JP2019177647A - 金型の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金型の成形部に接着した成形材料のポリアリーレンエーテルケトン樹脂を短時間で安価、かつ確実に除去することができ、しかも、金型の損傷や腐食を防止することのできる金型の洗浄方法を提供する。【解決手段】接着性に優れるポリアリーレンエーテルケトン樹脂2含有の溶融した成形材料1の充てんにより、所定の成形品を成形する金型10の洗浄法であり、金型10の成形部11のメッキ層12に接着した成形材料1に、レーザクリーニング装置からレーザ光28を照射することにより、成形材料1のうち、少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂2を除去する。微粒子を高速・高圧で吹き付けることがないので、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓と共に成形部11のメッキ層12が切削されるのを防止できる。したがって、金型10のメッキ層12が荒れたり、摩耗したりして金型10の損傷が大きくなるのを防止することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂製の成形品を成形して製造する金型の洗浄方法に関するものである。
ポリアリーレンエーテルケトン(PAEK)樹脂は、機械的性質、耐熱性、耐薬品性、耐放射線性、耐加水分解性、電気絶縁性、低吸水性、難燃性、水蒸気バリアー性、ガスバリアー性に優れた結晶性の樹脂であり、これらの特徴に鑑み、金型により成形された成形品が医療機器、航空機、自動車、電気機器、電子機器等の分野で提案されたり、使用されている。
金型10は、例えば射出成形用の場合には、SKS材等の各種鋼材により構成され、成形部であるキヤビティ13に、腐食防止用のメッキ層12が0.01mm以上0.1mm以下の厚さで施されており、成形品の成形時にポリアリーレンエーテルケトン(PAEK)樹脂2が溶融状態で充てんされ、冷却されることで成形品を成形する。このような金型10は、異物の除去、汚染の防止、精度を維持する観点から、定期的に分解して洗浄される(特許文献1、2、3参照)。
ところで、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2は、冷却固化により、金属との接着力(親和性)が非常に高くなり、金型10のキヤビティ13に施された薄いメッキ層12に残滓として接着することがある。このポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓は、金型10の汚染防止や精度維持の観点から、放置することはできないので、金型10の洗浄時にキヤビティ13のメッキ層12から除去する必要がある。しかしながら、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2は強固に接着するので、金型10の単なる洗浄では、金型10に亀裂が生じたり、キヤビティ13のメッキ層12がポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓と共に剥離するおそれが少なくない。
この点に鑑み、従来においては、金型10のキヤビティ13のメッキ層12に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓を適切に除去すべく、(A)ショットブラスト法、(B)液剤洗浄法、(C)プラズマ洗浄法、(D)超臨界流体洗浄法、(E)手作業洗浄法が提案されている。
(A)のショットブラスト法は、微小なアルミナ,ジルコニア,ガラス,ステンレス等の無機化合物の粒子、微小なポリカーボネート樹脂,アクリル樹脂,ポリアミド樹脂,あるいは植物の種等の有機化合物粒子、微小なドライアイスの粒子等を高速・高圧で吹き付け、金型10のキヤビティ13のメッキ層12に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓を除去する洗浄方法である。また、(B)の液剤洗浄法は、酸,アルカリ,界面活性剤,溶剤等の液体を使用し、金型10のキヤビティ13のメッキ層12に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓を除去する方法である。
