JP2019179326A - 情報処理装置のためのプログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置のためのプログラムおよび情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019179326A
JP2019179326A JP2018067094A JP2018067094A JP2019179326A JP 2019179326 A JP2019179326 A JP 2019179326A JP 2018067094 A JP2018067094 A JP 2018067094A JP 2018067094 A JP2018067094 A JP 2018067094A JP 2019179326 A JP2019179326 A JP 2019179326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
setting
target data
character string
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018067094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7063063B2 (ja
Inventor
唯 神間
Yui Kamma
唯 神間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2018067094A priority Critical patent/JP7063063B2/ja
Publication of JP2019179326A publication Critical patent/JP2019179326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7063063B2 publication Critical patent/JP7063063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】文字列画像データを含む画像データが印刷される場合に、ユーザにとって好適な設定項目について設定可能な印刷設定画面を表示する。【解決手段】情報処理装置のCPUは、印刷対象として受け付けられた対象データのデータ形式が画像データ形式である場合、対象データが文字列画像データを含んでいることを含む特定条件を満たすか否かを判断する。受け付けられた対象データのデータ形式が文書データ形式であるか又は対象データのデータ形式が画像データ形式であり、且つ、特定条件が満たされる場合、文書設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な文書用設定画面を表示部に表示する。受け付けられた対象データのデータ形式が画像データ形式であり、且つ、特定条件が満たされない場合、文書設定項目と異なる写真設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な写真用設定画面を表示部に表示する。【選択図】図3

Description

本明細書に開示の技術は、印刷のための設定画面を表示する情報処理装置に関する。
特許文献1には、MFPに印刷指令を送信する情報処理装置が開示されている。情報処理装置は、ユーザ操作により選択された写真印刷と文書印刷とのいずれかのコンテンツデータを受け付ける。なお、JPEG形式の写真画像データが、写真印刷のときのコンテンツデータの例であり、PDF形式の文書データが文書印刷のときのコンテンツデータの例である。情報処理装置は、設定値を設定するための印刷設定画面を表示する。写真印刷と文書印刷では、ユーザが設定しておくであろう設定値が異なる。そのため、情報処理装置は、印刷設定画面において、写真印刷と文書印刷では、異なるデフォルトの設定値を提供する。
特開2014−174664号公報
特許文献1に記載された技術では、ユーザが文字列画像データを含む画像データを印刷する場合、写真印刷の設定値が印刷設定画面に表示される。しかしながら、画像データには文字列画像データが含まれている場合があるため、その場合は、ユーザは文書印刷の設定値を設定したい可能性がある。そのため、特許文献1に記載された技術では、文字列画像データを含む画像データが印刷される場合、文書印刷の設定値を設定したいユーザは、設定値を変更する必要があり、手間がかかる。
本発明では、文字列画像データを含む画像データが印刷される場合に、ユーザにとって好適な印刷設定画面を表示し得る技術を開示する。
本明細書に開示されているプログラムは、情報処理装置のためのプログラムであって、前記情報処理装置の操作部を介して、印刷対象とする対象データを受け付ける第1の受付部と、受け付けられた前記対象データのデータ形式が画像データ形式である場合、前記対象データが文字列画像データを含んでいることを含む特定条件を満たすか否かを判断する判断処理を実行する第1の判断部と、受け付けられた前記対象データのデータ形式が文書データ形式である第1の状況、または、前記対象データのデータ形式が画像データ形式であり、且つ、前記第1の判断部により前記特定条件が満たされると判断される第2の状況では、文書設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な第1の設定画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第1の表示制御部と、受け付けられた前記対象データのデータ形式が前記画像データ形式であり、且つ、前記第1の判断部により前記特定条件が満たされないと判断される第3の状況では、前記文書設定項目と異なる写真設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な第2の設定画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第2の表示制御部、として前記情報処理装置のコンピュータを機能させることを特徴とする。
上記構成によると、対象データの受付後に、対象データが文字列画像データを含んでいることを含む特定条件が満たされる場合、文書設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な第1の設定画面が表示される。一方で、特定条件が満たされない場合、写真設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な第2の設定画面が表示される。従って、文字列画像データを含む画像データが印刷対象として受け付けられた場合であっても、ユーザにとって好適な設定項目について設定可能な印刷設定画面を表示し得る。
上記のプログラムと同様の効果を奏する情報処理装置も、新規で有用である。また、上記のプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も、新規で有用である。また、上記の情報処理装置によって実行される方法も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 第1実施形態の情報処理装置の表示部に表示される画面の一例を示した図であり、(a)はデータ選択画面を示し、(b)は写真用設定画面を示し、(c)は文書用設定画面を示した図である。 第1実施形態のメイン処理のフローチャートを示した図である。 第1実施形態の判断処理のフローチャートを示した図である。 第1、2実施形態の上部エッジ判断処理のフローチャートを示した図である。 第1、2実施形態の具体的なケースを説明するための図であり、(a)は画像S1を、(b)は画像S2を、(c)は画像S3を、(d)は画像S4を示した図である。 第2実施形態の情報処理装置10の表示部に表示される画面の一例を示した図であり、(a)はトップ画面を示し、(b)は用途選択画面を示した図である。 第2実施形態の情報処理装置10の表示部に表示される画面の一例を示した図であり、(a)は画像選択画面を示し、(b)は文書選択画面を示し、(c)はプレビュー画面を示した図である。 第2実施形態の情報処理装置10の表示部に表示される画面の一例を示した図であり、(a)は写真用設定画面を示し、(b)は文書用設定画面を示し、(c)はメッセージ画面を示した図である。 第2実施形態のメイン処理のフローチャートを示した図である。 図10の続きのフローチャートを示した図である。 図10、図11の続きのフローチャートを示した図である。 第2実施形態の判断処理のフローチャートを示した図である。
<第1実施形態>
[通信システム1の構成;図1]
図1は通信システム1の構成を示した図である。通信システム1は、情報処理装置10、MFP40を備える。アクセスポイント70は、既知の中継装置である。本通信システム1は、情報処理装置10およびMFP40は1台有しているが、それぞれ、複数台有していてもよい。また、MFP40の代わりに、プリンタ機能のみを備えたプリンタや、スキャン機能のみを備えたスキャナ、FAX機能を備えたファクシミリ機であってもよいし、情報処理装置10の代わりに、タブレットやスマートフォンやPDAなどであってもよい。
[情報処理装置10の構成;図1]
情報処理装置10は、例えば、Android(Google Inc.の登録商標)やiOS(Cisco社の登録商標)のプラットフォームを搭載したスマートフォンである。情報処理装置10は、CPU12、記憶部14、無線通信インターフェース(無線通信IF)26、操作部28、表示部30、およびカメラ32を主に備えている。情報処理装置10を構成する各構成要素は、相互に接続されている。なお、本明細書では、インターフェースのことを「IF」と記載する。
