JP2019180795A - 点検ツール,点検プラグ端子カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡装置の電気的な点検を行う点検ツールの点検用プラグの端子表面を保護し変形を抑え点検ツール自体の導通チェックを容易に行い得る点検ツールを提供する。【解決手段】内視鏡装置の筐体に設けられるレセプタクルに接続されるプラグ32と、プラグの表面に設けられプラグがレセプタクルに接続されている状態においてレセプタクルに設けられる端子と接触する信号伝送端子32aと、外部機器50が接続される第1の端子35と、一端が信号伝送端子に接続され他端が第1の端子に接続され信号伝送端子に入力される電流を第1の端子へと伝送する第1の伝送路33,34と、信号伝送端子及び第1の端子とは異なる位置に配置され外部機器が接続される第2の端子37と、一端が信号伝送端子に接続され他端が第2の端子に接続され信号伝送端子を介して第1の端子と第2の端子とを電気的に接続し電流を伝送する第2の伝送路38とを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、内視鏡装置等に対する電気的な点検を行うための点検ツール及びこの点検ツールに用いられる点検プラグ端子カバーに関するものである。
従来、内視鏡及びプロセッサ装置等を含んで構成される内視鏡装置は、例えば機器メーカーの作業員による定期的な保守点検(メンテナンス)が実施されて、常に安全な運用を行うことができるような取り組みが実行されている。
この場合における点検項目としては、例えば電気的安全性(例えば漏れ電流チェック)等の点検のほか、機器の性能面の点検(例えば光源装置の出射光量,送気圧や送気量のチェック等)等といったものがある。このうち、例えば医療用の内視鏡装置においては、電気的安全性に関する点検が、特に重要視されている。
一方、近年において、医療用の内視鏡装置の点検を、機器メーカーの点検作業員ではなく、医療従事者(例えば臨床工学技士;Clinical Engineer)等の使用者(ユーザ)が行ないたいという要望がある。
しかしながら、従来一般に普及している内視鏡装置においては、例えば内視鏡の接続プラグ(以下、内視鏡プラグという)と、プロセッサ装置の筐体に設けられ当該内視鏡プラグが接続されるレセプタクル(以下、筐体レセプタクルという)等からなる接続用コネクタの各部材形状や機能等は、内視鏡装置の機種毎に異なる形態のものが採用されており、また、それぞれが特有の構造を有して構成されている場合が多い。
そのために、従来においては、内視鏡装置の接続用コネクタ(内視鏡プラグと筐体レセプタクル)周りの電気的な点検は、専用ツールを持たないユーザが容易に点検することはできなかった。
例えば従来の内視鏡装置において、内視鏡を接続するプロセッサ装置の電気的な点検(具体的には、プロセッサ装置から流れ出る漏れ電流等の点検)を行う際には、プロセッサ装置と点検ツール(漏れ電流測定用点検ツール)を接続して所定の点検が行われる。この場合において、点検ツールには、内視鏡プラグと同形状に形成された点検用プラグが設けられており、この点検用プラグをプロセッサ装置側の筐体レセプタクルに嵌合させる形態とする。
また、従来においては、例えば実用新案登録第3198774号公報等によって、医療用システムの点検に用いられる点検装置についての種々の提案がなされている。
上記実用新案登録第3198774号公報等には、手術システムの電源装置や制御装置と測定器とを接続するコネクションユニットについての開示がなされている。
実用新案登録第3198774号公報
一般に、従来の内視鏡装置における内視鏡プラグ及び筐体レセプタクルには、複数の電気的接続用端子が設けられており、各端子のそれぞれは所定の信号伝送路を有して構成されている。そして、例えば漏れ電流の点検の際には、それら複数の信号伝送路のうちの特定の伝送路についての点検が行われる。その場合、点検対象とする特定の伝送路は、内視鏡装置の機種毎に異なることがある。しかしながら、内視鏡装置の機種毎に対応させた専用ツールを用意するのは現実的ではないという問題点がある。
また、近年では、より一層の安全性への要望が強まっており、例えば上述のような点検ツールについても、それ自体の故障の有無等を容易に点検できることが求められている。例えば点検ツールを用いて内視鏡装置の点検作業を行う前に、これから使用しようとする点検ツール自体の点検(例えば導通チェック等)を行うことが、点検作業ルーチンに組み込まれるといった傾向が見られる。
このような点検ツール自体の点検としては、例えばデジタルマルチメータ(digital multimeter)等の測定器を用いた導通チェック等である。
この場合において、点検作業の都度、測定器のテストリード(接触用金属棒)を点検ツールの点検用プラグ側の端子に強く接触させることを繰り返していると、当該端子の表面に変形や損傷が生じてしまう可能性がある。また、点検用プラグの端子は外部に露呈した形態であるので、当該端子の表面に塵埃等の異物が付着してしまう可能性もある。
従来のこの種の点検ツールの点検用プラグは、本来の用途で使用される際(即ち対象装置の点検作業を行う際)には、筐体レセプタクルに嵌合させることになる。このとき、点検用プラグの端子は、筐体レセプタクル側の対応する端子に接触することによって、両者(点検用プラグと筐体レセプタクル)間の主に電気的な接続を確保するように構成されている。
したがって、このときに、点検用プラグの端子の表面に変形や塵埃等の異物付着があると、筐体レセプタクルの端子との間の接触不良が生じる可能性がある。
さらに、上述のようにして点検用プラグの端子の表面に変形等が生じてしまった点検ツールを使用して対象装置の点検作業を行うために、当該点検ツールの点検用プラグを対象装置(例えば内視鏡装置におけるプロセッサ装置)の筐体レセプタクルに嵌合させたとき、当該筐体レセプタクル側の端子を損傷させてしまうといった虞も考えられる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、例えば内視鏡装置等に対する電気的な点検を行うための点検ツールにおいて、点検対象とする装置(例えばプロセッサ装置)の筐体に設けられるレセプタクルに嵌合させる点検用プラグの端子の表面を保護して変形,損傷,劣化等を抑えることで、確実かつ正確な点検作業を実施することができると共に、点検ツール自体の導通チェックをも容易に実施し得る構造を備えた点検ツール及びこの点検ツールに用いられる点検プラグ端子カバーを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様の点検ツールは、内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグと、前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる端子と接触する信号伝送端子と、外部機器が接続される第1の端子と、一端が前記信号伝送端子に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、前記信号伝送端子に入力される電流を前記第1の端子へと伝送する第1の伝送路と、前記信号伝送端子及び前記第1の端子とは異なる位置に配置され、前記外部機器が接続される第2の端子と、一端が前記信号伝送端子に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、前記信号伝送端子を介して前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続し、電流を伝送する第2の伝送路と、を備える。
本発明の第1の態様の点検プラグ端子カバーは、内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグと、前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる端子と接触する信号伝送端子と、外部機器が接続される第1の端子と、一端が前記信号伝送端子に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、前記信号伝送端子に入力される電流を前記第1の端子へと伝送する第1の伝送路と、を有する点検ツールの前記プラグが着脱自在に配設される着脱部と、前記外部機器が接続される第2の端子と、一端が前記信号伝送端子に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、前記着脱部に前記プラグが装着されているときに、前記信号伝送端子を介して前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続し、電流を伝送する第2の伝送路と、を備える。
本発明の第2の態様の点検ツールは、内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグと、前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの1つと接触する第1の信号伝送端子と、前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの他の1つと接触する第2の信号伝送端子と、外部機器が接続される第1の端子と、一端が前記第1の信号伝送端子に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、前記第1の信号伝送端子に入力される電流を前記第1の端子へと伝送する第1の伝送路と、外部機器が接続される第2の端子と、一端が前記第2の信号伝送端子に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、前記第2の信号伝送端子と前記第2の端子とを電気的に接続する第2の伝送路と、前記プラグに接続されるカバー部材と、前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材に前記プラグが接続されている状態において前記第1の信号伝送端子と前記第2の信号伝送端子とを電気的に接続する第3の伝送路と、を備える。
