JP2019168296A - 表示装置、表示方法、及び表示プログラム - Google Patents

表示装置、表示方法、及び表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019168296A
JP2019168296A JP2018055206A JP2018055206A JP2019168296A JP 2019168296 A JP2019168296 A JP 2019168296A JP 2018055206 A JP2018055206 A JP 2018055206A JP 2018055206 A JP2018055206 A JP 2018055206A JP 2019168296 A JP2019168296 A JP 2019168296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointer
difference
angle data
vehicle speed
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018055206A
Other languages
English (en)
Inventor
裕也 大上
Yuya Ogami
裕也 大上
雅史 竹下
Masafumi Takeshita
雅史 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018055206A priority Critical patent/JP2019168296A/ja
Publication of JP2019168296A publication Critical patent/JP2019168296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】機械式メータのグラフィック画像を表示するスピードメータにおいて、ドライバの違和感が少ない指針の動きを実現する。【解決手段】表示部30は、指針により車速を示すメータの画像を表示する。処理部10は、入力される車速情報から前記指針の画像を生成する。処理部10は、現在表示している前記指針の位置と、前記現在表示している前記指針の前に表示していた前記指針の位置との角度データの差分1と、現在表示している前記指針の位置と、前記現在表示している前記指針から後に表示予定の前記指針の位置との角度データの差分2とを比較し、前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が一致する場合、表示予定の画像を表示し、前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、指針により車速を示すアナログメータのグラフィック画像を表示する表示装置、表示方法、及び表示プログラムに関する。
車両のインストルメントパネルには一般的に、機械式のスピードメータが設置されているが、近年、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを使用した電子表示式のメータも実用化されてきている。電子表示式の中にも、数字で車速を表示するデジタル表示式と、機械式のスピードメータをグラフィック画像で表示するアナログ表示式がある。スピードメータは方式を問わず、原則的に実際の速度変化に追従した動きをすることが求められる。
近年、オートクルーズ機能を搭載した車両が増えている。スピードメータはオートクルーズ設定が有効な期間中、設定された車速で安定して走行していることをドライバに体感させる働きも求められる。しかしながら実際の車速は例えば、約0.01km/h単位で変化しており、その変化をそのままスピードメータに反映させてしまうと、ドイラバに速度が安定していない印象を与える。それによりドライバに違和感や不快感を与える可能性がある。
モータ駆動の機械式アナログメータではモータ内にあるギヤのヒステリシスによって、±約0.5km/h以下の車速変化は針の動きに表れない場合がある。一方、電子表示式のスピードメータでは0.01km/h単位の車速変化も表示に反映させることができる。
デジタル表示式のスピードメータにおいてドライバの違和感や不快感を緩和するために、一定値以上の車速変化が継続して発生したことを条件に表示を更新する手法(例えば、特許文献1参照)や、ヒステリシス制御においてシーンによってヒステリシスの幅を変化させる手法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特開2013−64661号公報 特開2015−187549号公報
