JP2019180252A - Plant cultivation device and plant cultivation method - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、植物栽培装置及び植物栽培方法に関する。 The present disclosure relates to a plant cultivation apparatus and a plant cultivation method.
植物の根を液肥に浸して植物を栽培する水耕方式の植物栽培装置がある。このような植物栽培装置では、栽培対象の植物に光合成用の人工光を照射されるとともに、植物の生長に必要な養分が含まれた液肥を植物の根の周囲に供給する(例えば特許文献1参照)。特許文献1では、植物を植えた多孔質容器を栽培槽中の液肥に浸すとともに、栽培槽から排出口を介して排出された液肥を貯留タンクに貯留し、貯留タンク中の液肥を、供給口を介して栽培槽に供給する方式が提案されている。
There is a hydroponic plant cultivation apparatus that cultivates plants by immersing the roots of the plants in liquid fertilizer. In such a plant cultivation apparatus, artificial light for photosynthesis is irradiated to a plant to be cultivated, and liquid fertilizer containing nutrients necessary for plant growth is supplied around the root of the plant (for example, Patent Document 1). reference). In
しかしながら、特許文献1では、貯留タンク中の液肥を栽培槽に供給するために用いられるポンプの発熱の一部が、液肥とともに栽培槽に伝達され、栽培槽中の液肥の温度(以降水温とも称する)が上がってしまうという課題がある。栽培槽中の液肥の水温が上がってしまうと、液肥中の溶存酸素が減るだけでなく、栽培槽に収容された植物の呼吸が増進され、根表面での酸素不足が懸念される。また、植物の呼吸の増進により光合成効率も下がってしまう。
However, in
本開示は、上述の事情を鑑みてなされたもので、液肥の温度上昇および根表面での酸素不足を抑制することができる植物栽培装置及び植物栽培方法を提供することを目的とする。 This indication is made in view of the above-mentioned situation, and aims at providing the plant cultivation apparatus and plant cultivation method which can control the temperature rise of liquid manure, and the oxygen deficiency in the root surface.
上記課題を解決するために、本開示の一形態に係る植物栽培装置は、植物の根を液肥に浸して植物を栽培する植物栽培装置であって、前記植物を保持し、かつ、前記植物から伸びた根を外部に通すことが可能な植物保持部と、前記植物保持部が載置され、前記液肥を溜めることが可能な栽培槽であって前記植物から伸びた根を受ける底面及び前記植物保持部を包囲する側壁とを有する栽培槽と、前記栽培槽に形成され、前記液肥の少なくとも一部を排水することで前記液肥の水位を調整する複数の排水穴と、前記排水穴から排水された前記少なくとも一部を溜めることが可能な貯槽タンクと、前記貯槽タンクに溜められた前記少なくとも一部を前記栽培槽に供給することで前記液肥を循環させるポンプと、前記ポンプを間欠動作させる制御を行うポンプ制御部と、を備え、前記ポンプ制御部は、前記植物の生長に応じて、前記ポンプの動作を行う時間である循環時間に対する前記ポンプの動作を中断させる時間である中断時間の比率を調整する。 In order to solve the above problems, a plant cultivation apparatus according to an embodiment of the present disclosure is a plant cultivation apparatus that cultivates a plant by immersing the root of the plant in liquid fertilizer, and holds the plant, and from the plant A plant holding part capable of passing the extended root to the outside, a bottom surface for receiving the root extended from the plant and a plant which is placed in the cultivation tank on which the plant holding part is placed and can store the liquid fertilizer A cultivation tank having a side wall that surrounds the holding portion, a plurality of drain holes that are formed in the cultivation tank and adjust the water level of the liquid fertilizer by draining at least a part of the liquid fertilizer, and drained from the drain holes. A storage tank capable of storing at least a part of the tank, a pump for circulating the liquid manure by supplying the at least part of the storage tank stored in the storage tank, and a control for intermittently operating the pump. The A pump control unit, wherein the pump control unit has a ratio of an interruption time that is a time for interrupting the operation of the pump to a circulation time that is a time for performing the operation of the pump according to the growth of the plant. adjust.
なお、これらの全般的または一部の具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータで読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。 These general or some specific aspects may be realized by a system, a method, an integrated circuit, a computer program, or a recording medium such as a computer-readable CD-ROM. You may implement | achieve with arbitrary combinations of a circuit, a computer program, and a recording medium.
本開示の植物栽培装置等によれば、液肥の温度上昇および根表面での酸素不足を抑制することができる。 According to the plant cultivation apparatus and the like of the present disclosure, it is possible to suppress an increase in the temperature of liquid fertilizer and oxygen shortage on the root surface.
以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。 Each of the embodiments described below shows a specific example of the present disclosure. Numerical values, shapes, components, steps, order of steps, and the like shown in the following embodiments are merely examples, and are not intended to limit the present disclosure. In addition, among the constituent elements in the following embodiments, constituent elements that are not described in the independent claims indicating the highest concept are described as optional constituent elements. In all the embodiments, the contents can be combined.
(実施の形態1)
以下では、図面を参照しながら、実施の形態1における植物栽培装置1について説明する。
(Embodiment 1)
Below, the
[植物栽培装置1の構成]
図1は、実施の形態1における植物栽培装置1の外観を示す模式図である。図2は、実施の形態1における植物栽培装置1の構成の一例を示す断面模式図である。図3は、実施の形態1における植物栽培装置1の平面模式図である。なお、図2に示す断面模式図は、図1におけるX1−X2断面に対応する。図3に示す平面図は、図1における植物栽培装置1のカバー12を外して上面視したときの図に対応する。
[Configuration of plant cultivation apparatus 1]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an appearance of a
植物栽培装置1は、植物6の根を液肥に浸して植物6を栽培する水耕方式の植物栽培装置である。ここで、栽培対象の植物6は、トマトなどの野菜または観葉植物であるが、これらに限らず、水耕方式で栽培できる植物であればよい。また、液肥は、液状の肥料であり、水に栽培用の養分を含有させたものである。
The
植物栽培装置1は、図1及び図2に示すように、植物保持部5と、複数の排水穴13を有する栽培槽2と、貯槽タンク7と、ポンプ17と、ポンプ制御部19とを備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[植物保持部5]