(C)のプラズマ洗浄法は、減圧状態で反応ガスを吹き付けながらプラズマを発生させ、キヤビティ13のメッキ層12に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓を焼却除去する方法である(特許文献5参照)。また、(D)の超臨界流体洗浄法は、超臨界水あるいは超臨界二酸化炭素等の超臨界流体を使用し、キヤビティ13のメッキ層12に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓を除去する方法である(特許文献5、6参照)。(E)の手作業洗浄法は、研磨剤を用い、ブラシやスクレーバ等によりメッキ層12に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓を手作業で剥離除去する方法である。
特開2017‐77690号公報 特開2004‐167744号公報 特開2008‐62633号公報 特開平06‐285868号公報 特開2000‐280262号公報 特開2005‐161150号公報
しかしながら、(A)のショットブラスト法の場合には、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓と共にキヤビティ13のメッキ層12も削られてしまうので、金型10のメッキ層12が荒れたり、摩耗したりして金型10の損傷が大きくなるという問題が新たに生じる。また、(B)の液剤洗浄法の場合には、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2が濃塩酸、濃硫酸、又は濃硝酸等の強酸以外の溶剤には溶解しない関係上、強酸によりポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓を洗浄することになるが、そうすると、金型10の腐食を招くという大きな問題が新たに生じることとなる。
(C)のプラズマ洗浄法の場合には、使用する反応ガスの利用効率が低いので、多量の反応ガスが必要となり、しかも、反応ガスとガス反応物とで金型10の腐食を惹起するおそれがある。さらに、プラズマを発生させるため、洗浄に長時間を要し、経済的ではないという問題も生じる。また、(D)の超臨界流体洗浄法の場合には、超臨界水あるいは超臨界二酸化炭素を得るため、高温・高圧の環境を生成する高価な装置が必要不可欠となるが、一般の成形用金型10の洗浄装置としては非常に高価となり、実用性に欠けることとなる。
(E)の手作業洗浄法の場合には、金型10のメッキ層12に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓と共に金型10自体も削られてしまうので、金型10のメッキ層12が荒れたり、損傷を招くという深刻な問題が生じる。さらに、手作業で洗浄するので、洗浄時間の短縮を図ることができない。
本発明は上記に鑑みなされたもので、金型の成形部に接着した成形材料のポリアリーレンエーテルケトン樹脂を短時間で安価、かつ確実に除去することができ、しかも、金型の損傷や腐食を防止することのできる金型の洗浄方法を提供することを目的としている。
本発明者等は、鋭意研究した結果、レーザ照射による洗浄に着目し、本発明を完成させた。すなわち、本発明においては上記課題を解決するため、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂含有の溶融した成形材料の充てんにより、所定の成形品を成形する金型の洗浄方法であって、
金型の成形部に付着した成形材料に、レーザ光を照射することにより、成形材料のうち、少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂を除去することを特徴としている。
なお、金型の成形部にメッキ層が積層され、このメッキ層に、成形材料のうち、少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂が付着するようにすることができる。
また、レーザ光をパルス発振により照射することが好ましい。
また、レーザ光を、出力25%以上90%以下、照射幅25mm以上200mm以下、送り速度230mm/min以上1020mm/min以下、エネルギー密度2.5mJ/mm以上7.0mJ/mm以下の条件で照射することができる。
ここで、特許請求の範囲における成形材料は、少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂を含有すれば良く、他の樹脂や添加剤等を含有した材料でも良い。所定の成形品には、三次元成形される成形品の他、シートやフィルム、パイプ等が含まれる。また、金型には、少なくとも押出成形用、射出成形用、フィルム成形用等の金型が含まれる。この金型の成形部としては、キャビティ、コア、成形材料用の流路等が該当する。レーザ光には、少なくともアルゴンレーザ、エキシマレーザ、COレーザ、ファイバレーザ、YAGレーザ等が含まれる。
