JP2019157979A - 開閉ハンドル及びバルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉弁状態を正確に視認できるとともに、異物の侵入を防止できる開閉ハンドル及び、該開閉ハンドルを備えたバルブを提供する。【解決手段】バルブ装置の開閉弁機構のスピンドルを回転させるための開閉表示ハンドル10を、スピンドルの軸心Lを中心として回転するハンドル側歯車151を有するハンドル本体10Xと、開閉弁状態を表示する開閉表示部131及び表示体側歯車132を有する回転表示体13と、自転可能に遊星歯車14を軸支した回転固定体16とで構成し、遊星歯車14、ハンドル側歯車151及び表示体側歯車132で差動回転機構を構成し、回転表示体13に被せられ、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有する視認規制体12と、視認規制体12の外側全体を覆うとともに外側から視認可能に透過する透明カバー体11とでハンドル本体10Xを構成する。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、ガスボンベのようなガス貯蔵容器や配管等に取り付け、ハンドルを回転操作して開閉弁を開閉し、ガスの出し入れを規制するバルブ装置及びバルブ装置に装着する開閉ハンドルに関する。
従来より、ガスボンベのようなガス貯蔵容器等に取り付け、ハンドルを回転操作することで開閉弁を上下移動させて開閉して気体や液体等の流動体の出し入れを規制するバルブ装置が多用されている(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載のバルブ装置は、弁棒を回転させるハンドルと、ハンドル上方から開表示あるいは閉表示を視認される開閉表示部材とを備えるとともに、ハンドルと開閉表示部材との間に歯車伝達機構を構成しており、開弁状態および閉弁状態を読み取ることができる。
しかしながら、上述のような構成の場合、ハンドル上方から開閉表示を視認するため、ハンドル本体に開閉表示記号を視認する窓部を設けており、ハンドル本体と窓部との隙間から塵などの意図しない異物が侵入するおそれがあった。
特開2012−246964号公報
そこで本発明は、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、異物の侵入を防止できる開閉ハンドル及び、該開閉ハンドルを備えたバルブを提供することを目的とする。
この発明は、バルブ装置の開閉弁の弁棒を回転させるための開閉ハンドルであって、前記弁棒を回転させるとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転するハンドル側歯車を有するハンドル本体と、前記開閉弁の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部を有するとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転する表示体側歯車を有する回転表示体と、前記バルブ装置に対して回転固定されるとともに、自転可能に自転歯車を軸支した回転固定体とが備えられるとともに、前記ハンドル側歯車が前記表示体側歯車の歯数と異なる歯数で構成され、前記バルブ装置に対して回転固定された前記回転固定体に自転可能に軸支された前記自転歯車と、前記自転歯車と噛合する前記ハンドル側歯車と、前記自転歯車と噛合する前記表示体側歯車とで、前記ハンドル本体に対して前記回転表示体を差動回転させる差動回転機構が構成され、前記ハンドル本体が、前記回転表示体に被せられ、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有するとともに、前記所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と、前記視認規制体の外側全体を覆うとともに、少なくとも前記開口部の外側から視認可能に透過する透過カバー体とで構成したことを特徴とする。
前記バルブ装置は、ガスボンベなどの容器に取り付けられる容器バルブ、配管に取り付けられる配管バルブなどであってもよい。
前記開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部は、文字や記号による開閉表示、色彩による開閉表示、模様による開閉表示、および明暗による開閉表示のうちいずれか、あるいはそれらの組み合わせとしてもよい。
上述の前記表示部の所要部分とは、前記開閉弁の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部の一部や全部としてもよい。
この発明により、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、開閉ハンドルへの異物の侵入を防止することができる。
詳述すると、バルブ装置の開閉弁の弁棒を回転させるための開閉ハンドルとして、前記弁棒を回転させるとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転するハンドル側歯車を有するハンドル本体と、前記開閉弁の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部を有するとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転する表示体側歯車を有する回転表示体と、前記バルブ装置に対して回転固定されるとともに、自転可能に自転歯車を軸支した回転固定体とが備えられるとともに、前記ハンドル側歯車が前記表示体側歯車の歯数と異なる歯数で構成され、前記バルブ装置に対して回転固定された前記回転固定体に自転可能に軸支された前記自転歯車と、前記自転歯車と噛合する前記ハンドル側歯車と、前記自転歯車と噛合する前記表示体側歯車とで、前記ハンドル本体に対して前記回転表示体を差動回転させる差動回転機構が構成されているため、前記弁棒を回転する前記ハンドル本体の回転に対して前記回転表示体を差動回転することができる。
具体的には、前記ハンドル側歯車の歯数を前記表示体側歯車の歯数より多く形成すると、前記ハンドル本体の回転より速く前記回転表示体が回転する。逆に、前記ハンドル側歯車の歯数を前記表示体側歯車の歯数より少なく形成すると、前記ハンドル本体の回転より遅く前記回転表示体が回転する。
また、前記ハンドル本体が、前記回転表示体に被せられ、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有するとともに、前記所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と、前記視認規制体の外側全体を覆うとともに、少なくとも前記開口部の外側から視認可能に透過する透過カバー体とで構成されているため、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有する前記視認規制体の外側全体を透過カバー体で覆っており、開口部からの異物の侵入を防止することができる。
さらにまた、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有する視認規制体を、ハンドル本体に対して差動回転する前記回転表示体に被せているため、開口部を介して外部に対して正確に開閉表示することができる。
仮に、ハンドル本体に対して差動回転する前記回転表示体の全体を覆うように透過カバー体を被せ、その外側に視認規制体を被せても、内部に異物の侵入を防止するとともに、ハンドル本体に対して回転表示体が差動回転することで、最外側に配置した視認規制体の開口部を介して開閉表示することはできる。
しかしながら、表示部の所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と回転表示体との間に透過カバー体が介在するため、つまり、表示部の所要部分以外の部分と視認規制体は、透過カバー体の厚み分以上の径方向の間隔を隔てて配置されるため、前記開口部に対して放射方向外側から視認する場合には正確に開閉表示できるものの、斜め方向から開口部を視認すると、前記所要部分以外の部分に対して外部からの視認を正確に規制することができず、つまり径方向の間隔分誤差が生じて、正確に開閉表示できないおそれがある。
なお、ハンドル本体を構成する透過カバー体は前記弁棒を回転させるための強度を確保するため、その肉厚も厚くなり、肉厚が厚くなればなるほど、斜め方向から開口部を視認する場合において、前記所要部分以外の部分に対して外部からの視認を正確に規制することができず、正確に開閉表示できないおそれが高まる。
これに対し、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有する視認規制体を、ハンドル本体に対して差動回転する前記回転表示体に被せているため、つまり、表示部の所要部分以外の部分と視認規制体との径方向の間隔が小さく、開口部を介して外部に対して正確に開閉表示することができる。
この発明の態様として、前記透過カバー体は、全体が外部から内部を視認可能に構成されてもよい。
この発明により、透過カバー体全体が透過可能である、つまり透過性の一部品で構成するため、透過性部材と不透過性部材とを組み付けて構成した透過カバー体に比べて強度のある透過カバー体を構成することができる。
またこの発明の態様として、前記視認規制体の肉厚が、前記透過カバー体の肉厚より薄く形成されてもよい。
この発明により、より正確に開閉表示することができる。具体的には、前記視認規制体の肉厚が、前記透過カバー体の肉厚より薄いため、視認方向にかかわらず正確に開閉表示することができる。
またこの発明の態様として、前記表示部に、視認可能な長さ、数、量及び数字によって開閉度合いを視認可能に表示する開閉度表示が設けられてもよい。
上述の視認可能な長さ、数、量及び数字によって開閉度合いを視認可能に表示する開閉度表示とは、例えば、閉弁状態から開弁状態に向かって表示部に表示されるバーが長くなったり短くなる、徐々に目印の数が増減したり、目盛りが増減したり、あるいは徐々に表示される数字が増減したりことで開閉度合いを表示することが含まれる。
この発明により、正確な開閉表示に加え、開弁状態における開弁度合い及び閉弁状態における閉弁度合いを表示することができる。したがって、全開状態や全開状態に対する弁状態を確認することができる。よって、例えば、弁状態が全開状態や全開状態に近い場合に、回転させ過ぎて過回転状態となることを防止できる。
またこの発明の態様として、前記表示部が、前記開弁状態を表示する開表示部と前記閉弁状態を表示する閉表示部との組み合わせで構成されてもよい。
この発明により、開表示部が表示されていれば開弁状態、あるいは開表示部が表示されていれば開弁状態であるため、開弁状態と閉弁状態とを見間違えること防止できる。
またこの発明の態様として、前記表示部が、前記開表示部と前記閉表示部との複数の組み合わせで構成され、前記視認規制体における前記開口部が、前記開表示部と前記閉表示部との組み合わせ数に対応して複数設けられてもよい。
この発明により、複数箇所において開閉表示できるため、あらゆる角度から開閉表示を視認することができる。
またこの発明の態様として、前記開表示部の開弁方向と逆側、及び前記閉表示部の閉弁方向と逆側のうち少なくとも一方に過回転状態を表示する過回転表示部が設けられてもよい。
