JP2019168423A - 画像取得装置及び画像取得方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の向上が図られる画像取得装置及び画像取得方法を提供する。【解決手段】画像取得装置1は、可視光及び励起光を出力する光源部23と、励起光のオン・オフを制御する光源制御部36と、RGB−IR画素からの第1のフレームの受光信号と第2のフレームの受光信号とを交互に検出する光検出部27と、受光信号に基づいて観察画像を生成する画像生成部46とを備え、光源制御部は、第1のフレームでは励起光をオフとし、第2のフレームでは励起光をオンとし、画像生成部46は、第1のフレームの受光信号に基づいて生成した可視画像と、第2のフレームの受光信号に基づいて生成した赤外画像とを合成して観察画像を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像取得装置及び画像取得方法に関する。
例えば医療などの分野では、生体組織等の観察対象物の蛍光観察が導入されている。蛍光観察では、観察対象物に蛍光色素を注入した後、蛍光色素を励起する励起光を観察対象物に照射して蛍光パターンの観察を行う。かかる蛍光観察に用いられる装置としては、例えば特許文献1に記載の撮像システムがある。この従来の撮像システムでは、可視光及び励起光の双方を観察対象物に照射する。そして、可視光に感度を持つRGB画素と赤外光に感度を持つIR画素とを組み合わせた受光素子(RGB−IR受光素子)を用いて観察対象物からの光を受光し、観察対象物の可視画像及び赤外画像を合成して観察画像を生成している。
特許第6142389号公報
上述した従来の装置で用いられるRGB−IR受光素子のRGB画素は、実際には赤外領域の光に対しても若干の感度を有している。このため、観察対象物からの光に基づいて観察画像を生成する際、可視画像に赤外光の成分が含まれてしまい、観察画像の画質が低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の向上が図られる画像取得装置及び画像取得方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る画像取得装置は、観察対象物の観察画像を取得する画像取得装置であって、観察対象物に向けて励起光を出力する光源部と、光源部における励起光のオン・オフを制御する光源制御部と、可視光を受光するRGB画素及び赤外光を受光するIR画素を有し、これらの画素からの第1のフレームの受光信号と第2のフレームの受光信号とを交互に検出する光検出部と、受光信号に基づいて観察対象物の観察画像を生成する画像生成部と、を備え、光源制御部は、第1のフレームでは励起光をオフとし、第2のフレームでは励起光をオンとし、画像生成部は、第1のフレームの受光信号に基づいて生成した可視画像と、第2のフレームの受光信号に基づいて生成した赤外画像とを合成して観察画像を生成する。
この画像取得装置では、第1のフレームにおいて励起光がオフとなり、当該第1のフレームの受光信号に基づいて可視画像が生成される。このため、RGB画素が赤外領域の光に対する感度を有していたとしても、赤外成分の影響を低減した可視画像を得ることができる。したがって、この画像取得装置では、可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の向上が図られる。
画像生成部は、第1のフレームの受光信号のうちのRGB画素での受光成分から第1のフレームの受光信号のうちのIR画素での受光成分を減算して可視画像を生成してもよい。これにより、可視画像から赤外成分の影響を除去することができる。したがって、可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の一層の向上が図られる。
画像生成部は、第2のフレームの受光信号のうちのIR画素での受光成分から第1のフレームの受光信号のうちのIR画素での受光成分を減算して赤外画像を生成してもよい。これにより、赤外画像から背景光による赤外成分の影響を除去することができる。したがって、可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の一層の向上が図られる。
画像生成部は、可視画像及び赤外画像を予め設定した輝度値比で合成して観察画像を生成してもよい。こうすると、単純に可視画像と赤外画像とを合成する場合に比べて観察画像における赤外画像の視認性を高めることが可能となる。
画像取得装置は、可視画像に対する赤外画像の輝度値の比を算出する算出部と、輝度値の比に基づいて赤外光の検出条件を制御する条件制御部と、を更に備え、条件制御部は、光検出部の露光時間を変えずに励起光の出力時間を制御する第1の制御、光検出部の露光時間を変えずに励起光の出力強度を制御する第2の制御、励起光のエネルギーが不変となる範囲で励起光の出力時間と励起光の出力強度と光検出部の露光時間とを制御する第3の制御の少なくとも一つを実行してもよい。このような制御の実行により、観察画像における赤外画像の輝度値を最適化することが可能となり、観察画像における赤外画像の視認性を高めることができる。
