JP2019175391A - 検知システム、検知方法、検知プログラム、乗物 - Google Patents

検知システム、検知方法、検知プログラム、乗物 Download PDF

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Abstract

【課題】乗物に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物の内部に残った物体の検知が行える検知システム、検知方法、検知プログラム、及び乗物を提供する。【解決手段】検知システム10は、乗物から人物が降りた際に乗物の内部に残った物体を検知する検知処理を行う検知部F11と、検知処理の結果に応じた通知を行う通知部F12と、を備える。検知処理において、乗物に乗っていた人物に関する情報が利用されることがなく、乗物に乗った人物のプライバシーを保護する。【選択図】図2

Description

本開示は、検知システム、検知方法、検知プログラム、及び乗物に関する。より詳細には、本開示は、乗物に乗っていた人物が乗物内に残した物体を検知する検知システム、検知方法、検知プログラム、及び乗物に関する。
特許文献1は、車内を監視することが可能なカーシェアリングシステムにおける車内監視システムを開示する。特許文献1では、車内監視システムは、忘れ物監視処理を実行する。この忘れ物監視処理においては、まず、メインコントローラーの制御により、カメラが起動されると、カメラにより車両内の撮影を行い、カメラにより撮影された画像情報を監視部を介してメインコントローラーに出力する。メインコントローラーに出力された画像情報は、通信モジュールを介し、携帯電話網を利用してサーバーに出力される。サーバーにおいて、当該画像情報をサーバーに設けられた記憶手段に記憶するとともに、管理団体のパーソナルコンピュータに出力し、管理団体に通知して、忘れ物監視処理を終了する。管理団体の担当者は、取得した画像情報をパーソナルコンピュータの表示画面上に表示して、当該画像情報に忘れ物だと思われる物品がある否かを判断する。担当者が忘れ物があったと判断した場合には、その担当者が管理団体において決められている忘れ物発見後の所定の処理を行う。
特開2012−43042号公報
特許文献1では、忘れ物監視処理は、車両の利用後に、管理団体の担当者が画像情報を見ることによって行われる。この画像情報には、車両の利用者の画像が含まれるおそれがあり、車両(乗物)に乗った人物のプライバシーの保護に懸念がある。また、特許文献1では、車両の利用が終了した後にしか忘れ物監視処理が実行されない。
課題は、乗物に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物の内部に残った物体をより早く検知できる検知システム、検知方法、検知プログラム、及び乗物を提供することである。
本開示の一態様の検知システムは、乗物から人物が降りた際に前記乗物の内部に残った物体を検知する検知処理を行う検知部と、前記検知処理の結果に応じた通知を行う通知部と、を備える。
本開示の一態様の検知方法は、乗物から人物が降りた際に前記乗物の内部に残った物体を検知する検知処理を行い、前記検知処理の結果に応じた通知を行う。
本開示の一態様の検知プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示とを与える。前記第1指示は、乗物から人物が降りた際に前記乗物の内部に残った物体を検知する検知処理を行う指示である。前記第2指示は、前記検知処理の結果に応じた通知を行う指示である。
本開示の一態様の乗物は、前記検知システムと、前記検知システムが搭載される本体と、を備える。
本開示の態様によれば、乗物に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物の内部に残った物体をより早く検知できる、という効果を奏する。
図1は、一実施形態の検知システムを含む乗物割当システムのブロック図である。 図2は、上記検知システムのブロック図である。 図3は、上記検知システムが搭載される乗物の説明図である。 図4は、上記検知システムで生成される画像の説明図である。 図5は、上記検知システムで生成される別の画像の説明図である。 図6は、上記検知システムで生成される更に別の画像の説明図である。 図7は、上記検知システムの動作のフローチャートである。 図8は、上記検知システムの別の動作のフローチャートである。 図9は、上記検知システムの更に別の動作のフローチャートである。
1.実施形態
1.1 概要
図1は、乗物割当システムを示す。乗物割当システムは、ユーザからの要望に応じて、乗物100をユーザに割り当て、ユーザが乗物100により目的地まで移動することを可能にする。本実施形態において、乗物100は、車両(特に、自動車)である。つまり、乗物割当システムは、いわゆる、配車のためのシステムである。なお、乗物100は、車両に限定されず、船舶、飛行機等であってもよい。
