JP2019162789A - エンボス加工方法及びエンボス加工システム - Google Patents

エンボス加工方法及びエンボス加工システム Download PDF

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Abstract

【課題】エンボス加工しにくい媒体を用いた場合でも、片面印刷又は両面印刷が施された仕上がりの良いエンボス紙を作成できるようにする。【解決手段】エンボス加工システム100によれば、画像形成装置10において画像が形成された用紙をエンボス加工装置20の加湿部23により加湿し、加湿部23において加湿された用紙に対しエンボス加工部24によりエンボス加工を施す。【選択図】図4

Description

本発明は、エンボス加工方法及びエンボス加工システムに関する。
画像形成装置においては多様な種類の用紙が画像を形成するための媒体として用いられており、エンボス紙など加工を施された用紙が用いられることもある。エンボス紙は名刺やパンフレットなどに用いられ、綺麗に印字したいという需要がある。しかし、エンボス紙の表面には模様に応じて溝がある。そのため、エンボス紙上に画像を形成(印刷)すると溝の部分で転写不良が発生する。
そこで、例えば、特許文献1には、硬化インクで形成した型を媒体に押し付けることで媒体にエンボス加工を施し、媒体に印刷を行う必要がある場合には、同時に媒体上にインクイメージを印刷するエンボス加工装置が記載されている。
特表2014−519993号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエンボス加工装置においては、厚紙等のエンボス紙化しにくい媒体にエンボス加工を施すことについて考慮されていない。そのため、例えば、厚紙等、媒体の種類によっては綺麗にエンボス加工を施すことができないという問題がある。また、エンボス加工と同時に印刷を行う仕組みとなっているため、連続して両面印刷ができない(表面印刷時にすでにエンボス加工が施された媒体に対して裏面印刷時に再度エンボス加工を施してしまうと、ユーザーが意図しない溝が形成されて品質の悪い仕上がりとなってしまう)という問題がある。
本発明の課題は、エンボス加工しにくい媒体を用いた場合でも、片面印刷又は両面印刷が施された仕上がりの良いエンボス紙を作成できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のエンボス加工方法は、
画像データに基づいて媒体上に画像を形成する画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにおいて画像が形成された前記媒体を加湿する加湿ステップと、
前記加湿ステップにおいて加湿された前記媒体に対しエンボス加工を施すエンボス加工ステップと、
を含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記媒体上に形成するエンボス模様のパターン形状を含むエンボス加工条件を表すエンボス加工用データを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにおいて入力されたエンボス加工用データに基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定するエンボス模様決定ステップと、
を含み、
前記エンボス加工ステップは、前記エンボス模様決定ステップにおいて決定されたエンボス模様及び前記エンボス加工用データに基づいて、基体上にエンボス加工の型を形成し、前記エンボス加工の型が形成された前記基体に前記媒体を押し付けることで前記媒体に対しエンボス加工を施す。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記エンボス加工ステップは、前記決定されたエンボス模様及び前記エンボス加工用データに基づいて、前記基体上に配設されたノズルにより前記基体上に前記エンボス加工の型の材料を噴出させて前記エンボス加工の型を形成する。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、
前記エンボス加工用データに含まれる前記エンボス模様のパターン形状は、記憶部に記憶された複数の基本パターン形状の中からユーザーにより選択されたパターン形状である。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の発明において、
前記エンボス模様決定ステップは、前記画像データ及び前記エンボス加工用データに基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、
前記エンボス模様決定ステップは、前記画像データに基づいて表示された画像上からユーザーにより指定された領域、又は前記画像データから自動認識した所定の領域を前記エンボス加工の除外領域として決定し、決定した除外領域と、前記エンボス加工用データに含まれるエンボス模様のパターン形状に基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定する。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか一項に記載の発明において、
前記画像形成ステップは、前記媒体の種類、前記エンボス加工条件、前記加湿に用いる水分量の少なくとも一つを含むパラメーターに基づいて、前記加湿ステップ及び前記エンボス加工ステップにおける前記媒体の縮小量を推定し、推定した縮小量に基づいて前記媒体上に形成する画像を拡大して前記媒体上に形成する。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発明において、
