JP2019170418A - 骨粉砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】柔らかな衝撃により骨を粉砕することができる骨粉砕機を提供する。【解決手段】骨粉砕機1は、例えば、骨折の治療において、癒合させたい骨の端を粉砕する際に用いるものであり、本体部10と、この本体部10の内部に形成されたシリンダ20と、シリンダ20の先端側に設けられたハンマー30と、ハンマー30の先端側に設けられたチゼル40とを備えている。本体部10の内部には、例えば、ピストン23が先端側に移動した時に当接してピストン23の先端側への移動を停止させると共に、ピストン23が衝突した時の衝撃を緩和する緩和部材70が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、骨を粉砕する骨粉砕機に関する。
成形外科における骨折の治療法のひとつとして、癒合させたい骨の端をばらばらに粉砕し、移植する治療法がある。しかしながら、本治療法は広く普及するに至っておらず、骨を粉砕できるハンディタイプの粉砕機の開発が望まれている。また、生存している人体の骨を粉砕するためには、過度な衝撃を骨に与えるのではなく、柔らかな衝撃により骨を粉砕することが必要である。
特開2005−193046号公報
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、柔らかな衝撃により骨を粉砕することができる骨粉砕機を提供することを目的とする。
なお、特許文献1には骨の中にキャビティを形成するための微粉砕システムが記載されている。この微粉砕システムは、駆動軸128、カッター22を担持するためのフレーム24、及び、キャビティを切開するためのカッター22を備え、駆動軸128はカッター22に連結するために駆動ジョイントの一部を形成するように構成されている先端部を有している。しかしながら、特許文献1は、股関節の骨を微粉砕するものであり、ドリル型のカッターを用いることから、本願発明とは基本的な構成が全く異なっている。
本発明の骨粉砕機は、本体部と、この本体部の内部に形成され、流体導入口及び流体排出口が設けられ、流体圧によりピストンが往復運動するシリンダと、このシリンダの先端側に設けられ、ピストンの往復運動に応じて往復運動するハンマーと、このハンマーの先端側に設けられ、ハンマーの往復運動に応じて往復運動し、骨を粉砕するチゼルと、ピストンが先端側に移動した時に当接してピストンの先端側への移動を停止させ、少なくとも一部が弾性部材により構成されて、ピストンが衝突した時の衝撃を緩和する緩和部材とを備えたものである。
本発明によれば、ピストンが先端側に移動して衝突した時の衝撃を緩和する緩和部材を設けるようにしたので、チゼルに伝わる衝撃を緩和することができ、柔らかな衝撃により骨を粉砕することができる。
また、チゼルを先端側に付勢する付勢部材を設け、チゼルが後端側に押されることにより、付勢部材が圧縮され、ピストン及びハンマーが先端側に移動する力がチゼルに伝達されるようにすれば、チゼルを粉砕対象の骨に押し当てた時にチゼルに力が伝達され、骨を粉砕することができる。よって、チゼルを骨に押し当てる前はチゼルが駆動しないので、チゼルを粉砕位置に正確に押し当てることができ、容易かつ安全に高い精度で骨を粉砕することができる。
更に、チゼルを着脱可能とすれば、粉砕対象に応じて先端形状の異なるチゼルを用いることができると共に、使用により摩耗した時には新品と交換することができる。
加えて、本体部に手で持つためのハンドル部が形成され、このハンドル部を持った手で操作可能な位置に、シリンダへの流体の供給及び停止を制御するトリガー部をもうけるようにすれば、片手で持ち容易に操作することができ、容易に治療することができる。
更にまた、ピストンを往復運動させる流体の流量を調整する流量調整機構を備えるようにすれば、衝撃度合を調整することができ、骨を目的に応じた強度で粉砕することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る骨粉砕機の構成を表す断面図である。 図1に示した骨粉砕機の一部を拡大して表す断面図である。 図1に示した骨粉砕機の動作を表す断面図である。 図2に続く骨粉砕機の動作を表す他の断面図である。 図3に続く骨粉砕機の動作を表す他の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る骨粉砕機の構成の一部を表す断面図である。 図6に示した骨粉砕機の動作を表す断面図である。 図7に続く骨粉砕機の動作を表す他の断面図である。 図8に続く骨粉砕機の動作を表す他の断面図である。 図9に続く骨粉砕機の動作を表す他の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る骨粉砕機1の構成を表すものである。図2は骨粉砕機1の一部を拡大して表すものである。この骨粉砕機1は、例えば、骨折の治療において、癒合させたい骨の端を粉砕する際に用いるものであり、本体部10と、この本体部10の内部に形成されたシリンダ20と、シリンダ20の先端側に設けられたハンマー30と、ハンマー30の先端側に設けられたチゼル40とを備えている。
