JP2019168788A - 生体情報認証装置及び生体情報認証方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】故障後の誤認証を抑制することができる生体情報認証装置及び生体情報認証方法を提供する。【解決手段】生体情報認証装置1の制御部16は、生体情報を読み取る生体情報センサ10から取得した生体情報データ11と前回取得した生体情報データである前回生体情報データ140とが予め定められた範囲で一致する場合、操作者に再度の生体情報の読み取りを報知し、再度の読み取りによって取得した生体情報データ11と前回取得した前回生体情報データ140とが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する。【選択図】図3
Description
本発明は、生体情報認証装置及び生体情報認証方法に関する。
従来の技術として、駆動源の始動や停止を指令する始動スイッチと、駆動源を始動させる始動手段と、指紋を読み取る指紋センサと、指紋センサ、始動スイッチからの入力に基づいて始動手段の作動を制御する始動処理を実行する制御手段と、を備えた始動制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この始動制御装置の制御手段は、始動スイッチにより始動が指令されたときに、始動手段による始動を実行する前に、指紋センサが読み取った指紋と予め登録された登録指紋とによる指紋照合を行い、一致判定がなされると、利用者が正当な利用者であると認証して始動手段による始動を許可する。
しかし従来の始動制御装置は、例えば、指紋センサが故障して同じ画像を出力するような場合、この画像を登録してしまうと、登録者でない者が指紋を読み取らせても認証が成立してしまう問題がある。
従って本発明の目的は、故障後の誤認証を抑制することができる生体情報認証装置及び生体情報認証方法を提供することにある。
本発明の一態様は、生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する認証部を備えた生体情報認証装置を提供する。
本発明の他の態様は、生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する生体情報認証方法を提供する。
本発明によれば、故障後の誤認証を抑制することができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る生体情報認証装置は、生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する認証部を備えて概略構成されている。
実施の形態に係る生体情報認証装置は、生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する認証部を備えて概略構成されている。
この生体情報認証装置は、例えば、生体情報読取装置が故障して同じ生体情報データを出力する場合であっても、前回取得した生体情報データと比較して予め定められた範囲で一致する場合に認証を中止するので、この構成を採用しない場合と比べて、故障後の誤認証を抑制することができる。
[実施の形態]
(生体情報認証装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係る生体情報認証装置が搭載されたスタートスイッチの一例を示す概略図であり、図1(b)は、生体情報認証装置のブロック図の一例である。図2(a)は、実施の形態に係る生体情報認証装置が取得する生体情報データの一例を示す概略図であり、図2(b)は、故障時に出力される故障時データの一例を示す概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な信号やデータの流れを矢印で示している。
(生体情報認証装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係る生体情報認証装置が搭載されたスタートスイッチの一例を示す概略図であり、図1(b)は、生体情報認証装置のブロック図の一例である。図2(a)は、実施の形態に係る生体情報認証装置が取得する生体情報データの一例を示す概略図であり、図2(b)は、故障時に出力される故障時データの一例を示す概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な信号やデータの流れを矢印で示している。
生体情報認証装置1は、一例として、図1(a)に示すように、車両の駆動装置の始動及び停止を指示するスタートスイッチ5に配置されている。この生体情報認証装置1は、例えば、生体情報としてスタートスイッチ5を操作する操作者の操作指の指紋パターンを読み取って認証するように構成されている。
生体情報認証装置1は、例えば、図1(b)に示すように、生体情報を読み取る生体情報読取装置としての生体情報センサ10から取得した生体情報データ11と前回取得した生体情報データである前回生体情報データ140とが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する認証部としての制御部16を備えて概略構成されている。
