JP2019158601A - 光学計測装置及び光学計測方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】計測された距離の誤差を低減する。【解決手段】光学計測装置100は、光を発する光源10と、対象物TAによって反射された反射光を集光するセンサヘッド30と、複数の画素のそれぞれが受光量を検出可能に構成される受光部40であって、集光された反射光について画素毎の受光量分布信号を得る受光部40と、受光量分布信号に基づいて、光学計測装置100から対象物TAまでの距離を計測する計測部51と、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された計測距離を補正する補正部52と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光学計測装置及び光学計測方法に関する。
従来、光学式計測装置の計測誤差補正装置として、構造体の構造解析モデルを用いて構造解析を実施し、構造体における基準位置に対する計測対象位置の変位である構造解析変位を推定する構造解析変位推定手段と、光学式変位計測装置における計測結果及び推定された構造解析変位に基づいて、光学式変位計測の誤差を補正する誤差補正手段と、を備えるもの知られている(特許文献1参照)。この計測誤差補正装置は、非定常性の強い外乱に対する計測を行うことができるとともに、装置全体の複雑化を防止しながら光学式計測装置の計測誤差を補正することができる。
特開2013−122428号公報
一方、レンズ等の光学系によって集光された光について画素毎の受光量分布信号を得て、受光量分布信号に基づいて装置から対象物までの距離を計測するようにした光学計測装置が知られている。
しかしながら、この光学計測装置では、光学系の収差等によって受光量分布信号に歪みが生じる場合があった。そのため、この受光量分布信号に基づいて距離を計測すると、計測された距離は真値からの差(以下、「誤差」という)が大きくなってしまうことがあった。
そこで、本発明は、計測された距離の誤差を低減することのできる光学計測装置及び光学計測方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光学計測装置は、光学計測装置であって、光を発する光源と、対象物によって反射された反射光を集光する光学系と、複数の画素のそれぞれが受光量を検出可能に構成される受光部であって、集光された反射光について画素毎の受光量分布信号を得る受光部と、受光量分布信号に基づいて、光学計測装置から対象物までの距離を計測する計測部と、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された距離を補正する補正部と、を備える。
この態様によれば、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された距離が補正される。ここで、本発明の発明者は、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測された距離の誤差との間に相関関係があることを見出した。よって、この相関関係を利用することで、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された距離を補正することが可能となる。従って、受光量分布信号に歪みが生じたときでも、計測された距離の誤差を低減することができる。
前述した態様において、所定の特性値と計測された距離の誤差との相関関係を記憶する記憶部と、受光量分布信号の波形から所定の特性値を取得する取得部と、をさらに備え、補正部は、相関関係と取得された所定の特性値とに基づいて、計測された距離の誤差を求め、該誤差を計測された距離から減算してもよい。
この態様によれば、相関関係と取得された所定の特性値とに基づいて、計測された距離の誤差が求められ、該誤差が計測された距離から減算される。これにより、計測された距離を簡易に補正することができ、計測された距離の誤差を低減する光学計測装置を容易に実現することができる。
前述した態様において、相関関係は、所定の特性値を独立変数とし、計測された距離の誤差を従属変数とする数式で表されてもよい。
この態様によれば、相関関係が、所定の特性値を独立変数とし、計測された距離の誤差を従属変数とする数式で表される。これにより、相関関係が表(テーブル)形式で表現される場合と比較して、記憶部の記憶容量を削減することができる。
前述した態様において、相関関係の情報を入力するための操作部をさらに備えてもよい。
この態様によれば、相関関係の情報を入力するための操作部をさらに備える。これにより、例えば、利用者(ユーザ)の使用環境において得られた情報を入力することができ、当該情報に基づいて、所定の特性値と計測された距離の誤差との間の相関関係を変更又は更新することが可能となる。
前述した態様において、所定の特性値は、傾き、半値幅、又はピーク受光量であってもよい。
