JP2019167331A - アミン化合物、作業媒体及び水処理システム - Google Patents

アミン化合物、作業媒体及び水処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】実施形態は、低ランニングコストで水を分離できるアミン化合物、作業媒体及び水処理システムを提供する。【解決手段】実施形態のアミン化合物は、化学式(1)で表され、前記化学式(1)中のR1、R2及びR3は直鎖状又は分岐状の炭素鎖が1以上5以下のアルキル鎖であり、前記アルキル鎖は任意に水酸基及び/又はハロゲンを有する。【選択図】 図1

Description

実施形態は、アミン化合物、作業媒体及び水処理システムに関する。
溶質濃度の低い溶液と高い溶液とを浸透膜で隔離すると、低い濃度の溶液の溶媒は浸透膜を透過して高い濃度の溶液側に移動する。この溶媒が移動する現象を利用した水処理システムが知られている。その水処理システムの例として、食品、汚泥を濃縮するものがある。このとき濃度の高い側に使用されるのが作業媒体(ドロー溶液:Draw solution)で、これまで種々のものが提案されており、よりランニングコストの低いものが望まれている。
特表2013−518718号公報
実施形態は、低ランニングコストで水を分離できるアミン化合物、作業媒体及び水処理システムを提供する。
上記の課題を達成するために、実施形態のアミン化合物は、化学式(1)で表され、前記化学式(1)中のR1、R2及びR3は直鎖状又は分岐状の炭素鎖が1以上5以下のアルキル鎖であり、前記アルキル鎖は任意に水酸基及び/又はハロゲンを有する。
実施形態に係る水処理システムの概略図。 実施形態に係る水処理システムの概略図。 実施形態に係る水処理システムの概略図。 エチル 4‐{3‐[4‐(エトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル]プロピル}ピペラジン‐1‐カルボキシレートを用いた相分離試験の結果を示す図。
以下、実施形態の水処理システムと水処理システムに使用される作業媒体を説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る水処理システムを図1に示す概略図を参照して説明する。図1に示す第1実施形態に係る水処理システム100は、被処理水Aを収容する第1チャンバー13と作業媒体B(ドロー溶液)を収容する第2チャンバー14とを区画する浸透膜12を備える第1処理容器(図示せず)を有する浸透圧発生器1と濃縮器2において、浸透圧発生器1で作業媒体Bが浸透圧を誘起し、濃縮器2において、作業媒体Bを加熱することで、作業媒体Bが精製された水と濃縮された作業媒体Bに相分離する。したがって、低コストに水処理できる。
このような水処理システム100によれば、第1チャンバー13内の被処理水Aと第2チャンバー14内の作業媒体Bとの間で生じる浸透圧差により第1チャンバー13内の被処理水A中の水Cが浸透膜12を透過して第2チャンバー14内の作業媒体Bに移動する。
作業媒体Bは、所定の温度以上に加熱することで水との分離を行い、作業媒体Bが濃縮される。所定の温度の算出方法は、使用する作業媒体Bを加温し、効率よく分離する温度を測定することで算出できる。具体的には、水と混合した作業媒体を体積測定が可能な容器に入れて密閉し、容器を水浴に入れて静置する。水浴温度が設定値になったことを確認後、約30分間温度を維持する。水浴から容器を取り出し、室温で1時間静置する。上澄み液の有機炭素濃度を測定し、相分離率を以下の数1を用いて算出する。設定温度を変化させ、最も相分離率が高い温度で分離を行うことが望ましい。
(数1)
相分離率(%)=100−相分離時の水相側濃度*相分離時の水相側体積)/(均一溶液のときの作業媒体の濃度*均一溶液のときの作業媒体の体積)
作業媒体Bの濃縮には、固−液分離、又は、液−液分離を行う。作業媒体Bはこの工程によって濃縮され、再び浸透圧を誘起しやすい媒体となる。従って、実施形態では、低ランニングコストで水処理が行われる。