機械式メータのグラフィック画像を表示するアナログ表示方式に、デジタル表示式のスピードメータのヒステリシス制御を適用した場合、針の動きが滑らかにならず、カクカクした動きになる場合がある。例えば、一定の速度で加速または減速しているにも関わらず、針の動きが滑らかに変化せずにカクカクした動きになる場合がある。これは実際の機械式のアナログメータでは発生しない針の動きである。ドライバにとっても体感と異なる針の動きに見え、違和感や不快感の原因となる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、機械式メータのグラフィック画像を表示するスピードメータにおいて、ドライバの違和感が少ない指針の動きを実現する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の表示装置は、表示部と、前記表示部に指針で車速を示すメータ画像の表示のため、入力される車速情報から前記指針の画像を生成する処理部を備える。前記処理部は、現在表示している前記指針の位置と当該表示の前に表示していた前記指針の位置との角度データの差分1と、現在表示している前記指針の位置と後に表示する予定の前記指針の位置との角度データの差分2との符号が一致する場合、前記車速の変化に応じた画像を生成し、また前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を生成し、前記処理部で生成したメータ画像を表示する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを記録した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、機械式メータのグラフィック画像を表示するスピードメータにおいて、ドライバの違和感が少ない指針の動きを実現することができる。
本発明の実施の形態に係る表示装置の構成を示す図である。 処理部の基本動作を説明するためのフローチャートである。 図3(a)、(b)は、アナログメータにおける車速と角度との対応関係の一例を示す図である。 図4(a)、(b)は、アナログメータにおけるヒステリシス付加処理を説明するための図である。 図5(a)−(d)は、アナログメータの指針の動きにヒステリシスを付加しないケースと、付加するケースを説明するためのイメージ図である。 図2のステップS14のヒステリシス付加処理の詳細を示すフローチャートである。 図6のヒステリシス付加処理の具体例を示す図である。 処理部の応用動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示装置1の構成を示す図である。表示装置1は処理部10、記憶部20及び表示部30を備える。表示部30は液晶ディスプレイ(例えば、TFT液晶ディスプレイ)や有機ELディスプレイ等のディスプレイを備える。表示部30は、指針により車速を示すアナログメータのグラフィック画像を表示する。
記憶部20は不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ、ハードディスク)を備える。記憶部20はアナログメータのグラフィック画像を生成するための頂点データやテクスチャデータを記憶する。なお表示部30にはアナログメータ以外にも、警告ランプ、アイコン、文字等の各種情報を表示可能であり、記憶部20には各種情報を表示するためのデータも記憶されている。
処理部10は、車両内の車速センサに接続されたECU(Electronic Control Unit)から車載ネットワーク(例えば、CAN(Controller Area Network))を介して車速情報を取得する。処理部10は取得した車速情報をもとにグラフィック画像内の指針の位置を決定する。処理部10は決定した指針位置のグラフィック画像を生成し、生成したグラフィック画像を表示部30に出力する。
処理部10は通信部11、信号処理部12及び描画部13を含む。処理部10の構成はハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、又はハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてCPU、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ROM、RAM、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア、レンダリングエンジン等のプログラムを利用できる。
通信部11はECUから送信される車速情報を所定の通信規格に従い受信する。通信部11はフェールセーフ機能を有しており、通信に異常が発生したとき所定のフェールセーフ処理を実行する。通信部11は例えば、CANコントローラで構成することができる。信号処理部12は通信部11が受信した車速情報に対して所定の信号処理を実行し、グラフィック画像内の指針の位置を決定する。描画部13は、信号処理部12により決定された指針の位置をもとに指針の描画データを配置し、アナログメータのグラフィック画像を生成する。描画部13により生成されたアナログメータのグラフィック画像は表示部30に出力される。
図2は、処理部10の基本動作を説明するためのフローチャートである。通信部11は、車載ネットワークを介して車速データを所定の時間間隔で受信する(S10)。車速データの解像度は例えば、0.01km/hに設定される。
信号処理部12は受信された車速データのノイズを除去する(S11)。例えば信号処理部12は、一定期間に受信された複数の車速データの移動平均値を算出して車速データを平滑化することによりノイズを除去する。なお移動平均値を算出する際、例えば、一番高い値の車速データから所定数の車速データを、及び一番低い値の車速データから所定数の車速データを除いた残りの車速データをもとに算出してもよい。この場合、異常値の影響により平均値が歪むことを防止することができる。
信号処理部12はノイズを除去した車速データを、アナログメータの指針の角度データに変換する(S12)。例えば信号処理部12は、車速0km/hの指針の位置を0°とする、車速と角度との対応関係を規定した変換テーブル又は変換関数を用いて車速データを角度データに変換する。なお車速と角度との対応関係はアナログメータの意匠に依存する。アナログメータの意匠により車速の目盛りの間隔が変わってくるため、表示するアナログメータの意匠に応じた変換テーブル又は変換関数を用意する必要がある。
