JP2019170544A - 動作装置、動作玩具及びシステム - Google Patents

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健太 羽柴
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Abstract

【課題】ビデオゲーム機用のコントローラを用いつつも、より現実世界における遊戯性を向上させることが可能な装置又は玩具を提供する。【解決手段】主たる情報処理を行う主情報処理装置と共に利用されて従たる情報処理を行いかつ所定の外部装置との間で信号授受を行うことが可能な情報処理ユニットを格納する格納部と、格納部へと格納された情報処理ユニットとの間の信号授受を可能とする接続部と、接続部を介して取得された情報処理ユニットからの動作指令信号に従って動作する動作部と、を備えた動作装置が提供される。【選択図】図6

Description

この発明は、例えば、情報処理装置、ビデオゲーム機と共に用いられる装置又は玩具に関する。
従来より、遊戯性を高めることを目的として、ビデオゲーム機と共に用いられる様々な周辺機器又は玩具が提供されており、その中には、ビデオゲーム機のコントローラに着目したものも存在する。
例えば、特許文献1には、ビデオゲーム中のキャラクタとの一体感を感じられるようキャラクタの容姿を模した玩具へとビデオゲーム機用のコントローラを収容し、玩具そのものをゲーム操作のためのコントローラとする技術が開示されている。
特開2008−67883号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、単にコントローラを玩具へと格納したに過ぎないので、例えば、操作の目的となる対象はあくまでもビデオゲームの中のキャラクタ等であり、従来のビデオゲームの枠組みと相違するものではない。
本発明は、上述の技術的背景の下になされたものであり、その目的とすることころは、ビデオゲーム機用のコントローラを用いて、現実世界における遊戯性を向上させることが可能な装置又は玩具を提供することにある。
本発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上述の技術的課題は、以下の構成を有する動作装置、動作玩具及びシステムにより解決することができる。
すなわち、本発明に係る動作装置は、主たる情報処理を行う主情報処理装置と共に利用されて従たる情報処理を行いかつ所定の外部装置との間で信号授受を行うことが可能な情報処理ユニットを格納する格納部と、前記格納部へと格納された前記情報処理ユニットとの間の信号授受を可能とする接続部と、前記接続部を介して取得された前記情報処理ユニットからの動作指令信号に従って動作する動作部と、を備えている。
このような構成によれば、ビデオゲーム機用のコントローラを用いつつも、より現実世界における遊戯性を向上させることが可能な動作装置を提供することができる。
前記主情報処理装置は、ゲーム機本体であり、前記情報処理ユニットは、ゲーム機本体へと操作信号を提供するコントローラであってもよい。
前記コントローラは、前記ゲーム機本体へと操作信号を提供する複数のコントローラを含み、前記格納部へは前記複数のコントローラのうちのいずれか1つが格納される、ものであってもよい。
前記格納部へと格納されなかった前記コントローラの操作に基づいて、前記格納部へと格納された前記コントローラにおいて前記動作指令信号が生成される、ものであってもよい。
前記格納部へと格納されなかった前記コントローラへの前記操作は、前記格納部へと格納された前記コントローラの一連の動作を定義する入力操作であり、前記動作部は、前記動作指令信号として取得した前記一連の動作に基づいて動作するものであってもよい。
前記主情報処理装置は、表示部と音声出力部とを有し、前記格納部へと格納された前記コントローラの一連の動作を定義する入力操作は、前記主情報処理装置の前記表示部に表示される動画像と前記音声出力部から出力される音声に合わせて行われるものであってもよい。
前記複数のコントローラは、モーションセンサを含む第1のコントローラと、モーションセンサを含みかつ前記第1のコントローラより多数のセンサを有する第2のコントローラとを含み、前記格納部へは前記第2のコントローラが格納される、ものであってもよい。
前記第2のコントローラは、周囲の動作検出を行うことが可能な赤外線センサを備える分だけ前記第1のコントローラよりセンサの数が多い、ものであってもよい。
前記第2のコントローラは、前記動作装置の内部に格納され、かつ、前記IRセンサの検出部は前記動作装置の周囲の動作検出を行うことが可能な態様で保持される、ものであってもよい。
前記コントローラは、前記ゲーム機本体へと操作信号を提供する複数のコントローラを含み、前記動作装置は、複数の動作装置を含み、前記複数のコントローラは、いずれも各前記動作装置へと格納されるものであり、前記主情報処理装置は、前記複数のコントローラのそれぞれの一連の動作に関する入力を受け付けると共に、前記複数のコントローラに対して一連の動作に関する情報をそれぞれ送信し、前記複数のコントローラは、それぞれ、前記一連の動作に関する情報に基づいて前記動作指令信号を生成し、各前記動作装置は動作する、ものであってもよい。
前記動作装置は、前記情報処理ユニットからの動作指令に従って動作すると共に、所定の条件を満たした場合には、前記主情報処理装置へと所定の出力処理を行う、ものであってもよい。
前記動作装置は、前記動作装置の周囲の動作を検出する動作検出センサを備え、前記動作検出センサが所定のタイミングで周囲の動作を検出した場合に、前記主情報処理装置又は前記情報処理ユニットにおいて前記動作装置の動作に関する所定の情報処理が行われる、ものであってもよい。
前記情報処理ユニットは、さらに、前記動作指令信号を提供する対象に関する対象ID情報を記憶する記憶部を含み、前記動作装置は、さらに、前記動作装置に固有の装置ID情報を記憶した記憶部を含み、前記情報処理ユニットは、前記記憶部から前記ID情報を読み出し、前記対象ID情報と前記装置ID情報とが一致するか否か判定処理を行い、一致しない場合には、所定のエラー信号を生成する、ものであってもよい。
