JP2019169667A - 磁性素子 - Google Patents

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香代 堺
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Abstract

【課題】封止樹脂の充填量を抑えることができて、生産性の向上および低コスト化を達成できる磁性素子を提供する。【解決手段】コア芯の外周にコイルが配置されたコイルアッシィと、コイルアッシィの外周を覆う外周コアとを備えた磁性素子である。外周コアは、コイルアッシィを挿入できる開口部と、コイルアッシィを外周コア内に固定する固定手段とを有する。コイルが封止樹脂により封止される。外周コアの開口部に、この開口部におけるコイルとの間の隙間を詰めて封止樹脂の充填量を減少させる蓋部材を装着した。【選択図】図1

Description

本発明は、磁性体の周囲にコイルアッシィを配置した磁性素子であって、インダク夕、トランス、アンテナ(バーアンテナ)、チョークコイル、フィル夕、センサ等として電気機器あるいは電子機器に使用される磁性素子に関する。特に、基板に実装できる磁性素子に関する。
近年、電気機器あるいは電子機器の小型化、高周波数化、大電流化が進む中で、磁性素子にも同様の対応が求められている。現在磁性体として主流のフェライト材料では材料特性そのものが限界にきており、新たな磁性体材料が模索されている。例えば、フェライト材料は、センダストやアモルファスなどの圧縮成形磁性材料やアモルファス箔帯等に置き換えられつつある。しかし、上記圧縮成形磁性材料は成形性が悪く、焼成後の機械的強度も低い。また、上記アモルファス箔帯は巻線・切断・ギャップ形成から製造コストが高くなる。このため、これら磁性材料の実用化が遅れている。
そこで、「作業工数が少なく、部品点数および銅線など導電性に優れた金属の使用量を削減できる」磁性素子(特許文献1)が提案されている。すなわち、この磁性素子は、図21と図22に示すように、コア芯102の外周にコイル103が配置されたコイルアッシィ104と、コイルアッシィ104の外周を覆う外周コア105とを備えた磁性素子である。この場合、外周コア105は、コイルアッシィ104を挿入できる開口部105aと、コイルアッシィ104を外周コア105内に固定する固定手段としての溝105bとを有するものである。
特開2017−59811号公報
図21と図22に示す磁性素子では、外周コア105の開口部105aは、コイルの外径との間に比較的大きな空間部位が形成される。このため、封止樹脂を注入する場合、多くの樹脂を必要とし、コスト高を招くとともに、充填時間が大となって生産性に劣ることになる。
そこで、本発明は、封止樹脂の充填量を抑えることができて、生産性の向上および低コスト化を達成できる磁性素子を提供するものである。
本発明の磁性素子は、コア芯の外周にコイルが配置されたコイルアッシィと、該コイルアッシィの外周を覆う外周コアとを備え、前記外周コアは、前記コイルアッシィを挿入できる開口部と、前記コイルアッシィを前記外周コア内に固定する固定手段とを有し、コイルが封止樹脂により封止された磁性素子であって、前記外周コアの開口部に、この開口部におけるコイルとの間の隙間を詰めて封止樹脂の充填量を減少させる蓋部材を装着したものである。
本発明の磁性素子によれば、外周コアの開口部に蓋部材を装着することによって、開口部におけるコイルとの間の隙間を詰めて封止樹脂の充填量を減少させることができる。
前記蓋部材に外周コアの内部と外部とを連通する空気孔が設けられているのが好ましい。このように空気孔を設けることによって、外周コア内のボイドの発生を抑えることができ、高品質の磁性素子を提供できる。
前記蓋部材にコイル端子を外部に案内する案内部を設けるのが好ましい。このような案内部を設けることによって、外周コアから突出したコイル端子を基板の接続部への接続が安定する。
前記蓋部材にコイルをガイドして、コイルとコア芯とを位置決めするコイル位置決め部を設けたものであってもよい。このように、コイル位置決め部を設けたものでは、蓋部材を外周コアの開口部に装着することによって、コイルとコア芯とで構成されるコイルアッシィを安定して正規位置に固定でき、組立性に優れる。