この態様によれば、所定の特性値が、傾き、半値幅、又はピーク受光量である。ここで、本発明の発明者は、受光量分布信号の波形における傾き、半値幅、又はピーク受光量が、計測された距離の誤差との間に相対的に強い相関関係を有することを見出した。よって、受光量分布信号の波形における傾き、半値幅、又はピーク受光量に基づくことにより、計測された距離を高精度に補正することが可能となり、計測された距離の誤差を更に低減することができる。
前述した態様において、光学系は、反射光を集光するための単一の集光レンズを含んでもよい。
この態様によれば、光学系が、反射光を集光するための単一の集光レンズを含む。これにより、複数の集光レンズを含む場合と比較して、光学系を簡素化することができる。
前述した態様において、光は複数の波長成分を含み、光学系は光に対して光軸方向に沿う色収差を生じさせ、色収差を生じさせた光を対象物に照射し、受光部は波長成分毎に受光量を検出可能に構成されてもよい。
この態様によれば、複数の波長成分を含む光に対して光軸方向に沿う色収差が生じ、色収差を生じさせた光が対象物に照射され、波長成分毎に受光量を検出可能になる。これにより、計測された距離の誤差を低減する白色共焦点方式の光学計測装置を、容易に実現することができる。
また、本発明の他の態様に係る光学計測方法は、光学計測装置が使用する光学計測方法であって、光を光源が発するステップと、対象物によって反射された反射光を光学系が集光するステップと、集光された反射光について画素毎の受光量分布信号を受光部が得るステップであって、受光部は複数の画素のそれぞれが受光量を検出可能に構成される、得るステップと、受光量分布信号に基づいて、光学計測装置から対象物までの距離を計測部が計測するステップと、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された距離を補正部が補正するステップと、を含む。
この態様によれば、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された距離が補正される。ここで、本発明の発明者は、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測された距離の誤差との間に相関関係があることを見出した。よって、この相関関係を利用することで、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された距離を補正することが可能となる。従って、受光量分布信号に歪みが生じたときでも、計測された距離の誤差を低減することができる。
前述した態様において、所定の特性値と計測された距離の誤差との相関関係を記憶部が記憶するステップと、受光量分布信号の波形から所定の特性値を取得部が取得するステップと、をさらに含み、補正するステップは、相関関係と取得された所定の特性値とに基づいて、計測された距離の誤差を補正部が求めることと、該誤差を計測された距離から補正部が減算することと、を含んでもよい。
この態様によれば、相関関係と取得された所定の特性値とに基づいて、計測された距離の誤差が求められ、該誤差が計測された距離から減算される。これにより、計測された距離を簡易に補正することができ、計測された距離の誤差を低減する光学計測方法を容易に実現することができる。
前述した態様において、相関関係は、所定の特性値を独立変数とし、計測された距離の誤差を従属変数とする数式で表されてもよい。
この態様によれば、相関関係が、所定の特性値を独立変数とし、計測された距離の誤差を従属変数とする数式で表される。これにより、相関関係が表(テーブル)形式で表現される場合と比較して、記憶部の記憶容量を削減することができる。
前述した態様において、相関関係の情報を操作部に入力するステップをさらに含む。
この態様によれば、相関関係の情報を操作部に入力するステップをさらに含む。これにより、例えば、利用者(ユーザ)の使用環境において得られた情報を入力することができ、当該情報に基づいて、所定の特性値と計測された距離の誤差との間の相関関係を変更又は更新することが可能となる。
前述した態様において、所定の特性値は、傾き、半値幅、又はピーク受光量であってもよい。
この態様によれば、所定の特性値が、傾き、半値幅、又はピーク受光量である。ここで、本発明の発明者は、受光量分布信号の波形における傾き、半値幅、又はピーク受光量が、計測された距離の誤差との間に相対的に強い相関関係を有することを見出した。よって、受光量分布信号の波形における傾き、半値幅、又はピーク受光量に基づくことにより、計測された距離を高精度に補正することが可能となり、計測された距離の誤差を更に低減することができる。
前述した態様において、光学系は、反射光を集光するための単一の集光レンズを含んでもよい。
この態様によれば、光学系が、反射光を集光するための単一の集光レンズを含む。これにより、複数の集光レンズを含む場合と比較して、光学系を簡素化することができる。