CPU12は、記憶部14、無線通信IF26、操作部28、表示部30、およびカメラ32と接続されており、記憶部14に記憶されるアプリケーション16や、無線通信IF26などを介して送受信される各種信号などに従って、各機能の制御を行う。
記憶部14は、一例として、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDDなどで構成されている。記憶部14には、アプリケーション16と、OS20と、写真印刷設定22と、文書印刷設定23と、が記憶されている。また、詳細は後述するが、記憶部14には、更に、文書フラグDfと写真カウンタPhとが記憶される(不図示)。
OS20は、表示部30に各種の画像を表示させる機能や、アプリケーション16に利用される基本的な機能を、提供するプログラムである。またOS20は、アプリケーション16が各種ハードウェアに指示をするためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供するプログラムでもある。アプリケーション16は、MFP40のベンダによって提供されるアプリケーションである。
アプリケーション16は、インターネット90上の不図示のサーバから情報処理装置10にインストールされてもよいし、MFP40と共に出荷されるメディアから情報処理装置10にインストールされてもよい。なお、アプリケーション16を実行するCPU12がデータを取得するとは、例えば、OS20が出力したデータを受信する処理を指してもよい。MFP40のベンダによって提供されるアプリケーション16は、文字列認識処理を実行するプログラムを含む。文字認識処理は、公知のOCR(Optical Character Reader)技術を用いて、画像データを解析することによって、画像内の文字に関する文字情報を生成する処理である。生成される文字情報は、例えば、画像内の文字を示す識別情報である文字コードと、画像内の文字の位置を示す位置情報と、を含む。文字情報は、さらに、文字のサイズを示す情報や、文字のフォントを示す情報を含んでも良い。
写真印刷設定22は、写真画像データを印刷させる場合に適用すべき、印刷に関する設定項目および設定を示す。写真印刷設定22を用いることにより、設定項目「用紙サイズ」にはL判に用紙に印刷することを示す「L判」がデフォルトで設定され、設定項目「用紙種」には光沢紙に印刷することを示す「光沢紙」がデフォルトで設定され、設定項目「色」にはカラー印刷を示す「カラー」が設定され、設定項目「フチ設定」には、フチなし印刷を示す「フチなし」がデフォルトで設定され、設定項目「レイアウト」には、1枚の用紙に1枚の画像データが印刷されることを示す「しない」がデフォルト設定される。
文書印刷設定23は、文書データおよび文字列画像データを含むと判断された画像データを印刷させる場合に適用すべき、印刷に関する設定項目および印刷設定を示す。文書印刷設定23を用いることにより、文書用設定画面G3(後述)には、設定項目「用紙サイズ」にはA4に用紙に印刷することを示す「A4」がデフォルトで設定され、設定項目「用紙種」には普通紙に印刷することを示す「普通紙」がデフォルトで設定され、設定項目「色」にはモノクロ印刷を示す「モノクロ」が設定され、設定項目「フチ設定」には、フチあり印刷を示す「フチあり」がデフォルトで設定され、設定項目「レイアウト」には、1枚の用紙に2ページ分の文書データが印刷されることを示す「2in1」がデフォルトで設定される。
無線通信IF26は、例えば、Wi−Fi Allianceによって定められたWi−Fi方式に従った無線通信を実行するためのIF(即ち、ICチップ、通信回路)である。無線通信IF26は、インフラストラクチャーモードの無線通信92および無線通信94を介して、MFP40の無線通信IF52と通信することができる。
操作部28は、情報処理装置10の各機能を実行するためのキーであり、ユーザの操作に応じた信号をCPU12に出力する装置である。ユーザは、操作部28を操作することによって所望の指示を入力することができる。操作部28は、タッチパネルとして、表示部30と一体に構成されていてもよい。表示部30は、情報処理装置10の各種機能情報を表示する。表示部30は、CPU12から出力された指示に従って、各種の情報を不図示のディスプレイに表示する。カメラ32は、情報処理装置10に内蔵された公知のカメラである。
[MFP40の構成;図1]
MFP40は、CPU42、操作部44、表示部46、スキャナ48、プリンタ50、無線通信IF52、および記憶部54を主に備えており、MFP40を構成する各構成要素は、相互に接続されている。無線通信IF52の構成は、前述の無線通信IF26の構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
CPU42は、操作部44、表示部46、スキャナ48、プリンタ50、無線通信IF52、および記憶部54と接続されている。そして、CPU42は、操作部44から出力される各種情報および無線通信IF52を通じて通信装置から取得した各種情報等に基づいて、記憶部54に記憶された制御プログラム56を実行することにより、MFP40の制御を実行する。
操作部44は、ユーザにより操作される複数の操作ボタンを備え、ユーザの押下操作に応じた信号をCPU42に出力する。ユーザは、操作部44を操作することによって所望の指示を入力することができる。表示部46は、LCD等のディスプレイを備えている。表示部46は、CPU42から出力された指示に従って、各種の情報をディスプレイに表示する。
スキャナ48は、いわゆるフラットベッド式の原稿台、あるいはADF(Auto Document Feederの略)式の原稿台及び公知の読取機構を備えている。プリンタ50は、公知のインクジェット方式の印刷機構である。プリンタ50は、公知のレーザ方式の印刷機構であってもよい。
記憶部54は、ROM、NVAM、VRAMなどにより構成されていて、制御プログラム56が記憶されている。制御プログラム56は、例えば、インターネット90を介して接続されるサーバからダウンロードされる形態、あるいは、CD−ROMなどに記録された形態で提供されるものでもよい。記憶部54に記憶された制御プログラム56は、CPU42によって実行される。
[通信システム1の動作;図2〜図5]
続いて、図2〜図5を参照して、通信システム1の動作について説明する。
(メイン処理;図2、図3)
CPU12は、アプリケーション16が起動されると、CPU12は、図3のメイン処理を実行する。S100において、情報処理装置10のCPU12は、図2(a)に示すデータ選択画面G1を表示部30に表示する。データ選択画面G1は、記憶部14に記憶された印刷対象となり得るデータのうち、印刷対象とする対象データを選択するための画面である。データ選択画面G1は、印刷対象となり得る複数のデータの各々に対応する、データ名N1と、アイコンAi1、Ai2と、を一覧で配置した画面である。アイコンAi1は、文書データ形式の名称を示す画像であり、各データ形式に対応する名称を含んだアイコンAi1が表示される。アイコンAi2は、記憶部に記憶されたデータのサムネイル画像データに基づくサムネイル画像である。なお、以下では、対象データに基づく画像を、対象画像と呼ぶ。
S104において、CPU12は、対象データを選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する(S104:No)。対象データを選択する操作とは、例えば、アイコンAi1、Ai2、または、データ名N1が表示されている領域をタッチする操作である。
対象データを選択する操作が受け付けられると(S104:Yes)、CPU12は、対象データの拡張子に基づいて、対象データが画像データ形式であるか、文書データ形式であるかを判断する(S108)。画像データ形式は、例えば、JPEG形式、PNG形式、BMP形式、GIF形式、TIFF形式などのデータ形式である。文書データ形式は、例えば、PDF形式、TXT形式、XLS形式、HTML形式、XML形式、DOC形式などのデータ形式である。
対象データのデータ形式が画像データ形式であると判断される場合(S108:画像データ形式)、CPU12は、対象データに対して、図4の判断処理を実行する。判断処理は、対象データに文字列画像データが含んでいるか否かを判断するための処理である(詳細は後述)。
CPU12は、判断処理の実行後に、文書フラグDfに第2値“ON”が設定されているか否かを判断する(S116)。文書フラグDfは、判断処理の実行により、対象データが文字列画像データを含む画像データであると判断された場合に、第2値“ON”が設定されるフラグである。
文書フラグDfに第1値“OFF”が設定されている場合(S116:No)、CPU12は、記憶部14に記憶された写真印刷設定22を用いて、図2(b)に示す写真用設定画面G2を表示部30に表示する(S118)。
写真用設定画面G2は、印刷設定を受け付けるための画面である。写真用設定画面G2には、写真印刷設定22により示される写真設定項目IT1、設定CG1、および印刷ボタンB1が表示されている。また、写真印刷設定22に含まれる各設定がデフォルトとして設定されている。ユーザは、設定CG1の右部に表示されているプルダウンボタンを選択することにより設定を変更することができる。写真設定項目IT1には、設定項目「レイアウト」は含まれていない。すなわち、写真用設定画面G2では、設定項目「レイアウト」について、ユーザは設定することができない。