本発明の第2の態様の点検プラグ端子カバーは、内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグと、前記プラグの表面に設けられ前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの1つと接触する第1の信号伝送端子と、前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの他の1つと接触する第2の信号伝送端子と、外部機器が接続される第1の端子と、一端が前記第1の信号伝送端子に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、前記第1の信号伝送端子に入力される電流を前記第1の端子へと伝送する第1の伝送路と、外部機器が接続される第2の端子と、一端が前記第2の信号伝送端子に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、前記第2の信号伝送端子と前記第2の端子とを電気的に接続する第2の伝送路と、を有する点検ツールの前記プラグが着脱自在に配設される着脱部と、前記着脱部に前記プラグが装着されている状態において、前記第1の信号伝送端子と前記第2の信号伝送端子とを電気的に接続する第3の伝送路と、を備える。
本発明によれば、例えば内視鏡装置等に対する電気的な点検を行うための点検ツールにおいて、点検対象とする装置(例えばプロセッサ装置)の筐体に設けられるレセプタクルに嵌合させる点検用プラグの端子の表面を保護して変形,損傷,劣化等を抑えることで、確実かつ正確な点検作業を実施することができると共に、点検ツール自体の導通チェックをも容易に実施し得る構造を備えた点検ツール及びこの点検ツールに用いられる点検プラグ端子カバーを提供することができる。
本発明の各実施形態の点検ツールを用いて点検を行う点検対象となる内視鏡装置を示す外観斜視図 本発明の第1の実施形態の点検ツールの外観斜視図 図2の点検ツールにおいてカバー部材とプラグ本体の分離状態を示す上面図 図2の点検ツールにおいてカバー部材とプラグ本体とを嵌合させた状態を示す上面図 図4の[5]−[5]線に沿う断面図 本発明の第2の実施形態の点検ツールの構成を示す概念図 本発明の第3の実施形態の点検ツールの外観斜視図 図7の点検ツールにおけるカバー部材とプラグ本体とを分離した状態を示す平面図 図7の点検ツールにおけるカバー部材とプラグ本体とを接続した状態を示す平面図 図9の状態の点検ツールの断面図 本発明の第4の実施形態の点検ツールの外観斜視図 図11の点検ツールにおける点検プラグ端子カバーであるカバーシートのみを示す外観斜視図 本発明の第4の実施形態の点検ツールにおけるカバーシートの変形例を示す概念図 本発明の第5の実施形態の点検ツールの保管状態を示す外観斜視図 図14の点検ツールにおいてカバー部材とプラグ本体を分離した状態を示す外観斜視図 図14の点検ツールの導通チェックを行う際のようすを示す外観斜視図
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識できる程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、各図面に記載された各構成要素の数量や各構成要素の形状や各構成要素の大きさの比率や各構成要素の相対的な位置関係等に関して、図示の形態のみに限定されるものではない。
本発明の各実施形態で例示する点検ツールは、例えば内視鏡及びプロセッサ装置等を含んで構成される内視鏡装置を点検するための点検ツールである。
具体的には、当該内視鏡装置におけるプロセッサ装置において、当該プロセッサ装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクル(以下、単にレセプタクルという)に複数設けられる電気接続用の端子(以下、レセプタクル側端子という)のうちの特定のレセプタクル側端子から流れ出る漏れ電流等を点検するための点検ツールであって、いわゆる漏れ電流測定用点検ツールとよばれるものを例示している。
まず、本発明の各実施形態の点検ツールの詳細を説明する前に、当該点検ツールの点検対象とする内視鏡装置の概略構成を、図1を用いて以下に簡単に説明する。
図1は、本発明の各実施形態の点検ツールを用いて点検を行う点検対象となる内視鏡装置を示す外観斜視図である。
内視鏡装置100は、内視鏡101と、プロセッサ装置110と、表示装置120等によって主に構成されている。
内視鏡101は、生体や構造物等の被検体の内部の所望の観察部位を撮像する撮像装置である。この内視鏡101は、挿入部102と、操作部103と、ユニバーサルコード104と、内視鏡プラグ10とを有して主に構成されている。
このうち、内視鏡プラグ10は、プロセッサ装置110のレセプタクル20(内視鏡接続用レセプタクル)に嵌合して、内視鏡101とプロセッサ装置110とを接続するコネクタ1の一部を構成する構成ユニットである。
内視鏡プラグ10は、内視鏡101から延出される配線ケーブルであるユニバーサルコード104の終端部に設けられている。当該内視鏡プラグ10は、先端に向けて突設されるプラグ部10aと、このプラグ部10aの外周表面に設けられる複数の電気接続用のプラグ側端子10bとを有して形成されている。
これら複数のプラグ側端子10bは、当該内視鏡プラグ10がプロセッサ装置110のレセプタクル20に嵌合された時に、レセプタクル側端子(不図示)に接触するように配置されている。この構成により、内視鏡プラグ10がレセプタクル20に嵌合されると、両者(内視鏡プラグ10とレセプタクル20)間の電気的な接続が確保されるように構成されている。
なお、図1に示す例では、内視鏡プラグ10及びレセプタクル20の形状は、断面が略フレーム形状の形態のものを示しているが、この例示に限られることはなく、例えば断面が円環形状となる形態のもの等、各種様々な形状のものがある。
ユニバーサルコード104は、操作部103とプロセッサ装置110との間を接続するための配線ケーブルである。このユニバーサルコード104には、電気信号線や光ファイバーケーブル等(不図示)が挿通されている。これらの電気信号線や光ファイバーケーブル等は、操作部103を介して挿入部102内へと挿通している。ここで、例えば光ファイバーケーブルは、一端が内視鏡プラグ10に配設され、他端が内視鏡101の挿入部102の先端部に配設されている。
このような構成により、内視鏡101は、挿入部102から操作部103を介してユニバーサルコード104内を電気信号線や光ファイバーケーブル等が挿通しており、これらのケーブル等は、内視鏡プラグ10とレセプタクル20とからなるコネクタ1を介してプロセッサ装置110の内部回路(不図示)へと接続されるように構成されている。
そして、これにより、内視鏡101によって取得された撮像データを内視鏡101からプロセッサ装置110へと伝送することができ、またプロセッサ装置110から内視鏡101へと各種の制御信号等を伝送することができるように構成されている。
プロセッサ装置110は、内視鏡101によって取得された撮像データの各種の信号処理を行ったり、内視鏡101の制御処理を行うための制御回路等を内蔵する制御ユニットである。このプロセッサ装置110の筐体の前面には、内視鏡プラグ10を嵌合させるための開口部110aが設けられ、この開口部110aにはレセプタクル20が固定されている。
ここで、本実施形態においては、開口部110aは略矩形状に形成されている例を示している。この開口部110aの形状は、レセプタクル20の開口20aと、内視鏡プラグ10のプラグ部10aの断面形状とに合わせて形成されている。したがって、上述したように、例えば内視鏡プラグ10及びレセプタクル20の断面形状を丸形状にした場合には、開口部110aの形状も、これに合わせた丸形形状となる。
レセプタクル20は、内視鏡101の内視鏡プラグ10が嵌合して、プロセッサ装置110と内視鏡101とを接続するコネクタ1の一部を構成する部材である。
レセプタクル20は、開口20aと、これに連設され内視鏡プラグ10のプラグ部10aが嵌合する嵌合孔(不図示)と、この嵌合孔の内面に設けられ内視鏡プラグ10のプラグ部10aのプラグ側端子10bに対応するレセプタクル側端子(不図示)を有して構成されている。
このように、内視鏡プラグ10とレセプタクル20とによってコネクタ1が構成されている。そして、このコネクタ1は、内視鏡プラグ10がレセプタクル20に嵌合された状態となった時、内視鏡101とプロセッサ装置110との間の電気的な接続や光的な接続を確保する機能を備えた構成ユニットである。
内視鏡装置100についてのその他の構成は、本発明とは直接関連しない部分であるので、それらその他の構成については、従来一般に普及している形態の内視鏡装置と同様構成を有しているものとして、これ以上の説明は省略する。
このように構成された内視鏡装置100におけるプロセッサ装置110を点検対象として、主に当該プロセッサ装置110のレセプタクル20のレセプタクル側端子(不図示)から流れ出る漏れ電流等を点検するための点検ツール(漏れ電流測定用点検ツール)に関する各種の実施形態を以下に詳述する。
[第1の実施形態]
