JP2019159600A - 車両用マスタ電子制御装置、車両用スレーブ電子制御装置、車両用ログ収集システム及び車両用ログ収集プログラム - Google Patents

車両用マスタ電子制御装置、車両用スレーブ電子制御装置、車両用ログ収集システム及び車両用ログ収集プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】共通の時刻情報に基づいて、車両で発生するイベントのログ情報を記録できる車両用マスタ電子制御装置を提供する。【解決手段】ログ収集システムにおいて、車両用マスタ電子制御装置2は、装置個別の装置時刻を管理するスレーブ電子制御装置と通信し、スレーブ電子制御装置と共通に使用可能な車両時刻を管理する。車両用マスタ電子制御装置は、管理する車両時刻をスレーブ電子制御装置に送信する車両時刻送信部と、スレーブ電子制御装置におけるイベントの内容、イベントを検知したときの装置時刻及びイベントを検知したときに車両時刻を受信しているかどうかを示す車両時刻受信状態の情報を装置ログ情報として受信し、車両時刻受信状態の情報が末受信の場合、装置時刻を対応する車両時刻に変換する装置ログ情報受信処理部と、イベントの内容及び装置ログ情報受信処理部で変換後の車両時刻を車両ログ情報として記憶する車両ログ情報記憶部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車載ネットワークを利用した車両用マスタ電子制御装置、車両用スレーブ電子制御装置、車両用ログ収集システム及び車両用ログ収集プログラムに関する。
情報システムを構成するサーバやネットワークの動作ログなどを収集・解析することで、クラッカー等からの攻撃を受けていること等を検知する、SIEM(Security Information and Event Management)と呼ばれるシステムがサイバーセキュリティ対策の一つとして知られており、車両でもSIEMをサイバーセキュリティの対策として、取り入れることが検討され始めている。一方で車両では、いわゆるコネクティッドビークルと呼ばれるように車両同士が通信し、連携して動作するシステムが開発されている。
コネクティッドビークルのように複数の車両が連携して動作を行うようになった場合には、例えば複数の車両で出力される車両の動作ログ情報等をまとめて解析することが望ましい。また、サイバーセキュリティの対応に限らず、コネクティッドビークルにおける車両の連携動作の失敗等の原因を特定する場合においても、複数の車両間で出力されるログ情報をまとめて解析するのが効率的である。
特許文献1には、情報処理のモードに応じて異なる態様で時刻情報を生成して車載装置に提供する時刻情報生成手段と、故障を検出した場合に、ダイアグコードと時刻情報生成手段から取得した時刻情報を記録する記録手段と、時刻情報生成手段のモードを判定するモード判定情報を記録するモード情報記録手段と、故障検出時の前記モードの推定のため、モード判定情報及び時刻情報を提供する提供手段と、を有することを特徴とする車両用故障診断システムが開示されている。
特開2010−173615号公報
上述のような複数の車両に跨るログ情報の解析においては、各車両で発生したイベントの前後が実際と異なることのないように、各車両で正確な時刻情報に基づいたログ情報とする必要がある。しかしながら、各車両においては、それぞれ個別のクロックを有する電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)が複数動作しており、各電子制御装置においてイベントが発生し、記録される。また、これらの電子制御装置は、電源のON/OFFのタイミングが異なる場合や、低消費電力モード等に移行する制御装置等もある。そのため、時刻情報を各電子制御装置間で一致させることが難しい場合もあるため、各電子制御装置から共通の時刻情報に基づいたログを取得することが難しい。
本開示は、上述の事情に鑑みてされたものであり、共通の時刻情報に基づいて、車両で発生するイベントのログ情報を記録することのできる車両用マスタ電子制御装置、車両用スレーブ電子制御装置及び車両用ログ収集システム及び車両用ログ収集プログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様である車両用マスタ電子制御装置は、装置個別の時刻である装置時刻を管理するスレーブ電子制御装置(4)と通信し、前記スレーブ電子制御装置と共通に使用可能な車両時刻を管理する車両用マスタ電子制御装置(2)であって、管理する前記車両時刻をスレーブ電子制御装置に送信する車両時刻送信部(22)と、前記スレーブ電子制御装置におけるイベントの内容、前記イベントを検知したときの前記装置時刻、及び前記イベントを検知したときに前記車両時刻を受信しているかどうかを示す車両時刻受信状態の情報、を装置ログ情報として受信するとともに、前記車両時刻受信状態の情報が末受信を示す場合、前記装置時刻を対応する前記車両時刻に変換する装置ログ情報受信処理部(28)と、前記イベントの内容、及び前記装置ログ情報受信処理部で変換後の前記車両時刻を車両ログ情報として記憶する車両ログ情報記憶部(31)と、を有する車両用マスタ電子制御装置(2)である。
上述のような構成により車両用マスタ電子制御装置は、車両用マスタ電子制御装置及びスレーブ電子制御装置が、共通の時刻情報に基づいて、車両で発生するイベントのログ情報を記録することができる。