乗物100は、検知システム10と、検知システム10が搭載される本体110と、を備えている。検知システム10は、図2に示すように、検知部F11と、通知部F12と、を備える。検知部F11は、乗物100から人物が降りた際に乗物100の内部120(図3参照)に残った物体L11,L12(図5、図6参照)を検知する検知処理を行う。通知部F12は、検知処理の結果に応じた通知を行う。
検知システム10では、検知部F11が、乗物100の内部120に残った物体L11,L12を検知する検知処理を、乗物100から人物が降りた際に開始する。したがって、検知処理において、乗物100に乗っていた人物に関する情報が利用されることがない。そのため、検知システム10によれば、乗物100に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物100の内部120に残った物体L11,L12の検知が行える。
1.2 構成
以下、図1〜図9を参照して、検知システム10について更に説明する。検知システム10は、図1に示すように、管理装置200及び情報端末300と通信ネットワーク400を介して通信可能に接続される。
管理装置200は、乗物100の管理を行うための装置である。管理装置200は、乗物100の管理を行う人物(管理者)により操作される。管理装置200は、管理対象の乗物100のリストを記憶している。よって、管理者は、乗物100の利用の要求に応じて、乗物100の利用の要求に合致する乗物100をリストから選択し得る。管理装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータにより実現され得る。
情報端末300は、乗物100の利用の要求を管理装置200に送信するために利用される。情報端末300は、例えば、乗物100の利用を希望する人物(ユーザ)により操作される。情報端末300は、乗物100の利用を希望する人物の操作に応じて、通信ネットワーク400を通じて管理装置200へ乗物100の利用の要求を送信する。情報端末300は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータにより実現され得る。
通信ネットワーク400は、単一の通信プロトコルに準拠したネットワークだけではなく、異なる通信プロトコルに準拠した複数のネットワークで構成されていてもよい。通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。ただし、検知システム10との間の通信は、移動体通信により行われることが好ましい。なお、図1では簡略化されているが、通信ネットワーク400は、必要に応じて、リピータハブ、スイッチングハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、ルータ等のデータ通信機器を含み得る。
検知システム10は、図2に示すように、撮像装置11と、人体検知装置12と、開閉検知装置13と、出力部14と、処理装置15と、を備える。検知システム10は、図3に示すような乗物100に搭載される。
撮像装置11は、乗物100の内部120を撮影して、乗物100の内部120を示す画像P11〜P13(図4〜図6参照)を生成するための装置である。本実施形態では、乗物100の内部120は、車室121と、荷室122とを含む。車室121は、人物が乗るための空間である。ここでは、車室121に5つの座席がある。荷室122は、荷物を格納するための空間である。よって、撮像装置11は、車室121を撮影する1以上のカメラと、荷室122を撮影する1以上のカメラを含み得る。なお、図4〜図6に示す画像P11〜P13では、説明をわかりやすくするためだけに、車室121の画像と荷室122の画像とを合わせて内部120の画像として表している。ここで、画像P12では、荷室122内に物体L11が写っている。画像P13では、荷室122内の物体L11に加えて、車室121内に物体L12が写っている。物体L11は、一例として、アタッシュケースである。物体L12は、一例として、ドキュメントケースである。撮像装置11の出力(画像)は、処理装置15に与えられる。
人体検知装置12は、乗物100に乗っている人物を検知するための装置である。本実施形態では、人体検知装置12は、乗物100の車室121にいる人物を検知するための装置である。また、人体検知装置12は、車室121の座席ごとに人物の検知を行えるように構成されている。このような人体検知装置12は、従来周知の人感センサであって良い。なお、人体検知装置12は、撮像装置11で得られた車室121の画像に基づく画像処理によって、人物の検知を行う構成であってもよい。人体検知装置12の出力は、処理装置15に与えられる。
開閉検知装置13は、乗物100のドア111の開閉を検知するための装置である。本実施形態では、開閉検知装置13は、乗物100の本体110の4つのドア(右左のフロント及びリアドア)111の開閉をそれぞれ検知する4つのセンサを含む。開閉検知装置13の出力は、処理装置15に与えられる。