前述した態様において、光は複数の波長成分を含み、光に対して光軸方向に沿う色収差を光学系が生じさせ、色収差を生じさせた光を対象物に光学系が照射するステップをさらに含み、受光部は波長成分毎に受光量を検出可能に構成されてもよい。
この態様によれば、複数の波長成分を含む光に対して光軸方向に沿う色収差が生じ、色収差を生じさせた光が対象物に照射され、波長成分毎に受光量を検出可能になる。これにより、計測された距離の誤差を低減する白色共焦点方式の光学計測方法を、容易に実現することができる。
本発明によれば、計測された距離の誤差を低減することのできる光学計測装置及び光学計測方法を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る光学計測装置の概略構成を例示する構成図である。 図2は、受光量分布信号の一例を例示する波形図である。 図3は、受光量分布信号の他の例を例示する波形図である。 図4は、受光量分布信号の波形における所定の特性値を例示する波形図である。 図5は、受光量分布信号の波形における傾きと計測距離の誤差との関係の一例を例示するグラフである。 図6は、受光量分布信号の波形における半値幅と計測距離の誤差との関係の一例を例示するグラフである。 図7は、受光量分布信号の波形におけるピーク受光量と計測距離の誤差との関係の一例を例示するグラフである。 図8は、本実施形態に係る光学計測装置の計測距離の一例を例示するグラフである。 図9は、受光量分布信号の波形における傾きと計測距離の誤差との関係の他の例を例示するグラフである。 図10は、本実施形態に係る光学計測装置の計測距離の他の例を例示するグラフである。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
まず、図1を参照しつつ、本実施形態に係る光学計測装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る光学計測装置100の概略構成を例示する構成図である。
図1に示すように、光学計測装置100は、光源10と、導光部20と、センサヘッド30と、受光部40と、制御部50と、表示部60と、操作部70と、を備える。光学計測装置100は、当該装置から、具体的にはセンサヘッド30から対象物TAまでの距離を所定の計測周期で計測する。また、光学計測装置100は、ある位置を基準とした距離の変化、つまり、変位を計測してもよい。
光源10は、複数の波長成分を含む光を発するように構成されている。光源10は、制御部50から入力される制御信号に基づいて動作し、例えば、制御信号に基づいて光の光量を変更する。
光源10は、複数の波長成分を含む光を発することが好ましい。この場合、光源10は、例えば白色LED(Light Emitting Diode)を含んで構成され、白色光を発生させる。但し、光源10が発する光は、光学計測装置100に要求される距離範囲をカバーする波長範囲を含む光であればよく、白色光に限定されるものではない。
導光部20は、光を伝搬するためのものである。導光部20は、例えば、第1ケーブル21と、第2ケーブル22と、第3ケーブル23と、光カプラ24と、を備える。
第1ケーブル21は、その一端(図1において左端)が光源10と光学的に接続している。第2ケーブル22は、その一端(図1において右端)がセンサヘッド30と光学的に接続している。第3ケーブル23は、その一端(図1において左端)が受光部40と光学的に接続している。第1ケーブル21の他端(図1において右端)及び第3ケーブル23の他端(図1において右端)と、第2ケーブル22の他端(図1において左端)とは、光カプラ24を介して光学的に結合されている。
光カプラ24は、第1ケーブル21から入射された光を第2ケーブル22に伝送するとともに、第2ケーブル22から入射された光を分割して第1ケーブル21及び第3ケーブル23にそれぞれ伝送する。なお、光カプラ24によって第2ケーブル22から第1ケーブル21に伝送された光は、光源10において終端される。
光カプラ24は、例えば融着延伸型(溶融延伸型)の光カプラを含んで構成される。一方、第1ケーブル21、第2ケーブル22、及び第3ケーブル23は、それぞれ、例えば光ファイバで構成される。各光ファイバは、単一のコアを有するシングルコアであってもよいし、複数のコアを有するマルチコアであってもよい。
センサヘッド30は、対象物TAに光を照射するためのものである。また、センサヘッド30は、対象物TAからの反射光を集光するためのものでもある。センサヘッド30は、例えば、コリメータレンズ31と、回折レンズ32と、対物レンズ33と、を備える。
コリメータレンズ31は、第2ケーブルから入射された光を平行光に変換するように構成されている。回折レンズ32は、平行光に光軸方向に沿う色収差を生じさせるように構成されている。対物レンズ33は、色収差を生じさせた光を対象物TAに集めて照射するように構成されている。回折レンズ32によって軸上色収差を発生させているので、対物レンズ33から照射される光は、波長ごとに異なる距離(位置)に焦点を有する。
