JP2019171829A - 画像形成装置、ジョブ取得方法、印刷システム - Google Patents

画像形成装置、ジョブ取得方法、印刷システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のプリントサーバが連携している場合に、代理ユーザが印刷できる印刷ジョブを制限できる画像形成装置を提供すること。【解決手段】画像形成装置9は、画像形成装置の第一のユーザの認証情報を用いた認証サーバによる認証が成功した場合、第一のユーザが印刷できる印刷ジョブが登録された第二のプリントサーバの識別情報、及び、第一のユーザに印刷の権限を委譲した第二のユーザの識別情報を認証サーバから取得する認証処理手段31と、認証処理手段が取得した、第二のプリントサーバの識別情報、及び、第二のユーザの識別情報を第一のプリントサーバに送信し、第二のユーザの識別情報に対応付けて第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブの一覧を取得するジョブ取得手段36と、ジョブ取得手段が取得した印刷ジョブの一覧を含む第一の画面を表示装置に表示する表示制御手段33と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、ジョブ取得方法、及び印刷システムに関する。
ユーザがプリントサーバに予め印刷ジョブを蓄積しておき、印刷ジョブの印刷時にユーザが画像形成装置に認証情報を入力することでログインすると、画像形成装置がユーザに対応付けられている印刷ジョブをプリントサーバから取得して印刷する印刷方法が知られている。ユーザが画像形成装置まで赴かないと印刷ジョブが印刷されないので文書の機密性を保持できる。
また、文書のオーナーが代理ユーザにオーナーの印刷ジョブの印刷を依頼し、代理ユーザが印刷する印刷方法も知られている。オーナーは認証サーバ等に代理ユーザに関する設定を行っておく。代理ユーザが画像形成装置にログインすると、オーナーの認証情報が入力されなくても、オーナーが蓄積した印刷ジョブを代理ユーザが印刷できる。
このような代理ユーザによる印刷に関し代理ユーザが印刷できる印刷ジョブを制限する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、代理ユーザに対し印刷ジョブごと又は代理ユーザごと印刷権限の委譲範囲をオーナーが設定できるシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、複数のプリントサーバが連携している場合に、代理ユーザが印刷できる印刷ジョブを制限できないという問題があった。例えば、画像形成装置が通信するプリントサーバに加え、プリントサーバと通信する外部プリントサーバがあるものとする。外部プリントサーバに印刷ジョブが蓄積されている状況で、代理ユーザが画像形成装置にログインすると、画像形成装置がプリントサーバと通信する。プリントサーバは外部プリントサーバに印刷ジョブを要求するので、オーナーが外部プリントサーバの印刷ジョブを代理ユーザに印刷させたくない場合でも印刷を制限できなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、複数のプリントサーバが連携している場合に、代理ユーザが印刷できる印刷ジョブを制限できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、認証サーバ及び第一のプリントサーバと通信して、第一のプリントサーバが連携する1台以上の第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブを実行する画像形成装置であって、前記画像形成装置の第一のユーザの認証情報を用いた認証サーバによる認証が成功した場合、前記第一のユーザが印刷できる印刷ジョブが登録された前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第一のユーザに印刷の権限を委譲した第二のユーザの識別情報を前記認証サーバから取得する認証処理手段と、前記認証処理手段が取得した、前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第二のユーザの識別情報を前記第一のプリントサーバに送信し、前記第二のユーザの識別情報に対応付けて前記第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブの一覧を取得するジョブ取得手段と、前記ジョブ取得手段が取得した印刷ジョブの一覧を含む第一の画面を表示装置に表示する表示制御手段と、を有する。
複数のプリントサーバが連携している場合に、代理ユーザが印刷できる印刷ジョブを制限できる画像形成装置を提供することができる。
印刷システムが印刷する際の概略を示す図の一例である。 印刷システムのネットワーク構成図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 一般的な情報処理装置のハードウェア構成図の一例である。 印刷システムが有する画像形成装置、プリントサーバ、クライアントPC、外部プリントサーバ、及び、認証サーバの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 プル方式の印刷における印刷ジョブの流れを説明する図の一例である。 プッシュ方式の印刷における印刷ジョブの流れを説明する図の一例である プリントサーバがもつ外部サーバ情報テーブル及びユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 ユーザがクライアントPCを操作してプリントサーバに印刷ジョブを登録する流れを説明するフローチャート図の一例である。 認証サーバが代理ユーザを認証する手順を示すフローチャート図の一例である。 画像形成装置が印刷ジョブを実行する手順を示すフローチャート図の一例である。 プリントサーバが画像形成装置に送信する印刷ジョブの一覧が有する情報を模式的に示す図の一例である。 プリントサーバと外部プリントサーバの処理手順を説明するフローチャート図の一例である。 プッシュ方式の外部プリントサーバが管理する印刷ジョブが印刷される際の処理手順を説明するフローチャート図の一例である。 画像形成装置の操作パネルに表示されるログインユーザのジョブ一覧画面の一例を示す図である。 ユーザがジョブオーナー選択ボタンを押下した際に、画像形成装置がプリントサーバへ送信する問い合わせ情報の一例を示す図である。 権限委譲元ユーザ選択画面の一例を示す図である。 オーナーのジョブ一覧を表示する際に画像形成装置がプリントサーバへ送信するジョブ一覧取得要求の一例を示す図である。 代理ユーザがオーナーを選択しOKボタンを押した際に表示されるジョブ一覧画面の一例を示す図である。 認証サーバに対しオーナーが代理権限を設定する代理権限設定画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、印刷システム及び印刷システムが行うジョブ取得方法について図面を参照しながら説明する。
<印刷システムの概略的な動作>
本実施形態では、オーナーが印刷を依頼する代理ユーザと外部プリントサーバの設定を予め行っておくことで、代理ユーザが画像形成装置からログインを行って蓄積された印刷ジョブの印刷を行う際、代理ユーザに対し設定された外部プリントサーバの印刷ジョブのみを代理ユーザが印刷できるようにする。
図1を用いて、本実施形態の印刷システム100の概略的な動作を説明する。図1は、印刷システム100が印刷する際の概略を示す図の一例である。認証サーバにはオーナーのユーザ名「XXX」と代理ユーザ名「AAA,BBB」が対応付けられており、代理ユーザ名「AAA」には外部プリントサーバID「S1,S2」が対応付けられている。
