JP2019168334A - 測定方法および測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電荷が電極に残留することによる電気的特性の測定精度の低下を抑制する。【解決手段】本測定方法は、少なくとも一対の電極を備えた分析用具を用いて生物学的な試料の電気的特性を測定する測定方法であって、前記一対の電極と前記試料とが液絡していない状態において、直流電源が前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極に直流信号を印加することで前記少なくとも一方の電極の抵抗値を示す値を測定する測定工程と、前記少なくとも一方の電極を接地させる接地工程と、前記一対の電極と前記試料とが液絡している状態において、前記一対の電極に測定用信号を印加し、前記測定用信号に対する前記一対の電極からの前記電気的特性を示す応答信号を取得する取得工程と、前記抵抗値を示す値に基づいて、前記応答信号を補正する補正工程と、を含む。【選択図】図8

Description

本発明は、測定方法および測定装置に関する。
少なくとも一対の電極を備える分析用具を用いて生物学的な試料の電気的特性の測定が行われている。例えば、血液の電気的特性を測定することで、ヘマトクリット値やグルコース濃度が測定される。分析用具は生物学的な試料が付着することから衛生管理上使い捨てにされるため、可能な限り安価に製造することが要請される。また、分析用具の多くは、指先サイズ以下の小型サイズである。低コスト要請のあるところで微小製品の製造となるため、分析用具が各々有する、電極の抵抗値に製造誤差が生じやすい。
特許文献1では、直流電圧を印加することで電極の抵抗値をあらかじめ測定しておき、測定した抵抗値を用いて電気的特性の測定値を補正する技術が提案されている。
特開2015−114153号公報
直流電圧が印加されると電極に電荷が残留することがある。残留した電荷の影響により電気的特性の測定精度が低下するおそれがあった。
開示の技術の1つの側面は、電荷が電極に残留することによる電気的特性の測定精度の低下を抑制することを課題とする。
開示の技術の1つの側面は、次のような測定方法によって例示される。本測定方法は、少なくとも一対の電極を備えた分析用具を用いて生物学的な試料の電気的特性を測定する測定方法であって、前記一対の電極が前記試料により液絡していない状態において、直流電源が前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極に直流信号を印加することで、前記少なくとも一方の電極の抵抗値を示す値を測定する測定工程と、前記少なくとも一方の電極を接地させる接地工程と、前記一対の電極が前記試料により液絡している状態において、前記一対の電極に測定用信号を印加し、前記測定用信号に対する前記一対の電極からの前記電気的特性を示す応答信号を取得する取得工程と、前記抵抗値を示す値に基づいて、前記応答信号を補正する補正工程と、を含む。
本測定方法は、電荷が電極に残留することによる電気的特性の測定精度の低下を抑制することができる。
図1は、実施形態に係る測定システムの一例を示す図である。 図2は、バイオセンサの一例を示す図である。 図3は、測定装置のブロック図一例を示す図である。 図4は、抵抗値測定部による抵抗値測定において、抵抗値測定用電極を接触させる位置を例示する図である。 図5は、接続部の回路構成の一例を示す図である。 図6は、バイオセンサが備える電極を接地することによる効果を検証した表の一例である。 図7は、図6に例示される検証結果における変動係数の変化をグラフ化したものである。 図8は、実施形態における血液中のグルコース濃度を測定するフローの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、開示の技術は実施形態の構成に限定されない。
(体液中の特定物質の測定方法)
少なくとも一対の電極を備えた分析用具を用いて生物学的な試料の電気的特性を測定する測定方法であって、
前記一対の電極が前記試料により液絡していない状態において、直流電源が前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極に直流信号を印加することで、前記少なくとも一方の電極の抵抗値を示す値を測定する測定工程と、
前記少なくとも一方の電極を接地させる接地工程と、
前記一対の電極が前記試料により液絡している状態において、前記一対の電極に測定用信号を印加し、前記測定用信号に対する前記一対の電極からの前記電気的特性を示す応答信号を取得する取得工程と、
