JP2019161761A - 間接活線工具 - Google Patents

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拓真 浅野
Takuma Asano
拓真 浅野
豊 大畑
Yutaka Ohata
豊 大畑
克巳 植田
Katsumi Ueda
克巳 植田
伸悟 森脇
Shingo Moriwaki
伸悟 森脇
憲治 西尾
Kenji Nishio
憲治 西尾
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Abstract

【課題】電線の先端に挿入されたスリーブを圧縮する作業を行う際の作業性を向上させる間接活線工具を提供する。【解決手段】圧縮ペンチ1は、一端に一対の把持アーム101A、101Bを有するとともに他端に一対の把持アームを開閉するための操作ハンドルを有する絶縁操作棒100に装着される間接活線工具であって、スリーブを圧縮する圧縮ヘッド10と、圧縮ヘッドから延在して一対の把持アームに装着され、圧縮ヘッドを閉じる際に一対の把持アームを閉じることに伴って閉じる一対の圧縮アーム20と、圧縮ヘッドの閉じる動作を許可し、圧縮ヘッドの開く動作を禁止する第1開閉機構30と、一対の把持アームのうち一方の把持アームと、一対の圧縮アームのうち一方の圧縮アームと、の間に介在し、一対の把持アームを閉じることに伴って一対の圧縮アームを閉じ、一対の圧縮アームを開かずに一対の把持アームを開く第2開閉機構40と、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、間接活線工具に関する。
電線(例えば、高圧引下線)の先端に挿入されたスリーブを圧縮する間接活線工具として、絶縁操作棒の先端に圧縮ペンチを装着する工具が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2016−82717号公報
一般に、電線の先端に挿入されたスリーブを圧縮する場合、一人の作業者が2本の絶縁操作棒を両手に持ってスリーブの両側の電線を把持し、もう一人の作業者が圧縮ペンチが先端に装着された1本の絶縁操作棒及びバインド打ち器が先端に装着された1本の絶縁操作棒を両手に持ってスリーブを圧縮する作業を行っている。
しかし、スリーブを圧縮する作業現場に合計4本の絶縁操作棒が混在するため、4本の絶縁操作棒同士が干渉してしまい、作業性が低下する虞がある。又、作業者が圧縮ペンチが装着された1本の絶縁操作棒を片手に持って操作するため、この点においても作業性が低下する虞がある。
そこで、本発明は、電線の先端に挿入されたスリーブを圧縮する作業を行う際の作業性を向上させる間接活線工具を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、一端に一対の把持アームを有するとともに他端に前記一対の把持アームを開閉するための操作ハンドルを有する絶縁操作棒に装着される間接活線工具であって、スリーブを圧縮する圧縮ヘッドと、前記圧縮ヘッドから延在して前記一対の把持アームに装着され、前記圧縮ヘッドを閉じる際に前記一対の把持アームを閉じることに伴って閉じる一対の圧縮アームと、前記圧縮ヘッドの閉じる動作を許可し、前記圧縮ヘッドの開く動作を禁止する第1開閉機構と、前記一対の把持アームのうち一方の把持アームと、前記一対の圧縮アームのうち一方の圧縮アームと、の間に介在し、前記一対の把持アームを閉じることに伴って前記一対の圧縮アームを閉じ、前記一対の圧縮アームを開かずに前記一対の把持アームを開く第2開閉機構と、を備える。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、電線の先端に挿入されたスリーブを圧縮する作業を行う際の作業性を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る間接活線工具に用いられる絶縁操作棒を示す図である。 本実施形態に係る間接活線工具に用いられる圧縮ペンチの第1状態を示す図である。 本実施形態に係る間接活線工具に用いられる圧縮ペンチの第2状態を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===絶縁操作棒===