(1)代理ユーザ7が画像形成装置9にログインすると、後述する認証サーバが代理ユーザ7を認証する。これにより、画像形成装置9は認証サーバが保持する上記のオーナーのユーザ名、代理ユーザ名、及び外部プリントサーバIDの対応を取得する。
(2)代理印刷の際、画像形成装置9はオーナー8のユーザ名及び外部プリントサーバIDをプリントサーバ30に送信する。プリントサーバ30は外部プリントサーバIDで指定された外部プリントサーバ50に対してのみオーナー8の印刷ジョブを要求する。図1では、外部プリントサーバS1,S2のみに、オーナー8のユーザ名「XXX」に対応付けられた印刷ジョブが要求される。
(3)外部プリントサーバS1,S2はオーナー8のユーザ名に対応付けられた印刷ジョブを画像形成装置9に直接、又はプリントサーバ30を経由して送信する。
このように、本実施形態の印刷システム100は、代理ユーザ7が印刷できる印刷ジョブが登録されている外部プリントサーバ50を代理ユーザ7ごとにオーナー8が設定できるため、複数のプリントサーバ30が連携している場合に、代理ユーザ7が印刷できる印刷ジョブを制限できる。
<用語について>
認証とは、システムやコンピュータの利用開始時にユーザの身元の妥当性を判断することをいう。認証情報は、ユーザの身元の妥当性を判断するための情報であり、各ユーザによって異なる情報が使用される。例えば、カードID、ユーザ名(ユーザID)とパスワード、アカウントID等がある。なお、IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。
オーナーとは印刷ジョブの所有者をいう。例えば、プリントサーバ30又は外部プリントサーバ50に印刷ジョブを登録したユーザである。印刷ジョブは原則的にオーナーしか印刷できない。
印刷の権限の委譲とは、本来、オーナーしか印刷できない印刷ジョブを印刷する権限を別のユーザにも認めることをいう。委譲は、権利の移転、又は、権利を委ねることであると記載してもよい。本実施形態では権利を委譲されたユーザを代理ユーザという。
<システム構成例>
図2は、印刷システム100のネットワーク構成図の一例を示す。印刷システム100は、ネットワークNを介して通信することができる画像形成装置9、プリントサーバ30、クライアントPC40、外部プリントサーバ50、認証サーバ60、及び、オーナーPC70を有する。外部プリントサーバ50は2台以上の場合がある。
ネットワークNは、インターネット、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。ネットワークNには、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)等の移動体通信網(無線通信)によるネットワークが含まれてもよい。なお、画像形成装置9、プリントサーバ30、クライアントPC40、認証サーバ60、オーナーPC70、及び、外部プリントサーバ50は同一の拠点にある必要はない(ファイアウォールを超えて通信する場合があってよい)。
画像形成装置9は、プリンタ機能(印刷機能)を有する機器である。プリンタ又は画像処理装置と呼ばれる場合がある。また、コピー機能、スキャナ機能、ファクス(FAX)通信機能等の複数の機能を有していてもよく、この場合、画像形成装置9は複合機又はMFP(Multifunction Peripheral)と呼ばれる場合がある。
プリントサーバ30は、ネットワーク上のクライアントPC40が画像形成装置9を共有できるようにするための情報処理装置(サーバ)である。プリントサーバ30はクライアントPC40からの印刷ジョブを受け付け、自身に接続された画像形成装置9を使って順次印刷する。プリントサーバ30は、印刷ジョブをすぐに画像形成装置9から印刷することができる他、印刷ジョブを蓄積する機能を利用して、画像形成装置9から印刷要求があった場合に印刷ジョブを画像形成装置9で印刷することができる。
なお、プリントサーバ30が印刷ジョブを画像形成装置9に送信する形態としてプル方式とプッシュ方式がある。プル方式は画像形成装置9からの要求に対し印刷ジョブを送信する方式であり、プッシュ方式は、画像形成装置9が直接、印刷ジョブを要求したプリントサーバ以外のプリントサーバから画像形成装置9に印刷ジョブを送信する方式である。
クライアントPC40は、オーナーのユーザが操作する情報処理装置である。クライアントPC40は各種のアプリケーション(ワープロソフト、プレゼンテーションソフト、ブラウザソフト等)が作成した文書データをユーザ名に対応付けてプリントサーバ30又は外部プリントサーバ50に印刷ジョブとして蓄積する。クライアントPC40はプリントサーバ30とだけ通信し、プリントサーバ30又はどの外部プリントサーバ50に蓄積されるかをプリントサーバ30が制御してよい。あるいは、ユーザが印刷ジョブを蓄積したいプリントサーバ30又は外部プリントサーバ50を指定してもよい。
クライアントPC40は、PCの他、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブルPCなどが挙げられるが、これらに限られない。
認証サーバ60は、オーナー又は代理ユーザを認証して認証が成功した場合は、オーナーのユーザ名、代理ユーザ名、及び、外部プリントサーバIDの対応を画像形成装置9に返す情報処理装置である。認証サーバ60はユーザ名(ユーザを識別する識別情報でありユーザIDでもよい。)とパスワードなどの認証情報が、予め管理する認証情報と一致する場合には認証が成功したと判断し、そうでない場合は認証が失敗したと判断する。なお、認証情報はICカードが記憶するカード番号でもよいし、指紋などの生体認証情報でもよい。
また、本実施形態の認証サーバ60は、オーナーと代理ユーザの対応、及び、代理ユーザと外部プリントサーバ50の対応を保持している。
認証サーバ60の一例としてLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバがある。LDAPは、ネットワーク機器や利用者などの情報を管理するディレクトリサービスへ接続するためのプロトコルである。ディレクトリサービスとは、ネットワークに存在するさまざまな情報を一元的に管理し、検索などの機能を提供するサービスである。クライアント(本実施形態では画像形成装置9)はLDAPサーバに接続し、属性(ユーザ名又はユーザIDやパスワードなど)で構成されるエントリ(関連する属性のまとまり)の検索、追加、削除、修正といった操作を行う。
例えば、複数のサービスのユーザ名とパスワードが1人の利用者の属性としてまとめて登録されていれば、各サービスはLDAPサーバのみを参照して認証作業ができるようになる。管理者も、一元的に情報を管理できることから、サービスそれぞれのディレクトリでユーザ情報を変更するといった手間を削減できる。
LDAPサーバには、OpenLDAPなどのオープンソフトウェア、及び、マイクロソフト社のActive Directory(登録商標)を代表とする商用ソフトウェアなどがある。
外部プリントサーバ50は、プリントサーバ30と連携する1台以上のプリントサーバであり、情報処理装置により実現される。外部プリントサーバ50の機能はプリントサーバ30と同等であるが、プリントサーバ30は画像形成装置9から印刷ジョブの要求を受け付けるのに対し、外部プリントサーバ50はプリントサーバ30から印刷ジョブの要求を受け付ける。
オーナーPC70は、印刷ジョブのオーナーが使用する情報処理装置である。好ましくはブラウザソフトが動作し、認証サーバ60と通信する。認証サーバ60はWebページをオーナーPC70に送信する。オーナーはWebページからオーナーのユーザ名、代理ユーザ名、及び、外部プリントサーバIDの対応を設定する。
<ハードウェア構成例>
<<複合機>>