前記媒体の種類又は前記エンボス加工が施される領域サイズに基づいて、前記加湿ステップにおける加湿の要否を決定する加湿要否決定ステップを含み、
前記加湿ステップは、前記加湿要否決定ステップにおいて加湿が必要であると決定された場合に、前記媒体を加湿する。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の発明において、
前記エンボス加工が施された前記媒体を乾燥させる乾燥ステップを更に含む。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、
前記エンボス加工ステップは、回転する一対のエンボス加工ローラーにより形成されるニップ部に前記媒体を通過させることにより前記媒体にエンボス加工を施し、
前記乾燥ステップは、ヒーターにより前記エンボス加工ローラーを加熱することで、前記ニップ部を前記媒体が通過する際に前記媒体を乾燥させる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の発明において、
前記画像形成ステップは、前記画像データに基づくトナー画像を前記媒体に形成した後、前記媒体に形成されたトナー画像を前記媒体に定着させ、
前記加湿ステップは、定着後の前記媒体を加湿する。
請求項12に記載の発明のエンボス加工システムは、
画像データに基づいて媒体上に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置と、
前記画像形成装置において画像が形成された前記媒体を加湿する加湿装置と、
前記加湿装置において加湿された前記媒体に対しエンボス加工を施すエンボス加工装置と、
を備える。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、
前記画像形成装置は、
前記媒体上に形成するエンボス模様のパターン形状を含むエンボス加工条件を表すエンボス加工用データを入力する入力部と、
前記入力部により入力されたエンボス加工用データに基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定し、決定したエンボス模様を表すエンボス模様データ及び前記エンボス加工用データを前記エンボス加工装置に送信する制御部と、
を備え、
前記エンボス加工装置は、
前記画像形成装置から送信された前記エンボス模様データ及び前記エンボス加工用データに基づいて、基体上にエンボス加工の型を形成し、前記エンボス加工の型が形成された前記基体に前記媒体を押し付けることで前記媒体に対しエンボス加工を施す。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、
前記エンボス加工装置は、前記基体上に前記エンボス加工の型の材料を噴出させるノズルを有し、前記エンボス模様データ及び前記エンボス加工用データに基づいて、前記ノズルにより前記基体上に前記材料を噴出させて前記エンボス加工の型を形成する。
請求項15に記載の発明は、請求項13又は14に記載の発明において、
複数のエンボス模様の基本パターン形状を記憶する記憶部を備え、
前記エンボス加工用データに含まれる前記エンボス模様のパターン形状は、前記記憶部に記憶された複数の基本パターン形状の中からユーザーにより選択されたパターン形状である。
請求項16に記載の発明は、請求項13〜15のいずれか一項に記載の発明において、
前記制御部は、前記画像データ及び前記エンボス加工用データに基づいて前記媒体上に形成するエンボス模様を決定し、決定したエンボス模様を表すエンボス模様データ及び前記エンボス加工用データを前記エンボス加工装置に送信する。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、
前記制御部は、前記画像データに基づいて表示部に表示された画像上からユーザーにより指定された領域、又は前記画像データから自動認識した所定の領域を前記エンボス加工の除外領域として決定し、決定した除外領域と、前記エンボス加工用データに含まれるエンボス模様のパターン形状に基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定する。
請求項18に記載の発明は、請求項13〜17のいずれか一項に記載の発明において、
前記制御部は、前記媒体の種類、前記エンボス加工条件、前記加湿に用いる水分量の少なくとも一つを含むパラメーターに基づいて、前記加湿装置及び前記エンボス加工装置における前記媒体の縮小量を推定し、推定した縮小量に基づいて前記媒体上に形成する画像を拡大して前記画像形成部により前記媒体上に形成させる。
請求項19に記載の発明は、請求項13〜18のいずれか一項に記載の発明において、

前記制御部は、前記媒体の種類又は前記エンボス加工が施される領域サイズに基づいて、前記加湿装置における加湿の要否を決定し、
前記加湿装置は、前記制御部により加湿が必要であると決定された場合に、前記媒体を加湿する。
請求項20に記載の発明は、請求項12〜19のいずれか一項に記載の発明において、
前記エンボス加工装置によりエンボス加工された前記媒体を乾燥させる乾燥装置を備える。
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、
前記エンボス加工装置は、回転する一対のエンボス加工ローラーを備え、前記一対のエンボス加工ローラーにより形成されるニップ部に前記媒体を通過させることにより前記媒体にエンボス加工を施し、