図1に示す例では、焦点距離が相対的に長い第1波長の光L1と、焦点距離が相対的に短い第2波長の光L2とを示している。第1波長の光L1は対象物TAの表面で焦点が合う(焦点を結ぶ)一方、第2波長の光L2は対象物TAの手前で焦点が合う(焦点を結ぶ)。
対象物TAの表面で反射された光は、対物レンズ33及び回折レンズ32を通ってコリメータレンズ31で集光され、第2ケーブル22に入射する。反射光のうちの第1波長の光L1は、共焦点となる第2ケーブル22の端面において焦点が合い、そのほとんどが第2ケーブル22に入射する。一方、その他の波長は、第2ケーブル22の端面で焦点が合わず、第2ケーブル22に入射しない。第2ケーブル22に入射した反射光は、光カプラ24によってその一部が第3ケーブル23に伝送され、受光部40に出射される。
第2ケーブル22が光ファイバである場合、そのコアはピンホールに相当する。よって、光ファイバのコア径を小さくすることにより、反射光を集光するピンホールが小さくなり、対象物TAの表面に焦点の合った波長の光を安定して検出することができる。
なお、本実施形態に係るセンサヘッド30は、本発明の「光学系」の一例に相当する。また、本実施形態に係るコリメータレンズ31は、本発明の「集光レンズ」の一例に相当する。
前述したように、反射光を集光するための集光レンズとして、センサヘッド30が単一のコリメータレンズ31を含むことにより、複数の集光レンズを含む場合と比較して、センサヘッド30を簡素化することができる。
受光部40は、対象物TAの表面で反射され、センサヘッド30で集光された反射光について、後述する受光量分布信号を得るためのものである。受光部40は、例えば、コリメータレンズ41と、回折格子42と、調整レンズ43と、受光センサ44と、処理回路45と、を備える。
コリメータレンズ41は、第3ケーブルから入射された光を平行光に変換するように構成されている。回折格子42は、この平行光を波長成分毎に分光(分離)するように構成されている。調整レンズ43は、分光された波長別の光のスポット径を調整するように構成されている。
受光センサ44は、分光された光に対し、波長成分毎に受光量を検出可能に構成されている。受光センサ44は、複数の受光素子を含んで構成される。各受光素子は、回折格子42の分光方向に対応させて一次元に配列されている。これにより、各受光素子は分光された各波長成分の光に対応して配置され、受光センサ44は波長成分毎に受光量を検出可能になる。
受光センサ44の一受光素子は、一画素に対応している。よって、受光センサ44は、複数の画素のそれぞれが受光量を検出可能に構成されている、ともいえる。なお、各受光素子は、一次元に配列される場合に限定されるものではなく、二次元に配列されていてもよい。各受光素子は、例えば回折格子42の分光方向を含む検出面上に、二次元に配列されることが好ましい。
各受光素子は、処理回路45から入力される制御信号に基づいて、所定の露光時間の間に受光した光の受光量に応じて電荷を蓄積する。そして、各受光素子は、処理回路45から入力される制御信号に基づいて、露光時間以外、つまり、非露光時間の間に、蓄積した電荷に応じた電気信号を出力する。これにより、露光時間に受光した受光量が電気信号に変換される。
処理回路45は、受光センサ44による受光を制御するように構成されている。また、処理回路45には、受光センサ44の各受光素子から入力される電気信号ついて、制御部50に出力するための信号処理を行うように構成されている。処理回路45は、例えば、増幅回路と、A/D(Analog−to−Digital)変換回路と、を含んで構成される。増幅回路は、各受光素子から入力された電気信号を所定のゲインでそれぞれ増幅する。そして、A/D変換回路は、増幅された各受光素子の電気信号に対し、標本化、量子化、及び符号化を行って、デジタル信号に変換する。このようにして、各受光素子が検出した受光量がデジタル値に変換され、受光素子毎、つまり、画素毎の受光量の分布信号(以下、単に「受光量分布信号」という)が得られる。処理回路45は、この受光量分布信号を制御部50に出力する。
制御部50は、光学計測装置100の各部の動作を制御するように構成されている。制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロプロセッサと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、バッファメモリ等のメモリと、を含んで構成される。制御部50は、その機能構成として、例えば、計測部51と、補正部52と、記憶部53と、取得部54と、を備える。
計測部51は、受光量分布信号に基づいて、光学計測装置100から対象物TAまでの距離、正確にはセンサヘッド30から対象物TAまでの距離、を計測するように構成されている。図1に示す例において、当該距離はZ軸方向の距離である。