本開示の一実施形態に係るログ収集システムの例について示す図である。 マスタ電子制御装置の機能構成について示す機能ブロック図である。 スレーブ電子制御装置の機能構成について示す機能ブロック図である。 ログ収集システムの処理の一例を示すシーケンス図である。 イグニッションONのイベントが保存された車両ログ情報記憶部の内容を示す図である。 車両時刻を受信した際の装置時刻変更部の装置時刻変更処理を示すフローチャートである。 スレーブ電子制御装置において発生したイベントを、装置ログ情報保存処理部が装置ログ情報記憶部に保存する装置イベント保存処理の例を示すフローチャートである。 時刻改ざんのイベントが保存された装置ログ情報記憶部の内容を示す図である。 広域時刻を受信した際の車両時刻変更部の車両時刻変更処理を示すフローチャートである。 車両時刻受信状態が受信済であるときのイベントが追加された装置ログ情報記憶部の内容を示す図である。 スレーブ電子制御装置の装置ログ情報送信部による装置ログ送信処理について示すフローチャートである。 スレーブ電子制御装置の装置ログ情報送信部による装置ログ受信完了通知受信処理について示すフローチャートである。 送信されたイベントの装置ログ送信状態の欄が送信済に変化した装置ログ情報記憶部の内容を示す図である。 マスタ電子制御装置の装置ログ情報受信処理部による装置ログ受信処理について示すフローチャートである。 受信した装置ログ情報が車両ログ情報として保存された車両ログ情報記憶部の内容を示す図である。 マスタ電子制御装置の広域時刻変換部による広域時刻変換処理について示すフローチャートである。 広域時刻変換が変換済となった車両ログ情報記憶部の車両ログ情報の内容を示す図である。 車両ログ送信状態が送信済となった車両ログ情報記憶部の車両ログ情報の内容を示す図である。 マスタ電子制御装置の車両ログ情報送信部による車両ログ送信処理について示すフローチャートである。 マスタ電子制御装置の車両情報送信部による車両ログ受信完了通知受信処理について示すフローチャートである。
以下、本発明の車両用ログ収集システムであるログ収集システム1、並びにそれに含まれる車両用マスタ電子制御装置であるマスタ電子制御装置2及び車両用スレーブ電子制御装置であるスレーブ電子制御装置4の構成及び機能について、図面を参照して説明する。ここで、本発明とは、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された発明を意味するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。また、少なくとも鉤括弧内の語は、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された語を意味し、同じく以下の実施形態に限定されるものではない。さらに特許請求の範囲の従属項に記載の構成及び方法、従属項に記載の構成及び方法に対応する実施形態の構成及び方法、並びに特許請求の範囲に記載がなく実施形態のみに記載の構成及び方法は、本発明においては任意の構成及び方法である。
図1に示すように、ログ収集システム1は、マスタ電子制御装置2、スレーブ電子制御装置4及びイベント管理装置8を有している。マスタ電子制御装置2及びスレーブ電子制御装置4は、通信ネットワーク11を介して接続されている。図1において、スレーブ電子制御装置4は2つ示されているが、スレーブ電子制御装置4は1つであっても3つ以上の複数であってもよい。またマスタ電子制御装置2は、イベント管理装置8と通信接続されている。本実施形態においては、マスタ電子制御装置2及びスレーブ電子制御装置4は車両9に配置され、イベント管理装置8は車両9の外部に配置されるものとしている。しかしながら、イベント管理装置8も車両9内に配置されていてもよいし、イベント管理装置8を有してない構成であってもよい。またイベント管理装置8は、同様の構成を有する複数の車両9と通信接続されていてもよい。ここで各装置間の通信接続は有線によるものであっても無線によるものであってもよい。
マスタ電子制御装置2は、スレーブ電子制御装置4と共通に使用可能な車両時刻を管理し、スレーブ電子制御装置4は、装置個別の時刻である装置時刻を管理する。各スレーブ電子制御装置4で発生するイベントのログ情報である装置ログ情報は、各スレーブ電子制御装置4で保存された後、マスタ電子制御装置2に集められ車両ログ情報として保存される。マスタ電子制御装置2に保存された車両ログ情報は、他の車両9の車両ログ情報と共にイベント管理装置8に集められる。
マスタ電子制御装置2、スレーブ電子制御装置4及びイベント管理装置8は、例えば、それぞれ主に半導体装置で構成され、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶部、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶部、通信ネットワークに接続されるネットワークインターフェース部等を有する、いわゆる情報処理装置として構成されることができる。
図2に示されるように、マスタ電子制御装置2は、車両時刻計測部21、車両時刻送信部22、車両ログ情報保存処理部23、広域時刻変換部24、車両時刻変更部25、誤差算出部26、車両ログ情報送信部27、装置ログ情報受信処理部28及びマスタ装置記憶部3を有している。また、マスタ装置記憶部3は、車両ログ情報記憶部31及び広域時刻受信状態記憶部32を有している。
車両時刻計測部21は、マスタ電子制御装置2のクロック機能を用いて車両9内に配置された各電子制御装置の基準となる車両時刻を計測する。車両時刻送信部22は、車両時刻をスレーブ電子制御装置4に送信する。装置ログ情報受信処理部28は、装置ログ情報を受信し、装置ログ情報内の車両時刻受信状態が未受信を示す場合に、受信した装置ログ情報内の装置時刻を対応する車両時刻に変換する。ここで装置ログ情報は、イベントの内容、イベントを検知した際における、スレーブ電子制御装置4で管理する装置時刻、及びイベントを検知した際に、車両時刻がスレーブ電子制御装置4において受信されているかどうか示す車両時刻受信状態の情報を含む。