図2〜図5は、本発明の第1の実施形態の点検ツールを示す図である。図2は、本発明の第1の実施形態の点検ツールの外観斜視図である。なお、図2においては、カバー部材とプラグ本体を分離した状態を示している。図3,図4は、図2の点検ツールの上面図である。このうち図3はカバー部材とプラグ本体の分離状態を示している。また図4はカバー部材とプラグ本体を嵌合させた状態を示している。図5は図4の[5]−[5]線に沿う断面図である。なお、図4,図5においては、当該点検ツールの導通チェックを行う際のようすを示すためにデジタルマルチメータを合わせて図示している。
本実施形態の点検ツール30は、内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグ(32)と、プラグの表面に設けられプラグが内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において内視鏡接続用レセプタクルに設けられる端子と接触する信号伝送端子(32a)と、外部機器が接続される第1の端子(35)と、一端が信号伝送端子に接続され他端が第1の端子に接続され信号伝送端子に入力される電流を第1の端子へと伝送する第1の伝送路(34)と、信号伝送端子及び第1の端子とは異なる位置に配置され外部機器が接続される第2の端子(37)と、一端が信号伝送端子に接続され他端が第2の端子に接続され信号伝送端子を介して第1の端子と第2の端子とを電気的に接続し電流を伝送する第2の伝送路(38)と、プラグが着脱自在に配設される着脱部(36b)を備えると共にプラグが接続された状態となったときに信号伝送端子と接触する接続部(39)を備えたカバー部材(36)とを有し、第2の伝送路はカバー部材に設けられ、第2の伝送路の一端は接続部を介して信号伝送端子に接続されて構成されている。
具体的に説明すると、本実施形態の点検ツール30は、プラグ本体31と、点検プラグ端子カバーであるカバー部材36とによって主に構成されている。
プラグ本体31は、プラグ筐体31aと、プラグ部32(プラグ)と、基板ユニット33又はリード線34(第1の伝送路)と、点検用端子35(第1の端子)とを有して構成されている。
プラグ筐体31aは、内部に第1の伝送路としての基板ユニット33又はリード線34を収納し得る内部空間を備えた筐体である。このプラグ筐体31aの一方の端部には、プラグ部32が外方に突出するように配設されている。また、プラグ筐体31aの他方の端部(プラグ部32の配設部位とは反対側の側面)には、点検用端子35が設けられている。
ここで、プラグ部32は、当該点検ツール30を用いて点検対象とする装置(以下、点検対象装置という。例えば内視鏡装置100のプロセッサ装置110)の点検作業を行う際に、点検対象装置(内視鏡装置100のプロセッサ装置110)の筐体に設けられるレセプタクル20(内視鏡接続用レセプタクル)に接続されるプラグである。そのために、当該プラグ部32は、点検対象装置(内視鏡装置100)の内視鏡プラグ10のプラグ部10aと同形状に形成されている。
さらに、プラグ部32の表面には、対応する内視鏡プラグ10のプラグ部10aに形成される複数のプラグ側端子10bのうちの特定の端子に対応するプラグ端子32a(信号伝送端子)が配設されている。このプラグ端子32aは、電気的に導通性を有する素材を用いて形成されている。
プラグ端子32aは、プラグ部32の表面に設けられ、当該プラグ部32がレセプタクル20に接続された状態となったときに、当該レセプタクル20に設けられる複数のレセプタクル側端子のうちの特定の端子(不図示)に接触する信号伝送端子である。
この場合におけるレセプタクル側端子の特定の端子とは、当該点検ツール30を用いて行う漏れ電流の点検に対応する端子である。点検ツール30のプラグ端子32aは、当該特定の端子に対応する信号伝送端子である。この特定の端子は、点検対象装置の機種毎に決められているものである。
プラグ筐体31aにおいて、プラグ部32の配設部位とは反対側の側面に設けられる点検用端子35は、点検作業時等に用いられるデジタルマルチメータ等の測定器等の外部機器が接続される第1の端子である。この点検用端子35は電気的に導通性を有する素材を用いて形成されている。
即ち、第1の端子である点検用端子35は、当該点検ツール30を用いた点検作業時や、点検作業前の導通チェック時に、例えば外部機器であるデジタルマルチメータ等の測定器50(図4,図5参照)の一方のテストリード50aが接続される部位である。
そして、プラグ筐体31aの内部には、基板ユニット33又はリード線34が配設されている。ここで、基板ユニット33又はリード線34は、一端がプラグ端子32a(信号伝送端子)に接続され、他端が点検用端子35(第1の端子)に接続され、プラグ端子32a(信号伝送端子)に入力される電流を点検用端子35(第1の端子)へと伝送する第1の伝送路を構成する部材である。
なお、図2〜図5においては、第1の伝送路として、基板ユニット33とリード線34との二種類の伝送路を図示しているが、点検ツール30における第1の伝送路としては、基板ユニット33又はリード線34のいずれか一方が備わっていればよい。
ここで、第1の伝送路としての基板ユニット33について以下に詳述する。基板ユニット33は、プリント基板33xと、配線パターン33aと、2つのランド部33bと、2本のリード線34a,34bとによって構成されている。
このうち、プリント基板33xは、表面に電子回路がプリントされる形態の一般的な電子回路基板であって、例えば硬質のリジッド(Rigid)基板若しくは軟質のフレキシブル(Flexible)基板等が適用される。
このプリント基板33xの表面には、配線パターン33aと、2つのランド部33bが設けられている。配線パターン33aは、プリント基板33xの表面上において2つのランド部33bを電気的に接続する導通路である。2つのランド部33bの一方には、リード線34aの一端が固定されている。このリード線34aの他端は、点検用端子35に接続されている。また、2つのランド部33bの他方には、リード線34bの一端が固定されている。このリード線34bの他端は、プラグ端子32a(信号伝送端子)に接続されている。ここで、2本のリード線34a,34bは、電気的に導通性を有する線材を用いて形成されている。
このように、2本のリード線34a,34bと、配線パターン33a及び2つのランド部33bを実装したプリント基板33xとによって第1の伝送路である基板ユニット33が構成されている。そして、この構成により、基板ユニット33は、プラグ端子32a(信号伝送端子)に入力される電流を点検用端子35(第1の端子)へと伝送する機能を有している。
また、第1の伝送路であるリード線34は、一端がプラグ端子32a(信号伝送端子)に接続されており、他端が点検用端子35(第1の端子)に接続されている一本の導電線である。この構成により、リード線34は、プラグ端子32a(信号伝送端子)に入力される電流を点検用端子35(第1の端子)へと伝送することができる構成となっている。
一方、カバー部材36は、プラグ部32に設けられるプラグ端子32aの外面を覆うように配設されることで、当該プラグ端子32aを保護する役目を備えた構成部材である。そのために、このカバー部材36は、カバー筐体36aと、このカバー筐体36aの一面に設けられ、プラグ部32が着脱自在に配設される着脱部36bとを備えて構成されている。
また、カバー部材36は、カバー端子37(第2の端子)と、リード線38(第2の伝送路)と、接続部39とを有して構成されている。このカバー部材36は、例えば樹脂成形本等の電気的に非導通性の素材によって形成されている。
カバー端子37は、プラグ端子32a(信号伝送端子)及び点検用端子35(第1の端子)とは異なる位置に配置されている。例えば、カバー端子37は、カバー部材36の外面に一部を露呈するように配設されている。このカバー端子37は、電気的に導通性を有する素材によって形成されている。
そして、カバー端子37は、点検作業時等に用いられるデジタルマルチメータ等の測定器等の外部機器が接続される第2の端子であって、導通チェック用の端子である。
即ち、第2の端子であるカバー端子37は、当該点検ツール30を用いた点検作業時や、点検作業前の導通チェック時に、例えば外部機器であるデジタルマルチメータ等の測定器50(図4,図5参照)の他方のテストリード50bが接続される部位である。
接続部39は、カバー部材36の着脱部36bの内壁面の表面における所定の部位に配設されている。即ち、接続部39は、プラグ部32が着脱部36bに接続されて、両者(プラグ部32と着脱部36bと)が嵌合した状態となったときに、プラグ端子32a(信号伝送端子)が接触する部位に配設されている。なお、この接続部39は電気的に導通性を有する素材を用いて形成されている。
第2の伝送路であるリード線38は、一端が接続部39を介してプラグ端子32a(信号伝送端子)に接続され、他端がカバー端子37(第2の端子)に接続されている。そして、このリード線38は電気的に導通性を有する線材を用いて形成されている。
これにより、リード線38は、接続部39,プラグ端子32a(信号伝送端子)と第1の伝送路(基板ユニット33又はリード線34)を介して点検用端子35(第1の端子)とカバー端子37(第2の端子)との間を電気的に接続し電流を伝送する第2の伝送路である。本例において、リード線38(第2の伝送路)はカバー部材36に設けられている例を示している。