実施形態の作業媒体Bを用いることで、第1チャンバー13内の被処理水A中の水Cを大きな透過流束で浸透膜を透過して第2チャンバー14内の作業媒体Bに移動させることが可能になる点で、実施形態の水処理システムは好ましい。実施形態の作業媒体Bは、低コストで運転することができる水処理システム、及び水処理システムに使用される。
第1処理容器は、浸透膜12によって、第1チャンバー13と第2チャンバー14とに区画が隔てられている。第1処理容器は、第1チャンバー13に被処理水Aを収容し、第2チャンバー14に作業媒体Bを収容する樹脂製又は金属製の容器である。
浸透膜12は、例えば正浸透膜(Forward Osmosis Membrane:FO膜)であっても逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane:RO膜)であってもよい。好ましい浸透膜は、FO膜である。
浸透膜12は、例えば酢酸セルロース膜、ポリアミド膜などを用いることができる。浸透膜は、45μm以上250μm以下の厚さを有することが好ましい。
第1チャンバー13は、被処理水Aを収容する第1処理容器内の領域であって、浸透膜12によって区画が隔てられている。第1チャンバー13には、被処理水Aが導入排出される図示しない導入排出経路を設けてもよい。
被処理水Aは、作業媒体よりも溶質濃度の低い液体である。被処理水Aは、例えば塩水(海水等)、湖水、河川水、沼水、生活排水、産業廃水又はそれらの混合物を挙げることができる。被処理水Aが塩水の場合、塩水の塩(塩化ナトリウム)濃度は例えば、0.05%〜8%であればよい。被処理水Aは、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムや硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、塩化カリウムなどの塩や浮遊物質を含み、本実施形態の水処理によって水以外の物質が濃縮される。
第2チャンバー14は、作業媒体Bを収容する第1処理容器内の領域であって、浸透膜12によって区画が隔てられている。
濃縮器2は、作業媒体Bを加熱する加熱手段(図示せず)、相分離した作業媒体Bを分離させる相分離手段(図示せず)を含む。また、濃縮器2は、作業媒体Bを冷却する手段や濃縮された作業媒体Bを貯蔵する貯蔵手段をさらに含んでもよい。相分離手段は、分離板型、円筒型、デカンター型の遠心分離機などを利用することができる。加熱手段は、加温装置などを利用することができる。加温装置には、排熱を利用した熱交換器を採用することがエネルギーコストの観点から好ましい。
第1実施形態の作業媒体Bは、温度に応じて特性が変化するアミン化合物と、水を含む。実施形態の作業媒体Bは、作業媒体Bの温度を所定の温度以上に加熱すると、アミン化合物が水と分離するため作業媒体Bの濃縮が可能となる。
作業媒体Bの濃縮によって生じた水には、低濃度のアミン化合物が含まれる場合がある。これは、アミン化合物の損失である。また、水処理が淡水化であれば、作業媒体Bの濃縮によって生じた水の不純物となってしまう。そこで、作業媒体Bの濃縮によって生じた水に低濃度のアミン化合物が含まれる場合は、作業媒体Bの濃縮によって生じた水を逆浸透膜分離器でさらに濃縮することで、濃縮された作業媒体Bを回収でき、また、精製された水を得ることができる。逆浸透膜分離器での操作において、処理する水中のアミン化合物濃度は低いため、逆浸透膜分離器のみで被処理水の濃縮処理をするよりも低エネルギーで水処理を行うことができる。濃縮器2において、逆浸透膜分離を行う場合と、実施形態の濃縮を行う場合とでは、コストの差が大きく、実施形態の水処理は、コストの点で優れている。
実施形態のアミン化合物は、媒体の温度によって水に対する溶解度が変化する。この特性を利用して、作業媒体Bの濃縮を行う。作業媒体Bを加熱する方法としては、例えば、発電所等の排熱を利用して加熱すればよい。