広域時刻変換部24は、広域時刻を受信した際に、広域時刻に基づいて車両ログ情報記憶部31に保存された車両ログ情報の車両時刻を広域時刻に変換し、広域時刻変換状態を変換済に変更する。車両時刻変更部25は、車両時刻を、受信した広域時刻に基づいて変更する。誤差算出部26は、広域時刻のクロックと車両時刻のクロックとの誤差を算出する。算出された誤差は、例えば、電源ONされてから最初に広域時刻を受信した際に、車両時刻変更部25による時刻変更の際の補正に用いられる。車両ログ情報送信部27は、車両ログ情報記憶部31に保存された車両ログ情報を、イベント管理装置8に送信する。また、車両ログ情報記憶部31は、スレーブ電子制御装置4において検知したイベントの内容、及びイベントを検知した際における車両時刻を含む車両ログ情報を記憶する。また、広域時刻受信状態記憶部32は、広域時刻受信状態の情報である広域時刻受信フラグを記憶する。
ここで「車両時刻」とは、例えば車両内に複数配置されるECU等の電子制御装置で使用される共通の時刻を意味する。本実施形態においては、マスタ電子制御装置2が車両時刻を管理する。「装置時刻」とは、各ECU等の電子制御装置の各々が管理する時刻を意味する。「広域時刻」は、車両外のサーバ装置等により管理される時刻であってもよいし、車両内の装置が、直接測位衛星から時刻情報を取得する場合等には、測位衛星により管理される時刻として定義することとしてもよい。
上述のように、マスタ電子制御装置2は、車両時刻送信部22、装置ログ情報受信処理部28及び車両ログ情報記憶部31を有することにより、マスタ電子制御装置2及びスレーブ電子制御装置4が、共通の時刻情報に基づいて、車両で発生するイベントのログ情報を記録することができる。また、広域時刻変換部24を有することにより、車両ログ情報に含まれる各イベントの発生時刻を車両の外部で管理される広域時刻で示すことができるため、例えば複数の車両で発生するイベントであっても、共通の時刻情報に基づいてログ情報を記録することができる。
また、車両時刻変更部25を有することにより、車両時刻をより広域時刻により近い正確性とすることができる。ここで、マスタ電子制御装置2は広域時刻を定期的に受信するものとしてもよい。また、誤差算出部26を有することにより、マスタ電子制御装置2が電源ONから最初に広域時刻を受信するまでに生じたイベントの発生時刻についても、より正確に広域時刻に変換することができる。例えば、マスタ電子制御装置2が起動してから長時間にわたって広域時刻を受信できなかった場合に、車両時刻と広域時刻の精度の差から、起動してからの経過時間に車両時刻と広域時刻との間にずれが発生するため、マスタ電子制御装置2の起動時(車両時刻計測開始時)の広域時刻の算出が正確にできなくなることがあるが、誤差算出部26を有することにより、正確に広域時刻に変換することができる。また、車両ログ情報送信部27を有することにより、例えば車外の装置において複数の車両ログ情報を共通の時刻情報に基づいて記録することができる。
図3に示されるように、スレーブ電子制御装置4は、装置時刻計測部41、装置ログ情報保存処理部42、装置時刻変更部43、装置ログ情報送信部44及びスレーブ装置記憶部5を有している。また、スレーブ装置記憶部5は、装置ログ情報記憶部51及び車両時刻受信状態記憶部52を有している。
装置時刻計測部41は、スレーブ電子制御装置4のクロック機能を用いて時刻を計測する。装置ログ情報保存処理部42は、スレーブ電子制御装置4において検知したイベントの内容を装置時刻と共に装置ログ情報として保存する。装置時刻変更部43は、車両時刻を受信した際に、車両時刻に基づいて装置時刻を変更すると共に、車両時刻受信状態記憶部52の車両時刻受信状態の情報である車両時刻受信フラグを受信済に変更する。装置ログ情報は、装置ログ情報をマスタ電子制御装置2に送信したかどうかを示す装置ログ送信状態の情報を更に有し、装置ログ情報送信部44は、装置ログ情報を送信すると共に、装置ログ情報を送信が完了した際に、送信した装置ログ情報のイベントに対応する装置ログ送信状態を送信済に変更する。
また、装置ログ情報記憶部51は、検知したイベントの内容、イベントを検知した際における装置時刻、及びイベントを検知した際の車両時刻受信状態の情報を含む装置ログ情報を記憶する。車両時刻受信状態記憶部52は、車両時刻を受信したかどうかを示す車両時刻受信状態の情報である車両時刻受信フラグを記憶する。
スレーブ電子制御装置4は、上述のような構成とすることにより、マスタ電子制御装置2及びスレーブ電子制御装置4が、共通の時刻情報に基づいて、車両で発生するイベントのログ情報を記録することができる。ここで、イベント管理装置8は、複数のマスタ電子制御装置2の車両ログ情報記憶部31に保存された車両ログ情報を受信するものとすることができる。イベント管理装置8は、複数の車両における車両ログ情報を統合して解析するものとすることができる。複数の車両の車両ログ情報を共通の時刻を用いて統合的に解析することができる。これによりコネクティッドビークル等の複数車両の連携により派生するイベントについても連関の状況が記録された複数の車両ログ情報として解析することができる。なお、広域時刻はイベント管理装置8から送信されるものとしてもよい。ここで「統合して解析」には、それぞれ車両ログ情報を送信した車両を識別しつつ、各車両ログ情報を結合して解析することを含む。
図4のログ収集システム1の処理のシーケンス図に示されるように、まずステップS1において、マスタ電子制御装置2が電源ONされると、ステップS2において車両時刻計測部21が車両時刻の計測を開始する。次にステップS3においてイグニッションONとなると、マスタ電子制御装置2にイグニッションONの通知がされると共に、スレーブ電子制御装置4の電源ONとなる。これにより、ステップS5において、スレーブ電子制御装置4の装置時刻計測部41が装置時刻の計測を開始し、マスタ電子制御装置2の車両ログ情報保存処理部23は、車両ログ情報記憶部31にイグニッションONのイベントを車両ログ情報として保存する。車両ログ情報保存処理部23による車両ログ情報の保存処理は、後述するスレーブ電子制御装置4における装置イベント保存処理S40と同様であるため、説明を省略する。