シリンダ20には、流体導入口21及び流体排出口22が設けられており、内部には、流体圧により往復運動するピストン23が設けられている。流体導入口21は、例えば、シリンダ20の後端側の周面に複数設けられており、ピストン23の後ろ側に流体を挿入し、ピストン23を先端側に移動させるようになっている。流体排出口22は、例えば、シリンダ20の後端側に設けられており、シリンダ20の内部に導入された流体を排出することにより、ピストン23を後端側に移動させるようになっている。流体導入口21と流体排出口22とは、例えば、ピストン23が先端側に移動した時にシリンダ20の内部を介して連通され、ピストン23が後端側に移動した時に連通が遮断されるように構成されている。ピストン23は、例えば、ステンレスにより構成されることが好ましい。シリンダ20を駆動する流体としては、水等の液体でも、空気などの気体でもよいが、空気が好ましい。簡易に用いることができるからである。
ハンマー30は、例えば、ピストン23に接して配置されており、ピストン23の往復運動に応じて往復運動することが可能となっている。ハンマー30は、例えば、往復運動する方向に伸長された棒状であり、ステンレスにより構成されることが好ましい。ハンマー30のピストン23の側の外周部には、例えば、フランジ31が突出して設けられている。フランジ31は、例えば、ピストン23に対して係止されており、ピストン23が先端側に移動する際には、フランジ31がピストン23に押圧されてハンマー30はピストン23と共に先端側に移動し、ピストン23が後端側に移動する際には、ハンマー30はチゼル40に押圧されてピストン23に係止されて共に後端側に移動するようになっている。
チゼル40は、骨を粉砕するものであり、例えば、本体部10に対して配設された連結部材50により着脱可能に支持されている。粉砕対象に応じて先端形状の異なるチゼル40を交換して用いたり、使用により摩耗した時に新品と交換することができるようにするためである。チゼル40は、例えば、ステンレスにより構成されることが好ましい。チゼル40の先端形状としては、例えば、所定の幅を有し、先端に向かい厚みが薄くなる形状や、幅及び厚みが先端に向かい小さくなる形状が挙げられる。
連結部材50は、例えば、本体部10に対してハンマー30の移動方向に移動可能に配設されている。連結部材50の後端側の少なくとも一部には、例えば、ハンマー30の先端側の少なくとも一部が当接するように配置されている。これにより、チゼル40は、例えば、連結部材50と共にハンマーの往復運動に応じて往復運動することが可能となっている。連結部材50は、例えば、ステンレスにより構成されることが好ましい。
連結部材50の後端側の外周部には、例えば、周方向に複数の突起部51が設けられている。突起部51は、例えば、ピストン23の往復運動する方向に沿って本体部10に設けられた孔状又は溝状の案内部11に挿入されており、連結部材50の移動を案内するようになっている。連結部材50の先端側には、例えば、チゼル40の後端側を挿入する挿入孔52が設けられている。連結部材50の先端側外周には、例えば、チゼル40を固定するための固定部材53が配設されている。
連結部材50の後端側には、また、チゼル40を先端側に付勢する付勢部材60が配設されていることが好ましい。付勢部材60としては、例えば、ばねが挙げられる。付勢部材60は、例えば、一端部が連結部材50の後端側の一部に当接され、他端部が連結部材50と対向する本体部10の一部に当接されて、連結部材50と本体部10との間に配設されることが好ましい。チゼル40及び連結部材50は、例えば、チゼル40が後端側に押されることにより、付勢部材60が圧縮されて、ピストン23及びハンマー30が先端側に移動する力がチゼル40に伝達されるように配設されることが好ましい。
すなわち、チゼル40及び連結部材50が付勢部材60により付勢されて最も先端側に位置する状態において、ピストン23及びハンマー30が最も先端側に移動しても、連結部材50とハンマー30とが当接せずに隙間が存在しているか、又は、当接しても連結部材50を先端側に押圧しないように構成されることが好ましい。チゼル40を粉砕対象の骨に押し当てた時にチゼル40に力が伝達されて、骨を粉砕することができるようにするためである。