植物保持部5は、植物6を保持し、かつ、植物6から伸びた根を外部に通すことが可能な植栽ポットである。本実施の形態では、植物保持部5は、トマトなどの水耕方式の野菜である植物6が植栽される。より具体的には、植物保持部5は、培地となるスポンジ等を収納し、栽培対象の植物6の根本を保持することで、植物6が植栽される。植物保持部5の底部および側部は開口されている。植物保持部5は、ポット載置部4を介して栽培槽2に載置され、植物6の生長に応じて、植物6の根元部から伸びた繁茂状態の根が当該開口を介して栽培槽2に連通することができる。
[Plant holding part 5]
The
[栽培槽2]
栽培槽2は、植物保持部5が載置され、液肥を溜めることが可能な槽である。栽培槽2は、液肥の水位を調整する複数の排水穴を有する。また、栽培槽2は、植物6から伸びた根を受ける底面2a及び植物保持部5を包囲する側壁2bとを有する。ここで、植物保持部5から側壁2bまでの距離は、植物6から伸びた根が到達可能な距離であってもよい。また、栽培槽2は、複数の排水穴13に植物6の根が進入するのを防止する防根透水シート18を有していてもよい。
[Cultivation tank 2]
The
本実施の形態では、栽培槽2は、例えば図2及び図3に示すように、略長方形状の底面2aの4辺に側壁2bを立設した断面凹形状の箱状容器であり、液肥を溜めることができる。栽培槽2の下端部は、不図示の保持部材によって貯槽タンク7に保持されている。
In this Embodiment, as shown in FIG.2 and FIG.3, for example, the
また、栽培槽2の側壁2bには複数の排水穴13が設けられており、底面2aの中央部にはポット載置部4が設けられている。栽培槽2は、複数の排水穴13で液肥の水位を調整し、ポット載置部4を介して植物保持部5を載置する。栽培槽2は、図1に示すように、さらに、給水パイプ14と、水位制限用排水口15と、防根透水シート18とを有する。
Moreover, the some
<ポット載置部4>
ポット載置部4は、図2に示すように、栽培槽2の中央部に設けられ、植物保持部5を載置する。換言すると、ポット載置部4は、栽培槽2の4辺の側壁2bによって周囲から包囲される位置に設けられ、植物保持部5が載置される。ポット載置部4の高さは、載置した植物保持部5の底部を液肥に浸した状態とし、かつ、植物保持部5に植栽された植物6の茎部が栽培槽2の上端よりも上方に延出するように設けらている。
<
The
<複数の排水穴13>
複数の排水穴13は、栽培槽2に形成され、液肥の少なくとも一部を排水することで当該液肥の水位を調整する。
<Multiple drain holes 13>
The some
本実施の形態では、複数の排水穴13は、水平方向に所定のピッチで形成されている。すなわち図1〜図3に示すように、複数の排水穴13は、栽培槽2の側壁2bの下部において、底面2aから略同一の高さに所定のピッチで設けられている。複数の排水穴13は、植物6の繁茂状態によらずに、栽培槽2中の液肥のほとんどを排出させ、植物6の根の全部を露出させることができるように、栽培槽2の底面2aからの低い高さの位置に設けられている。なお、複数の排水穴13は、栽培槽2の底面2aに設けられていてもよいし、栽培槽2の底面2a及び側壁2bに設けられてもよい。また、複数の排水穴13は、栽培槽2の底面2aから所定の複数段の高さに所定のピッチで形成されていてもよい。
In the present embodiment, the plurality of drain holes 13 are formed at a predetermined pitch in the horizontal direction. That is, as shown in FIGS. 1 to 3, the plurality of drain holes 13 are provided at a predetermined pitch at substantially the same height from the
これにより、複数の排水穴13は、後述するポンプ17の動作が中断する中断時間には、栽培槽2中の液肥のほとんどを排出させ、植物6の根の全部を露出させることができる。また、複数の排水穴13は、後述するポンプ17が動作する循環時間には、栽培槽2中の液肥の排出と、ポンプ17による栽培槽2への液肥の供給とを同じにされることができる。
Thus, the plurality of drain holes 13 can discharge most of the liquid fertilizer in the
<給水パイプ14>
給水パイプ14は、栽培槽2の内部の上部に位置するように配設されている。図1〜図3に示す例では、給水パイプ14の先端は、植物保持部5の近傍に位置している。給水パイプ14は、栽培槽2の外部に配管された連結パイプ16と接続されている。給水パイプ14は、ポンプ17の動作時に、連結パイプ16を介して貯槽タンク7から送給された液肥を、栽培槽2に供給する。
<
The
なお、図1〜図3では、給水パイプ14の先端は、植物保持部5の近傍に位置するように設けられているが、これに限らず、側壁2bの近傍に位置するように設けられていてもよい。給水パイプ14は、ポンプ17の動作時に、連結パイプ16を介して貯槽タンク7から送給された液肥を栽培槽2に供給できるのであればその態様は問われない。
1 to 3, the tip of the
<水位制限用排水口15>
水位制限用排水口15は、栽培槽2の底面2aにおける1つのコーナ部に立設されている。本実施の形態では、図1及び図3に示すように、水位制限用排水口15は、平面視において、栽培槽2の底面2aの左下コーナ部に立設されている。また、水位制限用排水口15は、中空管部材であり、排水用に設けられ内孔であって底面2aを貫通して貯槽タンク7の内部に連通した内孔を有する。水位制限用排水口15の高さは、予め定めた栽培槽2内の液肥の制限水位に対応して設けられている。
<Water
The water
これにより、水位制限用排水口15は、栽培槽2内に供給される液肥の液量が複数の排水穴13を介して排水される排水量よりも大きく、栽培槽2内における水位が上昇して制限水位を超えた場合に、余剰の液肥を、内孔を介して貯槽タンク7内に排出することができる。
As a result, the water level
なお、水位制限用排水口15は、栽培槽2の底面2aのコーナ部に立設されていれば、左下コーナ部に限らず、左上コーナ部、右上コーナ部、右下コーナ部に立設されていてもよい。
In addition, if the water
<防根透水シート18>
防根透水シート18は、複数の排水穴13に植物6の根が進入するのを防止する防根具の一例である。
<Root-proof
The root-proof
本実施の形態では、防根透水シート18は、栽培槽2の底面2a及び側壁2bの内面に、複数の排水穴13を覆うように敷設されている。防根透水シート18は、例えば、規定メッシュの開孔が設けられた透水性を有するシート状部材であり、液肥の透過を許容しつつ、植物6の根の通過を抑制する。つまり、防根透水シート18は、栽培槽2の内面に敷設されることにより、複数の排水穴13としての機能を阻害することなく排水穴13内への植物6の根の進入を抑制する。
In the present embodiment, the root-proof
[貯槽タンク7]
貯槽タンク7は、栽培槽2が有する複数の排水穴13から排水された液肥の少なくとも一部を溜めることが可能な槽である。貯槽タンク7は、栽培槽2の下方に配置され、栽培槽2の少なくとも下端部を内部に配置する。
[Storage tank 7]
The
本実施の形態では、貯槽タンク7は、栽培槽2の下方に配置され、予め用意された液肥とともに栽培槽2から排水された液肥とを溜めることができる。より具体的には、貯槽タンク7は、直方体型状の箱状容器であり、長方形状の底部7aと、底部7aの4辺に立設された側壁7bとを有する。貯槽タンク7は、不図示の保持部材によって栽培槽2の少なくとも下端部を内部に保持し、底部7aと栽培槽2の底面2aとの間には、液肥を貯溜する空間を確保している。
In this Embodiment, the
このように、貯槽タンク7は、栽培槽2の一部を重ねる構造とすることにより、植物栽培装置1の全体の高さを低くすることができる。これにより、複数の植物栽培装置1を、棚等を用いて複数段に配置することが可能となり、面積生産性に優れた植物栽培装置1を実現することができる。
Thus, the
なお、貯槽タンク7は、さらにカバー12を有するのが好ましい。
The
<カバー12>
カバー12は、貯槽タンク7を取り外し可能に覆い、貯槽タンク7の1つの底部7aと4つの側壁7bとによって閉囲することができる。これにより、栽培槽2にある植物6の根域を例えば湿度100%など一定の湿度に保つことができるだけでなく、植物6の根および液肥に光を当たらなくすることができる。液肥に光が当たらなくすることで、アオコの発生など液肥中に意図しないものが発生することを抑止できる。
<
The
また、カバー12には、植物保持部5の載置位置に対応する位置に開口部12aが設けられている。
Further, the
このように設けられた開口部12aは、栽培槽2内に載置された植物保持部5に植栽された植物6の茎部を上方に延出させることができる。したがって、開口部12aの大きさは、植物6の茎部よりも大きく、植物保持部5の直径より小さい。開口部12aの大きさは、開口部12aから植物6の根域部に光が入り込まないよう、小さいほどよい。
The opening 12 a provided in this way can extend the stem of the
また、カバー12は、植物6の成長が進んでいないときには取り外し可能であるが、植物6の成長が進んだときは取り外しができないが、ずらすことが可能である。なお、カバー12は、中央で2分割可能なように形成され、植物6の成長が進んだときでも取り外し可能となるようにしてもよい。カバー12を取り外しまたはずらすことにより、栽培槽2内の液肥の供給状態、排水状態の確認、植物6の根の状態確認を行うことができる。また、カバー12を必要時に取り外すことで、貯槽タンク7及び栽培槽2の内部の清掃などの作業を効率よく行うことができる。
Further, the
なお、カバー12と貯槽タンク7は、それぞれ断熱構造を形成している。これにより周囲温度の変化に左右されない。
The
[ポンプ17]
ポンプ17は、ポンプ制御部19により間欠動作される。ポンプ17は、植物6の生長に応じて、ポンプ17の動作を行う時間である循環時間に対するポンプ17の動作を中断させる時間である中断時間の比率がポンプ制御部19により調整される。ポンプ17は、動作時には、貯槽タンクに溜められた液肥の少なくとも一部を栽培槽2に供給することで液肥を循環させる。
[Pump 17]
The
本実施の形態では、ポンプ17は、貯槽タンク7の底部7aの上面に配設され、連結パイプ16と連結されている。また、ポンプ17の電源には、ポンプ制御部19により設定されるタイマーが接続されている。ポンプ17は、動作時には、貯槽タンク7に貯留された液肥を、連結パイプ16に送給する。このようにして、ポンプ17は、動作時には、連結パイプ16に接続された給水パイプ14から液肥を栽培槽2に供給し、液肥を循環させることができる。一方、ポンプ17は、動作が停止する動作中断時には、貯槽タンク7に貯留された液肥を、連結パイプ16に送給しない。つまり、栽培槽2の液肥がその排水穴13から貯槽タンク7に排出されるままの状態を維持することになり、栽培槽2の液肥の水位を下げることができる。
In the present embodiment, the
[ポンプ制御部19]
図4は、実施の形態1における間欠動作の一例を示す図である。
[Pump control unit 19]
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of the intermittent operation in the first embodiment.