図5に示されるように、イグニッションONのイベントが保存された車両ログ情報記憶部31は、イベント内容、広域時刻、車両時刻、広域時刻変換状態及び車両ログ送信状態の項目を有している。ここでイベント内容は、更にそのイベントが発生した装置、発生した内容、その他必要なデータ等の項目を有していてもよい。広域時刻は、例えばイベント管理装置8等で管理される時刻であり、イベント管理装置8等から受信していない場合には、フェールセーフ値(本実施形態においては16進数の0xFFFFFFFF)を入力することとしてもよい。車両時刻の項目は、イベント発生時における車両時刻が保存される。広域時刻変換状態は、保存された車両時刻が、車両の外部で管理される広域時刻に変換されたかどうかを示す項目である。車両ログ送信状態は、保存された車両ログ情報が、イベント管理装置8に送信されたかどうかを示す項目である。
このイベントの記録に示されるように、車両ログ情報保存処理部23は、スレーブ電子制御装置4の電源ONとなる電源ONイベントであるイグニッションON(IG−ON)を検知し、電源ONイベント発生時の車両時刻(例えば、0x00001001)と共に、電源ONイベントを車両ログ情報として保存する。この場合において当該イベントに係る車両ログ情報は、広域時刻に変換されておらず、またイベント管理装置8に送信もされていないため、広域時刻変換状態を未変換とし、車両ログ送信状態を未送信として保存されている。
ここで「スレーブ電子制御装置の電源ONとなるイベント」は、スレーブ電子制御装置4に実際に電源が入って動作を開始するタイミングであり、例えばACC電源のONやイグニッションONのタイミングとすることができる。
図4に戻り、ステップS6において、マスタ電子制御装置2の車両時刻送信部22は、車両時刻をスレーブ電子制御装置4に送信する。この際に車両時刻送信部22は、送信元等を認証するためのメッセージ認証コード(MAC:Message Authentication Code)を付して送信することができる。また車両時刻送信部22は、車両時刻を時間周期的に送信することができる。車両時刻を時間周期的に送信することにより、スレーブ電子制御装置4の装置時刻において、より車両時刻との誤差を所定範囲内に抑えることができる。
スレーブ電子制御装置4が車両時刻を受信すると、スレーブ電子制御装置4の装置時刻変更部43は、装置時刻変更処理S30(図4においてS30−1)を行う。装置時刻変更処理S30は、図6に示されるように、まずステップS31において、スレーブ電子制御装置4の装置時刻変更部43が、車両時刻と共に受信したメッセージ認証コードを認証する。認証できなかった場合(ステップS31:No)には、ステップS32において、装置ログ情報保存処理部42が、認証不可である旨、例えば時刻改ざんのイベントを装置ログ情報記憶部51に保存して処理を終了する。認証できた場合(ステップS31:Yes)には、ステップS33において、装置時刻に受信した車両時刻を入力して装置時刻を変更する。引き続き、ステップS34において車両時刻受信フラグが未受信であるかどうかを判定し、未受信でない場合(ステップS34:No)には処理を終了する。未受信である場合(ステップS34:Yes)には、ステップS35において、車両時刻受信フラグを受信済に変更し、処理を終了する。図4のシーケンス図においては、このステップS31でメッセージ認証コードを認証できなかったものとして、時刻を補正せずに時刻改ざんのイベントを装置ログ情報として保存することとしている。装置ログ情報保存処理部42は、イベントを装置ログ情報として保存する装置イベント保存処理S40(図4においてS40−1)を行う。
装置ログ情報保存処理部42は、図7の装置イベント保存処理S40に示されるように、まずステップS41において、車両時刻受信フラグを確認し、車両時刻受信フラグが受信済であるかどうかを判定する。車両時刻受信フラグが受信済でない場合(ステップS41:No)には、ステップS42において装置ログ情報の車両時刻受信状態を未受信に設定し、ステップS44に移行する。車両時刻受信フラグが受信済の場合(ステップS41:Yes)には、ステップS43において装置ログ情報の車両時刻受信状態を受信済に設定し、ステップS44に移行する。ステップS44では、装置ログ情報の装置ログ送信状態を未送信に設定し、ステップS45において発生イベントの装置ログ情報を装置時刻と共に保存する。
装置ログ情報保存処理部42が、装置イベント保存処理S40において時刻改ざんのイベントを保存すると、装置ログ情報記憶部51は、図8に示されるような内容となる。図8に示されるように、装置ログ情報記憶部51は、イベント内容、装置時刻、車両時刻受信状態及び装置ログ送信状態の項目を有している。ここでイベント内容は、更にそのイベントが発生した装置、発生した内容、その他必要なデータ等の項目を有している。この段階における装置イベント保存処理S40においては、車両時刻受信フラグが受信済でないため、装置ログ情報記憶部51の対応するイベントの車両時刻受信状態を未受信として装置ログ情報が保存される。
図4に戻り、ステップS8においてイベント管理装置8が広域時刻を送信する。広域時刻は、いわゆる測位衛星から送信される電波を受信して合わせられる時刻であってもよいし、サーバ装置で単に管理される時刻であってもよい。本実施形態においては、イベント管理装置8が広域時刻を送信することとしているが、広域時刻を送信する装置はイベント管理装置8でなくてもよい。ここで広域時刻の送信においてもメッセージ認証コードを付して送信することができる。広域時刻を受信したマスタ電子制御装置2の車両時刻変更部25は、車両時刻変更処理S50を行う。