また制御部16は、取得した生体情報データ11と前回取得した前回生体情報データ140とが予め定められた範囲で一致する場合、操作者に再度の生体情報の読み取りを報知するように構成されている。
つまり生体情報認証装置1の制御部16は、生体情報を読み取る生体情報センサ10から取得した生体情報データ11と前回取得した生体情報データである前回生体情報データ140とが予め定められた範囲で一致する場合、操作者に再度の生体情報の読み取りを報知し、再度の読み取りによって取得した生体情報データ11と前回取得した前回生体情報データ140とが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する。
この報知は、例えば、車両に搭載された報知装置に報知信号S2を出力することで行われ、音や表示などによって再度の読み取り(リトライ)を促すものである。この報知装置は、例えば、スピーカ装置や表示装置である。なお変形例として生体情報認証装置1は、リトライを促さずに認証を中止する構成であっても良い。
また生体情報認証装置1は、一例として、図1(b)に示すように、生体情報センサ10と、抽出部12と、記憶部14と、を備えている。
(スタートスイッチ5の構成)
スタートスイッチ5は、例えば、運転席に着座する操作者の前方や運転席と助手席の間に位置するフロアコンソールなどに配置されている。スタートスイッチ5は、本体50に対して操作ボタン51が移動可能となるようなプッシュスイッチとして構成されている。このスタートスイッチ5は、なされたプッシュ操作(オン操作)により、車両の駆動装置の始動、又は始動準備を車両に指示することができる。
スタートスイッチ5は、例えば、運転席に着座する操作者の前方や運転席と助手席の間に位置するフロアコンソールなどに配置されている。スタートスイッチ5は、本体50に対して操作ボタン51が移動可能となるようなプッシュスイッチとして構成されている。このスタートスイッチ5は、なされたプッシュ操作(オン操作)により、車両の駆動装置の始動、又は始動準備を車両に指示することができる。
具体的には、駆動装置が内燃機関(エンジン)である場合、シフト装置やブレーキ装置の操作条件が満足された状態でなされたプッシュ操作によりエンジンが始動する。また駆動装置がモータである場合、上記の操作条件が満足された状態でなされたプッシュ操作によりモータに電流を供給する始動準備が行われる。さらに駆動装置がエンジンとモータのハイブリッドである場合、上記の操作条件が満足された状態でなされたプッシュ操作により、始動時に優先される駆動装置に対応して始動又は始動準備が行われる。このオン操作の後に行われたオフ操作によって、駆動装置の停止が指示される。
(生体情報センサ10の構成)
生体情報センサ10は、図1(a)に示すように、スタートスイッチ5の操作面510に読取面100が露出するように配置されている。そして生体情報センサ10は、一例として、操作面510に接触する操作指の生体情報を読み取るように構成されている。この生体情報は、一例として、操作指の指紋パターンに関する情報である。
生体情報センサ10は、図1(a)に示すように、スタートスイッチ5の操作面510に読取面100が露出するように配置されている。そして生体情報センサ10は、一例として、操作面510に接触する操作指の生体情報を読み取るように構成されている。この生体情報は、一例として、操作指の指紋パターンに関する情報である。
なお生体情報は、操作指の指紋パターンに限定されず、静脈パターン、手の平の静脈パターン、目の虹彩、顔などの身体の一部の形状などでも良い。また生体情報センサ10は、例えば、虹彩などのように操作対象から離れていても生体情報を読み取ることが可能であれば、スタートスイッチ5に搭載されていなくても良い。
この生体情報センサ10は、例えば、指紋パターンを読み取る場合、光学式、静電容量式、電界強度測定式、感圧式及び感熱式などの指紋パターンを読み取るように構成されたセンサが用いられる。
また生体情報センサ10は、例えば、操作指や手の平の静脈パターンを読み取る場合、照射した近赤外線の反射に基づいて静脈パターンを読み出すように構成されたセンサが用いられる。
また生体情報センサ10は、例えば、指紋パターンと静脈パターンの両方を読み取る場合、可視光を照射して撮像した画像を画像処理して指紋パターンと静脈パターンを抽出するように構成されたセンサが用いられる。
さらに生体情報センサ10は、例えば、虹彩を読み取る場合、赤外線を照射して撮像した画像を画像処理して虹彩を読み取るように構成されたセンサが用いられる。
またさらに生体情報センサ10は、例えば、顔などの身体の一部の形状を読み取る場合、撮像された対象に複数の計測点を設け、この計測点の深度に基づいて対象の凹凸形状を読み取るように構成されたセンサが用いられる。