ポンプ制御部19は、ポンプ17を間欠動作させる制御を行う。ポンプ制御部19は、植物6の生長に応じて、ポンプ17のおける循環時間に対する中断時間の比率を調整する。ここで、中断時間は、栽培槽2の複数の排水穴13により、植物6の根の全部が露出する液肥の水位に調整される時間以上であればよい。ポンプ制御部19は、植物6の根の生長が進むほど、循環時間に対する中断時間の比率が大きくなるように、ポンプ17を間欠動作させる制御を行ってもよい。また、ポンプ制御部19は、植物6の花が咲く前よりも植物6の花が咲いた後の方において、循環時間に対する中断時間の比率を大きくしてポンプ17を間欠動作させる制御を行ってもよい。
The
本実施の形態では、ポンプ制御部19は、メモリを有するコンピュータ等で実現され、ポンプ17の電源に接続したタイマー(不図示)により、ポンプ17の電源のオン、オフを制御して、ポンプ17を間欠動作させる制御を行う。なお、ポンプ制御部19は、ポンプ17の電源に接続されたタイマーそのものであってもよい。ポンプ制御部19は、中断時間を、栽培槽2の複数の排水穴13により、植物6の根の全部が露出する液肥の水位に調整される時間以上に設定し、植物6の生長に応じて、循環時間に対する中断時間の比率を調整する。
In the present embodiment, the
例えば、ポンプ制御部19は、図4に示すように、植物6の花が咲く前には、循環時間を10分、中断時間を10分となるように、ポンプ17の電源に接続したタイマーを設定する。一方、ポンプ制御部19は、植物6の花が咲いた後には、循環時間を3分、中断時間を12分となるように、ポンプ17の電源に接続したタイマーを設定する。このように、ポンプ制御部19は、植物6の花が咲く前よりも植物6の花が咲いた後の方において、循環時間に対する中断時間の比率を大きくしてポンプ17を間欠動作させる制御を行う。なお、ポンプ制御部19は、植物6の根の生長が進むほど、循環時間に対する中断時間の比率が大きくなるように、ポンプ17を間欠動作させる制御を行ってもよい。
For example, as shown in FIG. 4, the
以上のように、植物6の生長に応じて、当該比率を調整することで、液肥の温度上昇を抑制することができる。循環時間では、液肥の循環中はポンプ17の発熱により循環中の液肥の温度が徐々に上昇する一方で、中断時間では、発熱源がないため液肥の温度は低下するからである。つまり、ポンプ17の発熱の一部が、液肥とともに栽培槽2に伝達され栽培槽2の液肥の温度が上昇した場合でも、当該液肥の温度が元の温度に戻るまで、ポンプ17の動作を止めて、元の温度になった後にポンプの動作を再び行うことができる。
As mentioned above, the temperature rise of liquid manure can be suppressed by adjusting the said ratio according to the growth of the
そして、液肥の温度の上昇を抑制できると、植物6の呼吸を抑制できるので、根生育系である植物6の酸素不足の解消及び光合成効率の改善にもつなげることができる。
And if the rise in the temperature of liquid fertilizer can be suppressed, since the respiration of the
さらに、植物6の生長に応じて当該比率を調整することは、植物6に対するストレスを加減することでもあり、植物6の生殖生長と栄養成長とのバランスを考慮しつつ、適切な温度で液肥を循環させることができる。液肥の温度変化(液肥の熱容量)に対して、循環時間を十分に短く、また中断時間は十分に長く設定すれば液肥の温度は安定するからである。つまり、循環時間と中断時間とを適切に設定することで、植物6の生長段階に応じて、ポンプ17による液肥の平均温度の上昇を抑制できる。それにより、栽培槽2の液肥中の溶存酸素の減少を抑制できるだけでなく、栽培槽2に収容された植物の呼吸が抑制されるので、酸素不足が解消され、光合成効率を改善することができる。
Furthermore, adjusting the ratio according to the growth of the
また、ポンプ制御部19は、中断時間を、栽培槽2の複数の排水穴13により、植物6の根の全部が露出する液肥の水位に調整される時間以上に設定する。これにより、中断時間において、栽培槽2では複数の排水穴13がある高さまで液肥の液面が下がり植物6の根全体を露出させることができる。
Moreover, the
それにより、流動性が悪い密集した植物6の根域の液肥を強制排水できるので、根表面を空気にさらせるだけでなく、再循環時に養分バランスがとれ、溶存酸素濃度が高い液肥を注ぐことができる。よって、養分バランスのとれた液肥を根全体に満遍なく均一に接触させることができ、生育状態のばらつきを抑制することができる。
As a result, liquid fertilizer in the root area of
さらに、ポンプ制御部19は、中断時間を、上記の時間以上かつ植物6の根が枯れてしまう時間の前に設定してもよい。
Further, the
これにより、中断時間において、植物6の根全体を露出させ、その状態を維持することで植物6に対して吸水を抑制させることができるので、トマトなどの水耕方式の野菜である植物6の実の糖度の向上を図ることができる。
Thereby, since the whole root of the
なお、植物6の生長段階は、栽培槽2の管理者またはユーザが目視にて確認してもよいし、植物保持部5に植栽された植物6の根をカメラ等の撮影手段で撮影することで確認してもよい。もちろん、カメラ等の撮影手段で撮影した画像を自動的に解析させ、植物6の生長段階を判定させた結果をポンプ制御部19にフィードバックさせてもよい。この場合、ポンプ制御部19は、フィードバックに基づき、ポンプ17の電源に接続したタイマーの設定すなわち循環時間及び中断時間を変更すればよい。また、栽培槽2の液肥に浮かせたフロートセンサを用いて植物6の生長段階を判定してもよい。
In addition, the growth stage of the
[植物栽培装置1の動作等]
次に、上述した実施の形態1における植物栽培装置1の動作について説明する。
[Operation of plant cultivation apparatus 1]
Next, operation | movement of the
図5Aは、実施の形態1における植物栽培装置1の動作の一例を示すフローチャートである。図5Bは、実施の形態1における植物栽培装置1の間欠動作の制御の一例を示すフローチャートである。図5Bにおいて図5Aと同様の要素には同一の符号を付している。図6は、実施の形態1の循環時間における植物栽培装置1の液肥の水位の説明図である。図7は、実施の形態1の中断時間における植物栽培装置1の液肥の水位の説明図である。なお、図6及び図7において、図1〜図3と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
FIG. 5A is a flowchart illustrating an example of the operation of the
図5Aに示すように、植物栽培装置1では、栽培槽2に形成される複数の排水穴13に、液肥の少なくとも一部を貯槽タンク7に排水させることで液肥の水位を調整させる(S12)。より具体的には、植物栽培装置1の管理者またはロボットは、栽培槽2の内部にまず液肥を注いで液肥を溜めさせて、その後、複数の排水穴13に、液肥の少なくとも一部を貯槽タンク7に排水させることで液肥の水位を調整させる。
As shown to FIG. 5A, in the
次に、植物6の生長に応じて、循環時間に対する中断時間の比率を調整する(S13)。より具体的には、植物栽培装置1の管理者またはロボットは、植物保持部5に保持された植物6の生長段階に応じた循環時間と中断時間とポンプ17の電源に接続されたタイマーに設定することで、循環時間に対する中断時間の比率を調整する。そして、ポンプ17を動作または中断させる間欠動作の制御を開始する。
Next, the ratio of the interruption time to the circulation time is adjusted according to the growth of the plant 6 (S13). More specifically, the administrator or the robot of the
ここで、ポンプ17の間欠動作が動作すなわち循環時間である場合(S14で循環時間)、ポンプ17に、貯槽タンク7に溜められた液肥の一部を栽培槽2に供給させることで、液肥を循環させる(S15)。より詳細には、循環時間の植物栽培装置1では、例えば図6に示すように、栽培槽2中の液肥21の排出と、ポンプ17による栽培槽2への貯槽タンク7の液肥22の供給とを同じに調整され、液肥21の水位が一定に保たれながら液肥21を循環される。
Here, when the intermittent operation of the
一方、ポンプ17の間欠動作が中断(停止)すなわち中断時間である場合(S14で中断時間)、S12に進み、栽培槽2の複数の排水穴13に、液肥21を排水させることで液肥の水位を調整させる。より詳細には、中断時間の植物栽培装置1では、例えば図7に示すように、栽培槽2中の液肥21の排出のみが行われ、液肥21の水位を下げて例えば全排出されるなどして植物6の根の全部が露出される。
On the other hand, when the intermittent operation of the
ここで、図5Bを用いて、間欠動作の制御の一例すなわちS13およびS14の詳細動作の一例について説明する。 Here, an example of intermittent operation control, that is, an example of detailed operations in S13 and S14, will be described with reference to FIG. 5B.