光源部は、観察対象物に向けて励起光と共に可視光を出力し、光源制御部は、第1のフレームでは可視光をオンとする一方で励起光をオフとし、第2のフレームでは可視光及び励起光の双方をオンとしてもよい。この場合、第1のフレームにおいて可視光のみが観察対象物に照射され、当該第1のフレームの受光信号に基づいて可視画像が生成される。したがって、赤外成分の影響を低減した可視画像をより確実に得ることができる。
本発明の一側面に係る画像取得方法は、観察対象物の観察画像を取得する画像取得方法であって、観察対象物に向けて励起光を出力する光出力ステップと、可視光を受光するRGB画素及び赤外光を受光するIR画素を用い、これらの画素からの第1のフレームの受光信号と第2のフレームの受光信号とを光検出部で交互に検出する光検出ステップと、受光信号に基づいて観察対象物の観察画像を生成する画像生成ステップと、を備え、光出力ステップにおいて、第1のフレームでは励起光をオフとし、第2のフレームでは励起光をオンとし、画像生成ステップにおいて、第1のフレームの受光信号に基づいて生成した可視画像と、第2のフレームの受光信号に基づいて生成した赤外画像とを合成して観察画像を生成する。
この画像取得方法では、第1のフレームにおいて励起光がオフとなり、当該第1のフレームの受光信号に基づいて可視画像が生成される。このため、RGB画素が赤外領域の光に対する感度を有していたとしても、赤外成分の影響を低減した可視画像を得ることができる。したがって、この画像取得方法では、可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の向上が図られる。
画像生成ステップにおいて、第1のフレームの受光信号のうちのRGB画素での受光成分から第1のフレームの受光信号のうちのIR画素での受光成分を減算して可視画像を生成してもよい。これにより、可視画像から赤外成分の影響を除去することができる。したがって、可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の一層の向上が図られる。
画像生成ステップにおいて、第2のフレームの受光信号のうちのIR画素での受光成分から第1のフレームの受光信号のうちのIR画素での受光成分を減算して赤外画像を生成してもよい。これにより、赤外画像から背景光による赤外成分の影響を除去することができる。したがって、可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の一層の向上が図られる。
画像生成ステップにおいて、可視画像及び赤外画像を予め設定した輝度値比で合成して観察画像を生成してもよい。こうすると、単純に可視画像と赤外画像とを合成する場合に比べて観察画像における赤外画像の視認性を高めることが可能となる。
また、画像取得方法は、可視画像に対する赤外画像の輝度値の比を算出する算出ステップと、輝度値の比に基づいて赤外光の検出条件を制御する条件制御ステップと、を更に備え、条件制御ステップにおいて、光検出部の露光時間を変えずに励起光の出力時間を制御する第1の制御、光検出部の露光時間を変えずに励起光の出力強度を制御する第2の制御、励起光のエネルギーが不変となる範囲で励起光の出力時間と励起光の出力強度と光検出部の露光時間とを制御する第3の制御の少なくとも一つを実行してもよい。このような制御の実行により、観察画像における赤外画像の輝度値を最適化することが可能となり、観察画像における赤外画像の視認性を高めることができる。
光出力ステップにおいて、観察対象物に向けて励起光と共に可視光を出力し、第1のフレームでは可視光をオンとする一方で励起光をオフとし、第2のフレームでは可視光及び励起光の双方をオンとしてもよい。この場合、第1のフレームにおいて可視光のみが観察対象物に照射され、当該第1のフレームの受光信号に基づいて可視画像が生成される。したがって、赤外成分の影響を低減した可視画像をより確実に得ることができる。
本発明によれば、可視画像及び赤外画像を合成した観察画像の画質の向上が図られる。
画像取得装置の一実施形態を示すブロック図である。 光検出部を構成するRGB−IR受光素子を示す概略図である。 光源制御部による光源の制御の一例を示す図である。 出力時間制御の一例を示す図である。 出力強度制御の一例を示す図である。 等エネルギー制御の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、可視画像の生成の様子を示す図である。 (a)は、赤外画像の生成の様子を示す図であり、(b)は、観察画像の生成の様子を示す図である。 画像取得装置の全体的な動作の一例を示すフローチャートである。 算出ステップの詳細の一例を示すフローチャートである。 条件制御ステップを構成する励起光アップ処理の一例を示すフローチャートである。 条件制御ステップを構成する励起光ダウン処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る画像取得装置及び画像取得方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、画像取得装置の一実施形態を示すブロック図である。同図に示す画像取得装置1は、例えば蛍光色素を用いて観察対象物の蛍光観察を行う装置として構成されている。観察対象物としては、例えばヒトや動物などの生体の一部、生体組織、細胞などが挙げられる。蛍光色素としては、例えばインドシアニングリーンが用いられる。インドシアニングリーンは、赤外光によって励起され、励起光とは異なる波長の赤外蛍光を発する。励起光及び赤外蛍光のいずれも生体を透過し易いため、生体の深部の蛍光観察に適している。他の蛍光色素としては、例えばメチレンブルーが挙げられる。