前記蓋部材と前記外周コアとの間に、前記蓋部材の前記外周コアへの装着状態の位置決めを行う係合手段を設けるのが好ましい。このように係合手段を設けることによって、蓋部材を外周コアの開口部に嵌入することによって、蓋部材は位置決めされた状態で、外周コアに装着される。このため、蓋部材の位置合わせ作業を行う必要がなく、組立作業の簡略化を図ることができる。
前記係合手段は、少なくとも2箇所に配設される凹凸嵌合構造であるのが好ましい。このように設定することによって、簡単な構造で係合手段を構成でき、しかも、係合状態(嵌合状態)が安定する。
封止樹脂の充填量を減少させることができ、生産性の向上および低コスト化を達成できる。
本発明の第1の磁性素子の断面斜視図である。 図1の磁性素子の斜視図である。 図1の磁性素子の断面平面図である。 図1の磁性素子を示し、(a)は内面が凹曲面とされた蓋部材が装着された断面図であり、(b)は内面が多角形とされた蓋部材が装着された断面図である。 係合手段を示し、(a)は凸部が断面扁平半楕円形状であり、凹部がこの凸部が嵌合する断面扁平半楕円形状である凹凸嵌合部の断面図であり、(b)は凸部が断面直角三角形状であり、凹部がこの凸部が嵌合する断面矩形形状である凹凸嵌合部の断面図であり、(c)は凸部が断面直角三角形状であり、凹部がこの凸部が嵌合する断面直角三角形状であるの凹凸嵌合部の断面図である。 蓋部材を省略している状態の磁性素子を示し、(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。 組み立て工程図である。 図1に示す磁性素子の変形例を示し、(a)は外周コアの後壁が平坦壁にて構成された磁性素子の斜視図であり、(b)は外周コアの後壁が断面多角形壁にて構成された磁性素子の斜視図である。 蓋部材を省略している状態の第2の磁性素子の斜視図である。 図9に示す第2の磁性素子の組み立て工程図である。 蓋部材を省略している状態の第3の磁性素子の斜視図である。 図11に示す第3の磁性素子の組み立て工程図である。 蓋部材を省略している状態の第4の磁性素子を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)は嵌合部の位置を相違させたものの断面図である。 図13に示す第4の磁性素子の組み立て工程図である。 蓋部材を省略している状態の第5の磁性素子を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 図15に示す第5の磁性素子の組み立て工程図である。 蓋部材を省略している状態の第6の磁性素子を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 図17に示す第6の磁性素子の組み立て工程図である。 蓋部材を省略している状態の第7の磁性素子を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 図19に示す第7の磁性素子の組み立て工程図である。 従来の磁性素子の斜視図である。 従来の磁性素子の組み立て工程図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図20に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明に係る第1の磁性素子(EEP形磁性素子)を示し、この磁性素子は、円柱形状のコア芯2の外周にコイル3が配置されたコイルアッシィ4と、該コイルアッシィ4の外周を覆う外周コア5と、外周コア5の開口部5aに装着される蓋部材50とを備える。円柱形状のコア芯2はこの磁性素子の軸に対して垂直に挿入され、コア芯2と外周コア5とが磁気的に一体となっている。
外周コア5は、一対の側壁5b1、5b2と、後壁5cと、上下壁5d1、51d2とからなり、後壁5cが円弧形状とされている。そして、上下壁5d1、d2には、それぞれ、開口端に開口する溝5e1、5e2が設けられている。各溝5e1、5e2は、図7に示すように、開口側の直線部6aと、奥側の半円部6bとで構成される。
コイルアッシィ4と、該コイルアッシィ4の外周を覆う外周コア5とは、図7に示す方法で組み立てられる。図7(a)に示すように、あらかじめ巻回されたコイル3に円柱状のコア芯2が矢印方向に挿入される。次に、図7(b)に示すように、外周コア5の内周面に設けられた上下の溝5e1、5e2に沿って円柱状のコア芯2の両端部2a、2aが矢印方向に挿入される。これらの溝5e1、5e2は円柱状のコア芯2の軸方向と挿入する1方向を除いた径方向の位置決めを兼ねている。このため、コイルアッシィ4は、図7(c)に示すように、溝5e1、5e2に沿って挿入されることで、最終的には、コア芯2の両端部2a、2aが溝5e1、5e2の奥側の半円部6bに嵌合して、外周コア5内に固定される。つまり、溝5e1、5e2とコア芯2の両端部2a、2aとで、コイルアッシィ4を外周コア2内に固定する固定手段F(図6(b)参照)を構成することになる。
