JP2019174684A - 光合分波器 - Google Patents

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茂雄 長島
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Abstract

【課題】周回性AWの回路サイズを小さくし、1枚のシリコンウエハに形成できるチップ数を増加させることを目的とする。【解決手段】光合分波器301は、周回性AWGを構成する各パーツの配置を適正化することとした。具体的には、従来の光合分波器でAWGの無駄になっていた三角の空きスペース(入力側スラブ導波路13、アレイ導波路格子14及び出力側スラブ導波路15で囲まれる領域21)に編み込み交差領域17を配置する。この配置により、ウエハ当たりのチップ数が従来の配置に対して約2.5倍に増えた。【選択図】図3

Description

本開示は、平面光回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)で構成される光合分波器に関する。
光ネットワークの普及に伴い、光ネットワークに使用する光部品に小型化、低コスト低消費電力が求められている。この要求に対し、石英等の基板にクラッドとコアで導波路を構成したPLCが開発されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2003−004959号公報
損失均一化波長周回性(ULCF:Uniform−Loss and Cyclic−Frequency)を使った周回性アレイ導波路グレーティング(AWG:Arrayed−Waveguide Grating)は、AWG部、編み込み交差部、カプラ部の構成からなるため、複雑でPLCの回路サイズが大きい。PLCはシリコンウエハから製造されるが、回路サイズが大きいと1枚のシリコンウエハに形成できるチップ数が減少し、量産の際に多くのウエハを投入しなければならず、製造コストや生産性に課題があった。例えば、32×32周回性AWGの場合、1枚の6インチウエハに10チップ程度しか形成できない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、周回性AWGの回路サイズを小さくし、1枚のシリコンウエハに形成できるチップ数を増加させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光合分波器は、周回性AWGを構成する各パーツの配置を適正化することとした。
具体的には、本発明に係る光合分波器は、基板上にクラッドとコアで形成される光合分波器であって、
前記基板の縁に配置される複数の入力ポートと出力ポートとの間が、順に、入力側導波路、入力側スラブ導波路、アレイ導波路格子、出力側スラブ導波路、接続導波路、編み込み交差導波路、及び出力側導波路で接続され、
前記編み込み交差導波路が、前記入力側スラブ導波路、前記アレイ導波路格子及び前記出力側スラブ導波路で囲まれる領域に配置されている
ことを特徴とする。
従来の光合分波器の場合、特許文献1に記載されるように同一基板上にありながらAWGと編み込み領域(交差導波路領域)とを離れた場所に配置していた。そこで、本光合分波器は、従来の光合分波器でAWGの無駄になっていた三角の空きスペース(入力側スラブ導波路、アレイ導波路格子及び出力側スラブ導波路で囲まれる領域)に編み込み交差領域を配置する。この配置により回路サイズを小さくすることができ、ウエハ当たりのチップ数が従来の配置に対して増大することができる。従って、本発明は、周回性AWGの回路サイズを小さくし、1枚のシリコンウエハに形成できるチップ数を増加させることできる。
本発明に係る光合分波器は、前記クラッドと前記コアとの比屈折率差が1.5%以上であることを特徴とする。クラッドとコアとの比屈折率差を大きくすると導波路の曲率半径を小さくすることができる。このため、本光合分波器は、構成される各パーツのレイアウトの自由度が増し、回路サイズを小さくすることが容易になる。
本発明に係る光合分波器は、前記アレイ導波路格子のそれぞれの導波路に交差する溝を有さないことを特徴とする。クラッドとコアとの比屈折率差が大きい場合、アレイ導波路格子に波長板や温度補償材料を挿入する溝を形成すると、隣接する導波路からの漏れ光によりクロストークが発生しやすくなる。このため、本光合分波器はアレイ導波路格子に溝は形成しない。