S119において、CPU12は、操作部28を介して、印刷ボタンB1を選択する操作を受け付けるまで処理を待機する(S119:No)。印刷ボタンB1を選択する操作が受け付けられた場合(S119:Yes)、CPU12は、対象データと、写真用設定画面G2においてユーザから受け付けた印刷設定と、写真印刷設定22と、を含む印刷指示を、無線通信IF26を介して、MFP40に送信し(S120)、メイン処理を終了する。
一方で、文書フラグDfに第2値“ON”が設定されている場合(S116:Yes)、CPU12は、文書フラグDfに第1値“OFF”を設定し(S121)、S122を実行する。
また、対象データのデータ形式が文書データ形式であると判断される場合(S108:文書データ形式)、CPU12は、S122を実行する。
S122において、CPU12は、記憶部14に記憶された文書印刷設定23を用いて、図2(c)に示す文書用設定画面G3を表示部30に表示する。
文書用設定画面G3は、印刷設定を受け付けるための画面である。文書用設定画面G3には、文書印刷設定23により示される文書設定項目IT2と設定CG2、および印刷ボタンB2が表示されている。また、文書印刷設定23に含まれる各設定がデフォルトとして設定されている。ユーザは、設定CG2の右部に表示されているプルダウンボタンを選択することにより設定を変更することができる。文書設定項目IT2には、設定項目「フチ設定」は含まれていない。すなわち、文書用設定画面G3では、設定項目「フチ設定」について、ユーザは設定することができない。
S123において、CPU12は、操作部28を介して、印刷ボタンB2を選択する操作を受け付けるまで処理を待機する(S123:No)。印刷ボタンB2を選択する操作が受け付けられた場合(S123:Yes)、CPU12は、対象データと、文書用設定画面G3においてユーザから受け付けた印刷設定と、文書印刷設定23と、を含む印刷指示を、無線通信IF26を介して、MFP40に送信し(S124)、メイン処理を終了する。
(判断処理;図4)
次に、図4を参照して、CPU12が実行する判断処理について説明する。S150において、CPU12は、文書フラグDfに第1値“OFF”を設定し、写真カウンタPhに0を代入する。写真カウンタPhは、S152〜S162で用いられるカウンタであり、値が大きいほど、対象データが、文字列画像データを含まない画像データ(写真)である可能性が高いことを示すカウンタである。
S152において、CPU12は、図5の上部エッジ判断処理を実行する。上部エッジ判断処理は、対象データの上部について判断する処理である(詳細は後述)。S154において、CPU12は、対象データの左部について判断する左部エッジ判断処理を実行する。S158において、CPU12は、対象データの下部について判断する下部エッジ判断処理を実行する。S162において、CPU12は、対象データの右部について判断する右部エッジ判断処理を実行する。なお、上部エッジ判断処理、左部エッジ判断処理、下部エッジ判断処理、右部エッジ判断処理の順番は、この順番に限定されるものではなく、どの順番であってもよい。
詳細は後述するが、上部エッジ判断処理、左部エッジ判断処理、下部エッジ判断処理、右部エッジ判断処理の各々において、CPU12は、対象データが文字列画像データを含まない画像データであると判断した場合、写真カウンタPhをインクリメントする。
S166において、CPU12は、写真カウンタPhの値を判断する。写真カウンタPhの値が4であると判断される場合(S166:Ph=4)、CPU12は、対象データが文字列画像データを含まない画像データであると判断し、判断処理を終了する。
写真カウンタPhの値が1〜3のいずれかの値であると判断される場合(S166:Ph=1〜3)、CPU12は、S170を実行する。写真カウンタPhの値が1〜3のいずれかであるということは、すなわち、上部エッジ判断処理、左部エッジ判断処理、下部エッジ判断処理、右部エッジ判断処理の、少なくともいずれかにおいて、写真カウンタPhがインクリメントされたことを意味する。つまり、S168までの時点で、CPU12は、対象データが文字列画像データを含んだ画像データであると判別できないことを意味する。S170、S174の処理は、対象データが文字列画像データを含んだ画像データであるか否かを、より詳しく解析するための処理である。
S170において、CPU12は、対象データに対する文字列画像特定処理を実行して、対象データ内の、文字を含む文字列画像データを特定する。より詳細には、例えば、CPU12は、公知のエッジ検出フィルタを対象データに適用して、対象画像内のエッジを抽出して、エッジ量が基準より多い領域をオブジェクト領域として特定する。CPU12は、特定されたオブジェクト領域のうち、文字を示す画像としての特徴を有する文字領域を、文字列画像データに基づく文字列画像(以降、文字列画像と呼ぶ。)として特定する。文字領域は、文字を示す画素と文字の背景を示す画素とを含む矩形の領域である。文字を示す画像としての特徴は、例えば、色数が基準より少なく、かつ、背景色とは異なる色を有するオブジェクト画素の割合が基準より小さいことである。なお、文字列画像特定処理は、例えば、様々な公知の手法を採用することができ、公知の手法は、例えば、特開2013−030090号公報、特開平5−225378号公報、特開2002−288589号公報に開示されている。
S174において、CPU12は、対象画像に占める文字列画像の割合Trは、閾値Th1(例えば、20%)以上であるか否かを判断する。CPU12は、例えば、対象画像の面積に対する、特定した文字列画像の面積の合計値の割合Trを算出し、割合Trが閾値Th1以上であるか否かを判断する。
割合Trが閾値Th1以上でないと判断される場合(S174:No)、CPU12は、判断処理を終了する。
一方で、写真カウンタPhの値が0であると判断される場合(S166:Ph=0)、または、割合Trが閾値Th1以上であると判断される場合(S174:Yes)、CPU12は、対象データが文字列画像データを含む画像データであると判断し、文書フラグDfに第2値“ON”を設定し(S180)、判断処理を終了する。
(上部エッジ判断処理;図5)
次に、図5を参照して、CPU12が実行する上部エッジ判断処理について説明する。S200において、CPU12は、対象データを縮小化したサムネイルデータを生成する。より詳細には、サムネイルデータは、対象データにおいて縦横のそれぞれで3画素おきに1画素を抽出して生成される。これにより、対象データの特徴を残したまま、データ量を小さくし、上部エッジ判断処理をより早く完了することができる。サムネイルデータは、M行N列の画素数を有する。S208において、CPU12は、カウンタiに0を代入する。S212において、CPU12は、カウンタiをインクリメントする。なお、変形例としては、CPU12は、サムネイルデータを生成することなく、対象データを用いてS216以降の処理を実行してもよい。
S216において、CPU12は、サムネイルデータ内の1行i−1列目の画素値St(x、y、z)を選択する。x、y、zは、それぞれ、R値、G値、B値であって、0〜255のいずれかを示す値である。
S220において、CPU12は、サムネイルデータ内の1行i列目の画素値Tt(x'、y'、z')を選択する。x'、y'、z'は、それぞれ、R値、G値、B値であって、0〜255のいずれかを示す値である。
S224において、CPU12は、x'とxとの差分の絶対値が閾値Th2(例えば、50)以上であるか否かを判断する。S224において否定判断される場合(S224:No)、S228において、CPU12は、y'とyとの差分の絶対値が閾値Th2以上であるか否かを判断する。S228において否定判断される場合(S228:No)、S232において、CPU12は、z'とzとの差分の絶対値が閾値Th2以上であるか否かを判断する。
S236において、CPU12は、カウンタiの値がNよりも大きいのか否かを判断する。Nは、サムネイルデータの列方向の画素数に一致する値である。カウンタiの値がN−1以上と判断される場合(S236:Yes)、上部エッジ判断処理を終了する。一方で、カウンタiの値がN−1より小さいと判断される場合(S236:No)、S212に戻る。
一方、S224、S228、および、S232において、肯定判断される場合(S224:Yes、S228:Yes、S232:Yes)、S240において、CPU12は、写真カウンタPhをインクリメントし、上部エッジ判断処理を終了する。
なお、左部エッジ判断処理は、S216において、1行i−1列目をi−1行1列目に、S220において、1行i列目をi行1列目に、S236において、NをMに置き換えたものと同様であるので説明を省略する。また、下部エッジ判断処理は、S216において、1行i−1列目をM行i−1列目に、S220において、1行i列目をM行i列目に、置き換えたものと同様であるので説明を省略する。また、右部エッジ判断処理は、S216において、1行i−1列目をi−1行N列目に、S220において、1行i列目をi行N列目に、S236において、NをMに置き換えたものと同様であるので説明を省略する。
また、閾値Th2は、R,G、Bごとに異なる値であってもよいし、上部エッジ判断処理、左部エッジ判断処理、下部エッジ判断処理、右部エッジ判断処理のそれぞれで異なる値であってもよい。また、少なくともM行N列の画素値を有するサムネイルデータのうちの任意の1行または1列についてS212〜S236の処理を実行すればよい。
[具体的なケース;図6(a)〜(c)]
