JP2019180144A - 被覆剥取器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆電線から被覆を剥ぎ取る剥ぎ取り作業の容易化を図ること。【解決手段】外周面にネジ山を備えたシャフトによって連結されて被覆電線を狭持する一対の掴持体911からなる掴持部910の外表面に形成したラチェット歯914と、ラチェット歯914の先端をつないで形成される円の半径よりも半径が大きい半円筒形状の凹部922が一面側に形成された一対の狭持体921からなる狭持部920の内周面に設けられた歯止め部材924と、によってラチェット機構を構成することにより、連結金具130に連結する連結具を先端に備えた共用操作棒を1本用いて、被覆電線への被覆剥取器900の取り付け、被覆の剥ぎ取り、および、被覆電線からの取り外しをおこなうことができるようにした被覆剥取器900を構成した。【選択図】図9

Description

この発明は、被覆電線の被覆を剥ぎ取る被覆剥取器に関する。
架空配電線の間接活線に対する配電架線工事に際しては、専用の工具を用いて、被覆電線の被覆の剥ぎ取りをおこなっている。このような専用の工具に関する技術として、ホットスティックの先端に取り付けたバインド打ち器などの先端工具を引っ掛けるための孔を複数箇所に備え、内面に被覆電線に対して突出する刃を備えた被覆剥取器があった。このような被覆剥取器は、刃が被覆電線における被覆に突き刺さるようにして被覆電線に取り付けた被覆剥取器に先端工具を引っ掛け、当該先端工具を引き下ろすようにホットスティックを操作することによって、被覆剥取器自体を電線周りに回転させ、刃によって被覆を剥ぎ取ることができる。
また、具体的には、従来、たとえば、一対の保持部材に保持される被覆電線に対して突出する皮剥ぎ刃を備えた被覆剥取具に対して、中央部に被覆電線を挿脱可能に収容する回転盤により遠隔操作棒(ホットスティック)の回動軸の回転を伝達することにより、皮剥ぎ刃を被覆電線の中心軸回りに回転させて被覆を剥ぎ取るようにした被覆剥取装置に関する技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
また、具体的には、従来、たとえば、電線の被覆を両側から挟持する一対のコマ分割体のいずれか一方に、電線の被覆に臨むように取り付けられた被覆剥取刃により被覆を環状に剥ぎ取る被覆剥ぎコマであって、互いの間隔が被覆剥取刃の幅よりも狭い2枚の保持板からなる被覆脱落防止部を備え、ホットスティックの回動軸の回転を伝達することにより、被覆剥取刃を電線の中心軸回りに回転させて被覆を剥ぎ取るようにした被覆剥ぎコマに関する技術があった(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
また、具体的には、従来、たとえば、被覆剥取器具本体に対して回転力発生機構を近づけることによって噛み合わせたギアにより、回転力発生機構の回転力を、内周面に刃を備えた被覆剥取器具本体に伝達して被覆を剥ぎ取るようにした架線の被覆剥取器具に関する技術があった(たとえば、下記特許文献3を参照。)。
特許文献3に記載された架線の被覆剥取器具は、被覆剥取器具本体と回転力発生機構とにそれぞれ設けられた突出部を絶縁ヤットコによって把持することによって被覆剥取器具本体に対して回転力発生機構を近づけることができ、絶縁ヤットコの把持を緩めることにより、コイルバネの付勢力を利用して被覆剥取器具本体から回転力発生機構を離間させ、噛み合わせたギアの噛合いを解除して被覆剥取器具本体の位置を初期位置に復帰させることができる。
また、具体的には、従来、たとえば、内面にほぼ連続した螺条と刃体とを備えた掴線部を形成する一対の掴線体により被覆線を掴持した状態で、各掴線体の外方に設けられた一対のハンドルを把持して掴線体を被覆線周りに回転させることによって、掴線部を被覆線回りに螺旋移動させながら、掴線部の内面に突出した刃体によって被覆線の被覆材を被覆線の長手方向に連続的に剥離するようにした被覆剥取器に関する技術があった(たとえば、下記特許文献4を参照。)。
特開2009−60753号公報 特開2017−147907号公報 特開2017−38419号公報 特許第3065265号公報
しかしながら、上述したように、被覆剥取器自体を電線周りに回転させることによって被覆を剥ぎ取る従来の技術は、ホットスティックの先端に設けられた先端工具を被覆剥取器に引っ掛け、当該ホットスティックを引き降ろす作業を繰り返しておこなわなければならず、作業が繁雑であるという問題があった。
また、被覆剥取器自体を電線周りに回転させることによって被覆を剥ぎ取る従来の技術は、被覆剥取器の回転面を電線の長さ方向に対して直角にしなければならず、電線が湾曲していたり、電線の長さ方向に対して被覆剥取器の回転面が斜めになるような状態では、被覆剥取器の刃先が電線の被覆に均等に食い込まず、被覆を剥ぎ取ることができない。
このように、被覆剥取器自体を電線周りに回転させることによって被覆を剥ぎ取る従来の技術は、取り扱いに制限があり、使い勝手に劣るという問題があった。
また、上述した特許文献1や特許文献2に記載された従来の技術は、ホットスティックを軸心周りに回転させることによる回転力を伝達して皮剥ぎ刃や被覆剥取刃を回転させることによって被覆を剥ぎ取る際の負荷がホットスティックを把持する作業者の把持力にかかり作業者の負担が大きいという問題があった。
さらに、ホットスティックの回動軸の回転を伝達して被覆剥取具の皮剥ぎ刃を回転させることによって被覆を剥ぎ取る従来の技術は、ホットスティックを両手で把持して回転させなくてはならないため、安定した足場が必要になり作業場所に制限があり、また、用途が間接活線作業に限定され、汎用性に劣るという問題があった。
また、上述した特許文献3に記載された被覆剥取器のような従来の技術は、被覆を剥ぎ取る際の負荷が絶縁ヤットコを把持する作業者の握力にかかるため、作業者にかかる負担が大きいという問題があった。
また、上述した特許文献4に記載された被覆剥取器のような従来の技術は、ハンドルを直接手で把持することのみによって掴線部を回転させるため、湾曲した電線被覆を剥ぎ取ることが可能であるが、ハンドルを直接手で把持しなくてはならないため、間接活線作業による遠隔操作に用いることができず、用途が限定され、汎用性に劣るという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、被覆電線から被覆を剥ぎ取る剥ぎ取り作業の容易化を図ることができる被覆剥取器を提供することを目的とする。
また、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、汎用性の高い被覆剥取器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる被覆剥取器は、両端が開放された半円筒形状の溝が一面側に形成された一対の掴持体と、前記一対の掴持体の少なくとも一方の掴持体に設けられて、前記溝どうしを対向させた状態で当該一対の掴持体を組み合わせることにより形成される貫通孔の内側に向けて突出する刃体と、前記一対の掴持体のそれぞれに設けられ、組み合わせた状態の当該一対の掴持体の外側においてフックの係止を受け付ける複数の被係止部と、外周面にネジ山が設けられた棒形状をなし、一端が前記一方の掴持体を貫通し他端が前記一対の掴持体のうちの他方の掴持体に螺合され、軸心周りに回転することにより一対の掴持体を接離可能に連結するシャフトと、前記シャフトの一端に連結され、共用操作棒の先端に設けられた連結部と連結可能な連結金具と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる被覆剥取器は、上記の発明において、前記一対の掴持体にそれぞれ設けられて、前記貫通孔の軸心を中心とする円の半径方向に展延する板状部材を備え、前記被係止部が、前記板状部材を板厚方向に穿通する複数の穿通孔であることを特徴とする。