S13において、植物栽培装置1の管理者またはロボットは、植物保持部5に保持された植物6の生長を確認し(S131)、循環時間に対する中断時間の比率(つまり、循環時間/中断時間)の設定が適切か否かを確認する(S132)。
In S13, the administrator or robot of the
S132において、当該設定が適切なら(S132でYES)、後述するS134に進む。一方、当該設定が適切でないなら(S132でYES)、植物保持部5に保持された植物6の生長に応じて、循環時間と中断時間とを設定する(S133)。
If the setting is appropriate in S132 (YES in S132), the process proceeds to S134 described later. On the other hand, if the setting is not appropriate (YES in S132), the circulation time and the interruption time are set according to the growth of the
次に、植物栽培装置1の管理者またはロボットは、ポンプ17の電源のスイッチ(図でポンプ出力SWと記載)をONする(S134)。なお、ポンプ17の電源のスイッチは栽培中は常時ONされるので、S134は、栽培開始のみ行う制御となる。
Next, the administrator or robot of the
次に、S14において、ポンプ17の電源に接続されたタイマーに設定された循環時間が経過していなければ(S141でNO)、ポンプ17は、動作を継続する(S142)。これにより、植物栽培装置1では、貯槽タンク7より液肥を汲み上げ栽培槽2へ供給する一方で、複数の排水穴13から貯槽タンク7へ排水する。このとき、栽培槽2の水位は、供給速度=排水速度となるまで上昇することになる。
Next, in S14, if the circulation time set in the timer connected to the power source of the
一方、S14において、ポンプ17の電源に接続されたタイマーに設定された循環時間が経過していれば(S141でYES)、S143に進む。
On the other hand, if the circulation time set in the timer connected to the power source of the
S143において、ポンプ17の電源に接続されたタイマーに設定された中断時間が経過していなければ(S143でNO)、ポンプ17は、動作を中断つまり停止する(S144)。これにより、植物栽培装置1では、貯槽タンク7から栽培槽2への液肥のくみ上げを停止する一方で、複数の排水穴13から貯槽タンク7へ排水することを継続する。この結果、栽培槽2の水位は、複数の排水穴13付近まで下がり、植物6の根全体が水面より露出することになる。
In S143, if the interruption time set in the timer connected to the power source of the
一方、S143において、ポンプ17の電源に接続されたタイマーに設定された中断時間が経過していれば(S141でNO)、S141に進む。
On the other hand, if the interruption time set in the timer connected to the power source of the
このようにして、植物栽培装置1では、ポンプ17の間欠動作が制御される。
Thus, in the
[効果等]
以上のように、実施の形態1によれば、液肥を循環させるポンプを間欠動作させることで、液肥の温度上昇および根表面での酸素不足を抑制することができる植物栽培装置1を実現できる。
[Effects]
As mentioned above, according to
より具体的には、本実施の形態における植物栽培装置1は、植物6の根を液肥21に浸して植物6を栽培する植物栽培装置であって、植物6を保持し、かつ、植物6から伸びた根を外部に通すことが可能な植物保持部5と、植物保持部5が載置され、液肥21を溜めることが可能な栽培槽2であって植物6から伸びた根を受ける底面2a及び植物保持部5を包囲する側壁2bとを有する栽培槽2と、栽培槽2内に形成され、液肥21の少なくとも一部を排水することで液肥21の水位を調整する複数の排水穴13と、複数の排水穴13から排水された当該少なくとも一部(液肥22)を溜めることが可能な貯槽タンク7と、貯槽タンク7に溜められた当該少なくとも一部を栽培槽2に供給することで液肥21を循環させるポンプ17と、ポンプ17を間欠動作させる制御を行うポンプ制御部19と、を備える。そして、ポンプ制御部19は、植物6の生長に応じて、ポンプ17の動作を行う時間である循環時間に対するポンプ17の動作を中断させる時間である中断時間の比率を調整する。
More specifically, the
この構成によれば、ポンプ17の発熱の一部が、液肥22とともに栽培槽2に伝達され栽培槽2の液肥21の温度が上昇した場合でも、当該液肥21の温度が元の温度に戻るまで、ポンプ17の動作を止めて、元の温度になった後にポンプの動作を再び行うことができる。つまり、液肥21を循環させるポンプ17を間欠動作させることで、液肥21の温度上昇を抑制することができる。循環時間では、液肥21の循環中はポンプ17の発熱により循環中の液肥21、22の温度が徐々に上昇する一方で、中断時間では、発熱源がないため液肥21、22の温度は低下するからである。
According to this configuration, even when part of the heat generated by the
そして、液肥21の温度の上昇が抑制できることにより、溶存酸度濃度が低下せず、植物6の根での呼吸速度も最適化できることで、光合成効率の改善にもつなげることができる。また、間欠循環による根へのストレスは、植物6の生育バランスを生殖成長>栄養成長とする。これにより、果実の品質および収量の向上と、限られた面積での栽培期間延長につなげることができる。
And since the raise of the temperature of the
さらに、植物6の生長に応じて循環時間に対する中断時間の循環時間もしくは中断時間、または両方を、つまり、循環時間と中断時間とを適切に設定することで、植物6の生長段階に応じて、ポンプ17による液肥21、22の平均温度の上昇を抑制できる。
Furthermore, according to the growth stage of the
比率を調整することは、植物6に対するストレスを加減することでもあり、植物6の生殖生長と栄養成長とのバランスを考慮しつつ、適切な温度で液肥21を循環させることができる。液肥21,22の温度変化(液肥21、22の熱容量)に対して、循環時間を十分に短く、また中断時間は十分に長く設定すれば、液肥21、22の温度は安定するからである。
Adjusting the ratio also means adjusting the stress on the
それにより、液肥21、22の温度上昇による溶存酸素濃度の低下を抑制できるだけでなく、根呼吸が増進しないため光合成効率を向上させることができる。
Thereby, not only can the decrease in the dissolved oxygen concentration due to the temperature rise of the
ここで、例えば、中断時間は、複数の排水穴13により、植物6の根の全部が露出する液肥21の水位に調整される時間以上である。
Here, for example, the interruption time is equal to or longer than the time when the plurality of drain holes 13 adjust the water level of the
これにより、中断時間中の栽培槽中の液肥21のほとんどを排出させ、植物6の根の全部を露出させることができる。つまり、流動性が悪く養分バランスが崩れ、溶存酸素濃度が減少した植物6の根域の液肥21を強制的に排水し、根全体の表面を空気にさらし、根全体に空気中の十分な酸素濃度で呼吸させることができる。そして、再循環時に溶存酸素濃度が減少せず均一に溶解し、かつ、養分バランスのとれた液肥22を液肥21として注ぐことができる。これにより、溶存酸素濃度が高く、かつ、養分バランスのとれた液肥21を根全体に満遍なく均一に接触させることができ、酸素不足と栄養不足よる植物6の生長不良を抑制することができる。
Thereby, most of the
ここで、溶存酸素濃度が高く、かつ、養分バランスのとれた液肥21を根全体に満遍なく均一に接触させることができることについて一例に挙げて説明する。図8は、実施の形態1の栽培槽2における植物6の根の生育状態と液肥の水位との関係の一例を示す図である。
Here, it demonstrates as an example that the
例えば図8に示すように、植物6の生長に伴って根6aが繁茂し、複数の排水穴13の高さを超えた位置となり、複数の排水穴13を塞ぐ状態となったとする。この場合、植物6の根域によっては液肥21の流動性が悪く液肥21の養分バランスが崩れたり、液肥21の溶存酸素濃度が減少したりする。水耕栽培においては、液肥21を介して植物の生育に必要な養分及び酸素を根6aに供給する必要があるので、植物6の生長に伴い根6aが繁茂し密集状態とあっても根6aの各部に極力均一に液肥21を接触させる必要がある。しかし、図8に示すこのままの状態では、液肥21の流動は誘起され難く、植物6の根全体に満遍なく液肥21を接触させることは難しく、植物6の根6aへの養分及び酸素の供給が均一に行われない。結果として根6aでの酸素不足と栄養不足が植物6の病気および根腐れの原因となりうる。
For example, as shown in FIG. 8, it is assumed that the
それに対して、実施の形態1における植物栽培装置1では、例えば図7で説明したように、中断時間において、栽培槽2中の液肥21の排出のみが行われ、液肥21の水位を下げて例えば全排出するなどして植物6の根6aの全部を露出させることができる。これにより、根6a全体の表面を空気にさらすことができる。また、その後の再循環時(循環時間)には、植物栽培装置1では、例えば図6で説明したように、栽培槽2中に、酸素濃度が均一に溶解し、かつ、養分バランスのとれた液肥21が注がれて循環される。よって、植物6の根6a全体に養分及び酸素の供給を均一に行わせることができる。
On the other hand, in the
また、例えば、ポンプ制御部19は、植物6の根の生長が進むほど、循環時間に対する中断時間の比率が大きくなるように、間欠動作させる制御を行うとしてもよい。
Further, for example, the
このように、植物6の生長に応じて当該比率を調整することは、植物6に対するストレスを加減することでもあり、植物6の生殖生長と栄養成長とのバランスを考慮しつつ、適切な温度で液肥21を循環させることができる。よって、栽培槽2の液肥21の溶存酸素濃度の低下を抑制できるだけでなく、栽培槽2に収容された根全体に十分な酸素が供給できる。また、植物6の生長に応じて、根呼吸速度を最適化し、光合成効率を改善することができる。
Thus, adjusting the ratio according to the growth of the
また、例えば、ポンプ制御部19は、植物6の花が咲く前よりも植物6の花が咲いた後の方において、循環時間に対する中断時間の比率を大きくした間欠動作させる制御を行うとしてもよい。
In addition, for example, the