図1は、本実施形態に係る間接活線工具に用いられる絶縁操作棒の一例を示す図である。
絶縁操作棒100は、電線に係る間接活線作業を行う際に用いられる長尺形状を呈する工具であって、一対の把持アーム101、操作ハンドル102、連結棒103を含んで構成される。
一対の把持アーム101は、対象物を把持することができるように、湾曲形状を呈する固定アーム101A及び可動アーム101Bを有する。可動アーム101Bは、作業者がハンドル102を握る方向に操作しない限り、固定アーム101Aから遠ざかる方向(一対の把持アーム101が開く方向)に付勢されている。そして、可動アーム101Bは、作業者がハンドル102を握る方向に操作すると、連結棒103を通して固定アーム101Aに近づく方向(一対の把持アーム101が閉じる方向)に回動する。
===圧縮ペンチ===
図2Aは、本実施形態に係る間接活線工具に用いられる圧縮ペンチの第1状態を示す図である。図2Bは、本実施形態に係る間接活線工具に用いられる圧縮ペンチの第2状態を示す図である。尚、第1状態とは、後述する第1開閉機構において噛合歯止めが噛合歯に係止する状態と、後述する第2開閉機構において鋸歯が鋸歯止めに係止する状態と、を指している。又、第2状態とは、後述する第1開閉機構において噛合歯止めが噛合歯に係止しない状態と、後述する第2開閉機構において鋸歯が鋸歯止めに係止しない状態と、を指している。
圧縮ペンチ1は、電線(例えば、高圧引下線)の先端に挿入されたスリーブを圧縮するための工具であって、絶縁操作棒100の操作ハンドル102とは反対側の先端に設けられた一対の把持アーム101に装着される。
圧縮ペンチ1は、圧縮ヘッド10、一対の圧縮アーム20、第1開閉機構30、第2開閉機構40、固定金具50,60を含んで構成される。
圧縮ヘッド10は、電線の先端に挿入されたスリーブを挟持しながら圧縮するヘッドである。圧縮ヘッド10は、電線の先端に挿入されたスリーブを挟持することができるように、固定アーム10A及び可動アーム10Bを有する。
一対の圧縮アーム20は、圧縮ヘッド10を開閉することができるように、固定アーム20A及び可動アーム20Bを有する。固定アーム20Aは、固定アーム10Aから延在して固定アーム10Aと一体的に形成される。可動アーム20Bは、可動アーム10Bから延在して可動アーム10Bと一体的に形成される。固定アーム10A,20Aの境界部と可動アーム10B,20Bの境界部とは同軸に結合される。従って、可動アーム20Bが固定アーム20Aに近づく方向(一対の圧縮アーム20が閉じる方向)に回動すると、可動アーム10Bも固定アーム10Aに近づく方向(圧縮ヘッド10が閉じる方向)に回動し、可動アーム20Bが固定アーム20Aから遠ざかる方向(一対の圧縮アーム20が開く方向)に回動すると、可動アーム10Bも固定アーム10Aから遠ざかる方向(圧縮ヘッド10が開く方向)に回動する。
第1開閉機構30は、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づく方向に一定量回動するまで(圧縮ヘッド10が一定量閉じるまで)、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づく方向(圧縮ヘッド10が閉じる方向)に回動する動作を許可しつつ、可動アーム10Bが固定アーム10Aから遠ざかる方向(圧縮ヘッド10が開く方向)に回動する動作を禁止する。更に、第1開閉機構30は、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づく方向に一定量回動すると(圧縮ヘッド10が一定量閉じると)、可動アーム10Bが固定アーム10Aから遠ざかる方向(圧縮ヘッド10が開く方向)に回動する動作を許可する。第1開閉機構30は、上記の動作を実現するために、固定アーム10A,20Aの境界部及び可動アーム10B,20Bの境界部と同軸に結合される。尚、第1開閉機構30の具体例については後述する。