また、この発明にかかる被覆剥取器は、上記の発明において、前記一対の掴持体にそれぞれ設けられて、一端が前記掴持体に固定され、他端が前記貫通孔の軸心を中心とする円の半径方向に展延する棒状部材を備え、前記被係止部が、前記棒状部材の他端に設けられた環またはフックであることを特徴とする。
また、この発明にかかる被覆剥取器は、上記の発明において、前記被係止部が、前記貫通孔の軸心を中心とする同一円周上に配置されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる被覆剥取器は、掴持部と、狭持部と、を備えた被覆剥取器であって、前記掴持部が、両端が開放された半円筒形状の溝が一面側に形成された一対の掴持体と、前記一対の掴持体を互いに離間する方向に付勢する付勢部材と、前記一対の掴持体の少なくとも一方に設けられて、前記溝どうしを対向させた状態で当該一対の掴持体を組み合わせることにより形成される貫通孔の内側に向けて突出する刃体と、前記一対の掴持体のそれぞれに設けられ、前記貫通孔の軸心を中心とする同一円周上に配置されて当該円の半径方向に対して傾斜した方向に沿って突出する複数のラチェット歯と、を備え、前記狭持部が、両端が開放され、前記ラチェット歯の先端をつないで形成される円の半径よりも半径が大きい半円筒形状の凹部が一面側に形成された一対の狭持体と、前記一対の狭持体のうちの少なくとも一方の狭持体に設けられ、前記凹部どうしを対向させた状態で当該一対の狭持体を組み合わせることにより形成される貫通孔の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能に連結され、回動することにより、当該貫通孔の内周面から所定量突出する第1の位置と当該第1の位置よりも前記内周面に近い第2の位置との間で揺動する歯止め部材と、前記歯止め部材を前記第2の位置側から前記第1の位置側に付勢する付勢部材と、外周面にネジ山が設けられた棒形状をなし、一端が前記一対の狭持体のうちの一方の狭持体を貫通し他端が他方の狭持体に螺合されて、軸心周りに回転することにより前記一対の狭持体を接離可能に連結するシャフトと、前記シャフトの一端に連結され、共用操作棒の先端に設けられた連結部と連結可能な連結金具と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる被覆剥取器は、上記の発明において、前記一対の掴持体が、それぞれ、前記貫通孔の軸心方向における一端側が周囲よりも外径寸法が小さい半円筒形状をなし、当該貫通孔を形成した状態において円筒形状の軸部を構成する一対の軸形成部材を備え、前記ラチェット歯が、当該一対の軸形成部材の外周面に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる被覆剥取器は、上記の発明において、前記凹部に設けられ、前記貫通孔の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能であって、外表面の少なくとも一部を前記貫通孔内に臨ませたベアリングを備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる被覆剥取器は、上記の発明において、前記凹部に設けられ、前記貫通孔の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能であって、外表面の少なくとも一部を前記貫通孔内に臨ませた転動体を備えたことを特徴とする。
この発明にかかる被覆剥取器によれば、被覆電線から被覆を剥ぎ取る剥ぎ取り作業の容易化を図ることができるという効果を奏する。
また、この発明にかかる被覆剥取器によれば、汎用性の高い被覆剥取器を提供することができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の構成を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の構成を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その4)である。 この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その5)である。 この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その6)である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の構造を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その4)である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その5)である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の使用例を示す説明図(その6)である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の別の使用例を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の別の使用例を示す説明図(その2)である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる被覆剥取器の好適な実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
(被覆剥取器の構成)
まず、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の構成について説明する。図1および図2は、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器の構成を示す説明図である。図1において、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100は、掴持部110と、操作部120と、連結金具130と、を備えている。
掴持部110は、一対の掴持体111(111a、111b)を備えている。一対の掴持体111は、それぞれ、一面側に、半円筒形状の溝201を備えている。溝201は、長さ方向(半円筒形状における軸心方向)の両端が開放されている。一対の掴持体111のそれぞれにおいては、幅寸法および深さが異なる溝201が複数(たとえば2本)設けられている。
掴持部110は、一対の掴持体111における溝201どうしを対向させた状態で、当該一対の掴持体111を当接させることによって、円筒形状の貫通孔112を形成する。幅寸法および深さが異なる溝201が複数設けられている場合、一対の掴持体111を当接させることによって、それぞれ内径の異なる貫通孔112を形成する。