本実施の形態の生体情報センサ10は、一例として、指紋パターンを読み取る静電容量式のセンサである。生体情報センサ10は、例えば、読み取った静電容量をマッピングして得られた指紋パターンを生体情報データ11として制御部16に出力する。
なお生体情報データ11は、例えば、特徴点を抽出する前のデータであり、カメラで撮像した画像データなどであっても良い。
(抽出部12の構成)
抽出部12は、例えば、図2(a)に示すように、生体情報センサ10が読み取った生体情報データ11に抽出処理を行って指紋パターン90の特徴点105を抽出するように概略構成されている。この抽出処理は、例えば、隆線の抽出処理などである。
抽出部12は、例えば、図2(a)に示すように、生体情報センサ10が読み取った生体情報データ11に抽出処理を行って指紋パターン90の特徴点105を抽出するように概略構成されている。この抽出処理は、例えば、隆線の抽出処理などである。
この特徴点105とは、一例として、図2(a)に示す中心点110、分岐点111、端点112及び三角州113などであるがこれに限定されない。中心点110とは、指紋パターン90の中心となる点である。分岐点111とは、指紋の隆線が分岐している点である。端点112とは、隆線が切れている点である。三角州113とは、三方向から隆線が集まった点である。なお制御部16は、特徴点105の位置、特徴点105間の距離などに基づいて類似度を算出する。
抽出部12は、抽出した特徴点105の画像である抽出画像120を生成する。登録された操作者の抽出画像120は、記憶部14にテンプレート141として記憶される。このテンプレート141は、特徴点105から形成されるものであり、登録者ごとに記憶される。
(記憶部14の構成)
記憶部14は、例えば、前回生体情報データ140及びテンプレート141を記憶するように構成されている。記憶部14は、例えば、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置であるがこれに限定されず、例えば、制御部16の内部メモリとして構成されても良い。本実施の形態の記憶部14は、一例として、半導体メモリである。
記憶部14は、例えば、前回生体情報データ140及びテンプレート141を記憶するように構成されている。記憶部14は、例えば、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置であるがこれに限定されず、例えば、制御部16の内部メモリとして構成されても良い。本実施の形態の記憶部14は、一例として、半導体メモリである。
記憶部14は、読み取られた最新の生体情報データ11の1つ前、つまり前回読み取られた生体情報データ11を前回生体情報データ140として記憶している。前回生体情報データ140は、新規に生体情報データ11が生成されるたびに更新される。
(制御部16の構成)
制御部16は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部16が動作するためのプログラムと、故障判定しきい値160と、類似度しきい値161と、が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
制御部16は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部16が動作するためのプログラムと、故障判定しきい値160と、類似度しきい値161と、が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
制御部16は、例えば、読み取られた生体情報データ11の特徴点105と、記憶部14に記憶されたテンプレート141と、の類似度が類似度しきい値161以上である場合、操作者が登録者であると判定する。
具体的には、制御部16は、例えば、記憶部14に記憶されたテンプレート141と抽出画像120とを比較して操作者が登録者なのか、未登録者なのかを判定する。
この類似度しきい値161は、一例として、80%である。つまり制御部16は、例えば、認証に使用する特徴点105の数が80個である場合、64個以上の特徴点105が一致すれば、操作者が登録者であると判定する。
なお認証は、一例として、特徴点105の一致によって判定するとしているが説明を単純化するためであって、実際の認証には、上述のように、特徴点105の位置、特徴点105間の距離などに基づいて類似度を算出する。
制御部16は、取得した生体情報データ11と前回取得した生体情報データ(前回生体情報データ140)とが予め定められた範囲で一致しない場合、当該取得した生体情報データ11から抽出された特徴点105の画像(抽出画像120)と登録されたテンプレート141とを比較して認証を行うように構成されている。
この予め定められた範囲は、例えば、故障判定しきい値160によって規定される。具体的には、制御部16は、生体情報センサ10から生体情報データ11を取得すると、記憶部14に前回生体情報データ140が記憶されていない場合、前回生体情報データ140として記憶させ、記憶されている場合、記憶されている前回生体情報データ140を更新する。