前記乾燥装置は、ヒーターを備え、前記ヒーターにより前記エンボス加工ローラーを加熱することで、前記ニップ部を前記媒体が通過する際に前記媒体を乾燥させる。
請求項22に記載の発明は、請求項12〜21のいずれか一項に記載の発明において、
前記画像形成部は、前記画像データに基づくトナー画像を前記媒体に形成するものであり、
前記画像形成装置は、前記画像形成部において前記媒体に形成されたトナー画像を前記媒体に定着させる定着部を備え、
前記加湿装置は、前記定着部による定着後の前記媒体を加湿する。
本発明によれば、エンボス加工しにくい媒体を用いた場合でも、片面印刷又は両面印刷が施された仕上がりの良いエンボス紙を作成することが可能となる。
本発明の実施形態におけるエンボス加工システムの全体構成例を示す図である。 図1の画像形成装置及びエンボス加工装置の機能的構成を示すブロック図である。 エンボス加工装置の内部構成例を示す図である。 図1のエンボス加工システムにより実行されるエンボス紙作成処理の流れを示す図である。
以下、本実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
〔エンボス加工システム100の構成〕
図1は、本実施形態におけるエンボス加工システム100の全体構成例を示す図である。
図1に示すように、エンボス加工システム100は、用紙搬送方向に沿って、画像形成装置10、エンボス加工装置20が直列に接続されて構成されている。
図2は、画像形成装置10及びエンボス加工装置20の機能的構成を示すブロック図である。
画像形成装置10は、電子写真方式の画像形成装置であり、制御部11、画像読取部12、用紙搬送部13、画像形成部14、定着部15、記憶部16、I/F17、操作表示部18、通信部19等を備えて構成され、各部はバス101により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等により構成されている。制御部11のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、画像形成装置10の各部やエンボス加工システム100全体の動作を統括制御する。
画像読取部12は、走査露光装置の光学系により原稿の画像を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサーにより読み取り、得られた画像信号をA/D変換して、シェーディング補正、圧縮等の処理を施して画像データとして制御部11に入力する。制御部11に入力される画像データとしては、画像読取部12で読み取ったものに限らず、例えば、通信部19により画像形成装置10に接続されたPC(Personal Computer)や他の画像形成装置から受信したものであってもよい。
用紙搬送部13は、レジストローラーをはじめとする複数の搬送ローラーや搬送ベルト等を含んで構成される。用紙搬送部13は、図示しない給紙トレイに装填されている用紙を画像形成部14に搬送するとともに、画像形成部14で画像が形成された用紙を定着部15に搬送する。また、定着部15において画像が定着された用紙をエンボス加工装置20に送出する。両面印刷を行う場合には、片面に画像が形成されて定着された用紙の表裏を反転させて画像形成部14に再給紙する。
画像形成部14は、像担持体としての感光体ドラム、帯電部、露光部(レーザ光源、ポリゴンミラー)、現像部、転写部、クリーナー(いずれも図示せず)等を備えて構成されている。画像形成部14は、帯電部よって一様帯電されて回転している感光体ドラムの表面に露光部により露光して、感光体ドラムの面上に画像データに対応した静電潜像を形成し、静電潜像を現像部により反転現像して、黒色のトナー像を感光体ドラム上に形成する。そして、画像形成部14は、レジストローラーによって、給送された用紙と感光体ドラム上に形成されたトナー像との位置合わせのための同期を取って転写部に送出し、感光体ドラムの表面に形成されたトナー像を、転写部によりトナーと反対極性に帯電された用紙に転写する。これにより、用紙に画像が形成される。感光体ドラムに残留したトナーは、クリーナーにより除去される。
定着部15は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧してトナーを用紙に定着させる定着処理を行う。
記憶部16は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、入力された画像データやエンボス加工用データ(詳細後述)等が記憶される。なお、これらのデータ等は制御部11のRAMに記憶されても良い。
I/F17は、エンボス加工装置20に接続するための通信インターフェースを有する。
操作表示部18は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部11から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。LCDの表示画面上は、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルに覆われており、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部11に出力する。
通信部19は、モデム、LANアダプターやルーター等によって構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続されたPC等の外部装置との通信制御を行い、画像形成に用いる印刷用の画像データやエンボス加工用データ等の受信等を行う。