作業媒体Bの温度が所定の温度以上に上昇すると、水に対するアミン化合物の溶解度が低下し、作業媒体Bは固−液分離状態、又は、液−液分離状態となる。一方、作業媒体Bの温度が所定の温度よりも下降すると、水に対するアミン化合物の溶解度が高まり、作業媒体Bは、一相の水溶液になる。
固−液分離状態となる場合は、液体をろ過するなどして固体を回収し、固体を水に溶解させて濃縮された作業媒体Bを得ることができる。固体を溶解させる際には、作業媒体Bを大気に暴露するなどして、作業媒体Bの温度を所定の温度よりも下降させて固体を溶解させる。
また、液−液分離状態となる場合は、デカンテーションもしくは分液ロートなどの液―液分離装置を用いて上相又は下相を回収し、高濃度のアミン化合物を含む相を水に溶解させて濃縮された作業媒体Bを得ることができる。高濃度のアミン化合物含む相を水溶解させる際には、作業媒体Bを大気に暴露するなどして、作業媒体Bの温度を所定の温度より下降させて高濃度のアミン化合物含む相を水に溶解させる。
水に対するアミン化合物の溶解度が温度によって大きく異なると、作業媒体Bの濃縮が容易となる。そこで、所定の温度より低い場合のアミン化合物の水に対する溶解度は、所定の温度以上場合のアミン化合物の水に対する溶解度の4倍以上であるアミン化合物を用いることが好ましい。
作業媒体Bに含まれる溶質は、温度に応じて水との親和性が変化する化合物である。実施形態の作業媒体Bは、第1チャンバー13内の被処理水A中の水が浸透膜12を透過して第2チャンバー14内の作業媒体Bに移動する際、高い透過流束(Jw L/mh)を発生させることができる。具体的なアミン化合物は、化学式(1)又は(2)に示す化合物である。化合物の構造は、1H−NMR、13C−NMR分析をすることによって同定される。
Figure 2019167331

Figure 2019167331
化学式(1)中のR1、R2、R3及びR4は直鎖状もしくは分岐状の炭素鎖が1以上5以下のアルキル鎖であり、任意に水酸基及び/又はハロゲンを含む。化学式(1)、(2)のアミン化合物のハロゲンは、Cl,BrとFのうちのいずれかである。
化学式(1)で表される具体的な化合物としては、エチル 4‐{3‐[4‐(エトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル]プロピル}ピペラジン‐1‐カルボキシレート、プロピル 4‐{3‐[4‐(プロポキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル]プロピル}ピペラジン‐1‐カルボキシレートからなる群のうちのいずれか1種以上のアミン化合物が好ましい。
化学式(2)で表される具体的な化合物としては、1,1´‐(1,3-プロパンジイル)ビス-ピロリジンが好ましい。
作業媒体中の溶質である化学式(1)、(2)であらわされる化合物の濃度は、使用されるべき被処理水中の溶質の濃度、化学式(1)、(2)であらわされる化合物の特性に基づいて調節することが望ましい。通常、作業媒体中のアミン化合物の濃度は10質量%以上70質量%以下、より好ましくは30質量%以上70質量%以下、最も好ましくは50質量%以上70質量%以下にすることが望ましい。ただし、粘度が上がってしまう場合など不都合が起こるときは濃度を下げる方向で調節する。
なお、図1の濃縮器2又は第2チャンバー14に二酸化炭素導入手段を設けてもよい。作業媒体Bに二酸化炭素を導入し、イオン化させることで、浸透圧の誘起性にさらに優れた媒体となる。二酸化炭素導入手段としては、二酸化炭素のバブリング装置などを利用してもよいし、作業媒体Bにドライアイス(固体二酸化炭素)を投入してもよい。二酸化炭素導入手段で利用される二酸化炭素は、化石燃料を用いた発電所の排ガス中などの二酸化炭素を精製したガスを利用してもよい。
また、作業媒体Bの温度が所定の温度よりも下降すると、一相の水溶液になる例を示したが、作業媒体Bは、作業媒体Bの温度が所定の温度よりも下降しても相分離したままのものであってもよい。
