JP2019184158A - 冷却構造及び燃焼器 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却流体を壁部に対して均一に供給する冷却構造を提供する。【解決手段】溝部Kに設けられた拡散部材2dを通じて燃焼器ライナ2b内に冷却空気が流入する。したがって、拡散部材2dにより、燃焼器ライナ2bへと流入する冷却空気の流速及び流量が、燃焼器ライナ2bの周方向において均一化され、燃焼器ライナ2bの壁面が均一に冷却される。拡散部材2dとして、焼結金属を用いることにより、多孔質構造としつつ、強度を担保することが可能である。ルーバ2eが拡散部材2dの近傍に設けられており、拡散部材2dから流入した冷却空気を燃焼器ライナ2bの内壁面に沿って案内することが可能である。したがって、燃焼器ライナ2bの内壁面を効果的に冷却することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、冷却構造及び燃焼器に関するものである。
例えば、特許文献1には、燃焼器の冷却構造が開示されている。燃焼器においては、複数の冷却孔が形成されている。この冷却孔から、燃焼用に供給される空気の一部を冷却空気として燃焼器内に導入することにより、燃焼器の内壁が許容温度を超える高温とならないように冷却している。
特開2012−31737号公報
上述のような構造体における冷却は、壁部に形成された冷却孔より流入した冷却流体により行われる。しかしながら、冷却孔から流入した流体は、流体の流れ方向と交差する方向において冷却孔近傍にあたる領域において流量が多く、冷却孔から離れた領域において流量が少なくなる傾向がある。すなわち、冷却孔の形成位置に依存して、構造体の壁面における冷却流体の流量に分布が生じる。このような冷却流体の流量の分布は、壁面において発生する温度分布の原因となる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、冷却流体を壁部に対して均一に供給することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では、冷却構造に係る第1の手段として、構造物の壁部の冷却を行う冷却構造であって、前記壁部に埋設されると共に冷却流体が通過可能な多孔質体の拡散部材を備えるという手段を採用する。
冷却構造に係る第2の手段として、上記第1の手段において、前記拡散部材は、焼結金属であるという手段を採用する。
冷却構造に係る第3の手段として、上記第1または第2の手段において、前記壁部に設けられ、壁面に沿って前記冷却流体を案内するルーバを備える、という手段を採用する。
燃焼器に係る第1の手段として、壁部を有する燃焼器ライナと、請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却構造とを備えるという手段を採用する。
燃焼器に係る第2の手段として、上記第1の手段において、前記燃焼器ライナには、全周に渡って間隙が形成される、という手段を採用する。
本発明によれば、拡散部材を通じて構造体の内部に冷却流体が流入する。したがって、冷却流体が拡散部材により拡散され、構造体の内部へと流入する冷却流体の流速及び流量が、構造体の流れ方向に交差する方向において均一化され、構造体のの壁面が均一に冷却される。
本発明の一実施形態におけるガスタービンの構成図である。 本発明の一実施形態における燃焼器ライナの一部を表す模式斜視図である。 本発明の一実施形態における燃焼器が備える拡散部材の斜視図である。
図1に示すように、ガスタービンGは、圧縮機1と、燃焼器2と、タービン3とを有する。圧縮機1は、圧縮機動翼1aと、圧縮機静翼1bと、ハウジング1cとを備えている。圧縮機1は、吸気口H1から吸気した外気を、後述するタービン軸3aに固定され回転自在な圧縮機動翼1aとハウジング1cに固定された圧縮機静翼1bとの間で圧縮して昇圧させて、燃焼器2が配置された圧縮空気室R1に供給する構成となっている。
燃焼器2は、燃料供給ノズル2aと、燃焼器ライナ2bと、スワラ2cと、拡散部材2dと、ルーバ2eとを備えている。燃焼器2は、燃料供給ノズル2aを介して供給される燃料と圧縮機1から供給された圧縮空気との混合気体を、燃焼器ライナ2bによって形成される燃焼領域R2内において燃焼させ、その燃焼ガスをタービン3に供給する構成となっている。
