JP2019159054A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明では、トナー濃度検知手段を像担持体に対して接離させる構成の画像形成装置において、装置の小型化、および、トナー濃度検知手段の像担持体に対する高精度な位置決めを実現することを課題としている。【解決手段】中間転写ベルト16を有し、画像形成装置1本体に対して着脱可能な中間転写ユニット40と、中間転写ベルト16上のトナー濃度を検知するためのトナー濃度センサ31を有するトナー濃度検知ユニット30とを備えた画像形成装置1であって、中間転写ユニット40は、トナー濃度検知ユニット30に設けられたワイヤ52を押動する突出部41aをさらに有し、トナー濃度センサ31は、画像形成装置1内において、中間転写ユニット40の画像形成装置1本体に対する着脱方向と垂直な方向で、中間転写ベルト16に対する接離方向へ移動可能に設けられ、トナー濃度センサ31は、押動面41a2がワイヤ52を押動することにより、垂直方向の一方向である中間転写ベルト16への接近方向へ移動する。【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置には、中間転写ベルトや感光体ドラム等の像担持体の表面のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段が設けられる。このトナー濃度検知手段は、例えば、像担持体表面に形成されたトナー像の形成位置を検知することに用いられており、その位置検知精度の向上のため、トナー濃度検知手段を像担持体に対して精度良く位置決めすることが求められる。
また、像担持体を着脱する構成の画像形成装置では、像担持体を画像形成装置から離脱させる際には、トナー濃度検知手段を像担持体から離間させ、反対に、画像形成装置に装着された像担持体の表面のトナー濃度を検知する際には、像担持体に接近させる構成のものが存在する(例えば、特許文献1)。
特許文献1(特許第3038024号公報)では、図13に示すように、センサブラケット201の一端側に、トナー濃度センサ202が取り付けられている。センサブラケット201の他端側は、ネジにより前側板203および後側板204に固定されており、センサブラケット201は他端側を中心に回転可能に設けられる。感光体205および感光体支持枠206を支持枠ガイド部材207に装着する際には、センサブラケット201の一端側およびトナー濃度センサ202は、その自重によって垂れ下がっており、感光体205から離間した状態にある。そして、感光体205の装着後は、センサブラケット201を回転させて感光体205に近づけ、センサブラケット201の一端側に設けられた突起を感光体支持枠206に設けられた穴に嵌合させる。これにより、トナー濃度センサ202を感光体205に接近した図の位置で位置決めすることができる。
特許文献1のような構成では、トナー濃度センサを回転させるためのスペースを確保する必要があり、画像形成装置が大型化してしまうという問題があった。また、トナー濃度センサを回転させて像担持体に接近させる構成では、接離動作によって濃度センサと像担持体との間に位置ズレが生じやすく、また、回転途中に生じる摩擦等の影響もあり、トナー濃度センサの像担持体に対する位置精度が出しにくいという課題があった。
このような事情から、本発明では、トナー濃度検知手段を像担持体に対して接離させる構成の画像形成装置において、装置の小型化、および、トナー濃度検知手段の像担持体に対する高精度な位置決めを実現することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、像担持体を有し、画像形成装置本体に対して着脱可能な像担持体ユニットと、前記像担持体上のトナー濃度を検知するためのトナー濃度検知手段を有するトナー濃度検知ユニットとを備えた画像形成装置であって、前記トナー濃度検知ユニットは被押動部をさらに有し、前記像担持体ユニットは、前記被押動部を押動する押動部をさらに有し、前記トナー濃度検知手段は、画像形成装置内において、前記像担持体ユニットの画像形成装置本体に対する着脱方向と交差する方向で、画像形成装置に装着された前記像担持体に対する接離方向へ移動可能に設けられ、前記トナー濃度検知手段は、前記押動部が前記被押動部を押動することにより、前記交差方向の一方向である前記像担持体への接近方向へ移動することを特徴とする。
