JP2019158492A - 加振装置及び車両振動再現装置 - Google Patents
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Abstract
Description
好ましい構成として、前記土台治具は、前記土台部と前記脚部とが一体に構成されている。
このような構成によれば、土台部と脚部とを別部品で構成されていることにより、土台部と脚部とに設定する剛性を相違させることが容易になる。例えば、土台部を金属とし、脚部を樹脂とすることで、土台部に対して脚部の剛性を相対的に低く設定することができる。
このような構成によれば、枠体に桟部材を設けることで枠体の剛性を高めることができる。よって、土台部の剛性を脚部に対して相対的に高めることができる。
このような構成によれば、剛性が高められた枠体の桟部材に二次電池が締結されることで、加振台の可動面の段差に起因する歪みが二次電池に印加されるおそれを低減することができる。
このような構成によれば、二次電池を車両における締結状態と同様の状態で加振装置に固定することができる。
周波数が20Hz以下の振動では、複数の可動面の間に生じた高低差に起因して二次電池に大きなねじれが生じる。この点、この構成によれば、二次電池は加振装置から20Hz以下の振動が付与されるが、20Hz以下の振動によって特に大きく生じるねじれの発生が抑制される。例えば、周波数が0Hz以上、かつ、20Hz以下の振動は、不規則な凹凸を有する路面から入力される周波数であるため、この周波数範囲の振動が伝達されつつ、ねじれの発生が抑えられることにより車両振動の再現性が高まる。こうした周波数範囲は、例えば、石畳の路面などで発生し、二次電池への影響を評価する必要性が高い。
このような構成によれば、土台治具の振動伝達特性によって振動が変化することによる影響を低減させつつ、二次電池に目的の振動を印加することができる。
また、制御装置12は、4基の加振台20のそれぞれと信号線141,142,143,144で接続されている。各信号線141,142,143,144はそれぞれ各駆動装置22,23,24への信号を伝達する信号線である。制御装置12は、各信号線を介して正回転、逆回転及び停止の信号を、回転速度を含んで信号伝達先である各駆動装置22,23,24に出力する信号出力部123を備える。
土台治具30は、矩形枠状の枠体としての枠部31と、枠部31の各角部から延出される脚部32とを備えている。つまり土台治具30は、枠部31と4つの脚部32とが一体に構成されている。
図3に示すように、走行する車両100は、路面GL(図4参照)に接触する4つの車輪110を入力点として、これら4つの車輪110を介して入力される路面GL(図4参照)からの振動が車体の床面120に印加される。よって、4基の加振台20を備える加振装置10は、走行する車両100と同様の振動を発生させることに適している。
図5及び図6を参照して、加振台20から振動が加えられたときの土台治具30の動作について説明する。
加振台20は3軸振動装置であるため、可動面21は水平方向に対する姿勢を維持したまま前後方向、左右方向及び上下方向に移動する。このとき、土台治具30は、2つの可動面21の脚部32が固定されている部分の間の距離が変化することから、この距離の変化を吸収するため、脚部32において基端32aと先端32bとの間にあって、枠部31よりも剛性が低く設定されている延長部32cに弾性変形が生じる。例えば、前後方向や左右方向への移動で2つの加振台20の間隔が変化すると、2つの立ち上げ部32eの相対角度が変化したり、曲がったりして間隔の変化が吸収される。また、加振台20に上下方向の段差が生じると、当該段差によるねじれは、可動面21の間隔の変化は立ち上げ部32eの曲がり等で吸収されるとともに、上下方向に生じる張力で、立ち上げ部32e及び水平に延びる部分32dが張力のかかる方向に曲がる等で吸収される。一方、こうした脚部32の変形によって枠部31のねじれが最小限に抑制される。
図7を参照して、土台治具130は、例えば、金属板から構成され、全体的に同様な剛性を有する。土台治具130は、二次電池40を載置する載置部310の前後に加振台20に固定される固定部320,340を有している。土台治具130は、全体的に同様な剛性を有することから、加振台20で補強される固定部320,340は変形しづらく、補強されていない載置部310は変形しやすい。よって、こうした土台治具130は、右前の加振台202に対して右後の加振台204の高さが相対的に低いとき、この段差(高低差)に対応すべく、固定部320,340よりも変形しやすい載置部310がねじれて弾性変形するようになる。載置部310は、加振対象である二次電池40が締結されることから、載置部310に生じる変形は二次電池40に対して印加されて、二次電池40に歪みを生じさせる。つまり、二次電池40は、加振台20によって加振されるのみならず、土台治具130の変形に起因する大きな歪みも印加される。このため、この土台治具130を利用した振動試験では、二次電池40には試験用の振動以外の機械的な歪みが印加され、この歪みが振動試験に影響を及ぼすことが懸念される。