本発明によれば、金型を洗浄する場合には、使用した金型の成形部に付着した成形材料を露出させ、この露出した成形材料にレーザ光を照射する。レーザ光を照射すると、成形部に付着した成形材料中の少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂が剥離して除去されるので、金型を洗浄することができる。
本発明によれば、金型の成形部に付着した成形材料の少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂を短時間で安価、かつ確実に除去することができるという効果がある。また、洗浄時における金型の損傷や腐食を防ぐことができるという効果がある。
請求項2記載の発明によれば、金型の成形部のメッキ層に付着した成形材料のポリアリーレンエーテルケトン樹脂を除去するので、金型の成形部からメッキ層がポリアリーレンエーテルケトン樹脂と共に剥がれることが少なく、金型の成形部の腐食を防止したり、成形品の離型性の向上が期待できる。
請求項3記載の発明によれば、レーザ光のパルス発振により、金型に対する熱影響を小さくすることができるので、金型を変形させることなく、金型の成形部に付着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂を適切に剥離して洗浄することができる。
請求項4記載の発明によれば、レーザ光の出力が25%以上90%以下の範囲なので、金型に成形材料中のポリアリーレンエーテルケトン樹脂の残滓がそのまま残存することが少ない。また、レーザ光の照射幅が25mm以上200mm以下なので、洗浄作業の迅速化や簡便化を図ることができる。また、レーザ光の送り速度が230mm/min以上1020mm/min以下の範囲なので、洗浄作業の迅速化が期待できる。さらに、レーザ光線のエネルギー密度が2.5mJ/mm以上7.0mJ/mm以下の範囲なので、成形材料中のポリアリーレンエーテルケトン樹脂の残滓が残存するのを防ぐことが可能になる。
本発明に係る金型の洗浄方法の実施形態における金型のメッキ層に接着した成形材料にレーザ光を照射する状態を模式的に示す断面説明図である。 図1の金型のメッキ層から成形材料を剥離除去した状態を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る金型の洗浄方法の実施形態におけるレーザクリーニング装置を模式的に示す斜視説明図である。 金型のキャビティのメッキ層に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂を示す断面説明図である。 金型のキャビティからメッキ層がポリアリーレンエーテルケトン樹脂と共に剥離した状態を模式的に示す断面説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態における金型10の洗浄方法は、図1ないし図3に示すように、接着性に優れるポリアリーレンエーテルケトン樹脂2含有の成形材料1の充てんにより、所定の成形品を成形する金型10の洗浄法であり、金型10の成形部11の薄いメッキ層12に接着した成形材料1の残滓に、レーザクリーニング装置20からレーザ光28を照射して成形材料1の残滓を除去するようにしている。
成形材料1は、少なくとも接着性に優れるポリアリーレンエーテルケトン樹脂2を含有し、他の樹脂や各種のフィラーが選択的に配合される。この成形材料1のポリアリーレンエーテルケトン樹脂2は、アリーレン基,エーテル基,及びケトン基からなる結晶性の樹脂であり、例えば特許第5709878号公報や特許第5847522号公報等に記載された樹脂があげられる。
ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の具体例としては、ポリエーテルケトン(PEK)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、ポリエーテルエーテルエーテルケトン(PEEEK)樹脂、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)樹脂、ポリエーテルエーテルケトンケトン(PEEKK)樹脂、ポリエーテルケトンエーテルケトンケトン(PEKEKK)樹脂等があげられる。このポリアリーレンエーテルケトン樹脂2は、本発明の効果を損なわない範囲において、例えば特許第6144267号公報記載の他の共重合可能な単量体とのブロック共重合体、ランダム共重合体、あるいは変性体も使用可能である。
これらのポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の中では、入手のし易さ、フィルムやシートの成形性、発泡成形性、コストの観点から、ポリエーテルエーテルケトン樹脂とポリエーテルケトンケトン樹脂が好ましい。ポリエーテルエーテルケトン樹脂の具体例としては、例えばビクトレックス ピークシリーズ[ビクトレックス社製 製品名]、ベスタキープシリーズ[ダイセル・エボニック社製 製品名]、キータスパイア PEEKシリーズ[ソルベイスペシャルティポリマーズ社製 製品名]等があげられる。また、ポリエーテルケトンケトン樹脂の具体例としては、例えばKEPSTANシリーズ[アルケマ社製 製品名]等が該当する。
成形材料1には、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の他、本発明の特性を損なわない範囲において、ポリイミド(PI)樹脂,ポリアミドイミド(PAI)樹脂,ポリエーテルイミド(PEI)樹脂等のポリイミド樹脂、ポリアミド4T(PA4T)樹脂、ポリアミド6T(PA6T)樹脂,変性ポリアミド6T(変性PA6T)樹脂,ポリアミド9T(PA9T)樹脂,ポリアミド10T(PA10T)樹脂,ポリアミド11T(PA11T)樹脂,ポリアミド6(PA6)樹脂,ポリアミド66(PA66)樹脂,ポリアミド46(PA46)樹脂等のポリアミド樹脂、ポリサルホン(PSU)樹脂,ポリエーテルサルホン(PES)樹脂,ポリフェニルサルホン(PPSU)樹脂等のポリサルホン樹脂、ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂,ポリフェニレンスルフィドケトン樹脂,ポリフェニレンスルフィドスルホン樹脂,ポリフェニレンスルフィドケトンスルホン樹脂等のポリアリーレンサルファイド樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂,ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂,ポリエチレンナフタタレート(PEN)樹脂等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリアリレート(PAR)樹脂、液晶ポリマー(LCP)等が必要に応じて添加される。
成形材料1には、上記樹脂の他、本発明の特性を損なわない範囲において、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、難燃剤、帯電防止剤、耐熱向上剤、無機化合物、有機化合物等が必要に応じて添加される。
金型10は、フィルムやシート成形用(Tダイスや丸ダイス等)、射出成形用、圧縮成形用、押出成形用、移送成形用、真空成形用、吹込成形用等の型からなり、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2含有の溶融した成形材料1が充てんされ、冷却されることで所定の成形品、例えばフィルム(キャパシタフィルム、マイクロスピーカ用振動板フィルム、包装フィルム等)等を成形する。この金型10は、図1に示すように、例えば所定の材料により構成されるとともに、成形部11が鏡面加工やシボ加工され、この成形部11に腐食防止や精度確保用のメッキ層12が0.01mm以上0.1mm以下の厚さで積層されており、このメッキ層12に成形材料1中のポリアリーレンエーテルケトン樹脂2が強固に接着する。
金型10の所定の材料としては、例えばSKS材やSKD材等の各種の鋼材があげられる。また、メッキ層12の材料としては、特に限定されるものではないが、Cr,Ni,Cu,Zn,Au等の単一メッキ、Zn‐Ni合金,Zn‐Fe合金,Ni‐P合金,Ni‐B合金,Ni‐W合金,Ni‐Fe合金,Ni‐P‐B合金等の合金メッキ、SiC,cBN,PTFE,黒鉛,SiO等の微粒子を添加した複合メッキがあげられる。これらの中では、耐熱性等に優れるNiの単一メッキ、耐熱性,耐汚染性,耐摩耗性,耐薬品性,均一性等に優れる無電解ニッケルメッキが好ましい。
金型10がフィルムを成形するTダイスの場合、このTダイスは、分解可能に対設される一対のダイを備え、この一対のダイの間に、溶融した成形材料1用の流路が成形部11として区画形成されており、この流路にメッキ層12が積層して覆着される。成形材料1用の流路は、上流側から順に、溶融押出成形機に接続される流入部、マニホールド部、及びスリット形の吐出部が形成される。