前記情報処理ユニットは、接触子を有し、前記接続部は、前記接触子と接触可能な接触子を備えた接触子付ガイドレールを含む、ものであってもよい。
前記情報処理ユニットは、さらに、第1の近距離無線通信部を含み、前記動作装置の前記接続部は、さらに、第2の近距離無線通信部を含み、前記情報処理ユニットから前記動作装置への前記動作指令信号の伝達は、前記第1の近距離無線通信部と前記第1の近距離無線通信部との間の無線通信により行われる、ものであってもよい。
前記動作部は、アクチュエータを含み、前記動作指令信号に従って前記アクチュエータは動作し、それにより、前記動作装置を移動させ又は物理的に動作させる、ものであってもよい。
前記動作部は、発光部を含み、前記動作指令信号に従って前記発光部は動作し、それにより、前記動作装置の一部が発光する、ものであってもよい。
前記動作装置は、人型若しくは動物型のロボットを模した外観形状を有している、ものであってもよい。
前記動作装置は、車を模した外観形状を有している、ものであってもよい。
前記情報処理ユニットは、外部から目視できないよう前記動作装置の内部に格納される、ものであってもよい。
前記主情報処理装置は、電話機能を有する情報処理装置であり、前記情報処理ユニットは、ヘルスケア用センサ装置である、ものであってもよい。
前記ヘルスケア用センサ装置は、装着者の歩数を計測する歩数計装置であってもよい。
また、本発明は、動作玩具としても観念することができる。すなわち、本発明に係る動作玩具は、主たる情報処理を行う主情報処理装置と共に利用されて従たる情報処理を行いかつ所定の外部装置との間で信号授受を行うことが可能な情報処理ユニットを格納する格納部と、前記格納部へと格納された前記情報処理ユニットとの間の信号授受を可能とする接続部と、前記接続部を介して取得された前記情報処理ユニットからの動作指令信号に従って動作する動作部と、を備えている。
さらに、本発明は、システムとしても観念することができる。すなわち、本発明に係るシステムは、主たる情報処理を行う主情報処理装置と、前記主情報処理装置と共に利用されて従たる情報処理を行い、かつ、所定の外部装置との間で信号授受を行うことが可能な情報処理ユニットと、前記情報処理ユニットを格納する動作装置と、を含むシステムであって、前記動作装置は、前記情報処理ユニットを格納する格納部と、前記格納部へと格納された前記情報処理ユニットとの間の信号授受を可能とする接続部と、前記接続部を介して取得された前記情報処理ユニットからの動作指令信号に従って動作する動作部と、を含んでいる。
本発明によれば、ビデオゲーム機用のコントローラを用いて、現実世界における遊戯性を向上させることが可能な装置又は玩具を提供することができる。
図1は、ビデオゲーム機の構成図である。 図2は、ゲーム機本体の構成図である。 図3は、コントローラの構成図である。 図4は、ビデオゲーム機の電気的概略構成図である。 図5は、ロボットの外観斜視図である。 図6は、コントローラの挿入態様に関する説明図(その1)である。 図7は、ロボットとコントローラの電気的概略構成図である。 図8は、準備段階のフロー図である。 図9は、コミュニケーションモードのフロー図である。 図10は、コミュニケーションモードの動作イメージ図である。 図11は、インタラクティブコミュニケーションモードのフロー図である。 図12は、インタラクティブコミュニケーションモードの動作イメージ図である。 図13は、リズムゲームのフロー図である。 図14は、リズムゲームの動作イメージ図である。 図15は、バトルゲームのフロー図である。 図16は、バトルゲームの動作イメージ図である。 図17は、コントローラの挿入態様に関する説明図(その2)である。 図18は、車玩具の動作フロー図である。 図19は、ペットロボットの外観斜視図である。 図20は、コントローラの挿入態様に関する説明図(その3)である。
以下、本発明に係る動作装置、動作玩具及びシステムの実施の一形態を、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 構成>
まず、図1〜図7を参照しつつ、本実施形態に係るビデオゲーム機1とロボット80の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るビデオゲーム機1の全体構成について示した図である。同図から明らかな通り、ビデオゲーム機1は、長方形のゲーム機本体10の左右に丸みを帯びた長方形のコントローラ40、60が結合されて成り、図1(a)は、左右のコントローラ40、60が結合された状態、図1(b)は、ガイドレールに沿って左右のコントローラ40、60が取り外される際の様子について示している。
図1(a)から明らかな通り、ゲーム機本体10には、前面全体に亘って四角形の表示部11が設けられており、天面の端部には音量の調整を行う一対の音量調整ボタン17と電源のONとOFFを切り替える操作を行う電源ボタン18とが隣接して設けられている。右側コントローラ40の前面側には、上方から、十字形状のプラスボタン46、四方に配置されるXボタン42、Yボタン43、Bボタン44、及びAボタン45、自在な方向入力を行うことができるスティック形状の右スティックボタン41、及び、ホームボタン47が設けられており、天面の一端には丸みに沿ってRボタン48が設けられている。また、左側コントローラ60の前面側には、上方から、横一直線形状のマイナスボタン66、自在な方向入力を行うことができるスティック形状の左スティックボタン61、四方に配置される方向キーである上ボタン62、左ボタン63、下ボタン64、及び右ボタン65、及び、画面撮影を行うためのキャプチャボタン67が設けられており、天面の一端には丸みに沿ってLボタン68が設けられている。
図1(b)から明らかな通り、右側コントローラ40と左側コントローラ60のゲーム機本体10との結合面には、それぞれ、金属製の接触子を備えた凸部である接触子付凸部49及び接触子付凸部69が設けられており(図3(a),(b)参照)、右側コントローラ40と左側コントローラ60とは、当該接触子付凸部49と接触子付凸部69とを接触子付ガイドレール13及び接触子付ガイドレール23に沿って上方へとスライドさせることにより(図2(a),(b)参照)、ゲーム機本体10から取り外すことができるよう構成されている。なお、このように取り外した後は、右側コントローラ40と左側コントローラ60とは、ゲーム機本体10とBluetooth(登録商標)等の通信規格により無線接続される。
