JP2019184267A - 位置計測方法、位置計測装置及び位置計測システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2に記載の技術では、機体に搭載したステレオカメラを使用して目標までの距離を測定している。この手法であれば、電波の放出を必要とせずに、目標の位置を計測することができる。
また、上記特許文献2に記載の技術では、ステレオカメラを構成する2つのカメラ間の距離が、移動体の機体規模によって制限される。そのため、例えば航空機から遥か遠方の目標を捉えるときなどは、2つのカメラ間の距離に対して目標までの測定距離が遥かに長くなる結果、距離方向の計測誤差が大きくなってしまう。
前記撮像手段により前記複数の地点の各々から前記目標の画像を取得し、
取得した前記目標の画像に基づいて、前記複数の地点の各々から見た前記目標の方位、及び前記複数の地点の各々から前記目標までの距離の少なくとも一方を計測し、
計測した複数の方位又は複数の距離を、前記複数の地点における前記画像の取得時刻の差異を解消するように補正し、
補正した前記複数の方位又は前記複数の距離に基づいて、前記目標の推定位置を算出する、
ことを特徴とする。
1つの移動体が、
2つの地点から前記目標の画像を順次取得する工程と、
取得した前記目標の画像に基づいて、前記2つの地点の各々から見た前記目標の方位を計測する工程と、
先に取得した一方の画像に基づく一方の方位を、前記2つの地点における画像の取得時刻の差異に基づいて補正して、前記一方の方位に対応する一方の地点から見たときの、他方の地点で取得した他方の画像の取得時刻における前記目標の推定方位を算出する工程と、
計測した他方の方位と前記推定方位とに基づいて、前記他方の画像の取得時刻における前記目標の推定位置を算出する工程と、
を実行する、
ことを特徴とする。
前記推定方位を算出する工程では、
前記一方の地点で微小時間の間に取得した複数の画像から求めた前記目標の方位角速度に基づいて、一方の画像の取得時刻から他方の画像の取得時刻までの間の前記一方の方位の方位変化量を算出し、
計測した一方の方位に前記方位変化量を加算して前記推定方位を算出する、
ことを特徴とする。
前記1つの移動体に搭載され、
前記撮像手段と、
請求項2又は3に記載の位置計測方法における各工程を実行する実行手段と、を備える、
ことを特徴とする。
2つの移動体が、
2つの地点から前記目標の画像を前記撮像手段により個別に取得する工程と、
取得した前記目標の画像に基づいて、前記2つの地点の各々から見た前記目標の方位、及び前記2つの地点の各々から前記目標までの距離を計測することで、前記2つの地点の各々で求めた前記目標の位置を取得する工程と、
取得した前記目標の位置を、前記目標の推定位置を算出する算出手段に送信する工程と、
を実行し、
前記算出手段が、
前記目標の位置を受信した時刻に基づいて、前記2つの地点での画像の取得時刻を算出する工程と、
前記2つの地点で求めた前記目標の位置の中間位置を前記目標の推定位置として算出するとともに、前記2つの地点での画像の取得時刻の中間時刻を前記中間位置に対応する時刻として算出する工程と、
を実行する、
ことを特徴とする。
前記撮像手段がステレオカメラである、
ことを特徴とする。
2つの移動体が、
2つの地点から前記目標の画像を個別に取得する工程と、
取得した前記目標の画像に基づいて、前記2つの地点の各々から見た前記目標の方位及び方位角速度を計測する工程と、
計測した前記目標の方位及び方位角速度を、前記目標の推定位置を算出する算出手段に送信する工程と、
を実行し、
前記算出手段が、
受信した前記目標の方位及び方位角速度と、前記2つの移動体から当該算出手段までの信号の伝送時間とに基づいて、前記2つの地点から見た前記目標の方位を、当該算出手段が前記目標の方位及び方位角速度を受信した時刻におけるものに補正する工程と、
補正した前記2つの地点から見た前記目標の方位に基づいて、前記目標の推定位置を算出する工程と、
を実行する、
ことを特徴とする。
請求項5〜7のいずれか一項に記載の前記2つの移動体と、
前記2つの移動体の各々と信号を送受信可能な前記算出手段と、
を備える、
ことを特徴とする。
したがって、移動体から捕捉した目標の位置を、外部信号に依らずに良好な精度で計測することができる。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
第1実施形態では、本発明を適用した単機の航空機10のみで、移動する目標T(図3等参照)を捕捉してその位置計測が行われる。