本発明に係る光合分波器の前記編み込み交差導波路のコアは、波面整合法に従い光の伝搬方向に沿って断面面積が変動していることを特徴とする。編み込み交差導波路において、導波路の交差間隔を短くすると交差損失が増加する。本光合分波器では、交差する導波路の形状を波面整合法で設計することで交差時の損失を低減したため、導波路の交差ピッチを狭くすることができる。このため、導波路数が同じであっても編み込み交差導波路の面積を小さくすることができ、周回性AWGの回路サイズを小さくすることができる。
2つのスラブ導波路の成す角度が小さいと三角の空きスペースに編み込み交差導波路を収めるため、編み込み交差導波路の交差角を小さくする必要があり交差損失が大きくなる。一方、前記成す角度が大きいと周回性AWGの回路サイズが大きくなる。そこで、本発明に係る光合分波器は、前記入力側スラブ導波路の中心軸と前記出力側スラブ導波路の中心軸とが成す角度θtと前記編み込み交差導波路の編み込み部が有する複数の導波路の交差角θとの関係が
30°≦θ≦θt (ただし、30°≦θt≦120°)
であることを特徴とする。
また、本発明に係る光合分波器の前記編み込み交差導波路は、複数の導波路が一定の角度で交差する編み込み部、ペアとなる該導波路を伝搬する光を合波する複数のカプラ、及び前記編み込み部と前記カプラとの間にあって複数の導波路が交差しており前記導波路の交差角が前記編み込み部の交差角より小さい交差角緩和部を有していてもよい。カプラ同士を近接させることができ、編み込み交差導波路のサイズを大きくすることなく、一定の角度で交差する導波路の交差角を大きくすることができる。
本発明に係る光合分波器の前記入力ポートと前記出力ポートは、前記基板の同一の縁に形成されることを特徴とする。入力側ファイバとPLCの入力ポートと接続点で結合損失が生じ、その損失分の漏れ光は直線的に伝搬する。特許文献1のように入力ポートの反対側の縁に出力ポートがあると、漏れ光が出力ポートに接続したファイバに入射してクロストークを発生させることになる。本光合分波器は、入力ポートの反対側の縁に出力ポートがなく、漏れ光が出力ポートに接続したファイバに入射せず、クロストークを防止することができる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、周回性AWGの回路サイズを小さくし、1枚のシリコンウエハに形成できるチップ数を増加させることができる。
従来の光合分波器を説明する図である。 光合分波器の編み込み交差導波路を説明する図である。 本発明に係る光合分波器を説明する図である。 スラブ角度を説明する図である。 本発明に係る光合分波器を説明する図である。 関連する光合分波器と本発明に係る光合分波器301の設計の違いをまとめた表である。 編み込み交差導波路の編み込み部面積を説明する図である。 本発明に係る光合分波器の編み込み交差導波路を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1は、従来の光合分波器300である。光合分波器300は、基板10上にクラッドとコアで形成される光合分波器であって、基板10の縁に配置される複数の入力ポート11と出力ポート19との間が、順に、入力側導波路12、入力側スラブ導波路13、アレイ導波路格子14、出力側スラブ導波路15、接続導波路16、編み込み交差導波路17、及び出力側導波路18で接続されている。図1のように、光合分波器300は、入力側スラブ導波路13、アレイ導波路格子14、及び出力側スラブ導波路15で囲まれる三角の領域21が空きスペースとなっていた。
なお、編み込み交差導波路17は、次のような機能を持つように各導波路を交差させて形成した光部品である。32×32の損失均一化波長周回性(ULCF:Uniform−Loss and Cyclic−Frequency)型AWGの場合、入力側導波路12の光信号から接続導波路16のchnまたはch(n+32)の光信号を取り出す(n=1〜32)ため、接続導波路16の導波路数は入力側導波路12の導波路数の2倍となる。また、接続導波路16のch1とch33のポートをカプラで合波させるために、ch33の導波路をch2〜ch32の導波路と交差させて合波する必要がある。ch2以降とch34以降のポート合波させるために同様に導波路を交差させる。その結果、複数の導波路が網目のように交差するようになり編み込み交差導波路17が構成される。