図3は、画像形成装置9のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、画像形成装置9は、本体10と、操作部20と、を備える。本体10と操作部20は、専用の通信路300を介して相互に通信可能に接続されている。通信路300は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体10は、クライアントPC40(パーソナルコンピュータ)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
次に、本体10のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、本体10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、通信I/F(Interface)15と、接続I/F16と、エンジン部17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。説明の便宜上、図3では、本体10はHDD14を有している構成を例に挙げて説明したが、例えばHDD14を有しておらず、十分な記憶領域を確保できない構成もあり得る。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12又はHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上記したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路300を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及び、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27とを備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。説明の便宜上、図3では、操作部20はフラッシュメモリ24を有している構成を例に挙げて説明したが、例えばフラッシュメモリ24を有していない構成もあり得る。
<<プリントサーバ、クライアントPC、外部プリントサーバ、認証サーバ、オーナーPC>>
図4は、一般的な情報処理装置1000のハードウェア構成図の一例である。プリントサーバ30、クライアントPC40、外部プリントサーバ50、認証サーバ60、及び、オーナーPC70は図4に示すようなハードウェア要素を有する。
情報処理装置1000は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、通信I/F304と、入力装置305と、表示装置306とを備える。CPU301は、情報処理装置1000の動作を統括的に制御する。ROM302は、プログラム等の各種のデータを記憶する不揮発性のメモリである。RAM303は、CPU301が実行する各種の処理の作業領域(ワークエリア)として機能する揮発性のメモリである。通信I/F304は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。入力装置305は、ユーザによる操作の入力に用いられるデバイスであり、例えばマウスやキーボードなどで構成される。表示装置306は各種の情報を表示するデバイスであり、例えば液晶型ディスプレイ装置などで構成される。
なお、プリントサーバ30、クライアントPC40、外部プリントサーバ50、認証サーバ60、及び、オーナーPC70のハードウェア構成は同じである必要はなく、それぞれが独自のハードウェア要素を有していてよい。
また、プリントサーバ30、外部プリントサーバ50、及び、認証サーバ60はクラウドコンピューティングに対応していてよい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
図示したハードウェア構成は、1つの筐体に収納されていたり一まとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、プリントサーバ30、外部プリントサーバ50、及び、認証サーバ60が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。
<機能について>
図5を用いて印刷システム100が有する機能について説明する。図5は、印刷システム100が有する画像形成装置9、プリントサーバ30、クライアントPC40、外部プリントサーバ50、及び、認証サーバ60の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<画像形成装置>>
画像形成装置9は、認証処理部31、通信部32、表示・操作部33、印刷管理部34、画像形成部35、及び、印刷ジョブ受信部36を有する。画像形成装置9が有するこれら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、HDD14からRAM13に展開されたプログラムに従ったCPU11からの命令により、及び、フラッシュメモリ24からRAM23に展開されたプログラムに従ったCPU21からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
通信部32は、プリントサーバ30と各種の情報の送受信を行う。例えば、印刷ジョブの取得要求や印刷指示を送信する。
印刷ジョブ受信部36はプリントサーバ30から印刷ジョブ一覧や印刷ジョブを受信する。外部プリントサーバ50から受信する場合もある(プッシュ方式の場合)。
表示・操作部33は、プリントサーバ30から受信した印刷ジョブの一覧等を操作パネル27に表示する。また、ユーザによる画像形成装置9に対する各種の操作を受け付ける。例えば、印刷ジョブの選択を受け付ける。
印刷管理部34はユーザが選択した印刷ジョブの実行を開始し、更に、印刷状況の監視を行う。画像形成部35は、印刷ジョブを実行して、用紙などの記録媒体に画像を形成して出力する。
認証処理部31は、ICカードなどから代理ユーザの認証情報を取得して認証問い合わせ情報を認証サーバ60に送信して、代理ユーザに対応付けられているオーナーのユーザ名、代理ユーザのユーザ名、及び、外部プリントサーバ50の対応を取得する。
<<認証サーバ>>
認証サーバ60は、認証管理部61、認証問い合わせ受信部62、及び、認証結果送信部63、を有する。認証サーバ60が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD307からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。また、認証サーバ60はHDD307又はRAM303等に保持されるユーザ情報テーブル64を有している。
認証問い合わせ受信部62は、画像形成装置9から送信された認証問い合せ情報を受信する。認証問い合わせ情報には、例えばICカードの番号、又は、ユーザ名とパスワード等の認証情報が含まれる。
認証管理部61は、認証情報に基づいて認証処理を行い認証が成功したか否かを判断する。成功した場合はユーザ情報テーブル64からオーナーのユーザ名、代理ユーザのユーザ名、及び、外部プリントサーバIDの対応を得る。認証結果送信部63は、オーナーのユーザ名、代理ユーザのユーザ名、及び、外部プリントサーバIDの対応を画像形成装置9に送信する。
Figure 2019171829
表1は、認証サーバ60が保持するユーザ情報テーブル64の一例である。ユーザ情報テーブル64には、印刷ジョブのオーナーのユーザ名に対応付けて代理ユーザのユーザ名が登録されている。また、代理ユーザのユーザ名には印刷権委譲サーバID(外部プリントサーバIDが相当する)が対応付けられている。代理ユーザは、オーナーが印刷権を委譲したユーザであり、印刷権委譲サーバは代理ユーザが印刷ジョブを印刷できる外部プリントサーバ50としてオーナーが登録した外部プリントサーバ50である。これにより、代理ユーザが印刷できる印刷ジョブの範囲が制限される。