なお、前記過回転表示部は、全閉状態あるいは全開状態に対する過回転領域に設けてもよいが、全閉状態あるいは全開状態に対する手前から過回転領域にわたって設けてもよい。
この発明により、過回転状態を防止することができる。単に、開表示部と閉表示部とで開閉表示する場合、過回転状態であっても認識することができないが、過回転表示部を視認することで過回転状態であることを認識することができる。
またこの発明の態様として、前記開口部が、前記ハンドル本体における上方に向かって開口する上方開口部と、前記ハンドル本体における側方に向かって開口する側方開口部とで構成されてもよい。
この発明により、ハンドル上方及びハンドル側方から開閉表示を視認することができる。
またこの発明は、上述の開閉ハンドルが、前記開閉弁の前記弁棒に装着されたバルブ装置であることを特徴とする。
この発明により、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、開閉ハンドルへの異物の侵入を防止することができるバルブ装置を構成することができる。
本発明により、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、異物の侵入を防止できる開閉ハンドル及び、該開閉ハンドルを備えたバルブを提供することができる。
バルブ装置の正面図。 バルブ装置の断面図。 開閉表示ハンドルの斜視図による説明図。 開閉表示ハンドルの分解斜視図。 開閉表示ハンドルの分解斜視図。 差動機構の斜視図。 開閉表示ハンドルによる開閉表示を説明する説明図。 開閉表示ハンドルによる開閉表示を説明する説明図。
この発明の一実施形態を、図1乃至図8とともに説明する。
なお、図1はバルブ装置1の正面図を示し、図2はバルブ装置1の断面図を示し、図3は開閉表示ハンドル10の斜視図による説明図を示し、図4,図5は開閉表示ハンドル10の分解斜視図を示し、図6は差動回転機構10Yの斜視図を示し、図7,8は開閉表示ハンドル10による開閉表示を説明する説明図を示している。
詳述すると、図2は図1のA−A線断面図を示し、図3(a)は開閉表示ハンドル10の上方からの斜視図を示し、図3(b)は開閉表示ハンドル10の下方からの斜視図を示し、図4は開閉表示ハンドル10の上方からの分解斜視図を示し、図5は開閉表示ハンドル10の下方からの分解斜視図を示している。また、図6において、差動回転機構10Yの構成を説明するため、差動回転機構10Yを構成する回転表示体13の手前側の一部を切欠いて図示している。
図7(a)は開閉表示ハンドル10の拡大正面図を示し、図7(b)は回転表示体13の拡大斜視図を示し、図8は開口部123から視認する開閉表示の表示状態を示している。具体的には、図8(a)は閉弁状態の開閉表示を示し、図8(b)は閉弁状態から開弁状態に向かう途中の状態の開閉表示を示し、図8(c)は開弁状態の開閉表示を示し、図8(d)は開弁状態において過回転表示を示し、図8(e)は閉弁状態において過回転表示を示している。
バルブ装置1は、図示省略するボンベ容器(図示省略)の上部に装着される容器バルブ装置であり、縦長のハウジング31と、ハウジング31の下部において、ボンベ容器(図示省略)の上部に螺合して取り付けられる容器取付け部32と、ハウジング31の中段付近において側方に突出する態様のアウトレット40と、ハウジング31の上部において装着される開閉弁機構50と、開閉弁機構50に装着する開閉表示ハンドル10とで構成している。
なお、開閉弁機構50における各構成要素同士の対向部分、あるいは開閉弁機構50とハウジング31との対向部分における適宜の箇所にはOリングを設置するが、Oリングの図示や詳しい説明については適宜省略する。
ハウジング31の内部には、図2に示すように、上部において開閉弁機構50の装着を許容する閉止弁装着凹部61、閉止弁装着凹部61の下端と容器取付け部32の下端まで連通する一次側流路62、閉止弁装着凹部61の下端からアウトレット40の先端まで連通する二次側流路63を備えている。
閉止弁装着凹部61は、上方が開放された略円筒形の凹部である作動室61aと、該作動室61aの下方においてひとまわり径の小さな閉止弁室61bとで構成している。なお、閉止弁室61bの底面には、一次側流路62の上端が連通し、上端開口62aが形成され、上端開口62aの開口外縁に沿って上方に突出する開口弁座62bが形成されている
そして、ハウジング31には、閉止弁室61b、一次側流路62及び二次側流路63によって、容器取付け部32の下端からアウトレット40の先端まで連通する流路60が形成されている。
閉止弁装着凹部61に装着する開閉弁機構50は、図2に示すように、開閉表示ハンドル10と、グランドナット52と、スピンドル53と、中間伝動具54と、中間伝動具54の底面に装着した閉止部材55とで構成している。
開閉表示ハンドル10は、詳細について後述するが、スピンドル53の上部の被嵌合部53aの嵌合を許容する嵌合部10aを備えている。
グランドナット52は、頭部ナット部52aと、閉止弁装着凹部61の作動室61aの内面に形成した雌ネジと螺合する雄ネジ部52bとで構成する中空の略円筒形である。
スピンドル53は、図2に示すように、開閉表示ハンドル10の嵌合部10aに嵌合する被嵌合部53aを上部に備え、中間伝動具54のスピンドル嵌合凹部54aに嵌合する嵌合部53bを下部に備えている。
中間伝動具54は、図2に示すように、略円柱状であり、スピンドル53の嵌合部53bの嵌合を許容するスピンドル嵌合凹部54aを上端に備え、閉止部材55の嵌合を許容する閉止部材嵌合凹部54bを下部に備えている。
閉止部材55は、図2に示すように、中間伝動具54の閉止部材嵌合凹部54bに嵌合する平面視円形の弾性部材であり、閉弁状態で開口弁座62bが食い込み可能に構成している。
このように、開閉表示ハンドル10、グランドナット52、スピンドル53、中間伝動具54、及び閉止部材55で構成する開閉弁機構50は、中間伝動具54の閉止部材嵌合凹部54bに閉止部材55を嵌合させるとともに、スピンドル53の嵌合部53bを中間伝動具54のスピンドル嵌合凹部54aに嵌合し、スピンドル53にグランドナット52を装着して、グランドナット52の雄ネジ部52bと閉止弁装着凹部61の雌ネジと螺合させて、閉止弁装着凹部61に装着する。そして、スピンドル53の被嵌合部53aに開閉表示ハンドル10の嵌合部10aを嵌合して、開閉弁機構50の組み付けを完了する。
このように構成した開閉弁機構50は、スピンドル53の中心を通る鉛直方向の軸心Lを中心に開閉表示ハンドル10を締め付け方向に螺入回転することで、スピンドル53を介して中間伝動具54を下方に押し付ける。このとき、中間伝動具54の閉止部材嵌合凹部54bに嵌合した閉止部材55に上端開口62aの周囲に形成した開口弁座62bが食い込み、閉止部材55によって上端開口62aを封止する。この状態を閉弁状態(全閉状態)とする。
逆に、軸心Lを中心に開閉表示ハンドル10を緩み方向に回転させて、スピンドル53を螺出すると、スピンドル53を介して、中間伝動具54が上方に移動するため、上端開口62aは開放され、一次側流路62、閉止弁室61b及び二次側流路63が連通し、流路60は導通状態となる。この状態を開弁状態とする。
上述の開閉弁機構50による封止状態を閉弁状態とし、開閉弁機構50よる開放状態を開弁状態として開閉表示する開閉表示ハンドル10は、透明カバー体11、視認規制体12、回転表示体13、二つの遊星歯車14、内歯車リング15及び回転固定体16で構成している。
また、上記構成を備えた開閉表示ハンドル10では透明カバー体11、視認規制体12及び内歯車リング15で、バルブ装置1の開閉弁機構50のスピンドル53を回転させるためのハンドル本体10Xを構成するとともに、回転表示体13の表示体側歯車132と、自転可能に回転固定体16に軸支された2つの遊星歯車14と、内歯車リング15とで差動回転機構10Yを構成している。
なお、透明カバー体11、視認規制体12及び内歯車リング15で構成したハンドル本体10Xは、開閉弁機構50のスピンドル53を回転させるとともに、軸心Lを中心として回転する内歯車リング15のハンドル側歯車151を有するとともに、平面視方向において五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形であり、平面視中央の下方に嵌合部10aを設けている。
上述のようなハンドル本体10Xを構成する透明カバー体11は、後述の視認規制体12の外側全体を覆うとともに、視認規制体12における開口部123の外側から視認可能に透過する透明な樹脂で全体を構成した、五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形筒状である。
詳述すると、五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形の星形上面111と、星形上面111における五方向に突出する半円弧状部分の側面である円弧側面112と、周方向に隣り合う円弧側面112同士の間において所定幅で略フラット状の側面窓部113とで構成している。
なお、五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形の星形上面111の側面である円弧側面112同士の間に配置される側面窓部113は5箇所設けられることとなる。
また、平面視中央において、上下方向に貫通し、スピンドル53が挿通される貫通孔114aが底面に有する有底円筒状の嵌合凹部114を設けている。
透明カバー体11の内側に配置され、後述する回転表示体13に被せられる視認規制体12は、透明カバー体11よりひとまわり小さな五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形であり、平面視中央に透明カバー体11の嵌合凹部114が挿通される挿通孔124を設けている。なお、視認規制体12は透明カバー体11より薄い肉厚で構成している。
詳しくは、平面視中央の挿通孔124の周囲において、五方向に突出する平面視馬蹄形を有する馬蹄上面121と、馬蹄上面121において各馬蹄形の径外側の円弧部における円弧側面122とを一体構成し、周方向に隣り合う馬蹄上面121及び円弧側面122の間を開口部123としている。
なお、馬蹄上面121において五方向に突出する平面視馬蹄形部分同士及び円弧側面122同士の間に配置される開口部123は5箇所設けられることとなる。
なお、馬蹄上面121は平面視中央側が上方に凸状となる略ドーム状である。また、開口部123のうち周方向に隣り合う馬蹄上面121同士の間を上方開口部123aとし、周方向に隣り合う円弧側面122同士の間を側方開口部123bとしている。なお、開口部123の幅は、閉表示部131a及び開表示部131bの幅より狭く形成している。また、視認規制体12における円弧側面122の底部には、後述する内歯車リング15の嵌合凸部152と嵌合する嵌合部125を備えている。
回転表示体13は、開閉弁機構50の弁状態を表示する開閉表示部131が表示され、外壁と内壁とで構成されたリング状であり、外壁の下端が下方に延びるとともに、内周面に複数のギア歯で構成し、後述する遊星歯車14と噛合する表示体側歯車132を設けている。また、内壁の下端部に径内側に突出する係合凸部134を設けている。