なお、カバー部材36自体を、電気的に導通性を有する素材で形成することもできる。この場合、カバー端子37(第2の端子),リード線38(第2の伝送路)を特に設けることなく、同様の機能を備えることができる。即ち、カバー部材36が導電性を備えることで、カバー部材36の外表面と接続部39との間は、カバー部材36自体の導電性により導通状態になる。したがって、カバー部材36自体が第2の端子と第2の伝送路との役目を担うことができる。これにより、カバー部材36は、接続部39,プラグ端子32a(信号伝送端子),第1の伝送路(基板ユニット33又はリード線34)を介して点検用端子35(第1の端子)と電気的に接続される構成となる。
このように構成される本実施形態の点検ツール30は、次のようにして使用される。
まず、点検ツール30の未使用時、つまり保管時などには、カバー部材36とプラグ本体31とを一体化させた形態(図4,図5に示す形態)とされる。この形態とするためには、例えば、図3に示すように、カバー部材36とプラグ本体31とを分離させた状態にあるとき、カバー部材36の着脱部36bに対して、プラグ本体31のプラグ部32を図3の矢印Xに沿う方向に移動させて、着脱部36bにプラグ部32を嵌合させる。これにより、本点検ツール30は保管時に適した状態になる。
一方、当該点検ツール30を用いて点検作業を行う際には、まず、図4,図5に示す状態にある点検ツール30において、プラグ部32を着脱部36bから抜去する。これにより、当該点検ツール30は、図2,図3に示すように、カバー部材36とプラグ本体31とを分離した状態になる。
そして、このうち、プラグ本体31のプラグ部32を、内視鏡装置100のプロセッサ装置110の筐体に設けられるレセプタクル20に嵌合させる。これにより、レセプタクル20のレセプタクル側端子のうちの特定の端子(不図示)に、プラグ部32のプラグ端子32a(信号伝送端子)が接触し、両者は電気的に接続される。この状態で、点検用端子35(第1の端子)に対して所定の測定器を当てることで所望の点検(漏れ電流測定)を行うことができる。
測定が終了したら、測定器を取り外した後、プラグ本体31のプラグ部32を、レセプタクル20から抜去する。次いで、プラグ本体31のプラグ部32に、カバー部材36の着脱部36bを嵌合させる。これにより、点検ツール30は、図4,図5に示す状態に戻る。そして、この状態で当該点検ツール30を保管する。
一方、当該点検ツール30を用いて点検作業を行うのに先だって、当該点検ツール30自体の点検(導通チェック等)を行う際には、次のように行う。
即ち、図4,図5に示す状態にある点検ツール30において、同図に示すように、測定器50の一方のテストリード50aを点検用端子35(第1の端子)に当接させる(接続する)。同時に、測定器50の他方のテストリード50bをカバー部材36のカバー端子37(第2の端子)に当接させる(接続する)。この状態で測定器50による導通チェックを行う。導通チェックが終了したら、測定器50を点検ツール30から取り外す。その後、点検ツール30を、その状態(図4,図5に示す状態)のまま保管してもよいし、カバー部材36を抜去して、装置の点検作業に進んでもよい。
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、例えば内視鏡装置100に対する電気的な点検を行うための点検ツール30において、保管時等の点検作業を実施しない時には、プラグ本体31のプラグ部32をカバー部材36の着脱部36bに嵌合させることで、プラグ本体31とカバー部材36とを一体化させるように構成している。この状態にあるとき、プラグ部32の表面に設けられたプラグ端子32a(信号伝送端子)は、カバー部材36によって保護されている。
また、この状態にあるとき、プラグ本体31の点検用端子35(第1の端子)とカバー部材36のカバー端子37(第2の端子)とは、第1の伝送路(基板ユニット33又はリード線34),プラグ端子32a(信号伝送端子),接続部39,リード線38(第2の伝送路)を介して電気的に接続される状態になる。
したがって、プラグ本体31のプラグ部32をカバー部材36の着脱部36bに嵌合させた状態で、点検用端子35(第1の端子)とカバー部材36のカバー端子37(第2の端子)とに、測定器50のテストリード50a,50bをそれぞれ宛がうことで、当該点検ツール30の導通チェックを行うことができる。この場合において、測定器50のテストリード50a,50bを、プラグ部32のプラグ端子32a(信号伝送端子)に接触させることが無いばかりか、当該プラグ端子32aは、その表面がカバー部材36によって覆われているので、当該プラグ端子32aの表面を保護すると同時に、変形,損傷,劣化等を抑止することができる。
したがって、点検ツール30による本来の機能を損なうことなく、確実かつ正確な点検作業を実施することができると共に、点検ツール30自体の導通チェックをも容易に実施することができる。
また、本実施形態の点検ツール30においては、プラグ部32が着脱自在に配設される着脱部36bと、外部機器である測定器50が接続されるカバー端子37(第2の端子)と、一端がプラグ端子32a(信号伝送端子)に接続され、他端がカバー端子37(第2の端子)に接続され、着脱部36bにプラグ部32が装着されているときに、プラグ端子(信号伝送端子)を介して点検用端子35(第1の端子)とカバー端子37(第2の端子)とを電気的に接続し電流を伝送するリード線38等の第2の伝送路を備えた点検プラグ端子カバーであるカバー部材36によって、プラグ端子32aの表面を保護すると同時に、変形,損傷,劣化等を抑止することができる。
なお、プラグ部32の表面に設けられるプラグ端子32aの配置は、点検対象とする装置の機種に応じて異なる位置となる。本実施形態においては、プラグ部32の一方の面にプラグ端子32aを設けた例を示しているが、この例に限らず、プラグ端子32aは、プラグ部32の他方の面にも設けられることがある。つまり、プラグ端子32aの配置は、点検対象装置に応じて適宜設定すればよい。
さらに、本実施形態においては、プラグ端子32aを1つ設けた例を示しているが、この例に限られることはない。例えば、点検対象装置によっては、プラグ端子32aが複数設ける必要がある場合もある。つまり、プラグ端子32aの設置数についても、点検対象装置に応じて適宜設定すればよい。
[第2の実施形態]
図6は、本発明の第2の実施形態の点検ツールの構成を概念的に示す図である。図6においては、本実施形態の点検ツールを側面からみた場合における主要構成物の内部配置を概念的に示している。
本実施形態の基本的な構成は、上述の第1の実施形態と略同様であり、上述の第1の実施形態におけるカバー部材(36)を不要としている。したがって、上述の第1の実施形態と同じ構成部については同じ符号を付して、その説明を省略すると共に、略同様の構成部材には同じ符号番号に「A」を付した符号を付して、異なる点について以下に説明する。
本実施形態の点検ツール30Aは、内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグ(32A)と、プラグの表面に設けられプラグが内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において内視鏡接続用レセプタクルに設けられる端子と接触する信号伝送端子(32a)と、外部機器が接続される第1の端子(35)と、一端が信号伝送端子に接続され他端が第1の端子に接続され信号伝送端子に入力される電流を第1の端子へと伝送する第1の伝送路(34)と、信号伝送端子及び第1の端子とは異なる位置に配置され外部機器が接続される第2の端子(37A)と、一端が信号伝送端子に接続され他端が第2の端子に接続され信号伝送端子を介して第1の端子と第2の端子とを電気的に接続し電流を伝送する第2の伝送路(38A)と、を有し、第2の端子(37A)はプラグ(32A)に設けられて構成されている。
具体的に説明すると、本実施形態の点検ツール30Aは、主にプラグ本体31Aによって構成されており、上述の第1の実施形態におけるカバー部材を有していない。
本実施形態の点検ツール30Aにおけるプラグ本体31Aは、プラグ筐体31aと、プラグであるプラグ部32A(信号伝送端子であるプラグ端子32a及び第2の端子である第2端子37Aを含む)と、リード線34(第1の伝送路)と、点検用端子35(第1の端子)とを有して構成されている。
なお、図6に示す例では、第1の伝送路としてリード線34を図示しているが、第1の伝送路としては、リード線34に替えて、上述の第1の実施形態で説明したものと同様構成の基板ユニット33による構成としてもよい。
プラグ筐体31aは、第1の伝送路(本例ではリード線34)を収納し得る内部空間を備えた筐体である点において、上述の第1の実施形態と同様である。
プラグ筐体31aの一方の端部にはプラグ部32Aが設けられており、プラグ筐体31aの他方の端部には点検用端子35が設けられている。
プラグ部32Aは、信号伝送端子であるプラグ端子32aと、第2の伝送路であるリード線38Aと、第2の端子である第2端子37Aとを有する。
第2端子37Aは、プラグ端子32a(信号伝送端子)及び点検用端子35(第1の端子)とは異なる位置に配置されている。即ち、第2端子37Aは、プラグ部32Aの先端面に一部を露呈させて設けられている。この第2端子37Aは、電気的に導通性を有する素材によって形成されている。そして、この第2端子37Aは、点検作業時等に用いられるデジタルマルチメータ等の測定器等の外部機器が接続される第2の端子である。
リード線38Aは、一端がプラグ端子32a(信号伝送端子)に接続され、他端が第2端子37A(第2の端子)に接続されている。このような構成により、リード線38Aは、プラグ端子32a(信号伝送端子)及びリード線34(第1の伝送路)を介して点検用端子35(第1の端子)と第2端子37A(第2の端子)との間を電気的に接続し電流を伝送する第2の伝送路として機能する。
