JP2019174250A - 試験片 - Google Patents

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Abstract

【課題】余剰に付着した体液による周辺環境の汚染を抑制することができる試験片を提供する。【解決手段】試験片10は、体液に含まれる成分を検出する検出機能部20と、検出機能部を支持する支持体30と、を有する。支持体は、支持体の外表面よりも支持体の内側に検出機能部の少なくとも一部が入り込むように検出機能部を保持する保持部31を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、体液に含まれる成分を検出可能な試験片に関する。
従来から、尿等の体液に試験片を浸漬し、試験片によって体液に含まれる成分を検出する方法が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
下記特許文献1には、体液に含まれる成分を検出する検出機能部と、検出機能部を支持する支持体と、を有する試験片が開示されている。
特開平9−138232号公報
上記特許文献1に開示されている試験片では、検出機能部は、支持体の外表面に貼り付けられている。そのため、支持体から突出する検出機能部の周辺に、体液が溜まり易い。例えば、検出機能部の周辺に溜まった余剰な体液は、作業台等に落下して作業台を汚染する場合がある。
そこで本発明は、余剰に付着した体液による周辺環境の汚染を抑制することが可能な試験片を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る試験片は、体液に含まれる成分を検出する検出機能部と、前記検出機能部を支持する支持体と、を有し、前記支持体は、前記支持体の外表面よりも前記支持体の内側に前記検出機能部の少なくとも一部が入り込むように前記検出機能部を保持する保持部を有する。
本発明に係る試験片によれば、検出機能部は、支持体の外表面よりも内側に少なくとも一部が入り込んだ状態で支持体に保持されている。そのため、検出機能部が支持体の外表面に貼り付けられている場合と比較して、検出機能部の周辺に、体液が溜まり難い。そのため、本発明に係る試験片によれば、余剰に付着した体液による周辺環境の汚染を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る試験片を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る試験片の長手方向の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る試験片の検出機能部周辺の構造の説明に供する図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る試験片を示す図であって、図3に対応する図である。 本発明の第2実施形態に係る試験片を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る試験片を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る試験片を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の変形例に係る試験片を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の変形例に係る試験片を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る試験片を示す斜視図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態およびその変形例を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る試験片10の全体構成の説明に供する図である。図2および図3は、第1実施形態に係る試験片10の各部の説明に供する図である。
第1実施形態に係る試験片10は、尿(「体液」に相当)に含まれる成分を検出するために用いられる。
第1実施形態に係る試験片10は、図1を参照して概説すると、尿に含まれる成分を検出する検出機能部20と、検出機能部20を支持する支持体30と、支持体30に設けられるコーティング層40と、を有する。以下、試験片10の各部について詳述する。
(検出機能部)