掴持部110は、溝201の幅寸法および深さに応じて、内径の異なる複数の貫通孔112を形成する。掴持部110は、貫通孔112の内側に向けて突出する刃体113を備えている。刃体113は、所定長さの刃先(エッジ)を備え、刃先が貫通孔112の軸心方向に沿うように設けられている。
貫通孔112の内周面には、溝201の長さ方向すなわち貫通孔112の軸心方向に沿って連続する凹凸(図示を省略する)が設けられている。凹凸は、一対の掴持体111を当接させた状態において形成される貫通孔112の軸心周りに螺旋形状をなす複数条の畝を形成する。畝のピッチは、刃体113の刃先の長さよりも短い。
凹凸における凸部分の形状は、貫通孔112の内側(軸心側)ほど、すなわち、凸部分の先端側ほど幅が狭くなる形状とすることが好ましい。凹凸における凸部分の形状を先端側ほど幅が狭くなる形状とすることにより、被覆電線の剥ぎ取りに際して、当該被覆電線の被覆に畝の先端を食い込ませやすくして、被覆電線の長手方向において、被覆電線が掴持部110に対して滑りにくくすることができる。
一対の掴持体111は、それぞれ、一対の掴持体111の対向方向に沿って当該一対の掴持体111のそれぞれを貫通する貫通孔(図示を省略する)を備えている。一対の掴持体111のそれぞれに設けられた貫通孔のうち、一方の掴持体111aに設けられた貫通孔の内周面には、ネジ山が形成されている。一方の掴持体111aに設けられた貫通孔の内周面に形成されたネジ山には、外周面にネジ山が設けられて棒形状をなすシャフト202が螺合されている。
シャフト202の他端は、一対の掴持体111のそれぞれに設けられた貫通孔のうち、他方の掴持体111bに設けられた貫通孔を貫通して連結金具130に固定されている。これにより、一対の掴持体111は、シャフト202を介して連結されている。他方の掴持体111bに設けられた貫通孔112の内周面にはネジ山が形成されておらず、シャフト202は他方の掴持体111bに対して空転する。
連結金具130は、円筒形状をなし、軸心方向における一端側においてシャフト202の一端に固定されている。連結金具130は、軸心方向における他端側に、共用操作棒(図3における符号300を参照)の先端と嵌合する軸穴を備えている。連結金具130において、軸穴部分の外周面には、軸穴の周縁に連続し、略T字形状をなす溝が設けられている。この溝は、共用操作棒の先端に設けられたピンと係合することによって連結金具130を共用操作棒の先端に固定するツイストロック構造を構成する。ツイストロック構造については、公知の技術であるため説明を省略する。
一対の掴持体111において、互いに対向する面には、一対の掴持体111を当接させた状態において噛み合う係止部203が設けられている。係止部203は、たとえば、一対の掴持体111のうちの一方の掴持体111aに設けられた突起204と、一対の掴持体111のうちの他方の掴持体111bに設けられた凹部205と、によって実現することができる。係止部203を設けることにより、シャフト202を締め込む際に一対の掴持体111の位置がずれてしまうことを防止できる。
一方の掴持体111aにおいて、溝201が設けられた一面とは反対側の他面側には、円筒形状をなすガイド部材114が設けられている。ガイド部材114は、軸心方向が、溝201の長さ方向に直交し、溝201の深さ方向に平行になるように設けられている。ガイド部材114の内周側の空間は、一方の掴持体111aに設けられた貫通孔112に連続している。ガイド部材114の内周面には、ネジ山が設けられている。ガイド部材114は、一方の掴持体111aを貫通したシャフト202の一端と螺合される。
操作部120は、一対の掴持体111にそれぞれ設けられており、貫通孔112の軸心を中心とする円の半径方向に展延する板状部材121によって実現される。操作部120を実現する板状部材121のうち、一方の掴持体111aに設けられた第1の板状部材121aと、他方の掴持体111bに設けられた第2の板状部材121bとは、一対の掴持体111を組み合わせた状態において略円板形状をなす。第1の板状部材121aは、一方の掴持体111aの動作にともなって動作し、一対の掴持体111が離間した状態においては、第2の板状部材121bから離間する。
操作部120は、周縁部分に複数の被係止部122を備えている。被係止部122は、バインド打ち器のフックの係止を受け付ける。被係止部122は、たとえば、操作部120を実現する板状部材121を板厚方向に穿通する複数の穿通孔によって実現することができる。穿通孔は、貫通孔112の軸心を中心とする同一円周上に配置されていることが好ましい。さらに、穿通孔は、貫通孔112の軸心を中心とする同一円周上に等間隔で配置されていることが好ましい。
あるいは、被係止部122は、たとえば、一対の掴持体111にそれぞれ設けられて、一端が掴持体111に固定され、他端が貫通孔112の軸心を中心とする円の半径方向に展延する棒状部材の他端に設けられた環またはフックによって実現してもよい。また、被係止部122は、操作部120を実現する円板から板厚方向に突出する突起204によって実現してもよい。
(被覆剥取器100の使用例)
つぎに、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100の使用例について説明する。図3〜図8は、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100の使用例を示す説明図である。被覆剥取器100は、被覆電線の被覆の剥ぎ取り作業に用いる。
被覆電線の被覆の剥ぎ取り作業に際しては、まず、図3に示すように、共用操作棒の先端と連結金具130とを連結し、共用操作棒300の先端に被覆剥取器100を取り付ける。連結金具130は、ツイストロック構造を採用しているため、共用操作棒300の先端に設けられたピンを略T字型の溝201に挿入するようにして共用操作棒300の先端を嵌め込み、この状態で共用操作棒300の軸心周りに共用操作棒300を回転させることによって共用操作棒300に連結することができる。
つぎに、図4に示すように、一対の掴持体111を離間させた状態で、被覆剥取器100を被覆電線401に近づける。第1の板状部材121aは一方の掴持体111aに設けられており、第2の板状部材121bは他方の掴持体111bに設けられているため、一対の掴持体111を離間させた状態の第1の板状部材121aと第2の板状部材121bとは離間している。
そして、第1の板状部材121aと第2の板状部材121bとの間の開口部から、一対の掴持体111の間に被覆電線401を導き、一対の掴持体111における溝201の間に被覆電線401を位置付け、一対の掴持体111における溝201の間に被覆電線401が位置した状態で、共用操作棒300を軸心周りに回転させる。このとき、一方の掴持体111aの溝201に被覆電線401を引っ掛け、共用操作棒300を作業者の手元側に引き寄せるようにして共用操作棒300を軸心周りに回転させる。
