JP2019164087A - 水中電動ポンプおよび水中電動ポンプ用電極式水位検知装置 - Google Patents

水中電動ポンプおよび水中電動ポンプ用電極式水位検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電気伝導率が低い液体の場合にも、水中電動ポンプ本体を確実に駆動させることが可能な水中電動ポンプを提供する。【解決手段】この水中電動ポンプ100は、水中電動ポンプ本体101と、第1電極7aと第2電極7bとを含み、排水領域Hの水位が第1電極7aおよび第2電極7bまで上昇し、第1電極7aと第2電極7bとが導通されることで、第1水位L1を検知する電極式水位検知器103と、水位変動で上下方向に移動するフロート93と、フロート93に設けられフロート93の移動に伴い上下に移動される導電体93とを含む導通補助部104とを備え、水中電動ポンプ本体101は、電極式水位検知器103の検知信号に基づき駆動し、導通補助部104は、フロート93が第2水位に上昇した際、電極式水位検知器103の第1電極7aと第2電極7bとに導電体93を接触させて、導電体93を介して第1電極7aと第2電極7bとを導通させる。【選択図】図1

Description

この発明は、水中電動ポンプおよび水中電動ポンプ用電極式水位検知装置に関し、特に、水位を検知することが可能な水中電動ポンプおよび水中電動ポンプ用電極式水位検知装置に関するものである。
従来、水位を検知することが可能な水中電動ポンプが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、水位検知用の一対の電極と、水中電動ポンプ本体とを備える水中電動ポンプが開示されている。水中電動ポンプは、排水領域の液体の水位が一対の電極まで上昇して、一対の電極が導通されることにより水位を検知して、水位の検知に基づいて水中電動ポンプ本体を駆動させるように構成されている。
特開2000−257584号公報
しかしながら、上記特許文献1の水中電動ポンプでは、排水領域の液体の液質や温度などによっては電気伝導率が低くなり、水位が一対の電極まで上昇しても一対の電極が導通されずに、水中電動ポンプ本体が駆動されない場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、電気伝導率が低い液体の場合にも、水中電動ポンプ本体を確実に駆動させることが可能な水中電動ポンプおよび水中電動ポンプ用電極式水位検知装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における水中電動ポンプは、排水領域に設置された水中電動ポンプ本体と、第1電極および第2電極を含み、排水領域の水位が第1電極および第2電極まで上昇して、第1電極および第2電極が導通されることにより、第1水位を検知する電極式水位検知器と、排水領域の水位の変動により上下方向に移動するフロートと、フロートに設けられ、フロートの移動に伴い上下方向に移動される導電体とを含む導通補助部と、を備え、水中電動ポンプ本体は、電極式水位検知器の検知信号に基づいて駆動するように構成され、導通補助部は、フロートが第2水位に上昇した際に、電極式水位検知器の第1電極および第2電極に導電体を接触させることにより、導電体を介して第1電極および第2電極を導通させるように構成されている。
この発明の第1の局面による水中電動ポンプでは、上記のように、導通補助部を、フロートが第2水位に上昇した際に、電極式水位検知器の第1電極および第2電極に導電体を接触させて、導電体を介して第1電極および第2電極を導通させるように構成する。これにより、排水領域の液体の電気伝導率が低いため、液体を介して第1電極および第2電極が導通されない場合であっても、フロートの上昇に伴って導電体を第1電極および第2電極に接触させて、第1電極および第2電極を導通させることができる。すなわち、第1電極と第2電極との間で液体を介した導通ではなく、排水領域の液体の電気伝導率に影響されない導電体を介した機械的な導通を図ることができる。これにより、電気伝導率が低い液体の場合にも、水中電動ポンプ本体を確実に駆動させることができる。その結果、水中電動ポンプ本体が駆動することなく排水領域から液体が溢れ出ることを確実に防止することができる。
上記第1の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、導通補助部は、フロートが第1水位よりも大きい高さ位置の第2水位に上昇した際に、第1電極および第2電極に導電体を接触させることにより、導電体を介して第1電極および第2電極を導通させるように構成されている。このように構成すれば、導通補助部を、電極式水位検知器により第1電極および第2電極が導通されない場合の補助的な構成(バックアップの構成)として用いることができる。すなわち、電極式水位検知器により第1水位を検知できなかった場合でも、導通補助部により第2水位において水中電動ポンプ本体を確実に駆動させることができる。
上記第1の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、電極式水位検知器は、第1電極および第2電極が設けられる検知器本体をさらに含み、導通補助部は、フロートの上昇に応じて、検知器本体に対して導電体を直線移動または回動移動させるように構成されている。このように構成すれば、導電体を直線移動または回動移動させることにより、フロートの移動(動力)を容易に導電体の移動に用いることができる。