図3(a)、(b)は、アナログメータM1における車速と角度との対応関係の一例を示す図である。変換対象の車速データは、図3(b)に示す変換テーブルを参照することにより、車速0km/hの目盛り位置からの回転角度に変換される。図3(a)に示すように、変換された回転角度に応じてアナログメータM1内の指針P1の位置が決定される。
図2に戻る。信号処理部12は変換した角度データに対して所定のフィルタ処理を実行する(S13)。機械式アナログメータの指針は移動速度に限界があり、車速が急変した場合でも変化前の車速の位置から変化後の車速の位置まで連続的に移動する。一方、グラフィック画像を表示する本方式では原理的には、指針を変化前の車速の位置から変化後の車速の位置に瞬間的に移動させることが可能である。しかしながらそうした不連続な指針の動きはドライバにとって不自然に見える。
そこでステップS13のフィルタ処理では、信号処理部12は角度データに対して所定のフィルタを適用することにより、フィルタ処理後の角度データ(以下、フィルタ処理値Fnという)を算出する。信号処理部12は算出したフィルタ処理値Fnに対して、ヒステリシス付加処理を実行する(S14)。描画部13は、信号処理部12により信号処理された値をもとに描画処理を実行する(S15)。
図4(a)、(b)は、アナログメータM1におけるヒステリシス付加処理を説明するための図である。ヒステリシス付加処理とは入力値の小さな変化に反応しない不感帯を設け、入力値が不感帯に収まっている場合は当該入力値を出力値に反映させない処理である。
図4(a)はアナログメータM1の指針P1の動きにヒステリシスを付加しない場合のイメージ図である。この場合、車速の微小な変化に追従して指針P1が前後に振れる。図4(b)はアナログメータM1の指針P1の動きにヒステリシスを付加した場合のイメージ図である。この場合、車速の微小な変化は指針P1の変化に現れなくなる。
図5(a)−(d)は、アナログメータM1の指針P1の動きにヒステリシスを付加しないケースと、付加するケースを説明するためのイメージ図である。図5(a)は加速が継続しているケースであり、加速の継続中は指針P1の動きにヒステリシスを付加しない。図5(b)は減速が継続しているケースであり、減速の継続中は指針P1の動きにヒステリシスを付加しない。図5(c)は加速後に減速したケースであり、原則として指針P1の動きにヒステリシスを付加する。図5(d)は減速後に加速したケースであり、原則として指針P1の動きにヒステリシスを付加する。
図6は、図2のステップS14のヒステリシス付加処理の詳細を示すフローチャートである。信号処理部12は増減方向パラメータPNnに初期値として0を設定する(S14a)。信号処理部12はフィルタ処理値Fnを取得する(S14b)。信号処理部12は、今回取得したフィルタ処理値Fnから前回の表示値Sn−1を減算して差分値Wnを算出する(S14c)。信号処理部12は差分値Wnが0より大きい場合は増減方向パラメータPNnに正を設定し、差分値Wnが0の場合は増減方向パラメータPNnに0を設定し、差分値Wnが0より小さい場合は増減方向パラメータPNnに負を設定する(S14d)。
信号処理部12は前回の増減方向パラメータPNn−1の符号と今回の増減方向パラメータPNnの符号が反転しているか否か判定する(S14e)。符号が反転している場合とは、PNn−1=正&PNn=負の場合、又はPNn−1=負&PNn=正の場合である。符号が反転していない場合とは、PNn−1=正&PNn=正の場合、PNn−1=負&PNn=負の場合、PNn−1=正&PNn=0の場合、PNn−1=負&PNn=0の場合、PNn−1=0&PNn=0の場合、PNn−1=0&PNn=正の場合、又はPNn−1=0&PNn=負の場合である。
符号が反転していない場合(S14eのN)、信号処理部12は今回のフィルタ処理値Fnを今回の表示値Snに設定する(S14f)。信号処理部12は今回の表示値Snを描画部13に出力する(S14g)。信号処理部12は今回の増減方向パラメータPNnが0である場合(S14hのY)、今回の増減方向パラメータPNnを前回の増減方向パラメータPNnに更新する(S14i)。今回の増減方向パラメータPNnが0でない場合(S14hのN)、ステップS14iの処理はスキップする。
ステップS14eの処理において符号が反転している場合(S14eのY)、信号処理部12は差分値Wnの絶対値と設定値Aを比較する(S14j)。設定値Aはヒステリシス幅(不感帯)に対応し、設計者が車両の仕様、知見、実験、シミュレーションの少なくとも1つをもとに決定した値に設定される。
差分値Wnの絶対値が設定値Aより小さい場合(S14jのY)、信号処理部12は前回の表示値Sn−1をそのまま今回の表示値Snに設定する(S14k)。信号処理部12は今回の表示値Snを描画部13に出力し(S14l)、今回の増減方向パラメータPNnを前回の増減方向パラメータPNnに更新する(S14i)。差分値Wnの絶対値が設定値A以上の場合(S14jのN)、信号処理部12は今回のフィルタ処理値Fnを今回の表示値Snに設定する(S14m)。信号処理部12は今回の表示値Snを描画部13に出力する(S14n)。以上のステップS14bからステップS14nまでの処理が、アナログメータの描画処理が継続している間(S14oのN)、繰り返し実行され、描画処理が終了すると(S14oのY)、終了する。