ここで、第2の伝送路であるリード線38Aと、第2の端子である第2端子37Aとはプラグ部32Aに設けられている。
このように構成された上記第2の実施形態によれば、例えば内視鏡装置100に対する電気的な点検を行うための点検ツール30Aであって、第2の端子である第2端子37Aをプラグ部32Aに設けて構成している。
これにより、当該点検ツール30Aは、保管時等の点検作業を実施しない時には、プラグ本体31Aの点検用端子35(第1の端子)と第2端子37A(第2の端子)との間は、第1の伝送路(リード線34),プラグ端子32a(信号伝送端子),リード線38A(第2の伝送路)を介して電気的に接続される状態となっている。
したがって、この状態で、点検用端子35(第1の端子)とカバー部材36のカバー端子37(第2の端子)とに、測定器50のテストリード50a,50bをそれぞれ宛がうことにより、当該点検ツール30Aの導通チェックを容易に行うことができる。このとき、測定器50のテストリード50a,50bは、プラグ部32Aのプラグ端子32a(信号伝送端子)に接触させることが無いので、当該プラグ端子32aの表面への変形,損傷,劣化等を抑止することができる。
本実施形態の点検ツール30Aによれば、上述の第1の実施形態の点検ツール30におけるカバー部材36を不要としながら、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態の点検ツールについて、以下に説明する。図7〜図10は、本発明の第3の実施形態の点検ツールを示す図である。このうち図7は、本実施形態の点検ツールの外観斜視図である。図8,図9は、本実施形態の点検ツールの平面図である。このうち図8は本実施形態の点検ツールにおけるカバー部材とプラグ本体とを分離した状態を示している。図9は本実施形態の点検ツールにおけるカバー部材とプラグ本体とを接続した状態を示している。図10は、図9の状態の点検ツールの断面を示す断面図である。なお、図9,図10においては、当該点検ツールの導通チェックを行う際のようすを示すためにデジタルマルチメータを合わせて図示している。
本実施形態の基本的な構成は、上述の第1の実施形態と略同様であり、上述の第1の実施形態におけるカバー部材の構成が若干異なる。また、カバー部材の構成が異なるのに伴って、本実施形態においては、第2の伝送路及び第2の端子の配置が異なる。したがって、上述の第1の実施形態と同じ構成部については同じ符号を付して、その説明を省略すると共に、略同様の構成部材には同じ符号番号に「B」を付した符号を付して、異なる点について以下に説明する。
なお、図6においては、プラグ筐体31aの内部構成の図示は省略している。また、図7〜図9に示す例では、第1の伝送路及び第2の伝送路を基板ユニット33として図示しているが、第1の伝送路及び第2の伝送路としては、基板ユニット33に替えて、上述の第1の実施形態で説明したものと同様構成のリード線34による構成としてもよい。
本実施形態の点検ツール30Bは、内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグ(32B)と、プラグの表面に設けられプラグが内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの1つと接触する第1の信号伝送端子(32a)と、プラグの表面に設けられプラグが内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの他の1つと接触する第2の信号伝送端子(32b)と、外部機器が接続される第1の端子(35)と、一端が第1の信号伝送端子に接続され他端が第1の端子に接続され第1の信号伝送端子に入力される電流を第1の端子へと伝送する第1の伝送路(33B)と、外部機器が接続される第2の端子(37B)と、一端が第2の信号伝送端子に接続され他端が第2の端子に接続され第2の信号伝送端子と第2の端子とを電気的に接続する第2の伝送路(38B)と、プラグが着脱自在に配設される着脱部(36b)を備えると共に、着脱部にプラグが接続された状態となったときに、第1の信号伝送端子と第2の信号伝送端子とを電気的に接続する第3の伝送路(39B)とを有するカバー部材(36B)とを備えて構成されている。
具体的に説明すると、本実施形態の点検ツール30Bは、プラグ本体31Bと、点検プラグ端子カバーであるカバー部材36Bとによって主に構成されている。この点において、上述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態の点検ツール30Bにおけるプラグ本体31Bは、プラグ筐体31aと、プラグであるプラグ部32B(第1の信号伝送端子である第1プラグ端子32a,第2の信号伝送端子である第2プラグ端子32bを含む)と、基板ユニット33B(第1の伝送路及び第2の伝送路38Bを含む)と、点検用端子35(第1の端子)と、導通チェック用端子37B(第2の端子)とを有して構成されている。
プラグ筐体31aは、基板ユニット33Bを収納し得る内部空間を備えた筐体である点において、上述の第1の実施形態と同様である。
プラグ筐体31aの一方の端部にはプラグ部32Bが設けられており、プラグ筐体31aの他方の端部には第1の端子である点検用端子35と第2の端子である導通チェック用端子37Bが設けられている。
プラグ部32Bの表面には、第1の信号伝送端子である第1プラグ端子32aと、第2の信号伝送端子である第2プラグ端子32bとが設けられている。
このうち、第1プラグ端子32aは、プラグ部32Bが内視鏡接続用レセプタクル20に接続されている状態において内視鏡接続用レセプタクル20に設けられる複数の端子(不図示)のうちの1つと接触する第1の信号伝送端子である。
また、第2プラグ端子32bは、同様に、プラグ部32Bが内視鏡接続用レセプタクル20に接続されている状態において内視鏡接続用レセプタクル20に設けられる複数の端子(不図示)のうちの他の1つと接触する第2の信号伝送端子である。
点検用端子35は、点検作業時等に用いられるデジタルマルチメータ等の測定器等の外部機器が接続される第1の端子である。この点において、上述の第1の実施形態と同様である。
導通チェック用端子37Bは、点検作業時等に用いられるデジタルマルチメータ等の測定器等の外部機器が接続される第2の端子である。
本実施形態において、点検用端子35と導通チェック用端子37Bとは、互いに近接した位置、例えばプラグ筐体31aの同一平面上において隣接した位置に配置されている。
本実施形態の点検ツール30Bにおいて、第1の伝送路は、一端が第1プラグ端子32a(第1の信号伝送端子)に接続され、他端が点検用端子35(第1の端子)に接続され、第1プラグ端子32a(第1の信号伝送端子)に入力される電流を点検用端子35(第1の端子)へと伝送する役目を有する。
本実施形態の点検ツール30Bにおける第1の伝送路は、基板ユニット33Bによって構成されている。即ち、第1の伝送路は、基板ユニット33Bに含まれるプリント基板33x,2本のリード線34a,34bと、配線パターン33a及び2つのランド部33bとによって構成されている。
さらに、本実施形態の点検ツール30Bは、基板ユニット33B上の上記第1の伝送路(33x,33a,33b,34a,34b)とは異なる位置に、第2の伝送路38Bを有している。
この第2の伝送路38Bは、一端が第2プラグ端子32b(第2の信号伝送端子)に接続され、他端が導通チェック用端子37B(第2の端子)に接続され、第2プラグ端子32b(第2の信号伝送端子)と導通チェック用端子37B(第2の端子)とを電気的に接続する第2の伝送路である。
詳述すると、第2の伝送路38Bは、基板ユニット33Bに含まれるプリント基板33xと、2本のリード線34c,34dと、配線パターン33c及び2つのランド部33dとによって構成されている。
このうち、プリント基板33xは、上記基板ユニット33Bの主要構成部材であって、第1の伝送路が実装されているプリント基板33xと同じものである。
このプリント基板33xの表面には、配線パターン33cと、2つのランド部33dが設けられている。これら配線パターン33c,2つのランド部33dは、第1の伝送路に含まれる配線パターン33a,2つのランド部33bと同様の構成である。
配線パターン33cは、プリント基板33xの表面上において2つのランド部33dを電気的に接続する導通路である。2つのランド部33dの一方には、リード線34cの一端が固定されている。このリード線34cの他端は、点検用端子35に接続されている。また、2つのランド部33dの他方には、リード線34dの一端が固定されている。このリード線34dの他端は、第2プラグ端子32b(第2の信号伝送端子)に接続されている。
このように、第2の伝送路38Bは、2本のリード線34c,34dと、配線パターン33c及び2つのランド部33dを実装したプリント基板33xとによって構成されている。そして、この構成により、第2の伝送路38Bは、第2プラグ端子32b(第2の信号伝送端子)と導通チェック用端子37B(第2の端子)との間を電気的に接続している。
一方、カバー部材36Bは、プラグ部32Bに設けられる第1プラグ端子32a,第2プラグ端子32bの外面を覆うように配設されることで、当該第1プラグ端子32a,第2プラグ端子32bを保護する役目を備えた構成部材である。そのために、このカバー部材36Bは、カバー筐体36aと、着脱部36bと、第3の伝送路である信号伝送端子接続部39Bとを備えて構成されている。
着脱部36bは、カバー筐体36aの一面に設けられ、プラグ部32Bが着脱自在に配設される嵌合部である。