この場合、好ましくは、導電体は、フロートの上昇に応じて、検知器本体に対して直線移動または回動移動するように、検知器本体に取り付けられている。このように構成すれば、検知器本体に対して導電体を取り付けることにより、導電体を検知器本体に対して安定して移動させることができる。したがって、検知器本体に設けられる第1電極および第2電極に対しても導電体を安定して移動させることができる。その結果、第1電極および第2電極に向かう導電体の軌道をより安定させることができるので、導電体を第1電極および第2電極により確実に接触させることができる。
上記電極式水位検知器が検知器本体を含む構成において、好ましくは、検知器本体は、上下方向に延びるガイド溝部を有し、導通補助部は、上下方向に延びるように形成され、上端側に設けられるフロートと、下端側に設けられる導電体とを接続し、ガイド溝部に配置される接続部をさらに含み、ガイド溝部により接続部の移動がガイドされることによって、検知器本体に対して導電体を直線移動させるように構成されている。このように構成すれば、ガイド溝部により接続部の移動がガイドされることにより、第1電極および第2電極に向かう導電体の軌道をより安定させることができる。その結果、導電体を第1電極および第2電極により確実に接触させることができる。
この場合、好ましくは、フロートは、検知器本体の直上に配置されている。このように構成すれば、フロートの直下にある検知器本体を、フロートの下方への移動を規制するストッパとして用いることができる。なお、ここでの直上とは、上下方向において、フロートと検知器本体とが互いに重なる位置にあるとともに、フロートが検知器本体の上方の位置にあることを意味する。
上記導通補助部が接続部を含む構成において、好ましくは、第1電極および第2電極は、水平方向に並ぶように配置され、導電体は、第1電極および第2電極の両方の直下に配置されている。このように構成すれば、導電体をフロートと共に直上に移動させるだけで、第1電極および第2電極に導電体を接触させて導通させることができる。なお、ここでの直下とは、上下方向において、第1電極および第2電極と導電体とが互いに重なる位置にあるとともに、導電体が第1電極および第2電極の下方に位置することを意味する。
上記第1の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、導電体は、ブラシ状に形成されている。このように構成すれば、表面積を広く確保したブラシ状に形成された導電体のワイヤ(毛)部分により、第1電極および第2電極に対する導電体の接触を確実に確保することができる。
上記第1の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、導電体は、第1電極および第2電極に接触する際に、傾斜可能なように構成されている。このように構成すれば、第1電極および第2電極に導電体が接触する際に、第1電極および第2電極の両方に導電体が接触するように、導電体を移動させることができるので、第1電極および第2電極に対する導電体の接触を確実に確保することができる。
この発明の第2の局面における水中電動ポンプ用電極式水位検知装置は、第1電極および第2電極を含み、水中電動ポンプ本体が設置される排水領域の水位が第1電極および第2電極まで上昇して、第1電極および第2電極が導通されることにより、第1水位を検知する電極式水位検知器と、排水領域の水位の変動により上下方向に移動するフロートと、フロートに設けられ、フロートの移動に伴い上下方向に移動される導電体とを含む導通補助部と、を備え、導通補助部は、排水領域の水位が第2水位に至ってフロートが上昇した際に、電極式水位検知器の第1電極および第2電極に導電体を接触させることにより、導電体を介して第1電極および第2電極を導通させるように構成されている。
この発明の第2の局面による水中電動ポンプ用電極式水位検知装置では、上記のように、導通補助部を、排水領域の水位が第2水位に至ってフロートが上昇した際に、電極式水位検知器の第1電極および第2電極に導電体を接触させて、導電体を介して第1電極および第2電極を導通させるように構成する。これにより、排水領域の液体の電気伝導率が低いため、液体を介して第1電極および第2電極が導通されない場合であっても、フロートの上昇に伴って導電体を第1電極および第2電極に接触させて、第1電極および第2電極を導通させることができる。すなわち、第1電極と第2電極との間で液体を介した導通ではなく、排水領域の液体の電気伝導率に影響されない導電体を介した機械的な導通を図ることができる。これにより、電気伝導率が低い液体の場合にも、水中電動ポンプ本体を確実に駆動させることが可能な水中電動ポンプ用電極式水位検知装置を提供することができる。その結果、水中電動ポンプ本体が駆動することなく排水領域から液体が溢れ出ることを確実に防止することができる。
本発明によれば、上記のように、電気伝導率が低い液体の場合にも、水中電動ポンプ本体を確実に駆動させることができる。
本発明の第1実施形態による水中電動ポンプの全体構成を示した概略図である。 本発明の第1実施形態による水中電動ポンプの電極式水位検知装置を示した正面図である。 図2の500−500線に沿った断面図である。 水位の上昇による水中電動ポンプの駆動について説明するための図である。 本発明の第2実施形態による水中電動ポンプの電極式水位検知装置を示した側面図および正面図である。 本発明の第3実施形態による水中電動ポンプの電極式水位検知装置を示した正面図である。 本発明の第1〜第3実施形態の第1変形例による水中電動ポンプの電極式水位検知装置を示した一部破断の正面図である。 本発明の第1〜第3実施形態の第2変形例による水中電動ポンプの電極式水位検知装置を示した側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(水中電動ポンプの構成)