第1実施形態における航空機10の構成について説明する。
図1は、航空機10の機能構成を示すブロック図である。
位置計測プログラム160は、後述の位置計測処理を制御部18に実行させるためのプログラムである。
続いて、航空機10により目標Tの位置を計測する位置計測方法について説明する。
図2は、この位置計測方法のフローチャートであり、図3及び図4は、この位置計測方法を説明するための図である。
具体的に、制御部18は、図3に示すように、位置センサ14により、時刻Taにおける自機の位置情報(高度含む)を取得して自機位置Faを求める。また、光学カメラ12により時刻Taにおける目標Tの画像を撮像し、この画像情報と撮像方位とに基づいて、時刻Taにおいて自機位置Faから目標Tの位置Paを見た方位ψaを算出する。
なお、「方位」とは、方角(水平面内での方向)だけでなく鉛直方向の向きも含むものとする。
このステップでは、制御部18は、ΔTがごく微小な時間であることから、時刻Ta+ΔTにおける航空機10の自機位置を、時刻Taにおける自機位置Faと等しいと見做したうえで、それ以外はステップS1と同様にして目標Tの方位ψa’を算出する。すなわち、制御部18は、時刻Ta+ΔTにおける目標Tの画像を光学カメラ12により撮像し、この画像情報と撮像方位とに基づいて、時刻Ta+ΔTにおいて自機位置Faから目標Tの位置Pa’を見た方位ψa’を求める。
このステップでは、まず制御部18は、ステップS1、S2で取得した目標Tの方位ψa、ψa’を用い、時刻Taから時刻Tbまでの目標Tの方位変化量Δψを以下の式1により算出する。
Δψ=(Tb−Ta)×(ψa’−ψa)/ΔT ・・・式1
つまり、時刻Taから時刻Tbまでの時間に方位角速度ωを乗じることで方位変化量Δψを算出する。
そして、図4に示すように、制御部18は、以下の式2のように、時刻Taにおける目標Tの実際の方位ψaに方位変化量Δψを加算することで、自機位置Faから見た時刻Tbにおける目標Tの推定方位ψb’を求める。
ψb’=ψa+Δψ ・・・式2
このステップでは、制御部18は、ステップS1と同様にして目標Tの方位ψbを算出する。すなわち、制御部18は、位置センサ14により、時刻Tbにおける自機の位置情報(高度含む)を取得して自機位置Fbを求める。また、光学カメラ12により時刻Tbにおける目標Tの画像を撮像し、この画像情報と撮像方位とに基づいて、時刻Tbにおいて自機位置Fbから実際の目標Tの位置Pbを見た方位ψbを算出する。
具体的に、制御部18は、ステップS3で求めた目標Tの推定方位ψb’と、ステップS4で求めた実際の目標Tの方位ψbとの交点として、時刻Tbにおける目標Tの推定位置Pb’を算出する。
この取得過程では、実際の方位ψa、ψbを計測(すなわち画像を取得)した時刻Ta、Tbの差異に基づく目標Tの方位のずれを解消するように方位ψaを補正し、この補正で算出した推定方位ψb’を用いて目標Tの推定位置Pb’を算出している。そのため、単純に方位ψa、ψbの交点として目標Tの位置を算出した場合に比べ、実際の目標Tの位置Pbとの誤差を小さくすることができる。
一方、位置計測処理を終了させないと判定した場合には(ステップS6;No)、制御部18は、上述のステップS1へ処理を移行する。そして、位置計測処理を終了させると判定されるまで、時刻Ta、Tbを例えばその間隔を一定としつつ順次変化させながら、連続的に目標Tの推定位置Pb’が算出される。
したがって、航空機10から捕捉した目標Tの位置を、外部信号に依らずに良好な精度で計測することができる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、複数の航空機20と地上局30からなる位置計測システム2により目標Tの位置計測が行われる点で、上記第1実施形態と異なる。
なお、上記第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、第2実施形態における位置計測システム2の構成について説明する。
図5は、位置計測システム2の機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、位置計測システム2は、複数(本実施形態では2機)の航空機20(20C、20D)と、地上局30とから構成されている。
ステレオカメラ22は、機外の画像情報を取得可能な撮像手段であり、その向きを自由に変更できるように設置されている。このステレオカメラ22は、対象物を複数の異なる方向から同時に撮影することにより、その奥行き方向の情報(つまり、当該ステレオカメラ22からの距離情報)も取得できるものであり、取得した情報を制御部28に出力する。