これにより、共用操作棒300の回転にともなって一方の掴持体111aを回転させることなく一方の掴持体111aにシャフト202を締め込んで、図5および図6に示すように、一対の掴持体111どうしを当接させることができる。一対の掴持体111どうしが当接した状態においては、掴持部110における貫通孔112内に被覆電線401が位置付けられる。掴持部110における貫通孔112内に被覆電線401を位置付けた状態では、刃体113の刃先が、被覆電線401の被覆に突き刺さる。
つぎに、共用操作棒300を被覆剥取器100から取り外す。被覆剥取器100においては、連結金具130がツイストロック構造を採用しているため、共用操作棒300の軸心周りに、連結時とは反対方向に共用操作棒300を回転させることによって、共用操作棒300と連結金具130との連結を容易に解除し、被覆剥取器100から共用操作棒300を取り外すことができる。
このとき、共用操作棒300は、先端を被覆剥取器100に押しつけるようにして回転させる。これにより、共用操作棒300の回転に連動して、一対の掴持体111を離間させる方向(緩む方向)にシャフト202を回転させることなく、共用操作棒300を被覆剥取器100から取り外すことができる。
つぎに、図7および図8に示すように、バインド打ち器701を用いて、バインド打ち器701のフックを、操作部120における被係止部122に引っ掛ける。そして、引っ掛けたバインド打ち器701を引き下ろすように共用操作棒300を操作する。これにより、被覆剥取器100は、被覆電線401周りに回転する。掴持部110における貫通孔112の内周面には螺旋形状をなす畝が設けられているため、被覆剥取器100を被覆電線401周りに回転させることにより、被覆剥取器100は、被覆電線401の長手方向に沿って移動する。
上記のように、刃体113の刃先が被覆電線401の被覆に突き刺さっているため、被覆剥取器100が被覆電線401の長手方向に沿って移動することにより、被覆剥取器100を被覆電線401周りに回転させることにより、刃体113によって被覆電線401の被覆を被覆電線401の長手方向に沿って連続して剥離することができる。被覆剥取器100の被係止部122にバインド打ち器701を引っ掛けて回転させる動作は、所望の長さにわたって被覆が剥ぎ取られるまで複数回繰り返す。
また、被覆剥取器100は、連結金具130に共用操作棒300を連結せず、作業者が被覆剥取器100を直接手で操作することにより、被覆剥取器100単独で使用することができる。この場合、作業者は、たとえば、一方の手で被覆電線401に引っ掛けた他方の掴持体111bを抑え、他方の手で連結金具130を把持して当該連結金具130を軸心周りに回転させる。これにより、間接活線作業以外でも使用することができる、汎用性の高い被覆剥取器100を提供することができる。
その後、一方の手で被覆電線401を押さえて、他方の手で操作部120を把持して、被覆剥取器100を被覆電線401周りに回転させる。被係止部122が板状部材121に設けられた穿通孔によって実現されているため、板状部材121の周縁から穿通孔内に手指を掛けて、板状部材121を握った状態で被覆剥取器100を被覆電線401周りに回転させることができる。これにより、被覆剥取器100は、被覆電線401の長手方向に沿って移動しながら被覆を剥ぎ取る。
操作部120が略円板形状をなし、貫通孔112の軸心を中心とする同一円周上に複数の穿通孔が設けられているため、バインド打ち器701を引っ掛ける場合も、作業者が直接手で操作する場合も、貫通孔112の軸心から穿通孔において操作力が作用する位置までの距離を常に等しくすることができる。これにより、いずれの穿通孔を利用して操作しても、常に同じ力で被覆剥取器100を被覆電線401周りに回転させることができる。
被覆電線401から所望の長さにわたって被覆を剥ぎ取った後は、被覆剥取器100の連結金具130に共用操作棒300を連結する。そして、図5や図6において矢印で示す方向とは逆方向に共用操作棒300を回転させ、一対の掴持体111、および、第1の板状部材121aと第2の板状部材121bとを離間させる。その後、一対の掴持体111を離間させた状態の被覆剥取器100を、図4において矢印で示す方向とは逆方向に移動させ、被覆電線401から離間させる。これにより、被覆電線401から被覆剥取器100を取り外すことができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100は、両端が開放された半円筒形状の溝201が一面側に形成された一対の掴持体111と、一対の掴持体111の少なくとも一方の掴持体111aに設けられて、溝201どうしを対向させた状態で当該一対の掴持体111を組み合わせることにより形成される貫通孔112の内側に向けて突出する刃体113と、一対の掴持体111のそれぞれに設けられ、組み合わせた状態の当該一対の掴持体111の外側においてフックの係止を受け付ける複数の被係止部122と、外周面にネジ山が設けられた棒形状をなし、一端が一方の掴持体111aを貫通し他端が一対の掴持体111のうちの他方の掴持体111bに螺合され、軸心周りに回転することにより一対の掴持体111を接離可能に連結するシャフト202と、シャフト202の一端に連結され、共用操作棒300の先端に設けられた連結部と連結可能な連結金具130と、を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、連結金具130に連結する連結具を先端に備えた1本の共用操作棒300を用いて、被覆電線401への被覆剥取器100の取り付け、および、被覆電線401からの被覆剥取器100の取り外しをおこなうことができる。これにより、被覆電線401への被覆剥取器100の取り付け、および、被覆電線401からの被覆剥取器100の取り外し作業の容易化を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、共用操作棒300の先端に連結されたバインド打ち器701のフックを引っ掛けて、当該共用操作棒300を引き下ろす作業を繰り返すだけで、被覆電線401の被覆を容易かつ確実に剥ぎ取ることができる。これにより、被覆剥取器100を別途支持することなく、バインド打ち器701のみを用いて被覆電線401の被覆を剥ぎ取ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、被覆電線401への被覆剥取器100の取り付け、被覆電線401の被覆を剥ぎ取り、被覆電線401からの被覆剥取器100の取り外す、という各段階における各作業を、1種類の間接活線工具を用いておこなうことができる。すなわち、被覆電線401への被覆剥取器100の取り付ける段階や被覆電線401からの被覆剥取器100の取り外す段階では、共用操作棒300のみを用いて作業をおこなうことができ、被覆電線401の被覆を剥ぎ取る段階では、バインド打ち器701のみを用いて作業をおこなうことができる。
これにより、一度に複数の間接活線工具を操作したり、作業の途中で間接活線工具を持ちかえたりすることなく、被覆電線から被覆を剥ぎ取る剥ぎ取り作業の容易化を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、被覆剥取器100を作業者が直接手で操作して、被覆剥取器100単独で使用することができる。これにより、被覆電線401からの被覆の剥ぎ取り作業に幅広く利用することができ、被覆剥取器100の汎用性を高めることができる。