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態による水中電動ポンプ100は、図1に示すように、水中電動ポンプ本体101と、電極式水位検知装置102とを備えている。水中電動ポンプ用電極式水位検知装置102(以下、電極式水位検知装置102と省略して記載する)は、電極式水位検知器103と、導通補助部104とを備えている。
水中電動ポンプ100は、電極式水位検知装置102(電極式水位検知器103)により水中電動ポンプ100が設置される排水領域Hの水位を検知するように構成されている。水中電動ポンプ100は、電極式水位検知装置102の検知信号に基づいて水中電動ポンプ本体101を駆動するように構成されている。すなわち、水中電動ポンプ100は、電極式水位検知装置102により、自動運転型の水中電動ポンプとして使用される。また、水中電動ポンプ100は、水中電動ポンプ本体101から電極式水位検知装置102を取り外すことにより、排水領域Hの水位に関らず電源のON/OFFに基づいて駆動する非自動運転型の水中電動ポンプとして使用することも可能である。
水中電動ポンプ100は、電極式水位検知器103の後述する第1電極7aおよび第2電極7bが排水領域Hの液体により導通することにより水位を検知するように構成されている。ただし、第1電極7aおよび第2電極7bが排水領域Hの液体に接触したとしても、第1電極7aおよび第2電極7bが導通しない場合がある。具体的には、排水領域Hの液体が純粋や、雨水や、低温の液体などの電気伝導率が低い液体の場合に、第1電極7aおよび第2電極7bが導通しない場合がある。そこで、水中電動ポンプ100は、導通補助部104を用いて、水位検知用の第1電極7aおよび第2電極7bを確実に導通させるように構成されている。詳細については後述する。
(水中電動ポンプ本体の構成)
図1に示すように、水中電動ポンプ本体101は、モータ1と、回転軸2と、ポンプ室3と、オイル室4と、メカニカルシール41と、オイルリフター42と、ポンプ室3に配置される羽根車5とを備えている。水中電動ポンプ100は、回転軸2が上下方向(Z方向)に延びる縦型の水中電動ポンプである。また、水中電動ポンプ本体101は、比較的低水位にある液体を吸引して揚水するポンプである。
モータ1は、外部から液体が浸入しないように、密閉されている。また、モータ1は、回転軸2を回転駆動させる。モータ1は、回転軸2を介して羽根車5を回転駆動させるように構成されている。また、モータ1は、固定子11と回転子12とを含んでいる。固定子11は、コイルを有しており、モータ1の外周部に配置されている。また、固定子11は、ケーブル13から電力が供給されることにより、磁界を発生させるように構成されている。回転子12は、回転軸2に取り付けられ、固定子11と径方向に対向するようにモータ1の内側に配置されている。また、回転子12は、固定子11からの磁界により回転するように構成されている。
回転軸2は、モータ1の駆動により回転するように構成されている。回転軸2は、モータ1の駆動力を羽根車5に伝えるように構成されている。回転軸2(羽根車5)は、平面視において(Z方向から見た場合に)、時計回り(J方向)に回転するように構成されている。回転軸2は、ベアリング21および22により回転可能に支持されている。回転軸2は、モータ1からオイル室4を貫通してポンプ室3まで延びるように配置されている。回転軸2のモータ1側の他端2bとは逆側の一端2aには、羽根車5が取り付けられている。
ポンプ室3には、羽根車5が配置されている。また、ポンプ室3は、吸込口31と吐出口32とを有している。水中電動ポンプ100は、排水領域Hに設置され、吸込口31からポンプ室3内へ液体を吸引する。そして羽根車5が回転することでポンプ室3内へ吸引された液体へ速度エネルギーを与え、ポンプ室3内にて液体の速度エネルギーが圧力エネルギーに変換され、流路33を介して吐出口32から吐出するように構成されている。
オイル室4は、モータ1およびポンプ室3の間に配置されており、オイル室4は、オイルが充填されている。また、オイル室4内には、メカニカルシール41が設けられている。メカニカルシール41は、負荷側(ポンプ室3側)および反負荷側(ポンプ室3に対して反対側、つまり、モータ1側)に、それぞれ、摺動部(図示せず)を有している。負荷側の摺動部は、ポンプ室3の液体がオイル室4に流入するのを防止(抑制)する機能を有している。また、反負荷側の摺動部は、オイル室4のオイルを含む流体がモータ1側に流入するのを防止(抑制)する機能を有している。なお、摺動部は、オイル室4に充填されたオイルによって、潤滑されるとともに、焼きつかないように冷却される。
オイルリフター42は、オイル室4の回転軸2の周りに設けられ、回転軸2の周囲を囲う筒形状を有している。オイルリフター42は、回転軸2の回転に伴いオイルを上方に持ち上げるように構成されている。つまり、オイルリフター42は、メカニカルシール41の反負荷側の摺動部にオイルを供給するように構成されている。オイルリフター42の下部には、貫通孔42aが設けられている。貫通孔42aは、オイルリフター42の内周側にオイルを導くように構成されている。オイルリフター42は、上方に持ち上げたオイルをオイルリフター42の上端側から外周側に戻すように構成されている。