開閉表示部131は、図7(b)に示すように、所定幅の閉表示部131a、所定幅の開表示部131b及び細い幅の過回転表示部131cがこの順で周方向に配置されるとともに、繰り返して配置されている。なお、本実施形態では、閉表示部131a、開表示部131b及び過回転表示部131cの組み合わせを周方向に五組設けている。
閉弁状態を表示する閉表示部131aは“閉”の文字とその背景を赤色表示し、開弁状態を表示する開表示部131bは“開”の文字とその背景を緑色表示し、過回転表示部131cは黄色表示している。
なお、図4、5、7には文字表示及び後述する開閉度表示部133の図示を省略している。また、開閉表示部131は外壁と内壁とで構成されたリング状に構成された回転表示体13の外周面と上面に亘って設けている。
また、閉表示部131a及び開表示部131bには、上述の文字及び背景色による開閉表示に加えて開閉度表示部133を備えている。開閉度表示部133のうち閉表示部131aに表示する閉度表示133aは、隣接する開表示部131b(本実施形態では時計回り隣側(図8では左側))との境界を始点として、周方向において反対側に隣接する過回転表示部131c(本実施形態では反時計回り隣側(図8では右側))に向かって徐々に高くなる正面視直角三角形状に図示している。
開閉度表示部133のうち開表示部131bに表示する開度表示133bは、隣接する閉表示部131a(本実施形態では反時計回り隣側(図8では右側))との境界を始点として、周方向において反対側に隣接する過回転表示部131c(本実施形態では時計回り隣側(図8では左側))に向かって徐々に高くなる正面視直角三角形状に図示している。
遊星歯車14は、後述する回転固定体16の支持柱162に自転可能に軸支される歯車であり、平面視において軸心Lを挟んで二つ設けている。なお、遊星歯車14は、後述する内歯車リング15に対して2倍程度の高さで構成している。
内歯車リング15は、回転表示体13の外壁と同じ外径を有するリング体であり、内周に沿って複数のギア歯で構成し、遊星歯車14と噛合するハンドル側歯車151を設け、リング体の外周において、径外側に突出する嵌合凸部152を複数設けている。
なお、遊星歯車14と噛合するハンドル側歯車151のギア歯の数、つまりギア数は、遊星歯車14と噛合する表示体側歯車132のギア数に比べて多く設けている。本実施形態においては、表示体側歯車132のギア数44に対してハンドル側歯車151のギア数は50で形成している。
回転固定体16は、開閉表示ハンドル10の底部を構成する円盤状であり、底面に頭部ナット部52aが嵌合する固定凹部161を設けるとともに、上面に、支持柱162、係合フック163、位置規制壁164を設けている。
固定凹部161は、平面視六角状の頭部ナット部52aが三方向で嵌合できるように18個の角部を有する上方に凹状となる凹部であり、頭部ナット部52aの上方から嵌合可能に構成している。
支持柱162は、上述の遊星歯車14が、表示体側歯車132及びハンドル側歯車151と噛合可能な径方向位置で遊星歯車14を自転可能に軸支する円筒状の柱であり、2本の支持柱162を軸心Lを挟んで平面視方向に対称な位置に配置している。
係合フック163は回転表示体13の内壁の内周面に設けた係合凸部134に係合するフックであり、2本の係合フック163を軸心Lを挟んで平面視方向に対称な位置、かつ2本の支持柱162と直交する向きに配置している。
位置規制壁164は、2本の支持柱162と2本の係合フック163との間に形成された平面視円弧状の壁であり、回転固定体16の上面に載置された内歯車リング15の内側に位置して、回転固定体16に対する内歯車リング15の平面視方向を規制するよう構成している。
このように各要素を構成した開閉表示ハンドル10の組み付けについて、以下で説明する。
まず、回転固定体16の支持柱162に遊星歯車14を装着するとともに、回転固定体16の上面に内歯車リング15を載置する。その上から、回転表示体13を設置して、図6に示すように差動回転機構10Yを構成する。
具体的には、回転固定体16の上面に載置された内歯車リング15は、位置規制壁164によって回転固定体16に対する平面視方向の位置を規制された状態で、回転可能に載置される。
このとき、遊星歯車14と内歯車リング15のハンドル側歯車151とが噛合することとなる。
さらに、内歯車リング15の上に回転表示体13が設置され、係合フック163が係合凸部134に係合しているため、回転表示体13は、回転固定体16に対して上下方向に規制されるが、回転固定体16に対して回転自在に設置されることとなる。
このとき、回転表示体13の表示体側歯車132も遊星歯車14と噛合することとなる。
つまり、遊星歯車14は下方で内歯車リング15のハンドル側歯車151と噛合し、上方で回転表示体13の表示体側歯車132と噛合している。そのため、回転固定体16に対して、回転表示体13及び内歯車リング15の一方を回転させると、遊星歯車14を介して他方を同方向に回転させることができる差動回転機構10Yを構成することができる。
具体的には、内歯車リング15を回転固定体16に対して回転させると、回転固定体16に自転可能に軸支された遊星歯車14は内歯車リング15のハンドル側歯車151と下方で噛合しているため、自転することとなる。そして自転する遊星歯車14の上方と回転表示体13の表示体側歯車132が噛合しているため、遊星歯車14の自転回転によって回転表示体13が、内歯車リング15と同方向に回転することになる。
このとき、内歯車リング15のハンドル側歯車151と回転表示体13の表示体側歯車132とはギア数が異なるため、同方向に回転する回転表示体13と内歯車リング15とは異なる回転速度で回転する、つまり差動回転することとなる。ハンドル側歯車151のギア数を表示体側歯車132のギア数より多く形成した本実施形態では、内歯車リング15の回転に対して回転表示体13が早く回転する、つまり増速回転する増速機構を構成することができる。
このように回転固定体16、内歯車リング15、遊星歯車14及び回転表示体13を組み付けて構成した差動回転機構10Yに対して、視認規制体12及び透明カバー体11で構成するハンドル本体10Xを組み付けて開閉表示ハンドル10を構成する。
詳述すると、ハンドル本体10Xを構成する視認規制体12を回転表示体13の上方から被せるとともに、内歯車リング15と一体化する。内歯車リング15と視認規制体12との一体化は、内歯車リング15の嵌合凸部152を視認規制体12の嵌合部125に嵌合させて一体化する。
これにより、一体化した視認規制体12と内歯車リング15とによって上下方向から回転表示体13を囲む態様となる。視認規制体12及び内歯車リング15によって囲まれた回転表示体13は、視認規制体12及び内歯車リング15に対して回転自在な状態であるとともに、視認規制体12の開口部123から回転表示体13の開閉表示部131を外部から視認可能になる。
このように回転表示体13に被せた視認規制体12の上方から透明カバー体11を被せて一体化することでハンドル本体10Xを構成するとともに、開閉表示ハンドル10の組み付けを完了する。なお、視認規制体12と透明カバー体11とを組み付けてハンドル本体10Xを構成してから、視認規制体12を回転表示体13に被せるようにハンドル本体10Xを装着してもよい。
このように組み付けられた開閉表示ハンドル10は、透明カバー体11全体が透明であるため、上述したように、視認規制体12の開口部123を介して回転表示体13の開閉表示部131を外部から視認可能となり、弁状態及び開閉度合いを表示することができる(図8参照)。
また、側面窓部113を構成する透明カバー体11には、水平方向の基準線115を設けている。基準線115は、直角三角形状の開閉度表示部133の頂部に対応する上方に配置された上方基準線115aと、上方基準線115aに対して半分くらいの高さの位置に配置された中間基準線115bを表示している。
続いて、開閉表示ハンドル10における開閉表示について詳細に説明する。
まず、全閉状態(図8(a)参照)から全開状態(図8(c)参照)まで開閉表示ハンドル10を回転させる場合について説明する。
図8(a)で示す全閉状態では、側面窓部113には閉表示部131aが表示されるとともに、直角三角形状の閉度表示133aの頂部と上方基準線115aとが一致する状態となる。
この全閉状態から開弁するためには、スピンドル53を螺出する方向、つまり反時計回りに開閉表示ハンドル10を回転させる。この開閉表示ハンドル10の回転によって、回転固定体16は頭部ナット部52aに固定されているため、回転固定体16とハンドル本体10Xとで相対回転する。この回転固定体16に対するハンドル本体10Xの相対回転を差動回転機構10Yによって、回転表示体13は回転固定された回転固定体16に対して相対回転するとともに、ハンドル本体10Xに対して差動回転することとなる。
そのため、側面窓部113には、図8(b)に示すように、ハンドル本体10Xに対して差動回転した回転表示体13の閉表示部131aと開表示部131bとがともに表示されることとなる。この表示状態では、全閉状態から開弁された状態であることを視認することができる。
なお、その開度は、側面窓部113における移動方向後ろ側に表示されている開度表示133bによって表示することができる。具体的には、図8(b)に示す状態における開度は、側面窓部113の左際に露出する開度表示133bが中間基準線115bと一致する程度であるため、全開状態に対して50%程度の開放状態であることを視認できる。
さらに、開閉表示ハンドル10を反時計回りに回転させると、側面窓部113に露出する開表示部131bが閉表示部131aよりどんどん大きくなり、側面窓部113の左際に露出する開度表示133bの高さが高くなって、上方基準線115aに近づいてくる。つまり全開状態に近づいてきていることを認識することができる。
開閉表示ハンドル10を反時計回りに全開状態まで回転させると、図8(c)に示すように、側面窓部113に開表示部131bのみが露出し、側面窓部113の左際に露出する開度表示133bの頂部が上方基準線115aと一致することとなる。
この全開状態よりさらに開閉表示ハンドル10を反時計回りに回転させると、スピンドル53の螺出限界を超えて噛み込むこととなるため、このような全開状態を超える過回転状態では、図8(d)に示すように、側面窓部113の左際に過回転表示部131cが露出し、過回転状態となっていることを視認することができる。
逆に、図8(a)に示す全閉状態から開閉表示ハンドル10を時計回りに回転させた締め付け方向の過回転状態では、開放状態における過回転状態と同様にスピンドル53が噛み込むとともに、中間伝動具54の閉止部材嵌合凹部54bに嵌合させた閉止部材55が圧密されて割れが生じる恐れがある。そのため、このような全閉状態を超える過回転状態では、図8(e)に示すように、側面窓部113の右際に過回転表示部131cが露出し、過回転状態となっていることを視認することができる。