本発明では、トナー濃度検知手段が像担持体ユニットの画像形成装置本体に対する着脱方向と交差する方向へ移動することにより、トナー濃度検知手段を像担持体に対して接離させる。これにより、トナー濃度検知手段の移動範囲をより狭くして画像形成装置の省スペース化を実現すると共に、像担持体に接近時の、トナー濃度検知手段の像担持体に対する位置精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 トナー濃度検知ユニットおよびその周辺構成の斜視図である。 図2のトナー濃度センサ周辺を拡大した図である。 トナー濃度検知ユニットおよびその周辺構成の側面図である。 中間転写ユニットの斜視図である。 中間転写ユニットの平面図である。 中間転写ユニットの側面図である。 中間転写ユニット装着時の、トナー濃度検知ユニット周辺の構成を示す斜視図である。 図8のトナー濃度センサ周辺を拡大した図である。 中間転写ユニット装着時の、トナー濃度検知ユニット周辺の構成を示す側面図である。 中間転写ユニット装着時の、トナー濃度検知ユニット周辺の構成を示す正面図である。 トナー濃度検知ユニットの接離の異なる構成を示す側面図である。 従来のトナー濃度センサの接離構成を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すカラー画像形成装置1の中央には、4つのプロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkが着脱可能に設けられた画像形成部2が配置されている。各プロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的な各プロセスユニット9としては、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体である感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラと、現像ローラ等を有する現像装置12を備えている。
画像形成装置1の上部には、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色トナーが充填されたトナーボトル26Y,C,M,Bkが着脱可能に設けられている。そして、このトナーボトル26Y,C,M,Bkから各現像装置12との間に設けた補給路を介して、各色の現像装置12に各色トナーが補給される。
プロセスユニット9の上方には、露光部が配置されている。露光部は、画像データに基づいて、レーザ光を発するように構成されている。
画像形成部2の直下には転写部4が配置されている。転写部4は、駆動ローラ14及び従動ローラ15に周回走行可能に張架されている無端状の中間転写ベルト16、各プロセスユニット9の感光体ドラム10に対して中間転写ベルト16を挟んだ対向位置に配置されている一次転写ローラ17等で構成されている。各一次転写ローラ17はそれぞれの位置で中間転写ベルト16の内周面を押圧しており、中間転写ベルト16の押圧された部分と各感光体ドラム10とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト16の駆動ローラ14と、中間転写ベルト16を挟んで駆動ローラ14に対向した位置には二次転写ローラ18が配設されている。二次転写ローラ18は中間転写ベルト16の外周面を押圧しており、二次転写ローラ18と中間転写ベルト16とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト16の下方には、その下面に対向してトナー濃度センサ31が設けられる。トナー濃度センサ31は、中間転写ベルト16の平坦面16aに対向し、中間転写ベルト16表面上のトナー濃度やトナー像の位置を検知することができる。
給紙部5は、画像形成装置1の下部に位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙カセット19や、給紙カセット19から用紙Pを搬出する給紙ローラ20等からなっている。
搬送路6は、給紙部5から搬出された用紙Pを搬送する搬送経路であり、一対のレジストローラ21の他、後述する排紙部8に至るまで、搬送ローラ対が搬送路6の途中に適宜配置されている。
定着装置7は、加熱源によって加熱される定着ローラ22、その定着ローラ22を加圧可能な加圧ローラ23等を有している。
排紙部8は、画像形成装置1の搬送路6の最下流に設けられる。この排紙部8には、用紙Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ24と、排出された用紙Pをストックするための排紙トレイ25とが配設されている。
