JP2019175345A - 電源供給回路 - Google Patents

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【課題】制限される電圧の値を調整し易く、発光素子の発光を安定化させることができる電源供給回路を提供する。【解決手段】電源供給回路1は、発電素子B1と、発電素子B1の発電電力により充電されるコンデンサC1と、コンデンサC1の両端の電圧または当該電圧に応じた電圧を検出する第1電圧検出回路と、コンデンサC1と並列の電流経路に設けられた発光素子L1と、第1電圧検出回路により検出される電圧が第1閾値に達した場合に、発電素子B1から出力される電流を発光素子L1が設けられた電流経路に流すことで発光素子L1を発光させ、コンデンサC1の両端の電圧を制限する電圧制限回路と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電源供給回路に関する。
電源回路から負荷に電力を供給する電源供給回路が知られている。また、電源供給回路に備えられたコンデンサあるいは負荷などにかかる電圧が許容可能電圧(耐圧)未満となるように、電圧を制限することが行われている。
特許文献1に記載された太陽電池付小型電子機器では、太陽電池と、当該太陽電池に並列接続される発光ダイオードと、当該発光ダイオードに並列接続され当該太陽電池により発生される電圧を充電するコンデンサを備え、当該コンデンサの充電電圧が所定値以上に達した際に当該発光ダイオードが発光動作する(特許文献1参照。)。このように、当該太陽電池付小型電子機器では、当該コンデンサと並列に当該発光ダイオードが接続されているため、当該コンデンサの充電電圧が当該発光ダイオードの順方向オン電圧になると、当該発光ダイオードに電流が流れて当該発光ダイオードが発光し、当該コンデンサの充電電圧は当該発光ダイオードの順方向オン電圧以下に制限される。
しかしながら、特許文献1に記載された太陽電池付小型電子機器では、制限される電圧の値が当該発光ダイオードの順方向オン電圧に依存するため、制限される電圧の値を任意の値に調整することが困難である場合があった。また、当該発光ダイオードの点灯時または消灯時に当該発光ダイオードを流れる電流が小さくなるため、当該発光ダイオードの発光ムラが発生する場合があった。
実開昭61−152125号公報
上述のように、従来の電源供給回路では、制限される電圧の値を調整することが困難である場合があり、また、発光素子の発光ムラが発生する場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、制限される電圧の値を調整し易く、発光素子の発光を安定化させることができる電源供給回路を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、発電素子と、前記発電素子の発電電力により充電されるコンデンサと、前記コンデンサの両端の電圧または当該電圧に応じた電圧を検出する第1電圧検出回路と、前記コンデンサと並列の電流経路に設けられた発光素子と、前記第1電圧検出回路により検出される電圧が第1閾値に達した場合に、前記発電素子から出力される電流を前記発光素子が設けられた前記電流経路に流すことで前記発光素子を発光させ、前記コンデンサの両端の電圧を制限する電圧制限回路と、を備える電源供給回路である。
本発明の一態様は、電源供給回路において、前記コンデンサの両端の電圧または当該電圧に応じた電圧を検出する第2電圧検出回路と、前記第2電圧検出回路により検出される電圧が第2閾値以下から上昇して前記第2閾値を超えた場合に、前記発電素子と負荷との間に設けられたスイッチ素子をオン状態にすることで、前記発電素子から前記負荷に電力の供給を開始させる電源供給制御回路と、を備える。
本発明によれば、電源供給回路において、制限される電圧の値を調整し易く、発光素子の発光を安定化させることができる。
本発明の一実施形態に係る電源供給回路の概略的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電源回路のIC部の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電源回路のIC部の他の例であるIC部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電源回路のコンデンサの充電電圧の時間変化の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電源供給回路1の概略的な構成を示す図である。
電源供給回路1は、電源回路11と、動作制御回路12を備える。図1には、電源供給回路1に接続された負荷13も示してあるが、負荷13は電源供給回路1の外部に存在する。