図7は、図6のヒステリシス付加処理の具体例を示す図である。実線はフィルタ処理値Fnの推移を示し、点線が表示部30に実際に表示される表示値Snの推移を示している。「*」はフィルタ処理値Fnと表示値Snが略一致している状態を示している。「マル」はフィルタ処理値Fnと表示値Snに乖離があるが、その乖離が設定値Aの範囲内に収まる状態を示している。「バツ」はフィルタ処理値Fnと表示値Snが乖離しており、その乖離が設定値Aの範囲を超えている状態を示している。「マル」の状態ではフィルタ処理値Fnが変化しても表示値Snが一定に維持される。「バツ」の状態ではフィルタ処理値Fnが変化すると表示値Snがその変化に追従する。
図8は、処理部10の応用動作を説明するためのフローチャートである。応用動作ではオートクルーズ機能(クルーズコントロール機能ともいう)を搭載した車両を前提とする。図2に示した基本動作ではステップS14のヒステリシス付加処理を常に実行する例を説明した。この点、図8に示す応用例ではオートクルーズ機能が有効な状態では(S135のY)、ステップS14のヒステリシス付加処理を実行し、オートクルーズ機能が無効な状態では(S135のN)、ステップS14のヒステリシス付加処理を実行しない。この場合、ステップS13で算出されたフィルタ処理値Fnが常に表示値として使用される。
以上説明したように本実施の形態によれば、機械式メータのグラフィック画像を表示するアナログ表示式のスピードメータにおいて、同一方向への車速変化に対してはヒステリシスを付加しない。同一方向への車速変化とは例えば、加速を続けている、もしくは、減速を続けていることである。一方、反対方向への車速変化に対してヒステリシスを付加する。反対方向への車速の変化とは、例えば、加速から減速、減速から加速に変化することである。以上により、ドライバの違和感が少ない指針の動きを実現することができる。即ち、ドライバが体感する車速変化と、アナログ表示式のスピードメータ内の指針が示す車速との差異を小さくすることができる。
車両が加速または減速している間は、アナログメータの指針は一方向に滑らかに変動すべきであり、カクカクした動きの要因となるヒステリシスを付加すべきではない。加速から減速、又は減速から加速に切り替わる際にアナログメータの指針が急な動きをすることに対しては、一般的にドライバの違和感は小さい。数字で車速を表示するデジタル表示式の場合は、同一方向への車速の表示更新と反対方向への車速の表示更新との間で見た目の印象に殆ど差異がない。一方、アナログ表示式の場合は、同一方向への指針の動きと反対方向への指針の動きとの間で見た目の印象に大きな差異が発生する。
また機械式メータのグラフィック画像を表示するスピードメータにおいて、画像内の指針が短時間に前後に揺れる現象は表示のちらつきに見え、不快感を覚えるドライバもいる。この指針の揺れは、片方向への車速変化に対してヒステリシスを付加するだけでも大きく改善する。
オートクルーズ機能が有効に設定されているときは、車両は設定された車速を維持することが求められている。その状態においてドライバが感知できない程度の微小な車速変化をスピードメータの表示に全て反映させることは実益に乏しく、ドライバに不快感を与えるデメリットの方が大きいといえる。従って、オートクルーズ機能が有効なときは、指針の動きにヒステリシスを付加する必要性がより高い状態といえる。
なおオートクルーズ機能が有効なときでも、前方車両の減速などによる減速や、減速状態から復帰するための加速が必要になるときがある。その場合、速度変化に対して指針が滑らかに変動することが望ましい。本実施の形態に係る表示装置1によれば、以上の要求を満たす指針の動きが可能である。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素または各処理プロセスの組み合わせに、いろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では上記ヒステリシス付加処理を常時(図2参照)、又はオートクルーズ機能が有効なときのみ(図7参照)実行する例を説明した。この点、上記ヒステリシス付加処理の有効または無効を搭乗者が手動で切り替え可能に設計されていてもよい。ドライバの中には、車速変化を全てアナログメータの指針に反映させることを望むドライバもいると考えられる。上記ヒステリシス付加処理の手動切替機能を搭載することにより、このようなニーズにも応えることができる。
また、角度データの算出などの処理を表示装置内で行った実施例を示したが、角度データの算出などの処理は表示装置内に限られているわけではなく、表示装置とは別の装置(例えばECU)で算出し、表示装置に画像を表示するシステムの構成にしてもよい。この場合は、処理を(例えばECU)で処理するために、表示装置での処理負荷が低減され、表示装置の小型化となる。さらに、車両の情報をECUで収集し、処理することで、車全体としての情報処理が向上する。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
表示部(30)と、
前記表示部(30)に指針で車速を示すメータ画像の表示のため、入力される車速情報から前記指針の画像を生成する処理部(10)を備え、
前記処理部(10)は、
現在表示している前記指針の位置と当該表示の前に表示していた前記指針の位置との角度データの差分1と、現在表示している前記指針の位置と後に表示する予定の前記指針の位置との角度データの差分2との符号が一致する場合、前記車速の変化に応じた画像を生成し、また