コイル軸方向に対して垂直な方向から円柱状のコア芯2を挿入するため、挿入方向以外の径方向と軸方向の位置決めが不要となり組立が簡便になる。また、外周コア5と円柱状のコア芯2との組み合わせとなるため、部品点数を削減できる。なお、コア芯2は柱状であれば円柱状以外に多角形状であってもよい。
蓋部材50は、図1〜図4に示すように、外周コア5の内部側に凹部51が形成されたブロック体からなり、外周コア5の開口部に嵌入可能な外形形状とされている。すなわち、蓋部材50は、その外端面50aが外周コア5の開口部の外形形状に対応する矩形形状とされる。この場合、図3に示すように、蓋部材50のコア芯軸方向寸法L1が外周コア5の開口部のコア芯軸方向寸法L2と同一乃至わずかに小さい寸法に設定され、蓋部材50のコア芯軸直交方向寸法L3が外周コア5の開口部のコア芯軸直交方向寸法L4と同一乃至わずかに小さい寸法に設定されている。ここで、わずかに小さい寸法とは、蓋部材50が外周コア5の開口部に嵌入可能であって、嵌入後のガタツキを生じさせない程度の寸法である。なお、蓋部材50の外端面50aとしては、矩形形状であっても、正方形形状であってもよい。
蓋部材50の凹部51の内面52が、図1と図4(a)に示すように、螺旋状に巻設されたコイル3の外径面の曲率半径に対応する曲率半径の凹曲面とされている。このため、蓋部材50が外周コア5の開口部5aに嵌合した状態で、蓋部材50の凹部51の内面51aがコイル3の外径面に接触する。すなわち、この蓋部材50の凹部51が、コイルをガイドして、コイル3とコア芯2とを位置決めするコイル位置決め部Mを構成する。なお、蓋部材50の凹部51の内面52の凹曲面の曲率半径として、図4(a)の実線で示すようなコイル3の外径面の曲率半径と同一に限るものではなく、仮想線52aで示すように、コイル3の外径面の曲率半径よりも大きい場合であっても、仮想線52bで示すように、コイル3の外径面の曲率半径よりも小さい場合であってもよい。
ところで、この蓋部材50の凹部51として、図4(b)に示すように、その内面53を多角形(台形状)にて構成してもよい。すなわち、この場合の凹部51の内面53は、蓋部材50の外端面50aと平行な平行面53aと、平行面53aの両端部から内部側に向かって広がるテーパ面53b、53bとからなる。このため、蓋部材50が外周コア5の開口部5aに嵌合した状態で、内面53のテーパ面53b、53bがコイル3の外径面に接触する。すなわち、この蓋部材50の凹部51が、コイル3をガイドして、コイル3とコア芯2とを位置決めするコイル位置決め部Mを構成する。
また、蓋部材50は、外周コア5の内部と外部とを連通する空気孔55を備える。空気孔55は、蓋部材50の外端面50aの中央部に開口する矩形孔である。また、この蓋部材50には、外周コア5の上壁5d1側の一方の側壁5b2側に、コイル3の一方のコイル端子3aを外部へ導出する案内部G1を構成するための切欠き56が形成される。また、外周コア5の下壁5d2側の他方の側壁5b1側にコイル3の他方のコイル端子3bを外部へ導出する案内部G2を構成するための切欠き57が形成される。各案内部G1、G2の大きさとしては、各コイル端子3a、3bを案内(挿通)できて、コイル端子3a、3bががたつかない程度が好ましい。
また、蓋部材50と外周コア5との間に、図5(a)(b)(c)に示すように、蓋部材50の外周コア5への装着状態の位置決めを行う係合手段Kが設けられる。係合手段Kとしては、凹凸嵌合構造60にて構成される。図5(a)では、凸部61が断面扁平半楕円形状であり、凹部62がこの凸部61が嵌合する断面扁平半楕円形状である。図5(b)は凸部61が断面直角三角形状であり、凹部62がこの凸部61が嵌合する断面矩形形状である。図5(c)は凸部61が断面直角三角形状であり、凹部62がこの凸部61が嵌合する断面直角三角形状である。