図3〜図5の処理によって実現される具体的なケースについて説明する。
(ケースA)
ケースAは、図6(a)に示す画像S1をユーザが印刷したいケースを想定する。画像S1は、Webページで発行された診療予約表を、情報処理装置10が備えるスクリーンショット機能を利用して撮影することで生成された画像である。
ユーザは、データ選択画面G1において、画像S1を対象データとして選択する。情報処理装置10のCPU12は、対象データに対する判断処理を実行する(S112)。画像S1の上部Ma1、左部Ma2、下部Ma3、右部Ma4は、余白となっており、色の変化はほとんど無い。
上部エッジ判断処理において、画像S1の上部Ma1内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)より小さいと判断される(S224〜S232でNo)。同様に、左部エッジ判断処理において、画像S1の左部Ma2内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)より小さいと判断される(S224〜S232でNo)。下部エッジ判断処理において、画像S1の下部Ma3内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)より小さいと判断される(S224〜S232でNo)。右部エッジ判断処理において、画像S1の右部Ma4内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)より小さいと判断される(S224〜S232でNo)。
上記の処理の結果、写真カウンタPhの値は0であると判断され(S166でPh=0)、文書用設定画面G3が表示部30に表示される(S122)。
(ケースB)
ケースBは、図6(b)に示す画像S2をユーザが印刷したいケースを想定する。画像S2は、模様Pt1がある机の上に、印刷された診療予約表を机に対して斜めに載置し、情報処理装置10が備えるカメラ32を用いて、診療予約表を撮影することで生成された画像である。
ユーザは、データ選択画面G1において、画像S2を対象データとして選択する。情報処理装置10のCPU12は、画像S2を示す画像データに対する判断処理を実行する(S112)。画像S2の四隅には、模様Pt1があるため、色の変化が大きい。
上部エッジ判断処理において、画像S2の上部Cr1内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上と判断され(S224〜S232のいずれかでYes)、写真カウンタPhはインクリメントされる(S240)。同様に、左部エッジ判断処理においても、画像S2の左部Cr2内の、上下に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上と判断され(S224〜S232のいずれかでYes)、写真カウンタPhはインクリメントされる(S240)。また、下部エッジ判断処理においても、画像S2の下部Cr3内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上と判断され(S224〜S232のいずれかでYes)、写真カウンタPhはインクリメントされる(S240)。しかしながら、右部エッジ判断処理においては、画像S2の右部Ma5内の、上下に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)より小さいと判断される(S240)。
上記の処理の結果、写真カウンタPhの値は3であると判断され(S166でPh=1〜3)、CPU12は、画像S2の文字列画像特定処理を実行する(S170)。CPU12は、画像S2の内、文字領域Tx1〜Tx5を文字列画像と特定する。次に、CPU12は、画像S2の面積に対する、特定した文字列領域Tx1〜Tx5の面積の合計値、の割合Tr(例えば、25%)を算出し、割合Trが閾値Th1(例えば、20%)以上であると判断し(S174:Yes)、文書フラグDfに第2値“ON”を設定されるため(S180)、文書用設定画面G3が表示部30に表示される(S122)。
(ケースC)
ケースCは、図6(b)に示す画像S3をユーザが印刷したいケースを想定する。画像S3は、情報処理装置10が備えるカメラ32を用いて、腕時計を撮影することで生成された画像である。
ユーザは、データ選択画面G1において、画像S3を対象データとして選択する。情報処理装置10のCPU12は、画像S3を示す画像データに対する判断処理を実行する(S112)。画像S3の四隅には、余白が無く、色の変化が大きい。
上部エッジ判断処理において、画像S3の上部Cr4内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上と判断され(S224〜S232のいずれかでYes)、写真カウンタPhはインクリメントされる(S240)。同様に、左部エッジ判断処理においても、画像S3の左部Cr5内の、上下に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上と判断され(S224〜S232のいずれかでYes)、写真カウンタPhはインクリメントされる(S240)。また、下部エッジ判断処理においても、画像S3の下部Cr6内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上と判断され(S224〜S232のいずれかでYes)、写真カウンタPhはインクリメントされる。更に、右部エッジ判断処理においても、画像S3の下部Cr7内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上と判断され、写真カウンタPhはインクリメントされる(S240)。
上記の処理の結果、写真カウンタPhは4とであると判断され(S166でPh=4)、写真用設定画面G2が表示部30に表示される(S118)。
[第1実施形態の効果]
本実施形態によると、情報処理装置10のCPU12は、画像データ形式の対象データの受付後に(S104:Yes)、受け付けられた対象データが文字列画像データを含んでいることを含む特定条件が満たされる場合(S116:Yes)、文書設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な文書用設定画面が表示される(S122)。一方で、特定条件が満たされない場合(S116:No)、文書設定項目と異なる写真設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な写真用設定画面が表示される(S120)。従って、ユーザにとって好適な設定項目について設定可能な印刷設定画面を表示し得る。
ケースAに示されるように、上部Ma1、左部Ma2、下部Ma3、右部Ma4を有する文字列画像データを含んだ画像データが、対象データ(印刷対象)として選択され得る。このような状況を考慮して、本実施形態では、CPU12は、上部Ma1に対して上部エッジ判断処理を実行する(S152)。CPU12は、上部Ma1における隣接する画素値の差分の絶対値が閾値Th2以下であると判断し(S224〜S232でNo)、すなわち、対象データを、文字列画像データを含む画像データであると判断し、文書用設定画面G3を表示する(S122)。従って、上部Ma1、左部Ma2、下部Ma3、右部Ma4を有する文字列画像データを含んだ画像データが、対象データとして受け付けられた場合であっても、ユーザにとって好適な設定項目について設定可能な印刷設定画面を表示し得る。
ケースBに示されるように、模様がある背景を示す画像の上に文字列画像を含んだ画像が、対象データ(印刷対象)として選択され得る。このような状況を考慮して、本実施形態では、対象データに対して文字列画像特定処理が実行されることで、対象データに含まれる文字列画像が特定される。対象データに基づく対象画像に対する、特定された文字列画像の面積の合計値の割合Trが算出される。そして、割合Trが閾値Th1以上であると判断され(S174:Yes)、文書用設定画面G3が表示される。従って、模様がある背景を示す画像の上に文字列画像を含んだ画像データが、対象データとして受け付けられた場合であっても、ユーザにとって好適な設定項目について設定可能な印刷設定画面を表示し得る。
<第2実施形態>
第1実施形態では、対象データの選択後(S104:Yes)、S112の判断処理の実行が終了するまで、次の画面が表示されない。これに代えて、第2実施形態では、対象データの選択後に表示される画像選択画面G6においてプレビューボタンB7が選択されるまでの間に、判断処理が終了しなかった場合、実行中の判断処理を中断し、次の画面を表示する。
また、第1実施形態では、記憶部14に記憶された印刷対象となり得るデータのうち、印刷対象とする対象データを選択するためのデータ選択画面G1が表示された。これに代えて、第2実施形態では、印刷対象となり得るデータのうちの画像データ形式のデータの中から、対象データを選択するための画像選択画面G6、および、印刷対象となり得るデータのうちの文書データ形式のデータの中から、対象データを選択するための文書選択画面G7が表示される。
また、第1実施形態では、文字列画像特定処理を実行することにより、対象データが文字列画像データを含むデータであるか否かを判断した。これに代えて、第2実施形態では、対象データに対するOCR処理を実行することによって取得した文字列情報を用いて、対象データが文字列画像データを含むデータであるか否かを判断する。