検出機能部20は、本実施形態では、尿に含まれる成分に応じて呈色する試薬を濾紙等の吸水性のシート材に含浸させた後、乾燥させることによって形成されている。尿に含まれる成分としては、特に限定されないが、例えば、ウロビリノーゲン、蛋白、ブドウ糖、潜血等が挙げられる。
試験片10は、本実施形態では、互いに異なる成分を検出する2つの検出機能部20を有する。ただし、試験片10が備える検出機能部20の数は、一以上である限り特に限定されない。
各検出機能部20は、本実施形態では、矩形形状を有する。ただし、検出機能部20の形状は、特に限定されない。
(支持体)
支持体30は、本実施形態では、長手方向Xに延びる矩形状のシート材によって構成している。以下、支持体30の長手方向Xを単に「長手方向X」と称し、長手方向Xと直交する一の方向を「厚み方向Y」と称し、長手方向Xおよび厚み方向Yに直交する方向を「幅方向Z」と称する。
支持体30は、支持体30の外表面よりも支持体30の内側に検出機能部20の少なくとも一部が入り込むように検出機能部20を保持する保持部31を有する。なお、本明細書において、「支持体の外表面」とは、支持体の最も外側の表面を意味し、後述する溝部32を形成する面は含まない。
このように、検出機能部20の少なくとも一部は、支持体30の外表面よりも支持体30の内側に入り込んでいる。そのため、本実施形態に係る試験片10は、検出機能部20が支持体30の外表面に貼り付けられている場合と比較して、検出機能部20の周辺に、尿が溜まり難い。そのため、余剰に付着した尿の落下等による周辺環境の汚染を抑制できる。また、支持体30を重力方向に垂れ下げた際に、重力方向の上側の検出機能部20の周辺に溜まっている尿が重力方向の下側に垂れ、重力方向の下側の検出機能部20に付着し、上側の検出機能部20に含まれる試薬が下側の検出機能部20に干渉するのを抑制できる。
保持部31は、図2および図3に示すように、厚み方向Yに凹んだ2つの凹状の溝部32を有する。複数の溝部32は、図1に示すように、支持体30の長手方向Xの一端(手元側と反対側の端部)に配置されている。各溝部32は、長手方向Xに互いに離間するように配置されている。各溝部32には、各検出機能部20が配置されている。各検出機能部20は、各溝部32を形成する面に接合されている。
保持部31は、支持体30の外表面よりも支持体30の内側に検出機能部20の全体が入り込むように検出機能部20を保持する。そのため、検出機能部20が支持体30の外表面から突出している場合と比較すると、検出機能部20の周辺に尿が溜まるのを抑制できる。
なお、各溝部32の厚み方向Yの長さL1(図2を参照)は、各検出機能部20の厚み方向Yの長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。また、支持体30の幅方向Zの長さL2(図3を参照)は、各検出機能部20の幅方向Zの長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。ただし、支持体30と検出機能部20との間に段差が生じ、段差部分に尿が溜まるのを抑制する観点から、各溝部32の厚み方向Yの長さL1(図2参照)は、各検出機能部20の厚み方向Yの長さと同一の長さに設定し、かつ、支持体30の幅方向Zの長さL2(図3参照)は、各検出機能部20の幅方向Zの長さと同一の長さに設定することが好ましい。
支持体30を構成する材料は、特に限定されないが、例えば、ポリエステル等の樹脂材料を用いることができる。また、支持体30の表面は撥水性を有していてもよく、ろ紙等の材料を用いて表面コーティング加工をしてもよい。
(コーティング層)
コーティング層40は、少なくとも各溝部32を覆うように配置されている。これによって、コーティング層40は、試験片10の外表面に溝部32によって段差が生じるのを抑制する。
コーティング層40は、本実施形態では、図1に示すように、支持体30において溝部32が設けられている面33の全部を覆うように配置されている。そのため、コーティング層40と支持体30との間に段差が生じるのを抑制できる。
コーティング層40は、試験片10の使用者が、検出機能部20の呈色を視認できるように、透明、半透明、有色透明であることが好ましい。
コーティング層40の構成材料は、特に限定されないが、支持体30よりも高い撥水性を有することが好ましい。そのような材料としては、例えば、シリコーン含有化合物、またはフッ素含有化合物等が挙げられる。コーティング層40をこのような材料によって構成することによって、試験片10の外表面に余剰な尿が溜まるのを抑制できる。なお、この際、検出機能部20は、尿を検出機能部20の側面(幅方向Zに向かい合う一対の面)から取り込むことができる。なお、試験片10は、コーティング層40を有さなくてもよい。
