JP2019161248A - 放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放送受信装置の受信に外部機器の影響がある場合にも快適な放送の視聴体験を提供する「放送受信装置」を提供する。【解決手段】周波数チャネル毎に、その周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを設ける。そして、受信チャネルの変更が発生したならば、受信チャネルとして設定されている周波数チャネルに対してテーブルに登録されている外部機器影響レベルに応じて、その周波数チャネルの受信に対して外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好であるときに満たされる条件を、第1条件C1と第2条件C2として設定する。フルセグ放送受信中に第1条件C1を満たさなくなったらワンセグ放送受信に切り替え、ワンセグ放送受信中に第2条件C2を満たすようになったならばフルセグ放送受信に復帰する。【選択図】図5
Description
本発明は、放送を受信する放送受信装置に関するものである。
放送受信装置としては、アンテナとアンテナで捕捉された電波から受信信号を取得する受信回路と受信信号を復調する復調回路とよりなるブランチを複数備え、各ブランチの復調回路から出力される各復調信号を合成するダイバーシティ受信を行う放送受信装置において、一部のブランチを用いて放送のダイバーシティ受信を行いつつ、残りブランチを他の放送の番組情報の取得などのバックグランド処理に用いる技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
また、放送受信装置に関する技術としては、一つの周波数チャネルでフルセグ放送とワンセグ放送が行われる地上デジタルテレビ放送を受信する放送受信装置において、周波数チャネルの受信状態のよいときはフルセグ放送を受信し、周波数チャネルの受信状態の悪いときにはワンセグ放送を受信する技術も知られている(たとえば、特許文献2)。
ダイバーシティ受信を行う複数のアンテナを備えた放送受信装置が搭載された自動車に、ドライブレコーダや車両安全システム用の前方監視装置などの外部機器が搭載される場合がある。
また、このような外部機器の設置位置によっては、外部機器から輻射されるノイズが、一つまたは複数のアンテナにおける一部の周波数帯域内の放送の受信の障害となることがあり、この場合、放送波の電界強度やマルチパス環境などの、自動車の位置や向きなどより変化する要因との関係によらず、定常的に受信状態が悪くなるブランチと周波数チャネルの組み合わせが発生する。
そして、このような外部機器による定常的な影響を考慮しない受信動作を放送受信装置において行うと、ユーザに充分に快適な放送の視聴体験を提供することができなくなることがある。
そこで、本発明は、ダイバーシティ受信を行う複数のアンテナを備えた放送受信装置において、放送受信装置の受信に外部機器の影響がある場合にも、より快適な放送の視聴体験をユーザに提供することを課題とする
前記課題達成のために、本発明は、各周波数チャネルでフルセグ放送とワンセグ放送とが行われる放送方式の放送を受信する放送受信装置に、前記周波数チャネル毎に、その周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを記憶したメモリと、受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送とワンセグ放送とを選択的に受信する放送受信手段と、受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送の受信中に当該フルセグ放送の受信状態が第1の条件を満たさなくなったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのワンセグ放送に切り替え、当該周波数チャネルのワンセグ放送の受信中に当該ワンセグ放送の受信状態が第2の条件を満たすようになったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのフルセグ放送に切り替える切替制御手段と、前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルに応じて、当該周波数チャネルの受信に対して外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第2の条件を設定する条件設定手段とを設けたものである。ただし、前記第2の条件を満たす最も良好でない受信状態は、前記第1の条件を満たす最も良好でない受信状態よりも良好な受信状態とする。
ここで、このような放送受信装置は、前記条件設定手段において、前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルに応じて、当該周波数チャネルの受信に対して外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第1の条件を設定するように構成してもよい。
また、前記課題達成のために、本発明は、アンテナを備え当該アンテナで受信チャネルとして設定された周波数チャネルの信号を受信するブランチを複数備え、当該複数のブランチを用いたダイバーシティ受信によって、各周波数チャネルでフルセグ放送とワンセグ放送とが行われる放送方式の放送の受信を行う放送受信装置に、前記ブランチと周波数チャネルの組み合わせ毎に、当該組み合わせ内のブランチにおける当該組み合わせ内の周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを記憶したメモリと、前記複数のブランチの内の1または2以上のブランチを放送受信用ブランチに設定するブランチ設定手段と、受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送とワンセグ放送とを、前記放送受信用ブランチを用いて選択的に受信する放送受信手段と、受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送の受信中に当該フルセグ放送の受信状態が第1の条件を満たさなくなったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのワンセグ放送に切り替え、当該周波数チャネルのワンセグ放送の受信中に当該ワンセグ放送の受信状態が第2の条件を満たすようになったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのフルセグ放送に切り替える切替制御手段と、前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルと前記放送受信用ブランチとの組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第2の条件を設定する条件設定手段とを設けたものである。また、前記第2の条件を満たす最も良好でない受信状態は、前記第1の条件を満たす最も良好でない受信状態よりも良好な受信状態とする。