信号伝送端子接続部39Bは、着脱部36bの内面側に設けられ、着脱部36bにプラグ部32Bが接続された状態となったときに、第1プラグ端子32a(第1の信号伝送端子)と第2プラグ端子32b(第2の信号伝送端子)とを電気的に接続する第3の伝送路である。この信号伝送端子接続部39Bは電気的に導通性を有する素材を用いて形成されている。信号伝送端子接続部39Bは、例えば金属箔若しくは金属板等を貼り付けて形成した形態でもよい。また、信号伝送端子接続部39Bは、例えば着脱部36bの内面に対してメッキ処理を施す等によって形成してもよい。
この構成により、プラグ部32Bがカバー部材36Bの着脱部36bに嵌合して、両者(プラグ部32Bと着脱部36b)が接続された状態となった時、カバー部材36B側の信号伝送端子接続部39Bがプラグ部32B側の第1プラグ端子32aと第2プラグ端子32bとの間を電気的に接続する。
ここで、第1プラグ端子32aは、第1の伝送路(基板ユニット33B)を介して点検用端子35(第1の端子)に接続されている。また、第2プラグ端子32bは、第2の伝送路38Bを介して導通チェック用端子37B(第2の端子)に接続されている。
したがって、プラグ部32Bが着脱部36bに嵌合して接続された状態とされた時、点検用端子35(第1の端子)と導通チェック用端子37B(第2の端子)との間は電気的に導通状態になる。
したがって、この状態となった時(プラグ部32Bが着脱部36bに嵌合し接続状態となった時)に、図9,図10に示すように測定器50の一方のテストリード50aを点検用端子35(第1の端子)に当接させる(接続する)。同時に、測定器50の他方のテストリード50bを導通チェック用端子37B(第2の端子)に当接させる(接続する)。これにより、当該点検ツール30Bの導通チェックを行うことができる。このとき、測定器50のテストリード50a,50bは、プラグ部32Bのプラグ端子(32a,32b)に当接させないどころか、これらプラグ端子(32a,32b)は、カバー部材36Bの着脱部36bにおいて外面が保護された状態とされている。
以上説明したように、上記第3の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態の点検ツールについて、以下に説明する。図11,図12は、本発明の第4の実施形態の点検ツールを示す図である。このうち図11は、本実施形態の点検ツールの外観斜視図である。図12は、本実施形態の点検ツールにおける点検プラグ端子カバーであるカバーシートのみを示す外観斜視図である。
本実施形態の基本的な構成は、上述の第3の実施形態と略同様である。本実施形態においては、上述の第3の実施形態に対しプラグ本体の形状が異なる場合(円筒形状の場合)の例示である。また、本実施形態においては、上述の第3の実施形態に対しカバー部材の形態が異なる例を示している。したがって、上述の第3の実施形態と同様の構成についての説明は省略し、異なる部分についてのみ、以下に説明する。
なお、図11に示す例では、第1の伝送路及び第2の伝送路をリード線で構成した例を図示しているが、この構成に限られることはない。第1の伝送路及び第2の伝送路は、例えば、上述の第1,第3の実施形態と同様に、基板ユニットによって構成してもよい。
本実施形態の点検ツール30Cは、内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグ(32C)と、プラグの表面に設けられプラグが内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの1つと接触する第1の信号伝送端子(32a)と、プラグの表面に設けられプラグが内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの他の1つと接触する第2の信号伝送端子(32b)と、外部機器が接続される第1の端子(35C)と、一端が第1の信号伝送端子に接続され他端が第1の端子に接続され第1の信号伝送端子に入力される電流を第1の端子へと伝送する第1の伝送路(34C)と、外部機器が接続される第2の端子(37C)と、一端が第2の信号伝送端子に接続され他端が第2の端子に接続され第2の信号伝送端子と第2の端子とを電気的に接続する第2の伝送路(38C)と、第1の信号伝送端子と第2の信号伝送端子とを電気的に接続する第3の伝送路(39C)を有するカバーシート(36C)とを備えて構成されている。
本実施形態の点検ツール30Cは、プラグ本体31Cと、点検プラグ端子カバーであるカバーシート36Cとによって主に構成されている。
本実施形態の点検ツール30Cにおけるプラグ本体31Cは、プラグ筐体31Caと、プラグであるプラグ部32C(第1の信号伝送端子である第1プラグ端子32a,第2の信号伝送端子である第2プラグ端子32bを含む)と、第1の伝送路である第1リード線34Cと、第1の端子である点検用端子35Cと、第2の伝送路である第2リード線38Cと、第2の端子である導通チェック用端子37Cとを有して構成されている。
本実施形態におけるプラグ筐体31Caは、内部に第1の伝送路及び第2の伝送路である複数(本例では2本)のリード線(34C,38C)等を収納し得る内部空間を備えた筐体である。本実施形態で例示するプラグ筐体31Caは、全体として略円筒形状を有して形成されている。
プラグ筐体31Caの一方の端部には略円筒形状のプラグ部32Cが設けられており、プラグ筐体31Caの他方の端部には第1の端子である点検用端子35Cと第2の端子である導通チェック用端子37Cが設けられている。
プラグ部32Cの表面には、第1の信号伝送端子である第1プラグ端子32aと、第2の信号伝送端子である第2プラグ端子32bとが設けられている。
このうち、第1プラグ端子32aは、プラグ部32Cが略円形状の開口を有する形態の内視鏡接続用レセプタクル(不図示)に接続された状態において当該内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子(不図示)のうちの1つと接触する第1の信号伝送端子である。
また、第2プラグ端子32bは、同様に、プラグ部32Cが同内視鏡接続用レセプタクルに接続された状態において当該内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子(不図示)のうちの他の1つと接触する第2の信号伝送端子である。
点検用端子35Cは、点検作業時等に用いられるデジタルマルチメータ等の測定器等の外部機器が接続される第1の端子である。
導通チェック用端子37Cは、点検作業時等に用いられるデジタルマルチメータ等の測定器等の外部機器が接続される第2の端子である。
本実施形態において、点検用端子35Cと導通チェック用端子37Cとは、互いに近接した位置、例えばプラグ筐体31Caの同一平面上において隣接した位置に配置されている。
本実施形態の点検ツール30Cにおいて、第1の伝送路は、一端が第1プラグ端子32a(第1の信号伝送端子)に接続され、他端が点検用端子35C(第1の端子)に接続され、第1プラグ端子32a(第1の信号伝送端子)に入力される電流を点検用端子35C(第1の端子)へと伝送する役目を有する。
本実施形態の点検ツール30Cにおける第1の伝送路は、第1リード線34Cによって構成されている。即ち、第1の伝送路である第1リード線34Cは、一端が第1プラグ端子32a(第1の信号伝送端子)に接続され、他端が点検用端子35C(第1の端子)に接続されている。
さらに、本実施形態の点検ツール30Cは、上記第1の伝送路である第1リード線34Cとは異なる位置に、第2の伝送路である第2リード線38Cを有している。
この第2リード線38Cは、一端が第2プラグ端子32b(第2の信号伝送端子)に接続され、他端が導通チェック用端子37C(第2の端子)に接続され、第2プラグ端子32b(第2の信号伝送端子)と導通チェック用端子37C(第2の端子)とを電気的に接続する第2の伝送路である。
一方、カバーシート36Cは、プラグ部32Cに設けられる第1プラグ端子32a,第2プラグ端子32bの外面を覆う部位に配設されることにより、当該第1プラグ端子32a,第2プラグ端子32bを保護する点検プラグ端子カバーである。
カバーシート36Cは、シート状で柔軟性を有する素材を用いて形成されている。そして、このカバーシート36Cの少なくとも一面には、電気的に導通性を有する信号伝送端子接続部39Cが設けられている。この信号伝送端子接続部39Cとしては、例えば金属箔若しくは金属板等を貼り付けた形態であってもよい。また、信号伝送端子接続部39Cは、カバーシート36Cの一面にメッキ処理を施す等によって形成してもよい。
この信号伝送端子接続部39Cは、当該カバーシート36Cがプラグ部32Cの外面における所定の部位に取り付けられたときに、第1プラグ端子32a(第1の信号伝送端子)と第2プラグ端子32b(第2の信号伝送端子)とを電気的に接続する第3の伝送路である。
また、カバーシート36Cは、信号伝送端子接続部39Cが形成されている一面において、その一部の領域に貼着部39Caが設けられている。この貼着部39Caは、当該カバーシート36Cをプラグ部32Cの所定の部位に取り付けて、その位置に固定するための固定手段である。なお、貼着部39Caは、接点端子(プラグ端子)には触れない位置に設けられているのが望ましい。
なお、図12に示す例では、貼着部39Caは、カバーシート36Cの一面において長手方向の両端部近傍の所定領域に設けた例を示しているが、貼着部39Caの配置は、この例に限られることはない。例えば、貼着部39Caは、カバーシート36Cの一面の周縁部の四辺の所定領域に設けるようにしてもよい。