送受信機23は、地上局30の送受信機33との間でデータリンクを構築しており、互いに各種信号を送受信可能となっている。
続いて、位置計測システム2により目標Tの位置を計測する位置計測方法について説明する。
図6は、この位置計測方法のフローチャートであり、図7及び図8は、この位置計測方法を説明するための図である。
このステップでは、図7に示すように、一方の航空機20Cが時刻Tcにおいて自機位置Fcから目標Tの位置を計測し、他方の航空機20Dが時刻Tdにおいて自機位置Fdから目標Tの位置を計測する。より詳しくは、各航空機20は、位置センサ14により自機の位置情報(高度含む)を取得し、ステレオカメラ22で取得した画像により自機位置から見た目標Tの方位と目標Tまでの距離を取得する。そして、各航空機20は、取得した自機の位置情報と目標Tの方位及び距離とに基づいて目標Tの位置(座標)を算出し、これを自機位置とともに送受信機23により地上局30へ送信する。
そのため、航空機20Cの位置計測では、時刻Tcにおける目標Tの実際の位置Pcに対して距離方向にずれた計測位置Pc’が取得される。同様に、航空機20Dの位置計測では、時刻Td(>Tc)における目標Tの実際の位置Pdに対して距離方向にずれた計測位置Pd’が取得される。
この時刻算出は、以下の式3及び式4を用いて行われる。
Tc=Te−ΔTc ・・・式3
Td=Te−ΔTd ・・・式4
ここで、Teは、地上局30が各航空機20から目標Tの位置情報を受信した時刻である(2機で異なっていてもよい)。また、ΔTc、ΔTdは、地上局30と航空機20C、20Dとの間での信号の伝送時間であり、地上局30から発せられた基準信号が各航空機20から返信されるまでの時間を計測することで得られる。
なお、伝送時間ΔTc、ΔTdは、航空機20C、20Dと地上局30との間の距離Rc、Rdを電波の伝搬速度Cで除した値として求めてもよい。距離Rc、Rdは、例えば純慣性航法などのGPS信号に依存しない航法により計測された各航空機20の位置と地上局30の位置から求められる。
具体的には、ステップS21で算出された2つの計測位置Pc’、Pd’に基づいて推定位置Pf’を算出し、ステップS22で算出された2つの計測時刻Tc、Tdに基づいてこの推定位置Pf’に対応する推定時刻Tf’を算出する。
この算出手法は、算出される推定位置Pf’と推定時刻Tf’との対応が確からしいものであれば、特に限定されない。本実施形態では、2つの計測位置Pc’、Pd’を平均した位置(中間位置)を推定位置Pf’とし、同様に2つの計測時刻Tc、Tdを平均した時刻(中間時刻)を推定時刻Tf’としている。あるいは、2つの計測位置Pc’、Pd’との誤差が最小となる位置を推定位置Pf’とし、同様に2つの計測時刻Tc、Tdとの誤差が最小となる時刻を推定時刻Tf’としてもよい。
得られた推定位置Pf’及び推定時刻Tf’は、時刻の補正が適切に加えられているため、実際との誤差がより小さい良好な精度のものとなっている。
すなわち、実際の目標Tの位置や計測位置Pc’、Pd’と時刻との関係を図8(a)に示すものと仮定した場合、これを時刻補正することなく、単純に地上局30が位置情報を受信した時刻Teでの値としてその中間位置(例えば平均値)を目標Tの推定位置Pe’としてしまうと、各航空機20から地上局30への信号送信に要するタイムラグが考慮されない。そのため、図7及び図8(b)に示すように、この推定位置Pe’(=Pf’)は、その時刻Teでの実際の位置Peとの誤差が大きくなる可能性が高い。
これに対し、本実施形態では、図8(c)に示すように、地上局30が位置情報を受信した時刻Teから計測時刻Tc、Tdを求め、その中間時刻を推定時刻Tf’としたうえで、このときの位置を計測位置Pc’、Pd’の中間位置である推定位置Pf’としている。このように、各航空機20から地上局30への信号送信に要するタイムラグを考慮し、計測時刻Tc、Td(すなわち画像の取得時刻)の差異を解消するように、推定位置Pf’に対応する時刻を適切に補正することで、より実際との誤差が小さい良好な精度の推定位置Pf’及び推定時刻Tf’を求めることができる。
なお、図8の例では、2つの計測位置Pc’、Pd’が実際の位置に対して両側(上側と下側)に分かれている場合について説明したが、これらが実際の位置に対して同じ側に振れている場合であっても同様の効果を得ることができる。また、目標Tの速度や速度変化が大きい場合には時刻のずれが大きくなりやすいため、本実施形態の手法が特に有用である。