作業媒体中の溶質である化学式(1)、(2)であらわされる化合物の濃度は、使用されるべき被処理水中の溶質の濃度、化学式(1)、(2)であらわされる化合物の特性に基づいて調節することが望ましい。通常、作業媒体中のアミン化合物の濃度は10質量%以上70質量%以下、より好ましくは30質量%以上70質量%以下、最も好ましくは50質量%以上70質量%以下にすることが望ましい。ただし、粘度が上がってしまう場合など不都合が起こるときは濃度を下げる方向で調節する。また、化学式(1)、(2)であらわされる化合物に限らず、温度で相分離する化合物であれば、別の化合物であっても同様の効果が得られる。
したがって、実施形態では、被処理水Aの脱塩、濃縮等の処理を効率的に実施し得る、低ランニングコストにて運転可能な水処理システム及び水処理システム用の作業媒体Bを提供できる。実施形態の水処理システムは、回転体をさらに有し、浸透圧の誘起によって、第2チャンバー14から濃縮器2へ向かって水流が生じ(すなわち、濃縮器2から第2チャンバー14へ向かって水流が生じ)、水流によって回転体を回転させて発電する水処理システムとして利用することも好ましい。例えば、回転体は、第2チャンバー14や濃縮器2などに設けられる。
(第2実施形態)
次に、水処理システムの1つの例である脱塩システムを図2に示す概略図を参照して説明する。第2実施形態において、第1チャンバー13、被処理水A、第2チャンバー14、作業媒体Bと浸透膜12は、第1実施形態、第2実施形態と共通する。被処理水Aは、海水などの塩水(塩化ナトリウム水溶液)である。第2実施形態に用いられる作業媒体Bは、第1実施形態の作業媒体Bである。図2以降では、水処理システム中の被処理水、作業媒体と水の符号は示していないが、これらの符号は、図1の水処理システムと共通する。実施形態2は、脱塩システムであるため、被処理水Aは塩水であるが、濃縮システムなどであれば、被処理水Aは、塩水に限られず、第1実施形態に記載した被処理水Aなどが用いられる。
脱塩システム200は、浸透圧発生器1と、濃縮器2と、濃縮作業媒体タンク3と、精製水タンク4と、逆浸透膜分離器5を備える。浸透圧発生器1と、濃縮器2と、逆浸透膜分離器5と、濃縮作業媒体タンク3は、この順序で接続されてループを形成している。浸透圧を誘起する作業媒体Bはこのループを循環する。すなわち、作業媒体Bは浸透圧発生器1、濃縮器2、逆浸透膜分離器5、濃縮作業媒体タンク3をこの順番で循環する。なお、上及び下は、図面に表された方向であり、例えば、濃縮作業媒体タンク3は、濃縮器2の上側にあり、浸透圧発生器1は、逆浸透膜分離器5の左側にある。
被処理水タンク15は、第1チャンバー13が位置する処理容器10の上部にパイプライン101aを通して接続されている。第1ポンプ16は、パイプライン101aに設けられている。濃縮された被処理水Aを排出するためのパイプライン101bは、第1チャンバー13が位置する第1処理容器の下部に接続されている。
濃縮器2は、第2チャンバー14が位置する第1処理容器下部にパイプライン101eを通して接続されている。さらに、濃縮器2は、濃縮作業媒体タンク3とパイプライ101dを通して接続されている。第3ポンプ18は、パイプライン101dに設けられている。第3チャンバー53が位置する第2処理容器21の上部にパイプライン101fを通して接続され、第3チャンバー53が位置する第2処理容器21の下部にパイプライン101gを通して接続されている。第3ポンプ18は、パイプライン101eに設けられている。
濃縮作業媒体タンク3は、第2チャンバー13が位置する第1処理容器の上部にパイプライン101cを通して接続されている。第2ポンプ17は、パイプライン101cに設けられている。