また、金型10が射出成形用の場合、この金型10は、射出成形機に装着される固定側と、この固定側に型締め可能に対向する可動側とを備え、固定側に成形部11であるキャビティが凹み形成されるとともに、可動側に成形部11であるコアが突出形成され、これらキャビティとコアのうち、少なくともキャビティにメッキ層12が積層して覆着される。
レーザクリーニング装置20は、図3に示すように、底部四隅の複数のキャスタを回転させて移動可能な装置本体21と、この装置本体21に着脱自在に搭載される照射ヘッド27とを備え、これら装置本体21と照射ヘッド27とが可撓性のファイバケーブル29により接続される。装置本体21は、例えばコンパクトな縦長の箱構造に構成され、複数の励起用半導体レーザから出射されたレーザ光を光ファイバで励起光コンバイナに伝搬する励起源と、この励起源の励起光コンバイナからの励起光をダブルクラッドファイバ(増強用ファイバ)に伝搬する共振器とをAC電源と共に内蔵する。
装置本体21は、その正面やその傾斜した上部に、電源ボタン22、始動キー23、操作パネル24、スタンバイボタン25、緊急停止ボタン26等が配設され、AC100Vで動作する。また、励起源の励起光コンバイナは、複数の励起用半導体レーザからの励起光を一本の光ファイバに結合するよう機能する。
照射ヘッド27は、装置本体21の天井に着脱自在に嵌合搭載され、手動操作されて図1に矢印で示す高エネルギー密度のレーザ光28を金型10のメッキ層12に照射する。この照射ヘッド27は、手動操作により、金型10のメッキ層12に強固に接着した成形材料1の残滓に対して適宜往復する。また、ファイバケーブル29は、装置本体21の共振器からのレーザ光を照射ヘッド27に伝搬するビームデリバリ部として機能する。このようなレーザクリーニング装置20としては、例えば東成エレクトロビーム株式会社製のハンディタイプのイレーザー[製品名:登録商標]、株式会社IHI計測製のレーザクリア50[製品名]、株式会社大興製作所製のレーザークリーニング[製品名]等があげられる。
レーザ光28は、特に限定されるものではないが、例えばYAGレーザ光を増幅する媒体・共振器がファイバで構成されるファイバレーザ、YVOレーザ、COレーザ、TEA‐COレーザ、エキシマレーザ、アルゴンレーザ等が用いられる。これらの中では、熱影響の少ない非接触の洗浄が短時間で可能な自動化に資する基本波長1064nmのYAGレーザ、軸調整が不要で安定した出力が得られ、しかも、低出力で微細洗浄が可能な波長1030〜1070nmのファイバレーザが最適である。
レーザ光28は、励起源の励起用半導体レーザが連続的に点灯する連続発振で照射されても良いが、励起用半導体レーザがパルス的に点灯するパルス発振で照射されることが好ましい。これは、レーザ光28のパルス発振により、金型10に対する熱影響を小さくすることができるので、金型10を変形させることなく、金型10のメッキ層12に強固に接着した成形材料1の残滓を確実に剥離して除去することができるからである。
上記において、所定の成形品を成形した金型10の成形部11から成形材料1を除去し、金型10を洗浄する場合には、分解した金型10を位置決めセットして成形部11のメッキ層12に強固に接着した成形材料1を露出させ、レーザクリーニング装置20を起動するとともに、このレーザクリーニング装置20の装置本体21から照射ヘッド27を取り外し、この照射ヘッド27を走査して金型10の成形部11のメッキ層12に強固に接着した成形材料1の残滓にレーザ光28を非接触で照射する。
この際、レーザ光28の出力は、25%以上90%以下、好ましくは30%以上83%以下が良い。これは、出力が25%以上90%以下の範囲から逸脱する場合には、成形材料1の残滓がそのまま残存したり、メッキ層12の剥離を招いたり、あるいは金型10が損傷するからである。また、レーザ光28の照射幅は、洗浄作業の迅速化や便宜を図る観点から、25mm以上200mm以下、好ましくは30mm以上189mm以下が良い。レーザ光28の送り速度は、洗浄時間の短縮や便宜を図るため、230mm/min以上1020mm/min以下、好ましくは250mm/min以上1011mm/min以下が良い。
レーザ光線の照射パス数(回数)は、1以上90以下、好ましくは1以上80以下が最適である。また、レーザ光線のエネルギー密度は、2.5mJ/mm以上7.0mJ/mm以下、好ましくは2.7mJ/mm以上6.6mJ/mm以下が最適である。これは、エネルギー密度が2.5mJ/mm以上7.0mJ/mm以下の調整範囲から外れると、成形材料1の残滓が残存したり、メッキ層12の損傷や剥離を招いたり、あるいは金型10が損傷するからである。