ここで、このような放送受信装置は、前記条件設定手段において、前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルと前記放送受信用ブランチとの組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第1の条件を設定するように構成してもよい。
以上のような放送受信装置によれば、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルである場合には、受信する放送のワンセグ放送からフルセグ放送への切替の条件となる第2の条件として、そうでない場合よりも、より受信状態が良好でなけれが満たされない条件が設定される。
よって、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルでない場合に、より放送コンテンツの品質の高いフルセグ放送をできるだけ視聴可能としつつ、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルとなった場合に、外部機器からのノイズの影響による比較的大きな変動によって、受信する放送がフルセグ放送とワンセグ放送との間で頻繁に切り替わってしまうことを抑制することができ、これにより、ユーザの放送の視聴体験の快適性を向上することができる。
また、本発明は、前記課題達成のために、アンテナを備え当該アンテナで受信チャネルとして設定された周波数チャネルの信号を受信するブランチを複数備え、当該複数のブランチを用いたダイバーシティ受信によって放送の受信を行う放送受信装置に、前記ブランチ毎に、そのブランチにおける受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを記憶したメモリと、ユーザが視聴する放送の受信と並行して一部のブランチを用いてバックグランドで行われる処理であるバックグランド処理を行うときに、前記複数のブランチの一部を放送受信用ブランチに設定し、残るブランチをバックグランド用ブランチに設定するブランチ設定手段と、受信チャネルとして設定された周波数チャネルの放送を、前記放送受信用ブランチを用いて受信する放送受信手段と、前記バックグランド用ブランチを用いて、前記バックグランド処理を行うバックグランド処理手段とを備えたものである。ここで、前記ブランチ設定手段は、各ブランチに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルに応じて、外部部機器が悪影響を与える程度が所定レベル以上大きいブランチを優先的に前記バックグランド用ブランチに割り当てる。
また、本発明は、前記課題達成のために、アンテナを備え当該アンテナで受信チャネルとして設定された周波数チャネルの信号を受信するブランチを複数備え、当該複数のブランチを用いたダイバーシティ受信によって、各周波数チャネルでフルセグ放送とワンセグ放送とが行われる放送方式の放送の受信を行う放送受信装置に、前記ブランチと周波数チャネルの組み合わせ毎に、当該組み合わせ内のブランチにおける当該組み合わせ内の周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを記憶したメモリと、ユーザが視聴する放送の受信と並行して一部のブランチを用いてバックグランドで行われる処理であるバックグランド処理を行わない場合に、前記複数のブランチの内の1または2以上のブランチを放送受信用ブランチに設定し、前記バックグランド処理を行うときに、前記複数のブランチの一部を放送受信用ブランチに設定し、残るブランチをバックグランド用ブランチに設定するブランチ設定手段と、受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送とワンセグ放送とを、前記放送受信用ブランチを用いて選択的に受信する放送受信手段と、前記バックグランド用ブランチを用いて、前記バックグランド処理を行うバックグランド処理手段と、受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送の受信中に当該フルセグ放送の受信状態が第1の条件を満たさなくなったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのワンセグ放送に切り替え、当該周波数チャネルのワンセグ放送の受信中に当該ワンセグ放送の受信状態が第2の条件を満たすようになったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのフルセグ放送に切り替える切替制御手段と、前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルと前記放送受信用ブランチとの組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第2の条件を設定する条件設定手段とを備えたものである。ここで、前記ブランチ設定手段は、前記複数のブランチの内のブランチであって、当該ブランチを含む組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が所定レベル以上大きいブランチを優先的に前記バックグランド用ブランチに割り当てる。また、前記第2の条件を満たす最も良好でない受信状態は、前記第1の条件を満たす最も良好でない受信状態よりも良好な受信状態とする。
ここで、このような放送受信装置は、前記条件設定手段において、前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルと前記放送受信用ブランチとの組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第1の条件を設定するように構成してもよい。
これらの放送受信装置によれば、外部部機器が悪影響を与える程度が大きくないブランチを用いて視聴する放送の受信を行うことができるので、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルとなった場合でも、バックグランド処理を行いつつ、視聴する放送の受信状態が外部機器に影響によって大きく劣化することを抑止して、ユーザの放送の視聴体験の快適性を向上することができる。
ここで、以上の放送受信装置は、自動車に搭載される放送受信装置であってよく、この場合、前記各ブランチのアンテナは前記自動車のウインドウシールド上に配置され、前記外部機器は、前記アンテナの近くに配置された外部機器であってよい。
また、以上の放送受信装置は前記放送として地上デジタルテレビ放送を受信するものであってよい。