出力部14は、通信ネットワーク400を通じて管理装置200と通信するための通信インタフェースを含む。また、出力部14は、視覚的な通知を行うためのディスプレイ、及び、聴覚的な通知を行うためのスピーカを含む。出力部14は、処理装置15によって制御される。
処理装置15は、検知システム10の動作を制御する役割を持つ電気回路である。処理装置15は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理装置15として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理装置15は、図2に示すように、シーン判定部F10と、検知部F11と、通知部F12と、消去部F13と、更新部F14と、除去部F15と、を備える。シーン判定部F10、検知部F11、通知部F12、消去部F13、更新部F14、及び除去部F15は実体のある構成を示しているわけではなく、処理装置15によって実現される機能を示している。
シーン判定部F10は、乗物100の状態を判定する。本実施形態では、乗物100の状態として、「整備完了」、「利用前」、「利用中」、「利用後」の4つの状態を想定している。「整備完了」は、乗物100の管理場所において乗物100の整備が完了した状態であって、管理者によって乗物100がまだ利用者に割り当てられていない状態である。「利用前」は、管理者によって乗物100が利用者に割り当てられた状態であって、また利用者が乗物100を利用していない状態である。「利用中」は、利用者が乗物100を利用している状態である。「利用後」は、利用者が乗物100の利用を終えた状態である。乗物100の状態は、例えば、「整備完了」、「利用前」、「利用中」、「利用後」の順に遷移する。
検知部F11は、乗物100から人物が降りた際に乗物100の内部120に残った物体(例えば、物体L11,L12)を検知する検知処理を行う。乗物100の内部120に残った物体は、例えば、乗物100の利用者又は管理者の忘れ物である。
検知部F11は、乗物100から人物が降りた際の乗物100の内部120を示す対象画像と乗物100の内部120の基準画像との比較に基づいて、検知処理を行う。より詳細には、検知部F11は、乗物100のドア111の開閉を検知すると、乗物100から人物が降りたかどうかの判定を開始する。乗物100のドア111の開閉の判定は、開閉検知装置13からの出力に基づいて行われる。本実施形態では、検知部F11は、開閉検知装置13の出力に基づいて、4つのドア111の各々について開閉が行われたかどうかを判定する。そして、検知部F11は、4つのドア111のいずれかが開閉された場合には、乗物100から人物が降りたかどうかの判定を開始する。また、検知部F11は、人体検知装置12の出力に基づいて、乗物100から人物が降りたかどうかを判定する。検知部F11は、人体検知装置12によって人物を検知できなかった場合、乗物100から人物が降りたと判定する。この場合、検知部F11は、検知処理を開始する。一方、検知部F11は、人体検知装置12によって人物を検知した場合、乗物100から人物が降りていないと判定する。この場合、検知部F11は、検知処理を実行しない。
検知部F11は、検知処理では、対象画像と基準画像との比較に基づいて、乗物100の内部120に残った物体(L11,L12)があるかどうかを判定する。基準画像は、検知処理に先立って用意される。検知部F11は、シーン判定部F10で判定された乗物100の状態が「整備完了」である場合に、撮像装置11から乗物100の内部120の画像を取得して、取得した画像を基準画像として用いる。対象画像は、検知処理において取得される。検知部F11は、検知処理を開始すると、撮像装置11から画像を取得し、取得した画像を対象画像として用いる。検知部F11は、対象画像と基準画像との差分画像に基づいて、物体の検知を行う。画像の差分により物体の検知を行う画像処理技術自体は、従来周知の技術を採用してよいから、詳細な説明は省略する。一例として、基準画像が、図4に示す画像P11、対象画像が図5に示す画像P12である場合、物体L11が検出され得る。
通知部F12は、検知部F11での検知処理の結果に応じた通知を行う。本実施形態では、通知部F12は、検知部F11での検知処理によって乗物100の内部120に物体が検知された場合、通知を行う。通知部F12は、乗物100から人物が降りた場面に基づいて、通知の態様を変更する。本実施形態では、乗物100から人物が降りた場面を、乗物100の状態によって特定している。具体的には、通知部F12は、シーン判定部F10で判定された乗物100の状態に応じた通知を行う。乗物100の状態が「利用前」又は「利用後」である場合、通知部F12は、出力部14を通じて、乗物100の内部120に残った物体があることを示す通知を管理装置200に送信する。このとき、通知部F12は、通知とともに対象画像を管理装置200に送信する。これにより、乗物100の内部120に残った物体の画像を管理装置200で保管できる。乗物100の状態が「利用中」である場合、通知部F12は、出力部14を通じて、乗物100の内部120に残った物体があることを示す通知を情報端末300に送信する。