具体的には、図3のメイン処理に代えて、図10〜図12のメイン処理が実行され、図4の判断処理に代えて、図13の判断処理が実行される。また、第2実施形態のアプリケーション16はマルチスレッドプログラムとして実装されており、複数の処理を並列に実行できるものである。
(メイン処理;図10〜図12)
図10を参照して、CPU12が実行するメイン処理について説明する。S300において、CPU12は、図7(a)に示すトップ画面G4を表示部30に表示する。トップ画面G4は、MFP40に印刷を実行させるか、スキャンを実行させるかを選択するための画面であり、プリントボタンB3と、スキャンボタンB4と、を含んでいる。CPU12は、プリントボタンB3またはスキャンボタンB4のいずれかを選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する(S304)。
スキャンボタンB4が選択される場合(S304:スキャン)、CPU12は、MFP40に原稿の読取を指示するスキャン処理を実行する(S308)。一方で、プリントボタンB3が選択される場合(S304:プリント)、CPU12は、図7(b)に示す用途選択画面G5を表示部30に表示する(S312)。用途選択画面G5は、印刷用途を選択するための画面であり、写真印刷ボタンB5と、文書印刷ボタンB6と、を含む。CPU12は、写真印刷ボタンB5または文書印刷ボタンB6のいずれかを選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する(S316)。
写真印刷ボタンB5を選択する操作が受け付けられた場合(S316:写真印刷)、CPU12は、図8(a)に示す画像選択画面G6を表示部30に表示する(S320)。より詳細には、CPU12は、記憶部14に記憶された対象データになり得るデータのうち、該データの拡張子が画像データ形式を示すデータのみを画像選択画面G6に選択可能に表示する。画像選択画面G6は、記憶部14に記憶された画像データ形式のデータの中から、対象データを選択するための画面である。画像選択画面G6は、画像データ形式の複数のデータの各々に対応するサムネイル画像Ai3と、プレビューボタンB7と、を含む。なお、画像データ形式の具体例は、第1実施形態と同様である。
S328において、CPU12は、いずれかのサムネイル画像Ai3を選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する(S328:No)。CPU12は、S328でユーザに選択されたサムネイル画像Ai3に対応する画像データを対象データとして特定する。
サムネイル画像Ai3を選択する操作が受け付けられた場合(S328:Yes)、CPU12は、対象データに対する判断処理(図4)を別スレッド開始する(S332)。すなわち、CPU12は、判断処理と並行して、以降の処理を実行する。S336において、CPU12は、画像選択画面G6におけるユーザ操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する。画像選択画面G6において、いずれかのサムネイル画像Ai3を選択する操作が受け付けられた場合(S336:画像の選択)、CPU12は、該サムネイル画像Ai3も対象データとして特定する。すなわち、本実施形態では、ユーザは、複数の画像データを対象データとして選択することができる。そして、新たに特定された対象データに対する判断処理(図4)を別スレッドで開始する(S332)。
画像選択画面G6において、プレビューボタンB7を選択する操作が受け付けられた場合(S336:プレビューボタン)、CPU12は、別スレッドで実行している判断処理が全て終了しているか否かを判断する(S340)。判断処理が終了していないと判断される場合(S340:No)、CPU12は、判断処理の実行を中止し(S344)、中止フラグSfに第2値“ON”を設定する(S348)。判断処理が終了していると判断される場合(S340:Yes)、CPU12は、S352を実行する。より詳細には、複数のスレッドで判断処理が実行されていた場合(複数の対象データがユーザに選択されていた場合)、CPU12は、全ての判断処理が終了している場合、中止フラグに第2値“ON”を設定する。換言すれば、CPU12は、少なくとも1個の判断処理が終了している場合、中止フラグに第2値“ON”を設定しない。
S352において、CPU12は、文書フラグDfに第2値“ON”が設定されているか否かを判断する。文書フラグに第1値“OFF”が設定されている場合(S352:No)、CPU12は、図11のS400を実行する。文書フラグに第2値“ON”が設定されている場合(S352:Yes)、CPU12は、文書フラグに第1値“OFF”を設定し(S348)、図12のS450を実行する。
一方で、用途選択画面G5において、文書印刷ボタンB6を選択する操作が受け付けられた場合(S316:文書印刷)、CPU12は、図8(b)に示す文書選択画面G7を表示部30に表示する。より詳細には、CPU12は、記憶部14に記憶された対象データになり得るデータのうち、該データの拡張子が文書データ形式を示すデータのみを画像選択画面G6に選択可能に表示する。文書選択画面G7は、記憶部14に記憶された文書データ形式のデータの中から、対象データを選択するための画面である。文書選択画面G7は、文書データ形式の複数のデータの各々に対応するデータ名とアイコンとを含む文書情報Ai4、および、プレビューボタンB8を含む。なお、文書データ形式の具体例は、第1実施形態と同様である。
S360において、CPU12は、文書選択画面G7において、いずれかの文書情報Ai4を選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する(S360:No)。
文書情報Ai4を選択する操作が受け付けられた場合(S360:Yes)、CPU12は、選択された文書情報Ai4に対応する文書データを対象データとして特定し、プレビューボタンB8を選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する(S364:No)。プレビューボタンB8を選択する操作が受け付けられた場合(S364:Yes)、CPU12は、図12のS450を実行する。
図11を参照して、上記したメイン処理の続きについて説明する。S400において、CPU12は、写真印刷設定22と対象データとを用いて、プレビュー画像PR1を生成し、図8(c)に示すプレビュー画面G8を表示部30に表示する(S404)。プレビュー画面G8は、プレビュー画像PR1と、印刷情報If1と、設定ボタンB9と、印刷ボタンB10と、を含む。印刷情報If1は、印刷条件を示す情報であり、印刷指示を送信するデバイス名と、写真印刷設定22により示されるデフォルトの印刷設定とを含む。
S408において、CPU12は、プレビュー画面G8において、設定ボタンB9、または、印刷ボタンB10のいずれかを選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する。印刷ボタンB10を選択する操作が受け付けられた場合(S408:印刷ボタン)、CPU12は、写真用設定画面G9または文書用設定画面G10においてユーザから受け付けた印刷設定と、対象データと、写真印刷設定22と、を含む印刷指示を、無線通信IF26を介して、MFP40に送信し(S412)、メイン処理を終了する。
一方で、設定ボタンB9を選択する操作が受け付けられた場合(S408:設定ボタン)、CPU12は、中止フラグSfに第2値“ON”が設定されているか否かを判断する(S416)。中止フラグSfに第1値“OFF”が設定されていると判断される場合(S416:No)、CPU12は、図9(a)に示す写真用設定画面G9を表示部30に表示する(S420)。写真用設定画面G9には、写真印刷設定22により示される写真設定項目IT3、設定CG3、およびOKボタンB11が表示される。
第1実施形態の写真用設定画面G2が印刷ボタンB1を含んでいたのに対し、第2実施形態の写真用設定画面G9は、OKボタンB11を含んでいる点で相違する。それ以外は同様であるので説明を省略する。CPU12は、写真用設定画面G9において、OKボタンB11を選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する(S424:No)。OKボタンB11を選択する操作が受け付けられた場合(S424:Yes)、CPU12は、再度、S400を実行する。すなわち、OKボタンB11が選択されると、表示部30に表示される画面は、プレビュー画面G8に戻る。
一方で、中止フラグSfに第2値“ON”が設定されていると判断される場合(S416:Yes)、CPU12は、中止フラグSfに第1値“OFF”を設定し(S426)、メッセージ画面G11を表示部30に表示する(S428)。メッセージ画面G11は、ユーザが、写真用設定画面G9および文書用設定画面G10のいずれを表示するかを選択するための画面である。メッセージ画面G11は、文書ボタンB13と、写真ボタンB14と、を含む。
S432において、CPU12は、メッセージ画面G11において、文書ボタンB13、または、写真ボタンB14のいずれかを選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する。文書ボタンB13を選択する操作が受け付けられた場合(S432:文書ボタン)、CPU12は、図12のS450を実行する。一方で、写真ボタンB14を選択する操作が受け付けられた場合(S432:写真ボタン)、CPU12は、S420を実行する。