以上のように、本発明によればダイバーシティ受信を行う複数のアンテナを備えた放送受信装置において、放送受信装置の受信に外部機器の影響がある場合にも、より快適な放送の視聴体験をユーザに提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、自動車に搭載された、地上デジタルテレビ放送を受信する放送受信装置への適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係る放送受信装置の構成を示す。
図示するように放送受信装置は、BR1、BR2、BR3、BR4の4つのブランチ1、セレクタ2、第1合成器3、第2合成器4、AVデコーダ5、バックグランド処理部6、出力合成部7、表示装置8、スピーカ9、入力装置10、メモリ11、制御部12を備えている。
図1に、本実施形態に係る放送受信装置の構成を示す。
図示するように放送受信装置は、BR1、BR2、BR3、BR4の4つのブランチ1、セレクタ2、第1合成器3、第2合成器4、AVデコーダ5、バックグランド処理部6、出力合成部7、表示装置8、スピーカ9、入力装置10、メモリ11、制御部12を備えている。
また、各ブランチ1は、アンテナ101、チューナ102、復調器103を備えている。
このような構成において、各ブランチ1のチューナ102は受信セグメントモードとしてフルセグ受信モードとワンセグ受信モードを備えており、フルセグ受信モードが設定されているときには、制御部12から受信チャネルとして設定された周波数チャネル内の13セグメントのうちのフルセグ放送が行われている12セグメントの受信信号をアンテナ101で捕捉した電波から生成して復調器103に出力し、ワンセグ受信モードが設定されているときには、制御部12から受信チャネルとして設定された周波数チャネル内の13セグメントのうちのワンセグ放送が行われている1セグメントの受信信号をアンテナ101で捕捉した電波から生成して復調器103に出力する。
このような構成において、各ブランチ1のチューナ102は受信セグメントモードとしてフルセグ受信モードとワンセグ受信モードを備えており、フルセグ受信モードが設定されているときには、制御部12から受信チャネルとして設定された周波数チャネル内の13セグメントのうちのフルセグ放送が行われている12セグメントの受信信号をアンテナ101で捕捉した電波から生成して復調器103に出力し、ワンセグ受信モードが設定されているときには、制御部12から受信チャネルとして設定された周波数チャネル内の13セグメントのうちのワンセグ放送が行われている1セグメントの受信信号をアンテナ101で捕捉した電波から生成して復調器103に出力する。
そして、各ブランチ1の復調器103はチューナ102から出力された受信信号を復調し復調信号としてセレクタ2に出力する。
また、復調器103は、チューナ102が出力した受信信号のCNR(Carrier to Noise ratio)を算出し制御部12と、第1合成器3、第2合成器4に通知する。
セレクタ2は、制御部12の制御に従って、4つのブランチ1から出力された4つの復調信号のうちの最大4つの復調信号を第1合成器3に出力すると共に、制御部12に制御に従って、4つのブランチ1から出力された4つの復調信号のうちの最大3つの復調信号を第2合成器4に出力する。
また、復調器103は、チューナ102が出力した受信信号のCNR(Carrier to Noise ratio)を算出し制御部12と、第1合成器3、第2合成器4に通知する。
セレクタ2は、制御部12の制御に従って、4つのブランチ1から出力された4つの復調信号のうちの最大4つの復調信号を第1合成器3に出力すると共に、制御部12に制御に従って、4つのブランチ1から出力された4つの復調信号のうちの最大3つの復調信号を第2合成器4に出力する。
第1合成器3は、セレクタ2から入力した各復調信号を、最大比合成方式で合成し、AVデコーダ5に出力し、第2合成器4はセレクタ2から入力した各復調信号を最大比合成方式で合成し、バックグランド処理部6に出力する。
また、第1合成器3は当該第1合成器3で合成後のCNRを制御部12に通知し、第2合成器4は当該第2合成器4で合成後のCNRを制御部12に通知する。
AVデコーダ5は、第1合成器3で合成された復調信号からビデオとオーディオをデコードし出力合成部7に出力する。また、AVデコーダ5は、復調信号をデコードしたデータのBER(Bit Error Rate)を算定し、制御部12に通知する。
AVデコーダ5は、第1合成器3で合成された復調信号からビデオとオーディオをデコードし出力合成部7に出力する。また、AVデコーダ5は、復調信号をデコードしたデータのBER(Bit Error Rate)を算定し、制御部12に通知する。
バックグランド処理部6は制御部12の制御に従って第2合成器4で合成された復調信号を用いて、各周波数チャネルからの番組情報の取得や、視聴中の周波数チャネルと同じ放送を行っている周波数チャネルを探索する中継局サーチといったバックグランド処理を行い、バックグランド処理の結果を制御部12に通知する。
出力合成部7は、AVデコーダ5から出力されたビデオを表示装置8に表示し、AVデコーダ5から出力されたオーディオをスピーカ9に出力する。また、出力合成部7は、制御部12の制御に従って、AVデコーダ5から出力されたビデオに制御部12から出力される画像を合成して表示装置8に表示したり、AVデコーダ5から出力されたオーディオに制御部12から出力される音声を合成してスピーカ9に出力したり、制御部12から出力される画像のみを表示装置8に表示したり、制御部12から出力される音声のみをスピーカ9に出力したりすることもできる。
そして、このような構成において、制御部12は、処理モードとして、通常モードとバックグランドモードを備えており、バックグランド処理部6にバックグランド処理を行わせる期間中、処理モードを通常モードからバックグランドモードに切り替える。
なお、バックグランド処理部6にバックグランド処理を行わせる期間は、バックグランド処理が番組情報の取得であれば、たとえば、所定時刻の到来からバックグランド処理部6における番組情報の取得の完了までの期間であり、バックグランド処理が中継極サーチであれば、たとえば、視聴している放送の受信状態の劣化の発生時からバックグランド処理部6における中継極の探索完了までの期間である。なお、視聴している放送の受信状態の劣化は、AVデコーダ5が出力するBERや第1合成器3が出力するCNRから判定することができる。
そして、制御部12は、通常モードを設定したときには、後述する処理モード切替処理によって、4つのブランチ1の一部または全部を、放送受信用ブランチに設定し、放送受信用ブランチの出力する復調信号を第1合成器3に出力するようセレクタ2を制御する。
そして、制御部12は、通常モードを設定している期間中、入力装置10の操作等によってユーザから視聴を指定された放送の周波数チャネルを受信チャネルとして、放送受信用ブランチに設定した各ブランチ1のチューナ102に設定することにより、視聴を指定された放送のビデオとオーディオを表示装置8とスピーカ9に出力する。
