JP2019161477A - 映像表示機器、映像出力機器、映像システム、映像表示方法、映像信号送信方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】制御情報の通信を行う機能を有さない映像伝送ケーブルを用いた場合でも、分割されて伝送される映像を表示部の正しい位置に表示する映像表示機器を提供する。【解決手段】本発明に係る映像表示機器9は、複数の表示エリアを有する表示部910と、複数の表示エリア910に表示される画像を示す複数の部分映像信号をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信する複数の映像受信部941,942,943,944と、複数の部分映像信号の受信の順番と複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報が格納された記憶部920と、表示部910の表示動作を制御する制御部930と、を備え、制御部930は、各映像受信部941,942,943,944の部分映像信号の受信の順番を検出し、テーブル情報を参照し、受信した部分映像信号を対応する表示エリア910に表示させる。【選択図】図9
Description
本発明は、映像表示機器、映像出力機器、映像システム、映像表示方法、映像信号送信方法及びプログラムに関する。
一般に、ディスプレイやプロジェクタなどの映像表示機器は、映像出力機器と映像伝送ケーブルで接続される。映像表示機器は、映像伝送ケーブルを介して、映像出力機器が送信した映像信号を受信する。映像伝送ケーブルとして、例えば、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)ケーブルやDVI(Digital Visual Interface)ケーブルなどが知られている。
近年では、8K(例えば、7680×4320)といった高解像度の映像を表示する映像表示技術の開発が進められ、それに伴い、映像伝送ケーブルを用いて大量の映像信号を送信することが必要になってきた。しかし、1本の映像伝送ケーブルで伝送できるデータ量には、物理的な限界がある。このため、8K等の大量の映像信号を伝送する手段として、複数本の映像伝送ケーブルを用いて映像信号を伝送することが考えられている。
複数本の映像伝送ケーブルを用いて映像信号を伝送する映像システムの一例が、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の映像システムは、映像出力機器と、この映像出力機器と複数の映像伝送ケーブルを介して接続される映像表示機器とを有する。映像表示機器は、画像を表示する表示領域を備え、この表示領域が複数の表示エリアに区画されている。映像出力機器は、映像表示機器の表示領域に表示すべき画像を表示エリア毎に分割した複数の部分映像信号を、それぞれ複数の映像伝送ケーブルを介して映像表示機器に供給する。
映像表示機器は、複数の部分映像信号をそれぞれ受信する複数の受信部を有する。各受信部と各表示エリアとは1対1で対応しており、各受信部で受信した部分映像信号は、対応する表示エリアにて表示される。
近年では、8K(例えば、7680×4320)といった高解像度の映像を表示する映像表示技術の開発が進められ、それに伴い、映像伝送ケーブルを用いて大量の映像信号を送信することが必要になってきた。しかし、1本の映像伝送ケーブルで伝送できるデータ量には、物理的な限界がある。このため、8K等の大量の映像信号を伝送する手段として、複数本の映像伝送ケーブルを用いて映像信号を伝送することが考えられている。
複数本の映像伝送ケーブルを用いて映像信号を伝送する映像システムの一例が、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の映像システムは、映像出力機器と、この映像出力機器と複数の映像伝送ケーブルを介して接続される映像表示機器とを有する。映像表示機器は、画像を表示する表示領域を備え、この表示領域が複数の表示エリアに区画されている。映像出力機器は、映像表示機器の表示領域に表示すべき画像を表示エリア毎に分割した複数の部分映像信号を、それぞれ複数の映像伝送ケーブルを介して映像表示機器に供給する。
映像表示機器は、複数の部分映像信号をそれぞれ受信する複数の受信部を有する。各受信部と各表示エリアとは1対1で対応しており、各受信部で受信した部分映像信号は、対応する表示エリアにて表示される。
上記映像システムにおいて、使用者が、映像伝送ケーブルを用いて、映像出力機器の各映像出力端子と映像表示機器の各映像入力端子とを接続する。映像出力機器の出力端子と映像表示機器の入力端子との接続関係が正しくない場合、映像表示機器は各部分映像信号を映像表示機器の表示領域の正しい位置に表示することができない。
上記問題を解決するために、特許文献1に記載の映像システムは、各部分映像信号を映像表示機器の表示領域の正しい位置に表示することができる機能を備えている。具体的には、特許文献1に記載の映像システムにおいて、映像出力機器は、各部分映像信号と共に、該各部分映像信号に対応する制御情報を送信する。制御情報は、各部分映像信号と共に、制御情報を伝送可能な映像伝送ケーブルを介して、映像表示機器に受信される。映像表示機器は、制御情報を用いることで、各部分映像信号を映像表示機器の表示領域の正しい位置に表示できる。
上記問題を解決するために、特許文献1に記載の映像システムは、各部分映像信号を映像表示機器の表示領域の正しい位置に表示することができる機能を備えている。具体的には、特許文献1に記載の映像システムにおいて、映像出力機器は、各部分映像信号と共に、該各部分映像信号に対応する制御情報を送信する。制御情報は、各部分映像信号と共に、制御情報を伝送可能な映像伝送ケーブルを介して、映像表示機器に受信される。映像表示機器は、制御情報を用いることで、各部分映像信号を映像表示機器の表示領域の正しい位置に表示できる。
映像表示機器が各部分映像信号を映像表示機器の正しい表示領域に表示するためには、映像出力機器から映像表示機器へ制御信号を伝送する必要がある。ここで、上述したHDMIケーブルは、CEC(Consumer Electronics Control)機能を有している。CEC機能とは、制御情報の通信を行う機能である。すなわち、HDMIケーブルは、制御信号を伝送可能である。
しかし、DVIケーブルは、CEC機能のような制御情報の通信を行う機能を有していない。換言すると、DVIケーブルは、制御情報の伝送ができない。
したがって、上述した特許文献1に記載の映像システムでは、DVIケーブルのような制御情報の通信を行う機能を有さない映像伝送ケーブルを用いることができない問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した課題を鑑み、制御情報の通信を行う機能を有さない映像伝送ケーブルを用いた場合でも、分割されて伝送される映像を表示部の正しい位置に表示することができる映像表示機器、映像出力機器、映像システム、映像表示方法、映像信号送信方法及びプログラムを提供することにある。
しかし、DVIケーブルは、CEC機能のような制御情報の通信を行う機能を有していない。換言すると、DVIケーブルは、制御情報の伝送ができない。
したがって、上述した特許文献1に記載の映像システムでは、DVIケーブルのような制御情報の通信を行う機能を有さない映像伝送ケーブルを用いることができない問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した課題を鑑み、制御情報の通信を行う機能を有さない映像伝送ケーブルを用いた場合でも、分割されて伝送される映像を表示部の正しい位置に表示することができる映像表示機器、映像出力機器、映像システム、映像表示方法、映像信号送信方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の映像表示機器は、複数の表示エリアを有し、各表示エリアに表示された画像を組み合わせることでフレーム画像が形成される表示部と、前記複数の表示エリアに表示される画像を示す複数の部分映像信号をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信する複数の映像受信部と、前記複数の部分映像信号の受信の順番と前記複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報が予め格納された記憶部と、前記表示部の表示動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記各映像受信部の前記部分映像信号の受信の順番を検出し、前記テーブル情報を参照し、検出した前記部分映像信号の受信の順番に従って、前記各映像受信部がそれぞれ受信した前記部分映像信号を対応する表示エリアに表示させる。
