JP2019159729A - 故障予測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】未知の故障の予測を行うことができる故障予測システムを提供すること。【解決手段】機器の動作ログを蓄積する蓄積手段と、蓄積した動作ログをベクトル化したベクトル情報に変換する変換手段と、機器の動作ログから変換した第1のベクトル情報と予め用意していた正常時の動作ログから変換した第2のベクトル情報とを比較し、類似度を算出する動作ログ類似度演算手段と、動作ログ類似度演算手段で算出された類似度から故障予測を行う故障予測手段と、を有することを特徴とする故障予測システムにより、上記課題を解決する。【選択図】 図1

Description

本発明は、故障予測システムに関する。
例えば処理や構成が複雑なシステムで障害の発生を予測する監視装置は従来から知られている。
このような従来の監視装置では、通常時特徴ベクトル及び障害時特徴ベクトルに含まれる数値の各々の差から算出される相違度を算出し、当該相違度に基づいて、通常時特徴ベクトルが障害時特徴ベクトルの何れに類似するかを判断することで、システムで発生する障害を予測していた(例えば特許文献1参照)。
従来の監視装置では、システムで障害の発生を予測するため、通常時特徴ベクトル及び障害時特徴ベクトルを準備する必要がある。このような従来の監視装置において、既知の障害であれば、その障害の発生の所定時間前から障害の発生時までに取得されていたログ情報に基づいて抽出される障害時特徴ベクトルを準備できる。しかしながら、従来の監視装置において、未知の障害の障害時特徴ベクトルを準備することは困難だった。
本発明の一実施形態は、未知の故障の予測を行うことができる故障予測システムを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本願請求項1の故障予測システムは、機器の動作ログを蓄積する蓄積手段と、蓄積した動作ログをベクトル化したベクトル情報に変換する変換手段と、前記機器の動作ログから変換した第1のベクトル情報と、予め用意していた正常時の動作ログから変換した第2のベクトル情報とを比較し、類似度を算出する動作ログ類似度演算手段と、前記動作ログ類似度演算手段で算出された類似度から故障予測を行う故障予測手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、未知の故障の予測を行うことができる。
第1の実施形態に係る故障予測システムの一例の構成図である。 コンピュータの一例のハードウェア構成図である。 複合機の一例のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の一例の機能ブロック図である。 正常時情報群との差異により不具合を検出する処理を示した一例のシーケンス図である。 正常時情報群及び異常時情報群との差異により不具合を複合的に検出する処理を示した一例のシーケンス図である。 特定のモジュールを再起動する回復制御の処理を示した一例のシーケンス図である。 不具合の対処方法を通知する回復制御の処理を示した一例のシーケンス図である。 管理センタに異常時情報を通知する回復制御の処理を示した一例のシーケンス図である。 管理センタから正常時情報群、異常時情報群を更新する処理の一例のシーケンス図である。 自機の動作ログによる正常時情報群、異常時情報群を更新する処理の一例のシーケンス図である。 ログ監視レベルの設定画面の一例のイメージ図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は第1の実施形態に係る故障予測システムの一例の構成図である。図1の故障予測システム1は、サーバ装置10、サービス端末12、画像形成装置14A〜14D、管理者端末16A〜16Bを有する構成である。
サーバ装置10とサービス端末12とはインターネットなどの外部ネットワーク20に接続されている。また、画像形成装置14A〜14B、管理者端末16AはLANなどの内部ネットワーク22を介して外部ネットワーク20に接続されている。さらに、画像形成装置14C〜14D、管理者端末16BはLANなどの内部ネットワーク24を介して外部ネットワーク20に接続されている。
画像形成装置14A〜14Dは故障予測の対象となる機器の一例である。管理者端末16A〜16Bは画像形成装置14A〜14Dを管理する機器管理者が操作する端末装置の一例である。サーバ装置10は管理契約等により画像形成装置14A〜14Dを管理する管理装置の一例である。サービス端末12は管理契約等のサービスを提供するサービス提供者が操作する端末装置の一例である。図1の故障予測システム1は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