カバーシート36Cは、通常状態では、例えば図12に示すような平板状の形態である。しかしながら、カバーシート36Cは、上述したように柔軟性を有して形成されている。したがって、カバーシート36Cは、略円筒形状のプラグ部32Cの外周面に沿わせるような形状(図11参照)に変位させて、当該プラグ部32Cの外面に取り付けることができ、このとき、貼着部39Caによって当該所定の部位に固定することができるように構成されている。
そして、この構成により、カバーシート36Cが、プラグ部32Cの所定の部位に取り付け固定された状態となったときには、カバーシート36C側の信号伝送端子接続部39Cが、プラグ部32C側の第1プラグ端子32aと第2プラグ端子32bとの間を電気的に接続する。
ここで、第1プラグ端子32aは、第1の伝送路(第1リード線34C)を介して点検用端子35C(第1の端子)に接続されている。また、第2プラグ端子32bは、第2リード線38C(第2の伝送路)を介して導通チェック用端子37C(第2の端子)に接続されている。
したがって、プラグ部32Cの所定の部位にカバーシート36Cが取り付けられた接続とされた時、点検用端子35C(第1の端子)と導通チェック用端子37C(第2の端子)との間は電気的に導通状態になる。
したがって、このとき、測定器50の一方のテストリード50aを点検用端子35C(第1の端子)に当接させる(接続する)と同時に、測定器50の他方のテストリード50bを導通チェック用端子37C(第2の端子)に当接させる(接続する)。これにより、当該点検ツール30Cの導通チェックを行うことができる。このとき、測定器50のテストリード50a,50bは、プラグ部32Cのプラグ端子(32a,32b)に当接させないどころか、これらプラグ端子(32a,32b)は、カバーシート36Cによって外面が保護された状態とされている。
以上説明したように、上記第4の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態におけるカバーシート36Cは、繰り返し使用せず、例えば使用の都度に廃棄する形式のいわゆるディスポーザブルタイプとしてもよい。
図13は、本実施形態の点検ツールにおけるカバーシートの変形例を示す概念図である。
本変形例は、図13に示すように、複数のカバーシートを重ねて束ねた形態(例えば付箋紙のような形態)のカバーシート束36Dを提供する。
この場合において、当該カバーシート束36Dの個々のカバーシートは、上述の第4の実施形態で説明したものと略同様に構成される。即ち、個々のカバーシートは、シート状で柔軟性を有する素材を用いて形成され、一面に信号伝送端子接続部39Dを設けて形成さている。
さらに、本変形例においては、個々のカバーシートの長手方向の一端の形状を工夫して、カバーシート束36Dから一枚のカバーシートを取り外し易いように形成している。
具体的には、例えば、個々のカバーシートの一端部の所定の領域に、長手方向の外方に向けて突出する凸状部39Dbを形成している。そして、この凸状部39Dbの一面を貼着部39Daとしている。
なお、当該凸状部39Dbに対して長手方向の反対側の他端には、上述の第4の実施形態のカバーシート36Cと同様の貼着部39Daを設けている。
このような構成とすることにより、本変形例のカバーシート束36Dにおける個々のカバーシートは、貼着部39Daを設けたことによって使用する際に取り外し易く構成されている。また、2つの貼着部39Daによってカバーシート束36Dの束形状を維持し易く構成されている。これと同時に、当該カバーシート束36Dから取り外した一枚のカバーシートをプラグ部(不図示;図11参照)の所定の部位に取り付ける際には、2つの貼着部39Daによってプラグ部の所定の部位に固定することができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について、図14〜図16を用いて以下に説明する。図14〜図16は、本発明の第5の実施形態の点検ツールの構成を簡略化して示す外観斜視図である。このうち図14は本実施形態の点検ツールの保管状態を示す外観斜視図である。図15は本実施形態の点検ツールにおいてカバー部材とプラグ本体を分離した状態を示す外観斜視図である。図16は本実施形態の点検ツールの導通チェックを行う際のようすを示す外観斜視図である。
本実施形態の基本的な構成は、上述の第3の実施形態と略同様である。本実施形態においては、保管用ケースにカバー部材を一体化して構成している点が異なる。したがって、上述の第3の実施形態と同じ構成については、同じ符号を付して、その説明は省略し、異なる部分について以下に詳述する。
本実施形態の点検ツール30Eは、プラグ本体31Bと、カバー部材36Eと、保管用ケース40とによって主に構成されている。このうち、プラグ本体31Bは、上述の第3の実施形態と全く同様の構成である。
保管用ケース40は、プラグ本体31Bとカバー部材36Eとを一体化した形態で、つまり、プラグ本体31Bのプラグ部をカバー部材36Eの着脱部36b(図15参照)に接続させた状態で保管するための箱体である。そのために、本実施形態に示す例では、この保管用ケース40は、例えば一面に開口40aと、この開口40aに連通する内部空間40bを有する直方体形状に形成されている。ここで、この内部空間40bは、プラグ本体31Bとカバー部材36Eとを一体化した形態の構成ユニットを収納し得るだけの容積の領域を有している。なお、保管用ケース40の外形形状については、直方体形状とした例を図示しているが、この例に限られることはない。
保管用ケース40の内部空間40bの所定の部位には、カバー部材36Eのカバー筐体36aが支軸Axを回転中心として図14,図16に示す矢印R方向に回動自在となるように、回転軸41によって軸支されている。
なお、カバー部材36E自体の構成は、上述の回転軸41以外は、上述の第3の実施形態のカバー部材36Bと同様の構成を有している。
このように構成された本実施形態の点検ツール30Eにおいては、保管時には、図14に示すように、カバー部材36Eの着脱部36b(図15参照)にプラグ本体31Bのプラグ部32B(図15参照)を接続させた状態とする。このとき、カバー部材36Eとプラグ本体32Bを一体化させた構成ユニットは、保管用ケース40の内部空間40bに収納された状態となる。
したがって、図14の保管状態とされたとき、プラグ本体31Bのプラグ部32Bのプラグ端子(32a,32b)は、カバー部材36Eによって外面が保護された状態にある。
これと同時に、第1プラグ端子32aと第2プラグ端子32bとの間は、カバー部材36Eの信号伝送端子接続部39Bによって電気的に接続された状態となっている。
次に、点検ツール30Eの導通チェックを行う際には、次のように行う。まず、図14の保管状態にある点検ツール30Eに対し、カバー筐体36aを支軸Axを回転中心として矢印R方向に沿う所定方向(引き出し方向)に回転させる。このカバー筐体36aの回転に伴って、保管用ケース40の内部空間40bにあるプラグ本体31Bは開口40aから外部へ露呈する位置に移動する。そして、プラグ本体31Bに設けられた点検用端子35(第1の端子)と導通チェック用端子37B(第2の端子)とが外部に充分に露呈した状態とする。具体的には、例えば図16に示すような状態である。なお、以下の説明において、点検用端子35と導通チェック用端子37Bとが外部に充分に露呈されたときのカバー部材36Eの回転位置を、導通チェック位置と呼称するものとする。
そして、保管用ケース40には、カバー部材36Eを導通チェック位置に配置したとき、カバー筐体36aの回転が規制されるロック機構が設けられている。このロック機構としては、従来一般的な位置規制機構を適用すればよく、その詳細な構成は省略する。
このようにして、保管用ケース40内でカバー部材36Eを所定の導通チェック位置にセットした後、図16に示すように、測定器50の一方のテストリード50aを点検用端子35(第1の端子)に当接させる(接続する)と同時に、測定器50の他方のテストリード50bを導通チェック用端子37B(第2の端子)に当接させる(接続する)。これにより、当該点検ツール30Eの導通チェックを行うことができる。
その後、再度、保管状態に戻す場合には、ロック機構による回転規制を解除した後、カバー筐体36aを矢印R方向に沿う所定方向(収納方向)へと回転させる。これにより、プラグ本体31Bとカバー部材36Eとが一体化された構成ユニットは、接続された状態のまま共に内部空間40b内に収納される。
一方、本実施形態の点検ツール30Eを用いて、点検対象とする装置(例えば内視鏡装置)の点検を行う際には、図14若しくは図16の状態のプラグ本体31Bを取り出す。
ここで、図16の状態にある時、即ち導通チェック作業を行った直後の状態では、そのまま、プラグ本体31Bをカバー部材36Eから引き抜いて、プラグ本体31Bとカバー部材36Eとを分離し、図15に示す状態とする。
また、図14の保管状態にある時には、カバー筐体36aを支軸Axを回転中心として矢印R方向に沿う所定方向(引き出し方向)に回転させる。このカバー筐体36aの回転に伴って、保管用ケース40の内部空間40bにあるプラグ本体31Bは開口40aから外部へ露呈する位置に移動する。そして、プラグ本体31Bが内部空間40bから充分に引き出された状態となったとき、プラグ本体31Bをカバー部材36Eから引き抜く。これにより、図15に示すように、プラグ本体31Bは、カバー部材36Eから分離される。
このようにして、カバー部材36Eから分離させたプラグ本体31Bのプラグ部32Bを、点検対象装置のレセプタクルへと接続して、所定の点検作業を行う。
点検作業が終了したら、カバー部材36Eを図16に示すような位置に回動させた後、当該カバー部材36Eの着脱部36bにプラグ本体31Bのプラグ部32Bを嵌合させて接続する。そして、カバー筐体36aを矢印R方向に沿う所定方向(収納方向)へと回転させる。これにより、プラグ本体31Bとカバー部材36Eとが一体化された構成ユニットは、接続された状態のまま共に内部空間40b内に収納される。