本発明の第1の映像出力機器は、フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割する映像源と、前記映像源から前記複数の部分映像信号がそれぞれ入力され、入力された前記複数の部分映像信号を並列に送信する複数の映像送信部と、前記複数の部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報が記憶された記憶部と、前記記憶部に記憶された前記送信順序情報に基づき、前記複数の映像送信部が前記複数の部分映像信号を送信する順番を制御する制御部と、を備える。
本発明の第1の映像システムは、上記の映像表示機器と、上記の映像出力機器と、前記映像表示機器の各映像受信部と前記映像出力機器の各映像送信部とを互いに接続する複数の映像伝送ケーブルと、を備える。
本発明の第1の映像出力機器は、フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割する映像源と、前記映像源から前記複数の部分映像信号がそれぞれ入力され、入力された前記複数の部分映像信号を並列に送信する複数の映像送信部と、前記複数の部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報が記憶された記憶部と、前記記憶部に記憶された前記送信順序情報に基づき、前記複数の映像送信部が前記複数の部分映像信号を送信する順番を制御する制御部と、を備える。
本発明の第1の映像システムは、上記の映像表示機器と、上記の映像出力機器と、前記映像表示機器の各映像受信部と前記映像出力機器の各映像送信部とを互いに接続する複数の映像伝送ケーブルと、を備える。
本発明の第1の映像表示方法は、組み合わせることでフレーム画像を示す、複数の部分映像信号映をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信し、前記部分映像信号の受信の順番を検出し、前記複数の部分映像信号の受信の順番と複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報を予め保持し、前記複数の部分映像信号の受信の順番と前記テーブル情報とを参照し、検出した前記部分映像信号の受信の順番に従って、前記部分映像信号を対応する前記表示エリアに表示し、該表示エリアを有する表示部に前記フレーム画像を表示する。
本発明の第1の映像信号送信方法は、フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割し、前記部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報を予め保持し、前記送信順序情報を参照し、前記複数の部分映像信号を前記部分映像信号の送信の順番に従って異なるタイミングで並列に送信する。
本発明の第1の映像信号送信方法は、フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割し、前記部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報を予め保持し、前記送信順序情報を参照し、前記複数の部分映像信号を前記部分映像信号の送信の順番に従って異なるタイミングで並列に送信する。
本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、組み合わせることでフレーム画像を示す、複数の部分映像信号をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信するステップと、前記部分映像信号の受信の順番を検出するステップと、前記複数の部分映像信号の受信の順番と複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報とを参照するステップと、検出した前記部分映像信号の受信の順番に従って、前記部分映像信号を対応する前記表示エリアに表示するステップと、を実行させる。
本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割するステップと、前記部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報を参照し、前記複数の部分映像信号を前記部分映像信号の送信の順番に従って異なるタイミングで並列に送信するステップと、を実行させる。
本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割するステップと、前記部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報を参照し、前記複数の部分映像信号を前記部分映像信号の送信の順番に従って異なるタイミングで並列に送信するステップと、を実行させる。
本発明によれば、制御情報の通信を行う機能を有さない映像伝送ケーブルを用いた場合でも、分割されて伝送される映像を表示部の正しい位置に表示することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
<構成>
図1は、本発明に係る第1実施形態の映像システムを示すブロック図である。図1を参照すると、映像システム1は、映像出力機器200、映像表示機器300及び4本の映像伝送ケーブル401,402,403,404を備える。映像出力機器200は、映像源210、出力側記憶部220、出力側制御部230及び4つの映像送信部241,242,243,244を備える。他方、映像表示機器300は、表示部310、表示側記憶部320、表示側制御部330、4つの映像受信部341,342,343,344、映像経路設定部350、4つの映像一時記憶部361,362,363,364、映像記憶部370及び映像合成部380を備える。なお、出力側制御部230及び表示側制御部330は、制御部と呼ぶことができ、出力側制御部230及び表示側記憶部320は、記憶部と呼ぶことができる。
[第1実施形態]
<構成>
図1は、本発明に係る第1実施形態の映像システムを示すブロック図である。図1を参照すると、映像システム1は、映像出力機器200、映像表示機器300及び4本の映像伝送ケーブル401,402,403,404を備える。映像出力機器200は、映像源210、出力側記憶部220、出力側制御部230及び4つの映像送信部241,242,243,244を備える。他方、映像表示機器300は、表示部310、表示側記憶部320、表示側制御部330、4つの映像受信部341,342,343,344、映像経路設定部350、4つの映像一時記憶部361,362,363,364、映像記憶部370及び映像合成部380を備える。なお、出力側制御部230及び表示側制御部330は、制御部と呼ぶことができ、出力側制御部230及び表示側記憶部320は、記憶部と呼ぶことができる。
映像システム1は、映像出力機器200が分割して送信した映像信号に基づいて、映像表示機器300の表示部310に映像を表示するシステムである。ここで、表示部310は、図2に示すように、表示領域が4つの表示エリア311,312,313,314に区画されている。映像出力機器200は、表示エリア311に表示するための部分映像信号(以下、左上用部分映像信号と呼ぶ。)と、表示エリア312に表示するための部分映像信号(以下、右上用部分映像信号と呼ぶ。)と、表示エリア313に表示するための部分映像信号(以下、左下用部分映像信号と呼ぶ。)と、表示エリア314に表示するための部分映像信号(以下、右下用部分映像信号と呼ぶ。)と、を映像表示機器300に送信する。これら4つの部分映像信号は、組み合わさることで1の映像を表示する映像信号となる。つまり、表示部310では、各表示エリア311,312,313,314に表示された画像を組み合わせることでフレーム画像が形成される。
また、これら4つの部分映像信号は、4つの映像送信部241,242,243,244のいずれかから送信される。換言すると、映像出力機器200は、4本の映像伝送ケーブル401,402,403,404を介して、4つの部分映像信号を映像表示機器300に並列に送信する。