本体部10の内部には、例えば、ピストン23が先端側に移動した時に当接してピストン23の先端側への移動を停止させると共に、ピストン23が衝突した時の衝撃を緩和する緩和部材70が設けられている。これにより、ピストン23が流体圧により先端側に移動し衝突した時の衝撃を緩和し、チゼル40に伝わる衝撃を緩和することができるようになっている。緩和部材70は、少なくとも一部が弾性部材により構成されている。緩和部材70を構成する弾性部材としては、例えば、シリコーンゴムが好ましい。耐熱性、耐水性、耐薬品性に優れているので、衛生面で好ましいからである。
本体部10の内部には、また、例えば、シリンダ20に流体を導入する導入管12と、シリンダ20から流体を排出する排出管13とが設けられている。導入管12は、例えば、シリンダ20の流体導入口21に連結されており、排出管13は、例えば、シリンダ20の流体排出口22に連結されている。導入管12には、ピストン23を往復運動させる流体の流量を調整する流量調整機構14が設けられていることが好ましい。目的に応じて骨を粉砕する衝撃度合を調整することができるようにするためである。流量調整機構14は、例えば、導入管12の断面積を変化させて流量を調整するようになっている。
また、本体部10には、例えば、手で持つためのハンドル部15が形成されており、このハンドル部15を持った手で操作可能な位置に、シリンダ20への流体の供給及び停止を制御するトリガー部80が設けられていることが好ましい。片手で持ち容易に操作することができようにするためである。
トリガー部80は、例えば、手で操作するレバー81と、レバー81の操作により移動し、導入管12を開閉する開閉部材82とを備えている。レバー81は、例えば、一端部が本体部10に対して配設されており、他端部がハンドル部15に対して接近又は離間できるように固定されている。レバー81は、例えば、他端部がハンドル部15から離間するように付勢されており、手を握るとレバー81の他端部がハンドル部15に近づき、手を緩めるとレバー81の他端部がハンドル部15から離れるようになっている。開閉部材82は、例えば、一端部がレバー81に固定されており、レバー81の他端部がハンドル部15に近づくと導入管12を開通し、レバー81の他端部がハンドル部15から離間すると導入管12を閉鎖するようになっている。
この骨粉砕機1は、例えば、次のように動作する。図3から図5は骨粉砕機1の動作を表すものである。まず、例えば、図3に示したように、目的に応じて、流量調整機構14によりシリンダ20に供給する流体の流量を調整し、チゼル40により骨Mを粉砕する際の衝撃度合を調整する。次いで、例えば、同じく図3に示したように、ハンドル部15を片手で持ち、チゼル40の先端を粉砕対象の骨Mに押し当てる。これにより、チゼル40は後端側に押され、付勢部材60は圧縮され、ピストン23及びハンマー30も後端側に移動する。
続いて、例えば、図4に示したように、ハンドル部15を持った手でレバー81の他端部をハンドル部15に近づけ、開閉部材82により導入管12を開通させると、シリンダ20に流体導入口21から流体が供給される。これにより、シリンダ20内の流体圧が高くなり、ピストン23が先端側に移動し、ピストン23の移動に応じてハンマー30が先端側に移動し、ハンマー30の移動に応じて連結部材50及びチゼル40が先端側に移動して、骨Mを打撃する。
ピストン23の移動により流体導入口21と流体排出口22とがシリンダ20の内部を介して連通されると、シリンダ20内の流体が流体排出口22から排出される。これにより、シリンダ20内の流体圧が低くなり、例えば、図5に示したように、ピストン23は後端側に移動する。また、チゼル40の先端は粉砕対象の骨Mに押し当てられているので、ハンマー30はチゼル40により後端側に押圧されており、ピストン23の移動に応じてピストン23と共に後端側に移動する。チゼル40及び連結部材50も、ハンマー30の移動に応じてハンマー30と共に後端側に移動する。
これが繰り返されることにより、シリンダ20においてピストン23が往復運動し、このピストン23の往復運動に応じてハンマー30が往復運動し、このハンマー30の往復運動に応じてチゼル40及び連結部材50が往復運動して、骨Mを打撃する。その際、この骨粉砕機1では、ピストン23が先端側に移動した時の衝撃を緩和する緩和部材70が設けられているので、チゼル40に伝わる衝撃が緩和され、柔らかな衝撃により骨Mを粉砕することができる。