以上、本実施形態に係る試験片10は、尿に含まれる成分を検出する検出機能部20と、検出機能部20を支持する支持体30と、を有する。支持体30は、支持体30の外表面よりも支持体30の内側に検出機能部20の少なくとも一部が入り込むように検出機能部20を保持する保持部31を有する。
上記試験片10によれば、検出機能部20は、支持体30の外表面よりも内側に少なくとも一部が入り込んだ状態で支持体30に保持されている。そのため、検出機能部20が支持体30の外表面に貼り付けられている場合と比較して、検出機能部20の周辺に、尿が溜まり難い。そのため、上記試験片10によれば、試験片10に付着した余剰な尿による周辺環境の汚染を抑制できる。
また、保持部31は、支持体30の外表面よりも支持体30の内側に検出機能部20の全体が入り込むように検出機能部20を保持する。そのため、検出機能部20が支持体30の外表面よりも外方に突出して、検出機能部20の支持体30の外表面よりも突出する部分から突出した部分の周辺に尿が溜まるのを防止できる。
また、保持部31は、支持体30に形成された凹状の溝部32を有する。そのため、保持部31は、検出機能部20を溝部32に配置することによって、支持体30の外表面よりも支持体30の内側に検出機能部20の少なくとも一部が入り込むように検出機能部20を保持できる。
また、試験片10は、少なくとも凹状の溝部32を覆うように配置されたコーティング層40を有する。そのため、溝部32によって試験片10の外表面に段差が生じるのを抑制できる。
また、検出機能部20は、尿に含まれる成分に応じて変色する試薬を含む。そのため、尿に含まれる成分を検出するための試験片10を用いた検査において、尿による周辺環境の汚染を抑制できる。
<第1実施形態の変形例>
図4は、第1実施形態の変形例に係る試験片10aを示す斜視図である。
第1実施形態の変形例に係る試験片10aは、検出機能部20aの構成において、上記実施形態と相違する。以下、第1実施形態の変形例に係る試験片10aについて説明する。なお、第1実施形態に係る試験片10と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
検出機能部20aは、溝部32の低面(厚み方向Yの内方側の面)に塗布された試薬を含む液体を乾燥させることによって形成されている。検出機能部20aを塗布する方法は特に限定されないが、例えば、インクジェットによって塗布する方法等が挙げられる。
試験片10aは、本実施形態では、互いに異なる成分を検出する複数の検出機能部20aを有する。ただし、試験片10aが備える検出機能部20aの数は、一以上である限り特に限定されない。
複数の検出機能部20aは、互いに離間するように配置されている。各検出機能部20aは、本実施形態では、スポット状の形状を備えている。ただし、各検出機能部20aの形状は、特に限定されない。
以上説明したように、検出機能部20aは、第1実施形態に係る検出機能部20のように、試薬を濾紙等の吸水性のシート材に含浸させた後、乾燥させたものに限定されない。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態に係る試験片110を示す図である。
第2実施形態に係る試験片110は、スライド部材50およびストッパー60を有する点において、第1実施形態に係る試験片10と相違する。以下、第2実施形態に係る試験片110について説明する。なお、第1実施形態に係る試験片10と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
スライド部材50は、支持体30に沿ってスライド移動可能に設けられ、スライド移動に伴って支持体30に付着した尿を除去する。スライド部材50は、支持体30上をスライド移動可能な本体部51と、本体部51に設けられるとともに、使用者が把持して本体部51をスライド移動させるためのレバー52と、を有する。
本体部51は、本実施形態では、支持体30を挿通可能な内部空間を備える中空部材によって構成している。本体部51は、支持体30上を長手方向Xに沿ってスライド移動する。ただし、本体部51の構成は、支持体30上をスライド移動可能である限り特に限定されない。例えば、本体部51は、支持体30上を幅方向Zに沿ってスライド移動可能に構成されていてもよい。
レバー52は、本実施形態では、本体部51の外表面のうち図5の下方の面に配置されている。ただし、レバー52を配置する位置は、特に限定されない。また、スライド部材50は、レバー52を有さなくてもよい。