また、図5(a)(b)(c)では、蓋部材50側に凸部61を設け、外周コア5側に凹部62を設けている。この凸部61は蓋部材50の4辺(50b、50c、50d、50e)のいずれかに設けられ、凹部62は、設けられた凸部61に対応する部位、外周コア5の4辺(5d1、5b2、5d2、5b1)の内面のいずれかに設けられる。この場合、凹凸嵌合構造60を少なくとも一対設けるのが好ましい。設ける一対としては、図1に示す状態において、同一水平面内において、その水平面中心点に関して対象位置に設けるのが好ましい。
図5(a)では、蓋部材50を外周コア5に対して矢印A方向に挿入させることによって、蓋部材50側の凸部61が外周コア5側の凹部62に嵌合し、蓋部材50が外周コア5に位置決めされた状態で装着される。また、図5(b)では、蓋部材50を外周コア5に対して矢印A方向に挿入させることによって、凸部61の段差面61aが、凹部62の開口側の端面62aに係止した状態で、蓋部材50側の凸部61が外周コア5側の凹部62に嵌合し、蓋部材50が外周コア5に位置決めされた状態で装着される。また、図5(b)では、蓋部材50を外周コア5に対して矢印A方向に挿入させることによって、凸部61の段差面61aが、凹部62の段差面62bに係止した状態で、蓋部材50側の凸部61が外周コア5側の凹部62に嵌合し、蓋部材50が外周コア5に位置決めされた状態で装着される。
本発明の磁性素子によれば、外周コア5の開口部5aに蓋部材50を装着することによって、開口部5aにおけるコイル3との間の隙間を詰めて封止樹脂の充填量を減少させることができる。これによって、生産性の向上および低コスト化を達成できる。
蓋部材50に外周コア5の内部と外部とを連通する空気孔55を設けることによって、外周コア5内のボイドの発生を抑えることができ、高品質の磁性素子を提供できる。
蓋部材50にコイル端子3a、3bを外部に案内する案内部G1,G2を設けることによって、外周コア5から突出したコイル端子3a、3bを基板(図示省略)の接続部への接続が安定する。
コイル位置決め部Mを設けたものでは、蓋部材50を外周コア5の開口部5aに装着することによって、コイル3とコア芯2とで構成されるコイルアッシィ4を安定して正規位置に固定でき、組立性に優れる。
蓋部材50と外周コア5との間に、蓋部材50の外周コア5への装着状態の位置決めを行う係合手段Kを設けることによって、蓋部材50を外周コア5の開口部5aに装着することによって、蓋部材50は位置決めされた状態で、外周コア5に装着される。このため、蓋部材50の位置合わせ作業を行う必要がなく、組立作業の簡略化を図ることができる。
係合手段Kは、少なくとも2箇所に配設される凹凸嵌合構造60で形成でき、簡単な構造で係合手段Kを構成でき、しかも、係合状態(嵌合状態)が安定する。
ところで、外周コア5として、前記実施形態では、後壁5cが円弧形状とされていたが、図8(a)に示すように、平坦壁であっても、図8(b)に示すように、断面多角形壁であってもよい。
また、図9及び図10に示す磁性素子では、軸方向両端に一対のフランジ部7aが設けられた円柱状の一対のコア芯7、7を使用するものである。このため、一対のコア芯7、7の外周にマグネットワイヤを巻回したコイル8が配置されて、コイルアッシィ9が構成される。
外周コア10は、図1に示す溝を設けることなく、フランジ部7aの外周形状を外周コア10の内周面10bに密接する形状とし、この内周面10bにフランジ部7aの外周が密接することでコイルアッシィ9が外周コア10内に固定される。このため、外周コア10の上下壁10e1、10e2と、コア芯7,7のフランジ部7a、7aとで、コイルアッシィ9を外周コア10内に固定する固定手段Fを構成することになる。なお、図1に示す磁性素子の外周コア5の場合と同様に、外周コア10内にドラム形コア芯の最外径部を挿入する溝があってもよい。
あらかじめマグネットワイヤが巻目されたコイル8の軸方向に、2分割されたドラム形コア芯7が矢印方向に挿入される(図10(a))。なお、コイル8はドラム形コア芯7にマグネットワイヤを直接巻回してもよく、この場合はドラム形コア芯7を2分割しなくてもよい。外周コア10の内周面に設けられた内周面10bに密接するようにドラム形コア芯7が矢印方向に挿入される(図10(b))。すなわち、コイルアッシィ9は、フランジ部7aの外周面が外周コア10の内周面10bに密接することで外周コア10内に固定される。
