JP2019158197A - デマンドに応じたデシカント空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】空気の搬送動力の無駄を削減できるように、デマンドに応じたデシカント空調システムを提供する。【解決手段】デマンドに応じた空調システム1は、処理側通路10と、再生側通路12と、処理側送風装置13と、再生側送風装置14と、デシカントロータ15と、再生用空気OA’を加熱する加熱器16と、空調空間2のCO2濃度を検出するCO2濃度センサ3と、デシカントロータ15で除湿処理された処理空気SAの湿度を検出する湿度センサ4と、を備え、処理側送風装置13は、検出CO2濃度に基づいて送風量を調節し、加熱器16は、検出湿度に基づいて加熱を制御し、再生側送風装置14は、加熱が停止されているとき、検出湿度に基づいて送風量を調節する。【選択図】図1

Description

本開示は、デマンドに応じたデシカント空調システムに関する。
デシカント空調システムは、隔壁で仕切られた処理側通路及び再生側通路と、処理側通路と再生側通路とに跨がって回転するデシカントロータと、再生用空気を加熱するための加熱器(例えば、温水コイル)と、を備える。デシカントロータは、処理側通路を流れる被処理空気を除湿処理すると共に、再生側通路を流れる再生用空気により再生される。
また、処理側通路及び再生側通路には、送風装置(例えば、送風ファン)がそれぞれ設けられる。一般に、これらの送風装置は、デシカントロータで除湿処理及び再生を十分に行うため、設計条件(最大能力)による一定風量で空気を送風している。
特開2013−204822号公報
しかし、上記のデシカント空調システムにおいては、成績係数(COP:Coefficient of Performance)が1以下と低いことが問題となる。その原因としては、デシカントロータによる除湿処理で発生する吸着熱の処理に必要な冷却エネルギーや、再生に必要な加熱エネルギーが過大である点が挙げられる。また、その他の原因として、例えば、処理側通路及び再生側通路を流れる空気の搬送動力に無駄が多い点が挙げられる。
本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、エネルギーの無駄を削減して省エネルギー化を図れるように、デマンドに応じたデシカント空調システムを提供することにある。
本開示に係るデシカント空調システムは、デマンドに応じたデシカント空調システムであって、被処理空気を空調空間に供給する処理側通路と、前記処理側通路と隔壁で仕切られた再生側通路と、前記処理側通路に前記被処理空気を流す処理側送風装置と、前記再生側通路に再生用空気を流す再生側送風装置と、前記処理側通路と前記再生側通路とに跨がって回転し、前記処理側通路を流れる前記被処理空気を除湿処理すると共に、前記再生側通路を流れる前記再生用空気により再生されるデシカントロータと、前記デシカントロータより上流側の前記再生用通路にて前記再生用空気を加熱する加熱器と、前記空調空間のCO2濃度を検出するCO2濃度センサと、前記デシカントロータで除湿処理された処理空気の湿度を検出する湿度センサと、を備え、前記処理側送風装置は、前記CO2濃度センサで検出されたCO2濃度に基づいて、前記被処理空気の送風量を調節するように構成され、前記加熱器は、前記湿度センサで検出された湿度に基づいて、前記再生用空気の加熱を制御するように構成され、前記再生側送風装置は、前記加熱器による加熱が停止されているとき、前記湿度センサで検出された湿度に基づいて、前記再生用空気の送風量を調節するように構成されることを特徴とする。
また、前記処理側送風装置は、前記CO2濃度センサで検出されたCO2濃度が低くなるにつれ、前記被処理空気の送風量を減少させるように構成され、前記加熱器は、前記湿度センサで検出された湿度が閾値以下のとき、加熱を停止するように構成され、前記再生側送風装置は、前記加熱器による加熱が行われているとき、前記再生用空気の送風量を一定値に調節し、前記加熱器による加熱が停止されているとき、前記湿度センサで検出された湿度が前記閾値から低下するにつれ、前記再生用空気の送風量を前記一定値から減少させるように構成されることを特徴とする。