<<クライアントPC>>
クライアントPC40は、通信部41、操作受付部42、表示制御部43、及び、印刷ジョブ生成部44を有している。クライアントPC40が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD307からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。このプログラムは例えばプリンタドライバである場合がある。
通信部41は、プリントサーバ30と各種の情報を送受信する。本実施形態では、ユーザ名などと共に印刷ジョブを送信する。
操作受付部42はクライアントPC40に対する各種の操作又は入力を受け付ける。表示制御部43は、表示装置306にメニュー、文字、ボタン等で形成される画面を表示する。印刷ジョブ生成部44は、アプリケーションソフトが作成する文書データに、部数、ページ数、カラー/モノクロ設定、両面、集約などの印刷設定が添付された印刷ジョブを生成する。
<<プリントサーバ>>
プリントサーバ30は、印刷ジョブ送受信部51、印刷指示受付部52、印刷ジョブ情報管理部53、印刷ジョブ蓄積部54、外部サーバ連携部55、及び、疑似プリンタ部56を有する。プリントサーバ30が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD307からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。このプログラムは例えばプリンタドライバである場合がある。また、プリントサーバ30はHDD307又はRAM303等に保持される印刷方式テーブル57を有している。
印刷ジョブ送受信部51は、クライアントPC40及び画像形成装置9と各種の情報を送受信する。本実施形態では、クライアントPC40から印刷ジョブを受信し、画像形成装置9に印刷ジョブの一覧や印刷ジョブを送信する。
印刷ジョブ情報管理部53は印刷ジョブの登録を受け付けると、ユーザ名(本実施形態では主にオーナーのユーザ名)に対応付けて印刷ジョブ蓄積部54に蓄積する。印刷ジョブ情報管理部53はジョブを識別するジョブIDを採番し、各印刷ジョブの蓄積先(プリントサーバ又は外部プリントサーバのID、IPアドレス)などを管理する。
外部サーバ連携部55は画像形成部35から受信した印刷ジョブ情報取得要求及び印刷指示などを外部プリントサーバ50に応じた形式に変換し、外部プリントサーバ50から印刷ジョブの一覧、印刷ジョブの取得などを行う。開発者が変換ロジックの追加・変更を行い、外部サーバ連携部55が複数の変換ロジックを切り替えることで、複数の異なる外部プリントサーバ50と連携することが可能である。なお、外部プリントサーバ50に応じた形式への変換のためのコネクタについて図8にて説明する。
印刷指示受付部52は、画像形成装置9から印刷ジョブを指定した印刷指示を受け付け、印刷対象の印刷ジョブの種類に応じて、印刷ジョブ送受信部51を介して印刷ジョブの送信を行うか、又は、外部サーバ連携部55を介して外部プリントサーバ50へ印刷指示を送信する。
疑似プリンタ部56は、プッシュ方式の外部プリントサーバ50に対し、プリントサーバ30が疑似的に画像形成装置になりすます処理を行う。例えば、印刷ジョブの配信先の画像形成装置のIPアドレスを自機(プリントサーバ)のIPアドレスとして通知する。
Figure 2019171829
表2は、印刷方式テーブル57の一例である。印刷方式テーブル57には、外部プリントサーバ50ごとに印刷方式(プル方式又はプッシュ方式)が対応付けられている。したがって、プリントサーバ30は各外部プリントサーバ50の印刷方式を判断できる。表2の情報は印刷ジョブの一覧と共に画像形成装置9に送信される。
<<外部プリントサーバ>>
外部プリントサーバ50は、印刷ジョブ送受信部51、印刷指示受付部52、印刷ジョブ情報管理部53、及び、印刷ジョブ蓄積部54を有する。外部プリントサーバ50が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD307からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。このプログラムは例えばプリンタドライバである場合がある。
なお、外部プリントサーバ50が有する機能は、プリントサーバ30が有する機能と同様であるため説明を省略する。
<プル方式における印刷ジョブの流れ>
以下では、プル方式、プッシュ方式のそれぞれについて印刷ジョブの流れを説明する。
図6は、プル方式の印刷における印刷ジョブの流れを説明する図の一例である。なお、図6では印刷ジョブの一覧が操作パネル27にすでに表示されているものとする。
A.表示・操作部33はユーザからの操作を受け付け、印刷管理部34に印刷ジョブを指定した印刷指示を送出する。印刷ジョブには、ジョブIDとこの印刷ジョブを保持するプリントサーバ30又は外部プリントサーバ50のサーバIDが含まれている。
B.印刷管理部34は、プル方式のプリントサーバ30に対し、ジョブIDとサーバIDで特定される印刷ジョブの印刷ジョブ取得要求を送信する。ここではサーバIDによりプリントサーバ30が特定される。
C.印刷ジョブ取得要求を受信したプリントサーバ30の印刷指示受付部52は、印刷ジョブ送受信部51を介してジョブIDで指定された印刷ジョブを返却する。
D.印刷管理部34は返却された印刷ジョブを受け取り、印刷ジョブ受信部36に送出する。なお、印刷ジョブ受信部36が受信すると表現してもよい。
E.画像形成部35は印刷ジョブ受信部36から印刷ジョブを受け取り、印刷ジョブを実行する。
印刷管理部34が印刷ジョブ取得要求の送信を行っているため、印刷ジョブの取得状況を把握でき、複数の印刷ジョブを印刷する場合でも直前の印刷ジョブの受信完了を待って次の印刷ジョブ取得要求の送信を開始することができる。
<プッシュ方式における印刷ジョブの流れ>
図7は、プッシュ方式の印刷における印刷ジョブの流れを説明する図の一例である。図7(a)はトラッキング情報管理方式のプッシュ印刷の場合を示し、図7(b)は疑似プリンタのプッシュ印刷の場合を示す。トラッキングとは印刷ジョブの状態を監視することをいう。
A.表示・操作部33はユーザからの操作を受け付け、印刷管理部34に印刷指示を送出する。
B.印刷管理部34はプリントサーバ30に対しジョブIDとサーバIDを指定して印刷ジョブ開始要求を送信する。ここではサーバIDにより外部プリントサーバ50が特定される。
C.プリントサーバ30は印刷ジョブ開始要求を、外部プリントサーバ50の印刷指示受付部52が印刷ジョブ開始要求を受け付ける形式に変換し、外部サーバ連携部55が印刷ジョブ開始要求を外部プリントサーバ50に送信する。
D.外部プリントサーバ50(プッシュ方式に対応)の印刷指示受付部52は印刷ジョブ開始要求を受信し、印刷ジョブ送受信部51がジョブIDで指定される印刷ジョブを画像形成装置9に直接、送信する。
E.画像形成装置9の印刷ジョブ受信部36は印刷ジョブを受信し、画像形成部35が印刷ジョブを実行する。
このように、プッシュ方式では、画像形成装置9が印刷ジョブを受信する際、印刷管理部34を経由しないため、印刷管理部34は印刷ジョブの受信状況を把握できない。そのため、印刷管理部34は印刷ジョブ受信部36に印刷状況を定期的に問い合わせることでトラッキングし、印刷ジョブの受信状況を取得することで適切なタイミングで次の印刷ジョブを開始する。
次に、疑似プリンタによるプッシュ方式の印刷について説明する。
A.表示・操作部33はユーザからの操作を受け付け、印刷管理部34に印刷指示を送出する。
B.印刷管理部34はプリントサーバ30に対しジョブIDとサーバIDを含む印刷ジョブ開始要求を送信する。ここではサーバIDにより外部プリントサーバ50が特定されたものとする。