図11及び図12に示す磁性素子では、円柱状のコア芯12の外周にマグネットワイヤが巻回されたコイル13を備えてなるコイルアッシィ14を備えている。また、外周コア15はコア芯12を挿入できる貫通穴15b、15bを外周コア15の上下壁15d1,15d2に設けてある。この貫通穴15bはコア芯12の挿入方向に2個設けてもよく、一方を貫通穴15bとし、他方を非貫通の穴としてもよい。一方を貫通させないことで軸方向の片側の抜け止めとすることができる。
あらかじめ巻回されたコイル13を外周コア15の開口部15aから矢印方向に挿入し(図12(a))、外周コア15の端面に設けた貫通穴15bからコア芯12を矢印方向に挿入する(図12(b))。コイル13とコア芯12とから構成されるコイルアッシィ14が外周コア15内に固定される(図12(c))。このため、この場合、貫通穴15bと、この貫通穴15bに嵌入されるコア芯12の端部とで、コイルアッシィ14を外周コア15内に固定する固定手段Fを構成することになる。
図13及び図14に示す磁性素子では、コア芯17は、軸方向中間部にスペーサ21を有し、このスペーサ21はコア芯17と嵌合部21aを有している。嵌合部21aは、図13(b)に示すように、コア芯17の円周部に設けてもよく、また、図13(c)に示すように、コア芯17の軸方向中心部に設けてもよい。スペーサ21の嵌合部21aが嵌合する対応部にコア芯17の嵌合部17aが設けられている。嵌合部21aおよび嵌合部17aはいずれか一方が凸であれば他方が凹であり、両者は接着剤等を設けることなく相互に嵌合することで一体化できる。
この場合、外周コア20は、コイルアッシィ19を挿入できる開口部20aと、コイルアッシィ19を外周コア20内に固定するための溝20e1、20e2が開口部の上下方向に設けられている。あらかじめ巻回されたコイル18に円柱状のコア芯17が矢印方向に挿入される(図14(a))。外周コア20の内周面に設けられた上下壁20d1、d2の溝20e1、20e2(溝5e1、5e2と同様、開口側の直線部6aと奥側の半円部6bとを有する)に沿って円柱状のコア芯17の両端部17bが矢印方向に挿入される。この溝20e1、20e2は円柱状のコア芯17の軸方向と挿入する1方向を除いた径方向の位置決めを兼ねている(図14(b))。すなわち、アッシィ19は、溝20e1、20e2に沿って挿入されることで外周コア20内に固定される(図14(c))。このため、この場合、溝20e1、20e2とコア芯17の両端部とで、コイルアッシィ19を外周コア20内に固定する固定手段Fを構成することになる。
図15と図16に示す磁性素子では、軸方向両端に一対のフランジ部状のスペーサ27が設けられた円柱状のコア芯23の外周にマグネットワイヤを巻回したコイル24が配置されているコイルアッシィ25を形成している。スペーサ27は、磁性体からなる円柱状のコア芯23の軸方向両端面部に2つ設けられている。スペーサ27の直径はコア芯23の直径よりも大きく、両者は同心に設けられている。スペーサ27は平皿円筒状に形成され、この平皿円筒状の内部にコア芯23の軸方向端面が嵌合する。外周コア26は、上下壁26d1、26d2の溝26e1、26e2(溝5e1、5e2と同様、開口側の直線部6aと奥側の半円部6bとを有する)が形成され、スペーサ27の外周がこの溝26e1、26e2に沿って挿入され、スペーサ27の外周が密接することでコイルアッシイ25が外周コア26内に固定される。
コア芯23の軸方向の両端面部23aにスペーサ27があらかじめ嵌合されると共に、コイル24が準備される。コイル24はコア芯23にマグネットワイヤを直接巻回してもよく、あらかじめマグネットワイヤが巻回されたコイル24をコア芯23に挿入していてもよい(図16(a)および図16(b))。コイルアッシィ25は、スペーサ27の外周面が外周コア26の内周面26cに密接することで外周コア26内に固定される(図16(c)および(d))。このため、この場合、溝26e1、26e2と、スペーサ27が嵌合されるコア芯23の両端部とで、コイルアッシィ25を外周コア26内に固定する固定手段Fを構成することになる。
図17と図18に示す磁性素子では、外周コア32はコア芯29を挿入できる貫通穴32b、32bを外周コア32の上下壁32d1、32d2に設けてある。円柱状のコア芯29の軸方向端面近傍の円周部29aにスペーサ33が嵌合される。スペーサ33は円筒状であり、コア芯29の軸方向端面近傍に設けられた軸小径部である円周部29aに嵌合する。