図2は、編み込み交差導波路17のカプラ部分を拡大した図である。各値の定義は次の通りである。
交差部横方向間隔x≧2R×(1−cos(θ/2))+dcp
交差間隔dcr=0.5×x/sin(θ/2)
編み込み部面積S≧0.5×(N−2)×x/tan(θ/2)
ここで、Rは最小曲率半径、θは交差角、dcpはカプラ間隔である。Nは出力チャネル数であり、本実施形態ではN=32である。また、x、θ、dcr、dcpの定義値は交差導波路17において、全て同一の値である。
なお、編み込み部面積とは、編み込み交差導波路17のうち、交差している導波路が配置されている範囲である(図7参照)。また、編み込み交差導波路17は二等辺三角形の編み込み部26とカプラ27で構成されており、編み込み部26の底辺の長さをlとすると、l=(N−2)×xである。
一方、図3は、本実施形態の光合分波器301である。光合分波器301は、光合分波器300と同じ光部品を搭載しているが、編み込み交差導波路17を、入力側スラブ導波路13、アレイ導波路格子14及び出力側スラブ導波路15で囲まれる領域21に配置する。光合分波器301は、光合分波器300で空きスペースとなっていた領域21に編み込み交差導波路17を配置するため、1チップ当たりの面積を小さくすることができる。このため、コアとクラッドの比屈折率差が光合分波器301と光合分波器300とも同じである場合、製造時にウエハ当たりのチップ数を光合分波器300に対して約2.5倍に増やすことができる。
領域21に編み込み交差導波路17を配置するために接続導波路16を次のように構成する。出力側スラブ導波路15に接続する導波路群を許容される最小曲率で180°曲げてスラブ導波路15と並行に沿わせて領域21へ引き込み、さらに編み込み交差導波路17の各入力ポートに接続するために各導波路を許容される最小曲率で曲げる。許容できる最小曲率を小さくすることは、光合分波器301の設計の自由度を大きくし、光合分波器301を小型化することができる。従って、基板10に作成する導波路のクラッドとコアとの比屈折率差は1.5%以上であることが好ましい。
なお、図1の光合分波器300には、偏波依存性を解消する波長板を挿入する溝22がアレイ導波路格子14の各光導波路に略垂直で形成されている。しかし、比屈折率差を上記の通り1.5%以上にした場合、アレイ導波路格子14の各光導波路に溝が存在すると隣接する光導波路からの漏れ光が入り込む恐れがある。そこで、光合分波器301のアレイ導波路格子14には、それぞれの導波路に交差する溝を形成しないこととした。本実施形態では、アレイ導波路格子14のリッジ(クラッドとコア)の形状を所定の形状とすることにより、光合分波器301の偏波依存性を解消している。
ここで、光合分波器300や光合分波器301のスラブ角度θsについて説明する。スラブ角度θsとは、図4のように入力スラブ導波路13の下端と出力スラブ導波路15の下端とを結ぶ線と入力スラブ導波路13の中心軸あるいは出力スラブ導波路15の中心軸と成す角度である(θt=180°−2θs)。図3の光合分波器301の場合、スラブ角度θsは54°である。そして、編み込み交差導波路17の交差角θは45°である。編み込み交差導波路17の交差角θが小さいと交差損失が大きくなり、交差角θが大きいと交差損失が小さくなるので適当な角度でスラブ角度θsを設定する必要がある。例えば、スラブ角度θsが54°の場合、編み込み交差導波路17の交差角θの最大値は60°程度である。図5は交差角θが60°の場合である。
ここで、入力スラブ導波路13の下端と出力スラブ導波路15の下端との距離をLとする。