C.プリントサーバ30の疑似プリンタ部56は印刷先を自サーバ(疑似プリンタ)に設定して、外部プリントサーバ50の印刷指示受付部52が印刷ジョブ開始要求を受け付ける形式に印刷ジョブ開始要求を変換し、外部サーバ連携部55が外部プリントサーバ50に送信する。
D.外部プリントサーバ50(プッシュ方式に対応)の印刷指示受付部52は印刷ジョブ開始要求を受信し、ジョブIDで指定された印刷ジョブを疑似プリンタとして設定されたプリントサーバ30に送信する。
E.プリントサーバ30は、疑似プリンタ(自分)に送られてきた印刷ジョブを画像形成装置9に返却する。
F.印刷管理部34は返却された印刷ジョブを受け取り、印刷ジョブ受信部36に送信する。印刷ジョブ受信部36が受信すると記載してもよい。
G.画像形成部35は印刷ジョブ受信部36から印刷ジョブを受け取り、印刷ジョブを実行する。
この方式では、プル方式と同様に印刷管理部34自身が印刷ジョブ開始要求の送信を行えるため、印刷ジョブの受信状況を画像形成装置9が制御でき、複数の印刷ジョブを印刷する場合でも直前の印刷ジョブの受信完了を待って次の印刷ジョブ開始要求の送信を開始することができる。
<<外部プリントサーバと通信するためのコネクタ>>
図8は、プリントサーバ30がもつ外部サーバ情報テーブル及びユーザ情報テーブルの一例を示す図である。図8(a)に示すように、プリントサーバ30は複数の外部プリントサーバID、外部プリントサーバ50のIPアドレス、及び、外部プリントサーバ50との接続に利用するコネクタ種別を対応付けて管理する。
コネクタは、外部プリントサーバ50ごとに異なる印刷指示方法で外部サーバ連携部55が外部プリントサーバ50に印刷ジョブを要求する際のデータ変換方式である。外部サーバ連携部55は印刷ジョブの受信時もコネクタにより印刷ジョブのデータ形式を変換する。外部プリントサーバ50ごとにコネクタを用意し、外部プリントサーバ50のIPアドレスとコネクタを紐付けて管理することで、プリントサーバ30は複数の異なるインタフェースを持つ外部プリントサーバ50と連携することが可能になる。
また、図8(b)に示すユーザ情報テーブルには、ユーザごとに利用できる外部プリントサーバ50のサーバIDが対応付けられている。このユーザにはオーナーも代理ユーザも含まれる。これにより、ユーザごとに異なる外部プリントサーバ50と連携することが可能となる。なお、ここで設定されるサーバ情報は認証サーバ60に対しても通知される。
<クライアントPCからプリントサーバへの印刷ジョブの登録>
続いて、図9を用いて、オーナーのユーザがクライアントPC40を操作してプリントサーバ30に印刷ジョブを登録する手順を説明する。図9は、ユーザがクライアントPC40を操作してプリントサーバ30に印刷ジョブを登録する流れを説明するフローチャート図の一例である。
オーナーのユーザはアプリケーションソフトからプリンタドライバに印刷ジョブの蓄積を指示する。操作受付部42はこの操作を受け付ける(ステップS1。以下、「ステップ」を省略する。)。
次に、印刷ジョブ生成部44は文書データから印刷ジョブを生成する。通信部41はオーナーのユーザ名と共に印刷ジョブをプリントサーバ30に送信する(S2)。なお、クライアントPC40が印刷ジョブを送信するプリントサーバ30は画像形成装置9のプリンタドライバに設定されているものとする。オーナーは印刷ジョブの登録先を印刷ジョブに応じて所望の外部プリントサーバ50に切り替えることができる。
プリントサーバ30の印刷ジョブ送受信部51は印刷ジョブを受信する(S3)。印刷ジョブ情報管理部53は印刷ジョブの登録処理を行い、印刷ジョブ蓄積部54にオーナーのユーザ名と印刷ジョブを蓄積する(S4)。
印刷ジョブ送受信部51は、登録結果をクライアントPC40に送信する(S5)。
クライアントPC40の通信部41は登録結果を受信し(S6)、印刷ジョブの登録を完了する(S7)。
<認証の手順>
次に、図10を用いて認証サーバ60による認証について説明する。図10は、認証サーバ60が代理ユーザを認証する手順を示すフローチャート図の一例である。
画像形成装置9の認証処理部31は認証デバイス88から、代理ユーザの認証情報を取得する(S11)。認証デバイス88は例えばICカードリーダなどである。ユーザ名とパスワードが入力されてもよい。
認証処理部31は、認証情報と共に認証情報問い合わせを認証サーバ60に送信する(S12)。
認証サーバ60の認証問い合わせ受信部62は認証情報問い合わせを受信する(S13)。認証管理部61は、認証情報の検索をActive Directory(登録商標)89等に対して実施する(S14)。
認証管理部61は検索結果をActive Directory(登録商標)89から取得し(S15)、認証情報に整合性があるか否か(又は認証情報があるか)を判断する(S16)。
認証情報があり整合性がある場合、認証管理部61はユーザに対して、オーナーのユーザ名、代理ユーザ名、及び外部プリントサーバIDの対応をユーザ情報テーブル64から取得する(S17)。
認証結果送信部63はオーナーのユーザ名、代理ユーザ名、及び外部プリントサーバIDの対応を画像形成装置9に送信する(S18)。
画像形成装置9の通信部32は認証結果(成功の場合はオーナーのユーザ名、代理ユーザ名、及び外部プリントサーバIDの対応、失敗の場合はその旨)を受信する(S19)。
認証が成功した場合(S20のYes)、認証処理部はログイン成功と判断し(S21)、オーナーのユーザ名、代理ユーザ名、及び外部プリントサーバIDの対応を利用して印刷ジョブの一覧を取得可能になる。
認証が失敗した場合(S20のNo)、画像形成装置9の表示・操作部33はその旨(ログイン失敗)を表示する(S22)。
<画像形成装置の動作>
次に、図11を用いて画像形成装置9の動作を説明する。図11は画像形成装置9が印刷ジョブを実行する手順を示すフローチャート図の一例である。なお、ログインが成功しているものとして説明する。
画像形成装置9の通信部32はユーザ名を指定して(ログインしているユーザ名)、プリントサーバ30から印刷ジョブ一覧を取得する(S21)。処理の流れとしてこのユーザ名は、代理ユーザのユーザ名である。ただし、オーナーのユーザ名が送信される場合も印刷ジョブの一覧を取得する処理は同様になる。
画像形成装置9の表示・操作部33は印刷ジョブ一覧を操作パネルに表示する(S22)。印刷ジョブの一覧が含む情報を図12に、印刷ジョブ一覧の表示例を図15に示す。
代理ユーザは印刷する1つ以上の印刷ジョブを選択するので、表示・操作部33は印刷ジョブの選択を受け付ける(S23)。
代理ユーザが印刷ボタンを押下すると、表示・操作部33は印刷ボタンの押下を受け付け、印刷管理部34は選択された印刷ジョブの印刷を開始する(S24)。印刷管理部34は選択された1つ以上の印刷ジョブについて、以下の手順を繰り返す。
まず、印刷管理部34はプリントサーバ30にジョブIDとサーバIDを指定して印刷ジョブの取得要求を送信する(S25)。
印刷管理部34は印刷方式テーブル57を参照して送信した印刷ジョブがプッシュ方式の外部プリントサーバ50に登録されているか否かを判断する(S26)。上記のように、プリントサーバ30又は外部プリントサーバ50がプッシュ方式かプル方式かでその後の処理が変わるためである。なお、疑似プリンタ方式の外部プリントサーバ50は、プル方式のプリントサーバと同様に扱えばよい。
プッシュ方式の外部プリントサーバ50に印刷ジョブが登録されている場合(S26のYes)、印刷管理部34は印刷ジョブ受信部36に対してジョブIDとサーバIDで印刷ジョブ受信状況の取得を行う(S27)。すなわち、トラッキングする。
印刷ジョブ受信中であった場合は(S28のYes)、一定時間後、再び印刷ジョブ受信状況の取得を行う。印刷ジョブ受信中でなくなるまで、これを繰り返す。
プル方式のプリントサーバ30又は外部プリントサーバ50に印刷ジョブが登録されている場合(S26のNo)、印刷管理部34は印刷ジョブの受信を行い(S29)、画像形成部35が印刷を実行する(S30、S31)。