<電源回路>
電源回路11は、発電素子B1と、ダイオードD1と、2個の抵抗R1、R2と、IC(Integrated Circuit)部101と、発光素子L1と、コンデンサC1を備える。電源回路11は、2個の出力端Q1、Q2を備える。
発電素子B1は、例えば、環境エネルギーにより発電する素子であり、具体例として、太陽電池、熱発電する素子、風力発電する素子、あるいは、空中の電波を使用して発電する素子などである。電源回路11では、発電素子B1により発電される電力を電源電力とする。
発光素子L1は、例えば、発光ダイオードなどである。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、1個のコンデンサC1が用いられる場合を示すが、他の例として、1個のコンデンサC1の代わりに、直列、並列、あるいは直列と並列のいずれかで接続された複数のコンデンサが用いられてもよい。
発電素子B1のプラス端(+端)とダイオードD1の一端(アノード)とが接続されている。
ダイオードD1の他端(カソード)と、発電素子B1のマイナス端(−端)とが、それぞれ、電源回路11の出力端Q1、Q2と接続されている。
出力端Q1と出力端Q2との間には、2個の抵抗R1、R2を有する電流経路と、IC部101および発光素子L1を有する電流経路と、コンデンサC1を有する電流経路が並列に接続されている。
抵抗R1と抵抗R2とは直列に接続されている。抵抗R1の一端が出力端Q1と接続されており、抵抗R1の他端が抵抗R2の一端と接続されており、抵抗R2の他端が出力端Q2と接続されている。2個の抵抗R1、R2の接続点とIC部101の制御端とが接続されている。
IC部101と発光素子L1とが直列に接続されている。IC部101の一端(カソード)が出力端Q1と接続されており、IC部101の他端(アノード)が発光素子L1の一端(アノード)と接続されており、発光素子L1の他端(カソード)が出力端Q2と接続されている。
IC部101は、制御端から入力される電圧が所定の閾値(本実施形態において、「第1閾値」という。)に達したときに電流を通し、当該電圧が第1閾値以下のときは電流を通さない。
コンデンサC1の一端が出力端Q1と接続されており、コンデンサC1の他端が出力端Q2と接続されている。
ここで、IC部101は、電圧を第1閾値以下に制限する電圧制限回路(電圧リミッタ)として機能する。
2個の抵抗R1、R2は、これらの接続点においてコンデンサC1の両端の電圧に応じた電圧(分圧)を検出する第1電圧検出回路を構成する。なお、他の例として、コンデンサC1の両端の電圧自体を検出する回路(他の例に係る第1電圧検出回路)が電源回路11に備えられてもよい。リミッタ電圧である第1閾値は、電源供給回路1および負荷13の全体において耐圧を超える電圧がかからないような値に設定される。例えば、第1閾値は、コンデンサC1の耐圧(最大許容電圧)および負荷13の耐圧(最大許容電圧)を考慮して、コンデンサC1に耐圧を超える電圧がかからず、かつ、負荷13に耐圧を超える電圧がかからないように設定される。
<電源回路のIC部の一例>
図2は、本発明の一実施形態に係る電源回路11のIC部101の一例を示す図である。
図2の例では、IC部101は、オペアンプA1と、スイッチ素子SW11と、電源B11を備える。IC部101は、端子Q101(カソード)と、端子Q102(アノード)と、制御端子Q103を備える。
スイッチ素子SW11は、例えば、トランジスタである。
スイッチ素子SW11は、端子Q101と端子Q102との間に接続されている。
スイッチ素子SW11は、オン状態とオフ状態とに切り替えられる。スイッチ素子SW11は、オン状態であるときに端子Q101と端子Q102との間を導通させ、オフ状態であるときに端子Q101と端子Q102との間を開放させる。
電源B11は、端子Q101とオペアンプA1の反転入力端子(マイナス(−)の入力端子)との間に接続されている。電源B11のマイナス端とオペアンプA1の反転入力端子とが接続されており、電源(基準電圧)B11のプラス端と端子Q101とが接続されている。
オペアンプA1の正電源端子および負電源端子は、それぞれ、端子Q101および端子Q102と接続されている。
制御端子Q103は、オペアンプA1の非反転入力端子(プラス(+)の入力端子)に接続されている。
オペアンプA1の出力端は、スイッチ素子SW11の制御端に接続されている。