また、画像形成装置1の一側面には前カバー27が設けられる。前カバー27を、回動支点27aを中心に矢印方向へ回動させることで、画像形成装置内部を開放することができる。これにより、中間転写ベルト16を備えた中間転写ユニット(詳しくは後述)の画像形成装置本体に対する着脱動作を行うことができるようになる。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において、画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkの感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム10に露光部によって露光される画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。各感光体ドラム10上には静電潜像が形成され、各現像装置12に蓄えられたトナーが、ドラム状の現像ローラによって感光体ドラム10に供給されることにより、静電潜像は顕像であるトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
転写部4では、駆動ローラ14の回転駆動により中間転写ベルト16が図の矢印方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ17には、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ニップにおいて転写電界が形成され、各感光体ドラム10に形成されたトナー画像は一次転写ニップにて中間転写ベルト16上に順次重ね合わせて転写される。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部5の給紙ローラ20が回転駆動することによって、給紙カセット19に収容された用紙Pが搬送路6に送り出される。搬送路6に送り出された用紙Pは、レジストローラ21によってタイミングを計られて、二次転写ローラ18と駆動ローラ14との間の二次転写ニップに送られる。このとき、中間転写ベルト16上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、二次転写ニップに転写電界が形成されている。二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト16上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置7へと搬送され、定着ローラ22と加圧ローラ23とによって用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着ローラ22から分離され、搬送ローラ対によって搬送され、排紙部8において排紙ローラ24によって排紙トレイ25へと排出される。
以上の説明は、用紙P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニット9を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、トナー濃度センサ周辺の構成についてより詳細に説明する。以下の説明では、画像形成装置の前方と後方(図1の右側と左側)をそれぞれ前後方向、そして、画像形成装置の上下方向(図1の上下方向)および画像形成装置の左右方向(図1の紙面手前)をそれぞれ上下方向および左右方向として説明する。また、図2〜4は、図1のトナー濃度センサ31を備えたトナー濃度検知ユニットの構成を示す図で、画像形成装置本体から前カバーを開放し、中間転写ユニットを取り除いた状態の図である。なお、以下に示す図では、トナー濃度検知ユニットの周辺に設けられた部材のみを抜き出し、画像形成装置内に設けられた各部材についての記載を適宜省略している。
図2に示すように、画像形成装置に左側板101と右側板102とが設けられている。それぞれの側板には、嵌合溝101a、102aが設けられる。また、それぞれの側板には前後方向に延在する支持台50が固定されている。なお、図2に示される長方形状の底板は、画像形成装置内で転写部側と給紙部を仕切る仕切り部材である。
支持台50の他端側(図2の奥側)には上方へ突出した突出部50bが設けられる。
支持台50の上部には、前後方向に延在するレール部材51が設けられる。レール部材51は、前方側の端部である一端側に傾斜面51aを有する。また、レール部材51は、その前後方向の途中に、後述するワイヤ等が配されるための逃げ部51bが設けられる。