第2開閉機構40は、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づく方向に一定量回動するまで(圧縮ヘッド10が一定量閉じるまで)、可動アーム101Bが固定アーム101Aに近づく方向(一対の把持アーム101が閉じる方向)に回動することに伴って、可動アーム20Bが固定アーム20Aに近づく方向(一対の圧縮アーム20が閉じる方向)に回動し、一方、可動アーム20Bが固定アーム20Aから遠ざかる方向(一対の圧縮アーム20が開く方向)に回動せずに可動アーム101Bが固定アーム101Aから遠ざかる方向(一対の把持アーム101が開く方向)に回動するように動作する。更に、第2開閉機構40は、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づく方向に一定量回動すると(圧縮ヘッド10が一定量閉じると)、第1開閉機構30が可動アーム10Bが固定アーム10Aから遠ざかる方向(圧縮ヘッド10が開く方向)に回動する動作を許可することに伴って、可動アーム101Bの回動に関わらず(一対の把持アーム101の開閉に関わらず)、可動アーム20Bが固定アーム20Aから遠ざかる方向(一対の圧縮アーム20が開く方向)に回動する動作を許可する。第2開閉機構40は、上記の動作を実現するために、可動アーム20Bと可動アーム101Bとの間に装着される。尚、第2開閉機構40の具体例については後述する。
固定金具50は、固定アーム101Aの先端に固定アーム20Aの先端を固定するための金具である。
固定金具60は、可動アーム101Bの先端に第2開閉機構40の先端を固定するための金具である。
===第1開閉機構===
第1開閉機構30は、上記の動作を実現するための構成として、例えば、歯車301、コイルバネ(弾性部材)302、噛合歯止め303、解除棒(第1解除部材)304を有する。
歯車301は、固定アーム10A,20Aの境界部及び可動アーム10B,20Bの境界部と同軸に結合される円板である。歯車301の周面には、複数の噛合歯3011が等間隔に突設されている。複数の噛合歯3011は、それぞれ、可動アーム10Bが固定アーム10Aから遠ざかる方向になびくように突設されている。例えば、可動アーム10Bが反時計方向に回動することによって、可動アーム10Bが固定アーム10Aから遠ざかる場合、複数の噛合歯3011は、それぞれ、反時計方向に向かって斜めに突設されている。
コイルバネ302は、可動アーム10Bが固定アーム10Aから遠ざかる方向に弾性付勢されるように、バネ本体が歯車301と同軸に巻回され、バネ本体の両端がそれぞれ歯車301の片側の面と歯車301を設置する部材(不図示)とに固定される。例えば、歯車301がコイルバネ302の弾性力に抗して時計方向に回動すると、可動アーム10Bは固定アーム10Aに近づく方向に回動し、一方、歯車301がコイルバネ302の弾性力に従って反時計方向に回動すると、可動アーム10Bは固定アーム10Aから遠ざかる方向に回動する。
噛合歯止め303は、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づくように歯車301がコイルバネ302の弾性力に抗して回動しているときに、複数の噛合歯3011に順次係止することによって、歯車301がコイルバネ302の弾性力を受けて反対方向に回動する動作を禁止する。噛合歯止め303は、複数の噛合歯3011に対して弾性力によって係止する片であって、爪3031及びコイルバネ3032を有する。爪3031は、複数の噛合歯3011に係止するように片の一端に形成される。コイルバネ3032は、爪3031が係止しようとする噛合歯3011に向かって弾性付勢されるように、バネ本体が片の他端に形成される回動軸3033に巻回され、バネ本体の両端がそれぞれ噛合歯止め303の片側の面と噛合歯止め303を設置する部材(不図示)とに固定される。これによって、歯車301がコイルバネ302の弾性力に抗して時計方向に回動すると、噛合歯止め303は、噛合歯3011の外形に接しながら回動軸3033を中心に動揺して噛合歯3011に係止する。
解除棒304は、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づく方向に一定量回動すると、噛合歯3011に対する噛合歯止め303の係止が解除されるように、歯車301の回動に連動するリンクやカム等の機構(不図示)を介して、噛合歯止め303をコイルバネ3032の弾性力に抗して押圧する。これによって、歯車301はコイルバネ302の弾性力に従って反時計方向に回動し、可動アーム10Bは固定アーム10Aから遠ざかる方向に回動する。