そののち、レバー81の他端部をハンドル部15から離間させると、開閉部材82により導入管12が閉鎖され、流体の供給が停止して、ピストン23の移動が停止し、チゼル40の動きが停止する。また、チゼル40の先端を粉砕対象の骨Mから離した場合も、チゼル40及び連結部材50が付勢部材60により付勢されて先端側に移動し、ピストン23及びハンマー30が先端側に移動する力の伝達が遮断されるので、チゼル40の動きが停止する。
なお、上記説明では、チゼル40の先端を粉砕対象の骨Mに押し当てたのち、レバー81の他端部をハンドル部15に近づけ、開閉部材82により導入管12を開通させてチゼル40を往復運動させるようにしたが、レバー81の他端部をハンドル部15に近づけ、開閉部材82により導入管12を開通させたのち、チゼル40の先端を粉砕対象の骨Mに押し当てるようにしてもよい。この場合においても、チゼル40の先端を粉砕対象の骨Mに押し当てる前は、チゼル40に対して、ピストン23及びハンマー30が先端側に移動する力の伝達が遮断されており、チゼル40は移動しない。よって、チゼル40を粉砕位置に正確に押し当てることができ、容易かつ安全に高い精度で骨Mを粉砕することができる。
このように、第1の実施の形態によれば、ピストン23が先端側に移動して衝突した時の衝撃を緩和する緩和部材70を設けるようにしたので、チゼル40に伝わる衝撃を緩和することができ、柔らかな衝撃により骨を粉砕することができる。
また、チゼル40を先端側に付勢する付勢部材60を設け、チゼル40が後端側に押されることにより、付勢部材60が圧縮され、ピストン23及びハンマー30が先端側に移動する力がチゼル40に伝達されるようにすれば、チゼル40を粉砕対象の骨に押し当てた時にチゼル40に力が伝達され、骨を粉砕することができる。よって、チゼル40を骨に押し当てる前はチゼル40が駆動しないので、チゼル40を粉砕位置に正確に押し当てることができ、容易かつ安全に高い精度で骨を粉砕することができる。
更に、チゼル40を着脱可能とすれば、粉砕対象に応じて先端形状の異なるチゼル40を用いることができると共に、使用により摩耗した時には新品と交換することができる。
加えて、本体部10に手で持つためのハンドル部15が形成され、このハンドル部15を持った手で操作可能な位置に、シリンダ20への流体の供給及び停止を制御するトリガー部80を設けるようにすれば、片手で持ち容易に操作することができ、容易に治療することができる。
更にまた、ピストン23を往復運動させる流体の流量を調整する流量調整機構70を備えるようにすれば、衝撃度合を調整することができ、骨を目的に応じた強度で粉砕することができる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る骨粉砕機2の構成を表すものである。図7から図10は、骨粉砕機2の動作を表すものである。この骨粉砕機2は、シリンダ220の構成が異なることを除き、他は第1の実施の形態の骨粉砕機1と同一の構成を有している。よって、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分のみを説明し、図6〜図10においても、シリンダ220の部分を取り出して表している。また、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同一の構成要素については第1の実施の形態と同一の符号を付して説明する。
シリンダ220には、流体導入口221及び流体排出口222が設けられており、内部には、流体圧により往復運動するピストン223が設けられている。流体導入口221は、例えば、シリンダ220の後端側の周面に設けられた第1導入口221Aと、シリンダ220の先端側の周面に設けられた第2導入口221Bとを有しており、第1導入口221A及び第2導入口221Bは、例えば、シリンダ弁224の移動により開閉するように構成されている。流体排出口222は、例えば、シリンダ220の後端側に設けられた第1排出口222Aと、シリンダ220の先端側に設けられた第2排出口222Bとを有しており、第1排出口222A及び第2排出口222Bは、例えば、シリンダ弁224の移動により開閉するように構成されている。
シリンダ弁224は、例えば、流体圧により移動して流体導入口221及び流体排出口222を開閉し、シリンダ220の内部と導入管12及び排出管13との連通状態を制御するものである。シリンダ弁224は、例えば、第1弁224Aの外側に第2弁224Bが配設された二重構造とされていることが好ましい。