あらかじめマグネットワイヤが巻回されたコイル30を外周コア32の開口部32aから矢印方向に挿入し(図18(a))、外周コア32の端面に設けた貫通穴32bからスペーサ付きコア芯29を矢印方向に挿入する(図18(b))。コイル30とコア芯29とから構成されるコイルアッシィ31が外周コア32内に固定される(図18(c))。このため、貫通穴32b、32bと、この貫通穴32b、32bに嵌入されたスペーサ33付きのコア芯29の端部とで、コイルアッシィ32を外周コア32内に固定する固定手段Fを構成する。
図19と図20に示す磁性素子では、コア芯35を挿入できる貫通穴38bを、外周コア33の上下壁33d1、38d2に設けてある。円柱状のコア芯35の軸方向両端面近傍の円周部および端面にスペーサ39が設けられている。スペーサ39の直径はコア芯35の直径と同じであり、両者は同心に設けられている。スペーサ39は平皿円筒状に形成され、この平皿円筒状の内部にコア芯35の軸方向端面の凸部35aが嵌合する。
コア芯35の両端面側からスペーサ39を嵌合し、あらかじめマグネットワイヤが巻回されたコイル36を外周コア38の開口部38aから矢印方向に挿入し、外周コア38の端面に設けられた貫通穴38b,38bからコア芯35を矢印方向に挿入する(図20(a)〜図20(c))。コイル36とコア芯35とから構成されるコイルアッシィ37が外周コア38内に固定される(図20(d))。このため、貫通穴38b、38bと、この貫通穴38b、38bに嵌入されたスペーサ39付きのコア芯35の端部とで、コイルアッシィ32を外周コア32内に固定する固定手段Fを構成する。
図8〜図20に示す磁性素子では、図1等に示す蓋部材50を省略しているが、これらの外周コアに蓋部材50が装着される。このため、これらの磁性素子においても、図1〜図7に示す磁性素子と同様の作用効果を奏する。
コア芯および外周コアは、圧縮成形磁性体および射出成形磁性体を含む、成形磁性体であることが好ましく、より好ましくは上述したコア芯が圧縮成形磁性体であり、外周コアが射出成形磁性体である。
コア芯として使用できる圧縮成形磁性体は、例えば、鉄粉、窒化鉄粉等の純鉄系軟磁性材料、Fe-Si-AI合金(センダスト)粉末、スーパーセンダスト粉末、Ni-Fe合金(パーマロイ)粉末、Co-Fe合金粉末、Fe-Si-B系合金粉末等の鉄基合金系軟磁性材料、フェライト系磁性材料、アモルファス系磁性材料、微細結品材料などの磁性材料を原料とできる。
フェライト系磁性材料としては、マンガン亜鉛フェライト、ニッケル亜鉛フェライト、銅亜鉛フェライト、磁鉄鉱等のスピネル型結品構造を有するスヒネルフェライト、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト等の六方晶フェライト、イットリウム鉄ガーネットなどのガーネットフェライトが挙げられる。これらフェライト系磁性材料の中でも透磁率が高く、高周波数領域での渦電流損失が小さい軟磁性フェライトであるスヒネルブエライトが好ましい。また、アモるファス系磁性材料としては、鉄合金系、コバるト合金系、ニッケル合金系、これらの混合合金系アモルファスなどが挙げられる。
原料となる軟磁性金属粉末材料の粒子表面に絶縁被覆を形成する酸化物としては、Al23、Y23、MgO、ZrO2等の絶縁性金属または半金属の酸化物、ガラス、これらの混合物が挙げられる。絶縁被覆の形成方法としては、メカノフュージョン等の粉末コーティング法や、無電解メッキやゾルーゲル法等の湿式薄膜作製法、またはスパッタリング等の乾式薄膜作製法等を用いることができる。
圧縮成形磁性体は、粒子表面に絶縁被覆が形成された上記原料粉末単体、または上記原料粉末にエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂が配合された粉末を加圧成形して圧粉体とし、この圧粉体を焼成して製造できる。原料粉末の割合は、原料粉末と熱硬化性樹脂との合計量を100質量%として、96〜100質量%であることが好ましい。96質量%未満であると、原料粉末の配合割合が低下し、磁束密度や透磁率が低下するおそれがある。
原料粉末の平均粒子径は1〜150μmであることが好ましい。より好ましくは5〜100μmである。平均粒子径が1μmよりも小さくなると、加圧成形時の圧縮性(粉末の固まり易さを示す尺度)が低下し、焼成後の材料強度が著しく低下する。平均粒子径が150μmよりも大きくなると、高周波数領域での鉄損が大きくなり、磁気特性(周波数特性)が低下する。