本開示に係るデマンドに応じたデシカント空調システムによれば、エネルギーの無駄を削減して省エネルギー化を図ることができる。
デシカント空調システムの概略構成図である。 デシカント空調システムの制御の一例を示す図である。 一般的な事務所ビルにおけるエネルギー消費構成図の一例である。
以下、添付図面に基づいて、本開示の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るデシカント空調システム1の概略構成図である。なお、図中において、一点鎖線2で示す領域内は、オフィスビル等の空調空間としての室内を示す。また、矢印OA,OA’は、外気の流れを示し、矢印SAは、給気の流れを示す。また、矢印RAは、室内2から還流される還気の流れを示し、矢印EA,EA’EA”は、排気の流れを示す。
図1に示すように、空調システム1は、デマンドに応じたデシカント空調システム(デシカント空調機)である。デマンドの内容については後述する。
空調システム1は、被処理空気(外気OA)を空調空間2に供給する処理側通路10と、処理側通路10と第1隔壁11で仕切られた再生側通路12と、を備える。第1隔壁11は、本開示の隔壁に該当する。
また、空調システム1は、処理側通路10に被処理空気(外気OA)を流す処理側送風装置13と、再生側通路12に再生側空気(外気OA’)を流す再生側送風装置14と、を備える。
また、空調システム1は、処理側通路10と再生側通路12とに跨がって回転し、処理側通路10を流れる被処理空気(外気OA)を除湿処理すると共に、再生側通路12を流れる再生用空気(外気OA’)により再生されるデシカントロータ15を備える。
また、空調システム1は、デシカントロータ15より上流側の再生用通路12にて再生用空気(外気OA’)を加熱する温水コイル16を備える。温水コイル16は、本開示の加熱器に該当する。但し、加熱器は、任意の種類であって良く、例えば、電気ヒータであっても良い。
また、空調システム1は、室内2の二酸化炭素(CO2)濃度を検出するCO2濃度センサ3と、デシカントロータ15で除湿処理された処理空気(給気SA)の湿度を検出する湿度センサ4と、を備える。
また、本実施形態の空調システム1は、室内2から還流された還気RAが流れる還気側通路17を備える。
第1隔壁11は、処理側通路10の下流側の位置に形成される。一方、処理側通路10の上流側の位置には第2隔壁18が形成されており、第2隔壁18によって処理側通路10と還気側通路17とが仕切られる。
処理側通路10及び還気側通路17には、これら通路10,17に跨がって回転し、処理側通路10を流れる外気OAと還気側通路17を流れる還気RAとの間で熱交換を行う全熱交換器19が設けられる。なお、符号20a,20bは、空気の風量を調整するためのダンパ(例えば、モータダンパ)である。また、符号21a,21bは、空気中の異物(例えば、ダスト)を捕集するためのフィルタである。更に、符号5は、暖房運転する際の加湿器である。
処理側通路10には、上流側から順に、フィルタ21a、全熱交換器19、ダンパ20a、処理側送風装置13、予冷コイル22、デシカントロータ15、再冷コイル23、加湿器5、及び、湿度センサ4が配設される。なお、処理側送風装置13は、処理側通路10における任意の位置に配設されて良く、また、処理側通路10よりも上流または下流の位置に設けられていても良い。但し、デシカントロータ15通過後の処理側通路11aの静圧が、デシカントロータ15通過前の再生側通路12aの静圧よりも低くならないこととする。
図示しないが、予冷コイル22及び再冷コイル23は、それぞれヒートポンプから供給される冷水(約20℃)を循環させて外気OAを冷却し、再びヒートポンプに戻すように構成される。