図3に示すように、トナー濃度検知ユニット30は、トナー濃度検知手段としてのトナー濃度センサ31と、軸32と、支持部材33と、取付板34と、線状部材としてのワイヤ52とを主に備える。
2本の軸32は、各支持台50に設けられた溝50aにその両端が挿入されている。溝50aは、上下方向に延在して設けられ、各軸32は溝50a内を上下方向に移動可能である。図4に示すように、中間転写ユニットが取り外された状態では、軸32はトナー濃度検知ユニット30の重さによって溝50aの下方に位置している。
図3に示すように、支持部材33は、左右方向に延在する第一板状部33aと、第一板状部33aの両側に設けられた第二板状部33bとを有する。第二板状部33bは、第一板状部33aの両端から垂直方向に延在する板状部である。
第一板状部33aは取付板34を支持する。また、第二板状部33bには2本の軸32が貫通して設けられる。第二板状部33bは、上方に延在する第一の突起33cと、下方に延在する第二の突起33dとを有する。
取付板34は、左右方向に延在する板状部材で、二つのトナー濃度センサ31が適宜の方法により固定されている。
ワイヤ52は、二つの支持台50の間に張架されている。ワイヤ52は、支持台50に設けられた複数の支柱53a、53bに張架されており、その両端部が、各第二板状部33bの第二の突起33dに巻回されている。
ワイヤ52は、その両端が第二の突起33dに巻回されて固定された状態にある。また、ワイヤ52の途中には弾性変形部54が設けられる。弾性変形部54は、ワイヤ52をバネ状に加工した部分であり、伸縮可能に設けられる。ワイヤ52は、後述する中間転写ユニットの挿入によって後方側へ押圧されることにより、弾性変形部54が伸長し、ワイヤ52の全長を可変とすることができる。なお、本実施形態では、ワイヤ52を一本の線状部材によって形成したが、例えば、弾性変形部54の前後の部分、および弾性変形部をそれぞれ別部材で形成して連結させ、一本の線状部材とすることもできる。
次に、トナー濃度検知ユニット30の上方に取り付けられる中間転写ユニット40の構成について、図5〜図7を用いて説明する。
図5〜図7に示すように、中間転写ユニット40は、駆動ローラ14、従動ローラ15、中間転写ベルト16、ハウジング41を主に備える。
中間転写ベルト16は、その周回走行方向の両側にそれぞれ設けられた駆動ローラ14および従動ローラ15によって張架されている。また、中間転写ベルト16の軸方向外側には、中間転写ベルト16を挟み込むようにして保持するハウジング41が設けられる。ハウジング41は、前後方向に延在し、前端側で駆動ローラ14の両端を、後端側で従動ローラ15の両端を回転可能に保持している。なおハウジング41は、従動ローラ15の側で、軸方向の一端側と他端側とが連続した単一の部材である。ただし、両側でそれぞれ独立した部材とすることもできる。
ハウジング41は、左右両側に下方へ延在する突出部(押動部)41aを有する。また、ハウジング41は、その前端側に軸方向外側に突出する円柱部41bを、後端側に下側へ凸状の凸部41cをそれぞれ有する。なお、ハウジング41は軸方向に対称な形状をしており、軸方向の両側に、それぞれ上記の突出部41a、円柱部41b、凸部41cを有する。
図7に示すように、突出部41aの後端側には、傾斜面41a1と、傾斜面41a1よりも上方で、中間転写ユニット40の挿入方向の上流側(前方側)に設けられた押動面41a2とを有する。また突出部41の下面側には、一部範囲が切り欠かれた逃げ部41a3が設けられる。
次に、図8〜図11を用いて、上記の中間転写ユニットが画像形成装置本体に取り付けられる様子を説明する。
図8に示すように、中間転写ユニット40は、図8の矢印B方向へ挿入される。この際、ハウジング41の本体部分の下面が、レール部材51の上面に沿って挿入されることで、中間転写ユニット40を正しい方向へ挿入して画像形成装置1に装着することができる。また、レール部材51が傾斜面51aを有することにより、中間転写ユニット40の挿入時に、ハウジング41の下面が傾斜面51aに案内されてハウジング41をレール部材51に沿わせることができる。中間転写ユニット40は、画像形成装置本体に装着された状態で、レール部材51およびトナー濃度検知ユニット30の上部の位置に配される。
図9は、中間転写ユニット40が画像形成装置本体に装着された状態のトナー濃度検知ユニット30周辺の拡大図である。なお、中間転写ユニット40については、ハウジングの突出部41aのみを抜き出して表示している。