圧縮成形は、上記原料粉末を金型内に充填し、所定の加圧力でプレス成形する方法を用いることができる。この圧粉体を焼成して焼成体を得る。なお、原料に非品質合金粉末を用いる場合には、焼成温度を非品質合金の結晶化開始温度より低温とする必要がある。また、熱硬化性樹脂が配合された粉末を用いる場合には、焼成温度を樹脂の硬化温度範囲とする必要がある。
外周コアとして使用できる射出成形磁性体は、上記圧縮成形磁性体の原料粉末に結着樹脂を配合して、この混合物を射出成形することにより得られる。射出成形がしやすいこと、射出成形後の形状維持が容易であること、複合磁性体の磁気特性に優れること等から、磁性粉末がアモルファス金属粉末であることが好ましい。アモルファス金属粉末は上述した鉄合金系、コバルト合金系、ニッケル合金系、これらの混合合金系アモルブアスなどを使用できる。これらアモルファス金属粉末表面に上述した絶縁被覆が形成されている。
結着樹脂としては、射出成形が可能な熱可塑性樹脂を使用できる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリピニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポジアセタール、ポリエーテルサルホン、ポリサルホン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレブタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキサイド、ポリフタールアミド、ポリアミド、これらの混合物が挙げられる。これらの中で、アモルブアス金属粉末に混合したときの射出成形時の流動性に優れ、射出成形後の成形体の表面を樹脂層で覆うことができると共に、耐熱性などに優れるポリフェニレンサルファイド(PPS)がより好ましい。
原料粉末の割合は、原料粉末と熱可塑性樹脂との合計量を100質量%として、80〜95質量%であることが好ましい。80質量%未満であると磁気特性が得られず、95質量%をこえると射出成形性に劣るおそれがある。
射出成形は、例えば可動型および固定型が衝合された金型内に上記原料粉末を射出して成形する方法を用いることができる。射出成形条件としては熱可塑性樹脂の種類によっても異なるが、例えばポリフェニレンサルブアイド(PPS)の場合、樹脂温度が290〜350℃、金型温度が100〜150℃であることが好ましい。
好ましい形態としてのコア芯となる圧縮成形磁性体および外周コアとなる射出成形磁性体は、上述した方法によりそれぞれ別々に作製される。また、圧縮成形磁性体および射出成形磁性体を接着する場合、相互に密着できる無溶剤型のエポキシ系接着剤が好ましい。
圧縮成形磁性体および射出成形磁性体の好ましい材料の組み合わせとしては、圧縮成形磁性体がアモルブアスまたは純鉄粉であり、射出成形磁性体がアモルブアス金属粉末および熱可塑性樹脂であることが好ましい。より好ましくは、アモルブアス金属がFe-Si-Cr系アモルファスであり、熱可塑性樹脂がポリフェニレンサルファイド(PPS)である。
樹脂封止する場合の封止樹脂としては熱硬化性樹脂が好ましく、耐熱性や耐食性に優れる、エポキシ樹脂、ブェノール樹脂、アクリル系樹脂などが挙げられる。エポキシ樹脂としては、上記樹脂パインダで列挙したものと同様の樹脂成分を有し、一液型または二液型のエポキシ樹脂などを使用できる。また、このエポキシ樹脂における硬化剤としては、上記潜在性エポキシ硬化剤以外に、アミン系硬化剤、ポリアミド系硬化剤、酸無水物系硬化剤などを適宜使用でき、硬化温度範囲や硬化時間は上記樹脂バインダと同様とすることが好ましい。フェノール樹脂としては、例えば、樹脂成分としてノボラック型フェノール樹脂やレゾール型フェノール樹脂を、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンなどを使用できる。封止樹脂を充填する場合、コイルを外周コアに挿入工程前であっても、挿入工程後であってもよい。
本発明に使用できるスペーサは非磁性体であれば使用することができ、例えば上記した結着樹脂としての熱可塑性樹脂、封止樹脂としての熱硬化性樹脂、セラミックス、非磁性金属等、これら材料の発泡体等を使用できる。スペーサは、例えば射出成形などの方法で
円筒状、平皿円筒状に形成できる。