また、制御部12は、バックグランドモードを設定したときには、後述する処理モード切替処理によって、4つのブランチ1のうちの一部のブランチ1を放送受信用ブランチに設定し、残りのブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、放送受信用ブランチの出力する復調信号を第1合成器3に出力し、バックグランド処理用ブランチの出力する復調信号を第2合成器4に出力するようにセレクタ2を制御する。
そして、制御部12は、バックグランドモードを設定している期間中、入力装置10の操作等によってユーザから視聴を指定された放送の周波数チャネルを受信チャネルとして、放送受信用ブランチに設定した各ブランチ1のチューナ102に設定することにより、視聴を指定された放送のビデオとオーディオを表示装置8とスピーカ9に出力する。また、制御部12は、バックグランドモードを設定している期間中、バックグランド処理において受信する必要のある周波数チャネルを受信チャネルとして、バックグランド処理用ブランチに設定した各ブランチ1のチューナ102に設定し、バックグランド処理部6に、当該バックグランドモードを設定している期間中に行うべきバックグランド処理を行わせる。
ここで、図2に示すように、4つのブランチ1のアンテナ101は、自動車のフロントウインドシールドの周縁の異なる位置に貼り付け等によって固定設置される。
さて、自動車には、放送受信装置の他に、ドライブレコーダや車両安全システム用の前方監視装置などの外部機器が搭載される場合がある。
また、このような外部機器は、図2に、外部機器がドライブレコーダ200である場合について示したように、外部機器がいずれかのアンテナ101に近い位置に配置されることもある。
さて、自動車には、放送受信装置の他に、ドライブレコーダや車両安全システム用の前方監視装置などの外部機器が搭載される場合がある。
また、このような外部機器は、図2に、外部機器がドライブレコーダ200である場合について示したように、外部機器がいずれかのアンテナ101に近い位置に配置されることもある。
そして、このような外部機器の、外部機器から輻射されるノイズが、一つまたは複数のアンテナ101における一部の周波数帯域内の周波数チャネルの受信の障害となることがある。
次に、図3に、本実施形態においてメモリ11に格納する外部機器影響レベルテーブルを示す。
図示するように、外部機器影響レベルテーブルは、ブランチ1と周波数チャネルの組み合わせ毎に外部機器影響レベルを登録したテーブルである。
各組み合わせに対して登録されている外部機器影響レベルは、その組み合わせ中のブランチ1の、その組み合わせ中の周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す値であり、値が大きいほど悪影響を与える程度が大きいことを表す。
図示するように、外部機器影響レベルテーブルは、ブランチ1と周波数チャネルの組み合わせ毎に外部機器影響レベルを登録したテーブルである。
各組み合わせに対して登録されている外部機器影響レベルは、その組み合わせ中のブランチ1の、その組み合わせ中の周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す値であり、値が大きいほど悪影響を与える程度が大きいことを表す。
ここで、各組み合わせに対する外部機器影響レベルの外部機器影響レベルテーブルへの登録は、ブランチ1の復調器103が検出したCNRを、そのブランチ1の、当該ブランチ1のチューナ102が受信している周波数チャネルのCNRと呼ぶこととして、たとえば、次のように行う。
すなわち、予め各ブランチ1と各周波数チャネルの組み合わせの各々について、、その組み合わせ中のブランチ1の、その組み合わせ中の周波数チャネルの、外部機器をオン状態としたときのCNR(Carrier to Noise ratio)と、外部機器をオフ状態としたときのCNRとを測定し、測定した各CNRを解析して、外部機器がその組み合わせに対する悪影響の程度を算定し、算定した悪影響の程度を、外部機器影響レベルとして、外部機器影響レベルテーブルの、その組み合わせに対して登録する。ここで、この場合には、外部機器影響レベルとしては、たとえば、外部機器をオフ状態としたときのCNR(Carrier to Noise ratio)の、外部機器をオン状態としたときのCNR(Carrier to Noise ratio)に対する差や比などを用いることができる。または、外部機器影響レベルとしては、その組み合わせ中のブランチ1の、その組み合わせ中の周波数チャネルの、外部機器をオン状態としたときのCNR(Carrier to Noise ratio)と、外部機器をオフ状態としたときのCNR(Carrier to Noise ratio)との全体の集合中における、CNRの変動係数(CNRの標準偏差/CNRの平均)を用いることもできる。
以下、制御部12が上述したチューナ102の受信セグメントモードを設定するために行う受信セグメントモード切替処理について説明する。
図4に、この受信セグメントモード切替処理の手順を示す。
図示するように、制御部12は、受信セグメントモード切替処理において、放送受信用ブランチの受信チャネルの変更を監視し(ステップ402)、受信チャネルの変更が発生したならば、各放送受信用ブランチのチューナ102に受信セグメントモードとしてフルセグ受信モードを設定する(ステップ404)。なお、制御部12は、放送受信装置の起動時に、放送受信用ブランチに、前回設定していた受信チャネルを設定する。そして、この起動時の当該受信チャネルの設定も、ステップ402において、放送受信用ブランチに設定する受信チャネルの変更として検出する。
図4に、この受信セグメントモード切替処理の手順を示す。
図示するように、制御部12は、受信セグメントモード切替処理において、放送受信用ブランチの受信チャネルの変更を監視し(ステップ402)、受信チャネルの変更が発生したならば、各放送受信用ブランチのチューナ102に受信セグメントモードとしてフルセグ受信モードを設定する(ステップ404)。なお、制御部12は、放送受信装置の起動時に、放送受信用ブランチに、前回設定していた受信チャネルを設定する。そして、この起動時の当該受信チャネルの設定も、ステップ402において、放送受信用ブランチに設定する受信チャネルの変更として検出する。
そして、次に、放送受信用ブランチに受信チャネルとして設定されている周波数チャネルと放送受信用ブランチとして設定されているブランチ1の組み合わせに対して外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルに応じて、受信状態の良好度に関する条件である第1条件C1と第2条件C2を設定する(ステップ406)。
第1条件C1と第2条件C2は、期間TとBERのしきい値Thを規定しており、各々、受信状態が、期間T中のBERの最大値がしきい値Th以下となる状態である場合に満たされる条件である。なお、BERは、AVデコーダ5によって、所定のデータブロック毎、すなわち、所定の時間間隔で算定される。