画像取得装置1は、図1に示すように、操作ユニット2と、カメラユニット3と、コントロールユニット4とを含んで構成されている。操作ユニット2は、画像取得装置1のユーザからの操作の入力を受け付けるユニットである。操作ユニット2は、例えば操作部11と、制御部12と、信号送信部13とを備えて構成されている。制御部12は、操作検出部14と、コマンド化処理部15とを有している。操作部11は、例えばボタンやキーボード等によって構成されている。操作部11で入力された操作は、操作検出部14で検出され、コマンド化処理部15でコマンド化処理される。信号送信部13は、入力された操作に対応するコマンドをコントロールユニット4側に出力する。
カメラユニット3は、観察対象物の撮像を行うユニットである。カメラユニット3は、励起光源21及び可視光源22を有する光源部23と、レンズ24と、光学フィルタ25と、RGB−IR受光素子26を有する光検出部27と、制御部28と、信号送受信部29とを備えて構成されている。
励起光源21は、蛍光色素を励起する励起光を出力する光源である。蛍光色素としてインドシアニングリーンを用いる場合、励起光のスペクトルのピーク波長は、例えば760nm程度である。また、励起光によって生じる蛍光のスペクトルの波長域は、760nm〜1000nm程度であり、そのピーク波長は、850nm程度である。また、可視光源22は、例えば白色光を出力する光源である。励起光源21及び可視光源22を構成する光源としては、例えばLD、LED、SLD、ランプなどが挙げられる。
励起光源21から出力された励起光及び可視光源22から出力された可視光は、観察対象物に照射される。観察対象物からの光、すなわち、可視光及び赤外光(ここでは赤外蛍光)は、レンズ24及び光学フィルタ25を介して光検出部27に入力される。光学フィルタ25は、光検出部に入力される光の波長を調整する光学素子であり、観察対象物と光検出部27との間の光路上に配置されている。光学フィルタ25としては、ロングパスフィルタ、バンドパスフィルタ、或いはこれらの組み合わせを適宜用いることができる。
光検出部27は、観察対象物からの光を検出する部分である。光検出部27が有するRGB−IR受光素子26は、図2に示すように、可視光を受光するRGB画素31と、赤外光を受光するIR画素32とを備えている。RGB画素31は、R画素33、G画素34、及びB画素35を組み合わせて構成されている。光検出部27は、R画素33、G画素34、B画素35、IR画素32の4種の画素からの画像を各フレームにおいて検出し、検出結果に基づく受光信号を制御部28に出力する。
制御部28は、光源制御部36と、素子制御部37と、信号処理部38とを備えている。光源制御部36は、励起光源21における励起光のオン・オフ及び可視光源22における可視光のオン・オフを制御する部分である。光源制御部36は、観察対象物からの光の光路におけるレンズ24の位置を調整し、当該光の集光位置を制御してもよい。また、素子制御部37は、RGB−IR受光素子26の露光時間を制御する。信号処理部38は、RGB−IR受光素子26から出力される受光信号を受け取り、信号送受信部29を介してコントロールユニット4側に出力する。
図3は、光源制御部による光源の制御の一例を示す図である。同図に示す例では、光検出部27は、第1のフレームT1及び第2のフレームT2において交互に連続して画像の取得を実行する。第1のフレームT1及び第2のフレームT2では、いずれも非露光時間t経過後に露光時間tが設定されている。初期状態での露光時間tは、例えば第1のフレーム及び第2のフレームT2において採り得る最大値に設定されている。光源制御部36は、第1のフレームT1の全期間にわたって可視光をオンとする一方、第1のフレームT1の全期間にわたって励起光をオフとする。また、光源制御部36は、第2のフレームT2の全期間にわたって可視光をオンとし、第2のフレームT2における露光時間tの範囲内で出力時間fをもって励起光をオンとする。
すなわち、図3の例では、可視光は、画像取得の全期間にわたって点灯し、励起光は、2フレーム毎に1回だけ露光時間tの範囲内で点灯する。励起光の出力時間fは、露光時間tの範囲内で任意に設定可能であるが、初期状態では例えば露光時間tよりも短い時間に設定される。光検出部27では、励起光がオフの状態である第1のフレームT1の受光信号と、励起光がオンの状態である第2のフレームT2の受光信号とが交互に検出され、検出結果に基づく受光信号が信号送受信部29を介してコントロールユニット4側に出力される。なお、図3の例では、第1のフレームT1の露光時間と第2のフレームT2の露光時間とが互いに等しい長さに設定されているが、第1のフレームT1の露光時間と第2のフレームT2の露光時間とが互いに異なる長さに設定されていてもよい。