エンボス加工装置20は、制御部21、用紙搬送部22、加湿部23、エンボス加工部24、記憶部25、I/F26等を備えて構成され、各部はバス27により接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等により構成されている。制御部21のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、エンボス加工装置20の各部の動作を統括制御する。
用紙搬送部22は、複数の搬送ローラーや搬送ベルト等を含んで構成され、画像形成装置10から搬送されてきた画像形成及び定着済みの用紙を加湿部23に搬送するとともに、加湿部23を通過した用紙をエンボス加工部24に搬送する。そして、エンボス加工部24によりエンボス加工が施された用紙(すなわち、エンボス紙)を排紙する。
図3は、エンボス加工装置20の内部構成例を示す図である。
図3に示すように、エンボス加工装置20は、用紙搬送方向の上流側に加湿部(加湿装置)23が配置され、下流側にエンボス加工部(エンボス加工装置)24が配置されている。
加湿部23は、用紙の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に延在し、接触しながら回転する一対の加湿ローラー231、232と、加湿ローラー231、232のそれぞれに水分を供給するための水分供給ローラー233、235と、これらに供給する水を貯蔵するタンク234、236とを備えて構成されている。
水分供給ローラー233は、加湿ローラー231と接触可能に設けられている。水分供給ローラー233は、用紙を加湿する際、加湿ローラー231に接触しながら回転し、タンク234に貯蔵されている水分を加湿ローラー231に供給する。水分供給ローラー235についても同様に、加湿ローラー232と接触可能に設けられており、用紙を加湿する際、加湿ローラー232に接触しながら回転し、タンク236に貯蔵されている水分を加湿ローラー232に供給する。加湿ローラー231、232に供給される水分量は制御部11の制御により調整される。水分が供給された加湿ローラー231と加湿ローラー232は、接触しながら回転することで、用紙を挟持しながら用紙全面を加湿してエンボス加工部24に搬送する。用紙を加湿しない場合には、水分供給ローラー233、235は、図示しない移動機構によりそれぞれ加湿ローラー231、232に接触しない位置に退避される。エンボス加工を施す一連の用紙の加湿後、加湿ローラー231、232に供給された水分を乾燥させる乾燥装置を備えることが好ましい。
なお、上述の加湿部23の構成は一例であり、これに限定されない。例えば、水蒸気を発生させて搬送されてきた用紙を加湿する構成としてもよい。
エンボス加工部24は、主走査方向に延在し、接触しながら回転する一対のエンボス加工ローラー241、242(基体)と、エンボス加工ローラー241、242のそれぞれの上に主走査方向に並んだノズル243、246と、IH(誘導加熱)ヒーター244、247と、クリーナー245、248とを備えて構成されている。
ノズル243は、エンボス加工ローラー241に対向して主走査方向に複数のノズルが並んで構成され、制御部21の制御に基づいて、エンボス加工ローラー241上に所定の材料(硬化インク、樹脂等)を噴出し、用紙にエンボス模様(浮き出し模様)を形成するための型(エンボス加工の型)を形成する。IHヒーター244は、エンボス加工の型が形成されたエンボス加工ローラー241を加熱する。ノズル246についても同様に、エンボス加工ローラー242に対向して主走査方向に複数のノズルが並んでおり、制御部21の制御に基づいて、エンボス加工ローラー242上に所定の材料(硬化インク、樹脂等)を噴出し、用紙にエンボス模様を形成するための型を形成する。IHヒーター247は、エンボス加工の型が形成されたエンボス加工ローラー241を加熱する。搬送されてきた用紙は、IHヒーター244、247により高温に加熱されたエンボス加工ローラー241と242の間のニップ部を通過してエンボス加工の型に押し付けられることで、用紙にエンボス加工が施される(エンボス模様が形成される)とともに、加湿による水分が除湿(乾燥)される。
なお、エンボス加工ローラー241と242の両方にエンボス加工の型を形成して歯車を噛み合わせるような形で用紙にエンボス加工を施すこととしてもよいし、片方のみにエンボス加工の型を形成して型を用紙の片面に押し付ける形でエンボス加工を施すこととしてもよい。また、エンボス加工ローラー241、242を加熱するヒーターはIHヒーター以外の他のヒーターを用いてもよい。
ジョブにより画像形成された一連の用紙へのエンボス加工の終了後、エンボス加工ローラー241、242に形成されたエンボス加工の型はクリーナー245、248により除去される。クリーナー245、248としては、例えば、それぞれエンボス加工ローラー241、242に当接するブレードにより熱等により溶融された型の材料を掻き取るもの等を用いることができる。
記憶部25は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、I/F26を介して画像形成装置10から入力された画像データやエンボス加工用データ等が記憶される。
I/F26は、画像形成装置10に接続するためのインターフェースである。
〔エンボス加工システム100の動作〕
次に、エンボス加工システム100の動作について説明する。