以上により、印刷ジョブの印刷が完了した場合、通信部32は印刷結果をプリントサーバ30に送信する(S32)。
印刷管理部34は全ての印刷ジョブの実行が完了したか否かを判断する(S33)。全ての選択ジョブの印刷が終了したら、図11の処理は終了する(S34)。
<印刷ジョブの一覧>
図12は、プリントサーバ30が画像形成装置9に送信する印刷ジョブの一覧が有する情報を模式的に示す。画像形成装置9からのジョブ一覧取得要求に対し、プリントサーバ30は自サーバ内に蓄積された印刷ジョブと外部プリントサーバ50から得られる印刷ジョブを統合し、蓄積先のサーバIDを付加して画像形成装置9に送信する。取得されるのは代理ユーザ又はオーナーのユーザ名に対応付けられているものである。
図示するように、送信される情報には、ジョブID、蓄積先アドレス、蓄積先サーバID、印刷設定(ジョブ名、部数、ページ数、など)が含まれる。画像形成装置9からプリントサーバ30へのジョブ取得要求では、ジョブID及びサーバIDを送信することで、異なるサーバ間でのIDの重複による不都合を起こすことなく、プリントサーバ30は正しい外部プリントサーバ50に対して印刷指示を行うことができる。
また、画像形成装置9の印刷管理部34は印刷ジョブ受信部36に対しジョブIDとサーバIDを問い合わせることで印刷指示したジョブの受信状況をトラッキングする(監視する)ことが可能である。
<外部プリントサーバからの印刷ジョブ一覧の取得>
図13は、プリントサーバ30と外部プリントサーバ50の処理手順を説明するフローチャート図の一例である。
プリントサーバ30の印刷ジョブ送受信部51は代理ユーザ又はオーナーのユーザ名を指定した印刷ジョブ一覧取得要求を受信する(S41)。
印刷ジョブ情報管理部53はユーザ名に対応付けられている自分自身(プリントサーバ30)のジョブ一覧を印刷ジョブ蓄積部54から取得する(S42)。
次に、外部サーバ連携部55は外部プリントサーバ50に対しユーザ名と共にジョブ一覧の取得を要求する(S43)。
外部プリントサーバ50の印刷ジョブ送受信部51は印刷ジョブ一覧の取得要求を受信し(S44)、印刷ジョブ情報管理部53がユーザ名に対応付けられている自分自身(外部プリントサーバ50)の印刷ジョブ一覧を印刷ジョブ蓄積部54から取得する(S45)。
外部プリントサーバ50の印刷ジョブ送受信部51は印刷ジョブ一覧をプリントサーバ30に送信する(S46)。
プリントサーバ30の外部サーバ連携部55は外部プリントサーバ50から印刷ジョブ一覧を受信する(S47)。
プリントサーバ30の印刷ジョブ送受信部51は自身の印刷ジョブ一覧と外部プリントサーバ50の印刷ジョブ一覧を含んだジョブ一覧情報を画像形成装置9に送信する(S48)。
<外部プリントサーバからの印刷ジョブの送信>
図14は、プッシュ方式の外部プリントサーバ50が管理する印刷ジョブが印刷される際の処理手順を説明するフローチャート図の一例である。
画像形成装置9から印刷指示受付部52がジョブIDとサーバIDを指定して印刷ジョブ取得要求を受信する(S51)。
プリントサーバ30の印刷指示受付部52は印刷方式テーブル57を参照して、対象の印刷ジョブがプッシュ方式の外部プリントサーバ50に登録されているか否かを判断する(S52)。
対象の印刷ジョブがプル印刷のプリントサーバ30又は外部プリントサーバ50に蓄積されている場合(S52のNo)、プリントサーバ30の印刷ジョブ情報管理部53は対象の印刷ジョブを印刷ジョブ蓄積部54から取得するか、又は、外部サーバ連携部55が外部プリントサーバ50から取得して、印刷ジョブ送受信部51は画像形成装置9に送信する(S53)。
対象の印刷ジョブがプッシュ方式の外部プリントサーバ50に蓄積されている場合(S52のYes)、外部サーバ連携部55は外部プリントサーバ50に対しジョブIDを指定して印刷ジョブ開始要求を送信する(S54)。なお、外部プリントサーバ50の方式によっては、疑似プリンタ部56がプリントサーバ30を画像形成装置9に指定する。
外部プリントサーバ50の印刷指示受付部52は印刷ジョブ開始要求を受信し(S55)、印刷ジョブ開始応答をプリントサーバ30に送信する(S56)。
印刷ジョブ情報管理部53はジョブIDで指定される印刷ジョブを印刷ジョブ蓄積部54から取得し、画像形成装置9に送信する(S57)。これで外部プリントサーバ50の印刷は終了する(S58)。
プリントサーバ30の外部サーバ連携部55は印刷ジョブ開始応答を受信し、印刷ジョブの実行が開始されたことを検出する(S59)。
プリントサーバ30の印刷指示受付部52は印刷ジョブの送信終了後、印刷結果を画像形成装置9から受信し(S60)、印刷を終了する(S61)。
<印刷ジョブ一覧>
図15は、画像形成装置9の操作パネル27に表示されるログインユーザのジョブ一覧画面501の一例を示す。ユーザがログインした当初、ログインしたユーザのジョブ一覧が表示される。したがって、本実施形態では代理ユーザのジョブ一覧が表示される。
ジョブ一覧画面501は、全ての印刷ジョブを選択するための全選択ボタン502、総ジョブ数503、画面の更新を行う更新ボタン504、印刷ジョブ表示欄505、ユーザが選択した印刷ジョブ数517、印刷ジョブを削除する削除ボタン506、印刷設定を表示させる設定ボタン507、及び、印刷ジョブの実行を開始する印刷ボタン508を有している。
また、印刷ジョブ表示欄505は、ファイル名510、サーバ名を示すラベル511、蓄積処理を行った日時512、ページ数513、部数514、片面/両面設定515、カラー/モノクロ設定516を表示する。
更に、ジョブ一覧画面501はジョブオーナー選択ボタン509を有している。ジョブオーナー選択ボタン509は、図17に示す権限委譲元ユーザ選択画面を表示させるためのボタンである。
ユーザが印刷ジョブ表示欄505の情報から印刷したい印刷ジョブを選択することで、所望の出力結果を手に入れられると共に、ログイン処理を行っていることにより自身の蓄積した印刷ジョブの秘匿性を維持できる。
<権限委譲元ユーザ選択画面>
図16は、ユーザがジョブオーナー選択ボタン509を押下した際に、画像形成装置9がプリントサーバ30へ送信する問い合わせ情報の一例を示す。図16では、表1の設定例を使用する。すなわち、オーナーXXXはユーザAAAを外部プリントサーバS1,S2の代理ユーザとして設定し、オーナーYYYがユーザAAAをサーバS1の代理ユーザとして設定した場合である。つまりユーザAAAはオーナーXXXとオーナーYYYの代理ユーザである。
図16に示すように、オーナーのユーザ名とこのオーナーが代理ユーザに許可する外部プリントサーバIDが組になって送信される。これらは認証の成功時に、認証サーバ60から画像形成装置9に送信されている。
図17は権限委譲元ユーザ選択画面521の一例を示す。図15でジョブオーナー選択ボタン509が押下されると、画像形成装置9の通信部32は図16に示すオーナーのユーザ名と外部プリントサーバIDをプリントサーバ30に送信する。プリントサーバ30の印刷ジョブ送受信部51はサーバIDで指定されるプリントサーバ30及び各外部プリントサーバ50に対し、オーナーのユーザ名に対応付けられている印刷ジョブを取得する。
これにより、各オーナーごとに代理ユーザが印刷できる印刷ジョブ数が分かるので、印刷ジョブ送受信部51はオーナーのユーザ名に対応付けられている印刷ジョブの数を画像形成装置9に送信する。画像形成装置9の通信部32はオーナーのユーザ名に対応付けられている印刷ジョブの数を受信する。したがって、表示・操作部33は権限委譲元ユーザ選択画面521を操作パネル27に表示することができる。権限委譲元ユーザ選択画面521は、1つ以上のオーナー選択ボタン526を有し、各オーナー選択ボタン526はログインユーザを代理ユーザとして設定したオーナーのユーザ名522と代理ユーザが印刷できる印刷ジョブの数523を有する。オーナー選択ボタン526により、代理ユーザはオーナーを選択できる。