より詳しくは、予冷コイル22は、温水コイル16の最大能力運転時に湿度センサ4で検出される湿度が設定湿度に達しないときに、ヒートポンプからの冷水の流量を調整することで、処理空気(給気SA)の湿度を制御できるように構成される。また、再冷コイル23は、ヒートポンプからの冷水の流量を調整することで、処理空気(給気SA)の温度を可変させるように構成される。
処理側通路10の入口には、外気OAを導入するための処理用入口ダクト24が接続される。また、処理側通路10の出口には、室内2に給気SAを供給するための給気ダクト25が接続される。
再生側通路12には、上流側から順に、フィルタ21b、温水コイル16、デシカントロータ15、及び、再生側送風装置14が配設される。なお、再生側送風装置14は、再生側通路12における任意の位置に配設されて良く、また、再生側通路12よりも上流または下流の位置に設けられていても良い。但し、デシカントロータ15通過後の処理側通路11aの静圧が、デシカントロータ15通過前の再生側通路12aの静圧よりも低くならないこととする。
再生側通路12の入口には、外気OA’を導入するための再生用入口ダクト26の出口が接続される。また、再生側通路12の出口には、デシカントロータ15の再生に使用した再生用空気(排気EA’)を排出するための再生用出口ダクト27が接続される。
再生用入口ダクト26の入口には、空気式太陽熱集熱器28が接続される。図示しないが、空気式太陽熱集熱器28は、黒色のアルミ板等の表面に多数の小孔を穿設して形成され、外気OA’を小孔から内部に取り込んで昇温できるように構成されていても良い。
還気側通路17には、上流側から順に、全熱交換器19、還気側ファン29、及び、ダンパ20bが配設される。
還気側通路17の入口には、室内2から還気RAを導入するための還気ダクト30が接続される。また、還気側通路17の出口には、全熱交換器19の熱回収に使用した空気(排気EA”)を排出するための還気用出口ダクト31が接続される。
他方、室内2には、給気ダクト25及び還気ダクト30の他に、室内2からの排気EAを排出するための排気ダクト32が接続される。
デシカントロータ15は、シリカゲル等の除湿剤が添着されて構成され、その回転によって、被処理空気(外気OA)に含まれる水分の吸着除湿と、再生用空気(外気OA’)による脱着再生とを連続して行えるようになっている。図示しないが、デシカントロータ15は、電動モータによって一定の速度で回転される。
本実施形態においては、処理側通路10に導入される外気OAの湿度が高いほど、また、処理側通路10を流れる外気OAの送風量が多いほど、デシカントロータ15に吸着される水分の量が多くなる。そして、デシカントロータ15に吸着された水分量が多いときは、加熱した再生用空気によって十分に再生される必要があるが、その水分量が少ないときは、加熱されない再生用空気によって再生可能である。
CO2濃度センサ3は、還気ダクト30に配設され、還気RAのCO2濃度から室内2のCO2濃度を検出できるように構成される。但し、CO2濃度センサ3は、例えば、室内2に設置されていても良い。
CO2濃度センサ3で検出されるCO2濃度(以下、検出CO2濃度C)は、室内2の人員密度Mによって変化する。そして、人員密度Mが高いほど、室内2の湿度も高くなる。
室内2を快適な湿度に保つためには、人員密度Mすなわち検出CO2濃度Cが高いほど、除湿処理された処理空気(給気SA)を室内2に多く供給する必要がある。反対に、検出CO2濃度Cが低いほど、室内2に供給される給気SAの量を少なくして良い。よって、検出CO2濃度Cは、本開示のデマンドを構成する。
湿度センサ4は、処理側通路10の出口に設けられ、デシカントロータ15で除湿処理された給気SAの湿度(絶対湿度)を検出できるように構成される。
本実施形態においては、デシカントロータ15の水分量が多いほど、湿度センサ4で検出される湿度(以下、検出湿度F)が高くなる。そのため、検出湿度Fが高いほど、デシカントロータ15を十分に再生する必要があり、反対に、検出湿度Fが低いほど、再生の必要性が少なくなる。よって、検出湿度Fは、本開示のデマンドを構成する。