精製水タンク4は、パイプライン101hを通して逆浸透膜分離器5と接続されている。精製水タンク4には、当該精製水タンク4内の精製された水を外部に送出して回収するためのパイプライン101iが接続されている。開閉弁41は、パイプライン101iに設けられる。例えば、精製水タンク4内の精製水が一定量を超えると開かれる。逆浸透膜分離器5を省略する場合は、パイプライン101hを通して濃縮器2と精製水タンクが接続する。
逆浸透膜分離器5は、例えば気密な第2処理容器51を備えている。第2処理容器51は、例えば逆浸透膜(RO膜又はNF膜)52により例えば水平方向に区画され、左側に第3チャンバー53が、右側に第4チャンバー54がそれぞれ形成されている。精製水タンク4にパイプライン101iを通して接続されている。精製水タンク4には、作業媒体Bを濃縮する際に逆浸透膜52を通って、第4チャンバーに移動した水(精製水)が収容される。
次に、図2に示す脱塩システム200による脱塩操作を説明する。
第1ポンプ16を駆動して被処理水A(例えば海水)を被処理水タンク15から浸透圧発生器1の第1チャンバー13内にパイプライン101aを通して供給する。海水の供給と前後して第2ポンプ17を駆動して濃縮作業媒体Bを濃縮作業媒体タンク3から浸透圧発生器1の第2チャンバー14内にパイプライン101cを通して供給する。このとき、第2チャンバー14に供給された濃縮作業媒体Bの溶質濃度は、第1チャンバー13に供給された海水の塩濃度に比べて高濃度である。このため、第1チャンバー13内の海水と第2チャンバー14内の濃縮作業媒体Bとの間で浸透圧差が生じ、海水中の水が浸透膜12を透過して第2チャンバー14内に移動する。第2チャンバー14内の濃縮作業媒体Bは、第1実施形態又は第2実施形態の溶質を含む水溶液で、高い浸透圧誘起作用を示す。このため、第1チャンバー13内の海水中の水が浸透膜12を透過して第2チャンバー14内の濃縮作業媒体Bに移動する際、高い透過流束を発生する。その結果、第1チャンバー13内の海水中の多くの水を第2チャンバー14の濃縮作業媒体Bに移動でき、塩水から水(純水)を取り出す高効率の脱塩処理を実行できる。
浸透圧発生器1において、海水中の水が第1チャンバー13から第2チャンバー14内の濃縮作業媒体Bに移動することにより、海水は濃縮海水として第1チャンバー13からパイプライン101bを通して排出され、濃縮作業媒体Bは移動した水で希釈される。実施形態の水処理システムが、被処理液Aの濃縮を行う場合は、パイプライン101bを通して排出された排水が回収される。
第2チャンバー14の希釈作業媒体Bは、濃縮器2にパイプライン101eを通して送出される。濃縮器2では、希釈作業媒体Bを加熱する。加熱された作業媒体Bは相分離する。相分離した作業媒体Bを固液分離又は液―液分離して、水を回収する。回収した水は、パイプライン101fを通して逆浸透膜分離器5の第3チャンバー53に移動する。第3チャンバー53に移動した水には、溶質として用いた少量のアミン化合物が含まれている場合があり、これを逆浸透膜分離器5で濃縮する。アミン化合物が濃縮された水は、パイプライン101gを通り、濃縮された作業媒体Bと混合される。逆浸透膜分離器5で第4チャンバー4に移動した精製水は、パイプライン101hを通り、精製水タンク4へ移動する。
濃縮器2では、濃縮された作業媒体Bを冷却する、もしくは任意の水と混合することで冷却し、再びアミン化合物を水に溶解させる。アミン水溶液になった濃縮作業媒体Bは、濃縮器2から濃縮作業媒体タンク3に送出される。濃縮作業媒体タンク3内の濃縮作業媒体Bは、第2ポンプ17を駆動することにより浸透圧発生器1の第2チャンバー14内に供給され、前述したように塩水から水(純水)を取り出す脱塩処理に利用される。
他方、第4チャンバー54に移動した水(純水)は、パイプライン101hを通して純水タンク4に送出される。精製水タンク4内の水が一定量を超えると、開閉弁41を開き、パイプライン101iを通して外部に送出して水を回収する。
したがって、海水の脱塩処理(純水の回収)を効率的に実施し得る、低ランニングコストにて運転可能な脱塩システムを提供できる。かかるシステムは、濃縮を行う水処理システムにおいても、低ランニングコストにて運転が可能である。