上述したように、バルブ装置1の開閉弁機構50のスピンドル53を回転させるための開閉表示ハンドル10を、スピンドル53を回転させるとともに、スピンドル53の軸心Lを中心として回転するハンドル側歯車151を有するハンドル本体10Xと、開閉弁機構50の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する開閉表示部131を有するとともに、スピンドル53の軸心Lを中心として回転する表示体側歯車132を有する回転表示体13と、バルブ装置1に対して回転固定されるとともに、自転可能に遊星歯車14を軸支した回転固定体16とが備えられるとともに、ハンドル側歯車151が表示体側歯車132の歯数と異なる歯数で構成され、バルブ装置1に対して回転固定された回転固定体16に自転可能に軸支された遊星歯車14と、遊星歯車14と噛合するハンドル側歯車151と、遊星歯車14と噛合する表示体側歯車132とで、ハンドル本体10Xに対して回転表示体13を差動回転させる差動回転機構10Yが構成され、ハンドル本体10Xが、回転表示体13に被せられ、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有するとともに、非表示部分の外部からの視認を規制する視認規制体12と、視認規制体12の外側全体を覆うとともに、少なくとも開口部123の外側から視認可能に透過する透明カバー体11とで構成したため、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、開閉表示ハンドル10への異物の侵入を防止することができる。
詳述すると、バルブ装置1の開閉弁機構50のスピンドル53を回転させるための開閉表示ハンドル10として、スピンドル53を回転させるとともに、スピンドル53の軸心Lを中心として回転するハンドル側歯車151を有するハンドル本体10Xと、開閉弁機構50の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する開閉表示部131を有するとともに、スピンドル53の軸心Lを中心として回転する表示体側歯車132を有する回転表示体13と、バルブ装置1に対して回転固定されるとともに、自転可能に遊星歯車14を軸支した回転固定体16とが備えられるとともに、ハンドル側歯車151が表示体側歯車132の歯数と異なる歯数で構成され、バルブ装置1に対して回転固定された回転固定体16に自転可能に軸支された遊星歯車14と、遊星歯車14と噛合するハンドル側歯車151と、遊星歯車14と噛合する表示体側歯車132とで、ハンドル本体10Xに対して回転表示体13を差動回転させる差動回転機構10Yが構成されているため、スピンドル53を回転するハンドル本体10Xの回転に対して回転表示体13を差動回転することができる。
また、ハンドル本体10Xが、回転表示体13に被せられ、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有するとともに、非表示部分の外部からの視認を規制する視認規制体12と、視認規制体12の外側全体を覆うとともに、少なくとも開口部123の外側から視認可能に透過する透明カバー体11とで構成されているため、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有する視認規制体12の外側全体を透明カバー体11で覆っており、開口部123からの異物の侵入を防止することができる。
さらにまた、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有する視認規制体12を、ハンドル本体10Xに対して差動回転する回転表示体13に被せているため、開口部123を介して外部に対して正確に開閉表示することができる。
仮に、ハンドル本体10Xに対して差動回転する回転表示体13の全体を覆うように透明カバー体11を被せ、その外側に視認規制体12を被せても、内部に異物の侵入を防止するとともに、ハンドル本体10Xに対して回転表示体13が差動回転することで、最外側に配置した視認規制体12の開口部123を介して開閉表示することはできる。
しかしながら、開閉表示部131の非表示部分の外部からの視認を規制する視認規制体12と回転表示体13との間に透明カバー体11が介在するため、つまり、開閉表示部131の非表示部分と視認規制体12は、透明カバー体11の厚み分以上の径方向の間隔を隔てて配置されるため、開口部123に対して放射方向外側から視認する場合には正確に開閉表示できるものの、斜め方向から開口部123を視認すると、非表示部分に対して外部からの視認を正確に規制することができず、つまり径方向の間隔分誤差が生じて、正確に開閉表示できないおそれがある。
なお、ハンドル本体10Xを構成する透明カバー体11はスピンドル53を回転させるための強度を確保するため、その肉厚も厚くなり、肉厚が厚くなればなるほど、斜め方向から開口部123を視認する場合において、非表示部分に対して外部からの視認を正確に規制することができず、正確に開閉表示できないおそれが高まる。
これに対し、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有する視認規制体12を、ハンドル本体10Xに対して差動回転する回転表示体13に被せているため、つまり、開閉表示部131の非表示部分と視認規制体12との径方向の間隔が小さく、開口部123を介して外部に対して正確に開閉表示することができる。
また、透明カバー体11は、全体が外部から内部を視認可能に構成されているため、透明カバー体11全体が透過可能である、つまり透過性の一部品で構成するため、透過性部材と不透過性部材とを組み付けて構成した透明カバー体11に比べて強度のある透明カバー体11を構成することができる。
また、視認規制体12の肉厚が、透明カバー体11の肉厚より薄く形成されているため、視認方向にかかわらずより正確に開閉表示することができる。
また、開閉表示部131に、視認可能な長さによって開閉度合いを視認可能に表示する開閉度表示部133が設けられているため、正確な開閉表示に加え、開弁状態における開弁度合い及び閉弁状態における閉弁度合いを表示することができる。したがって、全開状態や全開状態に対する弁状態を確認することができる。よって、例えば、弁状態が全開状態や全開状態に近い場合に、回転させ過ぎて過回転状態となることを防止できる。
また、開閉表示部131が、開弁状態を表示する開表示部131bと閉弁状態を表示する閉表示部131aとの組み合わせで構成されているため、開表示部131bが表示されていれば開弁状態、あるいは開表示部131bが表示されていれば開弁状態であるため、開弁状態と閉弁状態とを見間違えること防止できる。
また、開閉表示部131が、開表示部131bと閉表示部131aとの複数の組み合わせで構成され、視認規制体12における開口部123が、開表示部131bと閉表示部131aとの組み合わせ数に対応して複数設けられているため、複数箇所において開閉表示できるため、あらゆる角度から開閉表示を視認することができる。
また、開表示部131bの開弁方向と逆側、及び閉表示部131aの閉弁方向と逆側のうち少なくとも一方に過回転状態を表示する過回転表示部131cが設けられているため、過回転状態を防止することができる。単に、開表示部131bと閉表示部131aとで開閉表示する場合、過回転状態であっても認識することができないが、過回転表示部131cを視認することで過回転状態であることを認識することができる。
また、開口部123が、ハンドル本体10Xにおける上方に向かって開口する上方開口部123aと、ハンドル本体10Xにおける側方に向かって開口する側方開口部123bとで構成されているため、ハンドル上方及びハンドル側方から開閉表示を視認することができる。
なお、上述の開閉表示ハンドル10が、開閉弁機構50のスピンドル53に装着されたバルブ装置1は、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、開閉表示ハンドル10への異物の侵入を防止することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明のバルブ装置はバルブ装置1に対応し、
以下同様に、
開閉弁は開閉弁機構50に対応し、
弁棒はスピンドル53に対応し、
開閉ハンドルは開閉表示ハンドル10に対応し、
回転中心は軸心Lに対応し、
ハンドル側歯車はハンドル側歯車151に対応し、
ハンドル本体はハンドル本体10Xに対応し、
表示部は開閉表示部131に対応し、
表示体側歯車は表示体側歯車132に対応し、
回転表示体は回転表示体13に対応し、
自転歯車は遊星歯車14に対応し、
回転固定体は回転固定体16に対応し、
差動回転機構は差動回転機構10Yに対応し、
開口部は開口部123に対応し、
視認規制体は視認規制体12に対応し、
透過カバー体は透明カバー体11に対応し、
開閉度表示は開閉度表示部133に対応し、
開表示部は開表示部131bに対応し、
閉表示部は閉表示部131aに対応し、
過回転表示部は過回転表示部131cに対応し、
上方開口部は上方開口部123aに対応し、
側方開口部は側方開口部123bに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、バルブ装置1は、ガスボンベなどの容器に取り付けられる容器バルブで構成したが、配管に取り付けられる配管バルブなどであってもよい。
開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する開閉表示部131は、文字による開閉表示、色彩による開閉表示、模様による開閉表示、および明暗による開閉表示のうちいずれか、あるいはそれらの組み合わせとしてもよい。
なお、過回転表示部131cは、全閉状態あるいは全開状態に対する過回転領域に設けたが、全閉状態あるいは全開状態に対する手前から過回転領域にわたって設けてもよい。
また、開閉度表示部133とは、例えば、閉弁状態から開弁状態に向かって開閉表示部131に表示されるバーが長くなったり短くなる、徐々に目印の数が増減したり、目盛りが増減したり、あるいは徐々に表示される数字が増減したりことで開閉度合いを表示してもよい。
1…バルブ装置
10…開閉表示ハンドル
10X…ハンドル本体
10Y…差動回転機構
11…透明カバー体
12…視認規制体
13…回転表示体
14…遊星歯車
16…回転固定体
50…開閉弁機構
53…スピンドル
123…開口部
123a…上方開口部
123b…側方開口部
131…開閉表示部
131a…閉表示部
131b…開表示部
131c…過回転表示部
132…表示体側歯車
133…閉度表示
152…ハンドル側歯車
L…軸心
本発明は、例えば、ガスボンベのようなガス貯蔵容器や配管等に取り付け、ハンドルを回転操作して開閉弁を開閉し、ガスの出し入れを規制するバルブ装置及びバルブ装置に装着する開閉ハンドルに関する。
従来より、ガスボンベのようなガス貯蔵容器等に取り付け、ハンドルを回転操作することで開閉弁を上下移動させて開閉して気体や液体等の流動体の出し入れを規制するバルブ装置が多用されている(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載のバルブ装置は、弁棒を回転させるハンドルと、ハンドル上方から開表示あるいは閉表示を視認される開閉表示部材とを備えるとともに、ハンドルと開閉表示部材との間に歯車伝達機構を構成しており、開弁状態および閉弁状態を読み取ることができる。
しかしながら、上述のような構成の場合、ハンドル上方から開閉表示を視認するため、ハンドル本体に開閉表示記号を視認する窓部を設けており、ハンドル本体と窓部との隙間から塵などの意図しない異物が侵入するおそれがあった。
特開2012−246964号公報