また制御部16は、取得した生体情報データ11と前回生体情報データ140とを比較し、故障判定しきい値160以上の一致度であった場合、少なくとも1回、リトライを促す。そして制御部16は、リトライの結果、新たに取得した生体情報データ11と前回生体情報データ140とが故障判定しきい値160以上の一致度であった場合、生体情報センサ10が故障していると判定して認証を中止する。この一致度は、一例として、画素ごとの値が予め定められた範囲内で一致する割合である。故障判定しきい値160は、一例として、80%が好ましく、90%がより好ましい。なおリトライは、1回に限定されず、複数回であっても良い。
変形例として制御部16は、生体情報データ11と前回生体情報データ140との差に関する故障判定しきい値160を設け、生体情報データ11と前回生体情報データ140との差が故障判定しきい値160より小さい場合、生体情報センサ10が故障していると判定するように構成されても良い。
生体情報センサ10が故障している場合、一例として、ほぼ同じ生体情報データ11を出力する。この場合、一例として、図2(b)に示すような故障時データ6が出力され、特徴点105を抽出する処理がなされてテンプレート141として記憶されると、登録者ではない操作者の生体情報を読み取っても故障時データ6が生体情報データ11として出力されて認証が成立してしまう。
なお故障時データ6が抽出処理を経てテンプレート141として記憶されると、新たに読み取られた生体情報データ11が故障時データ6であった場合、テンプレート141と直接比較することができず、また抽出された故障時データ6の抽出画像120とテンプレート141とを比較すると同じ画像であるため、認証されてしまう。
しかし制御部16は、前回生体情報データ140と新たに読み取った生体情報データ11とを直接比較することができるので、生体情報センサ10の故障を判定することができ、登録者でない者を誤認証することが抑制される。なお変形例として制御部16は、生体情報センサ10が故障していると判定した場合、故障を示す信号を出力するように構成されても良い。
制御部16は、生体情報データ11と前回生体情報データ140との一致度が故障判定しきい値160より小さく、また当該生体情報データ11の抽出画像120とテンプレート141との類似度が類似度しきい値161以上となって認証が成立した場合、認証が成立したことを示す認証信号S1を出力する。
スタートスイッチ5は、操作ボタン51に対してプッシュ操作がなされ、かつ生体情報認証装置1による認証が認証信号S1に基づいて成立したと判定した場合、駆動装置の始動を指示する指示信号を車両側に出力する。
以下に本実施の形態における生体情報認証装置1の動作の一例について図3のフローチャートに従って説明する。ここでは、主に生体情報センサ10の故障判定動作について説明する。
(動作)
生体情報認証装置1の制御部16は、生体情報センサ10から生体情報データ11を取得すると(Step1)、記憶部14から前回生体情報データ140を読み出し、当該生体情報データ11と前回生体情報データ140とを比較する(Step2)。
生体情報認証装置1の制御部16は、生体情報センサ10から生体情報データ11を取得すると(Step1)、記憶部14から前回生体情報データ140を読み出し、当該生体情報データ11と前回生体情報データ140とを比較する(Step2)。
制御部16は、生体情報データ11と前回生体情報データ140との一致度が故障判定しきい値160より小さい場合(Step3:Yes)、生体情報センサ10が故障していないと判定する(Step4)。
そして制御部16は、ステップ1で取得した生体情報データ11に基づいて抽出部12が生成した抽出画像120を取得すると共に記憶部14からテンプレート141を読み出して認証を開始する(Step5)。
制御部16は、算出した類似度が類似度しきい値161以上である場合、認証が成立したとして認証信号S1を出力する。また制御部16は、類似度が類似度しきい値161より小さい場合、認証が不成立であるとして認証を終了する。
ここでステップ3において制御部16は、生体情報データ11と前回生体情報データ140との一致度が故障判定しきい値160以上である場合(Step3:No)、生体情報データ11の再度の読み取りを促す報知信号S2を出力し、リトライを要求する(Step6)。
次に制御部16は、リトライ後の生体情報データ11と前回生体情報データ140とを比較し、リトライ後の一致度が故障判定しきい値160より小さい場合(Step7:Yes)、生体情報センサ10が故障していないと判定する(Step4)。
またステップ7において制御部16は、リトライ後の生体情報データ11と前回生体情報データ140との一致度が故障判定しきい値160以上である場合(Step7:No)、生体情報センサ10が故障していると判定する(Step8)。そして制御部16は、判定結果に基づいて認証を中止する(Step9)。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る生体情報認証装置1は、故障後の誤認証を抑制することができる。具体的には、生体情報認証装置1は、生体情報センサ10が故障して同じ生体情報データ11を出力する場合であっても、リトライ後の前回取得した前回生体情報データ140と比較して一致度が故障判定しきい値160以上である場合に生体情報センサ10が故障しているとして認証を中止するので、この構成を採用しない場合と比べて、故障後の誤認証を抑制することができる。