図2に示されるIC部101と図1に示された電源回路11との関係としては、IC部101の端子Q101は電源回路11の出力端Q1と接続されており、IC部101の端子Q102は発光素子L1の一端(アノード)と接続されている。IC部101の制御端子Q103は2個の抵抗R1、R2の接続点と接続されている。このIC部101では、抵抗R1にかかる電圧と電源(基準電圧)B11の電圧(第1閾値)とが比較され、抵抗R1にかかる電圧が第1閾値に達したときにオペアンプA1からスイッチ素子SW11に出力される電圧によってスイッチ素子SW11がオン状態に切り替えられる。
このように、オペアンプA1の非反転入力端子に分圧電圧(抵抗R1と抵抗R2との接続点の電圧)が入力される。発光素子L1は、スイッチ素子SW11において電源B11に対応する基準電圧(Vref)が接続されていない側の端子に接続される。
<電源回路のIC部の他の例>
図3は、本発明の一実施形態に係る電源回路11のIC部101の他の例であるIC部101aを示す図である。
ここで、本実施形態では、図1に示されるIC部101として図2に示される回路が用いられているが、他の例として、図3に示される回路が用いられてもよい。
図3の例では、IC部101は、オペアンプA11と、スイッチ素子SW21と、電源(基準電圧)B21を備える。IC部101aは、端子Q111(カソード)と、端子Q112(アノード)と、制御端子Q113を備える。
スイッチ素子SW21は、例えば、トランジスタである。
スイッチ素子SW21は、端子Q111と端子Q112との間に接続されている。
スイッチ素子SW21は、オン状態とオフ状態とに切り替えられる。スイッチ素子SW21は、オン状態であるときに端子Q111と端子Q112との間を導通させ、オフ状態であるときに端子Q111と端子Q112との間を開放させる。
電源B(基準電圧)21は、端子Q112とオペアンプA11の反転入力端子(マイナスの入力端子)との間に接続されている。電源(基準電圧)B21のプラス端とオペアンプA1の反転入力端子とが接続されており、電源B11のマイナス端と端子Q112とが接続されている。
オペアンプA11の正電源端子および負電源端子は、それぞれ、端子Q111および端子Q112と接続されている。
制御端子Q113は、オペアンプA11の非反転入力端子(プラスの入力端子)に接続されている。
オペアンプA11の出力端は、スイッチ素子SW21の制御端に接続されている。
図3に示されるIC部101aが用いられる場合には、図1に示される電源回路11において、発光素子L1は、IC部101(図3の例では、IC部101a)に対して出力端Q2の側に設けられる代わりに、IC部101(図3の例では、IC部101a)に対して出力端Q1の側に設けられる。
図3に示されるIC部101aと図1に示された回路との関係としては、発光素子L1の一端(アノード)は電源回路11の出力端Q1と接続されており、IC部101aの端子Q111は発光素子L1の他端(カソード)と接続されており、IC部101aの端子Q112は電源回路11の出力端Q2と接続されている。IC部101aの制御端子Q113は2個の抵抗R1、R2の接続点と接続されている。このIC部101aでは、抵抗R2にかかる電圧と電源(基準電圧)B21の電圧(他の例に係る第1閾値)とが比較され、抵抗R2にかかる電圧が第1閾値に達したときにオペアンプA11からスイッチ素子SW21に出力される電圧によってスイッチ素子SW21がオン状態に切り替えられる。
このように、オペアンプA11の非反転入力端子に分圧電圧(抵抗R1と抵抗R2との接続点の電圧)が入力される。発光素子L1は、スイッチ素子SW21において電源B21に対応する基準電圧(Vref)が接続されていない側の端子に接続される。
<動作制御回路>
動作制御回路12は、2個の抵抗R11、R12と、IC部102と、スイッチ素子SW1を備える。動作制御回路12は、2個の入力端Q11、Q12と、2個の出力端Q21、Q22を備える。
動作制御回路12に備えられた2個の入力端Q11、Q12のそれぞれは、電源回路11に備えられた2個の出力端Q1,Q2のそれぞれと接続されている。
動作制御回路12に備えられた入力端Q11は、動作制御回路12に備えられた出力端Q21と接続されている。
抵抗R11と抵抗R12とは直列に接続されている。抵抗R11の一端が入力端Q11および出力端Q21と接続されており、抵抗R11の他端が抵抗R12の一端と接続されており、抵抗R12の他端が入力端Q12および出力端Q22と接続されている。2個の抵抗R11、R12の接続点とIC部102の制御端とが接続されている。
スイッチ素子SW1の一端は入力端Q12と接続されており、スイッチ素子SW1の他端は出力端Q22と接続されている。なお、スイッチ素子SW1は、入力端Q11と出力端Q21の間に接続されてもよい。
スイッチ素子SW1は、オン状態とオフ状態とに切り替えられる。スイッチ素子SW1は、オン状態であるときに入力端Q12と入力端Q22との間を導通させ、オフ状態であるときに入力端Q12と入力端Q22との間を開放させる。