レーザ光28を照射すると、成形部11のメッキ層12に強固に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂2を含む成形材料1が蒸発したり、破壊されることにより、剥離して除去される(図2参照)ので、金型10を短時間で洗浄することができる。この際、成形材料1と金型10のレーザ光28に対する加工閾値を利用すれば、金型10のメッキ層12を損傷させることなく、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2含有の成形材料1の残滓のみを適切に除去することができる。
上記によれば、微粒子を高速・高圧で吹き付けることがないので、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓と共に成形部11のメッキ層12が切削されるのを防ぐことができる。したがって、金型10のメッキ層12が荒れたり、摩耗したりして金型10の損傷が大きくなるのを防止することができる。
また、強酸や反応ガス等を用いないので、金型10の腐食を何ら招くことがない。また、超臨界水あるいは超臨界二酸化炭素を得る高価な装置を何ら必要としないので、優れた実用性を得ることができる。また、手作業で洗浄しないので、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂2の残滓と共に金型10自体が削られることがなく、金型10のメッキ層12が荒れたり、損傷を招くのを防止することが可能となる。また、手作業の洗浄ではないので、洗浄時間の大幅な短縮を図ることが可能になる。さらに、レーザ光28として、熱影響の少ないYAGレーザ、あるいは高品質のファイバレーザを使用すれば、実に良好な洗浄が期待できる。
なお、上記実施形態では金型10の成形部11にメッキ層12を施したが、何らこれに限定されるものではなく、メッキ層12を省略しても良い。この場合、金型10の成形部11に強固に接着した成形材料1に、レーザクリーニング装置20からレーザ光28を照射して成形材料1中の少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂2を除去することとなる。
以下、本発明に係る金型の洗浄方法の実施例を説明する。
〔実施例1〕
金型に相当するテストピースを洗浄するため、用意したテストピースを位置決めセットしてその表面のメッキ層に接着した成形材料を露出させ、最大出力70Wのレーザクリーニング装置を起動してその装置本体から照射ヘッドを取り外し、この照射ヘッドを走査してテストピースのメッキ層に接着した成形材料にレーザ光をパルス発振で照射した。
テストピースは、母材HPM38により、φ100mm、高さ50mmに構成された円板タイプとした。このテストピースのメッキ層は、厚さが10μmのニッケル系メッキとした。このテストピースに使用した成形材料は、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂として市販のポリエーテルエーテルケトン樹脂[ソルベイスペシャルティポリマーズ社製 製品名:キータスパイアPEEK KT‐851NL SP(以下、「KT‐851NL SP」と略す)のみとし、他の樹脂や各種のフィラーを配合しなかった。
レーザクリーニング装置としては、ファイバレーザを照射する東成エレクトロビーム株式会社製のイレーザー[製品名:登録商標]を用い、径が160mmのFθレンズを選択した。また、レーザ光を照射する際、照射条件を、レーザ光の出力30%、レーザ光の照射幅30mm、レーザ光の送り速度250mm/min、レーザ光線の照射パス数(回数)1、レーザ光線のエネルギー密度6.6mJ/mmに設定した。
レーザ光を照射したら、テストピースのメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×としてまとめた。
〔実施例2〕
ポリアリーレンエーテルケトン樹脂成形品を成形した金型を洗浄するため、分解した金型を位置決めセットして成形部のメッキ層に接着した成形材料を露出させ、最大出力70Wのレーザクリーニング装置を起動してその装置本体から照射ヘッドを取り外し、この照射ヘッドを走査して金型の成形部のメッキ層に接着した成形材料の残滓にレーザ光をパルス発振で照射した。