図2は、ゲーム機本体10の構成について示す説明図である。図2(a)は、ゲーム機本体10の正面側斜視図であり、図2(b)は、ゲーム機本体10の裏面側斜視図である。
図2(a)から明らかな通り、ゲーム機本体10の前面側にはその全面大部分に亘って表示部11及びタッチセンサ16が設けられており、底面に隣接する端部には音声出力のためのスピーカ孔15が設けられている。また、ゲーム機本体10の右側面には前記接触子付凸部49と係合する接触子付ガイドレール13が設けられている。さらに、ゲーム機本体10の天面側には、左端部から、電源ボタン18、一対の音量調節ボタン17、ヘッドホンマイクの端子を接続するためのヘッドホンマイク端子14、及び、ゲームソフトウェアを記録したゲームカード30を格納するゲームカードスロット12が設けられている。
また、図2(b)から明らかな通り、ゲーム機本体10の裏面側の端にはゲーム機本体を自立させるためのスタンド22が設けられ、下端には、マイクロSDカードを挿入するためのマイクロSDカードスロット21とUSB端子20が設けられている。なお、ゲーム機本体10の左側面には前記接触子付凸部69と係合する接触子付ガイドレール23が設けられている。
図3は、右側コントローラ40及び左側コントローラ60の構成図であり、図3(a)は、左側コントローラ60の外観構成について示した斜視図であり、図3(b)は、右側コントローラ40の外観構成について示した斜視図である。図3(b)から明らかな通り、右側コントローラ40の底面側には、赤外線を用いてセンサ検出領域内のモーション(動き)検出を行うことが可能なモーションIRカメラ408(図4参照)の検出面53が設けられている。なお、左側コントローラ60には、モーションIRカメラ408は設けられていない。その他の構成については既に述べた通りである。
図4は、ビデオゲーム機1の電気的概略的構成について示す図である。なお、同図は概略構成図であってすべての構成が示されている訳ではない点に注意されたい。
図4から明らかな通り、ゲーム機本体10は、内部に、マイクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)等から成る制御部101、ROM、RAM等を含むメモリで構成され各種の制御プログラムやアプリケーションプログラム等を記憶する記憶部102、Bluetooth(登録商標)等の通信規格により通信を行う通信チップ等から成る通信部103、タッチセンサ16等と接続され入力を受け付ける入力部104、表示部11と接続される表示部105、スピーカから成る音声出力部106、左右の接触子付ガイドレール13及び接触子付ガイドレール23の接触子とそれぞれ接続される右側接続部108及び左側接続部107とを有し、それらが互いにバスを介して電気的に接続されている。
また、左側コントローラ60は、内部に、マイクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)等から成る制御部601、ROM、RAM等を含むメモリで構成され各種の制御プログラムやアプリケーションプログラム等を記憶する記憶部602、Bluetooth(登録商標)等の通信規格により通信を行う通信チップ等から成る通信部603、加速度センサ、ジャイロセンサ等を含み動き検出を行うモーションセンサ604、ボタン操作等による入力を受け付ける入力部605、ハプティクス振動子から成る振動部606、接触子付凸部69と接続された接続部607とを有し、それらが互いにバスを介して電気的に接続されている。なお、接続部607と左側接続部107のそれぞれから延びる金属製の接触子が接することで左側コントローラ60とゲーム機本体10とは電気的に接続される。
さらに、右側コントローラ40は、内部に、マイクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)等から成る制御部401、ROM、RAM等を含むメモリで構成され各種の制御プログラムやアプリケーションプログラム等を記憶する記憶部402、Bluetooth(登録商標)等の通信規格により通信を行う通信チップ等から成る通信部403、加速度センサ、ジャイロセンサ等を含み動き検出を行うモーションセンサ404、ボタン操作等による入力を受け付ける入力部405、ハプティクス振動子から成る振動部406、接触子付凸部49と接続された接続部407、及び赤外線を用いて動き検出を行うためのモーションIRカメラ408とを有し、それらが互いにバスを介して電気的に接続されている。なお、接続部407と右側接続部108のそれぞれから延びる金属製の接触子が接することで右側コントローラ40とゲーム機本体10とは電気的に接続される。
図5は、ロボット80の外観斜視図である。同図から明らかな通り、ロボット80は、目に相当する2つの発光可能な眼部89を備えた頭部81と、頭部から下方へと延びる首部82と、首部82から下方に連結された胸部83、胸部83の左右から延びる一対の腕部86、胸部83の下部から台部85へと延びる胴部84とから構成されている。台部85の中心には右側コントローラ40を挿入するための挿入孔87が設けられ、挿入孔の内壁側には右側コントローラ40の接触子付凸部49と係合する接触子付ガイドレール88が設けられている。なお、ロボット80の内部には図示しない複数のアクチュエータ804が備えられており、当該アクチュエータ804により、胸部83の上下動、腕部83の開閉、台部85の下の車輪の回転を介した回転移動及び並進移動が実現される。
図6は、右側コントローラ40の挿入態様に関する説明図(その1)である。同図から明らかな通り、右側コントローラ40は、ロボット80の台部85の中心に設けられた挿入孔87へと接触子付凸部49凸と接触子付ガイドレール88とが係合するように挿入される。このとき、右側コントローラ40は、モーションIRカメラ408の検出面53がロボット80の前面側に露出するように保持される。これにより、右側コントローラ40を介してロボット80の前面側の動き検出を行うことができる。なお、本実施形態においては、モーションIRカメラ408の検出面53はロボット80の前面側に露出されるものとした。しかしながら、モーションIRカメラ408を用いて動作検出が可能であればよく、従って、例えば、ロボット80の前面側に赤外線を透過するカバーや窓(例えば、透明カバー、スモークカバー等)を設け、その背後に検出面53を配置することで動作検出を行う等してもよい。