また、検知部F11は、検知処理で物体が検知されたことを通知部F12が通知した後に、再検知処理を開始する。再検知処理は、検知処理で物体が検知されたことの通知から所定時間経過後に実行される。所定時間は、一例として、通知部F12からの通知を受けた人物が物体を乗物100から回収するのに十分な時間に設定され得る。検知部F11は、再検知処理を開始すると、撮像装置11から画像を取得し、取得した画像に検知処理で検知された物体が存在するかどうかを判定する。
消去部F13は、検知処理で物体が検知されたことを通知部F12が通知した後に物体を検知しなくなると、対象画像を消去する。本実施形態では、消去部F13は、検知部F11での再検知処理で物体が検知されかった場合に、対象画像を消去する消去処理を行う。消去部F13によれば、更なるプライバシーの保護が図れる。
更新部F14は、通知部F12からの通知に対する応答に応じて対象画像を新たな基準画像として選択する更新処理を行う。通知部F12からの通知に対する応答は、管理装置200又は情報端末300から与えられる。管理装置200又は情報端末300では、通知部F12から検知処理で物体が検知されたことの通知があった際に、検知された物体が乗物100の内部120にあるままでよいかどうかの確認を求める。そして、管理者又は利用者によって、検知された物体が乗物100の内部120にあるままでよいことが確認された場合に、検知システム10に、物体を確認したことを示す応答を返す。更新部F14は、物体を確認したことを示す応答を受け取った際に、検知処理で用いられた対象画像を、新たな基準画像として選択する。例えば、検知処理で、図4に示す画像P11が基準画像として用いられ、図5に示す画像P12が対象画像として用いられていた場合、次の検知処理では、画像P12が基準画像として用いられることになる。ここで、次の検知処理で、図6に示す画像P13が対象画像として用いられた場合には、物体L11は検知されず、物体L12が検知される。これに対して、画像P11が基準画像として用いられた場合には、物体L11,L12の両方が検知される。このように、更新部F14によれば、検知済みの物体L11を検知対象から除外できる。そのため、既に検知された物体が、検知処理が繰り返されるたびに検知されることを抑制できる。
除去部F15は、検知処理で物体が検知されたことを通知部F12が通知した後に物体を再度検知すると、物体を除去するための除去処理を行う。本実施形態では、除去部F15は、検知部F11での再検知処理で物体が検知された場合に、除去処理を行う。除去処理は、検知処理で物体が検知されたことを再度通知する再通知処理を含み得る。再通知処理では、除去部F15は、シーン判定部F10で判定された乗物100の状態に応じた通知を行う。乗物100の状態が「利用前」又は「利用後」である場合、除去部F15は、出力部14を通じて、乗物100の内部120にまだ物体が残っていることを示す通知を管理装置200に送信する。乗物100の状態が「利用中」である場合、除去部F15は、出力部14を通じて、乗物100の内部120にまだ物体が残っていることを示す通知を情報端末300に送信する。また、除去処理は、乗物100の状態が「利用前」である場合に乗物100を管理場所に戻す指示を乗物100に与える帰還処理を含んでよい。特に、乗物100が自動運転可能であれば、乗物100を管理場所に戻すことが可能になる。
上述の検知システム10では、処理装置15が、検知部F11と、通知部F12と、を備える。そして、処理装置15は、1以上のプロセッサと1以上のメモリとにより実現されている。つまり、処理装置15は、1以上のプロセッサがプログラム(検知プログラム)を実行することにより実現される。検知プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示とを与える。第1指示は、乗物100から人物が降りた際に乗物100の内部120に残った物体L11,L12を検知する検知処理を行う指示である。第2指示は、検知処理の結果に応じた通知を行う指示を与える。このような検知プログラムによれば、検知システム10と同様に、乗物100に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物100の内部120に残った物体L11,L12をより早く検知できる。
換言すれば、処理装置15は、下記の検知方法を実行しているといえる。検知方法は、乗物100から人物が降りた際に乗物100の内部に残った物体L11,L12を検知する検知処理を行い、検知処理の結果に応じた通知を行う。このような検知方法によれば、検知システム10と同様に、乗物100に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物100の内部120に残った物体L11,L12をより早く検知できる。
1.3 動作
以下、図7〜図9を参照して検知システム10の動作の例について簡単に説明する。