前記抵抗値を示す値に基づいて、前記応答信号を補正する補正工程と、を含む、
測定方法。
上記測定方法は、一対の電極のうちの少なくとも一方の電極に直流電源が直流信号を印加することで、当該電極の抵抗値を示す値を測定する。抵抗値を示す値は、例えば、抵抗値であってもよいし、所定の直流電圧を印加したときの直流電流値であってもよいし、所定の直流電流を流すために必要となる直流電圧値であってもよい。抵抗値を示す値の測定は、一対の電極が試料によって液絡していない状態において行われる。液絡は、一対の電極間に存在する試料によって一対の電極間が電気的に接続される状態であり、試料と電極とが接触していてもよいし接触していなくてもよい。一対の電極が液絡していない状態において電極の抵抗値を示す値を測定することで、電極の抵抗値を示す値の測定から試料による影響を除くことができる。直流信号が印加された電極上には電荷が残留することがあり、電極上に電荷が残留すると応答信号の測定精度が低下する可能性がある。そこで、本測定方法では、直流信号が印加された電極を接地することで電極に残留する電荷を減少させ、応答信号の測定精度の低下を抑制する。
接地工程においては、電極を200msec以上継続して接地させることが好ましい。このようにすることで、電極からより多くの電荷を除去することができ、応答信号の測定精度を高めることができる。
また、前記試料が血液であってもよい。このようにすることで、血液の電気的特性の測定精度を高めることができる。さらに、前記電気的特性はヘマトクリットを示す値やグルコース濃度を示す値であってもよい。このようにすることで、ヘマトクリットを示す値やグルコース濃度を示す値の測定精度を高めることができる。
上述した生物学的な試料の電気的特性を測定する測定方法および上述した測定方法を実行する測定装置について、以下図面を参照してさらに詳述する。以下では、バイオセンサを用いて血液中のグルコース濃度を測定する場合について説明する。
図1は、実施形態に係る測定システム1の一例を示す図である。測定システム1は、測定装置30とバイオセンサ40とを含む。測定システム1は、バイオセンサ40内に採取された血液中のグルコース濃度を測定する。測定装置30は、筐体31、複数の操作ボタン32、表示パネル33およびセンサ挿入口34を備える。
図1に示すように、測定装置30の筐体31には、操作ボタン32および表示パネル33が設けられている。操作ボタン32は、各種の設定(測定条件の設定やユーザのID入力など)や、測定の開始、終了等の動作を行うために使用される。操作ボタン32は、接触式のタッチパネルであってもよい。表示パネル33は、測定結果やエラーを表示するとともに、設定時における操作手順や操作状況等を表示する。表示パネル33は、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、CRTまたはエレクトロルミネッセンスパネル等である。表示パネル33に接触式のタッチパネルが重畳して配置されることで、操作ボタン32と表示パネル33とが一体となっていてもよい。
図2は、実施形態に係るバイオセンサ40の構成例を示す。図2(A)は実施形態に係るバイオセンサ40の上面図であり、図2(B)は、図2(A)に示したバイオセンサ40の側面図である。
図2(A)および図2(B)において、バイオセンサ40は、一端40aと他端40bとを有する長手方向(X方向)と、幅方向(Y方向)とを有する。バイオセンサ40は、絶縁性基板41(以下「基板41」)と、スペーサ42と、カバー43とを高さ方向(Z方向)に積層して接着することにより形成される。
基板41には、例えば合成樹脂(プラスチック)が用いられている。合成樹脂として、例えば、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリレート(PMMA)、ポリプロピレン(PP)、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ガラスエポキシのような各種の樹脂を適用できる。なお、基板41には、合成樹脂以外の絶縁性材料を適用可能である。絶縁性材料は、合成樹脂の他、紙、ガラス、セラミック、生分解性材料などを含む。スペーサ42およびカバー43には、基板41と同じ材料を適用できる。