また、これら4つの部分映像信号が表示される表示エリア311,312,313,314と、映像出力機器200がこれらの4つの部分映像信号を送信する順番(以下、送信の順番と呼ぶ。)との対応関係が予め定めてある。具体的には、左上用部分映像信号の送信の順番が1で、右上用部分映像信号の送信の順番が2で、左下用部分映像信号の送信の順番が3で、左下用部分映像信号の送信の順番が4である。すなわち、映像出力機器200は、左上用部分映像信号、右上用部分映像信号、左下用部分映像信号、左下用部分映像信号の順に各部分映像信号を送信する。
また、これら4つの部分映像信号が表示される表示エリア311,312,313,314と、映像出力機器200がこれらの4つの部分映像信号を送信する順番(以下、送信の順番と呼ぶ。)との対応関係が予め定めてある。具体的には、左上用部分映像信号の送信の順番が1で、右上用部分映像信号の送信の順番が2で、左下用部分映像信号の送信の順番が3で、左下用部分映像信号の送信の順番が4である。すなわち、映像出力機器200は、左上用部分映像信号、右上用部分映像信号、左下用部分映像信号、左下用部分映像信号の順に各部分映像信号を送信する。
再び図1を参照し、各構成部品の構成を説明する。
映像源210は、表示部310に表示するフレーム画像を示す映像信号を供給する。映像源210は、映像信号を、左上用部分映像信号、右上用部分映像信号、左下用部分映像信号及び右下用部分映像信号の4つの部分映像信号に分割する。その後、映像源210は、分割した部分映像信号をそれぞれ映像送信部241,242,243,244に出力する。より詳細には、映像源210は、左上用部分映像信号を映像送信部241に出力する。また、映像源210は、右上用部分映像信号を映像送信部242に出力し、左下用部分映像信号を映像送信部243に出力し、右下用部分映像信号を映像送信部244に出力する。なお、映像信号(部分映像信号及び合成映像信号を含む。)とは、映像データ、同期信号及びクロック信号を含む信号であっても良い。
映像送信部241,242,243,244は、それぞれバッファ(図示省略)を有する。各映像送信部241,242,243,244は、映像源210からそれぞれ入力された部分映像信号をバッファに一時記憶する。そして、出力側制御部230の制御に基づいて、映像送信部241,242,243,244は、バッファに一時記憶した各部分映像信号を映像表示機器300へ並列に送信する。
映像源210は、表示部310に表示するフレーム画像を示す映像信号を供給する。映像源210は、映像信号を、左上用部分映像信号、右上用部分映像信号、左下用部分映像信号及び右下用部分映像信号の4つの部分映像信号に分割する。その後、映像源210は、分割した部分映像信号をそれぞれ映像送信部241,242,243,244に出力する。より詳細には、映像源210は、左上用部分映像信号を映像送信部241に出力する。また、映像源210は、右上用部分映像信号を映像送信部242に出力し、左下用部分映像信号を映像送信部243に出力し、右下用部分映像信号を映像送信部244に出力する。なお、映像信号(部分映像信号及び合成映像信号を含む。)とは、映像データ、同期信号及びクロック信号を含む信号であっても良い。
映像送信部241,242,243,244は、それぞれバッファ(図示省略)を有する。各映像送信部241,242,243,244は、映像源210からそれぞれ入力された部分映像信号をバッファに一時記憶する。そして、出力側制御部230の制御に基づいて、映像送信部241,242,243,244は、バッファに一時記憶した各部分映像信号を映像表示機器300へ並列に送信する。
出力側記憶部220には、映像送信部241,242,243,244が部分映像信号の送信をする順番を示す送信順序情報が記憶されている。この送信する順番は、上述した映像出力機器200が部分映像信号を送信する順番と一致する。すなわち、左上用部分映像信号を送信する映像送信部241の部分映像信号を送信する順番は1である。また、映像送信部242の部分映像信号を送信する順番は2であり、映像送信部243の部分映像信号を送信する順番は3であり、映像送信部244の部分映像信号を送信する順番は4である。
出力側制御部230は、出力側記憶部220に記憶された映像送信部241,242,243,244が部分映像信号の送信をする順番(送信順序情報)に基づいて、各映像送信部241,242,243,244の送信動作を制御する。
出力側制御部230は、出力側記憶部220に記憶された映像送信部241,242,243,244が部分映像信号の送信をする順番(送信順序情報)に基づいて、各映像送信部241,242,243,244の送信動作を制御する。
映像伝送ケーブル401,402,403,404は、映像送信部241,242,243,244と映像受信部341,342,343,344とをそれぞれ接続している。各映像伝送ケーブル401,402,403,404のコネクタ端子の形状は、全て同じ形状をしている。各映像伝送ケーブル401,402,403,404は、映像送信部241,242,243,244のいずれか1つと、映像受信部341,342,343,344のいずれか1つとを接続できる。したがって、4つの映像送信部241,242,243,244と、4つの映像受信部341,342,343,344との接続の組み合わせは24通りある。本実施形態では、映像伝送ケーブル401,402,403,404は、図1に示すように、映像送信部241,242,243,244と、映像受信部341,342,343,344とを互いに接続している。すなわち、映像伝送ケーブル401は、映像送信部241と映像受信部341とを接続している。また、映像伝送ケーブル402は、映像送信部242と映像受信部342とを接続し、映像伝送ケーブル403は、映像送信部243と映像受信部343とを接続し、映像伝送ケーブル404は、映像送信部244と映像受信部344とを接続している。
映像受信部341,342,343,344は、部分映像信号を受信できる。また、映像受信部341,342,343,344は、受信した部分映像信号を映像経路設定部350に出力する。
表示側記憶部320には、映像受信部341,342,343,344が部分映像信号を受信する順番(以下、受信の順番と呼ぶ。)と、表示部310の表示エリア311,312,313,314の位置情報と、を互いに関連付けたテーブル情報が予め格納されている。このテーブル情報は、上述した映像出力機器200の各部分映像信号を送信する順番に基づいて定められ、かつ、各部分映像信号が表示部310の表示エリア311,312,313,314の正しい位置に表示されるように決められている。具体的には、受信の順番が1の部分映像信号と表示エリア311の位置情報が対応している。また、受信の順番が2の部分映像信号と表示エリア312の位置情報とが、受信の順番が3の部分映像信号と表示エリア313の位置情報とが、受信の順番が4の部分映像信号と表示エリア314の位置情報とが対応している。
表示側記憶部320には、映像受信部341,342,343,344が部分映像信号を受信する順番(以下、受信の順番と呼ぶ。)と、表示部310の表示エリア311,312,313,314の位置情報と、を互いに関連付けたテーブル情報が予め格納されている。このテーブル情報は、上述した映像出力機器200の各部分映像信号を送信する順番に基づいて定められ、かつ、各部分映像信号が表示部310の表示エリア311,312,313,314の正しい位置に表示されるように決められている。具体的には、受信の順番が1の部分映像信号と表示エリア311の位置情報が対応している。また、受信の順番が2の部分映像信号と表示エリア312の位置情報とが、受信の順番が3の部分映像信号と表示エリア313の位置情報とが、受信の順番が4の部分映像信号と表示エリア314の位置情報とが対応している。
映像経路設定部350は、映像受信部341,342,343,344から入力された部分映像信号を、表示側制御部330の指示に応じて、映像一時記憶部361,362,363,364へ出力する。より具体的には、映像経路設定部350は、複数の映像受信部341,342,343,344にそれぞれ接続された複数の入力部と、複数の映像一時記憶部361,362,363,364にそれぞれ接続された複数の出力部と、を備える。各入力部と各出力部とは、信号が伝送可能な状態に互いに繋がれている。換言すると、各入力部と各出力部との間には、信号を伝送する経路が形成されている。この経路は、表示側制御部330の指示に応じて、接続する入力部と出力部の組み合わせを変更できる。例えば、映像経路設定部350は、スイッチ回路等からなる。