更に、噛合歯止め303は、後述する第2開閉機構40の鋸歯止め402との間を連結する連結棒3034(第2解除部材)を有する。解除棒304が噛合歯止め303を押圧することによって、噛合歯止め303が歯車301から遠ざかる方向に一定量回動すると、連結棒3034は、後述する第2開閉機構40の長尺部材401に対する鋸歯止め402の係止が解除されるように、鋸歯止め402の方向に押し下げられる。
===第2開閉機構===
第2開閉機構40は、上記の動作を実現するための構成として、例えば、長尺部材401及び鋸歯止め402を有する。
長尺部材401は、片側の面に長手方向に沿って連続する鋸歯4011を有する。長尺部材401は、鋸歯4011が下側を向くようにして一端が固定金具60に固定される。
鋸歯止め402は、長尺部材401を挿通するための挿通孔4021を有し、可動アーム20Bの先端に固定される。鋸歯止め402における挿通孔4021の周りの内周面には、鋸歯4011に係止する係止歯4022が形成される。係止歯4022は、長尺部材401の挿通方向への移動を許可し、長尺部材401の挿通方向とは反対方向への移動を禁止する形状を呈する。つまり、長尺部材401は、鋸歯止め402を貫通するように挿通孔4021が形成され続けている限り、挿通孔4021に一度挿通されてしまうと、挿通孔4021から抜けなくなる。
鋸歯止め402は、2分割された鋸歯止め片402A,402Bからなり、鋸歯止め片402A,402Bを向かい合わせることによって挿通孔4021を形成する。例えば、鋸歯止め片402A,402Bは例えば強磁性体であって、一方の鋸歯止め片はN極に着磁され、他方の鋸歯止め片はS極に着磁される。鋸歯止め片402Aは可動アーム20Bの先端に固定され、鋸歯止め片402Bは噛合歯止め303との間を連結棒3034によって連結される。つまり、鋸歯止め片402A,402Bは、噛合歯止め303が歯車301から遠ざかる方向に一定量回動するまで、磁力によって結合して挿通孔4021を形成する。一方、鋸歯止め片402A,402Bは、噛合歯止め303が歯車301から遠ざかる方向に一定量回動すると、連結棒3034の押下力によって離間して挿通孔4021を形成しなくなる。これにより、鋸歯4011が係止歯4022と係止しなくなるため、長尺部材401の挿通方向とは反対方向への移動は許可される。尚、鋸歯止め片402Bは、第2解除部材の機能の一部を備える。
===間接活線工具の作業手順===
本実施形態に係る間接活線工具を用いる作業現場として、2本の高圧引下線の先端を接続するために挿入されたスリーブを圧縮する現場を想定する。この場合、一人の作業者が2本の絶縁操作棒を両手に持ってスリーブの両側の電線を把持し、もう一人の作業者が本実施形態に係る1本の間接活線工具を両手に持ってスリーブを圧縮する作業を行うこととなる。以下、本実施形態に係る間接活線工具の作業手順について具体的に説明する。
先ず、絶縁操作棒100を持ち上げ、固定アーム10Aと可動アーム10Bとの間(圧縮ヘッド10の間に)にスリーブを挟む。
次に、操作ハンドル102を握る方向に操作すると、可動アーム101Bは固定アーム101Aに近づく方向に回動し(一対の把持アーム101は閉じる方向に動作し)、可動アーム20Bは長尺部材401に引っ張られて固定アーム20Aに近づく方向に回動し(一対の圧縮アーム20は閉じる方向に動作し)、可動アーム10Bは固定アーム10Aに近づく方向に回動する(圧縮ヘッド10は閉じる方向に動作する)。
次に、操作ハンドル102から手を放すと、可動アーム101Bは固定アーム101Aから遠ざかる方向に回動する(一対の把持アーム101は開く方向に動作する)。このとき、第1開閉機構30における噛合歯止め303は歯車301の噛合歯3011に係止しているため、可動アーム10B,20Bは、それぞれ、固定アーム10A,20Aから遠ざかる方向に戻らずに、固定アーム10A,20Aに近づく方向に回動した現在の位置に停止する。一方、鋸歯止め片402A,402Bは結合しているため、長尺部材401は可動アーム101Bが固定アーム101Aから遠ざかる方向に回動することに伴って挿通孔4021に更に挿通される。