図9の広域時刻を受信した際の車両時刻変更部25の車両時刻変更処理S50に示されるように、広域時刻を受信した際に車両時刻変更部25は、まず、ステップS51において、広域時刻と共に受信したメッセージ認証コードを認証する。認証できなかった場合(ステップS51:No)には、ステップS52において、車両ログ情報保存処理部23が、例えば時刻改ざんのイベントであるとして、車両ログ情報記憶部31に保存し、処理を終了する。認証できた場合(ステップS51:Yes)には、ステップS53において、広域時刻受信フラグが受信済であるかどうか判定する。広域時刻受信フラグが受信済でない場合(ステップS53:No)には、ステップS54において、受信した広域時刻から車両時刻を引いた時刻に補正用誤差を加えた時刻を、車両時刻の計測開始時刻に設定する。ここでは、車両時刻はスレーブ電子制御装置4の電源ON時においてリセット(例えば0)されているものとして演算したが、電源ON時において値を有している場合にはその値を考慮した演算とすることができる。引き続き、ステップS56において、広域時刻受信フラグを受信済に設定し、ステップS60に移行する。
広域時刻受信フラグが受信済である場合(ステップS53:Yes)には、ステップS57において、受信した広域時刻から前回受信した際の広域時刻を引いた広域時刻差分を求める。更に広域時刻を受信した際の車両時刻から、前回広域時刻を受信した際の車両時刻を引いた車両時刻差分を求める。次にステップS58において、前回広域時刻を受信したときの車両時刻に広域時刻差分を加えた時刻を現在の車両時刻とする。つまり、2回の連続した広域時刻の受信うち2回目の受信の際に、1回目に広域時刻を受信したときの車両時刻である前回車両時刻に、1回目の広域時刻と2回目の広域時刻との差分である広域時刻差分を加えた時刻を現在の車両時刻とする。
また、ステップS59において、誤差算出部26は、広域時刻を受信した際に、2回目に広域時刻を受信したときの車両時刻と前回車両時刻との差分である車両時刻差分と、広域時刻差分との差に基づいて補正用誤差を算出する。補正用誤差は、例えば上述したステップS54において用いられる。このように補正用誤差を算出することにより、マスタ電子制御装置2が電源ONから最初に広域時刻を受信するまでに生じたイベントの発生時刻についても、より正確に広域時刻に変換することができる。引き続きステップS60において、前回受信時の広域時刻を示す変数に、受信した広域時刻を代入し、前回受信時の車両時刻に、受信時の車両時刻を代入し、処理を終了する。
図4に戻り、ステップS10において、車両時刻送信部22は、車両時刻をメッセージ認証コードと共にスレーブ電子制御装置4に送信する。車両時刻を受信したスレーブ電子制御装置4の装置時刻変更部43は、装置時刻変更処理S30(図4においてS30−2)を実行する。装置時刻変更処理S30は、上述の図6を用いた説明と同様であるため、重複する説明を省略する。但し、ここでの装置時刻変更処理S30では時刻は改ざんされたものではなく、ステップS33において、装置時刻は、対応する車両時刻に変更され、車両時刻受信フラグは受信済に変更されたものとする。
引き続き、スレーブ電子制御装置4でイベントが発生した場合には、装置イベント保存処理S40(図4においてS40−2)を実行する。スレーブ電子制御装置4での装置イベント保存処理S40は、図7で説明した通りであるため、重複する説明を省略する。
新たに追加されたイベントは、図10の装置ログ情報記憶部51の内容に示されるように、車両時刻受信状態記憶部52に記憶された車両時刻受信フラグが受信済であるときに保存されたイベントであるため、装置ログ情報記憶部51の当該イベントの受信時刻受信の欄は、受信済で保存される。
引き続き、スレーブ電子制御装置4は、図11の装置ログ送信処理S70を実行する。装置ログ送信処理S70は、まず装置ログ情報送信部44が、ステップS71において、装置ログ情報の送信が完了していることを示す送信完了フラグがONであるかどうかを判定する。装置完了フラグがONでない場合(ステップS71:No)には、ステップS72において、装置ログ情報の送信から一定時間経過しているかどうかを判定する。一定時間経過していない場合(ステップS72:No)には、装置ログ送信処理S70を終了する。
一方、一定時間経過している場合(ステップS72:Yes)、又はステップS71において送信完了フラグがONの場合には、ステップS73に移行し、装置ログ情報記憶部51の装置ログ送信状態の項目が未送信であるものがあるかどうかを判定する。未送信の装置ログ情報がない場合には、装置ログ送信処理S70を終了する。未送信の装置ログ情報がある場合には、ステップS74において、その未送信の装置ログ情報をマスタ電子制御装置2に送信する。この際、装置ログ情報はメッセージ認証コードと共にマスタ電子制御装置2に送信されることとしてもよい。
引き続き、ステップS75において送信完了フラグをOFFに変更し、装置ログ送信処理S70を終了する。引き続き、装置ログ情報送信部44は、マスタ電子制御装置2から装置ログ情報を受信した旨である装置ログ受信完了通知(図4のS88)を受信すると、図12の装置ログ受信完了通知受信処理S100を実行する。装置ログ受信完了通知受信処理S100では、まずステップS101において、受信した装置ログ受信完了通知のメッセージ認証コードが正しいかどうかを判定する。ここでメッセージ認証コードが正しくない場合(ステップS101:No)には、例えば装置ログ受信完了通知の改ざんであるとして、ステップS102において、装置ログ情報記憶部51に装置ログ情報として保存し、装置ログ受信完了通知受信処理S100を終了する。メッセージ認証コードが正しい場合(ステップS101:Yes)には、ステップS103において、送信完了フラグをONに変更すると共に、ステップS104において、送信に係る装置ログ情報の装置ログ送信状態の欄を送信済に変更し、処理を終了する。図13には、送信されたイベントの装置ログ送信状態の欄が送信済に変化した装置ログ情報記憶部51の内容が示されている。
装置ログ情報を受信したマスタ電子制御装置2では、図14に示されるように、装置ログ情報受信処理部28による装置ログ受信処理S80が行われる。装置ログ受信処理S80では、まずステップS81において、受信した装置ログ情報のメッセージ認証コードが正しいかどうかを判定する。ここでメッセージ認証コードが正しくない場合(ステップS81:No)には、例えば装置ログ情報の改ざんであるとして、車両ログ情報記憶部31に車両ログ情報として保存する。この保存処理は、スレーブ電子制御装置4の装置イベント保存処理S40と同様の処理であるため説明を省略する。