ここで、図2及び図3を参照しつつ、受光量分布信号に基づく距離の計測について説明する。図2は、受光量分布信号の一例を例示する波形図である。図3は、受光量分布信号の他の例を例示する波形図である。図2及び図3において、横軸は画素(受光センサ44の各受光素子)であり、縦軸は受光量である。
図2に示すように、通常、受光量分布信号は、ある画素の受光量がピークとなる波形を有する。前述したように、センサヘッド30から焦点が合う点までの距離は波長によって異なるので、受光センサ44から得た受光量分布信号におけるピーク受光量の画素は、センサヘッド30から照射され、対象物TAで焦点が合った光の波長に対応する画素である。
そして、当該波長は、センサヘッド30から対象物TAまでの距離に対応する。図1に示す例では、対象物TAの表面で焦点が合う第1波長の光L1が、受光量分布信号のピーク受光量の波長として現れる。
具体的には、受光量分布信号のピーク受光量を100%としたときに、50%の受光量の線と受光量分布信号との2つの交点における中間点を求め、当該中間点の画素に対応する波長λを得る。
波長λと距離との関係(対応)は、制御部50のメモリ等にあらかじめ記憶される。計測部51がこの関係を参照することで、反射光の受光量分布信号に基づいて、センサヘッド30から対象物TAまでの距離が計測される。
一方、センサヘッド30の収差等の影響によって、図3に示すように、受光量分布信号に歪みが生じることがある。このとき、前述と同様に、ピーク受光量の50%の受光量の線と受光量分布信号との2つの交点における中間点に対し、その画素に対応する波長λ’を得る場合、計測部51が計測する距離(以下、「計測距離」という)は、真値からの誤差が大きくなってしまうことがある。この誤差は、センサヘッド30が単一の集光レンズを含むときに、より顕著であった。
図1の説明に戻ると、補正部52は、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測部51によって計測された計測距離を補正するように構成されている。
本発明の発明者は、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との間に相関関係があることを見出した。よって、この相関関係を利用することで、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測距離を補正することが可能となる。従って、受光量分布信号に歪みが生じたときでも、計測距離の誤差を低減することができる。
記憶部53は、プログラムやデータ等を記憶するように構成されている。また、記憶部53は、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との間に相関関係を記憶するように構成されている。
ここで、図4を参照しつつ、受光量分布信号の波形における所定の特性値について説明する。図4は、受光量分布信号の波形における所定の特性値を例示する波形図である。図4において、横軸は画素(受光センサ44の各受光素子)であり、縦軸は受光量である。
図4に示すように、歪みが生じた受光量分布信号の波形において、半値幅Whvは、ピーク受光量Ppkの50%の受光量の線と受光量分布信号との2つの交点の長さ(幅)を示す値である。また、傾きSLは、ピーク受光量Ppkの0%より大きく100%以下の範囲において、少なくとも2つの値の受光量の線と受光量分布信号との交点における中間点を求め、当該少なくとも2つの中間点を通る直線の傾きを示す値である。例えば、ピーク受光量Ppkの50%の受光量の線と受光量分布信号との交点における中間点と、ピーク受光量Ppkの100%の受光量の線と受光量分布信号との交点(=中間点)とから、当該2つの点を通る直線の傾きSLを求めることができる。
本発明の発明者は、これらの値、つまり、受光量分布信号の波形における傾きSL、半値幅Whv、及びピーク受光量Ppkが、計測距離の誤差との間に相対的に強い相関関係を有することを見出した。
ここで、図5から図7を参照しつつ、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との関係について説明する。図5は、受光量分布信号の波形における傾きSLと計測距離の誤差との関係の一例を例示するグラフである。図6は、受光量分布信号の波形における半値幅Whvと計測距離の誤差との関係の一例を例示するグラフである。図7は、受光量分布信号の波形におけるピーク受光量Ppkと計測距離の誤差との関係の一例を例示するグラフである。図5における横軸は受光量分布信号の波形における傾きSLであり、図6における横軸は受光量分布信号の波形における半値幅Whvであり、図7における横軸は受光量分布信号の波形におけるピーク受光量Ppkである。また、各図において、縦軸は計測距離の近似誤差である。さらに、対象物TAは、その材料としてステンレス(SUS)で構成されており、表面粗さRzは3.2μmである。