次に、操作ハンドル102を握る方向に操作すると、可動アーム101Bは固定アーム101Aに近づく方向に更に回動し(一対の把持アーム101は閉じる方向に更に動作し)、可動アーム20Bは長尺部材401に引っ張られて固定アーム20Aに近づく方向に更に回動し(一対の圧縮アーム20は閉じる方向に更に動作し)、可動アーム10Bは固定アーム10Aに近づく方向に更に回動する(圧縮ヘッド10は閉じる方向に更に動作する)。
次に、操作ハンドル102から手を放すと、可動アーム101Bは固定アーム101Aから遠ざかる方向に回動する(一対の把持アーム101は開く方向に動作する)。このとき、第1開閉機構30における噛合歯止め303は歯車301の噛合歯3011に係止しているため、可動アーム10B,20Bは、それぞれ、固定アーム10A,20Aから遠ざかる方向に戻らずに、固定アーム10A,20Aに近づく方向に更に回動した現在の位置に停止する。一方、鋸歯止め片402A,402Bは結合しているため、長尺部材401は可動アーム101Bが固定アーム101Aから遠ざかる方向に回動することに伴って挿通孔4021に更に挿通される。
尚、操作ハンドル102の操作は、スリーブが圧着ヘッド10によって十分に圧着されるように、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づく方向に一定量回動するまで(圧着ヘッド10が一定量閉じるまで)行われる。
次に、操作ハンドル102の操作を繰り返すことに伴って、可動アーム10Bが固定アーム10Aに近づく方向に一定量回動すると、噛合歯止め303が解除棒304に押圧されることによって噛合歯止め303が噛合歯3011から離れるため、可動アーム10B,20Bは、それぞれ、固定アーム10A,20Aから遠ざかる方向に弾性力を受けて回動する。一方、噛合歯止め303が噛合歯3011から遠ざかる方向に一定量回動すると、鋸歯止め片402A,402Bは連結棒3034の押下力を受けて磁力に抗して離間するため、長尺部材401は挿通孔4021から解放される。そして、可動アーム10B,20Bが初期位置に戻ると、噛合歯止め303は噛合歯3011に係止し、鋸歯止め片402A,402Bは磁力によって結合する。
このように、一人の作業者が2本の絶縁操作棒を両手に持ってスリーブの両側の電線を把持し、もう一人の作業者が1本の間接活線工具を両手に持ってスリーブを圧縮する作業を行うため、スリーブの圧縮に関して安定した作業を行うことが可能となる。
===まとめ===
以上説明したように、本実施形態に係る間接活線工具は、一端に一対の把持アーム101を有するとともに他端に一対の把持アーム101を開閉するための操作ハンドル102を有する絶縁操作棒100に装着される構成として、スリーブを圧縮する圧縮ヘッド10と、圧縮ヘッド10から延在して一対の把持アーム101に装着され、圧縮ヘッド10を閉じる際に一対の把持アーム100を閉じることに伴って閉じる一対の圧縮アーム20と、圧縮ヘッド10の閉じる動作を許可し、圧縮ヘッド10の開く動作を禁止する第1開閉機構30と、一対の把持アーム101のうち一方の可動アーム101Bと、一対の圧縮アーム20のうち一方の可動アーム20Bと、の間に介在し、一対の把持アーム101を閉じることに伴って一対の圧縮アーム20を閉じ、一対の圧縮アーム20を開かずに一対の把持アーム101を開く第2開閉機構40と、を備える。
又、本実施形態に係る間接活線工具において、第1開閉機構30は、圧縮ヘッド10がスリーブの圧縮を完了すると、圧縮ヘッド10の開く動作を許可し、第2開閉機構40は、第1開閉機構30が圧縮ヘッド10の開く動作を許可することに伴って、一対の把持アーム101の開閉に関わらず一対の圧縮アーム20の開く動作を許可する。
又、本実施形態に係る間接活線工具において、第1開閉機構30は、複数の噛合歯3011を有し、圧縮ヘッド10を開閉するために回転する歯車301と、圧縮ヘッド10を開く方向に歯車301を弾性付勢するコイルバネ302と、コイルバネ302の弾性力に抗して複数の噛合歯3011に順次係止する噛合歯止め303と、圧縮ヘッド10がスリーブの圧縮を完了すると、複数の噛合歯3011に対する噛合歯止め303の係止を解除する解除棒304と、を有する。