そこで本発明は、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、異物の侵入を防止できる開閉ハンドル及び、該開閉ハンドルを備えたバルブ装置を提供することを目的とする。
この発明は、バルブ装置の開閉弁の弁棒を回転させるための開閉ハンドルであって、前記弁棒を回転させるとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転するハンドル側歯車を有するハンドル本体と、前記開閉弁の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部を有するとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転する表示体側歯車を有する回転表示体と、前記バルブ装置に対して回転固定されるとともに、自転可能に自転歯車を軸支した回転固定体とが備えられるとともに、前記ハンドル側歯車が前記表示体側歯車の歯数と異なる歯数で構成され、前記バルブ装置に対して回転固定された前記回転固定体に自転可能に軸支された前記自転歯車と、前記自転歯車と噛合する前記ハンドル側歯車と、前記自転歯車と噛合する前記表示体側歯車とで、前記ハンドル本体に対して前記回転表示体を差動回転させる差動回転機構が構成され、前記ハンドル本体が、前記回転表示体に被せられ、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有するとともに、前記所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と、前記視認規制体の外側全体を覆うとともに、少なくとも前記開口部の外側から視認可能に透過する透過カバー体とで構成し、前記視認規制体が前記ハンドル側歯車と一体化されたことを特徴とする。
前記バルブ装置は、ガスボンベなどの容器に取り付けられる容器バルブ、配管に取り付けられる配管バルブなどであってもよい。
前記開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部は、文字や記号による開閉表示、色彩による開閉表示、模様による開閉表示、および明暗による開閉表示のうちいずれか、あるいはそれらの組み合わせとしてもよい。
上述の前記表示部の所要部分とは、前記開閉弁の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部の一部や全部としてもよい。
この発明により、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、開閉ハンドルへの異物の侵入を防止することができる。
詳述すると、バルブ装置の開閉弁の弁棒を回転させるための開閉ハンドルとして、前記弁棒を回転させるとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転するハンドル側歯車を有するハンドル本体と、前記開閉弁の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部を有するとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転する表示体側歯車を有する回転表示体と、前記バルブ装置に対して回転固定されるとともに、自転可能に自転歯車を軸支した回転固定体とが備えられるとともに、前記ハンドル側歯車が前記表示体側歯車の歯数と異なる歯数で構成され、前記バルブ装置に対して回転固定された前記回転固定体に自転可能に軸支された前記自転歯車と、前記自転歯車と噛合する前記ハンドル側歯車と、前記自転歯車と噛合する前記表示体側歯車とで、前記ハンドル本体に対して前記回転表示体を差動回転させる差動回転機構が構成されているため、前記弁棒を回転する前記ハンドル本体の回転に対して前記回転表示体を差動回転することができる。
具体的には、前記ハンドル側歯車の歯数を前記表示体側歯車の歯数より多く形成すると、前記ハンドル本体の回転より速く前記回転表示体が回転する。逆に、前記ハンドル側歯車の歯数を前記表示体側歯車の歯数より少なく形成すると、前記ハンドル本体の回転より遅く前記回転表示体が回転する。
また、前記ハンドル本体が、前記回転表示体に被せられ、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有するとともに、前記所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と、前記視認規制体の外側全体を覆うとともに、少なくとも前記開口部の外側から視認可能に透過する透過カバー体とで構成されているため、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有する前記視認規制体の外側全体を透過カバー体で覆っており、開口部からの異物の侵入を防止することができる。
さらにまた、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有する視認規制体を、ハンドル本体に対して差動回転する前記回転表示体に被せているため、開口部を介して外部に対して正確に開閉表示することができる。
仮に、ハンドル本体に対して差動回転する前記回転表示体の全体を覆うように透過カバー体を被せ、その外側に視認規制体を被せても、内部に異物の侵入を防止するとともに、ハンドル本体に対して回転表示体が差動回転することで、最外側に配置した視認規制体の開口部を介して開閉表示することはできる。
しかしながら、表示部の所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と回転表示体との間に透過カバー体が介在するため、つまり、表示部の所要部分以外の部分と視認規制体は、透過カバー体の厚み分以上の径方向の間隔を隔てて配置されるため、前記開口部に対して放射方向外側から視認する場合には正確に開閉表示できるものの、斜め方向から開口部を視認すると、前記所要部分以外の部分に対して外部からの視認を正確に規制することができず、つまり径方向の間隔分誤差が生じて、正確に開閉表示できないおそれがある。
なお、ハンドル本体を構成する透過カバー体は前記弁棒を回転させるための強度を確保するため、その肉厚も厚くなり、肉厚が厚くなればなるほど、斜め方向から開口部を視認する場合において、前記所要部分以外の部分に対して外部からの視認を正確に規制することができず、正確に開閉表示できないおそれが高まる。
これに対し、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有する視認規制体を、ハンドル本体に対して差動回転する前記回転表示体に被せているため、つまり、表示部の所要部分以外の部分と視認規制体との径方向の間隔が小さく、開口部を介して外部に対して正確に開閉表示することができる。
この発明の態様として、前記透過カバー体は、全体が外部から内部を視認可能に構成されてもよい。
この発明により、透過カバー体全体が透過可能である、つまり透過性の一部品で構成するため、透過性部材と不透過性部材とを組み付けて構成した透過カバー体に比べて強度のある透過カバー体を構成することができる。
またこの発明の態様として、前記視認規制体の肉厚が、前記透過カバー体の肉厚より薄く形成されてもよい。
この発明により、より正確に開閉表示することができる。具体的には、前記視認規制体の肉厚が、前記透過カバー体の肉厚より薄いため、視認方向にかかわらず正確に開閉表示することができる。
またこの発明の態様として、前記表示部に、視認可能な長さ、数、量及び数字によって開閉度合いを視認可能に表示する開閉度表示が設けられてもよい。
上述の視認可能な長さ、数、量及び数字によって開閉度合いを視認可能に表示する開閉度表示とは、例えば、閉弁状態から開弁状態に向かって表示部に表示されるバーが長くなったり短くなる、徐々に目印の数が増減したり、目盛りが増減したり、あるいは徐々に表示される数字が増減したりことで開閉度合いを表示することが含まれる。
この発明により、正確な開閉表示に加え、開弁状態における開弁度合い及び閉弁状態における閉弁度合いを表示することができる。したがって、全開状態や全開状態に対する弁状態を確認することができる。よって、例えば、弁状態が全開状態や全開状態に近い場合に、回転させ過ぎて過回転状態となることを防止できる。
またこの発明の態様として、前記表示部が、前記開弁状態を表示する開表示部と前記閉弁状態を表示する閉表示部との組み合わせで構成されてもよい。
この発明により、開表示部が表示されていれば開弁状態、あるいは開表示部が表示されていれば開弁状態であるため、開弁状態と閉弁状態とを見間違えること防止できる。
またこの発明の態様として、前記表示部が、前記開表示部と前記閉表示部との複数の組み合わせで構成され、前記視認規制体における前記開口部が、前記開表示部と前記閉表示部との組み合わせ数に対応して複数設けられてもよい。
この発明により、複数箇所において開閉表示できるため、あらゆる角度から開閉表示を視認することができる。
またこの発明の態様として、前記開表示部の開弁方向と逆側、及び前記閉表示部の閉弁方向と逆側のうち少なくとも一方に過回転状態を表示する過回転表示部が設けられてもよい。
なお、前記過回転表示部は、全閉状態あるいは全開状態に対する過回転領域に設けてもよいが、全閉状態あるいは全開状態に対する手前から過回転領域にわたって設けてもよい。
この発明により、過回転状態を防止することができる。単に、開表示部と閉表示部とで開閉表示する場合、過回転状態であっても認識することができないが、過回転表示部を視認することで過回転状態であることを認識することができる。
またこの発明の態様として、前記開口部が、前記ハンドル本体における上方に向かって開口する上方開口部と、前記ハンドル本体における側方に向かって開口する側方開口部とで構成されてもよい。
この発明により、ハンドル上方及びハンドル側方から開閉表示を視認することができる。
またこの発明は、上述の開閉ハンドルが、前記開閉弁の前記弁棒に装着されたバルブ装置であることを特徴とする。
この発明により、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、開閉ハンドルへの異物の侵入を防止することができるバルブ装置を構成することができる。
本発明により、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、異物の侵入を防止できる開閉ハンドル及び、該開閉ハンドルを備えたバルブ装置を提供することができる。
バルブ装置の正面図。 バルブ装置の断面図。 開閉表示ハンドルの斜視図による説明図。 開閉表示ハンドルの分解斜視図。 開閉表示ハンドルの分解斜視図。 差動機構の斜視図。 開閉表示ハンドルによる開閉表示を説明する説明図。 開閉表示ハンドルによる開閉表示を説明する説明図。
この発明の一実施形態を、図1乃至図8とともに説明する。
なお、図1はバルブ装置1の正面図を示し、図2はバルブ装置1の断面図を示し、図3は開閉表示ハンドル10の斜視図による説明図を示し、図4,図5は開閉表示ハンドル10の分解斜視図を示し、図6は差動回転機構10Yの斜視図を示し、図7,8は開閉表示ハンドル10による開閉表示を説明する説明図を示している。