2個の抵抗R11、R12は、これらの接続点においてコンデンサC1の両端の電圧に応じた電圧(分圧)を検出する第2電圧検出回路を構成する。なお、他の例として、コンデンサC1の両端の電圧自体を検出する回路(他の例に係る第2電圧検出回路)が動作制御回路12に備えられてもよい。
IC部102は、制御端から入力される電圧が所定の閾値(本実施形態において、「第2閾値」という。)を超えた場合にスイッチ素子SW1をオフ状態からオン状態に切り替え、その後、当該電圧が所定の閾値(本実施形態において、「第3閾値」という。)以下となった場合にスイッチ素子SW1をオン状態からオフ状態に切り替える、電源供給制御回路として機能する。
ここで、第3閾値は、例えば、第2閾値以下の値であり、好ましい例として、第2閾値よりも小さい値である。
また、本実施形態では、電源回路11における電圧制限のための第1閾値の方が、動作制御回路12における負荷13への電力供給のための第2閾値よりも高く設定されている。
<負荷>
負荷13は、2個の入力端Q31、Q32を備える。
負荷13に備えられた入力端Q31、Q32のそれぞれは、動作制御回路12に備えられた2個の出力端Q21、Q22のそれぞれと接続されている。
ここで、負荷13は、所定の動作電圧の範囲で動作する。
また、負荷13は、例えば、電源供給回路1から供給される電力で動作する通信回路を備えた通信モジュール、あるいは、電源供給回路1から供給される電力で動作するセンサ、あるいは、これらの両方、などである。
<電源回路の動作の例>
電源回路11において行われる動作の例を示す。概略的には、電源回路11は、発電素子B1により発電された電力を出力端Q1、Q2から動作制御回路12の側に供給し、コンデンサC1にかかる電圧が第1閾値に達すると当該電圧が第1閾値を超えないように制限するとともに発光素子L1を発光させる。
発電素子B1から出力される電流によりコンデンサC1が充電される。コンデンサC1の充電電圧はIC部101により所定の電圧(第1閾値)以下に制限される。つまり、コンデンサC1の充電電圧が第1閾値に達したときに、IC部101が電流を通す状態に切り替わり、発電素子B1から出力される電流が発光素子L1が設けられた経路に流れることで発光素子L1を発光させ、コンデンサC1の両端の電圧(充電電圧)が所定の電圧(第1閾値)を超えないように制限される。このように、コンデンサC1の充電電圧が第1閾値に達したときに、コンデンサC1以外の経路に設けられたIC部101に電流が流れ、コンデンサC1の充電電圧が第1閾値に維持される。
本実施形態では、2個の抵抗R1、R2によりコンデンサC1の充電電圧を分圧する分圧回路が構成されており、IC部101により当該分圧回路により生成される分圧電圧に基づいてコンデンサC1の充電電圧の最大値を制限する制限回路が構成されており、IC部101と2個の抵抗R1、R2によりシャント型基準電圧回路が構成されている。そして、本実施形態では、IC部101と直列に発光素子L1が接続されているため、IC部101がオン状態になったときに、発光素子L1が点灯(発光)する。したがって、ユーザ(人)は発光素子L1が点灯したことを視覚的に把握することにより、コンデンサC1の充電電圧が第1閾値に達したことを確認することができる。
ここで、コンデンサC1の充電電圧の最大値は、抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値との比により設定される。したがって、抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値との比を調整することにより、コンデンサC1の充電電圧の最大値を所望の電圧値に設定することができる。
また、本実施形態では、IC部101のICにより電流のオンオフが制御されるため、発光素子L1の発光ムラを小さくすることができる。
<電源回路に動作制御回路が付加された場合の動作の例>
電源回路11に動作制御回路12が付加された場合の動作の例を示す。概略的には、動作制御回路12は、電源回路11から供給される電圧が上昇するときに、当該電圧が所定の電圧(第2閾値)以下である場合には当該電圧を負荷13に供給せず、当該電圧が第2閾値を超えた場合に当該電圧を負荷13に供給する。その後、動作制御回路12は、電源回路11から供給される電圧が下降するときに、当該電圧が所定の電圧(第3閾値)以下となった場合に当該電圧を負荷13に供給することを停止する。
動作制御回路12は、負荷13への電力供給を制御する。
動作制御回路12では、発電素子B1から出力される電流によりコンデンサC1が充電され、コンデンサC1の充電電圧が第2閾値を超えたときに、負荷13への電力供給が開始されるような制御が行われる。