前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を生成し、
前記処理部(10)で生成したメータ画像を表示する表示装置(1)。
これによれば、指針により車速を示すメータの画像を表示する表示装置において、ドライバの違和感が少ない指針の動きを実現することができる。
[項目2]
前記処理部(10)は、
前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が一致する場合、前記後に表示する予定の前記指針の位置の画像を前記表示部(30)に表示させ、
前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合において、前記角度データの差分2が閾値以上である場合、前記後に表示する予定の前記指針の位置の画像を前記表示部(30)に表示させ、前記角度データの差分2が前記閾値未満である場合、前記現在表示している前記指針の位置の画像を前記表示部(30)に表示させる項目1に記載の表示装置(1)。
これによれば、前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致で、前記角度データの差分2が小さいときは前記現在表示している指針の位置の画像をそのまま表示させることにより、見た目の違和感が少ないヒステリシスを付加することができる。
[項目3]
前記処理部(10)はオートクルーズ機能が有効な状態では、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を表示する項目1または2に記載の表示装置(1)。
これによれば、オートクルーズ機能が有効な状態において、ドライバの違和感が少ない指針の動きを実現することができる。
[項目4]
入力される車速情報から、車速を示すメータの画像内において現在表示している指針の位置と当該表示の前に表示していた前記指針の位置との角度データの差分1と、現在表示している前記指針の位置と後に表示する予定の前記指針の位置との角度データの差分2との符号が一致する場合、前記車速の変化に応じた画像を生成し、前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を生成するステップと、
生成された画像を表示するステップと、
を有する表示方法。
これによれば、指針により車速を示すメータの画像を表示する表示方法において、ドライバの違和感が少ない指針の動きを実現することができる。
[項目5]
入力される車速情報から、車速を示すメータの画像内において現在表示している指針の位置と当該表示の前に表示していた前記指針の位置との角度データの差分1と、現在表示している前記指針の位置と後に表示する予定の前記指針の位置との角度データの差分2との符号が一致する場合、前記車速の変化に応じた画像を生成し、前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を生成する処理と、
生成された画像を表示する処理と、
をコンピュータに実行させる表示プログラム。
これによれば、指針により車速を示すメータの画像を表示する表示プログラムにおいて、ドライバの違和感が少ない指針の動きを実現することができる。
1 表示装置、 10 処理部、 11 通信部、 12 信号処理部、 13 描画部、 20 記憶部、 30 表示部。

Claims (5)

  1. 表示部と、
    前記表示部に指針で車速を示すメータ画像の表示のため、入力される車速情報から前記指針の画像を生成する処理部を備え、
    前記処理部は、
    現在表示している前記指針の位置と当該表示の前に表示していた前記指針の位置との角度データの差分1と、現在表示している前記指針の位置と後に表示する予定の前記指針の位置との角度データの差分2との符号が一致する場合、前記車速の変化に応じた画像を生成し、また
    前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を生成し、
    前記処理部で生成したメータ画像を表示する表示装置。
  2. 前記処理部は、
    前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が一致する場合、前記後に表示する予定の前記指針の位置の画像を前記表示部に表示させ、
    前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合において、前記角度データの差分2が閾値以上である場合、前記後に表示する予定の前記指針の位置の画像を前記表示部に表示させ、前記角度データの差分2が前記閾値未満である場合、前記現在表示している前記指針の位置の画像を前記表示部に表示させる請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記処理部はオートクルーズ機能が有効な状態では、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を表示する請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 入力される車速情報から、車速を示すメータの画像内において現在表示している指針の位置と当該表示の前に表示していた前記指針の位置との角度データの差分1と、現在表示している前記指針の位置と後に表示する予定の前記指針の位置との角度データの差分2との符号が一致する場合、前記車速の変化に応じた画像を生成し、前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を生成するステップと、