交差損失を低減するために、編み込み交差導波路17の交差角θを大きく設計すると、スラブ角度θsを小さくする必要があるが、その分スラブ導波路間が広がって周回性AWGの回路サイズが大きくなる。このため、周回性AWGの回路サイズと交差損失の双方を考慮してスラブ角度θsを設計する必要がある。そこで、入力側スラブ導波路13の中心軸と出力側スラブ導波路15の中心軸とが成す角度θtと編み込み交差導波路17の編み込み部26が有する複数の導波路の交差角θとの関係が30°≦θ≦θt(ただし、30°≦θt≦120°)であることが望ましい。例えば、角度θtが72°(θs=54°)の場合、交差導波路17の編み込み部26の交差角θは30°以上72°以下である。編み込み交差導波路17が領域21に収まり、交差損失が一番低減できるのは、交差角θが最大の場合であるが、実際にはスペースに余裕を持たせ、最大角より10度前後小さい交差角とする。そのため、チャネル数32の場合では、望ましい交差角θは60°程度となる。チャネル数が32チャネルより多くなると、その分θtも大きくなるため、望ましい交差角θは60°よりも大きくなる。例えば、48×48の損失均一化波長周回性型AWG(N=48)の場合、角度θtが約100°(θs=40°)であり、交差導波路17の編み込み部26の交差角θは30°以上100°以下である。
なお、32×32の損失均一化波長周回性型AWG(N=32)の場合、交差角θ=30°のとき編み込み部26の底辺の長さlは約0.11L(≒L/8)、交差角θ=75°のとき編み込み部26の底辺の長さlは約0.63L(≒2L/3)となる。つまり、距離Lと編み込み部26の底辺の長さlとの関係はL/8≦l≦2L/3である。
次に、編み込み交差導波路17の交差間隔dcrについて説明する。交差間隔dcrを狭くすれば編み込み交差導波路17の大きさを小さくすることができ、スラブ角度θsを大きくできるため周回性AWGの回路サイズを小さくできる。しかし、交差間隔dcrを狭くすれば交差損失が大きくなる。そこで、編み込み交差導波路17の交差箇所におけるコアの形状は、波面整合法に従い光の伝搬方向に沿って断面面積を変動させるWFM法(Wavefront Matching Method)で設計した交差を用いて交差損失を低減することが好ましい。編み込み交差導波路17の交差箇所をWFM交差にすることで、交差間隔dcrを狭くすることができ、周回性AWGの回路サイズを小さくできる。
また、編み込み交差導波路17の構造を図8のように設計しても編み込み交差導波路17の大きさを小さくすることができる。図8の編み込み交差導波路17は、複数の導波路が一定の角度で交差する編み込み部26、ペアとなる該導波路を伝搬する光を合波する複数のカプラ27、及び編み込み部26とカプラ27との間にあって複数の導波路が交差しており導波路の交差角が編み込み部26の導波路の交差角より小さい交差角緩和部28を有することを特徴とする。図8では、編み込み部26の交差角よりカプラ27側から3つまでの交差角が小さくなっている。本実施例の場合、トータルの交差損失が大きくならないように、交差角緩和部28が交差角を小さくする数はカプラ27側から3か所までが望ましい。
例えば、図8において交差角緩和部28の交差角をカプラ27側から順にθ1、θ2、θ3とすると、
0°<θ1≦θ2≦θ3<θ
の関係がある。
図8のような構造の編み込み交差導波路17は、編み込み部26の交差角を大きく保つことができ、交差損失の低減を図ることができる。さらに、図8のような構造の編み込み交差導波路17は、カプラ27の間隔を狭くすることができるので、編み込み部26の交差角を大きくしてもその大きさに比例して編み込み交差導波路17のサイズを大きくする必要はない。
さらに、光合分波器301は、入力ポート11と出力ポート19を基板10の同一の縁に形成している。入力ポート11とこれに接続する光ファイバとの接続点で結合損失が発生し、その損失分の漏れ光が基板10内を直線的に伝搬する。図1の光合分波器300のように入力ポート11の反対側の縁に出力ポート19があると、当該漏れ光が出力ポート19に接続した光ファイバに入り込み、クロストークを発生させることになる。光合分波器301は、基板10の一つの縁に入力ポート11と出力ポート19があるため、入力ポート11での漏れ光は出力ポート19に接続した光ファイバに入らず、クロストークを防止できる。
図6は、光合分波器300と光合分波器301の設計の違いをまとめた表である。
クラッドとコアの比屈折率差は光合分波器300が1.1%であり、光合分波器301が1.8%である。このため、導波路の最小曲げ半径は、光合分波器300が2000μmであることに対し、光合分波器301が1000μmと小さくできた。