又、本実施形態に係る間接活線工具において、第2開閉機構40は、長手方向に複数の鋸歯を有する長尺部材401と、一対の把持アーム101及び一対の圧縮アーム20がともに閉じるように複数の鋸歯4011に選択的に係止する鋸歯止め402と、解除棒304が複数の噛合歯3011に対する噛合歯止め303の係止を解除することに伴って、複数の鋸歯4011に対する鋸歯止め402の係止を解除する連結棒3034及び鋸歯止め片402Bと、を有する。
本実施形態によれば、電線の先端に挿入されたスリーブを圧縮する作業を行う際の作業性を向上させることが可能となる。
尚、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、第1開閉機構30及び第2開閉機構40の構成は、それぞれの機能を達成し得るのであれば、本実施形態とは異なる構成であってもよい。
1 圧縮ペンチ
10 圧縮ヘッド
10A,20A 固定アーム
10B,20B 可動アーム
20 圧縮アーム
30 第1開閉機構
40 第2開閉機構
100 絶縁操作棒
101 把持アーム
102 操作ハンドル
103 連結棒
301 歯車
302 コイルバネ
303 噛合歯止め
304 解除棒
3011 噛合歯
3031 爪
3032 コイルバネ
3033 回動軸
3034 連結棒
401 長尺部材
402 鋸歯止め
402A,402B 鋸歯止め片
4011 鋸歯
4021 挿通孔

Claims (4)

  1. 一端に一対の把持アームを有するとともに他端に前記一対の把持アームを開閉するための操作ハンドルを有する絶縁操作棒に装着される間接活線工具であって、
    スリーブを圧縮する圧縮ヘッドと、
    前記圧縮ヘッドから延在して前記一対の把持アームに装着され、前記圧縮ヘッドを閉じる際に前記一対の把持アームを閉じることに伴って閉じる一対の圧縮アームと、
    前記圧縮ヘッドの閉じる動作を許可し、前記圧縮ヘッドの開く動作を禁止する第1開閉機構と、
    前記一対の把持アームのうち一方の把持アームと、前記一対の圧縮アームのうち一方の圧縮アームと、の間に介在し、前記一対の把持アームを閉じることに伴って前記一対の圧縮アームを閉じ、前記一対の圧縮アームを開かずに前記一対の把持アームを開く第2開閉機構と、
    を備えたことを特徴とする間接活線工具。
  2. 前記第1開閉機構は、前記圧縮ヘッドが前記スリーブの圧縮を完了すると、前記圧縮ヘッドの開く動作を許可し、
    前記第2開閉機構は、前記第1開閉機構が前記圧縮ヘッドの開く動作を許可することに伴って、前記一対の把持アームの開閉に関わらず前記一対の圧縮アームの開く動作を許可する
    ことを特徴とする請求項1に記載の間接活線工具。
  3. 前記第1開閉機構は、
    複数の噛合歯を有し、前記圧縮ヘッドを開閉するために回転する歯車と、
    前記圧縮ヘッドを開く方向に前記歯車を弾性付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材の弾性力に抗して前記複数の噛合歯に順次係止する噛合歯止めと、
    前記圧縮ヘッドが前記スリーブの圧縮を完了すると、前記複数の噛合歯に対する前記噛合歯止めの係止を解除する第1解除部材と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の間接活線工具。
  4. 前記第2開閉機構は、
    長手方向に複数の鋸歯を有する長尺部材と、
    前記一対の把持アーム及び前記一対の圧縮アームがともに閉じるように前記複数の鋸歯に選択的に係止する鋸歯止めと、
    前記第1解除部材が前記複数の噛合歯に対する前記噛合歯止めの係止を解除することに伴って、前記複数の鋸歯に対する前記鋸歯止めの係止を解除する第2解除部材と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の間接活線工具。
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