基板41の上面には、カギ型の電極44a1、44a2、44b1および44b2が設けられる。以下、電極44a1、44a2、44b1および44b2を特に区別しない場合には、電極44とも称する。電極44は、バイオセンサ40の幅方向に延びる部分と、長手方向に延びる部分とを有し、幅方向に延びる部分は測定部44cであり、長手方向に延びる部分はリード部44dである。測定部44cの近傍には、流路46によって血液が導入される。導入された血液は、測定部44cと接触してもよいし、接触しなくともよい。一端40a側にあるリード部44dは、スペーサ42およびカバー43で覆われておらず、測定装置30との電気的接続に使用される。
電極44は、例えば、金(Au),白金(Pt),銀(Ag),パラジウム,ルテニウム、ニッケルのような金属材料およびその合金、或いはカーボンのような炭素材料を用いて形成される。例えば、電極44は、金属材料を物理蒸着(PVD,例えばスパッタリング)、或いは化学蒸着(CVD)によって成膜することによって、所望の厚さを有する金属層として形成することができる。あるいは、電極44は、炭素材料を含むインクをスクリーン印刷で基板41上に印刷することで形成することもできる。
スペーサ42は切り欠き部を有し、基板41、スペーサ42及およびカバー43の積層
により、バイオセンサ40の他端40b側には、スペーサ42の切り欠き部によって形成された開口45を有する空間が形成されている。この空間は試料の流路46として使用される。カバー43には空気孔47が形成されている。電極44の一部は流路46内で露出している。電極44a1および電極44b1上には試薬が設けられている(固定化されている)。一方、電極44a2および電極44b2上には、試薬が設けられていない。電極44a2および電極44b2には、試薬を設けても設けなくてもよいが、好ましくは試薬を設けない。
試薬は、酵素を含む。試薬はさらにメディエータを含んでもよい。酵素は試料の種別や測定対象成分に応じて適宜選択される。測定対象成分が血液や間質液中のグルコースである場合、グルコースオキシダーゼ(GOD)やグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)が適用される。メディエータは、例えば、フェリシアン化物、p−ベンゾキノン、p−ベンゾキノン誘導体、フェナジンメトサルフェート、メチレンブルー、フェロセン、フェロセン誘導体、ルテニウム錯体等である。これらの中で、ルテニウム錯体がより好ましい。
電極44a1および44a2はグルコース濃度を測定する電極対44aとして使用され、電極44b1および44b2はヘマトクリット値を測定する電極対44bとして使用される。電極44a2はグルコース濃度の測定における対極として使用され、電極44b2はヘマトクリット値の測定における対極として使用される。電極44a1はグルコース濃度の測定における作用極として使用され、電極44b1はヘマトクリット値の測定における作用極として使用される。流路46によって血液が測定部44cの近傍に導入されると、電極対44aおよび電極対44bがそれぞれ血液によって液絡する。例えば、液絡した状態において電極対44aに直流電圧を印加すると、電極44a1と電極44a2との間に直流電流が流れる。また、例えば、液絡した状態において電極対44bに直流電圧を印加すると、電極44b1と電極44b2との間に直流電流が流れる。バイオセンサ40では、電極対44aに流れる直流電流を基にグルコース濃度が測定され、電極対44bに流れる直流電流を基にヘマトクリット値が測定される。
バイオセンサ40は、上記したグルコース濃度の測定およびヘマトクリット値の測定に係る対極及び作用極以外に、参照極として使用される電極や、グルコース濃度の測定およびヘマトクリット値の測定以外の測定項目の測定用の電極を備えていてもよい。バイオセンサ40は、「分析用具」の一例である。
図3は測定装置30のブロック図の一例であり、バイオセンサ40が測定装置30と電気的に接続された状態を示している。測定装置30は、接続部101、抵抗値測定部102、グルコース濃度測定部103、ヘマトクリット値測定部104、制御部106、記憶部107、出力部108およびバッテリ140を備える。接続部101は、センサ挿入口34に挿入されたバイオセンサ40が備える電極44と電気的に接続できるよう、バイオセンサ40が有する電極44に対応した数の接続端子101a、101b、101c、101dと、接続された電極44の接続先を切り替える複数のスイッチとを有する。
バッテリ140は、測定装置30が備える直流電源である。バッテリ140は、直流電源であれば特に限定は無く、一次電池であっても二次電池であってもよい。バッテリ140は、例えば、抵抗値測定部102、グルコース濃度測定部103、ヘマトクリット値測定部104、制御部106、記憶部107および出力部108に対して直流電圧を供給する。バッテリ140は、例えば、抵抗値測定部102が有する抵抗値測定用電極102a、102a(図4参照)を介して、電極44に対して直流信号を印加できる。バッテリ140は、「直流電源」の一例である。