サーバ装置10、サービス端末12及び管理者端末16A〜16Bは例えば図2に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2はコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図2のコンピュータ500は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションなどがある。なお、コンピュータ500はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505にはコンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをワークエリア(作業領域)であるRAM504上に読み出し、処理を実行することによりコンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。
サーバ装置10、サービス端末12及び管理者端末16A〜16Bは例えば図2に示すコンピュータ500のハードウェア構成上でプログラムを実行することにより後述する各種処理を実現できる。
《画像形成装置》
図1の画像形成装置14A〜14Dは、複合機の場合、例えば図3に示すようなハードウェア構成により実現される。図3は複合機の一例のハードウェア構成図である。図3に示した複合機600はコントローラ601、操作パネル602、外部I/F603、通信I/F604、プリンタ605及びスキャナ606などを備える。
コントローラ601はCPU611、RAM612、ROM613、NVRAM614及びHDD615などを備える。ROM613は、各種プログラムやデータが格納されている。RAM612はプログラムやデータを一時保持する。NVRAM614は、例えば設定情報等が格納されている。また、HDD615は各種プログラムやデータが格納されている。
CPU611は、ROM613やNVRAM614、HDD615などからプログラムやデータ、設定情報等をRAM612上に読み出し、処理を実行することで、画像形成装置14A〜14D全体の制御や機能を実現する。
操作パネル602はユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部とを備えている。外部I/F603は外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体603aなどがある。これにより、画像形成装置14A〜14Dは外部I/F603を介して記録媒体603aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体603aにはICカード、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ、SIMカード等がある。
通信I/F604は、複合機600を内部ネットワーク22又は24に接続させる為のインタフェースである。これにより、複合機600は通信I/F604を介してデータ通信を行うことができる。
プリンタ605は印刷データを被搬送物に印刷するための印刷装置である。例えば被搬送物は紙、コート紙、厚紙、OHP、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔など、紙に限定されない。スキャナ606は原稿から画像データ(電子データ)を読み取るための読取装置である。なお、図3は画像形成装置14A〜14Dが複合機600の場合の例を示しており、複合機600でない場合にはプリンタ605やスキャナ606を必ずしも備える必要はない。また、カメラ、ランプ光源など図3に示した以外のハードウェアを有していてもよい。
<ソフトウェア構成>
《画像形成装置》
以下では、画像形成装置14A〜14Dの何れでもよい場合に画像形成装置14と総称する。第1の実施形態に係る画像形成装置14は、例えば図4に示す機能ブロックで実現される。なお、図4の機能ブロックは本実施形態の説明に不要な部分について適宜省略している。
図4は第1の実施形態に係る画像形成装置の一例の機能ブロック図である。例えば画像形成装置14はプログラムを実行することにより、類似度演算部30、ログ情報変換部32、操作部制御部34、異常回避動作制御部36、電力状態制御部38、通信部40、蓄積情報更新部42、記憶部44を実現する。
