JP2019166536A - アーク溶接装置 - Google Patents

アーク溶接装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019166536A
JP2019166536A JP2018054835A JP2018054835A JP2019166536A JP 2019166536 A JP2019166536 A JP 2019166536A JP 2018054835 A JP2018054835 A JP 2018054835A JP 2018054835 A JP2018054835 A JP 2018054835A JP 2019166536 A JP2019166536 A JP 2019166536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
chucks
pair
inert gas
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018054835A
Other languages
English (en)
Inventor
清次 青山
Seiji Aoyama
清次 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018054835A priority Critical patent/JP2019166536A/ja
Publication of JP2019166536A publication Critical patent/JP2019166536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

【課題】本明細書は、溶接箇所の周辺への熱害を抑制するアーク溶接装置を提供する。る技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示するアーク溶接装置10は、溶接箇所へ不活性ガスを送り込むガスノズル16と、溶接箇所を挟み込む一対のチャック12、13を備えている。一対のチャック12、13の少なくとも一方に、ガス抜き孔12aが設けられている。このアーク溶接装置10は、ガス抜き孔12aを通じて不活性ガスを溶接箇所から速やかに排気することができるので、不活性ガスが周囲の部品に与える影響を抑えることができる。【選択図】図4

Description

本明細書が開示する技術は、アーク溶接装置に関する。
特許文献1に、アーク溶接装置が開示されている。特許文献1のアーク溶接装置は、接合対象物を挟持する一対のアース電極チャックと、アース電極チャックに接している接合対象物との間にアークを発生させるトーチ電極と、接合対象物の周囲に不活性ガスを送り込むガスノズルを備えている。溶接の際、溶けた材料に空気が混在すると、欠陥を生じてしまうおそれがある。そこで、アーク溶接装置では、溶接の際に接合対象物の周囲に不活性ガスを充填する。不活性ガスを充填することで、空気を排除し、溶接箇所に欠陥が生じることを防止する。
特開2017−51966号公報
不活性ガスには、例えば、高温のアルゴンガスが用いられる。一方、部品の実装密度が高くなると、溶接対象物を挟み込む一対のチャックも小型化され、一対のチャックの間の溶接空間が小さくなる。溶接空間が小さくなると、溶接箇所の周囲に充填する高温の不活性ガスが一対のチャックに遮られ、狭い溶接空間に比較的長い時間滞留することが生じ得る。溶接空間の近傍には他の部品が配置されており、高温の不活性ガスが長時間滞留すると、他の部品に熱害が及ぶおそれがある。本明細書は、他の部品への熱害対策を施したアーク溶接装置を提供する。
本明細書が開示するアーク溶接装置は、溶接箇所へ不活性ガスを送り込むガスノズルと、溶接箇所を挟み込む一対のアース電極チャックを備えている。そして、一対のチャックの少なくとも一方に、ガス抜き孔が設けられている。このアーク溶接装置は、ガス抜き孔を通じて不活性ガスを溶接箇所から速やかに排気することができるので、不活性ガスが周囲の部品に与える影響を抑えることができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例のアーク溶接装置の斜視図である(斜め下からみた図)。 実施例のアーク溶接装置の斜視図である(斜め上からみた図)。 一方のチャックの斜視図である。 アーク溶接装置の断面図である。 変形例のチャックの一部断面図である。
図面を参照して実施例のアーク溶接装置10を説明する。図1に、アーク溶接装置10を斜め下から見た斜視図を示し、図2にアーク溶接装置10を斜め上から見た斜視図を示す。図2は、アーク溶接装置10の一部の図示を省略するとともに、溶接対象を備えたインバータ40を示してある。
アーク溶接装置10は、タングステンで作られたトーチ電極と溶接対象物の間に高温のアークを生じさせ、その熱で溶接対象物を溶かして接合する装置である。この種のアーク溶接装置は、TIG(Tungsten Inert Gas)アーク溶接装置と称される場合がある。アーク溶接装置10は、溶接対象物(溶接箇所)を挟み込む一対のチャック12、13と、不活性ガスを供給するガス供給器15を備えている、図1、図2では見えないが、ガス供給器15の内側にトーチ電極が備えられている。トーチ電極は図4で図示する。