図5から図7に示すように、受光量分布信号の波形における傾きSL、半値幅Whv、及びピーク受光量Ppkと計測距離の誤差との間に、相関関係が認められる。よって、受光量分布信号の波形における傾きSL、半値幅Whv、又はピーク受光量Ppkと計測距離の誤差との相関関係に基づくことにより、計測距離を高精度に補正することが可能となり、計測距離の誤差を更に低減することができる。
受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との対応関係は、表(テーブル)形式で表すことが可能である。よって、記憶部53は、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との相関関係を、表形式で記憶するようにしてもよい。
また、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との複数の対応関係から、数式を導き出すことが可能である。すなわち、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との相関関係は、受光量分布信号の波形における所定の特性値を独立変数とし、計測距離の誤差を従属変数とする数式で表される。よって、記憶部53は、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との相関関係を、当該数式で記憶するようにしてもよい。これにより、相関関係が表(テーブル)形式で記憶される場合と比較して、記憶部53の記憶容量を削減することができる。
前述した数式は、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との複数の対応関係を、AI(Artificial Intelligence)学習を適用して導き出してもよい。この場合、受光量分布信号の波形における所定の特性値と、計測距離の誤差とを、パラメータとしてAIに学習させる。
図1の説明に戻ると、取得部54は、受光量分布信号の波形から、所定の特性値を取得するように構成されている。取得部54は、例えば、受光量分布信号の波形において、前述した傾きSL、半値幅Whv、又はピーク受光量Ppkを取得する。
補正部52は、例えば、記憶部53から前述した相関関係を読み出し、当該相関関係と取得部54によって取得された所定の特性値とに基づいて、計測距離の誤差を求める。そして、この誤差を計測距離から減算することで、計測部51によって計測された計測距離を補正する。これにより、計測距離を簡易に補正することができ、計測距離の誤差を低減する光学計測装置100を容易に実現することができる。
表示部60は、補正部52によって補正された計測距離を表示するように構成されている。表示部60は、さらに、設定内容、動作状態、通信状態等を表示するように構成されていてもよい。表示部60は、例えば、複数桁の7又は11セグメントディスプレイと、複数色で発光する表示灯とを含んで構成される。
操作部70は、利用者(ユーザ)の操作により情報を入力するためのものである。具体的には、操作部70は、前述した相関関係の情報を入力するためのものである。相関関係の情報は、例えば、当該相関関係が数式で表される場合に、この数式の係数及び定数の情報であったり、補正部52が計測距離を補正する際の補正値であったりする。操作部70は、例えば、ボタン、スイッチ等を含んで構成することが可能である。この場合、利用者が、ボタン、スイッチ等を操作したときに、操作に応じた信号が制御部50に入力される。そして、制御部50が当該信号に対応するデータを生成することで、光学計測装置100に相関関係の情報を入力することが可能になる。これにより、例えば、利用者(ユーザ)の使用環境において得られた情報を入力することができ、当該情報に基づいて、所定の特性値と計測された距離の誤差との間の相関関係を変更又は更新することが可能となる。
このように、センサヘッド30が複数の波長成分を含む光に対して光軸方向に沿う色収差を生じさせ、色収差を生じさせた光を対象物TAに照射し、受光部40が波長成分毎に受光量を検出可能に構成されることにより、計測距離の誤差を低減する白色共焦点方式の光学計測装置100を、容易に実現することができる。
次に、図8を参照しつつ、光学計測装置100の計測結果を説明する。図8は、本実施形態に係る光学計測装置100の計測距離の一例を例示するグラフである。図8において、横軸は図1に示すX軸方向の位置であり、縦軸は所定の基準値、例えば20mmをゼロとしたときの光学計測装置100の計測距離であり、単位はμmである。また、受光量分布信号の波形における所定の特性値として傾きSLを採用し、記憶部53は図5に示した相関関係を記憶している。よって、対象物TAはステンレス(SUS)で構成されており、表面粗さRzは3.2μmである。さらに、比較のために、補正された計測距離を実線で示し、補正しない計測距離を一点鎖線で示す。