図4は、エンボス加工システム100により実行されるエンボス紙作成処理の流れを示す図である。図4に示す処理は、操作表示部18においてエンボス紙の作成を指示する操作が行われるか又は通信部19によりエンボス紙の作成が指示された際に実行される。図4に示す画像形成装置10側の処理は、画像形成装置10の制御部11のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働により実行される。エンボス加工装置20側の処理は、エンボス加工装置20の制御部21のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部11は、印刷用の画像データ及びエンボス加工用データの入力を受け付ける(ステップS1)。
印刷用の画像データは、例えば、画像読取部12における原稿画像の読み取り又は外部装置から通信部19を介して入力される。エンボス加工用データは、例えば、操作表示部18の画面操作又は外部装置から通信部19を介して入力される。
エンボス加工用データとは、エンボス加工を施す際に必要となる情報であり、例えば、用紙の紙種、坪量、サイズ、エンボス加工条件(エンボス模様のパターン形状、深さ(エンボス加工の型の高さ)、エンボス加工時の圧力、エンボス加工の除外領域(なし、文字領域、ロゴマーク領域等)等)の情報が含まれる。エンボス模様のパターン形状は、予め制御部11のROM(又は記憶部16)に記憶されている複数の基本パターンを操作表示部18に表示して(或いは、外部装置の表示部に表示させて)、ユーザーにより選択されたパターンをエンボス模様のパターン形状として入力することができる。また、ユーザーが操作表示部18の画面上又は外部装置においてオリジナルのエンボス模様のパターンを作成して入力することもできる。エンボスの深さ、加工時の圧力は、予め設定された複数の段階から操作表示部18又は外部装置から選択することもできるし、具体的な数値を入力することもできる。なお、エンボス模様のパターン形状は、エンボス模様(エンボス加工により用紙に形成される全体の模様を指す)を構成する個々のパターン(要素)の形状である。この形状のパターンが1又は複数配置されてエンボス模様が構成される。
次いで、制御部11は、エンボス加工用データ(又は、エンボス加工用データ及び印刷用の画像データ)に基づいて、用紙上に形成するエンボス模様を決定し、決定したエンボス模様を表すエンボス模様データを生成してエンボス加工用データとともにI/F17によりエンボス加工装置20に送信する(ステップS2)。
例えば、エンボス加工用データに含まれるエンボス加工の除外領域が「なし」である場合、制御部11は、印刷用の画像データ領域にエンボス模様のパターン形状を所定サイズ、所定間隔で配置して用紙上に形成するエンボス模様を決定し、決定したエンボス模様を表すエンボス模様データを生成する。また、エンボス加工の除外領域が「文字領域(ロゴマーク域)」である場合、制御部11は、印刷用の画像データ領域にエンボス模様のパターン形状を所定サイズ、所定間隔で配置し、印刷用の画像データの文字領域(又はロゴマーク領域)に配置されたエンボス模様のパターン形状を除外したものを用紙上に形成するエンボス模様として決定する。そして、決定したエンボス模様を表すエンボス模様データを生成する。印刷用の画像データにおける除外領域(文字領域やロゴマーク領域等)は、制御部11により自動的に認識してもよいし、例えば、操作表示部18又は外部装置の表示部に画像データに基づくプレビュー画像を表示して、ユーザー操作によりエンボス加工を除外する領域を指定することとしてもよい。
エンボス模様データは、決定したエンボス模様を表すデータ(エンボス模様を構成するパターンの形状、その配置(レイアウト)等)である。
次いで、制御部11は、画像形成後の用紙の加湿の要否を決定し、I/F17を介してエンボス加工装置20に通知する(ステップS3)。
紙種によっては、加湿を行わない方が良いものが存在する。また、エンボス加工の除外領域が大きく、エンボス加工される領域が小さい場合は、加湿が不要な場合もある。そこで、制御部11は、使用される紙種又はエンボス加工が施される領域サイズに基づいて、用紙の加湿の要否を決定する。例えば、使用する用紙が予め定められた紙種である場合、又は、エンボス加工の除外領域の面積が予め定められた面積より大きい場合に、画像形成後の用紙の加湿が不要であると決定し、それ以外の場合は画像形成後の用紙の加湿が必要であると決定する。
次いで、制御部11は、加湿及びエンボス加工等による用紙の縮小量を推定し、推定した縮小量に基づいて印刷用の画像データの拡大処理を行う(ステップS4)。
エンボス加工装置20における加湿、除湿、エンボス加工等のプロセスを経ることにより用紙が縮み、これに伴い用紙に形成した画像が縮小することが考えられるため、その縮小量に基づいて印刷用の画像データを拡大する。
ステップS4において、制御部11は、まず、使用する用紙の紙種と坪量に基づいて、加湿に使用する水分量を決定する。例えば、紙種及び坪量と水分量との対応関係を示すテーブルを制御部11のROM(又は記憶部16)に記憶しておき、制御部11は、このテーブルに基づいて、用紙の加湿に用いる水分量を取得する。次いで、制御部11は、紙種と加湿に用いる水分量の関係から、用紙の加湿による縮小率αを推定する。例えば、紙種と加湿に用いる水分量の組み合わせと、用紙の加湿による縮小率αの関係を示すテーブル又は式を実験的に求めて制御部11のROM(又は記憶部16)に記憶しておき、制御部11は、紙種と加湿に用いる水分量の組み合わせと縮小率αの関係を示すテーブル又は式に基づいて、用紙の加湿による縮小率αを推定する。次いで、制御部11は、エンボス加工条件(エンボス模様のパターン形状及び深さ)に基づいて、エンボス加工の型の体積(総体積)を算出し、算出した体積に基づいて、用紙の縮み量βを推定する。そして、制御部11は、下記の(式1)により縮小後の用紙サイズを推定する。