映像一時記憶部361,362,363,364は、映像経路設定部350又は表示側制御部330から入力された部分映像信号を一時記憶する。また、映像一時記憶部361,362,363,364は、表示エリア311,312,313,314と1対1の対応関係を有している。具体的には、映像一時記憶部361は表示エリア311と、映像一時記憶部362は表示エリア312と、映像一時記憶部363は表示エリア313と、映像一時記憶部364は表示エリア314と、対応関係にある。また、映像一時記憶部361,362,363,364は、一時記憶した部分映像信号を表示側制御部330又は映像合成部380へ出力する。
映像一時記憶部361,362,363,364は、映像経路設定部350又は表示側制御部330から入力された部分映像信号を一時記憶する。また、映像一時記憶部361,362,363,364は、表示エリア311,312,313,314と1対1の対応関係を有している。具体的には、映像一時記憶部361は表示エリア311と、映像一時記憶部362は表示エリア312と、映像一時記憶部363は表示エリア313と、映像一時記憶部364は表示エリア314と、対応関係にある。また、映像一時記憶部361,362,363,364は、一時記憶した部分映像信号を表示側制御部330又は映像合成部380へ出力する。
映像合成部380には、映像一時記憶部361,362,363,364が出力した4つの部分映像信号が入力される。映像合成部380は、映像一時記憶部361,362,363,364と表示エリア311,312,313,314との対応関係に基づいて、入力された4つの部分映像信号を合成映像信号に合成する。具体的には、合成映像信号を表示部310に表示する場合、映像一時記憶部361から入力された部分映像信号が表示エリア311に表示され、映像一時記憶部362から入力された部分映像信号が表示エリア312に表示され、映像一時記憶部363から入力された部分映像信号が表示エリア313に表示され、映像一時記憶部364から入力された部分映像信号が表示エリア314に表示されるように、4つの部分映像信号は、合成される。
表示側制御部330は、映像受信部341,342,343,344が部分映像信号をそれぞれ互いに互いに異なるタイミングで受信すると、映像受信部341,342,343,344がそれぞれ部分映像信号を受信する順番を検出する。具体的には、表示側制御部330は、部分映像信号に含まれる同期信号の検出をすることで、部分映像信号の受信の順番を決定している。ここで、図3は、各映像受信部341,342,343,344の同期信号の受信波形と受信時刻との関係の一例を示す図である。図3では、映像受信部341は、時刻t1で同期信号の波形が変化している。同様に、映像受信部342は時刻t2で、映像受信部343は時刻t3で、映像受信部344は時刻t4で、同期信号の波形が変化している。表示側制御部330は、これらの同期信号の波形の変化を検出する。そして、表示側制御部330は、同期信号の波形の変化の順番を部分映像信号を受信する順番とする。したがって、図3に示した波形では、各映像受信部341,342,343,344が部分映像信号を受信する順番は、映像受信部341が1番目、映像受信部342が2番目、映像受信部343が3番目、映像受信部344が4番目となる。
なお、本実施形態では、部分映像信号の同期信号として、表示エリア311,312,313,314に表示される画像の切り替えを伝えるために送られる信号が用いられる。具体的には、時刻t1から時刻t1’までの間の部分映像信号には、表示エリア311に表示される画像を形成する画像データが含まれ、時刻t1’から時刻t1”の部分映像信号には、次に表示エリア311に表示される画像を形成する画像データが含まれる。同期信号は、この表示される画像の切り替わりのタイミングを伝えるための信号である。そして、表示側制御部330は、部分映像信号を受信した順番を表示側記憶部320に記憶する。
なお、本実施形態では、部分映像信号の同期信号として、表示エリア311,312,313,314に表示される画像の切り替えを伝えるために送られる信号が用いられる。具体的には、時刻t1から時刻t1’までの間の部分映像信号には、表示エリア311に表示される画像を形成する画像データが含まれ、時刻t1’から時刻t1”の部分映像信号には、次に表示エリア311に表示される画像を形成する画像データが含まれる。同期信号は、この表示される画像の切り替わりのタイミングを伝えるための信号である。そして、表示側制御部330は、部分映像信号を受信した順番を表示側記憶部320に記憶する。
また、表示側制御部330は、表示側記憶部320に記憶された、テーブル情報と部分映像信号の受信の順番を示す情報とに基づいて、映像経路設定部350の経路設定動作を制御する。経路設定動作の制御を行うことで、表示側制御部330は、表示部310の表示動作を制御する。上述したように、受信の順番が1の部分映像信号は、表示エリア314の位置情報に対応している。表示側制御部330は、表示エリア314の位置情報に対応している部分映像信号を映像一時記憶部361へ出力するように、映像経路設定部350の経路設定動作を制御する。つまり、表示側制御部330は、受信の順番が1の部分映像信号が映像一時記憶部361へ出力されるように映像経路設定部350の経路設定動作を制御する。同様に、表示側制御部330は、受信の順番が2の部分映像信号が映像一時記憶部362へ出力され、受信の順番が3の部分映像信号が映像一時記憶部363へ出力され、受信の順番が4の部分映像信号が映像一時記憶部364へ出力されるように、映像経路設定部350の経路設定動作を制御する。
さらに、表示側制御部330は、映像一時記憶部361,362,363,364に一時記憶された4つの部分映像信号を読出し、フレーム画像として映像記憶部370に記憶する。4つの部分映像信号が映像記憶部370に記憶された後に、表示側制御部330は、4つの部分映像信号に対し、各部分映像信号に基づくフレーム画像を表示部310の表示領域に適切に表示させるのに必要な映像処理を行う。この映像処理には、色補正や映像信号を画面解像度に適応させるための補正等が含まれる。表示側制御部330は、映像処理を行った後に、映像記憶部370から4つの部分映像信号を読出し、部分映像信号が映像処理される前に記憶されていた映像一時記憶部361,362,363,364に再度記憶させる。
映像記憶部370は、表示側制御部330の指示に基づき、表示側制御部330から供給される部分映像信号を記憶する。また、映像記憶部370は、表示側制御部330の指示に基づき、部分映像信号を出力する。
表示部310は、例えば液晶表示パネルやDMDなどの画像形成素子を備える。表示部310は、画像形成素子を用いて、入力された合成映像信号に基づいた映像を形成する。その後、表示部310は、形成された映像を表示する。
表示部310は、例えば液晶表示パネルやDMDなどの画像形成素子を備える。表示部310は、画像形成素子を用いて、入力された合成映像信号に基づいた映像を形成する。その後、表示部310は、形成された映像を表示する。
<映像信号送信方法>
図4は、映像出力機器200の映像信号送信方法の流れを示す流れ図である。まず、図4を参照して、映像出力機器200の映像信号送信方法について説明する。
映像出力機器200で映像信号を送信する場合、映像出力機器200は、以下のように動作する。
まず、S101で、映像源210が出力する映像信号を左上用部分映像信号、右上用部分映像信号、左下用部分映像信号及び右下用部分映像信号の4つの部分映像信号に分割する。S102で、映像源210は、分割された各部分映像信号をそれぞれ、映像送信部241,242,243,244へ出力する。映像送信部241,242,243,244に部分映像信号が入力されると、S103で、各映像送信部241,242,243,244は、バッファに部分映像信号を一時記憶する。その後、S104で、各映像送信部241,242,243,244は、出力側制御部230の制御に従い部分映像信号を順番に送信する。
図4は、映像出力機器200の映像信号送信方法の流れを示す流れ図である。まず、図4を参照して、映像出力機器200の映像信号送信方法について説明する。
映像出力機器200で映像信号を送信する場合、映像出力機器200は、以下のように動作する。