抵抗値測定部102は、バッテリ140が電極44上の2点間に対して印加する直流信
号と、直流信号に対する電極44からの応答値とに基づいて、電極44の抵抗値を測定する。バイオセンサ40が備える電極44a1、44a2、44b1、44b2のそれぞれは同じ材料を用いて同時に形成されるため、各電極44a1、44a2、44b1、44b2間における抵抗値には差が少ないと考えられる。そのため、抵抗値測定部102は、電極44a1、44a2、44b1、44b2のそれぞれについて抵抗値を測定する代わりに、各電極44a1、44a2、44b1、44b2のうちのいずれか一つの電極の抵抗値を測定して、その測定値を各電極44a1、44a2、44b1、44b2の抵抗値としてもよい。バッテリ140が印加する直流信号は、直流電圧であっても直流電流であってもよい。例えば、バッテリ140が直流電圧を印加した場合、抵抗値測定部102は、応答値として電極44を流れる電流値を取得し、取得した電流値とバッテリ140が印加した直流電圧値とを基に抵抗値を測定すればよい。
図4は、抵抗値測定部102による抵抗値測定において、抵抗値測定用電極102a、102aを接触させる位置を例示する図である。バッテリ140は、抵抗値測定部102の抵抗値測定用電極102a、102aを介して電極44に直流電圧を印加する。図4(A)および図4(B)では、抵抗値測定対象の電極として電極44a1を挙げているが、抵抗値の測定対象となる電極が電極44a1に限定されるわけではない。図4(A)では、抵抗値測定用電極102a、102aを電極44a1の一方の端部と他方の端部とに接触させることで、電極44a1全体の抵抗値が測定される。図4(B)では、電極44a1の一部の領域を抵抗値測定用の被測定領域102bとし、抵抗値測定用の被測定領域102b内に抵抗値測定用電極102a、102aを接触させることで、バッテリ140は電極44a1のうちの被測定領域102bに対して直流電圧を印加し、抵抗値測定部102は被測定領域102bにおける抵抗値を測定する。被測定領域102bは電極44a1の一部であるため、特許文献1(特開2015−114153号公報)に記載のように、被測定領域102bの抵抗値を用いて電極44a1全体の抵抗値を把握することができる。
グルコース濃度測定部103は、電極対44aの測定部44cを液絡させている血液のグルコース濃度を測定する。グルコース濃度測定部103は、接続部101に接続されたバイオセンサ40の電極対44aに対して第1測定信号を印加し、電極対44aからの第1測定信号に対する第1応答値に基づいて、グルコース濃度を測定する。第1測定信号は、例えば、直流電圧や直流電流によって例示される直流信号である。第1応答値は、例えば、第1測定信号が直流電圧である場合においては電流値である。
ヘマトクリット値測定部104は、電極対44bの測定部44cを液絡させている血液のヘマトクリット値を測定する。ヘマトクリット値測定部104は、接続部101に接続されたバイオセンサ40の電極対44bに対して第2測定信号を印加し、電極対44bからの第2測定信号に対する第2応答値に基づいて、ヘマトクリット値を測定する。第2測定信号は、例えば、矩形または台形の波形を有するパルス信号である。第2応答値は、例えば、パルス信号のパルス波の立ち上がりに対する応答値のピーク値である。第2応答値は、「電気的特性を示す応答信号」の一例である。ヘマトクリット値測定部104は、「取得部」の一例である。
接続部101は、複数のスイッチを備えており、スイッチを切り替えることによりバイオセンサ40が備える電極44の接続先を切り替えることができる。制御部106は、グルコース濃度を測定するときには、電極対44aとグルコース濃度測定部103とが接続されるように接続部101のスイッチを切り替え、ヘマトクリット値を測定するときには、電極対44bとヘマトクリット値測定部104とが接続されるように接続部101のスイッチを切り替える。さらに、制御部106は、抵抗値測定部102によって直流信号が印加された後の電極44の接続先がグラウンドになるようにスイッチを切り替えることで
電極44を接地し、電極44に残留する電荷を除去する。
記憶部107は、Random Access Memory(RAM)、Read Only Memory(ROM)やハードディスクなどの補助記憶装置を含む。記憶部107は、制御部106によって実行されるプログラム、グルコース濃度測定部103がグルコース測定に用いる検量線データ、ヘマトクリット値測定部104がヘマトクリット測定に用いる検量線データおよび各種測定に用いられる情報を記憶する。記憶部107は、検量線データの他、各種測定に必要な情報を記憶し、抵抗値測定部102等によって利用されてもよい。