記憶部44には正常時情報群50及び異常時情報群52が保存されている。正常時情報群50は正常時の動作ログから変換された特徴ベクトルやベクトル群などのベクトル情報である。異常時情報群52は異常時の動作ログから変換された特徴ベクトルやベクトル群などのベクトル情報である。
類似度演算部30は、ディープラーニング(深層学習)の仕組みを用いて、記憶部44の正常時情報群50又は異常時情報群52と自機の動作ログとの類似度を計算し、算出された類似度から自機に異常が発生しているかを判定する。未知の不具合(未知の故障)に対して、類似度演算部30は自機の動作ログと正常時情報群50との乖離度を計算し、乖離度が大きいほど正常でない≒異常が発生している可能性が高い、と判定する。また、既知の不具合(既知の故障)に対して、類似度演算部30は自機の動作ログと異常時情報群52との乖離度を計算し、乖離度が小さいほど正常でない≒異常が発生している可能性が高い、と判定する。類似度演算部30は正常時情報群50との乖離度の計算結果と、異常時情報群52との乖離度の計算結果と、を複合的に用いて、異常が発生している可能性を判定してもよい。
ログ情報変換部32は画像形成装置14を構成する部位(モジュール)が出力する動作ログを特徴ベクトルやベクトル群などのベクトル情報に変換する。操作部制御部34は操作パネル602の電力状態等を制御する。操作部制御部34は省エネ移行/復帰の要求に合わせて各種デバイスの電源管理を行う。
異常回避動作制御部36は異常が発生していると判定した際の動作を制御する。例えば異常回避動作制御部36は異常が発生していると判定した場合、設定に従い、回復制御を行う。回復制御は、例えば画像形成装置14全体の再起動、特定のアプリ/デバイスの再起動、機器管理者等への通知、サーバ装置10のサービスへの通知、等を行うための制御である。
電力状態制御部38は画像形成装置14の電力状態の制御を行う。例えば電力状態制御部38は省エネ状態で操作部制御部34から省エネ復帰の要求を受け取ると本体を省エネ状態から復帰させる。なお、省エネ状態からの復帰要因は他にも、タイマ、外部アクセス等、様々なものが存在する。通信部40は通信に関する処理を行う。蓄積情報更新部42は記憶部44に保存されている正常時情報群50及び異常時情報群52を、後述するような手順で動作ログにより更新する。
なお、図4の機能ブロックは一例であって、図4に示した機能ブロックの一部がサーバ装置10やその他の装置に設けられた構成であってもよい。また、操作部と本体部とが別体の画像形成装置14では図4の機能ブロックを操作部に設けてもよい。
<処理の詳細>
以下では、第1の実施形態に係る故障予測システム1の処理について説明する。
《正常時情報群との差異により不具合を検出》
図5は正常時情報群との差異により不具合を検出する処理を示した一例のシーケンス図である。図5のシーケンス図の処理は一定間隔で定期的に動作ログを監視する例について説明する。なお、図5のシーケンス図の処理を開始するトリガは、省エネ移行時や省エネ復帰時、印刷時など、画像形成装置14の特徴的なタイミングで動作ログの監視を行うようにしてもよい。
ステップS11に進み、ログ情報変換部32は一定間隔の間に溜まった動作ログを画像形成装置14のモジュールごとの動作ログに変換する。ステップS12に進み、ログ情報変換部32はモジュールごとの動作ログから不要な情報を除去(マスク)する。不要な情報とは、画像形成装置14の状態判断の阻害になるような情報を指し、例えば時間情報などである。ログ取得時間のように機器動作と関係がなく、無関係の事象と結びつけてしまう動作ログは、類似性判定時に誤判定させる可能性があるので好ましくない(関係の無い事象の動作ログでも同じ時間帯に取得した動作ログは、時間情報により類似性が誤って上がる)。
ステップS13に進み、ログ情報変換部32は不要な情報を除去したモジュールごとの動作ログをベクトル化する。ここでは、動作ログの文字列群(複数行の動作ログ)に対して主成分分析を行ったり、非線形のカーネル主成分分析を行ったり、そこから部分空間を作成したり、など、既存の手法を利用する。既存の手法としてディープラーニングを用いてもよい。