まず、S101で、映像源210が出力する映像信号を左上用部分映像信号、右上用部分映像信号、左下用部分映像信号及び右下用部分映像信号の4つの部分映像信号に分割する。S102で、映像源210は、分割された各部分映像信号をそれぞれ、映像送信部241,242,243,244へ出力する。映像送信部241,242,243,244に部分映像信号が入力されると、S103で、各映像送信部241,242,243,244は、バッファに部分映像信号を一時記憶する。その後、S104で、各映像送信部241,242,243,244は、出力側制御部230の制御に従い部分映像信号を順番に送信する。
<映像表示方法>
図5は、映像表示機器300の映像表示方法の流れを示す流れ図である。図5を参照して、映像表示機器300の映像表示方法について説明する。
映像表示機器300は、映像受信部341,342,343,344のいずれかが部分映像信号を受信することをトリガーとして、表示部310に映像を表示するための動作を開始する。S201で、表示側制御部330が、各映像受信部341,342,343,344で受信された部分映像信号の受信の順番を検出し、その受信の順番を表示側記憶部320へ記憶する。S202で、表示側制御部330が、表示側記憶部320に記憶されている受信の順番及びテーブル情報に基づいて、映像経路設定部350の経路を制御する。S203で、各映像受信部341,342,343,344が、受信した部分映像信号を、映像経路設定部350を介して映像一時記憶部361,362,363,364に出力する。このとき、映像経路設定部350の経路は、表示側制御部330の指示で変更されている。したがって、各部分映像信号は、表示部310で正しい位置に表示されるように並び替えられて、映像一時記憶部361,362,363,364へ伝送される。S204で、映像一時記憶部361,362,363,364が、入力された部分映像信号を一時記憶する。S205で、表示側制御部330が映像一時記憶部361,362,363,364に記憶されている部分映像信号を読出し、映像記憶部370に一時記憶する。S206で、表示側制御部330が、映像記憶部370に一時記憶された部分映像信号に映像処理をする。S207で、表示側制御部330が、映像処理がなされた部分映像信号を映像記憶部370から読出し、元々記憶されていた映像一時記憶部361,362,363,364に再度記憶する。S208で、映像一時記憶部361,362,363,364が、再度記憶された部分映像信号を映像合成部380へ出力する。S209で、映像合成部380が、入力された部分映像信号を合成することでフレーム画像を示す合成映像信号を生成する。S210で、映像合成部380が、合成映像信号を表示部310へ出力する。S211で、表示部310が、合成映像信号に基づいて映像を表示する。
図5は、映像表示機器300の映像表示方法の流れを示す流れ図である。図5を参照して、映像表示機器300の映像表示方法について説明する。
映像表示機器300は、映像受信部341,342,343,344のいずれかが部分映像信号を受信することをトリガーとして、表示部310に映像を表示するための動作を開始する。S201で、表示側制御部330が、各映像受信部341,342,343,344で受信された部分映像信号の受信の順番を検出し、その受信の順番を表示側記憶部320へ記憶する。S202で、表示側制御部330が、表示側記憶部320に記憶されている受信の順番及びテーブル情報に基づいて、映像経路設定部350の経路を制御する。S203で、各映像受信部341,342,343,344が、受信した部分映像信号を、映像経路設定部350を介して映像一時記憶部361,362,363,364に出力する。このとき、映像経路設定部350の経路は、表示側制御部330の指示で変更されている。したがって、各部分映像信号は、表示部310で正しい位置に表示されるように並び替えられて、映像一時記憶部361,362,363,364へ伝送される。S204で、映像一時記憶部361,362,363,364が、入力された部分映像信号を一時記憶する。S205で、表示側制御部330が映像一時記憶部361,362,363,364に記憶されている部分映像信号を読出し、映像記憶部370に一時記憶する。S206で、表示側制御部330が、映像記憶部370に一時記憶された部分映像信号に映像処理をする。S207で、表示側制御部330が、映像処理がなされた部分映像信号を映像記憶部370から読出し、元々記憶されていた映像一時記憶部361,362,363,364に再度記憶する。S208で、映像一時記憶部361,362,363,364が、再度記憶された部分映像信号を映像合成部380へ出力する。S209で、映像合成部380が、入力された部分映像信号を合成することでフレーム画像を示す合成映像信号を生成する。S210で、映像合成部380が、合成映像信号を表示部310へ出力する。S211で、表示部310が、合成映像信号に基づいて映像を表示する。
<効果>
本実施形態に係る映像システム1の効果について、本発明に係る映像表示位置の調整機能を有さない映像システムと比較して説明する。
まず、比較例である映像表示位置の調整機能を有さない映像システムの構成を簡単に説明する。
図6Aは、比較例の映像システムを示すブロック図である。図6Bは、図6Aに示した表示部710の構成を示す図である。図6Cは、図6Aに示した表示部に表示される映像の一例を示した図である。
図6Aを参照すると、映像システム5は、映像出力機器600、映像表示機器700及び4本の映像伝送ケーブル801,802,803,804を備える。映像出力機器600は、映像源610、出力側制御部630及び映像送信部641,642,643,644を備える。また、映像表示機器700は、表示部710、表示側制御部720、映像受信部741,742,743,744、映像一時記憶部761,762,763,764、映像記憶部770及び映像合成部780を備える。映像システム5は、映像表示位置の調整機能を有さない。つまり、映像信号が分割されて形成された複数の部分映像信号は、同時に映像出力機器600から映像表示機器700へ伝送される。また、映像表示機器700は、部分映像信号を表示部310の表示領域の位置に併せて並び替えない。したがって、映像システム5では、部分映像信号の表示部710での表示位置は、部分映像信号を受信した映像受信部741,742,743,744に応じて定まる。すなわち、映像受信部741で受信した部分映像信号は、表示エリア711で表示される(図6A、図6B参照)。同様にして、映像受信部742で受信した部分映像信号は表示エリア712に表示され、映像受信部743で受信した部分映像信号は表示エリア713に表示され、映像受信部744で受信した部分映像信号は表示エリア714に表示される。
映像伝送ケーブル801,802,803,804の接続が正しい場合は、図6Cに示すように、正しい映像(星型の映像)が表示部710に表示される。
本実施形態に係る映像システム1の効果について、本発明に係る映像表示位置の調整機能を有さない映像システムと比較して説明する。
まず、比較例である映像表示位置の調整機能を有さない映像システムの構成を簡単に説明する。
図6Aは、比較例の映像システムを示すブロック図である。図6Bは、図6Aに示した表示部710の構成を示す図である。図6Cは、図6Aに示した表示部に表示される映像の一例を示した図である。
図6Aを参照すると、映像システム5は、映像出力機器600、映像表示機器700及び4本の映像伝送ケーブル801,802,803,804を備える。映像出力機器600は、映像源610、出力側制御部630及び映像送信部641,642,643,644を備える。また、映像表示機器700は、表示部710、表示側制御部720、映像受信部741,742,743,744、映像一時記憶部761,762,763,764、映像記憶部770及び映像合成部780を備える。映像システム5は、映像表示位置の調整機能を有さない。つまり、映像信号が分割されて形成された複数の部分映像信号は、同時に映像出力機器600から映像表示機器700へ伝送される。また、映像表示機器700は、部分映像信号を表示部310の表示領域の位置に併せて並び替えない。したがって、映像システム5では、部分映像信号の表示部710での表示位置は、部分映像信号を受信した映像受信部741,742,743,744に応じて定まる。すなわち、映像受信部741で受信した部分映像信号は、表示エリア711で表示される(図6A、図6B参照)。同様にして、映像受信部742で受信した部分映像信号は表示エリア712に表示され、映像受信部743で受信した部分映像信号は表示エリア713に表示され、映像受信部744で受信した部分映像信号は表示エリア714に表示される。