このように、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、被覆電線401から被覆を剥ぎ取る剥ぎ取り作業の容易化を図ることができる。また、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、被覆剥取器100の汎用性を高めることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100は、一対の掴持体111にそれぞれ設けられて、貫通孔112の軸心を中心とする円の半径方向に展延する板状部材121を備え、被係止部122が、板状部材121を板厚方向に穿通する複数の穿通孔であることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、簡易な構成で被係止部122を実現することができるため、被覆剥取器100の軽量化を図ることができる。これにより、被覆剥取器100を取り扱いやすくして、操作性や運搬性を高めることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100は、一対の掴持体111にそれぞれ設けられて、一端が掴持体111に固定され、他端が貫通孔112の軸心を中心とする円の半径方向に展延する棒状部材を備え、被係止部122が、棒状部材の他端に設けられた環またはフックであることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、簡易な構成で被係止部122を実現することができるため、被覆剥取器100の軽量化を図ることができる。これにより、被覆剥取器100が取り扱いやすくなり、操作性や運搬性を高めることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100は、被係止部122が、貫通孔112の軸心を中心とする同一円周上に配置されていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の被覆剥取器100によれば、貫通孔112の軸心から被係止部122において操作力が作用する位置までの距離を常に等しくすることができる。これにより、いずれの被係止部122を利用して操作しても、常に同じ力で被覆剥取器100を被覆電線401周りに回転させることができる。
そして、これにより、作業者は、たとえば、被覆剥取器100を回転させたい量や、被係止部122と作業者との位置関係など作業の状況に応じて、最適な被係止部122に操作力を加えて被覆剥取器100を回転させることができるので、作業効率の向上を図ることができる。
<実施の形態2>
つぎに、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器について説明する。実施の形態2においては、上述した実施の形態1と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。
(被覆剥取器の構造)
まず、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の構造について説明する。図9は、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器の構造を示す説明図である。図9において、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900は、掴持部910と狭持部920とを備えている。
掴持部910は、一対の掴持体911(911a、911b)を備えている。一対の掴持体911は、それぞれ、一面側に、半円筒形状の溝201を備えている。溝201は、長さ方向(半円筒形状における軸心方向)の両端が開放されている。掴持部910は、一対の掴持体911が当接した状態において形成される円筒形状の貫通孔112の内側に向けて突出する刃体113を備えている。刃体113は、刃先が貫通孔112の軸心方向に沿うように設けられている。
一対の掴持体911は、一対の掴持体911の間に設けられた付勢部材912によって連結されている。付勢部材912は、一対の掴持体911に対して、掴持体911どうしを離間させるように付勢する付勢力を作用させる。付勢部材912は、たとえば、圧縮スプリングによって実現することができる。これにより、一対の掴持体911は、外力が加えられていない状態においては、離間している。
一対の掴持体911のそれぞれには、略半円筒形状をなす軸形成部材913が設けられている。一対の掴持体911のうちの一方の掴持体911aに設けられた軸形成部材913と、他方の掴持体911bに設けられた軸形成部材913とは、一対の掴持体911が当接した状態において当接し、円筒形状の軸部(図11における符号1101を参照)を形成する。軸部の内径は、貫通孔112の内径と等しい。
各軸形成部材913の外周面には、それぞれ、周面に沿って、外周方向に突出する複数のラチェット歯914が設けられている。ラチェット歯914は、それぞれ、軸部の半径方向に対して一定角度で傾いた状態で突出している。複数のラチェット歯914は、一対の掴持体911が当接し、円筒形状の軸部を形成した状態において、環状のギア(ラチェット歯車:図12における符号1201を参照)を構成する。
各軸形成部材913において、掴持体911とは反対側の端部には、軸形成部材913の外表面から鍔状に張り出したフランジ部材915がそれぞれ設けられている。フランジ部材915は、一対の掴持体911が当接し、円筒形状の軸部を形成した状態において、環状のフランジを構成する。
狭持部920は、一対の狭持体921(921a、921b)を備えている。一対の狭持体921は、それぞれ、一面側に、半円筒形状の凹部922を備えている。凹部922は、長さ方向(半円筒形状における軸心方向)の両端が開放されている。一対の狭持体921は、それぞれ、一面側に形成された凹部922を対向させた状態で配置されている。
一対の狭持体921は、それぞれ、一対の狭持体921の対向方向に沿って当該一対の狭持体921のそれぞれを貫通する貫通孔(図示を省略する)を備えている。一対の狭持体921のそれぞれに設けられた貫通孔のうち、一方の狭持体921aに設けられた貫通孔の内周面には、ネジ山が形成されている。一方の狭持体921aに設けられた貫通孔の内周面に形成されたネジ山には、外周面にネジ山が設けられて棒形状をなすシャフト202が螺合されている。
シャフト202の他端は、一対の狭持体921のそれぞれに設けられた貫通孔のうち、他方の狭持体921bに設けられた貫通孔を貫通して連結金具130に固定されている。これにより、一対の狭持体921は、シャフト202を介して連結されている。他方の狭持体921bに設けられた貫通孔112の内周面にはネジ山が形成されておらず、シャフト202は他方の狭持体921bに対して空転する。
一対の狭持体921は、当該一対の狭持体921における互いに当接する面どうしの間隔が、一対の掴持体911が当接して円筒形状の軸部を形成した状態における軸部の外径寸法よりも大きい寸法となるまで離間させることができる。
シャフト202の他端は、一対の狭持体921のそれぞれに設けられた貫通孔のうち、他方の狭持体921bに設けられた貫通孔を貫通して支持体930に固定されている。支持体930は、内側に貫通孔112を備えた筒形状をなす。支持体930の長さ方向(貫通孔112の貫通方向)における一端は、他方の狭持体921bに固定されている。支持体930の長さ方向における他端には、シャフト202の他端に連結された連結金具130が設けられている。