本実施の形態に係る生体情報認証装置1は、故障後の誤認証を抑制することができる。具体的には、生体情報認証装置1は、生体情報センサ10が故障して同じ生体情報データ11を出力する場合であっても、リトライ後の前回取得した前回生体情報データ140と比較して一致度が故障判定しきい値160以上である場合に生体情報センサ10が故障しているとして認証を中止するので、この構成を採用しない場合と比べて、故障後の誤認証を抑制することができる。
生体情報認証装置1は、特徴点105が抽出された抽出画像120ではなく、処理前の生データである前回生体情報データ140を用いて故障判定を行うので、この構成を採用しない場合と比べて、判定の精度が高い。
なお他の実施の形態としての生体情報認証方法は、生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止することを含む。
この生体情報認証方法は、取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、操作者に再度の生体情報の読み取りを報知することを含む。
また他の実施の形態としての生体情報認証方法は、生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、操作者に再度の生体情報の読み取りを報知し、再度の読み取りによって取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止することを含む。
また他の実施の形態としての生体情報認証装置は、生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとの一致度が第1のしきい値以上であった場合、操作者に再度の生体情報の読み取りを促し、再度の読み取りで取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとの一致度が第1のしきい値より大きい第2のしきい値以上であった場合、生体情報読取装置が故障していると判定する認証部を備えて構成される。
さらに他の実施の形態としての生体情報認証装置は、生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとの差が第1のしきい値以下であった場合、操作者に再度の生体情報の読み取りを促し、再度の読み取りで取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとの差が第1のしきい値より小さい第2のしきい値以下であった場合、生体情報読取装置が故障していると判定する認証部を備えて構成される。
上述の実施の形態及び変形例に係る生体情報認証装置1及び生体情報認証方法は、例えば、用途に応じて、その一部が、コンピュータが実行するプログラム、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)などによって実現されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…生体情報認証装置、5…スタートスイッチ、6…故障時データ、10…生体情報センサ、11…生体情報データ、12…抽出部、14…記憶部、16…制御部、50…本体、51…操作ボタン、90…指紋パターン、100…読取面、105…特徴点、110…中心点、111…分岐点、112…端点、113…三角州、120…抽出画像、140…前回生体情報データ、141…テンプレート、160…故障判定しきい値、161…類似度しきい値、510…操作面
Claims (4)
- 生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する認証部を備えた生体情報認証装置。
- 前記認証部は、取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが前記予め定められた範囲で一致しない場合、当該取得した生体情報データから抽出された特徴点の画像と登録されたテンプレートとを比較して認証を行う、
請求項1に記載の生体情報認証装置。 - 前記認証部は、取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが前記予め定められた範囲で一致する場合、操作者に再度の生体情報の読み取りを報知する、
請求項1又は2に記載の生体情報認証装置。 - 生体情報を読み取る生体情報読取装置から取得した生体情報データと前回取得した生体情報データとが予め定められた範囲で一致する場合、認証を中止する生体情報認証方法。
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