縮小後サイズ=用紙サイズ×縮小率α−縮み量β・・・(式1)
制御部11は、推定した用紙の縮小後サイズに基づいて、印刷用の画像データの拡大率を決定し、拡大を行う。
なお、ステップS3において加湿が不要と決定された場合には、縮小率αの推定は不要(縮小率α=1)である。
次いで、制御部11は、用紙搬送部13、画像形成部14を制御して、拡大された印刷用の画像データに基づいて用紙に画像を形成させ(ステップS5)、画像形成済みの用紙を定着部15により定着させる(ステップS6)。そして、制御部11は、定着済みの用紙をエンボス加工装置20に搬送する(ステップS7)。なお、ステップS5においては、片面印刷を行っても両面印刷を行ってもよい。
エンボス加工装置20においては、I/F26を介して画像形成装置10からエンボス加工用データ及びエンボス模様データを受信すると、制御部21は、エンボス加工用データ及びエンボス模様データに基づいて、回転させたエンボス加工ローラー241、242上にノズル243、246により材料(インク、樹脂等)を噴射させてエンボス加工の型を形成させる(ステップS8)。
次いで、制御部21は、IHヒーター244、247によりエンボス加工ローラー241、242を加熱する(ステップS9)。IHヒーター244、247によりエンボス加工ローラー241、242を加熱することで、エンボス加工ローラー241、242のニップ部を用紙が通過する際にエンボス加工を行うと同時に用紙を乾燥させることができる。なお、加湿が不要と通知された場合は、S9の加熱を省略してもよい。
ステップS8及びS9の処理は、画像形成装置10におけるステップS3〜S7と並行して行うことができる。
画像形成装置10から定着済みの用紙が搬送されると、制御部21は、画像形成装置10から受信した加湿要否の通知情報に基づいて、加湿部23による加湿を行うか否かを判断する(ステップS10)。
加湿部23による加湿を行うと判断した場合(ステップS10;YES)、制御部21は、加湿部23の水分供給ローラー233、235により紙種及び坪量に応じた水分量を加湿ローラー231、232に供給しながら加湿ローラー231、232を回転させることにより、搬送されてきた用紙を加湿しながらエンボス加工部24に搬送する(ステップS11)。
加湿部23による加湿を行わないと判断した場合(ステップS10;NO)、制御部21は、水分供給ローラー233、235を加湿ローラー231、232から離間させて、加湿ローラー231、232に水分を供給することなく回転させることにより、搬送されてきた用紙を加湿することなくエンボス加工部24に搬送する(ステップS12)。
次いで、制御部21は、エンボス加工の型が形成され、加熱されたエンボス加工ローラー241、242のニップ部に加湿部23から搬送された用紙を通過させることにより、用紙にエンボス加工を施して乾燥させる(ステップS13)。そして、制御部21は、印刷が施されたエンボス紙を用紙搬送部22により図示しない排紙トレイに排紙させ(ステップS14)、エンボス紙作成処理を終了する。
以上説明したように、エンボス加工システム100によれば、画像形成装置10において画像が形成された用紙をエンボス加工装置20の加湿部23により加湿し、加湿部23において加湿された用紙に対しエンボス加工部24によりエンボス加工を施す。
したがって、厚紙等のエンボス加工がしにくい用紙を用いた場合でも、仕上がりのよいエンボス紙を作成することができる。また、エンボス加工を行う前に印刷(画像形成)を行っておくので、両面印刷を行ってもユーザーが意図しない溝が形成されて品質の悪い仕上がりとなってしまうことがなく、仕上がりの良いエンボス紙を得ることができる。
また、画像形成装置10の制御部11は、操作表示部18又は通信部19を介して入力された、エンボス模様のパターン形状を含むエンボス加工条件を表すエンボス加工用データに基づいて、用紙に形成するエンボス模様を決定し、決定したエンボス模様を表すエンボス模様データ及びエンボス加工用データをエンボス加工装置20に送信する。エンボス加工装置20は、画像形成装置10から送信されたエンボス模様データ及びエンボス加工用データに基づいて、エンボス加工ローラー241、242上にエンボス加工の型を形成し、エンボス加工の型が形成されたエンボス加工ローラー241、242のニップ部に用紙を通過させることで用紙に対してエンボス加工を施す。したがって、ユーザーが所望するパターン形状、深さ等のエンボス加工を用紙に施すことができる。
また、制御部11のROM又は記憶部16に複数のエンボス模様の基本パターン形状を記憶しておき、ROM又は記憶部16に記憶された複数の基本パターン形状の中からユーザーがエンボス加工に用いるパターン形状を選択できるので、ユーザーは容易にエンボス模様のパターン形状を入力することが可能となる。
また、制御部11は、印刷用の画像データ及びエンボス加工用データに基づいて用紙に形成するエンボス模様を決定するので、例えば、文字領域、ロゴマーク領域等エンボス加工を施す領域から除外することができ、用紙に形成するエンボス模様の自由度を高めることができる。
また、制御部11は、エンボス加工に用いる用紙の紙種、エンボス加工条件、加湿に用いる水分量の少なくとも一つを含むパラメーターに基づいて、エンボス加工装置20における用紙の縮小量を推定し、推定した縮小量に基づいて用紙上に形成する画像を拡大して画像形成部14により用紙に形成させる。したがって、用紙に形成された印刷画像のサイズが縮小されてしまうことを防止することができる。