支持体930は、第1の支持体931と第2の支持体932とを備えている。第1の支持体931と第2の支持体932とは、軸933を介して回動可能に連結されている。他方の狭持体921bに設けられた貫通孔112の内周面および支持体930の内周面にはネジ山が形成されておらず、シャフト202は他方の狭持体921bに対して空転する。支持体930は、シャフト202の軸心周りの回動に連動して、支持体930の軸心周りに回動する。
凹部922の内面には、ベアリング923が設けられている。ベアリング923は、同心円上に配置される径の異なる2つの円筒部材の間に転動体を狭持することによって構成されており、大径の円筒部材の外周面の一部を凹部922内に臨ませた状態で配置されている。各ベアリング923は、軸心方向を凹部922の軸心方向と平行にした状態で配置されている。ベアリング923は、凹部922の軸心を中心とする円周に沿って複数配置されている。
ベアリング923に代えて、たとえば、軸心周りに回転可能なころ(円柱体)を設けてもよい。ベアリング923に代えてころを用いる場合、当該ころの軸心が凹部922の軸心と平行になり、かつころの外周面の一部を凹部922内に臨ませた状態で取り付ける。また、ベアリング923に代えて、たとえば、球体を用いてもよい。ころや球体は、たとえば、金属などの硬度の高い材料を用いて形成されたものを用いる。
狭持部920は、一対の狭持体921における凹部922どうしを対向させた状態で、当該一対の狭持体921を当接させることによって貫通孔112を形成する。貫通孔112の内径寸法は、軸部の外径寸法と同等以上とされている。より具体的に、貫通孔112の内径寸法は、狭持体における凹部922の表面から突出するベアリング923の突出量に基づいて定められ、ベアリング923における軸心側の頂点をつないで形成される円の径が軸部の外径寸法と同等となるように設定されている。
一対の狭持体921のうちの一方の狭持体921aには、ラチェット歯車のラチェット歯914に噛み合う歯止め部材924が設けられている。歯止め部材924は、一端が一方の狭持体921aに対して回動可能に支持され、他端がラチェット歯車に当接するように付勢されている。具体的には、たとえば、圧縮スプリング(図12における符号1202を参照)を用いて、歯止め部材924の他端をラチェット歯車に当接するように付勢することができる。
(被覆剥取器900の使用例)
つぎに、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900の使用例について説明する。実施の形態2においては、上述した実施の形態1と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。図10〜図15は、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900の使用例を示す説明図である。
被覆電線401の被覆の剥ぎ取り作業に際しては、まず、一対の狭持体921を軸部の外径寸法よりも大きい寸法となるまで離間させる。つぎに、狭持部920に掴持部910を取り付ける。具体的には、掴持部910における付勢部材912の付勢力に抗して互いに当接させた状態にした一対の掴持体911を、一対の狭持体921の間に形成される隙間から挿入する。このとき、一対の狭持体921の対向方向において、各軸形成部材913の外周面に形成されたラチェット歯914が歯止め部材924と重複するように、狭持部920に対する掴持部910の位置を調整する。
一対の掴持体911の間には、掴持体911どうしを離間させるように付勢する付勢部材912が設けられているため、掴持部910における軸部が一対の狭持体921の凹部922の間に位置付けられた状態で圧縮を解除すると、図10に示すように、付勢部材912の付勢力によって一対の掴持体911とともに一対の軸形成部材913が互いに離間し、各軸形成部材913の外周面が狭持体の凹部922における内周面に押しつけられるようにして当接する。
これにより、図11に示すように、各軸形成部材913の外周面にベアリング923の外周面が当接する。また、これにより、図12に示すように、各軸形成部材913の外周面に形成されたラチェット歯914によって構成されるラチェット歯車1201と、歯止め部材924とが噛み合い、掴持部910と狭持部920とが一体化される。また、このとき、一方の軸形成部材913に設けられてラチェット歯車1201を構成するラチェット歯914に、一方の狭持体921aに設けられた歯止め部材924が食い込む。
つぎに、図13に示すように、共用操作棒300の先端と連結金具130とを連結し、掴持部910と一体化された狭持部920を共用操作棒300の先端に取り付ける。そして、狭持部920における一対の狭持体921の間の開口部から、一対の掴持体911の間に被覆電線401を導き、一対の掴持体911における凹部922の間に被覆電線401を位置付ける。軸形成部材913の先端にフランジ部材915が設けられているため、軸部1101が狭持体から抜け落ちてしまうことを防止できる。
そして、図14に示すように、一対の掴持体911における凹部922の間に被覆電線401が位置した状態で、共用操作棒300を軸心周りに回転させる。シャフト202および支持体930は、共用操作棒300の回転に連動して回転する。シャフト202が回転すると、シャフト202の先端が、一方の狭持体921aに設けられた貫通孔内のネジ山と螺合する。このように、一方の掴持体911aにシャフト202を締め込むことによって、一対の狭持体921どうしを近付け、当接させることができる。
また、シャフト202は他方の狭持体921bに対して空転するため、共用操作棒300の回転にともなって一方の掴持体911aを回転(ねじれ)させることなく、一対の狭持体921どうしを近付け、当接させることができる。そして、一対の狭持体921どうしを当接させることによって、一対の狭持体921の間に位置づけられている一対の軸形成部材913どうしを当接させることができる。
一対の掴持体911どうしおよび一対の軸形成部材913どうしが当接した状態においては、掴持部910における貫通孔112内および軸部1101における貫通孔112内に被覆電線401が位置付けられ、刃体113の刃先が、被覆電線401の被覆に食い込む。
また、一対の軸形成部材913どうしが当接した状態においては、当接した一対の軸形成部材913によって構成されるラチェット歯車1201と、狭持部920に設けられた歯止め部材924と、によってラチェット機構が構成される。ラチェット機構においては、ラチェット歯車1201に対して正方向(図12における反時計回り方向)への回転力が加えられた場合、ラチェット歯車1201のラチェット歯914にもたれ掛かるように付勢されている歯止め部材924が、ラチェット歯車1201におけるラチェット歯914を容易に乗り越え、ラチェット歯車1201が正方向に回転(正回転)する。歯止め部材924は、ラチェット歯車1201におけるラチェット歯914を乗り越えた後、ラチェット歯914とラチェット歯914の間の凹部922部分に落ち着く。