一対のチャック12、13は、導電性の金属で作られており、不図示の直流電源の正極に接続されている。なお、トーチ電極は直流電源の負極に接続されている。一対のチャック12、13は、溶接対象物(溶接箇所)を挟み込んでその位置を保持するとともに、溶接対象物を直流電源の正極電位に保持する役割を有している。一対のチャック12、13は、リニアアクチュエータ20に支持されている。リニアアクチュエータ20は、一対のチャック12、13を、互いの近接方向あるいは離反方向に移動させる装置である。チャック12は、チャック支持部材22を介してリニアアクチュエータ20に連結されており、チャック13は、チャック支持部材23を介してリニアアクチュエータ20に連結されている。チャック12、13の側面は、焦げ防止カバー24、25で覆われている。焦げ防止カバー24、25は、高温になるチャック12、13の熱が周囲に影響を及ぼすことを防止する。
本実施例では、アーク溶接装置10は、2本のバスバ31、32を溶接する。2本のバスバ31、32は、大電流を伝達するのに好適な金属細長板であり、例えば、100ボルト以上の電圧の直流電力を所定の周波数の交流に変換するインバータ40の内部において、2個の電気部品を電気的に接続する。
図2では、ガス供給器15を仮想線で描いてある。一対のチャック12、13は、ガス供給器15の先端部分を覆うように位置している。詳しくは後述するが、ガス供給器15は、その先端のガスノズルから高温の不活性ガスを吐出する。一対のチャック12、13がガス供給器15の先端を囲っているので、吐出された高温ガスは溶接箇所に充填される。
図3に、一方のチャック12の斜視図を示す。図3では、チャック12の先端の一部を仮想線で描いてある。チャック12には、ガス抜き孔12aと、溶接対象物(バスバ31、32)の近傍に位置する樹脂部材41(図2参照)をアークの熱から保護する遮蔽壁12bを備えている。符号12cは、チャック12において、接合対象物(バスバ31)に当接する当接面を示している。
図4に、チャック12、13とガス供給器15の中心を通る断面でカットした断面図を示す。ガス供給器15の中心を、トーチ電極14が通過している。ガス供給器15は、内筒15aと外筒15bの二重筒構造であり、内筒15aは、トーチ電極14を覆っている。内筒15aと外筒15bの間を高温の不活性ガスが流れる。不活性ガスは、例えばアルゴンガスである。なお、先に述べたように、チャック12、13は、直流電源17の正極に接続されており、トーチ電極14は直流電源17の負極に接続されている。スイッチ18をオンオフすることで、チャック12、13に接しているバスバ31、32(溶接対象)とトーチ電極14との間に高電圧を印加する。
ガス供給器15の下端は、トーチ電極14の周囲に不活性ガスを送り込むガスノズル16になっている。図4の矢印Aが、不活性ガスの流れを示している。アーク溶接装置10は、溶接箇所(バスバ31、32)の周囲に不活性ガスを充填することで空気を排除する。アークで溶けた接合対象物に空気が混入すると欠陥が生じるおそれがあるため、アーク溶接装置10では、溶接箇所の周囲に高温の不活性ガスを充填することによって、空気を追い出す。溶接箇所(バスバ31、32)は、一対のチャック12、13で挟まれており、ガスノズル16の周囲は一対のチャック12、13で囲まれているため、不活性ガスが留まる可能性がある。不活性ガスは高温であるため、溶接箇所に滞留すると、周囲の部品(例えば図2に示した樹脂部品41)に熱害を及ぼすおそれがある。そこで、アーク溶接装置10では、ガスノズル16から吐出された不活性ガスが速やかに溶接箇所から排気されるように、一方のチャック12にガス抜き孔12aを設けてある。図4の矢印Bが示すように、ガスノズル16から突出したガスは、ガス抜き孔12aを通じて外部へ放出される。実施例のアーク溶接装置10は、溶接箇所を囲む一対のチャック12、13の一方に、ガス抜き孔12aを設けることで、溶接箇所の周囲へ熱害が及ぶことを防止する。
図5を参照してチャック12の変形例を説明する。図5は、チャック112のガス抜き孔12aの開口近傍の拡大図である。チャック112は、ガス抜き孔12aの開口にガス方向制御壁12dを備えている。ガス方向制御壁12dは、溶接箇所近傍の保護対象物(樹脂部品など)から離れる方向(例えば、矢印Cの方向)へ、ガスの流れ方向を変えるために設けられている。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。チャック12、13が、アース電極チャックの一例に相当する。ガス抜き孔12aは、一対のチャック12、13の一方に設けられていればよいが、両方に設けられていてもよい。一対のチャック12、13は、溶接箇所を挟み込む部材であるので、「クランプ」と称してもよい。ガス抜き孔12aは、溶接箇所の近傍の部品レイアウトに応じて、影響の少ない方向へガスを噴き出すように設ければよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:アーク溶接装置
12、13、112:チャック
12a:ガス抜き孔
12b:遮蔽壁
12d:ガス方向制御壁
14:トーチ電極
15:ガス供給器
15a:内筒
15b:外筒
16:ガスノズル
17:直流電源
18:スイッチ
20:リニアアクチュエータ
22、23:チャック支持部材
24、25:防止カバー
31、32:バスバ
40:インバータ
41:樹脂部材