タービン3は、タービン軸3aと、タービン動翼3bと、タービン静翼3cとを備えている。タービン3は、タービン軸3aに固定され回転自在なタービン動翼3bと、ハウジング1cに固定されたタービン静翼3cとで燃焼器2から供給される燃焼ガスから回転運動エネルギーを得て、各タービン翼を通過した燃焼ガスを、排気口H2を介して外部に排気する構成となっている。
図1に示すように、燃焼器2は、圧縮空気室R1内に設置されている。圧縮空気室R1は、ハウジング1c内に設けられ、タービン軸3a周りに環状空間を形成する。燃焼器2は、圧縮空気室R1の環状空間に沿って、略環状を呈する、いわゆるアニュラ形の燃焼器ライナ2bと、スワラ2cと、拡散部材2dと、ルーバ2eとを有する。燃焼器ライナ2bの圧縮機1から圧縮空気が供給される側には、燃料供給ノズル2aが接続される。燃料供給ノズル2aは、環状となった燃焼器ライナ2bに対し、所定間隔毎に複数接続されている。燃料供給ノズル2aの周りには、スワラ2cが設けられている。
燃焼器ライナ2bは、略円筒形状とされ、周方向に沿って溝部K(間隙)が形成されている。溝部Kは、図2に示すように、燃焼器ライナ2bの内側と外側とを連通する間隙であり、燃焼器ライナ2bの周方向に沿って形成されている。この溝部Kは、燃焼器ライナ2bの周方向において4か所に設けられると共に、燃焼器ライナ2bの軸方向において複数段設けられている。なお、燃焼器ライナ2bの周方向において互いに隣接する溝部K同士の間隔は短く、すなわち燃焼器ライナ2bの周方向において、4つの溝部Kが略周状となるように形成されている。
スワラ2cは、圧縮機1から供給された圧縮空気を、燃料供給ノズル2a近傍から燃焼領域R2に導き入れて、混合ガスを生成する構成となっている。
拡散部材2dは、略円環状の部材を4分割することにより形成される円弧状の形状とされ、それぞれの円弧状のパーツが溝部Kに対して隙間なく埋設されている。これにより、拡散部材2dは、燃焼器ライナ2bの環状の壁部の一部を形成している。本実施形態の拡散部材2dは、焼結金属とされ、内部に複数の細孔及び空洞が形成された多孔質部材である。また、拡散部材2dは、燃焼器ライナ2bへの取付時にそれぞれのパーツが対応する溝部Kに取り付けられることで略環状とされる。また、拡散部材2dは、軸方向に沿う断面において略矩形とされ、燃焼器ライナ2bに取り付けられた際には、壁面と段差なく平滑となる。
ルーバ2eは、図2に示すように、燃焼器ライナ2b内壁面において、溝部Kに沿って周状かつ燃焼空気の下流方向に向けて設けられている。これにより、ルーバ2eは、燃焼器ライナ2bの周方向において溝部K及び拡散部材2dを覆っている。ルーバ2eと燃焼器ライナ2bの内壁面との間には隙間が形成されており、冷却空気が該隙間により燃焼器ライナ2bの内壁面に沿って案内される。
このような拡散部材2d及びルーバ2eは、本発明における冷却構造に相当する。また、燃焼器ライナ2bの壁部は、本発明における構造体の壁部に相当する。
続いて、このような本実施形態に係る燃焼器ライナ2bにおける拡散部材2dの作用について説明する。
燃焼器2において燃焼が行われている際には、圧縮空気室R1より燃焼器ライナ2bの内側へと、溝部Kを介して冷却空気が流入する。この際、冷却空気は、溝部Kに設けられた拡散部材2d内を通過することとなる。冷却空気は、拡散部材2d内において内部に形成された複数の空洞及び細孔を通過することで、燃焼器ライナ2bの周方向において、流速及び流量がほぼ一定となる。そして、冷却空気は、拡散部材2dの細孔を通過すると、細孔の径方向外側に向けて拡散される。これにより、拡散部材2dの下流側の冷却空気は、燃焼器ライナ2bの周方向において流速及び流量が均一となる。
そして、冷却空気は、ルーバ2eと燃焼器ライナ2bとの間の隙間を通じて、燃焼器ライナ2bの壁面に沿って下流側に向けて流れる。燃焼器ライナ2bの壁面に沿って流れる冷却空気により、燃焼器ライナ2bの壁面は冷却される。その後、冷却空気は、燃焼器ライナ2bの下流端より排出される。
本実施形態によれば、溝部Kに設けられた拡散部材2dを通じて燃焼器ライナ2b内に冷却空気が流入する。したがって、拡散部材2dにより、燃焼器ライナ2bへと流入する冷却空気の流速及び流量が、燃焼器ライナ2bの周方向において均一化され、燃焼器ライナ2bの壁面が均一に冷却される。