羽根車5は、回転軸2の一端2a側に取り付けられており、回転軸2を介してモータ1に接続されている。また、羽根車5は、回転軸2と電気的に接続された状態で回転軸2に取り付けられている。羽根車5は、ポンプ室3に配置されている。羽根車5(および回転軸2)の中心は、吸込口31の真上に配置され、吐出口32の側方側に配置されている。
(電極式水位検知器の構成)
図1および図2に示すように、電極式水位検知装置102の電極式水位検知器103は、検知器本体6と、第1電極7aおよび第2電極7bと、ガイド溝部8と、制御基板10とを含んでいる。
電極式水位検知器103は、排水領域Hの水位が第1電極7aおよび第2電極7bまで上昇して、排水領域Hの液体により第1電極7aおよび第2電極7bが導通されることにより第1水位L1(図4(b)参照)を検知するように構成されている。以下、詳細について説明する。
〈検知器本体の構成〉
図1に示すように、検知器本体6は、後述するA方向から見て(側面視で)、水中電動ポンプ本体101の上面および側面に沿って延びるL字状を有している。詳細には、検知器本体6は、水中電動ポンプ本体101の側面に沿って上下方向に延びる縦長で箱状の第1部分61と、水中電動ポンプ本体101の上面に沿って水平方向に延びる横長で箱状の第2部分62とを有している。
検知器本体6の第2部分62には、内側にケーブル13を導入する第1開口部62aと、検知器本体6の内側から水中電動ポンプ本体101の内側に各種ケーブル(図示せず)を導入する第2開口部62bとが設けられている。検知器本体6の内側は、第1開口部62aおよび第2開口部62bにそれぞれ設置されるパッキン(図示せず)により液密状態に保たれている。
検知器本体6の第1部分61の内側には、制御基板10および各種ケーブル(図示せず)が配置されている。検知器本体6の第1部分61の下面61aには、第1電極7aおよび第2電極7bが設けられている。検知器本体6の対向する一対の側面61bには、それぞれ、ガイド溝部8が設けられている。
〈第1電極および第2電極の構成〉
図2に示すように、第1電極7aおよび第2電極7bは、共に、検知器本体6の下面61aから、下方に突出する棒形状を有している。第1電極7aおよび第2電極7bは、水平方向に横並びで、互いに離間して配置されている。第1電極7aの下端および第2電極7bの下端は、互いに略同じ高さ位置に配置されている。
以下では、水平方向のうち第1電極7aおよび第2電極7bが並ぶ方向をA方向とする。また、第2電極7bから第1電極7aに向かう方向をA1方向とし、その逆方向をA2方向とする。また、水平方向のうちA方向に直交する方向をB方向とする。
第1電極7aおよび第2電極7bは、排水領域Hの液体に接触することにより互いに導通するように構成されている。第1電極7aおよび第2電極7bは、それぞれ、検知器本体6の内側において、制御基板10にケーブル(図示せず)を介して接続されている。
〈制御基板の構成〉
制御基板10は、電極式水位検知器103の検知信号に基づく水中電動ポンプ本体101の駆動を制御するように構成されている。
たとえば、制御基板10は、第1電極7aと第2電極7bとの導通が1秒以上継続した場合に、水中電動ポンプ本体101を駆動させるように構成されている。その後、制御基板10は、第1電極7aと第2電極7bとの導通が解除され、解除状態が1分以上継続した場合に、水中電動ポンプ本体101を停止させるように構成されている。
〈ガイド溝部の構成〉
ガイド溝部8は、検知器本体6のA方向両側の側面61bに設けられる一対の構成である。ガイド溝部8は、導通補助部104の電極式水位検知器103に対する上下方向への移動をガイドする機能を有している。ガイド溝部8は、平面視で外方側(A方向の外側)が開放されたC字形状(コの字形状)を有している。ガイド溝部8は、上下方向に延びている。
ガイド溝部8の内側には、導通補助部104の後述する接続部91が配置されている。
平面視で、一対のガイド溝部8の間には、第1電極7aおよび第2電極7bと、導通補助部104の後述する導電体93とが配置されている。
(補助導通部の構成)
図2に示すように、電極式水位検知装置102の導通補助部104は、B方向から見て、概して、検知器本体6の第1部分61、第1電極7aおよび第2電極7bを内側に配置するように、検知器本体6の第1部分61、第1電極7aおよび第2電極7bの周囲を囲む矩形の環状に形成されている。
導通補助部104は、排水領域Hの液体により第1電極7aおよび第2電極7bが導通されない場合に、第1電極7aおよび第2電極7bを機械的な構成により導通させるように構成されている。以下、詳細について説明する。
導通補助部104は、一対の接続部91と、フロート92と、導電体93とを含んでいる。接続部91、フロート92および導電体93は、一体的に構成されている。
〈接続部の構成〉
一対の接続部91は、それぞれ、検知器本体6の第1部分61のA方向の両側に配置されている。一対の接続部91は、一対のガイド溝部8の内側にそれぞれ配置されている。B方向において、一対の接続部91の内側には、第1電極7aおよび第2電極7bが挟まれるように配置されている。
接続部91は、第1部分61のA方向端部の側面61bに沿って上下方向(Z方向)に延びる棒形状を有している。接続部91の上端は、第1部分61の上面61cよりも上方(Z1方向)に配置されている。接続部91の下端は、第1電極7aの下端および第2電極7bの下端よりも下方(Z2方向)に配置されている。接続部91は、C字形状のガイド溝部8に沿った矩形の水平断面形状を有している。