メッセージ認証コードが正しい場合(ステップS81:Yes)には、ステップS83において、受信した装置ログ情報の各イベントにおいて車両時刻受信状態の欄が受信済であるかどうかを判定する。車両時刻受信状態の欄が受信済である場合(ステップS83:Yes)には、ステップS84において当該イベントの装置時刻を車両時刻に設定し、ステップS86に移行する。一方車両時刻受信状態の欄が受信済でない場合(ステップS83:No)には、ステップS85において、そのイベント発生時の車両時刻を算出して設定する。具体的には、例えばイベント発生時の装置時刻に、そのスレーブ電子制御装置4が電源ONとなったイグニッションON時の車両時刻を加えて、イベント発生時の車両時刻とすることができる。このように装置ログ情報受信処理部28による、車両時刻への変換は、電源ONイベント発生時の車両時刻に基づいて行なわれるものとすることができる。
このように車両時刻への変換を、電源ONイベント発生時の車両時刻に基づいて行うことにより、マスタ電子制御装置2は、スレーブ電子制御装置4において車両時刻を受信する前のイベントであっても、マスタ電子制御装置2において車両時刻に変換することができる。そのため、マスタ電子制御装置2及びスレーブ電子制御装置4が、共通の時刻情報に基づいて、車両で発生するイベントのログ情報を記録することができる。
次に、ステップS86において、広域時刻変換の項目を未変換に設定すると共に、車両ログ送信状態の項目を未送信に設定し、ステップS87において、ステップS84又はS85で設定された車両時刻と共に、受信した装置ログ情報を車両ログ情報として保存する。引き続きステップS88において、装置ログ情報の受信完了通知をスレーブ電子制御装置4に送信する。図15には、受信した装置ログ情報が車両ログ情報として保存された車両ログ情報記憶部31の内容が示されている。図4に戻り、引き続きマスタ電子制御装置2の広域時刻変換部24は、広域時刻変換処理S90を実行する。なお、広域時刻変換処理S90は、例えば図16のフローチャートに示されるような処理であり、時間周期的に実行される処理としてもよい。
広域時刻変換処理S90では、まずステップS91において、広域時刻を受信しているかどうかを示す広域時刻受信フラグがONであるかどうかを判定する。広域時刻を受信していない場合(ステップS91:No)には広域時刻変換処理S90を終了する。広域時刻を受信している場合(ステップS91:Yes)には、ステップS92において広域時刻変換の欄が未変換である時刻未変換ログがあるかどうかを判定する。時刻未変換ログがない場合(ステップS92:No)には、広域時刻変換処理S90を終了する。時刻未変換ログがある場合(ステップS92:Yes)には、時刻未変換ログに係るイベント発生時の広域時刻を算出して、車両ログ情報記憶部31に保存する。具体的には、例えば図9の車両時刻変更処理S50で求めた車両時刻計測開始時の広域時刻にイベント発生時の車両時刻を加え、広域時刻として保存する。
引き続きステップS94において、対応するイベントの広域時刻変換の欄を変換済みに変更して保存し、ステップS95において時刻未変換ログが他にあるかどうかを判定する。時刻未変換ログが他にある場合(ステップS95:Yes)には、ステップS93に戻り、処理を繰り返す。時刻未変換ログが他にない場合(ステップS95:No)には広域時刻変換処理S90を終了する。図17には、広域時刻変換が変換済となった車両ログ情報記憶部31の車両ログ情報の内容が示されている。
図4に戻り、マスタ電子制御装置2は、イベント管理装置8に対する処理S15を実行する。イベント管理装置8に対する処理S15では、ステップS110において、マスタ電子制御装置2の車両ログ情報送信部27が、車両ログ送信処理S110を実行する。車両ログ送信処理S110は、図19に示されるように、まず車両ログ情報送信部27が、ステップS111において、車両ログ情報の送信が完了していることを示す送信完了フラグがONであるかどうかを判定する。送信完了フラグがONでない場合(ステップS111:No)には、ステップS112において、車両ログ情報の送信から一定時間経過しているかどうかを判定する。一定時間経過していない場合(ステップS112:No)には、車両ログ送信処理S110を終了する。
一方、一定時間経過している場合(ステップS112:Yes)、又はステップS111において送信完了フラグがONの場合には、ステップS113に移行し、車両ログ情報記憶部31の広域時刻変換状態が変換済で、車両ログ送信状態の項目が未送信であるものがあるかどうかを判定する。ステップS113の判定が否定的な場合(ステップS113:NO)には、車両ログ送信処理S110を終了する。ステップS113の判定が肯定的な場合(ステップS113:Yes)には、ステップS114において、その未送信の車両ログ情報をイベント管理装置8に送信する。この際、車両ログ情報はメッセージ認証コードと共にイベント管理装置8に送信されることとしてもよい。引き続き、ステップS115において送信完了フラグをOFFに変更し、車両ログ送信処理S110を終了する。
引き続き、車両ログ情報送信部27は、イベント管理装置8から車両ログ情報を受信した旨である車両ログ受信完了通知(図4のS16)を受信すると、図20の車両ログ受信完了通知受信処理S120を実行する。車両ログ受信完了通知受信処理S120では、まずステップS121において、受信した車両ログ受信完了通知のメッセージ認証コードが正しいかどうかを判定する。ここでメッセージ認証コードが正しくない場合(ステップS121:No)には、例えば車両ログ受信完了通知の改ざんであるとして、ステップS122において、車両ログ情報記憶部31に車両ログ情報として保存し、車両ログ受信完了通知受信処理S120を終了する。メッセージ認証コードが正しい場合(ステップS121:Yes)には、ステップS123において、送信完了フラグをONに変更すると共に、ステップS124において、送信に係る車両ログ情報の車両ログ送信状態の欄を送信済に変更し、処理を終了する。図18には、車両ログ送信状態が送信済となった車両ログ情報記憶部31の車両ログ情報の内容が示されている。