処理側送風装置13は、検出CO2濃度Cに基づいて、被処理空気(外気OA)の送風量QA1を調節するように構成される。
より詳しくは、処理側送風装置13は、検出CO2濃度Cが低くなるにつれ、被処理空気(外気OA)の送風量QA1を減少させるように構成される。また、処理側送風装置13は、検出CO2濃度Cが高くなるにつれ、被処理空気(外気OA)の送風量QA1を増加させるように構成される。
具体的には、処理側送風装置13は、処理側通路10の上流側から下流側に向けて送風する処理側ファン13aと、処理側ファン13aの出力を調整するための処理側インバータ13bと、を備える。また、処理側送風装置13は、処理側インバータ13bによる出力調整を制御する処理側制御装置13cを備える。
処理側ファン13aによって送風される外気OAは、デシカントロータ15によって除湿処理された後、給気SAとして室内2に供給される。
処理側インバータ13bは、その周波数に応じて処理側ファン13aの出力を調整できるように構成される。
処理側制御装置13cは、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備え、処理側インバータ13b及びCO2濃度センサ3に電気的に接続される。
また、処理側制御装置13cは、CO2濃度センサ3から検出CO2濃度Cを取得すると共に、検出CO2濃度Cに応じた所定の処理側ファン13aの出力になるように、処理側インバータ13bの周波数を可変させる。
処理側ファン13aの出力は、検出CO2濃度Cが高いほど大きくなり、検出CO2濃度Cが低いほど小さくなるように、予め規定されている。
温水コイル16は、検出湿度Fに基づいて、再生用空気(外気OA’)の加熱を制御するように構成される。また、温水コイル16は、検出湿度Fが閾値FT以下のとき、加熱を停止するように構成される。
具体的には、温水コイル16は、ヒートポンプにより生成される温水の貯水槽または温水ヘッダー(不図示)から延びる供給側温水管16a及び戻り側温水管16bと、供給側温水管16aに接続された流量調整弁16cと、流量調整弁16cの開度を制御する弁制御装置16dと、を備える。なお、流量調整弁16cは、戻り側温水管16bに接続されていても良い。
本実施形態の温水コイル16は、ヒートポンプから供給される温水(約55℃)を循環させて外気OA’を加熱し、再びヒートポンプに戻すように構成される。また、温水コイル16は、温水の流量QWが調整されることで、再生用空気(外気OA’)の温度を可変させるように構成される。
より詳しくは、流量調整弁16cは、温水の流量QWを調整可能な電動式の三方弁等で構成され、弁制御装置16dに電気的に接続される。
弁制御装置16dは、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備え、湿度センサ4に電気的に接続される。また、弁制御装置16dは、湿度センサ4から検出湿度Fを取得すると共に、温水コイル16を流れる温水の流量QWが検出湿度Fに応じた所定流量QWTになるように、流量調整弁16cの開度を制御する。
この所定流量QWTは、検出湿度Fが高いほど多くなり、検出湿度Fが低いほど少なくなるように、予め規定されている。また、検出湿度Fが予め設定された閾値FT以下のときは、所定流量QWTがゼロ(QWT=0)に規定されている。閾値FTは、デシカントロータ15の水分量が少なく、再生用空気を加熱する必要がないときの湿度に設定される。
温水コイル16による加熱は、温水の流量QWがゼロ(QW=0)になることで停止される。
再生側送風装置14は、温水コイル16による加熱が停止されているとき、検出湿度Fに基づいて、再生用空気(外気OA’)の送風量QA2を調節するように構成される。
より詳しくは、再生側送風装置14は、温水コイル16による加熱が行われているとき、再生用空気(外気OA’)の送風量QA2を一定値QA2MAXに調節する(QA2=QA2MAX)。本実施形態における一定値QA2MAXは、後述する再生側ファン14aの設計条件(最大能力)の出力に相当する。
