JP2019167051A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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【課題】ブロック剛性の低下を抑制しながら、パターンノイズの発生を抑制し、スノー性能を向上させることを可能にした空気入りタイヤを提供する。【解決手段】センター陸部10A及びショルダー陸部10Cの各々にタイヤ幅方向に対して傾斜する複数本のサイプ11A,11Cが設けられ、中間陸部10Bに、鋭角な屈曲部22を有する複数本のラグ溝21と、これらラグ溝21に対して交差する方向に延在する複数本のサイプ11Bとが設けられ、各ラグ溝21は、一方の端部21aが外側主溝9Bに開口する一方で他方の端部21bが中間陸部10B内で終端すると共に、タイヤ周方向に互いに重ならずに配置され、中間陸部11Bのサイプ11Cの溝幅t2がセンター陸部10A及びショルダー陸部10Cの各々のサイプ11A,11Cの溝幅t1,t3よりも狭い。【選択図】図2

Description

本発明は、オールシーズンタイヤとして好適な空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ブロック剛性の低下を抑制しながら、パターンノイズの発生を抑制し、スノー性能を向上させることを可能にした空気入りタイヤに関する。
オールシーズンタイヤにおいて、降雪時に優れたスノー性能を発揮することが求められている。これに対して、従来のオールシーズンタイヤおいては、トレッド部の陸部に屈曲形状を有する複数本のラグ溝を設けることで溝によるエッジ成分をあらゆる方向に作用させると共に、トレッド部の陸部に複数本のサイプを設けることでスノー性能を向上させることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、トレッド部に屈曲形状を有する複数本のラグ溝を設けた場合、ブロック剛性を低下させるという問題がある。また、トレッド部に設けたサイプの配置によってはブロック剛性の低下を助長させてしまうことがある。そして、ブロック剛性の低下に起因して、パターンノイズが発生し易くなるという問題がある。更に、ブロック剛性が低下すると、耐摩耗性が悪化すると共に、ドライ路面での操縦安定性能が悪化する傾向がある。
特開2014−205410号公報
本発明の目的は、ブロック剛性の低下を抑制しながら、パターンノイズの発生を抑制し、スノー性能を向上させることを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、前記トレッド部にタイヤ周方向に延びる一対の内側主溝及び一対の外側主溝を含む4本の主溝が設けられ、これら主溝によりセンター陸部と該センター陸部の外側に位置する一対の中間陸部と該中間陸部の外側に位置する一対のショルダー陸部とが区画された空気入りタイヤにおいて、前記センター陸部及び前記ショルダー陸部の各々にタイヤ周方向に間隔をおいて複数本のサイプが設けられ、前記中間陸部に、鋭角な屈曲部を有する複数本のラグ溝と、これらラグ溝に対して交差する方向に延在する複数本のサイプとが設けられ、各ラグ溝は、一方の端部が前記外側主溝に開口する一方で他方の端部が前記中間陸部内で終端すると共に、タイヤ周方向に互いに重ならずに配置され、前記中間陸部のサイプの溝幅が前記センター陸部及び前記ショルダー陸部の各々のサイプの溝幅よりも狭いことを特徴とするものである。
本発明では、センター陸部及びショルダー陸部の各々にタイヤ周方向に間隔をおいて複数本のサイプが設けられ、中間陸部に、鋭角な屈曲部を有する複数本のラグ溝と、これらラグ溝に対して交差する方向に延在する複数本のサイプとが設けられ、各ラグ溝は、一方の端部が外側主溝に開口する一方で他方の端部が中間陸部内で終端すると共に、タイヤ周方向に互いに重ならずに配置されているので、ブロック剛性の低下を抑制しながら、スノー性能(特に、雪上路面での操縦安定性能)を向上させることができる。また、中間陸部においてサイプがラグ溝と交差することにより局所的にブロック剛性が低下するが、中間陸部のサイプの溝幅がセンター陸部及びショルダー陸部の各々のサイプの溝幅よりも狭く設定されているので、中間陸部におけるブロック剛性の低下を抑制し、パターンノイズの発生を抑えることができる。更に、ブロック剛性の低下を抑制することができるので、耐摩耗性を改善すると共に、ドライ路面での操縦安定性能を改善することができる。
本発明では、センター陸部及びショルダー陸部のサイプのタイヤ幅方向に対する向きは中間陸部のサイプとは逆向きであることが好ましい。これにより、パターンノイズの発生を効果的に抑制することができる。
本発明では、センター陸部の幅W1と中間陸部の幅W2とショルダー陸部の接地領域内での幅W3とはW1<W2<W3の関係を満たすことが好ましい。これにより、中間陸部の幅を比較的広く確保することができ、ドライ路面での操縦安定性能を効果的に改善することができる。