図8に示すように、一点鎖線で示す補正しない計測距離は、表面粗さRzである3.2μmより大きな誤差が発生している。これに対し、実線で示す補正された計測距離は、X軸方向の全ての位置において、誤差が表面粗さRzの3.2μmより小さい値に低減している。
本実施形態では、対象物TAがステンレス(SUS)の例を示したが、これに限定されるものではない。光学計測装置100は、センサヘッド30からの光を反射する限り、対象物TAの種類、材料、形状等を問わない。
図9は、受光量分布信号の波形における傾きSLと計測距離の誤差との関係の他の例を例示するグラフである。図10は、本実施形態に係る光学計測装置100の計測距離の他の例を例示するグラフである。図9における横軸は受光量分布信号の波形における傾きSLであり、図10における横軸は図1に示すX軸方向の距離(高さ)であって、所定の基準値、例えば20mmをゼロとしたときの距離であり、単位はmmである。各図において、縦軸は計測距離の誤差であり、単位はμmである。また、対象物TAは、CMOS(Complementary MOS)である。さらに、比較のために、補正された計測距離の誤差を実線で示し、補正しない計測距離の誤差を一点鎖線で示す。
図9に示すように、対象物TAがCMOSのときでも、受光量分布信号の波形における傾きSLと計測距離の誤差との間に、相関関係が認められる。また、図10に示すように、光学計測装置100から対象物TAまでの距離(高さ)を問わず、受光量分布信号の波形における傾きSLに基づいて計測距離を補正することにより、計測距離の誤差を低減することができるものと認められる。
なお、対象物TAはその表面が平面状である場合に限定されるものではない。図示及びその説明を省略するが、対象物TAが、例えばレンズ等のように曲面を有するものであってもよい。この場合、当該曲面の角度が大きくなる位置において、計測距離の誤差は大きくなる傾向にあるが、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて計測距離を補正することにより、計測距離の誤差を低減することができる。
また、本実施形態では、光学計測装置100が白色共焦点方式である例を示したが、これに限定されるものではない。本発明の光学計測装置は、例えば三角測距方式であってもよい。この場合、光学計測装置は、光を発する光源と、対象物TAによって反射された反射光を集光する光学系と、反射光について画素毎の受光量分布信号を得る受光部と、受光量分布信号に基づいて、光学計測装置から対象物TAまでの距離を計測する計測部と、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて計測距離を補正する補正部と、を備えていればよい。
このように、本実施形態の光学計測装置100及び光学計測方法によれば、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された計測距離が補正される。ここで、本発明の発明者は、受光量分布信号の波形における所定の特性値と計測距離の誤差との間に相関関係があることを見出した。よって、この相関関係を利用することで、受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測距離を補正することが可能となる。従って、受光量分布信号に歪みが生じたときでも、計測距離の誤差を低減することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
(附記)
1.光学計測装置100であって、
光を発する光源10と、
対象物TAによって反射された反射光を集光するセンサヘッド30と、
複数の画素のそれぞれが受光量を検出可能に構成される受光部40であって、集光された反射光について画素毎の受光量分布信号を得る受光部40と、
受光量分布信号に基づいて、光学計測装置100から対象物TAまでの距離を計測する計測部51と、
受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された計測距離を補正する補正部52と、を備える、
光学計測装置100。
8.光学計測装置100が使用する光学計測方法であって、
光を光源10が発するステップと、
対象物TAによって反射された反射光をセンサヘッド30が集光するステップと、
集光された反射光について画素毎の受光量分布信号を受光部40が得るステップであって、受光部40は複数の画素のそれぞれが受光量を検出可能に構成される、得るステップと、
受光量分布信号に基づいて、光学計測装置100から対象物TAまでの距離を計測部51が計測するステップと、
受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、計測された計測距離を補正部52が補正するステップと、を含む、
光学計測方法。