図7は、ロボット80と右側コントローラ40の電気的な概略的構成について示す図である。ロボット80の内部には、ロボットの動作を制御するマイクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)等から成る制御部801、ROM、RAM等を含むメモリで構成され各種の制御プログラムやアプリケーションプログラム等を記憶する記憶部802、近距離無線通信規格(NFC)により通信を行うための通信チップ等から成る通信部803、モータ等を含む複数のアクチュエータから成るアクチュエータ804、LED発光部から成る発光部805、音声出力を行うスピーカ部806、接触子付ガイドレール88と接続される接続部807とが備えられている。ロボット80と右側コントローラ40とは、ロボット80の接続部807と右側コントローラの接続部407とから延びる接触子付ガイドレール88と接触子付凸部49とが係合することにより電気的に接続される。なお、本実施形態においては、接触子付ガイドレール88と接触子付凸部49とを係合させることにより電気的な結合を図る構成としたが、例えば、右側コントローラ40とロボット80との間、又は、左側コントローラ60とロボット80との間を、近距離無線通信(NFC)規格により接続してもよい。
<1.2 動作>
次に、図8〜図16を参照しつつ、本発明に係る各装置の動作について説明する。
<1.2.1 準備段階>
図8は、準備段階のフロー図である。同図から明らかな通り、まず、ゲーム機本体10の電源ボタン18を押下することにより、ゲーム機の電源がONの状態となる(S1)。次に、ゲーム機10に対して所定の操作を行うことにより、右側コントローラ40を介してロボット80を制御するための専用ソフトウェアを図示しないインターネット上の所定のサーバからダウンロードし、記憶部102へと記憶する(S2)。その後、右側コントローラ40をゲーム機本体10から取り外す。このとき、取り外しと同時にゲーム本体10と右側コントローラ40との間では、Bluetooth(登録商標)規格により通信が確立され、情報の授受が可能となる(S3)。なお、このような取り外しと同時に通信が確立される工程は、左側コントローラ60を取り外した場合も同様である。
次に、ロボット80に設けられた図示しない電源ボタンを押下することによりロボット80を起動し(S4)、その後、右側コントローラ40が、ロボット80の台部85の中心に設けられた挿入孔87へと接触子付凸部49と接触子付ガイドレール88とが係合するように挿入され、これにより、ロボット80と右側コントローラ40との間の信号の授受が可能な状態が確立される(S5)。このような状態が確立された後、後述の種々の所定のプログラムの実行処理が行われる(S6)。なお、ここでは右側コントローラ40のロボット80への格納について説明したが、例えば、必要に応じて左側コントローラ60についても同様の処理を行ってもよい。
なお、本実施形態においては、右側コントローラ40をロボット80の挿入孔87へと挿入することでロボット80と右側コントローラ40とが電気的に接続され、ロボット80と右側コントローラ40との間の信号の授受が可能な状態が確立されるものとして説明した(S5)。しかしながら、この処理(S5)の際に、右側コントローラ40が適切なハードウェア(ロボット80)と接続されたか否かを判定する処理を追加的に行ってもよい。すなわち、ゲーム機本体10において、ダウンロードされた専用ソフトウェアに含まれた制御対象ハードウェアの対象ID情報と、ロボット80の記憶部802に記憶され装置識別用の装置IDとを右側コントローラを40を介して読み出して比較し、両ID情報が一致するか否かを判定し、一致する場合には、適切なロボット80へと接続されたものとして、以後の処理(S6)を行い、一方、一致しない場合には、適切なロボット80へと接続されていないものとして、所定のエラー処理、例えば、エラーメッセージをゲーム機本体10の表示部11等へと出力させるような処理を行ってもよい。
<1.2.2 コミュニケーションモード>
図9及び図10を参照しつつ、ロボット80とユーザとの間のコミュニケーションを楽しむことができるコミュニケーションモードについて説明する。
図9は、所定のプログラム(S6)として、コミュニケーションモードを実現するプログラムが実行される場合のフロー図である。同図から明らかな通り、処理が開始すると、まず、コントローラ40は、コミュニケーションモードの開始指令の受信待機状態となる(S11NO)。その後、ゲーム機本体10等からコミュニケーションモードの開始指令を受信すると(S11YES)、ロボット80においてコミュニケーションモードが開始される。
同モードが開始すると、ロボット80のアクチュエータ804に対して所定のランダム移動指令を行うことにより所定のランダム移動処理が行われる(S12)。このランダム移動処理(S12)は、所定の動作提示条件を満たすまで継続して行われるものの(S13NO)、所定の動作提示条件が満たされた場合には(S13YES)、所定動作提示処理が行われると共に、ゲーム機本体10へのメッセージ表示指令の送信がおこなわれゲーム機本体10においてメッセージ表示処理が行われる(S14)。なお、この所定の動作提示条件は、本実施形態においては、モーションIRカメラ部408によりロボット80の前面側において所定の障害物が検出されたことであり、また、所定動作提示処理(S14)は、本実施形態においては、アクチュエータ804に対して手の開閉動作を指令することによるロボット80の手の開閉動作と、発光部805に対して所定の発光動作を指令することによるロボット80の眼部89の発光動作であり、さらに、メッセージ表示処理(S14)は、ゲーム機本体10の表示部へと「HELLO」と表示するものである。すなわち、ロボット80が自律的にランダムな移動を行っている最中に、ロボット80の目前で何らかの障害物が検出された場合に、眼部89を発光させると共に手を振って挨拶をするかのような動作を行うと共に、ゲーム機本体10の表示部11へと挨拶を表す「HELLO」の文字が表示されるものである。その後、所定の終了条件が満たされるか否かの判定が行われ、所定の条件を満たさない場合には(S15NO)、移動処理が再度繰り返される(S12)。一方、所定の終了が条件が満たされる場合には(S15YES)、処理は終了する。本実施形態においては、終了条件は、所定時間(例えば5分等)の経過である。