また、ラチェット歯車1201に対して、正方向とは逆方向(図12における時計回り方向)への回転力が加えられた場合、ラチェット歯車1201にもたれ掛かるように付勢されている歯止め部材924が、ラチェット歯車1201におけるラチェット歯914とラチェット歯914の間の凹部922部分に食い込む。これにより、ラチェット歯車1201の、逆方向への回転(逆回転)が規制される。
図15に示すように、実施の形態2の被覆剥取器900においては、共用操作棒300を作業者側に引き寄せる動作と、共用操作棒300を被覆剥取器900側に押し上げる動作と、を繰り返すことにより、ラチェット歯車1201を備えた軸部1101、すなわち、掴持部910が正方向にのみ回転(正回転)する。そして、掴持部910における貫通孔112の内周面には螺旋形状をなす畝が設けられているため、掴持部910は回転することにより、被覆電線401の長手方向に沿って移動する。
上記のように、刃体113の刃先が被覆電線401の被覆に食い込んでいるため、被覆剥取器900が被覆電線401の長手方向に沿って移動することにより、掴持部910を被覆電線401周りに回転させ、刃体113によって被覆電線401の被覆を被覆電線401の長手方向に沿って連続して剥離することができる。共用操作棒300を片手で上下動させることによって被覆電線401の被覆を剥ぎ取ることができる。
被覆剥取器900を用いることにより、共用操作棒300を片手で上下動させることによって被覆電線401の被覆を剥ぎ取ることができるため、被覆電線401の周囲に十分なスペースがない場合にも、掴持部910を回転させるだけのスペースがあれば、被覆電線401の被覆を剥ぎ取ることができる。また、被覆剥取器900によれば、掴持部910を回転させる際に共用操作棒300の着脱を不要とすることができる。
共用操作棒300を上下動させる動作は、所望の長さにわたって被覆が剥ぎ取られるまで複数回繰り返す。具体的には、たとえば、片手でトング(図示を省略する)を把持し、当該トングによって被覆電線401における所望の剥取り長さの位置を把持する。そして、片手でトングを把持しながら、もう一方の手で共用操作棒300を上下動させる。その後、被覆剥取器900がトングに接触したら、さらに掴持部910を回転させることによって剥ぎ取った被覆を切断する。被覆を所望の長さにわたって剥ぎ取ることができる。トングによって被覆電線401を把持することにより、被覆の剥ぎ取り長さを定めるだけでなく、共用操作棒300を上下動させる動作による被覆電線401の揺動を抑制することができる。
(被覆剥取器900の別の使用例)
つぎに、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900の別の使用例について説明する。実施の形態2においては、上述した実施の形態1と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。図16および図17は、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900の別の使用例を示す説明図である。
被覆電線401の周囲に十分なスペースがある場合、図16および図17に示すように、当該被覆電線401の下方において共用操作棒を往復動させてもよい。これにより、共用操作棒300を上下動させる場合よりも、1回あたりの掴持部910の回転量を多くすることができるので、さらなる作業効率の向上を図ることができる。
また、被覆剥取器900は、連結金具130に共用操作棒300を連結せず、作業者が被覆剥取器900を直接手で操作することにより、被覆剥取器900単独で使用することもできる。これにより、間接活線作業以外でも使用することができる、汎用性の高い被覆剥取器900を提供することができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900は、掴持部910と、狭持部920と、を備える。そして、被覆剥取器900における掴持部910が、両端が開放された半円筒形状の凹部922が一面側に形成された一対の掴持体911と、一対の掴持体911を互いに離間する方向に付勢する付勢部材912と、一対の掴持体911の少なくとも一方に設けられて、凹部922どうしを対向させた状態で当該一対の掴持体911を組み合わせることにより形成される貫通孔112の内側に向けて突出する刃体113と、一対の掴持体911のそれぞれに設けられ、貫通孔112の軸心を中心とする同一円周上に配置されて当該円の半径方向に対して傾斜した方向に沿って突出する複数のラチェット歯914と、を備えたことを特徴としている。
また、被覆剥取器900における狭持部920が、両端が開放され、ラチェット歯914の先端をつないで形成される円の半径よりも半径が大きい半円筒形状の凹部922が一面側に形成された一対の狭持体921と、一対の狭持体921のうちの少なくとも一方の狭持体921aに設けられ、凹部922どうしを対向させた状態で当該一対の狭持体921を組み合わせることにより形成される貫通孔112の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能に連結され、回動することにより、当該貫通孔112の内周面から所定量突出する第1の位置と当該第1の位置よりも内周面に近い第2の位置との間で揺動する歯止め部材924と、歯止め部材924を第2の位置側から第1の位置側に付勢する付勢部材912と、外周面にネジ山が設けられた棒形状をなし、一端が一対の狭持体921のうちの一方の狭持体921aを貫通し他端が他方の狭持体921bに螺合されて、軸心周りに回転することにより一対の狭持体921を接離可能に連結するシャフト202と、シャフト202の一端に連結され、共用操作棒300の先端に設けられた連結部と連結可能な連結金具130と、を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900によれば、連結金具130に連結する連結具を先端に備えた共用操作棒300を1本用いて、被覆電線401への被覆剥取器900の取り付け、被覆の剥ぎ取り、および、被覆電線401からの被覆剥取器900の取り外しをおこなうことができる。これにより、共用操作棒300を持ち替えたり先端工具を取り替えたりすることなく被覆電線401から被覆を剥ぎ取ることができ、被覆電線401からの被覆の剥ぎ取り作業の容易化を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900は、一対の掴持体911が、それぞれ、貫通孔112の軸心方向における一端側が周囲よりも外径寸法が小さい半円筒形状をなし、当該貫通孔112を形成した状態において円筒形状の軸部1101を構成する一対の軸形成部材913を備え、ラチェット歯914が、当該一対の軸形成部材913の外周面に設けられていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900によれば、掴持部910において狭持部920における凹部922と連結する軸部1101の外径寸法を、周囲よりも小さくすることにより、狭持部920を大型化することなく掴持部910と狭持部920とを連結し、ラチェット機構を構成することができる。これにより、被覆剥取器900の軽量化を図り、被覆剥取器900を取り扱いやすくして、操作性や運搬性を高めることができる。