Claims (1)

  1. 溶接箇所へ不活性ガスを送り込むガスノズルと、
    前記溶接箇所を挟み込む一対のアース電極チャックと、
    を備えており、
    前記一対のチャックの少なくとも一方に、ガス抜き孔が設けられている、アーク溶接装置。
JP2018054835A 2018-03-22 2018-03-22 アーク溶接装置 Pending JP2019166536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018054835A JP2019166536A (ja) 2018-03-22 2018-03-22 アーク溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018054835A JP2019166536A (ja) 2018-03-22 2018-03-22 アーク溶接装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019166536A true JP2019166536A (ja) 2019-10-03

Family

ID=68107873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018054835A Pending JP2019166536A (ja) 2018-03-22 2018-03-22 アーク溶接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019166536A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI573653B (zh) 非自耗電極焊接系統以及其焊接方法
JP2011062723A (ja) 制御装置の端子と回路導体の溶接方法
KR20210110810A (ko) 보호 가스 스트림의 유출을 위한 가스 노즐 및 가스 노즐을 갖는 토치
JP2009099339A (ja) 電子機器の配線接続構造及び方法
JP2019166536A (ja) アーク溶接装置
KR101092774B1 (ko) 협 개선 수동 가스 텅스텐 아크 용접용 토치
KR20120004604U (ko) 돌출된 콘택트팁을 구비한 용접용 토치
KR20200055710A (ko) 열 접합용 토치 몸체
CN209380055U (zh) 一种双丝窄间隙焊枪
JPH0924473A (ja) プラズマトーチ
KR200433671Y1 (ko) 자석 용접 접지장치
CN109352146A (zh) 一种双丝窄间隙焊枪
CN211966290U (zh) 电极和电阻焊机
US10529514B2 (en) Overload release, in particular for a circuit breaker
KR102656275B1 (ko) 하이브리드 용접기
JP3906590B2 (ja) Tig溶接装置
TWM557156U (zh) 手動點焊與連續點焊雙模切換式氬焊機
RU2811984C1 (ru) Быстроизнашивающаяся деталь для дуговой горелки, плазменной горелки или плазменной резательной горелки, а также дуговая горелка, плазменная горелка или плазменная резательная горелка с указанной деталью и способ плазменной резки, а также способ изготовления электрода для дуговой горелки, плазменной горелки или плазменной резательной горелки
KR20130070984A (ko) 파이프 용접용 쉴딩 지그
US20220346216A1 (en) Wear Part for an Arc Torch and Plasma Torch, Arc Torch and Plasma Torch Comprising Same, Method for Plasma Cutting and Method for Producing an Electrode for an Arc Torch and Plasma Torch
JP4794648B2 (ja) アーク溶接装置
JP6455410B2 (ja) 冷却器
JP2014087849A (ja) 制御装置の端子の溶接方法
KR101669948B1 (ko) 아르곤 가스를 이용하는 용접 토치의 냉각장치
JP4347652B2 (ja) アーク溶接装置