図7は、乗物100の状態が「整備完了」である場合の検知システム10の動作を示す。この場合、検知システム10は、開閉検知装置13の出力に基づいて、ドア111の開閉が行われたかどうかを判定する(S11)。ここで、ドア111の開閉が行われた場合(S11:Yes)、検知システム10は、人体検知装置12の出力に基づいて、乗物100の内部120に人物がいるかどうかを判定する(S12)。ここで、人物が検知されなければ(S12:No)、検知システム10は、撮像装置11により乗物100の内部120を撮影して画像を生成し、この画像を基準画像として記憶する。一方、人物が検知されれば(S12:Yes)、検知システム10は、撮像装置11による乗物100の内部120の撮影を行わず、ステップS11へ戻る。
図8は、乗物100の状態が「利用前」又は「利用後」である場合の検知システム10の動作を示す。この場合、検知システム10は、開閉検知装置13の出力に基づいて、ドア111の開閉が行われたかどうかを判定する(S21)。ここで、ドア111の開閉が行われた場合(S21:Yes)、検知システム10は、人体検知装置12の出力に基づいて、乗物100の内部120に人物がいるかどうかを判定する(S22)。
ここで、人物が検知されれば(S22:Yes)、検知システム10は、撮像装置11による乗物100の内部120の撮影を行わず、ステップS21へ戻る。一方、人物が検知されなければ(S22:No)、検知システム10は、撮像装置11により乗物100の内部120を撮影して画像を生成し、この画像を対象画像として記憶する。そして、検知システム10は、対象画像と基準画像との比較により乗物100の内部に残った物体の検知を行う(S24)。
ステップS24において、物体が検知されれば(S24:Yes)、検知システム10は、管理装置200に通知を送ることで、乗物100の内部120に物体が残っていることを管理者に通知する(S25)。この後、検知システム10は、再検知処理を実行する(S26)。ステップS26において、物体が検知されれば(S26:Yes)、検知システム10は、除去処理を開始する(S27)。 ステップS24又はS26において物体が検知されなかった場合(S24,S26:No)、検知システム10は、対象画像を消去し(S28)、ステップS21へ戻る。
図9は、乗物100の状態が「利用中」である場合の検知システム10の動作を示す。この場合、検知システム10は、開閉検知装置13の出力に基づいて、ドア111の開閉が行われたかどうかを判定する(S31)。ここで、ドア111の開閉が行われた場合(S31:Yes)、検知システム10は、人体検知装置12の出力に基づいて、乗物100の内部120に人物がいるかどうかを判定する(S32)。
ここで、人物が検知されれば(S32:Yes)、検知システム10は、撮像装置11による乗物100の内部120の撮影を行わず、ステップS31へ戻る。一方、人物が検知されなければ(S32:No)、検知システム10は、撮像装置11により乗物100の内部120を撮影して画像を生成し、この画像を対象画像として記憶する。そして、検知システム10は、対象画像と基準画像との比較により乗物100の内部に残った物体の検知を行う(S34)。
ステップS34において、物体が検知されれば(S34:Yes)、検知システム10は、情報端末300に通知を送ることで、乗物100の内部120に物体が残っていることを利用者に通知する(S35)。この後、検知システム10は、再検知処理を実行する(S36)。ステップS36において、物体が検知されれば(S36:Yes)、検知システム10は、除去処理を開始する(S37)。 ステップS34又はS36において物体が検知されなかった場合(S34,S36:No)、検知システム10は、対象画像を消去し(S38)、ステップS31へ戻る。
2.変形例
以上説明した上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。また、上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
検知システム10では、撮像装置11を、人体検知装置12及び開閉検知装置13として利用してもよい。つまり、撮像装置11で得た画像に基づいて、人物の検知及びドア111の開閉の検知を行ってもよい。また、人体検知装置12は、座席に設置された圧力センサで構成されていてもよい。
上記実施形態では、処理装置15は、シーン判定部F10、検知部F11、通知部F12、消去部F13、更新部F14、及び除去部F15を備えているが、シーン判定部F10、消去部F13、更新部F14、及び除去部F15は必須ではない。処理装置15は、少なくとも検知部F11と通知部F12を有していればよい。
検知部F11に関して、検知処理において、乗物100の内部120は、必ずしも、車室121と荷室122との両方を含んでいる必要はない。内部120は、車室121と荷室122との一方であってもよいし、車室121又は荷室122の全部ではなく一部(例えば、車室121の後部座席)であってもよい。