また、制御部11は、用紙の紙種又はエンボス加工が施される領域サイズに基づいて、加湿部23における加湿の要否を決定し、加湿部23は、加湿が必要であると決定された場合に、用紙の加湿を行う。したがって、例えば、加湿を行わない方が良い紙種を用紙として用いる場合や、エンボス加工される領域が小さく加湿が必要ない場合は、加湿を省略することができる。
また、エンボス加工装置20は、IHヒーター244、247を有するので、加湿された用紙を乾燥させて排紙することができる。例えば、IHヒーター244、247によりエンボス加工ローラー241、242を加熱することで、エンボス加工ローラー241、242のニップ部を用紙が通過する際にエンボス加工を行うと同時に用紙を乾燥させることができる。
また、エンボス加工装置20の加湿部23は、定着部15による定着後の用紙を加湿するので、トナーが滲んで汚れることを防止することができる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、上記実施形態においては、画像形成及びエンボス加工を施す媒体として用紙を用いる場合を例にとり説明したが、布等の他の媒体としてもよい。
また、上記実施形態においては、モノクロの画像形成装置を用いて画像形成を行う場合を例にとり説明したが、カラーの画像形成装置を用いて画像形成を行うこととしてもよい。
また、上記実施形態においては、画像形成装置の制御部でエンボス加工用データに基づいてエンボス模様を決定してエンボス模様データを作成することとしたが、エンボス加工装置の制御部で行ってもよい。
また、上記実施形態においては、画像形成装置とエンボス加工装置が直列で接続されており、画像形成装置で画像形成及び定着が行われた媒体を続けてエンボス加工装置に搬送して加湿及びエンボス加工を施すインラインのシステム構成として説明したが、画像形成装置とエンボス加工装置は接続されていなくてもよく、画像形成装置で画像形成及び定着された用紙を別途エンボス加工装置に給紙して加湿及びエンボス加工を施すこととしてもよい。
その他、エンボス加工システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 エンボス加工システム
10 画像形成装置
11 制御部
12 画像読取部
13 用紙搬送部
14 画像形成部
15 定着部
16 記憶部
17 I/F
18 操作表示部
19 通信部
101 バス
20 エンボス加工装置
21 制御部
22 用紙搬送部
23 加湿部
24 エンボス加工部
25 記憶部
26 I/F
27 バス

Claims (22)

  1. 画像データに基づいて媒体上に画像を形成する画像形成ステップと、
    前記画像形成ステップにおいて画像が形成された前記媒体を加湿する加湿ステップと、
    前記加湿ステップにおいて加湿された前記媒体に対しエンボス加工を施すエンボス加工ステップと、
    を含むエンボス加工方法。
  2. 前記媒体上に形成するエンボス模様のパターン形状を含むエンボス加工条件を表すエンボス加工用データを入力する入力ステップと、
    前記入力ステップにおいて入力されたエンボス加工用データに基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定するエンボス模様決定ステップと、
    を含み、
    前記エンボス加工ステップは、前記エンボス模様決定ステップにおいて決定されたエンボス模様及び前記エンボス加工用データに基づいて、基体上にエンボス加工の型を形成し、前記エンボス加工の型が形成された前記基体に前記媒体を押し付けることで前記媒体に対しエンボス加工を施す請求項1に記載のエンボス加工方法。
  3. 前記エンボス加工ステップは、前記決定されたエンボス模様及び前記エンボス加工用データに基づいて、前記基体上に配設されたノズルにより前記基体上に前記エンボス加工の型の材料を噴出させて前記エンボス加工の型を形成する請求項2に記載のエンボス加工方法。
  4. 前記エンボス加工用データに含まれる前記エンボス模様のパターン形状は、記憶部に記憶された複数の基本パターン形状の中からユーザーにより選択されたパターン形状である請求項2又は3に記載のエンボス加工方法。
  5. 前記エンボス模様決定ステップは、前記画像データ及び前記エンボス加工用データに基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定する請求項2〜4のいずれか一項に記載のエンボス加工方法。
  6. 前記エンボス模様決定ステップは、前記画像データに基づいて表示された画像上からユーザーにより指定された領域、又は前記画像データから自動認識した所定の領域を前記エンボス加工の除外領域として決定し、決定した除外領域と、前記エンボス加工用データに含まれるエンボス模様のパターン形状に基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定する請求項5に記載のエンボス加工方法。
  7. 前記画像形成ステップは、前記媒体の種類、前記エンボス加工条件、前記加湿に用いる水分量の少なくとも一つを含むパラメーターに基づいて、前記加湿ステップ及び前記エンボス加工ステップにおける前記媒体の縮小量を推定し、推定した縮小量に基づいて前記媒体上に形成する画像を拡大して前記媒体上に形成する請求項2〜6のいずれか一項に記載のエンボス加工方法。
  8. 前記媒体の種類又は前記エンボス加工が施される領域サイズに基づいて、前記加湿ステップにおける加湿の要否を決定する加湿要否決定ステップを含み、