詳述すると、図2は図1のA−A線断面図を示し、図3(a)は開閉表示ハンドル10の上方からの斜視図を示し、図3(b)は開閉表示ハンドル10の下方からの斜視図を示し、図4は開閉表示ハンドル10の上方からの分解斜視図を示し、図5は開閉表示ハンドル10の下方からの分解斜視図を示している。また、図6において、差動回転機構10Yの構成を説明するため、差動回転機構10Yを構成する回転表示体13の手前側の一部を切欠いて図示している。
図7(a)は開閉表示ハンドル10の拡大正面図を示し、図7(b)は回転表示体13の拡大斜視図を示し、図8は開口部123から視認する開閉表示の表示状態を示している。具体的には、図8(a)は閉弁状態の開閉表示を示し、図8(b)は閉弁状態から開弁状態に向かう途中の状態の開閉表示を示し、図8(c)は開弁状態の開閉表示を示し、図8(d)は開弁状態において過回転表示を示し、図8(e)は閉弁状態において過回転表示を示している。
バルブ装置1は、図示省略するボンベ容器(図示省略)の上部に装着される容器バルブ装置であり、縦長のハウジング31と、ハウジング31の下部において、ボンベ容器(図示省略)の上部に螺合して取り付けられる容器取付け部32と、ハウジング31の中段付近において側方に突出する態様のアウトレット40と、ハウジング31の上部において装着される開閉弁機構50と、開閉弁機構50に装着する開閉表示ハンドル10とで構成している。
なお、開閉弁機構50における各構成要素同士の対向部分、あるいは開閉弁機構50とハウジング31との対向部分における適宜の箇所にはOリングを設置するが、Oリングの図示や詳しい説明については適宜省略する。
ハウジング31の内部には、図2に示すように、上部において開閉弁機構50の装着を許容する閉止弁装着凹部61、閉止弁装着凹部61の下端と容器取付け部32の下端まで連通する一次側流路62、閉止弁装着凹部61の下端からアウトレット40の先端まで連通する二次側流路63を備えている。
閉止弁装着凹部61は、上方が開放された略円筒形の凹部である作動室61aと、該作動室61aの下方においてひとまわり径の小さな閉止弁室61bとで構成している。なお、閉止弁室61bの底面には、一次側流路62の上端が連通し、上端開口62aが形成され、上端開口62aの開口外縁に沿って上方に突出する開口弁座62bが形成されている
そして、ハウジング31には、閉止弁室61b、一次側流路62及び二次側流路63によって、容器取付け部32の下端からアウトレット40の先端まで連通する流路60が形成されている。
閉止弁装着凹部61に装着する開閉弁機構50は、図2に示すように、開閉表示ハンドル10と、グランドナット52と、スピンドル53と、中間伝動具54と、中間伝動具54の底面に装着した閉止部材55とで構成している。
開閉表示ハンドル10は、詳細について後述するが、スピンドル53の上部の被嵌合部53aの嵌合を許容する嵌合部10aを備えている。
グランドナット52は、頭部ナット部52aと、閉止弁装着凹部61の作動室61aの内面に形成した雌ネジと螺合する雄ネジ部52bとで構成する中空の略円筒形である。
スピンドル53は、図2に示すように、開閉表示ハンドル10の嵌合部10aに嵌合する被嵌合部53aを上部に備え、中間伝動具54のスピンドル嵌合凹部54aに嵌合する嵌合部53bを下部に備えている。
中間伝動具54は、図2に示すように、略円柱状であり、スピンドル53の嵌合部53bの嵌合を許容するスピンドル嵌合凹部54aを上端に備え、閉止部材55の嵌合を許容する閉止部材嵌合凹部54bを下部に備えている。
閉止部材55は、図2に示すように、中間伝動具54の閉止部材嵌合凹部54bに嵌合する平面視円形の弾性部材であり、閉弁状態で開口弁座62bが食い込み可能に構成している。
このように、開閉表示ハンドル10、グランドナット52、スピンドル53、中間伝動具54、及び閉止部材55で構成する開閉弁機構50は、中間伝動具54の閉止部材嵌合凹部54bに閉止部材55を嵌合させるとともに、スピンドル53の嵌合部53bを中間伝動具54のスピンドル嵌合凹部54aに嵌合し、スピンドル53にグランドナット52を装着して、グランドナット52の雄ネジ部52bと閉止弁装着凹部61の雌ネジと螺合させて、閉止弁装着凹部61に装着する。そして、スピンドル53の被嵌合部53aに開閉表示ハンドル10の嵌合部10aを嵌合して、開閉弁機構50の組み付けを完了する。
このように構成した開閉弁機構50は、スピンドル53の中心を通る鉛直方向の軸心Lを中心に開閉表示ハンドル10を締め付け方向に螺入回転することで、スピンドル53を介して中間伝動具54を下方に押し付ける。このとき、中間伝動具54の閉止部材嵌合凹部54bに嵌合した閉止部材55に上端開口62aの周囲に形成した開口弁座62bが食い込み、閉止部材55によって上端開口62aを封止する。この状態を閉弁状態(全閉状態)とする。
逆に、軸心Lを中心に開閉表示ハンドル10を緩み方向に回転させて、スピンドル53を螺出すると、スピンドル53を介して、中間伝動具54が上方に移動するため、上端開口62aは開放され、一次側流路62、閉止弁室61b及び二次側流路63が連通し、流路60は導通状態となる。この状態を開弁状態とする。
上述の開閉弁機構50による封止状態を閉弁状態とし、開閉弁機構50よる開放状態を開弁状態として開閉表示する開閉表示ハンドル10は、透明カバー体11、視認規制体12、回転表示体13、二つの遊星歯車14、内歯車リング15及び回転固定体16で構成している。
また、上記構成を備えた開閉表示ハンドル10では透明カバー体11、視認規制体12及び内歯車リング15で、バルブ装置1の開閉弁機構50のスピンドル53を回転させるためのハンドル本体10Xを構成するとともに、回転表示体13の表示体側歯車132と、自転可能に回転固定体16に軸支された2つの遊星歯車14と、内歯車リング15とで差動回転機構10Yを構成している。
なお、透明カバー体11、視認規制体12及び内歯車リング15で構成したハンドル本体10Xは、開閉弁機構50のスピンドル53を回転させるとともに、軸心Lを中心として回転する内歯車リング15のハンドル側歯車151を有するとともに、平面視方向において五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形であり、平面視中央の下方に嵌合部10aを設けている。
上述のようなハンドル本体10Xを構成する透明カバー体11は、後述の視認規制体12の外側全体を覆うとともに、視認規制体12における開口部123の外側から視認可能に透過する透明な樹脂で全体を構成した、五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形筒状である。
詳述すると、五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形の星形上面111と、星形上面111における五方向に突出する半円弧状部分の側面である円弧側面112と、周方向に隣り合う円弧側面112同士の間において所定幅で略フラット状の側面窓部113とで構成している。
なお、五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形の星形上面111の側面である円弧側面112同士の間に配置される側面窓部113は5箇所設けられることとなる。
また、平面視中央において、上下方向に貫通し、スピンドル53が挿通される貫通孔114aが底面に有する有底円筒状の嵌合凹部114を設けている。
透明カバー体11の内側に配置され、後述する回転表示体13に被せられる視認規制体12は、透明カバー体11よりひとまわり小さな五方向に径外側に円弧状に突出する角部が丸い略星形であり、平面視中央に透明カバー体11の嵌合凹部114が挿通される挿通孔124を設けている。なお、視認規制体12は透明カバー体11より薄い肉厚で構成している。
詳しくは、平面視中央の挿通孔124の周囲において、五方向に突出する平面視馬蹄形を有する馬蹄上面121と、馬蹄上面121において各馬蹄形の径外側の円弧部における円弧側面122とを一体構成し、周方向に隣り合う馬蹄上面121及び円弧側面122の間を開口部123としている。
なお、馬蹄上面121において五方向に突出する平面視馬蹄形部分同士及び円弧側面122同士の間に配置される開口部123は5箇所設けられることとなる。
なお、馬蹄上面121は平面視中央側が上方に凸状となる略ドーム状である。また、開口部123のうち周方向に隣り合う馬蹄上面121同士の間を上方開口部123aとし、周方向に隣り合う円弧側面122同士の間を側方開口部123bとしている。なお、開口部123の幅は、閉表示部131a及び開表示部131bの幅より狭く形成している。また、視認規制体12における円弧側面122の底部には、後述する内歯車リング15の嵌合凸部152と嵌合する嵌合部125を備えている。
回転表示体13は、開閉弁機構50の弁状態を表示する開閉表示部131が表示され、外壁と内壁とで構成されたリング状であり、外壁の下端が下方に延びるとともに、内周面に複数のギア歯で構成し、後述する遊星歯車14と噛合する表示体側歯車132を設けている。また、内壁の下端部に径内側に突出する係合凸部134を設けている。
開閉表示部131は、図7(b)に示すように、所定幅の閉表示部131a、所定幅の開表示部131b及び細い幅の過回転表示部131cがこの順で周方向に配置されるとともに、繰り返して配置されている。なお、本実施形態では、閉表示部131a、開表示部131b及び過回転表示部131cの組み合わせを周方向に五組設けている。
閉弁状態を表示する閉表示部131aは“閉”の文字とその背景を赤色表示し、開弁状態を表示する開表示部131bは“開”の文字とその背景を緑色表示し、過回転表示部131cは黄色表示している。
なお、図4、5、7には文字表示及び後述する開閉度表示部133の図示を省略している。また、開閉表示部131は外壁と内壁とで構成されたリング状に構成された回転表示体13の外周面と上面に亘って設けている。
また、閉表示部131a及び開表示部131bには、上述の文字及び背景色による開閉表示に加えて開閉度表示部133を備えている。開閉度表示部133のうち閉表示部131aに表示する閉度表示133aは、隣接する開表示部131b(本実施形態では時計回り隣側(図8では左側))との境界を始点として、周方向において反対側に隣接する過回転表示部131c(本実施形態では反時計回り隣側(図8では右側))に向かって徐々に高くなる正面視直角三角形状に図示している。
開閉度表示部133のうち開表示部131bに表示する開度表示133bは、隣接する閉表示部131a(本実施形態では反時計回り隣側(図8では右側))との境界を始点として、周方向において反対側に隣接する過回転表示部131c(本実施形態では時計回り隣側(図8では左側))に向かって徐々に高くなる正面視直角三角形状に図示している。
遊星歯車14は、後述する回転固定体16の支持柱162に自転可能に軸支される歯車であり、平面視において軸心Lを挟んで二つ設けている。なお、遊星歯車14は、後述する内歯車リング15に対して2倍程度の高さで構成している。
内歯車リング15は、回転表示体13の外壁と同じ外径を有するリング体であり、内周に沿って複数のギア歯で構成し、遊星歯車14と噛合するハンドル側歯車151を設け、リング体の外周において、径外側に突出する嵌合凸部152を複数設けている。