金型はフィルムを押出成形するTダイスとし、成形部のメッキ層は厚さ10μmのニッケル系メッキとした。この金型に使用した成形材料は、市販のポリアリーレンエーテルケトン樹脂として市販のポリエーテルエーテルケトン樹脂[ビクトレックス社製 製品名:VICTREXPEEK 450G(以下、「450G」と略す)のみとし、他の樹脂や各種のフィラーを配合しなかった。また、レーザクリーニング装置としては、ファイバレーザを照射する東成エレクトロビーム株式会社製のイレーザー[製品名:登録商標]を用い、径が160mmのFθレンズを選択した。レーザ光を照射する際、照射条件を、レーザ光の出力83%、レーザ光の照射幅100mm、レーザ光の送り速度270mm/min、レーザ光線の照射パス数1、レーザ光線のエネルギー密度6.6mJ/mmに設定した。
レーザ光を照射したら、成形部のメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×としてまとめた。
〔実施例3〕
基本的には実施例1と同様であるが、レーザ光を照射する際の照射条件を、レーザ光の出力40%、レーザ光の照射幅55mm、レーザ光の送り速度491mm/min、レーザ光線の照射パス数40、レーザ光線のエネルギー密度2.7mJ/mmの値に変更した。
レーザ光を照射したら、テストピースのメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×としてまとめた。
〔実施例4〕
基本的には実施例1と同様であるが、レーザ光を照射する際の照射条件を、レーザ光の出力45%、レーザ光の照射幅55mm、レーザ光の送り速度491mm/min、レーザ光線の照射パス数80、レーザ光線のエネルギー密度3.2mJ/mmの値に変更した。
レーザ光を照射したら、テストピースのメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×として記載した。
〔実施例5〕
基本的には実施例2と同様であるが、高速化を図るため、レーザ光を照射する際の照射条件を、レーザ光の出力58%、レーザ光の照射幅100mm、レーザ光の送り速度360mm/min、レーザ光線の照射パス数4、レーザ光線のエネルギー密度3.2mJ/mmの値に変更した。
レーザ光を照射したら、成形部のメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×として記載した。
〔実施例6〕
基本的には実施例2と同様だが、レーザクリーニング装置のFθレンズを径254mmのタイプに変更した。また、高速化を図るため、レーザ光を照射する際の照射条件を、レーザ光の出力82%、レーザ光の照射幅150mm、レーザ光の送り速度370mm/min、レーザ光線の照射パス数4、レーザ光線のエネルギー密度3.2mJ/mmの値に変更した。
レーザ光を照射した後、成形部のメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×として記載した。
〔実施例7〕
基本的には実施例6と同様だが、レーザ光を照射する際の照射条件を、レーザ光の出力82%、レーザ光の照射幅180mm、レーザ光の送り速度310mm/min、レーザ光線の照射パス数4、レーザ光線のエネルギー密度3.2mJ/mmの値に変更した。
レーザ光を照射した後、成形部のメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×として評価した。
〔実施例8〕
基本的には実施例6と同様だが、レーザ光を照射する際の照射条件を、レーザ光の出力82%、レーザ光の照射幅189mm、レーザ光の送り速度290mm/min、レーザ光線の照射パス数4、レーザ光線のエネルギー密度3.2mJ/mmの値に変更した。
レーザ光を照射した後、成形部のメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×として評価した。
〔実施例9〕
基本的には実施例1と同様だが、レーザクリーニング装置のFθレンズを径254mmのタイプに変更した。また、レーザ光を照射する際の照射条件を、レーザ光の出力82%、レーザ光の照射幅55mm、レーザ光の送り速度1011mm/min、レーザ光線の照射パス数80、レーザ光線のエネルギー密度3.2mJ/mmの値に変更した。
レーザ光を照射した後、テストピースのメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表1に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×として評価した。
Figure 2019177647