図10は、コミュニケーションモードを実行している時のロボット80の動作イメージ図である。同図には、ロボット80が移動中にカップ形状の障害物を検出した場合において、ロボット80が腕部86の開閉動作を行うと共に、ユーザが手に持つゲーム機本体10の表示部11へと「HELLO」の文字が表示される様子が描かれている。このような構成によれば、ユーザは、ビデオゲーム機1用のコントローラを用いて、現実世界において自律的に動作するロボット80との間のコミュニケーションを楽しむことができる。
<1.2.3 インタラクティブコミュニケーションモード>
次に、図11及び図12を参照しつつ、ロボット80とユーザとのより相互的なコミュニケーション(「だるまさんが転んだ」遊び)を楽しむことができるインタラクティブコミュニケーションモードについて説明する。
図11は、所定のプログラム(S6)として、インタラクティブコミュニケーションモードを実現するプログラムが実行される場合のフロー図である。同図から明らかな通り、処理が開始すると、右側コントローラ40は、インタラクティブコミュニケーションモードの開始指令を受信するまで待機状態となっている(S21NO)。その後、ゲーム機本体10等からインタラクティブコミュニケーションモードの開始指令を受信すると(S21YES)、スピーカ部806を介して所定の音声出力が行われる(S22)。この所定の音声出力の内容は、「だるまさんが転んだ」遊びの「ダルマサンガ」と音声を発する部分に相当する。その後、所定の待機(S23NO)の後(S23YES)、アクチュエータ804に対して180度回転する指令を送信すると共に所定の音声出力処理が行われる(S24)。この音声出力の内容は、「だるまさんが転んだ」遊びの「コロンダ」と音声を発する部分に相当する。
その後、ロボット80に格納された右側コントローラ40は、モーションIRカメラ408を介して動き検出を行う(S25)。この動き検出の結果、動きが検出されない場合には(S25NO)、所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過していないと判定した場合には(S26NO)、再度動き検出処理を行う(S25)。一方、所定時間経過していると判定した場合には(S26YES)、再度180度回転を行い初期状態へと戻る処理を行う(S27)。一方、モーションIRカメラ408において動きが検出された場合(S25YES)、ロボット80のアクチュエータ804へと所定の動作提示指令を行うと共に所定の音声出力処理が行われる(S28)。この動作提示指令の内容は、ロボット80の腕部86への開閉動作であり、一方、音声出力の内容は、動きが検出されたことを示す「ウゴイタ」との音声を発するものである。その後、処理は終了する。
図12は、インタラクティブコミュニケーションモードを実行中のロボット80の動作イメージ図である。同図から明らかな通り、ユーザは人差し指と中指の2本の指を使ってロボット80の背後から近付き、ロボット80が振り返った時にロボット80に動作を検出されないようにその近接動作を停止する。このように、ユーザは、右側コントローラ40を格納したロボット80との間で所謂「だるまさんが転んだ」遊びを楽しむことができ、現実世界においてロボット80とより相互的にコミュニケーションを行うことができる。
<1.2.4 リズムゲームモード>
次に、図13及び図14を参照しつつ、ロボット80を用いてユーザがリズムゲームを楽しむことができるリズムゲームモードについて説明する。なお、このリズムゲームモードを実施するに当たっては、右側コントローラ40及びゲーム機本体10に加えて、左側コントローラ60も使用される。
図13は、所定のプログラム(S6)として、リズムゲームモードを実現するプログラムが実行される場合のフロー図である。同図から明らかな通り、処理開始時点において、ゲーム機本体10はリズムゲーム選択待機状態とされ(S51NO)、左側コントローラ60は、入力受付モード待機状態とされている(S41NO)。ゲーム機本体10において所定の操作を行うことによりリズムゲームモードが選択されると(S51YES)、記憶部102に記憶されていたデータに基づいて表示部105へのリズムゲームに関する動画像の表示処理が行われると共にリズムゲームに関する音声出力がなされ(S54)、それと並行して、ゲーム機本体10は、左側コントローラ60からの入力受信待機状態となる(S52NO)。また、リズムゲームモードが選択されると(S51YES)、左側コントローラ60へと入力受付モード開始指令が送信され、左側コントローラ60では入力受付モードが開始される(S41YES)。
左側コントローラ60において入力受付モードが開始すると(S41YES)、左側コントローラ60における入力検出処理が行われる。コントローラ60への入力が行われた場合には(S42YES)、ゲーム機本体10へとコントローラ60の入力信号がその入力タイミングと共に送信され、この送信処理は入力受付モードが終了するまで繰り返される(S43NO)。ここで、コントローラ60への入力は、ボタン操作による入力に限られず、モーションセンサ604にて検出される動作等も含まれるものである。ゲーム機本体10において、左側コントローラ60における入力信号を受信すると(S52YES)、当該入力信号を記憶部102へと逐次記憶する処理が行われる(S53)。この記憶処理がなされた後、再びコントローラの入力受信待機処理が繰り返される(S52NO)。表示部105におけるリズムゲームの表示処理及び音声出力処理は所定時間継続した後、モード終了時間が到来し(S55)、これにより、左側コントローラ60の入力受付モードも終了する(S43YES)。