制御部106は、例えば、Central Processing Unit(CPU)によって例示される演
算処理装置である。CPUは、マイクロプロセッサユニット(MPU)、プロセッサとも呼ばれる。CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。制御部106が記憶部107に記憶されたプログラムを実行することで、グルコース濃度測定部103にグルコース濃度の測定を開始させたり、ヘマトクリット値測定部104にヘマトクリット値の測定を開始させたりする等の制御を行う。
制御部106は、グルコース濃度測定部103やヘマトクリット値測定部104によって測定された測定値を補正する処理も実行する。制御部106は、例えば、抵抗値測定部102によって測定された抵抗値を用いて、ヘマトクリット値測定部104が測定したヘマトクリット値を補正する。さらに、制御部106は、補正されたヘマトクリット値を用いて、グルコース濃度測定部103が測定したグルコース濃度を補正する。補正方法は、例えば、特許文献1(特開2015−114153号公報)に記載の方法を採用することができる。このような補正により、電極44の抵抗値に生じる製品誤差によるヘマトクリット値の測定精度への影響を抑制できるとともに、ヘマトクリット値を用いて補正されるグルコース濃度の測定精度への電極44の抵抗値に生じる製品誤差による影響が抑制される。制御部106は、出力部108を制御して、補正されたグルコース濃度の測定値を含む各種情報を表示パネル33へ表示させる。測定値を補正する制御部106は、「補正部」の一例である。
図5は、接続部101の回路構成の一例を示す図である。図5では、バイオセンサ40、抵抗値測定部102、グルコース濃度測定部103、ヘマトクリット値測定部104およびバッテリ140も例示されている。図5では、図4(B)に例示されるように、抵抗値測定部102の抵抗値測定用電極102a、102aは、電極44a1の一部の領域である抵抗値測定用の被測定領域102bに接触する構成が例示されている。
接続部101は、バイオセンサ40が備える電極44と電気的に接続される接続端子101a、101b、101c、101dと、電極44の接続先を切り替える複数のスイッチSW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6、SW7、SW8を含む。複数のスイッチSW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6、SW7、SW8は、制御部106からの指示によって切り替えられる。
図5を参照すると理解できるように、グルコース濃度を測定する電極対44aにおいて、電極44a1は、スイッチSW1、SW6およびSW7がオンにされるとグラウンドに接続され、スイッチSW1がオン、SW6がオフにされるとグルコース濃度測定部103に接続される。電極44a1は、さらに、スイッチSW1、SW6およびSW3がオンにされ、スイッチSW7がオフにされると、抵抗値測定部102に接続される。電極44a2は、スイッチSW2がオンにされるとグラウンドに接続され、スイッチSW2がオフにされるとグラウンドから切り離される。ヘマトクリット値を測定する電極対44bにおいて、電極44b1は、スイッチSW4およびSW8がオンにされるとグラウンドに接続され、スイッチSW4がオン、スイッチSW8がオフにされるとヘマトクリット値測定部1
04に接続される。電極44b2は、スイッチSW5がオンにされるとグラウンドに接続され、スイッチSW5がオフにされるとグラウンドから切り離される。以下、電極をグラウンドに接続することを「接地する」とも称する。
すなわち、抵抗値測定部102によって電極44a1の抵抗値を測定するときは、制御部106はスイッチSW1、SW3およびSW6をオンにし、スイッチSW7をオフにすることで、電極44a1と抵抗値測定部102とを電気的に接続する。バッテリ140が、抵抗値測定用電極102a、102aを介して直流電圧を電極44a1に印加する。抵抗値測定部102は、バッテリ140が印加した直流電圧値と電極44a1を流れる電流値とを基に、例えばオームの法則を用いることで、電極44a1の抵抗値を測定できる。測定された抵抗値は、ヘマトクリット値測定部104によって測定されたヘマトクリット値の補正に用いられる。