映像伝送ケーブル801,802,803,804の接続が正しい場合は、図6Cに示すように、正しい映像(星型の映像)が表示部710に表示される。
次に映像システム5で映像伝送ケーブル801,802,803,804の接続を誤った場合に表示部710に表示される映像について説明する。
図7Aは、映像伝送ケーブル801,802,803,804の接続を誤った場合の映像システム5の状態を模式的に示すブロック図である。図7Bは、図7Aに示した表示部に表示される映像の一例を示した図である。
図7Aの例では、映像伝送ケーブル801は、正しい接続先である映像受信部741ではなく、映像受信部742に接続されている。また、映像伝送ケーブル802は、映像受信部741に接続されている。映像受信部742で受信した部分映像信号が表示エリア712に表示されるため、表示エリア711に表示されるべき映像は、表示エリア712に表示される(図6B参照)。また、表示エリア712に表示されるべき映像は、表示エリア711に表示される。これにより、図6Cに示した映像を表示したい場合でも、表示部710は、図7Bに示した映像を表示してしまう。すなわち、映像システム5では、映像伝送ケーブル801,802,803,804の接続が誤っている場合、表示部710は、各部分映像信号を正しい表示エリア711,712,713,714に表示することができない。
以上が、比較例の映像システムの構成と問題点の説明である。
図7Aは、映像伝送ケーブル801,802,803,804の接続を誤った場合の映像システム5の状態を模式的に示すブロック図である。図7Bは、図7Aに示した表示部に表示される映像の一例を示した図である。
図7Aの例では、映像伝送ケーブル801は、正しい接続先である映像受信部741ではなく、映像受信部742に接続されている。また、映像伝送ケーブル802は、映像受信部741に接続されている。映像受信部742で受信した部分映像信号が表示エリア712に表示されるため、表示エリア711に表示されるべき映像は、表示エリア712に表示される(図6B参照)。また、表示エリア712に表示されるべき映像は、表示エリア711に表示される。これにより、図6Cに示した映像を表示したい場合でも、表示部710は、図7Bに示した映像を表示してしまう。すなわち、映像システム5では、映像伝送ケーブル801,802,803,804の接続が誤っている場合、表示部710は、各部分映像信号を正しい表示エリア711,712,713,714に表示することができない。
以上が、比較例の映像システムの構成と問題点の説明である。
これに対して、本実施形態に係る映像システム1は、映像送信部241,242,243,244と映像受信部341,342,343,344とをどのような組み合わせで接続した場合でも、各部分映像信号を正しい表示エリア711,712,713,714に表示することができる。以下にその理由を説明する。
図8Aは、本発明に係る映像システム1において、図7に示した映像システム5と同様に映像伝送ケーブル401,402,403,404を接続した場合の映像システム1のブロック図である。図8Bは、図8Aに示した表示部に表示される映像の一例を示した図である。
ここで、図8Aでは、映像送信部241と映像受信部342とが、映像送信部242と映像受信部341とが、映像送信部243と映像受信部343とが、映像送信部244と映像受信部344とが、それぞれ接続されている。したがって、表示エリア311の表示に用いられる部分映像信号は、映像受信部342に受信される。この部分映像信号は、映像送信部241が送信した部分映像信号であるため、送信の順番が1番目である。つまり、この部分映像信号は、映像出力機器200が送信する4つの映像信号の中で1番目に映像表示機器300に受信される。ここで、映像システム1は、上述したように、受信した順番に応じて、その受信した部分映像信号が表示される表示エリア311,312,313,314の位置を決定する。したがって、1番目に映像表示機器300に受信された部分映像信号は、表示エリア311の位置に表示される。なお、映像送信部241がどの映像受信部341,342,343,344と接続されている場合でも、映像送信部241が送信する部分映像信号は、1番目に映像表示機器300に受信される。したがって、映像伝送ケーブル401,402,403,404をどのように接続した場合でも、映像送信部241が送信する部分映像信号は、表示エリア311の位置に表示される。なお、他の部分映像信号も同様に送信の順番に応じて、表示される表示エリア312,313,314の位置が定まるため、他の部分映像信号も正しい表示エリア312,313,314の位置に表示される。すなわち、上述したように映像伝送ケーブル401,402,403,404を図1のように接続した場合も、図8Aのように接続した場合も、表示部310は、同一映像である図8に示す映像を表示する。
図8Aは、本発明に係る映像システム1において、図7に示した映像システム5と同様に映像伝送ケーブル401,402,403,404を接続した場合の映像システム1のブロック図である。図8Bは、図8Aに示した表示部に表示される映像の一例を示した図である。
ここで、図8Aでは、映像送信部241と映像受信部342とが、映像送信部242と映像受信部341とが、映像送信部243と映像受信部343とが、映像送信部244と映像受信部344とが、それぞれ接続されている。したがって、表示エリア311の表示に用いられる部分映像信号は、映像受信部342に受信される。この部分映像信号は、映像送信部241が送信した部分映像信号であるため、送信の順番が1番目である。つまり、この部分映像信号は、映像出力機器200が送信する4つの映像信号の中で1番目に映像表示機器300に受信される。ここで、映像システム1は、上述したように、受信した順番に応じて、その受信した部分映像信号が表示される表示エリア311,312,313,314の位置を決定する。したがって、1番目に映像表示機器300に受信された部分映像信号は、表示エリア311の位置に表示される。なお、映像送信部241がどの映像受信部341,342,343,344と接続されている場合でも、映像送信部241が送信する部分映像信号は、1番目に映像表示機器300に受信される。したがって、映像伝送ケーブル401,402,403,404をどのように接続した場合でも、映像送信部241が送信する部分映像信号は、表示エリア311の位置に表示される。なお、他の部分映像信号も同様に送信の順番に応じて、表示される表示エリア312,313,314の位置が定まるため、他の部分映像信号も正しい表示エリア312,313,314の位置に表示される。すなわち、上述したように映像伝送ケーブル401,402,403,404を図1のように接続した場合も、図8Aのように接続した場合も、表示部310は、同一映像である図8に示す映像を表示する。
したがって、映像送信部241,242,243,244と映像受信部341,342,343,344との接続の組み合わせがどんな場合でも、表示部310は、正しい映像を表示できる。
また、映像システム1では、映像伝送ケーブル401,402,403,404は、特許文献1に記載された映像システムのように、制御信号を伝送していない。したがって、本実施形態に係る映像システム1、映像出力機器200及び映像表示機器300では、制御信号の伝送機能を有さない映像伝送ケーブル(例えばDVIケーブル)を用いた場合でも、表示部310に表示位置が正しい映像を表示させることができる。
また、映像システム1では、映像伝送ケーブル401,402,403,404は、特許文献1に記載された映像システムのように、制御信号を伝送していない。したがって、本実施形態に係る映像システム1、映像出力機器200及び映像表示機器300では、制御信号の伝送機能を有さない映像伝送ケーブル(例えばDVIケーブル)を用いた場合でも、表示部310に表示位置が正しい映像を表示させることができる。
<変形例>
本実施形態では、図2に示すように、表示部310は、表示領域を4つに分割した表示エリア311,312,313,314を有している。しかし、分割方法は、上下左右の4分割に限られず、自由にしてよい。また、表示領域の分割の数は、4に限られない。