ステップS14に進み、ログ情報変換部32は類似障害検索要求を類似度演算部30に対して行う。ステップS15に進み、類似度演算部30は記憶部44に記憶されている正常時情報群50を取得する。ステップS16に進み、類似度演算部30はステップS13でベクトル化した動作ログとステップS15で取得した正常時情報群50との類似度を演算する。ステップS15及びS16の処理は正常時情報群50に含まれる正常時情報の数だけ繰り返される。例えば正常時情報群50は、起動時の正常時情報、印刷時の正常時情報、省エネ移行時の正常時情報、省エネ復帰時の正常時情報、等が含まれる。ステップS16では、これらの正常時情報群50に含まれる各種正常時情報を利用して類似度を演算する。
類似度演算部30は、ステップS16で演算した類似度がしきい値を下回っていれば異常が発生している可能性が高いと判定し、ステップS17〜S21の処理を行う。類似度演算部30は、ステップS17に進み、異常回避要求を異常回避動作制御部36に対して行う。ステップS18に進み、異常回避動作制御部36は電力状態制御部38に再起動を要求する。ステップS19に進み、電力状態制御部38は画像形成装置14を再起動させるように制御を行う。
また、異常回避動作制御部36は通信部40に対して、機器管理者とサーバ装置10のサービスへのメールによる通知を要求する。ステップS21に進み、通信部40は機器管理者とサーバ装置10のサービスに対して、異常の発生をメールで通知する。なお、類似度演算部30は、ステップS16で演算した類似度がしきい値を下回っていなければ異常が発生している可能性が低いと判定し、例えばステップS17〜S21の回復制御を行わない。
《正常時情報群及び異常時情報群との差異により不具合を複合的に検出》
図6は正常時情報群及び異常時情報群との差異により不具合を複合的に検出する処理を示した一例のシーケンス図である。なお、図6のシーケンス図は一部の処理が図5と重複するため、適宜説明を省略する。
ステップS31〜S36の処理は、図5のステップS11〜S16の処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS37に進み、類似度演算部30は記憶部44に記憶されている異常時情報群52を取得する。ステップS38に進み、類似度演算部30はステップS33でベクトル化した動作ログとステップS37で取得した異常時情報群52との類似度を演算する。ステップS37及びS38の処理は異常時情報群52に含まれる異常時情報の数だけ繰り返される。
例えば異常時情報群52は、起動時の異常時情報、印刷時の異常時情報、省エネ移行時の異常時情報、省エネ復帰時の異常時情報、等が含まれる。ステップS38では、これらの異常時情報群52に含まれる各種異常時情報を利用して類似度を演算する。
類似度演算部30はステップS36で演算した正常時情報との類似度が正常時情報用の閾値未満、かつ、ステップS38で演算した異常時情報との類似度が異常時情報用の閾値以上であれば異常が発生している可能性が高い(異常発生確度:高)と判定し、ステップS39〜S43の処理を行う。ステップS39〜S43の処理は図5に示したステップS17〜S21の処理と同様であるため、説明を省略する。
類似度演算部30は、ステップS36で演算した正常時情報との類似度が正常時情報用の閾値未満であれば異常が発生している可能性が高い(異常発生確度:中)と判定し、ステップS44〜S46の処理を行う。類似度演算部30は、ステップS44に進み、異常発生確度が「中」の異常回避要求を異常回避動作制御部36に対して行う。ステップS45に進み、異常回避動作制御部36は通信部40に対して、サーバ装置10のサービスへのメールによる通知を要求する。そして、ステップS46に進み、通信部40はサーバ装置10のサービスに対して、異常の発生をメールで通知する。
類似度演算部30はステップS36で演算した正常時情報との類似度が正常時情報用の閾値以上、かつ、ステップS38で演算した異常時情報との類似度が異常時情報用の閾値以上であれば異常が発生している可能性が高い(異常発生確度:中)と判定し、ステップS44〜S46と同様なステップS47〜S49の処理を行う。
なお、類似度演算部30は、ステップS36で演算した正常時情報との類似度が正常時情報用の閾値以上、かつ、ステップS38で演算した異常時情報との類似度が異常時情報用の閾値未満であれば、異常が発生している可能性が低いと判定し、ステップS40〜S43などの回復制御を行わない。
《特定のモジュールを再起動する回復制御》
図7は特定のモジュールを再起動する回復制御の処理を示した一例のシーケンス図である。なお、図7のシーケンス図は一部の処理が図5と重複しているため、適宜説明を省略する。