このように、植物6の生長に応じて当該比率を調整することは、植物6に対するストレスを加減することでもあり、植物6の生殖生長と栄養成長とのバランスを考慮しつつ、適切な温度で液肥21を循環させることができる。よって、栽培槽2の液肥21の溶存酸素濃度の低下を抑制できるだけでなく、栽培槽2に収容された根全体に十分な酸素が供給できる。また、植物6の生長に応じて、根呼吸速度を最適化し、光合成効率を改善することができる。
Thus, adjusting the ratio according to the growth of the
また、例えば、栽培槽2は、さらに、複数の排水穴13に植物6の根が進入するのを防止する防根透水シート18を有するとしてもよい。
Further, for example, the
これにより、複数の排水穴13としての機能を阻害することなく排水穴13内への植物6の根の進入を防止することができる。
Thereby, the approach of the root of the
また、例えば、貯槽タンク7は、栽培槽2の下方に配置され、栽培槽2の少なくとも下端部が内部に配置されるとしてもよい。
Further, for example, the
このように、貯槽タンク7は、栽培槽2の一部を重ねる構造とすることにより、植物栽培装置1の全体の高さを低くすることができる。これにより、複数の植物栽培装置1を棚等を用いて複数段に配置することが可能となり、面積生産性に優れた植物栽培装置1を実現することができる。
Thus, the
また、例えば、植物保持部5から側壁2bまでの距離は、植物6から伸びた根が到達可能な距離であるとしてもよい。
Further, for example, the distance from the
(実施の形態2)
次に、実施の形態2における植物栽培装置1Aについて説明する。以下、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
(Embodiment 2)
Next, the
[植物栽培装置1Aの構成]
図9は、実施の形態2における植物栽培装置の外観を示す模式図である。図10は、実施の形態2における植物栽培装置1Aの構成の一例を示す断面模式図である。図11は、実施の形態2における植物栽培装置1Aの平面模式図である。なお、図1〜図3等と同様の要素には同一の符号を付している。図10に示す断面模式図は、図10におけるX3−X4断面に対応する。図11に示す平面図は、図9における植物栽培装置1Aのカバー12Aを着けたまま上面視したときの図に対応する。図10及び図11において第1方向は、後述の給水パイプ14Aが延伸されている方向であり、第1方向に直交する方向を第2方向と定義している。
[Configuration of
FIG. 9 is a schematic diagram illustrating an appearance of the plant cultivation apparatus according to the second embodiment. FIG. 10 is a schematic cross-sectional view showing an example of the configuration of the
植物栽培装置1Aは、植物栽培装置1と同様に、植物6の根を液肥に浸して植物6を栽培する水耕方式の植物栽培装置である。植物栽培装置1Aは、図9及び図10に示すように、植物保持部5と、複数の排水穴13を有する栽培槽2と、貯槽タンク7と、ポンプ17Aと、ポンプ制御部19とを備える。
Similar to the
植物栽培装置1Aは、実施の形態1の植物栽培装置1と比較して、栽培槽2の構成の一部と、ポンプ17Aの配置位置と、カバー12Aの構成の一部と、カバー12Aが栽培槽2を取り外し可能に覆う点とが異なる。本実施の形態の栽培槽2は、実施の形態1の栽培槽2と比較して、給水パイプ14Aの構成と、複数の排水穴13の構成と、カバー12Aが取り外し可能に覆われる点と、水位制限用排水口15Aの配置位置とが異なる。また、本実施の形態の栽培槽2は、貯槽タンク7において側壁7bの上端部が開放された上面から、栽培槽2の上部を突出させた状態で、保持部材(不図示)によって保持されている点も異なる。なお、貯槽タンク7の液肥は、光が当てられず、蒸発させないように湿度100%などの一定の湿度に保たれ、かつ、一定の温度に保たれるのが好ましい。そのため、栽培槽2の外周の貯槽タンク7を覆うカバー(不図示)をさらに有するとよい。また、カバー12Aが栽培槽2を含んだ貯槽タンク7全体を覆ってもよい。カバーの態様は問われない。
Compared with the
[カバー12A]
カバー12Aは、栽培槽2を取り外し可能に覆い、栽培槽2の1つの底面2aと4つの側壁2bとによって閉囲することができる。これにより、栽培槽2にある植物6の根域を例えば湿度100%など一定の湿度に保つことができるだけでなく、植物6の根および液肥に光を当たらなくすることができる。液肥に光が当たらなくすることで、アオコの発生など液肥中に意図しないものが発生することを抑止できる。
[
The
また、カバー12Aは、植物保持部5の載置位置に対応する位置に開口部12bが設けられている。なお、開口部12bは、実施の形態1のカバー12の開口部12aの矩形状と異なり、円形状に設けられているが、開口部12bの形状は円形状に限らない。
The
このように設けられた開口部12bは、栽培槽2内に載置された植物保持部5に植栽された植物6の茎部を上方に延出させることができる。したがって、開口部12bの大きさは、植物6の茎部よりも大きく、植物保持部5の直径より小さい。開口部12bの大きさは、開口部12bから植物6の根域部に光が入り込まないよう、小さいほどよい。
The
また、カバー12Aは、植物6の成長が進んでいないときには取り外し可能である一方、植物6の成長が進んだときは取り外しができないが、ずらすことが可能である。なお、カバー12は、中央で2分割可能なように形成され、植物6の成長が進んだときでも取り外し可能となるようにしてもよい。カバー12を取り外しまたはずらすことにより、栽培槽2内の液肥の供給状態、排水状態の確認、植物6の根の状態確認を行うことができる。また、カバー12を必要時に取り外すことで、実施の形態1と同様に、栽培槽2内の液肥の供給状態、排水状態の確認、内部の清掃などの作業を効率よく行うことができる。
Further, the
[水位制限用排水口15A]
水位制限用排水口15Aは、栽培槽2の底面2aにおける1つのコーナ部に立設されている。図9及び図10等に示す例では、水位制限用排水口15Aは、平面視において、栽培槽2の底面2aの左上コーナ部に立設されている。水位制限用排水口15Aは、排水用に設けられ内孔151であって底面2aを貫通して貯槽タンク7の内部に連通した内孔151を有する。その他については、実施の形態1で説明した通りであるので、説明を省略する。
[Water
The water level limiting
[複数の排水穴13]
複数の排水穴13は、実施の形態1と同様に、栽培槽2内に形成され、液肥の少なくとも一部を排水することで当該液肥の水位を調整する。
[Multiple drain holes 13]
The plurality of drain holes 13 are formed in the
本実施の形態では、複数の排水穴13は、栽培槽2内の高さ方向の複数の位置ごとに栽培槽2内の水平方向に沿って形成されている。例えば図9及び図10に示すように、複数の排水穴13は、栽培槽2の側壁2bの下部に、底面2aから所定の複数段(ここでは3段)の高さに所定のピッチ(ほぼ等間隔)で設けられている。すなわち、複数の排水穴13は、複数の下段排水穴13aと、複数の中段排水穴13bと、複数の上段排水穴13cとからなる。
In this Embodiment, the some
複数の下段排水穴13aと、複数の中段排水穴13bと、複数の上段排水穴13cのうちのいずれかの段の複数の排水穴13は、栽培槽2の傾きなどの設置状態及び栽培槽2内の液肥21の水位の変動にかかわらず、液肥21の液面21aより下に位置することになる。以下、図12A、図12B及び図12Cを用いて、循環時間の植物栽培装置1Aにおいて、栽培槽2に溜められる液肥21の水位と複数の排水穴13との関係を植物6の根6aの生長段階に従って説明する。
The plurality of drain holes 13 at any one of the plurality of
図12A、図12B及び図12Cは、実施の形態2における栽培槽2の液肥21の水位と植物6の根6aの生長と関係の説明図である。
12A, 12B and 12C are explanatory diagrams of the relationship between the water level of the
図12Aでは、生育状態が初期状態の植物6の根6aが示されており、植物6の根6aが栽培槽2の側壁2bの近傍まで到達していない状態が示されている。つまり、図12Aに示す植物6の生育状態では、最下段の複数の下段排水穴13aからの排水21d(矢印c)は根6aによって全く阻害されていないので、複数の下段排水穴13aからの排水量は栽培槽2の液肥21の水位レベルによって規定される。
In FIG. 12A, the
この場合、給水パイプ14Aから栽培槽2に供給される液肥22の供給量と、複数の下段排水穴13aからの排水量とが釣り合うので、栽培槽2内の液肥21の水位レベルは、水位レベルL1に収束する。換言すると、図12Aに示す植物6の生育状態では、水位レベルL1が複数の下段排水穴13aより高く、複数の中段排水穴13bよりも低い位置になるよう、給水パイプ14Aからの液肥22の供給量が設定されている。これにより、後述する気泡21cすなわち給水パイプ14Aからの吐出液21bによって液面21aの下方に発生した気泡21cを、根6aの周囲に届かせることができる。
In this case, since the supply amount of the
図12Bでは、植物6の生育状態が図12Aに示す初期状態から進行した状態の植物6の根6aが示されており、植物6の根6aが生長により繁茂して最下段の複数の下段排水穴13aを殆ど塞いでいる状態が示されている。つまり、図12Bに示す植物6の生育状態では、複数の下段排水穴13aからの排水21dが阻害され液量が減少し、栽培槽2内の液肥21の水位が上昇するので、中段の複数の中段排水穴13bからの排水21e(矢印d)の排出が開始される。
FIG. 12B shows the
この場合、給水パイプ14Aから栽培槽2に供給される液肥22の供給量と、複数の下段排水穴13a及び複数の中段排水穴13bからの排水量とが釣り合うので、栽培槽2内の液肥21の水位レベルは、水位レベルL2に収束する。換言すると、図12Bに示す植物6の生育状態では、水位レベルL2が、複数の中段排水穴13bよりも高い位置で、かつ、栽培槽2で繁茂している根6aに近接した高さの位置となる。これにより、後述する気泡21cを、根6aの周囲に届かせることができる。
In this case, the amount of
図12Cでは、植物6の生育状態が図12Bに示す状態からさらに進行した状態の植物6の根6aが示されており、植物6の根6aがさらに繁茂して中段の複数の中段排水穴13bを殆ど塞いでいる状態が示されている。つまり、図12Cに示す植物6の生育状態では、複数の中段排水穴13bからの排水21eが阻害されて液量が減少し、栽培槽2内の液肥21の水位がさらに上昇するので、最上段の複数の上段排水穴13cからの排水21f(矢印e)の排出が開始される。
FIG. 12C shows the
この場合、給水パイプ14Aから栽培槽2に供給される液肥22の供給量と、複数の下段排水穴13a、複数の中段排水穴13b及び複数の上段排水穴13cからの排水量とが釣り合うので、栽培槽2内の液肥21の水位レベルは、水位レベルL3に収束する。換言すると、図12Cに示す植物6の生育状態では、水位レベルL3が複数の上段排水穴13cよりも高い位置で、かつ、繁茂状態の根6aに近接した高さの位置となる。これにより、後述する気泡21cを根6aの周囲に届かせることができる。
In this case, the amount of
