The inner surface of the hole that contacts the reference body is an inner surface of the metal tube;
The storage container according to claim 3.
前記筒状体は、金属板を介して、前記蓋体を支持する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の収納容器。 The material of the cylindrical body is concrete,
The cylindrical body supports the lid body via a metal plate.
The storage container according to any one of claims 1 to 5.
前記蓋体の移動範囲は、前記筒状体の水平面上の外形の範囲内にある、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の収納容器。 The size of the outer shape of the lid on the horizontal plane is smaller than the size of the outer shape of the cylindrical body on the horizontal plane,
The range of movement of the lid is within the range of the outer shape on the horizontal plane of the cylindrical body,
The storage container according to any one of claims 1 to 6.
前記回転体は、前記6角形の中心を通る3つの対角線上に、前記6角形の中心を基準として120°間隔で、1つずつある、
請求項5に記載の収納容器。 The outer shape of the cylindrical body on the horizontal plane and the outer shape of the lid body on the horizontal plane are hexagons,
The rotating bodies are arranged on three diagonals passing through the hexagonal center one by one at intervals of 120 ° with respect to the hexagonal center.
The storage container according to claim 5.
前記拘束部は、前記6角形の中心を通る3つの対角線上に、前記6角形の中心を基準として前記回転体とは60°ずれた120°間隔で、それぞれ1つずつある、請求項8に記載の収納容器。 The outer shape of the cylindrical body on the horizontal plane and the outer shape of the lid body on the horizontal plane are hexagons,
9. The restraint portion is provided on each of three diagonal lines passing through the hexagonal center at 120 ° intervals that are 60 ° apart from the rotating body with reference to the hexagonal center. The storage container described.
第2キャスクを収納する第2収納容器と、
第3キャスクを収納する第3収納容器と、を含み、
前記第1収納容器、前記第2収納容器及び前記第3収納容器は、それぞれ、請求項1〜10のいずれか1項に記載の収納容器であり、
前記第1収納容器が備える前記筒状体、前記第2収納容器が備える前記筒状体、及び、前記第3収納容器が備える前記筒状体は、それぞれ、6角柱状であり、他の2つの前記筒状体に対面し、ハニカム状に配置される、集積体。 A first storage container for storing the first cask;
A second storage container for storing the second cask;
A third storage container for storing the third cask,
The first storage container, the second storage container, and the third storage container are storage containers according to any one of claims 1 to 10, respectively.
The cylindrical body included in the first storage container, the cylindrical body included in the second storage container, and the cylindrical body included in the third storage container are each a hexagonal column, and the other two An assembly that faces one of the cylindrical bodies and is arranged in a honeycomb shape.
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