一対の接続部91の上端には、一対の接続部91を接続するようにA方向に延びるフロート92が設けられている。一対の接続部91の下端には、一対の接続部91を接続するようにA方向に延びる導電体93が設けられている。すなわち、接続部91は、上端側に設けられるフロート92と下端側に設けられる導電体93とを接続するように構成されている。
〈フロートの構成〉
フロート92は、排水領域Hの水面上に位置することによって、排水領域Hの水位の変動により上下方向に移動するように構成されている。フロート92は、検知器本体6の第1部分61の直上に配置されている。したがって、フロート92は、第1部分61の上面61cよりも高い水位で上昇を開始するように構成されている。なお、接続部91および導電体93は、フロート92と共に上下方向に移動される。
フロート92は、第1部分61の上面61cに、上方側(Z1方向側)からフロート92が接触することにより下方への移動が規制されるように構成されている。また、フロート92は、第1電極7aの下端および第2電極7bの下端に、下方側から導電体93が接触することにより上方への移動が規制されるように構成されている。
〈導電体の構成〉
導電体93は、導電性を有している。導電体93は、第1電極7aおよび第2電極7bの直下(図3参照)に配置されている。導電体93は、接続部91を介してフロート92に設けられている。導電体93は、フロート92の移動に伴い上下方向に移動される。
導電体93は、フロート92の上昇に応じて、検知器本体6に対して上下方向に直線移動するように構成されている。詳細には、フロート92が上昇(下降)すると、ガイド溝部8に沿って接続部91が上方(下方)に移動する。その結果、接続部91の下端に設けられた導電体93は、検知器本体6に対して上方(下方)に直線移動するように構成されている。導電体93は、A方向に延びる円柱形状を有している。
〈第1電極と第2電極とを導通補助部により導通させる構成〉
導通補助部104は、フロート92の上昇に応じて、検知器本体6に対して導電体93を直線移動させるように構成されている。この際、導通補助部104は、ガイド溝部8により接続部91の移動がガイドされることによって、検知器本体6に対して導電体93を直線移動させるように構成されている。すなわち、導通補助部104は、フロート92の上昇に応じて、導電体93を、第1電極7aおよび第2電極7bに向けて下方から上方に移動させるように構成されている。
導通補助部104は、フロート92が第1水位L1よりも大きい高さ位置の第2水位L2に上昇した際に、第1電極7aおよび第2電極7bに導電体93を接触させることにより、導電体93を介して第1電極7aおよび第2電極7bを導通させるように構成されている。すなわち、導通補助部104は、排水領域Hの液体により第1電極7aおよび第2電極7bが互いに導通されなかった場合に、導電体93により第1電極7aおよび第2電極7bを導通させるように構成されている。つまり、導通補助部104は、第1電極7aおよび第2電極7bを導通させる補助的な構成(バックアップの構成)である。
(水位の上昇による水中電動ポンプの駆動)
次に、図4(a)、(b)(c)、(d)を参照して、排水領域Hの水位の上昇による水中電動ポンプ100の駆動について説明する。以下、水位の上昇に沿って、図4(a)、(b)(c)、(d)の順に説明する。
図4(a)に示す状態では、第1電極7aの下端および第2電極7bの下端の高さ位置よりも、水位が小さい高さ位置にあり、水中電動ポンプ本体101(図1参照)は、停止している。この状態では、フロート92が検知器本体6の第1部分61の上面61cに当接している。図4(a)の状態から水位が上昇すると図4(b)の状態に至る。
図4(b)に示す状態では、水位が第1電極7aの下端および第2電極7bの下端に達する第1水位L1まで上昇し、水中電動ポンプ本体101は、通常、駆動を開始する。詳細には、第1水位L1に達して排水領域Hの液体により、第1電極7aと第2電極7bとが導通されることによって、電極式水位検知器103は、水位を検知する。そして、水中電動ポンプ本体101は、電極式水位検知器103の検知信号に基づいて駆動を開始する。ただし、排水領域Hの液体が雨水などの電気伝導率が低い液体である場合には、第1電極7aと第2電極7bとが導通しない可能性があり、その場合、水中電動ポンプ本体101は、駆動されずに、水位がさらに上昇する。図4(b)の状態から水位が上昇すると図4(c)の状態に至る。
図4(c)に示す状態では、水位が検知器本体6の第1部分61の上面61cよりも大きい所定高さ位置に上昇し、フロート92が上昇を開始する。すなわち、導電体93は、第1電極7aおよび第2電極7bに向けて下方から上方に移動を開始する。図4(c)の状態から水位が上昇すると図4(d)の状態に至る。