引き続きイベント管理装置8では、ステップS17において、車両ログ情報を解析する。ここで解析は、各車両から収集された車両ログ情報を統合して解析することとしてもよい。解析処理において異常が検出された場合には、ステップS18において、異常が検出された車両に対し異常を通知する。異常が通知された車両においては、ステップS19において、例えば自動運転を行わないこととする等の退避走行モードに移行することができる。
上述の各処理は、例えば半導体メモリ等の記録媒体である非遷移的実体的記録媒体にプログラムが格納され、CPU等の処理装置においてプログラムに対応する方法が実行されることによる処理とすることができる。また、ソフトウェアに限らず、デジタル回路又はアナログ回路を含むハードウェアによる処理、又はソフトウェアとハードウェアの協働による処理とすることができる。
以上、本発明の実施形態におけるマスタ電子制御装置、スレーブ電子制御装置及びログ収集システム及びログ収集プログラムについて説明した。
本発明のマスタ電子制御装置又はスレーブ電子制御装置は、車載の各種電子制御装置(ECU)すべてが該当する。また本発明の異常検知装置の形態の例として、半導体、電子回路、モジュール、マイクロコンピュータが挙げられる。またこれらにアンテナや通信用インターフェースなど、必要な機能を追加してもよい。また、カーナビゲーションシステム、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末のような形態をとることも可能である。
加えて、本発明は、上述の専用のハードウェア(例えばECUとしての「マスタ電子制御装置」又は「スレーブ電子制御装置」)で実現できるものだけでなく、メモリやハードディスク等の記録媒体に記録したプログラム、及びこれを実行可能な専用又は汎用のハードウェアに提供することもできる。これによりプログラムのアップグレードを通じて常に最新の機能を提供することができる。すなわち、マスタ電子制御装置又はスレーブ電子制御装置におけるログ収集方法をコンピュータにて実行可能なログ収集プログラムも本発明に含まれる。
本発明の車両用マスタ電子制御装置、車両用スレーブ電子制御装置及び車両用ログ収集システム及び車両用ログ収集プログラムは、実施形態において自動車に搭載されるECUを念頭において説明したが、自動二輪車、船舶、鉄道、航空機等、移動する移動体全般に適用することが可能である。また、移動体に限らずマイクロコンピュータを包含する製品全般に適用可能である。
1 ログ収集システム、2 マスタ電子制御装置、3 マスタ装置記憶部、4 スレーブ電子制御装置、5 スレーブ装置記憶部、8 イベント管理装置、9 車両、11 通信ネットワーク、21 車両時刻計測部、22 車両時刻送信部、23 車両ログ情報保存処理部、24 広域時刻変換部、25 車両時刻変更部、26 誤差算出部、27 車両ログ情報送信部、28 装置ログ情報受信処理部、31 車両ログ情報記憶部、32 広域時刻受信状態記憶部、42 装置ログ情報保存処理部、43 装置時刻変更部、44 装置ログ情報送信部、51 装置ログ情報記憶部、52 車両時刻受信状態記憶部

Claims (14)

  1. 装置個別の時刻である装置時刻を管理するスレーブ電子制御装置(4)と通信し、前記スレーブ電子制御装置と共通に使用可能な車両時刻を管理する車両用マスタ電子制御装置(2)であって、
    管理する前記車両時刻をスレーブ電子制御装置に送信する車両時刻送信部(22)と、
    前記スレーブ電子制御装置におけるイベントの内容、前記イベントを検知したときの前記装置時刻、及び前記イベントを検知したときに前記車両時刻を受信しているかどうかを示す車両時刻受信状態の情報、を装置ログ情報として受信するとともに、前記車両時刻受信状態の情報が末受信を示す場合、前記装置時刻を対応する前記車両時刻に変換する装置ログ情報受信処理部(28)と、
    前記イベントの内容、及び前記装置ログ情報受信処理部で変換後の前記車両時刻を車両ログ情報として記憶する車両ログ情報記憶部(31)と、
    を有する車両用マスタ電子制御装置。
  2. 前記車両ログ情報記憶部は、前記スレーブ電子制御装置の電源ONとなるイベントである電源ONイベントを、前記電源ONイベント発生時の前記車両時刻と共に、前記電源ONイベントを前記車両ログ情報として記憶し、
    前記装置ログ情報受信処理部による、前記車両時刻への変換は、前記電源ONイベント発生時の前記車両時刻に基づいて行なう、請求項1に記載の車両用マスタ電子制御装置。
  3. 前記車両ログ情報は、保存された前記車両時刻が、車両の外部で管理される広域時刻に変換されたかどうかを示す広域時刻変換状態の情報を更に有し、
    前記広域時刻を受信した際に、前記広域時刻に基づいて前記車両ログ情報記憶部に保存された前記車両ログ情報の前記車両時刻を前記広域時刻に変換し、前記広域時刻変換状態を変換済に変更する広域時刻変換部(24)を更に備える、請求項1又は2に記載の車両用マスタ電子制御装置。
  4. 1回目の広域時刻の後に2回目の広域時刻を受信した際、1回目の広域時刻を受信したときの前記車両時刻に、前記1回目の広域時刻と前記2回目の広域時刻との差分である広域時刻差分を加えた時刻を新たな車両時刻として変更する車両時刻変更部(25)、を備える、請求項3記載の車両用マスタ電子制御装置。
  5. 前記2回目の広域時刻を受信したときの前記車両時刻と前記1回目の広域時刻を受信したときの前記車両時刻との差分である車両時刻差分と、前記広域時刻差分と、の差に基づいて補正用誤差を算出する誤差算出部(26)をさらに備え、
    前記車両時刻変更部は、電源ONから最初に前記広域時刻を受信した際に、前記車両時刻に対して前記補正用誤差に基づく補正を行う、請求項4に記載の車両用マスタ電子制御装置。