本発明では、ショルダー陸部にタイヤ周方向に間隔をおいて複数本のラグ溝が設けられ、ショルダー陸部におけるラグ溝とサイプの総本数は中間陸部におけるサイプの本数よりも多いことが好ましい。これにより、ショルダー陸部における溝本数を相対的に増やし、中間陸部におけるブロック剛性の低下を抑制しながら、パターンノイズの発生を効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッド部の一例を示す平面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。なお、図2において、Tcはタイヤ周方向、Twはタイヤ幅方向を示している。
図1に示すように、本発明の実施形態からなる空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、該トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2,2と、これらサイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3,3とを備えている。
一対のビード部3,3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4は、タイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含み、各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返されている。ビードコア5の外周上には断面三角形状のゴム組成物からなるビードフィラー6が配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層7が埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。ベルト層7の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。ベルト層7の外周側には、高速耐久性の向上を目的として、補強コードをタイヤ周方向に対して例えば5°以下の角度で配列してなる少なくとも1層のベルトカバー層8が配置されている。ベルトカバー層8の補強コードとしては、ナイロンやアラミド等の有機繊維コードが好ましく使用される。
なお、上述したタイヤ内部構造は空気入りタイヤにおける代表的な例を示すものであるが、これに限定されるものではない。
図2に示すように、トレッド部1には、タイヤ周方向に延びる4本の主溝9が形成されている。主溝9は、タイヤ中心線CLの両側に位置する一対の内側主溝9A,9Aと、タイヤ幅方向最外側に位置する一対の外側主溝9B,9Bとを含んでいる。これら4本の主溝9により、トレッド部1には陸部10が区画されている。陸部10は、タイヤ中心線CL上に位置するセンター陸部10Aと、センター陸部10Aのタイヤ幅方向外側に位置する一対の中間陸部10B,10Bと、各中間陸部10Bのタイヤ幅方向外側に位置する一対のショルダー陸部10C,10Cとを含んでいる。
センター陸部10Aには、タイヤ幅方向に対して同一方向に傾斜する複数本のサイプ11A及び複数本の細溝31がタイヤ周方向に間隔をおいて形成されている。サイプ11Aは、一方の端部が内側主溝9Aに対して連通し、他方の端部が細溝31に連通している。即ち、サイプ11Aはオープンサイプである。一方、細溝31は、サイプ11Aよりも溝幅が広い溝である。この細溝31は、一方の端部が内側主溝9Aに対して連通し、他方の端部がサイプ11Aに連通している。このようなサイプ11Aと細溝31がタイヤ周方向に交互に配置され、センター陸部10Aの全体として細溝31がタイヤ周方向に千鳥状に配置されている。
中間陸部10Bには、タイヤ幅方向に対して同一方向に傾斜する複数本のラグ溝21がタイヤ周方向に間隔をおいて形成されている。これらラグ溝21は、一方の端部21aが外側主溝9Bに開口する一方で、他方の端部21bが中間陸部10B内で終端している。ラグ溝21の各々は、タイヤ周方向に互いに重ならずに配置されている。また、ラグ溝21は、一方の端部21aと他方の端部21bの中途位置において鋭角状に形成された屈曲部22を有している。
また、中間陸部10Bには、ラグ溝21に対して交差する方向に延在する複数本のサイプ11Bがタイヤ周方向に間隔をおいて形成されている。これらサイプ11Bは、ラグ溝21を貫通することで複数の部位に分割された構造を有するが、同一のサイプ11Bにおけるそれぞれの分割された部位は互いに同一直線上に配置されている。サイプ11Bの各々は、全体として、一方の端部が内側主溝9Aに対して連通し、他方の端部が外側主溝9Bに対して連通している。即ち、サイプ11Bはオープンサイプである。
ショルダー陸部10Cには、タイヤ幅方向に対して同一方向に傾斜する複数本のラグ溝24がタイヤ周方向に間隔をおいて形成されている。これらラグ溝24は、外側主溝9Bに対して非連通である。また、ショルダー陸部10Cには、タイヤ幅方向に対して同一方向に傾斜する複数本のサイプ11Cがタイヤ周方向に間隔をおいて形成されている。これらサイプ11Cは両端部がショルダー陸部10C内で終端している。即ち、サイプ11Cはクローズドサイプである。