また、光源制御部36及び素子制御部37は、観察対象物からの赤外光の検出条件を制御する条件制御部39としても機能する。条件制御部39としての光源制御部36及び素子制御部37は、後述する算出部56での判断結果に基づいて励起光及び露光時間の制御を実行する。より具体的には、条件制御部39は、後述する算出部56での判断結果に基づいて、出力時間制御(第1の制御)、出力強度制御(第2の制御)、及び等エネルギー制御(第3の制御)の少なくとも一つを実行し、観察対象物に入力される励起光の光量を増減させる。
出力時間制御では、光検出部27の露光時間を変えずに励起光の出力時間を制御する。出力時間制御において励起光の光量をアップさせる場合には、例えば図4に示すように、第2のフレームT2における励起光の出力時間fを出力時間fに増大させる。増大後の出力時間fは、露光時間tの範囲内で任意に設定可能であり、出力時間fの最大値は、露光時間tと一致する。出力時間制御において励起光の光量をダウンさせる場合には、第2のフレームT2における励起光の出力時間fを出力時間fに減少させる。減少後の出力時間fの最小値は、例えば励起光源21の種類等に依存する。出力時間制御では、励起光の光量をアップさせる場合及びダウンさせる場合のいずれにおいても、励起光の出力強度については一定とされる。
出力強度制御では、光検出部27の露光時間を変えずに励起光の出力強度を制御する。出力強度制御において励起光の光量をアップさせる場合には、例えば図5に示すように、第2のフレームT2における励起光の出力強度P1を出力強度P2に増大させる。増大後の出力強度P2の最大値は、例えば現露光時間において許容可能な励起光源21の発生熱量に基づいて設定される。出力強度制御において励起光の光量をダウンさせる場合には、第2のフレームT2における励起光の出力強度P2を出力強度P1に減少させる。減少後の出力強度P1の最小値は、例えば励起光源21の種類等に依存して決定される。出力強度制御では、励起光の光量をアップさせる場合及びダウンさせる場合のいずれにおいても、励起光の出力時間については一定とされる。
等エネルギー制御では、励起光のエネルギーが不変となる範囲で、励起光の出力時間と励起光の出力強度と光検出部27の露光時間とを制御する。等エネルギー制御において励起光の光量をアップさせる場合には、例えば図6に示すように、露光時間tを露光時間tに減少させ、励起光の出力時間を露光時間tと一致する出力時間fに減少させ、励起光の出力強度を出力強度P2から出力強度P3に増大させる。等エネルギー制御において励起光の光量をダウンさせる場合には、露光時間tを露光時間tに増大させ、励起光の出力時間を露光時間tと一致する出力時間fに増大させ、励起光の出力強度を出力強度P3から出力強度P2に減少させる。等エネルギー制御では、露光時間が減少することで可視光の輝度値が減少し、赤外光(赤外蛍光)の輝度値が相対的に増大する。
図1に戻り、コントロールユニット4は、カメラユニット3で撮像された観察対象物の画像を処理するユニットである。コントロールユニット4は、物理的には、プロセッサ、メモリ等を含んで構成されるコンピュータシステムであり、各種の制御機能をプロセッサによって実行する。コントロールユニット4には、画像を表示させるモニタ等の表示装置M1、画像を記憶するハードディスク等の記憶装置M2が接続されている。コントロールユニット4は、例えばFPGA(Field-programmable gate array)といった集積回路によって構成されていてもよい。
コントロールユニット4は、図1に示すように、信号受信部41と、信号送受信部42と、制御部43とを備えて構成されている。信号受信部41は、操作ユニット2から出力されるコマンドを受信し、制御部43に出力する部分である。また、信号送受信部42は、カメラユニット3との間で相互に情報通信を行う部分である。信号送受信部42は、カメラユニット3から出力される受光信号の受信、カメラユニット3への制御指示信号及びコマンドの送信等を実行する部分である。
制御部43は、コマンド受信部44と、コマンド処理部45と、画像生成部46と、GUI処理部47とを備えて構成されている。コマンド受信部44は、操作ユニット2から出力されるコマンドを受け取り、コマンド処理部45に出力する。コマンド処理部45は、コマンド受信部44から受け取ったコマンドを内容に応じてGUI処理部47及び信号送受信部42に出力する。
画像生成部46は、カメラユニット3から出力される受光信号に基づいて観察対象物の観察画像を生成する部分である。より具体的には、画像生成部46は、第1のフレームT1の受光信号に基づいて可視画像を生成し、第2のフレームT2の受光信号に基づいて赤外画像(ここでは赤外蛍光画像)を生成する。可視画像V及び赤外画像Rの生成後、画像生成部46は、可視画像と赤外画像Rとを合成し、観察対象物の観察画像Sを生成する。