以上説明したように、上記第5の実施形態によれば、上述の各実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態に寄れば、カバー部材36Eを保管用ケース40に一体化して構成したので、カバー部材36Eとプラグ本体31Bとを一体化させた状態で、保管用ケース40内に保管することができる。そして、この保管状態にある点検ツール30Eに対しては、カバー部材36Eとプラグ本体31Bとを一体化させた状態のまま、導通チェックを行うことができる。また、その導通チェックを実施後は、すぐに保管状態に戻すことができるので、プラグ端子(32a,32b)に対する悪影響を極力抑止することができる。したがって、当該点検ツールを用いる点検対象装置のさらなる安全運用に寄与することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施することができることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
本発明は、医療分野の内視鏡装置を対象とする点検ツールだけではなく、工業分野の内視鏡装置を対象とする点検ツールであっても同様に適用することができる。
1……コネクタ
10 内視鏡プラグ
10a……プラグ部
10b プラグ側端子
20……内視鏡接続用レセプタクル
20a……開口
30,30A,30B,30C,30E……点検ツール
31,31A,31B,31C……プラグ本体
31a,31Ca……プラグ筐体
32,32A,32B,32B,32C……プラグ部
32a……第1プラグ端子
32b……第2プラグ端子
33,33B……基板ユニット
33a,33c……配線パターン
33b,33d……ランド部
33x……プリント基板
34……リード線
34C……第1リード線
34a,34b,34c,34d……リード線
35,35C……点検用端子
36,36B,36E……カバー部材
36C……カバーシート
36D……カバーシート束
36a……カバー筐体
36b……着脱部
37……カバー端子
37A……第2端子
37B,37C……導通チェック用端子
38,38A……リード線
38B……第2の伝送路
38C……第2リード線
39……接続部
39B,39C,39D……信号伝送端子接続部
39Ca,39Da……貼着部
39Db……凸状部
40……保管用ケース
40a……開口
40b……内部空間
41……回転軸
50……測定器
50a,50b……テストリード
100……内視鏡装置
101……内視鏡
102……挿入部
103……操作部
104……ユニバーサルコード
110……プロセッサ装置
110a……開口部
120……表示装置
Ax……支軸

Claims (11)

  1. 内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグと、
    前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる端子と接触する信号伝送端子と、
    外部機器が接続される第1の端子と、
    一端が前記信号伝送端子に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、前記信号伝送端子に入力される電流を前記第1の端子へと伝送する第1の伝送路と、
    前記信号伝送端子及び前記第1の端子とは異なる位置に配置され、前記外部機器が接続される第2の端子と、
    一端が前記信号伝送端子に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、前記信号伝送端子を介して前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続し、電流を伝送する第2の伝送路と、
    を備えることを特徴とする点検ツール。
  2. 前記プラグが着脱自在に配設される着脱部を備えたカバー部材を、さらに有し、
    前記カバー部材は、前記プラグが接続された状態となったときに、前記信号伝送端子と接触する接続部を備え、
    前記第2の伝送路は前記カバー部材に設けられ、前記第2の伝送路の一端は前記接続部を介して前記信号伝送端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の点検ツール。
  3. 前記第2の端子は、前記プラグに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の点検ツール。
  4. 内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグと、前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる端子と接触する信号伝送端子と、外部機器が接続される第1の端子と、一端が前記信号伝送端子に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、前記信号伝送端子に入力される電流を前記第1の端子へと伝送する第1の伝送路と、を有する点検ツールの前記プラグが着脱自在に配設される着脱部と、
    前記外部機器が接続される第2の端子と、
    一端が前記信号伝送端子に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、前記着脱部に前記プラグが装着されているときに、前記信号伝送端子を介して前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続し、電流を伝送する第2の伝送路と、
    を備えることを特徴とする点検プラグ端子カバー。
  5. 内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグと、
    前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの1つと接触する第1の信号伝送端子と、
    前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの他の1つと接触する第2の信号伝送端子と、
    外部機器が接続される第1の端子と、
    一端が前記第1の信号伝送端子に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、前記第1の信号伝送端子に入力される電流を前記第1の端子へと伝送する第1の伝送路と、
    外部機器が接続される第2の端子と、
    一端が前記第2の信号伝送端子に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、前記第2の信号伝送端子と前記第2の端子とを電気的に接続する第2の伝送路と、
    前記プラグに接続されるカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材に前記プラグが接続されている状態において前記第1の信号伝送端子と前記第2の信号伝送端子とを電気的に接続する第3の伝送路と、
    を備えることを特徴とする点検ツール。
  6. 内視鏡装置の筐体に設けられる内視鏡接続用レセプタクルに接続されるプラグと、前記プラグの表面に設けられ前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの1つと接触する第1の信号伝送端子と、前記プラグの表面に設けられ、前記プラグが前記内視鏡接続用レセプタクルに接続されている状態において前記内視鏡接続用レセプタクルに設けられる複数の端子のうちの他の1つと接触する第2の信号伝送端子と、外部機器が接続される第1の端子と、一端が前記第1の信号伝送端子に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、前記第1の信号伝送端子に入力される電流を前記第1の端子へと伝送する第1の伝送路と、外部機器が接続される第2の端子と、一端が前記第2の信号伝送端子に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、前記第2の信号伝送端子と前記第2の端子とを電気的に接続する第2の伝送路と、を有する点検ツールの前記プラグが着脱自在に配設される着脱部と、
    前記着脱部に前記プラグが装着されている状態において、前記第1の信号伝送端子と前記第2の信号伝送端子とを電気的に接続する第3の伝送路と、
    を備えることを特徴とする点検プラグ端子カバー。
  7. 前記第3の伝送路は、導電性素材を箔状に形成されてなることを特徴とする請求項5に記載の点検ツール。
  8. 前記第3の伝送路は、導電性素材を箔状に形成されてなることを特徴とする請求項6に記載の点検プラグ端子カバー。
  9. 前記プラグは断面がフレーム形状であることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載の点検ツール。
  10. 前記プラグは断面が円環形状であることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載の点検ツール。
  11. 前記カバー部材を回動自在に軸支する保管用ケースを、さらに具備し、
    前記保管用ケースは、前記カバー部材の前記着脱部に前記プラグが接続された状態の構成ユニットを収納することを特徴とする請求項5に記載の点検ツール。
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