また、再生側送風装置14は、温水コイル16による加熱が停止されているとき、検出湿度Fが閾値FTから低下するにつれ、再生用空気(外気OA’)の送風量QA2を一定値QA2MAXから減少させる。また、再生側送風装置14は、低下された検出湿度Fが上昇するにつれ、減少させた送風量QA2を一定値QA2MAXまで増加させる。
具体的には、再生側送風装置14は、再生側通路12の上流側から下流側に向けて送風する再生側ファン14aと、再生側ファン14aの出力を調整するための再生側インバータ14bと、を備える。また、再生側送風装置14は、再生側インバータ14bによる出力調整を制御する再生側制御装置14cを備える。
再生側ファン14aによって送風された外気OA’は、デシカントロータ15の再生に使用された後、排気EA’として排出される。
再生側インバータ14bは、その周波数に応じて再生側ファン14aの出力を調整できるように構成される。
再生側制御装置14cは、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備え、再生側インバータ14b、湿度センサ4、及び温水コイル16の弁制御装置16dに電気的に接続される。
また、再生側制御装置14cは、温水コイル16による加熱が行われているとき、再生側ファン14aの出力が設計条件(最大能力)になるように、再生側インバータ14bの周波数を調整する。
また、再生側制御装置14cは、温水コイル16による加熱が停止されているとき、湿度センサ4から検出湿度Fを取得すると共に、検出湿度Fに応じた所定の再生側ファン14aの出力になるように、再生側インバータ14bの周波数を可変させる。なお、加熱が停止されているときの再生側ファン14aの出力は、検出湿度Fが高いほど大きくなり、検出湿度Fが低いほど小さくなるように、予め規定されている。
次に、本実施形態に係る空調システム1の作用効果について、図1〜図3に基づいて説明する。
図2は、空調システム1の制御の一例を示すタイムチャートである。図2中、(a)は室内2の人員密度M(%)、(b)は検出CO2濃度C(ppm)、(c)は被処理空気の送風量QA1(m3/h)、(d)は検出湿度F(kg/kg(DA))、(e)は温水コイル16の流量QW(l/min)、(f)は再生用空気の送風量QA2(m3/h)を表す。なお、本実施形態の人員密度Mは、例えば、室内2の在室者4人で100%になる条件に設定されているものとする。
図2中、(a)示すように、室内2の人員密度Mは、時刻t0で100%(在室者4人)であり、時刻t1で75%(在室者3人)になり、時刻t2で50%(在室者2人)になり、時刻t3で25%(在室者1人)になる。また、(a)及び(b)に示すように、人員密度Mが減少していくにつれ、検出CO2濃度Cも低下していく。
(b)及び(c)示すように、検出CO2濃度Cが低下するにつれ、被処理空気(外気OA)の送風量QA1が減少される。すなわち、本実施形態においては、検出CO2濃度Cの低下に伴って、処理側ファン13aの出力を減少できる。
(d)に示すように、検出湿度Fは、例えば外の環境の変化により、処理側通路10に導入される外気OAの湿度が変化することで変動する。また、検出湿度Fは、(c)に示した送風量QA1の減少に伴って、全体的に減少している。
(d)及び(e)に示すように、温水コイル16の流量QWは、検出湿度Fに応じて制御される。すなわち、本実施形態においては、外気OAの湿度及び送風量QA1によって変動されるデシカントロータ15の水分量に応じて、温水コイル16の流量QWを制御できる。
また、斜線部X及び点線Yで示すように、温水コイル16の流量QWは、検出湿度Fが閾値FT以下のときにゼロになる。すなわち、本実施形態においては、例えば外気OAの送風量QA1が少なく、デシカントロータ15の水分量が少ないことで、加熱した再生用空気により再生する必要がないとき、温水コイル16による加熱を停止できる。