負荷13への電力供給が開始されると、発電素子B1から出力される電流は負荷13に供給され、その電流だけでは足りない場合には、その不足分がコンデンサC1からの放電電流によって補われる。
負荷13に供給される電流が小さい場合には、発電素子B1から出力される電流はコンデンサC1と負荷13との双方に供給されるため、負荷13への電力供給が開始された後であっても、コンデンサC1の充電電圧が上昇する。
また、コンデンサC1の充電電圧が第2閾値より高い第1閾値に達したときに、コンデンサC1の充電電圧が第1閾値より高くなることを制限する制限回路であるIC部101が電圧を制限するように動作する。すなわち、IC部101におけるスイッチ素子SW11がオン状態に切り替えられることにより、コンデンサC1の充電電圧が第1閾値より高くなることが阻止される。
<電源回路のコンデンサの充電電圧の時間変化の例>
図4は、本発明の一実施形態に係る電源回路11のコンデンサC1の充電電圧の時間変化の一例を示す図である。
図4に示されるグラフにおいて、横軸は時間を表しており、縦軸はコンデンサC1の充電電圧[V]を表している。
図4の例では、負荷13の動作電圧が2.0〜4.0[V]であり、電源回路11のIC部101の第1閾値(電圧制限のための閾値)は3.5[V]であり、動作制御回路12のIC部102の第2閾値(負荷13への電力供給開始のための閾値)は3.2[V]であるとする。また、動作制御回路12のIC部102の第3閾値(負荷13への電力供給停止のための閾値)は2.0[V]であるとする。
なお、これらの数値は説明のための一例であり、これらの数値に限定されない。
図4に示されるグラフの例を説明する。
まず、電源回路11において、発電素子B1の発電量が0である場合、コンデンサC1の充電電圧は0[V]である。そこから発電素子B1の発電量が上昇していき、コンデンサC1の充電電圧が上昇していく。そして、コンデンサC1の充電電圧が3.2[V]を超えたとき(時間T1:負荷13の起動の開始点1011)、動作制御回路12のスイッチ素子SW1がオフ状態からオン状態に切り替えられて、電源回路11から動作制御回路12を介して負荷13に電力が供給される。
次に、負荷13が起動することにより、コンデンサC1の充電電圧が3.2[V]から下降していき、しばらくした時点(時間T2:負荷13の起動の完了点1012)から、負荷13で使用される電流の揺れにしたがって、コンデンサC1の充電電圧が上下に揺れながら上昇していく。ここで、本実施形態では、負荷13では、起動するとき(動作開始時)に大きな電力を消費し、起動後の定常動作時の消費電力が起動時と比べて小さくなるものを想定している。
次に、発電素子B1の発電量が大きくなっていき、コンデンサC1の充電電圧が3.5[V]に達したとき(時間T3:電圧制限の開始点1013)、電源回路11のIC部101により電圧制限が開始されて、コンデンサC1の充電電圧が3.5[V]に維持される。また、電圧制限とともに、発光素子L1が発光する。
なお、その後、発電素子B1の発電量が小さくなった場合には、コンデンサC1の充電電圧が下降して2.0[V]に達したときに、動作制御回路12のスイッチ素子SW1がオン状態からオフ状態に切り替えられて、電源回路11から動作制御回路12を介して負荷13に電力が供給される動作が停止される。
以上のように、本実施形態に係る電源供給回路1では、電源回路11における発電素子B1の発電電力が負荷13の消費電力よりも大きくなって、コンデンサC1の充電電圧が大きくなっても、コンデンサC1の充電電圧が所定の電圧(第1閾値)以下になるように電圧制限が行われるため、コンデンサC1の充電電圧が当該コンデンサC1の耐圧を超えてしまうことを防止することができ、負荷13に当該負荷13の動作電圧を超える電圧がかかってしまうことを防止することができる。
また、本実施形態に係る電源供給回路1では、このような電圧制限が行われるときに、不要な電力を使用して発光素子L1を点灯することで、電圧制限が行われていることを通知する。このため、本実施形態に係る電源供給回路1では、電圧制限中に不要となる余剰電力を発光素子L1の発光のための電力として消費することで、当該余剰電力を有効に活用することができる。
このように、本実施形態に係る電源供給回路1では、制限される電圧の値を調整し易く、発光素子L1の発光を安定化させることができる。
また、本実施形態に係る電源供給回路1では、動作制御回路12により、電源回路11から負荷13への電源供給の開始および停止を制御する。このため、本実施形態に係る電源供給回路1では、例えば、DC(Direct Current)/DCコンバータを備えずに、負荷13の動作電圧に応じて電源供給のオンオフを制御することができる。一般にDC/DCコンバータの消費電力は大きいため、本実施形態に係る電源供給回路1では、例えば、DC/DCコンバータが用いられる場合と比べて、消費電力の低減およびコストの低減を図ることができる。