第1弁224Aは、例えば、移動により流体排出口222を開閉し、シリンダ220の内部と排出管13との連通状態を制御するものである。第1弁224Aは、例えば、後端側に移動した時に、後端側の第1排出口222Aを閉鎖し、先端側の第2排出口222Bを開口して、先端側に移動した時に、後端側の第1排出口222Aを開口し、先端側の第2排出口222Bを閉鎖するように構成されている。第1弁224の側部には、例えば、第1導入口221Aとシリンダ220の内部とを連通する第1連通口224Cと、第2導入口221Bとシリンダ220の内部とを連通する第2連通口224Dとが形成されている。
第2弁224Bは、例えば、移動により流体導入口221並びに第1弁224Aに設けられている第1連通口224C及び第2連通口224Dを開閉し、第1弁224Aと協働してシリンダ220の内部と導入管12との連通状態を制御するものである。第2弁224Bは、例えば、移動により第1連通口224C及び第2連通口224Dのうちの一方を開口して他方を閉鎖することができるように、又は、第1導入口221A及び第2導入口221Bのうちの一方を開口して他方を閉鎖することができるように構成されている。
なお、ピストン223、第1弁224A、第2弁224B、及び、本体部10の間には、例えば、Oリング等のシール部材(図示せず)が配設されている。また、ピストン223の構成及びシリンダ220を駆動する流体は、第1の実施の形態と同一である。
この骨粉砕機2は、例えば、次のように動作する。まず、必要に応じて、流量調整機構14によりシリンダ220に供給する流体の流量を調整したのち、チゼル40の先端を粉砕対象の骨Mに押し当てる。これにより、例えば、図7(A)に示したように、チゼル40と共にハンマー30及びピストン223が後端側に移動し、第2連通口224Dが開口されて、導入管12とシリンダ220内のビストン223の前側とが連通される。
次いで、例えば、開閉部材82により導入管12を開通させると、第2導入口221B及び第2連通口224Dを介して、シリンダ220内のビストン223の前側に流体が供給され、ピストン223の前側の流体圧が高くなる。これにより、例えば、図7(B)に示したように、ピストン223が後端側に移動し、ピストン223の後ろ側のシリンダ220内の流体が第1排出口222Aから排出管13に排出される。また、チゼル40の先端は粉砕対象の骨Mに押し当てられているので、ハンマー30はチゼル40により後端側に押圧されており、ピストン23の移動に応じてハンマー30及びチゼル40も後端側に移動する。
更に、第2導入口221B及び第2連通口224Dを介して、シリンダ220内のビストン223の前側に流体が供給されると、ピストン223の前側の流体圧が更に高くなり、例えば、図8(A)に示したように、第1弁224Aが後端側に移動して、後端側の第1排出口222Aを閉鎖し、先端側の第2排出口222Bを開口する。これにより、ピストン223の前側のシリンダ220内の流体が第2排出口222Bから排出管13に排出され、ピストン223の前側の流体圧が低下する。また、第1弁224Aの先端側の第2連通口224Dは第2弁224Bにより閉鎖され、先端側の第2導入口221Bは第1弁224Aにより閉鎖される。これにより、導入管12からシリンダ220内への流体の導入は停止され、後端側の第1導入口221A近傍における導入管12の流体圧が相対的に高くなる。
そののち、流体圧のバランスにより、例えば、図8(B)に示したように、第1弁224A及び第2弁224Bが先端側に移動し、後端側の第1導入口221Aが開口され、シリンダ220内のビストン223の後ろ側に流体が供給される。なお、第1弁224Aが完全に先端側に移動しなくても、第2弁224Bにより開口された第1導入口221Aと第1連通口224Cとが連通されるので、第1排出口222Aは閉鎖され、第2排出口222Bは開口されたままの状態となっている。これにより、例えば、図9(A)に示したように、ピストン223の後ろ側の流体圧が高くなり、ピストン223が先端側に移動し、ピストン23の移動に応じてハンマー30及びチゼル40が先端側に移動して、骨Mを打撃する。
更に、第1導入口221A及び第1連通口224Cを介して、シリンダ220内のビストン223の後ろ側に流体が供給されると、ピストン223の後ろ側の流体圧が更に高くなり、例えば、図9(B)に示したように、第1弁224Aが先端側に完全に移動して、後端側の第1排出口222Aを開口し、先端側の第2排出口222Bを閉鎖する。これにより、ピストン223の後ろ側のシリンダ220内の流体が第1排出口222Aから排出管13に排出され、ピストン223の後ろ側の流体圧が低下し、先端側の第2導入口221B付近における導入管12の流体圧が相対的に高くなる。