また、表示側制御部330は、上述したような同期信号を用いて、部分映像信号の受信の順番を検出した。しかし、同期信号は、受信側に信号の読み出しタイミングを伝えるために送られる信号であればよい。例えば、部分映像信号には、表示する画像の走査線の行の切り替わりを示す同期信号も含まれている。この走査線の行の切り替わりを示す同期信号を用いて、表示側制御部330は、部分映像信号の受信の順番を検出してもよい。
また、本実施形態では、映像出力機器200は、表示エリア311に表示される部分映像信号を1番目に送信したが、1番目以外に送信してもよい。ただし、表示エリア311に表示される部分映像信号が、表示エリア311に表示されるように表示側記憶部320に記憶されているテーブル情報を変更しなければならない。
本実施形態では、図2に示すように、表示部310は、表示領域を4つに分割した表示エリア311,312,313,314を有している。しかし、分割方法は、上下左右の4分割に限られず、自由にしてよい。また、表示領域の分割の数は、4に限られない。
また、表示側制御部330は、上述したような同期信号を用いて、部分映像信号の受信の順番を検出した。しかし、同期信号は、受信側に信号の読み出しタイミングを伝えるために送られる信号であればよい。例えば、部分映像信号には、表示する画像の走査線の行の切り替わりを示す同期信号も含まれている。この走査線の行の切り替わりを示す同期信号を用いて、表示側制御部330は、部分映像信号の受信の順番を検出してもよい。
また、本実施形態では、映像出力機器200は、表示エリア311に表示される部分映像信号を1番目に送信したが、1番目以外に送信してもよい。ただし、表示エリア311に表示される部分映像信号が、表示エリア311に表示されるように表示側記憶部320に記憶されているテーブル情報を変更しなければならない。
[第2実施形態]
<構成>
図9は、本発明に係る第2実施形態の映像表示機器を示すブロック図である。図9を参照すると、映像表示機器9は、表示部910、記憶部920、制御部930及び複数の映像受信部941,942,943,944を備える。制御部930は、映像経路設定部、映像合成部、映像一時記憶部及び映像記憶部を備えることができる。
表示部910は、複数の表示エリアを有する。フレーム画像は、各表示エリアに表示された画像を組み合わせることで形成される。
映像受信部941,942,943,944は、複数の表示エリアに表示される画像を示す複数の部分映像信号をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信する。
記憶部920には、複数の部分映像信号の受信の順番と複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報が予め格納されている。
制御部930は、表示部910の表示動作を制御する。また、制御部930は、各映像受信部941,942,943,944の部分映像信号の受信の順番を検出し、テーブル情報を参照し、検出した部分映像信号の受信の順番に従って、各映像受信部941,942,943,944がそれぞれ受信した部分映像信号を対応する表示エリアに表示させる。
<構成>
図9は、本発明に係る第2実施形態の映像表示機器を示すブロック図である。図9を参照すると、映像表示機器9は、表示部910、記憶部920、制御部930及び複数の映像受信部941,942,943,944を備える。制御部930は、映像経路設定部、映像合成部、映像一時記憶部及び映像記憶部を備えることができる。
表示部910は、複数の表示エリアを有する。フレーム画像は、各表示エリアに表示された画像を組み合わせることで形成される。
映像受信部941,942,943,944は、複数の表示エリアに表示される画像を示す複数の部分映像信号をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信する。
記憶部920には、複数の部分映像信号の受信の順番と複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報が予め格納されている。
制御部930は、表示部910の表示動作を制御する。また、制御部930は、各映像受信部941,942,943,944の部分映像信号の受信の順番を検出し、テーブル情報を参照し、検出した部分映像信号の受信の順番に従って、各映像受信部941,942,943,944がそれぞれ受信した部分映像信号を対応する表示エリアに表示させる。
<効果>
映像表示機器9において、映像受信部941,942,943,944が複数の表示エリアに表示される画像を示す複数の部分映像信号をそれぞれ互いに異なるタイミングに受信すると、制御部930は、部分映像信号の受信の順番を検出する。その後、制御部930は、記憶部920に格納されたテーブル情報を参照し、受信した部分映像信号を対応する表示エリアに表示させる。
つまり、映像表示機器9は、映像受信部941,942,943,944が部分映像信号を受信する順番に応じて、映像受信部941,942,943,944が受信した部分映像信号を所定の表示エリアに表示することができる。したがって、あらかじめ、表示エリアと受信の順番の対応関係を定めて、かつ、この対応関係を映像出力機器と合致させておけば、映像表示機器9と映像出力機器との接続ケーブルの接続がどのような場合でも、表示部910は、各部分映像信号を正しい表示エリアに表示できる。すなわち、映像表示機器9は、制御情報の通信を行う機能を有さない映像伝送ケーブルを用いた場合でも、分割されて伝送される映像を表示部910の正しい位置に表示することができる。
映像表示機器9において、映像受信部941,942,943,944が複数の表示エリアに表示される画像を示す複数の部分映像信号をそれぞれ互いに異なるタイミングに受信すると、制御部930は、部分映像信号の受信の順番を検出する。その後、制御部930は、記憶部920に格納されたテーブル情報を参照し、受信した部分映像信号を対応する表示エリアに表示させる。
つまり、映像表示機器9は、映像受信部941,942,943,944が部分映像信号を受信する順番に応じて、映像受信部941,942,943,944が受信した部分映像信号を所定の表示エリアに表示することができる。したがって、あらかじめ、表示エリアと受信の順番の対応関係を定めて、かつ、この対応関係を映像出力機器と合致させておけば、映像表示機器9と映像出力機器との接続ケーブルの接続がどのような場合でも、表示部910は、各部分映像信号を正しい表示エリアに表示できる。すなわち、映像表示機器9は、制御情報の通信を行う機能を有さない映像伝送ケーブルを用いた場合でも、分割されて伝送される映像を表示部910の正しい位置に表示することができる。
<変形例>
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、映像システム内の各構成要素の処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)をCPUに実行させることにより実現することも可能である。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)に格納され、コンピュータへ供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray(登録商標) Disc、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)がコンピュータに供給するものであっても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、および電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、または無線通信路を介して、プログラムをコンピュータへ供給できる。
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、映像システム内の各構成要素の処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)をCPUに実行させることにより実現することも可能である。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)に格納され、コンピュータへ供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray(登録商標) Disc、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)がコンピュータに供給するものであっても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、および電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、または無線通信路を介して、プログラムをコンピュータへ供給できる。