10…光源、20…導光部、21…第1ケーブル、22…第2ケーブル、23…第3ケーブル、24…光カプラ、30…センサヘッド、31…コリメータレンズ、32…回折レンズ、33…対物レンズ、40…受光部、41…コリメータレンズ、42…回折格子、43…調整レンズ、44…受光センサ、45…処理回路、50…制御部、51…計測部、52…補正部、53…記憶部、54…取得部、60…表示部、70…操作部、100…光学計測装置、L1,L2…光、Ppk…ピーク受光量、SL…傾き、TA…対象物、Whv…半値幅、λ,λ’…波長

Claims (14)

  1. 光学計測装置であって、
    光を発する光源と、
    対象物によって反射された反射光を集光する光学系と、
    複数の画素のそれぞれが受光量を検出可能に構成される受光部であって、前記集光された反射光について前記画素毎の受光量分布信号を得る受光部と、
    前記受光量分布信号に基づいて、前記光学計測装置から前記対象物までの距離を計測する計測部と、
    前記受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、前記計測された距離を補正する補正部と、を備える、
    光学計測装置。
  2. 前記所定の特性値と前記計測された距離の誤差との相関関係を記憶する記憶部と、
    前記受光量分布信号の波形から前記所定の特性値を取得する取得部と、をさらに備え、
    前記補正部は、前記相関関係と前記取得された所定の特性値とに基づいて、前記計測された距離の誤差を求め、該誤差を前記計測された距離から減算する、
    請求項1に記載の光学計測装置。
  3. 前記相関関係は、前記所定の特性値を独立変数とし、前記計測された距離の誤差を従属変数とする数式で表される、
    請求項2に記載の光学計測装置。
  4. 前記相関関係の情報を入力するための操作部をさらに備える、
    請求項2又は3に記載の光学計測装置。
  5. 前記所定の特性値は、傾き、半値幅、又はピーク受光量である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の光学計測装置。
  6. 前記光学系は、前記反射光を集光するための単一の集光レンズを含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の光学計測装置。
  7. 前記光は複数の波長成分を含み、
    前記光学系は前記光に対して光軸方向に沿う色収差を生じさせ、色収差を生じさせた光を前記対象物に照射し、
    前記受光部は前記波長成分毎に受光量を検出可能に構成される、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の光学計測装置。
  8. 光学計測装置が使用する光学計測方法であって、
    光を光源が発するステップと、
    対象物によって反射された反射光を光学系が集光するステップと、
    前記集光された反射光について画素毎の受光量分布信号を受光部が得るステップであって、前記受光部は複数の前記画素のそれぞれが受光量を検出可能に構成される、得るステップと、
    前記受光量分布信号に基づいて、前記光学計測装置から前記対象物までの距離を計測部が計測するステップと、
    前記受光量分布信号の波形における所定の特性値に基づいて、前記計測された距離を補正部が補正するステップと、を含む、
    光学計測方法。
  9. 前記所定の特性値と前記計測された距離の誤差との相関関係を記憶部が記憶するステップと、
    前記受光量分布信号の波形から前記所定の特性値を取得部が取得するステップと、をさらに含み、
    前記補正するステップは、前記相関関係と前記取得された所定の特性値とに基づいて、前記計測された距離の誤差を前記補正部が求めることと、該誤差を前記計測された距離から前記補正部が減算することと、を含む、
    請求項8に記載の光学計測方法。
  10. 前記相関関係は、前記所定の特性値を独立変数とし、前記計測された距離の誤差を従属変数とする数式で表される、
    請求項9に記載の光学計測方法。
  11. 前記相関関係の情報を操作部に入力するステップをさらに含む、
    請求項9又は10に記載の光学計測方法。
  12. 前記所定の特性値は、傾き、半値幅、又はピーク受光量である、
    請求項8から11のいずれか一項に記載の光学計測方法。
  13. 前記光学系は、前記反射光を集光するための単一の集光レンズを含む、
    請求項8から12のいずれか一項に記載の光学計測方法。
  14. 前記光は複数の波長成分を含み、
    前記光に対して光軸方向に沿う色収差を前記光学系が生じさせ、色収差を生じさせた光を前記対象物に前記光学系が照射するステップをさらに含み、
    前記受光部は前記波長成分毎に受光量を検出可能に構成される、
    請求項8から13のいずれか一項に記載の光学計測方法。
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