そののち、流体圧のバランスにより、例えば、図10に示したように、第2弁224Bが後端側に移動し、後端側の第1導入口221Aが閉鎖され、先端側の第2導入口221Bが開口されて第2連通口224Dと連通される。なお、第2連通口224Dはピストン223により閉鎖されているので、導入管12からシリンダ220内への流体の導入は停止される。また、チゼル40の先端は粉砕対象の骨Mに押し当てられており、後端側の第1排出口222Aは開口されているので、例えば、図7(A)に示したように、チゼル40と共にハンマー30及びピストン223が後端側に移動し、第2連通口224Dを開口して、導入管12とシリンダ220内のビストン223の前側とを連通する。
これが繰り返されることにより、シリンダ20においてピストン23が往復運動し、このピストン23の往復運動に応じてハンマー30及びチゼル40が往復運動して、骨Mを打撃する。また、動作を停止させる時には、第1の実施の形態と同様に、開閉部材82により導入管12を閉鎖するか、又は、チゼル40の先端を粉砕対象の骨Mから離間させる。
このように、第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に作用させることができ、同様の効果を得ることができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、各構成要素について具体的に説明したが、全ての構成要素を備えている必要はなく、また、他の構成要素を備えていてもよい。更に、各構成要素の構成は変形することができる。
加えて、上記実施の形態では、流量調整機構14を単独の機構としてハンドル部15の下部に設ける場合について説明したが、例えば、トリガー部80に設け、トリガー部80に流量調整機能を持たせるようにしてもよい。その場合、例えば、開閉部材82の位置により、導入管12の流通断面積を段階的又は連続的に変化させることができるようにし、レバー81で調整することにより流量を変化させるようにしてもよい。
骨折の治療に用いることができる。
1,2…骨粉砕機、10…本体部、11…案内部、12…導入管、13…排出管、14…流量調整機構、15…ハンドル部、20…シリンダ、21…流体導入口、22…流体排出口、23…ピストン、30…ハンマー、31…フランジ、40…チゼル、50…連結部材、51…突起部、52…挿入孔、53…固定部材、60…付勢部材、70…緩和部材、80…トリガー部、81…レバー、82…開閉部材、220…シリンダ、221…流体導入口、221A…第1導入口、221B…第2導入口、222…流体排出口、222A…第1排出口、222B…第2排出口、223…ピストン、224…シリンダ弁、224A…第1弁、224B…第2弁、224C…第1連通口、224D…第2連通口

Claims (5)

  1. 本体部と、
    この本体部の内部に形成され、流体導入口及び流体排出口が設けられ、流体圧によりピストンが往復運動するシリンダと、
    このシリンダの先端側に設けられ、前記ピストンの往復運動に応じて往復運動可能なハンマーと、
    このハンマーの先端側に設けられ、前記ハンマーの往復運動に応じて往復運動可能であり、骨を粉砕するチゼルと、
    前記ピストンが先端側に移動した時に当接して前記ピストンの先端側への移動を停止させ、少なくとも一部が弾性部材により構成されて、前記ピストンが衝突した時の衝撃を緩和する緩和部材と
    を備えたことを特徴とする骨粉砕機。
  2. 前記チゼルを先端側に付勢する付勢部材を備え、
    前記チゼルが後端側に押されることにより、前記付勢部材が圧縮され、前記ピストン及び前記ハンマーが先端側に移動する力が前記チゼルに伝達される
    ことを特徴とする請求項1記載の骨粉砕機。
  3. 前記チゼルを着脱可能に支持し、前記本体部に対して前記ハンマーの移動方向に移動可能に配設された連結部材を備え、
    前記付勢部材は、前記連結部材と前記本体部との間に配設された
    ことを特徴とする請求項2記載の骨粉砕機。
  4. 前記本体部には、手で持つためのハンドル部が形成され、
    このハンドル部を持った手で操作可能な位置に、前記シリンダへの流体の供給及び停止を制御するトリガー部が設けられた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1に記載の骨粉砕機。
  5. 前記ピストンを往復運動させる流体の流量を調整する流量調整機構を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1に記載の骨粉砕機。
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