リズムゲームモードの終了処理後、コントローラの入力履歴がその入力タイミングと共に読み出され、右側コントローラ40へと送信される。ゲーム機本体10は、その後、確認信号の待機処理を行う(S57NO)。入力履歴情報の受信待機状態(S61NO)にあった右側コントローラ40は、入力履歴情報を受信すると(S61YES)、当該入力履歴情報をロボット80へと送信する処理を行うと共に、送信を行ったことに関する確認信号をゲーム装置本体10へと送信する(S62)。この送信処理の後、ゲーム装置本体10においては、リズムゲームと共に提示された音楽の再生処理が行われ(S58)、それと同時に、ロボット80のアクチュエータ804は、入力履歴情報に合わせてアクチュエータ804を作動させて、腕部86を開閉させたり、回転する等してダンス動作を行う。すなわち、このような構成によれば、ユーザが、リズムゲームに関する動画像及び音楽へと合わせて適切なタイミングで左側コントローラ60へと入力を行うことが出来れば、ロボット80に対して音楽に合った適切なダンスを行わせることが可能なリズムゲームを提供することができる。
図14は、リズムゲームモード実行中の動作イメージ図である。同図から明らかな通り、ユーザがゲーム機本体10へと表示された音楽を伴う動画像に合わせて、左側コントローラ60の各種605ボタン又はモーションセンサ604を介して入力操作を行うと、その後、ロボット80が当該音楽に合わせてダンスをすることとなる。このとき、ユーザの左側コントローラ60への入力操作がリズムに合った適切なものであれば、ロボット80のダンスもリズムに合った適切なものとなり、一方、ユーザの左側コントローラ60への入力操作がリズムに合わないものである場合、ロボット80は、音楽と合わない不格好なダンス動作を行うこととなる。
<1.2.5 バトルゲームモード>
次に、図15及び図16を参照しつつ、2台のロボット80を用いてユーザがバトルゲームを楽しむことができるバトルゲームモードについて説明する。なお、このバトルゲームモードを実施するに当たっては、右側コントローラ40及びゲーム機本体10に加えて、左側コントローラ60も使用される。
図15は、所定のプログラム(S6)として、バトルゲームモードを実現するプログラムが実行される場合のフロー図である。同図から明らかな通り、処理開始時点において、ゲーム機本体10は、バトルゲームモードの選択待機状態とされている(S71NO)。このとき、バトルゲームモードが選択されると(S71YES)、入力部104を介して右側コントローラ40及び左側コントローラ60へと各コントローラの動作プログラムに関する入力処理が行われる(S72)。本実施形態において、各コントローラの動作プログラムとは、各コントローラがロボット80へと挿入された場合の各ロボット80のバトル動作に対応し、例えば、腕部804の開閉、ロボット80の回転、並進移動等の一連の動作プログラムである。この入力処理が終了すると、各コントローラのバトル動作に関する情報がそれぞれ右側コントローラ40及び左側コントローラ60へと送信される(S73)。
動作プログラムを受信するまで所定の待機状態(S81NO)にあった左側コントローラ60は、ゲーム機本体10から動作プログラムを受信すると(S81YES)、当該動作プログラムを接続されているロボット80へと送信する処理が行われる(S82)。ロボット80は、この動作プログラムを受信すると対応するアクチュエータ804を作動させて所定のバトル用の動作を行う。一方、右側コントローラにおいても同様に、動作プログラムを受信するまで所定の待機状態(S91NO)にあった右側コントローラ40は、ゲーム機本体10から動作プログラムを受信すると(S91YES)、当該動作プログラムを接続されているロボット80へと送信する処理が行われる(S92)。すなわち、右側コントローラ40が格納されているロボット80と、左側コントローラ60が格納されているロボット80とが対面して配置された状態において、各ロボット80へと動作プログラムが送信されると、各ロボットが互いに動作プログラムに沿って動作してバトルを行うこととなる。
図16は、バトルゲームモードを実行中の各ロボット80の動作イメージ図である。同図から明らかな通り、各ロボット80は、互いに対面するように配置された状態で各コントローラ40、60から受信した各動作プログラムに沿って動作することでバトルを行う。このとき、例えば、同図にあるように、ゲーム機本体10には各ロボット80がバトル中であることを示す表示が表示部11上になされていてもよい。このような構成によれば、ビデオゲーム機1用の2台のコントローラを同時に使って現実世界においてロボットバトルを再現することができる。
<2.第2の実施形態>
次に、図17及び図18を参照しつつ、第1の実施形態に係るロボット80に代えて車玩具90へと右側コントローラ40を挿入し、左側コントローラ60を用いて当該車玩具90を操作する構成について説明する。なお、本実施形態においては、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付していることに注意されたい。
<2.1 構成>
図17は、右側コントローラ40の挿入態様に関する説明図である。同図から明らかな通り、右側コントローラ40は、車玩具90の荷台部91に設けられたコントローラ挿入孔92へと挿入され、このとき、コントローラ挿入孔92の内壁に設けられた接触子付ガイドレール93とコントローラの接触子付凸部49とは係合している。この係合により右側コントローラ40と車玩具90とは電気的に接続され、これによりコントローラ40による車玩具90の制御が可能となる。なお、同図では図示されていないが、左側コントローラ60はゲーム機本体10へと接続されており、左側コントローラ60からの指令はゲーム機本体10を介して右側コントローラ40へと伝達される。また、車玩具90は、発光部805やスピーカ部806等を備えておらず、またアクチュエータ804は車玩具90の車軸に接続されているものの、その構成は第1の実施形態におけるロボット80と略同一であるので、ここではその説明を省略する。
<2.2 動作>