〔実施例10〕
基本的には実施例1と同様であるが、実施例1ではテストピースにポリエーテルエーテルケトン樹脂の成形材料を使用したのに対し、実施例10では成形材料に市販のポリアリーレンエーテルケトン樹脂としてポリエーテルケトンケトン樹脂[アルケマ社製 製品名:KEPSTAN 8002(以下、「8002」と略す)]を使用した。このポリエーテルケトンケトン樹脂には、他の樹脂や各種のフィラーを配合しなかった。
テストピースの母材は、実施例1と同様、HPM38とし、φ100mm、高さ50mmに構成された円板タイプとした。このテストピースのメッキ層は、実施例1と同様に厚さ10μmのニッケル系メッキとした。
レーザクリーニング装置としては、実施例1と同様にファイバレーザを照射する東成エレクトロビーム株式会社製のイレーザー[製品名:登録商標]を用い、径が160mmのFθレンズを選択した。また、レーザ光を照射する際、照射条件を、実施例1と同様にレーザ光の出力30%、レーザ光の照射幅30mm、レーザ光の送り速度250mm/min、レーザ光線の照射パス数(回数)1、レーザ光線のエネルギー密度6.6mJ/mmに設定した。
レーザ光を照射したら、テストピースのメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表2に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×としてまとめた。
〔実施例11〕
基本的には実施例2と同様であるが、実施例2では成形材料として市販のポリアリーレンエーテルケトン樹脂にポリエーテルエーテルケトン樹脂を使用したのに対し、実施例11では実施例10で使用したポリエーテルケトンケトン樹脂に変更した。ポリエーテルケトンケトン樹脂には、他の樹脂や各種のフィラーを配合しなかった。また、金型は実施例2と同様、樹脂フィルムを押出成形するTダイスとし、成形部のメッキ層は厚さ10μmのニッケル系メッキとした。
レーザクリーニング装置としては、実施例1と同様にファイバレーザを照射する東成エレクトロビーム株式会社製のイレーザー[製品名:登録商標]を用い、径が254mmのFθレンズを選択した。また、レーザ光を照射する際、照射条件を、レーザ光の出力82%、レーザ光の照射幅150mm、レーザ光の送り速度360mm/min、レーザ光線の照射パス数4、レーザ光線のエネルギー密度3.2mJ/mmに設定した。
レーザ光を照射したら、テストピースのメッキ層に接着した成形材料を剥離して除去できたか否かを目視にて確認し、表2に成形材料のみを剥離して除去できた場合には○、成形材料のみを剥離して除去できなかった場合には×としてまとめた。
Figure 2019177647
各実施例の洗浄方法によれば、レーザ光を照射すれば、テストピースや金型の成形部のメッキ層に接着したポリアリーレンエーテルケトン樹脂を全て良好に剥離して除去・洗浄することができた。また、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂を剥離・除去したテストピース、金型の成形部、メッキ層を観察したが、何ら亀裂や損傷が見当たらなかった。
本発明に係る金型の洗浄方法は、各種の金型の洗浄分野で使用される。
1 成形材料
2 ポリアリーレンエーテルケトン樹脂
10 金型
11 成形部
12 メッキ層
20 レーザクリーニング装置
21 装置本体
27 照射ヘッド
28 レーザ光

Claims (4)

  1. ポリアリーレンエーテルケトン樹脂含有の溶融した成形材料の充てんにより、所定の成形品を成形する金型の洗浄方法であって、
    金型の成形部に付着した成形材料に、レーザ光を照射することにより、成形材料のうち、少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂を除去することを特徴とする金型の洗浄方法。
  2. 金型の成形部にメッキ層が積層され、このメッキ層に、成形材料のうち、少なくともポリアリーレンエーテルケトン樹脂が付着する請求項1記載の金型の洗浄方法。
  3. レーザ光をパルス発振により照射する請求項1又は2記載の金型の洗浄方法。
  4. レーザ光を、出力25%以上90%以下、照射幅25mm以上200mm以下、送り速度230mm/min以上1020mm/min以下、エネルギー密度2.5mJ/mm以上7.0mJ/mm以下の条件で照射する請求項1、2、又は3記載の金型の洗浄方法。
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