また、本実施形態によれば、拡散部材2dとして、焼結金属を用いることにより、多孔質構造としつつ、強度を担保することが可能である。
また、本実施形態によれば、ルーバ2eが拡散部材2dの近傍に設けられており、拡散部材2dから流入した冷却空気を燃焼器ライナ2bの内壁面に沿って案内することが可能である。したがって、燃焼器ライナ2bの内壁面を効果的に冷却することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態においては、ルーバ2eを設ける構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。燃焼器ライナ2bにおいては、中心部に、軸方向に沿う燃焼空気の流れが形成されている。したがって、冷却孔より流入した冷却空気は、燃焼空気の流れによって燃焼器ライナ2bの内壁に押し付けられる。すなわち、ルーバ2eを設けない構成においても、冷却空気は、燃焼器ライナ2bの内壁面に沿って流れる。
(2)上記実施形態においては、溝部Kに拡散部材2dが設けられるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、燃焼器ライナ2bは軸方向において複数の環状部材に分割され、各構成部材の間に拡散部材2dが挟み込まれて固定されるものとしてもよい。この場合、燃焼器ライナ2bの全周に渡って拡散部材2dが設けられることとなる。これにより、拡散部材2dの表面積がより大きくなるため、より均一に冷却空気を供給することができると共に、より多くの冷却空気を燃焼器ライナ2bに取り込むことが可能である。
(3)上記実施形態においては、冷却構造を燃焼器ライナ2bに対して設けるものとしたが、本発明はこれに限定されない。高温の壁部を有する構造体であれば、その機能が限定されるものではない。
(4)また、燃焼器2は、カン型もしくはカンニュラ型とされ、1つもしくは複数の筒状の燃焼器ライナ2bを備えるものとしてもよい。この場合、燃焼器ライナ2bのそれぞれに対して冷却構造が設けられる。
(5)また、上記実施形態においては、拡散部材2dは、焼結金属により構成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。拡散部材2dは、例えば多孔質セラミックスにより構成されるものとしてもよい。
(6)また、上記実施形態においては、冷却流体として空気を用いるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、冷却流体は、構造体の機能に応じて変更可能であり、窒素等の不活性ガスや、液体状態の水等としてもよい。
(7)また、拡散部材2dと、燃焼器ライナ2bとが3次元プリンタ等により一体形成されるものとしてもよい。この場合、拡散部材2dを燃焼器ライナ2bに取り付ける必要がないため、組立時の作業工数を減らすことができ、製造が容易となる。
1 圧縮機
1a 圧縮機動翼
1b 圧縮機静翼
1c ハウジング
2 燃焼器
2a 燃料供給ノズル
2b 燃焼器ライナ
2c スワラ
2d 拡散部材
2e ルーバ
3 タービン
3a タービン軸
3b タービン動翼
3c タービン静翼
G ガスタービン
H1 吸気口
H2 排気口
R1 圧縮空気室
R2 燃焼領域

Claims (5)

  1. 構造物の壁部の冷却を行う冷却構造であって、
    前記壁部に埋設されると共に冷却流体が通過可能な多孔質体の拡散部材を備えることを特徴とする冷却構造。
  2. 前記拡散部材は、焼結金属であることを特徴とする請求項1記載の冷却構造。
  3. 前記壁部に設けられ、壁面に沿って前記冷却流体を案内するルーバを備えることを特徴とする請求項1または2記載の冷却構造。
  4. 壁部を有する燃焼器ライナと、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却構造と
    を備えることを特徴とする燃焼器。
  5. 前記燃焼器ライナには、全周に渡って間隙が形成されることを特徴とする請求項4記載の燃焼器。
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CN115507390A (zh) * 2021-06-07 2022-12-23 通用电气公司 用于燃气涡轮发动机的燃烧器
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