すなわち、たとえば、期間TaとBERのしきい値Thaを規定している第1条件は、受信状態が、AVデコーダ5から通知されるBERの期間Ta中の最大値がしきい値Tha以下となる状態である場合に満たされ、そうでない場合に満たされない。また、同様に、期間TbとBERのしきい値Thbを規定している第2条件は、受信状態が、AVデコーダ5から通知される期間Tb中のBERの最大値がしきい値Thb以下となる状態である場合に満たされ、そうでない場合に満たされない。
ここで、このような第1条件C1と第2条件C2は、より長い期間Tを規定しているほどより、受信状態が良好でなければ満たされない条件となり、より小さいしきい値Thを規定しているほど、より受信状態が良好でなければ満たされない条件となる。
すなわち、ステップ406では、放送受信用ブランチに受信チャネルとして設定されている周波数チャネルと放送受信用ブランチに設定されている各ブランチ1との組み合わせの各々に対して、外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値が大きいほど、より受信状態が良好でなければ満たされない条件を、第1条件C1と第2条件C2として設定する。すなわち、外部機器影響レベルの最大値が大きいほど、第1条件C1が規定する受信状態の条件をより厳しくし、第2条件C2が規定する受信状態の条件をより厳しくする。
または、ステップ406では、放送受信用ブランチに受信チャネルとして設定されている周波数チャネルと放送受信用ブランチに設定されている各ブランチ1との組み合わせの各々に対して外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルの平均が大きいほど、より受信状態が良好でなければ満たされない条件を、第1条件C1と第2条件C2として設定する。
なお、第1条件C1は、第1条件C1を満たす受信状態が、少なくともフルセグ放送を正常に受信可能な最悪の受信状態と見込まれる受信状態よりも良好な受信状態となるように設定し、第2条件C2は、第2条件C2を満たす最悪の受信状態が、第1条件C1を満たす最悪の受信状態よりも良好な受信状態となるように設定する。
そして、以降は、AVデコーダ5から通知されるBERを取得しながら(ステップ408)、第1条件を満たさない受信状態の発生(ステップ410)と、放送受信用ブランチの受信チャネルの変更の発生(ステップ412)とを監視する。
そして、放送受信用ブランチの受信チャネルの変更が発生したならば(ステップ412)、ステップ406からの処理に戻り、変更後の受信チャネルに応じて第1条件C1と第2条件C2を更新する。
一方、第1条件を満たさない受信状態が発生したならば(ステップ410)、各放送受信用ブランチのチューナ102の受信セグメントモードをワンセグ受信モードに切り替える(ステップ414)。
そして、以降は、AVデコーダ5から通知されるBERを取得しながら(ステップ416)、第2条件を満たす受信状態の発生(ステップ418)と、放送受信用ブランチの受信チャネルの変更の発生(ステップ420)とを監視する。
そして、第2条件を満たす受信状態が発生したならば(ステップ418)、各放送受信用ブランチのチューナ102の受信セグメントモードをフルセグ受信モードに復帰し(ステップ422)、ステップ408からの処理に戻る。
また、放送受信用ブランチの受信チャネルの変更(ステップ420)が発生したならば、ステップ404からの処理に戻って、各放送受信用ブランチのチューナ102の受信セグメントモードをフルセグ受信モードに復帰し、変更後の受信チャネルに応じて第1条件C1と第2条件C2を更新する(ステップ406)。
以上、制御部12が行う受信セグメントモード切替処理について説明した。
このような受信セグメントモード切替処理によれば、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きくない周波数チャネルである場合には第1条件C1と第2条件C2は、図5aのように設定され、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルである場合には第1条件C1と第2条件C2は図5bのように、図5aの場合よりも、より受信状態が良好である場合に満たされる条件に設定される。
このような受信セグメントモード切替処理によれば、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きくない周波数チャネルである場合には第1条件C1と第2条件C2は、図5aのように設定され、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルである場合には第1条件C1と第2条件C2は図5bのように、図5aの場合よりも、より受信状態が良好である場合に満たされる条件に設定される。
すなわち、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルである場合には、受信する放送のワンセグ放送からフルセグ放送への切替の条件となる第2条件C2として、そうでない場合よりも、より受信状態が良好である場合に満たされる条件が設定される。
よって、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルでない場合に、より放送コンテンツの品質の高いフルセグ放送をできるだけ視聴可能としつつ、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルとなった場合に、当該周波数チャネルの受信状態の外部機器からのノイズの影響による図5bの501に示すような受信状態の変動によって、受信する放送がフルセグ放送とワンセグ放送との間で頻繁に切り替わってしまうことを抑制することができ、これにより、ユーザの放送の視聴体験の快適性を向上することができる。
また、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルである場合には、受信する放送のフルセグ放送からワンセグ放送への切替の条件となる第1条件C1として、そうでない場合よりも、より受信状態が良好である場合にのみ満たされる条件が設定される。
よって、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルである場合に、外部機器の影響によって放送コンテンツの再生にエラーが継続的に生じている状態で、フルセグ放送の受信を継続してしまうことを抑制することができる。
次に、上述のように制御部12が行う処理モード切替処理について説明する。
図6に、この処理モード切替処理の手順を示す。
図示するように、制御部12は処理モード切替処理において、処理モードの通常モードへの切替が発生したならば(ステップ602)、外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルが所定レベル以上大きいブランチ1を除く各ブランチ1を放送受信用ブランチに設定する(ステップ604)。