なお、何らかの原因で複数の下段排水穴13a、複数の中段排水穴13b及び複数の上段排水穴13cに目詰まりが発生した場合には、栽培槽2内の液肥21水位が複数の上段排水穴13cの高さを超えて上昇することも考えられる。このような場合には、水位が水位制限用排水口15Aの上端面の高さに到達することにより、内孔151からオーバーフローして貯槽タンク7内に流下する。これにより、栽培槽2からの液肥の溢れ出しが防止される。
In addition, when clogging occurs in the plurality of
このように、複数の排水穴13は、ポンプ17が動作する循環時間には、栽培槽2中の液肥の排出と、ポンプ17による栽培槽2への液肥の供給とを同じにする。一方、複数の排水穴13は、ポンプ17Aの動作が中断する中断時間には、実施の形態1で説明したのと同様に、栽培槽2中の液肥21のほとんどを排出させ、植物6の根6aの全部を露出させてもよい。なお、本実施の形態では、植物の6の根6aの生育状態に応じて、複数段の複数の排水穴13のいずれかを液肥21の排水用の主として用いる。このため、植物の生長段階の確認を、植物保持部5に植栽された植物6の根6aではなく、複数段の複数の排水穴13のいずれかを液肥21の排水用の主として用いているかを確認することで代用できる。すなわち、植物6の生長として液肥21の水位に応じて、ポンプ17Aを間欠的に動作させてもよい。
As described above, the plurality of drain holes 13 make the discharge of the liquid manure in the
また、液肥21の水位は、実施の形態1と同様に目視でもカメラ等の撮影手段でも液肥21に浮かべるフロートセンサにより判断してもよい。
Further, the water level of the
<給水パイプ14A>
給水パイプ14Aは、栽培槽2の上方に配置され、ポンプ17Aにより供給された貯槽タンク7に溜められた液肥22の一部を落下させることで、栽培槽2に溜まっている液肥21の液面21aに気泡21cを発生させる気泡発生部の一例である。また、給水パイプ14Aは、植物保持部5と側壁2bとの間にある植物6から伸びた根の上方の液面21aに、液肥22の一部を落下させる。
<
14 A of water supply pipes are arrange | positioned above the
本実施の形態では、給水パイプ14Aは、栽培槽2の内部の上部に位置するように配設されている。図9〜図11に示す例では、給水パイプ14Aは、複数(ここでは2本)のパイプが平面視にて植物保持部5を挟むように第1方向に配列されてなる。
In this Embodiment, the
また、給水パイプ14Aは、図11に示すように、対向する2つの側壁2bの間に架設された状態で取り付けられている。給水パイプ14Aは、液肥21が最上段の上段排水穴13cよりも高い水位レベルで、栽培槽2内に溜まった状態における液面21aの高さよりも上方の位置に取り付けられている。
Further, as shown in FIG. 11, the
また、給水パイプ14Aは、実施の形態1と同様に、栽培槽2の外部に配管された連結パイプ16と接続されて、図10の矢印aで示されるように連結パイプ16を介して液肥22が送給される。さらに給水パイプ14Aの下面には、連結パイプ16を介して送給された液肥22を液肥21としてポンプ17Aの圧力によって細線状の吐出液21bの形で吐出させる液孔(不図示)が所定のピッチで複数形成されている。
Moreover, 14 A of water supply pipes are connected with the
このように、給水パイプ14Aを液肥21の液面21aよりも上方に配設することにより、給水パイプ14Aが液肥22を吐出するために設けられた1以上の液孔が植物6の根6aによって塞がれることを防止でき、液肥22の供給を安定して行うことができる。
Thus, by disposing the
また、給水パイプ14Aに送給された液肥22は、栽培槽2に溜まった液肥21の液面21aに向かって給水パイプ14の下面の液孔から吐出液21bとなって落下する(図10で矢印b)。そして、吐出液21bの落下により液肥21の液面21aには気泡21cが発生する。換言すると、給水パイプ14Aは、液孔から吐出液21bを吐出して落下させることで、液面21aに気泡21cを発生させる。
Further, the
このように、給水パイプ14Aは、栽培槽2に溜まった液肥21の液面21aに気泡21cを発生させることができるので、液肥21と気泡21c中の空気との接触面積を増大させることができる。これにより、循環時間においても液肥21中の酸素供給量を増大させることができるので、植物6の根の酸素の取り込み量を増やすことができ、植物6の生育を促進できる。すなわち、循環時間においても液肥21中の酸素供給量を増加させるとともに、溶存酸素濃度を均一にすることができるので、植物6の生育状態のばらつきをより抑制することができる。
る。
Thus, since the
The
[ポンプ17A]
ポンプ17Aは、実施の形態1と同様に、ポンプ制御部19により、植物6の生長に応じて、循環時間に対する中断時間の比率が調整された間欠動作が行われる。
[
Similarly to the first embodiment, the
本実施の形態では、ポンプ17Aは、図9〜図11に示されるように、平面視において、貯槽タンク7の底部7aの右上コーナ部に配されている。その他については、実施の形態1で説明した通りであるので、説明を省略する。
In the present embodiment, the
[栽培槽2内の液肥21の流動状態]
次に、図13を参照して、栽培槽2内における液肥21の流動状態について説明する。
図13は、実施の形態2における液肥21の流動状態を示す栽培槽2の上面模式図である。
[Flow state of
Next, the flow state of the
FIG. 13 is a schematic top view of the
上述したが、循環時間の植物栽培装置1Aにおいて、栽培槽2内への液肥21の供給は、栽培槽2の内部に配置された給水パイプ14Aから液肥22を吐出液21bとして落下することにより行われる。また、栽培槽2からの液肥21の排水は栽培槽2の側壁2bに形成された排水穴13を介して行われる。
As described above, in the
そのため、循環時間の植物栽培装置1Aの栽培槽2では、図13に示すように、栽培槽2の中央からそれぞれの側壁2bへ向かう方向の液肥21の流動(矢印f)が誘起される。ここで、栽培槽2の4辺の側壁2bの所定の高さ(所定の複数段の高さそれぞれ)には、略等間隔で複数の排水穴13が形成されている。このことからも、栽培槽2内の全範囲において略均一な流動状態が発生しているのがわかる。
Therefore, in the
これにより、栽培槽2内において植物6の根が植物保持部5から周辺の側壁2bに向かって伸びて底面2aの全面で繁茂した状態であっても、循環時間において流動する液肥21を植物6の根全体にほぼ満遍なく均一に接触させることができる。よって、循環時間においても植物6の根の全体に養分及び酸素を均一に供給することができるので、植物6の生育状態のばらつきをより防止することができる。
Thereby, even if the root of the
[効果等]
以上のように、実施の形態2によれば、液肥を循環させるポンプを間欠動作させることで、液肥の温度上昇および根表面での酸素不足を抑制することができる植物栽培装置1を実現できる。さらに、実施の形態2によれば、循環時間においても、液肥中の酸素供給量を増加させるとともに、溶存酸素濃度を均一にして良好な生育状態を実現できる。
[Effects]
As mentioned above, according to
より具体的には、本実施の形態における植物栽培装置1Aは、例えば、複数の排水穴13は、栽培槽2内の高さ方向の複数の位置ごとに栽培槽内の水平方向に沿って形成されており、ポンプ制御部19は、植物6の生長として液肥21の水位に応じて、ポンプ17Aを間欠的に動作させるとしてもよい。
More specifically, in the
これにより、循環時間において、給水パイプ14Aから供給され、栽培槽2に溜められた液肥21は滞留することなく栽培槽2の外部に排出されるので、栽培槽2内における液肥21の溶存酸素濃度を略均一に保つことができる。つまり、循環時間において流動する液肥21を植物6の根全体にほぼ満遍なく均一に接触させることができる。よって、循環時間においても植物6の根の全体に養分及び酸素を均一に供給することができるので、酸素不足と栄養不足による植物6の生長不良を抑制することができる。
Thereby, in the circulation time, since the
さらに、このような複数の排水穴13を備えることにより、植物6の根の生長に合わせて、栽培槽2内の液肥21の水位を順次高くできる。
Furthermore, by providing such a plurality of drain holes 13, the water level of the
より具体的には、従来の水耕栽培においては、植物6の生育に伴って繁茂して厚みが増大する根が液肥21に適正に浸されている状態を保てなかった。そのため、給水パイプ14からの液肥21の給水量を調整するなどの方法によって、栽培槽2内における液肥21の水位を調整するなどしていた。これに対し、本実施の形態における植物栽培装置1Aでは、栽培槽2の側壁2bに高さ方向の複数の位置ごとに形成された複数の排水穴13を設けるという簡便な構成によって、栽培槽2内における液肥21の水位を常に適正に保持できる。
More specifically, in the conventional hydroponics, the state in which the root that grows thick with the growth of the
また、例えば、栽培槽2の上方に配置され、ポンプ17Aにより供給された貯槽タンク7に溜められた液肥22の一部を液肥21として落下させることで栽培槽2に溜まっている液肥21の液面21aに気泡21cを発生させる給水パイプ14Aを備えるとしてもよい。
Moreover, for example, the liquid of the
このように、給水パイプ14Aは、液肥21の液面21aよりも上方に配設されるので、給水パイプ14Aにおいて液肥22の一部を吐出するために設けられた液孔が植物6の根6aによって塞がれることを防止できる。つまり、給水パイプ14Aは、液肥22の供給を安定して行うことができる。
Thus, since the
さらに、給水パイプ14Aは、栽培槽2に溜まった液肥21の液面21aに気泡21cを発生させることができるので、液肥21と気泡21c中の空気との接触面積を増大させることができる。これにより、液肥21中の酸素供給量を増大させることができるので、植物6の根の酸素の取り込み量を増やすことができ、植物6の生育を促進できる。すなわち、循環時間においても、液肥21中の酸素供給量を増加させるとともに、溶存酸素濃度を均一にすることができるので、酸素不足と栄養不足による植物6の生長不良を抑制することができる。
Furthermore, since the
ここで、例えば、給水パイプ14Aは、植物保持部5と側壁2bとの間にある植物6から伸びた根の上方の液面21aに、液肥22の一部を落下させるとしてもよい。
Here, for example, the
このようにして、給水パイプ14Aは、植物6の生育に伴って植物保持部5から側壁2bの間に伸びた根の上方の液面21aの複数箇所に、吐出液21bを落下させることができる。これにより、給水パイプ14Aは、栽培槽2の側壁2bに向かって伸びる植物6の根の周辺の液肥21においてもほぼ満遍なく気泡21cを発生させることができるので、循環時間においても液肥21における溶存酸素濃度を均一に保つことができる。
In this way, the
(実施の形態3)