例えば、この代理ユーザ(ログインユーザ)はオーナーXXX〜オーナーXYYの代理ユーザとして登録されており、それぞれ10個の印刷ジョブを実行できる。
取消ボタン524はジョブ一覧画面501へ戻るボタンであり、OKボタン525は代理ユーザが選択したオーナーの印刷ジョブを表示させるためのボタンである。
このように、本実施形態においては、オーナー(権限委譲元のユーザ)が指定した外部プリントサーバ50に蓄積された印刷ジョブのみを代理ユーザが印刷可能である。
図18は、オーナーのジョブ一覧を表示する際に画像形成装置9がプリントサーバ30へ送信するジョブ一覧取得要求の一例である。代理ユーザが例えばオーナーXXXを選択した。画像形成装置9が、ジョブ一覧取得要求としてオーナーXXX、及び、代理ユーザが印刷可能な外部プリントサーバ50の外部プリントサーバID(S1,S2)をプリントサーバ30に通知することにより、プリントサーバ30は指定されたプリントサーバ30と外部プリントサーバ50に対し指定されたオーナーのユーザ名で蓄積されている印刷ジョブの一覧を生成し、画像形成装置9に送信できる。受け取った画像形成装置9は図19に示すようにオーナーのジョブ一覧を表示する。
<オーナーのジョブ一覧画面>
図19は、図17で代理ユーザがオーナーを選択し、OKボタン525を押した際に表示されるジョブ一覧画面531の一例である。図19のジョブ一覧画面531の表示方法を説明する。
OKボタン525が押下されたタイミングでオーナーの情報を用いて画像形成装置9がログイン処理を行い、通信部32がプリントサーバ30に対してジョブ一覧を要求する。
プリントサーバ30の印刷ジョブ送受信部51はジョブ一覧の要求を受信し、印刷ジョブ情報管理部53は、代理ユーザが許可されている外部プリントサーバ50のみからオーナーのユーザ名に対応付けられている印刷ジョブを取得する。
ジョブ一覧画面531によりオーナーが指定した外部プリントサーバ50に保持する印刷ジョブのみを代理ユーザが表示、印刷可能となる。
図19のジョブ一覧画面531の特徴として通常のログインユーザのジョブ一覧画面501とは異なり、ジョブオーナー選択ボタン509ではなくログインユーザボタン532が配置されている。ログインユーザボタン532が押下された場合、表示・操作部33はオーナーのジョブ一覧の表示を代理ユーザのジョブ一覧表示(ジョブ一覧画面501)に切り替える。それによりユーザは自身の印刷ジョブと権限委譲されたオーナーの印刷ジョブの表示を切り替えて行うことが可能となる。
<代理権限の設定>
図20を用いて、代理権限の設定方法を説明する。図20は、認証サーバ60に対しオーナーが代理権限を設定する代理権限設定画面541の一例を示す。図20の代理権限設定画面541は、オーナーが操作するオーナーPC70が認証サーバ60と通信して、認証サーバ60が生成したWebページをオーナーPC70のブラウザが表示したものである。
代理権限設定画面541は、ログインユーザ名欄542、画像形成装置9上で表示される表示名543、パスワード情報編集ボタン544、カード情報編集ボタン545、代理ユーザ情報546、代理ユーザ情報編集ボタン547、及び、利用権限編集ボタン548、を有する。ログインユーザ名欄542、画像形成装置9上で表示される表示名543、パスワード情報編集ボタン544、及び、カード情報編集ボタン545については、オーナーが任意に設定できる。
また、代理ユーザ情報編集ボタン547は、代理ユーザ設定画面551を表示させるためのボタンである。代理ユーザ設定画面551では、オーナーは自身の印刷ジョブの印刷権限を委譲する代理ユーザに関する設定を行うことが可能となる。
代理ユーザ設定画面551は、代理ユーザ入力欄552、検索ボタン553、代理ユーザテーブル557を有する。代理ユーザ入力欄552と検索ボタン553はオーナーが代理ユーザを検索するために使用される。代理ユーザテーブル557にはすでに設定済みの代理ユーザに関する情報又は検索した代理ユーザに関する情報が表示される。
オーナーは代理ユーザごとに外部プリントサーバ50を設定できる。まず、オーナーは、チェックボックス554を選択して代理ユーザを選択する。そして、編集ボタン556を押下して、権限を委譲する外部プリントサーバ50の選択を行う。
編集ボタン556が押下されるとオーナーPC70は、サーバ編集画面561を表示する。サーバ編集画面561は、代理ユーザ名564と、チェックボックス562、外部プリントサーバ50のサーバID563、及び、表示名565を有する。オーナーは代理ユーザが印刷できる外部プリントサーバ50をチェックボックス562で選択する。
なお、代理権限設定画面541で設定をされた情報は、ユーザ情報テーブル64に登録される。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の印刷システムは、オーナーが代理ユーザごとかつ外部プリントサーバ50ごとに代理ユーザが印刷できる範囲を設定することが可能になる。
なお、本実施形態において印刷者が代理印刷者としてオーナーの文書の印刷を行った場合の認証やアカウンティング(誰が何ページ印刷したか)は、オーナーのアカウンティングとして計上される。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態における代理権限の設定は画像形成装置9以外の情報処理装置でも適用できる。例えば、代理ユーザが画像形成装置にログインする前にPCから、オーナーの印刷ジョブを確認するような場合に利用できる。
また、本実施形態では、印刷ジョブを例にして説明したが、スキャンジョブなど他のジョブについても適用できる。
また、図5などの構成例は、印刷システム100が有する画像形成装置9、プリントサーバ30、クライアントPC40、外部プリントサーバ50、及び、認証サーバ60による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。印刷システム100が有する画像形成装置9、プリントサーバ30、クライアントPC40、外部プリントサーバ50、及び、認証サーバ60の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、プリントサーバ30、及び、認証サーバ60の少なくとも一方が複数のサーバ装置により実現されていてもよいし、プリントサーバ30、及び、認証サーバ60が一台のサーバ装置により実現されていてもよい。また、プリントサーバ30が複数あったり、認証サーバ60が複数あったりしてもよい。
プリントサーバ30は第一のプリントサーバの一例であり、外部プリントサーバ50は第二のプリントサーバの一例であり、代理ユーザは第一のユーザの一例であり、オーナーは第二のユーザの一例であり、ジョブ一覧画面531は第一の画面の一例であり、ジョブ一覧画面501は第二の画面の一例であり、権限委譲元ユーザ選択画面521は第三の画面の一例である。
認証処理部31は認証処理手段の一例であり、印刷ジョブ受信部36はジョブ取得手段の一例であり、表示・操作部33は表示制御手段の一例であり、通信部32は通信手段の一例であり、ログインユーザボタン532はユーザジョブ表示ボタンの一例であり、オーナー選択ボタン526はユーザ選択ボタンの一例であり、ユーザ情報テーブル64はユーザ情報記憶部の一例である。
7 代理ユーザ
8 オーナー
9 画像形成装置
30 プリントサーバ
40 クライアントPC
50 外部プリントサーバ
60 認証サーバ
70 オーナーPC
100 印刷システム
特開2015‐088020号公報

Claims (9)