(d)〜(f)に示すように、検出湿度Fが閾値FTを上回り、温水コイル16による加熱が行われているとき、再生用空気の送風量QA2は、一定値QA2MAXすなわち再生側ファン14aの設計条件(最大能力)に調節される。また、検出湿度Fが閾値FT以下になり、温水コイル16による加熱が停止されると、検出湿度Fが閾値FTから低下するにつれ、再生用空気の送風量QA2が一定値QA2MAXから減少される。
すなわち、本実施形態においては、例えば被処理空気の送風量QA1が多く、デシカントロータ15の水分量が多いことで、加熱した再生用空気によりデシカントロータ15を十分に再生する必要があるときは、再生側ファン14aの出力を最大にする。これにより、加熱された再生用空気によってデシカントロータ15の再生が十分に行われる。
一方、例えば被処理空気の送風量QA1が多く、デシカントロータ15の水分量が少ないことで、再生用空気を加熱する必要がないときは、温水コイル16による加熱を停止すると共に、検出湿度Fに応じて再生側ファン14aの出力を制御する。
ここで、図3は、一般的な事務所ビルにおけるエネルギー消費構成図の一例である。
図3に示すように、エネルギー消費の内、ファン等による空気の搬送動力が約3割を占めている。そのような中、従来のデシカント空調システムにおいても、デシカントロータで除湿処理及び再生を十分に行うため、常に一定風量(最大能力)で空気を送風しており、空気の搬送動力に無駄が多い。このような搬送動力の無駄は、空調システムの成績係数(COP:Coefficient of Performance)を悪化させる原因となる。
これに対して、本実施形態では、先ず、処理側通路10において、検出CO2濃度Cに応じて処理側ファン13aの出力を調整する。これにより、処理側ファン13aの出力を、被処理空気の除湿が必要な分だけの出力に抑えることが可能になる。
また、再生側通路12において、再生用空気を加熱する必要がなく、温水コイル16による加熱を停止させたときは、再生側ファン14aの出力を設計条件から減少させ、検出湿度Fに応じて調整する。これにより、再生側ファン14aの出力を、デシカントロータ15の再生に必要な分だけの出力に抑えることが可能になる。
特に、デシカントロータ15が水分を殆ど吸着しておらず、再生する必要がないときは、そのときの検出湿度Fに応じて、再生側ファン14aの出力を再生用空気の搬送に必要な最低限の出力に抑えることできる。
このように、本実施形態によれば、検出CO2濃度C及び検出湿度Fというデマンドに応じて、被処理空気及び再生用空気の搬送動力の無駄を削減できる。
より具体的には、図2に示した制御例では、処理側ファン13a及び再生側ファン14aの搬送動力を例えば下記の表1ように削減できる。
Figure 2019158197
すなわち、この制御例では、搬送動力を、例えば、人員密度Mが100%(在室者4人)のときは22.5%、人員密度Mが75%(在室者3人)のときは28.0%、人員密度Mが50%(在室者2人)のときは39.7%、人員密度Mが25%(在室者1人)のときは48.6%削減することができる。
また、本実施形態においては、処理側通路10における送風量QA1を制御して、デシカントロータ15に吸着される水分の量を抑制できるため、デシカントロータ15で発生する吸着熱を抑えることが可能になる。これにより、予冷コイル22及び再冷コイル23における冷却エネルギーを低減することができる。
また、本実施形態においては、デシカントロータ15の水分量を抑えることで、温水コイル16において、再生に必要な加熱エネルギーを低減することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、エネルギーの無駄を削減して省エネルギー化を図ることが可能になる。
更に、本実施形態においては、ヒートポンプにより生成される約20℃の高温冷水を用いて、予冷コイル22及び再冷コイル23を冷却する。そのため、例えば冷凍機で約7℃に冷却された低温冷水を用いて空調する一般的な空調システムに比べて、更なる省エネルギー化を図ることができる。
他方、上述した基本実施形態は、以下のように変形することができる。