なお、図2に示す脱塩システム200において、浸透圧発生器は第1処理容器を浸透膜により水平方向に区画して第1チャンバー13、第2チャンバー14を形成したが、第1処理容器を浸透膜により上下に区画して第1チャンバー13を、第2チャンバー14を形成してもよい。
脱塩処理を行うことにより、作業媒体Bの溶質濃度が低下した場合は、濃縮作業媒体タンク4などにおいて、溶質の添加を行うことが好ましい。
図2に示す脱塩システム200において、希釈作業媒体Bの濃縮は逆浸透膜(RO膜、NF膜)を備える逆浸透膜分離器5で行なう場合に限らず、希釈作業媒体Bの水を除去するものであれば如何なる装置で行なってもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る水処理システムの1つの例である浸透圧発電システム300を図3に示す概略図を参照して説明する。なお、図3において図2と同様な部材は同符号を付して説明を省略する。第3実施形態に用いられる作業媒体は、第1実施形態の作業媒体Bである。
第3実施形態に係る水処理システムは発電システムである。発電システム300は、水流を発生させる浸透圧発生器1と、浸透圧発生器1で発生した水流で発電を行う回転体6を備える。
浸透圧発電システム300は、水を収容する第1チャンバー13と、浸透圧を誘起する作業媒体B(ドロー溶液)を収容する第2チャンバー14と、第1チャンバー13と第2チャンバー14とを区画する浸透膜12と、第2チャンバー14に接続された圧力交換器7と、圧力交換器7に接続された回転体6とを備える。このような水処理システムによれば、第1チャンバー13内の水と第2チャンバー14内の作業媒体Bとの間で生じる浸透圧差により第1チャンバー14内の水が浸透膜12を透過して第2チャンバー14内の作業媒体Bに移動する。水が作業媒体Bに移動することに伴う水流により回転体6を回して発電する。
第3実施形態は、作業媒体Bが実施形態の溶質を含む水溶液で、高い浸透圧の誘起作用を示す。このため、第1チャンバー13内の水が浸透膜12を透過して第2チャンバー14内の作業媒体Bに移動する際、高い透過流束を発生させることができる。その結果、水が移動された作業媒体Bは高い圧力を持つ水流になるため、回転体6をより高い速度で回して発電することができる。したがって、回転体6を効率的に回転して発電し得る、低ランニングコストにて運転可能な水処理システムを提供できる。
回転体6は、例えばタービン、水車を用いることができる。
浸透圧発電システム300は、浸透圧発生器1の第2チャンバー14が位置する第1処理容器の下部(作業媒体B出口側)に接続したパイプライン101eにおいて、圧力交換器7及び回転体6が作業媒体Bの流れ方向に沿ってこの順序で設けられている。また、第2チャンバー14が位置する第1処理容器の上部と濃縮作業媒体タンク3とを接続するパイプライン101cにおいて、第2ポンプ17より作業媒体Bの流れ方向の下流側のパイプライン101c部分が圧力交換器7を経由して第2チャンバー14が位置する第1処理容器の上部に接続されている。すなわち、浸透圧発生器1において水が第1チャンバー13から浸透膜12を透過して第2チャンバー14に移動したときに発生した流束を有する希釈作業媒体Bは、第2チャンバー14が位置する第1処理容器の下部から圧力交換器7が設けられたパイプライン101eを通して流出される。この間、濃縮作業媒体タンク3から流出した濃縮作業媒体Bが流通するパイプライン101cは圧力交換器7を経由する。このため、当該濃縮作業媒体Bは、圧力交換器7で第2チャンバー14から流出する希釈作業媒体Bと圧力交換され、希釈作業媒体Bは圧力を下げ、回転体6へ流れる濃縮作業媒体Bは圧力を上昇する。
なお、浸透圧発電システム300において、被処理水タンク15内には水が収容される。