図6に、この処理モード切替処理の手順を示す。
図示するように、制御部12は処理モード切替処理において、処理モードの通常モードへの切替が発生したならば(ステップ602)、外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルが所定レベル以上大きいブランチ1を除く各ブランチ1を放送受信用ブランチに設定する(ステップ604)。
ここで、ステップ604では、各ブランチ1について求めた、当該ブランチ1を含む組み合わせに対して外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値が所定のしきい値を超えるブランチ1を外部機器影響レベルが所定レベル以上大きいブランチ1とする。
ただし、ステップ604では、各ブランチ1について求めた、当該ブランチ1とを含む組み合わせに対して外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値が下位の所定数のブランチ1は、外部機器影響レベルが所定レベル以上大きいブランチ1としないようにする。
または、ステップ604では、ブランチ1について求めた、当該ブランチ1を含む組み合わせに対して外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルの平均が所定のしきい値を超えるブランチ1を外部機器影響レベルが所定レベル以上大きいブランチ1とする。ただし、この場合には、各ブランチ1について求めた、当該ブランチ1とを含む組み合わせに対して外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルの平均が下位の所定数のブランチ1は、外部機器影響レベルが所定レベル以上大きいブランチ1としないようにする。
そして、放送受信用ブランチの出力する復調信号を第1合成器3に出力するようセレクタ2を設定する(ステップ606)。
一方、制御部12は、処理モードのバックグランドモードへの切替が発生したならば(ステップ608)、外部機器影響レベルが上位のブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、残るブランチ1を放送受信用ブランチに設定する(ステップ610)。
一方、制御部12は、処理モードのバックグランドモードへの切替が発生したならば(ステップ608)、外部機器影響レベルが上位のブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、残るブランチ1を放送受信用ブランチに設定する(ステップ610)。
すなわち、ステップ610では、各ブランチ1について求めた、当該ブランチ1を含む組み合わせに対して外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値の大きい順に1番目からn(但し、nは1以上3以下)番目までのブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、残りのブランチ1を放送受信用ブランチに設定する。
なお、この場合において、nの値は、予め定めておくようにしてもよい。
または、nの値は、バックグランド処理用ブランチに設定されるブランチ1の上記最大値が所定の値以上となる値としてもよい。ただし、この場合には、上記最大値が所定の値以上となるブランチ1が存在しない場合には、上記最大値が上位の所定数のブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、残りのブランチ1を放送受信用ブランチに設定するようにする。
または、nの値は、バックグランド処理用ブランチに設定されるブランチ1の上記最大値が所定の値以上となる値としてもよい。ただし、この場合には、上記最大値が所定の値以上となるブランチ1が存在しない場合には、上記最大値が上位の所定数のブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、残りのブランチ1を放送受信用ブランチに設定するようにする。
または、ステップ610では、各ブランチ1について求めた、当該ブランチ1を含む組み合わせに対して外部機器影響レベルテーブルに登録されている外部機器影響レベルの平均の大きい順に1番目からn(但し、nは1以上3以下)番目までのブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、残りのブランチ1を放送受信用ブランチに設定するようにしてもよい。
なお、この場合においても、nの値は、予め定めておくようにしてもよい。
また、この場合においても、nの値は、バックグランド処理用ブランチに設定されるブランチ1の上記平均が所定の値以上となる値としてもよい。ただし、この場合には、上記平均が所定の値以上となるブランチ1が存在しない場合には、上記平均が上位の所定数のブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、残りのブランチ1を放送受信用ブランチに設定するようにする。
また、この場合においても、nの値は、バックグランド処理用ブランチに設定されるブランチ1の上記平均が所定の値以上となる値としてもよい。ただし、この場合には、上記平均が所定の値以上となるブランチ1が存在しない場合には、上記平均が上位の所定数のブランチ1をバックグランド処理用ブランチに設定し、残りのブランチ1を放送受信用ブランチに設定するようにする。
そして、放送受信用ブランチの出力する復調信号を第1合成器3に出力し、バックグランド処理用ブランチの出力する復調信号を第2合成器4に出力するようにセレクタ2を設定する(ステップ612)。
以上、制御部12が行う処理モード切替処理について説明した。
ここで、このような処理モード切替処理によれば、通常モードが設定されたときに、4つのブランチBR1、BR2、BR3、BR4のうち、ブランチBR3に対する外部機器からのノイズの影響が大きく、登録されているブランチBR3の外部機器影響レベルが所定レベル以上大きい場合、図7aに示すようにブランチBR3を除く3つのブランチBR1、BR2、BR4が放送受信用ブランチに設定され、外部機器からのノイズの影響が大きくないブランチBR1、BR2、BR4のみを用いたダイバーシティ受信が行われ、当該ダイバーシティ受信で受信したビデオ、オーディオがユーザに対して出力される。
ここで、このような処理モード切替処理によれば、通常モードが設定されたときに、4つのブランチBR1、BR2、BR3、BR4のうち、ブランチBR3に対する外部機器からのノイズの影響が大きく、登録されているブランチBR3の外部機器影響レベルが所定レベル以上大きい場合、図7aに示すようにブランチBR3を除く3つのブランチBR1、BR2、BR4が放送受信用ブランチに設定され、外部機器からのノイズの影響が大きくないブランチBR1、BR2、BR4のみを用いたダイバーシティ受信が行われ、当該ダイバーシティ受信で受信したビデオ、オーディオがユーザに対して出力される。