ステップS51〜S57の処理は、図5のステップS11〜S17の処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS58に進み、類似度演算部30は、異常が発生している可能性が高いモジュールの情報と、異常発生確度「高」とを異常回避動作制御部36に通知する。ステップS59に進み、異常回避動作制御部36は類似度演算部30から通知された異常が発生している可能性が高いモジュールを再起動させる。図7のシーケンス図の処理によれば、画像形成装置14全体を再起動させる図5のシーケンス図よりも処理時間を短くすることができる。
《不具合の対処方法を通知する回復制御》
図8は、不具合の対処方法を通知する回復制御の処理を示した一例のシーケンス図である。なお、図8のシーケンス図は一部の処理が図6と重複しているため、適宜説明を省略する。
ステップS61〜S69の処理は、図6のステップS31〜S39の処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS70に進み、類似度演算部30はステップS63でベクトル化した動作ログとの類似度が閾値以上であった異常時情報のIDを異常回避動作制御部36に通知する。
ステップS71に進み、異常回避動作制御部36はステップS70で通知されたIDを指定して記憶部44から、そのIDの異常時情報に対応する異常時対処方法の情報の取得を試みる。異常時対処方法の情報を取得できれば、異常回避動作制御部36はステップS72に進み、メールへ異常時対処方法の情報を付加(セット)する。
ステップS73に進み、異常回避動作制御部36は通信部40に対して、機器管理者とサーバ装置10のサービスへのメールによる通知を要求する。ステップS74に進み、通信部40は機器管理者とサーバ装置10のサービスに対して、異常の発生及び異常時対処方法をメールで通知する。
なお、類似度演算部30は、ステップS66で演算した正常時情報との類似度が正常時情報用の閾値未満、かつ、ステップS68で演算した異常時情報との類似度が異常時情報用の閾値以上でなければ、異常が発生している可能性が低いと判定し、例えばステップS69〜S74の回復制御を行わない。
《管理センタに異常時情報を通知する回復制御》
図9は、管理センタに異常時情報を通知する回復制御の処理を示した一例のシーケンス図である。なお、図9のシーケンス図は一部の処理が図5と重複しているため、適宜説明を省略する。
ステップS81〜S87の処理は、図5のステップS11〜S17の処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS88に進み、異常回避動作制御部36は通信部40に対して、異常が発生している可能性が高いと判定された時のベクトル化された動作ログの情報(異常時情報)を管理センタのサーバ装置10へ通知する要求を行う。ステップS89に進み、通信部40は管理センタのサーバ装置10へ異常時情報を通知する。
《管理センタからの正常時情報群、異常時情報群の更新処理》
図10は、管理センタから正常時情報群、異常時情報群を更新する処理の一例のシーケンス図である。ステップS101において、画像形成装置14の通信部40は管理センタのサーバ装置10から最新の正常時情報、異常時情報を受信する。ステップS102に進み、通信部40はステップS101で受信した最新の正常時情報、異常時情報による更新要求を蓄積情報更新部42に対して行う。
ステップS103に進み、蓄積情報更新部42はステップS102の更新要求の最新の正常時情報に基づいて記憶部44の正常時情報群50を更新する。また、ステップS104に進み、蓄積情報更新部42はステップS102の更新要求の最新の異常時情報に基づいて記憶部44の異常時情報群52を更新する。
図10のシーケンス図の処理により、画像形成装置14は他の機器で発生した未知の不具合(未知の故障)に対応するように、記憶部44の正常時情報群50及び異常時情報群52を更新できる。
《自機の動作ログによる正常時情報群、異常時情報群の更新処理》
図11は、自機の動作ログによる正常時情報群、異常時情報群を更新する処理の一例のシーケンス図である。ステップS111〜S113は、例えば図5のステップS11〜S13と同様であるため、説明を省略する。
ステップS114に進み、ログ情報変換部32はステップS113でベクトル化した動作ログによる更新要求を蓄積情報更新部42に対して行う。サービスコールや用紙づまりなどの異常が発生していなければ、蓄積情報更新部42はステップS115に進み、異常が発生していない間のベクトル化した動作ログに基づいて記憶部44の正常時情報群50を更新する。また、サービスコールや用紙づまりなどの異常が発生していれば、蓄積情報更新部42はステップS116に進み、異常が発生している間のベクトル化した動作ログに基づいて記憶部44の異常時情報群52を更新する。