ストッパー60は、スライド部材50が支持体30から脱落するのを抑制する。
ストッパー60は、支持体30の長手方向Xの手元側の端部(検出機能部20が設けられているのと反対側の端部)に設けられている。ストッパー60は、厚み方向Yの長さL3(図5を参照)が、本体部51の内部空間の厚み方向Yの長さL4よりも長くなるように形成されている。そのため、本体部51がストッパー60に引っ掛かり、スライド部材50が支持体30から脱落するのを抑制できる。なお、試験片110は、ストッパー60を備えなくてもよい。
以上説明したように、第2実施形態に係る試験片110は、支持体30に沿ってスライド移動可能に設けられ、スライド移動に伴って支持体30に付着した尿を除去するスライド部材50を有する。使用者は、試験片110を尿が入れられた容器に浸漬した後、その尿が入れられた容器上で、スライド部材50を支持体30に対してスライド移動させることによって、試験片110に付着した尿を除去することができる。
<第2実施形態の変形例>
図6は、第2実施形態の変形例に係る試験片110aを示す図である。
第2実施形態に係る試験片110aは、支持体30に沿ってスライド移動可能に設けられ、スライド部材50が、支持体30と接触する部分に配置されて尿を吸収可能な吸収部材53(「第1吸収部材」に相当)を有する点において、第2実施形態に係る試験片110と相違する。以下、第2実施形態の変形例に係る試験片110aについて説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態に係る試験片10、110と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
吸収部材53は、尿等の体液を吸収可能(吸着可能)である限り特に限定されないが、例えば、多孔質材料、不織布等によって構成できる。
吸収部材53は、本体部51の内表面(「支持体30と接触する部分」に相当)に設けられている。
以上説明したように、第2実施形態の変形例に係る試験片110aでは、スライド部材50は、支持体30と接触する部分に配置されて体液を吸収可能な吸収部材53を有する。使用者は、試験片110aを尿が入れられた容器に浸漬した後、スライド部材50を支持体30に対してスライド移動させることによって、試験片110aに付着した尿を吸収部材53に吸収させることができる。
<第3実施形態>
図7は、第3実施形態に係る試験片210を示す図である。
第3実施形態に係る試験片210は、支持体30が体液を吸収可能な吸収部材70(「第2吸収部材」に相当)を有する点において、第1実施形態に係る試験片10と相違する。以下、第3実施形態の変形例に係る試験片210について説明する。なお、第1実施形態に係る試験片10と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
吸収部材70は、尿等の体液を吸収可能である限り特に限定されないが、例えば、多孔質材料、不織布等によって構成できる。
吸収部材70は、本実施形態では、コーティング層40上に配置されている。吸収部材70は、複数の検出機能部20よりも長手方向Xの手元側の位置に配置されている。そのため、吸収部材70が、検出機能部20の検出機能を妨げるのを抑制しつつ、付着した尿の落下による周辺環境の汚染や付着した尿が手元側に移動するのを抑制できる。
以上説明したように、第3実施形態に係る試験片210は、支持体30に設けられるとともに尿を吸収可能な吸収部材70を有する。そのため、試験片210によれば、試験片210に付着した尿の落下による周辺環境の汚染を抑制できる。
<第3実施形態の変形例>
図8および図9は、第3実施形態の変形例に係る試験片210a、210bを示す図である。
第3実施形態に係る試験片210では、吸収部材70は、コーティング層40上に配置されていたが、吸収部材70を配置する位置は、上記に限定されない。例えば、第3実施形態の変形例に係る試験片210aでは、図8に示すように、支持体230は、3層構造を備え、吸収部材70aは、支持体230の中間層の一部と置換するように配置されている。このように支持体230の内部に吸収部材70aを配置することによって、吸収部材70aが、検出機能部20の検出機能を妨げるのをより一層抑制できる。
また、第3実施形態に係る試験片210では、一つの吸収部材70を有する形態を説明したが、吸収部材70の数は、上記に限定されない。例えば、図9に示すように、第3実施形態の変形例に係る試験片210bは、複数の吸収部材70bを備えている。この場合、隣り合う検出機能部20間に尿が溜まるのを抑制する観点から、吸収部材70bと検出機能部20は、交互に設けられていることが好ましい。また、各吸収部材70bの幅方向Zの長さは、検出機能部20の検出機能を妨げるのを抑制する観点から、支持体30の幅方向Zの長さよりも短いことが好ましい。