なお、遊星歯車14と噛合するハンドル側歯車151のギア歯の数、つまりギア数は、遊星歯車14と噛合する表示体側歯車132のギア数に比べて多く設けている。本実施形態においては、表示体側歯車132のギア数44に対してハンドル側歯車151のギア数は50で形成している。
回転固定体16は、開閉表示ハンドル10の底部を構成する円盤状であり、底面に頭部ナット部52aが嵌合する固定凹部161を設けるとともに、上面に、支持柱162、係合フック163、位置規制壁164を設けている。
固定凹部161は、平面視六角状の頭部ナット部52aが三方向で嵌合できるように18個の角部を有する上方に凹状となる凹部であり、頭部ナット部52aの上方から嵌合可能に構成している。
支持柱162は、上述の遊星歯車14が、表示体側歯車132及びハンドル側歯車151と噛合可能な径方向位置で遊星歯車14を自転可能に軸支する円筒状の柱であり、2本の支持柱162を軸心Lを挟んで平面視方向に対称な位置に配置している。
係合フック163は回転表示体13の内壁の内周面に設けた係合凸部134に係合するフックであり、2本の係合フック163を軸心Lを挟んで平面視方向に対称な位置、かつ2本の支持柱162と直交する向きに配置している。
位置規制壁164は、2本の支持柱162と2本の係合フック163との間に形成された平面視円弧状の壁であり、回転固定体16の上面に載置された内歯車リング15の内側に位置して、回転固定体16に対する内歯車リング15の平面視方向を規制するよう構成している。
このように各要素を構成した開閉表示ハンドル10の組み付けについて、以下で説明する。
まず、回転固定体16の支持柱162に遊星歯車14を装着するとともに、回転固定体16の上面に内歯車リング15を載置する。その上から、回転表示体13を設置して、図6に示すように差動回転機構10Yを構成する。
具体的には、回転固定体16の上面に載置された内歯車リング15は、位置規制壁164によって回転固定体16に対する平面視方向の位置を規制された状態で、回転可能に載置される。
このとき、遊星歯車14と内歯車リング15のハンドル側歯車151とが噛合することとなる。
さらに、内歯車リング15の上に回転表示体13が設置され、係合フック163が係合凸部134に係合しているため、回転表示体13は、回転固定体16に対して上下方向に規制されるが、回転固定体16に対して回転自在に設置されることとなる。
このとき、回転表示体13の表示体側歯車132も遊星歯車14と噛合することとなる。
つまり、遊星歯車14は下方で内歯車リング15のハンドル側歯車151と噛合し、上方で回転表示体13の表示体側歯車132と噛合している。そのため、回転固定体16に対して、回転表示体13及び内歯車リング15の一方を回転させると、遊星歯車14を介して他方を同方向に回転させることができる差動回転機構10Yを構成することができる。
具体的には、内歯車リング15を回転固定体16に対して回転させると、回転固定体16に自転可能に軸支された遊星歯車14は内歯車リング15のハンドル側歯車151と下方で噛合しているため、自転することとなる。そして自転する遊星歯車14の上方と回転表示体13の表示体側歯車132が噛合しているため、遊星歯車14の自転回転によって回転表示体13が、内歯車リング15と同方向に回転することになる。
このとき、内歯車リング15のハンドル側歯車151と回転表示体13の表示体側歯車132とはギア数が異なるため、同方向に回転する回転表示体13と内歯車リング15とは異なる回転速度で回転する、つまり差動回転することとなる。ハンドル側歯車151のギア数を表示体側歯車132のギア数より多く形成した本実施形態では、内歯車リング15の回転に対して回転表示体13が早く回転する、つまり増速回転する増速機構を構成することができる。
このように回転固定体16、内歯車リング15、遊星歯車14及び回転表示体13を組み付けて構成した差動回転機構10Yに対して、視認規制体12及び透明カバー体11で構成するハンドル本体10Xを組み付けて開閉表示ハンドル10を構成する。
詳述すると、ハンドル本体10Xを構成する視認規制体12を回転表示体13の上方から被せるとともに、内歯車リング15と一体化する。内歯車リング15と視認規制体12との一体化は、内歯車リング15の嵌合凸部152を視認規制体12の嵌合部125に嵌合させて一体化する。
これにより、一体化した視認規制体12と内歯車リング15とによって上下方向から回転表示体13を囲む態様となる。視認規制体12及び内歯車リング15によって囲まれた回転表示体13は、視認規制体12及び内歯車リング15に対して回転自在な状態であるとともに、視認規制体12の開口部123から回転表示体13の開閉表示部131を外部から視認可能になる。
このように回転表示体13に被せた視認規制体12の上方から透明カバー体11を被せて一体化することでハンドル本体10Xを構成するとともに、開閉表示ハンドル10の組み付けを完了する。なお、視認規制体12と透明カバー体11とを組み付けてハンドル本体10Xを構成してから、視認規制体12を回転表示体13に被せるようにハンドル本体10Xを装着してもよい。
このように組み付けられた開閉表示ハンドル10は、透明カバー体11全体が透明であるため、上述したように、視認規制体12の開口部123を介して回転表示体13の開閉表示部131を外部から視認可能となり、弁状態及び開閉度合いを表示することができる(図8参照)。
また、側面窓部113を構成する透明カバー体11には、水平方向の基準線115を設けている。基準線115は、直角三角形状の開閉度表示部133の頂部に対応する上方に配置された上方基準線115aと、上方基準線115aに対して半分くらいの高さの位置に配置された中間基準線115bを表示している。
続いて、開閉表示ハンドル10における開閉表示について詳細に説明する。
まず、全閉状態(図8(a)参照)から全開状態(図8(c)参照)まで開閉表示ハンドル10を回転させる場合について説明する。
図8(a)で示す全閉状態では、側面窓部113には閉表示部131aが表示されるとともに、直角三角形状の閉度表示133aの頂部と上方基準線115aとが一致する状態となる。
この全閉状態から開弁するためには、スピンドル53を螺出する方向、つまり反時計回りに開閉表示ハンドル10を回転させる。この開閉表示ハンドル10の回転によって、回転固定体16は頭部ナット部52aに固定されているため、回転固定体16とハンドル本体10Xとで相対回転する。この回転固定体16に対するハンドル本体10Xの相対回転を差動回転機構10Yによって、回転表示体13は回転固定された回転固定体16に対して相対回転するとともに、ハンドル本体10Xに対して差動回転することとなる。
そのため、側面窓部113には、図8(b)に示すように、ハンドル本体10Xに対して差動回転した回転表示体13の閉表示部131aと開表示部131bとがともに表示されることとなる。この表示状態では、全閉状態から開弁された状態であることを視認することができる。
なお、その開度は、側面窓部113における移動方向後ろ側に表示されている開度表示133bによって表示することができる。具体的には、図8(b)に示す状態における開度は、側面窓部113の左際に露出する開度表示133bが中間基準線115bと一致する程度であるため、全開状態に対して50%程度の開放状態であることを視認できる。
さらに、開閉表示ハンドル10を反時計回りに回転させると、側面窓部113に露出する開表示部131bが閉表示部131aよりどんどん大きくなり、側面窓部113の左際に露出する開度表示133bの高さが高くなって、上方基準線115aに近づいてくる。つまり全開状態に近づいてきていることを認識することができる。
開閉表示ハンドル10を反時計回りに全開状態まで回転させると、図8(c)に示すように、側面窓部113に開表示部131bのみが露出し、側面窓部113の左際に露出する開度表示133bの頂部が上方基準線115aと一致することとなる。
この全開状態よりさらに開閉表示ハンドル10を反時計回りに回転させると、スピンドル53の螺出限界を超えて噛み込むこととなるため、このような全開状態を超える過回転状態では、図8(d)に示すように、側面窓部113の左際に過回転表示部131cが露出し、過回転状態となっていることを視認することができる。
逆に、図8(a)に示す全閉状態から開閉表示ハンドル10を時計回りに回転させた締め付け方向の過回転状態では、開放状態における過回転状態と同様にスピンドル53が噛み込むとともに、中間伝動具54の閉止部材嵌合凹部54bに嵌合させた閉止部材55が圧密されて割れが生じる恐れがある。そのため、このような全閉状態を超える過回転状態では、図8(e)に示すように、側面窓部113の右際に過回転表示部131cが露出し、過回転状態となっていることを視認することができる。
上述したように、バルブ装置1の開閉弁機構50のスピンドル53を回転させるための開閉表示ハンドル10を、スピンドル53を回転させるとともに、スピンドル53の軸心Lを中心として回転するハンドル側歯車151を有するハンドル本体10Xと、開閉弁機構50の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する開閉表示部131を有するとともに、スピンドル53の軸心Lを中心として回転する表示体側歯車132を有する回転表示体13と、バルブ装置1に対して回転固定されるとともに、自転可能に遊星歯車14を軸支した回転固定体16とが備えられるとともに、ハンドル側歯車151が表示体側歯車132の歯数と異なる歯数で構成され、バルブ装置1に対して回転固定された回転固定体16に自転可能に軸支された遊星歯車14と、遊星歯車14と噛合するハンドル側歯車151と、遊星歯車14と噛合する表示体側歯車132とで、ハンドル本体10Xに対して回転表示体13を差動回転させる差動回転機構10Yが構成され、ハンドル本体10Xが、回転表示体13に被せられ、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有するとともに、非表示部分の外部からの視認を規制する視認規制体12と、視認規制体12の外側全体を覆うとともに、少なくとも開口部123の外側から視認可能に透過する透明カバー体11とで構成したため、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、開閉表示ハンドル10への異物の侵入を防止することができる。
詳述すると、バルブ装置1の開閉弁機構50のスピンドル53を回転させるための開閉表示ハンドル10として、スピンドル53を回転させるとともに、スピンドル53の軸心Lを中心として回転するハンドル側歯車151を有するハンドル本体10Xと、開閉弁機構50の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する開閉表示部131を有するとともに、スピンドル53の軸心Lを中心として回転する表示体側歯車132を有する回転表示体13と、バルブ装置1に対して回転固定されるとともに、自転可能に遊星歯車14を軸支した回転固定体16とが備えられるとともに、ハンドル側歯車151が表示体側歯車132の歯数と異なる歯数で構成され、バルブ装置1に対して回転固定された回転固定体16に自転可能に軸支された遊星歯車14と、遊星歯車14と噛合するハンドル側歯車151と、遊星歯車14と噛合する表示体側歯車132とで、ハンドル本体10Xに対して回転表示体13を差動回転させる差動回転機構10Yが構成されているため、スピンドル53を回転するハンドル本体10Xの回転に対して回転表示体13を差動回転することができる。