また、検知部F11は、必ずしも再検知処理を行う必要はない。検知部F11は、少なくとも、検知処理を行えばよい。また、検知部F11は、乗物100に複数の人物が乗っている場合、複数の人物のうちの少なくとも一人が乗物100から降りた際に、検知処理を開始してもよい。逆に、検知部F11は、乗物100から人物が降りた際に乗物100に別の人物がいれば、検知処理を行わないようにしてもよい。つまり、検知部F11は、乗物100に一人でも人物が残っていれば、検知処理を開始しないようにしてもよい。このようにすれば、更なるプライバシーの保護が図れる。
通知部F12は、必ずしも、乗物100から人物が降りた場面に基づいて、通知の態様を変更する必要はない。通知部F12は、乗物100から人物が降りた場面に関係なく、同じ態様の通知を行ってもよい。また、通知部F12による通知は、上記実施形態の例に限定されない。例えば、通知部F12は、出力部14のスピーカを用いて聴覚的な通知を行ってもよい。聴覚的な通知は、単純に、管理者や利用者を引き付ける音を鳴らすことによって行ってもよいし、音声メッセージを出力することによって行ってもよい。また、通知部F12は、乗物100のクラクションを鳴らしたり、乗物100のヘッドライトやウィンカを点滅させたりすることで、通知を行ってもよい。
また、検知システム10は、複数のコンピュータにより構成されていてもよく、検知システム10の機能(特に、検知部F11及び通知部F12の機能)は、複数の装置に分散されていてもよい。例えば、検知部F11及び通知部F12は、管理装置200に設けられていてもよい。この場合、乗物100と管理装置200とが協働することで、検知システム10が実現される。また、検知部F11及び通知部F12は、情報端末300に設けられていてもよい。この場合、乗物100と情報端末300とが協働することで、検知システム10が実現される。更に、検知システム10の機能の少なくとも一部が、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されていてもよい。
以上述べた検知システム10の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における検知システム10の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
3.態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の第1〜第11の態様を含む。以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様の検知システム(10)は、乗物(100)から人物が降りた際に前記乗物(100)の内部(120)に残った物体(L11,L12)を検知する検知処理を行う検知部(F11)と、前記検知処理の結果に応じた通知を行う通知部(F12)と、を備える。第1の態様によれば、乗物(100)に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物(100)の内部(120)に残った物体(L11,L12)をより早く検知できる。
第2の態様の検知システム(10)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記検知部(F11)は、前記乗物(100)から人物が降りた際の前記乗物(100)の内部(120)を示す対象画像と前記乗物(100)の内部(120)の基準画像との比較に基づいて、前記検知処理を行う。第2の態様によれば、検出処理の精度の向上が図れる。
第3の態様の検知システム(10)は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記検知システム(10)は、前記検知処理で前記物体(L11,L12)が検知されたことを前記通知部(F12)が通知した後に、前記物体(L11,L12)を検知しなくなると、前記対象画像を消去する消去部(F13)を備える。第3の態様によれば、更なるプライバシーの保護が図れる。
第4の態様の検知システム(10)は、第2又は第3の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記検知システム(10)は、前記通知に対する応答に応じて、前記対象画像を新たな基準画像として選択する更新処理を行う更新部(F14)を備える。第4の態様によれば、検知済みの物体(L11,L12)を検知対象から除外できる。
第5の態様の検知システム(10)は、第1〜第4の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、前記検知システム(10)は、除去部(F15)を備える。前記除去部(F15)は、前記検知処理で前記物体(L11,L12)が検知されたことを前記通知部(F12)が通知した後に、前記物体(L11,L12)を再度検知すると、前記物体(L11,L12)を除去するための除去処理を行う。第5の態様によれば、乗物(100)に物体(L11,L12)が残った状態の解消が図れる。
第6の態様の検知システム(10)は、第1〜第5の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、前記検知部(F11)は、前記乗物(100)のドア(111)の開閉を検知すると、前記乗物(100)から人物が降りたかどうかの判定を開始する。第6の態様によれば、検出処理をより適切なタイミングで行える。