ここで、メッセージ画面G11を表示する効果について説明する。中止フラグSfに第2値“ON”が設定されていることは、対象データが文字列画像データを含む画像データであるか否かを判断するための判断処理が中止されたことを意味する。従って、写真用設定画面G9と、文書用設定画面G10のどちらが、ユーザにとって好適な印刷設定画面であるかを、CPU12は、判断することができない。そこで、本実施形態のように、判断処理が中止された場合、メッセージ画面G11が表示されることによって、ユーザは、自身にとって好適な印刷設定画面を表示させることができるのである。
図12を参照して、上述したメイン処理の続きについて説明する。S450において、CPU12は、文書印刷設定23と対象データとを用いて、プレビュー画像PR1を生成し、図8(c)に示すプレビュー画面G8を表示部30に表示する(S454)。プレビュー画面G8には、文書印刷設定23により示されるデフォルトの印刷設定を含む印刷情報If1が表示される。この処理はS404と同様である。
S458において、CPU12は、プレビュー画面G8において、設定ボタンB9、または、印刷ボタンB10のいずれかを選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する。印刷ボタンB10を選択する操作が受け付けられた場合(S458:印刷ボタン)、CPU12は、文書用設定画面G10においてユーザから受け付けた印刷設定と、対象データと、文書印刷設定23と、を含む印刷指示を、無線通信IF26を介して、MFP40に送信し(S462)、メイン処理を終了する。
一方で、設定ボタンB9を選択する操作が受け付けられた場合(S458:設定ボタン)、CPU12は、図9(b)に示す文書用設定画面G10を表示部30に表示する(S466)。文書用設定画面G10には、文書印刷設定23により示される文書設定項目IT4、設定CG4、およびOKボタンB12が表示される。
第1実施形態の文書用設定画面G3が印刷ボタンB2を含んでいたのに対し、第2実施形態の文書用設定画面G10は、OKボタンB12を含んでいる点で相違する。それ以外は同様であるので説明を省略する。CPU12は、文書用設定画面G10において、OKボタンB12を選択する操作を、操作部28を介して受け付けるまで処理を待機する(S470:No)。OKボタンB12を選択する操作が受け付けられた場合(S470:Yes)、CPU12は、再度、S450を実行する。すなわち、OKボタンB12が選択されると、表示部30に表示される画面は、プレビュー画面G8に戻る。
(判断処理;図13)
図13を参照して、CPU12が実行する判断処理について説明する。S500〜S525の処理は、図4のS150〜S166の処理と同様であるので説明を省略する。S527〜S540の処理は、対象データが文字列画像データを含んだ画像データであるか否かを、より詳しく解析するための処理である。
写真カウンタPhの値が1〜3のいずれかの値であると判断される場合(S525:Ph=1〜3)、対象データに対する文字列画像特定処理を実行して、対象データ内の、文字を含む文字列画像データを特定する(S527)。この処理は図4のS170と同様である。
S530において、CPU12は、特定した文字列画像データに対するOCR(Optical Character Reader)処理を実行する(S530)。OCR処理は、画像データを解析することによって、画像内の文字に関する文字情報を生成する処理である。生成される文字情報は、例えば、画像内の文字を示す識別情報である文字コードを含む。文字情報は、更に、文字のサイズを示す情報と、文字のフォントを示す情報と、を含んでもよい。
S535において、CPU12は、生成した文字情報によって示される文字列の中に、特定文言が含まれるか否かを判断する。具体的には、特定文言は、「あけましておめでとうございます」、「謹賀新年」、「暑中見舞い」、「寒中見舞い」、「喪中」などの、はがきの通信面データであると考えられる文言である。
文字情報に特定文言が含まれると判断される場合(S535:Yes)、CPU12は、対象データは文字列画像データを含まない画像データであると判断し、判断処理を終了する。一方で、文字情報に特定文言が含まれないと判断される場合(S535:No)、CPU12は、対象画像に占める文字列画像の割合Trは、閾値Th1(例えば、20%)以上であるか否かを判断する(S540)。この処理は、図4のS174と同様の処理である。割合Trが閾値Th1以上でないと判断される場合(S540:No)、CPU12は、判断処理を終了する。
一方で、写真カウンタPhの値が0であると判断される場合(S525:Ph=0)、または、割合Trが閾値Th1以上であると判断される場合(S540:Yes)、CPU12は、対象データが文字列画像データを含む画像データであると判断し、文書フラグDfに第2値“ON”を設定し(S545)、判断処理を終了する。
[具体的なケース;図6(d)]
(ケースD)
ケースDは、図6(d)に示す画像S4をユーザが印刷したいケースを想定する。画像S4は、年賀状として送付したいはがきの通信面に印刷するために、ユーザが作成した画像データである。
ユーザは、画像選択画面G6において、画像S4を対象データとして選択する。情報処理装置10のCPU12は、画像S4を示す画像データに対する判断処理を実行する(S332)。画像S4の上部Cr8と、下部Cr9には、模様Pt2があるため、色の変化は大きい。一方で、画像S4の左部Ma6と、右部Ma7は、余白であるため、色の変化はほとんどない。
CPU12は、上部エッジ判断処理において、画像S2の上部Cr8内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上であると判断し(S224〜S232のいずれかでYes)、写真カウンタPhをインクリメントする(S240)。同様に、下部エッジ判断処理においても、画像S2の下部Cr9内の、左右に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)以上であると判断し(S224〜S232のいずれかでYes)、写真カウンタPhをインクリメントする(S240)。一方で、左部エッジ判断処理において、CPU12は、画像S2の左部Ma6内の、上下に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)より小さいと判断する(S224〜S232でNo)。同様に、右部エッジ判断処理においても、画像S2の右部Ma7内の、上下に隣接する画素値の差分の絶対値は閾値Th2(例えば、50)より小さいと判断される(S240)。
上記の処理の結果、写真カウンタPhは2と判断され(S525でPh=1〜3)、CPU12は、画像S2に対する文字列画像特定処理を実行し(S527)、画像S2の内、文字領域Tx6、Tx7を文字列画像と特定する。次に、CPU12は、特定した文字列画像(文字領域Tx6、Tx7)に対するOCR処理を実行し、文字情報を生成する(S530)。そして、CPU12は、文字情報により示される文字列に、特定文言である「謹賀新年」、「あけましておめでとう」を示す文字列が含まれると判断し(S535でYes)、写真用設定画面G2が表示部30に表示される(S420)。
[第2実施形態の効果]
上記実施形態によれば、対象データが文字列画像データを含む画像データであるか否かを判断する判断処理の実行が終了される前に、プレビューボタンB7を選択する操作が受け付けられた場合、写真用設定画面G9、または、文書用設定画面G10のいずれを表示するかを指示するためのメッセージ画面G11が表示される。従って、判断処理が終了される前にプレビューボタンB7を選択する操作が受け付けられた場合であっても、ユーザは判断処理の終了まで待機することなく、自身にとって好適な設定項目について設定可能な設定画面を表示し得る。
また、ケースDに示されるように、特定された文字列画像に、「あけましておめでとう」などの所定の文字列が含まれる場合、対象データを、文字列画像データを含まない画像データであると判断し、写真用設定画面G9を表示する(S420)。一般的に、ユーザは年賀状の通信面のデータなどを印刷する場合は、フチ設定項目について「フチなし」を設定したい。従って、本実施形態によれば、上記のような場合であっても、ユーザにとって好適な設定項目について設定可能な印刷設定画面を表示し得る。
[対応関係]
文書用設定画面G3は、「第1の設定画面」の一例である。プレビュー画面G8および文書用設定画面G10は、「第1の設定画面」の一例である。写真用設定画面G2、G9は、それぞれ「第2の設定画面」の一例である。画素値Stは、「基準画素値」の一例である。画素値Ttは、「対象画素値」の一例である。プレビューボタンB7を選択する操作は、「指示操作」の一例である。
図3のS104、図10のS328、S360は、「第1の受付部」の一例である。図4のS152〜S166、S174、図13のS535は、「第1の判断部」の一例である。図3のS122は、「第1の表示制御部」の一例である。図12のS454、および、S466は、「第1の表示制御部」の一例である。図3のS118は、「第2の表示制御部」の一例である。図11のS404、および、S420は、「第2の表示制御部」の一例である。図10のS336は、「第2の受付部」の一例である。図11のS416は、「第2の判断部」の一例である。図11のS428は、「第3の表示制御部」の一例である。図4のS170、および、S530は、「取得部」の一例である。S170の文字列画像特定処理、および、S530のOCR処理は、「文字列認識処理」の一例である。
[変形例]