図9に示すように、中間転写ユニット40が画像形成装置本体に対して矢印B方向へ挿入される過程で、左右両側に設けられた各突出部41aの押動面41a2がワイヤ52に接触し、ワイヤ52を矢印B方向に押動する。これにより、ワイヤ52は、緊張状態となって矢印B方向へ引っ張られる。これにより、支柱53a、53bを介して、ワイヤ52の端部が巻回された第二の突起33dが、ワイヤ52によって上方へ引き上げられる。これにより、トナー濃度検知ユニット30が上方へ引き上げられる。
図10に示すように、上記のトナー濃度検知ユニット30が上方への移動は、軸32が溝50aの上端に到達する位置まで行われる。この移動により、図11に示すように、第一の突起33cがハウジング41の下面411に突き当てられてトナー濃度検知ユニット30(トナー濃度センサ31)が中間転写ユニット40(中間転写ベルト16)に対して位置決めされる。なお、突出部41aに逃げ部41a3が設けられることにより、中間転写ユニット40の画像形成装置への挿入時に、突出部41aと軸32との接触を回避することができる。
図9に示すように、上記位置決め後も、中間転写ユニット40の矢印B方向への挿入動作は継続し、押動面41a2はワイヤ52を後方へ押動しようとする。この際、トナー濃度検知ユニット30は上記のように位置決めされている。つまり、第二の突起33dに巻回されたワイヤ52の両端が位置決めされており、ワイヤ52が押動面41a2から押動力を受けても、前述のようにワイヤ52の両端が移動することはできない。しかしこの場合でも、弾性変形部54が伸長することにより、その伸長した長さ分だけ中間転写ユニット40が後方へ移動することが可能になる。このように、本実施形態では、トナー濃度検知ユニット30が位置決めされてそれ以上動けなくなった後には、弾性変形部54が伸長することによって中間転写ユニット40がさらに後方へ移動することができる。
中間転写ユニット40が矢印B方向へ十分に挿入されると、図8に示すように、嵌合溝102aに円柱部41bが嵌合する(また、図2に示す嵌合溝102aに他方の円柱部41bが嵌合する)。さらに図10に示すように、ハウジング41に設けられた凸部41cが支持台50の突出部50bに当接する。これらにより、中間転写ユニット40が画像形成装置本体に対して高精度に位置決めされる。
以上のように、本実施形態では、中間転写ユニット40が、レール部材51に沿って所定の方向へ案内されながら画像形成装置本体に挿入され、中間転写ユニット40が各部で画像形成装置本体に対して位置決めされる。つまり、中間転写ユニット40を、画像形成装置本体に対して高精度に位置決めして装着することができる。
また図11に示すように、トナー濃度検知ユニット30は、第一の突起33cがハウジング41の下面411に突き当てられることで、中間転写ユニット40に対して高精度に位置決めがされる。これにより、トナー濃度センサ31が中間転写ベルト16の表面に対して高精度に位置決めされ、中間転写ベルト16表面上のトナー画像の位置を高精度に検知することができる。
本実施形態では、トナー濃度センサ31の中間転写ベルト16に対する接近動作および上記位置決め動作を、中間転写ユニット40の画像形成装置本体に対する装着動作(挿入動作)により自動的に行うことができる。つまり、前述のように、中間転写ユニット40の挿入動作に伴ってトナー濃度検知ユニット30が上方へ移動することで、第一の突起33cがハウジング41の下面411に突き当てられてトナー濃度センサ31の位置決めがなされる。
なお、図3に示す中間転写ユニット40が画像形成装置に装着されていない状態で、ワイヤ52が垂れ下がる等して所定の位置よりも下方に位置した場合でも、中間転写ユニット40の画像形成装置に対する挿入動作により、ワイヤ52を上方へ持ち上げて押動面41a2に当接させることができる。
つまり、図10に示すように、突出部41aが傾斜面41a1を有することにより、ワイヤ52が押動面41a2よりも下方に配置されていた場合でも、中間転写ユニット40の挿入により、ワイヤ52が傾斜面41a1に沿って上方へ移動することができ、ワイヤ52を押動面41a2の高さまで確実に移動させ、押動面41a2に押動させることができる。
さらに、本実施形態では、トナー濃度検知ユニット30を、中間転写ユニット40の画像形成装置本体から離脱させる動作により、自動的に中間転写ユニット40の側から退避させることができる。
つまり、図9に示すように、中間転写ユニット40を図の矢印B方向と反対方向へ移動させると、ワイヤ52に対する押動面41a2からの押圧が解除される。これにより、トナー濃度検知ユニット30の自重により、軸32が溝50a内を下方へ移動し、トナー濃度検知ユニット30が下方へ移動する。これにより、トナー濃度検知ユニット30を中間転写ユニット40から退避させることができる。