本発明の磁性素子は、例えば、上記圧縮成形磁性体の周囲に、マグネットワイヤが巻回されたコイルを配置して、コイルアッシィを形成し、インダクタ機能を持たせることができる。この磁性素子は電気・電子機器回路に組み込まれる。マグネットワイヤとしてはエナメル線を使用することができ、その種類としてはウレタン線(UEW)、ホルマール線(PVF)、ポリエステル線(PEW)、ポリエステルイミド線(EIW)、ポリアミドイミド線AIW)、ポリイミド線(PIW)、これらを組み合わせた二重被複線、または自己融着線、リッツ線等を使用できる。耐熱性に優れるポリアミドイミド線(AIW)、ポリイミド線(PIW)等が好ましい。マグネットワイヤの断面形状としては丸線や角線を使用できる。特に、平角線の断面形状の短径側を圧縮成形磁性体の周囲に接して重ね巻きすることにより、コイル密度を向上させたコイルアッシィが得られる。マグネットワイヤの導体としては、導電性に優れた金属であればよく、銅、アルミニウム、金、銀等が挙げられる。
本発明の磁性素子は、二輪車を含む自動車や産業用機器および医療用機器の電源回路、フィルタ回路やスイッチング回路等に使用される磁性素子、例えばインダク夕、トランス、アンテナ、チョークコイル、フィルタなどとして使用できる。また、表面実装用部品として使用できる。特に、高効率のDC/DCコンパー夕、充電装置、インバータで、これらの用途が太陽光発電用や車載用の場合には小型化や低背化が求められるため、本発明のインダクタは好適に用いることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、係合手段Kを構成する凹凸嵌合構造60としては、前記実施形態では、蓋部材50側に凸部61を設けるとともに、外周コア5側に凹部62を設けていたが、逆に、蓋部材50側に凹部62を設けるとともに、外周コア5側に凸部61を設けたものであってもよい。また、各凹凸嵌合部60の上下方向位置が相違するものであってもよい。また、凹凸嵌合構造60の数としても、3個以上あってもよい。
凸部61及び凹部62の形状として、図5に示すものに限らず、断面二等辺三角形状、断面台形状、断面半円形状、断面半長円形状等の種々の形状を採用できる。また、空気孔として、図例では矩形孔であったが、円孔、楕円孔、又は多角形孔であってもよい。空気孔の数としても、1個に限るものではない。コイル端子案内部G1、G2として、コイル端子が嵌入される貫通路を設けるようにしてもよい。
2、7、12、17、23、29、35 コア芯
3、8、13、18、24、30、36 コイル
3a コイル端子
3b コイル端子
4、9、14、19、25、31、37 コイルアッシィ
5、10、15、20、26、32、38 外周コア
5a、10a、15a、20a、32a、38a 開口部
50 蓋部材
51 凹部
55 空気孔
60 凹凸嵌合構造
G1、G2 コイル端子案内部
K 係合手段
M コイル位置決め部

Claims (6)

  1. コア芯の外周にコイルが配置されたコイルアッシィと、該コイルアッシィの外周を覆う外周コアとを備え、前記外周コアは、前記コイルアッシィを挿入できる開口部と、前記コイルアッシィを前記外周コア内に固定する固定手段とを有し、コイルが封止樹脂により封止された磁性素子であって、
    前記外周コアの開口部に、この開口部におけるコイルとの間の隙間を詰めて封止樹脂の充填量を減少させる蓋部材を装着したことを特徴とする磁性素子。
  2. 前記蓋部材に外周コアの内部と外部とを連通する空気孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁性素子。
  3. 前記蓋部材にコイル端子を外部に案内する案内部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁性素子。
  4. 前記蓋部材にコイルをガイドして、コイルとコア芯とを位置決めするコイル位置決め部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の磁性素子。
  5. 前記蓋部材と前記外周コアとの間に、前記蓋部材の前記外周コアへの装着状態の位置決めを行う係合手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の磁性素子。
  6. 前記係合手段は、少なくとも2箇所に配設される凹凸嵌合構造であることを特徴とする請求項5に記載の磁性素子。
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