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に例示する。
(変形例1)
上述した第1実施形態では、情報処理装置10のCPU12は、1行目の画素列における隣接した画素値の差分が閾値Th2以上であるか否かを判断していた。これに代えて、CPU12は、S216において、M行N列の画素値を有するサムネイルデータに含まれる画素値のうちの、任意の画素値St(x,y,z)を選択し、S224〜S232において、サムネイルデータの1行目の各画素値と、該画素値St(x、y、z)とのそれぞれの差分の絶対値が閾値Th2以下であるか否かを判断してもよい。また、S216において、特にサムネイルデータの1行1列目の画素値St(x、y、z)を選択してもよい。
(変形例2)
上述した第2実施形態では、画像選択画面G6および文書選択画面G7のそれぞれにおいて、プレビューボタンB7およびプレビューボタンB8が選択されると、プレビュー画面G8が表示された。これに代えて、CPU12は、画像選択画面G6および文書選択画面G7のそれぞれにおいて、プレビューボタンB7およびプレビューボタンB8が選択されると、写真用設定画面G9および文書用設定画面G10が表示されてもよい。また、これに代えて、プレビュー画面G8において、印刷設定の変更ができてもよい。
(変形例3)
上述した第1実施形態では、写真用設定画面G2の写真設定項目IT1には、設定項目「レイアウト」は含まれておらず、文書用設定画面G3の文書設定項目IT2には、設定項目「フチ設定」は含まれていなかった。しかしながら、写真用設定画面G2と、文書用設定画面G3は、上記の態様に限定されるものではない。写真用設定画面G2は、文書用設定画面G3で設定可能な文書設定項目IT2と異なる設定項目を少なくとも含む設定項目IT3について設定可能な画面であればよい。
(変形例4)
上述した第1実施形態では、CPU12は、対象データが文字列画像データを含む画像データであるか否かを判断するため、S152〜S162、およびS174の処理を実行した。これに代えて、CPU12は、少なくともS152〜S162、およびS174の処理のいずれか1つを実行してもよい。
(変形例5)
上述した第1実施形態では、CPU12は、対象データが文字列画像データを含む画像データであるか否かを判断するため、S152〜S162、およびS174の処理を実行した。これに代えて、CPU12は、少なくとも、対象データに対する文字列画像特定処理、または、OCR処理を実行することによって、文字列画像データ、または文字情報が取得できたと判断することに応じて、文書フラグDfに第2値“ON”を設定してもよい(S180)。
(変形例6)
上述した第2実施形態では、CPU12は、対象データが選択されてから、写真用設定画面G9においてプレビューボタンB7が選択されるまでに、判断処理が終了していなかった場合、メッセージ画面G11を表示した。これに代えて、対象データが選択されてから、画像選択画面G6においてプレビューボタンB7が選択されるまでに、判断処理が終了していなかった場合(S416でYes)、メッセージ画面G11を表示することなく、写真用設定画面G9を表示してもよい(S420)。
1:通信システム
10:情報処理装置
12、42:CPU
14、54:記憶部
26、52:無線通信IF
40:MFP

Claims (9)

  1. 情報処理装置のためのプログラムであって、
    前記情報処理装置の操作部を介して、印刷対象とする対象データを受け付ける第1の受付部と、
    受け付けられた前記対象データのデータ形式が画像データ形式である場合、前記対象データが文字列画像データを含んでいることを含む特定条件を満たすか否かを判断する判断処理を実行する第1の判断部と、
    受け付けられた前記対象データのデータ形式が文書データ形式である第1の状況、または、前記対象データのデータ形式が画像データ形式であり、且つ、前記第1の判断部により前記特定条件が満たされると判断される第2の状況では、文書設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な第1の設定画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第1の表示制御部と、
    受け付けられた前記対象データのデータ形式が前記画像データ形式であり、且つ、前記第1の判断部により前記特定条件が満たされないと判断される第3の状況では、前記文書設定項目と異なる写真設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な第2の設定画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第2の表示制御部、
    として前記情報処理装置のコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記プログラムは、さらに、
    前記対象データの受付後に、前記操作部を介して、前記第1の設定画面または前記第2の設定画面の表示を指示する指示操作を受け付ける第2の受付部と、
    前記指示操作の受付後に、前記判断処理の実行が終了されていることを含む終了条件を満たすか否かを判断する第2の判断部、
    として、前記情報処理装置を機能させ、
    前記第1の表示制御部は、前記終了条件が満たされると判断される場合、前記第2の状況では、前記指示操作の受付に応じて、前記第1の設定画面を表示し、
    前記第2の表示制御部は、前記終了条件が満たされると判断される場合、前記第3の状況では、前記指示操作の受付に応じて、前記第2の設定画面を表示し、前記終了条件が満たされないと判断される場合、前記第2の状況および前記第3の状況のいずれであっても、前記指示操作の受付に応じて、前記第2の設定画面を表示することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記プログラムは、さらに、
    前記対象データの受付後に、前記操作部を介して、前記第1の設定画面または前記第2の設定画面の表示を指示する指示操作を受け付ける第2の受付部と、
    前記指示操作の受付後に、前記判断処理の実行が終了されていることを含む終了条件を満たすか否かを判断する第2の判断部、
    として、前記情報処理装置を機能させ、
    前記第1の表示制御部は、前記終了条件が満たされると判断される場合、前記第2の状況では、前記指示操作の受付に応じて、前記第1の設定画面を表示し、
    前記第2の表示制御部は、前記終了条件が満たされると判断される場合、前記第3の状況では、前記指示操作の受付に応じて、前記第2の設定画面を表示し、前記終了条件が満たされないと判断される場合、前記操作部を介して、前記第1の設定画面、または、前記第2の設定画面のいずれを表示するかを指示するための指示画面を表示部に表示する第3の表示制御部、
    として、前記情報処理装置のコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記プログラムは、さらに、
    前記対象データのデータ形式が前記画像データ形式であると判断される場合、前記対象データに対する文字列認識処理を実行することによって、前記対象データに含まれる文字列データを取得する取得部、
    として、前記情報処理装置のコンピュータを機能させ、
    前記特定条件は、前記取得部が前記文字列データを取得したことを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記取得部が取得した前記文字列データは、前記文字列画像データであり、
    前記特定条件は、前記対象データに基づく画像に占める、前記文字列画像データに基づく文字列画像の割合が、第1の閾値以下であることを含むことを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記特定条件は、前記文字列データにより示される文字列が所定の文字列でないことを含むことを特徴とする請求項4または5に記載のプログラム。
  7. 前記対象データは、M個の画素値が1方向に並んだ画素列がN行配置される、M×N個の画素値を含んだ画像データであり、
    前記特定条件は、N行の前記画素列のうちの1個の前記画素列に含まれる画素値である基準画素値と、前記画像データに含まれる前記M×N個の画素値のうちの1個の画素値である対象画素値と、の差分の絶対値が第2の閾値以下であることであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記対象画素値は、前記基準画素値と隣接する画素値であることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の操作部を介して、印刷対象とする対象データを受け付ける第1の受付部と、
    受け付けられた前記対象データのデータ形式が画像データ形式である場合、前記対象データが文字列画像データを含んでいることを含む特定条件を満たすか否かを判断する判断処理を実行する第1の判断部と、
    受け付けられた前記対象データのデータ形式が文書データ形式である第1の状況、または、前記対象データのデータ形式が画像データ形式であり、且つ、前記第1の判断部により前記特定条件が満たされると判断される第2の状況では、文書設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な第1の設定画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第1の表示制御部と、