第7の態様の検知システム(10)は、第1〜第6の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、前記検知部(F11)は、前記乗物(100)から人物が降りた際に前記乗物(100)に別の人物がいれば、前記検知処理を行わない。第7の態様によれば、更なるプライバシーの保護が図れる。
第8の態様の検知システム(10)は、第1〜第7の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、前記通知部(F12)は、前記乗物(100)から人物が降りた場面に基づいて、前記通知の態様を変更する。第8の態様によれば、通知をより適切な態様で行える。
第9の態様の検知方法は、乗物(100)から人物が降りた際に前記乗物(100)の内部(120)に残った物体(L11,L12)を検知する検知処理を行い、前記検知処理の結果に応じた通知を行う。第9の態様によれば、乗物(100)に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物(100)の内部(120)に残った物体(L11,L12)をより早く検知できる。
第10の態様の検知プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と第2指示とを与える。前記第1指示は、乗物(100)から人物が降りた際に前記乗物(100)の内部(120)に残った物体(L11,L12)を検知する検知処理を行う指示である。前記第2指示は、前記検知処理の結果に応じた通知を行う指示である。第10の態様によれば、乗物(100)に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物(100)の内部(120)に残った物体(L11,L12)をより早く検知できる。
第11の態様の乗物(100)は、第1〜第8の態様のいずれか一つの検知システム(10)と、前記検知システム(10)が搭載される本体(110)と、を備える。第11の態様によれば、乗物(100)に乗った人物のプライバシーを保護しつつ、乗物(100)の内部(120)に残った物体(L11,L12)をより早く検知できる。
10 検知システム
F10 シーン判定部
F11 検知部
F12 通知部
F13 消去部
F14 更新部
F15 除去部
100 乗物
110 本体
120 内部
121 車室
122 荷室
L11,L12 物体

Claims (11)

  1. 乗物から人物が降りた際に前記乗物の内部に残った物体を検知する検知処理を行う検知部と、
    前記検知処理の結果に応じた通知を行う通知部と、
    を備える、
    検知システム。
  2. 前記検知部は、前記乗物から人物が降りた際の前記乗物の内部を示す対象画像と前記乗物の内部の基準画像との比較に基づいて、前記検知処理を行う、
    請求項1の検知システム。
  3. 前記検知処理で前記物体が検知されたことを前記通知部が通知した後に前記物体を検知しなくなると、前記対象画像を消去する消去部を備える、
    請求項2の検知システム。
  4. 前記通知に対する応答に応じて前記対象画像を新たな基準画像として選択する更新処理を行う更新部を備える、
    請求項2又は3の検知システム。
  5. 前記検知処理で前記物体が検知されたことを前記通知部が通知した後に前記物体を再度検知すると、前記物体を除去するための除去処理を行う除去部を備える、
    請求項1〜4のいずれか一つの検知システム。
  6. 前記検知部は、前記乗物のドアの開閉を検知すると、前記乗物から人物が降りたかどうかの判定を開始する、
    請求項1〜5のいずれか一つの検知システム。
  7. 前記検知部は、前記乗物から人物が降りた際に前記乗物に別の人物がいれば、前記検知処理を行わない、
    請求項1〜6のいずれか一つの検知システム。
  8. 前記通知部は、前記乗物から人物が降りた場面に基づいて、前記通知の態様を変更する、
    請求項1〜7のいずれか一つの検知システム。
  9. 乗物から人物が降りた際に前記乗物の内部に残った物体を検知する検知処理を行い、
    前記検知処理の結果に応じた通知を行う、
    検知方法。
  10. 1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、
    乗物から人物が降りた際に前記乗物の内部に残った物体を検知する検知処理を行う第1指示と、
    前記検知処理の結果に応じた通知を行う第2指示と、
    を与える、
    検知プログラム。
  11. 請求項1〜8のいずれか一つの検知システムと、
    前記検知システムが搭載される本体と、
    を備える、
    乗物。
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