図4(d)に示す状態では、水位が第1電極7aおよび第2電極7bに導電体93を接触させる第2水位L2まで上昇し、導電体93は、第1電極7aおよび第2電極7bに接触して互いに導通させる。その結果、水中電動ポンプ本体101は、駆動を開始する。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、導通補助部104を、フロート92が第2水位L2に上昇した際に、電極式水位検知器103の第1電極7aおよび第2電極7bに導電体93を接触させて、導電体93を介して第1電極7aおよび第2電極7bを導通させるように構成する。これにより、排水領域Hの液体の電気伝導率が低いため、液体を介して第1電極7aおよび第2電極7bが導通されない場合であっても、フロート92の上昇に伴って導電体93を第1電極7aおよび第2電極7bに接触させて、第1電極7aおよび第2電極7bを導通させることができる。すなわち、第1電極7aと第2電極7bとの間で液体を介した導通ではなく、排水領域Hの液体の電気伝導率に影響されない導電体93を介した機械的な導通を図ることができる。これにより、電気伝導率が低い液体の場合にも、水中電動ポンプ本体101を確実に駆動させることができる。その結果、水中電動ポンプ本体101が駆動することなく排水領域Hから液体が溢れ出ることを確実に防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、導通補助部104は、フロート92が第1水位L1よりも大きい高さ位置の第2水位L2に上昇した際に、第1電極7aおよび第2電極7bに導電体93を接触させることにより、導電体93を介して第1電極7aおよび第2電極7bを導通させるように構成されている。これにより、導通補助部104を、電極式水位検知器103により第1電極7aおよび第2電極7bが導通されない場合の補助的な構成(バックアップの構成)として用いることができる。すなわち、電極式水位検知器103により第1水位L1を検知できなかった場合でも、導通補助部104により第2水位L2において水中電動ポンプ本体101を確実に駆動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、電極式水位検知器103は、第1電極7aおよび第2電極7bが設けられる検知器本体6をさらに含み、導通補助部104は、フロート92の上昇に応じて、検知器本体6に対して導電体93を直線移動させるように構成されている。これにより、フロート92の移動(動力)を容易に導電体93の移動に用いることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、導電体93は、フロート92の上昇に応じて、検知器本体6に対して直線移動するように、検知器本体6に取り付けられている。これにより、検知器本体6に対して導電体93を取り付けることにより、導電体93を検知器本体6に対して安定して移動させることができる。したがって、検知器本体6に設けられる第1電極7aおよび第2電極7bに対しても導電体93を安定して移動させることができる。その結果、第1電極7aおよび第2電極7bに向かう導電体93の軌道をより安定させることができるので、導電体93を第1電極7aおよび第2電極7bにより確実に接触させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、検知器本体6は、上下方向に延びるガイド溝部8を有し、導通補助部104は、上下方向に延びるように形成され、上端側に設けられるフロート92と、下端側に設けられる導電体93とを接続し、ガイド溝部8に配置される接続部91をさらに含み、ガイド溝部8により接続部91の移動がガイドされることによって、検知器本体6に対して導電体93を直線移動させるように構成されている。これにより、ガイド溝部8により接続部91の移動がガイドされることにより、第1電極7aおよび第2電極7bに向かう導電体93の軌道をより安定させることができる。その結果、導電体93を第1電極7aおよび第2電極7bにより確実に接触させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、フロート92は、検知器本体6の直上に配置されている。これにより、第1電極7aおよび第2電極7bが検知する第1水位L1よりも高い水位でフロート92を浮遊させることができる。また、フロート92の直下にある検知器本体6を、フロート92の下方への移動を規制するストッパとして用いることができる。なお、ここでの直上とは、上下方向において、フロート92と検知器本体6とが互いに重なる位置にあるとともに、フロート92が検知器本体6の上方の位置にあることを意味する。
また、第1実施形態では、上記のように、第1電極7aおよび第2電極7bは、水平方向に並ぶように配置され、導電体93は、第1電極7aおよび第2電極7bの両方の直下に配置されている。これにより、導電体93をフロート92と共に直上に移動させるだけで、第1電極7aおよび第2電極7bに導電体93を接触させて導通させることができる。なお、ここでの直下とは、上下方向において、第1電極7aおよび第2電極7bと導電体93とが互いに重なる位置にあるとともに、導電体93が第1電極7aおよび第2電極7bの下方に位置することを意味する。
また、第1実施形態では、上記のように、導電体93は、第1電極7aおよび第2電極7bに接触する際に、傾斜可能なように構成されている。これにより、第1電極7aおよび第2電極7bに導電体93が接触する際に、第1電極7aおよび第2電極7bの両方に導電体93が接触するように、導電体93を移動させることができるので、第1電極7aおよび第2電極7bに対する導電体93の接触を確実に確保することができる。
[第2実施形態]
図5を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、導電体93を直線移動させた上記第1実施形態とは異なり、導電体293を回動移動させる例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付している。