実施の形態2では、植物栽培装置1A及び栽培槽2が略正方形状の平面形状を有するとして説明したがこれに限らない。本実施の形態では、植物栽培装置1B及び栽培槽2Bが一方向に長い長方形状の平面形状を有する場合について説明する。以下、実施の形態2と異なる点を中心に説明する。
(Embodiment 3)
Although
[植物栽培装置1Bの構成]
図14は、実施の形態3における植物栽培装置1Bの平面模式図である。図14においても、第1方向は、給水パイプ14Aが延伸されている方向であり、第1方向に直交する方向を第2方向として説明する。なお、図11等と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
[Configuration of plant cultivation apparatus 1B]
FIG. 14 is a schematic plan view of the plant cultivation apparatus 1B in the third embodiment. Also in FIG. 14, the first direction is a direction in which the
植物栽培装置1Bは、実施の形態2の植物栽培装置1Aと比較して、一方向に長い長方形状の平面形状を有する点と、複数の植物保持部5を有する点と、栽培槽2Bの形状及びそれに伴う構成と、カバー12Bの形状とが異なる。
The plant cultivation device 1B has a rectangular planar shape that is long in one direction, a point having a plurality of
[カバー12B]
カバー12Bは、栽培槽2Bを着脱自在に覆い、複数の植物保持部5の載置位置に対応する位置に複数の開口部12bが設けられている。その他については、上述した通りであるので、説明を省略する。
[
The
[栽培槽2B]
本実施の形態では、栽培槽2Bは、実施の形態2の栽培槽2と比較して、一方向に長い長方形状の平面形状を有する点と、給水パイプ14Aの形状が栽培槽2Bの形状に合わせて一方向に長くなった点と、複数の植物保持部5を保持できる点とが異なる。
[
In this Embodiment, compared with the
より具体的には、栽培槽2Bは、図14に示すように、第1方向に延びる側壁2b1が第2方向に延びる側壁2b2よりも長い長方形状の平面形状を有している。そして、栽培槽2Bには、長手方向である第1方向に沿って、それぞれ植物保持部5が載置される複数(ここでは3つ)のポット載置部4(不図示)が設けられている。
More specifically, the
また、栽培槽2Bの対向する2つの側壁2b1及び側壁2b2には、実施の形態2と同様に、複数の下段排水穴13a、複数の中段排水穴13b及び複数の上段排水穴13cからなる複数の排水穴13が形成されている。
Further, the two opposing
また、栽培槽2Bは、対向する2つの側壁2b1の間に架設された状態で取り付けられている給水パイプ14Aを有する。給水パイプ14Aは、実施の形態2と同様に、複数(ここでは2本)のパイプが平面視にて複数の植物保持部5を挟むように第1方向に配列されてなり、栽培槽2Bの形状に合わせた長さとなっている。
Furthermore,
なお、その他の構成については、上述した通りであるので、説明を省略する。 Other configurations are the same as described above, and a description thereof will be omitted.
[貯槽タンク7B]
本実施の形態では、貯槽タンク7Bは、実施の形態2の貯槽タンク7と比較して、栽培槽2Bの形状に合わせて一方向に長い長方形状の平面形状を有する点が異なる。
[
In the present embodiment, the
より具体的には、貯槽タンク7Bは、第1方向が第2方向よりも長い長方形状の平面形状を有する。貯槽タンク7Bは、実施の形態2における貯槽タンク7と同様に、栽培槽2Bの複数の排水穴13から排水された液肥を溜める機能を有している。その他の構成については、上述した通りであるので、説明を省略する。
More specifically, the
[効果等]
以上のように、実施の形態3によれば、液肥を循環させるポンプを間欠動作させることで、液肥の温度上昇および根表面での酸素不足を抑制することができる植物栽培装置1Bを実現できる。
[Effects]
As mentioned above, according to
また、実施の形態3においても、栽培槽2Bにおいて第2方向の中央部近傍に位置する給水パイプ14Aから供給された液肥は、長辺である側壁2b1の複数の排水穴13に向かって第2方向に流動する。ここで側壁2b1における複数の排水穴13は長手方向である第1方向に沿って所定のピッチで複数配置されている。このため、栽培槽2B内における第2方向への液肥の流動状態は第1方向について均一となり、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
Also in the third embodiment, liquid manure supplied from the
また、実施の形態3においても、液肥と気泡中の空気との接触面積を増大させることができる。これにより、循環時間においても液肥中の酸素供給量を増大させることができるので、植物6の根の酸素の取り込み量を増やすことができ、植物6の生育を促進できる。すなわち、循環時間において、液肥中の酸素供給量を増加させるとともに、溶存酸素濃度を均一にすることができるので、酸素不足と栄養不足による植物6の生長不良を抑制することができる。
Also in the third embodiment, the contact area between the liquid fertilizer and the air in the bubbles can be increased. Thereby, since the oxygen supply amount in the liquid fertilizer can be increased even during the circulation time, the oxygen uptake amount of the root of the
[他の実施態様の可能性]
以上、本開示の一態様に係る植物栽培装置及び植物栽培方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、あるいは異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
[Possibility of other embodiments]
As mentioned above, although the plant cultivation apparatus and the plant cultivation method which concern on 1 aspect of this indication were demonstrated based on embodiment, this indication is not limited to these embodiment. Unless it deviates from the gist of the present disclosure, forms in which various modifications conceived by those skilled in the art have been made in the present embodiment, or forms constructed by combining components in different embodiments are also included in the scope of the present disclosure. .
また、以下のような場合も本開示に含まれる。 The present disclosure also includes the following cases.
例えば、実施の形態2、3では複数のパイプからなる給水パイプ14Aを使用しているが、これに限らない。例えば、複数のパイプを連結して環状にした給水パイプを使用してもよい。
For example, in the second and third embodiments, the
また、上記実施の形態では、複数の排水穴13は栽培槽の側壁にのみ形成しているとして説明したが、側壁2bと底面2aとの両方に形成されてもよい。
Moreover, although the
また、上記実施の形態では、栽培槽の直下に貯槽タンクを配置しているとして説明したが、これに限らない。貯槽タンクを、栽培槽と水平方向に離れた位置に配置し、栽培槽に形成された複数の排水穴13から排出された液肥を排水ダクト等で集めて貯槽タンクに回収させるようにしてもよい。
Moreover, although the said embodiment demonstrated that the storage tank was arrange | positioned directly under the cultivation tank, it is not restricted to this. A storage tank may be arrange | positioned in the position away from the cultivation tank in the horizontal direction, and liquid fertilizer discharged | emitted from the
また、本開示の一態様に係る植物栽培装置及び植物栽培方法は、液肥中の酸素供給量を増加させるとともに、溶存酸素濃度を均一にして良好な生育状態を実現できるので、水耕方式の植物を栽培する植物工場で使用することもできる。ここで、植物工場は、植物の生長に必要な環境条件を施設内で高度に人工制御して、年間を通じて計画的・安定的に野菜または花を育てる生産システムである。つまり、植物工場は、野菜等の植物を栽培して生産するなどの農業を工業的形態で行うものであるといえる。 In addition, the plant cultivation apparatus and the plant cultivation method according to one embodiment of the present disclosure increase the oxygen supply amount in liquid fertilizer and can achieve a good growth state by making the dissolved oxygen concentration uniform, so that the hydroponic plant It can also be used in plant factories that grow potatoes. Here, a plant factory is a production system that grows vegetables or flowers in a planned and stable manner throughout the year by highly artificially controlling the environmental conditions necessary for plant growth in the facility. In other words, it can be said that the plant factory performs agriculture in an industrial form such as cultivation and production of plants such as vegetables.