次に、図18を参照しつつ、車玩具90の動作フローについて説明する。処理開始時点において、左側コントローラ60は、入力検出待機処理(S101NO)、ゲーム機本体10は入力の受信待機状態(S111NO)、右側コントローラ40は入力の受信待機状態(S121NO)にある。この状態において、左側コントローラ60へと入力部605やモーションセンサ604を介して所定の入力が行われると(S101YES)、ゲーム機本体10に対して入力に対応する指令信号が送信され(S102)、その後、再び入力検出待機状態へと戻る。ゲーム機本体10は、指令信号を受信すると(S111YES)、右側コントローラ40へと同内容の指令信号を送信する処理を行い(S112)、その後、再び入力の受信待機状態へと戻る。右側コントローラ40は、指令信号を受信すると(S121YES)、車玩具90へと指令信号を送信し(S122)、その後、再び入力待機状態へと戻る。この指令信号を受信した車玩具90は、指令信号の内容に合致する動作を行う。例えば、前進、後退、右折、左折等の動作を行う。
このような構成によれば、左側コントローラ60のボタンを操作したり、及び/又は、左側コントローラ60を傾けることで、右側コントローラ40が格納された車玩具90を自在に操作することができる。すなわち、ビデオゲーム機1用のコントローラを使って、現実世界において、ラジオコントロールカー遊びを行うことができる。
<3.第3の実施形態>
次に、図19及び図20を参照しつつ、第1の実施形態に係るロボット80に代えてペットロボット200へと右側コントローラ40を挿入し、右側コントローラ40によりペットロボット200を制御する構成について説明する。なお、本実施形態においては、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付していることに注意されたい。
<3.1 構成>
図19は、ペットロボット200の外観斜視図である。図19(a)は、ペットロボット200を正面側から観察した斜視図であり、図19(b)は、ペットロボット200を背面側から観察した斜視図である。
図19(a)から明らかな通り、ペットロボット200は、頭部203、頭部203から下方へと延びる胴体部205、胴体部205の両脇から延び接地する腕部204、及び胴体部205の下面両脇に設けられた脚部206とから構成されている。頭部203上部の左右には円形の結合部品201を介して一対の耳部202が設けられている。また、腕部204の接地部付近には左右一対の車輪部209が設けられており、これを用いてペットロボット200は自在に回転、移動することができる。
また、図19(b)から明らかな通り、ペットロボット200の胴体部205の背面側にはアクチュエータ804により動作可能な尻尾部208が設けられており、また、頭部203の背面側には右側コントローラ40の挿入孔215のカバー210が設けられている。
図20は、コントローラの挿入態様に関する説明図である。同図から明らかな通り、頭部203の背面側のカバー210を取り外すと右側コントローラ40の挿入孔215が出現する。この挿入孔215の内側面には接触子付ガイドレール216が設けられており、この接触子付ガイドレール216へと右側コントローラ40の接触子付凸部49を係合させることにより、ペットロボット200と右側コントローラ40とは電気的に接続される。これによりペットロボット200は、右側コントローラ40により制御されることとなる。
<3.2 動作>
ペットロボット200は、第1の実施形態のコミュニケーションモードにおけるロボット80と略同一の動作を行う。すなわち、ペットロボット200は車輪部209を用いて所定のランダム移動を行うと共に、移動中に障害物を検出した場合、尻尾部208を振る動作を行うと共に、ユーザの持つゲーム機本体10の表示部11へと「BOW WOW」等の文字を表示する動作を行う。
このような構成によれば、ユーザは、ビデオゲーム機1用のコントローラを使って現実世界において自律的に動作するペットロボット200と遊ぶことができる。
<4.その他>
上述の実施形態においては、ビデオゲーム機本体とコントローラとを含むビデオゲーム機1を例として説明した。しかしながら、本発明はそのような構成に限定されない。従って、例えば、スマートフォン等の主情報処理装置と、それと共に使用され主情報処理装置と情報の授受が可能であって従たる情報処理を行う付属的装置との関係にも適用可能である。すなわち、当該付属的装置を所定の動作装置へと挿入するような構成にも適用可能であって、そのような付属的装置としては、例えば、汎用的なセンサ装置や、歩数計等のようなヘルスケア用センサ装置等が挙げられる。
また、上述の実施形態においては、ビデオゲーム機本体には2つのコントローラが接続されるものとして説明した。しかしながら、本発明のそのような構成に限定されない。従って、例えば、ビデオゲーム機本体へと1つのコントローラ又は3つ以上のコントローラが接続されてもよい。
本発明は、例えば、玩具等を製造等する産業にて利用可能である。
1 ビデオゲーム機
10 ゲーム機本体
30 ゲームカード
40 右側コントローラ
60 左側コントローラ
80 ロボット(第1の実施形態)
90 車玩具(第2の実施形態)
200 ペットロボット(第3の実施形態)

Claims (24)

  1. 主たる情報処理を行う主情報処理装置と共に利用されて従たる情報処理を行いかつ所定の外部装置との間で信号授受を行うことが可能な情報処理ユニットを格納する格納部と、
    前記格納部へと格納された前記情報処理ユニットとの間の信号授受を可能とする接続部と、
    前記接続部を介して取得された前記情報処理ユニットからの動作指令信号に従って動作する動作部と、を備えた動作装置。
  2. 前記主情報処理装置は、ゲーム機本体であり、
    前記情報処理ユニットは、ゲーム機本体へと操作信号を提供するコントローラである、請求項1に記載の動作装置。
  3. 前記コントローラは、前記ゲーム機本体へと操作信号を提供する複数のコントローラを含み、
    前記格納部へは前記複数のコントローラのうちのいずれか1つが格納される、請求項2に記載の動作装置。
  4. 前記格納部へと格納されなかった前記コントローラの操作に基づいて、前記格納部へと格納された前記コントローラにおいて前記動作指令信号が生成される、請求項3に記載の動作装置。