一方、位置計測を終了させないと判定された場合には(ステップS24;No)、上述のステップS21へ処理が移行される。そして、位置計測を終了させると判定されるまで、連続的に目標Tの推定位置Pf’とそのときの推定時刻Tf’が算出される。
したがって、2機の航空機20C、20Dから捕捉した目標Tの位置を、外部信号に依らずに良好な精度で計測することができる。
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、位置計測システムにおける複数の航空機が、ステレオカメラではなく光学カメラを用いて目標方位を求めて目標Tの位置計測を行う点で、上記第2実施形態と異なる。
なお、上記第2実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、第3実施形態における位置計測システム4の構成について説明する。
図9は、位置計測システム4の機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、位置計測システム4は、複数(本実施形態では2機)の航空機40(40G、40H)と、地上局50とから構成されている。
続いて、位置計測システム4により目標Tの位置を計測する位置計測方法について説明する。
図10は、この位置計測方法のフローチャートであり、図11は、この位置計測方法を説明するための図である。
より詳しくは、図11に示すように、一方の航空機40Gが時刻Tgにおいて自機位置Fgから目標Tの位置Pgを見た方位ψgを計測し、他方の航空機40Hが時刻Th(>Tg)において自機位置Fhから目標Tの位置Phを見た方位ψhを計測する。また、各航空機40は、微小時間ΔTが経過したときの方位も計測し、その方位差をΔTで除した方位角速度ωg、ωhを算出する。各航空機40での方位及び方位角速度の具体的な求め方は、上記第1実施形態と同様である。そして、各航空機40は、計測した方位と方位角速度を自機位置ととともに送受信機23により地上局50へ送信する。
この方位算出は、以下の式5及び式6を用いて行われる。
ψg’=ψg+ωg×ΔTg ・・・式5
ψh’=ψh+ωh×ΔTh ・・・式6
ここで、ΔTg、ΔThは、地上局50と航空機40G、40Hとの間での信号の伝送時間であり、地上局50から発せられた基準信号が各航空機40から返信されるまでの時間を計測することで得られる。なお、伝送時間ΔTg、ΔThは、航空機40G、40Hと地上局50との間の距離Rg、Rhを電波の伝搬速度Cで除した値として求めてもよい。距離Rg、Rhは、例えば純慣性航法などのGPS信号に依存しない航法により計測された各航空機40の位置と地上局50の位置から求められる。
具体的に、地上局50は、ステップS32で求めた2つの推定方位ψg’、ψh’の交点として、各航空機40から情報を受信した時刻Tjにおける目標Tの推定位置Pj’を算出する。
得られた推定位置Pj’は、方位の補正が適切に加えられているため、実際との誤差がより小さい良好な精度のものとなっている。
すなわち、各航空機40で計測した目標Tの計測方位ψg、ψhの単純な交点としてではなく、各航空機40から地上局50への信号送信に要するタイムラグを考慮し、この間の方位変化を加えた推定方位ψg’、ψh’の交点として、目標Tの推定位置Pj’を求めている。このように、各航空機40から地上局50への信号送信に要するタイムラグを考慮し、計測時刻Tg、Th(すなわち画像の取得時刻)の差異を解消するように目標Tの方位を適切に補正することで、より実際との誤差が小さい良好な精度の推定位置Pj’を求めることができる。
一方、位置計測を終了させないと判定された場合には(ステップS34;No)、上述のステップS31へ処理が移行される。そして、位置計測を終了させると判定されるまで、連続的に目標Tの推定位置Pj’が算出される。
したがって、2機の航空機40G、40Hから捕捉した目標Tの位置を、外部信号に依らずに良好な精度で計測することができる。
本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
さらに言えば、目標Tの位置の計算を行うものは地上局でなくともよく、例えば、2機の航空機のいずれか一方であってもよい。この場合、地上局は特に必要ない。
10、20、40 航空機
12、42 光学カメラ
22 ステレオカメラ
23、43 送受信機
30、50 地上局
33、53 送受信機
Fa、Fb、Fc、Fd、Fg、Fh 自機位置
Pb’、Pf’、Pj’ 目標の推定位置