図5に示すように、第2実施形態の水中電動ポンプ200は、フロート292と、フロート292を支持する導電体293と、導電体293を回動可能に支持するヒンジ部294とを含む導通補助部204を備えている。
フロート292は、A方向から見て、ヒンジ部294から離間した一端に取り付けられている。ヒンジ部294は、B方向に延びる回動中心軸線を中心として導電体293を回動可能に支持している。第1電極7aおよび第2電極7bは、回動移動する導電体293の移動軌跡上に導電体293に対して接触可能なように配置されている。導電体293は、フロートが第2水位L2aに達した際に、第1電極7aおよび第2電極7bに下方側から接触するように構成されている。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、電極式水位検知器103は、第1電極7aおよび第2電極7bが設けられる検知器本体6をさらに含み、導通補助部104は、フロート292の上昇に応じて、検知器本体6に対して導電体293を回動移動させるように構成されている。これにより、検知器本体6にガイド溝部8を設けるようなことをせずとも、検知器本体6に対して導電体293を回動移動させることができるので、電極式水位検知装置102の構成を簡潔にすることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、導電体293は、フロート292の上昇に応じて、検知器本体6に対して回動移動するように、検知器本体6に取り付けられている。これにより、検知器本体6に対して導電体293を取り付けることにより、導電体293を検知器本体6に対して安定して移動させることができる。したがって、検知器本体6に設けられる第1電極7aおよび第2電極7bに対しても導電体293を安定して移動させることができる。その結果、第1電極7aおよび第2電極7bに向かう導電体293の軌道をより安定させることができるので、導電体293を第1電極7aおよび第2電極7bにより確実に接触させることができる。
[第3実施形態]
図6を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、導電体93を円柱形状に形成した上記第1実施形態とは異なり、導電体393をブラシ状に形成する例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付している。
図6に示すように、第3実施形態の水中電動ポンプ300は、導電体393を含む導通補助部304を備えている。
導電体393は、ブラシ状に形成されている。詳細には、導電体393は、A方向に延びる棒状部分と、棒状部分から外方に突出するように設けられる細かな複数のワイヤ(毛)部分とにより形成されている。ワイヤ(毛)部分は、第1電極7aおよび第2電極7bに接触する際に弾性変形するように構成されている。これにより、導電体393は、第1電極7aと第2電極7bとの両方に確実に当接して電気的に接続するように構成されている。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、導電体393は、ブラシ状に形成されている。これにより、表面積を広く確保したブラシ状に形成された導電体393のワイヤ(毛)部分により、第1電極7aおよび第2電極7bに対する導電体393の接触を確実に確保することができる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜3実施形態では、導電体を、水平方向に延びる棒状に形成した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、図7に示す第1変形例のように、導通補助部404の導電体493をパイプ状に形成してもよい。この場合、導電体493は、内側に接続部491が通されて、接続部491により支持されるように構成する。また、接続部491と導電体493との間には、発泡体495などの緩衝材を配置する。これにより、導電体493は、第1電極7aおよび第2電極7bに接触する際に、発泡体495が変形されることにより、接続部491に対して傾斜可能なように構成されている。
また、上記第1および第3実施形態では、導電体を接続部により支持した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、図8に示す第2変形例のように、導通補助部504に筐体596を設け、導電体93を筐体596により支持してもよい。この場合、導電体93は、筐体596の下方側で第1電極7aおよび第2電極7bの直下に配置されている。また、筐体596は、矩形状を有しており、少なくとも、下方側の底面が開放されており、内側に液体が流入可能に構成されている。また、筐体596には、上方側にフロート92が設けられている。また、検知器本体6および筐体596には、それぞれ、図示しないガイド構成が設けられており、筐体596は、ガイド構成により検知器本体6に沿って水位の上昇に伴って上下方向に移動可能に構成されている。