  5. 前記格納部へと格納されなかった前記コントローラへの前記操作は、前記格納部へと格納された前記コントローラの一連の動作を定義する入力操作であり、
    前記動作部は、前記動作指令信号として取得した前記一連の動作に基づいて動作するものである、請求項4に記載の動作装置。
  6. 前記主情報処理装置は、表示部と音声出力部とを有し、
    前記格納部へと格納された前記コントローラの一連の動作を定義する入力操作は、前記主情報処理装置の前記表示部に表示される動画像と前記音声出力部から出力される音声に合わせて行われるものである、請求項5に記載の動作装置。
  7. 前記複数のコントローラは、モーションセンサを含む第1のコントローラと、モーションセンサを含みかつ前記第1のコントローラより多数のセンサを有する第2のコントローラとを含み、
    前記格納部へは前記第2のコントローラが格納される、請求項3に記載の動作装置。
  8. 前記第2のコントローラは、周囲の動作検出を行うことが可能な赤外線センサを備える分だけ前記第1のコントローラよりセンサの数が多い、請求項7に記載の動作装置。
  9. 前記第2のコントローラは、前記動作装置の内部に格納され、かつ、前記IRセンサの検出部は前記動作装置の周囲の動作検出を行うことが可能な態様で保持される、請求項8に記載の動作装置。
  10. 前記コントローラは、前記ゲーム機本体へと操作信号を提供する複数のコントローラを含み、
    前記動作装置は、複数の動作装置を含み、
    前記複数のコントローラは、いずれも各前記動作装置へと格納されるものであり、
    前記主情報処理装置は、前記複数のコントローラのそれぞれの一連の動作に関する入力を受け付けると共に、前記複数のコントローラに対して一連の動作に関する情報をそれぞれ送信し、
    前記複数のコントローラは、それぞれ、前記一連の動作に関する情報に基づいて前記動作指令信号を生成し、各前記動作装置は動作する、請求項2に記載の動作装置。
  11. 前記動作装置は、前記情報処理ユニットからの動作指令に従って動作すると共に、所定の条件を満たした場合には、前記主情報処理装置へと所定の出力処理を行う、請求項1に記載の動作装置。
  12. 前記動作装置は、前記動作装置の周囲の動作を検出する動作検出センサを備え、
    前記動作検出センサが所定のタイミングで周囲の動作を検出した場合に、前記主情報処理装置又は前記情報処理ユニットにおいて前記動作装置の動作に関する所定の情報処理が行われる、請求項1に記載の動作装置。
  13. 前記情報処理ユニットは、さらに、
    前記動作指令信号を提供する対象に関する対象ID情報を記憶する記憶部を含み、
    前記動作装置は、さらに、
    前記動作装置に固有の装置ID情報を記憶した記憶部を含み、
    前記情報処理ユニットは、前記記憶部から前記ID情報を読み出し、前記対象ID情報と前記装置ID情報とが一致するか否か判定処理を行い、一致しない場合には、所定のエラー信号を生成する、請求項1に記載の動作装置。
  14. 前記情報処理ユニットは、接触子を有し、
    前記接続部は、前記接触子と接触可能な接触子を備えた接触子付ガイドレールを含む、請求項1に記載の動作装置。
  15. 前記情報処理ユニットは、さらに、第1の近距離無線通信部を含み、
    前記動作装置の前記接続部は、さらに、第2の近距離無線通信部を含み、
    前記情報処理ユニットから前記動作装置への前記動作指令信号の伝達は、前記第1の近距離無線通信部と前記第1の近距離無線通信部との間の無線通信により行われる、請求項1に記載の動作装置。
  16. 前記動作部は、アクチュエータを含み、
    前記動作指令信号に従って前記アクチュエータは動作し、それにより、前記動作装置を移動させ又は物理的に動作させる、請求項1に記載の動作装置。
  17. 前記動作部は、発光部を含み、
    前記動作指令信号に従って前記発光部は動作し、それにより、前記動作装置の一部が発光する、請求項1に記載の動作装置。
  18. 前記動作装置は、人型若しくは動物型のロボットを模した外観形状を有している、請求項1に記載の動作装置。
  19. 前記動作装置は、車を模した外観形状を有している、請求項1に記載の動作装置。
  20. 前記情報処理ユニットは、外部から目視できないよう前記動作装置の内部に格納される、請求項1に記載の動作装置。
  21. 前記主情報処理装置は、電話機能を有する情報処理装置であり、
    前記情報処理ユニットは、ヘルスケア用センサ装置である、請求項1に記載の動作装置。
  22. 前記ヘルスケア用センサ装置は、装着者の歩数を計測する歩数計装置である、請求項21に記載の動作装置。
  23. 主たる情報処理を行う主情報処理装置と共に利用されて従たる情報処理を行いかつ所定の外部装置との間で信号授受を行うことが可能な情報処理ユニットを格納する格納部と、
    前記格納部へと格納された前記情報処理ユニットとの間の信号授受を可能とする接続部と、
    前記接続部を介して取得された前記情報処理ユニットからの動作指令信号に従って動作する動作部と、を備えた動作玩具。
  24. 主たる情報処理を行う主情報処理装置と、
    前記主情報処理装置と共に利用されて従たる情報処理を行い、かつ、所定の外部装置との間で信号授受を行うことが可能な情報処理ユニットと、
    前記情報処理ユニットを格納する動作装置と、を含むシステムであって、
    前記動作装置は、
    前記情報処理ユニットを格納する格納部と、
    前記格納部へと格納された前記情報処理ユニットとの間の信号授受を可能とする接続部と、
    前記接続部を介して取得された前記情報処理ユニットからの動作指令信号に従って動作する動作部と、を含むシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021072006A (ja) * 2019-11-01 2021-05-06 株式会社アイラボ ロボットの制御システム及びロボットの制御方法
CN114570034A (zh) * 2020-11-30 2022-06-03 株式会社多美 玩具系统

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