    受け付けられた前記対象データのデータ形式が前記画像データ形式であり、且つ、前記第1の判断部により前記特定条件が満たされないと判断される第3の状況では、前記文書設定項目と異なる写真設定項目を少なくとも含む設定項目について設定可能な第2の設定画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第2の表示制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
JP2018067094A 2018-03-30 2018-03-30 情報処理装置のためのプログラムおよび情報処理装置 Active JP7063063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018067094A JP7063063B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 情報処理装置のためのプログラムおよび情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018067094A JP7063063B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 情報処理装置のためのプログラムおよび情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019179326A true JP2019179326A (ja) 2019-10-17
JP7063063B2 JP7063063B2 (ja) 2022-05-09

Family

ID=68278732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018067094A Active JP7063063B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 情報処理装置のためのプログラムおよび情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7063063B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297358A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Minolta Co Ltd 画像処理システム、画像処理装置、管理装置、画像処理装置管理方法、プログラム、記録媒体
JP2010146232A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Seiko Epson Corp 印刷設定適用プログラム、印刷制御プログラム、印刷設定適用装置および印刷設定適用方法
JP2013030090A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Brother Ind Ltd 画像処理装置、画像処理プラグラム
JP2013137622A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Brother Ind Ltd 印刷制御装置およびプログラム
JP2014174664A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Brother Ind Ltd プログラム、および通信装置
JP2015138986A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置およびプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297358A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Minolta Co Ltd 画像処理システム、画像処理装置、管理装置、画像処理装置管理方法、プログラム、記録媒体
JP2010146232A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Seiko Epson Corp 印刷設定適用プログラム、印刷制御プログラム、印刷設定適用装置および印刷設定適用方法
JP2013030090A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Brother Ind Ltd 画像処理装置、画像処理プラグラム
JP2013137622A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Brother Ind Ltd 印刷制御装置およびプログラム
JP2014174664A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Brother Ind Ltd プログラム、および通信装置
JP2015138986A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7063063B2 (ja) 2022-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100414952C (zh) 扫描仪及其操作菜单的显示控制方法
JP6849387B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2007013924A (ja) 画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法
US8879114B2 (en) Image forming apparatus performing combine printing
US8248626B2 (en) Information processing apparatus for setting output condition to images as output targets, and information processing method and non-transitory computer-readable storage medium thereof
JP2006238289A (ja) 表示データの変倍方法
CN104869267B (zh) 图像复制方法、以及使用该图像复制方法的多功能一体机
US20090190164A1 (en) Method and apparatus for forming image
US10789022B2 (en) Image processing apparatus in which a process repeatedly arranges a target image on a sheet
US10657723B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2007082021A (ja) 画像処理装置、プログラムおよび画像データ処理方法
JP7063063B2 (ja) 情報処理装置のためのプログラムおよび情報処理装置
JP5304546B2 (ja) 画像形成装置、画像合成方法およびプログラム
JP2009044283A (ja) 画像処理装置
US11303771B2 (en) Image processing apparatus with direct print function, control method therefor, and storage medium
JP6201638B2 (ja) 帳票処理装置及びプログラム
US10609232B2 (en) Job execution apparatus, method of controlling job execution apparatus, and storage medium job execution apparatus, method of controlling job execution apparatus, and storage medium for setting a setting value
US20110038014A1 (en) Method and apparatus for generating image data of document, and computer-readable storage medium for computer program
JP6983687B2 (ja) スキャン画像データに関連する情報を設定するための装置、方法、及びプログラム
JP2010258632A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム並びにプリンタドライバ
JP2006260398A (ja) 印刷制御装置およびその制御方法
JP2010028631A (ja) 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
JP2013077933A (ja) 画像処理装置
JP6955680B2 (ja) 画像読取装置
JP2007194713A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7063063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150