T 目標
Ta、Tb、Tc、Td、Tg、Th 計測時刻
Tf 推定時刻
Tj 受信時刻
ΔT 微小時間
ΔTc、ΔTd、ΔTg、ΔTh 伝送時間
Δψ 方位変化量
ψa、ψb、ψg、ψh 計測方位
ψb’、ψg’、ψh’ 推定方位
ωg 方位角速度
Claims (8)
- 移動体に搭載した撮像手段を用い、互いに異なる複数の地点から目標を捕捉してその位置を計測する位置計測方法であって、
前記撮像手段により前記複数の地点の各々から前記目標の画像を取得し、
取得した前記目標の画像に基づいて、前記複数の地点の各々から見た前記目標の方位、及び前記複数の地点の各々から前記目標までの距離の少なくとも一方を計測し、
計測した複数の方位又は複数の距離を、前記複数の地点における前記画像の取得時刻の差異を解消するように補正し、
補正した前記複数の方位又は前記複数の距離に基づいて、前記目標の推定位置を算出する、
ことを特徴とする位置計測方法。 - 1つの移動体が、
2つの地点から前記目標の画像を順次取得する工程と、
取得した前記目標の画像に基づいて、前記2つの地点の各々から見た前記目標の方位を計測する工程と、
先に取得した一方の画像に基づく一方の方位を、前記2つの地点における画像の取得時刻の差異に基づいて補正して、前記一方の方位に対応する一方の地点から見たときの、他方の地点で取得した他方の画像の取得時刻における前記目標の推定方位を算出する工程と、
計測した他方の方位と前記推定方位とに基づいて、前記他方の画像の取得時刻における前記目標の推定位置を算出する工程と、
を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の位置計測方法。 - 前記推定方位を算出する工程では、
前記一方の地点で微小時間の間に取得した複数の画像から求めた前記目標の方位角速度に基づいて、一方の画像の取得時刻から他方の画像の取得時刻までの間の前記一方の方位の方位変化量を算出し、
計測した一方の方位に前記方位変化量を加算して前記推定方位を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の位置計測方法。 - 前記1つの移動体に搭載され、
前記撮像手段と、
請求項2又は3に記載の位置計測方法における各工程を実行する実行手段と、を備える、
ことを特徴とする位置計測装置。 - 2つの移動体が、
2つの地点から前記目標の画像を前記撮像手段により個別に取得する工程と、
取得した前記目標の画像に基づいて、前記2つの地点の各々から見た前記目標の方位、及び前記2つの地点の各々から前記目標までの距離を計測することで、前記2つの地点の各々で求めた前記目標の位置を取得する工程と、
取得した前記目標の位置を、前記目標の推定位置を算出する算出手段に送信する工程と、
を実行し、
前記算出手段が、
前記目標の位置を受信した時刻に基づいて、前記2つの地点での画像の取得時刻を算出する工程と、
前記2つの地点で求めた前記目標の位置の中間位置を前記目標の推定位置として算出するとともに、前記2つの地点での画像の取得時刻の中間時刻を前記中間位置に対応する時刻として算出する工程と、
を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の位置計測方法。 - 前記撮像手段がステレオカメラである、
ことを特徴とする請求項5に記載の位置計測方法。 - 2つの移動体が、
2つの地点から前記目標の画像を個別に取得する工程と、
取得した前記目標の画像に基づいて、前記2つの地点の各々から見た前記目標の方位及び方位角速度を計測する工程と、
計測した前記目標の方位及び方位角速度を、前記目標の推定位置を算出する算出手段に送信する工程と、
を実行し、
前記算出手段が、
受信した前記目標の方位及び方位角速度と、前記2つの移動体から当該算出手段までの信号の伝送時間とに基づいて、前記2つの地点から見た前記目標の方位を、当該算出手段が前記目標の方位及び方位角速度を受信した時刻におけるものに補正する工程と、
補正した前記2つの地点から見た前記目標の方位に基づいて、前記目標の推定位置を算出する工程と、
を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の位置計測方法。 - 請求項5〜7のいずれか一項に記載の前記2つの移動体と、
前記2つの移動体の各々と信号を送受信可能な前記算出手段と、
を備える、
ことを特徴とする位置計測システム。
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