(1)複数の加振台20の可動面21に段差が生じたとしても、土台治具30では枠部31よりも剛性の低い脚部32が弾性変形する。これにより枠部31に可動面21の段差に起因するねじれが発生することが抑制される。よって、枠部31に締結された二次電池40であっても、加振台20からの振動が伝達される一方、加振台20の可動面21の段差に起因するねじれの印加が抑制されるようになる。
(2)枠部31と脚部32とが一体に構成されていることにより取り扱いが容易である。また、枠部31と脚部32とが金属等の同一材料より構成されていれば製造が容易である。例えば、土台治具30が金属であれば、曲げ加工や溶接加工により土台治具30を製造することができる。なお、同一材料であっても、材料の太さ、長さ、構造によって脚部の剛性を相対的に低くすることは可能である。
(6)二次電池40は加振装置10から20Hz以下の振動が付与されるが、20Hz以下の振動によって特に大きく生じるねじれの発生が抑制される。例えば、周波数が0Hz以上、かつ、20Hz以下の振動は、不規則な凹凸を有する路面GLから入力される周波数であるため、この周波数範囲の振動が伝達されつつ、ねじれの発生が抑えられることにより車両振動の再現性が高まる。こうした周波数範囲は、例えば、石畳の路面などで発生し、二次電池への影響を評価する必要性が高い。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、二次電池40が電気自動車もしくはハイブリッド自動車に搭載される場合について例示したが、これに限らず、二次電池は、ガソリン自動車やディーゼル自動車等の車両に搭載されてもよい。また二次電池は、移動体や固定設置の電源として用いられてもよい。例えば、電源の適用先としては、鉄道、船舶、航空機やロボット等の移動体や、情報処理装置等の電気製品等が挙げられる。
Claims (9)
- 複数の加振台と、
前記複数の加振台のそれぞれに設けられた可動面と、
前記複数の可動面に掛け渡されるとともに、二次電池が締結される土台治具と、
前記加振台の可動面の動きを制御する制御部とを備え、
前記土台治具は、前記二次電池が締結される土台部と、前記複数の可動面のそれぞれに対して前記土台部から前記可動面に当接するように延設された脚部とを有し、
前記脚部は、前記土台部に接続された基端から離れた側の端部である先端が当接する前記可動面に固定され、
前記脚部の前記先端と前記基端との間の部分の剛性は、前記脚部に挟まれた前記土台部の剛性よりも低く設定されている
加振装置。 - 前記土台治具は、前記土台部と前記脚部とが一体に構成されている
請求項1に記載の加振装置。 - 前記土台治具は、前記土台部と前記脚部とが別部品から構成されている
請求項1に記載の加振装置。 - 前記土台部は、枠体と前記枠体に設けられた桟部材とから構成される
請求項1〜3のいずれか一項に記載の加振装置。 - 前記桟部材には、前記二次電池が締結される
請求項4に記載の加振装置。 - 前記土台部は、前記二次電池の車体への締結部の少なくとも1つと締結するスペーサを備えている
請求項4又は5に記載の加振装置。 - 前記二次電池に周波数が20Hz以下の振動を付与する
請求項1〜6のいずれか一項に記載の加振装置。 - 前記二次電池の締結部には加速度センサが設置され、
前記制御部は、前記加速度センサで検出された加速度に基づいて前記可動面の動きを制御する
請求項1〜7のいずれか一項に記載の加振装置。 - 複数の加振台と、
前記複数の加振台のそれぞれに設けられた可動面と、
前記複数の可動面に掛け渡されるとともに、二次電池が締結される土台治具と、
前記加振台の可動面の動きを前記二次電池に車両の振動に対応する振動が印加されるように制御する制御部とを備え、
前記土台治具は、前記二次電池が締結される土台部と、前記複数の可動面のそれぞれに対して前記土台部から前記可動面に当接するように延設された脚部とを有し、
前記脚部は、前記土台部に接続された基端から離れた側の端部である先端が当接する前記可動面に固定され、
前記脚部の前記先端と前記基端との間の部分の剛性は、前記脚部に挟まれた前記土台部の剛性よりも低く設定されている
車両振動再現装置。
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