次に、図3に示す浸透圧発電システム300による発電操作を説明する。 第1ポンプ16を駆動して水を被処理水タンク15から浸透圧発生器1の第1チャンバー13内にパイプライン101aを通して供給する。水の供給と前後して第2ポンプ17を駆動して濃縮作業媒体Bを濃縮作業媒体タンク3から浸透圧発生器1の第2チャンバー14内にパイプライン101cを通して供給する。第2チャンバー14に供給された濃縮作業媒体Bは、第1チャンバー13に供給された溶媒のみの水に対して十分に高濃度である。このため、第1チャンバー13内の水と第2チャンバー14内の濃縮作業媒体Bとの間で浸透圧差が生じ、水が浸透膜12を透過して第2チャンバー14内に移動する。このとき、第2チャンバー14内の作業媒体Bは、実施形態の溶質を含む水溶液で、高い浸透圧の誘起作用を示す。このため、第1チャンバー13内の水が浸透膜12を透過して第2チャンバー14内の作業媒体Bに移動する際、高い透過流束を発生する。その結果、第1チャンバー13内の多くの水を第2チャンバー14の濃縮作業媒体Bに移動でき、水により希釈された高い圧力を持つ希釈作業媒体Bが生成される。なお、第1チャンバー13内の水はパイプライン101bを通して排出される。
第2チャンバー14の高い圧力を持つ希釈作業媒体Bは、濃縮器2にパイプライン101eを通して送出され、貯留される。圧力交換器7及び回転体6がパイプライン101eに作業媒体Bの流れ方向に沿ってこの順序で設けられている。
このため、前述したように圧力交換器7では濃縮作業媒体タンク3からパイプライン101cを通して流れる濃縮作業媒体Bと第2チャンバー14から(回転体6を通って)パイプライン101eを通して流れる高い圧力を持つ希釈作業媒体Bとの間で圧力交換がなされ、希釈作業媒体Bの圧力を下げ、濃縮作業媒体Bの圧力を上昇させる。圧力交換により適正な圧力を持つ希釈作業媒体Bは回転体6に流れ、それを効率的に回転させて発電する。また、圧力交換により適正な圧力を持つ濃縮作業媒体Bは第2チャンバー14に供給される。
濃縮器2では、第2実施形態と同様の作業媒体Bの濃縮及び逆浸透膜分離器5による精製が行われ、濃縮されたアミン水溶液の作業媒体Bは、濃縮作業媒体タンク3に貯蔵される。
なお、図3に示す浸透圧発電システム300において、浸透圧発生器は第1処理容器を浸透膜12により水平方向に区画して第1チャンバー13、第2チャンバー14を形成したが、第1処理容器を浸透膜により上下に区画して第1チャンバー13、第2チャンバー14を形成してもよい。
図3に示す浸透圧発電システム300において、浸透圧発生器1の第1チャンバー13内の水をパイプライン101bを通して外部に送出したが、パイプライン101bを被処理水タンク15に接続して被処理水タンク15、パイプライン101a、浸透圧発生器1の第1チャンバー13、パイプライン101bのループを作ってもよい。
以下、実施例を説明する。
(実施例1)
エチル 4‐{3‐[4‐(エトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル]プロピル}ピペラジン‐1‐カルボキシレートを用いた相分離試験は前述した方法で行った。その結果を図4に示す。濃度によって相分離率が異なるが、どの濃度でも70℃が最も効率良く分離した。
(実施例2)
エチル 4‐{3‐[4‐(エトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル]プロピル}ピペラジン‐1‐カルボキシレート33wt%を作業媒体として利用し、正浸透試験を以下の通りに行った。FOセルにHTI社製CTA−ES膜をセットし、膜の活性面側に被処理水として純水を入れ、その後、支持層側に作業媒体を入れた。作業媒体を入れ終わった時間を0分とし、20分静置した。試験後、活性面側の液体の重量を測定し、液体の比重を1として試験前後の差分から透過流束(Jw)を算出した。また、試験後の被処理水中の全有機炭素濃度を全有機炭素計で測定し、溶質の損失(Js)を算出した。その結果を表1に示す。
(実施例3)