一構成例として、本実施形態に係る電源供給回路1では、電源回路11において、発電素子B1と、発電素子B1により発電された電力を充電するコンデンサC1と、コンデンサC1の両端の電圧に応じた電圧(本実施形態では、分圧)を検出する第1電圧検出回路(本実施形態では、2個の抵抗R1、R2)と、コンデンサC1と並列の電流経路に設けられた発光素子L1と、第1電圧検出回路により検出される電圧が第1閾値に達した場合に、発電素子B1から出力される電流を発光素子L1が設けられた電流経路(本実施形態では、IC部101および発光素子L1が設けられた電流経路)に流すことで発光素子L1を発光させ、コンデンサC1の両端の電圧を制限する電圧制限回路(本実施形態では、IC部101)と、を備える。他の例として、コンデンサC1の両端の電圧を検出する第1電圧検出回路(他の例に係る第1電圧検出回路)が電源回路11に備えられてもよい。
一構成例として、本実施形態に係る電源供給回路1では、動作制御回路12において、コンデンサC1の両端の電圧に応じた電圧(本実施形態では、分圧)を検出する第2電圧検出回路(本実施形態では、2個の抵抗R11、R12)と、第2電圧検出回路により検出される電圧が第2閾値以下から上昇して第2閾値を超えた場合に、発電素子B1と負荷13との間に設けられたスイッチ素子SW1をオン状態にすることで、発電素子B1から負荷13に電力の供給を開始させる電源供給制御回路(本実施形態では、IC部102)と、を備える。他の例として、コンデンサC1の両端の電圧を検出する第2電圧検出回路(他の例に係る第2電圧検出回路)が動作制御回路12に備えられてもよい。
ここで、本実施形態では、電源回路11と動作制御回路12とを区別したが、電源回路11と動作制御回路12とが一体として構成されてもよい。
電源回路11と動作制御回路12とが一体として構成される場合、例えば、第1電圧検出回路と第2電圧検出回路とは共通の回路素子(例えば、抵抗)を有してもよい。また、電源回路11と動作制御回路12とが一体として構成される場合、例えば、電源回路11の出力端Q1、Q2および動作制御回路12の入力端Q11、Q12は一体化されるため、明示的には存在しなくてもよい。
なお、本実施形態では、電源供給回路1が電源回路11と動作制御回路12を備える場合を示したが、他の例として、電源供給回路1が動作制御回路12を備えずに電源回路11を備える構成が用いられてもよい。
また、本実施形態では、負荷13が電源供給回路1の外部に存在する場合を示したが、他の例として、電源供給回路1に負荷13が含まれると捉えられてもよい。
また、電源供給回路1における抵抗R1、R2、R11、R12の抵抗値、コンデンサC1の容量などのように、各々の回路素子の回路定数としては、任意に設定されてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1…電源供給回路、11…電源回路、12…動作制御回路、101、101a、102…IC部、A1、A11…オペアンプ、B1、B11、B21…発電素子、C1…コンデンサ、D1…ダイオード、L1…発光素子、R1、R2、R11、R12…抵抗、SW1、SW11、SW21…スイッチ素子、Q1、Q2、Q21、Q22…出力端、Q11、Q12、Q31、Q32…入力端、Q101、Q102、Q111、Q112…端子、Q103、Q113…制御端子

Claims (2)

  1. 発電素子と、
    前記発電素子の発電電力により充電されるコンデンサと、
    前記コンデンサの両端の電圧または当該電圧に応じた電圧を検出する第1電圧検出回路と、
    前記コンデンサと並列の電流経路に設けられた発光素子と、
    前記第1電圧検出回路により検出される電圧が第1閾値に達した場合に、前記発電素子から出力される電流を前記発光素子が設けられた前記電流経路に流すことで前記発光素子を発光させ、前記コンデンサの両端の電圧を制限する電圧制限回路と、
    を備える電源供給回路。
  2. 前記コンデンサの両端の電圧または当該電圧に応じた電圧を検出する第2電圧検出回路と、
    前記第2電圧検出回路により検出される電圧が第2閾値以下から上昇して前記第2閾値を超えた場合に、前記発電素子と負荷との間に設けられたスイッチ素子をオン状態にすることで、前記発電素子から前記負荷に電力の供給を開始させる電源供給制御回路と、を備える、
    請求項1に記載の電源供給回路。
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