上記空気入りタイヤにおいて、センター陸部10Aのサイプ11Aの溝幅をt1とし、中間陸部10Bのサイプ11Bの溝幅をt2とし、ショルダー陸部10Cのサイプ11Cの溝幅をt3とする。このとき、中間陸部10Bのサイプ11Bの溝幅t2は、センター陸部10Aのサイプ11Aの溝幅t1及びショルダー陸部10Cのサイプ11Cの溝幅t3よりも狭く構成されている。その際、センター陸部10Aのサイプ11Aの溝幅t1と、ショルダー陸部10Cのサイプ11Cの溝幅t3とは、互いに同一の溝幅に設定しても良く、或いは異なる溝幅に設定しても良い。特に、中間陸部10Bのサイプ11Bの溝幅t2は、センター陸部10Aのサイプ11Aの溝幅t1及びショルダー陸部10Cのサイプ11Cの溝幅t3の0.5〜0.8倍に設定することが好ましい。なお、サイプ11とは溝幅が1.5mm以下の溝である。
上述した空気入りタイヤでは、センター陸部10A及びショルダー陸部10Cの各々にタイヤ周方向に間隔をおいて複数本のサイプ11A,11Cが設けられ、中間陸部10Bに、鋭角な屈曲部22を有する複数本のラグ溝21と、これらラグ溝21に対して交差する方向に延在する複数本のサイプ11Bとが設けられ、各ラグ溝21は、一方の端部21aが外側主溝9Bに開口する一方で他方の端部21bが中間陸部10B内で終端すると共に、タイヤ周方向に互いに重ならずに配置されているので、ブロック剛性の低下を抑制しながら、スノー性能(特に、雪上路面での操縦安定性能)を向上させることができる。また、中間陸部10Bにおいてサイプ11Bがラグ溝21に貫通することにより局所的にブロック剛性が低下するが、中間陸部10Bのサイプ11Bの溝幅t2がセンター陸部10Aのサイプ11Aの溝幅t1及びショルダー陸部10Cのサイプ11Cの溝幅t3よりも狭く設定されているので、中間陸部10Bにおけるブロック剛性の低下を抑制し、パターンノイズの発生を抑えることができる。更に、ブロック剛性の低下を抑制することができるので、耐摩耗性を改善すると共に、ドライ路面での操縦安定性能を改善することができる。
上記空気入りタイヤにおいて、図2に示すように、センター陸部10Aのサイプ11A及びショルダー陸部10Cのサイプ11Cのタイヤ幅方向に対する向きは、中間陸部10Bのサイプ11Bとは逆向きである。このように各陸部10A〜10Cのサイプ11A〜11Cを構成することで、パターンノイズの発生を効果的に抑制することができる。ここで、各陸部10A〜10Cのサイプ11A〜11Cのタイヤ幅方向に対する向きがいずれも同じであると、接地前端線と重なり易くなり、パターンノイズが悪化する傾向がある。
また、センター陸部10Aの幅W1と、中間陸部10Bの幅W2と、ショルダー陸部10Cの接地領域内での幅W3とはW1<W2<W3の関係を満たすように構成されている。このような関係を満たすように各陸部10A〜10Cの幅W1〜W3を設定することで、中間陸部10Bの幅W2を比較的広く確保することができ、ドライ路面での操縦安定性能を効果的に改善することができる。ここで、ショルダー陸部10Cの幅W3が狭すぎるとドライ路面での操縦安定性能及び制動性能が低下する傾向がある。
なお、ショルダー陸部10Cの接地領域内での幅W3は、具体的に、ショルダー陸部10Cの外側主溝9B側の端部から接地端Eまでの幅である。接地端Eは、接地領域のタイヤ幅方向の最外側位置である。接地領域とは、タイヤが基づく規格(JATMA、TRA、ETRTO等)にてタイヤ毎に規定される最大負荷能力に対応する空気圧をタイヤに充填して静止した状態で平板上に垂直に置き、最大負荷能力の80%に相当する荷重を負荷させたときの平板上に形成される接地面におけるタイヤ幅方向の最大直線距離に相当するタイヤ幅方向の領域である。
更に、ショルダー陸部10Cにおけるラグ溝24とサイプ11Cの総本数N2は、中間陸部10Bにおけるサイプ11Bの本数N1よりも多く形成されている。特に、ショルダー陸部10Cにおけるラグ溝24とサイプ11Cの総本数N2は、中間陸部10Bにおけるサイプ11Bの本数N1の1.1〜1.3倍に設定することが好ましい。このように構成することで、ショルダー陸部10Cにおける溝本数を相対的に増やし、中間陸部10Bにおけるブロック剛性の低下を抑制しながら、パターンノイズの発生を効果的に抑制することができる。ここで、ショルダー陸部10Cにおけるラグ溝24とサイプ11Cの総本数N2と、中間陸部10Bにおけるサイプ11Bの本数N1とが同本数に設定した場合、パターンノイズが顕著に発生する傾向がある。その一方で、中間陸部10Bにおけるサイプ11Bの本数N1をショルダー陸部10Cにおけるラグ溝24とサイプ11Cの総本数N2よりも多く設けた場合、ブロック剛性の低下に繋がるため好ましくない。なお、中間陸部10Bにおけるサイプ11Bの本数N1及びショルダー陸部10Cにおけるラグ溝24とサイプ11Cの総本数N2は、各陸部のタイヤ全周に含まれる対象の溝の本数である。