1:映像システム、200:映像出力機器、210:映像源、220:出力側記憶部、230:出力側制御部、241〜244:映像送信部、300:映像表示機器、310:表示部、311〜314:表示エリア、320:表示側記憶部、330:表示側制御部、341〜344:映像受信部、350:映像経路設定部、361〜364:映像一時記憶部、370:映像記憶部、380:映像合成部、401〜404:映像伝送ケーブル、5:映像システム、600:映像出力機器、610:映像源、630:出力側制御部、641:映像送信部、700:映像表示機器、710:表示部、711〜714:表示エリア、720:表示側制御部、741〜744:映像受信部、761〜764:映像一時記憶部、770:映像記憶部、780:映像合成部、801〜804:映像伝送ケーブル、9:映像表示機器、910:表示部、920:表示側記憶部、930:表示側制御部、941〜941:映像受信部
Claims (9)
- 複数の表示エリアを有し、各表示エリアに表示された画像を組み合わせることでフレーム画像が形成される表示部と、
前記複数の表示エリアに表示される画像を示す複数の部分映像信号をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信する複数の映像受信部と、
前記複数の部分映像信号の受信の順番と前記複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報が予め格納された記憶部と、
前記表示部の表示動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記各映像受信部の前記部分映像信号の受信の順番を検出し、前記テーブル情報を参照し、検出した前記部分映像信号の受信の順番に従って、前記各映像受信部がそれぞれ受信した前記部分映像信号を対応する表示エリアに表示させる、
映像表示機器。 - 請求項1に記載の映像表示機器において、
前記複数の表示エリアと1対1の対応関係を有し、入力された前記複数の部分映像信号を一時記憶する複数の一時記憶部と、
前記複数の映像受信部にそれぞれ接続された複数の入力部と、前記複数の一時記憶部にそれぞれ接続された複数の出力部と、を備え、各入力部と各出力部とを互いに接続する経路の変更が可能な、映像経路設定部と、
前記複数の一時記憶部に一時記憶された前記複数の部分映像信号を合成して前記フレーム画像を示す合成映像信号を生成し、該合成映像信号を表示部に出力する、映像合成部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記部分映像信号の受信の順番に従って、前記映像経路設定部の前記経路の変更を制御する、
映像表示機器。 - 請求項2に記載の映像表示機器において、
前記複数の部分映像信号が記憶される映像記憶部を、さらに備え、
前記制御部は、前記複数の一時記憶部に一時記憶された前記複数の部分映像信号をフレーム画像として前記映像記憶部に記憶し、該フレーム画像に対して所定の処理を施した後に、再び、前記複数の部分映像信号を前記所定の処理の前に記憶されていた前記一時記憶部に記憶させる、
映像表示機器。 - フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割する映像源と、
前記映像源から前記複数の部分映像信号がそれぞれ入力され、入力された前記複数の部分映像信号を並列に送信する複数の映像送信部と、
前記複数の部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報が記憶された記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記送信順序情報に基づき、前記複数の映像送信部が前記複数の部分映像信号を送信する順番を制御する制御部と、を備える、
映像出力機器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の映像表示機器と、
請求項4に記載の映像出力機器と、
前記映像表示機器の各映像受信部と前記映像出力機器の各映像送信部とを互いに接続する複数の映像伝送ケーブルと、を備える、
映像システム。 - 組み合わせることでフレーム画像を示す、複数の部分映像信号映をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信し、
前記部分映像信号の受信の順番を検出し、
前記複数の部分映像信号の受信の順番と複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報を予め保持し、
前記複数の部分映像信号の受信の順番と前記テーブル情報とを参照し、
検出した前記部分映像信号の受信の順番に従って、前記部分映像信号を対応する前記表示エリアに表示し、該表示エリアを有する表示部に前記フレーム画像を表示する、
映像表示方法。 - フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割し、
前記部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報を予め保持し、
前記送信順序情報を参照し、前記複数の部分映像信号を前記部分映像信号の送信の順番に従って異なるタイミングで並列に送信する、
映像信号送信方法。 - コンピュータに、
組み合わせることでフレーム画像を示す、複数の部分映像信号映をそれぞれ互いに異なるタイミングで受信するステップと、
前記部分映像信号の受信の順番を検出するステップと、
前記複数の部分映像信号の受信の順番と複数の表示エリアとを互いに関連付けたテーブル情報とを参照するステップと、
検出した前記部分映像信号の受信の順番に従って、前記部分映像信号を対応する前記表示エリアに表示するステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
フレーム画像を示す映像信号を複数の部分映像信号に分割するステップと、
前記部分映像信号の送信の順番を示す送信順序情報を参照し、前記複数の部分映像信号を前記部分映像信号の送信の順番に従って異なるタイミングで並列に送信するステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018046648A JP2019161477A (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 映像表示機器、映像出力機器、映像システム、映像表示方法、映像信号送信方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2019161477A true JP2019161477A (ja) | 2019-09-19 |
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ID=67994124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018046648A Pending JP2019161477A (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 映像表示機器、映像出力機器、映像システム、映像表示方法、映像信号送信方法及びプログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019161477A (ja) |
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2018
- 2018-03-14 JP JP2018046648A patent/JP2019161477A/ja active Pending
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