以上のように、本実施形態では、中間転写ユニット40の画像形成装置本体に対する着脱動作により、トナー濃度検知ユニット30(トナー濃度センサ31)を中間転写ユニット40の装着位置(中間転写ベルト16の装着位置)に対して自動的に接離させることができる。従って、中間転写ユニット40の装着時には、トナー濃度センサ31を中間転写ベルト16に接近させてその検知動作が可能な位置に配すると共に、中間転写ユニット40の画像形成装置本体からの離脱動作時には、その離脱動作の邪魔にならないように、トナー濃度センサ31を中間転写ユニット40から離間させることができる。
また、このトナー濃度検知ユニット30の接離動作は、上下方向のみの直線運動によって行われる。従って、例えばトナー濃度検知ユニット30を回転させることで中間転写ユニットに対して接離させる構成と比較すると、トナー濃度検知ユニット30の移動のためのスペースが小さくなり、画像形成装置を小型化することができる。また、トナー濃度検知ユニット30を直線運動のみの動作とすることにより、トナー濃度センサ31の位置ずれが生じにくく、中間転写ベルト16に対して高精度に位置決めすることができる。
なお、上記の説明では、トナー濃度検知ユニット30(トナー濃度センサ31)の接離方向は、中間転写ユニット40の着脱方向(図10の左右方向)に対して垂直な方向(図10の上下方向)とした。しかし、これに限らず、トナー濃度検知ユニット30の接離方向を、上記着脱方向に交差する所定の方向に設定することができる。特に、着脱方向に対して45度〜135度の角度でトナー濃度検知ユニット30を接離させることが望ましい。つまり、上記接離方向の角度を、図10の左右方向よりも上下方向の側へ傾いた角度に設定することで、トナー濃度検知ユニット30の接離動作を円滑に行うことができる。
次に、トナー濃度検知ユニット30の接離動作を行う機構の変形例について、図12を用いて説明する。図12は、トナー濃度検知ユニットを図10と同じ側面側から見た図で、(a)図は中間転写ユニットの装着前、(b)図は中間転写ユニットの装着後の図であり、(a)図は図4と、(b)図は図10とトナー濃度検知ユニットの配置が同じである。
図12(a)に示すように、本実施形態では、第一リンク部材61と、被押動部としての第二リンク部材62と、付勢部材としての付勢バネ63とが設けられる。
第一リンク部材61は、下側の軸32に一端側61aが固定されている。第一リンク部材61および第二リンク部材62は、支点64を中心に回転可能に設けられる。
第二リンク部材62は、その他端側(支点64と反対側)62aに、被押動面62a1を有する。被押動面62a1は傾斜の緩やかな曲面状に形成される。
第一リンク部材61の他端側61bに付勢バネ63が取り付けられている。付勢バネ63は、第二リンク部材62の他端側62aで、被押動面62a1と反対側の面に連結され、他端側62aを上方へ付勢している。
図12(b)に示すように、中間転写ユニットが画像形成装置本体に対して矢印B方向へ挿入される過程で、ハウジング41の突出部41aの下面(押動面)41a4が被押動面62a1に接触し、第二リンク部材62を下方へ押動する。これにより、第二リンク部材62に、支点64を中心にして反時計回りに回転する力が働き、第二リンク部材62の他端側62aが付勢バネ63の付勢力に抗して第一リンク部材61の他端側61bを下方へ押し下げる。この押し下げにより、第一リンク部材61が支点64を中心にして反時計回りに回転し、第一リンク部材61の一端側61aが上方へ押し上げられる。つまり、軸32が上方へ移動し、トナー濃度検知ユニット30が上方へ押し上げられる。
また、図12(b)→図12(a)のように、中間転写ユニットが画像形成装置本体から離脱することにより、突出部41aが被押動面62a1から退避してその押動力が解除され、トナー濃度検知ユニット30が下方へ移動する。
このように、本実施形態の構成でも、前述した実施形態と同様、中間転写ユニットの画像形成装置本体に対する着脱動作により、トナー濃度検知ユニット30を自動的に上下方向へ直線運動させ、トナー濃度検知ユニット30を中間転写ユニットに対して接離させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