したがって、視聴する放送の周波数チャネルが外部機器からのノイズの影響が大きい周波数チャネルとされた場合に、視聴する放送の受信状態が外部機器に影響によって大きく劣化することを抑止することができる。
また、以上のような処理モード切替処理によれば、たとえば、2つのブランチ1をバックグランド用ブランチとして、2つのブランチ1を放送受信用ブランチとしてバックグランドモードを行うように予め定めている場合において、バックグランドモードが設定されたときに、4つのブランチBR1、BR2、BR3、BR4のうち、ブランチBR3に対する外部機器からのノイズの影響が大きく、登録されているブランチBR3の外部機器影響レベルが所定レベル以上大きい場合、図7bに示すようにブランチBR3が優先的にバックグランド用ブランチに設定され、残る3つのブランチBR1、BR2、BR4が、バックグランド用ブランチと放送受信用ブランチに分配される。また、バックグランドモードが設定されたときに、4つのブランチBR1、BR2、BR3、BR4のうち、ブランチBR2に対する外部機器からのノイズの影響が大きく、登録されているブランチBR2の外部機器影響レベルが所定レベル以上大きい場合、図7cに示すようにブランチBR2が優先的にバックグランド用ブランチに設定され、残る3つのブランチBR1、BR3、BR4が、バックグランド用ブランチと放送受信用ブランチに分配される。
したがって、バックグランドモードにおいて、ビデオ、オーディオを出力する放送、すなわち、ユーザが視聴する放送の受信には、外部機器からのノイズの影響が大きくないブランチ1のみを用いたダイバーシティ受信が行われ、当該ダイバーシティ受信で受信したビデオ、オーディオがユーザに対して出力される。
よって、ユーザが視聴している放送の周波数チャネルが外部機器の影響の大きい周波数チャネルとなった場合でも、バックグランド処理を行いつつ、視聴する放送の受信状態が外部機器に影響によって大きく劣化することを抑止することができ、ユーザの放送の視聴体験の快適性を向上する。
なお、以上の処理モード切替処理のステップ604では、全てのブランチ1を放送受信用ブランチに設定するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態の図4に示した受信セグメントモード切替処理では、Vデコーダ5から通知されるBERに基づいて受信状態を算定し、受信セグメントモードをワンセグ受信モードとフルセグ受信モードとの間で切り替えたが、これは一例であり、受信状態は、受信状態の良好さを表す値であればCNR等の他の値をに基づいて算定するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態の図4に示した受信セグメントモード切替処理では、Vデコーダ5から通知されるBERに基づいて受信状態を算定し、受信セグメントモードをワンセグ受信モードとフルセグ受信モードとの間で切り替えたが、これは一例であり、受信状態は、受信状態の良好さを表す値であればCNR等の他の値をに基づいて算定するようにしてもよい。
1…ブランチ、2…セレクタ、3…第1合成器、4…第2合成器、5…AVデコーダ、6…バックグランド処理部、7…出力合成部、8…表示装置、9…スピーカ、10…入力装置、11…メモリ、12…制御部、101…アンテナ、102…チューナ、103…復調器、200…ドライブレコーダ。
Claims (8)
- 各周波数チャネルでフルセグ放送とワンセグ放送とが行われる放送方式の放送を受信する放送受信装置であって、
前記周波数チャネル毎に、その周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを記憶したメモリと、
受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送とワンセグ放送とを選択的に受信する放送受信手段と、
受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送の受信中に当該フルセグ放送の受信状態が第1の条件を満たさなくなったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのワンセグ放送に切り替え、当該周波数チャネルのワンセグ放送の受信中に当該ワンセグ放送の受信状態が第2の条件を満たすようになったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのフルセグ放送に切り替える切替制御手段と、
前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルに応じて、当該周波数チャネルの受信に対して外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第2の条件を設定する条件設定手段とを有し、
前記第2の条件を満たす最も良好でない受信状態は、前記第1の条件を満たす最も良好でない受信状態よりも良好な受信状態であることを特徴とする放送受信装置。 - 請求項1記載の放送受信装置であって、
前記条件設定手段は、前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルに応じて、当該周波数チャネルの受信に対して外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第1の条件を設定することを特徴とする放送受信装置。 - アンテナを備え当該アンテナで受信チャネルとして設定された周波数チャネルの信号を受信するブランチを複数備え、当該複数のブランチを用いたダイバーシティ受信によって、各周波数チャネルでフルセグ放送とワンセグ放送とが行われる放送方式の放送の受信を行う放送受信装置であって、
前記ブランチと周波数チャネルの組み合わせ毎に、当該組み合わせ内のブランチにおける当該組み合わせ内の周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを記憶したメモリと、
前記複数のブランチの内の1または2以上のブランチを放送受信用ブランチに設定するブランチ設定手段とし、
受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送とワンセグ放送とを、前記放送受信用ブランチを用いて選択的に受信する放送受信手段と、
受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送の受信中に当該フルセグ放送の受信状態が第1の条件を満たさなくなったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのワンセグ放送に切り替え、当該周波数チャネルのワンセグ放送の受信中に当該ワンセグ放送の受信状態が第2の条件を満たすようになったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのフルセグ放送に切り替える切替制御手段と、