可視画像Vの生成にあたり、画像生成部46は、第1のフレームT1の受光信号のうちのRGB画素31での受光成分から第1のフレームT1の受光信号のうちのIR画素32での受光成分を減算する。本実施形態では、図7(a)に示すように、まず、第1のフレームT1におけるIR画素32での受光成分に基づくIR画像51を抽出する。次に、IR画像51の輝度値に係数α、α、αをそれぞれ乗算し、IR−α画像51a、IR−α画像51b、IR−α画像51cを得る。係数α、α、αは、RGB画素31が僅かに有するIRの波長に対する感度に基づく係数であり、RGB−IR受光素子26の特性上定まるものである。
IR−α画像51a、IR−α画像51b、IR−α画像51cを得た後、第1のフレームT1におけるRGB画素31での受光成分に基づくR画像52a、G画像52b、B画像52cを抽出する。次に、図7(b)に示すように、R画像52a、G画像52b、B画像52cのそれぞれの輝度値からIR−α画像51a、IR−α画像51b、IR−α画像51cのそれぞれの輝度値を減算し、R画像53a、G画像53b、B画像53cを得る。最後に、R画像53a、G画像53b、B画像53cを合成し、可視画像Vを得る。
赤外画像Rの生成にあたり、画像生成部46は、第2のフレームT2の受光信号のうちのIR画素32での受光成分から第1のフレームT1の受光信号のうちのIR画素32での受光成分を減算する。本実施形態では、図8(a)に示すように、第2のフレームT2におけるIR画素32での受光成分に基づくIR画像54を抽出する。次に、可視画像Vの生成に用いたIR画像51を用い、IR画像54の輝度値からIR画像51の輝度値を減算して赤外画像Rを得る。
観察画像Sの生成にあたり、画像生成部46は、図8(b)に示すように、可視画像V及び赤外画像Rを予め設定した輝度値比で合成する。この処理は、αブレンドと称され、観察画像Sにおいて赤外画像Rに一定の透明性を持たせることにより、観察画像S中の赤外画像Rの輪郭などを目立たせる効果を奏する。本実施形態では、例えば可視画像Vの輝度値と赤外画像Rの輝度値との比を7:3として可視画像Vと赤外画像Rとを合成する。αブレンドで用いる可視画像Vの輝度値と赤外画像Rの輝度値との比は、ユーザが任意に設定可能である。また、αブレンドは、必ずしも実行する必要はなく、可視画像V及び赤外画像Rをそのまま重畳するように合成して観察画像Sを生成してもよい。画像生成部46は、生成した観察画像SをGUI処理部47に出力する。観察画像Sは、GUI処理部47によってGUI(Graphical User Interface)処理が施された後、記憶装置M2及び表示装置M1に出力される。
また、画像生成部46は、可視画像Vに対する赤外画像Rの輝度値の比を算出する算出部56としても機能する。算出部56としての画像生成部46は、まず、生成された可視画像V及び赤外画像Rにおいて関心領域を設定する。関心領域は、例えば可視画像V及び赤外画像Rの一部(例えば観察対象物が撮像されるエリア)に対して設定される。関心領域は、可視画像V及び赤外画像Rに対して予め設定されていてもよく、ユーザの選択操作によって設定されるものであってもよい。また、関心領域の設定は、可視画像V及び赤外画像Rに対して実行されてもよく、可視画像V及び赤外画像Rを合成した観察画像Sに対して実行されてもよい。
次に、算出部56は、設定された関心領域において、可視画像V及び赤外画像Rの輝度値をそれぞれ抽出し、可視画像Vに対する赤外画像Rの輝度値の比を算出する。輝度値の比の算出後、算出部56は、輝度値の比を予め設定された閾値の範囲と比較し、輝度値の比が閾値の範囲内であるか否かを判断する。算出部56は、判断結果を示す情報を生成し、信号送受信部42を介してカメラユニット3の制御部28に出力する。
続いて、上述した画像取得装置1の動作について説明する。図9は、画像取得装置1の全体的な動作の一例を示すフローチャートである。同図に示すように、画像取得装置1は、光出力ステップS01と、光検出ステップS02と、画像生成ステップS03と、算出ステップS04と、条件制御ステップS05とを実行する。
光出力ステップS01では、観察対象物に向けて可視光及び励起光を出力する。励起光の入力により、観察対象物では蛍光色素が励起され、赤外光(赤外蛍光)が発生する。また、光検出ステップS02では、RGB画素31及びIR画素32により、第1のフレームT1の受光信号と第2のフレームの受光信号とを光検出部27で交互に検出する。光出力ステップS01では、第1のフレームT1では可視光をオンとする一方で励起光をオフとし、第2のフレームT2では可視光及び励起光の双方をオンとする。このため、第1のフレームT1の受光信号には、主としてRGB画素31での受光成分が含まれ、第2のフレームT2の受光信号には、RGB画素31及びIR画素32の双方の受光成分が含まれる。
画像生成ステップS03では、受光信号に基づいて観察対象物の観察画像Sを生成する。観察画像Sは、可視画像Vと赤外画像Rとの合成によって生成される。可視画像Vは、第1のフレームT1の受光信号のうちのRGB画素31での受光成分から第1のフレームT1の受光信号のうちのIR画素32での受光成分を減算することによって生成される(図7(a)及び図7(b)参照)。赤外画像Rは、第2のフレームT2の受光信号のうちのIR画素32での受光成分から第1のフレームT1の受光信号のうちのIR画素32での受光成分を減算することによって生成される(図8参照(a))。観察画像Sは、可視画像V及び赤外画像を予め設定した輝度値比で合成することによって生成される(図8(b)参照)。