  6. 前記車両ログ情報は、保存された前記車両ログ情報が、イベント管理装置(8)に送信されたかどうかを示す車両ログ送信状態の情報を更に有し、
    前記車両ログ情報記憶部に保存された車両ログ情報を、前記イベント管理装置に送信する車両ログ情報送信部(27)を更に備える、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用マスタ電子制御装置。
  7. 前記車両時刻送信部は、前記車両時刻を時間周期的に、前記スレーブ電子制御装置に送信する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用マスタ電子制御装置。
  8. 共通に使用可能な車両時刻を管理するマスタ電子制御装置(2)と通信し、装置個別の時刻である装置時刻を管理する車両用スレーブ電子制御装置(4)であって、
    前記車両時刻を受信したかどうかを示す車両時刻受信状態の情報を記憶する車両時刻受信状態記憶部(52)と、
    検知したイベントの内容、前記イベントを検知したときの前記装置時刻、及び前記イベントを検知したときの前記車両時刻受信状態の情報、を装置ログ情報として記憶する装置ログ情報記憶部(51)と、
    前記車両時刻を受信した際に、前記車両時刻を新たな前記装置時刻として設定するとともに、前記車両時刻受信状態記憶部に記憶している前記車両時刻受信状態の情報を、受信済を示す情報に変更する装置時刻変更部(43)と、
    を備える車両用スレーブ電子制御装置。
  9. 前記装置ログ情報は、前記装置ログ情報をマスタ電子制御装置に送信したかどうかを示す装置ログ送信状態の情報を更に有し、
    前記装置ログ情報を送信すると共に、前記装置ログ情報の送信が完了した際に、送信した前記装置ログ情報のイベントに対応する前記装置ログ送信状態を送信済を示す情報に変更する装置ログ情報送信部(44)を更に備える、請求項8に記載の車両用スレーブ電子制御装置。
  10. 受信する前記車両時刻のデータにはメッセージ認証コードが付され、
    前記装置ログ情報記憶部は、前記メッセージ認証コードにより前記車両時刻のデータが認証できなかった場合に、認証不可である旨を前記装置ログ情報として更に記憶する、請求項8又は9に記載の車両用スレーブ電子制御装置。
  11. スレーブ電子制御装置と共通に使用可能な車両時刻を管理するマスタ電子制御装置(2)と、
    前記マスタ電子制御装置と通信ネットワーク(11)を介して接続され、装置個別の時刻である装置時刻を管理するスレーブ電子制御装置(4)とを備え、
    前記マスタ電子制御装置は、
    管理する前記車両時刻をスレーブ電子制御装置に送信する車両時刻送信部(22)と、
    前記スレーブ電子制御装置におけるイベントの内容、前記イベントを検知したときの前記スレーブ電子制御装置で管理する前記装置時刻、及び前記イベントを検知したときに前記車両時刻を受信しているかどうかを示す車両時刻受信状態の情報、を装置ログ情報として受信するとともに、前記車両時刻受信状態の情報が末受信を示す場合、前記装置時刻を対応する前記車両時刻に変換する装置ログ情報受信処理部(28)と、
    前記イベントの内容、及び前記装置ログ情報受信処理部で変換後の前記車両時刻を車両ログ情報として記憶する車両ログ情報記憶部(31)と、を有し、
    前記スレーブ電子制御装置は、
    前記車両時刻を受信したかどうかを示す車両時刻受信状態の情報を記憶する車両時刻受信状態記憶部(52)と、
    前記装置ログ情報を記憶する装置ログ情報記憶部(51)と、
    前記車両時刻を受信した際に、前記車両時刻を新たな前記装置時刻として設定するとともに、前記車両時刻受信状態記憶部に記憶している前記車両時刻受信状態の情報を、受信済を示す情報に変更する装置時刻変更部(43)と、
    を有する車両用ログ収集システム(1)。
  12. 複数の前記マスタ電子制御装置の前記車両ログ情報記憶部に保存された前記車両ログ情報を受信するイベント管理装置(8)を更に備え、
    前記イベント管理装置は、複数の車両における前記車両ログ情報を統合して解析する、請求項11に記載の車両用ログ収集システム。
  13. 装置個別の時刻である装置時刻を管理するスレーブ電子制御装置(4)と通信し、前記スレーブ電子制御装置と共通に使用可能な車両時刻を管理するマスタ電子制御装置(2)におけるログ収集プログラムであって、
    前記車両時刻を前記スレーブ電子制御装置に送信する工程と、
    前記スレーブ電子制御装置におけるイベントの内容、前記イベントを検知したときの前記装置時刻、及び前記イベントを検知したときに前記車両時刻を受信しているかどうかを示す車両時刻受信状態の情報、を装置ログ情報として受信するとともに、前記車両時刻受信状態の情報が末受信を示す場合、前記装置時刻を対応する前記車両時刻に変換する工程と、
    前記イベントの内容、及び変換後の前記車両時刻を車両ログ情報として記憶する工程と、を処理装置に実行させるための車両用ログ収集プログラム。
  14. 共通に使用可能な車両時刻を管理するマスタ電子制御装置(2)と通信し、装置個別の時刻である装置時刻を管理する車両用スレーブ電子制御装置(4)におけるログ収集プログラムであって、
    前記車両時刻を受信したかどうかを示す車両時刻受信状態の情報を記憶する工程と、
    検知したイベントの内容、前記イベントを検知したときの前記装置時刻、及び前記イベントを検知したときの前記車両時刻受信状態の情報、を装置ログ情報として記憶する工程と、
    前記車両時刻を受信した際に、前記車両時刻を新たな前記装置時刻として設定するとともに、記憶している前記車両時刻受信状態の情報を、受信済を示す情報に変更する工程と、を処理装置に実行させるための車両用ログ収集プログラム。
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