《ログ監視レベルの設定》
図12はログ監視レベルの設定画面の一例のイメージ図である。図12の設定画面に示したように、本実施形態に係る故障予測システム1では、機器管理者等が図12の設定画面からログ監視レベルを設定できる。機器管理者等により設定されたログ監視レベルに基づき、本実施形態に係る故障予測システム1では類似度演算部30が異常の発生している可能性を判定するために利用する閾値を変更する。
(まとめ)
第1の実施形態によれば、未知の不具合(未知の故障)に対して、自機の動作ログと記憶部44の正常時情報群50との乖離度を計算し、乖離度が大きいほど正常でない≒異常が発生している可能性が高い、と判定するため、未知の故障を予測できる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、本実施形態は本願発明の範囲を限定するものではなく、図1に示した構成図のような構成に限定するものではない。
1 故障予測システム
10 サーバ装置
12 サービス端末
14、14A〜14D 画像形成装置
16A〜16B 管理者端末
20 外部ネットワーク
22、24 内部ネットワーク
30 類似度演算部
32 ログ情報変換部
34 操作部制御部
36 異常回避動作制御部
38 電力状態制御部
40 通信部
42 蓄積情報更新部
44 記憶部
50 正常時情報群
52 異常時情報群
特開2015−164005号公報

Claims (10)

  1. 機器の動作ログを蓄積する蓄積手段と、
    蓄積した動作ログをベクトル化したベクトル情報に変換する変換手段と、
    前記機器の動作ログから変換した第1のベクトル情報と、予め用意していた正常時の動作ログから変換した第2のベクトル情報とを比較し、類似度を算出する動作ログ類似度演算手段と、
    前記動作ログ類似度演算手段で算出された類似度から故障予測を行う故障予測手段と、
    を有することを特徴とする故障予測システム。
  2. 前記動作ログ類似度演算手段は、更に、前記機器の動作ログから変換した第1のベクトル情報と、予め用意していた異常時の動作ログから変換した第3のベクトル情報とを比較し、類似度を算出すること
    を特徴とする請求項1記載の故障予測システム。
  3. 前記故障予測手段は、前記故障予測により前記機器の故障の可能性を検知すると、前記機器を再起動させること
    を特徴とする請求項1又は2記載の故障予測システム。
  4. 前記故障予測手段は、前記故障予測により前記機器を構成する部位の限定的な故障の可能性を検知すると、前記機器を構成する部位を再起動させること
    を特徴とする請求項1又は2記載の故障予測システム。
  5. 前記故障予測手段は、前記故障予測により前記機器の故障の可能性を検知すると、予め登録されている通知先に、前記機器の故障の可能性を通知すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の故障予測システム。
  6. 前記故障予測手段は、前記故障予測により前記機器の故障の可能性を検知すると、予め登録されている通知先に、前記可能性を検知した前記機器の故障の対処方法を更に通知すること
    を特徴とする請求項5記載の故障予測システム。
  7. 前記故障予測手段は、前記機器の故障を一定期間、検知しなければ、前記一定期間の前記機器の動作ログの少なくとも一部により前記第2のベクトル情報を更新すること
    を特徴とする請求項1乃至6何れか一項記載の故障予測システム。
  8. 前記故障予測手段は、前記機器の故障の可能性を検知すると、前記機器の故障を検知した前記機器の動作ログにより前記第3のベクトル情報を更新すること
    を特徴とする請求項2記載の故障予測システム。
  9. 前記故障予測手段は、前記動作ログ類似度演算手段で算出された類似度から故障予測を行うため、前記第1のベクトル情報が前記第2のベクトル情報と類似していないと判定する閾値が設定されていること
    を特徴とする請求項1乃至8何れか一項記載の故障予測システム。
  10. 前記故障予測手段は、前記第2のベクトル情報と類似していない前記第1のベクトル情報に変換される動作ログを出力する前記機器の故障の可能性、又は、前記機器を構成する部位の限定的な故障の可能性を検知すること
    を特徴とする請求項3乃至5何れか一項記載の故障予測システム。
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