算出ステップS04では、可視画像Vに対する赤外画像Rの輝度値の比を算出し、当該輝度値の比が予め設定された閾値の範囲内であるか否かを判断する。輝度値の閾値は、ユーザの操作によって任意に変更可能であってもよい。条件制御ステップS05では、算出ステップS04での輝度値の比の判断結果に基づいて赤外光の検出条件を制御する。条件制御ステップS05を実行した後、ステップS01からステップS04までの処理或いはステップS01からステップS05までの処理を繰り返し実行し、必要数の観察画像Sを取得した後、処理を終了する。
図10は、算出ステップの詳細の一例を示すフローチャートである。算出ステップS04では、まず、可視画像V及び赤外画像Rにおける関心領域を設定する(ステップS11)。次に、関心領域における可視画像V及び赤外画像Rの輝度値をそれぞれ抽出し(ステップS12)、可視画像Vに対する赤外画像Rの輝度値の比を算出する(ステップS13)。輝度値の比の算出後、輝度値の比が閾値の下限より低いか否かを判断する(ステップS14)。
ステップS14において、輝度値の比が閾値の下限より低いと判断された場合、条件制御ステップS05として励起光アップ処理(ステップS15)を実行する。ステップS14において、輝度値の比が閾値の下限以上であると判断された場合、輝度値の比が閾値の上限より高いか否かを判断する(ステップS16)。ステップS16において、輝度値の比が閾値の上限より高いと判断された場合、条件制御ステップS05として励起光ダウン処理(ステップS17)を実行する。ステップS16において、輝度値の比が閾値の上限以下であると判断された場合、条件制御ステップS05を実行せずに処理を終了する。
図11は、条件制御ステップを構成する励起光アップ処理の一例を示すフローチャートである。励起光アップ処理は、励起光の光量をアップさせるための処理である。同図に示すように、励起光アップ処理S15では、まず、励起光の出力時間が露光時間よりも短いか否かを判断する(ステップS21)。ステップS21において、励起光の出力時間が露光時間よりも短いと判断された場合、出力時間制御を実行する(ステップS22)。励起光アップ処理における出力時間制御では、例えば励起光の出力強度及び露光時間を不変としつつ、露光時間と一致するように励起光の出力時間を増大させる(図4参照)。
ステップS21において、励起光の出力時間が露光時間よりも短くない(露光時間と一致している)と判断された場合、次に、励起光の出力強度が現露光時間における最大値よりも小さいか否かを判断する(ステップS23)。ステップS23において、励起光の出力強度が現露光時間における最大値よりも小さいと判断された場合、出力強度制御を実行する(ステップS24)。励起光アップ処理における出力強度制御では、例えば励起光の出力時間及び露光時間を不変としつつ、現露光時間における最大値となるように励起光の出力強度を増大させる(図5参照)。
ステップS23において、励起光の出力強度が現露光時間における最大値であると判断された場合、次に、現露光時間が露光時間の最小値よりも短いか否かを判断する(ステップS25)。ステップS25において、現露光時間が露光時間の最小値よりも長いと判断された場合、等エネルギー制御を実行する(ステップS26)。励起光アップ処理における等エネルギー制御では、例えば露光時間を最小値まで減少させ、かつ励起光の出力時間を露光時間の最小値と一致するように減少させる一方、励起光のエネルギーが制御前と不変になるように励起光の出力強度を増大させる(図6参照)。
ステップS25において、現露光時間が露光時間の最小値よりも長くない(露光時間の最小値である)と判断された場合、励起光の光量が最大光量に到達していることを示す通知がなされる。当該通知は、例えば表示装置M1への表示或いは音声等の出力によって実行される。
図12は、条件制御ステップを構成する励起光ダウン処理の一例を示すフローチャートである。励起光ダウン処理は、励起光の光量をダウンさせるための処理である。励起光ダウン処理では、例えば励起光アップ処理とは逆の順序で条件制御の判断を実行する。同図に示すように、励起光ダウン処理S17では、まず、現露光時間が露光時間の最大値よりも短いか否かを判断する(ステップS31)。ステップS31において、現露光時間が露光時間の最大値よりも短いと判断された場合、等エネルギー制御を実行する(ステップS32)。励起光ダウン処理における等エネルギー制御では、例えば露光時間を最大値まで増大させ、かつ励起光の出力時間を露光時間の最大値と一致するように増大させる一方、励起光のエネルギーが制御前と不変になるように励起光の出力強度を減少させる(図6参照)。