前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルと前記放送受信用ブランチとの組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第2の条件を設定する条件設定手段とを有し、
前記第2の条件を満たす最も良好でない受信状態は、前記第1の条件を満たす最も良好でない受信状態よりも良好な受信状態であることを特徴とする放送受信装置。 - アンテナを備え当該アンテナで受信チャネルとして設定された周波数チャネルの信号を受信するブランチを複数備え、当該複数のブランチを用いたダイバーシティ受信によって放送の受信を行う放送受信装置であって、
前記ブランチ毎に、そのブランチにおける受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを記憶したメモリと、
ユーザが視聴する放送の受信と並行して一部のブランチを用いてバックグランドで行われる処理であるバックグランド処理を行うときに、前記複数のブランチの一部を放送受信用ブランチに設定し、残るブランチをバックグランド用ブランチに設定するブランチ設定手段と、
受信チャネルとして設定された周波数チャネルの放送を、前記放送受信用ブランチを用いて受信する放送受信手段と、
前記バックグランド用ブランチを用いて、前記バックグランド処理を行うバックグランド処理手段とを有し、
前記ブランチ設定手段は、各ブランチに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルに応じて、外部部機器が悪影響を与える程度が所定レベル以上大きいブランチを優先的に前記バックグランド用ブランチに割り当てることを特徴とする放送受信装置。 - アンテナを備え当該アンテナで受信チャネルとして設定された周波数チャネルの信号を受信するブランチを複数備え、当該複数のブランチを用いたダイバーシティ受信によって、各周波数チャネルでフルセグ放送とワンセグ放送とが行われる放送方式の放送の受信を行う放送受信装置であって、
前記ブランチと周波数チャネルの組み合わせ毎に、当該組み合わせ内のブランチにおける当該組み合わせ内の周波数チャネルの受信に対して、外部機器がどの程度悪影響を与えるかを示す外部機器影響レベルを登録したテーブルを記憶したメモリと、
ユーザが視聴する放送の受信と並行して一部のブランチを用いてバックグランドで行われる処理であるバックグランド処理を行わない場合に、前記複数のブランチの内の1または2以上のブランチを放送受信用ブランチに設定し、前記バックグランド処理を行うときに、前記複数のブランチの一部を放送受信用ブランチに設定し、残るブランチをバックグランド用ブランチに設定するブランチ設定手段と、
受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送とワンセグ放送とを、前記放送受信用ブランチを用いて選択的に受信する放送受信手段と、
前記バックグランド用ブランチを用いて、前記バックグランド処理を行うバックグランド処理手段と、
受信チャネルとして設定された周波数チャネルのフルセグ放送の受信中に当該フルセグ放送の受信状態が第1の条件を満たさなくなったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのワンセグ放送に切り替え、当該周波数チャネルのワンセグ放送の受信中に当該ワンセグ放送の受信状態が第2の条件を満たすようになったときに、前記放送受信手段で受信する放送を当該周波数チャネルのフルセグ放送に切り替える切替制御手段と、
前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルと前記放送受信用ブランチとの組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第2の条件を設定する条件設定手段とを有し、
前記ブランチ設定手段は、前記複数のブランチの内のブランチであって、当該ブランチを含む組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が所定レベル以上大きいブランチを優先的に前記バックグランド用ブランチに割り当て、
前記第2の条件を満たす最も良好でない受信状態は、前記第1の条件を満たす最も良好でない受信状態よりも良好な受信状態であることを特徴とする放送受信装置。 - 請求項3または5記載の放送受信装置であって、
前記条件設定手段は、前記受信チャネルとして設定された周波数チャネルと前記放送受信用ブランチとの組み合わせに対して前記テーブルに登録されている外部機器影響レベルの最大値または平均が表す外部部機器が悪影響を与える程度が大きいほど、より受信状態が良好である場合に満たされる条件となるように、前記第1の条件を設定することを特徴とする放送受信装置。 - 請求項1、2、3、4、5または6記載の放送受信装置であって、
当該放送受信装置は、自動車に搭載される放送受信装置であって、
前記各ブランチのアンテナは前記自動車のウインドウシールド上に配置され、
前記外部機器は、前記アンテナの近くに配置された外部機器であることを特徴とする放送受信装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の放送受信装置であって、
当該放送受信装置は前記放送として地上デジタルテレビ放送を受信することを特徴とする放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018040339A JP2019161248A (ja) | 2018-03-07 | 2018-03-07 | 放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018040339A JP2019161248A (ja) | 2018-03-07 | 2018-03-07 | 放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019161248A true JP2019161248A (ja) | 2019-09-19 |
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ID=67996349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018040339A Pending JP2019161248A (ja) | 2018-03-07 | 2018-03-07 | 放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019161248A (ja) |
-
2018
- 2018-03-07 JP JP2018040339A patent/JP2019161248A/ja active Pending
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