タイヤサイズ225/50R18で、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、そのトレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、トレッド部にタイヤ周方向に延びる一対の内側主溝及び一対の外側主溝を含む4本の主溝が設けられ、これら主溝によりセンター陸部とそのセンター陸部の外側に位置する一対の中間陸部とその中間陸部の外側に位置する一対のショルダー陸部とが区画された空気入りタイヤにおいて、センター陸部及びショルダー陸部の各々にタイヤ幅方向に対して傾斜する複数本のサイプが設けられ、中間陸部に、鋭角な屈曲部を有する複数本のラグ溝と、これらラグ溝に対して交差する方向に延在する複数本のサイプとが設けられ、各ラグ溝は、一方の端部が外側主溝に開口する一方で他方の端部が中間陸部内で終端すると共に、タイヤ周方向に互いに重ならずに配置され、中間陸部のサイプの溝幅がセンター陸部及びショルダー陸部の各々のサイプの溝幅よりも狭く、中間陸部のサイプの溝幅t2、センター陸部のサイプの溝幅t1とショルダー陸部のサイプの溝幅t3、各陸部のサイプのタイヤ幅方向に対する傾斜方向、各陸部の幅W1,W2,W3の大小関係、中間陸部のサイプの本数N1に対するショルダー陸部のラグ溝及びサイプの総本数N2の比(N2/N1)を表1のように設定した従来例及び実施例1〜4のタイヤを製作した。
これら試験タイヤについて、テストドライバーによる雪上路面での操縦安定性能、パターンノイズ及びドライ路面での操縦安定性能に関する官能評価を実施し、その結果を表1に併せて示した。
雪上路面での操縦安定性能に関する官能評価は、各試験タイヤをリムサイズ18×7Jホイールに組み付けて前輪駆動の車両に装着して行った。評価結果は10段階の評価値で示した。この評価値が大きいほど雪上路面での操縦安定性能が優れていることを意味する。
パターンノイズに関する官能評価は、各試験タイヤをリムサイズ18×7Jホイールに組み付けて前輪駆動の車両に装着して行った。評価結果は10段階の評価値で示した。この評価値が大きいほどパターンノイズの発生に対する抑制効果が優れていることを意味する。
ドライ路面での操縦安定性能に関する官能評価は、各試験タイヤをリムサイズ18×7Jホイールに組み付けて前輪駆動の車両に装着して行った。評価結果は10段階の評価値で示した。この評価値が大きいほどドライ路面での操縦安定性能が優れていることを意味する。
Figure 2019167051
表1から判るように、実施例1〜4タイヤは、従来例のタイヤに比して雪上路面での操縦安定性能とパターンノイズとドライ路面での操縦安定性能とがバランス良く改善されていた。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
9 主溝
9A 内側主溝
9B 外側主溝
10 陸部
10A センター陸部
10B 中間陸部
10C ショルダー陸部
11A,11B,11C サイプ
21 ラグ溝
22 屈曲部
t1,t2,t3 溝幅
CL タイヤ中心線
E 接地端

Claims (4)

  1. タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、前記トレッド部にタイヤ周方向に延びる一対の内側主溝及び一対の外側主溝を含む4本の主溝が設けられ、これら主溝によりセンター陸部と該センター陸部の外側に位置する一対の中間陸部と該中間陸部の外側に位置する一対のショルダー陸部とが区画された空気入りタイヤにおいて、
    前記センター陸部及び前記ショルダー陸部の各々にタイヤ周方向に間隔をおいて複数本のサイプが設けられ、前記中間陸部に、鋭角な屈曲部を有する複数本のラグ溝と、これらラグ溝に対して交差する方向に延在する複数本のサイプとが設けられ、各ラグ溝は、一方の端部が前記外側主溝に開口する一方で他方の端部が前記中間陸部内で終端すると共に、タイヤ周方向に互いに重ならずに配置され、前記中間陸部のサイプの溝幅が前記センター陸部及び前記ショルダー陸部の各々のサイプの溝幅よりも狭いことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記センター陸部及び前記ショルダー陸部のサイプのタイヤ幅方向に対する向きが前記中間陸部のサイプとは逆向きであることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記センター陸部の幅W1と前記中間陸部の幅W2と前記ショルダー陸部の接地領域内での幅W3とがW1<W2<W3の関係を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ショルダー陸部にタイヤ周方向に間隔をおいて複数本のラグ溝が設けられ、前記ショルダー陸部におけるラグ溝とサイプの総本数が前記中間陸部におけるサイプの本数よりも多いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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