ステップS31において、現露光時間が露光時間の最大値よりも短くない(露光時間の最大値である)と判断された場合、次に、励起光の出力強度が現露光時間における最小値よりも大きいか否かを判断する(ステップS33)。ステップS33において、励起光の出力強度が現露光時間における最小値よりも大きいと判断された場合、出力強度制御を実行する(ステップS34)。励起光ダウン処理における出力強度制御では、例えば励起光の出力時間及び露光時間を不変としつつ、現露光時間における最小値となるように励起光の出力強度を減少させる(図5参照)。
ステップS33において、励起光の出力強度が現露光時間における最小値であると判断された場合、次に、励起光の出力時間が最小値(例えば励起光源21の仕様上の最小値)よりも大きいか否かを判断する(ステップS35)。ステップS35において、励起光の出力時間が最小値よりも大きいと判断された場合、出力時間制御を実行する(ステップS36)。励起光ダウン処理における出力時間制御では、例えば励起光の出力強度を不変としつつ、励起光源21の仕様上の最小値となるように励起光の出力時間を減少させる(図4参照)。
ステップS35において、励起光の出力時間が最小値よりも長くない(励起光源21の仕様上の最小値である)と判断された場合、励起光の光量が最小光量に到達していることを示す通知がなされる。当該通知は、最大光量到達通知と同様に、例えば表示装置M1への表示或いは音声等の出力によって実行される。
以上説明したように、画像取得装置1では、第1のフレームT1において可視光のみが観察対象物に照射され、当該第1のフレームT1の受光信号に基づいて可視画像Vが生成される。このため、RGB画素31が赤外領域の光に対する感度を有していたとしても、赤外成分の影響を低減した可視画像Vを得ることができる。したがって、画像取得装置1では、可視画像V及び赤外画像Rを合成した観察画像Sの画質の向上が図られる。
また、画像取得装置1では、第1のフレームT1の受光信号のうちのRGB画素31での受光成分から第1のフレームT1の受光信号のうちのIR画素32での受光成分を減算して可視画像Vを生成する。これにより、可視画像Vから赤外成分の影響を効果的に除去することができる。したがって、可視画像V及び赤外画像Rを合成した観察画像Sの画質の一層の向上が図られる。
また、画像取得装置1では、第2のフレームT2の受光信号のうちのIR画素32での受光成分から第1のフレームT1の受光信号のうちのIR画素32での受光成分を減算して赤外画像Rを生成する。これにより、赤外画像Rから背景光による赤外成分の影響を除去することができる。したがって、可視画像V及び赤外画像Rを合成した観察画像Sの画質の一層の向上が図られる。
また、画像取得装置1は、可視画像V及び赤外画像Rをユーザが任意に設定した輝度値比で合成して観察画像Sを生成する。こうすると、単純に可視画像Vと赤外画像Rとを合成する場合に比べて観察画像Sにおける赤外画像Rの視認性を高めることが可能となる。例えば、観察画像Sにおいて観察対象物の蛍光像の輪郭を背景像に対して目立たせることが可能となる。
また、画像取得装置1では、可視画像Vに対する赤外画像Rの輝度値の比に基づいて赤外光の検出条件を制御する。本実施形態では、画像取得装置1は、赤外光の検出条件の制御として、出力時間制御、出力強度制御、及び等エネルギー制御の少なくとも一つを実行する。このような制御の実行により、観察画像Sにおける赤外画像Rの輝度値を最適化することが可能となり、観察画像Sにおける赤外画像Rの視認性を高めることができる。
また、本実施形態では、励起光の光量をアップさせる場合には、出力時間制御、出力強度制御、等エネルギー制御の順で制御を実行し、励起光の光量をダウンさせる場合には、これとは逆に、等エネルギー制御、出力強度制御、出力時間制御の順で制御を実行する。この場合、励起光の光量をアップさせるにあたって励起光の出力強度を増大させる処理の優先度が下がり、励起光の光量をダウンさせるにあたって励起光の出力強度を減少させる処理の優先度が上がるため、励起光の出力による装置の発熱を抑えることができる。
また、本実施形態では、初期状態での露光時間tは、例えば第1のフレーム及び第2のフレームT2において採り得る最大値に設定されており、等エネルギー制御を実行する場合を除いて当該露光時間tが維持される。露光時間tを維持することで、可視画像Vの画質を向上することができ、可視画像V及び赤外画像Rを合成した観察画像Sの画質の一層の向上が図られる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、第1のフレームT1と第2のフレームT2の双方において可視光をオンとする制御を例示しているが、可視光を含む周辺光の強度が十分である場合には、第1のフレームT1と第2のフレームT2の双方において可視光をオフとする制御を行ってもよい。また、上記実施形態では、光源部23が励起光源21及び可視光源22を有しているが、光源部23は、必ずしも可視光源22を有する必要はなく、励起光源21だけを有していてもよい。
1…画像取得装置、23…光源部、27…光検出部、31…RGB画素、32…IR画素、36…光源制御部、39…条件制御部、46…画像生成部、56…算出部、S…観察画像、V…可視画像、R…赤外画像、T1…第1のフレーム、T2…第2のフレーム。

Claims (12)