グルコース濃度測定部103によってグルコース濃度を測定するときは、制御部106は、スイッチSW1およびSW2をオンにし、SW6をオフにすることで、グルコース濃度測定部103と電極対44aとを電気的に接続する。グルコース濃度測定部103が電気的に接続された電極対44aに対して第1測定信号を印加し、電極対44aからの第1測定信号に対する第1応答値に基づいて、グルコース濃度を測定する。
ヘマトクリット値測定部104によってヘマトクリット値を測定するときは、制御部106は、スイッチSW4およびSW5をオンにし、SW8をオフにすることで、ヘマトクリット値測定部104と電極対44bとを電気的に接続する。ヘマトクリット値測定部104は、電気的に接続された電極対44bに対して第2測定信号を印加し、電極対44bからの第2測定信号に対する第2応答値に基づいて、ヘマトクリット値を測定する。
ところで、上述の通り、抵抗値測定部102による抵抗値測定の際に、バッテリ140によって直流電圧が電極44a1に印加される。バッテリ140によって電極44a1に直流電圧が印加されることにより、直流電圧の印加が終了した後にも電極44a1上に電荷が残留することがある。残留した電荷によってグルコース濃度やヘマトクリット値の測定精度が低下する可能性があるため、本実施形態では、グルコース濃度の測定やヘマトクリット値の測定を行う前に、電極44上に残留した電荷を除去する処理が行われる。この処理はバイオセンサ40が備える電極44のうち少なくともバッテリ140によって直流電圧が印加された電極44a1をグラウンドに所定時間継続して接続させることで実施され、例えば、スイッチSW1、SW6、SW7、SW3が制御部106によってオンにされることで実施される。なお、残留した電荷を除去する際には、バイオセンサ40が備える各電極44a1、44a2、44b1、44b2の全てを接地させてもよく、この場合、スイッチSW1〜SW8の全てのスイッチが制御部106によってオンにされる。
図6は、バイオセンサ40が備える電極44をグラウンドに接続することによる効果を検証した表の一例であり、図7は、図6に例示される検証結果における変動係数の変化をグラフ化したものである。本検証では、まず、バッテリ140が電極44に対して直流電圧を印加し、その後、電極44をグラウンドに接続してから血液試料中のグルコース濃度の測定を行い、その測定精度を検証した。詳細には、本検証では、グルコース濃度が67mg/dL、134mg/dL、336mg/dLである各血液試料について、電極44のグラウンド接続無し、電極44を200msec継続してグラウンドに接続、電極44を500msec継続してグラウンドに接続、電極44を1000msec継続してグラウンドに接続、の4パターンについて検証を行った。各検証では、10回ずつ測定を行い、その平均値、標準偏差、変動係数を算出した。図6および図7を参照すると明らかなように、電極44をグラウンドに接続しない場合よりもグラウンドに接続した場合の方が、標準偏差および変動係数が小さくなる。すなわち、電極44をグラウンドに接続すること
で、測定誤差を小さくすることができる。また、変動係数は小さい方が好ましいため、電極44をグラウンドに接続する時間は、200msec以上が好ましく、500msec以上がより好ましく、1000msec以上がさらに好ましい。
以上の説明を踏まえ、実施形態に係る処理フローについて説明する。図8は、実施形態における血液中のグルコース濃度を測定するフローの一例を示す図である。以下、図8を参照して、実施形態における血液中の特定物質の測定するフローの一例について説明する。
ステップS1では、測定準備が行われる。測定準備では、例えば、バイオセンサ40がセンサ挿入口34に挿入され、測定装置30の電源が投入されることで行われる。ステップS2では、測定装置30のバッテリ140は、抵抗値測定用電極102a、102aを介して、電極44a1に対して直流電圧を印加する。ステップS3では、抵抗値測定部102は、ステップS2でバッテリ140によって直流電圧が印加された電極44a1の電流値を測定する。抵抗値測定部102は、測定した電流値とステップS2で印加された直流電圧値とを基に、電極44a1の抵抗値を測定する。抵抗値測定部102は、測定した抵抗値を制御部106に送信する。制御部106は、抵抗値測定部102から受信した抵抗値を記憶部107に記憶させる。ステップS2からS3の処理は、「測定工程」の一例である。