エチル 4‐{3‐[4‐(エトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル]プロピル}ピペラジン‐1‐カルボキシレート33wt%に100%CO2ガスをバブリングしたものを作業媒体として利用した以外は実施例2と同様に試験を行った。結果を表1に示す。
(実施例4)
1,1´‐(1,3-プロパンジイル)ビス-ピロリジン33wt%を作業媒体として利用した以外は実施例2と同様に試験を行った。結果を表1に示す。
(実施例5)
1,1´‐(1,3-プロパンジイル)ビス-ピロリジン33wt%に100%CO2ガスをバブリングしたものを作業媒体として利用した以外は実施例4と同様に試験を行った。結果を表1に示す。
Figure 2019167331
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の種々の形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
A…被処理水、
B…作業媒体、
C…水
1…浸透圧発生器、
2…濃縮器、
3…濃縮作業媒体タンク、
4…精製水タンク、
5…逆浸透膜分離器、
6…回転体
7…圧力交換器
12…浸透膜、
13…第1チャンバー、
14…第2チャンバー、
15…被処理水タンク、
16…第1ポンプ、
17…第2ポンプ、
18…第3ポンプ、
41…開閉弁、
51…第2処理容器、
52…逆浸透膜(RO膜、NF膜)、
53…第3チャンバー、
54…第4チャンバー、
100…水処理システム、
101…パイプライン、
200…脱塩システム、
300…浸透圧発電システム

Claims (10)

  1. 化学式(1)又は(2)で表され、前記化学式(1)又は(2)中のR1、R2、R3、及びR4は直鎖状又は分岐状の炭素鎖が1以上5以下のアルキル鎖であり、前記アルキル鎖は任意に水酸基及び/又はハロゲンを有するアミン化合物。
    Figure 2019167331

    Figure 2019167331
  2. 前記アミン化合物は、エチル 4‐{3‐[4‐(エトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル]プロピル}ピペラジン‐1‐カルボキシレート、プロピル 4‐{3‐[4‐(プロポキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル]プロピル}ピペラジン‐1‐カルボキシレート、又は1,1´‐(1,3-プロパンジイル)ビス-ピロリジンである請求項1に記載のアミン化合物。
  3. 水と請求項1又は2に記載のアミン化合物とを含み、かつ、所定の温度以上に上昇すると相分離する作業媒体。
  4. 前記相分離は固−液分離又は液−液分離である請求項3に記載の作業媒体。
  5. 前記所定の温度より下降すると一相の水溶液になる請求項3又は4に記載の作業媒体。
  6. 前記作業媒体中の前記アミン化合物の濃度は10質量%以上70質量%以下である請求項3から5のいずれか1項に記載の作業媒体。
  7. 被処理水を収容する第1チャンバーと、浸透圧を誘起する請求項3から6のいずれか1項に記載の作業媒体を収容する第2チャンバーと、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを区画する浸透膜と、を備える浸透圧発生器と、前記作業媒体を加熱する加熱手段を有する濃縮器とを具備する水処理システム。
  8. 回転体をさらに有し、前記浸透圧の誘起によって、水流を生じさせ、前記水流によって前記回転体を回転させて発電させる請求項7に記載の水処理システム。
  9. 前記水流は前記第2チャンバーから前記濃縮器へ向かう請求項8に記載の水処理システム。
  10. 前記水流は、前記濃縮器から前記第2チャンバーへ向かう請求項8又は9に記載の水処理システム。
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