以上の実施形態では、中間転写ベルト表面のトナーを検知するトナー濃度センサあるいはトナー濃度検知ユニットが設けられた画像形成装置について説明した。しかし、これに限らず、像担持体としての感光体ドラム表面の濃度を検知するためのトナー濃度センサあるいはトナー濃度検知ユニットが設けられた画像形成装置について、本発明の構成を適用してもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
1 画像形成装置
14 駆動ローラ
15 従動ローラ
16 中間転写ベルト(像担持体)
16a 平坦面
30 トナー濃度検知ユニット
31 トナー濃度センサ(トナー濃度検知手段)
32 軸
33 支持部材
33a 第一板状部
33b 第二板状部
33c 第一の突起
33d 第二の突起
40 中間転写ユニット(像担持体ユニット)
41 ハウジング
41a 突出部(押動部)
41a1 傾斜面
41a2 押動面
41b 円柱部
41c 凸部
50 支持台
50a 溝
51 レール部材
51a 傾斜面
52 ワイヤ(線状部材)
54 弾性変形部
60 線状部材(被押動部)
61 第一リンク部材
62 第二リンク部材(被押動部)
62a1 被押動面
63 付勢バネ(付勢部材)
特許第3038024号公報

Claims (8)

  1. 像担持体を有し、画像形成装置本体に対して着脱可能な像担持体ユニットと、
    前記像担持体上のトナー濃度を検知するためのトナー濃度検知手段を有するトナー濃度検知ユニットとを備えた画像形成装置であって、
    前記トナー濃度検知ユニットは被押動部をさらに有し、前記像担持体ユニットは、前記被押動部を押動する押動部をさらに有し、
    前記トナー濃度検知手段は、画像形成装置内において、前記像担持体ユニットの画像形成装置本体に対する着脱方向と交差する方向で、画像形成装置に装着された前記像担持体に対する接離方向へ移動可能に設けられ、
    前記トナー濃度検知手段は、前記押動部が前記被押動部を押動することにより、前記交差方向の一方向である前記像担持体への接近方向へ移動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体ユニットの画像形成装置本体への装着動作により、前記押動部が前記被押動部を押動し、前記トナー濃度検知手段は前記像担持体への接近方向へ移動する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体ユニットの画像形成装置本体からの離脱動作によって前記押動部が前記トナー濃度検知手段から退避することにより、前記トナー濃度検知ユニットが前記交差方向の他方向である前記像担持体ユニットに対する離間方向へ移動する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー濃度検知ユニットは、前記被押動部として線状部材を有し、
    前記押動部が前記線状部材を押動することにより、緊張状態になった前記線状部材が前記トナー濃度検知ユニットを前記像担持体ユニットへの接近方向へ引っ張る請求項1から3いずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記線状部材には、前記線状部材の全長を可変とする弾性変形部を有する請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体ユニットの画像形成装置本体への装着動作により、前記押動部が前記被押動部を押動して前記トナー濃度検知手段は前記像担持体への接近方向へ移動し、
    前記像担持体ユニットは、前記押動部よりも下方で、前記像担持体ユニットの画像形成装置本体への装着方向の下流側に傾斜面を有する請求項4または5いずれか記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー濃度検知ユニットは、前記被押動部を一方向へ付勢する付勢部材をさらに有し、
    前記押動部が前記被押動部を押動することにより、前記被押動部が前記付勢部材の付勢力に抗して前記一方向と反対の他方向へ移動し、当該移動により、前記トナー濃度検知手段が前記像担持体に接近する請求項1から3いずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体は中間転写ベルトであり、
    前記像担持体ユニットを画像形成装置本体に装着した状態で、前記中間転写ベルトの平坦面に前記トナー濃度検知手段が対向する請求項1から7いずれか1項に記載の画像形成装置。
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