    前記加湿ステップは、前記加湿要否決定ステップにおいて加湿が必要であると決定された場合に、前記媒体を加湿する請求項1〜7のいずれか一項に記載のエンボス加工方法。
  9. 前記エンボス加工が施された前記媒体を乾燥させる乾燥ステップを更に含む請求項1〜8のいずれか一項に記載のエンボス加工方法。
  10. 前記エンボス加工ステップは、回転する一対のエンボス加工ローラーにより形成されるニップ部に前記媒体を通過させることにより前記媒体にエンボス加工を施し、
    前記乾燥ステップは、ヒーターにより前記エンボス加工ローラーを加熱することで、前記ニップ部を前記媒体が通過する際に前記媒体を乾燥させる請求項9に記載のエンボス加工方法。
  11. 前記画像形成ステップは、前記画像データに基づくトナー画像を前記媒体に形成した後、前記媒体に形成されたトナー画像を前記媒体に定着させ、
    前記加湿ステップは、定着後の前記媒体を加湿する請求項1〜10のいずれか一項に記載のエンボス加工方法。
  12. 画像データに基づいて媒体上に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置と、
    前記画像形成装置において画像が形成された前記媒体を加湿する加湿装置と、
    前記加湿装置において加湿された前記媒体に対しエンボス加工を施すエンボス加工装置と、
    を備えるエンボス加工システム。
  13. 前記画像形成装置は、
    前記媒体上に形成するエンボス模様のパターン形状を含むエンボス加工条件を表すエンボス加工用データを入力する入力部と、
    前記入力部により入力されたエンボス加工用データに基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定し、決定したエンボス模様を表すエンボス模様データ及び前記エンボス加工用データを前記エンボス加工装置に送信する制御部と、
    を備え、
    前記エンボス加工装置は、
    前記画像形成装置から送信された前記エンボス模様データ及び前記エンボス加工用データに基づいて、基体上にエンボス加工の型を形成し、前記エンボス加工の型が形成された前記基体に前記媒体を押し付けることで前記媒体に対しエンボス加工を施す請求項12に記載のエンボス加工システム。
  14. 前記エンボス加工装置は、前記基体上に前記エンボス加工の型の材料を噴出させるノズルを有し、前記エンボス模様データ及び前記エンボス加工用データに基づいて、前記ノズルにより前記基体上に前記材料を噴出させて前記エンボス加工の型を形成する請求項13に記載のエンボス加工システム。
  15. 複数のエンボス模様の基本パターン形状を記憶する記憶部を備え、
    前記エンボス加工用データに含まれる前記エンボス模様のパターン形状は、前記記憶部に記憶された複数の基本パターン形状の中からユーザーにより選択されたパターン形状である請求項13又は14に記載のエンボス加工システム。
  16. 前記制御部は、前記画像データ及び前記エンボス加工用データに基づいて前記媒体上に形成するエンボス模様を決定し、決定したエンボス模様を表すエンボス模様データ及び前記エンボス加工用データを前記エンボス加工装置に送信する請求項13〜15のいずれか一項に記載のエンボス加工システム。
  17. 前記制御部は、前記画像データに基づいて表示部に表示された画像上からユーザーにより指定された領域、又は前記画像データから自動認識した所定の領域を前記エンボス加工の除外領域として決定し、決定した除外領域と、前記エンボス加工用データに含まれるエンボス模様のパターン形状に基づいて、前記媒体上に形成するエンボス模様を決定する請求項16に記載のエンボス加工システム。
  18. 前記制御部は、前記媒体の種類、前記エンボス加工条件、前記加湿に用いる水分量の少なくとも一つを含むパラメーターに基づいて、前記加湿装置及び前記エンボス加工装置における前記媒体の縮小量を推定し、推定した縮小量に基づいて前記媒体上に形成する画像を拡大して前記画像形成部により前記媒体上に形成させる請求項13〜17のいずれか一項に記載のエンボス加工システム。
  19. 前記制御部は、前記媒体の種類又は前記エンボス加工が施される領域サイズに基づいて、前記加湿装置における加湿の要否を決定し、
    前記加湿装置は、前記制御部により加湿が必要であると決定された場合に、前記媒体を加湿する請求項13〜18のいずれか一項に記載のエンボス加工システム。
  20. 前記エンボス加工装置によりエンボス加工された前記媒体を乾燥させる乾燥装置を備える請求項12〜19のいずれか一項に記載のエンボス加工システム。
  21. 前記エンボス加工装置は、回転する一対のエンボス加工ローラーを備え、前記一対のエンボス加工ローラーにより形成されるニップ部に前記媒体を通過させることにより前記媒体にエンボス加工を施し、
    前記乾燥装置は、ヒーターを備え、前記ヒーターにより前記エンボス加工ローラーを加熱することで、前記ニップ部を前記媒体が通過する際に前記媒体を乾燥させる請求項20に記載のエンボス加工システム。
  22. 前記画像形成部は、前記画像データに基づくトナー画像を前記媒体に形成するものであり、
    前記画像形成装置は、前記画像形成部において前記媒体に形成されたトナー画像を前記媒体に定着させる定着部を備え、
    前記加湿装置は、前記定着部による定着後の前記媒体を加湿する請求項12〜21のいずれか一項に記載のエンボス加工システム。
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