光合分波器300は、図1に示すようにアレイ導波路格子14に波長板溝21が存在し、領域21を小さくしてしまい、領域21に編み込み交差導波路17を配置できなくなっている。一方、光合分波器301は、図3に示すように波長板溝21は存在しない。このため、領域21を大きくとることができ、編み込み交差導波路17を配置可能としている。
また、光合分波器301は、編み込み交差導波路17をWFM交差としたため、交差間隔dcrを光合分波器300より狭くでき、編み込み部面積Sを小さくできた。
偏波の温度依存性を補償する温度補償材料23を配置する溝(アサーマル溝)を、光合分波器300ではアレイ導波路格子14に形成しているが、比屈折率差が大きい光合分波器301では入力スラブ導波路13に形成する。
さらに、外部の光ファイバと接続する入力ポート11及び出力ポート19について、光合分波器300ではそれぞれを基板10の対向する縁に配置するが、光合分波器301では基板10の同一の縁に配置する。
この結果、6インチウエハ1枚当たり、光合分波器300であれば4個しか形成できないが、光合分波器301であれば26個も形成できる。なお、光合分波器300を比屈折率差1.5%で形成すれば、曲げ半径を小さくでき、6インチウエハ1枚当たり10個形成できる。同一の比屈折率差としても編み込み交差導波路17を領域21に配置することで6インチウエハ1枚当たり約2.5倍の光合分波器を形成することができる。
10:基板
11:入力ポート
12:入力側導波路
13:入力側スラブ導波路
14:アレイ導波路格子
15:出力側スラブ導波路
16:接続導波路
17:編み込み交差導波路
18:出力側導波路
19:出力ポート
21:領域
22:溝
23:アサーマル樹脂(温度補償材料)
26:編み込み部
27:カプラ
28:交差角緩和部
300、301、302:光合分波器

Claims (8)

  1. 基板上にクラッドとコアで形成される光合分波器であって、
    前記基板の縁に配置される複数の入力ポートと出力ポートとの間が、順に、入力側導波路、入力側スラブ導波路、アレイ導波路格子、出力側スラブ導波路、接続導波路、編み込み交差導波路、及び出力側導波路で接続され、
    前記編み込み交差導波路が、前記入力側スラブ導波路、前記アレイ導波路格子及び前記出力側スラブ導波路で囲まれる領域に配置されている
    ことを特徴とする光合分波器。
  2. 前記クラッドと前記コアとの比屈折率差が1.5%以上であることを特徴とする請求項1に記載の光合分波器。
  3. 前記アレイ導波路格子は、それぞれの導波路に交差する溝を有さないことを特徴とする請求項1に記載の光合分波器。
  4. 前記編み込み交差導波路のコアは、波面整合法に従い光の伝搬方向に沿って断面面積が変動していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光合分波器。
  5. 前記入力側スラブ導波路の中心軸と前記出力側スラブ導波路の中心軸とが成す角度θtと前記編み込み交差導波路の編み込み部が有する複数の導波路の交差角θとの関係が
    30°≦θ≦θt (ただし、30°≦θt≦120°)
    であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光合分波器。
  6. 前記編み込み交差導波路の編み込み部の形状が、前記アレイ導波路格子側を頂角とする二等辺三角形であり、
    前記二等辺三角形の底辺の長さlが、前記入力スラブ導波路の下端と前記出力スラブ導波路の下端との距離Lに対して、
    L/8≦l≦2L/3
    であることを特徴とする請求項5に記載の光合分波器。
  7. 前記編み込み交差導波路は、複数の導波路が一定の角度で交差する編み込み部、ペアとなる該導波路を伝搬する光を合波する複数のカプラ、及び前記編み込み部と前記カプラとの間にあって複数の導波路が交差しており前記導波路の交差角が前記編み込み部の導波路の交差角より小さい交差角緩和部を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光合分波器。
  8. 前記入力ポートと前記出力ポートは、前記基板の同一の縁に形成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光合分波器。
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