ステップS4では、制御部106は、接続部101のスイッチSW1〜SW8を制御することで、電極44a1、44a2、44b1、44b2それぞれを接地させる。より具体的には、制御部106は、接続部101のスイッチSW1〜SW8の全てをオンにすることで、電極44a1、44a2、44b1、44b2それぞれを接地させる。電極44a1、44a2、44b1、44b2それぞれを接地させる継続時間は、例えば、図6および図7に例示される変動係数が3.0程度となるように決定されればよい。接地を終えると、制御部106は、接続部101のスイッチSW1〜SW8を制御して、電極対44aとグルコース濃度測定部103とを電気的に接続する。より具体的には、制御部106は、スイッチSW1およびSW2をオンにし、SW6をオフにすることで、電極対44aとグルコース濃度測定部103とを電気的に接続する。ステップS4の工程は、「接地工程」の一例である。また、ステップS4の処理を実行する制御部106は、「接地部」の一例である。
ステップS5では、バイオセンサ40の開口45から血液を採取し、流路46内を移動させることで、採取した血液を電極44の測定部44cの近傍に導入する。ステップS6では、制御部106は、グルコース濃度測定部103に対して、電極対44aに第1測定信号として直流電圧を印加するよう指示する。制御部106からの指示を受信したグルコース濃度測定部103は、電極対44aに対して直流電圧を印加する。直流電圧は、「測定用信号」の一例である。ステップS7では、グルコース濃度測定部103は、電極対44aからの第1測定信号に対する第1応答値として電流値を測定する。グルコース濃度測定部103は、測定した電流値を制御部106へ送信する。制御部106は、グルコース濃度測定部103から受信した電流値を記憶部107に記憶させる。受信した電流値を記憶部107に記憶させた制御部106は、接続部101のスイッチSW1〜SW8を制御して、電極対44bとヘマトクリット値測定部104とを電気的に接続する。より具体的には、制御部106は、スイッチSW4およびSW5をオンにし、SW8をオフにすることで、電極対44bとヘマトクリット値測定部104とを電気的に接続する。
ステップS8では、制御部106は、ヘマトクリット値測定部104に対して、電極対44bに第2測定信号としてパルス信号を印加するよう指示する。制御部106からの指示を受信したヘマトクリット値測定部104は、電極対44bに対してパルス信号を印加
する。パルス信号は、「測定用信号」の一例である。ステップS9では、ヘマトクリット値測定部104は、第2測定信号であるパルス信号のパルスの立ち上がりに対する電流値のピーク値を電極対44bからの第2測定信号に対する第2応答値として測定する。ヘマトクリット値測定部104は、測定したピーク値を制御部106へ送信する。制御部106は、ヘマトクリット値測定部104から受信したピーク値を記憶部107に記憶させる。ステップS5からS9の処理は、「取得工程」の一例である。第2応答値は、「応答信号」の一例である。
ステップS10では、制御部106は、ステップS3において記憶部107に記憶させた抵抗値を用いてステップS9において記憶部107に記憶させたピーク値を補正する。すなわち、ピーク値を補正することで、ヘマトクリット値測定部104の測定結果の精度を高めることができる。さらに、制御部106は、補正したピーク値を用いて、ステップS7において記憶部107に記憶させた電流値を補正して、血液中のグルコース濃度を算出する。ステップS10の処理は、「補正工程」の一例である。ステップS11では、制御部106は、出力部108に対して、ステップS10で算出したグルコース濃度を表示パネル33に出力するよう指示する。出力部108は、表示パネル33にグルコース濃度を出力する。
実施形態では、抵抗値測定部102による電極44の抵抗値測定において、バッテリ140が電極44に直流電圧を印加した。上述の通り、バッテリ140が直流電圧を印加することで電極44には電荷が残留することがあり、残留する電荷の影響によりグルコース濃度やヘマトクリット値の測定精度が低下する可能性がある。そこで、実施形態では、グルコース濃度やヘマトクリット値の測定が実行される前に、電極44が接地された。電極44が接地されることで電極44に残留する電荷を減少させることができる。そのため、実施形態によれば、電極44に電荷が残留することによるグルコース濃度やヘマトクリット値の測定精度の低下を抑制できる。
実施形態では、抵抗値測定部102が測定した電極44a1の抵抗値を用いて、ヘマトクリット値測定部104が測定した第2応答値が補正された。しかしながら、抵抗値測定部102が測定した電極44a1の抵抗値を用いてグルコース濃度測定部103が取得した第1応答値が補正されてもよい。この場合、第1応答値が「電気的特性を示す応答信号」の一例であり、グルコース濃度測定部103が「取得部」の一例である。