(変形例)
基本実施形態における送風量の制御は、処理側ファン13a及び再生側ファン14a以外のファンに適用されても良い。
例えば、図示しないが、還気側通路17に設けられた還気側ファン29は、処理側ファン13aと同様に、検出CO2濃度Cに基づいて、還気側インバータ及び還気側制御装置によって出力が制御されても良い。
本変形例によれば、還気側ファン29を処理側ファン13aと同じように出力制御することで、還気側通路17における還気RAの搬送動力の無駄をも削減できる。
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して実施することが可能である。
1 空調システム
2 室内
3 CO2濃度センサ
4 湿度センサ
5 加湿器
10 処理側通路
11 第1隔壁(隔壁)
11a デシカントロータ通過後の処理側通路
12 再生側通路
12a デシカントロータ通過前の再生側通路
13 処理側送風装置
13a 処理側ファン
13b 処理側インバータ
13c 処理側制御装置
14 再生側送風装置
14a 再生側ファン
14b 再生側インバータ
14c 再生側制御装置
15 デシカントロータ
16 温水コイル(加熱器)
16a 供給側温水管
16b 戻り側温水管
16c 流量調整弁
16d 弁制御装置
17 還気側通路
18 第2隔壁
19 全熱交換器
20a,20b ダンパ
21a,21b フィルタ
22 予冷コイル
23 再冷コイル
24 処理用入口ダクト
25 給気ダクト
26 再生用入口ダクト
27 再生用出口ダクト
28 空気式太陽熱集熱器
29 還気側ファン
30 還気ダクト
31 還気用出口ダクト
32 排気ダクト
SA 給気(処理空気)
OA 外気(被処理空気)
OA’ 外気(再生用空気)
RA 還気
EA,EA’,EA” 排気

Claims (2)

  1. デマンドに応じたデシカント空調システムであって、
    被処理空気を空調空間に供給する処理側通路と、
    前記処理側通路と隔壁で仕切られた再生側通路と、
    前記処理側通路に前記被処理空気を流す処理側送風装置と、
    前記再生側通路に再生用空気を流す再生側送風装置と、
    前記処理側通路と前記再生側通路とに跨がって回転し、前記処理側通路を流れる前記被処理空気を除湿処理すると共に、前記再生側通路を流れる前記再生用空気により再生されるデシカントロータと、
    前記デシカントロータより上流側の前記再生用通路にて前記再生用空気を加熱する加熱器と、
    前記空調空間のCO2濃度を検出するCO2濃度センサと、
    前記デシカントロータで除湿処理された処理空気の湿度を検出する湿度センサと、を備え、
    前記処理側送風装置は、前記CO2濃度センサで検出されたCO2濃度に基づいて、前記被処理空気の送風量を調節するように構成され、
    前記加熱器は、前記湿度センサで検出された湿度に基づいて、前記再生用空気の加熱を制御するように構成され、
    前記再生側送風装置は、前記加熱器による加熱が停止されているとき、前記湿度センサで検出された湿度に基づいて、前記再生用空気の送風量を調節するように構成される
    ことを特徴とするデシカント空調システム。
  2. 前記処理側送風装置は、前記CO2濃度センサで検出されたCO2濃度が低くなるにつれ、前記被処理空気の送風量を減少させるように構成され、
    前記加熱器は、前記湿度センサで検出された湿度が閾値以下のとき、加熱を停止するように構成され、
    前記再生側送風装置は、前記加熱器による加熱が行われているとき、前記再生用空気の送風量を一定値に調節し、前記加熱器による加熱が停止されているとき、前記湿度センサで検出された湿度が前記閾値から低下するにつれ、前記再生用空気の送風量を前記一定値から減少させるように構成される
    請求項1記載のデシカント空調システム。
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