また、ハンドル本体10Xが、回転表示体13に被せられ、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有するとともに、非表示部分の外部からの視認を規制する視認規制体12と、視認規制体12の外側全体を覆うとともに、少なくとも開口部123の外側から視認可能に透過する透明カバー体11とで構成されているため、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有する視認規制体12の外側全体を透明カバー体11で覆っており、開口部123からの異物の侵入を防止することができる。
さらにまた、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有する視認規制体12を、ハンドル本体10Xに対して差動回転する回転表示体13に被せているため、開口部123を介して外部に対して正確に開閉表示することができる。
仮に、ハンドル本体10Xに対して差動回転する回転表示体13の全体を覆うように透明カバー体11を被せ、その外側に視認規制体12を被せても、内部に異物の侵入を防止するとともに、ハンドル本体10Xに対して回転表示体13が差動回転することで、最外側に配置した視認規制体12の開口部123を介して開閉表示することはできる。
しかしながら、開閉表示部131の非表示部分の外部からの視認を規制する視認規制体12と回転表示体13との間に透明カバー体11が介在するため、つまり、開閉表示部131の非表示部分と視認規制体12は、透明カバー体11の厚み分以上の径方向の間隔を隔てて配置されるため、開口部123に対して放射方向外側から視認する場合には正確に開閉表示できるものの、斜め方向から開口部123を視認すると、非表示部分に対して外部からの視認を正確に規制することができず、つまり径方向の間隔分誤差が生じて、正確に開閉表示できないおそれがある。
なお、ハンドル本体10Xを構成する透明カバー体11はスピンドル53を回転させるための強度を確保するため、その肉厚も厚くなり、肉厚が厚くなればなるほど、斜め方向から開口部123を視認する場合において、非表示部分に対して外部からの視認を正確に規制することができず、正確に開閉表示できないおそれが高まる。
これに対し、開閉表示部131のうち表示する部分を外部から視認可能に開口する開口部123を有する視認規制体12を、ハンドル本体10Xに対して差動回転する回転表示体13に被せているため、つまり、開閉表示部131の非表示部分と視認規制体12との径方向の間隔が小さく、開口部123を介して外部に対して正確に開閉表示することができる。
また、透明カバー体11は、全体が外部から内部を視認可能に構成されているため、透明カバー体11全体が透過可能である、つまり透過性の一部品で構成するため、透過性部材と不透過性部材とを組み付けて構成した透明カバー体11に比べて強度のある透明カバー体11を構成することができる。
また、視認規制体12の肉厚が、透明カバー体11の肉厚より薄く形成されているため、視認方向にかかわらずより正確に開閉表示することができる。
また、開閉表示部131に、視認可能な長さによって開閉度合いを視認可能に表示する開閉度表示部133が設けられているため、正確な開閉表示に加え、開弁状態における開弁度合い及び閉弁状態における閉弁度合いを表示することができる。したがって、全開状態や全開状態に対する弁状態を確認することができる。よって、例えば、弁状態が全開状態や全開状態に近い場合に、回転させ過ぎて過回転状態となることを防止できる。
また、開閉表示部131が、開弁状態を表示する開表示部131bと閉弁状態を表示する閉表示部131aとの組み合わせで構成されているため、開表示部131bが表示されていれば開弁状態、あるいは開表示部131bが表示されていれば開弁状態であるため、開弁状態と閉弁状態とを見間違えること防止できる。
また、開閉表示部131が、開表示部131bと閉表示部131aとの複数の組み合わせで構成され、視認規制体12における開口部123が、開表示部131bと閉表示部131aとの組み合わせ数に対応して複数設けられているため、複数箇所において開閉表示できるため、あらゆる角度から開閉表示を視認することができる。
また、開表示部131bの開弁方向と逆側、及び閉表示部131aの閉弁方向と逆側のうち少なくとも一方に過回転状態を表示する過回転表示部131cが設けられているため、過回転状態を防止することができる。単に、開表示部131bと閉表示部131aとで開閉表示する場合、過回転状態であっても認識することができないが、過回転表示部131cを視認することで過回転状態であることを認識することができる。
また、開口部123が、ハンドル本体10Xにおける上方に向かって開口する上方開口部123aと、ハンドル本体10Xにおける側方に向かって開口する側方開口部123bとで構成されているため、ハンドル上方及びハンドル側方から開閉表示を視認することができる。
なお、上述の開閉表示ハンドル10が、開閉弁機構50のスピンドル53に装着されたバルブ装置1は、開閉弁状態を正確に視認できるとともに、開閉表示ハンドル10への異物の侵入を防止することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明のバルブ装置はバルブ装置1に対応し、
以下同様に、
開閉弁は開閉弁機構50に対応し、
弁棒はスピンドル53に対応し、
開閉ハンドルは開閉表示ハンドル10に対応し、
回転中心は軸心Lに対応し、
ハンドル側歯車はハンドル側歯車151に対応し、
ハンドル本体はハンドル本体10Xに対応し、
表示部は開閉表示部131に対応し、
表示体側歯車は表示体側歯車132に対応し、
回転表示体は回転表示体13に対応し、
自転歯車は遊星歯車14に対応し、
回転固定体は回転固定体16に対応し、
差動回転機構は差動回転機構10Yに対応し、
開口部は開口部123に対応し、
視認規制体は視認規制体12に対応し、
透過カバー体は透明カバー体11に対応し、
開閉度表示は開閉度表示部133に対応し、
開表示部は開表示部131bに対応し、
閉表示部は閉表示部131aに対応し、
過回転表示部は過回転表示部131cに対応し、
上方開口部は上方開口部123aに対応し、
側方開口部は側方開口部123bに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、バルブ装置1は、ガスボンベなどの容器に取り付けられる容器バルブで構成したが、配管に取り付けられる配管バルブなどであってもよい。
開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する開閉表示部131は、文字による開閉表示、色彩による開閉表示、模様による開閉表示、および明暗による開閉表示のうちいずれか、あるいはそれらの組み合わせとしてもよい。
なお、過回転表示部131cは、全閉状態あるいは全開状態に対する過回転領域に設けたが、全閉状態あるいは全開状態に対する手前から過回転領域にわたって設けてもよい。
また、開閉度表示部133とは、例えば、閉弁状態から開弁状態に向かって開閉表示部131に表示されるバーが長くなったり短くなる、徐々に目印の数が増減したり、目盛りが増減したり、あるいは徐々に表示される数字が増減したりことで開閉度合いを表示してもよい。
1…バルブ装置
10…開閉表示ハンドル
10X…ハンドル本体
10Y…差動回転機構
11…透明カバー体
12…視認規制体
13…回転表示体
14…遊星歯車
16…回転固定体
50…開閉弁機構
53…スピンドル
123…開口部
123a…上方開口部
123b…側方開口部
131…開閉表示部
131a…閉表示部
131b…開表示部
131c…過回転表示部
132…表示体側歯車
133…閉度表示
152…ハンドル側歯車
L…軸心

Claims (9)

  1. バルブ装置の開閉弁の弁棒を回転させるための開閉ハンドルであって、
    前記弁棒を回転させるとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転するハンドル側歯車を有するハンドル本体と、
    前記開閉弁の開弁状態と閉弁状態の少なくとも一方を表示する表示部を有するとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転する表示体側歯車を有する回転表示体と、
    前記バルブ装置に対して回転固定されるとともに、自転可能に自転歯車を軸支した回転固定体とが備えられるとともに、
    前記ハンドル側歯車が前記表示体側歯車の歯数と異なる歯数で構成され、
    前記バルブ装置に対して回転固定された前記回転固定体に自転可能に軸支された前記自転歯車と、
    前記自転歯車と噛合する前記ハンドル側歯車と、
    前記自転歯車と噛合する前記表示体側歯車とで、
    前記ハンドル本体に対して前記回転表示体を差動回転させる差動回転機構が構成され、
    前記ハンドル本体が、
    前記回転表示体に被せられ、前記表示部の所要部分を外部から視認可能に開口する開口部を有するとともに、前記所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と、
    前記視認規制体の外側全体を覆うとともに、少なくとも前記開口部の外側から視認可能に透過する透過カバー体とで構成した
    開閉ハンドル。
  2. 前記透過カバー体は、
    全体が外部から内部を視認可能に構成された
    請求項1に記載の開閉ハンドル。
  3. 前記視認規制体の肉厚が、前記透過カバー体の肉厚より薄く形成された
    請求項1または2に記載の開閉ハンドル。
  4. 前記表示部に、
    視認可能な長さ、数、量及び数字によって開閉度合いを視認可能に表示する開閉度表示が設けられた
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載の開閉ハンドル。
  5. 前記表示部が、
    前記開弁状態を表示する開表示部と前記閉弁状態を表示する閉表示部との組み合わせで構成された
    請求項1乃至4のうちいずれかに記載の開閉ハンドル。
  6. 前記表示部が、
    前記開表示部と前記閉表示部との複数の組み合わせで構成され、
    前記視認規制体における前記開口部が、前記開表示部と前記閉表示部との組み合わせ数に対応して複数設けられた
    請求項5に記載の開閉ハンドル。
  7. 前記開表示部の開弁方向と逆側、及び前記閉表示部の閉弁方向と逆側のうち少なくとも一方に過回転状態を表示する過回転表示部が設けられた
    請求項5または6に記載の開閉ハンドル。
  8. 前記開口部が、
    前記ハンドル本体における上方に向かって開口する上方開口部と、
    前記ハンドル本体における側方に向かって開口する側方開口部とで構成された
    請求項1乃至7のうちいずれかに記載の開閉ハンドル。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれかに記載の開閉ハンドルが、前記開閉弁の前記弁棒に装着された
    バルブ装置。
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