実施形態では、ヘマトクリット値測定部104が測定したヘマトクリット値を用いてグルコース濃度測定部103が測定したグルコース濃度が測定する測定装置30が説明されたが、測定装置30はグルコース濃度を測定するものに限定されない。測定装置30は、例えば、ヘマトクリット値を測定するものとしてもよい。この場合、測定装置30においてグルコース濃度測定部103を省略することができ、バイオセンサ40においてグルコース濃度の測定に用いる電極対44aを省略することができる。
実施形態では、直流電源として一次電池および二次電池が例示されたが、直流電源が一次電池および二次電池に限定されるわけではない。直流電源は、例えば、外部から供給される交流信号を直流信号に変換し、変換した直流信号を測定装置30の各部に供給するものであってもよい。例えば、測定装置30が電源コンセントから交流信号の供給を受ける場合、直流電源が、電源コンセントから供給される交流信号を測定装置30の直流信号に変換し、変換した直流信号が測定装置30の各部に供給されればよい。
30・・・測定装置
31・・・筐体
32・・・操作ボタン
33・・・表示パネル
34・・・センサ挿入口
40・・・バイオセンサ
41・・・基板
42・・・スペーサ
43・・・カバー
44・・・電極
44a、44b・・・電極対
44a1、44a2、44b1、44b2・・・電極
44c・・・測定部
44d・・・リード部
45・・・採取口
46・・・流路
47・・・排気口
101・・・接続部
101a、101b、101c、101d・・・接続端子
102・・・抵抗値測定部
102a・・・抵抗値測定用電極
102b・・・被測定領域
103・・・グルコース濃度測定部
104・・・ヘマトクリット値測定部
106・・・制御部
107・・・記憶部
108・・・出力部

Claims (6)

  1. 少なくとも一対の電極を備えた分析用具を用いて生物学的な試料の電気的特性を測定する測定方法であって、
    前記一対の電極が前記試料により液絡していない状態において、直流電源が前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極に直流信号を印加することで、前記少なくとも一方の電極の抵抗値を示す値を測定する測定工程と、
    前記少なくとも一方の電極を接地させる接地工程と、
    前記一対の電極が前記試料により液絡している状態において、前記一対の電極に測定用信号を印加し、前記測定用信号に対する前記一対の電極からの前記電気的特性を示す応答信号を取得する取得工程と、
    前記抵抗値を示す値に基づいて、前記応答信号を補正する補正工程と、を含む、
    測定方法。
  2. 前記接地工程において、前記電極を200msec以上継続して接地させる、
    請求項1に記載の測定方法。
  3. 前記試料は血液である、
    請求項1または2に記載の測定方法。
  4. 前記電気的特性はヘマトクリット値を示す、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の測定方法。
  5. 前記電気的特性はグルコース濃度を示す、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の測定方法。
  6. 少なくとも一対の電極対を備えた分析用具を用いて生物学的な試料の電気的特性を測定する測定装置において、
    前記一対の電極が前記試料により液絡していない状態において、直流電源が前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極に直流信号を印加することで、前記少なくとも一方の電極の抵抗値を示す値を測定する測定部と、
    前記少なくとも一方の電極を接地させる接地部と、
    前記一対の電極と前記試料とが液絡している状態において、前記一対の電極に測定用信号を印加し、前記測定用信号に対する前記一対の電極からの前記電気的特性を示す応答信号を取得する取得部と、
    前記抵抗値を示す値に基づいて、前記応答信号を補正する補正部と、を含む、
    測定装置。
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CN112485301A (zh) * 2020-11-25 2021-03-12 三诺生物传感股份有限公司 一种电化学测试装置的测试方法、系统、设备及介质

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