<第4実施形態>
図10は、第4実施形態に係る試験片310を示す図である。
第4実施形態に係る試験片310は、スライド部材50と、吸収部材70aと、一対のストッパー60、80と、を有する。以下、第3実施形態の変形例に係る試験片310について説明する。なお、第1実施形態〜第3実施形態およびそれらの変形例に係る試験片と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第4実施形態に係る試験片310は、支持体230の長手方向Xの手元側の端部にストッパー60を有するだけでなく、手元側と反対側の端部にスライド部材50の脱落を抑制するストッパー80を有する。そのため、スライド部材50が支持体230から脱落するのをより一層抑制できる。
ストッパー80は、本実施形態では、支持体230において検出機能部20が設けられている面と反対側の面に取り付けられている。
ストッパー80は、尿等の体液を吸収可能な吸収部材81(「第2吸収部材」に相当)を有する。そのため、スライド部材50に設けられた吸収部材53、および、支持体230に設けられた吸収部材70a、81によって、試験片310に付着した尿の落下による周辺環境の汚染を抑制できる。
ストッパー80とスライド部材50とは、可撓性を備える長尺部材82によって連結されていてもよい。このように構成することにより、ストッパー80とスライド部材50が分離して使用者の使い勝手が悪くなることを防止できる。
以上、実施形態を通じて本発明に係る試験片を説明したが、本発明は実施形態および変形例において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、本発明に係る試験片は、尿に含まれる成分を検出するものに限定されない。本発明に係る試験片は、血液等の尿以外の体液に含まれる成分を検出するものにも適用可能である。
また、上記実施形態では、保持部が、支持体に形成された凹状の溝部を有する場合を説明した。しかし、保持部の構成は、支持体の外表面よりも支持体の内側に検出機能部の少なくとも一部が入り込むように検出機能部を保持する限り特に限定されない。例えば、保持部は、図1に示す支持体30を幅方向Zに貫通するとともに、検出機能部を配置可能な貫通孔を有してもよい。
10、10a、110、110a、210、210a、210b、310 試験片、
20、20a 検出機能部、
30、230 支持体、
31 保持部、
32 溝部、
40 コーティング層、
50 スライド部材、
53 吸収部材(第1吸収部材)、
70、70a、70b、81 吸収部材(第2吸収部材)。

Claims (8)

  1. 体液に含まれる成分を検出する検出機能部と、
    前記検出機能部を支持する支持体と、を有し、
    前記支持体は、前記支持体の外表面よりも前記支持体の内側に前記検出機能部の少なくとも一部が入り込むように前記検出機能部を保持する保持部を有する、試験片。
  2. 前記保持部は、前記支持体の外表面よりも前記支持体の内側に前記検出機能部の全体が入り込むように前記検出機能部を保持する、請求項1に記載の試験片。
  3. 前記保持部は、前記支持体に形成された凹状の溝部を有する、請求項1または請求項2に記載の試験片。
  4. 少なくとも前記凹状の溝部を覆うように配置されたコーティング層を有する、請求項3に記載の試験片。
  5. 前記支持体に沿ってスライド移動可能に設けられ、スライド移動に伴って前記支持体に付着した体液を除去するスライド部材を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の試験片。
  6. 前記スライド部材は、前記支持体と接触する部分に配置されて前記体液を吸収可能な第1吸収部材を有する、請求項5に記載の試験片。
  7. 前記支持体は、前記支持体に設けられるとともに前記体液を吸収可能な第2吸収部材を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の試験片。
  8. 前記検出機能部は、尿に含まれる成分に応じて呈色する試薬を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の試験片。
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