  1. 観察対象物の観察画像を取得する画像取得装置であって、
    前記観察対象物に向けて励起光を出力する光源部と、
    前記光源部における前記励起光のオン・オフを制御する光源制御部と、
    可視光を受光するRGB画素及び赤外光を受光するIR画素を有し、これらの画素からの第1のフレームの受光信号と第2のフレームの受光信号とを交互に検出する光検出部と、
    前記受光信号に基づいて前記観察対象物の前記観察画像を生成する画像生成部と、を備え、
    前記光源制御部は、前記第1のフレームでは前記励起光をオフとし、前記第2のフレームでは前記励起光をオンとし、
    前記画像生成部は、前記第1のフレームの受光信号に基づいて生成した可視画像と、前記第2のフレームの受光信号に基づいて生成した赤外画像とを合成して前記観察画像を生成する画像取得装置。
  2. 前記画像生成部は、前記第1のフレームの受光信号のうちの前記RGB画素での受光成分から前記第1のフレームの受光信号のうちの前記IR画素での受光成分を減算して前記可視画像を生成する請求項1記載の画像取得装置。
  3. 前記画像生成部は、前記第2のフレームの受光信号のうちの前記IR画素での受光成分から前記第1のフレームの受光信号のうちの前記IR画素での受光成分を減算して前記赤外画像を生成する請求項1又は2記載の画像取得装置。
  4. 前記画像生成部は、前記可視画像及び前記赤外画像を予め設定した輝度値比で合成して前記観察画像を生成する請求項1〜3のいずれか一項記載の画像取得装置。
  5. 前記可視画像に対する前記赤外画像の輝度値の比を算出する算出部と、
    前記輝度値の比に基づいて前記赤外光の検出条件を制御する条件制御部と、を更に備え、
    前記条件制御部は、前記光検出部の露光時間を変えずに前記励起光の出力時間を制御する第1の制御、前記光検出部の露光時間を変えずに前記励起光の出力強度を制御する第2の制御、前記励起光のエネルギーが不変となる範囲で前記励起光の出力時間と前記励起光の出力強度と前記光検出部の露光時間とを制御する第3の制御の少なくとも一つを実行する請求項1〜4のいずれか一項記載の画像取得装置。
  6. 前記光源部は、前記観察対象物に向けて前記励起光と共に可視光を出力し、
    前記光源制御部は、前記第1のフレームでは前記可視光をオンとする一方で前記励起光をオフとし、前記第2のフレームでは前記可視光及び前記励起光の双方をオンとする請求項1〜5のいずれか一項記載の画像取得装置。
  7. 観察対象物の観察画像を取得する画像取得方法であって、
    前記観察対象物に向けて励起光を出力する光出力ステップと、
    可視光を受光するRGB画素及び赤外光を受光するIR画素を用い、これらの画素からの第1のフレームの受光信号と第2のフレームの受光信号とを光検出部で交互に検出する光検出ステップと、
    前記受光信号に基づいて前記観察対象物の前記観察画像を生成する画像生成ステップと、を備え、
    前記光出力ステップにおいて、前記第1のフレームでは前記励起光をオフとし、前記第2のフレームでは前記励起光をオンとし、
    前記画像生成ステップにおいて、前記第1のフレームの受光信号に基づいて生成した可視画像と、前記第2のフレームの受光信号に基づいて生成した赤外画像とを合成して前記観察画像を生成する画像取得方法。
  8. 前記画像生成ステップにおいて、前記第1のフレームの受光信号のうちの前記RGB画素での受光成分から前記第1のフレームの受光信号のうちの前記IR画素での受光成分を減算して前記可視画像を生成する請求項7記載の画像取得方法。
  9. 前記画像生成ステップにおいて、前記第2のフレームの受光信号のうちの前記IR画素での受光成分から前記第1のフレームの受光信号のうちの前記IR画素での受光成分を減算して前記赤外画像を生成する請求項7又は8記載の画像取得方法。
  10. 前記画像生成ステップにおいて、前記可視画像及び前記赤外画像を予め設定した輝度値比で合成して前記観察画像を生成する請求項7〜9のいずれか一項記載の画像取得方法。
  11. 前記可視画像に対する前記赤外画像の輝度値の比を算出する算出ステップと、
    前記輝度値の比に基づいて前記赤外光の検出条件を制御する条件制御ステップと、を更に備え、
    前記条件制御ステップにおいて、前記光検出部の露光時間を変えずに前記励起光の出力時間を制御する第1の制御、前記光検出部の露光時間を変えずに前記励起光の出力強度を制御する第2の制御、前記励起光のエネルギーが不変となる範囲で前記励起光の出力時間と前記励起光の出力強度と前記光検出部の露光時間とを制御する第3の制御の少なくとも一つを実行する請求項7〜10のいずれか一項記載の画像取得方法。
  12. 前記光出力ステップにおいて、前記観察対象物に向けて前記励起光と共に可視光を出力し、前記第1のフレームでは前記可視光をオンとする一方で前記励起光をオフとし、前記第2のフレームでは前記可視光及び前記励起光の双方をオンとする請求項7〜11のいずれか一項記載の画像取得方法。
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