また、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900は、凹部922に設けられ、貫通孔112の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能であって、外表面の少なくとも一部を貫通孔112内に臨ませたベアリング923を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900によれば、狭持部920と掴持部910とを連結した状態では、凹部922内において掴持体911の外表面がベアリング923に当接するため、ラチェット機構による掴持部910の回転をスムーズにすることができる。これにより、被覆電線401からの被覆の剥ぎ取りにかかる作業者の負担軽減を図り、被覆電線401からの被覆の剥ぎ取り作業の容易化を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態2の被覆剥取器900は、ベアリングに代えて、貫通孔112の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能であって、外表面の少なくとも一部を貫通孔112内に臨ませた転動体を備えていてもよい。
このような被覆剥取器900によれば、狭持部920と掴持部910とを連結した状態では、凹部922内において掴持体911の外表面が転動体の外周面に当接するため、ラチェット機構による掴持部910の回転をスムーズにすることができる。これによっても、被覆電線401からの被覆の剥ぎ取りにかかる作業者の負担軽減を図り、被覆電線401からの被覆の剥ぎ取り作業の容易化を図ることができる。
以上のように、この発明にかかる被覆剥取器は、被覆電線の被覆を剥ぎ取る被覆剥取器に有用であり、特に、作業スペースが限られた状態でおこなう間接活線作業において被覆電線の被覆を剥ぎ取る被覆剥取器に適している。
100 被覆剥取器
111、111a、111b 掴持体
112 貫通孔
113 刃体
110 掴持部
120 操作部
121、121a、121b 板状部材
122 被係止部
130 連結金具
201 溝
202 シャフト
300 共用操作棒
401 被覆電線
900 被覆剥取器
910 掴持部
911、911a、911b 掴持体
912 付勢部材
913 軸形成部材
914 ラチェット歯
920 狭持部
921、921a、921b 狭持体
922 凹部
923 ベアリング
924 歯止め部材
930 支持体
1202 圧縮スプリング

Claims (8)

  1. 両端が開放された半円筒形状の溝が一面側に形成された一対の掴持体と、
    前記一対の掴持体の少なくとも一方の掴持体に設けられて、前記溝どうしを対向させた状態で当該一対の掴持体を組み合わせることにより形成される貫通孔の内側に向けて突出する刃体と、
    前記一対の掴持体のそれぞれに設けられ、組み合わせた状態の当該一対の掴持体の外側においてフックの係止を受け付ける複数の被係止部と、
    外周面にネジ山が設けられた棒形状をなし、一端が前記一方の掴持体を貫通し他端が前記一対の掴持体のうちの他方の掴持体に螺合され、軸心周りに回転することにより一対の掴持体を接離可能に連結するシャフトと、
    前記シャフトの一端に連結され、共用操作棒の先端に設けられた連結部と連結可能な連結金具と、
    を備えたことを特徴とする被覆剥取器。
  2. 前記一対の掴持体にそれぞれ設けられて、前記貫通孔の軸心を中心とする円の半径方向に展延する板状部材を備え、
    前記被係止部は、前記板状部材を板厚方向に穿通する複数の穿通孔であることを特徴とする請求項1に記載の被覆剥取器。
  3. 前記一対の掴持体にそれぞれ設けられて、一端が前記掴持体に固定され、他端が前記貫通孔の軸心を中心とする円の半径方向に展延する棒状部材を備え、
    前記被係止部は、前記棒状部材の他端に設けられた環またはフックであることを特徴とする請求項1に記載の被覆剥取器。
  4. 前記被係止部は、前記貫通孔の軸心を中心とする同一円周上に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の被覆剥取器。
  5. 掴持部と、狭持部と、を備えた被覆剥取器であって、
    前記掴持部は、
    両端が開放された半円筒形状の溝が一面側に形成された一対の掴持体と、
    前記一対の掴持体を互いに離間する方向に付勢する付勢部材と、
    前記一対の掴持体の少なくとも一方に設けられて、前記溝どうしを対向させた状態で当該一対の掴持体を組み合わせることにより形成される貫通孔の内側に向けて突出する刃体と、
    前記一対の掴持体のそれぞれに設けられ、前記貫通孔の軸心を中心とする同一円周上に配置されて当該円の半径方向に対して傾斜した方向に沿って突出する複数のラチェット歯と、を備え、
    前記狭持部は、
    両端が開放され、前記ラチェット歯の先端をつないで形成される円の半径よりも半径が大きい半円筒形状の凹部が一面側に形成された一対の狭持体と、
    前記一対の狭持体のうちの少なくとも一方の狭持体に設けられ、前記凹部どうしを対向させた状態で当該一対の狭持体を組み合わせることにより形成される貫通孔の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能に連結され、回動することにより、当該貫通孔の内周面から所定量突出する第1の位置と当該第1の位置よりも前記内周面に近い第2の位置との間で揺動する歯止め部材と、
    前記歯止め部材を前記第2の位置側から前記第1の位置側に付勢する付勢部材と、
    外周面にネジ山が設けられた棒形状をなし、一端が前記一対の狭持体のうちの一方の狭持体を貫通し他端が他方の狭持体に螺合されて、軸心周りに回転することにより前記一対の狭持体を接離可能に連結するシャフトと、
    前記シャフトの一端に連結され、共用操作棒の先端に設けられた連結部と連結可能な連結金具と、を備えたことを特徴とする被覆剥取器。
  6. 前記一対の掴持体は、それぞれ、前記貫通孔の軸心方向における一端側が周囲よりも外径寸法が小さい半円筒形状をなし、当該貫通孔を形成した状態において円筒形状の軸部を構成する一対の軸形成部材を備え、前記ラチェット歯は、当該一対の軸形成部材の外周面に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の被覆剥取器。
  7. 前記凹部に設けられ、前記貫通孔の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能であって、外表面の少なくとも一部を前記貫通孔内に臨ませたベアリングを備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の被覆剥取器。
  8. 前記凹部に設けられ、前記貫通孔の軸心方向と平行な軸心周りに回動可能であって、外表面の少なくとも一部を前記貫通孔内に臨ませた転動体を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の被覆剥取器。
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