本開示は、植物栽培装置及び植物栽培方法に利用でき、特には植物工場に使用されるなど、植物の根を液肥に浸して植物を栽培する水耕方式の栽培分野に用いられる植物栽培装置及び植物栽培方法に利用できる。 The present disclosure can be used for a plant cultivation apparatus and a plant cultivation method, and particularly used in a plant factory. It can be used for plant cultivation methods.
1、1A、1B 植物栽培装置
2、2B 栽培槽
2a 底面
2b、2b1、2b2、7b 側壁
4 ポット載置部
5 植物保持部
6 植物
6a 根
7、7B 貯槽タンク
7a 底部
12、12A、12B カバー
12a、12b 開口部
13 排水穴
13a 下段排水穴
13b 中段排水穴
13c 上段排水穴
14、14A 給水パイプ
15、15A 水位制限用排水口
16 連結パイプ
17、17A ポンプ
18 防根透水シート
21、22 液肥
21a 液面
21c 気泡
21d、21e、21f 排水
151 内孔
DESCRIPTION OF
Claims (15)
前記植物を保持し、かつ、前記植物から伸びた根を外部に通すことが可能な植物保持部と、
前記植物保持部が載置され、前記液肥を溜めることが可能な栽培槽であって前記植物から伸びた根を受ける底面及び前記植物保持部を包囲する側壁とを有する栽培槽と、
前記栽培槽に形成され、前記液肥の少なくとも一部を排水することで前記液肥の水位を調整する複数の排水穴と、
前記排水穴から排水された前記少なくとも一部を溜めることが可能な貯槽タンクと、
前記貯槽タンクに溜められた前記少なくとも一部を前記栽培槽に供給することで前記液肥を循環させるポンプと、
前記ポンプを間欠動作させる制御を行うポンプ制御部と、を備え、
前記ポンプ制御部は、前記植物の生長に応じて、前記ポンプの動作を行う時間である循環時間に対する前記ポンプの動作を中断させる時間である中断時間の比率を調整する、
植物栽培装置。 A plant cultivation apparatus for cultivating a plant by immersing the root of the plant in liquid fertilizer,
A plant holding unit that holds the plant and is capable of passing the roots extended from the plant to the outside;
A cultivation tank in which the plant holding part is placed and is capable of storing the liquid fertilizer and has a bottom surface that receives roots extending from the plant and a side wall that surrounds the plant holding part,
A plurality of drainage holes that are formed in the cultivation tank and adjust the water level of the liquid fertilizer by draining at least a part of the liquid fertilizer;
A storage tank capable of storing the at least part drained from the drain hole;
A pump that circulates the liquid fertilizer by supplying the at least part of the storage tank to the cultivation tank;
A pump control unit that performs control to intermittently operate the pump,
The pump control unit adjusts a ratio of an interruption time that is a time for interrupting the operation of the pump to a circulation time that is a time for performing the operation of the pump according to the growth of the plant.
Plant cultivation equipment.
請求項1に記載の植物栽培装置。 The interruption time is equal to or longer than the time when the drainage hole is adjusted to the water level of the liquid fertilizer where all the roots of the plant are exposed.
The plant cultivation apparatus according to claim 1.
前記植物の前記根の生長が進むほど、前記循環時間に対する前記中断時間の比率が大きくなるように、前記間欠動作させる制御を行う、
請求項1または2に記載の植物栽培装置。 The pump controller
As the root growth of the plant progresses, the intermittent operation is controlled so that the ratio of the interruption time to the circulation time increases.
The plant cultivation apparatus of Claim 1 or 2.
前記植物の花が咲く前よりも前記植物の花が咲いた後の方において、前記循環時間に対する前記中断時間の比率を大きくした前記間欠動作させる制御を行う、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の植物栽培装置。 The pump controller
In the direction after the flowering of the plant than before the flowering of the plant, the control is performed to perform the intermittent operation in which the ratio of the interruption time to the circulation time is increased.
The plant cultivation apparatus of any one of Claims 1-3.
前記ポンプ制御部は、
前記植物の生長として前記液肥の水位に応じて、前記ポンプを間欠的に動作させる、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物栽培装置。 The plurality of drain holes are formed along the horizontal direction in the cultivation tank for each of a plurality of positions in the height direction in the cultivation tank,
The pump controller
Depending on the water level of the liquid fertilizer as the growth of the plant, the pump is operated intermittently,
The plant cultivation apparatus of any one of Claims 1-4.
請求項1〜5のいずれか1項に記載の植物栽培装置。 The cultivation tank further has a root guard (18) for preventing the root of the plant from entering the drain hole.
The plant cultivation apparatus of any one of Claims 1-5.
請求項1〜6のいずれか1項に記載の植物栽培装置。 The storage tank is disposed below the cultivation tank, and at least the lower end of the cultivation tank is disposed inside.
The plant cultivation apparatus of any one of Claims 1-6.
請求項1〜7のいずれか1項に記載の植物栽培装置。 The distance from the plant holding part to the side wall is a distance that the root extending from the plant can reach,
The plant cultivation apparatus of any one of Claims 1-7.
請求項1〜8のいずれか1項に記載の植物栽培装置。 Furthermore, bubbles are generated on the liquid surface of the liquid fertilizer stored in the cultivation tank by dropping the at least part of the storage tank that is disposed above the cultivation tank and supplied by the pump. With a bubble generator,
The plant cultivation apparatus of any one of Claims 1-8.
請求項9に記載の植物栽培装置。 The bubble generating unit drops the at least a part on the liquid surface above the root extending from the plant between the plant holding unit and the side wall,
The plant cultivation apparatus according to claim 9.
前記植物を保持し、前記植物から伸びた根を外部に通すことが可能な植物保持部であって前記植物が保持された植物保持部が載置され、前記液肥を溜めることが可能な栽培槽であって前記植物から伸びた根を受ける底面及び前記植物保持部を包囲する側壁とを有する栽培槽に形成される複数の排水穴に、前記液肥の少なくとも一部を排水させることで前記液肥の水位を調整させる水位調整ステップと、
ポンプを間欠動作させる制御を行う制御ステップと、
前記ポンプに、前記排水穴から排水された前記少なくとも一部を溜めることが可能な貯槽タンクに溜められた前記少なくとも一部を前記栽培槽に供給させることで前記液肥を循環させる循環ステップと、を含み、
前記制御ステップでは、前記植物の生長に応じて、前記ポンプの動作を行う時間である循環時間に対する前記ポンプの動作を中断させる時間である中断時間の比率を調整する、
植物栽培方法。 A plant cultivation method by a plant cultivation apparatus for cultivating a plant by immersing the root of the plant in liquid fertilizer accumulated in a cultivation tank,
Cultivation tank that holds the plant and is capable of storing the liquid fertilizer on which a plant holding unit that holds the plant and is capable of passing a root extending from the plant to the outside. The liquid fertilizer is drained by draining at least a part of the liquid fertilizer into a plurality of drain holes formed in a cultivation tank having a bottom surface that receives roots extending from the plant and a side wall that surrounds the plant holding part. A water level adjustment step for adjusting the water level;
A control step for performing intermittent operation of the pump;
A circulation step of circulating the liquid manure by causing the pump to supply the cultivation tank with the at least a part of the storage tank that can store the at least a part of the pump drained from the drain hole. Including
In the control step, according to the growth of the plant, the ratio of the interruption time that is the time for interrupting the operation of the pump to the circulation time that is the time for performing the operation of the pump is adjusted.
Plant cultivation method.
請求項11に記載の植物栽培方法。 The interruption time is not less than the time adjusted by the drainage hole to the water level of the liquid manure where all the roots of the plant are exposed.
The plant cultivation method according to claim 11.
前記植物の前記根の生長が進むほど、前記循環時間に対する前記中断時間の比率が大きくなるように、前記間欠動作させる制御を行う、
請求項11または12に記載の植物栽培方法。 In the control step,
As the root growth of the plant progresses, the intermittent operation is controlled so that the ratio of the interruption time to the circulation time increases.
The plant cultivation method according to claim 11 or 12.
前記植物の花が咲く前よりも前記植物の花が咲いた後の方において、前記循環時間に対する前記中断時間の比率を大きくした前記間欠動作させる制御を行う、
請求項11〜13のいずれか1項に記載の植物栽培方法。 In the control step,
In the direction after the flowering of the plant than before the flowering of the plant, the control is performed to perform the intermittent operation in which the ratio of the interruption time to the circulation time is increased.
The plant cultivation method of any one of Claims 11-13.
前記制御ステップでは、
前記植物の生長として前記液肥の水位に応じて、前記ポンプを間欠的に動作させる、
請求項11〜14のいずれか1項に記載の植物栽培方法。 The plurality of drain holes are formed along the horizontal direction in the cultivation tank for each of a plurality of positions in the height direction in the cultivation tank,
In the control step,
Depending on the water level of the liquid fertilizer as the growth of the plant, the pump is operated intermittently,
The plant cultivation method of any one of Claims 11-14.
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