また、上記第1および第3実施形態では、検知器本体の直上にフロートを配置した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、検知器本体の側方にフロートを配置してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、第1電極の下端と第2電極の下端とが略同じ高さ位置にある例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、第1電極の下端と第2電極の下端とが互いに異なる高さ位置にあってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、第1水位において、排水領域の液体により第1電極と第2電極とが導通されるように構成するとともに、第1水位よりも大きい高さ位置の第2水位において、導電体により第1電極と第2電極とが導通されるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、第1水位と第2水位とが同じ高さ位置になるように構成してもよい。すなわち、排水領域の液体により第1電極と第2電極とが導通される水位と、導電体により第1電極と第2電極とが導通される水位とが同じになるように構成してもよい。
また、上記第1および第3実施形態では、接続部が矩形の断面形状を有する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、接続部が円形の断面形状など矩形の断面形状以外の形状を有していてもよい。
6 検知器本体
7a 第1電極
7b 第2電極
8 ガイド溝部
91、491 接続部
92、292 フロート
93、293、393、493 導電体
100、200、300 水中電動ポンプ
101 水中電動ポンプ本体
102 電極式水位検知装置
103 電極式水位検知器
104、204、304、404、504 導通補助部
H 排水領域
L1 第1水位
L2、L2a 第2水位

Claims (10)

  1. 排水領域に設置された水中電動ポンプ本体と、
    第1電極および第2電極を含み、前記排水領域の水位が前記第1電極および前記第2電極まで上昇して、前記第1電極および前記第2電極が導通されることにより、第1水位を検知する電極式水位検知器と、
    前記排水領域の水位の変動により上下方向に移動するフロートと、前記フロートに設けられ、前記フロートの移動に伴い上下方向に移動される導電体とを含む導通補助部と、を備え、
    前記水中電動ポンプ本体は、前記電極式水位検知器の検知信号に基づいて駆動するように構成され、
    前記導通補助部は、前記フロートが第2水位に上昇した際に、前記電極式水位検知器の前記第1電極および前記第2電極に前記導電体を接触させることにより、前記導電体を介して前記第1電極および前記第2電極を導通させるように構成されている、水中電動ポンプ。
  2. 前記導通補助部は、前記フロートが前記第1水位よりも大きい高さ位置の前記第2水位に上昇した際に、前記第1電極および前記第2電極に前記導電体を接触させることにより、前記導電体を介して前記第1電極および前記第2電極を導通させるように構成されている、請求項1に記載の水中電動ポンプ。
  3. 前記電極式水位検知器は、前記第1電極および前記第2電極が設けられる検知器本体をさらに含み、
    前記導通補助部は、前記フロートの上昇に応じて、前記検知器本体に対して前記導電体を直線移動または回動移動させるように構成されている、請求項1または2に記載の水中電動ポンプ。
  4. 前記導電体は、前記フロートの上昇に応じて、前記検知器本体に対して直線移動または回動移動するように、前記検知器本体に取り付けられている、請求項3に記載の水中電動ポンプ。
  5. 前記検知器本体は、上下方向に延びるガイド溝部を有し、
    前記導通補助部は、上下方向に延びるように形成され、上端側に設けられる前記フロートと、下端側に設けられる前記導電体とを接続し、前記ガイド溝部に配置される接続部をさらに含み、前記ガイド溝部により前記接続部の移動がガイドされることによって、前記検知器本体に対して前記導電体を直線移動させるように構成されている、請求項3または4に記載の水中電動ポンプ。
  6. 前記フロートは、前記検知器本体の直上に配置されている、請求項5に記載の水中電動ポンプ。
  7. 前記第1電極および前記第2電極は、水平方向に並ぶように配置され、
    前記導電体は、前記第1電極および前記第2電極の両方の直下に配置されている、請求項5または6に記載の水中電動ポンプ。
  8. 前記導電体は、ブラシ状に形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
  9. 前記導電体は、前記第1電極および前記第2電極に接触する際に、傾斜可能なように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
  10. 第1電極および第2電極を含み、水中電動ポンプ本体が設置される排水領域の水位が前記第1電極および前記第2電極まで上昇して、前記第1電極および前記第2電極が導通されることにより、第1水位を検知する電極式水位検知器と、
    前記排水領域の水位の変動により上下方向に移動するフロートと、前記フロートに設けられ、前記フロートの移動に伴い上下方向に移動される導電体とを含む導通補助部と、を備え、
    前記導通補助部は、前記フロートが第2水位に上昇した際に、前記電極式水位検知器の前記第1電極および前記第2電極に前記導電体を接触させることにより、前記導電体を介して前記第1電極および前記第2電極を導通させるように構成されている、水中電動ポンプ用電極式水位検知装置。
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