    生成された画像を表示するステップと、
    を有する表示方法。
  5. 入力される車速情報から、車速を示すメータの画像内において現在表示している指針の位置と当該表示の前に表示していた前記指針の位置との角度データの差分1と、現在表示している前記指針の位置と後に表示する予定の前記指針の位置との角度データの差分2との符号が一致する場合、前記車速の変化に応じた画像を生成し、前記角度データの差分1と前記角度データの差分2の符号が不一致の場合、前記車速の変化に応じたヒステリシスを付加した画像を生成する処理と、
    生成された画像を表示する処理と、
    をコンピュータに実行させる表示プログラム。
JP2018055206A 2018-03-22 2018-03-22 表示装置、表示方法、及び表示プログラム Pending JP2019168296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018055206A JP2019168296A (ja) 2018-03-22 2018-03-22 表示装置、表示方法、及び表示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018055206A JP2019168296A (ja) 2018-03-22 2018-03-22 表示装置、表示方法、及び表示プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019168296A true JP2019168296A (ja) 2019-10-03

Family

ID=68108170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018055206A Pending JP2019168296A (ja) 2018-03-22 2018-03-22 表示装置、表示方法、及び表示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019168296A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111163968B (zh) 交通工具中的显示系统
US9904362B2 (en) Systems and methods for use at a vehicle including an eye tracking device
JP4839128B2 (ja) グラフィックメータ表示装置
JP4747038B2 (ja) グラフィックメータ表示装置
US9154923B2 (en) Systems and methods for vehicle-based mobile device screen projection
US11904688B2 (en) Method for calculating an AR-overlay of additional information for a display on a display unit, device for carrying out the method, as well as motor vehicle and computer program
JP2007030531A (ja) 車両用表示装置
JP2013024948A (ja) 車両用表示システム
CN111095078A (zh) 用于控制用于机动车的增强现实平视显示器装置的显示的方法、装置和带有指令的计算机可读的存储介质
US11545112B2 (en) Display control device, display control method, and storage medium storing program
CN111591223B (zh) 抬头显示图像的高度调节方法、系统及车辆
CN110678876A (zh) 速度计显示器
US11682357B1 (en) Heads up display
JP2019168296A (ja) 表示装置、表示方法、及び表示プログラム
CN108407758A (zh) 一种数字仪表指针显示系统及方法
JP2015223877A (ja) 車載表示制御装置および車載表示制御方法
JP2016078495A (ja) 車両用表示装置
JP2020104714A (ja) 自動車の情報表示装置および情報表示方法
JP2017146167A (ja) 表示装置、表示方法、及び表示プログラム
JP2014221599A (ja) 車両用装置
JP2019031176A (ja) 車両用表示装置
WO2019193839A1 (ja) 表示制御装置、車両用表示装置、表示制御方法およびプログラム
WO2015068269A1 (ja) 表示装置
CN114008684A (zh) 车辆显示单元上的附加信息的位置正确的显现
CN111557019A (zh) 用于避免针对对象的操作人员的视野干扰的方法、用于执行所述方法的装置以及交通工具和计算机程序

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180417