  1. 認証サーバ及び第一のプリントサーバと通信して、第一のプリントサーバが連携する1台以上の第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブを実行する画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の第一のユーザの認証情報を用いた前記認証サーバによる認証が成功した場合、前記第一のユーザが印刷できる印刷ジョブが登録された前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第一のユーザに印刷の権限を委譲した第二のユーザの識別情報を前記認証サーバから取得する認証処理手段と、
    前記認証処理手段が取得した、前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第二のユーザの識別情報を前記第一のプリントサーバに送信し、前記第二のユーザの識別情報に対応付けて前記第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブの一覧を取得するジョブ取得手段と、
    前記ジョブ取得手段が取得した印刷ジョブの一覧を含む第一の画面を表示装置に表示する表示制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記第一のユーザの認証サーバによる認証が成功した場合、
    前記ジョブ取得手段は、前記第一のユーザの識別情報を前記第一のプリントサーバに送信し、前記第一のユーザの識別情報で特定される印刷ジョブの一覧を取得し、
    前記表示制御手段は、前記ジョブ取得手段が取得した印刷ジョブの一覧を含む第二の画面を表示装置に表示し、
    前記第二の画面は、前記第二のユーザの選択を受け付ける第三の画面を表示させるためのユーザ選択ボタンを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ユーザ選択ボタンの押下を受け付けた場合、
    前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第二のユーザの識別情報を前記第一のプリントサーバに送信し、
    前記第二のプリントサーバの識別情報で特定される前記第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブであって、前記第二のユーザが蓄積した印刷ジョブの数を前記第二のユーザの識別情報ごとに取得する通信手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記第二のユーザの識別情報に対応付けて前記第二のユーザが蓄積した印刷ジョブの数を含む前記第三の画面を表示することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ジョブ取得手段は、前記第三の画面で選択を受け付けた前記第二のユーザの識別情報、及び、前記認証サーバから取得した前記第一のユーザが印刷できる印刷ジョブが蓄積された前記第二のプリントサーバの識別情報を前記第一のプリントサーバに送信し、
    前記第二のプリントサーバの識別情報で特定される前記第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブであって、前記第二のユーザの識別情報で特定される印刷ジョブの一覧を取得し、
    前記表示制御手段は前記印刷ジョブの一覧を有する前記第一の画面を表示装置に表示することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第一の画面は、前記第一のユーザの識別情報で特定される印刷ジョブの一覧を取得するためのユーザジョブ表示ボタンを有し、
    前記ユーザジョブ表示ボタンの押下を受け付けた場合、前記ジョブ取得手段は第一のユーザの識別情報を前記第一のプリントサーバに送信し、
    前記第一のユーザの識別情報に対応付けられている印刷ジョブの一覧を前記第一のプリントサーバ及び第二のプリントサーバから取得し、
    前記表示制御手段は、前記ジョブ取得手段が取得した印刷ジョブの一覧を含む前記第二の画面を表示装置に表示することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第二のプリントサーバにはプッシュ方式で印刷ジョブを送信するものと、プル方式で印刷ジョブを送信するものとがあり、
    前記第二のプリントサーバがプッシュ方式の場合、前記ジョブ取得手段が、前記第二のプリントサーバから直接、印刷ジョブを取得し、
    前記第二のプリントサーバがプル方式の場合、前記第二のプリントサーバが前記第一のプリントサーバに送信した印刷ジョブを前記ジョブ取得手段が前記第一のプリントサーバから取得することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 認証サーバ及び第一のプリントサーバと通信して、第一のプリントサーバが連携する1台以上の第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブを実行する画像形成装置が行うジョブ取得方法であって、
    認証処理手段が、前記画像形成装置の第一のユーザの認証情報を用いた前記認証サーバによる認証が成功した場合、前記第一のユーザが印刷できる印刷ジョブが登録された前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第一のユーザに印刷の権限を委譲した第二のユーザの識別情報を前記認証サーバから取得するステップと、
    ジョブ取得手段が、前記認証処理手段が取得した、前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第二のユーザの識別情報を前記第一のプリントサーバに送信し、前記第二のユーザの識別情報に対応付けて前記第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブの一覧を取得するステップと、
    表示制御手段が、前記ジョブ取得手段が取得した印刷ジョブの一覧を含む第一の画面を表示装置に表示するステップと、
    を有するジョブ取得方法。
  8. 認証サーバと、第一のプリントサーバと、前記第一のプリントサーバが連携する1台以上の第二のプリントサーバと、画像形成装置とを有する印刷システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記画像形成装置の第一のユーザの認証情報を用いた認証サーバによる認証が成功した場合、前記第一のユーザが印刷できる印刷ジョブが登録された前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第一のユーザに印刷の権限を委譲した第二のユーザの識別情報を前記認証サーバから取得する認証処理手段と、
    前記認証処理手段が取得した、前記第二のプリントサーバの識別情報、及び、前記第二のユーザの識別情報を前記第一のプリントサーバに送信し、前記第二のユーザの識別情報に対応付けて前記第二のプリントサーバに蓄積されている印刷ジョブの一覧を取得するジョブ取得手段と、
    前記ジョブ取得手段が取得した印刷ジョブの一覧を含む第一の画面を表示装置に表示する表示制御手段と、を有し、
    前記認証サーバは、
    前記第二のユーザの識別情報に対応付けて、前記第一のユーザの識別情報及び前記第一のユーザが印刷できる印刷ジョブが蓄積されている前記第二のプリントサーバが登録されているユーザ情報記憶部を有している、ことを特徴とする印刷システム。
  9. 前記認証サーバは、
    前記第一のユーザの識別情報の入力を受け付けると共に、前記第一のユーザが印刷できる印刷ジョブが蓄積されている前記第二のプリントサーバの識別情報の入力を受け付ける設定画面を前記第二のユーザが操作する情報処理装置に提供することを特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
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